JP5598517B2 - 光伝送装置 - Google Patents
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Description
Delay[ps]=D[ps/km/nm]*L[km]*Δλ[nm] ・・・・・・・・(1)
この式(1)から、波長多重信号光が25[km]伝播されたとすると隣接波長間の遅延量は2.5[ps/km/nm]×25[km]×0.8[nm]=50[ps]となり、これは伝送速度20[Gbit/s]の信号のビット周期が50[ps]であるので、隣接する光パルスが1ビット遅延することを意味している。
また、通常、集中増幅器220を構成する中継装置においては、波形劣化を抑制するため分散補償を行なっている。この分散補償機能により、各中継段での隣接波長λ1,λ2の光信号の伝搬遅延時間差が補償されて、各段の集中増幅器220に入力される隣接波長信号のビット配置が実質的に同じとなる場合、各中継段において上述のレッドチャープの残留が累積していくことになるため、図43(c),図43(d)に示すように、単位中継区間での残留チャープ量ΔCが中継段数倍されていってしまい、大きな波形劣化につながる。
なお、本願発明に関連する技術として下記の非特許文献1に記載されたものがある。
すなわち、強度変調光信号の波長多重伝送を前提としたシステムでは、単位長さ当たりの波長分散が比較的小さい、例えば分散シフトファイバ(NZDSF:non-zero dispersion shifted fiber)等を伝送路ファイバとして適用することにより、上述のごときSPMやXPM等の影響のバランスをとって、最適な受信信号品質を得るようにすることが行なわれる場合がある。
非特許文献1においても、10Gbpsの強度変調光信号と43Gbpsの位相変調光信号を混在させて、波長分散値の小さいファイバであるNZDSFを伝送する場合には、43Gbpsの位相変調光信号の隣接波長に10Gb/sの強度変調光信号を配置すると、すべての波長チャネルに43Gbpsの位相変調光信号を配置する場合に比べて、受信信号品質が劣化する結果が得られている。尚、この非特許文献1では、偏波状態が最適な(直交)状態であっても、43Gbpsの位相変調光信号のみのWDM伝送よりも受信信号品質を示すQ値は劣化し、偏波平行状態ではQ値が3dB程度劣化する結果が得られている。
非特許文献1においては、このような強度変調光信号と位相変調光信号を混在させて伝送する場合の、位相変調光信号が受けるXPMの影響について抑制する手段を提供するものではない。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
(1)すなわち、本発明の光伝送装置は、強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、入力される前記波長多重信号光について、伝送先方路となる伝送路を選択的に切り替える方路切り替え部と、前記光伝送装置が適用されるネットワークを構成する伝送路の特性や伝送光信号の変調方式に関するネットワーク管理情報を収集する情報収集部と、該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光に含まれる前記強度変調光信号及び前記位相変調光信号のうちの少なくとも前記位相変調光信号を、前記一の伝送路とは異なる他の伝送路へ送出するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御する制御部と、をそなえたことを特徴としている。
(2)なお、上記(1)において、前記制御部は、該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を前記一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光を前記他の伝送路へ送出する一方、前記波長多重信号光の前記一の伝送路への送出を遮断するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御してもよい。
(3)また、上記(1)において、前記制御部は、該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を前記一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光に含まれる前記位相変調光信号を前記他の伝送路へ送出し、前記位相変調光信号の前記一の伝送路への送出を遮断する一方、前記波長多重信号光に含まれる前記強度変調光信号を前記一の伝送路へ送出し、前記強度変調光信号の前記他の伝送路への送出を遮断するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御してもよい。
