JP5590058B2 - 作業システム及び作業方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のロボットを備える作業システム及び作業システムを用いた作業方法に関する。
ロボットとロボットの外部に設けられた外部軸とを制御する作業システムが提案されている。本作業システムはロボットと外部軸とを連動させて協働作業を行う(例えば、特許文献1〜3)。
特開昭63−216689号公報 特開2009−148869号公報 特開2006−035346号公報
一方、複数の作業エリアにおいて複数台のロボットを備えた作業システムがある。ここで作業エリアとは、独立して生産作業や加工作業等を行うことができる場所又は領域を指す。複数台のロボットを備えた作業システムは、作業エリア毎に専用のロボットを設置する場合と比べて設備投資が抑えられるが、作業エリア間の移動の為に、別途ロボットを移動させる移動軸を準備する必要がある。
しかしながら、作業エリア間の移動はほとんどが各作業エリアにおける作業の開始前や作業の終了後にしか発生しないので、ロボットの移動のためだけに移動軸を設けることは最適なスペックの設備を構築する上で好ましくない。
本発明は、かかる課題に鑑み、より好適な作業システム及び作業方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る作業システムは、少なくとも1つの駆動軸を有する第一ロボットと、少なくとも1つの駆動軸を有する第二ロボットと、前記第一ロボットと第二ロボットとを移動可能に支持するガイド部と、前記ガイド部に沿って前記第一ロボットと前記第二ロボットとを移動させる移動軸と、前記第一ロボット及び前記第二ロボットの動作と前記第一ロボット及び前記第二ロボットの位置移動とが連動するように、前記第一ロボットが有する前記駆動軸と前記第二ロボットが有する前記駆動軸と前記移動軸とを制御する制御部とを備える。
本発明に係る作業システムにおいて、前記移動軸は、第一移動軸と第二移動軸とを含み、前記第一移動軸は、前記ガイド部に沿って前記第一ロボットを移動させ、前記第二移動軸は、前記ガイド部に沿って前記第二ロボットを移動させ得る。
本発明に係る作業システムにおいて、前記ガイド部は、第一レールと第二レールとを含み、前記第一移動軸は、前記第一レールに沿って前記第一ロボットを移動させ、前記第二移動軸は、前記第二レールに沿って前記第二ロボットを移動させ得る。
本発明に係る作業システムにおいて、前記移動軸は、ピニオンとモータとを含み得る。
上記目的を達成するために、本発明に係る作業方法は、少なくとも1つの駆動軸を有する第一ロボットと、少なくとも1つの駆動軸を有する第二ロボットと、前記第一ロボットと第二ロボットとを移動可能に支持するガイド部と、前記ガイド部に沿って前記第一ロボットと前記第二ロボットとを移動させる移動軸とを備えた作業システムを用いた作業方法であって、前記第一ロボット及び前記第二ロボットの動作と前記第一ロボット及び前記第二ロボットの位置移動とが連動するように、前記第一ロボットが有する前記駆動軸と前記第二ロボットが有する前記駆動軸と前記移動軸とを制御する制御ステップを包含する。
本発明に係る作業方法において、前記制御ステップは、前記第一ロボット及び前記第二ロボットが動作する動作ステップと、前記第一ロボット及び前記第二ロボットの位置が移動する移動ステップとを包含し得る。
本発明に係る作業方法において、前記動作ステップは、第一領域に位置する対象物を前記第一ロボットと前記第二ロボットとで保持する保持ステップと、前記第一ロボットと前記第二ロボットとで前記対象物を保持した状態で、前記第一ロボットと前記第二ロボットとが前記第一領域から前記ガイド部を跨いだ反対側の第二領域に前記対象物を搬送する搬送ステップとを包含し得る。
本発明に係る作業方法において、前記移動ステップは、前記搬送ステップの実行に応じて前記第一ロボットの位置と前記第二ロボットの位置とのうちの少なくとも一方を変更する変更ステップを包含し得る。
実施の形態1に係る作業システムの概略を示す図である。 実施の形態1の工程レイアウトを示す平面図である。 実施の形態1に係る作業システム100を用いた作業ステップを示す模式図である。
[実施の形態1]
<概要>
実施の形態1では、横一列に並んだ3つの作業エリアにおいて2台のロボットを兼用する作業システムを示す。実施の形態1に係る作業システムは、任意の作業エリアへロボットを移動させる移動軸をロボットと連動して協働作業を行う外部軸として活用する。
<構成>
図1は、実施の形態1に係る作業システム100の概略を示す図である。図1に示すように、作業システム100は、第一ロボット110、第二ロボット120、センサ130、センサ140、センサ150、第一移動部161、第二移動部162及び制御部170を備える。
