JP5591889B2 - X線撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用のX線撮像装置に関する。
現在の医療機器業界は、様々な社会背景により、競合の参入が激しく様々な機器が開発されている。こういった医療機器業界の競合の増加や成熟に伴い、従来よりも患者にとって快適な装置の開発が求められている。
このような装置の一つとして、乳がんの早期発見などを目的として被験者の乳房を撮像するX線撮像装置(マンモグラフィ)が挙げられる。
しかし、従来のこのX線撮像装置では、肘を曲げずに腕をまっすぐにさせた不自然な姿勢で撮影するのが通常であった。
この対策として、特許文献1に、乳房を支える装置部分のサイド側に、ハンドル又はアームレストとして使用することができる陥凹形状や突出形状を形成することが開示されている。
しかし、より自然な姿勢で撮影できることが被験者にとっては好ましい。
特開2006−150077号公報
本発明は、上記事実を考慮して、被験者の姿勢をより自然にすることにより被験者を快適にさせて撮影することできるX線撮像装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、少なくとも上半身が立位の被験者の乳房を撮影し、CC撮影とMLO撮影とが可能なX線撮像装置であって、前記被験者の乳房に当接する平面状の撮影面を有する撮影台と、前記撮影面に向けてX線を照射する放射線照射部と、前記X線が照射される撮影面に形成されており、前記CC撮影時では前記被験者の肘を前記撮影台の側壁面に当接しながら該被験者の両手でそれぞれ把持可能とされる一対の被把持部と、を備え、前記一対の被把持部は、前記撮影面の法線に対して前記被験者から遠ざかる方向に傾斜しており、かつ、上部から下部に向かって前記撮影面に近づくに従い前記被験者側に徐々に近くなるように傾斜していることを特徴とする。
このように、請求項1に記載の発明では、被把持部は、CC撮影時では撮影面よりも上方に配置されていて、撮影面に近づくに従い被験者側に徐々に近くなるように傾斜している。従って、被験者に被把持部を把持させた際、被験者の姿勢をより自然にすることができ、これにより、被験者を快適にさせて撮影することできる。
請求項2に記載の発明は、前記被把持部として、前記撮影台と一体的に形成され、且つ所定長さ以上で棒状の握り部を有するハンドルが設けられていることを特徴とする。ここで、所定長さとは、被験者の身長の高低や腕長さの長短を考慮した、短か過ぎない長さである。
請求項2に記載の発明により、被把持部としてのハンドルを被験者が確実にしかも容易に握ることができる。また、ハンドルと撮影台との間に継ぎ目がなくなることにより、アームレストの快適さを助長することができる。更に、MLO撮影を行うために撮影台を回転移動させた際、ハンドルが撮影台とともに回転移動し、アームレストとして機能する。
請求項3に記載の発明は、前記握り部の撮影面に対する傾斜角度が被験者の平均身長に基づいて定められていることを特徴とする。
これにより、被験者の身長の高低がばらついても被験者の快適さを維持しやすい。
請求項4に記載の発明は、前記握り部の撮影面に対する傾斜角度が被験者の平均腕長さに基づいて定められていることを特徴とする。
これにより、被験者の腕長さがばらついても被験者の快適さを維持しやすい。
請求項5に記載の発明は、前記握り部が、前記撮影面の法線方向に対して、CC撮影時における前記被験者の正面方向へ20±10°の範囲内の角度で傾斜していることを特徴とする。
握り部が上記範囲内で傾斜していると、被験者にとって快適である。
請求項6に記載の発明は、前記撮影面の延長平面と前記握り部の傾斜中心線との交点から前記撮影面の被験者側の縁部までの距離が350±50mmの範囲内であることを特徴とする。
上記距離が400mmよりも長いと、身長の低い患者が次第に肘を開いてしまい、快適感が損なわれ易い。また、300mmよりも短いと、患者にとってさほど快適感は損なわれないものの、ポジショニングをする技師にとって、患者の腕によって乳房を押さえてから手を抜きにくくなるなどの弊害を起こし易い。
請求項7に記載の発明は、CC撮影時における前記握り部の上端の高さ位置が前記撮影面から200mm以上とされていることを特徴とする。
握り部の上端の上記高さ位置が200mmを切ってしまうと、身長の高い患者に対し、CC撮影時におけるポジショニングの機能、および、MLO撮影時におけるアームレストとしての機能が損なわれ易い。
