JP5595968B2 - ゲートによる流量制御方法及び流量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、河川の堰などによる流量調整や堰上げして取水する用水の取水量を調整する技術において、取水ゲート下端を流出する流量の調整を取水ゲートの上げ下げ操作により行うゲートによる流量制御方法及び流量制御装置に関するものである。
従来、上記取水ゲート下端を流出する流量の調整は、堰上流水深(以下、場合によっては「水位」ということもある)、取水ゲートの開度からヘンリー(Henry)の式を用いて流出量を演算して求め、該流出量が所定流出量になるように取水ゲートの目標開度を求める手法が採られている。
特開平6−117888号公報
上記のように、従来、ヘンリー(Henry)の式を用いて取水ゲートの目標開度を求める場合、流出形態が自由流出のみであればゲート一次側水深を計測することで一意的に目標流量に対する取水ゲートの目標開度が求められるが、流出形態がもぐり流出の場合には、ゲート二次側水深にも依存するため、ゲート二次側水深も計測した上で、更に、一般的に知られている線図をテーブルとして格納しておき、そのテーブルを内挿補完しながら取水ゲートのゲート開度やゲート二次側水深に見合った流量係数を求めるなどプログラムが複雑になってしまうという問題や、演算の補正にはテーブルを入れ替える必要があるという問題があった。
また、取水ゲート下端の流出形態がもぐり流出の場合には、ゲート二次側水深にも依存する上、計測時のゲート二次側水深により演算されるゲート開度への取水ゲート操作に連動してゲート二次側水深が変動してしまうため、目標流量から大きく外れた流量になってしまうという問題があった。
また、ゲート開度を求めずに目標流量に流量計測値が合うように直線流量制御を行う場合は、ゲート操作量の調整が難しくハンチングの発生や目標流量付近に安定するまでの時間が長い等の問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ゲート下端流出による流量制御において、自由流出時及びもぐり流出時の目標流量に対する目標開度の同定により、いかなる流出形態でも速やかに安定した流量制御が実現できるゲートによる流量制御方法及び流量制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、河道や水路の流量を取水ゲート下端流出により制御するゲートによる流量制御方法であって、目標流量に対するゲート二次側水深を、ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深としマニング(Manning)の式により演算して求めるか、或いはゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求め、該求めたゲート二次側水深値を前記ゲート二次側水深の予測値として設定し、ゲート一次側水深の計測値と、ゲート二次側水深の予測値と、目標流量とを用いて演算されるゲート操作開度を目標値としてゲートの開度の制御を行い、ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小な開度操作量にて開度補正を繰り返し行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記ゲートによる流量制御方法において、ゲート操作開度の目標値を、ヘンリー(Henry)の式における流量計数の理論解を用いて演算することを特徴とする。
また、本発明は、河道や水路に取水ゲートを設け、該取水ゲートの上げ下げ操作により、該取水ゲートの下端を流出するゲート下端流出量を制御するゲートによる流量制御装置であって、ゲート一次側水深を計測するゲート一次側水深計と、目標流量に対するゲート二次側水深を、ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深としマニング(Manning)の式により演算して求めるか、或いはゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求め、該求めたゲート二次側水深値をゲート二次側水深の予測値として設定する二次側水深予測設定手段とを備え、ゲート一次側水深計によるゲート一次側水深の計測値と、ゲート二次側水深予測設定手段による予測設定値と、目標流量とを用いてゲート操作開度を演算して求め、該ゲート操作開度を目標値としてゲート開度の制御を行うゲート開度制御手段とを備え、ゲート開度制御手段は、ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小開度操作量にて開度補正を繰り返し行う開度補正手段を具備することを特徴とする。
