JP5594146B2 - 基地局装置、基地局装置の制御方法、処理装置、プログラム、及び無線通信システム - Google Patents

基地局装置、基地局装置の制御方法、処理装置、プログラム、及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、移送局との無線通信に使用する周波数チャネルを自律的に決定することが可能な基地局に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、セル端の移動局の通信速度を高速化する技術の1つとして、既存のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)を用いたDC-HSDPA(Dual Cell-HSDPA operation)が検討されている。DC-HSDPAは、同じ周波数バンドに含まれる2つの周波数チャネル(各々5MHz)を同時に使用することで、下り方向の高速化を図る。以下では、3GPPにおいて検討中のDC-HSDPAの概要について説明する。なお、現在提案されているDC-HSDPAの技術内容の詳細については、以下の非特許文献1〜3を参照されたい。
DC-HSDPAでは、第2のサービングHS-DSCHセルは、"セカンダリ・サービングHS-DSCHセル"と呼ばれる。また、第1のサービングHS-DSCHセルは、単に"サービングHS-DSCHセル"と呼ばれている。セカンダリ・サービングHS-DSCHセルは、サービングHS-DSCHセルの生成を条件として従属的に形成される。なお、サービングHS-DSCHセルは、"プライマリキャリア"又は"ベースキャリア"と呼ばれる場合がある。また、セカンダリ・サービングHS-DSCHセルは、"セカンダリキャリア"又は"エクステンディッドキャリア"と呼ばれる場合がある。
本明細書では、2つのサービングHS-DSCHセルの識別を明確にするため、第1のサービングHS-DSCHセルを"プライマリ・サービングHS-DSCHセル"と呼ぶ。また、以下では、プライマリ・サービングHS-DSCHセルを略して "プライマリセル"と呼び、セカンダリ・サービングHS-DSCHセルを略して"セカンダリセル"と呼ぶ。また、セカンダリセルとその他のセルを区別するため、プライマリセル及び非HSDPAセルを総称して、"非セカンダリセル"と呼ぶ。非HSDPAセルとは、HSDPA及びDC-HSDPAをサポートしない基地局によって生成される通常のセルである。
図13は、DC-HSDPAをサポートする基地局(Node B)91と移動局92との間で、DC-HSDPAによるパケット通信を行うために使用される物理チャネルを示している。HS-PDSCHは、トランスポートチャネルHS-DSCHを転送するデータ送信用のダウンリンク物理チャネルである。HS-SCCHは、HS-DSCH転送に関するダウンリンクのシグナリング情報の送信に使用される。HS-DPCCHは、HS-DSCH転送に関するフィードバック情報を移動局92から基地局91に送信するために使用されるアップリンク物理チャネルである。当該フィードバック情報には、ハイブリッドARQ(Automatic repeat-request)に関するACK応答及びCQI(channel Quality Indication)が含まれる。アップリンクDPCH及びダウンリンクDPCHは、DC-HSDPAに関する制御情報の送受信に使用される。なお、プライマリセルの生成に必要な他の共通物理チャネル(P-CPICH、SCH、P-CCPCH、S-CCPCHなど)及びセカンダリセルの生成に必要な他の共通物理チャネル(P-CPICH、SCHなど)も使用されることはもちろんである。省略表記された物理チャネル及びトランスポートチャネルの正式名称を以下に示す。
P-CPICH:Primary Common Pilot Channel
DPCH:Dedicated Physical Channel
HS-DPCCH:Dedicated Physical Control Channel (uplink) for HS-DSCH
HS-DSCH:High Speed Downlink Shared Channel
HS-PDSCH:High Speed Physical Downlink Shared Channel
HS-SCCH:Shared Control Channel for HS-DSCH
P-CCPCH:Primary Common Control Physical Channel
S-CCPCH:Secondary Common Control Physical Channel
SCH:Synchronisation Channel
DC-HSDPAをサポートする基地局において2つのサービングHS-DSCHセルが設定されている場合、セカンダリセルの有効化(activation)と無効化(deactivation)は、基地局によって切り替えられる。セカンダリセルの有効化および無効化を基地局から移動局(UE)に指示するためのコマンド(HS-SCCH Order)は、下り制御チャネルであるHS-SCCHを用いて移動局に送信される。また、セカンダリセルの有効化および無効化は、基地局又は無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)から移動局にRRC messageを送信することによっても変更可能である。RRC MESSAGEのメッセージ構造等の詳細については、3GPP TS 25.331 V8.4.0 (2008-09) "Radio Resource Control (RRC)"を参照されたい。
一方、携帯電話の普及による屋内での音声通信やデータ通信の需要の増大に伴い、利用者宅内、オフィス内などに設置可能な小型基地局の開発が進められている。この小型基地局は、例えば小型基地局の所有者によって宅内や小規模オフィス等に設置され、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバ回線を用いてコアネットワーク側の上位装置と接続される。3GPPは、このような小型基地局を"Home NodeB"及び"Home eNodeB"と定義して標準化作業を進めている(例えば非特許文献4を参照)。"Home NodeB"はUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)向けの小型基地局であり、"Home eNodeB"はLTE(Long Term Evolution)向けの小型基地局である。本明細書では、このような小型基地局を"ホーム基地局"と呼び、ホーム基地局によって生成されるセルを"ホームセル"と呼ぶ。
既存の移動体通信網(セルラ通信網)で使用される基地局では、基地局が移動局との通信に使用する無線リソースが予め定められている。これに対して、ホーム基地局に関しては、ホーム基地局が自律的に無線リソースの選択を行なうことが検討されている。なお、無線リソースとは、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)システムであれば周波数チャネルであり、CDMA(Code Division Multiple Access)システムであれば拡散コードである。3GPP UMTS(W−CDMA:Wideband-CDMA)であれば、無線リソースは、周波数チャネル及びスクランブリングコードである。また、アップリンクにSC−FDMA(Single Carrier FDMA)を採用し、ダウンリンクにOFDMA(Orthogonal FDMA)を採用する3GPP LTEであれば、無線リソースは物理リソースブロックである。物理リソースブロックとは、基地局から移動局への下りデータ伝送に使用する無線リソースの基本単位であり、周波数領域で複数のOFDMサブキャリアを含み、時間領域で少なくとも1つのシンボル時間を含む。
特許文献1には、ホーム基地局が、xDSL回線又は光ファイバ回線等で接続された管理システムから複数の無線リソース(具体的には周波数チャネル及びスクランブリングコード)候補を含む許可リストを受信し、当該許可リストに含まれる無線リソース候補の各々に関して無線信号の受信信号強度、CIR(Carrier to Interference Ratio)を測定することが記載されている。さらに、特許文献1のホーム基地局は、受信信号強度が最小の無線リソース候補を自律的に選択して移動局との通信に用いる。受信レベルが最小となる無線リソース候補を選択する理由は、周辺の基地局によって形成されるセルとの干渉を最小化できると考えられるためである。また、特許文献1のホーム基地局は、選択した無線リソースによる初期送信電力を、先に測定した受信信号強度及びCIRを用いて決定する。具体的には、初期送信電量は、周辺基地局からの干渉レベルを考慮して、所望の通信範囲(例えば20m以内)で十分な通信サービスを提供できるように決定される。
英国特許出願公開第2428937号明細書(14ページ8行目〜15ページ21行目)
3GPP, R1-084029, 25.211 CR0257R3 (Rel-8, B) "Introduction of Dual-Cell HSDPA Operation on Adjacent Carriers", 2008年10月 3GPP, R1-084030, 25.212 CR0267R3 (Rel-8, B) "Introduction of Dual-Cell HSDPA Operation on Adjacent Carriers", 2008年10月 3GPP, R1-084031, 25.214 CR0497R4 (Rel-8, B) "Introduction of Dual-Cell HSDPA Operation on Adjacent Carriers", 2008年10月 3GPP, TR25.820 V8.2.0, "3G Home NodeB Study Item Technical Report", 2008年9月
本願の発明者等は、DC-HSDPAをサポートする基地局の周囲にホーム基地局が設置される場合におけるホーム基地局の周波数チャネル選択に関して検討を行った。DC-HSDPAを使用する場合、セカンダリセルによる通信サービス提供の優先度は、非セカンダリセル(プライマリセル及び非HSDPAセル)による通信サービス提供に比べて相対的に低いと考えられる。また、セカンダリセルは、高速データ転送が必要である場合に一時的に使用されると考えられる。このため、セカンダリセルが周辺のセルに及ぼす平均干渉量は、常時使用される非セカンダリセルに比べて低いと想定される。
特許文献1に開示されたホーム基地局は、周辺基地局から無線送信される信号の受信電力に基づいて自身が形成するセルに割り当てる周波数チャネルを決定する。ここで、特許文献1のホーム基地局が周辺基地局からの信号を測定している期間中に、周辺基地局がセカンダリセルを使用している場合を考える。この場合、ホーム基地局における周辺のセカンダリセルからの受信電力が、周辺のプライマリセルや非HSDPAセルからの受信電力に比べて大きくなることがある。このため、特許文献1に開示されたホーム基地局は、一時的に使用されている周辺のセカンダリセルとの干渉を避けるために、周辺のプライマリセル又は非HSDPAセルで使用されているのと同一の周波数チャネルを自身が形成するセルに割り当てる周波数チャネルとして選んでしまうおそれがある。このような動作は、ホーム基地局の周波数チャネル選択の妥当性を低下させる。
本発明は上述した検討に基づいてなされたものであって、自身が形成するセル(自セル)で使用する周波数チャネルを自律的に選択可能な基地局から周辺の非セカンダリセルに及ぶ干渉を抑制することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる基地局装置は、無線通信部及び周波数チャネル制御部を有する。前記無線通信部は、移動局との間で無線通信を行う。前記周波数チャネル制御部は、前記無線通信部が形成する自セルで使用される周波数チャネルを決定する。さらに、前記周波数チャネル制御部は、周辺の基地局によって形成される周辺のセルがプライマリセルの生成を条件として従属的に形成されるセカンダリセルであるか否かを識別し、周辺の非セカンダリセルで使用されているのと異なる周波数チャネルを優先的に前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する。
本発明の第2の態様は、基地局装置の制御方法である。当該方法は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
(a)周辺の基地局によって形成される周辺のセルがプライマリセルの生成を条件として従属的に形成されるセカンダリセルであるか否かを識別するステップ、及び
(b)周辺の非セカンダリセルで使用されているのと異なる周波数チャネルを前記周辺の非セカンダリセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記基地局装置が形成する自セルで使用される周波数チャネルとして選択するステップ。
本発明の第3の態様は、移動局との間で無線通信を行う基地局機器用の処理装置である。当該処理装置は、周辺の基地局によって形成される周辺のセルがプライマリセルの生成を条件として従属的に形成されるセカンダリセルであるか否かを識別する処理と、周辺の非セカンダリセルで使用されているのと異なる周波数チャネルを優先的に前記基地局機器が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択する処理を実行する。
本発明の第4の態様は、移動局との間で無線通信を行う基地局機器に関する制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。前記制御処理は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
(a)周辺の基地局によって形成される周辺のセルがプライマリセルの生成を条件として従属的に形成されるセカンダリセルであるか否かを識別するステップ、及び
(b)周辺の非セカンダリセルで使用されているのと異なる周波数チャネルを前記周辺の非セカンダリセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記基地局機器が形成する自セルで使用される周波数チャネルとして選択するステップ。
