JP5599278B2 - 記録再生装置、冒頭キャッシュ処理方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、冒頭キャッシュ処理方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクを用いる記録再生装置、冒頭キャッシュ処理方法、プログラム、および記録媒体に関する。
従来、コンテンツを記録するためのデバイスとして、各種のものが提案され、開発されている。たとえば、ハードディスク、光ディスク、およびフラッシュメモリなどが代表的である。これらのデバイスには一長一短があり、その特性を生かせる用途に利用されている。
たとえば光ディスクは、持ち運び可能であり、かつ小型でありながら、大量の記録容量を有している。そこで、映画やゲームなどのマルチメディアコンテンツを販売する用途に広く用いられている。また、こうした光ディスクを再生するプレーヤ装置も、従来、活発に開発され、かつ販売されている。光ディスクには再生のみが可能な種類に加え、記録が可能な種類のものもある。そこで、こうした光ディスクを用いて放送番組を録画するレコーダ装置の開発も盛んになっている。
特に近年では、高画質、高音質、かつ大容量の特性を併せ持つ光ディスクであるブルーレイディスクの開発および普及が盛んになっている。ブルーレイディスクは、多層化の技術によって容量をさらに増やす方向に進化しつつある。さらには、より一層の記憶容量を有する次世代の光ディスクの開発も進められている。
しかし、光ディスクには技術上の一定の制約がある。特に、光ディスクを光ディスクドライブに挿入してから、光ディスクからデータを読み書きできるようになるまでに、かなりの時間を要することがよく知られている。光ディスクドライブには、光ディスクを読み書きするために必要な各種のメカニカル機構が存在する。これらは、光ディスクを光ディスクドライブに挿入するごとに調整する必要があり、その調整に時間を要するのである。なぜなら、光ディスクには様々な種類のものが存在して、かつメーカーごとに特性が異なるため、光ディスクごとに最適な調整値が異なるからである。
そこで、光ディスクに利用する際の利便性を高めるべく、各種の技術が提案されている。
特許文献1には、光ディスクがドライブ装置に装着された場合、その対応するキャッシュデータを磁気ディスク装置から読み出し、ドライブ装置に対応するキャッシュメモリに記憶するデータ記憶装置が開示されている。この装置によれば、アクセス時間が遅くなることなく、格納するデータ量を増大させることができる。
特許文献2には、光ディスクの2次キャッシュとしてハードディスクを使用するキャッシュ装置が開示されている。この装置によれば、光記録媒体に対するアクセス時間を向上するためのコスト効率のよい、技術的に効果的なキャッシュが実現される。
特許文献3には、コンテンツの再生位置を示す再生情報を、不揮発性の記憶手段に記憶させ、コンテンツをレジューム再生する際、記憶手段に記憶された再生情報を参照する簡易レジューム装置が開示されている。この装置によれば、映像および音声を再生中に電源供給の停止等によって再生が停止した場合であっても、レジューム再生を実行できる。
特開平6−52027号公報(1994年2月25日公開) 特開平7−225714号公報(1995年8月22日公開) 特開2003−77222号公報(2003年3月14日公開)
しかし、特許文献1および2の技術では、一度も再生していないコンテンツについてはキャッシュされていない。したがって、光ディスクの回転停止状態からコンテンツを再生しようとした場合、光ディスクにアクセスできるようになるまでの時間を待つ必要が生ずる。
一方、特許文献3の技術では、コンテンツを先頭からの再生する際の工夫は何も無い。仮に、先頭から再生する場合の再生位置情報を不揮発性の記憶手段に格納していたとしても、光ディスクの回転停止状態からコンテンツを再生しようとした場合、光ディスクにアクセスできるようになるまでの時間を待つ必要が生ずる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光ディスクの回転が停止している状態から、コンテンツの再生が始まるまでの時間を、最小限に短縮することができる記録再生装置、冒頭キャッシュ処理方法、プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る記録再生装置は、上記の課題を解決するために、
コンテンツが記録されている光ディスクが挿入される光ディスクドライブと、不揮発性メモリとを備え、当該コンテンツを再生する記録再生装置であって、
上記光ディスクドライブに挿入されている上記光ディスクに記録されている上記コンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして上記不揮発性メモリに蓄積する冒頭キャッシュ蓄積手段と、
上記光ディスクドライブに挿入されている光ディスクの回転が停止している状態において、上記コンテンツの再生が開始されようとするとき、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから読み出して再生する冒頭キャッシュ再生手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、記録再生装置は、光ディスクドライブに挿入されている光ディスクに記録されているコンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして不揮発性メモリに蓄積する。冒頭部分とは、コンテンツの先頭から一定時間または一定サイズのデータを意図している。どこまでを冒頭部分とするかは、記録再生装置において予め決まっていたり、または記録再生装置が動作の状況や光ディスクの特性に応じて動的に決めたりする。
光ディスクは一般に、回転が停止している状態から、安定する状態になるまでに、一定の時間を要する。したがって、回転が安定するまでは、光ディスクからコンテンツのデータを読み出すことができない。一方、不揮発性メモリからはいつでも素早くデータを読み出すことができる。
そこで、本発明の記録再生装置は、光ディスクドライブに挿入されている光ディスクの回転が停止している状態において、コンテンツの再生を開始しようとするとき、再生対象のデータを光ディスクから読み出し再生するのではなく、その冒頭キャッシュを不揮発性メモリから読み出して再生する。したがって、光ディスクが安定した状態になるまでの間も、コンテンツを正常に再生できる。すなわち、データを読み出す際に、光ディスクの回転が安定するまで待つ必要が無く、素早く読み出すことができる。
以上のように、記録再生装置は、光ディスクの回転が停止している状態から、コンテンツの再生が始まるまでの時間を、最小限に短縮できる効果を奏する。
本発明に係る冒頭キャッシュ処理方法は、上記の課題を解決するために、
コンテンツが記録されている光ディスクが挿入される光ディスクドライブと、不揮発性メモリとを備え、当該コンテンツを再生する記録再生装置が実行する冒頭キャッシュ処理方法であって、
上記光ディスクドライブに挿入されている上記光ディスクに記録されている上記コンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして上記不揮発性メモリに蓄積する冒頭キャッシュ蓄積ステップと、
ディスクドライブに挿入されているディスク2の回転が停止している状態において、コンテンツの再生を開始しようとするとき、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから読み出して再生する冒頭キャッシュ再生ステップとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る記録再生装置と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る記録再生装置は、上記光ディスクドライブの状態を監視する光ディスクドライブ監視手段をさらに備え、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記光ディスクドライブに一定時間アクセスがないことが上記光ディスクドライブ監視手段によって検出された場合に、上記冒頭キャッシュの蓄積を開始することが好ましい。
上記の構成によれば、光ディスクドライブが使用される合間を縫って、冒頭キャッシュを蓄積する。したがって、冒頭キャッシュの存在をユーザに意識させることがない。また、ユーザは記録再生装置を快適に操作できる。
本発明に係る記録再生装置は、上記光ディスクドライブの状態を監視する光ディスクドライブ監視手段をさらに備え、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記冒頭キャッシュの蓄積中に、上記光ディスクドライブに対するアクセスがあることが上記光ディスクドライブ監視手段によって検出された場合、上記冒頭キャッシュの蓄積を中止することが好ましい。
上記の構成によれば、冒頭キャッシュの蓄積処理と、光ディスクドライブへのアクセスとが競合した場合、後者を優先させる。したがって、ユーザは記録再生装置を快適に操作できる。
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記コンテンツの先頭から一定時間分のデータを、上記冒頭キャッシュとして蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、光ディスクの回転を始めてから一定時間の間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。
本発明に係る記録再生装置は、上記光ディスクを初めてロードしたときまたは前回ロードしたときに要した時間を、上記光ディスクごとに上記一定時間として設定する設定手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、光ディスクの回転を始めてから光ディスクが安定するまでの間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。
