JP5592604B2 - 送気・送水・吸引装置及び該システム - Google Patents

送気・送水・吸引装置及び該システム Download PDF

Info

Publication number
JP5592604B2
JP5592604B2 JP2008238776A JP2008238776A JP5592604B2 JP 5592604 B2 JP5592604 B2 JP 5592604B2 JP 2008238776 A JP2008238776 A JP 2008238776A JP 2008238776 A JP2008238776 A JP 2008238776A JP 5592604 B2 JP5592604 B2 JP 5592604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
air
water supply
water
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008238776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010068966A (ja
Inventor
徹明 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2008238776A priority Critical patent/JP5592604B2/ja
Publication of JP2010068966A publication Critical patent/JP2010068966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5592604B2 publication Critical patent/JP5592604B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、内視鏡検査で使用する送気・送水・吸引装置に関する。
内視鏡の挿入部には、被検体を観察するための対物光学系、管腔内の照明のためのライトガイドバンドル、各種の処置具を挿通することができる鉗子チャンネル以外にも、送気・送水管路(送気・送水チャンネル)、吸引チャンネル(吸引管路)が内蔵されている。
送気・送水チャンネルは、送気装置から供給されたガスや送水装置から供給された水を内視鏡先端から放出するための管路である。吸引チャンネルは、吸引装置に接続して内視鏡先端の周囲にあるものを吸引するための管路である。
このような送気・送水チャンネルや吸引チャンネルに関する技術として、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開2006−280537号公報 特開2003−284770号公報
従来、内視鏡検査で使用される送気・送水システムには、光源装置内に設けられた専用ポンプが必要であった。一方、吸引のために内視鏡室に予め設けられた壁吸引装置、または専用の吸引装置が送気・送水装置とは別に必要であった。したがって、複数のポンプが必要な従来の内視鏡システムは、在宅用内視鏡などの機器の持ち運びが必要なモバイル内視鏡検査の用途には不向きであった。
上記課題に鑑み、本発明では、内視鏡システムを持ち運んで検査を行う場合、持ち運びが容易な可搬性に優れた送気・送水・吸引装置及び該システムを提供する。
本発明にかかる、送気または送水に用いられる送気送水管路、及び吸引に用いられる吸引管路を有する内視鏡に使用される送気・送水・吸引装置は、前記送気送水管路と接続可能であって、加圧によって該送気送水管路へ液体を供給するために、該液体を収容可能な送水容器と、前記吸引管路と接続可能であって、該吸引管路内を減圧することにより吸引された吸引物を捕捉する吸引容器と、前記送水容器の前記液体に係る圧力及び前記吸引管路の内部の圧力を変化させる吸込及び吐出可能なポンプと、前記ポンプの吐出口と前記送気送水管路とを接続する管路に設け、開放時に該ポンプによる加圧により前記送気送水管路へ送気する送気弁と、前記ポンプの吐出口と前記送気送水管路とを接続する管路に設け、開放時に該ポンプにより前記送水容器の液体に加圧し、該送気送水管路へ液体を供給する送水弁と、前記吸引容器と前記ポンプの吸引口とを接続する管路に設けた吸引弁と、前記吸引時にポンプの吐出口から排出される気体を外部へ排出する第1の開放弁と、前記送気または送水時にポンプの吸引口から吸引される気体を外部より取り込む第2の開放弁と、前記内視鏡に設けられた送気モード、送水モード、吸引モードのいずれかまたはその組み合わせからなる操作モードを切り替える操作モード切替部からの切替指示信号が、吸引モード、送気と吸引を同時に行う送気・吸引モード、送水と吸引を同時に行う送水・吸引モードのいずれかであるかに基づいて、前記送気弁、前記送水弁、前記吸引弁、前記第1の開放弁、及び前記第2の開放弁の動作を制御すると共に、前記ポンプの出力を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる、送気または送水に用いられる送気送水管路及び吸引に用いられる吸引管路を有する内視鏡と、該内視鏡に使用される送気・送水・吸引装置とからなる送気・送水・吸引システムにおいて、前記送気・送水・吸引装置は、前記送気送水管路と接続可能であって、加圧によって該送気送水管路へ液体を供給するために、該液体を収容可能な送水容器と、前記吸引管路と接続可能であって、該吸引管路内を減圧することにより吸引された吸引物を捕捉する吸引容器と、前記送