JP5593627B2 - 積層ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
膜厚dと屈折率nの積ndが15〜35nmである積層膜をポリエステル層(基材層)の少なくとも片側に有することを特徴とする積層ポリエステルフィルム、
およびその製造方法あって、前記積層膜が、基材層の製造工程内において、界面活性剤濃度が0.095重量%以下の水分散体を基材層に塗布することよって形成されることを特徴とする積層ポリエステルフィルムの製造方法、
である。
下記式(1)でndが光の波長の1/4よりも小さくなると、下記式(2)で定義される積層膜表面における光の反射率R1と、ハジキ欠点部分における光の反射率R0の差分ΔRが小さくなり、人間の目が欠点として視認できなくなるためである。
ΔR=(R1−R0) ・・・(2)
R1=1−4n2n0/{n2(1+n0)2+(1−n2)(n0 2−n2)sin2(2πnd/λ)}
R0=1−4n0/(1+n0)2
ただし、n0:二軸延伸ポリエステルフィルムの面方向平均屈折率
n:積層膜の屈折率
d :積層膜の膜厚
λ :波長(入射角は0度と近似)
R1:λにおける空気と積層膜界面での分光反射率
R0:空気とポリエステルフィルムの分光反射率
また、本発明者らは検討の結果、人間の目の視認限界(下限)は、正反射式欠点検出器の検出感度に換算して30ルクスに相当することを見出した。ここで、正反射式欠点検出器の検出感度とは、積層膜の正常部分とハジキ欠点部分の反射光強度の差分Δ反射強度をいう。なお、正反射式欠点検出器を用いた場合のΔ反射強度とは下式にて定義されるものである。
そのため、積層膜の厚みd(nm)と屈折率n(−)の積ndが35nm以下とすることにより、欠点検出器の検出感度30ルクス以下となり、欠点検出器において塗布欠点が検出されなくなる。すなわち、フィルムが欠点を有していたとしても、ndが35nm以下であれば、欠点として視認しづらくなるのである。
本発明における特性の測定方法及び効果の評価方法を以下に示す。
ポリエステルチップを約10gサンプリングし、スガ試験機(株)製カラーマシン「SM−C」にて測定した。
ソニー社製、デジタルマイクロメーターを使用し、JIS−C−2151(1900)に従って測定した。
スガ試験機(株)製全自動直読ヘイズコンピューター「HGM−2DP」を用いて、JIS−K−7105(1981)に従って行った。
積層膜表面にPt−Pdをイオンスパッタしてサンプルを調整し、日立製作所製社製走査電子顕微鏡S−800を用い、積層膜表面の観察、写真撮影を行った。その写真から滑剤粒子の粒径をN=3で測定した。
積層ポリエステルフィルムの断面を凍結超薄切片法にて切り出し、RuO4染色による染色超薄切片法により、日立製作所製透過型電子顕微鏡H−7100FA型を用い、加速電圧100kVにて積層膜部の観察、写真撮影を行った。その断面写真から積層膜の厚みをN=3で測定した。
(6−1)
積層膜を形成する樹脂を乾燥固化または活性線硬化させた膜厚1mm程度の膜について、アタゴ社製アッベ屈折計を用い、JIS−K−7105−1981に従って測定した。すなわち、光源をナトリウムランプ(Na−D線)として、マウント液はヨウ化メチレンを用い、23℃、相対湿度65%下で、直交する2つの方向の複屈折率を測定し、その平均値を屈折
また、上記方法にて積層膜の屈折率を求めることができない場合は、下記の方法で求めるものとする。
島津製作所(株)UV−2450にて、積層ポリエステルフィルムの分光反射率スペクトルを求める。測定条件は、入射角5°−受光角5°とし、積層膜が設けられている側から光線を入射するものとする。また、測定波長領域は380〜780nmとする。得られた分光反射率スペクトルにおいて、最も反射率の低い波長をボトム位置波長とする。得られたボトム位置波長および該波長における積層ポリエステルフィルムの分光反射率を下式(3)に代入し、積層膜の屈折率n1を求めるものとする。なお、式(3)において、積層膜の膜厚d1は、上記(5)の測定にて得られた数値を用いるものとする。また、二軸延伸ポリエステルフィルムの面方向平均屈折率n0は、以下に述べる方法にて、求められる数値を用いるものとする。
R=1−4n1 2n0/{n1 2(1+n0)2+(1−n1 2)(n0 2−n1 2)sin2(2πn1d1/λ)}
ただし、n0:二軸延伸ポリエステルフィルムの面方向平均屈折率
n1:積層膜の屈折率
d1:積層膜の膜厚
λ:ボトム位置波長
R:λ(ボトム位置波長)における積層ポリエステルフィルムの分光反射率。
コーティング前のポリエステルフィルムを採取して、ヌレ試薬を用いてJIS−K−6768−1999に従い、20℃、65RH%雰囲気にて測定した。
製膜工程内に、LED光源とラインセンサカメラとを設置する。LED光源は、積層ポリエステルフィルムに白色光を照射するものであり、その長手方向は前記積層ポリエステルフィルムの幅方向と略一致している。ラインセンサカメラは10ビット階調であり、光電変換素子の並びはLED光源の長手方向に略一致しており、前記フィルムでの正反射光を受光するように設置してある。正反射光の入射角度は15度であり、ラインセンサカメラは前記積層ポリエステルフィルムの幅方向に対して600mm幅に1台の間隔で設置している。今、LED光源から光を照射してラインセンサカメラで正反射光を受光した場合の信号強度が正常状態の積層ポリエステルフィルムの正反射光に対する信号強度に対して±1%以上変化した正反射光をカメラが受光し、かつその受光範囲の面積が0.17mm2以上である場合、そこに塗布欠点が存在するとした。本発明では正常状態の積層ポリエステルフィルムによる信号強度は約3000ルクスに相当するように設定した。