本実施形態においては、第一ロボット110、第二ロボット120はそれぞれ6自由度または7自由度の垂直多関節ロボットであり、それぞれ第一移動部161,第二移動部162に据え付けられている。
制御部170は、単数または複数のコントローラ(演算装置)により構成されており、予め記憶された動作手順に基づいて、第一ロボット110、第二ロボット120並びに第一移動部161、第二移動部162を構成する後述のサーボモータの駆動を制御する。当然ながら、各サーボモータには回転位置を検出するエンコーダが内蔵されており、エンコーダの検出信号はそれぞれ制御部170に入力される。
図2は、実施の形態1の工程レイアウトを示す平面図である。図2に示すように、作業システム100は、柵D及び部品置き場E〜Gにより囲まれている。柵Dにはゲート101が設けられており、作業システム100が稼働停止した状態においての作業者の柵Dの内外への出入口となっている。なお、柵Dは、一部または全部を作業システム100を収容する建物の壁面などを用いて構成されてもよい。
部品置き場E〜Gは直線的に配置されており、第一移動部161、第二移動部162は部品置き場E〜Gと並行して作業エリアA、作業エリアB、作業エリアCに亘るように直線状に配設されている。
第一ロボット110及び第二ロボット120は第一移動部161、第二移動部162に設置されており、第一ロボット110及び第二ロボット120は制御部170により制御される後述のサーボモータを駆動させることによって、ラック付レール160に沿って移動するように構成されている。
部品置き場Eと部品置き場Fとの間には仕切り壁D1が設けられ、部品置き場Fと部品置き場Gとの間には仕切り壁D2が設けられている。柵D及び部品置き場E〜Gにより囲まれた作業エリアは、仕切り壁D1、D2に沿って区分けされ作業エリアA、作業エリアB、作業エリアCを形成している。
作業システム100は、作業エリアA、作業エリアB及び作業エリアCにおいて、第一ロボット110及び第二ロボット120を兼用する構成となっている。即ち、作業エリアA〜Cでは、それぞれの部品置き場E〜Gに配膳された部品に対して第一ロボット110及び/又は第二ロボット120が組み付け作業を実行することで、組立済製品(サブアッシ)を製造する。
また、作業システム100は、ある作業エリアA〜Cで組み立てられた組立済製品を第一ロボット110及び/又は第二ロボット120により別の作業エリアA〜Cに搬送して、さらに組み付け作業を施すことにより、さらに複雑な組立済品を製造できるように構成されている。
本実施形態では、作業エリアA、作業エリアB及び作業エリアCは、それぞれ複数のユニットで構成される製造機械のユニットa、ユニットb及びユニットc(ユニットa、ユニットb及びユニットcについて図示せず。)の組み立て作業を行う場所又は領域である。
作業手順について説明すると、第一ロボット110及び/又は第二ロボット120は、作業エリアAにおいてユニットaの組み付け作業を行ない、作業エリアBにおいてユニットbの組み付け作業を行ない、作業エリアCにおいてユニットcの組み付け作業を行なう。組み付けられたユニットaは第一ロボット110及び/又は第二ロボット120により作業エリアAから作業エリアBに搬送され、作業エリアBにおいてユニットaとユニットbとの組み付け作業が行われ、組立済品としてのユニットab(図示省略)が製造される。次に組み付けられたユニットcは第一ロボット110及び/又は第二ロボット120により作業エリアCから作業エリアBに搬送され、作業エリアBにおいてユニットabとユニットcとの組み付け作業が行われ、組立済品としてのユニットabc(図示省略)が製造される。本実施形態ではユニットabcが最終的な被加工物品となる。
作業エリアAには、部品置き場E、作業台X、作業台X’が配置されている。作業エリアBには、部品置き場F、作業台Y、作業台Y’ が配置されている。作業エリアCには、部品置き場G、作業台Z、作業台Z’ が配置されている。
第一ロボット110及び第二ロボット120は、作業エリアA(図2中の破線枠A)、作業エリアB(図2中の破線枠B)及び作業エリアC(図2中の破線枠C)のいずれかにおいて作業を行う作業機であり、制御部170からの指令を受けて動作する。第一ロボット110は、少なくとも1つの駆動軸を有する。更に、第二ロボット120も、少なくとも1つの駆動軸を有する。
例えば、第一ロボット110と第二ロボット120とは、ユニットbの組み立て作業を行うために、制御部170からの指令を受けて部品置き場Fから協働して部品(対象物)を取り出す。第一ロボット110と第二ロボット120とは、部品を作業台Y(第一領域)に仮置きする。さらに、第一ロボット110と第二ロボット120とは、作業台Yに仮置きした部品を作業台Y’(第二領域)に搬送し、作業台Y’でユニットbの組み立て作業を行う。なお、第一ロボット110と第二ロボット120との協働動作による部品の搬送については、図3を参照して後述する。