また、本発明は、上記ゲートによる流量制御装置において、ゲート開度制御手段は、ゲート操作開度の目標値を、ヘンリー(Henry)の式における流量係数の理論解を用いて演算する演算手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば下記(a)乃至(c)の効果が期待できる。
(a)目標流量に対するゲート二次側水深を、ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深としマニング(Manning)の式により演算して求めるか、或いはゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求め、該求めたゲート二次側水深値をゲート二次側水深の予測値として設定し、ゲート一次側水深の計測値と、ゲート二次側水深の予測設定値と、目標流量とを用いて演算されるゲート操作開度を目標値としてゲート開度の制御を行うので、ゲートの初期動作で目標流量に速やかに近づけることができる。
(b)ゲート二次側水深の予測設定値を、ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深とし、マニング(Manning)の式により演算することにより、ゲート開度演算のためのゲート二次側水深の補正を容易に行なうことができる。
(c)ゲート二次側水深の予測設定値を、ゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求めるので、ゲート二次側水路の水路形状が変わる、分岐水流量が多い、など水路の流況が複雑な場合でもゲート開度演算のためのゲート二次側水深の予測設定値を求めることができる。
また、本発明によれば、ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小な開度操作量にて開度補正を繰り返し行うので、流量変動に対するゲート開度操作のハンチングを効果的に防止できる。
また、本発明によれば、ゲートによる流量制御方法において、ゲート操作開度の目標値を、ヘンリー(Henry)の式における流量計数の理論解を用いて演算することにより、目標流量に対する誤差の補正を容易に行うことができる。
本発明に係るゲート下端流出の態様を示す模式図である。 本発明に係るゲート下端流出による流量制御方法の態様を示す図である。 本発明に係るゲート二次側水深が等流水深と近似する場合の態様を示す模式図である。 本発明に係るゲート二次側水深を水理計算により求める場合の態様の例を示す図である。 本発明に係るゲート開度演算方法を実施するシステムの構成例を示す図である。 本発明に係るゲート開度演算方法の基本フローを示す図である。 本発明に係るゲート開度演算方法におけるゲート開度の演算ロジック及び目標流量の設定異常判定、目標開度演算結果の異常判定を示す図である。 本発明に係るゲート開度演算方法におけるゲート開度の演算ロジック及び目標流量の設定異常判定、目標開度演算結果の異常判定を示す図である。 本発明に係るゲート開度演算方法におけるゲート二次側水深の演算ロジック及びゲート二次側水深演算結果の異常判定のフローを示す図である。 本発明に係るゲート下端流出による流量制御方法の目標流量に対するゲート開度制御方法のフローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明に係るゲート下端流出の態様を示す模式図であり、図1(a)はゲート下端未接水の状態を、図1(b)はゲート下端もぐり流出状態を、図1(c)はゲート下端自由流出状態をそれぞれ示す。取水ゲート1の下端が水面に接していない時の水深h0の水面に取水ゲート1の下端が接し、更に取水ゲート1が下降して取水ゲート1が水面を仕切り、ゲート一次側水深(ゲート1より上流側の水位)h1とゲート二次側水深(取水ゲート1より下流側の水位)h2に差が生じ、取水ゲート1の下端の開き量、即ちゲート開度Zによりその水深差と共にゲート下端流出量も変化することになる。水面をゲート1が仕切ることによりゲート下端流出量はゲート特性に依存することとなり、下記ヘンリーの式で求められる。なお、図1において7は水路底面を示す。
g=C・Z(2・g・h11/2
