JP5594945B2 - アンプ回路を備えたスライド装置 - Google Patents

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Description

この発明は、一定の移動軌跡に沿って移動する移動体の位置検出を可能にするアンプ回路を備えたスライド装置に関する。
例えば、半導体製造などの加工装置では、ワークを移動体に載せて所定位置まで移動し、加工を施していたが、この加工装置では、ワークの位置を正確に定めなければならない。
このように、ワークの位置を正確に定めるため、加工装置におけるワークの移動機構として、本願出願人は特願2008−009223号において位置検出にホール素子を利用した小型スライド装置を提案している。
この従来の小型スライド装置には、スライドテーブルに永久磁石を設け、このスライドテーブルをガイドするレール側にホール素子を設けた位置検出装置を備えている。このようにした位置検出装置では、例えば、スライドテーブルが加工装置の原点位置に一致していることを検出するためのホール素子を、加工装置の原点と対応させて正確に設置し、スライドテーブルの永久磁石がホール素子と正対したとき、すなわち、ホール素子がピーク電圧を出力したとき、上記加工装置に対してスライドテーブル、すなわち、ワークが正確に位置決めされたと判定するようにしていた。
特許第3927285号公報
上記のようにした従来の位置検出装置では、ホール素子がピーク電圧を出力したときの位置をもってスライドテーブルの原点位置としているが、もし、ホール素子の設置位置が、加工装置の原点から少しでもずれていると、ピーク電圧が出力される位置が、原点位置からずれてしまう。特に、レールとスライドテーブルからなるスライド装置と、加工装置とを別々に設置する場合には、それらの組み付け誤差などのために、両者の相対位置がずれやすく、結果的に、ホール素子と加工装置の原点位置とがずれることがあった。
上記のような、相対的な位置ずれは、スライド装置と加工装置とを設置して初めて分かるものである。そのために、両者の相対位置を修正しようとすれば、例えば、スライド装置の位置を修正するか、あるいはホール素子の位置を修正するかいずれかであるが、いずれにしても、微小な修正を強いられるので、極めて難しいものである。
例えば、スライド装置などの移動機構の位置を修正する場合には、スライド装置を設置位置から取り外し、位置を修正しなければならないので、作業が面倒であるだけでなく、再設置しても正確性を保つことが難しいという問題もあった。
一方、ホール素子の位置だけを修正する場合には、ホール素子そのものが極めて微細なものなので、その位置調整も難しくなるという問題があった。
このような問題は、上記スライド装置を、半導体製造装置や、加工装置など、正確な位置管理が必要な様々な装置に取り付けた場合に、同様に発生する問題である。
この発明の目的は、移動機構や、ホール素子などの物理的な位置を変えることなく、移動体の検出位置を修正できるアンプ回路を備えたスライド装置を提供することである。
第1の発明は、モーターを駆動源とするとともに一定の移動軌跡に沿って移動可能にした移動体に、永久磁石あるいはホール素子のいずれか一方を設け、上記移動軌跡上には永久磁石あるいはホール素子のいずれか他方を設け、これら永久磁石とホール素子との対向位置に応じてホール素子に発生する起電力に基づホール素子から出力される電圧に応じて検出信号を出力するアンプ回路を備えたスライド装置において、上記アンプ回路はホール素子から出力された電圧値を増幅して出力する増幅部と、この増幅部から出力された信号としきい値とを比較する比較部と、この比較部に入力されるしきい値を可変制御するための可変抵抗からなる可変制御部とを備え、上記比較部は上記増幅部で増幅された電圧値がしきい値よりも大きいときに、上記モーターを制御するコントローラに対して検出信号を出力し、その信号出力位置をもって上記移動体の位置を検出するとともに、上記可変制御部が上記しきい値を変更することによって上記移動軌跡上に設けたホール素子あるいは永久磁石と目的の位置とのずれを電気的に補正可能にした点に特徴を有する。
この発明では、比較部のしきい値を調整することによって、ホール素子の位置を移動したのと同様に、移動体の検出位置を調整できる。
