JP5595482B2 - 除塵された粉末状建材組成物 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明の対象は、2−エチルヘキサン酸と少なくとも160℃の沸点を有するアルコールのエステルを含有する粉末状建材組成物、このような生成物の製造法ならびに該生成物の使用である。
殊に乾燥性の粉末状建材組成物、例えば、セメント、ポゾラン又は石灰を基礎とする水硬性材料と、石膏及び気硬性石灰を基礎とする非水硬性材料(例えば、タイル用接着剤、目地材、ナイフフィラー、シーリングスラリー、漆喰、スクリード類等)は、特に詰め替え−及び混合処理に際して、はっきりと粉塵を形成する傾向にある。それゆえ、かかる生成物中での粉塵発生を回避するか、もしくは完全に阻止するために、数多くの試みが企てられてきた。
そうして、例えば、水硬性材料の場合における粉塵発生は、粉末状生成物の粉砕度合いもしくは粒度組成を介して軽減することが試みられてきたが、その際、しかしながら、比較的粗い粉末の加工性は、明らかに比較的不十分である。
さらに別の公知の方法は、例えば、水、水溶液又は分散液を用いた微細粒子の凝集である。そうして、例えば、US4,780,143から公知なのは、クリンカーに、粉砕してセメントにする前に、粉塵発生の軽減のために水性フォームを混ぜることである。それに、吹付けコンクリート用のセメントにポリマー分散液を添加し、そうして粉塵形成を低下させる試みが企てられていた。しかしながら、このような凝集は、そのようにして除塵された水硬性材料が後になってもはや粉砕されない場合に欠点である。微粉末状のナイフフィラーにおいて、すなわち、比較的粗い凝集物は許容可能ではなく、なぜなら、それらは平坦な表面上ではっきりと顕在化するからである。
セメントの混練水に添加し、その結果、吹付けコンクリート又は吹付けモルタルを適用した場合の粉塵を低減させるための、いわゆる粉塵低減剤の使用も公知である。この目的のために、殊にポリエチレングリコール又はエチレンオキシド/プロピレンオキシド−ブロックコポリマーが、粉塵吸着剤もしくは粉塵形成を低減させるための添加剤として使用される。しかしながら、このような添加剤は、しばしば加工挙動に不利に影響を及ぼし、なぜなら、それらは、殊に建築用化学生成物の硬化遅延又は著しい吸湿性をもたらすからである。代替的に疎水性添加剤(それらには、同様にエチレンオキシド/プロピレンオキシド−ブロックコポリマーが属する)が使用される場合、なかでも、粉末状の建築用化学生成物では濡れ性に困難が生じる。
WO2006/084588A1から、脂肪族炭化水素及び炭化水素混合物を、乾燥性の、かつ殊に粉末状の建築用化学生成物、例えばタイル用接着剤、目地材、ナイフフィラー、シーリングスラリー等の粉塵を低減させるための接着剤として使用することが公知である。殊に記載されるのは、標準条件下で液状である炭化水素であり、その際、殊に直鎖又は分枝鎖の、飽和又は不飽和の形で、100〜400℃の沸点を有する脂肪族炭化水素が特に言及される。
実用新案DE202006016797U1は、粉塵の少ない固練りモルタル(Trockenmoertel)に関し、それは少なくとも1種の低粉塵化成分を、全乾燥混合物を基準として、0.01〜10質量%の量で含有する。低粉塵化成分は、この際、モノアルコール、例えば3−メトキシブタノール、ベンジルアルコール、1,2−プロパンジオール、ヘキサノール、ジアセトンアルコール、エチルジグリコール、イソプロパノール、2−エチルヘキサノール及び/又はアルカンジオール、例えば2−メチルペンタン−2,4−ジオール、ネオペンチルグリコール及びn−ブタン−2,5−ジオールの群から選択される。さらに適しているのは、この刊行物によれば、グリコール、ポリエチレングリコール、脂肪アルコール及びポリフェニルアルコールである。さらに、脂肪族エーテル、セルロースエーテル、アルコキシレート及びメチル−/エチル−脂肪酸エーテルが言及される。
従来技術による公知の措置では、粉末状建材組成物の粉塵の根本的な問題を依然として、なかでも経済的な観点の下、満足のいくように解決することはできなかった。
さらに、建材混合物からの揮発性有機化合物(VOC、volatile organic compounds)の放散は、環境保護の点で大きな問題となる。VOC放散は、定義によれば、常圧にて250℃未満の沸点を有する揮発性有機化合物によって引き起こされる(揮発性有機化合物の放散の規制に関する2004年4月21日付けの指針2004/42/EG)。それゆえ、欧州のVOC基準においては、揮発性有機化合物の最高限度値が規定される。
