JP5593609B2 - 歪補償回路と歪補償方法と通信装置 - Google Patents

歪補償回路と歪補償方法と通信装置 Download PDF

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Description

本発明は歪補償技術に関し、特に、マルチキャリア化等に好適な歪補償回路と方法に関する。
携帯基地局等の高出力送信アンプは、近接した周波数を有効利用するために、厳しいACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio:隣接チャネル漏電力比)特性を要求されることが多い。一般に、デジタル・プリ・ディストーション方式やフィード・フォワード方式の歪補償が用いられる。
近時、携帯電話の普及に伴い、基地局を急速に増設するために、低価格なアンプが望まれている。一方で、高速大容量通信を目的としたマルチキャリア化が進んでおり、それに伴い、アンプ特性の広帯域化も必須となっている。
歪補償回路の典型例を図1に示す。この回路は、標準的なフィード・フォワード方式の歪補償機能を有している(特許文献1等)。
RF入力(RF IN)は分岐され、一方の経路上の主増幅器101の出力と、他方の経路上の遅延線(Delay Line)102の信号とが方向性結合器(CPL)103に入力され、方向性結合器(CPL:「カプラ」ともいう)103の出力端からは主増幅器101の出力信号が出力され、遅延フィルタ104に入力される。方向性結合器(CPL)103の他の出力端からは、主増幅器101の出力信号から遅延線(Delay Line)102の出力信号を差し引いた信号(誤差信号)が抽出され、抽出された歪信号は、誤差増幅器(Error Amp)105で増幅される。遅延フィルタ(Delay Filter)104を通過した信号(スペクトラムを図4(A)に示す)に、方向性結合器(CPL)106で、誤差増幅器(Error Amp)105の出力を逆位相(スペクトラムを図4(B)に示す)で足し合わせることで、遅延フィルタ104を通過した信号の歪成分をキャンセルする(図4(C)参照)。図1において、100−1、100−2は増幅器(前置増幅器)、107はアイソレータ(サーキュレータ)である。なお、通常、アイソレータ107は、出力端子(RF OUT)で反射した電力が前段に戻り、周波数特性が劣化することを回避するために挿入される。
マルチキャリア化に伴い、補償すべき歪成分が広帯域に広がり、それに伴って各増幅器(AMP)やフィルタ部の周波数特性も広帯域化され、歪等の各種調整が必要とされる。
歪補償回路の別の典型的な構成例を図2に示す。この回路は、標準的なデジタル・プリ・ディストーション方式の歪補償機能を有した回路である(特許文献1、2、3等参照)。
ベースバンド信号をRF周波数に上げるアップ・コンバータ(Up Converter)部は、デジタル・アナログ変換器(DAC)203と、アップ・コンバート用のミキサ(MIX)202と、メイン・アンプ(主増幅器)201を備え、方向性結合器(CPL)204で取り出した信号を、ミキサ(MIX)205でダウン・コンバートし、アナログ・デジタル変換器(ADC)206でベースバンド信号にするフィード・バック回路とを備えている。さらに、フィード・バック回路からの信号(ADC206の出力信号)を信号処理するDSP(Digital Signal Processor;デジタル・シグナル・プロセッサ)209と、DSP209で処理した信号を基に、歪補償信号を加えるDPD(Digital Pre−Distortion)208を含むベースバンド処理部210を備えている。なお、アイソレータ207は、出力端子(RF OUT)で反射した電力が方向性結合器(CPL)204に戻り、方向性結合器(CPL)204で取り出した信号に影響を与えることを回避するために挿入される。
図2の構成において、ベースバンド処理にて歪補償を行うため、マルチキャリア化に伴い補償すべき歪成分が広帯域になると、DPD208は、より高速なFPGA(Field Programmable Gate Array)やLSI(Large Scale Integrated Circuit)で構成する必要が生じる。DPD208を高速動作させる必要があるため、デバイスの価格や発熱量が上がり、この結果、小型・低価格化というニーズに反するという問題がある。