水容器の前記液体に係る圧力及び前記吸引管路の内部の圧力を変化させる吸込及び吐出可能なポンプと、を備え、前記内視鏡は、前記内視鏡に設けられた送気モード、送水モード、吸引モードのいずれかまたはその組み合わせからなる操作モードを切り替える操作モード切替部からの切替指示信号が、吸引モード、送気と吸引を同時に行う送気・吸引モード、送水と吸引を同時に行う送水・吸引モードのいずれかであるかに基づいて、前記内視鏡内の前記送気送水管路及び前記吸引管路に設けられた弁の開閉及び前記ポンプの出力を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記内視鏡は、前記送気送水管路に設けられ、該送気送水管路を前記内視鏡先端の開口部まで開通させるかまたは外部に開放するかを切り替える送気・送水弁と、前記吸引管路に設けられ、該吸引管路を前記内視鏡先端の開口部まで開通させるかまたは外部に開放するかを切り替える吸引弁と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内視鏡システムを持ち運んで検査を行う場合、送気・送水・吸引のための装置が1つにまとめられるため、持ち運びが容易となる。
<第1の実施形態>
(実施例1)
図1は、本実施形態(実施例1)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。同図において、送気・送水・吸引システムは、内視鏡スコープ1と、送気・送水・吸引装置11とから構成される。
内視鏡スコープ1は、送水管路2、送気管路3、送気送水切替バルブ4、送気・送水管路5、送気・送水口6、吸引バルブ7、吸引管路8,9、吸引口10から構成される。送気・送水・吸引装置11は、送水タンク12、吸引タンク13、ポンプ14から構成される。
吸引管路8の一端は、内視鏡スコープ1の先端の吸引口10まで通じている。吸引管路8の他端は、吸引バルブ7に接続されている。吸引管路9の一端は吸引バルブ7に、他端は吸引タンク13から延びている送気・送水・吸引装置11側の管路と接続されている。
送気・送水管路5の一端は、内視鏡スコープ1の先端の送気・送水口6まで通じている。送気・送水管路5の他端は、送気送水切替バルブ4に接続されている。なお、送気・送水管路5は、送気管路と送水管路というようにそれぞれ独立させて分けてもよい。
送水管路2の一端は、送水タンク12から延びている送気・送水・吸引装置11側の管路と接続され、その管路の先端は送水タンク12内の水中に挿入されている。送水管路2の他端は、送気送水切替バルブ4に接続されている。
送気管路3の一端は、送水タンク12から延びている送気・送水・吸引装置11側の管路に接続され、その管路の先端は水面上にある。送気管路3の他端は、送気送水切替バルブ4に接続されている。
送気送水切替バルブ4、吸引バルブ7は、内視鏡の操作部を操作することにより、切替状態を調整することができる。
図2は、本実施形態(実施例1)における送気送水切替バルブ4及び吸引バルブ7の切替を説明するための図である。(A1)〜(A3)は送気送水切替バルブ4、(B1)〜(B2)は吸引バルブ7についての図である。
送気送水切替バルブ4は、(A1)送気管路3を外気に開放し、送水管路2を遮断する状態(送気:外気開放/送水:遮断)、(A2)送気管路3を送気・送水管路5と連通させ、送水管路2を遮断する状態(送気:スコープ先端連通/送水:遮断)、(A3)送水管路2を送気・送水管路5と連通させ、送気管路3を遮断する状態(送気:遮断/送水:スコープ先端連通)がある。
吸引バルブ7は、(B1)吸引管路9を外気に開放し、外気を吸引する状態(外気開放状態)、(B2)吸引管路8,9が連通されて、吸引口10から吸引する状態(スコープ先端連通状態)がある。
図3は、本実施形態(実施例1)における操作を説明するための図である。送気送水切替バルブ4、吸引バルブ7の切替の組み合わせにより、以下のように、送気、送水、吸引を行う。
無操作時(送気、送水、吸引のいずれもしない場合)には、送気送水切替バルブ4を、送気:外気開放/送水:遮断状態(A1)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にしておく。
送気時には、送気送水切替バルブ4を、送気:スコープ先端連通/送水:遮断状態(A2)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にしておく。この場合、ポンプ14が作動すると、外気を吸引し、その吸引された外気は送気管路3へ送出され、その外気は送気・送水管路5の先端である送気・送水口6から射出される。
送水時には、送気送水切替バルブ4を、送気:遮断/送水:スコープ先端連通状態(A3)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にしておく。この場合、ポンプ14が作動すると、外気を吸引し、その吸引された外気は、送水タンク12内の水を送水管路2へ押し出し、その水は送気・送水管路5の先端である送気・送水口6から射出される。
吸引時には、送気送水切替バルブ4を、送気:外気開放/送水:遮断状態(A1)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にしておく。この場合、ポンプ14が作動すると、吸引口10から吸引し、吸引物を吸引タンク13に捕捉する。その吸引された気体は、送気管路3を通り、送気送水切替バルブ4から外部へ排出される。