それゆえ、本発明が基礎とする課題は、明らかに低減された粉塵傾向を示す粉末状建材組成物を提供することであった。このために使用される添加剤は、簡単に施与可能であるのと同時に高い有効性によって際立つべきである。それに加えて、添加剤は、使用に際して、凝固傾向がなく、かつ生成物の要求された特性プロフィール、殊に耐引掻性、耐圧性及び引張接着強さにも不利に影響を及ぼさないべきである。本発明のさらに別の課題は、建材組成物の貯蔵及び使用に際して、可能な限り少量の揮発性有機化合物(VOC、volatile organic compounds)を放散する添加剤を提供することであった。
この課題は、A)2−エチルヘキサン酸とB)少なくとも160℃、有利には180℃、殊に有利には200℃の沸点を有するアルコールの少なくとも1種のエステルを含有する粉末状建材組成物の提供によって解決された。
設定された課題が、全ての目的に関して完全に充たされることができたということは別として、意想外にも、本発明によるエステルが、ある程度長い時間にわたって持続的に高い有効性を示し、従来技術と比較して非常に僅かなVOC放散しか引き起こさないか又はVOC放散を引き起こさないことがわかった。
有利には、アルコールは、1官能−、2官能−、3官能−、又は4官能アルコールである。さらに別の実施形態において、アルコールは、2官能−、3官能−、又は4官能アルコールであり、その際、アルコールの少なくとも2個のOH基が、2−エチルヘキサン酸でエステル化されている。
本発明の範囲において特に適しているは、そのアルコールが直鎖及び/又は分枝鎖及び/又は環式の、飽和及び/又は不飽和のアルキル基を含有するエステルである。有利には、アルキル基は、直鎖及び/又は分枝鎖の、飽和アルキル基であり、その際、殊に、分枝鎖アルキル基が有利である。
有利な実施形態において、アルコールは、ネオペンチルグリコール、2−メチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、ペンタエリトリトール、2−エチルヘキシルアルコール又はセテアリルアルコールである。
ネオペンチルグリコールと2−エチルヘキサン酸のエステルは、本発明によれば、モノエステル又はジエステル又はこれらの化合物の混合物であってよい。有利には、ネオペンチルグリコールのジエステルである。2−メチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールの場合、エステルは、2−エチルヘキサン酸とのモノエステル、ジエステル又はトリエステル、あるいはこれらの化合物の混合物であってよい。有利には、2−メチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールのトリエステルである。ペンタエリトリトールと2−エチルヘキサン酸のエステルは、本発明によれば、モノエステル、ジエステル、トリエステル又はテトラエステル、あるいはこれらの化合物の混合物であってよい。有利な実施形態において、エステルは、ペンタエリトリトールのテトラエステルである。
本発明によるアルコールのための特定の例は、さらに、1−ヘプタノール、1−オクタノール、ノナン−1−オール、デカン−1−オール、ウンデカン−1−オール、ドデカン−1−オール、トリデカン−1−オール、テトラデカン−1−オール、ペンタデカン−1−オール、ヘキサデカン−1−オール、ヘプタデカン−1−オール、オクタデカン−1−オール、ノナデカン−1−オール、エイコサン−1−オール、ドコサン−1−オール、シクロヘキサノール、シクロヘキシルメタノール、2−シクロヘキシルエタノール、3−シクロヘキシル−1−プロパノール、イソヘプタノール、イソオクタノール、イソノナノール、イソデカノール、イソウンデカノール、イソドデカノール、イソトリデカノール、イソテトラデカノール、イソペンタデカノール、イソヘキサデカノール、イソヘプタデカノール、イソオクタデカノール、イソノナデカノール、イソエイコサノール、イソドコサノール、2−エチル−1−ヘキサノール、トリメチル−1−ヘキサノール、6−メチル−2−ヘプタノール、2−プロピル−1−ペンタノール、メチルシクロヘキサノール、1−メチルシクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、プロパン−1,2−ジオール、プロパン−1,3−ジオール、2−メチルプロパン−1,3−ジオール、ブタン−1,2−ジオール、ブタン−1,3−ジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,2,3−プロパントリオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールヘキサン、ペンタエリトリトール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメチロール、1,1−シクロヘキサンジメチロール、2−エチルヘキサン−2,3−ジオール、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール及び2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールである。
ネオペンチルグリコールのエステルの製造法は、WO02068522の第6頁〜第11頁に開示され、ここで、これらの方法は、参照をもって本出願に取り込まれる。該製造法は、他の本発明によるエステルに同様に応用されうる。
本発明により使用されるエステルが液状形態で使用される場合、特に好ましいことが判明した。この変法の利点は、液状の使用形態が、除塵されるべき、粉末状の建材組成物により良好に適用されうること、及び塗工が固体の変法と比較して全体的により均一に行われることにある。それに加えて、液状の本発明によるエステルの場合、より少ない量が必要とされる。当然のことながら、液状の添加剤の付着もしくは初期接着も、固体の変法と比較して改善されている。本発明により使用されるエステルは、この際、有利には、20℃にて0.1〜150mm2/s、殊に2〜50mm2/sの動粘性率を有する。
少なくとも1種の本発明により使用されるエステルを含有する粉末状建材組成物は、本発明の範囲において、好ましくは乾燥形態で存在し、ここで、該粉末状建材組成物は、これらが、カールフィッシャー法により、5質量%未満、好ましくは1質量%未満及び特に有利には0.1質量%未満の含水率を有するものと解される。
そのつどの建材組成物中での平均粒径は、好ましくは0.01〜5mmに及ぶべきである。粉末状建材組成物が、レーザー回折法によって測定された、少なくとも2質量%の≦68μm及び少なくとも10質量%の≦200μmの粒度画分を有する場合、特に好ましいことが判明した。特に、非常に微細な変法の場合、本発明により使用されるエステルの除塵潜在性は、特にはっきりと効力を発揮する。
原則的に、本発明に従って使用されるエステルにより、任意の粉末状建材組成物は有意に除塵されうる。建材組成物の代表として、殊に水硬性セメントを基礎とする材料及び非水硬性石膏を基礎とする材料、いわゆるプレミックス固練りモルタルが挙げられており、その際、微粉砕された鉱物性材料が、空気中での吸水下で又は水の中で石状に硬化し、かつ、その硬化後に作用することができる。このようなプレミックス固練りモルタルは、すなわち、一般的に微細な粉末として市場に出ており、該粉末は、次いで工事現場での最終的な混合において混練水とこね合わされる。輸送コンテナの中味を詰め替えるか、もしくは空にする場合に、欠点であるひどい粉塵発生が起こり、該粉塵発生は、今や提案されたエステルの使用によって明らかに減少させることができるか、又は完全に阻止することができる。
本発明による使用は、プレミックス固練りモルタルが、タイル用接着剤、目地材、ナイフフィラー、シーリングスラリー、補修用モルタル、均しモルタル、補強用接着剤、断熱複合システム(TICS)用の接着剤、鉱物性漆喰、ファインモルタル及びスクリード系である場合、特に好ましいことが判明した。
また本発明により使用される添加剤のために適しているのは、粉末状ポリマー及び殊に再分散可能なポリマー粉末、又は粉末状建材組成物を表すか、あるいはその粉末状構成要素として存在するタイル用接着剤である。上述の再分散可能なポリマー粉末は、好ましくは、酢酸ビニル、スチレン、ブタジエン、エチレン、バーサチック酸−ビニルエステル、尿素−ホルムアルデヒド−縮合生成物及びメラミン−ホルムアルデヒド−縮合生成物の群の少なくとも1種の代表物質から構成されている。
除塵又は粉塵低減を、所望の好ましい程度でまた実際に達成するために、本発明によるエステルを、有利には乾燥性の粉末状建材組成物に、0.01〜4質量%の量で、好ましくは0.3〜3質量%及び特に有利には0.5〜2.0質量%の量で添加するとよい。