なお、特許文献1には、マルチキャリアを電力増幅器に入力する場合に生じる広帯域の歪み信号を低減可能とする構成として、各周波数に対応してDPD(デジタル・プレ・ディストーション)部を備え、プレ・ディストーション処理後、各変調部で各周波数帯域へアップ・コンバートし、これらの信号を電力合成器で合成し、電力増幅器の入出力特性の逆関数特性を得、この合成信号を電力増幅器で電力増幅する構成が開示されている。また、特許文献2には、各周波数帯用の歪発生経路では、分配された信号から周波数帯の信号を帯域信号抽出器で抽出し、抽出した信号の奇数次歪を発生し、奇数次歪の位相と振幅をベクトル調整機で調整し、歪発生経路の出力とし、複数の帯域信号を含む送信信号を遅延させる遅延回路の出力と複数の歪発生経路の出力を合成し、多周波帯用べき級数型プリディストータの出力とする構成が開示されている。また、ACL抽出のために帯域除去フィルタを用いた構成として、特許文献3には、歪発生回路に接続された増幅器と、増幅器に接続されたサーキュレータ(又は方向性結合器)と、サーキュレータの通過側に接続された帯域通過フィルタと、サーキュレータの他端に接続された帯域除去フィルタと、帯域除去フィルタの出力に接続されたダイレクト・コンバージョン方式の周波数変換器と、周波数変換器の出力に接続された高域通過フィルタと、高域通過フィルタの出力に接続された電力検出器と、電力検出器の出力を入力する制御回路を備え、制御回路は歪発生回路を制御し、増幅器の非直線歪を補償する構成が開示されている。
特開2002−84146号公報 特開2005−253045号公報 特開2006−340166号公報
以下に本発明による分析を与える。
デジタル・プリ・ディストーション方式の場合、広帯域化は高速なベースバンド処理を意味しており、デジタル・プリ・ディストーションを行うデバイスが高速動作可能である必要がある。そのため、デバイス価格が高くなり、低価格化という市場のニーズに反する。
フィード・フォワード方式の場合、広帯域な歪補償を実現するために、各増幅器やフィルタ部の特性も広帯域化が必要になり、調整等の簡易化が求められている。
さらに、デバイスの高速化に伴い、消費電力や発熱量も多くなる。近時、基地局の小型化が進んでおり、消費電力や発熱量の増大は好まれない。昨今の低消費電力化の要求は厳しく、ベースバンド処理部のデバイス(LSI等)の消費電力の低減も無視できなくなってきている。
本発明の目的は、消費電力の増大を抑制し、広帯域な歪補償を低価格で実現する回路と方法及び通信装置を提供することにある。
本願で開示される発明は、前記課題の少なくとも1つを解決するため、概略以下の構成とされる。
本発明によれば、主増幅器の出力から主信号帯域を排除して前記主信号帯域よりも外側の周波数帯の歪成分を抽出し、前記抽出した歪成分に基づき、主信号に対して、前記主信号帯域よりも外側の周波数帯の歪成分を補償する回路が提供される。
本発明によれば、上記した本発明に係る回路を備えた通信装置が提供される。
本発明によれば、主増幅器の出力から主信号帯域を排除して前記主信号帯域よりも外側の周波数帯の歪成分を抽出し、前記抽出した歪成分に基づき、主信号に対して、前記主信号帯域よりも外側の周波数帯の歪成分を補償する歪補償方法が提供される。
本発明によれば、消費電力の増大を抑制し、広帯域な歪補償を低価格で実現することができる。
本発明の実施の形態を説明する。本発明に係る歪補償回路は、その一実施形態において、主増幅器の出力信号から主信号帯域近傍以外の高次の歪成分を抽出し、歪成分が補償された主信号に対して、高次歪成分を補償する。より詳細には、図3を参照すると、本発明に係る歪補償回路は、その一実施形態において、主増幅器(1)の出力信号を第1のカプラ(4)で分岐した信号から、主信号帯域成分を排除(減衰)する第1の帯域除去フィルタ(13)を備え、第1の帯域除去フィルタ(13)を通過した信号を増幅器(16)で増幅したのち、その振幅、位相を調整する振幅・位相調整回路(可変位相器11、可変減衰器12)の出力信号を、主増幅器(1)の出力信号に第2のカプラ(17)で結合して出力する。さらに、本発明に係る歪補償回路は、その一実施形態において、第2のカプラ(17)で結合した信号を第3のカプラ(18)で分岐し、分岐信号から主信号帯域成分を除去する第2の帯域除去フィルタ(14)と、第2の帯域除去フィルタ(14)を通過した信号を検波する検波器(15)とを備え、検波結果に基づき、振幅・位相調整回路(12、11)での振幅、位相をそれぞれ可変制御する。
本発明によれば、補償帯域の狭い歪補償回路において、高次の歪のみを抽出する回路を設けることで、マルチキャリア化に伴う広帯域の歪補償の実現のために必要な、高速なデジタル・プリ・ディストーション(DPD)や広帯域なフィード・フォワード(FF)と同等の歪特性を実現する。
