JP5591880B2 - Bimシステム、サーバ装置、端末装置、方法及びプログラム - Google Patents

Bimシステム、サーバ装置、端末装置、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、BIMシステム、サーバ装置、端末装置、方法及びプログラムに関する。
従来、昇降機メーカの担当者は、昇降機を備える建築物を設計する客先に対して、平面図や断面図等の二次元図面及びカタログや納入実績等の写真を使用して、昇降機の設備計画を提案していた。そこで、近年、昇降機の設備計画を提案する際、建築物に昇降機を組み込んだ状態を視覚的に分かりやすく表示する技術が求められていた。
特開2010−262580号公報
本実施形態が解決しようとする課題は、昇降機の設備計画を提案する際、建築物に昇降機を組み込んだ状態を視覚的に分かりやすく表示することができるBIMシステム、サーバ装置、端末装置、方法及びプログラムを提供することである。
実施形態のBIMシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、及び、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したBIMシステムである。前記サーバ装置の前記記憶部は、パーツ情報記憶手段、を備える。パーツ情報記憶手段は、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶する。前記サーバ装置の前記制御部は、昇降機モデリング手段と、情報提供手段と、を備える。昇降機モデリング手段は、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する。情報提供手段は、前記昇降機モデリング手段により作成された前記BIMパーツを前記端末装置へ送信する。前記端末装置の前記記憶部は、前記BIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備える。前記端末装置の前記制御部は、統合モデリング手段と、画面生成手段と、画面表示手段と、環境解析手段と、を備える。統合モデリング手段は、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する。画面生成手段は、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する。前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成する。画面表示手段は、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる。環境解析手段は、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含む。前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションする。
図1は、建築物の設計図書及びBIMモデルの一例を示す概念図である。 図2は、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、昇降機のBIMパーツの一例を示す図である。 図4は、BIMモデルにBIMパーツを組み込んだ統合BIMモデルを含むレイアウト画面の一例を示す図である。 図5は、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態における環境シミュレーションを表すレイアウト画面の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態における環境シミュレーションを表すレイアウト画面の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2の実施形態におけるサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、第3の実施形態におけるBIM装置の構成の一例を示すブロック図である。 図12は、第3の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、実施形態にかかるBIMシステム、サーバ装置、端末装置、方法、及び、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
ここで、図1を参照して、実施形態において利用されるBIM(ビルディングインフォーメーションモデル)の概要について説明する。図1は、建築物の設計図書及びBIMモデルの一例を示す概念図である。図1では、建築物の設計図書による設計方法とBIMによる設計方法との違いを表している。図1の左側に示すように、建築物の設計図書による設計方法では、建築物の設計に関わる各業種が個々に専門図面を作成しているため、各々が関連性及び整合性を各々とる必要がある。つまり、建築物の設計図書による設計方法では、例えば関連する設計図書の修正が必要となり、また、その整合性のチェックも必要となる。一方、図1の右側に示すBIMによる設計方法では、各業種にて建物全体データである建築物の3次元モデル(すなわち、建築物のBIMモデル)を共有することができるので、1個のデータ上で関連性及び整合性の確認を行うことができる。以下の実施形態では、このBIMを使用した昇降機客先提案システムについて説明する。
以下、実施形態の構成及び処理について、第1の実施形態(BIMシステム)、第2の実施形態(サーバ装置(サーバ主導型))、第3の実施形態(機能集中型のシステム(スタンドアロン型のBIM装置))の順にて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
最初に、第1の実施形態(BIMシステム)について、図2乃至図8を参照して以下に説明する。なお、第1の実施形態で例示するBIMシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[BIMシステムの構成]
まず、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例について、図2を参照して以下に説明する。図2は、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち主要な部分を概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のBIMシステムを具体例として説明するが、これに限ることなく、スタンドアロン型のBIMシステムなどにも適用可能である。
図2に示すように、第1の実施形態のBIMシステムは、概略的に、昇降機の3次元モデル(すなわち、昇降機のBIMパーツ)等の情報を提供できるサーバ装置200、及び、単数または複数のBIMアプリケーション等を搭載した端末装置100、を通信可能に接続して構成される。ここで、図2に示すように、通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらBIMシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図2に示すように、第1の実施形態のBIMシステムにおいて、サーバ装置200は、概略的に、制御部202と記憶部206とを少なくとも備えている。端末装置100は、出力部(表示部114及び音声出力部116)と入力部118と制御部102と記憶部106とを少なくとも備える。
[サーバ装置200の構成]
ここで、図2において、サーバ装置200は、端末装置100から送信される作成条件に対応する建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを、記憶部206に記憶されたパーツ情報を用いて作成する機能を有する。そして、サーバ装置200は、作成されたBIMパーツを端末装置100へ送信する等の機能を有する。サーバ装置200は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、端末装置100と相互に通信可能に接続されており、制御部202と記憶部206とを備える。制御部202は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部204は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、サーバ装置200とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部204は、端末装置100等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(パーツ情報データベース206a等)を格納する。
これら記憶部206の各構成要素のうち、パーツ情報記憶手段としてのパーツ情報データベース206aは、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶する。本実施形態において、昇降機は、エレベータ及び乗客コンベアを含む概念であり、乗客コンベアは、エスカレータ及び動く歩道を含む。ここで、パーツ情報は、利用者が建築物のBIMモデルに組み込む昇降機のBIMパーツを設計する上で必要となるあらゆる情報を含む。パーツ情報としては、例えば、用途、定員、積載量、動作速度、色、機種等といった昇降機の仕様、昇降機を建築物に設置する際に必要とされるスペース、寸法、各種付属設備、各種配線配管に関する情報などのうちの少なくとも1つを含む。さらに、パーツ情報としては、例えば、昇降機を構成する必要部材の部材強度、価格、寸法、質量、色、素材、材料、固有振動数といった情報の他、納期、在庫状況、据付時間、仕上げ材、耐用年数、メーカ情報、品番型番などのうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。なお、パーツ情報は、上記に限定されない。