上記ヘンリーの式において、qgはゲート下端から流出する単位幅当たりの流量、Cは流量係数、Zはゲート1の開口高さ、即ちゲート開度、gは重力加速度、h1はゲート一次側の水深(水位)である。
流量係数Cは、水の流出形態によりゲート二次側水深h2に依存するもぐり流出の場合(図1(b)参照)とゲート二次側水深h2に依存しない自由流出の場合(図1(c)参照)とで解が異なり、理論解は以下の通りである。
C=Cc〔{−b−(b2−a・c)1/2}/a〕1/2・・・もぐり流出の場合
C=Cc/{1+(Cc・Z)/h11/2 ・・・自由流出の場合
上記流量係数Cの理論解において、Ccは収縮係数であり、また、
a={H1−(1/H1)}2
b=1+2H1{1−(1/H2)}−H1 2
c=H1 2−H2 2
1=h1/(CC・Z)
2=h2/(CC・Z)
ゲート開度を小さくするとゲート二次側水深(水位)h2が下がりゲート下端流出量は小さくなる。このときゲート一次側水深(水位)h1は逆に上がることになるが、ゲート一次側水路が十分に広ければ、ゲート開度によらずゲート一次側水深h1の変化はないものとすることができる。本発明では、このゲート一次側水路が十分広く、ゲート一次側水深h1がゲート開度Zに依存しない場合を対象とする。
ゲート下端流出による流量制御として取水ゲート1を例に説明する。図2は本発明に係るゲート下端流出による流量制御方法の態様を示す図で、図2(a)は縦断面、図2(b)は平面、図2(c)はX−X矢視断面をそれぞれ示す。図示するように本流量制御方法は、取水ゲート1、ゲート開度計2、ゲート一次側水深計3、ゲート二次側水路4、ゲート二次側流速計5、ゲート二次側水深計6を備えており、ゲート二次側水路4については、後述するように、施設固有の諸元値が定められている。また、ゲート二次側水路4の水路幅=Bが定められているため、ゲート二次側流速計5とゲート二次側水深計6を組み合わせることにより、ゲート二次側の流量を計測できる。なお、図2(a)、図2(c)に示すように、水路高さLtは水路上面の高さ(標高)であり、ゲート敷高Lbは水路底面の高さ(標高)である。
図3は本発明に係るゲート二次側水深が等流水深と近似する場合の態様を示す模式図で、図3(a)は水路縦断面を、図3(b)はゲート二次側水路の横断面をそれぞれ示す。開水路流れにおいて乱流状態の完全粗度の場合、平均流速vは次のマニング(Manning)の式で表される。
v=(1/n)R2/31/2
ここで、nはマニングの粗度係数、Rは平均水深(=A/S;Aは開水路の断面積、Sは濡れ縁長さ)、Iは水路勾配(摩擦損失勾配)である。一様勾配、一様断面が十分長い水路であれば等流とみなすことができ、等流水深h0は上記マニングの式をもとに導出される次式で表される。
0=〔(n22)/i03/10
ここに、i0は水路勾配、qは単位幅流量である。以上のように、ゲート二次側の水路が、同一断面、同一勾配の水路とみなせ、水路下流側の流況の影響を無視できるものとすれば、ゲート二次側水深h2は等流水深と近似でき、水路水深と流量の関係はマニングの式から導出される理論式により求めることができる。
図4は本発明に係るゲート二次側水深を水理計算により求める場合の態様の例を示す模式図で、図4(a)は縦断面を、図4(b)は平面をそれぞれ示す。図4において、q1,q2,q3,・・・・qnはゲート二次側水路4から分岐する分岐水流量を示す。ゲート二次側水路4の水路形状が変わる、分岐水流量が多い、など水路の流況が複雑な場合、ゲート二次側水深(水位)h2が水路下流側の影響を大きく受けるためにゲート二次側水深(水位)h2を等流水深と近似すると誤差が大きいため、一次元非定常解析などによる水理計算によりゲート二次側水深h2を求める。水理計算は、偏微分方程式で表される流体の運動方程式と連続の式を基本式として、線形差分方程式に変形して数値的に流量や圧力、水深(水位)といった解を求めるものでその解法には開水路、閉水路、開閉複合系水路などといった流れ場に応じて適切な方法がとられる。また、それら水理計算ではゲートなどの機器の操作に対する応答性も考慮される。よって、取水ゲート1の操作速度の影響で過渡的な変動が発生しないよう取水ゲート1の操作速度を調整することで過渡的な変動を抑制した操作も可能になる。