本発明の第5の態様にかかる無線通信システムは、第1及び第2の基地局を含む。前記第1の基地局は、無線通信部及び周波数チャネル制御部を有する。無線通信部は、移動局との間で無線通信を行う。周波数チャネル制御部は、前記第2の基地局によって形成される周辺のセルがプライマリセルの生成を条件として従属的に形成されるセカンダリセルであるか否かを識別し、周辺の非セカンダリセルで使用されているのと異なる周波数チャネルを前記無線通信部が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして優先的に選択する。
本発明によれば、自セルの周波数チャネルを自律的に選択可能な基地局が、周辺の非セカンダリセルに及ぼす干渉を、周辺のセカンダリセルに及ぼす干渉より優先して効果的に抑制できる。
発明の実施の形態1にかかるホーム基地局を含む無線通信システムの構成図である。 発明の実施の形態1にかかるホーム基地局の構成例を示すブロック図である。 発明の実施の形態1にかかるホーム基地局によるプライマリセルに割り当てる周波数を決定する処理の全体的な手順を示すフローチャートである。 セル属性の識別処理の具体例を示すフローチャートである。 セカンダリセルであるか否かを判定する処理の具体例を示すフローチャートである。 セカンダリセルであるか否かを判定する処理の具体例を示すフローチャートである。 周波数チャネル測定情報の具体例を示す図である。 周波数チャネル測定情報の具体例を示す図である。 周波数チャネル測定情報に基づいてプライマリセルへの割り当て周波数を決定する処理の具体例を示すフローチャートである。 発明の実施の形態1におけるプライマリセル周波数チャネルの決定手順の一例を示すシーケンス図である。 プライマリセルの周波数チャネルが順次決定される様子を示す概念図である。 ホーム基地局の受信電力を示すグラフである。 プライマリセルの周波数チャネルが順次決定される様子を示す概念図である。 ホーム基地局の受信電力を示すグラフである。 プライマリセルの周波数チャネルが順次決定される様子を示す概念図である。 ホーム基地局の受信電力を示すグラフである。 発明の実施の形態2にかかるホーム基地局の構成例を示すブロック図である。 発明の実施の形態2にかかるホーム基地局によるプライマリセルに割り当てる周波数を決定する処理の全体的な手順を示すフローチャートである。 発明の実施の形態2におけるプライマリセル周波数チャネルの決定手順の一例を示すシーケンス図である。 DC-HSDPAによるパケット通信を行うために使用される物理チャネルを示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
図1は、本実施の形態にかかるホーム基地局1を含む無線通信システムの構成例を示す図である。なお、本実施の形態にかかる無線通信システムは、FDD(Frequency division Duplex)−CDMA、より具体的にはW−CDMA方式の無線通信システムであるとして説明を行う。
ホーム基地局1は、ホームゲートウェイ(ホームGW)81を介して移動体通信事業者のコアネットワーク83に接続されており、移動局6−1とコアネットワーク83との間でトラフィックを中継する。ホーム基地局1は、例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、光ファイバ、同軸ケーブル等の固定通信回線に接続して使用され、IP(Internet Protocol)通信網やインターネット等を経由してホームGW81に接続される。
ホーム基地局1は、DC-HSDPAをサポートする基地局であり、周波数チャネルが互いに異なるプライマリセル及びセカンダリセルを生成する。ホーム基地局1は、プライマリセル及びセカンダリセルを形成するための共通物理チャネル(P-CPICH、SCH等)を送信するとともに、2つのサービングHS-DSCHセルの各々においてHS-DSCHを運ぶ物理チャネル(HS-PDSCH)を送信する。
また、ホーム基地局1は、プライマリセルの周波数チャネルを、周辺セルで使用されている周波数チャネルを考慮して決定する。より具体的に述べると、ホーム基地局1は、自身のプライマリセルに割り当てる周波数チャネルを、周辺の非セカンダリセル(プライマリセル及び非HSDPAセル)で使用されている周波数チャネルとの重複が極力発生しないように決定する。言い換えると、ホーム基地局1は、周辺セルが未使用の周波数チャネル又は周辺のセカンダリセルで使用されている周波数チャネルを、周辺の非セカンダリセル(周辺のプライマリセル及び非HSDPAセル)で使用されている周波数チャネルより優先して自身のプライマリセルに割り当てる。このような周波数チャネル割り当てを行うために、ホーム基地局1は、周辺セルの属性を識別する。なお、ホーム基地局1がプライマリセル用の周波数チャネルを決定する手順の具体例については後述する。
周辺基地局7は、周辺セルを生成し、移動局6−2と通信を行う。図1の例では、周辺セルは、ホーム基地局1が生成するホームセル(プライマリセル及びセカンダリセル)を覆うように形成される上位階層のマクロセルである。周辺基地局7は、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)82を介してコアネットワーク83に接続されており、移動局6−2とコアネットワーク83との間でトラフィックを中継する。なお、周辺基地局7は、ホームセルを形成するホーム基地局であってもよい。また、以下では、周辺基地局7がDC-HSDPAをサポートする基地局であるとして説明を行うが、周辺基地局7は、シングルセル運用のHSDPAのみをサポートする基地局であってもよい。また、周辺基地局7は、HSDPA及びDC-HSDPAをサポートせず、非HSDPAセルを形成する基地局であってもよい。
ホームGW81は、ホーム基地局1とコアネットワーク83との間の情報転送を行う。RNC82は、配下の周辺基地局7が形成する周辺セル内に存在する移動局6−2とコアネットワーク83との間の通信制御および情報転送を行う。
続いて以下では、ホーム基地局1の構成例と、プライマリセル用の周波数チャネルの決定手順の具体例について順に説明を行う。図2は、ホーム基地局1の構成例を示すブロック図である。図2において、無線通信部11は、移動局6−1から送信されたアップリンク信号をアンテナ10を介して受信する。
受信データ処理部12は、受信されたアップリンク信号の逆拡散、RAKE合成、デインタリービング、チャネル復号、エラー訂正等の各処理を行って受信データを復元する。得られた受信データは、有線通信部14を経由してホームGW81に転送される。なお、ホーム基地局による自律的な無線リソース制御のために、ホーム基地局にRNC機能を持たせることが検討されている。よって、ホーム基地局1にRNC機能を持たせてもよい。ホーム基地局1にRNC機能を持たせる場合、受信データ処理部12によって得られた受信データが移動局6−1の位置登録要求や無線チャネル確立要求であれば、これらの制御を実行するために当該受信データは、ホーム基地局1が有するRNC機能部(不図示)に送られる。