より具体的には、本実施形態において、パーツ情報は、例えば、後述の制御部102の処理によりBIMパーツをBIMモデルに組み込む際等に用いられるBIMパーツのサイズ情報を含む。ここで、BIMパーツのサイズ情報は、BIMパーツを構成する各ユニット、構成部品のサイズ情報も含む。BIMパーツを構成する各ユニットとしては、例えば、本実施形態のように昇降機がエレベータである場合には、昇降路、乗りかご、カウンタウェイト、メインロープ、巻上機、ガイドレール、乗り場ホール関連品、機械室、制御盤、電源設備、各種配線配管等が挙げられる。また、BIMパーツを構成する各ユニットとしては、例えば、昇降機がエスカレータである場合には、トラス、踏段、踏段チェーン、移動手摺、乗降板、欄干、駆動装置、機械室、制御盤、電源設備、各種配線配管等が挙げられる。また、パーツ情報は、例えば、後述の制御部102の処理によりBIMパーツをBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルの動作を解析する際に用いられるBIMパーツの動作パラメータを含む。ここで、動作パラメータは、昇降機の動作速度、動作パターン等を規定するパラメータである。また、パーツ情報は、例えば、後述の制御部102の処理により統合BIMモデルの環境をシミュレーションする際等に用いられるBIMパーツの各種機器の機器設定情報等を含む。機器設定情報は、各種機器の設定に関する情報であり、例えば、昇降機が備える照明機器や空調機器等の設置位置、設置個数、仕様、メーカ情報、品番型番等のうちの少なくとも1つを含む。また、パーツ情報は、例えば、後述の制御部102の処理よりBIMパーツを変更する際に用いられる設定パラメータを含む。ここで、設定パラメータは、BIMパーツを構成する各ユニットのサイズ、色、材質、上記機器設定情報等を規定するパラメータを含む。なお、BIMパーツは、典型的なBIMモデルと同様に、このBIMパーツ自体に対象の昇降機に関連するパーツ情報等の属性情報を含んでいる。
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、作成条件受信手段としての作成条件受信部202a、昇降機モデリング手段としての昇降機モデリング部202b、及び、情報提供手段としての情報提供部202c、を備える。
このうち、作成条件受信部202aは、端末装置100から送信される作成条件を受信する。ここで、作成条件は、利用者が所望する昇降機の仕様を示す条件である。つまり、作成条件は、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するための条件を指定する。作成条件は、例えば、機種、色、素材、希望の価格、納期、利用者の嗜好性等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。また、作成条件は、例えば、昇降機を設置する建築物の概要、設置位置等、後述するBIMモデルデータベース106aに格納されている建築物のBIMモデルの構造情報を含んでもよい。また、作成条件は、利用者により端末装置100において入力部118を介して入力されたものであってもよいし、予め作成条件が記憶された外部記憶装置(図示せず)から読み込まれたものであってもよい。
また、昇降機モデリング部202bは、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する。昇降機モデリング部202bは、例えば、図3に示すようなエレベータの3次元のBIMパーツを作成する。ここで、図3は、昇降機のBIMパーツの一例を示す図である。図3の左側は、昇降路、乗りかご、ガイドレール等のユニットから構成されるBIMパーツであり、図3の右側は、乗り場ホーム関連品の一例として、乗降口のドアのユニット等から構成されるBIMパーツである。昇降機モデリング部202bは、利用者が後述のレイアウト画面で確認しながら選択可能なように、作成条件を満たす複数の昇降機のBIMパーツを作成してもよい。昇降機モデリング部202bは、例えば、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に基づいた後述のBIMモデルの構造情報等に基づいて、建築物の概要、規模、設置位置、電源設備容量等から当該建築物に設置可能な昇降機のBIMパーツを単数あるいは複数作成する。また、昇降機モデリング部202bは、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に基づいた納期、価格、あるいは、嗜好性に応じてBIMパーツを自動的に最適化して作成するようにしてもよい。例えば、昇降機モデリング部202bは、利用者によって昇降機の設置に際し納期優先の選択がなされている場合には、設置可能な昇降機のBIMパーツのうち納期が早いものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。同様に、昇降機モデリング部202bは、利用者によって価格優先の選択がなされている場合には、設置可能な複数の昇降機のBIMパーツのうち価格が安いものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。昇降機モデリング部202bは、利用者によって利用者の嗜好性が設定されている場合には、設置可能な複数の昇降機のBIMパーツのうち嗜好性にあったものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。昇降機モデリング部202bは、作成した昇降機のBIMパーツを記憶部206に格納して、BIMパーツデータベース(図示せず)を構築してもよい。
また、情報提供部202cは、昇降機モデリング部202bにより作成された昇降機のBIMパーツを端末装置100へ送信する。ここでは、情報提供部202cは、昇降機のBIMパーツの情報を含むBIM情報を生成し、生成されたBIM情報を端末装置100へ送信する。
[端末装置100の構成]
また、図2において、端末装置100は、サーバ装置200から送信された昇降機のBIMパーツを、記憶部106に記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する機能を有する。そして、端末装置100は、作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成し、生成されたレイアウト画面を表示部114に表示させる等の機能を有する。そして、端末装置100は、表示部114に表示されたレイアウト画面上で統合BIMモデルの動作をシミュレーションする機能(動作解析機能)や環境をシミュレーションする機能(環境解析機能)等を有する。端末装置100は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、PHS、及びPDA等の携帯端末装置等である。ここで、端末装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、BIMアプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置100は、表示部114と音声出力部116とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置100は、データ入力等を行う入力部118を備えていてもよい。
ここで、表示部114は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、及び、タッチパネル等)であってもよい。また、音声出力部116は、音声情報を音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、入力部118は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、及び、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、及び、マイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部108は、表示部114、音声出力部116、及び、入力部118等の制御を行う。
また、通信制御インターフェース部104は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部104は、サーバ装置200等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク300は、端末装置100及びサーバ装置200と、外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網及び一般電話回線網等)、イントラネット、または、電力線通信(PLC)等であってもよい。
また、記憶部106は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段、及び/または、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段である。記憶部106は、各種のデータベースやファイルやテーブル(BIMモデル記憶手段としてのBIMモデルデータベース106a、環境情報記憶手段としての環境情報データベース106b等)を格納してもよい。ここで、記憶部106は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
BIMモデルデータベース106aは、建築物のBIMモデルを記憶する。本実施形態において、BIMモデルデータベース106aには、予め設計者により設計された建築物のBIMモデルが格納されている。ここで、BIMモデルには、例えば、建物形状、空間関係、地理情報、建物部材の数量や特性、部材強度、固有振動数、耐用年数、各種付属設備、各種配線配管、建築物が備える照明機器や空調機器等の設置位置、設置個数、仕様、メーカ情報、品番型番等、各種機器の設定等の情報のうちの少なくとも1つを含む構造情報が含まれるが、これに限定されない。本実施形態において、上述の昇降機モデリング部202bによりBIMパーツを作成する際、後述の制御部102の処理により統合BIMモデルの環境をシミュレーションする際等に、上述の構造情報が参照される。
環境情報データベース106bは、建築物のBIMモデル内外の環境に影響を及ぼす外的因子の環境情報を記憶する。建築物のBIMモデルの環境情報は、BIMモデルが示す建築物の内外の環境を定義する情報であり、例えば、建築物の内外の各種静的な環境条件、動的な環境条件等に関する情報を含む。環境条件は、例えば、BIMモデルが示す建築物の地理条件、天候・気候条件、日照条件、風速条件、寒冷条件、湿度条件、塩害条件等の情報のうちの少なくとも1つを含むが、これに限られない。また、建築物のBIMモデルの環境情報は、例えば、建築物のBIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含む。環境オブジェクトに関するオブジェクト情報は、環境オブジェクトを模した3次元モデルを構築するための形状データの他、例えば、各環境オブジェクトの移動条件や経時変化条件、環境オブジェクトが与える物理現象(温度変化、明るさの変化等)についての物理現象条件等に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。ここで、環境オブジェクトは、BIMモデルが示す建築物の内外の環境に影響を及ぼす物体であり、例えば、太陽、月、樹木、人工物、各種地形等の他、東西南北を示す方位記号等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。環境情報は、外部記憶装置(図示せず)から読み込まれたものであってもよいし、入力部118を介して格納されたものであってもよいし、ネットワーク300を介して格納されたものであってもよい。本実施形態において、後述の制御部102の処理により統合BIMモデルの環境をシミュレーションする際等に、上述の環境情報が参照される。