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。又、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及び作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態にかかる光伝送装置が適用されるネットワークシステムを示す図である。この図1に示すネットワークシステム100は、データ転送ネットワーク110,データ転送ネットワーク110を制御する制御ネットワーク120,および制御ネットワーク120を管理するマネージメントプレーン130から構成される。データ転送ネットワーク110は、複数の光伝送装置111が相互に接続されてなるものである。又、制御ネットワーク120は、データ転送ネットワーク110をなす光伝送装置111に対応して備えられた複数の制御ノード121が相互に接続されて構成される。
光サーキュレータ14を通じて波長選択スイッチ15に入力された混在信号に関し、強度変調光信号の波長の光については、波長選択スイッチ15内の反射器15aでの反射を介し遅延器16の無いポートに出力された後、反射器17で反射されて波長選択スイッチ15の入力ポートに戻る。これに対し、位相変調光信号の波長の光については、波長選択スイッチ15で遅延器16のあるポートに出力された後、反射器17で反射されて波長スイッチ15の入力ポートに戻る構成をとる。従って、強度変調光信号と位相変調光信号とについて遅延時間差を与えることができる。尚、上述の波長選択スイッチ15は、図2に示す分波部11および合波部13としての機能を有し、遅延器16は図2に示す遅延部12としての機能を有する。
光サーキュレータ14を通じて波長選択スイッチ15′に入力された混在信号に関し、強度変調光信号の波長の光は、波長選択スイッチ15′内の反射器15aで反射されて、外部の反射器での反射を経ずに波長選択スイッチ15′の入力ポートに戻る。これに対し、位相変調光信号の波長の光は、遅延器16のあるポートに出力された後、反射器17で反射されて波長選択スイッチ15′の入力ポートに戻る構成をとる。このように構成された遅延ブロック部1においても、強度変調光信号と位相変調光信号の間に遅延差を与えることができる。
なお、上述の図3,図4に示す波長選択スイッチ15,15′においては、光サーキュレータ14からの光信号を入力される入力ポートに合分波器15bがそなえられ、光サーキュレータ14からの波長多重光信号は分波されて波長ごとに対応付けられた反射器15aに入射される一方、各反射器15aから光サーキュレータ14に通じる入力ポートに入射される光信号が合波されるようになっている。又、各反射器15aは、制御部3による制御を受けて反射面角度が回動自在に設定されるよう構成されて、上述の合分波器15bがそなえられた入力ポートと、他のポートと、の光学的結合関係を適宜切り替えることができるようになっている。
また、情報収集部2は、制御ノード121(図1参照)との間での制御信号のやりとりを通じて、ネットワークシステム100についての管理情報を収集するものである。更に、制御部3は、情報収集部2で収集した管理情報をもとに光伝送装置111の動作を制御するものである。具体的には、情報収集部2で収集した管理情報をもとに、伝送路ファイバ140中で位相変調光信号がXPMの影響を受けやすい状態であるか否かを判断し、位相変調光信号がXPMの影響を受けやすいと判断される場合には、遅延ブロック部1の波長選択スイッチ(図3の符号15又は図4の符号15′)を制御して、上述のごとき位相変調光信号および強度変調光信号間に遅延差を与えるように制御する。
上述のごとく構成された光伝送装置111では、制御部3において、情報収集部2で収集する管理情報により、伝送路ファイバ140中でXPMの影響を受けやすい状態であること(伝送路ファイバ140の波長分散値が小さいことなど)を認識すると、遅延ブロック部1を制御することにより、強度変調光信号と位相変調光信号の中継装置内部でのルートを変更することにより、両光信号間に遅延時間差を与えている。
上述の第1実施形態の光伝送装置111においては、強度変調光信号と位相変調光信号との間でビット遅延時間を与えるため遅延ブロック部1をそなえているが、本発明によれば、例えば図9〜図12に示すように、波長ごとの光信号の分岐/挿入を行なう分岐挿入部としての機能に遅延ブロック部1としての機能を組み込むことができる。
なお、図9〜図12中、同一の符号はほぼ同様の機能を具備するものである。上述の図9〜図12に示すような構成の光伝送装置においては、波長選択スイッチ21c〜21e,23により、波長ごとに分岐または挿入を行なうOADM機能とともに、位相変調光信号および強度変調光信号に、前述の第1実施形態の場合と同様のビット遅延時間差を設ける遅延ブロック部としての機能を併せ持つことができる。
上述の第1変形例にかかる光伝送装置においては、波長ごとの光信号の分岐/挿入を行なう分岐挿入部としての機能に遅延ブロック部1としての機能を組み込んだ構成としているが、本発明によれば、例えば図13〜図15に示すように、OXC部としての機能に遅延ブロック部1としての機能を組み込む構成とすることもできる。