図5は本発明に係るゲート開度演算方法を実施するシステムの構成例を示す図である。図5において、10はゲート一次側水深監視部、11はゲート開度監視部、12は流量監視部、13はゲート二次側水深監視部、14はゲート目標開度演算部、15はゲート操作部、16は流量計測値演算部、17は比較部、18はゲート目標開度演算式補正部である。ゲート一次側水深計3で計測したゲート一次側水深h1の計測値はゲート一次側水深監視部10に入力されると共に、ゲート目標開度演算部14に入力される。目標流量に対するゲート目標開度を求めるのに必要な計測値はゲート一次側水深h1のみであり、該ゲート一次側水深h1の計測値と、ゲート二次側水深の予測設定値と、目標流量とを用いてゲート目標開度演算部14で取水ゲート1の目標開度Zsvが演算される。演算された目標開度Zsvはゲート操作部15に出力され、取水ゲート1が該目標開度になるように操作される。また、ゲート二次側流速計5で計測されたゲート二次側流速vは流量計測値演算部16に入力される。ゲート二次側水深計6で計測されたゲート二次側水深h2は流量計測値演算部16に入力されると共に、ゲート二次側水深監視部13と比較部17とに入力される。
流量計測値演算部16ではゲート下端流出量(ゲート二次側流量)Qをゲート二次側水深h2、ゲート二次側流速v及びゲート二次側水路の水路幅Bにより演算で求め、流量監視部12と比較部17に入力する。比較部17では目標流量と流量計測値演算部16からのゲート二次側流量Qとの比較、及び、ゲート目標開度演算部14からのゲート二次側水深の予測設定値とゲート二次側水深計6で測定されたゲート二次側水深h2との比較を行い、その比較結果によりゲート目標開度演算式補正部18でゲート目標開度演算式を補正し、ゲート目標開度演算部14に入力する。上記のようにゲート目標開度演算部14で演算された結果のゲート開度目標値にゲート操作部15で取水ゲート1を操作した後、目標値と安定した実際の流況での計測値との比較部17での比較照合により、ゲート目標開度演算式の係数をゲート目標開度演算式補正部18で見直す(補正する)ことにより、ゲート目標開度演算部14の演算精度を高めることができる。
図6は本発明に係るゲート開度演算方法の基本フローを示す図である。図6のゲート開度演算方法のフローはゲート二次側水深h2を等流水深と近似する場合である。先ずステップST1において流量目標値Qsvを設定し、続いてステップST2において該流量目標値Qsvに見合うゲート二次側水深の予測演算を行う。予測演算後、ステップST3においてゲート二次側水深(水路水深)h2の予測設定値を設定する。
一方、設定した流量目標値Qsvに対するゲート下端流出量は複数門の取水ゲート1の場合にはステップST4において門数Nを設定し、ステップST5において目標流量Qsvを門数Nで除して1門当たりのゲート下端流出量の目標流量Q1sv=Qsv/Nとする。これをゲート下端流出量の目標流量値として、ステップST6において収束計算に用いるゲート開度Z*と目標流量値Q1svとゲート一次側水深h1の計測値と前記ステップST2〜ST3の演算で求めたゲート二次側水深h2の予測演算値の関数であるゲート開度目標値Zsv=F(Z*,Q1sv,h1,h2)に前記Q1sv、h1、h2を設定し、更にステップST7においてゲート開度目標値Zsvを収束計算に用いるゲート開度Z*のみの関数であるZsv=F(Z*)とする。
ステップST9においては取水ゲート1の開閉制御が自動制御に設定されているかを判断し、イエス(Y)、即ち自動制御がONの場合は、ゲート開度目標値Zsvが自動で設定され、ステップST12において取水ゲート1が該設定された開度になるように制御される。前記ステップST9においてノー(N)の場合は、ステップST10においてゲート開度目標値Zsvをガイダンス表示し、ステップST11においてゲート開度設定値を手動操作し、前記ステップST12に移行する。
前記演算結果のゲート開度目標値に取水ゲート1を操作した後、安定した実際の流況でのゲート二次側水深h2及びゲート下端流出量Qの計測値との比較照合により、ゲート二次側水深演算式の係数を見直すことにより演算精度を高めることができる。即ち、ステップST13のパラメータチューニング1において、後述する可変パラメータ(水路勾配I、水路粗度係数n、流量補正係数α)を見直す。
前記演算結果のゲート開度目標値に取水ゲート1を操作した後、安定した実際の流況でのゲート下端流出量Qの計測値と目標流量の比較照合により、ゲート目標開度演算式の補正を行うことができる。即ち、ステップST14のパラメータチューニング2において、後述する可変パラメータ(ヘンリーの式における各取水ゲート毎の収縮係数Cc、損失係数ζ)を見直す。