また、制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、作成条件送信手段としての作成条件送信部102a、統合モデリング手段としての統合モデリング部102b、画面生成手段としての画面生成部102c、画面表示手段としての画面表示部102d、動作解析手段としての動作解析部102eを備える。さらに、制御部102は、機能概念的に、環境解析手段としての環境解析部102f、変更手段としての変更部102gを備える。
このうち、作成条件送信部102aは、利用者により入力される上述の作成条件をサーバ装置200へ送信する作成条件送信手段である。作成条件は、利用者により入力部118を介して入力されたものであってもよいし、予め作成条件が記憶された外部記憶装置(図示せず)から読み込まれたものであってもよい。
また、統合モデリング部102bは、サーバ装置200から送信されたBIM情報に応じた昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース106aに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する。例えば、統合モデリング部102bは、図4に示すようなエレベータのBIMパーツを建築物のBIMモデルの組み込んだ3次元の統合BIMモデルを作成する。ここで、図4は、BIMモデルにBIMパーツを組み込んだ統合BIMモデルの一例を示す図である。図4では、建築物の完成時におけるエレベータの設置状態を示す統合BIMモデルの一部が示されている。ここで、統合モデリング部102bは、作成した統合BIMモデルを記憶部106に格納して、統合BIMモデルデータベース(図示せず)を構築してもよい。
また、画面生成部102cは、統合モデリング部102bにより作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する。
また、画面表示部102dは、画面生成部102cにより生成されたレイアウト画面を表示部114に表示させる。画面表示部102dは、例えば、図4に示すようなエレベータのBIMパーツを建築物のBIMモデルの組み込んだ3次元の統合BIMモデルを含むレイアウト画面を表示部114に表示させる。
ところで、例えば、展望エレベータなど、昇降機の設計においては、昇降機と建築物との関係性を加味したデザインを行うことが望まれる場合がある。
本実施形態は、BIMを用いて、例えば、昇降機の設計等の際に建築物に昇降機が組み込まれた状態の外観を3次元のイメージモデルで視覚的に表し可視化する。これにより、本実施形態は、例えば、昇降機のデザイン性等の検討の容易化、短期間で客先に最適なデザイン等を提案すること、変更等に対してもタイムリーに作業を進めること、より効率的に業務をすすめること等を実現できるようにしている。
具体的には、画面生成部102cは、統合モデリング部102bにより作成された統合BIMモデルに基づいて、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を生成する。そして、画面表示部102dは、例えば、図5に示すような統合BIMモデル内のBIMモデルが表す建築物の外観と共に、BIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を表示部114に表示させる。この図5に示すレイアウト画面では、BIMモデルが表す建築物の外観と共に、BIMパーツが表す昇降機の外観として、昇降路ガラス1、展望用エレベータ乗りかご2、乗りかご2の外壁ガラス2a、乗りかご2の外装2b、カウンタウェイト3等が表示されている。これにより、BIMシステムは、竣工後における建築物に昇降機が組み込まれた状態の外観を事前に可視化することができる。
また、動作解析部102eは、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションする。具体的には、動作解析部102eは、昇降機のBIMパーツに含まれるパーツ情報が示すBIMパーツの上述の動作パラメータに基づいて昇降機のBIMパーツの動作を統合BIMモデル内でシミュレーションする。例えば、動作解析部102eは、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上で昇降機の扉を開閉させたり、乗りかごを昇降させたりなどして、昇降機のBIMパーツの動作を統合BIMモデル内でシミュレーションする。また、動作解析部102eは、昇降機のBIMパーツの動作を統合BIMモデル内でシミュレーションすることで、BIMパーツが表す昇降機の外観の変化等をシミュレーションすることができる。
また、本実施形態は、BIMを用いて、BIMモデルが示す建築物の内外の環境条件に起因する昇降機への影響の確認を行うことも可能としている。
具体的には、環境解析部102fは、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース106bに記憶された環境情報に基づいて、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。より詳細には、環境解析部102fは、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース106bに記憶された環境情報に含まれるオブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクトを統合BIMモデル内で変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。環境解析部102fは、BIMモデルデータベース106aに記憶されているBIMモデルの構造情報に含まれる各種機器の設定に関する情報、環境情報データベース106bに記憶された環境情報に含まれる環境条件等に関する情報及びオブジェクト情報、情報提供部202cによって送信されるBIMパーツのパーツ情報に含まれる機器設定情報等に基づいて、レイアウト画面上で、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。これにより、BIMシステムは、竣工後における建築物の環境条件の昇降機への影響を事前に可視化することができる。
例えば、環境解析部102fは、図6に例示するように、レイアウト画面上の統合BIMモデルにおいて、統合BIMモデルの日照条件についてシミュレーションする。この場合、環境解析部102fは、例えば、オブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクト4として太陽の位置、東西南北を示す方位記号を、統合BIMモデルを含むレイアウト画面上にあわせて表示し、統合BIMモデル内で時間帯に応じて太陽の位置を変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。環境解析部102fは、時間帯だけでなく、夏至の太陽の位置、冬至の太陽の位置等、季節に応じて太陽の位置を変化させてシミュレーションしてもよい。あわせて、環境解析部102fは、環境オブジェクトが環境に与える物理現象(温度変化、明るさの変化等)についてシミュレーションしてもよい。すなわち、環境解析部102fは、環境オブジェクト4である太陽が与える物理現象として、例えば、図7に例示するように、統合BIMモデルを含むレイアウト画面上で、統合BIMモデル内での日なた領域5や日かげ領域6の変化、明るさの変化等についてシミュレーションし、表示してもよい。また、環境解析部102fは、環境オブジェクト4である太陽が環境に与える物理現象として、例えば、統合BIMモデルを含むレイアウト画面上で、日照による昇降路内の温度変化(温度上昇)についてシミュレーションしてもよい。また、環境解析部102fは、オブジェクト情報に基づいて、統合BIMモデルを含むレイアウト画面上に、環境オブジェクト4として月、樹木、人工物、各種地形等をあわせて表示し、統合BIMモデル内で時間帯、季節等に応じてこれら月、樹木、人工物、各種地形等を変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションするようにしてもよい。この他、環境解析部102fは、レイアウト画面上の統合BIMモデルにおいて、統合BIMモデルの地理条件、天候・気候条件、風速条件、寒冷条件、湿度条件、塩害条件等についてシミュレーションするようにしてもよい。
また、変更部102gは、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上でBIMモデル、又は、BIMパーツを変更する。具体的には、また、変更部102gは、利用者により入力される変更条件に応じて、BIMモデルデータベース106aに記憶されているBIMモデルに含まれる構造情報を変更することで、建築物のBIMパーツを変更する。また、変更部102gは、利用者により入力される変更条件に応じてBIMパーツに含まれるパーツ情報の上記設定パラメータを変更することで、昇降機のBIMパーツを変更する。またこれにより、変更部102gは、利用者により入力される変更条件に応じて、BIMパーツの各種機器の機器設定を変更することもできる。そして、上記画面生成部102cは、変更部102gにより変更されたBIMモデル、又は、BIMパーツを含むレイアウト画面、すなわち、変更されたBIMモデル、又は、BIMパーツが反映された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する。画面表示部102dは、変更部102gにより変更されたBIMモデル、又は、BIMパーツが反映された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を表示部114に表示させる。これにより、このBIMシステムは、利用者等による設計変更等を即座にBIMモデル、BIMパーツ等に反映させ、表示部114に表示されている統合BIMモデルに反映させることができる。
以上で、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例の説明を終える。
[BIMシステムの処理]