送気・吸引同時操作時には、送気送水切替バルブ4を、送気:スコープ先端連通/送水:遮断状態(A2)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にしておく。この場合、ポンプ14が作動すると、吸引口10から吸引し、吸引物を吸引タンク13に捕捉する。その吸引された気体は送気管路3へ送出され、送気・送水管路5の先端である送気・送水口6から射出される。
送水・吸引同時操作時には、送気送水切替バルブ4を、送気:遮断/送水:スコープ先端連通状態(A3)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にしておく。この場合、ポンプ14が作動すると、吸引口10から吸引し、吸引物を吸引タンク13に捕捉する。その吸引された気体は、送水タンク12内の水を送水管路2へ押し出し、その水は送気・送水管路5の先端である送気・送水口6から射出される。
本実施例によれば、内視鏡システムを持ち運んで検査を行う場合、送気・送水・吸引のための装置が1つにまとめられるため、持ち運びが容易となる。
(実施例2)
実施例1において、送気または送水と、吸引とを同時に使用する場合、送気したり送水するための送り出すための圧力が低下したり、吸引力が低下したりする。そこで、本実施例では、操作モードに応じて自動的にポンプの出力を調整する送気・送水・吸引システムについて説明する。
図4は、本実施形態(実施例2)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。本実施例は、実施例1に、吸引バルブ7及び送気送水切替バルブ4の切替状態に応じて、ポンプ14の出力を制御するポンプ圧制御回路21を追加したものである。
図5は、本実施形態(実施例2)における操作を説明するための図である。同図は、一般的な内視鏡において、そのような内視鏡で用いられているバルブのメカ機構の切替状態を示す信号(切替信号)と伝達するための信号線と、その信号線からの切替信号に基づいてポンプ14の出力を制御するポンプ圧制御回路21を付加したものである。なお、操作内容は、ポンプ14の出力制御以外については実施例1と同様であるので、その相違点のみ説明する。
無操作時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:外気開放/送水:遮断状態(A1)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を小さくし、アイドリングさせる。
送気時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:スコープ先端連通/送水:遮断状態(A2)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を中程度にする。
送水時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:遮断/送水:スコープ先端連通状態(A3)にし、吸引バルブ7を外気開放状態(B1)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を中程度にする。
吸引時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:外気開放/送水:遮断状態(A1)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を中程度にする。
送気・吸引同時操作時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:スコープ先端連通/送水:遮断状態(A2)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を大きくする。
送水・吸引同時操作時、すなわち、送気送水切替バルブ4を、送気:遮断/送水:スコープ先端連通状態(A3)にし、吸引バルブ7をスコープ先端連通状態(B2)にした場合、ポンプ圧制御回路21はポンプ14の出力を大きくする。
本実施例によれば、送気または送水と、吸引とを同時に使用する場合でも、送気または送水と、吸引それぞれの出力を一定に保持することができる。
(実施例3)
本実施例では、送気/送水/吸引制御を電磁弁とし、これらの電磁弁の開閉動作とポンプの出力とを連動させた送気・送水・吸引システムについて説明する。
図6は、本実施形態(実施例3)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。内視鏡スコープ1は、送気・送水管路5、送気・送水口6、吸引管路8、吸引口10、送気/送水/吸引操作ボタン37から構成される。
送気・送水・吸引装置11は、送水タンク12、吸引タンク13、ポンプ14、ポンプ/バルブ制御回路31、大気開放バルブ1(32)、送気バルブ33、送水バルブ34、吸引バルブ35、大気開放バルブ2(36)から構成される。
ここで、大気開放バルブ1(32)、送気バルブ33、及び送水バルブ34は、図1の送気送水切替バルブ4に相当する。また、吸引バルブ35、及び大気開放バルブ2(36)は、図1の吸引バルブ7に相当する。大気開放バルブ1(32)、送気バルブ33、送水バルブ34、吸引バルブ35、及び大気開放バルブ2(36)は、電磁弁である。
送気/送水/吸引操作ボタン37は、送気モード、送水モード、吸引モード、送気・吸引同時操作モード、送水・吸引同時操作モードのいずれかを選択することができる。送気/送水/吸引操作ボタン37によって操作モードを選択すると、その操作信号がポンプ/バルブ制御回路31に送られる。ポンプ/バルブ制御回路31は、その操作信号に基づいて、ポンプ14、大気開放バルブ1(32)、送気バルブ33、送水バルブ34、吸引バルブ35、及び大気開放バルブ2(36)の動作を制御する。
