JP5599016B2 - 棚用照明器具取り付け用のアタッチメント - Google Patents
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Description
外殻を構成している金属製の器具本体60内には、蛍光灯61を点灯駆動する駆動回路を実装したプリント基板(図示せず)が納装され、また、プラスティック製のカバー62が器具本体60に取り付けられている。
このアダプター67の取付部69は、スライド片68をガイドレール65の凹所66内に挿入した場合に、照明器具53の長手方向と直交して凹所66より後方へ突出するようになっている。
しかしながら、従来の蛍光灯61を用いた棚用照明器具(照明器具53)では、その厚みは蛍光灯61の外径より薄くすることは出来ず、棚52のスペースを高くとるのも限界である。
しかしながら、発光ダイオードを用いた棚用照明器具の厚みは、ガイドレール65の縦方向の寸法(厚み)より短く形成することができ、該棚用照明器具にガイドレール65を一体に形成すると、棚用照明器具自体の厚みを薄くできてもガイドレール65の厚みが従来と同じであるため、棚のスペース(高さ)は従来と同じとなり、高くとれないという問題がある。
(1)棚用照明器具の光源として発光ダイオードや従来用いていた蛍光管より細径の蛍光管などを用いることで、棚用照明器具の厚みを薄くして棚間の寸法を大きく(高く)とることができるようにすること。
(2)市販のアダプターを用いなくても棚用照明器具が取り付け可能な場合には、ガイドレールは用いないようにして、棚間の寸法を大きくとれるようにすること。
(3)アダプターを介して棚用照明器具をブラケットに取り付けなければならない場合に限り、ガイドレールの機能を有するアタッチメントを使用し、しかも、アタッチメントの横方向の寸法を短くして、棚間の寸法を大きくとれるようにすること。
(4)アダプターは既存のものが使用できる構造のアタッチメントとし、しかも容易に棚用照明器具に装着できること。
(5)アタッチメントは、棚用照明器具とは別部品とすることにより、棚用照明器具自体は薄く、且つ小型・軽量として、しかもコストを安価にすること。
前記アタッチメント30の横方向の寸法は、前記照明器具本体1の長手方向の長さ寸法より短く形成されており、
前記アタッチメント30の前面には、前記照明器具本体1の背面側に設けた被係止部に該照明器具本体1の長手方向に沿ってスライド自在に係止する係止部35を形成し、
前記アタッチメント30の背面には、前記アダプター67が横方向にスライド自在に挿入されるガイドレール部31を形成し、
前記アタッチメント30は、前記係止部35を介して前記照明器具本体1の背面に設けた前記被係止部に着脱自在に装着可能とし、
前記アタッチメント30は、前記ガイドレール部31を介して前記アダプター67に着脱自在に装着可能とし、
前記アタッチメント30の係止部35の高さ方向の寸法を前記ガイドレール部31の高さ方向の寸法より小さくすると共に、前記係止部35の高さ方向の寸法を前記照明器具本体1の厚みと略同じ程度にしている
ことを特徴としている。
前記アタッチメント30の係止部35は、上下に該アタッチメント30の横方向の全長にわたって設けた一対の上側の係止片37と下側の係止片39とからなり、前記上側の係止片37の先端の下面に突部36が設けられると共に、前記下側の係止片39の先端の上面にリブ38が設けられていることを特徴としている。
また、アタッチメント30の横方向の寸法は、前記照明器具本体1の長手方向の長さ寸法より短く形成しているので、アタッチメント30を照明器具本体1に取り付けた場合であっても、照明器具本体1から垂下しているアタッチメント30の部分は該アタッチメント30の横方向の長さ分だけであり、そのため、アタッチメント30はほとんど邪魔にならず、棚52間の高さ寸法を大きくとることができる。
また、アタッチメント30のガイドレール部31は、市販のアダプター67が使用可能な構造としており、特殊な構造のアタッチメントではないため、棚52への照明器具本体1の設置費用も安価に抑えることができる。さらに、アタッチメント30は、照明器具本体1に対して着脱可能としており、照明器具本体1に設けている取付金具3にてブラケット56に設置できる場合は、アタッチメント30は不要とし、棚52に設置されるのは照明器具本体1のみであり、そのため、従来の蛍光管式の照明器具の場合と比べて棚52間の高さ寸法を大きくとることができる。
また、タッチメント30の係止部35の高さ方向の寸法を前記ガイドレール部31の高さ方向の寸法より小さくすると共に、前記係止部35の高さ方向の寸法を前記照明器具本体1の厚みと略同じ程度にしているので、照明器具本体1全体として小型、軽量となり、そのため、コストも安価にできる。また、照明器具本体1に対して別部品としたアタッチメント30も照明器具本体1の長さと比べて非常に短いので、アタッチメント30を照明器具本体1に取り付けても、照明器具本体1自体の重量も軽量であり、棚52への重量的な負担を軽減することができる。
従来では、蛍光管式の照明器具53の厚みに対応した高さ寸法のガイドレール65が一体に形成され、更に該ガイドレール65の構造に対応させたアダプター67が市販されている。