当然のことながら、添加剤が本発明に従って加えられる、そのつど除塵されるべき建材組成物は、上述の微細粒子の外に加えて、バインダー、フィラー、増粘剤、保水剤、分散剤、レオロジー改質剤、消泡剤、凝結遅延剤、急結剤、混和剤、顔料、有機繊維又は無機繊維を含有してよい。
有利な実施形態において、粉末状建材組成物は、フィラー、例えば珪砂、石灰石粉、重晶石、軽量フィラー及び/又はスレート用目止め剤10〜75質量%、分散粉末1〜5質量%、保水剤、例えばセルロースエーテル及び/又はSISA(Salt Insensitive Superabsorbents)0.1〜5質量%、増粘剤、例えばデンプンエーテル及び/又はポリアクリルアミド0.1〜3質量%、セメント急結剤、例えばギ酸カルシウム0.1〜3質量%及びセメント遅延剤、例えばクエン酸塩0.1〜3質量%を包含する。
原則的に、本発明の範囲において除塵されるべき粉末状建材組成物は、5〜80質量%の範囲の、好ましくは10〜70質量%の範囲及び特に有利には15〜50質量%の範囲の割合のバインダーを有するとよい。
ここで、本発明により使用されるエステルは、一般的に酸化安定性であり、かつ、殊に空中酸素の下で反応しないことから、粉末状建材組成物に関してのその除塵特性は、長い貯蔵期間にわたっても少なくとも本質的に変わらず保持され続ける。
本発明に従って有利なのは、除塵添加剤として建材組成物中で使用されるエステルが、107℃の温度にて24時間にわたって5質量%未満の、好ましくは2質量%未満の、特に有利には1質量%未満の蒸発損失を有する場合である。このようにして、一方では、本発明により処理された粉末状建材組成物に関しての長期除塵が達成され、かつ、他方で、本発明により処理された生成物は、エステルがはっきりとした量で放出されないので、少なくとも本質的に無臭でもしくは低臭気であることが保証される。
本発明による建材組成物は、その使用前又は使用に際して、一般に水と混合され、その際、主としてアルカリ混合物が形成される。カルボン酸エステルを、これらのアルカリ混合物中で少なくとも部分的に加水分解することが公知である。エステルの加水分解生成物は、有意に低い分子量を有しているので、はっきりしたVOC放散が見込まれていた。しかしながら、意想外にも、これに関して、建材混合物中の本発明によるエステルは、水の添加後も非常に僅かなVOC放散しか引き起こさないか又はVOC放散を引き起こさないことが見出された。このことは、加水分解生成物が比較的低い沸点を有していることから、予期されていなかった。本発明によるカルボン酸としての2−エチルヘキサン酸は、227℃の沸点を有し、かつ、本発明によるアルコールは、少なくとも160℃の沸点を有する。
本発明のさらに別の観点は、少なくとも1種の本発明によるエステルを、粉末状建材組成物中での添加剤として、粉塵を低減させるために使用することである。
さらに、本発明は、粉塵形成−及び粉塵飛散挙動が減少された、乾燥性の粉末状建材組成物の製造法を包含する。この方法は、本発明によれば、粉末状建材組成物を、除塵剤としての少なくとも1種の本発明によるエステルと接触させることを特徴としており、これは、殊に吹付けによって行ってよい。この際に使用されるエステルは、既に上で挙げられた特性を有している。
最終的に、本発明には、低減された粉塵飛散−及び粉塵形成挙動を有し、かつ、今しがた記載した方法によって、すなわち、接触させることによって、及び、殊に攪拌下で吹付けることによって製造可能である、乾燥性の粉末状建材組成物も包含されている。これらの生成物は、好ましくはまた、セメント−及び/又は石灰−及び/又は石膏を基礎とする材料又はバインダー、例えば固練りモルタル及び殊にタイル用接着剤、目地材、ナイフフィラー、シーリングスラリー、補修用モルタル、均しモルタル、補強用接着剤、CTIS−接着剤、鉱物性漆喰、ファインモルタル及びスクリード系である。
一般的に、そのつど選択された除塵−又は粉塵低減剤を粉末状建材組成物に吹付けるか又は霧化することによる、既に幾度となく言及された衝突もしくは接触が行われる。このようにして、均一な塗工が、簡単に、同時に良好な付着及び初期接着にて保証されることができる。当然のことながら、粉末状建材組成物と、そのつどの添加剤の接触は、当業者によく知られている、他の全ての適した手法でも行うことができる。それに、この場合、殊に考慮に入れられるのは、液状添加剤の混合もしくは攪拌であり、その際、しかしながら、噴霧塗工は、これが最も簡単で経済的に魅力的な塗工変法であることから、一義的に有利でありうる。