送信データ処理部13は、移動局6−1に向けて送信される送信データを有線通信部14から取得し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、送信データ処理部13は、トランスポートチャネルのデータ系列にTPC(Transmit Power Control)ビット等の制御情報を付加して無線フレームを生成する。また、送信データ処理部13は、拡散処理、シンボルマッピングを行って送信シンボル列を生成する。無線通信部11は、送信シンボル列の直交変調、周波数変換、信号増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成し、これを移動局6−1に送信する。
周波数チャネル制御部15は、プライマリセル及びセカンダリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する。
移動局モード受信部16は、周辺基地局7から送信される無線信号を受信し、信号品質を測定する。測定する信号品質は、周辺基地局7から送信された無線信号の減衰に応じて変化する物理量であればよい。例えば、移動局モード受信部16は、周辺セルからの共通パイロットチャネルP-CPICHの受信電力(RSCP:Received Signal Code Power)を測定すればよい。なお、移動局モード受信部16の受信回路は、無線通信部11の受信回路と兼用されてもよい。
次に、ホーム基地局1がプライマリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する手順の具体例について説明する。図3は、周波数チャネルの決定手順の全体を示すフローチャートである。ステップS101では、移動局モード受信部16は、少なくとも1つの周波数チャネルについて信号受信を行う。上述したように、周辺セルから送信される信号の信号品質を得るために、移動局モード受信部16は、周辺基地局7から送信されるP-CPICHの受信電力(RSCP)の測定等を行えばよい。また、後述する周辺セルの識別のために、移動局モード受信部16は、所定の物理チャネル(例えばP-CCPCH)の受信を行えばよい。
ステップS102では、周波数チャネル制御部15は、測定された周波数チャネルを使用している周辺セルのセル属性を識別する。具体的には、周波数チャネル制御部15は、周辺セルがDC-HSDPA用に形成されたセカンダリセルであるか否かを識別すればよい。ここで、セル属性を識別する手順の具体例を図4〜6のフローチャートを用いて説明する。
図4は、セル属性識別手順の一例を示すフローチャートである。ステップS201では、周波数チャネル制御部15は、測定を行った周波数チャネルにおいて周辺セルが検出されたか否かを判定する。当該判定は、測定を行った周波数チャネルにおいて共通パイロットチャネル(P-CPICH)が受信されたか否かによって行えばよい。例えば、P-CPICHの受信電力(RSCP)が所定の閾値(例えば-100 dBm)を下回る場合に、周波数チャネル制御部15は、当該周波数チャネルが未使用であると判定すればよい。
測定を行った周波数チャネルで周辺セルが検出された場合(ステップS201でYES)、周波数チャネル制御部15は、検出された周辺セルがセカンダリセルであるか否かを判定する(ステップS202)。なお、当該判定は、周辺セルが非セカンダリセル(プライマリセル又は非HSDPAセル)であるか否かを判定すると言い換えることもできる。
ここで、周辺セルがセカンダリセルであるか否かを判定するための具体的方法を2つ紹介する。第1の判定方法は、予め定められた物理チャネルが送信されているか否かによってセカンダリセルを識別する方法である。この方法は、例えば、非セカンダリセル(プライマリセル又は非HSDPAセル)で報知チャネル(P-CCPCH)が送信され、セカンダリセルではP-CCPCHが送信されない場合に使用可能である。なお、P-CCPCHは、報知情報を送信するトランスポートチャネル(BCH:Broadcast channel)を転送するダウンリンク共通物理チャネルである。
図5Aは、第1の判定方法の実行手順を示すフローチャートである。ステップS301では、周波数チャネル制御部15は、測定を行った周波数チャネルで報知チャネル(P-CCPCH)が受信されたか否かを判定する。P-CCPCHが受信された場合、当該周波数チャネルを使用する周辺セルが非セカンダリセルであると判定する(ステップS302)。一方、P-CCPCHが受信されなかった場合、周波数チャネル制御部15は、当該周波数チャネルを使用する周辺セルがセカンダリセルであると判定する(ステップS303)。
次に、周辺セルがセカンダリセルであるか否かを判定する第2の方法を説明する。第2の判定方法は、周辺セルからの受信信号に含まれる予め定められた情報の内容によってセカンダリセルを識別する方法である。この方法は、セカンダリセルと非セカンダリセルとで送信情報の内容に相違がある場合に利用可能である。例えば、報知情報に含まれるアクセス制限情報(Cell Barred)が、セカンダリセルでは"アクセス制限有り"を示す"有効値"に設定され、非セカンダリセルでは"アクセス制限無し"を示す"無効値"に設定される場合に、第2の方法が利用できる。この場合、周波数チャネル制御部15は、アクセス制限情報を参照してセカンダリセルであるか否かを判定すればよい。なお、アクセス制限情報(Cell Barred)の詳細については、3GPP TS 25.331 V8.4.0 (2008-09) "Radio Resource Control (RRC)"を参照されたい。
図5Bは、第2の判定方法の実行手順を示すフローチャートである。ステップS401では、周波数チャネル制御部15は、測定を行った周波数チャネルで受信されたアクセス制限情報の値を判定する。アクセス制限情報が無効値を示す場合、当該周波数チャネルを使用する周辺セルが非セカンダリセルであると判定する(ステップS402)。一方、アクセス制限情報が有効値を示す場合、周波数チャネル制御部15は、当該周波数チャネルを使用する周辺セルがセカンダリセルであると判定する(ステップS403)。
なお上述した判定方法は一例に過ぎない。例えば、報知チャネル(P-CCPCH)で送信される報知情報にセカンダリセルを識別可能な識別情報を含めてもよい。この場合、周波数チャネル制御部15は、報知情報に含まれる識別情報を参照して、セル属性を判定すればよい。
図3に戻って説明を続ける。ステップS103で使用するために、周波数チャネル制御部15は、ステップS102でのセル属性の識別結果を保存する。図6A及び6Bは、セル属性の識別結果を含む周波数チャネル測定情報の保存データ例を示すテーブルである。図6Aのテーブルは、3つの周波数チャネルF1〜F3の測定結果を含む。
図6Aにおいて"使用可否ステータス"は、周波数チャネルF1〜F3の各々が、プライマリセルに使用可能であるか否かの一時的な判定結果を示している。周波数チャネル制御部15は、周辺セルが検出されなかった場合および周辺セルがセカンダリセルであると判定した場合に、該当する周波数チャネルの使用可否ステータスを"使用可能"にセットすればよい。また、周波数チャネル制御部15は、周辺セルが非セカンダリセルであると判定した場合に、該当する周波数チャネルの使用可否ステータスを"使用不可"にセットすればよい。