上記一定時間は、上記光ディスクのロードに要する平均時間として、予め定められていることが好ましい。
上記の構成によれば、光ディスクの回転を始めてから光ディスクが安定するまでの間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記コンテンツの先頭から一定サイズ分のデータを、上記冒頭キャッシュとして蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、冒頭キャッシュを蓄積するための領域を、容易に管理できる。
上記一定サイズは、上記不揮発性メモリにおいて上記冒頭キャッシュを蓄積するための領域のサイズを、上記光ディスクに記録可能なコンテンツの数で割った値であることができる。
上記の構成によれば、冒頭キャッシュを蓄積するための領域を、容易に管理できる。
本発明の記録再生装置は、
上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
記録再生装置の電源がオフされているときに、上記光ディスクが上記光ディスクドライブから抜かれたかまたは他の光ディスクに入れ替えられたことが、上記光ディスク挿抜検出手段によって検出された場合、上記冒頭キャッシュを全て上記不揮発性メモリから削除する冒頭キャッシュ削除手段とをさらに備えていることが好ましい。
記録再生装置の電源がオフ中に、光ディスクドライブに挿入されている光ディスクが抜かれたか、または他の光ディスクに入れ替えられたとする。この場合、記録再生装置の電源を再びオンしたとき、光ディスクドライブには光ディスクが挿入されていないか、または、電源オフ前に挿入されていた光ディスクとは異なる光ディスクが挿入されている。すなわち、記録再生装置の電源がオフになる前後において、同じ光ディスクが挿入され続けたという状態ではなくなる。言い換えると、蓄積された冒頭キャッシュに対応する光ディスクが、光ディスクドライブに挿入されていない。
そこで、上記の構成によれば、記録再生装置は、記録再生装置の電源がオフされているときに、上記光ディスクが上記光ディスクドライブから抜かれたかまたは他の光ディスクに入れ替えられたことが検出された場合、冒頭キャッシュを全て不揮発性メモリから削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
また、記録再生装置は、電源オフの前後において、同じ光ディスクが挿入され続けている場合、冒頭キャッシュを削除しない。したがって、電源オンになってから直ぐに正しい冒頭キャッシュを使用できるので、電源オンの後にコンテンツの再生開始に要する時間を最小限に短縮できる。
本発明の記録再生装置は、
上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
上記光ディスク挿抜検出手段によって、上記冒頭キャッシュを蓄積した上記コンテンツが記録されている上記光ディスクとは異なる他の光ディスクが、上記光ディスクドライブに挿入されていることが検出された場合、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから全て削除する冒頭キャッシュ削除手段をさらに備えていることが好ましい。
冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されている光ディスクを光ディスクドライブから抜き出し、この光ディスクとは異なる他の光ディスクを光ディスクドライブに挿入したとする。このとき、記録されている冒頭キャッシュは、現在光ディスクドライブに挿入されている光ディスクに記録されているコンテンツと一致しない可能性が高い。したがって、現在の冒頭キャッシュをそのまま読み出すと、誤った冒頭キャッシュを再生する虞が生ずる。
そこで、上記の構成によれば、記録再生装置は、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されている光ディスクとは異なる他の光ディスクが、光ディスクドライブに挿入されていることを検出した場合、冒頭キャッシュを不揮発性メモリから全て削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
本発明の記録再生装置は、
上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
上記光ディスク挿抜検出手段によって、上記冒頭キャッシュを蓄積した上記コンテンツが記録されている上記光ディスクと同じ光ディスクではあるが、記録状態が異なっている光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されていることが検出された場合、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから全て削除する冒頭キャッシュ削除手段をさらに備えていることが好ましい。
冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されている光ディスクを一旦光ディスクドライブから抜き出し、その光ディスクを別の記録再生装置において使用して、記録内容を書き換えて、元の記録再生装置に再び挿入したとする。このとき、冒頭キャッシュを蓄積した光ディスクと、現在光ディスクドライブに挿入されている光ディスクとは、全く同じディスクではあるが、記録状態が異なっている。したがって、現在の冒頭キャッシュが、光ディスクに記録されているコンテンツのデータとは異なっている可能性がある。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して使用する虞が生ずる。
そこで、上記の構成によれば、記録再生装置は、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されている光ディスクと同じ光ディスクではあるが、記録状態が異なっている光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されていることが検出された場合、冒頭キャッシュを不揮発性メモリから全て削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
上記光ディスクは書き換え可能なディスクであり、
上記記録再生装置は、上記光ディスクにおける上記冒頭キャッシュに相当する箇所が書き換えられた場合、上記不揮発性メモリにおける上記冒頭キャッシュを同じように書き換える冒頭キャッシュ書き換え手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、コンテンツにおける書き換えられて内容が変わった箇所を再生しようとした際、従前の内容の冒頭キャッシュが誤って再生されることを防ぐことができると共に、正しい内容の冒頭キャッシュを再生できる。
上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
上記不揮発性メモリにおける上記冒頭キャッシュを蓄積するための領域が枯渇した場合、上記複数のコンテンツのうち、より古く上記光ディスクに記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積した領域を、より優先的に解放する冒頭キャッシュ解放手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザによって視聴される可能性がより低いコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積する領域をより優先的に解放する。したがって、冒頭キャッシュを効率的に活用できる。
上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
本発明に係る記録再生装置は、ユーザに対して、上記複数のコンテンツの情報を一覧にしたコンテンツリストを提示するコンテンツリスト提示手段をさらに備えており、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、上記リストにおいてより上位に位置する情報が表すコンテンツの冒頭キャッシュを、他のコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、より新しく上記光ディスクに記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを、より優先的に蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、ユーザによって視聴されていないコンテンツの冒頭キャッシュを、視聴済みのコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
上記光ディスクには、シリーズ物の複数のコンテンツが記録されており、
上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、シリーズ番号がより古い上記コンテンツの冒頭キャッシュほど、より優先的に蓄積することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