本発明による使用の範囲において用いられるエステルは、その粉塵低減−もしくは除塵作用について、当然、他の全ての適した添加剤によっても補われることができる。提案されたエステルが、粉末状建材組成物の粉塵飛散挙動を減少させるために、もしくは完全に阻止するために、大部分の使用目的において完全に間に合っていたとしても、これらの添加剤の好ましい作用を、同様に粉塵飛散挙動に対して低減作用を及ぼす他の添加剤によって補うことが、特殊な場合において十分に意味を持つ。
全体的に、提案されたエステルにより、粉末状建材組成物を、簡単かつ経済的な手法で、かつ安定的に除塵することができる添加剤が供給されることで、なかでも、作業安全性の観点の下、殊に詰め替え−及び加工プロセスに際して、明らかな進歩が確認される。さらに、建材組成物の要求された特性プロフィール、殊に耐引掻性、耐圧性及び引張接着強さは、従来技術と比較して、本発明による添加剤によって不利に影響を及ぼされない。
後続の実施例は、本発明の利点を明確に示す。
実施例:
固練りモルタル混合物
混合物1
ポルトランドセメント CEM I 85.0質量%
軽量フィラー(Dennert Poraver GmbHのPoraver sehr fein(非常に微細なポラヴェル)) 15.0質量%
タイル用接着剤1
ポルトランドセメント CEM I 37.0質量%
珪砂0.1〜0.5mm 47.5質量%
粉砕スラグ砂(Huettensandmehl) 14.3質量%
石灰石粉<0.1mm 3.3質量%
セルロースエーテル 0.9質量%
分散粉末(Elotex AGのElotex AP 200) 1.5質量%
硬化促進剤(ギ酸カルシウム) 0.5質量%
タイル用接着剤2
ポルトランドセメント CEM I 65.0質量%
軽量フィラー <0.1mm 15.0質量%
石灰石粉 <0.1mm 15.6質量%
セルロースエーテル 0.9質量%
分散粉末(Elotex AGのElotex AP 200) 3.0質量%
硬化促進剤(ギ酸カルシウム) 0.5質量%
測定法:
測定は、DIN55999−2"Bestimmung einer Messzahl fuer die Staubentwicklung von Pigmenten und Fuellstoffen−Teil 2:Fallmethode"に依拠して実施した。
測定のために、LORENZ MESSGERAETEBAU GmbH & Co.KGの"粉塵測定装置 SP3"を使用した。
試料の製造:
そのつどの固練りモルタル混合物を、混合容器に装入した。本発明による除塵添加剤を、所定の量比で、混合プロセス中に圧力噴霧器("園芸用噴霧器")によって固練りモルタル混合物に適用し、かつ該モルタルと混合した。
結果:
試験を、タイル用接着剤2(軽量フィラーを有する)を用いて、固練りモルタルを基準として2質量%の配量で実施した。粉塵数の後ろの括弧付きのデータは、貯蔵期間(日)である。
粉塵数:
参考物質(除塵剤なし) 160(7日)
比較試験:
Nycobase 8210(=ネオペンチルグリコール−セテアリル酸エステル) 50(14日)
Nycobase 8216(=ジプロピレングリコール−セテアリル酸エステル) 60(7日)
Nycobase 8103(=トリメチロールプロパン−セテアリル酸エステル) 50(14日)
Waglinol 3212(=メチルラウレート) 40(7日)
Waglinol 6012(=イソプロピルラウレート) 40(7日)
本発明による:
Waglinol 250(=2−エチルヘキサン酸−セテアリルエステル) 5(168日)
2−エチルヘキサン酸−エチルヘキシルエステル 8(56日)
Deutsche NYCO GmbHのNycbase
Industrial Quimica Lasem S.A.のWaglinol
さらなる試験を、除塵剤の種々の濃度により実施した:
Figure 0005595482
測定法 VOC放散:
試験を、2007年4月26日版のGEV試験法(www.emicode.deを参照されたい)と一致させて実施した。
試料の製造:
タイル用接着剤2を、混合容器に装入した。本発明による除塵剤Soldoc VF 8を、1.5質量%の量で、圧力噴霧器("園芸用噴霧器")によって固練りモルタル混合物に適用し、かつ該モルタルと混合した。
結果:
72時間後の接着物質の試験
物質 濃度 要求される検出限界値