言い換えれば、ホール素子を物理的に移動しなくても、移動体の検出位置を変更したり、移動体を設置する加工装置の原点位置などを調整したりできる。
また、アンプ回路は増幅部を備えているので、ホール素子から出力される電圧が微小であってもそれを信号として検出することができるようになる。例えば、ホール素子と永久磁石との距離が離れていてもその位置を検出することができる。
図1〜図7に示すこの発明の実施形態は、加工装置にスライド装置Sを取り付けたシステムであり、上記スライド装置Sにアンプ回路Aを接続している。
図1は、このシステムの構成図であるが、このシステムは、スライド装置Sと、アンプ回路Aと、コントローラCとを備えている。上記アンプ回路Aは、スライド装置Sに設けた、後で説明するホール素子から出力される電圧が入力されると、その電圧値に応じて、検出信号をコントローラCへ出力する回路である。
また、コントローラCは、上記アンプ回路Aから出力される位置検出信号に応じて、スライド装置Sを駆動制御する機能を備えている。なお、このコントローラCは、上記スライド装置Sを取り付けた図示しない加工装置を制御する機能を兼ね備えてもよい。
なお、上記スライド装置Sは、本願出願人が出願した特願2008−009223号において提案している小型スライド装置であるが、図2,3に示すように、基台1の取り付け面1aに、一対のレール2,2を平行に敷設するとともに、このレール2,2に沿ってスライドテーブル3を移動するようにしている。つまり、上記スライドテーブル3であって、取り付け面1aと対向する面3aには、断面をコ字状にしたガイド部材4,4を設け、これらガイド部材4,4を上記レール2,2に摺動自在に跨がせている。
さらに、上記スクリューシャフト7の一端には、キャップ部材8を圧入固定し、このキャップ部材8を、基台1に固定したケーシング9に組み込んだアンギュラベアリング10で支持し、スクリューシャフト7の軸心を保持するようにしている。そして、上記基台1を加工装置の所定の箇所に固定するようにしている。
なお、上記ケーシング9の上記孔の開口には、蓋部材11を固定して、ケーシング9からアンギュラベアリング10が抜け出さないようにしている。
そして、上記キャップ部材8とは反対側におけるカップリング部材12には、モーターMの回転軸13を挿入するとともに、この回転軸13を止めネジN2で固定し、カップリング部材12と回転軸13とが一体回転するようにしている。
さらに、アンギュラベアリング10の内輪10aには、キャップ部材8を挿入して、上記フランジ8aを内輪10aに当接させるとともに、キャップ部材8であってフランジ8aとは反対端を上記内輪10aの外方に突出させている。そして、この突出部分には、カップリング部材12をはめるとともに、このカップリング部材12とキャップ部材8とを止めネジN1で固定し、両者が一体回転するようにしている。
また、上記のようにしてカップリング部材12を固定することによって、アンギュラベアリング10が、このカップリング部材12とフランジ8aとの間に挟みこまれる。これにより、キャップ部材8およびこのキャップ部材8を固定したスクリューシャフト7が軸方向にがたつくのを規制している。
さらにまた、図3に示すように、上記スライドテーブル3には、レール2の軸方向に貫通する孔5を形成するとともに、この孔5内にボールナット6を固定し、当該ボールナット6とスクリューシャフト7のねじ溝とをねじ結合させている。
従って、モーターMが駆動して回転軸13が回転すれば、スクリューシャフト7が回転し、この回転力によってボールナット6およびスライドテーブル3が一体となって、レール2に沿って移動することとなる。つまり、この実施形態では、スライドテーブル3がこの発明の移動体であり、上記レール2がこの発明の一定の移動軌跡である。
一方、図4に示すように、上記基台1の取り付け面1aには、組み付け凹部14,15を形成するとともに、この組み付け凹部14,15のそれぞれに基板16,17を組み付けている。上記基板16には、1つのホール素子16aを実装する一方、上記基板17には、3つのホール素子17a〜17cを、レール2の長手方向に沿って順に実装している。
なお、上記基板16,17を組み付け凹部14,15に組み付けたとき、ホール素子16aおよび17a〜17cの上面すなわちスライドテーブル3との対向面が上記凹部14,15から突出しない寸法関係を維持している。
