JP5597770B2 - 崩解度及び被膜硬度を改善した非動物性軟質カプセル被膜組成物 - Google Patents

崩解度及び被膜硬度を改善した非動物性軟質カプセル被膜組成物 Download PDF

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Description

本発明は、崩解安定性及び被膜硬度を改善した非動物性軟質カプセル被膜組成物に関するものである。より詳細には、本発明は、生デンプン、酸処理化変性デンプン、ヒドロキシプロピル化変性デンプン、アルファ化変性デンプン、架橋結合変性デンプン、デンプン分解物からなる変性デンプン、及び、生デンプンと変性デンプンとの混合デンプンから選ばれる少なくとも1種のデンプンと、アラビアガム、タラカントガム、カラヤガム、ガッチガム(Ghatti Gum)、グアーガム、ローカストビーンガム、タラガム、コンニャクガム、アルギン酸、寒天、カラギーナン、プルラン、ペクチン、ゲラン、マンナン又はキサンタンからなる少なくとも1種のガム類、及び可塑剤、緩衝剤及び精製水からなる非動物性軟質カプセル被膜組成物に酸化防止剤及び崩解補助剤を添加し、デンプンの劣化を抑制させ、崩解安定性及び被膜硬度増加抑制を通して崩解安定性及び被膜硬度を改善した非動物性軟質カプセル被膜組成物及びその製造方法に関するものである。
通常のゼラチン軟質カプセル剤における、内容物は少なくとも1種の薬理学的活性成分又は機能性成分を溶媒に可溶化させるか、懸濁化剤に分散させて製造し、被膜は軟質カプセル基材であるゼラチンにグリセリン、ソルビトール液などの可塑剤及び精製水を添加し、必要により、着色剤、着香剤、保存剤又はコーティング基材を用いて製造することにより、軟質カプセルの外見及び品質を向上させる。
軟質カプセル被膜の主要構成成分であるゼラチンは牛、豚又は魚類などから由来された動物の結合組織を構成するコラーゲンを部分的に加水分解して得られる誘導タンパク質である。しかし、ゼラチンの場合、動物由来原料であるとの理由で、ベジテリアン及び宗教的背景から忌避の傾向があり、ロハス消費傾向から動物性よりは植物性素材に興味を持つ消費者の影響で、製造及び品質が優れたゼラチンを物理的な性質にもかかわらず、非動物性カプセル剤開発が促進される。これによって、現在、非動物性由来硬質及び軟質カプセル製品が国内・外に一部発売されている。
今まで、このような消費傾向に合わせて、デンプン誘導体とガム類などを用いた非動物性素材の軟質カプセル剤を製造する為、色々な方向で研究が行われている。
R.P.Scherer Technologies,Inc.社のPCT国際特許公報WO2011/03677 A1「変性デンプンとイオタ−カラギーナンを包含する軟質カプセル用フィルム組成物」では、変性デンプン混合物、イオタ−カラギーナン、可塑剤及び第2リン酸ナトリウムを用いた非動物性由来軟質カプセルフィルム組成物が開示されている。
より詳細には、ヒドロキシプロピル化タピオカデンプン、ヒドロキシプロピル化トウモロコシデンプン、酸希釈ヒドロキシプロピル化コーンデンプン、ジャガイモデンプン又は糊化変形コーンデンプンからなる群から選ばれる少なくとも1の変形デンプン及びイオタ−カラギーナンを包含し、前記デンプンの水和温度が90℃以下であり、変形デンプン:イオタ−カラギーナンの重量比が1.5:1〜4.0:1範囲である軟質カプセル形成に適合な組成物が開示されている。
しかし、前記特許公報に開示された軟質カプセル用フィルム組成物の場合、デンプンの劣化と糊化現象による軟質カプセル被膜の崩解遅延及び被膜硬度の上昇との欠点があり、その常用化に問題がある。
デンプンを主基材として用いられる軟質カプセル剤はデンプン又はデンプン誘導体とガム類、可塑剤、緩衝剤(金属塩)及び精製水からなる。
被膜フィルムを形成することに、もっとも高い配合割合を持つデンプンは放置すると段々固まって本来の結晶性を持つ状態に戻る劣化(Retrogradation)現象を表す。
米国特許第6,214,376号は、カッパ−カラギーナンと水溶性又は水中分散可能プロテイン及びカリウム塩を特徴的に用いて、可塑剤の割合を限定した軟質カプセル用被膜組成物が開示されていて、PCT国際特許公報WO2008/117682 A1は、カッパ−カラギーナンと代わりにラムダ−カラギーナンを用いて製造された軟質カプセル用被膜組成物が開示されていて、前記、軟質カプセル用被膜組成物はデンプン、ラムダカラギーナン、金属塩、デキストリン、可塑剤及び精製水を配合して製造することを特徴としている。