図7−A、図7−Bは本発明に係るゲート開度演算方法におけるゲート開度の演算ロジック及び目標流量の設定異常判定、目標開度演算結果の異常判定を示す図であり、図6におけるゲート目標開度演算部分の詳細を示すフロー図である。ゲート目標開度はヘンリーの式から求めるが、前述したように流量係数は流出形態により解が異なるため、もぐり流出か自由流出かを判断して流量係数の理論解の式を計算する。流量係数の理論解はまずもぐり流出の場合の解を計算し、もぐり流出の場合の解が虚数となってしまう場合には自由流出であると判断して自由流出の解の計算を行う。ゲート開度は解析的な解として単純な算術式にはならないため、ある微小な値で取水ゲート1の開度を変化させながら関数を計算し、ある許容誤差内に収まるまで収束計算を行って、収束した時のゲート開度を目標開度に採用する。なお、計算時間はごくわずかな時間であり運用上全く問題とならない。
また、水路高さやゲート開度ストロークの係数を用いることで、目標流量の設定の異常判定と目標開度演算の異常判定を行う。以下、図7−A、図7−Bに基づいて詳細に説明する。
先ずステップST21においてゲート下端流出量の流量目標値Qsvを設定し、続くステップST22において取水ゲート1の門数Nを設定し、ステップST23において1門当たりのゲート下端流出量の目標流量Q1svを前記流量目標値Qsvを門数Nで除してQ1sv=Qsv/Nとして算出する。また、ステップST24においてゲート一次側水深計3で計測したゲート一次側水深計測値h1を設定する。更にステップST25においてゲート二次側水深h2の予測設定値、ステップST26において可変パラメータとして収縮係数Cc、損失係数ζ、ステップST27において固定パラメータとしてゲート二次側水路の水路幅B、ゲート敷高Lb、水路高さLt、ゲート開度ストロークZ100(ゲート開度100%のストローク量)を設定する。
ステップST28においてゲート一次側水深計測値h1がゲート二次側水深h2の予測設定値以上(h1≧h2)かを判断し、ノー(N)の場合はステップST29において異常設定(逆流)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST30に移行する。ステップST30において水路高さLtがゲート敷高Lbにゲート二次側水深h2の予測設定値を加算した値以上(Lt≧Lb+h2)かを判断し、ノー(N)の場合はステップST31において異常設定(水路オーバーフロー)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST32に移行する。ステップST32においてはゲート一次側水深計測値h1が0でない(h1≠0)かを判断し、ノー(N)の場合はステップST33において異常設定(流量0)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST34に移行する。ステップST34においてはゲート二次側水深h2の予測設定値が0でない(h2≠0)かを判断し、ノー(N)の場合はステップST33において異常設定(流量0)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST35に移行する。ステップST35においては収束計算に用いるゲート開度Z*の初期値Z*ini、微小なゲート開度変化値ΔZ、収束判定許容誤差εを、例えば、Z*ini=0.001m、ΔZ=0.001m、ε=0.001mと設定し、ステップST36に移行する。ステップST36においてはZ*=Z*iniとし、図7−BのステップST37に移行する。
図7−BのステップST37においてはH1=h1/(Cc×Z*)、H2=h2/(Cc×Z*)、a={H1−(1/H1)}2を計算し、ステップST38に移行する。ステップST38においてはaが0でないか(a≠0)を判断し、ノー(N)の場合はもぐり流出の解が虚数になったと判断してステップST44に移行して自由流出の解の計算を行い、イエス(Y)の場合はステップST39に移行する。
ステップST39においてはb=1+2×H1×{1−(1/H2)}−H1 2、c=H1 2−H2 2、s=b2−a×cを計算し、ステップST40に移行する。ステップST40においてはsが0以上(s≧0)かを判断し、ノー(N)の場合はもぐり流出の解が虚数になったと判断してステップST44に移行して自由流出の解の計算を行い、イエス(Y)の場合はステップST41に移行する。ステップST41においてはt=(−b−(s)1/2)/aを計算し、ステップST42に移行する。ステップST42においてはtが0以上(t≧0)かを判断し、ノー(N)の場合はもぐり流出の解が虚数になったと判断してステップST44に移行して自由流出の解の計算を行い、イエス(Y)の場合はステップST43に移行する。ステップST43においてはもぐり流出の流量係数CをC=Cc×(t)1/2と計算し、ステップST45に移行する。ステップST44においては自由流出の流量係数CをC=Cc/{1+Cc×Z*/h11/2と計算し、ステップST45に移行する。