また、上記図4における符号21は、基板16,17に、ホール素子16aおよび17a〜17cを実装するために設けハンダエリアである。
上記基板16,17には図示しない電源に接続する複数の配線が接続されている。また、ホール素子16aおよび17a〜17cに電流が流れた状態で、これら各素子に磁界を加えると起電力(ホール電圧)が生じるが、この起電力に基づく電圧を、配線を介してアンプ回路Aへ導くようにしている。そして、これら各素子に接続する配線は、取り付け面1aに形成した配線用凹部20に組み込んでいる(図4参照)。
一方、図3に示すように、上記スライドテーブル3の面3aには、基台1の取り付け面1a側に突出する突部18を形成するとともに、この突部18に永久磁石19を固定している。この永久磁石19は、スライドテーブル3がレール2,2に沿って移動する過程で、上記基板16,17の各ホール素子16aおよび17a〜17cに対向する位置に設けている。
従って、上記ホール素子16aおよび17a〜17cのそれぞれは、電流を供給された状態で、上記永久磁石19と正対したときに、最も大きな電圧を出力することになる。
なお、この実施形態においては、4つのホール素子を設けているが、ホール素子16aおよび17cはスライドテーブル3のストローク端を検出するリミットセンサとして機能する。また、ホール素子17bは、加工装置に電源を入れたときの、スライドテーブル3の初期位置となる原点を検出する原点センサとして機能し、ホール素子17aは、スライドテーブル3が図4の矢印方向に移動しているときに、原点が近いことを検出する原点前センサとして機能する。
このような原点前センサを備えたのは、スライドテーブル3を原点で正確に停止させるためである。図4における左側のストローク端から矢印方向へスライドテーブル3を移動させたとき、原点前センサとなるホール素子17aでスライドテーブル3を検出したら、モーターMの回転速度を落としてスライドテーブル3の移動速度を下げるようにすれば、原点センサであるホール素子17bがスライドテーブル3を検出した時点でモーターMを止めて、スライドテーブル3を直ちに停止できるからである。しかも、原点前センサでスライドテーブル3を検出するまでの間は、移動速度を速くすることができる。
一方、上記アンプ回路Aは、ホール素子16aおよび17a〜17cから出力される電圧によって位置検出信号を出力するようにしているが、図5に示すように、スライド装置Sのホール素子16aおよび17a〜17cから出力される電圧を増幅する増幅部a1と、この増幅部a1で増幅された電圧値をしきい値と比較して検出信号を出力する比較部a2とを備えている。
比較部a2は、増幅部から出力され端子22から入力される電圧と、端子23から入力されるしきい値電圧とを対比して、端子22から入力された電圧値がしきい値電圧を超えた場合に、コントローラCに対してスライドテーブル3を検出した検出信号を出力するようにしている。
また、上記端子23にはこの発明の可変制御部を構成する可変抵抗Rを接続し、この抵抗値を変更することによって上記しきい値を変更可能にしている。具体的には、可変抵抗を調整するつまみを設け、手動で調整できるようにしている。
なお、図5では、増幅部a1及び比較部a2を一つずつしか表わしていないが、増幅部a1と比較部a2とは、ホール素子ごとに備えなければならない。
以下に、この実施形態の作用を説明する。この実施形態の位置検出装置は、4個のホール素子16a、17a〜17cを備え、スライドテーブル3の4つの位置を検出可能にしているが、位置検出原理は全て同じなので、以下では原点センサとして機能するホール素子17bについて説明する。
上記ホール素子17bを原点センサとするためには、スライド装置Sの基台1を、加工装置に取り付ける際には、加工装置の原点に上記ホール素子17bを一致させるようにする。
一方、ホール素子17bにスライドテーブル3が接近し、ホール素子17bに起電力が発生して出力される電圧は、両者が正対したときに最大値となる。従って、アンプ回路Aの増幅部a1において増幅され、比較部a2に入力される電圧値も、図6に示すグラフ(1)のように、ホール素子17bに永久磁石19が正対したときにピーク電圧値V1となる。