さらに、PCT国際特許公報WO2004/91530 A2号「カッパ−2カラギーナンを含有する均一で熱可逆性のゲルフィルム及びその製造方法」は、カッパ−2カラギーナンに、所望により可塑剤、第2フィルム形成剤、充填剤及びpH調節剤などを含有する均一で熱可逆性ゲルフィルムが開示されている。
又、第2フィルム形成剤としてはデンプン、デンプン誘導体、デンプン加水分解物、セルロースガム、カッパ−カラギーナン、イオタ−カラギーナン、アルギネート、プロピレングリコールアルギネート、ポリマンナンガム、デキストラン、ペクチン、ゲラン、プルラン、アルキルセルロースエーテル又は変性アルキルセルロースエーテルなどが使用できるとこが開示されている。
しかし、前記特許に開示された、いずれの方法も素材的な限界で、時間経過による被膜崩解度及びカプセル被膜硬度を向上させる問題を同時に解決するには限界があり、それを克服する為の具体的な代案が挙げられてない。
一方、韓国の軟質カプセル崩解に関する法規(大韓薬典9改定及び健康機能食品公典)では、軟質カプセル剤は20分以内に崩解が完了すべきであり、これは国際法規と比較すると相対的に適合範囲が厳しい基準で、韓国法規を考慮しない非動物性由来軟質カプセルフィルムの国際的技術開発は内容物により崩解遅延を起こして、韓国内で流通される一般的流通期限又は使用期限を充足させない場合がある。
非動物性由来軟質カプセル剤に用いられる被膜組成物は大部分デンプン又はデンプン誘導体とガム類、可塑剤、緩衝剤(金属塩)及び精製水からなる。被膜フィルムを形成することに、もっとも高い配合割合を持つデンプンは放置すると、段々固まって本来の結晶性を持つ状態に戻る劣化(Retrogradation)現象を表す。
尚、糊化された(Gelatinization)デンプン分子は製造当時、投与される多くの水分子で水化され相互離れているが、室温に至ると近くにある他の分子と水素結合をする。この水素結合は二つのデンプン分子の間に水分子があるまま形成したり、付近にあるデンプン分子のヒドロキシ(−OH)基と直接形成したりする。
このように分子の会合点があれば、接合エリアが形成されて、究極的に網状分子構造になり、崩解遅延及び被膜硬度を上昇させる結果を起こして、低温ではさらに深刻な結果になる。
前記のような崩解遅延及び被膜硬度を上昇させる欠点を補完するためには、劣化現象に影響を与える因子を統制する必要があり、何よりデンプンの選択が重要である。
一般的に、トウモロコシ、小麦など穀類のデンプンは劣化しやすく、ジャガイモ、サツマイモ、タピオカなどイモ類のデンプンは劣化現象が遅いが、もっとも適合なデンプンはワキシーコーンデンプンを用いることが好ましく、一般デンプンよりは、酸処理デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン又は架橋結合デンプンを使用することが好ましい。
従って、本発明者らはこのような非動物性由来軟質カプセル被膜の崩解遅延及び被膜硬度増加の改善のため、鋭意研究の結果、非動物性由来軟質カプセル製造に用いる主要カプセル基材として劣化遅延デンプンを用いて、崩解遅延現象と被膜硬度増加を改善する為、酸化防止剤と崩解補助剤を用いることで、網状分子形成を抑制し、デンプンが本来結晶性を持つ状態に戻る傾向である劣化現象を遅延させて、非動物性由来軟質カプセルフィルムの崩解遅延及び被膜硬度をさらに改善することで本発明を完成した。
本発明の技術的課題は、非動物性由来軟質カプセル製造に用いる主要カプセル基材として劣化遅延デンプンを用いて、崩解遅延現象と被膜硬度増加を改善する為、酸化防止剤と崩解補助剤を用いるとこで、網状分子形成を抑制し、デンプンが本来結晶性を持つ状態に戻る傾向である劣化現象を遅延させ、非動物性由来軟質カプセルフィルム崩解遅延及び被膜硬度をさらに改善することである。
本発明の目的は、1)生デンプン、酸処理化変性デンプン、ヒドロキシプロピル化変性デンプン、アルファ化変性デンプン、架橋結合変性デンプン、デンプン分解物からなる変性デンプン、及び、生デンプンと変性デンプンの混合デンプンからなる群から選ばれる少なくとも1種のデンプン15〜30重量%;