本発明によれば、所望の性能を満たしつつ、消費電力や発熱量の増大を抑止し、小型化、低価格化を実現する歪補償回路が実現される。以下実施例に即して説明する。
図3は、本発明の一実施例の歪補償回路の構成を示す図である。以下の実施例では、本発明をデジタル・プリ・ディストーション(DPD)と組み合わせた例について説明する。
図3を参照すると、本実施例の歪補償回路は、予め歪補償されたベースバンド信号を生成するデジタル・プリ・ディストーション(DPD)8と、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)9を備えたベースバンド処理部10を備えている。本実施例の歪補償回路は、さらに、ベースバンド処理部10のDPD8からのデジタル出力(歪補償されたベースバンド信号)を受け、アナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換器(DAC)3と、デジタル・アナログ変換器3の出力をローカル信号と混合し周波数変換(アップ・コンバート)を行うミキサ2と、ミキサ2の出力を電力増幅する主増幅器1と、主増幅器1の出力を受ける方向性結合器(CPL、「カプラ」ともいう)4と、方向性結合器4の分岐を受け、ローカル信号と混合し周波数変換(ダウン・コンバート)を行うミキサ5と、
ミキサ5の出力を受ける増幅器7と、増幅器7の出力を受けデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(ADC)6と、を備えている(なお、ミキサ5の出力を受けるIF(中間周波)フィルタ等は図3では省略されている)。ベースバンド処理部10のDSP9は、アナログ・デジタル変換器(ADC)6の出力を受け、歪補償量を算出し、DPD8に伝達する。
本実施例の歪補償回路は、さらに、方向性結合器(CPL)4で分岐された信号を入力し、主信号帯域成分を減衰除去する帯域除去フィルタ(BEF:Band Elimination Filter)13と、帯域除去フィルタ13の出力を受ける増幅器16と、増幅器16の出力を受ける可変減衰器(ATT)12と、可変減衰器(ATT)12の出力の位相を可変させる可変位相器(移相器)11と、方向性結合器4の出力を受けるアイソレータ19と、アイソレータ19の出力と可変位相器11の出力を結合する方向性結合器(CPL)17と、方向性結合器(CPL)17の出力を受ける方向性結合器(CPL)18と、方向性結合器(CPL)18で分岐された信号を入力し、主信号帯域成分を減衰除去する帯域除去フィルタ14と、帯域除去フィルタ14の出力を検波する検波器(ダイオード検波器)15と、を備えている。
本実施例の歪補償回路において、検波器15による検波結果は、ベースバンド処理部10のDSP9に入力される。DSP9は、可変減衰器12の減衰率、可変位相器11の移相量を導出し、可変減衰器12、可変位相器11にそれぞれ減衰率、移相量を設定する。
本実施例において、DPD8は、低速で安価なデバイスを使用することができる。低速動作のDPDであるため、補償される歪の帯域は狭い。図5(B)は、DPD8を動作させて歪補償した信号のスペクトラムを模式的に示す図である。図5(B)において、実線で示す歪補償信号は、主増幅器1の出力から、破線で示す歪成分(主信号帯域近傍の歪成分)が歪補償された信号のスペクトラムである。
図3において、主増幅器1の出力信号は、方向性結合器(CPL)4を介して取り出され、帯域除去フィルタ13に入力される。帯域除去フィルタ13は、主信号成分を遮断(除去)する。
帯域除去フィルタ13は、本来、フィード・フォワード方式の歪抽出ループと同様に歪成分を抽出することを目的としたものであるが、帯域除去フィルタ13で主信号帯域成分のみを除去することは難しい。かりに、帯域除去フィルタ13が主信号成分のみを除去する場合、帯域除去フィルタ13は、相当大型の高価なフィルタになる。しかし、帯域除去フィルタ13で主信号と共に遮断される歪成分は、主信号帯域近傍の歪であり、既に、DPD8にてキャンセル(歪補償)されている。このため、主信号と共に遮断される主信号帯域近傍の歪成分よりも、外側の周波数帯の歪成分が抽出されればよいことになる。
本実施例において、帯域除去フィルタ13で抽出した信号波形のスペクトラムは、図5(C)の実線c−3で示したものとなる。本実施例において、帯域除去フィルタ13の出力信号は、増幅器16、可変減衰器12と可変位相器11を介して、方向性結合器(CPL)17で主信号に加算される。