上記記録再生装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記記録再生装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る記録再生装置は、光ディスクの回転が停止している状態から、コンテンツの再生が始まるまでの時間を、最小限に短縮する効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、ディスクに記録されたコンテンツごとの冒頭キャッシュの蓄積状況を管理するためのリストを示す図であり、(b)は、冒頭キャッシュが蓄積されていないコンテンツの情報を一覧にして格納したリストを示す図であり、(c)は、冒頭キャッシュが蓄積しているコンテンツの情報を一覧にして格納したリストを示す図である。 記録再生装置が冒頭キャッシュを不揮発性メモリに蓄積する際の処理の全体の流れを示すフローチャートである。 記録再生装置が冒頭キャッシュを不揮発性メモリに書き込む際の処理の流れを示すフローチャートである。 記録再生装置がコンテンツを再生する際の処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、ディスクの回転が停止している状態において、冒頭キャッシュが蓄積されていないコンテンツを再生しようとする際の、データを読み出すタイミングを示す図であり、(b)は、ディスクの回転が停止している状態において、冒頭キャッシュが蓄積されているコンテンツを再生しようとする際の、データを読み出すタイミングを示す図である。 本発明に係る記録再生装置1の変形例の構成を表すブロック図である。
本発明に係る記録再生装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して以下に説明する。
(記録再生装置1の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生装置1の構成を示すブロック図である。この図に示すように、記録再生装置1は、リモコン受信部10、アンテナ12、チューナー14、コンテンツ受信処理部16、システム制御部18、コンテンツ再生処理部20、出力部22、表示装置24、コンテンツ制御部26、電源制御部28、コンテンツキャッシュ管理部30、ディスクドライブ監視部32、ディスク挿抜検出部34、ディスク記録再生36、ディスク記録部38、ディスク再生部40、ディスク制御部42、光ディスクドライブ43、冒頭キャッシュ制御部44、冒頭キャッシュ蓄積部46、冒頭キャッシュ再生部48、キャッシュ領域管理部50、不揮発性メモリ制御部52、不揮発性メモリ54を備えている。
記録再生装置1は、ディスク2に記録された動画等のコンテンツを再生したり、または放送番組等のコンテンツをディスク2に記録(録画)したりする装置である。ディスク2はいわゆる光ディスクであり、具体的にはDVD(Digital Versatile Disc)、またはBD(Blu-ray Disk)などである。ディスク2はデータの読み出しのみが可能なもの、または読み書きの両方が可能なものである。ディスク2は一般に大容量(数ギガバイト以上)であるため、長時間のコンテンツを多数記録できる。
ディスク2は、光ディスクドライブ43に挿入されて使用される。その際、記録再生装置1は挿入されたディスク2に応じた調整を自動的に行い、調整が完了してディスク2の回転状態が安定すれば、ディスク2からコンテンツを読み書きできるようになる。以下では、ディスク2が安定した状態のことを「ディスクレディ」と呼ぶ。また、ディスク2を光ディスクドライブ43に挿入してから「ディスクレディ」になるまでの過程のことを、「ディスクロード」または「ロード」と呼ぶ。
ユーザは、図示しないリモートコントローラを使用して、記録再生装置1を操作する。当該リモートコントローラから発せされた信号は、リモコン受信部10が受信し、システム制御部18に出力する。システム制御部18は、受信した信号の内容に応じて、記録再生装置1の動作を制御する。
コンテンツ受信処理部16は、アンテナ12およびチューナー14を通じて放送波を受信し、それをデコードしてコンテンツを生成する。その際、システム制御部18によって、選局を指示される。コンテンツ受信処理部16によって記録再生装置1の外部から取得されたコンテンツは、最終的に、ディスク記録部38を通じてディスク2に記録される。
コンテンツ再生処理部20は、記録再生装置1において再生されるコンテンツを処理する。その際、システム制御部18によって、出力形式についての指示を受ける。コンテンツ再生処理部20は、再生対象のデータを出力部22に出力する。出力部22は、受け取った再生対象のデータを表示装置24に出力する。こうして、放送番組などのコンテンツが表示装置に24に表示され、ユーザが視聴できるようになる。
電源制御部28は、記録再生装置1における図示しない電源を制御する。すなわち、電源をオンさせたりまたはオフさせたりする制御を実行する。
コンテンツ制御部26は、記録再生装置1において処理されるコンテンツを統括的に制御する。すなわち、記録または再生されるコンテンツは、必ずこのコンテンツ制御部26による制御を受ける。なお、その際、コンテンツ制御部26は、コンテンツのキャッシュの有無を全く意識することなく、コンテンツを制御する。コンテンツのキャッシュの管理および制御は、コンテンツキャッシュ管理部30が引き受ける。
ディスクドライブ監視部32は、光ディスクドライブ43の状態を監視する。たとえば、光ディスクドライブ43に対してアクセスがあった場合、それを検出する。
ディスク挿抜検出部34は、光ディスクドライブ43に対してディスク2が挿入されたか、または光ディスクドライブ43からディスク2が抜かれたかを検出する。
ディスク記録再生部36は、ディスク2に対するデータの読み書きを実行する。ディスク記録再生部36には、ディスク記録部38およびディスク再生部40が備えられている。ディスク記録部38は、ディスク2にデータを記録する。ディスク再生部40は、ディスク2からデータを読み出す。ディスク制御部42は、ディスク2を制御する。ディスク2へのデータの読み書きは、最終的に、ディスク制御部42を通じて行われる。
冒頭キャッシュ制御部44は、記録再生装置1における冒頭キャッシュを統括的に制御かつ管理する。冒頭キャッシュ制御部44には、冒頭キャッシュ蓄積部46および冒頭キャッシュ再生部48が備えられている。冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54に蓄積する。冒頭キャッシュ再生部48は、不揮発性メモリ54から冒頭キャッシュを読み出す。不揮発性メモリ制御部52は、不揮発性メモリ54を制御する。不揮発性メモリ54への冒頭キャッシュの読み書きは、最終的に、不揮発性メモリ制御部52を通じて行われる。
不揮発性メモリ54は、たとえばフラッシュメモリなどの、電力の供給が無くなったあともデータを保持することができる記録媒体である。
キャッシュ領域管理部50は、不揮発性メモリ54に形成されるキャッシュ領域を管理する。本実施形態では、管理対象は冒頭キャッシュ蓄積用の領域である。
(記録再生装置1の概要)
記録再生装置1は、光ディスクドライブ43に挿入されているディスク2に記録されているコンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして不揮発性メモリ54に蓄積する。冒頭部分とは、コンテンツの先頭から一定時間または一定サイズ分のデータを意図している。どこまでを冒頭部分とするかは、記録再生装置1において予め決まっていたり、または記録再生装置1が動作の状況やディスク2の特性に応じて動的に決めたりする。
ディスク2は一般に、回転が停止している状態から、安定する状態になるまでに、一定の時間を要する。したがって、回転が安定するまでは、ディスク2からコンテンツのデータを読み出すことができない。一方、不揮発性メモリ54からはいつでも素早くデータを読み出すことができる。
そこで記録再生装置1は、ディスクドライブに挿入されているディスク2の回転が停止している状態において、コンテンツの再生を開始しようとするとき、再生対象のデータをディスク2から読み出し再生するのではなく、その冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から読み出して再生する。したがって、ディスク2が安定した状態になるまでの間も、コンテンツを正常に再生できる。すなわち、データを読み出す際に、ディスク2の回転が安定するまで待つ必要が無く、素早く読み出すことができる。
以上のように、記録再生装置1は、ディスク2の回転が停止している状態から、コンテンツの再生が始まるまでの時間を、最小限に短縮できる。
(冒頭キャッシュリスト)
記録再生装置1は、ディスク2に記録されているコンテンツごとに、その冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54に蓄積する。蓄積処理には一定の時間を有し、また、ディスク2には多数のコンテンツが記録されているので、すべてのコンテンツについての冒頭キャッシュが、常時、不揮発性メモリ54に蓄積されているとは限らない。すなわち、あるときにおいて、冒頭キャッシュが蓄積済みのコンテンツもあれば、蓄積済みではないコンテンツもある。
そこで記録再生装置1は、コンテンツごとの冒頭キャッシュの蓄積状況を、所定のファイル(リスト)を用いて管理する。リストには三種類あり、これらを図2(a)〜図2(c)にそれぞれ示す。図2(a)は、ディスク2に記録されたコンテンツごとの冒頭キャッシュの蓄積状況を管理するためのリストを示す図である。図2(b)は、冒頭キャッシュが蓄積されていないコンテンツの情報を一覧にして格納したリストを示す図である。図2(c)は、冒頭キャッシュが蓄積しているコンテンツの情報を一覧にして格納したリストを示す図である。
冒頭キャッシュリストは、ディスク2に記録されている全コンテンツを対象に、各コンテンツの冒頭キャッシュの蓄積状況を管理する。すなわちコンテンツごとに、冒頭キャッシュが蓄積済み(キャッシュ済み)であるか否かを示す情報と、コンテンツのストリーム名と、冒頭キャッシュのサイズと、コンテンツの実サイズと、コンテンツの関連ファイル名とを互いに関連付けて保持するリストである。
記録再生装置1は、図2(a)に示す冒頭キャッシュリストから、冒頭キャッシュが未蓄積のコンテンツに関する情報を取り出して、一つにまとめ、図2(b)に示す冒頭キャッシュ未蓄積リストを生成する。一方、図2(a)に示す冒頭キャッシュリストから、冒頭キャッシュが蓄積済みのコンテンツに関する情報を取り出して、一つにまとめ、図2(c)に示す冒頭キャッシュ蓄積済みリストを生成する。こうして生成した2つのリストを参照することによって、あるコンテンツの冒頭キャッシュが蓄積済みか否かを判定する。すなわち、あるコンテンツに関する情報が冒頭キャッシュ未蓄積リストに格納されていれば、そのコンテンツの冒頭キャッシュは未蓄積であると判定する。一方、冒頭キャッシュ蓄積済みリストに格納されていれば、そのコンテンツの冒頭キャッシュは蓄積済みであると判定する。
(コンテンツリストについて)
記録再生装置1は、ディスク2に記録されているコンテンツを管理するためのコンテンツリストを保持している。そして、このコンテンツリストから、上述した冒頭キャッシュリストを生成する。以下では、コンテンツリストについて詳しく説明する。
記録再生装置1は、ディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されると、ディスク2に録画されている全てのコンテンツについて、ファイルの実体を示す情報と、番組名、録画日時、および視聴状態といった関連情報とを互いに関連付けたコンテンツリストを生成して管理する。このコンテンツリストを、管理中のディスク2が光ディスクドライブ43からイジェクトされるまで不揮発性メモリ54に保持する。
記録再生装置1は、ユーザからのコンテンツ一覧表示指示を受けると、コンテンツリストからコンテンツ一覧を作成して表示装置24に表示する。このとき表示されるコンテンツ一覧には、ユーザが視聴したいコンテンツを検索しやすくするための各種の工夫がなされている。たとえば、番組名および録画日時だけではなく、静止画サムネイルや動画サムネイルが含まれている。これにより、ユーザに対してコンテンツの内容を分かりやすく提示できる。他にも、録画日時の新/旧、未視聴/既視聴、またはジャンルなどを各種のパラメータをキーにして、並び替えやフィルタリングできるようになっている。
(冒頭キャッシュ蓄積処理)
図3は、記録再生装置1が冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54に蓄積する際の処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、システム制御部18が、記録再生装置1の電源オフ処理を実行中であるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、ステップS1における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、記録再生装置1は、ステップS2の処理を飛ばし、ステップS3以降の処理を実行する。すなわち記録再生装置1は、電源オフ処理の実行中に、冒頭キャッシュの蓄積処理を実行する。
一方、ステップS1における判定の結果が「偽」であるとき(No)、ディスクドライブ監視部32が、光ディスクドライブ43に対して一定時間アクセスが無いか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2における判定の結果が「偽」であるとき(No)、すなわち、光ディスクドライブ43に対してアクセスがあったり、または、アクセスが無い状態が一定時間続いていなかったりする場合、記録再生装置1は、ステップS3移行の処理を実行せず、ステップS2の処理を繰り返し実行する。すなわち記録再生装置1は、光ディスクドライブ43に対して一定時間アクセスが無い場合に、冒頭キャッシュの蓄積処理を実行する。
一方、ステップS2における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、冒頭キャッシュ制御部44が、冒頭キャッシュ未蓄積リストを不揮発性メモリ54から取得する(ステップS3)。冒頭キャッシュ制御部44は、取得した冒頭キャッシュ未蓄積リストをソートする(ステップS4)。すなわち、冒頭キャッシュ未蓄積リスト内の項目を、所定のパラメータをキーにして並び替える。
冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ未蓄積リストを参照して、その中に項目があるか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、冒頭キャッシュが未蓄積のコンテンツに関する情報が、冒頭キャッシュ未蓄積リストに格納されているか否かを判定する。ステップS5における判定の結果が「偽」であるとき(No)、記録再生装置1は、図3に示す処理を終了する。冒頭キャッシュが未蓄積のコンテンツは存在しないので、これ以上、冒頭キャッシュの蓄積処理を必要としないからである。
一方、ステップS5における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ未蓄積リストから項目を一つ選択する(ステップS6)。そして、選択した項目のコンテンツを対象にして、冒頭キャッシュの蓄積処理を実行する(ステップS7)。この処理の詳細は、図4を参照して後述する。
冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュの蓄積処理の結果が何であったかを判定する。具体的には、「成功」だったか、「中断」だったか、または「領域フル」だったかを判定する。ステップS8における判定の結果が「領域フル」であるとき、記録再生装置1は、図3に示す処理を終了する。不揮発性メモリ54において冒頭キャッシュを蓄積できる領域がすでに存在しないので、これ以上の冒頭キャッシュの蓄積はできないからである。
一方、ステップS8における判定の結果が「中断」であるとき、図3の処理はステップS2に戻る。詳しくは後述するが、光ディスクドライブ43に対するアクセスが、冒頭キャッシュの蓄積中に発生したので、これ以上の冒頭キャッシュの蓄積はできないからである。
一方、ステップS8における判定の結果が「成功」であるとき、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ未蓄積リストを更新する(ステップS9)。具体的には、冒頭キャッシュの蓄積に成功したコンテンツの情報を、冒頭キャッシュ未蓄積リストから削除する。次に、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ蓄積済みリストを更新する(ステップS10)。具体的には、冒頭キャッシュの蓄積に成功したコンテンツの情報を、冒頭キャッシュ蓄積済みリストに追加する。
ステップS10の処理が終了すると、冒頭キャッシュ制御部44は、再びステップS5の処理を実行する。これにより、冒頭キャッシュ未蓄積リスト内の項目が無くなるまで、冒頭キャッシュが未蓄積のコンテンツごとに、冒頭キャッシュの蓄積処理を続けるのである。
(冒頭キャッシュの書き込み処理)
図4は、記録再生装置1が冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54に書き込む際の処理の流れを示すフローチャートである。この図に示す処理は、図3のステップS7に示す「冒頭キャッシュ蓄積処理」の詳細に相当する。
まず、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュとして書き込むべきデータのうち、未書き込みのデータのサイズが「0」であるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、全ての冒頭キャッシュの書き込みが成功したので、図3のステップS8の結果が「成功」となる。
一方、ステップS11における判定の結果が「偽」であるとき(No)、すなわち、まだ冒頭キャッシュとして書き込んでいないデータが存在する場合、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュを蓄積するための領域を、不揮発性メモリ54に確保する(ステップS12)。次に、ステップS12における確保処理が成功したか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、ステップS13における判定の結果が「偽」であるとき(No)、冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ蓄積済みリストを不揮発性メモリ54から取得する(ステップS17)。そして、取得した冒頭キャッシュ蓄積済みリストを参照することによって、不揮発性メモリ54に蓄積済みの冒頭キャッシュのいずれかを削除するか否かを判定する(ステップS18)。すなわち、新たに蓄積しようとする冒頭キャッシュのために、既存の蓄積領域を解放すべきか否かを判定する。
ステップS18における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図3のステップS8の結果が「領域フル」になる。一方、ステップS18における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、冒頭キャッシュ制御部44は、既存の冒頭キャッシュ蓄積領域を解放する。そして、図4の処理はステップS12に戻る。このとき、冒頭キャッシュ用の空き領域が存在しているので、ステップS13の判定結果は「Yes」となる。
ステップS13における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、ディスクドライブ監視部32が、光ディスクドライブ43にアクセスがあるか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、これにより、図3のステップS8の結果が「中断」になる。
一方、ステップS14における判定の結果が「偽」であるとき(No)、ディスク再生部40が、冒頭キャッシュとして記録すべきデータをディスク2から読み出す(ステップS15)。次に冒頭キャッシュ蓄積部46が、ステップS15において読み出されたデータを、冒頭キャッシュとして不揮発性メモリ54に書き込む(ステップS16)。このあと、図4の処理はステップS11に戻る。すなわち、冒頭キャッシュとして書き込むべきデータが全て不揮発性メモリ54に書き込まれるまで、図4の処理は繰り返し続けられる。
(冒頭キャッシュの蓄積形態)