図7は、本実施形態(実施例3)における操作を説明するための図である。ポンプ14、大気開放バルブ1(32)、送気バルブ33、送水バルブ34、吸引バルブ35、及び大気開放バルブ2(36)の切替の組み合わせにより、以下のように、送気、送水、吸引を行う。
無操作時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて送気、送水、吸引のいずれのモードも選択しない場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、送気バルブ33、送水バルブ34、吸引バルブ35、大気開放バルブ1(32)、及び大気開放バルブ2(36)を閉めて、それぞれの管路を遮断すると共に、ポンプ14を停止させる。
送気時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて送気モードを選択した場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、送気バルブ33を開いて管路をスコープ先端まで連通させる。また、ポンプ/バルブ制御回路31は、大気開放バルブ2(36)を開いて外気へ開放する。ポンプ/バルブ制御回路31は、それ以外のバルブを閉める。そして、ポンプ/バルブ制御回路31は、ポンプ14を中程度の出力で動作させる。
送水時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて送水モードを選択した場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、送水バルブ34を開いて管路をスコープ先端まで連通させる。また、ポンプ/バルブ制御回路31は、大気開放バルブ2(36)を開いて外気へ開放する。ポンプ/バルブ制御回路31は、それ以外のバルブを閉める。そして、ポンプ/バルブ制御回路31は、ポンプ14を中程度の出力で動作させる。
吸引時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて吸引モードを選択した場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、吸引バルブ35を開いて吸引タンク13−ポンプ14間の管路を連通させる。また、ポンプ/バルブ制御回路31は、大気開放バルブ1(32)を開いて外気へ開放する。ポンプ/バルブ制御回路31は、それ以外のバルブを閉める。そして、ポンプ/バルブ制御回路31は、ポンプ14を中程度の出力で動作させる。
送気・吸引同時操作時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて送気・吸引同時操作モードを選択した場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、送気バルブ33を開いて管路をスコープ先端まで連通させると共に、吸引バルブ35を開いて吸引タンク13−ポンプ14間の管路を連通させる。ポンプ/バルブ制御回路31は、それ以外のバルブを閉める。そして、ポンプ/バルブ制御回路31は、ポンプ14を大きい出力で動作させる。
送水・吸引同時操作時、すなわち、送気/送水/吸引操作ボタン37にて送水・吸引同時操作モードを選択した場合には、ポンプ/バルブ制御回路31は、送水バルブ34を開いて管路をスコープ先端まで連通させると共に、吸引バルブ35を開いて吸引タンク13−ポンプ14間の管路を連通させる。ポンプ/バルブ制御回路31は、それ以外のバルブを閉める。そして、ポンプ/バルブ制御回路31は、ポンプ14を大きい出力で動作させる。
本実施例によれば、実施例1及び実施例2の効果に加えて、さらに、実施例1で内視鏡スコープ側に設けられていたバルブを送気・送水・吸引装置11側に設けるので、内視鏡スコープの構造が簡単になる。
<第2の実施形態>
在宅内視鏡検査においては、内視鏡本体を含め使用する機材(システム)に可搬性が要求される。例えば、粘性の高い痰を水に薄めて吸引し易くしたり、対物レンズ面を洗浄したりする際には、電動ポンプが必要となるが、可搬性の点で問題があった。システムの一部でも現場で調達することができれば、機材の輸送搬入の負担が軽減される。
そこで、本実施形態では、挿入部先端から噴射させる液体を、水道水圧を利用して内視鏡の送水チャンネルに送り込む送液手段を備える内視鏡について説明する。ここで、送液手段は、その一端に、水道の蛇口に着脱可能な第1の接続手段と、他端に内視鏡の送水チャンネルに着脱可能な第2の接続手段とを設けると共に、一定の流量あるいは水圧を超えないようにするためのリリース手段(またはレギュレータ)を備える。これにより、送液手段を水道に直結させることができる。
また、送液手段は、薬液が封入された第1の収納部(内視鏡の送水チャンネルに接続可能)と、第1の収納部を覆うとともに水道水が注入可能な第2の収納部を備えている。この送液手段は、第2の収納部に水道水が注入されたとき、第1の収納部に水道水圧がかかるように構成されている。第1の収納部は、柔軟な袋からなる。これにより、水道水圧を利用して、送液手段を加圧することができる。
図8は、本実施形態における送気・送水・吸引システムの構成概要を示す。内視鏡101には、送水ON/OFFボタン102が設けられている。その送水ON/OFFボタン102からはチューブ107が延出している。チューブ106とチューブ107は第1のジョイント103を介して連結している。チューブ106の他端は、リリーフまたはレギュレータ105を介して第2のジョイント104により、水道の蛇口109と連結している。