請求項8に記載の発明は、前記ハンドルが軟部材で構成されていることを特徴とする。
これにより、被験者にとってハンドルを握った感触が快適である。
本発明によれば、被験者の姿勢をより自然にすることにより被験者を快適にさせて撮影することできるX線撮像装置とすることができる。
本発明の一実施形態に係るX線撮像装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置を構成する撮影台の模式的な正面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、CC撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者が自然な姿勢でハンドルを握れることを説明する模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、MLO撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者が自然な姿勢でハンドルをアームレストとして使用できることを説明する模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、CC撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者がハンドルを握れることを説明する模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、CC撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者がハンドルを握れることを説明する模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、MLO撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者がハンドルをアームレストとして使用できることを説明する模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るX線撮像装置で、MLO撮影時において身長の高低や腕の長短にかかわらず被験者がハンドルをアームレストとして使用できることを説明する模式的な平面図である。 保持部にハンドルを形成したX線撮像装置の変形例の斜視図である。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るX線撮像装置(マンモグラフィ)10の斜視図である。
X線撮像装置10は、立位状態の被験者の乳房をX線で撮影する装置であり、CC(頭尾方向)撮影とMLO(内外斜位方向)撮影との両者を行うことができる装置である。
X線撮像装置10は、装置正面側に設けられた側面視略C字状(コの字状)の測定部12と、測定部12を背後から支える基台部14と、を備えている。測定部12には、背面側に延び出して基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられており、回動軸16が基台部14に支えられることによって測定部12が基台部14に回動可能に支えられている。
測定部12は、立位の被験者(患者)の乳房N(図3参照)に当接する平面状の撮影面20が形成された撮影台22と、X線管球(図示せず)が設けられて撮影面20に向けて検査用のX線を照射する放射線照射部24と、乳房Nを撮影面20に押し付ける押圧板26と、撮影台22と放射線照射部24と押圧板26とを保持する保持部28と、を備えている。保持部28は、撮影面20と放射線照射部24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射部24とを保持するとともに、押圧板26と撮影面20との間隔が可変であるように押圧板26をスライド移動可能に保持している。
撮影台22は、正面側に形成されていて、CC撮影時には被験者W(図3参照)の乳房Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁当接部30を有する。胸壁当接部30の正面側は平面状とされている。
撮影台22の内部には、撮影面20を通過した放射線が照射される放射線検出器(図示せず)が配置されている。
