JP5593635B2 - 画像評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像評価装置に関する。
市場にはプリンター、複写機、それらと通信機能等の高付加価値製品である複合機、商業用印刷機など多くの画像製品があり、画像形成方法においても、電子写真方式、インキジェット方式,感熱方式等様々である。又、プロダクションプリンティング分野においても枚葉機、連帳機ともにデジタル化が進み、電子写真方式、インキジェット方式などの製品が多く市場投入されている。ユーザーニーズもモノクロ印刷からカラー印刷への移行における画像の多次元化、高精細高密度化がすすみ、写真高画質プリント、カタログ印刷、請求書等への個人嗜好に対応した広告掲載等、消費者の手元に届くサービス形態の多様化が進み、高画質、個人情報の保証、色再現への要求も高まっている。
高画質化に対応した技術として、電子写真方式では中間転写体や感光体上の定着前のトナー濃度を検知する濃度センサを搭載しトナー供給量を安定化するもの、個人情報の保証では画像形成方式によらず出力画像をカメラ等で撮像し文字認識や画像間差分による差異検出で検査するもの、色再現ではカラーパッチを出力し分光計で一点又は複数点の色計測を実行しキャリブレーションを行うもの等が上市されてきた。これらの技術は、ページ間、ページ内での画像変動に対応するため、画像全域で実行されることが望ましい。
画像担持媒体に形成された画像の分光特性を全幅で計測する技術としては、例えば、一般的な分光特性取得装置で用いられる45/0配置のジオメトリを維持しながら、高速で走査する画像担持媒体に形成された画像の色を測定する技術が開示されている。より具体的には、光源とコリメートレンズとからなる照射システムと、セルフォックレンズアレイとカラーフィルタとCIS素子とからなる光電受光ユニットとを備えたラインスキャナを、カラーフィルタの分光特性のみ異なる複数(例えば6つ)のラインスキャナを互いに平行に配置したマルチチャンネルラインスキャナ構成とし、2つのラインスキャナが1つの光源を共有する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、複数のラインスキャナが一定の距離で離れて設置されるため、画像担持媒体の搬送速度が変動した場合や、画像担持媒体が所定の搬送方向に対して斜めに搬送された場合には、各ラインスキャナから出力される各点の測定データが、画像担持媒体上での同一点のデータではなくなってしまい、正確な色を測定することができないという問題があった。
上記の点に鑑みて、画像担持媒体に形成された画像の分光特性を全幅で計測する際に、画像担持媒体の搬送速度が変動した場合や、画像担持媒体が所定の搬送方向に対して斜めに搬送された場合にも、画像担持媒体上の同一点のデータを測定することが可能な分光特性取得装置アレイを用いた画像評価装置を提供することを課題とする。
画像評価装置は、読み取り対象物が搬送される方向に配列された複数の分光特性取得装置と、各分光特性取得装置の取得した情報から画像データを抽出する画像データ抽出手段と、前記画像データ抽出手段の抽出した画像データに基づいて前記読み取り対象物の分光分布を演算する演算手段と、を有し、前記各分光特性取得装置は、前記読み取り対象物へ光を照射する第1の光照射手段及び第2の光照射手段と、前記第1の光照射手段及び前記第2の光照射手段から前記読み取り対象物に照射された前記光の拡散反射光を取得する受光手段と、を含んで構成され、前記各分光特性取得装置の各第1の光照射手段は、互いに分光分布の異なる光源を有し、前記各分光特性取得装置の各第2の光照射手段は、分光分布が同一である光源を有し、前記画像データ抽出手段は、交互に点灯された前記各第1の光照射手段及び前記各第2の光照射手段からの光の拡散反射光に対応する各受光手段の各出力信号から、前記各第1の光照射手段の照射に対応する各第1の画像データ、及び前記各第2の光照射手段の照射に対応する各第2の画像データを1ライン毎に分離抽出し、前記演算手段は、各第2の画像データに基づいて各第1の画像データの位置ずれ量を算出し、同一のラインに対応する各第1の画像データに基づいて前記読み取り対象物の各ラインの分光分布を演算することを要件とする。
開示の技術によれば、画像担持媒体に形成された画像の分光特性を全幅で計測する際に、画像担持媒体の搬送速度が変動した場合や、画像担持媒体が所定の搬送方向に対して斜めに搬送された場合にも、画像担持媒体上の同一点のデータを測定することが可能な分光特性取得装置アレイを用いた画像評価装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを構成する分光特性取得装置を例示する図である。 第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。 第1の実施の形態に係る画像評価装置を例示するブロック図である。 第2の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。 第3の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。 第4の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを構成する分光特性取得装置を例示する図である。図1を参照するに、分光特性取得装置40aは、第1の光照射ユニット10aと、第2の光照射ユニット20と、光電受光ユニット30とを有する。90は、画像担持媒体(紙等)を示している。画像担持媒体90は、矢印方向(Y方向)に搬送される。