ハードコート層を構成する活性線硬化型樹脂(ペルノックス(株)製 XJC−0357−1:屈折率1.67)を積層ポリエステルフィルム上にバーコーターを用いて硬化後の膜厚が1.5μmとなるように均一に塗布した。
○:ギラツキ、干渉ムラが見えるが気にならない
△:部分的に緑や、紫の干渉ムラが目立つ
×:全体に緑や紫の干渉ムラ、ギラツキが目立つ。
積層膜の上に、(9)と同様の方法で積層膜の上に成型した厚さ7μmのハードコート層に1mm2のクロスカットを100個入れ、ニチバン社製セロハンテープをその上に貼り付け、指で強く押し付けた後、90度方向に急速に剥離し、残存した個数により評価を行った。◎)を密着性良好、(○)を実用上問題ないレベル、△を実用上使用限度、(×)実用上問題有りとした。
○:80/100以上、100/100未満
△:50/100以上、80/100未満
×:50/100未満。
(9)と同様の方法で積層膜の上に厚さ7μmのハードコート層を設け、HC付き積層ポリエステルフィルムを得た。該HC付き積層ポリエステルフィルムを液晶表示装置のバックライトの上に乗せた際に見える表示ムラの数を50m2当りでカウントして評価した。◎および○を表示ムラ良好とした。
○:2個以下
×:2個以上。
MD方向(フィルム長手方法)に1cm間隔で、積層ポリエステルフィルムの分光反射率を20点測定し、前記(6−2)の方法に基づき、積層膜の膜厚を求め、下記式より厚みムラRを計算した。
但し、dmax:20点測定した中の最大膜厚
dmin:20点測定した中の最小膜厚
dave:20点測定の平均膜厚。なお、平均は相加平均とする。
小数点以下第2位を四捨五入し、小数点以下第1位まで求める。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるよう塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値5W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液B−1:
下記の共重合組成からなるアクリル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25%の水性分散液
・共重合成分
メチルメタクリレート 63重量%
エチルアクリレート 35重量%
アクリル酸 1重量%
N−メチロールアクリルアミド 1重量%
・塗液B−2:
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子B:
粒子径150nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が10重量%の水分散体
・界面活性剤B
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤C
シリコーン系界面活性剤(ビックケミー・ジャパン(株)製“BYK-348”)。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤D
アセチレン系界面活性剤(日信科学工業(株)製“オルフィン”)。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g
)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシー
ト状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラム
に巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手
方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面に
E値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)
のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート
方式で表に記載の塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリッ
プで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾー
ンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱
処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリ
エステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率にて延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液E−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が32重量%の水性分散液
・酸成分
コハク酸ジメチル 45モル%
2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物 25モル%
・グリコール成分
9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン 32モル% エチレングリコール 8モル%
・塗液E−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液。
粒子径40nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が20重量%の水分散体
・界面活性剤E