更に、図1〜図3に示すように、撮影台22には、CC撮影時に被験者Wが両手でそれぞれ把持する一対のハンドル40が、撮影面20の放射線照射部側に一体的に形成されている。ハンドル40を構成し被験者Wによって握られる握り部42は、撮影面20の法線に対し被験者側とは反対側(すなわち被験者にとって奥側)に傾斜した略直棒状とされ、撮影面20に近づくに従い、被験者Wの側に徐々に近くなっている、すなわち胸壁当接部30に徐々に近くなっている。従って、CC撮影時では、一対のハンドル40の配置高さが撮影面20よりも高く、しかも一対のハンドル40は上部から下部にかけて被験者Wに徐々に近くなるように傾斜している。なお、このハンドル40は軟部材で構成されている。
握り部42の長さL(図3参照)は所定長さ以上とされている。所定長さとは、身長の高低や腕長さの長短を考慮して各被験者が自然な姿勢となるように把持できる長さであって、本実施形態ではLは200mm以上とされている。また、CC撮影時では握り部42の上端42Uの撮影台22からの高さ位置Hが200mm以上にされている。
また、握り部42の撮影面20に対する傾斜角度は、被験者の平均身長及び平均腕長さに基づいて定められている。本実施形態では、握り部42が、撮影面20の法線方向V(図3、図5、図6参照)に対して、CC撮影時における被験者の正面方向Y(図3参照)へ、すなわち装置奥側へ20±10°の範囲内の傾斜角度θ(以下、正面側傾斜角度θという)で傾斜している。なお、この角度範囲は、撮影面20に対して70±10°の範囲に相当する。
また、撮影面20の被験者側の縁部21から、撮影面20の延長平面Sと握り部42の傾斜中心線Qとの交点Rまで、の距離dが350±50mmの範囲内とされている。
また、図2に示すように、一対のハンドル40は、撮影面20から遠ざかるに従い、撮影面20の内側に向けて、すなわち、正面側(被験者側)に延びる撮影面中心線を含み撮影面20に直交する平面M(以下、撮影中心平面Mという)に向けて、徐々に曲がっている。また、ハンドル40は、撮影面20の内側に凹となるようにやや湾曲している。本実施形態では、ハンドル40の撮影中心平面Mに対する傾斜角度δ(すなわち握り部42の撮影中心平面Mに対する傾斜角度δ。以下、内側傾斜角度δという)は0〜20°の範囲内とされている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果について添付図を用いて説明する。以下の説明では、被験者(患者)にとって不快な腕の状態とは腕をたたんだ状態や腕をピンと伸ばした状態と定義し、反対に、被験者にとって快適な腕の状態とは、腕に無理な力の入らない不快ではない腕の状態と定義する。
図3では、CC撮影時(頭尾方向の撮影時)における被験者(患者)の腕のポジショニングにて、被験者にとって快適な腕の位置を折れ線A(淡くて太い一点鎖線)、折れ線B(淡くて太い実線)、及び、折れ線C(淡くて太い破線)で示す。折れ線A〜Cを示す線種は被験者の身長の違いを示し、淡くて太い一点鎖線(折れ線Aの線種)が身長150cm程度、淡くて太い実線(折れ線Bの線種)が身長165cm程度、淡くて太い破線(折れ線Cの線種)が身長180cm程度を想定している。3種の淡い線種が示す被験者の身長は、本明細書で全て共通とする。なお、CC撮影時では、被験者の肘は撮影台22の側壁面34(図1、図2参照)に当接している。また、図3では、後述の距離dを350mmとして示している。
CC撮影時では、身長の違いによる被験者の肩の位置および被験者の肘の位置は被験者の身長によって異なる。図3に、肩が位置する範囲を領域Gで、肘が位置する範囲を領域Jで、手が位置する範囲を領域Kで、それぞれ示す。
ここで、図3で、細い一点鎖線で示す円は、淡くて太い一点鎖線(折れ線A)で示した被験者において、肘を中心として半径を手の長さで描いた円である。細い一点実線で示す円は、淡くて太い実線(折れ線B)で示した被験者において、肘を中心として半径を手の長さで描いた円である。細い一点破線で示す円は、淡くて太い破線(折れ線C)で示した被験者において、肘を中心として半径を手の長さで描いた円である。これらの円により、胸部分を胸壁当接部30に当接させた被験者にとってハンドルの快適な握り位置は、身長の高い被験者ほど撮影台の奥側(すなわち胸壁当接部30から遠い側)であることがわかる。
従って、握り部42の正面側傾斜角度θをθ20=20°とすることにより、すなわち、図3で濃くて太い一点鎖線で示す直線状の傾斜中心線Qに沿って握り部42を配置することにより、何れの身長の被験者であっても快適な腕のポジショニングとすることができる。