さらに、本実施例においては、方向性結合器(CPL)18で出力信号を分岐させた信号(RF(Radio Frequency)出力)を受ける帯域除去フィルタ14の出力は、検波器15で検波される。そして、検波器15で検出した電圧が例えば一番小さくなるように、可変減衰器12と可変位相器11の減衰率と移相量が制御されることで、出力端子(RF OUT)からのRF出力は、図(D)に示すような、広帯域に歪補償されたスペクトラムとなる。
主増幅器(Main Amp)1と、ミキサ(MIX)2はアップ・コンバータを構成する。方向性結合器(CPL)4で抽出した主信号は、ミキサ(MIX)5で中間周波数(IF)にダウン・コンバートされ、DSP9は、IF信号をアナログ・デジタル変換器6でデジタル信号に変換した信号を解析する。本実施例において、DPD8は、低速で安価なデバイス(FPGAやLSI)が使用可能である。そのため、歪補償帯域は、本来、補償すべき歪に対しては、十分でない場合がある。
本実施例においては、前述したように、方向性結合器(CPL)4で分岐された主信号は、帯域除去フィルタ13に入力され、帯域除去フィルタ13から主信号成分を減衰させた信号が出力される。帯域除去フィルタ13からの出力信号は、可変減衰器12及び可変位相器11を介して、方向性結合器(CPL)17により主信号経路に戻される。
方向性結合器(CPL)18は、方向性結合器(CPL)17からの出力信号(RF OUT)を抽出する。方向性結合器(CPL)18で抽出された出力信号(RF OUT)は、帯域除去フィルタ13と同特性の帯域除去フィルタ14に入力される。帯域除去フィルタ14で主信号帯域成分を減衰させた信号は、検波器15に入力される。検波器15の出力電圧はベースバンド処理部10に入力される。ベースバンド処理部10は、検波器15の出力電圧を監視しながら、可変減衰器12及び可変位相器11を制御する。
図5は、本発明の実施例の各部のスペクトラムを模式的に例示した図である。図5(A)は、DPD8による歪補償前の主増幅器1の出力のスペクトラムである。前述したように、DPD8を動作させて歪補償を行うと、図5(B)のように歪みが補償されたスペクトラムになる。
図5(C)の実線は、図5(B)の周波数スペクトラムの信号(歪補償された信号)を帯域除去フィルタ13を通過させることで、主信号成分を減衰させたスペクトラムである。帯域除去フィルタ13の減衰特性は、主信号のみを減衰させるほど急峻ではないことから、主信号近傍の歪レベルも減衰している。図5(C)において、破線c−1は帯域除去フィルタ13の周波数特性、c−2は主増幅器1の出力(図5(B)の実線の歪補償信号)、c−3(実線)は、帯域除去フィルタ13の出力信号のスペクトラムであり、周波数領域でc−2からc−1を差し引いたものに対応する。
図5(D)は、本実施例により歪補償を行った結果のスペクトラムである。図5(D)の矢線に示すように、帯域の狭いDPD8では補償できなかった広帯域の歪成分も補償している。
次に、図3及び図5を参照して、本実施例の動作を説明する。
ベースバンド処理部(BB)10から出力されたベースバンド信号は、デジタル・アナログ変換器(DAC)3でIF(Intermediate Frequency:中間周波)アナログ信号として出力される。IFアナログ信号信号は、ミキサ2でRF周波数までアップ・コンバードされ主増幅器1に入力される。主増幅器1は、ミキサ2からの信号を増幅(電力増幅)して出力する。
本実施例においては、主に、主増幅器1で発生した歪(図5(A)の歪成分参照)を補償するために、方向性結合器(CPL)4で抽出された信号は、ミキサ5でIF周波数にダウン・コンバートされた後、アナログ・デジタル変換器(ADC)6を介してデジタル信号に変換されデジタル・ベースバンド信号としてベースバンド処理部10に入力される。
ベースバンド処理部10に入力されたベースバンド信号は、ベースバンド処理部10のDSP9で処理される。DSP9は、歪補償信号を生成する。
ベースバンド処理部10のDPD8では、主信号に歪補償信号を重畳して歪補償を行う(図5(B))。本実施例において、DPD8は、安価な構成の回路で(例えば低速FPGA)で構成した場合、一般に、ひずみ補償帯域は狭くなる。このため、主信号近傍の歪補償は十分であるが、高次歪成分スペクトラムは所望の特性を満たしていない、という事態が生じる場合がある。