2)アラビアガム、タラカントガム、カラヤガム、ガッチガム(Ghatti Gum)、グアーガム、ローカストビーンガム、タラガム、コンニャクガム、アルギン酸、寒天、カラギーナン、プルラン、ペクチン、ゲラン、マンナン及びキサンタンからなる群から選ばれる少なくとも1種のガム類1.0〜10重量%;及び
3)1.0〜20重量%の可塑剤、0.001〜5.0重量%の緩衝剤、0.001〜3.0重量%の崩解補助剤、0.001〜2.0重量%の酸化防止剤及び適量の精製水;を含有することを特徴とする非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物を提供することである。
前記軟質カプセル被膜組成物が、ヒドロキシプロピルタピオカデンプン/ジャガイモ架橋結合デンプン/ヒドロキシプロピルトウモロコシデンプンを1/0.1〜0.5/0.1〜0.3を重量比で混合させた混合デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン3〜6重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有することを特徴とする。
又、前記イオタ−カラギーナンが3.5〜5.5重量%であることを特徴とする。
さらに、前記軟質カプセル被膜組成物はヒドロキシプロピルタピオカ変性デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン2〜4重量%、カッパ−カラギーナン0.5〜1.5重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有することを特徴とする。
又、イオタ−カラギーナンが、2.5〜3.5重量%であり、カッパ−カラギーナンが0.8〜1.2重量であることを特徴とする。
一方、前記可塑剤がマンニトール、結晶性又は非結晶性のソルビトール、ソルビタン、サッカロース、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、グリセリン、ジグリセロール及びトリグリセロールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
又、前記緩衝剤が、有機酸、金属塩、第2リン酸ナトリウム及び第2リン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
又、前記崩解補助剤が、グルコアミラーゼ、マルトース生成アミラーゼ、アルファアミラーゼ、ベータアミラーゼ、イソアミラーゼ及びプルラナーゼからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
又、前記酸化防止剤が、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、トコフェロール及び没食子酸からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
本発明の効果は非動物性由来軟質カプセル製造に用いる主要カプセル基材として劣化遅延デンプンを用いて、崩解遅延現象と被膜硬度増加を改善する為、酸化防止剤と崩解補助剤を用いるとこで、網状分子形成を抑制し、デンプンが本来結晶性を持つ状態に戻る傾向である劣化現象を遅延させて、非動物性由来軟質カプセルフィルム崩解遅延及び被膜硬度増加を抑制させた軟質カプセル被膜組成物を提供することである。
従って、デンプン基材に酸化防止剤及び崩解防止剤を一定割合添加することで、既存非動物性由来軟質カプセル剤の製造・保管・流通の際、発生できるカプセルの崩解遅延問題を解決して、軟質カプセル硬度増加を抑制させることで、軟質カプセル脆性現象をさらに改善する軟質カプセル被膜組成物を提供することである。
本発明の軟質カプセル被膜構成は、被膜の基材成分としてデンプンを用い、この際、用いられるデンプンは生デンプン、酸処理化変性デンプン、ヒドロキシプロピル化変性デンプン、アルファ化変性デンプン、架橋結合変性デンプン、デンプン分解物からなる変性デンプン及び生デンプンと変性デンプンの混合デンプンからなる群から選ばれる少なくとも1種のデンプンである。
又、前記デンプンは全体被膜重量に対して15.0〜30.0重量%が用いられる。