センサ130、センサ140及びセンサ150は、それぞれ部品置き場E、部品置き場F、部品置き場Gの近傍に作業者(人)102が存在するか否かを検出する人感センサであり、検出された情報は制御部170に入力される。
第一移動部161は、所定の作業エリアから他の作業エリアへ第一ロボット110を移動する。第二移動部162は、所定の作業エリアから他の作業エリアへ第二ロボット120を移動する。第一移動部161は、ラック付きレール160と第一移動軸(移動軸)163とを含む。また第二移動部162は、ラック付きレール160と第二移動軸(移動軸)164とを含む。第一移動軸163と第二移動軸164とは、それぞれに駆動軸としてのサーボモータと、レール160のラックと噛合するように形成されたサーボモータの出力により回転するピニオンギアと、を含む。第一移動部161と第二移動部162とは、ラック付きレール160を共有し、ラック付きレール160は、第一ロボット110と第二ロボット120とを移動可能に支持するガイド部として機能する。
第一移動軸163は、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110を移動させ、第二移動軸164は、ラック付きレール160に沿って前記第二ロボット120を移動させる。なお、第一移動軸163と第二移動軸164とは、実施の形態1で示したように、別々の独立した2軸で構成されるが、1つの共用軸で構成されてもよい。また、ラック付きレール160は、第一移動軸163と第二移動軸164とを共用するように構成してもよく、あるいは、第一移動軸163と第二移動軸164とのそれぞれに対応した第一レールと第二レールとを設けて構成することも含み得る。第一レールと第二レールとを平行に配置し得るし、第一レールと第二レールとを非平行に配置することもできる。
実施の形態1において、第一移動部161と第二移動部162とは1本のラック付きレール160を共用するので、第一ロボット110及び第二ロボット120は同一の軌道上を移動する。一方、ラック付きレール160が、第一レールと第二レールとを含み、第一移動部161と第二移動部162とが別々のレールを用いる場合は、第一ロボット110及び第二ロボット120は異なった軌道上を移動し得る。即ち、第一移動軸163は、第一レールに沿って第一ロボット110を移動させ、第二移動軸164は、第二レールに沿って第二ロボット120を移動させる。
制御部170は、操作者から、作業すべき作業エリアの選択入力を受け付ける。制御部170は、第一移動部161に対して、作業すべき作業エリアに第一ロボット110を移動するように指示し、同様に、第二移動部162に対して、作業すべき作業エリアに第二ロボット120を移動するように指示する。
さらに制御部170は、第一ロボット110、第二ロボット120、第一移動部161及び第二移動部162が、予め作成したプログラムに従って協調作業を行うように制御する。即ち、制御部170は、第一ロボット110及び第二ロボット120の動作と第一ロボット110及び第二ロボット120の位置移動とが連動するように、移動軸と第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。例えば、制御部170は、第一移動部161に対して、第一ロボット110が有する駆動軸と連動して協調作業を行うように指示し、同様に、第二移動部162に対して、第二ロボット120が有する駆動軸と連動して協調作業を行うように指示する。そして、制御部170は、第一ロボット110及び第二ロボット120を同一の作業エリアに移動させ、同一の作業対象に対して協調作業を行うように第一ロボット110及び第二ロボット120を制御する。
実施の形態1では主に、第一ロボット110と第二ロボット120とを作業エリアA、作業エリアB及び作業エリアCのいずれか1つの作業エリアに移動し、第一ロボット110と第二ロボット120とに同一の作業対象に対して協調作業を行わせることにより、協働して製造機械のユニットを組み立てる。なお、実施の形態1では第一ロボット110と第二ロボット120との2台のロボットを用いているが、ロボットは2台以上でもよい。
実施の形態1に係る作業システムによれば、移動軸(第一移動軸163及び第二移動軸164)は、第一ロボット110及び第二ロボット120のそれぞれをラック付きレール160に沿って移動させる役割に加え、第一ロボット110及び第二ロボット120が有する駆動軸と協調して協働作業を行う外部軸としての役割を併せ持つ。従って、作業内容に応じて、ロボット単体で作業をしたり、複数のロボットで協働作業をしたりし得る。その結果、作業のバリエーションを増やしたり、協働作業時の可動領域を広げたりすることができる。さらに、複数のロボットで対象物を保持することで、可搬質量を増大させることができる。