次に、このように構成された第1の実施形態におけるBIMシステムの処理の一例について、以下に図8を参照して詳細に説明する。図8は、第1の実施形態におけるBIMシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、端末装置100の作成条件送信部102aは、サーバ装置200にアクセス可能かを判定した後、可能であれば利用者により入力される作成条件をサーバ装置200へ送信する(ステップSA−1)。
そして、サーバ装置200の作成条件受信部202aは、ステップSA−1にて作成条件送信部102aの処理により送信される作成条件を受信する(ステップSA−2)。
そして、サーバ装置200の昇降機モデリング部202bは、ステップSA−2にて作成条件受信部202aの処理により受信された作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSA−3)。
そして、サーバ装置200の情報提供部202cは、ステップSA−3にて昇降機モデリング部202bの処理により作成された昇降機のBIMパーツの情報を含むBIM情報を生成する(ステップSA−4)。
そして、サーバ装置200の情報提供部202cは、ステップSA−5での処理により作成したBIM情報を端末装置100へ送信する(ステップSA−5)。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSA−5にて情報提供部202cの処理により送信されたBIM情報を受信する(ステップSA−6)。
そして、端末装置100の統合モデリング部102bは、ステップSA−6にて制御部102の処理により受信されたBIM情報に含まれる単数または複数の昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース106aに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する(ステップSA−7)。統合モデリング部102bは、BIM情報に含まれる昇降機のBIMパーツが複数ある場合には、複数の統合BIMモデルを作成してもよいし、利用者の入力に応じて選択された1つのBIMパーツに対応する統合BIMモデルを作成してもよい。
そして、端末装置100の画面生成部102cは、ステップSA−7にて統合モデリング部102bの処理により作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する(ステップSA−8)。ここでは、画面生成部102cは、ステップSA−7にて統合モデリング部102bの処理により作成された統合BIMモデルに基づいて、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を生成する。
そして、端末装置100の画面表示部102dは、ステップSA−8にて画面生成部102cの処理により生成されたレイアウト画面を表示部114に表示させる(ステップSA−9)。例えば、画面表示部102dは、上述した図5に例示すような統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を表示部114に表示させる。
そして、端末装置100の動作解析部102eは、ステップSA−9にて画面表示部102dの処理により表示されたレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーション(動作解析)する(ステップSA−10)。
そして、端末装置100の環境解析部102fは、ステップSA−9にて画面表示部102dの処理により表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース106bに記憶された環境情報に基づいて、統合BIMモデルの環境をシミュレーション(環境解析)する(ステップSA−11)。例えば、環境解析部102fは、図6、図7に例示したように、画面表示部102dにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース106bに記憶された環境情報に含まれるオブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクトを統合BIMモデル内で変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。
そして、端末装置100の変更部102gは、利用者の入力に応じて変更があるか否かを判定する(ステップSA−12)。
端末装置100の変更部102gは、ステップSA−12での処理により変更があると判定した場合(ステップSA−12:Yes)、処理をステップSA−1に移行させる。端末装置100の制御部102は、ステップSA−12にて変更部102gの処理により変更がないと判定された場合(ステップSA−12:No)、この処理を終了する。
以上で、第1の実施形態におけるBIMシステムの処理の一例の説明を終える。
上記のように構成されるBIMシステムは、例えば、各業種にて建物全体データである建築物の3次元モデル(すなわち、建築物のBIMモデル)を共有することができるので、1個のデータ上で関連性及び整合性の確認を行うことができる。そして、BIMシステムは、BIMモデルに昇降機のBIMパーツを統合した統合BIMモデル上で、昇降機設備に必要な設備工事等の検討事項を可視化、検討することができるので、高い設計品質を確保することができ、作業効率を向上することができる。そして、BIMシステムは、図5に示すように端末装置100の表示部114に、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を表示することができる。また、上記のように構成されるBIMシステムは、図6、図7に示すように端末装置100の表示部114にて、統合BIMモデルを含むレイアウト画面上で、BIMモデルが示す建築物の内外の環境条件に起因する昇降機への影響を表示しシミュレーションすることができる。例えば、BIMシステムは、端末装置100の表示部114に、環境オブジェクト等を表示させた上で、統合BIMモデルの環境をシミュレーションすることができる。これにより、BIMシステムは、竣工後における建築物に昇降機が組み込まれた状態の外観を事前に可視化することができ、また、竣工後における建築物の環境条件の昇降機への影響を事前に可視化することができる。
これにより、利用者は、施工前の計画段階で建築物に昇降機が組み込まれた状態の外観のイメージをモデルから視覚的に容易に比較、確認することができ、昇降機のデザイン性等の内容を効率よく検討しすすめることができる。例えば、利用者は、図5に例示するように、昇降路ガラス1、外壁ガラス2aの大きさや外装2bの塗装等、意匠面として取り扱うべき範囲及び意匠自体等を容易に検討することが可能となる。これにより、利用者は、建築物の外観(ファサード)における昇降路、乗りかご、カウンタウェイト、メインロープ等の見え方を、実際に工事に入る前に事前時に詳細に検討することができる。
また、利用者は、建築物の環境条件の昇降機への影響をシミュレーションし視覚的に、確認、判断して最適化を図ることができ、例えば、デザイン性の向上、コスト低減、作業性向上、作業時間短縮等を図ることができる。これにより、利用者は、実際に工事に入る前に事前時に、建築物の内外の環境の影響を昇降機にも反映させて、詳細に検討することができる。例えば、利用者は、可視化された建築物の環境条件の昇降機への影響として、日照変化に基づいて、昇降機における照明計画、照明機器等の設定シミュレーション等を行うことができる。また、利用者は、光の影響を受ける機器、例えば、着床スイッチやドアセフティ等に用いられる光センサ等の光学機器の動作確認、当該光学機器の反射光等による誤作動確認等も合わせてシミュレーションすることもできる。また例えば、利用者は、乗りかご内に直射日光が入ると予測される場合等に、かご操作盤の行先開ボタンの点灯や階床表示灯、方向灯などの視認性の確認や見えやすい色合いの点灯色、輝度などの検討を事前に検証することができる。また、利用者は、建築物の環境条件の昇降機への影響として、例えば、昇降路や乗りかご内の温度変化に基づいて、昇降機における空調計画、空調機器等の設定シミュレーション等をおこなうことができる。例えば、利用者は、シミュレーション結果に基づいて、乗りかご内の最高温度や最低温度を把握して、最適な空調容量を容易に算出することができる。また例えば、利用者は、昇降路壁や昇降路ガラス1、外壁ガラス2aを変更しながら、乗りかご内温度に対する日照の影響を検討することができる。
また、利用者は、建築物に昇降機が組み込まれた状態の外観のイメージや上記の環境シミュレーションの結果等に応じて設計に反映させることができ、設計変更が行われた場合には即座に利用者に対してフィードバックされることから、タイムリーに作業を進めることができる。また、利用者は、例えば、外観のイメージや環境条件の影響を含めた昇降機設備計画等においても、客先のイメージの相互確認を容易に行うことができ、提案を効率よく行うことができ、短期間で客先に最適な仕様等を提案する。また、利用者は、レイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションすることができ、例えば、外観のイメージや環境条件の影響を含めて昇降機の動き等を可視化してシミュレーションすることができ、客先に対して容易に種々の検証及び提案を行うことができる。なお、このBIMシステムは、例えば、上記のような環境シミュレーションの結果を自動的に設計に反映させるようにしてもよい。
なお、以上で説明した端末装置100の制御部102は、動作解析部102e、環境解析部102f、変更部102gを備えない構成であってもよい。また、図8で例示したBIMシステムの処理は、ステップSA−10、ステップSA−11、ステップSA−12等を含まない構成であってもよい。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態におけるサーバ装置の構成の一例を示すブロック図、図10は、第2の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の第2の実施形態(サーバ装置200(サーバ主導型))の説明では、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。また、図9は、第2の実施形態におけるサーバ装置200の構成のうち主として本実施形態に関係する部分を概念的に示している。
なお、第2の実施形態においては、サーバ装置200側で統合BIMモデルを作成し、当該統合BIMモデルを端末装置100へ送信している。このように、第2の実施形態は、サーバ装置200にてサーバ主導で処理を行う点が、その他の実施形態と異なる。
[サーバ装置200(サーバ主導型)の構成]
まず、第2の実施形態におけるサーバ装置200(サーバ主導型)の構成の一例について、図9を参照して以下に説明する。