又、軟質カプセル被膜に用いられるガム類は主に、デンプンのゲル化剤として用いられるもので、アラビアガム、タラカントガム、カラヤガム、ガッチガム(Ghatti Gum)、グアーガム、ローカストビーンガム、タラガム、コンニャクガム、アルギン酸、寒天、カラギーナン、プルラン、ペクチン、ゲラン、マンナン及びキサンタンからなる群から選ばれる少なくとも1種のガムであり、全体被膜重量に対して1.0〜10重量%が用いられる。
又、軟質カプセル被膜に用いられる可塑剤としてはマンニトール、結晶性又は非結晶性のソルビトール、ソルビタン又はソルバイド類、サッカロース、キシリトール、エリスリトール及びマルチトールなどの糖アルコール類、単糖類、二糖類、オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、グリセリン及びポリグリセロールなどからなる群から選ばれる少なくとも1種の可塑剤が全体被膜重量に対して1.0〜20.0重量%が用いられる。
又、軟質カプセル被膜に用いられる緩衝剤としては金属塩を用いて、有機酸、第2リン酸ナトリウム、及び第2リン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種が用いられて、全体被膜重量に対して0.001〜5.0重量%で用いられることが好ましい。
特に、崩解補助剤としてはデンプン分解酵素を用いて、グルコアミラーゼ、マルトース生成アミラーゼ、アルファアミラーゼ、ベータアミラーゼ、イソアミラーゼ、プルラナーゼからなる群から選ばれる少なくとも1種が用いられて、全体被膜重量に対して0.001〜3.0重量%で用いられる。
又、前記軟質カプセル被膜溶液製造の際、85〜95℃の高温で加温溶解させる工程が必要であり、従って、高温下でも熱安定性に優れたアルファアミラーゼがより好ましい。
又、酸化防止剤としては植物性タンパク質類、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、トコフェロール及び没食子酸からなる群から選ばれる少なくとも1種が全体被膜重量に対して0.001〜2.0重量%用いられて、これによってデンプンの劣化現象を遅延させるが、デンプンの劣化現象を遅延するためには植物性タンパク質と没食子酸がより適合である。
前記、軟質カプセル被膜構成成分に精製水、着色剤、遮光剤及び着香剤などを適量含有する非動物性軟質カプセル剤の被膜フィルムを製造して、ローラリー式軟質カプセル自動充填機を用いて内容物を充填する。
又、前記内容物は薬理学的な有効成分又は機能性食品の成分を少なくとも1種を含有して、充填可能な内容物は特に、限ることではないが、内容物へ可溶化されるか懸濁させれば可能である。
下記、本発明の好ましい実施態様をさらに詳細に説明する。
本発明の好ましい実施態様としては、ヒドロキシプロピルタピオカデンプン/ジャガイモ架橋結合デンプン/ヒドロキシプロピルトウモロコシタピオカデンプンを1/0.1〜0.5/0.1〜0.3の重量比で混合させた混合デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン3〜6重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有する軟質カプセル被膜組成物が挙げられる。
本発明の好ましい実施態様として用いられるタピオカデンプンはアミロペクチン含量が高いため、比較的柔らかで、弾力と粘性を持ち、もちもち感があり、摂取の際、嗜好度と滑らかな感が相当良好であり、糊化温度が低いため、生体内吸収が容易で、デンプン糊化液の粘度が高くて、粘性が良く、若干ゴム感が感じられる食感を付与する特徴がある。
ヒドロキシプロピル変性とは、デンプンの糊化温度の低下、冷凍耐性向上、劣化速度遅延及び柔らかさともちもち感との向上のためであり、これはデンプンと酸化プロピレンの反応を通じ、アルカリ触媒下で、デンプン懸濁水溶液に酸化プロピレンを添加して製造することである。
従って、ヒドロキシプロピルタピオ変性カデンプンはタピオカ由来のデンプンをアルカリ触媒下で、プロピレンオキシドで処理してヒドロキシ基と反応物質との間の反応により、科学的に変性させるか糊化することにより、デンプン本来の物理的特性を変性させたものである。