分光特性取得装置40aの光学系は、第1の光照射ユニット10a又は第2の光照射ユニット20から出射される照明光が、画像担持媒体90に対して略斜め45度より入射し、光電受光ユニット30が画像担持媒体90から略垂直方向に拡散反射する光を受光する所謂45/0光学系である。
第1の光照射ユニット10aは、ライン照明光源11aと、コリメートレンズ12とを有する。ライン照明光源11aは、光を照射する機能を有する。ライン照明光源11aとしては、例えば所定の分光分布を有するLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイ等を用いることができる。なお、LEDアレイは、複数のLEDが図1の紙面垂直方向(X方向)に配列されたものである。コリメートレンズ12は、ライン照明光源11aから出射された光を画像担持媒体90にコリメートして(平行光として)照射する機能を有する。ライン照明光源11a及びコリメートレンズ12として、所謂砲弾型LEDのように光源とコリメートレンズが一体になったものを用いても構わない。ライン照明光源11a及びコリメートレンズ12は、本発明に係る第1の光照射手段の代表的な一例を構成している。ただし、コリメートレンズ12は、省略することも可能である。
第2の光照射ユニット20は、ライン照明光源21と、コリメートレンズ22とを有する。ライン照明光源21は、光を照射する機能を有する。ライン照明光源21としては、ライン照明光源11aとは異なる分光分布を有するLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイ等を用いることができる。より具体的には、ライン照明光源21として、可視光のほぼ全域において強度を有する白色のLEDアレイ等を用いることができる。なお、LEDアレイは、複数のLEDが図1の紙面垂直方向(X方向)に配列されたものである。コリメートレンズ22は、ライン照明光源21から出射された光を画像担持媒体90にコリメートして(平行光として)照射する機能を有する。ライン照明光源21及びコリメートレンズ22として、所謂砲弾型LEDのように光源とコリメートレンズが一体になったものを用いても構わない。ライン照明光源21及びコリメートレンズ22は、本発明に係る第2の光照射手段の代表的な一例を構成している。ただし、コリメートレンズ22は、省略することも可能である。
光電受光ユニット30は、結像光学系31と、ラインセンサ32とを有する。結像光学系31は、第1の光照射ユニット10a又は第2の光照射ユニット20から画像担持媒体90に照射された光の拡散反射光をラインセンサ32に結像する結像手段としての機能を有する。結像光学系31としては、例えば日本板硝子社製のセルフォックレンズアレイなどの等倍正立結像素子が図1の紙面垂直方向(X方向)に配列されたものを用いることができる。
ラインセンサ32は、図1の紙面垂直方向(X方向)に1列に並んだ複数の画素(光電変換領域)を有し、結像光学系31が結像する拡散反射光を取得する受光手段としての機能を有する。ラインセンサ32としては、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor Device)、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor Device)、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)等を用いることができる。
図2は、第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。図2において、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図2を参照するに、分光特性取得装置アレイ40は、分光特性取得装置40a〜40fがY方向に複数個並設された構成を有する。
分光特性取得装置40b〜40fは、図1に示す分光特性取得装置40aと同様の構成であるが、第1の光照射ユニット10aに代えて第1の光照射ユニット10b〜10fを有する。第1の光照射ユニット10a〜10fを構成するライン照明光源11a〜11fは、それぞれ異なる分光分布を有する。ライン照明光源11a〜11fとしては、例えば互いに中心波長の異なるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイ等を用いることができる。これにより、比較的安定して同じ分光分布で、所定の波長域に限定された光を得ることができる。