図9に示すように、第2の実施形態のサーバ装置200は、出力部(表示部114及び音声出力部116)と入力部118と制御部102とを少なくとも備えた端末装置100に通信可能に接続され、制御部202と記憶部206とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらサーバ装置200及び端末装置100の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図9において、サーバ装置200は、端末装置100から送信される作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、記憶部206に記憶されたパーツ情報を用いて作成する機能を有する。そして、サーバ装置200は、作成された昇降機のBIMパーツを、記憶部206に記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する機能を有する。そして、サーバ装置200は、作成された統合BIMモデルを端末装置100へ送信することにより、端末装置100において、当該統合BIMモデルを含むレイアウト画面を表示部114に表示させる等の機能を有する。
なお、サーバ装置200における通信制御インターフェース部204及び記憶部206(パーツ情報記憶手段としてのパーツ情報データベース206a、BIMモデル記憶手段としてのBIMモデルデータベース206b、及び、環境情報記憶手段としての環境情報データベース206c等)の機能、また、端末装置100における表示部114、音声出力部116、及び、入力部118の機能は、第1の実施形態と実質的に同様であるため説明を省略する。
また、図9において、制御部202は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、作成条件受信手段としての作成条件受信部202a、昇降機モデリング手段としての昇降機モデリング部202b、及び、情報提供手段としての情報提供部202c、統合モデリング手段としての統合モデリング部202dを備える。なお、作成条件受信部202a、及び、昇降機モデリング部202bの機能は、第1の実施形態と実質的に同様であるため説明を省略する。以下、説明を簡単にするため、統合モデリング部202dを先に説明した後、情報提供部202cを説明する。
このうち、統合モデリング部202dは、昇降機モデリング部202bにより作成された昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース206bに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する。ここで、統合モデリング部202dは、作成した統合BIMモデルを記憶部206に格納して、統合BIMモデルデータベース(図示せず)を構築してもよい。
また、情報提供部202cは、統合モデリング部202dにより作成された統合BIMモデルを端末装置100へ送信する。また、情報提供部202cは、必要に応じて、昇降機モデリング部202bにより作成された昇降機のBIMパーツ、パーツ情報データベース206aに記憶されているパーツ情報、BIMモデルデータベース206bに記憶されているBIMモデルの構造情報、環境情報データベース206cに記憶されている環境情報等を、統合BIMモデルとともに送信してもよい。ここでは、情報提供部202cは、統合BIMモデルの情報、必要に応じてパーツ情報データベース206aに記憶されているパーツ情報、BIMモデルデータベース206bに記憶されているBIMモデルの構造情報、環境情報データベース206cに記憶されているオブジェクト情報を含むBIM情報を生成し、生成されたBIM情報を端末装置100へ送信する。
以上で、第2の実施形態におけるサーバ装置200の構成の一例の説明を終える。
なお、図9において、端末装置100の制御部102は、図示しないが第1の実施形態と同様に、作成条件送信手段、画面生成手段、画面表示手段、動作解析手段、環境解析手段、変更手段を備えている。第2の実施形態では、端末装置100が備える画面生成手段がサーバ装置200から受信した統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する点、動作解析部102eがサーバ装置200から受信した各種情報に基づいてレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションする点、環境解析部102fがサーバ装置200から受信した各種情報に基づいてレイアウト画面上で統合BIMモデルの環境をシミュレーション点を除き、各手段の機能は第1の実施形態と実質的に同様であるため説明を省略する。
[サーバ装置200(サーバ主導型)の処理]
次に、このように構成された第2の実施形態におけるサーバ装置200の処理の一例について、以下に図10を参照して詳細に説明する。図10は、第2の実施形態におけるサーバ装置200の処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、端末装置100の制御部102は、サーバ装置200にアクセス可能かを判定した後、可能であれば利用者により入力される作成条件をサーバ装置200へ送信する(ステップSB−1)。
そして、サーバ装置200の作成条件受信部202aは、ステップSB−1にて作成条件送信部102aの処理により送信される作成条件を受信する(ステップSB−2)。
そして、サーバ装置200の昇降機モデリング部202bは、ステップSB−2にて作成条件受信部202aの処理により受信された作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSB−3)。
そして、サーバ装置200の統合モデリング部202dは、ステップSB−3にて昇降機モデリング部202bの処理により作成された昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース206bに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する(ステップSB−4)。
そして、サーバ装置200の情報提供部202cは、ステップSB−4にて昇降機モデリング部202bの処理により作成された統合BIMモデルの情報を含むBIM情報を生成する(ステップSB−5)。情報提供部202cは、必要に応じてさらにパーツ情報データベース206aに記憶されているパーツ情報、BIMモデルデータベース206bに記憶されているBIMモデルの構造情報、環境情報データベース206cに記憶されている環境情報を含むBIM情報を生成する。
そして、サーバ装置200の情報提供部202cは、ステップSB−5での処理により作成したBIM情報を端末装置100へ送信する(ステップSB−6)。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSB−6にて情報提供部202cの処理により送信されたBIM情報を受信する(ステップSB−7)。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSB−7にて制御部102の処理により受信されたBIM情報に基づいてレイアウト画面を生成する(ステップSB−8)。ここでは、制御部102は、ステップSB−7にて制御部102の処理により受信されたBIM情報に基づいて、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を生成する。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSB−8にて制御部102の処理により生成されたレイアウト画面を表示部114に表示させる(ステップSB−9)。例えば、制御部102は、上述した図5に例示すようなレイアウト画面を表示部114に表示させる。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSB−9にて制御部102の処理により表示されたレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションする(ステップSB−10)。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSA−9にて制御部102の処理により表示されたレイアウト画面上で、ステップSB−7にて制御部102の処理により受信されたBIM情報に含まれる環境情報に基づいて、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする(ステップSB−11)。例えば、制御部102は、図6、図7に例示したように、制御部102により表示されたレイアウト画面上で、ステップSB−7にて制御部102の処理により受信された環境情報に含まれるオブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクトを統合BIMモデル内で変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。
そして、端末装置100の制御部102は、利用者の入力に応じて変更があるか否かを判定する(ステップSB−12)。
端末装置100の制御部102は、ステップSB−12での処理により変更があると判定した場合(ステップSB−12:Yes)、処理をステップSB−1に移行させる。端末装置100の制御部102は、ステップSB−12にて制御部102の処理により変更がないと判定された場合(ステップSB−12:No)、この処理を終了する。
以上で、第2の実施形態におけるサーバ装置200の処理の一例の説明を終える。
[第3の実施形態]
図11は、第3の実施形態におけるBIM装置の構成の一例を示すブロック図、図12は、第3の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の第3の実施形態(BIM装置400(スタンドアロン型))の説明では、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。また、図11は、第3の実施形態におけるBIM装置400の構成のうち主として本実施形態に関係する部分を概念的に示している。
なお、第3の実施形態のBIMシステムにおいては、全ての機能をBIM装置400に集約し、BIM装置400は、利用者により入力される作成条件に対応するBIMパーツを、記憶部406に記憶されたパーツ情報を用いて作成する機能を有する。そして、BIM装置400は、作成されたBIMパーツを記憶部406に記憶されたBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する機能を有する。そして、BIM装置400は、作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成し、生成されたレイアウト画面を表示部414に表示させる等の機能を有する。このように、第3の実施形態は、BIM装置400がスタンドアロン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