ステップST45においてはゲート開度目標値ZsvをZsv=Q1sv/〔C×B×{2×g×h1−ζ×Q1sv 2/(B×h221/2〕と計算し、ステップST46に移行する。ステップST46においてはZsvがh1以下(Zsv≦h1)かを判断しノー(N)の場合はステップST47に移行し、ここで異常計算(ゲート未接水)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST48に移行する。ステップST48においてはZsvがZ100以下(Zsv≦Z100)かを判断しノー(N)の場合はステップST49に移行し、ここで異常計算(ゲート全開)と判定し、イエス(Y)の場合はステップST50に移行する。ステップST50においては|Zsv-Z*|<εかを判断し、イエス(Y)の場合は収束したと判断してステップST51でZsv=Z*とし、ステップST52に移行し、ゲート開度目標値Zsvの自動設定もしくは手動設定を行う。また、前記ステップST50でノー(N)の場合はステップST53に移行し、ここでZ*=Z*+ΔZとし、ステップST37に戻って収束するまで収束計算を行う。
図8は本発明に係るゲート開度演算方法におけるゲート二次側水深の演算ロジック及びゲート二次側水深演算結果の異常判定のフローを示す図である。流量目標値に見合うゲート二次側水深(水位)は取水路勾配I、取水路粗度係数n、水路幅Bなどの水路特性の係数を用いてマニングの式から求められるが、ゲート二次側水深が解析的な解として単純な算術式にはならないため、ある微小な値でゲート二次側水深(水位)を変化させながら関数を計算し、ある許容誤差内に収まるまで収束計算を行う。収束した時のゲート二次側水深を目標開度演算に採用する。なお、計算時間はごくわずかであり運用上全く問題とならない。図8はゲート二次側水深が等流水深と近似する場合であるが、水路形状が変わる、分岐が多い、など水路の流況が複雑な場合は、水理計算によりゲート二次側水深を求める。
また、演算における不定や水路高さの係数を用いることで、ゲート二次側水深演算の異常判定を行う。以下、図8に基づいて詳細に説明する。先ず、ステップST61において流量目標値Qsvを設定する。また、ステップST62において可変パラメータとして取水路勾配I、取水路粗度係数n、流量補正係数α(初期値=1)を設定し、ステップST63において固定パラメータとして水路幅B、ゲート敷高Lb、水路高さLt、ゲート開度ストロークZ100(ゲート開度100%のストローク量)を設定する。ステップST64においてQsv’=Qsv/αとして流量を補正し、ステップST65に移行する。ステップST65においては収束計算に用いるゲート二次側水深h2 *の初期値h2 *ini、微小なゲート二次側水深変化値Δh2、収束判定許容誤差δを、例えば、h2 *ini=0.001m、Δh2=0.001m、δ=0.001mと設定し、ステップST66に移行する。ステップST66においてはh2 *=h2 *iniとし、ステップST67に移行する。
ステップST67においてはA=B×h2 *、β=B×I3/4−2×{(Q/A)2×n23/4を計算し、ステップST68に移行する。ステップST68においてはβが0でないか(β≠0)を判断し、ノー(N)であったら、ステップST69に移行し、ここで異常設定(二次側水深(水位)オーバーフロー)と判定し、イエス(Y)であったらステップST70に移行する。ステップST70ではh2=[B×{(Qsv’/A)2×n23/4]/βを計算し、ステップST71に移行する。ステップST71においてはh2+Lb≦Ltかを判断し、ノー(N)であったらステップST72に移行し、ここで異常設定(水路オーバーフロー)と判定し、イエス(Y)であったらステップST73に移行する。ステップST73においては|h2−h2 *|<δかを判断し、イエス(Y)の場合は収束したと判断してステップST75でh2=h2 *とし、ステップST76に移行し、h2をゲート二次側水深の予測設定値として設定する。また、前記ステップST73でノー(N)の場合はステップST74に移行し、ここでh2 *=h2 *+Δh2とし、ステップST67に戻って収束するまで収束計算を行う。