図6Aでは、周波数チャネルF1のステータスは、RSCPが所定の閾値(例えば -100 dBm)以下であることから、周辺セルによって使用されていないと判定されたために、 "使用可能"にセットされている。また、周波数チャネルF2のステータスは、セカンダリセルによって使用されていると判定されたために"使用可能"にセットされている。これらに対して周波数チャネルF3のステータスは、非セカンダリセルによって使用されていると判定されたために"使用不可"にセットされている。
図6Bのテーブルで保持されている情報の意味は、図6Aと同様である。図6Bでは、全ての周波数チャネルF1〜F3のステータスは、非セカンダリセルによって使用されているために"使用不可"にセットされている。
なお、周波数チャネル制御部15は、周波数チャネルが非セカンダリセルによって使用されている場合であっても、RSCPが所定の閾値(例えば -85dBm)以下である場合に、当該周波数チャネルの使用可否ステータスを"使用可能"としてもよい。
図3のステップS103では、周波数チャネル制御部15は、プライマリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する。プライマリセルに割り当てる周波数チャネルの決定は、ステップS102でのセル属性の識別結果を用いて行われる。具体的には、周波数チャネル制御部15は、周辺セルによって使用されていない周波数チャネルおよび周辺のセカンダリセルによって使用されている周波数チャネルを、周辺の非セカンダリセルによって使用されている周波数チャネルより優先的に自身のプライマリセルに割り当てる。
図7は、ステップS103の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、図6A及び6Bに示したような周波数チャネル測定情報を参照して、プライマリセル用の周波数チャネルを決定する手順を示している。
ステップS501では、周波数チャネル測定情報を参照し、使用可否ステータスが"使用可能"とラベルされた周波数チャネルが存在するか否かを判定する。"使用可能"とラベルされた周波数チャネルが存在する場合(ステップS501でYES)、周波数チャネル制御部15は、"使用可能"とラベルされた周波数チャネルのうち、RSCPが最小の周波数チャネルをプライマリセル用に選択する(ステップS502)。例えば、図6Aに示す周波数チャネル測定情報が得られた場合、周波数チャネルF1がホーム基地局1のプライマリセル用として選択される。
"使用可能"とラベルされた周波数チャネルが存在しない場合(ステップS501でNO)、周波数チャネル制御部15は、"使用不可"とラベルされた周波数チャネルのうち、RSCPが最小の周波数チャネルをプライマリセル用に選択する(ステップS503)。例えば、図6Bに示す周波数チャネル測定情報が得られた場合、周波数チャネルF3がホーム基地局1のプライマリセル用として選択される。
図8は、ホーム基地局1のプライマリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する際の、周辺基地局7、ホーム基地局1、移動局6−1、及び移動局6−2の相互作用を示すシーケンス図である。なお、図8は、プライマリセルとセカンダリセルとでチャネル構成が異なる場合を示している。具体的には、プライマリセルでは報知用の共通物理チャネルP-CCPCHが送信されるが、セカンダリセルではP-CCPCHが送信されない。
ステップS601〜S603では、周辺基地局1は、プライマリセルのP-CPICH、P-CCPCH、及びHSDPAに関する物理チャネル群を送信する。図中の「HSDPA @ PRIMARY」によって示される物理チャネル群には、ダウンリンクHS-SCCH、ダウンリンクHS-PDSCH、及びアップリンクHS-DPCCHが含まれる。ステップS604及びS605では、周辺基地局1は、セカンダリセルのP-CPICH及びHSDPAに関する物理チャネル群を送信する。図中の「HSDPA @ SECONDARY」によって示される物理チャネル群には、ダウンリンクHS-SCCHおよびダウンリンクHS-PDSCHが含まれる。なお、ステップS601〜S605の記載順序は便宜的なものであり、これらの物理チャネルはSCHを基準とする所定のタイミング関係に従って送信される。
ステップS606では、ホーム基地局1は、周辺セルからの無線信号を受信し、品質測定を行う。ステップS606は、図3のステップS101に対応する。ステップS607及びS608では、ホーム基地局1は、周辺セルの属性を識別し、自身のプライマリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する。ステップS607及びS608は、図3のステップS102及びS103に対応する。
ステップS609では、ホーム基地局1がプライマリセル及びセカンダリセルのセットアップを行う。ステップS610〜S614では、ホーム基地局1は、プライマリセル及びセカンダリセルによるデータ送信(HS-DSCH転送)を行う。
本実施の形態に関する説明の最後として、以下では、互いに隣接して配置される複数のホーム基地局1がプライマリセルの周波数チャネルを順番に決定していく動作を紹介する。図9A、9C及び9Eは、4つのホーム基地局1(HNB1〜HNB4)のプライマリセルの周波数チャネルが順次決定される様子を示す概念図である。なお、ここでは、HNB1〜HNB4は、2つの周波数チャネルF1及びF2のみが使用可能であるとする。図9B、9D及び9Fは、HNB1〜HNB4の受信電力を示すグラフである。
図9Aは、HNB1が配置されている環境に、HNB2が新たに配置された場合を示している。HNB1は、F1をプライマリセルに使用し、F2をセカンダリセルに使用している。図9Bは、HNB1によって送信されたP-CPICHのHNB2における受信電力(RSCP)と、セカンダリセルの識別結果を示すグラフである。HNB2は、F2を自身のプライマリセルに使用する。F1及びF2が共にHNB1によって使用されており、かつF2がセカンダリセルに使用されているためである。
図9Cは、HNB1及びHNB2が配置されている環境に、HNB3が新たに配置された場合を示している。HNB1は、F1をプライマリセルに使用し、F2をセカンダリセルに使用している。また、HNB2は、F1をセカンダリセルに使用し、F2をプライマリセルに使用している。HNB3における受信電力は、図9Dに示す通りである。この場合、HNB3は、F2を自身のプライマリセルに使用する。F1及びF2ともに周辺のプライマリセルに使用されているが、相対的にRSCPが小さいのはF2であるためである。
図9Eは、HNB1、HNB2及びHNB3が配置されている環境に、HNB4が新たに配置された場合を示している。HNB1は、F1をプライマリセルに使用し、F2をセカンダリセルに使用している。また、HNB2及びHNB3は、F1をセカンダリセルに使用し、F2をプライマリセルに使用している。HNB4における受信電力は、図9Fに示す通りである。この場合、HNB4は、F1を自身のプライマリセルに使用する。F1及びF2ともに周辺のプライマリセルに使用されているが、相対的にRSCPが小さいのはF1であるためである。