このように構成された図13に示す光伝送装置において、第2入力ポート(Port2-IN)から入力した信号が第1出力ポート(Port1-OUT)に出力される場合の動作について説明する。第2入力ポート(Port2-IN)から入力した混在信号は波長選択スイッチ24−2で経路を切り替えられ、位相変調光信号は遅延器27−2があるポートD1に出力され、強度変調光信号は遅延器27−2が無いポートD2に出力される。その後、光カプラ28−2で合波された後、出力が第1出力ポート(Port1-OUT)に導かれる波長選択スイッチ26−1のアドポートに入力された後、波長選択スイッチ26−1の出力を通じて第1出力ポート(Port1-OUT)に出力される。
上述の第1変形例にかかる光伝送装置においては、図9〜図12に示すように、波長選択スイッチ21c〜21e,26を適宜用いることにより、波長ごとの光信号の分岐/挿入を行なう分岐挿入部としての機能に遅延ブロック部1としての機能を組み込んだ構成としているが、これらの波長選択スイッチ21c〜21e,26に代えて、例えば図16,図17に示すように、AWG(Arrayed Waveguide Grating)などのPLC(Planer Lightwave Circuit)型波長選択性素子から構成されるものを用いて、同様の装置を構成することもできる。
上述のごとく構成された光伝送装置では、光カプラ21に入力される混在信号のうちで、強度変調光信号については、光スイッチ32cでのスイッチングを通じて、スルーで出力させるが、ポートから出力させる光スイッチ31bでのスイッチングを通じてドロップポートを通じて出力させることもできる。
また、光カプラ21に入力される混在信号のうちで、位相変調光信号については、光スイッチ31bでのスイッチングを通じて、遅延器33を通過させた信号を、光スイッチ32d,32cでのスイッチングを通じて、AWG32bから出力する。即ち、ドロップ側のAWG31aで分波された後、Drop portに設置された光スイッチ31bで経路を切替え、遅延器33を通してAdd port側に配置している光スイッチ32d,32cを経由して、一対のAWG32a,32bのアドポートに入力される。こうすることにより、AWG32bから出力された混在信号は、位相変調光信号に遅延差を付加されて出力されることになる。ここで、図16では位相変調光信号に遅延器33を挿入しているが、強度変調光信号と位相変調光信号のルートが入れ替ってもよい。
〔A4〕第1実施形態および第1実施形態の第1〜第3変形例による作用効果の説明
第1実施形態および第1実施形態に派生した第1〜第3変形例による作用効果を計算したモデルを図18に、結果を図19に示す。
図20は本発明の第2実施形態にかかる光伝送装置111Aを示すブロック図である。この図20に示す光伝送装置111Aは、前述の第1実施形態における光伝送装置111(図2参照)に比して、遅延部12に代えて波長分散付与器(ビット時間差付与部)12Aをそなえた遅延ブロック部1Aをそなえている点が異なっており、これ以外については基本的に同様の構成を有している。尚、図20中、図2と同一の符号はほぼ同様の部分を示すものである。
そして、波長選択スイッチ13においては、上述のごとく光カプラ11で分岐されて直接入力された光信号と、波長分散付与器12Aを経由した光信号と、を入力されて、出力ポートを通じて出力すべき光信号を波長ごとに選択的に切り替えて出力することができる。
なお、上述の図20においては、分岐部としての光カプラ11をそなえるとともに、合波部としての波長選択スイッチ13をそなえて構成したが、本発明によれば、光カプラ11に代えて分波部としての波長選択スイッチをそなえるとともに波長選択スイッチ13に代えて光カプラ等の合流素子により構成することも可能である。勿論、第1実施形態の場合の波長選択スイッチ15,15′(図3,図4参照)のように、一つの波長選択スイッチにより分波部および合流部としての機能を併せ持つこととしてもよい。
〔C〕第3実施形態の説明
図25は本発明の第3実施形態にかかる光送信装置(光伝送装置)を示すブロック図である。この図25に示す光送信装置は、強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて送信する光送信装置であって、少なくとも一つの(ここでは複数波長の)チャンネルが設定された強度変調光信号を発生させる強度変調光信号発生部41と、少なくとも一つの(ここでは複数波長の)チャンネルが設定された位相変調光信号を発生させる位相変調光信号発生部42と、をそなえるとともに、波長分散付与器43,合波器44a〜44c,情報収集部2および制御部3Bをそなえている。
図28(a)〜図28(e),図29(a)〜図29(e)は、強度変調光信号に波長分散を付与することにより、信号受信端での相互位相変調の影響を抑圧できることについて説明するための図である。図28(c),図29(c)に示すように、光送信装置150が、伝送路ファイバ140および光増幅器を含む中継装置160により多段に接続されてなるネットワークに、位相変調光信号と強度変調光信号との混在信号を送出する場合を想定する。