かかる場合に対処すべく、本実施例においては、歪補償量を満足させるために、方向性結合器(CPL)18が出力信号(RF OUT)を抽出し該抽出した信号を帯域除去フィルタ14に入力し、帯域除去フィルタ14は主信号の周波数成分を除去し、検波器15は、帯域除去フィルタ14から出力される歪成分のレベルを検波する。
帯域除去フィルタ14の主な目的は、主信号帯域の周波数成分を排除して、歪成分のみ切り出す(抽出する)ことである。本実施例において、帯域除去フィルタ14は、例えば安価なフィルタで構成してもよい。このため、帯域除去フィルタ14は、主信号だけでなく、主信号近傍の成分も一緒に排除する(図5(C))。
しかし、主信号近傍の歪成分は、ベースバンド処理部10のDPD8によって既に十分補償されており、さらに補償する必要はない。そこで、検波器15が、帯域除去フィルタ14から出力される高次の歪成分のみが取り出された信号のレベルを検波し、検波器15で検波した信号はベースバンド処理部10に渡されてDSP9にて処理される。ベースバンド処理部10のDSP9は、検波器15の検波結果を監視することで歪補償を行う。
方向性結合器(CPL)4を出力信号を入力する帯域除去フィルタ13(帯域除去フィルタ14と同じ特性)は、帯域除去フィルタ14と同様、高次歪成分のみを抽出して出力する。帯域除去フィルタ13の出力は、増幅器16と可変減衰器12及び可変位相器11を介して方向性結合器(CPL)17にて再び主信号ラインに戻される。
本実施例において、増幅器16を通過する信号は、高次歪成分(帯域除去フィルタ13の出力)であることから、近傍の歪成分よりもレベルが低い。このため、増幅器16は、通常のフィード・フォワードアンプの誤差増幅器(エラー・アンプ)に比べて、出力レベルの低い安価なデバイスを使用してもよい。
検波器15の検波結果を受けるベースバンド処理部10のDSP9は、検波器15の検波レベルが最低になるように、可変減衰器12と可変位相器11の減衰率と移相量を制御する。
DSP9が、可変減衰器12と可変位相器11の減衰率と移相量を最適に制御することで、可変減衰器12と可変位相器11を介して方向性結合器(CPL)17に加えられ信号は、主信号の歪成分と、同レベル、逆位相に設定される。この結果、本実施例の歪補償回路は、出力信号(RF OUT)の高次歪成分をキャンセルすることができる(図5(D)参照)。
このように、本実施例においては、歪補償の主となるDPD8の回路(FPGAやADコンバータ、DAコンバータ等)が低速で安価なデバイスで構成した狭帯域な補償性能であっても、高次歪みのみを抽出して、逆位相で加算してキャンセルするループ(帯域通過フィルタ13、増幅器16、可変減衰器12と可変位相器11のループ)、及び、可変減衰器12と可変位相器を制御するための回路(帯域通過フィルタ14、検波器15)を追加することで、マルチキャリアに対応した広帯域な歪補償を実現することが可能になる。
上記した本実施例の作用効果を以下に説明する。
本実施例によれば、高速処理用の高価なデバイスの使用は必要とされない。本実施例によれば、低価格・低速処理のデジタル・プリ・ディストーション方式においても、十分な歪補償帯域は確保可能とされる。
また、本実施例によれば、ベースバンド処理での処理は、低速処理で済むため、ベースバンド処理デバイスを高速動作させる必要はなくなり、消費電力が少なくて済み、装置の高効率化に貢献できる。
さらに、本実施例によれば、ベースバンド処理デバイスの消費電力や発熱量が少ないため、該デバイスの放熱等に複雑な機構を使用せずに、小型・軽量化が可能となる。
上記実施例では、アダプティブなフィード・バック・ループを有するデジタル・プリ・ディストーション方式の歪補償回路に対して、追加回路(帯域除去フィルタ13、14、検波器15、増幅器16、可変減衰器12、可変位相器11、方向性結合器17、18等)を付加することで、広帯域の歪補償を行う実施例を説明したが、フィード・バック・ループを持たずに、ベースバンド処理部で、固定的なパラメータを持つことで、直線性を補償するベースバンド・リニアライザ回路に適用しても、前記した効果と同様の効果が期待できる。ベースバンド・リニアライザ回路は、フィード・バック・ループの信号から常に最適化した補償を行うのではなく、固定のパラメータのみで歪補償を行うため、高次歪みを落とすまでの精度がない。そこで、ベースバンド・リニアライザ回路に、本発明の回路(主増幅器の出力から主信号帯域を排除して高次歪成分を抽出し、主信号帯域近傍の歪成分が補償された主信号に対して、高次歪成分を補償する歪補償回路)を追加することで、高次歪成分を補償することが可能になる。