しかし、通常用いられるタピオカ変性デンプンの場合、粘性と弾性物性が充分だが、軟質カプセル剤として使用の際、その被膜硬度が充分ではない欠点があり、これを主成分とするデンプン混合物を開発し、本発明の軟質カプセル基材として用いられるヒドロキシプロピルタピオカデンプン/ジャガイモ架橋結合デンプン/ヒドロキシプロピルトウモロコシデンプンを1/0.1〜0.5/0.1〜0.3の重量割合で混合させた混合デンプンが最適な物性を持つことを本発明を通じて確認できる。
一方、通常の軟質カプセルデンプンのゲル化剤として用いられるガム類は前述と同様だが、本発明の好ましい実施態様ではゲル化剤としての性能がもっとも優れたカラギーナンが用いられ、その中でも、イオタ−カラギーナンが用いられる。
用いられるイオタ−カラギーナンの含量は3.5〜5.5重量%が好ましい。
以下、本発明のさらなる好ましい実施態様をさらに詳細に説明する。
本発明の好ましい実施態様としては、ヒドロキシプロピルタピオカ変性デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン2〜4重量%及びカッパ−カラギーナン0.5〜1.5重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有する軟質カプセル被膜組成物が挙げられる。
しかし、本発明では通常のデンプンの中、劣化及び糊化を通じたデンプンの変性がもっとも抑制され、軟質カプセル被膜組成物の物性を充足できるヒドロキシプロピルタピオカ変性デンプンがデンプン主基材として用いられる。
一方、通常の軟質カプセルデンプンのゲル化剤として用いられるガム類は前述と同様だが、本発明の好ましい実施態様としてはゲル化剤として性能がもっとも優れたカラギーナンが用いられる。
特に、本発明の好ましい実施態様としてはゲル化剤として軟質カプセルフィルム組成物全体重量に対してイオタ−カラギーナン2〜4重量%及びカッパ−カラギーナン0.5〜1.5重量%の混合物が用いられる。
用いられるイオタ−カラギーナンは2.5〜3.5重量%、カッパ−カラギーナンは0.8〜1.2重量が好ましい。
前記、軟質カプセル被膜構成成分に精製数、着色剤、遮光剤及び着香剤などを適量含有するデンプンを主基材とする軟質カプセル剤の被膜フィルムを製造して、ロータリー式軟質カプセル自動充填機を用いて内容物を充填する。
以下、本発明を製造実施例及び実施例を通じてさらに詳細に説明する。
しかし、本発明を例示することを意図しており、本発明の範囲を決して限定しないことが理解されるべきである
(製造実施例1) 本発明の軟質カプセル剤被膜組成物の製造
本発明の非動物性軟質カプセル剤被膜の組成比を表1に示す。
Figure 0005597770
本発明の非動物性軟質カプセル被膜の製造
軟質カプセル内容物を充填するため、改善された非動物性軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して、1カプセル当たり被膜重量を250mgになるようにする。
前記の組成からなる被膜溶液の製造方法はメルティングタンクに変性デンプン21.213kg、ポリグリセロール9.449kg、D−ソルビトール9.449kg、イオタ−カラギーナン3.052kg、カッパ−カラギーナン0.763kg、第2リン酸ナトリウム0.763kg、没食子酸0.1kg、精製水55.191kgを少量から順番に投入後、85〜95℃で120分間加温しながら攪拌速度40〜45rpmで攪拌する。 溶解後、600〜760mmHgで減圧、脱気後、溶液タックに移して、75〜85℃で1〜2時間熟成させて本発明の非動物性軟質カプセル剤被膜溶液が得られる。
前記溶液を用いて、軟質カプセルを成型する2時間前に、アルファアミラーゼ0.02kgを溶液タンクに追加投入して均質に30分間放置後、用いる。
本発明の非動物性軟質カプセルの成型及び乾燥
本製造実施例ではボラージシードオイル100%を軟質カプセル内容物にして、一般的に用いられる非動物性軟質カプセルロータリー式自動充填機でOVAL形モルドに1カプセル重量500mgを通常の充填方法で行って、タンプラーで16〜20時間乾燥後、2次トレー乾燥を行う。
乾燥完了後、選別工程を経て試製品を得て、得られた試製品について24ヶ月間安定性テストを行う。
(製造実施例2) 本発明の軟質カプセル剤被膜組成物の製造
下記表2に示される組成で軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