<動作>
図3は、実施の形態1に係る作業システム100を用いた作業ステップを示す。作業ステップは、第一ロボット110及び第二ロボット120が動作する動作ステップと、第一ロボット110及び第二ロボット120の位置が移動する移動ステップとによって実行される。以下、図3(a)〜図3(e)を参照して、作業エリアBにおいてユニットaとユニットbとを用いて組立製造されたユニットabを第一ロボット110と第二ロボット120と協調して保持し、第一ロボット110と第二ロボット120とが対象物を作業台Y(第一領域)からラック付きレール160を跨いだ反対側の作業台Y’(第二領域)に搬送する過程を説明する。
図3(a)は、第一ロボット110と第二ロボット120とが被搬送物を保持する状態(状態a)を示す模式図である。作業台Yには、被搬送物としてのユニットabが置かれている。制御部170は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを保持するように、第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との間は、距離Laである。
図3(b)は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを持ち上げた状態(状態b)を示す模式図である。状態aの後に、制御部170は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを持ち上げるように、第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。この際、第一ロボット110及び第二ロボット120の各駆動軸は、重量物を搬送するために制御部170に予め記憶された、最適な範囲内になるように設定される。各駆動軸の最適な範囲内は、第一ロボット110及び第二ロボット120の自重を含めた負荷を基に予め実験またはシミュレーションにより設定される。
さらに、制御部170は、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置とが移動するように、第一移動軸163と第二移動軸164とを制御する。第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との間は、距離Laから距離Lbに広がる(距離La<距離Lb)。
第一ロボット110と第二ロボット120とのユニットabの持ち上げに伴って、第一移動軸163が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110を移動させ、第二移動軸164が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110の移動方向とは逆の方向(第一ロボット110の位置から離れる方向)に第二ロボット120を移動させる。
図3(c)は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを搬送する状態(状態c)を示す模式図である。状態bの後に、制御部170は、第一ロボット110と第二ロボット120とがラック付きレール160を跨いでユニットabを搬送するように、第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。さらに、制御部170は、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置とが移動するように、第一移動軸163と第二移動軸164とを制御する。第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との間は、距離Lbから距離Lcに広がる(距離La<距離Lb<距離Lc)。
第一ロボット110と第二ロボット120とのユニットabの搬送に伴って、第一移動軸163が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110を更に移動させ、第二移動軸164が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110の移動方向とは逆の方向(第一ロボット110の位置から離れる方向)に更に第二ロボット120を移動させる。
図3(d)は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを搬送する状態(状態d)を示す模式図である。状態cの後に、制御部170は、第一ロボット110と第二ロボット120とがラック付きレール160を跨いでユニットabを作業台Y’に向けて搬送するように、第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。さらに、制御部170は、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置とが移動するように、第一移動軸163と第二移動軸164とを制御する。第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との間は、距離Lcから距離Ldに狭まる(距離Lc>距離Ld)。