なお上記特許文献1、2には、方向性結合器で分岐した主信号から主信号周波数帯域外の信号を取り出し、主信号周波数帯域外の信号の振幅、位相を調整して、主信号に戻す構成はいっさい開示されていない。また特許文献3では、帯域除去フィルタを通過した帯域外信号をダウン・コンバートしてベースバンド信号に変換し、高域通過フィルタでACL(Adjacent Channel Leakage)を抽出するものであり、引用文献3にも、方向性結合器で分岐した主信号から主信号周波数帯域外の信号を検波し、検波結果に基づき、主信号周波数帯域外の信号の振幅、位相を調整し、主信号に戻す構成はいっさい開示されていない。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
標準的なフィード・フォワード回路の構成を示す図である。 標準的なデジタルプリディストーションの構成を示す図である。 本発明の一実施例の構成を示す図である。 (A)乃至(C)は、フィード・フォワード歪補償時のスペクトラムを模式的に示す図である。 (A)乃至(D)は、本発明の一実施例における歪補償時の各部のスペクトラムを模式的に示す図である。
符号の説明
1 主増幅器
2 ミキサ(周波数変換器)
3 デジタル・アナログ変換器
4 方向性結合器(CPL)
5 ミキサ(周波数変換器)
6 アナログ・デジタル変換器
7 増幅器
8 デジタル・プリ・ディストーション(DPD)
9 デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)
10 ベースバンド処理部(BB)
11 可変位相器
12 可変減衰器
13、14 帯域除去フィルタ(BEF)
15 検波器
16 増幅器
17 方向性結合器
18 方向性結合器
19 アイソレータ
100、100−1、100−2 増幅器
101 主増幅器
102 遅延線
103 方向性結合器
104 遅延フィルタ
105 誤差増幅器
106 方向性結合器
107 アイソレータ(サーキュレータ)
201 主増幅器
202 ミキサ
203 デジタル・アナログ変換器
204 方向性結合器
205 ミキサ
206 アナログ・デジタル変換器
207 アイソレータ(サーキュレータ)
208 デジタル・プリ・ディストーション(DPD)
209 デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)
210 ベースバンド処理部(BB)
211 アイソレータ

Claims (10)

  1. 主増幅器の出力に対して主信号帯近傍の歪成分を排除し歪補償された信号を生成する手段と、
    前記歪補償された信号に対して、主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の周波数範囲を、予め定められた周波数特性にて減衰させ、前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の外側の周波数帯の高次歪成分を抽出するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段で抽出された信号を増幅した信号の振幅、位相を調整した上で、前記歪補償された信号と合成することで、主信号に対して前記主信号帯域近傍の歪成分及び前記主信号帯域近傍の歪成分外側の広帯域歪成分を補償する手段とを備えた、ことを特徴とする歪補償回路。
  2. 前記フィルタ手段が、第1の帯域除去フィルタを備え、
    前記第1の帯域除去フィルタは、ベースバンド処理部で前記主信号帯域近傍の歪成分の補償が施されたベースバンド信号をアップ・コンバートした信号を増幅する前記主増幅器の出力の分岐信号から、前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の外側の周波数帯の高次歪成分を抽出し
    前記主信号帯域近傍の歪成分及び前記主信号帯域近傍の歪成分外側の広帯域歪成分を補償する手段が、前記第1の帯域除去フィルタを通過した信号を増幅する増幅器と前記増幅器の出力信号の振幅、位相を調整する振幅・位相調整回路と、を備え前記振幅・位相調整回路の出力信号を、前記主増幅器の出力信号に結合した信号を出力する、ことを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  3. 前記振幅・位相調整回路の出力信号を前記主増幅器の出力信号に結合した信号の分岐から前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分を除去する第2の帯域除去フィルタと、