軟質カプセル内容物を充填するため、改善されたデンプンを主基材とする軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
前記の組成からなる被膜溶液の製造方法はメルティングタンクにHPタピオカデンプン、ジャガイモ架橋結合デンプン、HPトウモロコシデンプン、グリセリン、D−ソルビトール液、イオタ−カラギーナン、第2リン酸ナトリウム、没食子酸、精製水を少量から順番に投入後、85〜95℃で120分間加温しながら攪拌速度40〜45rpmに攪拌する。
溶解後、600〜760mmHgで減圧、脱気後、溶液タックに移して、75〜85℃で1〜2時間熟成させて本発明のデンプン基材軟質カプセル剤被膜溶液が得られる。
前記溶液を用いて、軟質カプセルを成型する2時間前に、アルファアミラーゼを溶液タンクに追加投入して均質に30分間混合放置後、用いる。
(製造実施例3) 本発明の軟質カプセル被膜組成物の製造
下記表2に示される組成で軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
Figure 0005597770
軟質カプセル内容物を充填するため、改善されたデンプンを主基材とする軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
前記の組成からなる被膜溶液の製造方法はメルティングタンクにHPタピオカ変性デンプン、グリセリン、D−ソルビトール液、イオタ−カラギーナン、カッパ−カラギーナン、第2リン酸ナトリウム、没食子酸、精製水を少量から順番に投入後、85〜95℃で120分間加温しながら攪拌速度40〜45rpmに攪拌する。
溶解後、600〜760mmHgで減圧、脱気後、溶液タックに移して、75〜85℃で1〜2時間熟成させて本発明のデンプン基材軟質カプセル剤被膜溶液が得られる。
前記溶液を用いて、軟質カプセルを成型する2時間前、アルファアミラーゼを溶液タンクに追加投入して均質に30分間混合放置後、用いる。
本製造実施例2、3ではボラージシードオイル100%を軟質カプセル内容物にして、一般的に用いられる非動物性軟質カプセルロータリー式自動充填機でOVAL形モルドに1カプセル重量500mgを通常の充填方法で行って、タンプラーで16〜20時間乾燥後、2次トレー乾燥を行う。
乾燥完了後、選別工程を経て試製品を得て、得られた試製品について24ヶ月間安定性テストを行う。
(製造比較例1) 酸化防止剤及び崩解補助剤を包含しない非動物性軟質カプセル剤被膜組成物の製造
製造比較例1の被膜組成物の製造は製造実施例1と同様で非動物性軟質カプセル剤被膜組成物として多く用いられる被膜処方を用いて下記のとおり、軟質カプセルサンプルを製造して比較した。
製造比較例1の被膜組成物は本発明の被膜組成物とは異なって、植物性タンパク質類、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、トコフェロール又は没食子酸からなる群から選ばれる酸化防止剤又は、グルコアミラーゼ、マルトース生成アミラーゼ、アルファアミラーゼ、ベータアミラーゼ、イソアミラーゼ、プルラナーゼからなる群から選ばれる崩解補助剤が含有されていない。
通常の非動物性軟質カプセル剤被膜の組成比を表3に表す。
Figure 0005597770
(製造比較例2) デンプン含量を変化した軟質カプセル剤被膜組成物の製造
下記表4に示された組成で軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
軟質カプセル剤被膜の製造及び軟質カプセルの成型及び乾燥は製造実施例1と同様の条件で実施した。
(製造比較例3) デンプン含量を変化した軟質カプセル剤被膜組成物の製造
下記表4に示された組成で軟質カプセル剤被膜溶液100kgを製造して1カプセル当たり、被膜重量が250mgになるようにする。
軟質カプセル剤被膜の製造及び軟質カプセルの成型及び乾燥は製造実施例1と同様の条件で実施した。
Figure 0005597770
以下、前記製造実施例及び製造比較例から製造された試製品を用いて、軟質カプセル剤の特性を実施例を通じて比較評価した。
(実施例1) 性状、漏液(リーク)及び崩解安定性試験比較評価
本発明の組成物と製造方法で製造された製造実施例1〜3及び製造比較例1〜3の試製品を用いて、性状、漏液及び崩解安定性試験を行って、その結果を評価した。