図4では、MLO撮影時における被験者の腕のポジショニングにて、被験者にとって快適な腕の位置を折れ線A〜Cで示す。
MLO撮影時では、一般的に、CC撮影時に比べて撮影台22を60〜90°回転させた状態にし、撮影台22の側壁角部に被験者の腋窩を当てるようにポジショニングされる。ここで、被験者の肩の位置はおおよそ撮影面20の被験者側の縁部21と一致し、身長の違いによる被験者の肘の位置は、被験者の身長によって徐々に撮影台の奥側(すなわち胸壁当接部30から遠い側)へ向かう。
この時、CC撮影時で適切であった正面側傾斜角度θをθ20(20°)とした握り部42の上に、被験者の肘から手までの位置を示す直線D(淡くて太い一点鎖線)、直線E(淡くて太い実線)、直線F(淡くて太い破線)が何れも位置していることがわかる。すなわち、MLO撮影時のポジショニングでは、図4で濃くて太い一点鎖線で示す直線状の傾斜中心線Qに沿って握り部42が位置していることにより、何れの身長の被験者であっても、握り部42が被験者にとって快適なアームレストとして機能する効果が認められる。
以下、被験者にとって好ましい握り部42の配置位置等の範囲を説明する。
図5に、CC撮影時において距離dが300mmで握り部42の正面側傾斜角度θがθ30=30°である場合を示す。また、図6に、CC撮影時において距離dが400mmで握り部42の正面側傾斜角度θがθ10=10°である場合を示す。
距離dが300mmで正面側傾斜角度θがθ30(30°)である場合、すなわち、図5で濃くて太い一点鎖線で示す直線Pに沿って握り部42を配置した場合、折れ線A〜Cで示されるように、何れの身長の被験者であっても快適な腕のポジショニングとすることができる。距離dが300mmよりも短いと、被験者にとってさほど快適感は損なわれないものの、ポジションニングする技師が、被験者の腕によって乳房を押さえてから手を抜き難くなるなどの弊害を起こし易い。ここで、図5の折れ線Cから判るように、身長の高い被験者ほど握り部42のうち上部のほうを握る。このため、握り部42の上端42Uの撮影面20からの距離(CC撮影時なので、撮影面20からの高さに相当)Hが200mmよりも短いと、身長の高い被験者に対してポジショニングおよびアームレストとしての機能が損なわれ易い。
また、距離dが400mmで正面側傾斜角度θがθ10(10°)である場合、すなわち、図6で濃くて太い一点鎖線で示す直線Rに沿って握り部42を配置した場合、折れ線A〜Cで示されるように、何れの身長の被験者であっても快適な腕のポジショニングとすることができる。図6の折れ線Aから判るように、身長の低い被験者ほど握り部42のうち下部のほうを握る。従って、正面側傾斜角度θが10°よりも小さいと、身長の低い被験者は肘を開き過ぎることになり、腕の自然なポジショニングで握り部42を握ることが難しくなるので快適感が損なわれ易い。
図7に、MLO撮影時において距離dが300mmで握り部42の正面側傾斜角度θがθ30=30°である場合を示す。また、図8に、MLO撮影時において距離dが400mmで握り部42の正面側傾斜角度θがθ10=10°である場合を示す。
距離dが300mmで正面側傾斜角度θがθ30(30°)である場合図、図7の直線D〜Fから判るように、何れの身長の被験者であっても握り部42を快適なアームレストとして使用することができる。また、距離dが400mmで正面側傾斜角度θがθ10(10°)である場合であっても、図8の直線D〜Fから判るように、何れの身長の被験者であっても握り部42を快適なアームレストとして使用でき、撮影台22のエッジに被験者の腕が直接に触れることを回避できる。
MLO撮影時で握り部42をアームレストとして利用できる効果をさらに高めるため、図2に示すように、一対のハンドル40は、撮影面20から遠ざかるに従い、撮影面20の内側に向けて徐々に曲がるように傾斜させることが望ましい。ハンドル40の内側傾斜角度(すなわち握り部42の内側傾斜角度)δは、図2に示すように0〜20°の範囲内であることが望ましい。この傾斜により、CC撮影時では被験者の腕が肩から手にかけて撮影台22を抱きかかえるような形となり、また、MLO撮影時では被験者の腕が肩から手にかけて少し下方に傾く姿勢となり、いずれも被験者が更に快適なポジショニングをとることができる。