なお、分光特性取得装置40a〜40fの各第2の光照射ユニット20を構成する各ライン照明光源21は、全て同じ分光分布を有する光源である。具体的には、例えば同じ白色のLEDアレイ等を用いることができる。
分光特性取得装置アレイ40では,分光特性取得装置を6個(分光特性取得装置40a〜40f)並設する構成としたが、分光特性取得装置は何個並設する構成としても構わない。例えば、要求精度等に応じて、4〜16個程度の範囲で選択可能である。
図3は、第1の実施の形態に係る画像評価装置を例示するブロック図である。図3において、図1及び図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図3を参照するに、画像評価装置50は、分光特性取得装置アレイ40と、クロック生成手段51と、点灯手段52と、画像データ抽出手段53と、演算手段54とを有する。
クロック生成手段51は、基準信号であるCLK信号を生成する機能を有する。点灯手段52は、第1の光照射ユニット10a〜10fと各第2の光照射ユニット20とを交互に点灯させる機能を有する。画像データ抽出手段53は、交互に点灯された第1の光照射ユニット10a〜10f及び各第2の光照射ユニット20の拡散反射光に対応する光電受光ユニット30の各出力信号から、第1の光照射ユニット10a〜10fの照射に対応する各第1の画像データ、及び各第2の光照射ユニット20の照射に対応する各第2の画像データを分離抽出する機能を有する。演算手段54は、各第2の画像データから各第1の画像データの位置ずれ量を算出し、算出した位置ずれ量に基づいて、各第1の画像データから読み取り対象物である画像担持媒体90に形成された画像の分光分布を演算する機能を有する。
画像評価装置50において、クロック生成手段51で生成されたCLK信号は、分光特性取得装置アレイ40を構成する分光特性取得装置40a〜40fの各光電受光ユニット30に入力されている。又、図示されていないが、CLK信号は、点灯手段52、画像データ抽出手段53、及び演算手段54にも入力されている。点灯手段52は、入力されたCLK信号に同期して分光特性取得装置40a〜40fの第1の光照射ユニット10a〜10fと各第2の光照射ユニット20とを交互に点灯させる。画像担持媒体90は、図2の矢印方向(Y方向)に搬送されているため、画像データ抽出手段53は、分光特性取得装置40a〜40fの各光電受光ユニット30から一ライン毎に、第1の光照射ユニット10a〜10fで照明された第1の画像データと、各第2の光照射ユニット20で照明された第2の画像データとを分離抽出することができる。これらは、互いに異なる画像データである。
前述のように、分光特性取得装置40a〜40fの第1の光照射ユニット10a〜10fを構成するライン照明光源11a〜11fは、それぞれ異なる分光分布を有するので、第1の画像データは異なる分光分布に対応する画像データである。従って、第1の画像データから画像担持媒体90に形成された画像の色(分光分布)を算出することができる。
一方、前述のように、分光特性取得装置40a〜40fの各第2の光照射ユニット20を構成する各ライン照明光源21は、全て同じ分光分布を有する光源である。従って、第2の画像データから画像担持媒体90に形成された画像の色を算出することはできない。第2の画像データは、分光特性取得装置40a〜40fが画像担持媒体90に形成された画像を取得する際の位置ずれ量を算出するために用いられる。
演算手段54は、各第2の画像データを複数のエリアに分割した後、分割した各第2の画像データを、図示しない記憶手段等に記憶された画像担持媒体90上の画像を印刷する際に用いた印刷用画像データと比較し、それぞれのエリアでの画像担持媒体90の搬送方向及びそれに直交する方向の位置ずれ量を算出する。そして、算出された位置ずれ量に基づいて、分光特性取得装置40a〜40fの各光電受光ユニット30から得られた各第1の画像データから、印刷用画像データの各点における色(分光分布)を演算する。
画像評価装置50は、例えば図示しないCPU、ROM、メインメモリなどを含み、点灯手段52、画像データ抽出手段53、及び演算手段54の機能は、ROM等に記録されたプログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現される。この際、既存の画像処理方法等を使用しても構わない。ただし、点灯手段52、画像データ抽出手段53、及び演算手段54の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、点灯手段52、画像データ抽出手段53、及び演算手段54は、物理的に複数の装置により構成されてもよい。
このように、第1の実施の形態によれば、画像担持媒体を所定の方向に搬送させる。そして、分光特性取得装置アレイを構成する各分光特性取得装置のそれぞれ異なる分光分布を有する各第1の光照射ユニット及び全て同じ分光分布を有する各第2の光照射ユニットを交互に点灯させることにより、測色用の第1の画像データと位置合わせ用の第2の画像データの両方を取得する。更に、各分光特性取得装置から得られた位置合わせ用の第2の画像データから位置ずれ量を算出することにより、算出した位置ずれ量に基づいて、測色用の第1の画像データから画像担持媒体上の各点の正確な分光分布を求めることができる。