冒頭キャッシュ制御部44は、ディスク2に記録されているデータを、そのまま冒頭キャッシュとして不揮発性メモリ54に記録する。すなわち、ディスク2において暗号化されているデータは、暗号化された状態で記録する。一方、ディスク2において暗号化されていないデータは、暗号化されていない状態で記録する。すなわち、ディスク2内のデータを改変することなく、その忠実なコピーを不揮発性メモリ54に生成する。
ディスク2には、ディスク2のデータを復号化するための鍵情報が別途記録されている。この鍵情報が無いと、ディスク2に記録されたコンテンツを再生することはできない。記録再生装置1では、冒頭キャッシュ制御部44は、当該鍵情報は不揮発性メモリ54に記録しない。これにより、ディスク2が光ディスクドライブ43に挿入された状態でないと、コンテンツを再生できないという制約を維持する。これは、ディスク2が無い状態で不揮発性メモリ54内の冒頭キャッシュを再生することを防止することが目的である。
(冒頭キャッシュ蓄積のタイミング)
以上のように、記録再生装置1は、光ディスクドライブ43に一定時間アクセスがないことが検出された場合に、冒頭キャッシュの蓄積を開始する。これにより、光ディスクドライブ43が使用される合間を縫って、冒頭キャッシュを蓄積する。したがって、冒頭キャッシュの存在をユーザに意識させることがない。また、ユーザは記録再生装置1を快適に操作できる。
また、記録再生装置1は、冒頭キャッシュの蓄積中に、光ディスクドライブ43に対するアクセスがあることが検出された場合、冒頭キャッシュの蓄積を中止する。これにより、冒頭キャッシュの蓄積処理と、光ディスクドライブ43へのアクセスとが競合した場合、後者を優先させる。したがって、ユーザは記録再生装置1を快適に操作できる。
(冒頭キャッシュのサイズ)
記録再生装置1は、コンテンツの先頭から一定時間分のデータを、冒頭キャッシュとして蓄積することができる。この場合、記録再生装置1は、光ディスクの回転を始めてから一定時間の間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。また、この一定時間は、個々のディスク2に応じて動的に定めても良く、あるいは、ディスク2に限らず一定の値として予め定めておいてもよい。
動的に定める場合、記録再生装置1はたとえば、ディスク2の初回または前回のディスクロードに要した時間を、上記一定時間としてディスク2ごとに動的に設定すればよい。この場合、ディスク2の回転を始めてからディスク2が安定するまでの間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。また、コンテンツごとの冒頭キャッシュに必要な不揮発性メモリ54の容量を最小限に抑えられる。これにより、不揮発性メモリ54を効率よく使用することができる。
予め定めた値とする場合、記録再生装置1において、たとえば、ディスクドライブがディスク2のロードに要する平均時間が、上記一定時間として予め定められておけばよい。この値は、当該平均時間に一定のマージンを加えた値とすることが望ましい。マージンはたとえば実測した平均時間そのものとすればよい。したがって、実測したディスク2の平均ロード時間がたとえば30秒だった場合、実測値の2倍の60秒を、上記一定時間とすることになる。この場合も、記録再生装置1は、光ディスクの回転を始めてから光ディスクが安定するまでの間、確実にコンテンツの再生を継続することができる。
記録再生装置1は、コンテンツの先頭から一定サイズ分のデータを、冒頭キャッシュとして蓄積することができる。この場合、冒頭キャッシュを蓄積するための領域を、容易に管理できる。たとえば、新たな冒頭キャッシュを蓄積するための領域が不揮発性メモリ54から枯渇した場合、冒頭キャッシュが蓄積済みの領域を解放して、その領域に新しいコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積することになる。この際、冒頭キャッシュの記録レートを考慮する必要がなく、解放した領域をそのまま使用できる。したがって、領域のサイズを調整する等の処理が不要になるので、効率良く領域を管理できる。
ここでいう一定サイズは、不揮発性メモリ54において冒頭キャッシュを蓄積するための領域の全サイズを、ディスク2に記録可能なコンテンツの数で割った値としてもよい。この場合、冒頭キャッシュを蓄積するための領域を、容易に管理できる。また、一定サイズは、たとえば、ディスク2のロードに要する時間×最大記録レートから計算されるサイズであればよい。または、冒頭キャッシュとして記録するコンテンツ数で均等に分割したサイズでもよい。
(コンテンツの再生処理)
図5は、記録再生装置1がコンテンツを再生する際の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、コンテンツキャッシュ管理部30が、不揮発性メモリ54から冒頭キャッシュ蓄積済みリストを取得する(ステップS21)。コンテンツキャッシュ管理部30は、再生対象のコンテンツの冒頭キャッシュが不揮発性メモリ54に蓄積済みか否かを判定する(ステップS22)。その際、再生対象のコンテンツに関する情報が、冒頭キャッシュ蓄積済みリストに登録済みであれば、そのコンテンツの冒頭キャッシュが不揮発性メモリ54に蓄積済みであると判定する。一方、冒頭キャッシュ蓄積済みリストに登録済みでなければ、そのコンテンツの冒頭キャッシュが不揮発性メモリ54に未蓄積であると判定する。
ステップS22における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、コンテンツキャッシュ管理部30は、再生対象のコンテンツのうち、これから実際に再生しようとするデータが、冒頭キャッシュにあるか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、冒頭キャッシュ再生部48が、再生対象の冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から読み出す(ステップS24)。そして、コンテンツ再生処理部20が、不揮発性メモリ54から読み出された冒頭キャッシュを再生する(ステップS25)。
一方、ステップS22またはステップS23における判定の結果が「偽」であるとき(No)、コンテンツキャッシュ管理部30が、ディスク2にアクセス可能か否かを判定する(ステップS26)。ステップS26における判定の結果が「偽」であるとき(No)、記録再生装置1は、ディスク2にアクセスできるようになるまで待機する。一方、ステップS26における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、ディスク再生部40が、再生対象のデータをディスク2から読み出す(ステップS27)。そして、そして、コンテンツ再生処理部20が、ディスク2から読み出されたデータを再生する(ステップS25)
記録再生装置1は、ディスクドライブに挿入されているディスク2の回転が停止している状態において、コンテンツの再生を開始しようとするとき、図5の処理を実行する。これにより、読み出し対象のデータをディスク2から読み出し再生するのではなく、その冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から読み出して再生する。したがって、ディスク2が安定した状態になるまでの間も、コンテンツを正常に再生できる。結果、コンテンツの再生が素早く始まるので、ユーザを無用に待たせることが無い。このような利点について図6を参照して以下に説明する。
(冒頭キャッシュ有無による待ち時間の違い)
図6(a)は、ディスク2の回転が停止している状態において、冒頭キャッシュが蓄積されていないコンテンツを再生しようとする際の、データを読み出すタイミングを示す図である。図6(b)は、ディスク2の回転が停止している状態において、冒頭キャッシュが蓄積されているコンテンツを再生しようとする際の、データを読み出すタイミングを示す図である。
図6(a)に示すように、冒頭キャッシュが蓄積されていないコンテンツを再生する場合、ディスク2の回転が安定していない間は、ディスク2から再生データを読み出すことはできない。したがって記録再生装置1は、再生開始要求100があってから、コンテンツデータの読み出しが開始される時点(図6(a)の102)までの間に、相当の待ち時間を要する。これにより、コンテンツの再生開始までのユーザを待たしてしまう問題が発生する。
一方、図6(b)に示す様に、冒頭キャッシュが蓄積されているコンテンツを再生する場合、ディスク2の回転が安定していない間は、ディスク2からではなく不揮発性メモリ54から冒頭キャッシュを読み出すことができる。したがって記録再生装置1は、再生開始要求100があってから、再生データ(すなわちその冒頭キャッシュ)を読み出す時点(図6(b)の102)までの間に、ほとんど待ち時間が発生しない。これにより、コンテンツの再生開始までのユーザを待たせる問題は発生しない。結果、ユーザはコンテンツを快適に視聴できる。
本実施形態における「ディスク2の回転が停止した状態」とは、たとえば、ディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されている記録再生装置1の電源がオフされている状態のことである。この状態において、記録再生装置1の電源がオンされた場合、記録再生装置1は、先頭から再生を開始することが電源オンの直後に指示されたコンテンツ、または、電源オンの直後に表示されたコンテンツリストに含まれる動画サムネイル、の再生を開始する。そして、その際、コンテンツの冒頭部分の冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から直ちに読み出し再生する。
また、「ディスク2の回転が停止した状態」とは記録再生装置1が動作中に一定時間操作がなく、消費電力を低減させるためにディスク2の回転を停止させた状態のことでもある。この場合、ユーザが何らかの操作、たとえばいずれかのコンテンツの再生を指示する入力を行った場合、記録再生装置1は、当該コンテンツの冒頭部分の冒頭キャッシュを直ちに不揮発性メモリ54から読み出し再生する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。当業者は、請求項に示した範囲内において、本発明をいろいろと変更できる。すなわち、請求項に示した範囲内において、適宜変更された技術的手段を組み合わせれば、新たな実施形態が得られる。