第一ロボット110と第二ロボット120とのユニットabの搬送に伴って、第一移動軸163が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110を更に移動させ、第二移動軸164が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110の移動方向とは逆の方向(第一ロボット110の位置に近づく方向)に更に第二ロボット120を移動させる。
図3(e)は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを作業台Y’に置いた状態(状態e)を示す模式図である。状態dの後に、制御部170は、第一ロボット110と第二ロボット120とがユニットabを作業台Y’に置くように、第一ロボット110が有する駆動軸と第二ロボット120が有する駆動軸とを制御する。さらに、制御部170は、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置とが移動するように、第一移動軸163と第二移動軸164とを制御する。第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との間は、距離Ldから距離Leに狭まる(距離Ld>距離Le)。
第一ロボット110と第二ロボット120とのユニットabの搬送に伴って、第一移動軸163が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110を更に移動させ、第二移動軸164が、ラック付きレール160に沿って第一ロボット110の移動方向とは逆の方向(第一ロボット110の位置に近づく方向)に更に第二ロボット120を移動させる。
図3を参照して説明したように、実施の形態1に係る作業システム100によれば、第一ロボット110及び第二ロボット120の位置の移動(移動ステップ)は、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との双方が移動することによって実行されるが、状態aから状態eに至るユニットabの搬送(搬送ステップ)の実行に応じて第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置とのうちの少なくとも一方が変更(変更ステップ)する限りは、双方の移動に限定されない。例えば、第一ロボット110の位置が変更することなく第二ロボット120の位置が変更することで、第一ロボット110の位置と第二ロボット120の位置との距離が変更し得る。
また、第一移動軸163と第二移動軸164とは、ガイド部160に沿って第一ロボット110と第二ロボット120とを移動させ得る限りは、互いにピニオンとモータとを含もことに限定されない。ガイド部160は、第一ロボット110と第二ロボット120とを移動可能に支持する限りはラック付きレールに限定されない。第一移動軸163と第二移動軸164とがリニアモータを含み、ガイド部160がレールを含む場合は、ロボットを磁気浮遊による非接触で移動することができる。
<まとめ>
実施の形態1に係る作業システム100によれば、移動軸は、複数のロボットを任意の作業エリアへ移動させる役割に加え、ロボットが有する駆動軸と連動して協働作業を行う外部軸としての役割を併せ持つ。従って、作業内容に応じて、ロボット単体で作業をしたり、複数のロボットで協働作業をしたりし得る。その結果、作業のバリエーションを増やしたり、協働作業時の可動領域を広げたりすることができる。さらに、複数のロボットで対象物を保持することで、可搬質量を増大させることができる。
即ち、比較的小さい部品を組み付けることでサブアセンブリ(ユニットa、b、c)を組立てる工程を円滑に実施できる程度に小型なロボット(単体で大重量を搬送できるロボットは寸法が大きくなり組立などの小さい取り回しがしにくい)を適用しながら、複数のサブアセンブリを組み合わせた更に大きな被搬送物を搬送することができる。
特に、搬送の際に移動軸が駆動して各ロボット間の距離を能動的に調整することによって、各ロボットの姿勢が重量物を搬送するための最適な範囲内を保った状態で、被搬送物を搬送することができる。これにより各ロボットの規格上の可搬重量を加算した合計よりも大きい重量であっても、安定して被搬送物を搬送することができる。また、各ロボットがそれぞれ異なる位置で被搬送物を支持することになるため、片持ち支持の場合に比べて各ロボットへのモーメント負荷が低減されることも大重量の被搬送物を搬送する際に優位に作用する。