さらに、上述の第2実施形態における分散付与の態様と、第3実施形態における分散付与の態様と、を組み合わせて実施することもできる。第2実施形態と第3実施形態での分散付与の態様を組み合わせた場合の分散マップの一例を図31に、対比例としての分散マップを図30に示す。図30の分散マップでは、強度変調光信号と位相変調光信号ともに波長分散補償率100%であるのに対し、図31の分散マップでは強度変調光信号の送信部で波長分散を付与するとともに、各中継装置としての光伝送装置111Aにおける波長分散付与器12Aにおいて、強度変調光信号に対する波長分散補償率を100%からずらした構成となっている。こうすることにより、強度変調光信号の伝送特性をなるべく長距離にわたり確保したまま、XPMによる波形劣化を抑圧することができる。
図32は本発明の第4実施形態にかかる光伝送装置が適用されるデータ転送ネットワークの構成を示す図で、この図32に示すように、第4実施形態におけるデータ転送ネットワーク110Cにおいても、前述の図1に示すデータ転送ネットワーク(符号110)として適用されるものであって、光伝送装置111C−1〜111C−5が分散値の小さい伝送路ファイバ(例えばNZDSF)140を通じてリング状に接続されるとともに、光伝送装置111C−4〜111C−8についても分散値が比較的小さい伝送路ファイバ(例えばNZDSF)140を通じてリング状に接続されている。
このとき、特に光伝送装置111C−4での中継処理に着目すると、光伝送装置111C−4においては、入力される混在信号のうちで、強度変調光信号と位相変調光信号のいずれか一方(たとえば強度変調光信号)を、光伝送装置111C−5との間で形成される迂回路(図32のB参照)を経由して、光伝送装置111C−8及び111C−7への中継を行なうようになっている。
図33は、上述のごとき迂回路を設定しうる光伝送装置111Cの構成を示すブロック図である。光伝送装置111Cは、この図33に示すように、光カプラ51,52および波長選択スイッチ53〜56をそなえるとともに、前述の第1実施形態の場合と基本的に同様の情報収集部2および制御部3Cをそなえる。
制御部3Cは、情報収集部2において収集した管理情報に基づいて波長選択スイッチ53〜56の波長ごとの方路切り替えを設定制御するものである。例えば、情報収集部2からの管理情報に基づいて、伝送先経路をなす伝送路ファイバ140がXPMの影響を受けやすいと判断した場合には、制御部3Cでは、上述の波長選択スイッチ53,54での波長ごとの方路切り替え設定を制御することにより、強度変調光信号の迂回伝送のために、光伝送装置111C−5との間で迂回ルートBを設定する。
また、波長選択スイッチ53を制御することにより、光カプラ51から入力される混在信号のうちで、強度変調光信号および位相変調光信号のいずれか他方(図33の場合には位相変調光信号)に相当する波長の光信号を下流側の中継経路Aへ送出する一方で、アドポートから入力される光カプラ52からの(迂回ルートBを経由した)強度変調光信号を下流側の中継経路Aへ送出する。
〔E〕第5実施形態の説明
図34は本発明の第5実施形態にかかる光伝送装置が適用されるデータ転送ネットワークの構成を示す図で、この図34に示すように、第5実施形態におけるデータ転送ネットワーク110Dは、光伝送装置111D−1〜111D−3が、分散値が比較的大きいファイバ(例えばシングルモードファイバ,SMF)141を介して連結接続されるとともに、光伝送装置111D−1,111D−4,111D−3が、分散値が比較的小さいファイバ(例えばNZDSF)142を介して連結接続されている。
図35は、上述のごとき経由ルートを決定する機能を有する光伝送装置111Dの構成を示すブロック図である。光伝送装置111Dは、この図35に示すように、光カプラ61,62および波長選択スイッチ63〜66をそなえるとともに、前述の第1実施形態の場合と基本的に同様の情報収集部2および制御部3Dをそなえる。
そして、制御部3Dは、情報収集部2において収集した管理情報に基づいて波長選択スイッチ63〜66の波長ごとの方路切り替えを設定制御するものである。
なお、情報収集部2からの管理情報に基づいて、SMF141のルートよりもNZDSF142のルートが適当であると判断される場合には、制御部3Dでは、上述の波長選択スイッチ63,64での波長ごとの方路切り替え設定を制御することにより、NZDSF142を経由するルートを設定し、SMF141へのルートを遮断する。
このように、本発明の第5実施形態によれば、制御部3Dにより、情報収集部2で収集された管理情報をもとに、方路切り替え部としての波長選択スイッチ63,64による方路切り替え設定を制御することができるので、受信端でのXPMの影響を受けやすい場合には適応的にその影響を最小限とするルートに切り替えることができ、伝送品質の劣化を抑圧することができる利点がある。また、位相変調光信号による伝送システムのアップグレードが容易に可能となるため、システム性能(周波数利用効率、光信号対雑音比特性などの向上が期待できるとともに、ネットワーク管理の柔軟性を増大させることができる。