(冒頭キャッシュの削除)
冒頭キャッシュ制御部44は、記録再生装置1の電源がオフされているときに、ディスク2が光ディスクドライブ43から抜かれたかまたは他のディスク2に入れ替えられたことが、ディスク挿抜検出部34によって検出された場合、冒頭キャッシュを全て不揮発性メモリ54から削除することが好ましい。
記録再生装置1の電源がオフされているときに、光ディスクドライブ43に挿入されているディスク2が抜かれたか、または他のディスク2に入れ替えられた場合、再び記録再生装置1の電源にオンになったとき、光ディスクドライブ43には全くディスク2が挿入されているか、または、電源がオフになる前に挿入されていたディスク2とは異なるディスク2が挿入されている。すなわち、記録再生装置1の電源がオフになる前後において、同じディスク2が挿入され続けたという状態ではなくなる。すなわち、蓄積された冒頭キャッシュに対応するディスク2が、光ディスクドライブ43に挿入されていない。
そこで、記録再生装置1の電源がオフされているときに、ディスク2が光ディスクドライブ43から抜かれたかまたは他のディスク2に入れ替えられたことが検出された場合、冒頭キャッシュを全て不揮発性メモリ54から削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
このとき、冒頭キャッシュ制御部44は、記録再生装置1の電源オフの前後において、同じディスク2が挿入され続けている場合、冒頭キャッシュを削除しない。したがって、記録再生装置1が電源オンになってから直ぐに正しい冒頭キャッシュを使用できるので、電源オンの後にコンテンツの再生開始に要する時間を短縮できる。
記録再生装置1は、記録再生装置1の電源がオフされているときに、ディスク2が光ディスクドライブ43から抜かれたかまたは他のディスク2に入れ替えられたことを、次のようにして検出できる。まず、記録再生装置1は、光ディスクドライブ43に任意のディスク2が挿入された際に押下されるディスク挿入検出スイッチと、光ディスクドライブ43に任意のディスク2が装着された際に押下されるディスク装填検出スイッチとをさらに備えている。これにより記録再生装置1は、記録再生装置1の電源オン時に、ディスク挿入検出スイッチが押下されており、かつ、ディスク装填検出スイッチが押下されていない場合に、任意のディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されているが装着はされていないと判定する。結果、簡単な構成によって、記録再生装置1の電源オン時に任意のディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されているが装着はされていないことを検出できる。
また、記録再生装置1は、ディスク2が光ディスクドライブ43に装填されている間、そのことを示す装着フラグ(値が1の装着フラグ)を不揮発性メモリ54に記録する。そして、記録再生装置1の電源オン時に、値が1の装着フラグが不揮発性メモリ180に記録されている場合に、ディスクドライブ43にディスク2が装填されたまま記録再生装置1の電源がオフされていたと判定する。これにより、ディスク2が装填されたまま光ディスクドライブ43の電源がオフされていたことを、確実に検出できる。
(冒頭キャッシュの削除)
冒頭キャッシュ制御部44は、ディスク挿抜検出部34によって、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2とは異なる他のディスク2が、光ディスクドライブ43に挿入されていることが検出された場合、冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から全て削除することが好ましい。
記録再生装置1の動作中において、ユーザが、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2を光ディスクドライブ43から抜き出し、このディスク2とは異なる他のディスク2を光ディスクドライブ43に挿入したとする。このとき、記録されている冒頭キャッシュは、現在光ディスクドライブ43に挿入されているディスク2に記録されているコンテンツと一致しない可能性が高い。したがって、現在の冒頭キャッシュをそのまま読み出すと、誤った冒頭キャッシュを再生する虞がある。
そこで冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2とは異なる他のディスク2が、光ディスクドライブ43に挿入されていることが検出された場合、冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から全て削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
なお、ディスク挿抜検出部34は、ディスク2ごとに一意に記録されている所定の識別子を、ディスク2が挿入されるたびに不揮発性メモリ54に記録する。そして、もっとも新たに記録した識別子と、光ディスクドライブ43に新たに挿入されたディスク2の識別子とを比較し、両者が異なっている場合に、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2とは異なる他のディスク2が、光ディスクドライブ43に挿入されていることを検出する。
(冒頭キャッシュの削除)
冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2と同じディスク2ではあるが、記録状態が異なっているディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されていることがディスク挿抜検出部34によって検出された場合、冒頭キャッシュを不揮発性メモリ54から全て削除することが好ましい。
記録再生装置1の動作中において、ユーザが、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2を一旦光ディスクドライブ43から抜き出し、そのディスク2を別の記録再生装置1において使用して、記録内容を書き換えて、元の記録再生装置1に再び挿入したとする。このとき、冒頭キャッシュを蓄積したディスク2と、現在光ディスクドライブ43に挿入されているディスク2とは、全く同じディスクではあるが、記録状態が異なっている。したがって、現在の冒頭キャッシュが、ディスク2に記録されているコンテンツのデータとは異なっている可能性がある。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して使用するおそれがある。
そこで冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2と同じディスク2ではあるが、記録状態が異なっているディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されていることが検出された場合、不揮発性メモリ54から冒頭キャッシュを全て削除する。これにより、誤った冒頭キャッシュを読み出して再生することを防止できる。
なお、ディスク挿抜検出部34は、ディスク2ごとに一意に記録されている所定の識別子に加え、ディスク2に記録されているバインディングナンスも、ディスク2が挿入されるたびに不揮発性メモリ54に記録する。バインディングナンスは、ディスク2に記録されているコンテンツごとの暗号化鍵(タイトルキー)をまとめて暗号化するために使用する乱数である。ディスク2に新たにコンテンツを追加した場合、ディスク2からコンテンツを削除した場合、またはディスク2のコンテンツを編集した場合、タイトルキーが追加、廃止、または変更されることになる。この場合、すべてのタイトルキーをまとめて暗号化するために、記録再生装置1は、新たなバインディングナンス(乱数)を使用し、かつこの乱数をディスク2に記録する。したがって、バインディングナンスは、ディスク2の記録状態に応じて異なる値を取る。一方、識別子は、ディスク2の記録状態に関わらず、ディスク2ごとに一意の定まった値を取る。
ディスク挿抜検出部34は、もっとも新たに記録した識別子と、光ディスクドライブ43に新たに挿入されたディスク2の識別子とを比較する。両者が同じ場合は、次に、もっとも新たに記録したバインディングナンスと、光ディスクドライブ43に新たに挿入されたディスク2のバインディングナンスとを比較する。そして、両者が異なる場合、冒頭キャッシュを蓄積したコンテンツが記録されているディスク2と同じディスク2ではあるが、記録状態が異なっているディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されていることを検出する。
(冒頭キャッシュの同期編集)
冒頭キャッシュ制御部44は、ディスク2は書き換え可能なディスクであり、かつ、ディスク2における冒頭キャッシュに相当する箇所が書き換えられた場合、不揮発性メモリ54における冒頭キャッシュを同じように書き換えることが好ましい。これにより、コンテンツにおける書き換えられて内容が変わった箇所を再生しようとした際、従前の内容の冒頭キャッシュが誤って再生されることを防ぐことができると共に、正しい内容の冒頭キャッシュを再生できる。
このような同期編集の具体的な処理の流れを、以下に説明する。以下では、ディスク2に記録されているコンテンツXを編集として先頭から30秒のオフセットを経た箇所から1分間(ブロックB〜ブロックC)分のデータを削除する例を挙げる。
1.まず、コンテンツ制御部26が、コンテンツキャッシュ管理部30に対し、コンテンツXのブロックB〜ブロックCの削除を指示する。
2.コンテンツキャッシュ管理部30は、ディスク制御部42に対し、コンテンツXのブロックB〜ブロックCを削除するように指示する。
3.コンテンツキャッシュ管理部30は、冒頭キャッシュ蓄積済みリストを参照して、コンテンツXの冒頭キャッシュとして、削除対象の区間であるブロックB〜ブロックCが蓄積されていることを検出する。