上述したように、本実施の形態にかかるホーム基地局1は、周辺セルの属性を識別し、周辺の非セカンダリセルで使用されているのとは異なる周波数チャネルを優先的に自身のプライマリセルに割り当てる。このため、周辺の非セカンダリセルと同一の周波数チャネルが、ホーム基地局1のプライマリセルの周波数チャネルとして選択される確率が減少する。よって、ホーム基地局1は、周辺のプライマリセルおよび非HSDPAセルへの干渉を、周辺のセカンダリセルへの干渉より優先して効果的に抑制できる。
なお、ホーム基地局1は、プライマリセルに割り当てる周波数チャネルの決定と同様に、セカンダリセルに割り当てる周波数チャネルの決定を行ってもよい。また、本実施の形態では、ホーム基地局1は、DC-HSDPAをサポートする基地局であるとして説明を行った。しかしながら、ホーム基地局1は、シングルセル運用のHSDPAのみをサポートする基地局であってもよい。また、ホーム基地局1は、HSDPA及びDC-HSDPAを共にサポートしていない基地局であってもよい。この場合、ホーム基地局1は、上述したプライマリセルの周波数チャネル決定手順に従って、自身の非HSDPAセルに割り当てる周波数チャネルを決定すればよい。
上述した周波数チャネル制御部15が行う割り当て周波数チャネルの決定処理は、ASIC、DSP等の半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、割り当て周波数チャネルの決定処理は、図3〜7を用いて説明した処理手順(ただし、移動局モード受信部16によるステップS101を除く)を記述した制御プログラムをマイクロプロセッサ等のコンピュータに実行させることによって実現してもよい。この制御プログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれ、インターネットも含まれる。
<発明の実施の形態2>
本実施の形態にかかるホーム基地局2は、上述した発明の実施の形態1と同様のプライマリセルの周波数チャネル決定処理を運用中にも実行する。ホーム基地局2は、いったんプライマリセル及びセカンダリセルの周波数チャネルを決定して運用を開始した後に、現在プライマリセルに使用している周波数チャネルよりも条件の良い他の周波数チャネルを発見した場合、プライマリセル用の周波数チャネルを切り替える。ホーム基地局2は、周辺の非セカンダリセル(プライマリセル又は非HSDPAセル)と重複する周波数チャネルを自身のプライマリセルに割り当てている場合、運用中に周辺セルの監視を行う。周辺セルの監視は、現在のプライマリセルとは異なる他の周波数チャネルの測定を含む。ホーム基地局2は、周辺の非セカンダリセルに使用されていない周波数チャネル(つまり条件の良い周波数チャネル)を発見した場合に、プライマリセル用の周波数チャネルを切り替える。
図10は、ホーム基地局2の構成例を示すブロック図である。図10中のアンテナ10、無線通信部11、受信データ処理部12、送信データ処理部13、有線通信部14、および移動局モード受信部16の機能及び動作は、発明の実施の形態1で既に説明した対応する構成要素と同様である。
周波数チャネル制御部25は、デュアルセル運用の開始前に、すでに説明した周波数チャネル制御部15と同様の手順でプライマリセル及びセカンダリセルに割り当てる周波数チャネルを決定する。さらに、周波数チャネル制御部25は、移動局6−1との通信開始後においても、移動局モード受信部16による測定情報を取得し、非セカンダリセルに使用されていない周波数チャネルを探索する。非セカンダリセルに使用されていない周波数チャネルを発見した場合、周波数チャネル制御部25は、この発見された周波数チャネルをプライマリセルに割り当てる。
続いて以下では、プライマリセルの周波数チャネルの再選択を行う具体的な手順について図11及び12を参照して説明する。図11は、プライマリセルの周波数チャネルの再選択に関するホーム基地局5の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートの処理は、周辺の非セカンダリセルで使用されているのと同じ周波数チャネルをホーム基地局2のプライマリセルでも重複して使用している場合に実行すればよい。プライマリセルの周波数チャネルの再選択は、所定の時間周期で定期的に実行すればよい。
ステップS701では、周波数チャネル制御部25は、セカンダリセルを使用中であるか否かを判定する。セカンダリセルを使用中である場合、周波数チャネル制御部25は、セカンダリセルでのHS-DSCH転送を停止し、セカンダリセルの停止を移動局6−1に通知する(ステップS702)。セカンダリセル停止の移動局6−1への通知は、RRC MESSAGE(Deactivation)又はHS-SCCH ORDER(Deactivation)等のコマンドを送信することによって行えばよい。
ステップS702に引き続くステップS101〜S103では、上述した図2の対応するステップS101〜S103と同様の処理を行えばよい。ただし、現在プライマリセルに割り当てている周波数チャネルの測定は省略してもよい。
周辺セルによって使用されていない周波数チャネル又は周辺のセカンダリセルによって使用されている周波数チャネルが発見された場合、ステップS103では、プライマリセル用の周波数チャネルの切り替えが決定される。プライマリセル用の周波数チャネルの切り替えが決定された場合、周波数チャネル制御部25は、プライマリセル用の周波数チャネルの変更を移動局6−1に通知する(ステップS703及びS704)。当該通知は、例えば、RRC MESSAGE(Reconfiguration)を送信することによって行えばよい。
非セカンダリセルで使用されていない周波数チャネルが発見されなかった場合、周波数チャネル制御部25は、セカンダリセルの再開を移動局6−1に通知する(ステップS703及びS705)。当該通知は、例えば、RRC MESSAGE(Activation)又はHS-SCCH ORDER(Activation)等のコマンドを送信することによって行えばよい。
図12は、周辺基地局7、ホーム基地局2、移動局6−1及び移動局6−2の相互作用を示すシーケンス図である。ステップS801では、ホーム基地局2は、HS-SCCH ORDER(Deactivation)を移動局6−1に送信することで、セカンダリセルを停止する。図12のステップS601〜S608は、上述した図8の対応するステップS601〜S608と同様である。
ステップS802では、ホーム基地局2は、RRC MESSAGE(Reconfiguration)を送信することによって、プライマリセル用の周波数チャネルの変更を移動局6−1に通知する。なお、プライマリセル用の周波数チャネルの変更を行わない場合、ホーム基地局2がセカンダリセルの再開を移動局6−1に通知すればよいことは、上述した通りである。
図12のステップS610〜S614は、上述した図8の対応するステップS610〜S614と同様である。
以上に述べたように、本実施の形態にかかるホーム基地局2は、プライマリセル及びセカンダリセルの周波数チャネルをいったん決定し、移動局6−1との通信を開始した後にも、継続的に周波数チャネルの使用状況を監視する。このため、ホーム基地局2は、周波数チャネルの使用状況の変化に動的に対応でき、周辺のプライマリセルおよび非HSDPAセルへの干渉を一層効果的に抑制できる。