水道水を送水する場合には、送水ON/OFFボタン102をOFFにした状態で、蛇口109を開いておく。そうすると、送水ON/OFFボタン102の手前まで水圧がかかる。この状態で、送水ON/OFFボタン102をONにすると、送水チャンネル108に送水されて、内視鏡スコープ101の先端より送水される。このとき、リリーフまたはレギュレータ105で流量を調整することにより、安全な圧力/流量に設定することができる。
次に、水道水以外の液体を送水する場合について説明する。水道水以外の液体を送水する場合、チューブ106に送液バッグ110を介在させる。送液バッグ110は、柔軟性のある第1の収納部112に、柔軟性のある第2の収納部114が覆いかぶさっている構造をしている。第1の収納部112には、予め各種液体を収納することができる。注入口113からは、水道水が第2の収納部114に注入される。送出口111からは、第1の収納部112に収納されている収納物が送出される。
第1の収納部112に収納された液体を送液する場合、送水ON/OFFボタン102をOFFにした状態で、蛇口109を開いておく。そうすると、水道水が注入口113より注入されて、第1の収納部112と第2の収納部114の隙間に水道水が供給される。すると、水圧が第1の収納部112にかかり、第1の収納部112内に収納されている液体が押し出されて、内視鏡スコープ側に流れる。そうすると、送水ON/OFFボタン102の手前まで液圧がかかる状態となる。この状態で、送水ON/OFFボタン102をONにすると、液体が送水チャンネル108に送られて、内視鏡スコープ101の先端より送出される。
本実施形態によれば、送液ポンプを用意する必要がないので、機材の輸送搬入負担を軽減することができる。また、レギュレータを調整することで、水道水圧以下で送液スピードをコントロールすることができる。また、送液バッグを用いれば、各種薬剤を送液することができる。
<第3の実施形態>
携帯内視鏡を用いて病院外で内視鏡検査を行う場合、吸引装置も一緒に持ち運ぶ必要があり、可搬性の低下の原因になっていた。
そこで、本実施形態では、一端が家庭用電気掃除機のノズルに接続でき、他端が吸引ビンに接続できる接続アダプターについて説明する。なお、この接続アダプターには、吸引圧力を調整するためのリーク孔と、リーク調整弁が設けられている。
図9は、本実施形態における接続アダプターを示す。図9(a)に示すように、接続アダプター120は、カテーテル121の一端にテーパー状の接続口金を設けている。その接続口金123とカテーテル121との連結部123には、リーク孔122が開けられている。
次に、この接続アダプター120の使用方法について説明する。まず、接続口金123を家庭用電気掃除機のノズル126に接続し、家庭用電気掃除機の電源をONにする。すると、カテーテル先端から吸引することができる。
このとき、リーク孔122を指で塞いで圧力調整を行うこともできる。また、図9(b)に示すように、リーク孔122に弁を設け、スライドしてリーク孔122の開口量を調整することにより、吸引力を調整してもよい。
本実施形態によれば、家庭用電気掃除機を吸引装置として使用することができるので、吸引装置を別途持ち運ぶ必要がなくなり、可搬性が向上する。
<第4の実施形態>
本実施形態では、内視鏡検査に使用する送気・送水・吸引に使用される管路を1つの経路で結び、手動ポンプで全ての必要な圧力を供給する送気・送水・吸引装置について説明する。
図10は、本実施形態における送気・送水・吸引システムを示す。同図は、図1のポンプ14を手動ポンプ144に置き換えたものに相当する。同図において、内視鏡スコープ131には、吸引管路132、送気管路133、送水管路134が設けられている。
送気・送水・吸引装置141は、送水タンク142、吸引タンク143、手動ポンプ144が設けられている。手動ポンプ144を操作することにより、吸引対象物を内視鏡スコープ131の先端の吸引口から吸引し、吸引管路132を介して、吸引タンク143に吸引することができる。また、手動ポンプ144を操作することにより、送気管路133を経由して、内視鏡スコープ131の先端の送気口から送気することもできる。また、手動ポンプ144を操作することにより、送水タンク142内の水を送水管路134を経由して、内視鏡スコープ131の先端の送水口から送水することもできる。なお、手動ポンプ144は、手で操作するタイプであってもよいし、足で操作するタイプであってもよい。
本実施形態によれば、内視鏡システムを持ち運んで検査を行う場合、送気・送水・吸引のための装置が手動ポンプになり、持ち運びが容易になる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
第1の実施形態(実施例1)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。 第1の実施形態(実施例1)における送気送水切替バルブ4及び吸引バルブ7の切替を説明するための図である。 第1の実施形態(実施例1)における操作を説明するための図である。 第1の実施形態(実施例2)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。 第1の実施形態(実施例2)における操作を説明するための図である。 第1の実施形態(実施例3)における送気・送水・吸引システムの概略構成を示す。 第1の実施形態(実施例3)における操作を説明するための図である。 第2の実施形態における送気・送水・吸引システムの構成概要を示す。 第3の実施形態における接続アダプターを示す。 第4の実施形態における送気・送水・吸引システムを示す。