4.コンテンツキャッシュ管理部30は、冒頭キャッシュ制御部44に対し、コンテンツXの冒頭キャッシュにおけるブロックB〜ブロックCの削除を指示する。
5.冒頭キャッシュ制御部44は、コンテンツXの冒頭キャッシュにおけるブロックB〜ブロックCを削除する。
6.冒頭キャッシュ制御部44は、削除した2ブロックを、キャッシュ領域管理部50に返却する。
7.冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュリストにおけるコンテンツXの情報を更新する。具体的には、コンテンツXのキャッシュサイズを「0」に更新する。また、更新後の冒頭キャッシュリストから、冒頭キャッシュ未蓄積リストおよび冒頭キャッシュ蓄積済みリストを再作成する。これにより、コンテンツXの冒頭キャッシュが未蓄積であることが、冒頭キャッシュ未蓄積リストに登録される。そして、次の冒頭キャッシュ蓄積のタイミングで、コンテンツXの冒頭キャッシュとして、ブロックCの続きのブロック(すなわちブロックD〜ブロックE)が蓄積されることになる。
なお、4.〜7.の処理は、ディスク2上のコンテンツXの編集が成功したのを確認してから行ってもよい。
(冒頭キャッシュ領域の解放)
冒頭キャッシュ制御部44は、不揮発性メモリ54における冒頭キャッシュを蓄積するための領域が枯渇した場合、複数のコンテンツのうち、より古くディスク2に記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積した領域を、より優先的に解放することが好ましい。この場合、ユーザによって視聴される可能性がより低いコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積する領域をより優先的に解放する。したがって、冒頭キャッシュを効率的に活用できる。
冒頭キャッシュ制御部44は、冒頭キャッシュ蓄積用の領域が枯渇した場合でも、これから冒頭キャッシュを蓄積しようとするコンテンツが、ディスク2に記録された他のどのコンテンツよりも古い場合、既存の領域は解放せず、不揮発性メモリ54における現状の冒頭キャッシュの状態をそのまま維持してもよい。言い換えると、コンテンツの冒頭キャッシュをディスク2に記録しないようにする。これにより、もっとも古くてユーザが視聴しない可能性がもっとも高いコンテンツの冒頭キャッシュが不揮発性メモリ54に蓄積されることを防止できるので、蓄積済みの冒頭キャッシュを有効に活用できる。
(冒頭キャッシュの優先蓄積)
ユーザは通常、表示装置24の画面を通じて提示されたコンテンツリストを見て、その上位に位置するコンテンツほどより優先的に視聴する可能性が高い。そこで、冒頭キャッシュ蓄積部46は、ディスク2に記録された複数のコンテンツのうち、コンテンツリストにおいてより上位に位置する情報が表すコンテンツの冒頭キャッシュを、他のコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することが好ましい。これにより、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
また、ユーザは、より新しくディスク2に記録されたコンテンツほど、より優先的に視聴する可能性が高い。そこで、冒頭キャッシュ蓄積部46は、ディスク2に記録された複数のコンテンツのうち、より新しくディスク2に記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを、より優先的に蓄積することが好ましい。この場合、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
ユーザは、ディスク2に連続ドラマ等のシリーズ物の複数のコンテンツがディスク2に記録されている場合、シリーズ番号の古い順からコンテンツを視聴する可能性が高い。そこで、冒頭キャッシュ制御部44は、ディスク2にシリーズ物の複数のコンテンツが記録されている場合、これら複数のコンテンツのうち、シリーズ番号がより古いコンテンツの冒頭キャッシュほど、より優先的に蓄積することが好ましい。これにより、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
また、ユーザは、ディスク2に記録された複数のコンテンツのうち、まだ視聴していないコンテンツを、視聴済みのコンテンツよりも優先的に視聴する可能性が高い。そこで、冒頭キャッシュ蓄積部46は、ディスク2に記録された複数のコンテンツのうち、ユーザによって視聴されていないコンテンツの冒頭キャッシュを、視聴済みのコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することが好ましい。この場合、ユーザが視聴する可能性が高いコンテンツの冒頭キャッシュを、優先的に蓄積できる。したがって、蓄積された冒頭キャッシュを効率的に使用できる。
(コンテンツの視聴/未視聴の判定)
ディスク2に記録されたあるコンテンツをユーザが視聴済みであるか否かは、コンテンツに含まれる既視聴情報を使用して判定できる。この情報は、ブルーレイディスクのアプリケーション規格において規定されている。ブルーレイディスクのコンテンツは、データ本体であるストリームファイルと、それと対になって作成されるプレイリストファイルとからなる。後者のファイルに、コンテンツが一度でも再生されたか否かを示す情報(既視聴情報)が含まれている。そこで記録再生装置1は、ディスク2がブルーレイディスクである場合、この情報を参照して、ユーザがコンテンツを視聴したか否かを判定できる。
記録再生装置1は、ユーザがコンテンツを視聴したか否かを、記録再生装置1が不揮発性メモリ54に保持しているコンテンツリストから判定することもできる。
記録再生装置1は、ディスクに録画されているコンテンツを視聴したか否かに関する既視聴情報を用いて、ユーザがコンテンツを視聴済みか否かを判定することもできる。記録再生装置1は、この既視聴情報を、ディスク2が光ディスクドライブ43からイジェクトされるまで、不揮発性メモリ54内のコンテンツリストに保持する。記録再生装置1は、ディスク2を光ディスクドライブ43に挿入してからイジェクトするまでの間に、ディスク2に録画したコンテンツのうち、再生していないコンテンツを未視聴と判定する。そして、そのコンテンツが未視聴であることを示す情報を、不揮発性メモリ54内のコンテンツリストに追加する。一方、記録再生装置1は、ディスク2が光ディスクドライブ43に挿入されたときにすでにディスク2に記録されているコンテンツは、ユーザが実際に視聴したかどうかにかかわらず、既視聴とする。そして、各コンテンツが既視聴であることを示す情報を、不揮発性メモリ54内のコンテンツリストに追加する。
(記録再生装置1の他の構成)
記録再生装置1は、図7に示す構成としても実現できる。図7は、本発明に係る記録再生装置1の変形例の構成を表すブロック図である。
図7に示す記録再生装置1は、リモコン受信部10、アンテナ12、チューナー14、コンテンツ受信処理部16、システム制御部18、コンテンツ再生処理部20、出力部22、表示装置24、コンテンツ制御部26、電源制御部28、およびディスクドライブ43aを備えている。ディスクドライブ43aは、コンテンツキャッシュ管理部30、ディスクドライブ監視部32、ディスク挿抜検出部34、ディスク記録再生36、ディスク記録部38、ディスク再生部40、ディスク制御部42、冒頭キャッシュ制御部44、冒頭キャッシュ蓄積部46、冒頭キャッシュ再生部48、キャッシュ領域管理部50、不揮発性メモリ制御部52、不揮発性メモリ54を備えている。
図1に示すディスクドライブ43は、従来からある汎用的なものである。一方、図7に示すディスクドライブ43aは、コンテンツキャッシュ管理部30〜不揮発性メモリ54を備えることによって、図1に示す記録再生装置1が実行可能な、コンテンツのキャッシュ管理に関する全ての処理を、自ら実行することができる。これにより、ディスクドライブ43aを従来の一般的な記録再生装置に備えることによって、図7に示す記録再生装置1を実現できる。すなわち、ディスクドライブの交換という単純な作業によって、図1に示す記録再生装置1と同等の機能を有する装置を製造することができる。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、記録再生装置1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち記録再生装置1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである記録再生装置1のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。記録再生装置1に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての記録再生装置1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを記録再生装置1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、記録再生装置1を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して記録再生装置1に供給する。この通信ネットワークは記録再生装置1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明に係る記録再生装置は、ブルーレイディスクなどの各種の光ディスクを読み書きする記録再生装置(レコーダ装置)として、幅広く利用できる。
1 記録再生装置
2 ディスク(光ディスク)
10 リモコン受信部
12 アンテナ
14 チューナー
16 コンテンツ受信処理部
18 システム制御部
20 コンテンツ再生処理部(コンテンツリスト提示手段)
22 出力部
24 表示装置
26 コンテンツ制御部
28 電源制御部
30 コンテンツキャッシュ管理部
32 ディスクドライブ監視部
34 ディスク挿抜検出部(光ディスク挿抜検出手段)