以上説明したように、本実施形態では、握り部42は、撮影面20に近づくに従い被験者Wの側に徐々に近くなるように傾斜している。そして、握り部42の上端42Uの高さ位置が撮影台22から200mm以上にされ、握り部42の正面側傾斜角度θが20±10°(10〜30°)の範囲とされている。また、撮影面20の被験者側の縁部21から交点Rまでの距離dが350±50mmの範囲内とされている。
これにより、ハンドル40の握り部42を被験者に握らせた際、被験者の姿勢をより自然にすることができ、被験者に快適なポジショニングをとらせて撮影することができる。また、被験者の身長の高低や腕の長短にかかわらず、CC撮影時において自然な姿勢のポジショニングをとること、及び、MLO撮影時においてハンドル40をアームレストとして使用できること、を充分に確保することができる。これらのことは、身体に障害があって立位を保つことが難しい被験者にとって大きな効果を奏する。
また、ハンドル40が撮影台22と一体的に形成されている。従って、継ぎ目がなくなることによりアームレストの快適さを助長することができる。また、MLO撮影を行うために撮影台22を回転移動させた際、ハンドル40が撮影台とともに回転する。
また、ハンドル40が軟部材で構成されている。これにより、被験者にとってハンドル40を握った感触が快適である。
なお、本実施形態では、ハンドル42を撮影台22と一体的に形成したX線撮像装置10を説明したが、図9に示すように、撮影台にハンドルを形成せずに保持部28にハンドル52を形成してもよい。このハンドル52は、ハンドル42と同様、撮影面20に近づくに従い、被験者Wの側に徐々に近くなるように傾斜している。これにより、ハンドル42を設けた場合と同様、被験者にハンドル52を握らせた際、被験者の姿勢をより自然にすることができ、被験者に快適なポジショニングをとらせて撮影することができる。また、被験者の身長の高低や腕の長短にかかわらずCC撮影時において自然な姿勢のポジショニングを被験者がとることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 X線撮像装置
20 撮影面
21 縁部
22 撮影台
40 ハンドル(被把持部、ハンドル)
42 握り部
42U 上端
52 ハンドル
d 距離
H 高さ位置
N 乳房
Q 傾斜中心線
R 交点
S 延長平面
V 法線方向
W 被験者
Y 正面方向
θ 正面側傾斜角度(角度)

Claims (8)

  1. 少なくとも上半身が立位の被験者の乳房を撮影し、CC撮影とMLO撮影とが可能なX線撮像装置であって、
    前記被験者の乳房に当接する平面状の撮影面を有する撮影台と、
    前記撮影面に向けてX線を照射する放射線照射部と、
    前記X線が照射される撮影面に形成されており、前記CC撮影時では前記被験者の肘を前記撮影台の側壁面に当接しながら該被験者の両手でそれぞれ把持可能とされる一対の被把持部と、
    を備え、
    前記一対の被把持部は、前記撮影面の法線に対して前記被験者とは反対側に傾斜しており、かつ、前記撮影面に近づくに従い被験者側に徐々に近くなるように傾斜していることを特徴とする
    X線撮像装置。
  2. 前記被把持部として、前記撮影台と一体的に形成され、且つ所定長さ以上で棒状の握り部を有するハンドルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線撮像装置。
  3. 前記握り部の撮影面に対する傾斜角度が被験者の平均身長に基づいて定められていることを特徴とする請求項2に記載のX線撮像装置。
  4. 前記握り部の撮影面に対する傾斜角度が被験者の平均腕長さに基づいて定められていることを特徴とする請求項2又は3に記載のX線撮像装置。
  5. 前記握り部は、前記撮影面の法線方向に対して、CC撮影時における前記被験者の正面方向へ20±10°の範囲内の角度で傾斜していることを特徴とする請求項2〜4のうち何れか1項に記載のX線撮像装置。
  6. 前記撮影面の延長平面と前記握り部の傾斜中心線との交点から前記撮影面の被験者側の縁部までの距離が350±50mmの範囲内であることを特徴とする請求項5に記載のX線撮像装置。
  7. CC撮影時における前記握り部の上端の高さ位置が前記撮影面から200mm以上とされていることを特徴とする請求項6に記載のX線撮像装置。
  8. 前記ハンドルが軟部材で構成されていることを特徴とする請求項2〜7のうち何れか1項に記載のX線撮像装置。
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