[BIM装置400(スタンドアロン型)の構成]
まず、第3の実施形態におけるBIM装置400(スタンドアロン型)の構成の一例について、図11を参照して以下に説明する。
図11に示すように、第3の実施形態のBIM装置400は、出力部(表示部414及び音声出力部416)と入力部418と制御部402と記憶部406とを少なくとも備える。これらBIM装置400の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。BIM装置400は、例えば、PND(Portable Navigation Device)等の各種情報処理端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置等であってもよい。また、BIM装置400は、通信制御インターフェース部(図示せず)を介してネットワークを経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。
図11において、入出力制御インターフェース部408、表示部414、音声出力部416、及び、入力部418の各機能は、第1の実施形態と実質的に同様であるため説明を省略する。また、記憶部406の各部(パーツ情報記憶手段としてのパーツ情報データベース406a、BIMモデル記憶手段としてのBIMモデルデータベース406b、及び、環境情報記憶手段としての環境情報データベース406c等)についても、サーバ装置200ではなくBIM装置400に備えられている点を除き、各機能が第1の実施形態と実質的に同様であるため説明を省略する。
また、制御部402の各部については、本実施形態のBIM装置400がスタンドアロン型であり、制御部402が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第1の実施形態と基本的に同様である。
また、図11において、制御部402は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部402は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部402は、機能概念的に、作成条件設定手段としての作成条件設定部402a、昇降機モデリング手段としての昇降機モデリング部402b、統合モデリング手段としての統合モデリング部402cを備える。さらに、制御部402は、機能概念的に、画面生成手段としての画面生成部402d、画面表示手段としての画面表示部402e、動作解析手段としての動作解析部402f、環境解析手段としての環境解析部402g、変更手段としての変更部402hを備える。
このうち、作成条件設定部402aは、利用者により入力される作成条件を設定する作成条件設定手段である。ここで、作成条件は、利用者により入力部418を介して入力されたものであってもよいし、予め作成条件が記憶された外部記憶装置(図示せず)から読み込まれたものであってもよい。
また、昇降機モデリング部402bは、作成条件設定部402aにより設定された作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、パーツ情報データベース406aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する。ここで、昇降機モデリング部402bは、作成した昇降機のBIMパーツを記憶部406に格納して、BIMパーツデータベース(図示せず)を構築してもよい。
また、統合モデリング部402cは、昇降機モデリング部402bにより作成された昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース406bに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する。ここで、統合モデリング部402cは、作成した統合BIMモデルを記憶部406に格納して、統合BIMモデルデータベース(図示せず)を構築してもよい。
また、画面生成部402dは、統合モデリング部402cにより作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する。ここでは、画面生成部402dは、統合モデリング部402cにより作成された統合BIMモデルに基づいて、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を生成する。
また、画面表示部402eは、画面生成部402dにより生成されたレイアウト画面を表示部414に表示させる。ここでは、画面表示部402eは、画面生成部402dにより生成された、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を表示部414に表示させる。
また、動作解析部402fは、画面表示部402eにより表示されたレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションする。動作解析部402fは、例えば、昇降機のBIMパーツの動作を統合BIMモデル内でシミュレーションすることで、BIMパーツが表す昇降機の外観の変化等をシミュレーションすることができる。
また、環境解析部402gは、画面表示部402eにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース406cに記憶された環境情報に基づいて、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。より詳細には、環境解析部402gは、画面表示部402eにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース406cに記憶された環境情報に含まれるオブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクトを統合BIMモデル内で変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。
また、変更部402hは、画面表示部402eにより表示されたレイアウト画面上でBIMモデル、又は、BIMパーツを変更する。
以上で、第3の実施形態におけるBIM装置400の構成の一例の説明を終える。
[BIM装置400(スタンドアロン型)の処理]
次に、このように構成された第3の実施形態におけるBIM装置400の処理の一例について、以下に図12を参照して詳細に説明する。図12は、第3の実施形態におけるBIM装置400の処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、作成条件設定部402aは、利用者により入力される作成条件を設定する(ステップSC−1)。
そして、昇降機モデリング部402bは、ステップSC−1にて作成条件設定部402aの処理により設定された作成条件に対応する昇降機のBIMパーツを、パーツ情報データベース406aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSC−2)。
そして、統合モデリング部402cは、ステップSC−2にて昇降機モデリング部402bの処理により作成された昇降機のBIMパーツを、BIMモデルデータベース406bに記憶された建築物のBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する(ステップSC−3)。
そして、画面生成部402dは、ステップSC−3にて統合モデリング部402cの処理により作成された統合BIMモデルに基づいて、レイアウト画面を生成する(ステップSC−4)。ここでは、画面生成部402dは、ステップSC−3にて統合モデリング部402cの処理により作成された統合BIMモデルに基づいて、統合BIMモデル内のBIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面を生成する。
そして、画面表示部402eは、ステップSC−4にて画面生成部402dの処理により生成されたレイアウト画面を表示部414に表示させる(ステップSC−5)。例えば、画面表示部402eは、上述した図5に例示すようなレイアウト画面を表示部414に表示させる。
そして、動作解析部402fは、ステップSC−5にて画面表示部402eの処理により表示されたレイアウト画面上で昇降機のBIMパーツの動作をシミュレーションする(ステップSC−6)。
そして、環境解析部402gは、ステップSC−5にて画面表示部402eの処理により表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース406cに記憶された環境情報に基づいて、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする(ステップSC−7)。例えば、環境解析部402gは、図6、図7に例示したように、画面表示部402eにより表示されたレイアウト画面上で、環境情報データベース406cに記憶された環境情報に含まれるオブジェクト情報に基づいて、環境オブジェクトを統合BIMモデル内で変化させながら、統合BIMモデルの環境をシミュレーションする。
そして、変更部402hは、利用者の入力に応じて変更があるか否かを判定する(ステップSC−8)。
変更部402hは、ステップSC−8での処理により変更があると判定した場合(ステップSC−8:Yes)、処理をステップSC−1に移行させる。変更部402hは、ステップSC−8での処理により変更がないと判定した場合(ステップSC−8:No)、この処理を終了する。
以上で、第3の実施形態におけるBIM装置400の処理の一例の説明を終える。
このように、上述した第1〜第3の実施形態によれば、利用者により入力される作成条件に対応するBIMパーツを、パーツ情報を用いて作成し、作成されたBIMパーツをBIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する。そして、第1〜第3の実施形態によれば、作成された統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成し、生成されたレイアウト画面を表示させる。よって、第1〜第3の実施形態によれば、利用者が昇降機の設備計画を提案する際、建築物に昇降機を組み込んだ状態を視覚的に分かりやすく表示することができる。また、利用者は、昇降機を設置する建築物の設計段階から施工、竣工後、リニューアル(改修)時等の全体を通したシミュレーションを行うことができる。これにより、利用者は、昇降機を設置する建築物の設計において、全体的な管理及び確認を行えるので、客先の要望をより良く反映した提案が容易となる。その結果、本実施形態によれば、利用者は、打合せ時間の短縮ができ、不具合発生率の低減もでき、更に、再製作時等のコストを抑制することができる。