アクリルアミド b.d 10μg/m3
アクリロニトリル b.d 10μg/m3
ベンゼン b.d 02μg/m3
1,4ジオキサン b.d 50μg/m3
酢酸ビニル b.d 50μg/m3
ホルムアルデヒド <5μg/m3 50μg/m3
アセトアルデヒド 10μg/m3 50μg/m3
b.d.:検出限界値以下
10日後の放散試験:総TVOC35μg/m3
それにより達成された等級:EC1"非常に低い放散量"
等級分けは、"Mineral products with predominantly inorganic binders(無機バインダーを主とした鉱物製品)"(EC1<200μg/m3TVCO)の基準に相当する。

Claims (14)

  1. A)2−エチルヘキサン酸と
    B)少なくとも160℃の沸点を有するアルコール
    の少なくとも1種のエステルを含有する、プレミックス固練りモルタル
  2. 前記アルコールが、1官能アルコール、2官能アルコール、3官能アルコール、又は4官能アルコールであることを特徴とする、請求項1記載のプレミックス固練りモルタル
  3. 前記アルコールが、2官能アルコール、3官能アルコール、又は4官能アルコールであり、その際、前記アルコールの少なくとも2個のOH基が2−エチルヘキサン酸でエステル化されていることを特徴とする、請求項1記載のプレミックス固練りモルタル
  4. 前記アルコールが、直鎖及び/又は分枝鎖及び/又は環式の、飽和及び/又は不飽和のアルキル基を含有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  5. 前記アルコールが、ネオペンチルグリコール、2−メチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、ペンタエリトリトール、2−エチルヘキシルアルコール又はセテアリルアルコールであることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  6. 前記エステルが、ネオペンチルグリコールの少なくとも1種のジエステルであることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  7. 分散可能なポリマー粉末を含有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  8. 前記再分散可能なポリマー粉末が、酢酸ビニル、スチレン、ブタジエン、エチレン、バーサチック酸、ビニルエステル、尿素−ホルムアルデヒド−縮合生成物及びメラミン−ホルムアルデヒド−縮合生成物の群の少なくとも1種の代表物質から構成されていることを特徴とする、請求項7記載のプレミックス固練りモルタル
  9. 請求項1から6までのいずれか1項記載に相当するエステルを0.01〜4質量%の量で含有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  10. 付加的に、バインダー、フィラー、増粘剤、保水剤、分散剤、レオロジー改質剤、消泡剤、遅延剤、急結剤、混和剤、顔料、有機繊維又は無機繊維の群の少なくとも1種の代表物質を含有することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  11. 水硬性バインダーを5〜80質量%の範囲の割合で有することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  12. フィラー10〜75質量%、分散粉末1〜5質量%、保水剤0.1〜5質量%、増粘剤0.1〜3質量%、セメント急結剤0.1〜3質量%及びセメント遅延剤0.1〜3質量%の群の少なくとも1種の代表物質を含有することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載のプレミックス固練りモルタル
  13. 粉塵を低減させるための、プレミックス固練りモルタル中の添加剤としての請求項1から6までのいずれか1項記載の少なくとも1種のエステルの使用。
  14. プレミックス固練りモルタルの製造法において、該プレミックス固練りモルタルを、粉塵低減剤としての請求項1から6までのいずれか1項記載の少なくとも1種のエステルと接触させることを特徴とする方法。
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