なお、発明の実施の形態1で述べたのと同様に、ホーム基地局2は、シングルセル運用のHSDPAのみをサポートする基地局であってもよい。また、ホーム基地局2は、HSDPA及びDC-HSDPAを共にサポートしていない基地局であってもよい。
また、発明の実施の形態1で述べたのと同様に、周波数チャネル制御部25が行う周波数チャネルの決定処理は、ASIC、DSP、マイクロプロセッサ等を用いて実現してもよい。
<その他の実施の形態>
発明の実施の形態1及び2で述べた周波数チャネル制御部15及び25による周波数チャネルの決定処理の少なくとも一部は、ホームGW81又はコアネットワーク83に配置された装置(例えばRNC)によって実行されてもよい。つまり、ホーム基地局1及び2が行うものとして説明したプライマリセル用の周波数チャネルの決定手順に含まれる各処理は、ホーム基地局1及び2とこれが接続される上位側の装置との間で任意に分担することが可能である。
また、上述した発明の実施の形態1及び2では、W−CDMA方式のDC−HSDPAをサポートする基地局に本発明を適用する場合について説明した。しかしながら、本発明の適用先は、W−CDMA方式のDC−HSDPAをサポートする基地局に限定されるものではない。つまり、移送局との無線通信に使用する周波数チャネルを自律的に決定することが可能な基地局であれば、下りチャネルの多重アクセス方式がCDMAであるか否かにかかわらず、本発明は適用可能である。上述したW−CDMA方式のDC−HSDPAであれば、各物理チャネルは直交コード(チャネライゼイションコード)の違いによって識別される。一方、WiMAX及びLTEのように下りチャネルの多重アクセス方式にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)を採用する基地局であれば、各物理チャネルはトーン(サブキャリア)の違いによって識別される。
また、上述した発明の実施の形態1及び2では、ホーム基地局1及び2は、周辺セルがセカンダリセルであるか否かを判別する。しかしながら、周辺セルがセカンダリセルであるか否かの判別は、周辺セルの優先度判別の一具体例に過ぎない。つまり、本発明の一態様には以下に述べる基地局装置が含まれる。すなわち、本発明の一態様に係る基地局装置は、移動局との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信部が形成する自セルで使用される周波数チャネルを決定する周波数チャネル制御部とを有する。さらに、前記周波数チャネル制御部は、少なくとも1つの周辺基地局によって形成される少なくとも1つの周辺セルの優先度を判別し、前記少なくとも1つの周辺セルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを、優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルに選択する。また、当該基地局装置は、例えば、前記少なくとも1つの周辺セルから送信される無線信号に含まれる報知情報に基づいて、周辺セルの優先度を判別すればよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2008年12月3日に出願された日本出願特願2008−308709を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、2 ホーム基地局
6−1、6−2 移動局
7 周辺基地局
10 アンテナ
11 無線通信部
12 受信データ処理部
13 送信データ処理部
14 有線通信部
15、25 周波数チャネル制御部
16 移動局モード受信部
81 ホームゲートウェイ(ホームGW)
82 無線ネットワーク制御装置(RNC)
83 コアネットワーク

Claims (16)

  1. 移動局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段が形成する自セルで使用される周波数チャネルを決定する周波数チャネル制御手段とを備え、
    前記周波数チャネル制御手段は、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々からの受信信号に予め定められた物理チャネルが含まれるか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別し
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、
    基地局装置。
  2. 前記周波数チャネル制御手段は、前記受信信号に前記予め定められた物理チャネルが含まれないセルで使用されている周波数チャネルを、前記受信信号に前記予め定められた物理チャネルが含まれるセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、請求項1に記載の基地局装置。
  3. 移動局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段が形成する自セルで使用される周波数チャネルを決定する周波数チャネル制御手段とを備え、
    前記周波数チャネル制御手段は、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々において報知チャネルが送信されているか否かを識別し、前記報知チャネルを送信していないセルで使用されている周波数チャネルを、前記報知チャネルを送信しているセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する
    基地局装置。
  4. 移動局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段が形成する自セルで使用される周波数チャネルを決定する周波数チャネル制御手段とを備え、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々から送信される無線信号は、移動局のセルへのアクセス制限に関するアクセス制限情報を含み、
    前記周波数チャネル制御手段は、前記アクセス制限情報が無効値を示すか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別し、前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、
    基地局装置。
  5. 前記周波数チャネル制御手段は、有効値を示す前記アクセス制限情報を送信するセルで使用されている周波数チャネルを、前記無効値を示す前記アクセス制限情報を送信するセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、請求項に記載の基地局装置。
  6. 前記無線通信手段は、第のセル及び前記第のセルとは異なる周波数チャネルを用いて前記第のセルの形成を条件として従属的に形成される第のセルを形成し、
    前記自セルは、少なくとも前記第のセルを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の基地局装置。