なお、図6に示すx軸は加工装置の軸方向位置で、その原点「0」にホール素子17bが一致している場合を示している。そして、グラフ(1)は、図5に示す比較部a2の端子22に入力される電圧値で、原点検出用のホール素子17bから出力された電圧値に基づくものである。また、グラフ(2)は、比較部a2からコントローラCに対して出力される検出信号である。
そして、この実施形態においてアンプ回路Aは、原点でスライドテーブル3を検出したときに「0」信号を検出信号とするようにしている。つまり、スライドテーブル3を検出していない時に、レベル「1」の信号を出力し続け、検出したときにレベル「1」の信号出力を停止するようにしている。なお、ここでは、常時レベル「1」の信号を出力し、その出力を停止する場合も、レベル「0」の検出信号を出力するという。
このように、ホール素子17bと加工装置の原点とがぴったり一致していれば、スライドテーブル3の永久磁石19がホール素子17bと正対したとき、スライドテーブル3が加工装置の原点位置にあることになる。
そこで、比較部a2のしきい値を、上記ピーク電圧値V1とほぼ等しい値に設定すれば、スライドテーブル3が、上記ホール素子17bと正対したとき、すなわち、図6のグラフ(2)のポイントP1の位置で、比較部a2が検出信号を出力することになる。従って、コントローラCはアンプ回路Aからの検出信号の入力によってスライドテーブル3が原点に達したことを検出できることになる。
しかし、上記したように、スライド装置Sの基台1を加工装置に設置するときに、基台1に固定されたホール素子17bの位置を加工装置の原点0に正確に位置させることは難しく、僅かにずれてしまうことがある。
例えば、図7に示すように、ホール素子17bが加工装置の原点から距離x1だけずれて設置されたとすると、スライドテーブル3が加工装置の原点から距離x1だけずれたところで、ピーク電圧値V1がアンプ回路Aの比較部a2に入力されることになる。
言い換えれば、スライドテーブル3が、加工装置の原点「0」にあるときには、比較部a2には、ピーク電圧値V1よりも小さな電圧値V2が入力されることになる。
上記従来の位置検出装置では、上記ピーク電圧値V1が入力されたときにのみ、スライドテーブル3を検出した検出信号をコントローラCへ出力するようにしていたので、電圧値V2が入力されたときには、検出信号が出力されない。
しかし、この実施形態のアンプ回路Aでは比較部a2に設定するしきい値電圧を、可変抵抗Rを調整することによって変更することができる。そこで、図7に示すように、スライド装置Sのホール素子17bが加工装置の原点から距離x1だけずれているときには、上記電圧値V2を比較部a2のしきい値になるように可変抵抗Rを調整する。これにより、上記比較部a2は、図7のグラフ(4)のように、スライドテーブル3が加工装置の原点に達したポイントP1から、電圧値がV2以下となるポイントP2までの間で、検出信号を出力することになる。また、この検出信号によってLEDなどを点灯させ、この実施形態の位置検出装置によってスライドテーブル3を検出したことを外から分かるようにすることができる。
なお、しきい値を調整する際には、実際にスライドテーブル3を一方向から移動させ、ホール素子以外の物理的な測定方法によってスライドテーブル3を実際に原点位置に停止させてから、コントローラCに対して検出信号が出力されるように可変抵抗Rを調整する。このように可変抵抗Rを調整して、一旦、しきい値を調整すれば、その後は、ホール素子17bによって原点を正確に検出できる。
つまり、ホール素子17bを物理的に移動しなくても、スライドテーブル3が原点に位置したことを検出できるようになる。
以上では、原点を検出するホール素子17bを例に説明したが、他のホール素子についても全く同様に、それぞれに接続した比較部a2のしきい値を調整することができ、それによって、原点など、各ホール素子が検出すべき位置において検出信号が出力されるようにすることができる、すなわち、ホール素子との目的位置とのずれを、電気的に解消して、正確な位置検出をすることができる。
なお、この実施形態では、スライドテーブル3に設けた永久磁石19、基台1に固定したホール素子16a、17a〜17c、及びアンプ回路Aが、位置検出装置を構成している。そして、アンプ回路Aの増幅部a1は、各ホール素子から出力される電圧が微小であってもそれを増幅することによって信号として検出し、ホール素子と永久磁石との距離が離れていてもその位置を検出できるようにしている。