符号の説明
1 内視鏡スコープ
2 送水管路
3 送気管路
4 送気送水切替バルブ
5 送気・送水管路
6 送気・送水口
7 吸引バルブ
8,9 吸引管路
10 吸引口
11 送気・送水・吸引装置
12 送水タンク
13 吸引タンク
14 ポンプ
21 ポンプ圧制御回路
31 ポンプ/バルブ制御回路
32 大気開放バルブ
33 送気バルブ
34 送水バルブ
35 吸引バルブ
36 大気開放バルブ
37 送気/送水/吸引操作ボタン

Claims (3)

  1. 送気または送水に用いられる送気送水管路、及び吸引に用いられる吸引管路を有する内視鏡に使用される送気・送水・吸引装置であって、
    前記送気送水管路と接続可能であって、加圧によって該送気送水管路へ液体を供給するために、該液体を収容可能な送水容器と、
    前記吸引管路と接続可能であって、該吸引管路内を減圧することにより吸引された吸引物を捕捉する吸引容器と、
    前記送水容器の前記液体に係る圧力及び前記吸引管路の内部の圧力を変化させる吸込及び吐出可能なポンプと、
    前記ポンプの吐出口と前記送気送水管路とを接続する管路に設けた、開放時に該ポンプによる加圧により前記送気送水管路へ送気する送気弁と、
    前記ポンプの吐出口と前記送気送水管路とを接続する管路に設けた、開放時に該ポンプにより前記送水容器の液体に加圧し、該送気送水管路へ液体を供給する送水弁と、
    前記吸引容器と前記ポンプの吸引口とを接続する管路に設けた吸引弁と、
    前記吸引時に前記ポンプの吐出口から排出される気体を外部へ排出する第1の開放弁と、
    前記送気または送水時に前記ポンプの吸引口から吸引される気体を外部より取り込む第2の開放弁と、
    前記内視鏡に設けられた送気モード、送水モード、吸引モードのいずれかまたはその組み合わせからなる操作モードを切り替える操作モード切替部からの切替指示信号が、吸引モード、送気と吸引を同時に行う送気・吸引モード、送水と吸引を同時に行う送水・吸引モードのいずれかであるかに基づいて、前記送気弁、前記送水弁、前記吸引弁、前記第1の開放弁、及び前記第2の開放弁の動作を制御すると共に、前記ポンプの出力を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする送気・送水・吸引装置。
  2. 送気または送水に用いられる送気送水管路及び吸引に用いられる吸引管路を有する内視鏡と、該内視鏡に使用される送気・送水・吸引装置とからなる送気・送水・吸引システムであって、
    前記送気・送水・吸引装置は、
    前記送気送水管路と接続可能であって、加圧によって該送気送水管路へ液体を供給するために、該液体を収容可能な送水容器と、
    前記吸引管路と接続可能であって、該吸引管路内を減圧することにより吸引された吸引物を捕捉する吸引容器と、
    前記送水容器の前記液体に係る圧力及び前記吸引管路の内部の圧力を変化させる吸込及び吐出可能なポンプと、
    を備え、
    前記内視鏡は、
    前記内視鏡に設けられた送気モード、送水モード、吸引モードのいずれかまたはその組み合わせからなる操作モードを切り替える操作モード切替部からの切替指示信号が、吸引モード、送気と吸引を同時に行う送気・吸引モード、送水と吸引を同時に行う送水・吸引モードのいずれかであるかに基づいて、前記内視鏡内の前記送気送水管路及び前記吸引管路に設けられた弁の開閉及び前記ポンプの出力を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする送気・送水・吸引システム。
  3. 前記内視鏡は、
    前記送気送水管路に設けられ、該送気送水管路を前記内視鏡先端の開口部まで開通させるかまたは外部に開放するかを切り替える送気・送水弁と、
    前記吸引管路に設けられ、該吸引管路を前記内視鏡先端の開口部まで開通させるかまたは外部に開放するかを切り替える吸引弁と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の送気・送水・吸引システム。
JP2008238776A 2008-09-18 2008-09-18 送気・送水・吸引装置及び該システム Active JP5592604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008238776A JP5592604B2 (ja) 2008-09-18 2008-09-18 送気・送水・吸引装置及び該システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008238776A JP5592604B2 (ja) 2008-09-18 2008-09-18 送気・送水・吸引装置及び該システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010068966A JP2010068966A (ja) 2010-04-02