図36は本発明の第6実施形態にかかる光伝送装置が適用されるデータ転送ネットワークの構成を示す図である。この図36に示すように、第6実施形態におけるデータ転送ネットワーク110Eは、光伝送装置111E−1〜111E−4が、分散値が比較的小さいファイバ(例えばNZDSF)142を介してリング状に相互に連結接続されている。
第6実施形態にかかる光伝送装置111Eにおいては、図37に示すように、上述の第5実施形態における光伝送装置111Dと基本的に同様の構成(図35の符号61〜66,2,3D参照)により、入力される波長多重光信号が強度変調光信号と位相変調光信号との混在信号である場合には、これらの混在信号をなす位相変調光信号と強度変調光信号とで送出先ルートを別々のルート(図36の光伝送装置111E−1に着目するとルートA,B)となるように決定するようになっており、これにより、強度変調光信号および位相変調光信号の混在信号の伝送による受信端でのXPMの影響を抑圧させることができるようになる。
〔G〕第7実施形態の説明
図38は本発明の第7実施形態にかかる光伝送装置が適用されるデータ転送ネットワークの構成を示す図で、この図38に示すように、第7実施形態におけるデータ転送ネットワーク110Fは、前述の第5実施形態におけるデータ転送ネットワーク110Dと同様に、光伝送装置111F−1〜111F−3が、分散値が比較的大きいファイバ(例えばSMF)141を介して連結接続されるととともに、光伝送装置111F−1,111F−4,111F−3が、分散値が比較的小さい光ファイバ(例えばNZDSF)142を介して連結接続されている。
図39は上述の波長配置を変更する機能を有する光伝送装置111Fを示すブロック図である。この図39に示すように、光伝送装置111Fは、分波器71,波長変換器72および合波器73をそなえた波長配置変換部70とともに、前述の第1実施形態の場合と同様の情報収集部2および制御部3Fをそなえている。
また、上述の波長変換器72での波長割り当ての変更態様としては、図38のAに示すように、XPMの影響を受けやすい位相変調光信号Pのチャンネルのみを、分散値の比較的大きい長波長側の未使用チャンネル(好ましくは隣接チャンネルが未使用のチャンネル)へシフトすることでXPMの影響を抑圧することができ、図38のBに示すように、XPMの影響を受けやすい位相変調光信号に隣接する強度変調光信号Iのチャンネルを、未使用チャンネル(例えば長波長側のチャンネル)にシフトすることで、位相変調光信号のチャンネルに対する実質的なガードバンドを設けることができる。更に、図38のCに示すように、XPMの影響を受けやすい位相変調光信号Pおよびその位相変調光信号Pに隣接する強度変調光信号Iのチャンネルを、まとめて分散値の大きい長波長側のチャンネルにシフトすることで、XPMの影響を抑圧することができる。
上述のごとく構成された光伝送装置111Fでは、制御部3Fにおいて、情報収集部2で収集した管理情報に基づいて、出力先の伝送路ファイバ中でXPMの影響を受けやすい状態であること(出力先の伝送路ファイバがNZDSF142等の波長分散値が小さいファイバであることなど)を認識した後、そのXPMの影響を受けやすい状態である区間において、強度変調光信号と位相変調光信号の波長間の非線形効果を抑圧するように波長配置を変更すべく、波長選択スイッチ71における波長変換器72に導かれる方路を波長ごとに切り替える。
したがって、第7実施形態においても、受信端でのXPMの影響を低減させ、伝送品質の劣化を抑圧することができる利点がある。また、位相変調光信号による伝送システムのアップグレードが容易に可能となるため、システム性能(周波数利用効率、光信号対雑音比特性などの向上が期待できるとともに、ネットワーク管理の柔軟性を増大させることができる。
図40は本発明の第8実施形態にかかる光伝送装置111Gを示すブロック図である。この図40に示す光伝送装置111Gについても、強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送するものであるが、前述の第7実施形態におけるものとほぼ同様の波長配置変換部70,情報収集部2および制御部3Fをそなえるとともに、インターリーバ分波器81,遅延器82およびインターリーバ合波器83をそなえている。
このように構成された第8実施形態にかかる光伝送装置111Gでは、波長配置変換部70において、強度変調光信号と位相変調光信号の波長配置をそれぞれ偶数チャネルと奇数チャネルというように入れ子になるように割当て波長を変えた後、インターリーバ分波器81で位相変調光信号と強度変調光信号でブロック分けを行ない、例えば位相変調光信号に遅延器82を通して遅延差を与えている。これにより、光伝送装置111Gが分散値の比較的小さい光ファイバを通じて連結接続された場合において、各光伝送装置111Gで強度変調光信号と位相変調光信号の間に遅延差を与えることができるため、各光伝送装置出力での信号間のビット配置が重ならなくなるため、XPMによる位相変調の累積量が減少し、位相変調光信号の波形劣化を抑圧することができる。