又、得られた分光分布から三刺激値を推定し、色(L*a*b*など)を算出することで、搬送される画像担持媒体の搬送速度が変動した場合や、画像担持媒体が所定の搬送方向に対して斜めに搬送された場合にも、画像担持媒体上の同一点のデータを測定することが可能となり、画像担持媒体上の全ての画像の色を正確に測定し評価することができる。
又、読み出し速度が遅い2次元画素構造を有するセンサを用いずに分光特性を取得できるため、高速なデータの読み出しが可能となる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる分光特性取得装置アレイの例を示す。以下、第1の実施の形態と共通する部分についてはその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図4は、第2の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。図4において、図1〜図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図4を参照するに、分光特性取得装置アレイ60は、分光特性取得装置60a〜60fがY方向に複数個並設された構成を有する。
分光特性取得装置60a〜60fは、図2に示す分光特性取得装置40a〜40fからライン照明光源21が削除されたものである。分光特性取得装置60a及び60bは、共通のライン照明光源61を有する。分光特性取得装置60c及び60dは、共通のライン照明光源61を有する。分光特性取得装置60e及び60fは、共通のライン照明光源61を有する。分光特性取得装置60a〜60fにおいて、共通のライン照明光源61とそれぞれのコリメートレンズ22とが分光特性取得装置60a〜60fの第2の光照射ユニット20を構成している。ライン照明光源61としては、ライン照明光源21と同様に、可視光のほぼ全域において強度を有する白色のLEDアレイ等を用いることができる。分光特性取得装置60a〜60fのその他の点については分光特性取得装置40a〜40fと同様の構成であるため、その説明は省略する。
分光特性取得装置アレイ60では、分光特性取得装置を6個(分光特性取得装置60a〜60f)並設する構成としたが、分光特性取得装置は何個並設する構成としても構わない。例えば、要求精度等に応じて、4〜16個程度の範囲で選択可能である。
第2の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ60を用いて、第1の実施の形態と同様な画像評価装置を実現することができる。この際、第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ40のライン照明光源21を点灯するタイミングでライン照明光源61を点灯する点のみが異なりその他は同一であるため、その説明は省略する。
このように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、分光特性取得装置アレイにおいて、隣接する分光特性取得装置間でライン照明光源を共用することにより、部品点数を削減することが可能となり、分光特性取得装置アレイの製造コストを低減することができる。
〈第3の実施の形態〉
第3の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる分光特性取得装置アレイの例を示す。以下、第1の実施の形態と共通する部分についてはその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図5は、第3の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。図5において、図1〜図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図5を参照するに、分光特性取得装置アレイ70は、分光特性取得装置70a〜70fがY方向に複数個並設された構成を有する。
分光特性取得装置70aは、図2に示す分光特性取得装置40aからライン照明光源21及びコリメートレンズ22が削除され、ライン照明光源11aがライン照明光源72a及びライン照明光源74に置換されたものである。ライン照明光源72a及びライン照明光源74は、近接して設置されている2波長光源である。ライン照明光源72aとしては、例えば所定の分光分布を有するLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイ等を用いることができる。ライン照明光源74としては、可視光のほぼ全域において強度を有する白色のLEDアレイ等を用いることができる。
ライン照明光源72a及びコリメートレンズ12は、第1の光照射ユニット71aを構成している。又、ライン照明光源74及びコリメートレンズ12は、第2の光照射ユニット73を構成している。このように、第1の光照射ユニット71a及び第2の光照射ユニット73は、コリメートレンズ12を共用している。