    前記第2の帯域除去フィルタを通過した信号を検波する検波器と、
    を備え、
    前記検波結果に基づき、前記振幅・位相調整回路での振幅、位相が可変制御される、ことを特徴とする請求項2記載の歪補償回路。
  4. 前記ベースバンド処理部に含まれ、予め歪補償されたベースバンド信号を生成するプリ・ディストーション部と、
    前記プリ・ディストーション部から出力される歪補償済みのベースバンド信号をローカル信号と混合してアップ・コンバートする第1のミキサと、
    前記主増幅器の出力信号を受ける第1のカプラと、
    前記振幅・位相調整回路の出力を、前記第1のカプラから出力される、前記主増幅器の出力信号に結合する第2のカプラと、
    前記第2のカプラで結合した信号を受ける第3のカプラと、
    前記第2の帯域除去フィルタの出力を検波する検波器と、
    を備え、
    前記主増幅器は、前記第1のミキサの出力を増幅し、
    前記第1の帯域除去フィルタは、前記第1のカプラで分岐した信号から前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の側の周波数帯の高次歪成分を抽出し、
    前記第2の帯域除去フィルタは、前記第3のカプラで分岐した信号から、前記主信号帯域外及び主信号帯域近傍の歪成分の側の周波数帯の高次歪成分を抽出し、
    前記ベースバンド処理部では、前記検波結果に基づき、前記振幅・位相回路での振幅、位相をそれぞれ可変させる制御信号を出力する、ことを特徴とする請求項3記載の歪補償回路。
  5. 前記主増幅器の出力信号を分岐した信号をローカル信号と混合してダウン・コンバートする第2のミキサを有し、前記ダウン・コンバートした信号に基づき、歪補正信号を生成するフィード・バック・ループを備えた、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の歪補償回路。
  6. ベースバンド処理部で固定的なパラメータを持つことで、直線性を補償するベースバンド・リニアライザ構成の歪補償回路として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の歪補償回路を備えた通信装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の歪補償回路を含むRF回路を備えた通信装置。
  8. 主増幅器の出力に対して主信号帯近傍の歪成分を排除し歪補償された信号を生成し、
    前記歪補償された信号に対して、フィルタ手段で、主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の周波数範囲を、予め定められた周波数特性にて減衰させ、前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の外側の周波数帯の高次歪成分を抽出し、
    前記フィルタ手段で抽出された信号を増幅した信号の振幅、位相を調整した上で、前記歪補償された信号と合成することで、主信号に対して前記主信号帯域近傍の歪成分及び前記主信号帯域近傍の歪成分外側の広帯域歪成分を補償する、
    ことを特徴とする歪補償方法。
  9. ベースバンド処理部で主信号帯域近傍の歪成分の補償が施されたベースバンド信号をアップ・コンバートした信号を増幅する主増幅器の出力信号の分岐から、主信号帯域の信号及び前記主信号帯域近傍の歪成分を第1の帯域除去フィルタで除去して前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分の外側の周波数帯の高次歪成分を抽出し
    前記第1の帯域除去フィルタを通過した信号の振幅と位相を調整し、
    振幅、位相を調整した信号を前記主増幅器の出力信号に結合して出力する、ことを特徴とする請求項8記載の歪補償方法。
  10. 前記振幅・位相調整した信号を前記主増幅器の出力信号に結合した信号の分岐から、前記主信号帯域及び主信号帯域近傍の歪成分を第2の帯域除去フィルタで除去し、
    前記第2の帯域除去フィルタを通過した信号を検波し、前記検波結果に基づき、前記第1の帯域除去フィルタを通過した信号の振幅と位相を可変制御する、ことを特徴とする請求項9記載の歪補償方法。
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