安定性試験は長期保管条件25℃、60%(RH)24ヶ月、40℃、75%(RH)の加速条件で6ヶ月間実施して、保管条件は安定性試験用HDPE瓶に入れた状態で行って軟質カプセルの安定性を評価した。
崩解時間測定のため、健康機能食品工展の一般試験法で、崩解試験法に従って、水を試験液として用いて、補助板を入れて、20分間上下運動をさせた後、観察際、資料の残留物がガラス管内にまったくない場合、又は、被膜又は軟質の物質又はスラリー状の物質が少量残留する場合は、適合だと判断した。
資料6個の中、円形状態のままであるものが1個又は、被膜が溶解、開口又は薄利されたとしても、内容物が放出されていないものが1個残る場合は、改めて、資料6個を用いてこの試験を繰り返して、資料の残留物がガラス管内にまったくない場合、又は、被膜又は軟質の物質又はスラリー状の物質が少量残留する場合は、適合だと判断して、開口時間と崩解完了時間を測定した。
製造実施例1〜3及び製造実施例1〜3から製造された軟質カプセルの性状及び漏液安定性試験結果を表5及び6に示す。
Figure 0005597770
表5に示されたとおり、本発明の軟質カプセルと通常の軟質カプセルの間の安定性は6ヶ月以内では大きい差はない。
しかし、製造比較例3から製造された軟質カプセルの場合40℃加速条件下で、6ヶ月後、漏液が発した。
一方、製造実施例1〜3及び製造比較例1〜3から製造された軟質カプセルの加速条件40℃、75%(RH)下での崩解安定性試験結果を表6に示す。
Figure 0005597770
前記の試験結果から、本発明の製造方法から製造された製造実施例1〜3の軟質カプセルは崩解安定性試験で、欠点がなく、従って、加速条件下で6ヶ月が経過しても崩解安定性には大きい欠点はなかった。
しかし、製造比較例1から製造された軟質カプセル剤の場合、40℃、75%(RH)条件で、6ヶ月経過後、崩解条件を充足させなかった。従って、本発明のデンプン基材軟質カプセル被膜組成物が通常のデンプン基材軟質カプセル被膜組成物より、優れた崩解安定性を持つことが確認された。
(実施例2) 硬度比較測定及び脆性試験
次に、本発明の製造方法から製造された製造実施例1〜3の試製品及び製造比較例1〜3について、実施例1の安定性試験条件の中、25℃、60%(RH)、冷蔵4℃条件下で、24ヶ月硬度を比較測定して脆性試験を行って比較評価した。
硬度というのは20秒間押す力の単位をN(Newton)として示すもので、ERWEKA TBH 225 TD 硬度計を用いて試験を行った。
各々、検体10カプセルを取って指示部(針)で20秒間、力を入れて硬度を測定する。
表7は長期保管条件25℃、60%(RH)硬度(Hardness)比較測定結果を示して、表8は冷蔵条件4℃、硬度比較測定結果を示す。
Figure 0005597770
Figure 0005597770
前記の試験結果から、本発明の製造方法から製造された製造実施例1〜3の軟質カプセルは
大きい硬度増加はなかったが、製造比較1の場合、25℃、60%(RH)条件下で、18ヶ月経過後、硬度が6Nまで増加して、24ヶ月経過後には7Nまで増加して、冷蔵4℃条件下でも、6ヶ月経過後、7Nまで、12ヶ月経過後、8Nまで、24ヶ月経過後には、9Nまで増加する。
製造比較例2〜3の場合も、製造比較例1と同様で硬度が増加した。
表9は長期保管条件25℃、60%(RH)脆性比較測定結果を示して、表10は冷蔵条件4℃での脆性比較測定結果を示す。
Figure 0005597770
Figure 0005597770
脆性試験は30gのプラスチック錘を高さ30cmから円筒形支持台上端部から下端部に自由落下させて脆性をテストした。
前記の試験結果から、本発明の製造方法から製造された製造実施例1〜3の軟質カプセルの脆性には変化はなかったが、製造比較例1の場合、25℃、60%(RH)条件下では、18ヶ月経過後、脆性が発して、冷蔵4℃条件下では、12ヶ月経過後、脆性が発した。
製造比較例2〜3の場合も、25℃、60%(RH)条件下では、24ヶ月経過後、脆性が発して、冷蔵4℃条件下では、18ヶ月経過後、脆性が発した。
従って、本発明の軟質カプセル剤が脆性を改善させた軟質カプセルであることが確認できた。

Claims (8)