アセチレン系界面活性剤(日信科学工業(株)製“オルフィン”)。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液B−1:
下記の共重合組成からなるアクリル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25%の水性分散液
・共重合成分
メチルメタクリレート 63重量%
エチルアクリレート 35重量%
アクリル酸 1重量%
N−メチロールアクリルアミド 1重量%
・塗液B−2:
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子B:
粒子径150nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が10重量%の水分散体
・界面活性剤B
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤A
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
実質的に外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤C
シリコーン系界面活性剤(ビックケミー・ジャパン(株)製“BYK-348”)。
実質的に外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液A−1:
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25重量%の水性分散液
・酸成分
2.4−ナフタレンジカルボン酸 40モル%
5−ナトリウムスルホイソフタル酸 10モル%
・グリコール成分
エチレングリコール 15モル%
ネオペンチルグリコール 20モル%
1、4−ブタンジオール 15モル%
・塗液A−2
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子A
粒子径190nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が40重量%の水分散体
・界面活性剤D
アセチレン系界面活性剤(日信科学工業(株)製“オルフィン”)。
実質的に外部添加粒子を含有しないb値が4.0のPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥させた後、押出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化した。この未延伸フィルム(Aフィルム)を85℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。このフィルムの両面にE値20W/m2/min、F値10W/cm2でコロナ放電処理を施し基材層(Bフィルム)のヌレ張力を表に記載の値とし、両面に後述の積層膜形成塗液(水分散体)をバーコート方式で表に記載した塗布厚みとなるように塗布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持して予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥、引き続き連続的に120℃の加熱ゾーンで幅方向に表に記載の延伸倍率に延伸し、続いて230℃の加熱ゾーンで20秒間熱処理を施し、160℃〜60℃で幅方向に4%弛緩処理して結晶配向の完了した積層ポリエステルフィルムを作成した。
・塗液B−1:
下記の共重合組成からなるアクリル樹脂を粒子状に水に分散させた固形分濃度が25%の水性分散液
・共重合成分
メチルメタクリレート 63重量%
エチルアクリレート 35重量%
アクリル酸 1重量%
N−メチロールアクリルアミド 1重量%
・塗液B−2:
メラミン系架橋剤として、メチロール基型メラミン架橋剤を水に溶解させた固形分濃度が15重量%の水性塗液
・粒子B:
粒子径150nmのコロイダルシリカ粒子の固形分濃度が10重量%の水分散体
・界面活性剤B
フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製“プラスコートRY-2” )。
Claims (5)
- 膜厚dと屈折率nの積ndが15〜27.4nmである積層膜をポリエステル層(基材層)の少なくとも片側に有することを特徴とする積層ポリエステルフィルムであって、
前記積層膜の屈折率nが1.57〜1.64であり、
前記積層膜が、基材層の製造工程内において、界面活性剤濃度が塗液に対して0.005重量%以上0.095重量%以下の水分散体を、ヌレ張力が53mN/m以上の基材層に塗布することよって形成されることを特徴とする積層ポリエステルフィルムの製造方法。 - 前記積層ポリエステルフィルムが、反射式欠点検出器にて検出される面積が0.17mm2以上の欠点が22個以下/1000m2であることを特徴とする請求項1に記載の積層ポリエステルフィルムの製造方法。
- 前記積層ポリエステルフィルムが、前記積層膜の厚みムラが10%以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層ポリエステルフィルムの製造方法。
- 前記界面活性剤が、フッ素系、シリコーン系、アセチレン系のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層ポリエステルフィルムの製造方法。
- 前記積層ポリエステルフィルムが、ディスプレイ用部材として用いられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の積層ポリエステルフィルムの製造方法。
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