これでは、照明器具本体1自体の幅寸法、厚み寸法を狭く、且つ薄くしたにも関わらず、ガイドレール65により照明器具本体1の厚み寸法が従来の太径の蛍光管式の照明器具53の場合と同じになってしまうことになる。
このスリット10に前記取付金具3がスライド自在に設けられている。また、天板5の下面には、発光ダイオード11等を実装しているプリント基板12が配設されている。
そして、前板6の舌片13とリブ15により溝20が、背板7の舌片14とリブ16により溝21がそれぞれ形成され、両溝20、21はケース本体2の長手方向の全長にわたって形成されると共に、両溝20、21は対向した構成となっている。この両溝20、21に透光性で平板状の樹脂カバー22が配設されている。
そして、このアタッチメント30のガイドレール部31の凹所34に図6に示すように、アダプター67のスライド片68が端部よりスライド自在に挿入され、アダプター67がアタッチメント30に装着される。
そして、上部の係止片37の先端の下面には照明器具本体1の溝23内に嵌まるように断面を該溝23と同様に円形とした突部36が該係止片37の横方向の全長にわたって一体に形成されている。また、係止片39の先端の上面には、照明器具本体1の舌片14に係止するリブ38が該係止片39の横方向の全長にわたって一体に形成されている。
図5に示すように、アタッチメント30の突部36が溝23に嵌まり、リブ38が舌片14の内側に係止されることで、アタッチメント30が溝23及び舌片14の長手方向に沿ってスライド自在となるが(図7参照)、アタッチメント30を照明器具本体1から前方へ引いても取り外すことは出来ない。
また、この状態で、図8に示すように、アダプター67の取付部69を什器51のブラケット56に上から挿入し、ブラケット56にアダプター67をネジ止めして、照明器具本体1をブラケット56に固定する。そして、棚52をブラケット56にネジ止め等にて固定する。
また、アタッチメント30の横方向の寸法(例えば、5cm〜10cmの範囲)は、図7及び図8に示すように、照明器具本体1の横方向の長さ(例えば、120cm〜160cm)と比べて非常に短くしているので、アタッチメント30を照明器具本体1に取り付けた場合であっても、照明器具本体1から垂下しているアタッチメント30の部分は該アタッチメント30の横方向の長さ分だけであり、そのため、アタッチメント30はほとんど邪魔にならず、棚52間の高さ寸法を大きくとることができる。
また、アタッチメント30及びアダプター67を用いて照明器具本体1をブラケット56に設置する場合は、上記取付金具3は不要となるため、該取付金具3を着脱自在としておいて、かかる場合は取付金具3を取り外すことで、照明器具本体1をさらに軽量化することも可能である。
例えば、アタッチメント30の断面形状は、図5に示す場合と同一であって、横方向の寸法を照明器具本体1の横方向の寸法とほぼ同じとし、先の実施形態と同様に、長尺物のアタッチメント30を照明器具本体1に対してスライド自在、且つ着脱自在とするようにしても良い。
3 取付金具
11 発光ダイオード
14 舌片
23 溝
30 アタッチメント
31 ガイドレール部
35 係止部
36 突部
37 係止片
38 リブ
39 係止片
51 什器
52 棚
56 ブラケット
67 アダプター
Claims (2)
- 什器(51)の両側のブラケット(56)(56)にそれぞれ配されるアダプター(67)(67)と、棚用の照明器具本体(1)との間に介装されて該照明器具本体(1)を前記什器(51)に設置するためのアタッチメント(30)であって、
前記アタッチメント(30)の横方向の寸法は、前記照明器具本体(1)の長手方向の長さ寸法より短く形成されており、
前記アタッチメント(30)の前面には、前記照明器具本体(1)の背面側に設けた被係止部に該照明器具本体(1)の長手方向に沿ってスライド自在に係止する係止部(35)を形成し、
前記アタッチメント(30)の背面には、前記アダプター(67)が横方向にスライド自在に挿入されるガイドレール部(31)を形成し、
前記アタッチメント(30)は、前記係止部(35)を介して前記照明器具本体(1)の背面に設けた前記被係止部に着脱自在に装着可能とし、
前記アタッチメント(30)は、前記ガイドレール部(31)を介して前記アダプター(67)に着脱自在に装着可能とし、
前記アタッチメント(30)の係止部(35)の高さ方向の寸法を前記ガイドレール部(31)の高さ方向の寸法より小さくすると共に、前記係止部(35)の高さ方向の寸法を前記照明器具本体(1)の厚みと略同じ程度にしている
ことを特徴とする棚用照明器具取り付け用のアタッチメント。 - 前記アタッチメント(30)の横方向の長さは、前記照明器具本体(1)の横方向の長さに対して5/120〜10/160の割合とし、
前記アタッチメント(30)の係止部(35)は、上下に該アタッチメント(30)の横方向の全長にわたって設けた一対の上側の係止片(37)と下側の係止片(39)とからなり、前記上側の係止片(37)の先端の下面に突部(36)が設けられると共に、前記下側の係止片(39)の先端の上面にリブ(38)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の棚用照明器具取り付け用のアタッチメント。
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