36 ディスク記録再生部
38 ディスク記録部
40 ディスク再生部
42 ディスク制御部
43 光ディスクドライブ
44 冒頭キャッシュ制御部(冒頭キャッシュ削除手段、冒頭キャッシュ解放手段、設定手段)
46 冒頭キャッシュ蓄積部(冒頭キャッシュ蓄積手段、冒頭キャッシュ書き換え手段)
48 冒頭キャッシュ再生部(冒頭キャッシュ再生手段)
50 キャッシュ領域管理部
52 不揮発性メモリ制御部
54 不揮発性メモリ

Claims (18)

  1. コンテンツが記録されている光ディスクが挿入される光ディスクドライブと、不揮発性メモリとを備え、当該コンテンツを再生する記録再生装置であって、
    上記光ディスクドライブに挿入されている上記光ディスクに記録されている上記コンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして上記不揮発性メモリに蓄積する冒頭キャッシュ蓄積手段と、
    上記光ディスクドライブに挿入されている光ディスクの回転が停止している状態において、上記コンテンツの再生が開始されようとするとき、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから読み出して再生する冒頭キャッシュ再生手段とを備え、
    上記光ディスクは書き換え可能なディスクであり、
    上記記録再生装置は、上記光ディスクにおける上記冒頭キャッシュに相当する箇所が書き換えられた場合、上記不揮発性メモリにおける上記冒頭キャッシュを同じように書き換える冒頭キャッシュ書き換え手段をさらに備え
    上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、ユーザによって視聴されていないコンテンツの冒頭キャッシュを、視聴済みのコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することを特徴とする記録再生装置。
  2. 上記光ディスクドライブの状態を監視する光ディスクドライブ監視手段をさらに備え、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記光ディスクドライブに一定時間アクセスがないことが上記光ディスクドライブ監視手段によって検出された場合に、上記冒頭キャッシュの蓄積を開始することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 上記光ディスクドライブの状態を監視する光ディスクドライブ監視手段をさらに備え、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記冒頭キャッシュの蓄積中に、上記光ディスクドライブに対するアクセスがあることが上記光ディスクドライブ監視手段によって検出された場合、上記冒頭キャッシュの蓄積を中止することを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生装置。
  4. 上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記コンテンツの先頭から一定時間分のデータを、上記冒頭キャッシュとして蓄積することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  5. 上記光ディスクを初めてロードしたときまたは前回ロードしたときに要した時間を、上記光ディスクごとに上記一定時間として設定する設定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 上記一定時間は、上記光ディスクのロードに要する平均時間として、予め定められていることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
  7. 上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記コンテンツにおける先頭から一定サイズ分のデータを、上記冒頭キャッシュとして蓄積することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  8. 上記一定サイズは、上記不揮発性メモリにおいて上記冒頭キャッシュを蓄積するための領域のサイズを、上記光ディスクに記録可能なコンテンツの数で割った値であることを特徴とする請求項7に記載の記録再生装置。
  9. 上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
    記録再生装置の電源がオフされているときに、上記光ディスクが上記光ディスクドライブから抜かれたかまたは他の光ディスクに入れ替えられたことが、上記光ディスク挿抜検出手段によって検出された場合、上記冒頭キャッシュを全て上記不揮発性メモリから削除する冒頭キャッシュ削除手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  10. 上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
    上記光ディスク挿抜検出手段によって、上記冒頭キャッシュを蓄積した上記コンテンツが記録されている上記光ディスクとは異なる他の光ディスクが、上記光ディスクドライブに挿入されていることが検出された場合、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから全て削除する冒頭キャッシュ削除手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  11. 上記光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されているか、または上記光ディスクドライブから抜かれているかを検出する光ディスク挿抜検出手段と、
    上記光ディスク挿抜検出手段によって、上記冒頭キャッシュを蓄積した上記コンテンツが記録されている上記光ディスクと同じ光ディスクではあるが、記録状態が異なっている光ディスクが上記光ディスクドライブに挿入されていることが検出された場合、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから全て削除する冒頭キャッシュ削除手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  12. 上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
    上記不揮発性メモリにおける上記冒頭キャッシュを蓄積するための領域が枯渇した場合、上記複数のコンテンツのうち、より古く上記光ディスクに記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを蓄積した領域を、より優先的に解放する冒頭キャッシュ解放手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  13. 上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
    ユーザに対して、上記複数のコンテンツの情報を一覧にしたリストを提示するコンテンツ情報提示手段をさらに備えており、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、上記リストにおいてより上位に位置する情報が表すコンテンツの冒頭キャッシュを、他のコンテンツの冒頭キャ
    ッシュよりも優先的に蓄積することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  14. 上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、より新しく上記光ディスクに記録されたコンテンツの冒頭キャッシュを、より優先的に蓄積することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  15. 上記光ディスクには、シリーズ物の複数のコンテンツが記録されており、
    上記冒頭キャッシュ蓄積手段は、上記複数のコンテンツのうち、シリーズ番号がより古い上記コンテンツの冒頭キャッシュほど、より優先的に蓄積することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  16. コンテンツが記録されている光ディスクが挿入される光ディスクドライブと、不揮発性メモリとを備え、当該コンテンツを再生する記録再生装置が実行する冒頭キャッシュ処理方法であって、
    上記光ディスクドライブに挿入されている上記光ディスクに記録されている上記コンテンツの冒頭部分を、冒頭キャッシュとして上記不揮発性メモリに蓄積する冒頭キャッシュ蓄積ステップと、
    上記光ディスクドライブに挿入されている光ディスクの回転が停止している状態において、上記コンテンツの再生を開始しようとするとき、上記冒頭キャッシュを上記不揮発性メモリから読み出して再生する冒頭キャッシュ再生ステップとを含み、
    上記光ディスクは書き換え可能なディスクであり、
    上記光ディスクにおける上記冒頭キャッシュに相当する箇所が書き換えられた場合、上記不揮発性メモリにおける上記冒頭キャッシュを同じように書き換える冒頭キャッシュ書き換えステップをさらに含み、
    上記光ディスクには複数のコンテンツが記録されており、
    上記冒頭キャッシュ蓄積ステップでは、上記複数のコンテンツのうち、ユーザによって視聴されていないコンテンツの冒頭キャッシュを、視聴済みのコンテンツの冒頭キャッシュよりも優先的に蓄積することを特徴とする冒頭キャッシュ処理方法。
  17. 請求項1から15のいずれか1項に記載の記録再生装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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