  7. 前記基地局装置は、前記第及び第のセルで同時に高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)の提供を行うデュアルセルHSDPAオペレーション(DC-HSDPA)をサポートし、
    前記第のセルは、サービングHS-DSCHセルであり、
    前記第のセルは、セカンダリ・サービングHS-DSCHセルである、
    請求項に記載の基地局装置。
  8. 基地局装置の制御方法であって、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々からの受信信号に予め定められた物理チャネルが含まれるか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別するステップ(a)と
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記基地局装置が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択するステップ(b)と、
    を備える、基地局装置の制御方法。
  9. 前記ステップ(b)では、前記受信信号に前記予め定められた物理チャネルが含まれないセルで使用されている周波数チャネルを、前記受信信号に前記予め定められた物理チャネルが含まれるセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、請求項8に記載の方法。
  10. 基地局装置の制御方法であって、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々において送信される無線信号に含まれるアクセス制限情報が無効値を示すか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別するステップ(a)と
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記基地局装置が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択するステップ(b)と、
    を備え、
    前記アクセス制限情報は、移動局の各周辺のセルへのアクセス制限に関する、
    基地局装置の制御方法。
  11. 前記ステップ(b)では、有効値を示す前記アクセス制限情報を送信するセルで使用されている周波数チャネルを、前記無効値を示す前記アクセス制限情報を送信するセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記自セルで使用する周波数チャネルとして選択する、請求項10に記載の方法。
  12. 移動局との間で無線通信を行う基地局機器用の処理装置であって、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々からの受信信号に予め定められた物理チャネルが含まれるか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別するセル属性識別手段と
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記基地局機器が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択するチャネル決定手段と、
    を備える処理装置。
  13. 移動局との間で無線通信を行う基地局機器用の処理装置であって、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺セルの各々において送信される無線信号に含まれるアクセス制限情報が無効値を示すか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別するセル属性識別手段と
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記基地局機器が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択するチャネル決定手段と、
    を備え、
    前記アクセス制限情報は、移動局の各周辺のセルへのアクセス制限に関する、
    処理装置。
  14. 移動局との間で無線通信を行う基地局機器に関する制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御処理は、
    少なくとも1つの周辺の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々からの受信信号に予め定められた物理チャネルが含まれるか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別するステップ(a)と、
    前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先して前記基地局機器が形成する自セルで使用される周波数チャネルとして選択するステップ(b)と、
    を含むプログラム。
  15. 第1の基地局及び少なくとも1つの第2の基地局を備える無線通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    移動局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記少なくとも1つの第2の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺のセルの各々からの受信信号に予め定められた物理チャネルが含まれるか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別し、前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記無線通信手段が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択する周波数チャネル制御手段と、
    を備える、無線通信システム。
  16. 第1の基地局及び少なくとも1つの第2の基地局を備える無線通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    移動局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    少なくとも1つの第2の基地局によって使用される少なくとも1つの周辺セルの各々において送信される無線信号に含まれるアクセス制限情報が無効値を示すか否かによって、前記少なくとも1つの周辺のセルの各々の優先度を識別し、前記少なくとも1つの周辺のセルのうち優先度の低いセルで使用されている周波数チャネルを優先度の高いセルで使用されている周波数チャネルより優先的に前記無線通信手段が形成する自セルで使用する周波数チャネルとして選択する周波数チャネル制御手段と
    を備える、無線通信システム。
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