[他の実施の形態]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態は、昇降機としてエレベータを例について説明したが、エスカレータ、動く歩道等の乗客コンベアについても同様に適用できる。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400の各装置が備える処理機能、特に制御部102、制御部202、及び、制御部402にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部106、記憶部206、及び、記憶部406などには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、及び、Blu−ray Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106、記憶部206、及び、記憶部406に格納される各種のデータベース等(BIMモデルデータベース106a、環境情報データベース106b、パーツ情報データベース206a、BIMモデルデータベース206b、環境情報データベース206c、パーツ情報データベース406a、BIMモデルデータベース406b、及び、環境情報データベース406c)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置100、サーバ装置200、及び、BIM装置400は、該情報処理装置に本実施形態の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
以上で説明した実施形態、変形例に係るBIMシステム、サーバ装置、端末装置、方法及びプログラムによれば、昇降機の設備計画を提案する際、建築物に昇降機を組み込んだ状態を視覚的に分かりやすく表示することができる。
100 端末装置
102 制御部
102a 作成条件送信部
102b 統合モデリング部
102c 画面生成部
102d 画面表示部
102e 動作解析部
102f 環境解析部
102g 変更部
104 通信制御インターフェース部
106 記憶部
106a BIMモデルデータベース
106b 環境情報データベース
108 入出力制御インターフェース部
114 表示部
116 音声出力部
118 入力部
200 サーバ装置
202 制御部
202a 作成条件受信部
202b 昇降機モデリング部
202c 情報提供部
202d 統合モデリング部
204 通信制御インターフェース部
206 記憶部
206a パーツ情報データベース
206b BIMモデルデータベース
206c 環境情報データベース
300 ネットワーク
400 BIM装置(BIMシステム)
402 制御部
402a 作成条件設定部
402b 昇降機モデリング部
402c 統合モデリング部
402d 画面生成部
402e 画面表示部
402f 動作解析部
402g 環境解析部
402h 変更部
406 記憶部
406a パーツ情報データベース
406b BIMモデルデータベース
406c 環境情報データベース
408 入出力制御インターフェース部
414 表示部
416 音声出力部
418 入力部

Claims (18)

  1. 制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、及び、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したBIMシステムであって、前記サーバ装置の前記記憶部は、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段、を備え、前記サーバ装置の前記制御部は、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、前記昇降機モデリング手段により作成された前記BIMパーツを前記端末装置へ送信する情報提供手段と、を備え、前記端末装置の前記記憶部は、前記BIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記端末装置の前記制御部は、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示手段と、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析手段と、を備え、前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするBIMシステム。
  2. 前記環境解析手段は、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトを前記統合BIMモデル内で変化させながら、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションすることを特徴とする請求項1に記載のBIMシステム。
  3. 前記端末装置の前記制御部は、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記BIMモデル、又は、前記BIMパーツを変更する変更手段、を更に備え、前記画面生成手段は、前記変更手段により変更された前記BIMモデル、又は、前記BIMパーツを含む前記レイアウト画面を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のBIMシステム。
  4. 制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したBIMシステムであって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記サーバ装置の前記制御部は、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、前記昇降機モデリング手段により作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデル、及び、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報を前記端末装置へ送信する情報提供手段と、を備え、前記端末装置の前記制御部は、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示手段と、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析手段と、を備え、前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするBIMシステム。
  5. 制御部と記憶部と表示部を少なくとも備えたBIMシステムであって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部は、利用者により入力される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、前記昇降機モデリング手段により作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示手段と、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析手段と、を備え、前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするBIMシステム。
  6. 表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、前記昇降機モデリング手段により作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデル、及び、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報を前記端末装置へ送信する情報提供手段と、を備え、前記端末装置において、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面が前記表示部にて表示させ、前記レイアウト画面上で、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションさせ、当該統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記レイアウト画面上で、前記情報提供手段により前記サーバ装置から送信された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションさせることを特徴とするサーバ装置。
  7. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを、前記サーバ装置から受信し、当該BIMパーツを前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、前記統合モデリング手段により作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示手段と、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析手段と、を備え、前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする端末装置。
  8. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置であって、前記制御部は、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを、前記サーバ装置から受信し、当該統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成手段と、前記画面生成手段により生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示手段と、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析手段と、を備え、前記画面生成手段は、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析手段は、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示手段により表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする端末装置。