JP5592604B2 true JP5592604B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=42201309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008238776A Active JP5592604B2 (ja) 2008-09-18 2008-09-18 送気・送水・吸引装置及び該システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5592604B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110604643B (zh) * 2018-06-16 2022-08-02 苏州欧圣电气股份有限公司 一种护理机及其运行方法
CN110859588A (zh) * 2019-12-18 2020-03-06 上海澳华光电内窥镜有限公司 内窥镜气液输送装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757520A (en) * 1980-09-22 1982-04-06 Olympus Optical Co Endoscope
JPS61141340A (ja) * 1984-12-13 1986-06-28 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡装置
JPH045946A (ja) * 1990-04-25 1992-01-09 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH04102434A (ja) * 1990-08-22 1992-04-03 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2993726B2 (ja) * 1990-10-26 1999-12-27 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010068966A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230210352A1 (en) Hybrid apparatus for fluid supply for endoscopic irrigation and lens cleaning
CN102188268B (zh) 内部增压的医疗装置
US20120130174A1 (en) Rapid Endoscopic Gastrointestinal Irrigation System for Gastrointestinal Bleeding
US11576566B2 (en) Integrated container and tube set for fluid delivery with an endoscope
JP2009504302A (ja) 内視鏡の流体供給装置
JP5520877B2 (ja) 内視鏡送気システム
US10046122B2 (en) Insufflation system
US11191427B2 (en) Endoscope unblocking flush system
JP5592604B2 (ja) 送気・送水・吸引装置及び該システム
JP2012231896A (ja) 内視鏡送気システム
US11931003B2 (en) Medical devices for agent delivery and related methods of use
JP2019025287A (ja) 廃液吸引装置、廃液吸引方法、及び、廃液吸引装置の洗浄方法
JP4199445B2 (ja) 内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡
JP5208607B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP2005021710A (ja) 注液装置
CN109310484B (zh) 牙科治疗和/或检查装置、牙科接合单元以及牙科治疗和/或检查装置的液体传输系统的冲洗方法
JPH04161135A (ja) 内視鏡装置
CN220876722U (zh) 送气送液结构以及内窥镜
JPH09187417A (ja) 内視鏡用前方送水装置
US20240074648A1 (en) Leak prevention devices, systems, and methods for endoscope systems
US12029395B2 (en) Integrated container and tube set for fluid delivery with an endoscope
US20240057855A1 (en) Aseptic filling techniques and systems for an endoscope
JP2006167064A (ja) 内視鏡の給水接続アダプタ
US20240008724A1 (en) Hybrid water reservoir for an endoscope
US20240099563A1 (en) Manifold devices, assemblies, and methods for endoscope systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140801

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5592604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250