分光特性取得装置70b〜70fは、分光特性取得装置70aと同様の構成であるが、第1の光照射ユニット71aに代えて第1の光照射ユニット71b〜71fを有する。第1の光照射ユニット71a〜71fを構成するライン照明光源72a〜72fは、それぞれ異なる分光分布を有する。ライン照明光源72a〜72fとしては、例えば互いに中心波長の異なるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)アレイ等を用いることができる。これにより、比較的安定して同じ分光分布で、所定の波長域に限定された光を得ることができる。
なお、分光特性取得装置70a〜70fの各第2の光照射ユニット73を構成する各ライン照明光源74は、全て同じ分光分布を有する光源である。具体的には、例えば同じ白色のLEDアレイ等を用いることができる。分光特性取得装置70a〜70fのその他の点については分光特性取得装置40a〜40fと同様の構成であるため、その説明は省略する。
分光特性取得装置アレイ70では、分光特性取得装置を6個(分光特性取得装置70a〜70f)並設する構成としたが、分光特性取得装置は何個並設する構成としても構わない。例えば、要求精度等に応じて、4〜16個程度の範囲で選択可能である。
第3の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ70を用いて、第1の実施の形態と同様な画像評価装置を実現することができる。この際、第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ40のライン照明光源11a〜11fを点灯するタイミングでライン照明光源72a〜72fを点灯し、ライン照明光源21を点灯するタイミングでライン照明光源74を点灯する点のみが異なりその他は同一であるため、その説明は省略する。
このように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、分光特性取得装置アレイを構成する各分光特性取得装置において、2つのライン照明光源が近接して配置された2波長光源を用いコリメートレンズを共用することにより、部品点数を削減することが可能となり、分光特性取得装置アレイの製造コストを低減することができる。
又、分光特性取得装置アレイの小型化を実現することができる。
〈第4の実施の形態〉
第4の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる分光特性取得装置アレイの例を示す。以下、第1の実施の形態と共通する部分についてはその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図6は、第4の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイを例示する図である。図6において、図1〜図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図6を参照するに、分光特性取得装置アレイ80は、分光特性取得装置80a〜80fがY方向に複数個並設された構成を有する。
分光特性取得装置80a〜80fは、図2に示す分光特性取得装置40a〜40fからライン照明光源21が削除され、1つの共有光源81及び共有光源81から分光特性取得装置80a〜80fに光を導く光ファイバー束83が追加されたものである。共有光源81は、交換可能に構成されている。共有光源81から出射した光は、分光特性取得装置80a〜80fに対応する6個の光ファイバー束83に導かれて分光特性取得装置80a〜80fを構成する各コリメートレンズ22に入射し、各コリメートレンズ22を介して画像担持媒体90を照射する。
共有光源81と光ファイバー束83とコリメートレンズ22とが、分光特性取得装置80a〜80fの第2の光照射ユニット82を構成している。共有光源81としては、ライン照明光源21と同様に、可視光のほぼ全域において強度を有する白色のLEDアレイ等を用いることができる。分光特性取得装置80a〜80fのその他の点については分光特性取得装置40a〜40fと同様の構成であるため、その説明は省略する。
分光特性取得装置80a〜80fの第2の光照射ユニット82の光源として1個の共有光源81を用いることにより、分光特性取得装置80a〜80fの第2の光照射ユニット82の光源の分光分布を、共有光源81を変更したり、分光分布を制限するフィルタを共有光源81と光ファイバー束83との間に挿入したりすることで容易に変更可能となる。その結果、画像担持媒体90の被測定面の特性に応じて位置合わせ用の第2の画像データに用いる光束(共有光源81の光束)の分光分布を容易に変更することができる。