  9. 制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したBIMシステムにおいて実行される方法であって、前記サーバ装置の前記記憶部は、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段、を備え、前記端末装置の前記記憶部は、前記BIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記サーバ装置の前記制御部において実行される、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記サーバ装置の前記制御部において実行される、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを前記端末装置へ送信する情報提供ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を含み、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする方法。
  10. 制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したBIMシステムにおいて実行される方法であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記サーバ装置の前記制御部において実行される、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記サーバ装置の前記制御部において実行される、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記サーバ装置の前記制御部において実行される、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデル、及び、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報を前記端末装置へ送信する情報提供ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記端末装置の前記制御部において実行される、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を含み、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする方法。
  11. 制御部と記憶部と表示部を少なくとも備えたBIMシステムにおいて実行される方法であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において実行される、利用者により入力される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を含み、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする方法。
  12. 表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される方法であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において実行される、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデル、及び、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報を前記端末装置へ送信する情報提供ステップと、を含み、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記端末装置において、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面が前記表示部にて表示させ、前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションさせ、当該統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションさせることを特徴とする方法。
  13. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置において実行される方法であって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において実行される、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを、前記サーバ装置から受信し、当該BIMパーツを前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を含み、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする方法。
  14. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置において実行される方法であって、前記制御部において実行される、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを、前記サーバ装置から受信し、当該統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を含み、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とする方法。
  15. 制御部と記憶部と表示部を少なくとも備えたBIMシステムに実行させるためのプログラムであって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において、利用者により入力される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を実行させ、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするプログラム。
  16. 表示部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記端末装置から送信される作成条件に対応する前記BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、前記昇降機モデリングステップにて作成された前記BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデル、及び、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報を前記端末装置へ送信する情報提供ステップと、を実行させ、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記端末装置において、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含むレイアウト画面が前記表示部にて表示させ、前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションさせ、当該統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記レイアウト画面上で、前記情報提供ステップにて前記サーバ装置から送信された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションさせることを特徴とするプログラム。
  17. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部と表示部とを少なくとも備えた端末装置に実行させるためのプログラムであって、前記記憶部は、建築物のBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、前記BIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを、前記サーバ装置から受信し、当該BIMパーツを前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、前記統合モデリングステップにて作成された前記統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を実行させ、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記環境情報記憶手段に記憶された前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするプログラム。
  18. サーバ装置に通信可能に接続された、制御部と表示部とを少なくとも備えた端末装置に実行させるためのプログラムであって、前記制御部において、前記端末装置より送信した作成条件に対応する、建築物のBIMモデルに組込可能な昇降機のBIMパーツを前記BIMモデルに組み込んだ統合BIMモデルを、前記サーバ装置から受信し、当該統合BIMモデルを含むレイアウト画面を生成する画面生成ステップと、前記画面生成ステップにて生成された前記レイアウト画面を前記表示部に表示させる画面表示ステップと、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境情報に基づいて、前記統合BIMモデルの環境をシミュレーションする環境解析ステップと、を実行させ、前記画面生成ステップでは、前記統合BIMモデル内の前記BIMパーツが表す昇降機の外観を含む前記レイアウト画面を生成し、前記環境情報は、前記BIMモデル内外の環境に影響を及ぼす環境オブジェクトに関するオブジェクト情報を含み、前記環境解析ステップでは、前記統合BIMモデルの環境のシミュレーションとして、前記画面表示ステップにて表示された前記レイアウト画面上で、前記サーバ装置から送信される前記環境情報に含まれる前記オブジェクト情報に基づいて、前記環境オブジェクトである太陽が環境に与える物理現象である日照による、前記BIMパーツが表す昇降機の昇降路内の温度変化についてシミュレーションすることを特徴とするプログラム。
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