〔I〕第9実施形態の説明
図41は本発明の第9実施形態にかかる光伝送装置111Hを示すブロック図である。この図41に示す光伝送装置111Hについても、強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送するものであるが、前述の第1実施形態におけるものとほぼ同様の情報収集部2をそなえるとともに、入力される波長多重光信号を増幅する光アンプ91,分波器92,可変減衰器(VOA)93,合波器94,伝送路ファイバを通じて送出すべき光信号を増幅する光アンプ95および制御部3Hをそなえている。
制御部3Hでは、情報収集部2で収集した管理情報に基づいて、伝送路ファイバ中でXPMの影響を受けやすい状態であること(伝送路ファイバの波長分散値が小さいファイバであることなど)を認識した後、強度変調光信号と位相変調光信号の光伝送装置111Hの出力パワーを低減させて非線形効果の影響を抑圧させる。
〔J〕その他
上述した実施形態にかかわらず、本発明の請求項記載の発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
また、上述した実施形態の開示により、当業者であれば本発明の装置を製造することは可能である。
〔K〕付記
(付記1)
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重光信号を伝送路を通じて伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重光信号から、相対的に異なるビット時間差を有する少なくとも2つの光信号を生成するビット時間差付与信号生成部と、
該ビット時間差付与信号生成部からの前記少なくとも2つの光信号を入力されて、前記位相変調光信号および前記強度変調光信号の間で前記ビット時間差が付与された波長多重光信号を生成し出力する波長多重光信号出力部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
該ビット時間差付与信号生成部は、前記2つの光信号として、該波長多重信号出力部へ入力されるタイミングに、遅延による時間差が付与された光信号を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
(付記3)
該ビット時間差付与信号生成部は、前記2つの光信号として、前記2つの光信号として互いに異なる波長分散量が負荷された光信号を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
前記ビット時間差付与信号生成部が、
入力される前記波長多重光信号を分岐する分岐部と、
前記分岐部で分岐された各光信号に対し、互いに異なるビット時間差を付与するビット時間差付与部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
該波長多重光信号出力部は、波長選択スイッチにより構成されたことを特徴とする、付記4記載の光伝送装置。
(付記6)
前記光伝送装置が適用されるネットワークを構成する伝送路の特性や伝送光信号の変調方式に関するネットワーク管理情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、前記波長選択スイッチによる波長選択を制御する制御部と、をそなえたことを特徴とする、付記5記載の光伝送装置。
前記ビット時間差付与信号生成部が、
入力される前記波長多重光信号について、前記位相変調光信号および前記強度変調光信号に分離させる分離部と、
前記分離部で分離された各光信号に対し、互いに異なるビット時間差を付与するビット時間差付与部と、をそなえたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
前記波長多重光信号出力部は、該ビット時間差付与部で前記ビット時間差が付与された各光信号について合流させる合流部として構成されたことを特徴とする、付記7記載の光伝送装置。
(付記9)
前記光伝送装置が適用されるネットワークを構成する伝送路の特性や伝送光信号の変調方式に関するネットワーク管理情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、該分離部での光信号の分離を制御する制御部と、をそなえたことを特徴とする、付記7記載の光伝送装置。
前記波長多重信号光を伝送する光伝送装置が伝送路を介して複数段接続された光通信システムにおける前記光伝送装置であって、
各光伝送装置が、
上流側光伝送路を通じて入力された波長多重信号光についての波長分散を補償する分散補償部をそなえ、