例えば、画像担持媒体90の被測定面に黒インキによる文字などの画像が多い場合は、第2の光照射ユニット82の光源である共有光源81として白色光を出射する光源を用いるよりも近赤外光を出射する光源を用いる方が有利である。以下にその理由を説明する。シアン、マジェンダ、イエローなどのカラーのインキは主に画像や背景色として用いられるためスクリーニングなどによる中間色で使われる事が多く画像のコントラストが低いが、黒インキによる文字などは、これに比べて取得した画像のコントラストが高い。ここで,カラーのインキは近赤外光をほとんど吸収せず、黒インキのみが赤外光を良好に吸収する。そこで,近赤外光で撮像することで、黒インキのみの画像を撮像できるので、取得した画像のコントラストが高く、より正確に画像処理による位置決めを行うことができる。従って、黒インキによる文字などが十分に多い印刷物に対しては、共有光源81として近赤外光を出射する光源を用いることにより、より高精度での測定が可能となる。
分光特性取得装置アレイ80では、分光特性取得装置を6個(分光特性取得装置80a〜80f)並設する構成としたが、分光特性取得装置は何個並設する構成としても構わない。例えば、要求精度等に応じて、4〜16個程度の範囲で選択可能である。
第4の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ80を用いて、第1の実施の形態と同様な画像評価装置を実現することができる。この際、第1の実施の形態に係る分光特性取得装置アレイ40のライン照明光源21を点灯するタイミングで共有光源81を点灯する点のみが異なりその他は同一であるため、その説明は省略する。
このように、第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するが、更に、以下の効果を奏する。すなわち、各分光特性取得装置の第2の光照射ユニットの光源として1個の共有光源を用いることにより、部品点数を削減することが可能となり、分光特性取得装置アレイの製造コストを低減することができる。
又、各分光特性取得装置の第2の光照射ユニットの光源の分光分布を、1個の共有光源を変更したり、分光分布を制限するフィルタを共有光源と光ファイバー束との間に挿入したりすることで容易に変更可能となる。その結果、画像担持媒体の被測定面の特性に応じて位置合わせ用の第2の画像データに用いる光束(共有光源の光束)の分光分布を容易に変更することができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10a〜10f、71a〜71f 第1の光照射ユニット
11a、21、61、72a〜72f、74 ライン照明光源
12、22 コリメートレンズ
20、73、82 第2の光照射ユニット
30 光電受光ユニット
31 結像光学系
32 ラインセンサ
40、60、70、80 分光特性取得装置アレイ
40a〜40f、60a〜60f、70a〜70f、80a〜80f 分光特性取得装置
50 画像評価装置
51 クロック生成手段
52 点灯手段
53 画像データ抽出手段
54 演算手段
81 共有光源
83 光ファイバー束
90 画像担持媒体
特表2008−518218号公報

Claims (5)

  1. 読み取り対象物が搬送される方向に配列された複数の分光特性取得装置と、
    各分光特性取得装置の取得した情報から画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
    前記画像データ抽出手段の抽出した画像データに基づいて前記読み取り対象物の分光分布を演算する演算手段と、を有し、
    前記各分光特性取得装置は、
    前記読み取り対象物へ光を照射する第1の光照射手段及び第2の光照射手段と、
    前記第1の光照射手段及び前記第2の光照射手段から前記読み取り対象物に照射された前記光の拡散反射光を取得する受光手段と、を含んで構成され、
    前記各分光特性取得装置の各第1の光照射手段は、互いに分光分布の異なる光源を有し、前記各分光特性取得装置の各第2の光照射手段は、分光分布が同一である光源を有し、
    前記画像データ抽出手段は、交互に点灯された前記各第1の光照射手段及び前記各第2の光照射手段からの光の拡散反射光に対応する各受光手段の各出力信号から、前記各第1の光照射手段の照射に対応する各第1の画像データ、及び前記各第2の光照射手段の照射に対応する各第2の画像データを1ライン毎に分離抽出し、
    前記演算手段は、各第2の画像データに基づいて各第1の画像データの位置ずれ量を算出し、同一のラインに対応する各第1の画像データに基づいて前記読み取り対象物の各ラインの分光分布を演算する画像評価装置
  2. 前記各第2の光照射手段は、
    共有光源と、
    前記共有光源からの出射光を前記各分光特性取得装置に導く光分岐手段と、を有する請求項1記載の画像評価装置
  3. 前記共有光源は、交換可能に構成されている請求項2記載の画像評価装置
  4. 前記各分光特性取得装置において、前記第1の光照射手段及び前記第2の光照射手段は、隣接して配置され、
    前記第1の光照射手段及び前記第2の光照射手段から照射された光を平行光に変換する変換手段を更に有する請求項1記載の画像評価装置
  5. 前記複数の分光特性取得装置のうち、隣接する分光特性取得装置において、前記第2の光照射手段を構成する光源が共有されている請求項1記載の画像評価装置
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