図9は本発明に係る目標流量に対するゲート開度制御方法のフローを示す図である。目標流量に対するゲート開度制御方法は、前記ゲート開度目標値Zsvの演算結果を設定して同開度までゲート1を操作した後、一定のサンプリング周期でゲート二次側の流量をゲート二次側流速計5とゲート二次側水深計6で計測し、タイマー1で設定した時間内に、現時刻の流量計測値(図9におけるQ今回値)と1サンプリング周期前の流量計測値(図9におけるQ前回値)との差が、設定する偏差量(図9におけるΔQδ)より小さくなった場合は、流出状況が安定したと判断して操作終了となるが、タイマー1で設定した時間内に|Q今回値−Q前回値|<ΔQδにならなかった場合は、流出状況が安定していないと判断して目標流量値Qsvに対する流量計測値Qの差が所定の判定偏差量になるまで、微小な開度操作量ΔZにて開度補正を繰り返し行う。
ゲート開度目標値を演算せず、最初から流量計測値Qと目標流量値Qsvの差によりゲート1を操作する場合、安定するまでに時間がかかったり、ゲートの開閉動作が繰り返されるハンチング動作により不安定になることがあるが、上記操作により、速やかに略目標流量付近に安定させることが可能となる。仮にゲート開度目標値に誤差があり、流出状況が安定しない場合でも、一度の操作後に水路の系に応じて適切な時間に設定するタイマー1により、次の調整回路に進むことができる。流量計測値Qが目標流量値Qsvとずれていても、ゲート開度目標値を演算しなかった場合に比べてその差はわずかであり、微小な開度操作量ΔZや微小な開度操作を行った後のタイマー2を水路の系に応じて適切な値を設定することにより安定的に微調整される。以下、図9に基づいて詳細に説明する。
先ず、ステップST81においてゲート開度目標値Zsvの演算結果を設定すると共に、ゲート開度計2で計測したゲート開度計測値Zを入力する。更に可変パラメータとしてゲート開度判定偏差量ΔZεを設定すると共に、流量判定偏差量ΔQδを設定する。そしてステップST82において|Z−Zsv|<ΔZεを判定し、イエス(Y)であったらステップST83に移行し、ノー(N)であったらステップST84に移行する。ステップST84においてはZ−Zsv<0かを判断し、イエス(Y)の場合はステップST85に移行し、ノー(N)の場合はステップST86に移行する。ステップST85においてはゲート上昇操作を行い、ステップST86においてはゲート下降操作を行い、前記ステップST82に戻り、処理を行う。前記ステップST82からステップST86までは、ゲートの上昇操作と下降操作を判定して操作するステップであり、通常は1回の操作でステップST83のゲート停止となる。
前記ステップST83においてゲート1を停止した後、ステップST87及びタイマー1に移行する。ステップST87においては一定のサンプリング周期での現時刻の流量計測値Q今回値と1サンプリング周期前の流量計測値Q前回値との偏差|Q今回値−Q前回値|を求め、該偏差値が前記流量判定偏差量ΔQδより小さいか(|Q今回値−Q前回値|<ΔQδ)を判断し、イエス(Y)の場合は流出状況が安定したと判断して操作を終了し、タイマー1で設定した時間内にイエス(Y)にならない場合は、流出状況が安定していないと判断してノー(N)としてステップST88に移行する。ステップST88においては、ゲート二次側流量計5とゲート二次側水深計6で計測された流量計測値Q、ゲート開度目標値を演算する際に設定された流量目標値Qsv(図9ではステップST80で設定)、可変パラメータとして設定された流量判定偏差量ΔQεを考慮して|Q−Qsv|<ΔQεかを判断し、イエス(Y)の場合は操作終了とし、ノー(N)の場合はステップST89に移行する。
前記ステップST89においてはQ−Qsv<0かを判断し、イエス(Y)の場合はステップST90に移行し、ノー(N)の場合はステップST91に移行する。ステップST90においては、可変パラメータとして設定された微小なゲート操作量ΔZだけ上昇操作を行ってステップST92に移行し、ステップST91においては、前記ゲート操作量ΔZだけ下降操作を行ってステップST92に移行する。ステップST92においてはゲート1を停止し、タイマー2で設定した時間が経過したら、前記ステップST88に戻って処理を繰り返す。前記ステップST88からステップST92までは、流出状況が安定しない場合のゲート開度補正であり、目標流量値Qsvに対する流量計測値Qの差が所定の判定偏差量ΔQεになるまで繰り返し行われる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本願発明の作用効果を奏する以上、本願発明の技術範囲である。