該ビット時間差付与信号生成部は、該分散補償部からの前記強度変調光信号および前記位相変調光信号に対し、該分散補償部での前記補償が行なわれた後の残留分散量よりも実質的に大きな時間差を与えるべく、前記ビット時間差を有する光信号を生成するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
該波長多重光信号出力部からの波長多重光信号について増幅する増幅部を更にそなえたことを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
(付記12)
前記波長多重信号光を伝送する光伝送装置が伝送路を介して複数段接続されるとともに、各光伝送装置が上流側光伝送路を通じて入力された波長多重信号光についての波長分散を補償する分散補償部をそなえた光通信システムにおける前記光伝送装置であって、
該ビット時間差付与信号生成部で生成する各光信号の前記ビット時間差は、該波長多重光信号出力部で出力される前記強度変調光信号および前記位相変調光信号に対し、前記波長多重信号光の受信端での残留分散量の許容量よりも実質的に大きな時間差を与える時間差であることを特徴とする、付記1記載の光伝送装置。
前記伝送路は、分散シフトファイバであることを特徴とする、付記1〜12のいずれか1項記載の光伝送装置。
(付記14)
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて送信する光伝送装置であって、
前記強度変調光信号を発生させる強度変調光信号発生部と、
前記位相変調光信号を発生させる位相変調光信号発生部と、
該強度変調光信号発生部で発生する前記強度変調光信号の波形立ち上がり/立下りを鈍化させる波長分散付与部と、
該波長分散付与部からの前記強度変調光信号と該位相変調光信号発生部からの前記位相変調光信号とを多重して送信する多重送信部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号を第一の分離波長多重信号と第二の分離波長多重信号とに分離する分離部と、
該分離部で分離された前記第一の分離波長多重信号を迂回路へ送出する迂回路送出部と、
前記迂回路を通じて入力される前記第一の分離波長多重信号、および、該分離部からの前記第二の分離波長多重信号を波長多重して中継する波長多重中継部と、をそなえ、さらに、
前記分離部、前記迂回路送出部、前記波長多重中継部のうち、少なくとも一つは、前記第一の分離波長多重信号から、前記強度変調光信号と前記位相変調光信号のいずれか一方の透過を選択的に阻止する機能をそなえ、かつ、
前記分離部、前記迂回路送出部、前記波長多重中継部のうち、少なくとも一つは、前記第二の分離波長多重信号から、前記強度変調光信号と前記位相変調光信号のいずれか一方の透過を選択的に阻止する機能をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号光について、伝送先方路となる伝送路を選択的に切り替える方路切り替え部と、
前記光伝送装置が適用されるネットワークを構成する伝送路の特性や伝送光信号の変調方式に関するネットワーク管理情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、方路切り替え部による方路切り替え設定を制御する制御部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号における一部の波長帯の光信号を他の波長帯の光信号から分離する分離部と、
該分離部で分離された前記一部の波長帯の光信号について波長割り当てを変更する波長割り当て変更部と、
該波長割り当て変調部で波長割り当てが変更された光信号と、前記他の波長帯の光信号と、を波長多重して中継する波長多重中継部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号における前記強度変調光信号と前記位相変調光信号とについて交互に波長配置されるように波長配置の変換を行なって、波長多重光信号として出力する波長配置変換部と、
該波長配置変換部で波長配置の変換がなされた波長多重光信号について、1波長おきの波長組を1組とした2組の波長グループに分けるインターリーバ分波部と、
該インターリーバ分波部で分けられた2つの波長グループに対し、相対的に異なるビット時間差を付与するビット時間差付与部と、
該ビット時間差付与部からの前記2つの波長グループの光信号を合波し出力するインターリーバ合波部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号における前記強度変調光信号と前記位相変調光信号とを分離する分離部と、
該分離部で分離された前記位相変調光信号及び前記強度変調光信号に強度差を付与する強度差付与部と、
該強度差付与部で前記強度差が付与された前記強度変調光信号と前記位相変調光信号とを波長多重して中継する波長多重中継部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。
強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて伝送する光伝送方法であって、