また、永久磁石とホール素子とはいずれを、スライドテーブル3に設けても、基台1に設けてもかまわない。但し、ホール素子側には信号線を設ける必要があるので、移動するスライドテーブル3側に、永久磁石を設けた方が構造をシンプルにできる。
一方、スライドテーブル3にホール素子を設け、基台1側に複数の永久磁石を設けるようにすれば、一つのホール素子で複数の位置を検出することもできる。
さらに、上記実施形態では、ホール素子が永久磁石を検出したとき、アンプ回路Aから出力する検出信号を「0」とし、非検出時に「1」信号を出力するようにしているが、非検出時には「0」とし、検出時に「1」信号を出力するようにしてもよい。また、複数のホール素子を備えた位置検出装置においては、検出信号を「0」にするものと、「1」にするものとを組み合わせてもよい。
また、スライドテーブル3を検出したときに「1」信号を出力する方式では、それ以外のときに信号を出力しないようにできるので、非検出時にレベル「1」信号を出力し続ける場合と比べて節電できる。但し、いずれかのホール素子に対応するアンプ回路Aで、非検出時にレベル「1」の信号を出力するようにしておけば、位置検出をしていない状態でも、電源をオンにした時点で信号の出力があるので、断線や、停電などの電気的な異常を検出できるというメリットがある。
なお、この実施形態の位置検出装置は、加工装置などに取り付けるとき、目的の位置関係を保てなかったときに、そのずれを補正するためだけでなく、装置を使用しているうちに、検出位置を変更したくなった場合にいつでも変更が可能である。例えば、ワークの変更に応じて加工装置の原点位置を変更したり、スライドテーブルの可動範囲を変更する目的でストロークエンドの検出位置を変更したりすることもできる。
また、上記実施形態では、この発明の移動体の移動軌跡をレールで維持しているが、移動体を予め決められた経路にそって移動させることができれば、レールなどのガイドは無くてもかまわない。
この発明の実施形態のシステム構成図である。 実施形態におけるスライド装置の正面図である。 図2のIII-III線断面図である。 スライド装置の基台の平面図である。 実施形態のアンプ回路の概念図である。 加工装置の原点と、位置検出装置の原点とが一致しているときに、位置検出に基づいて比較部に入力される電圧値(1)と、比較部から出力される検出信号(2)とを示したグラフである。 加工装置の原点と、位置検出装置の原点とにずれがあるときに、位置検出に基づいて比較部に入力される電圧値(3)と、比較部から出力される検出信号(4)とを示したグラフである。
符号の説明
S スライド装置
2 レール
3 スライドテーブル
16,17 基板
16a ホール素子
17a,17b,17c ホール素子
19 永久磁石
A アンプ回路
a1 増幅部
a2 比較部
R 可変抵抗

Claims (1)

  1. モーターを駆動源とするとともに一定の移動軌跡に沿って移動可能にした移動体に、永久磁石あるいはホール素子のいずれか一方を設け、上記移動軌跡上には永久磁石あるいはホール素子のいずれか他方を設け、これら永久磁石とホール素子との対向位置に応じてホール素子に発生する起電力に基づホール素子から出力される電圧に応じて検出信号を出力するアンプ回路を備えたスライド装置において、
    上記アンプ回路はホール素子から出力された電圧値を増幅して出力する増幅部と、この増幅部から出力された信号としきい値とを比較する比較部と、この比較部に入力されるしきい値を可変制御するための可変抵抗からなる可変制御部とを備え、上記比較部は上記増幅部で増幅された電圧値がしきい値よりも大きいときに、上記モーターを制御するコントローラに対して検出信号を出力し、その信号出力位置をもって上記移動体の位置を検出するとともに、上記可変制御部が上記しきい値を変更することによって上記移動軌跡上に設けたホール素子あるいは永久磁石と目的の位置とのずれを電気的に補正可能にしたアンプ回路を備えたスライド装置。
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