本発明は、生産作業や加工作業等を行うあらゆる工場に適用することができる。本発明によれば、各作業エリアにおける作業に移動軸を活用することができ大変有用であるので、産業的利用価値は極めて高い。
100 作業システム
110 第一ロボット
120 第二ロボット
130、140、150 センサ
160 ラック付きレール
161 第一移動部
162 第二移動部
163 第一移動軸
164 第二移動軸
170 制御部

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの駆動軸を有する第一ロボットと、
    少なくとも1つの駆動軸を有する第二ロボットと、
    前記第一ロボットと第二ロボットとを移動可能に支持するガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記第一ロボットと前記第二ロボットとを移動させる移動軸と、
    前記第一ロボット及び前記第二ロボットの動作と前記第一ロボット及び前記第二ロボットの位置移動とが連動するように、前記第一ロボットが有する前記駆動軸と前記第二ロボットが有する前記駆動軸と前記移動軸とを制御する制御部と
    を備え、
    前記第一ロボット及び前記第二ロボットは、垂直多関節ロボットであって、
    前記第一ロボットと前記第二ロボットとは、同一の軌道上を移動し、
    前記制御部は、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記ガイド部に対して一方の側に位置する対象物を保持し、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物を保持した状態で前記第一ロボットと前記第二ロボットとの間の距離を広げ、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物を保持した状態のまま前記第一ロボットと前記第二ロボットとの間の広がった距離を狭くして前記ガイド部に対して他方の側に前記対象物を搬送するように、
    前記第一ロボットが有する前記駆動軸と前記第二ロボットが有する前記駆動軸と前記移動軸とを制御する、作業システム。
  2. 前記移動軸は、第一移動軸と第二移動軸とを含み、
    前記第一移動軸は、前記ガイド部に沿って前記第一ロボットを移動させ、
    前記第二移動軸は、前記ガイド部に沿って前記第二ロボットを移動させる、請求項1に記載の作業システム。
  3. 前記ガイド部は、第一レールと第二レールとを含み、
    前記第一移動軸は、前記第一レールに沿って前記第一ロボットを移動させ、
    前記第二移動軸は、前記第二レールに沿って前記第二ロボットを移動させる、請求項2に記載の作業システム。
  4. 前記移動軸は、ピニオンとモータとを含む、請求項1〜請求項3のうちの一項に記載の作業システム。
  5. 少なくとも1つの駆動軸を有する第一ロボットと、
    少なくとも1つの駆動軸を有する第二ロボットと、
    前記第一ロボットと第二ロボットとを移動可能に支持するガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記第一ロボットと前記第二ロボットとを移動させる移動軸と
    を備え、
    前記第一ロボット及び前記第二ロボットは、垂直多関節ロボットであって、前記第一ロボットと前記第二ロボットとは、同一の軌道上を移動する、作業システムを用いた作業方法であって、
    前記第一ロボット及び前記第二ロボットの動作と前記第一ロボット及び前記第二ロボットの位置移動とが連動するように、前記第一ロボットが有する前記駆動軸と前記第二ロボットが有する前記駆動軸と前記移動軸とを制御する制御ステップを包含し、
    前記制御ステップは、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記ガイド部に対して一方の側に位置する対象物を保持する保持開始ステップと、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物を保持した状態で、前記第一ロボットと前記第二ロボットとの間の距離を広げる間隔増大ステップと、
    前記第一ロボットおよび前記第二ロボットが前記対象物を保持した状態のまま、前記第一ロボットと前記第二ロボットとの間の広がった距離を狭くして前記ガイド部に対して他方の側に前記対象物を搬送する間隔減少ステップと
    を含む、作業方法。

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