前記強度変調光信号により前記位相変調光信号が受ける相互位相変調量を調整するため、前記波長多重信号光として伝送される前記強度変調光信号及び前記位相変調光信号に対し、前記各光信号の変調時とは相対的に異なるビット時間差を付与し、
前記ビット時間差が付与された光信号を含めて前記波長多重信号光を出力することを特徴とする、光伝送方法。
波長多重信号光を入力する入力ポートと、出力ポートを有する光デバイスであり、該入力ポートから該出力ポートに至る通過遅延時間の大小を、該波長多重信号光の波長チャネルごとに、少なくとも二段階の設定から選択して設定することができることを特徴とする、波長選択可変遅延器。
付記21の波長選択可変遅延器であり、さらに
該入力ポートと該出力ポートが共通であり、さらに
内部に具備する反射ミラーの角度を調整することによって,該入力ポートから該出力ポートに至る反射遅延時間の大小を、該波長多重信号光の波長チャネルごとに選択することができることを特徴とする、波長選択可変遅延器
2 情報収集部
3,3A〜3F,3H 制御部
4 OXC
11 分波部
12 遅延部
12A 波長分散付与器
13 合波部
14 光サーキュレータ
15,15′,21c〜21e,23,24−1,24−2,24c−1,24c−2,26−1,26−2 波長選択スイッチ
15a,17 反射器
16,22,25−1,25−2,27−1,27−2,27a−2,32e,33 遅延器
21,21a,21b,24a−1,24a−2,24b−1,24b−2,28−1,28−2,28a−2 光カプラ
29 分散補償ファイバ
30 集中増幅器
30a,30b 光アンプ
31a,32a,32b AWG
31b,32c,32d 光スイッチ
41 強度変調光信号発生部
42 位相変調光信号発生部
43,43b,43c 波長分散付与器
44a〜44c 合波器
45 予等化処理部
51,52,61,62 光カプラ
53〜56,63〜66 波長選択スイッチ
70 波長配置変換部
71 波長選択スイッチ
72 波長変換器
73 光カプラ
81 インターリーバ分波器
82 遅延器
83 インターリーバ合波器
91,95 光アンプ
93 VOA
92 分波器
94 合波器
100 ネットワークシステム
110,110C〜110F データ転送ネットワーク
111,111−1〜111−8,111A,111C〜111H,111C−1〜111C−8,111D−1〜111D−4,111E−1〜111E−4,111F−1〜111F−4 光伝送装置
112 送信器
113 受信器
120 制御ネットワーク
121 制御ノード
130 マネージメントプレーン
140 伝送路ファイバ
141 SMF
142 NZDSF
150 光送信装置
160 中継装置
210 伝送路ファイバ
220 集中増幅器
Claims (3)
- 強度変調光信号と位相変調光信号との波長多重信号光を伝送路を通じて中継伝送する光伝送装置であって、
入力される前記波長多重信号光について、伝送先方路となる伝送路を選択的に切り替える方路切り替え部と、
前記光伝送装置が適用されるネットワークを構成する伝送路の特性や伝送光信号の変調方式に関するネットワーク管理情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光に含まれる前記強度変調光信号及び前記位相変調光信号のうちの少なくとも前記位相変調光信号を、前記一の伝送路とは異なる他の伝送路へ送出するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御する制御部と、をそなえたことを特徴とする、光伝送装置。 - 前記制御部は、該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を前記一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光を前記他の伝送路へ送出する一方、前記波長多重信号光の前記一の伝送路への送出を遮断するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御することを特徴とする、請求項1記載の光伝送装置。
- 前記制御部は、該情報収集部で収集された前記管理情報をもとに、入力される前記波長多重信号光を前記一の伝送路へ送出すると前記位相変調光信号が受信端で前記位相変調光信号の受信品質を低下させる非線形効果の影響を受けやすいと判断する場合は、前記波長多重信号光に含まれる前記位相変調光信号を前記他の伝送路へ送出し、前記位相変調光信号の前記一の伝送路への送出を遮断する一方、前記波長多重信号光に含まれる前記強度変調光信号を前記一の伝送路へ送出し、前記強度変調光信号の前記他の伝送路への送出を遮断するように、前記方路切り替え部による方路切り替え設定を制御することを特徴とする、請求項1記載の光伝送装置。
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