  1. 1)生デンプン、酸処理化変性デンプン、ヒドロキシプロピル化変性デンプン、アルファ化変性デンプン、架橋結合変性デンプン、デンプン分解物からなる変性デンプン、及び、生デンプンと変性デンプンの混合デンプンからなる群から選ばれる少なくとも1種のデンプン15〜30重量%;
    2)アラビアガム、タラカントガム、カラヤガム、ガッチガム(Ghatti Gum)、グアーガム、ローカストビーンガム、タラガム、コンニャクガム、アルギン酸、寒天、カラギーナン、プルラン、ペクチン、ゲラン、マンナン及びキサンタンからなる群から選ばれる少なくとも1種のガム類1.0〜10重量%;及び
    3)1.0〜20重量%の可塑剤、0.001〜5.0重量%の緩衝剤、0.001〜3.0重量%の崩解補助剤、0.001〜2.0重量%の酸化防止剤及び適量の精製水;
    を含有し、
    前記崩解補助剤が、グルコアミラーゼ、マルトース生成アミラーゼ、アルファアミラーゼ、ベータアミラーゼ、イソアミラーゼ及びプルラナーゼからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  2. 前記軟質カプセル被膜組成物が、ヒドロキシプロピルタピオカデンプン/ジャガイモ架橋結合デンプン/ヒドロキシプロピルトウモロコシデンプンを1/0.1〜0.5/0.1〜0.3を重量比で混合させた混合デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン3〜6重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有することを特徴とする請求項1に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  3. 前記イオタ−カラギーナンが3.5〜5.5重量%であることを特徴とする請求項2に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  4. 前記軟質カプセル被膜組成物はヒドロキシプロピルタピオカ変性デンプン18〜25重量%に対してゲル化剤としてイオタ−カラギーナン2〜4重量%、カッパ−カラギーナン0.5〜1.5重量%、可塑剤5〜20重量%、緩衝剤0.01〜3重量%、崩解補助剤0.01〜2重量%、酸化防止剤0.01〜1重量%及び45〜60重量%の精製水を含有することを特徴とする請求項1に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  5. 前記イオタ−カラギーナンが、2.5〜3.5重量%であり、カッパ−カラギーナンが0.8〜1.2重量であることを特徴とする請求項4に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  6. 前記可塑剤がマンニトール、結晶性又は非結晶性のソルビトール、ソルビタン、サッカロース、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、オリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、グリセリン、ジグリセロール及びトリグリセロールからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1、2又は4に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  7. 前記緩衝剤が、有機酸、金属塩、第2リン酸ナトリウム及び第2リン酸カリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1、2又は4に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
  8. 前記酸化防止剤が、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、トコフェロール及び没食子酸からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1、2又は4に記載の非動物性由来の軟質カプセル被膜組成物。
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