本発明は、目標流量に対するゲート二次側水深を河道や水路の流下特性に応じて予測設定し、ゲート一次側水深の計測値と、ゲート二次側水深の予測設定値と、目標流量とを用いて演算されるゲート操作開度を目標値としてゲート開度の制御を行うので、目標放流量をゲートの初期動作で速やかに近づけることができるゲートによる流量制御方法及び流量制御装置として利用できる。また、ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小な開度操作量ΔZにて開度補正を繰り返し行うので、放流量変動に対するゲート開度操作のハンチングを効果的に防止できるゲートによる流量制御方法及び流量制御装置として利用できる。
1 取水ゲート
2 ゲート開度計
3 ゲート一次側水深計
4 ゲート二次側水路
5 ゲート二次側流速計
6 ゲート二次側水深計
7 水路底面
10 ゲート一次側水深監視部
11 ゲート開度監視部
12 流量監視部
13 ゲート二次側水深監視部
14 ゲート目標開度演算部
15 ゲート操作部
16 流量計測値演算部
17 比較部
18 ゲート目標開度演算式補正部
1 ゲート一次側水深
2 ゲート二次側水深
Z ゲート開度
Q ゲート下端流出量
B ゲート二次側水路幅
I ゲート二次側水路勾配
n ゲート二次側水路粗度係数
n 分岐水流量

Claims (4)

  1. 河道や水路の流量を取水ゲート下端流出により制御するゲートによる流量制御方法であって、
    目標流量に対するゲート二次側水深を、前記ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深としマニング(Manning)の式により演算して求めるか、或いは前記ゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求め、該求めたゲート二次側水深値を前記ゲート二次側水深の予測値として設定し、
    ゲート一次側水深の計測値と、前記ゲート二次側水深の予測値と、前記目標流量とを用いて演算されるゲート操作開度を目標値として前記ゲート開度の制御を行い、
    前記ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、
    前記目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小な開度操作量にて開度補正を繰り返し行うことを特徴とするゲートによる流量制御方法。
  2. 請求項1に記載のゲートによる流量制御方法において、
    前記ゲート操作開度の目標値を、ヘンリー(Henry)の式における流量計数の理論解を用いて演算することを特徴とするゲートによる流量制御方法。
  3. 河道や水路に取水ゲートを設け、該取水ゲートの上げ下げ操作により、該取水ゲートの下端を流出するゲート下端流出量を制御するゲートによる流量制御装置であって、
    ゲート一次側水深を計測するゲート一次側水深計と、
    目標流量に対するゲート二次側水深を、前記ゲート二次側の河道や水路の流下特性を単純化して等流水深としマニング(Manning)の式により演算して求めるか、或いは前記ゲート二次側の河道や水路の流下特性を水理計算により解いて求め、該求めたゲート二次側水深値を前記ゲート二次側水深の予測値として設定する二次側水深予測設定手段とを備え、
    前記ゲート一次側水深計によるゲート一次側水深の計測値と、前記ゲート二次側水深予測設定手段による予測設定値と、前記目標流量とを用いてゲート操作開度を演算して求め、該ゲート操作開度を目標値としてゲート開度の制御を行うゲート開度制御手段とを備え、
    前記ゲート開度制御手段は、前記ゲート操作開度の目標値にゲート開度を制御した後、流出状況が安定せず一定時間が経過した場合、前記目標流量に対する流量計測値の差が所定の判定偏差量になるまで、微小開度操作量にて開度補正を繰り返し行う開度補正手段を具備することを特徴とするゲートによる流量制御装置。
  4. 請求項3に記載のゲートによる流量制御装置において、
    前記ゲート開度制御手段は、前記ゲート操作開度の目標値を、ヘンリー(Henry)の式における流量計数の理論解を用いて演算する演算手段を具備することを特徴とするゲートによる流量制御装置。
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