JP5588530B1 - 光学レンズ、発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のレンズ30は、X軸方向へ曲率を有しX軸方向に直交するY軸方向へ曲率を有しないシリンドリカル形状であって、発光ダイオード25が発する光をX軸方向の一方側へ反射する第1反射面部321と、発光ダイオード25が発する光をX軸方向の他方側へ反射する第2反射面部322と、第1反射面部321で反射した光が入射する第1入射面部311と、第2反射面部322で反射した光が入射する第2入射面部312と、光を出射する出射面部315と、第1入射面部311から入射した光を前記出射面部へ反射する第3反射面部と、第2入射面部312から入射した光を前記出射面部へ反射する第4反射面部と、を含む、ことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明の第1の態様は、X軸方向へ曲率を有し前記X軸方向に直交するY軸方向へ曲率を有しないシリンドリカル形状の光学レンズであって、光源が発する光を前記X軸方向の一方側へ反射する第1反射面部と、前記光源が発する光を前記X軸方向の他方側へ反射する第2反射面部と、前記第1反射面部で反射した光が入射する第1入射面部と、前記第2反射面部で反射した光が入射する第2入射面部と、光を出射する出射面部と、前記第1入射面部から入射した光を前記出射面部へ反射する第3反射面部と、前記第2入射面部から入射した光を前記出射面部へ反射する第4反射面部と、を含む、ことを特徴とする光学レンズである。
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、光透過性を有する材料で形成されたレンズ本体と、前記第1反射面部及び前記第2反射面部を形成する反射部材とで構成される、ことを特徴とする光学レンズである。
このような特徴によれば、極めて反射率の高い第1反射面部及び第2反射面部を形成した光学レンズを容易に量産することができる。また第1入射面部及び第2入射面部に対する第1反射面部及び第2反射面部の配置を適切に調整することが容易に可能になるので、被照射面の照度ムラが生ずる虞をさらに低減することができる。
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第1の態様又は第2の態様において、前記出射面部は、出射する光が前記Y軸方向へ拡散する形状をなしている、ことを特徴とする光学レンズである。
このような特徴によれば、出射面部から出射する光がさらにY軸方向へ拡散することによって、エッジライト方式の照明装置において被照射面の照度ムラが生ずる虞をさらに低減することができる。
本発明の第4の態様は、前述した本発明の第3の態様において、前記出射面部は、出射する光が前記Y軸方向へ屈折する形状の凸条が前記Y軸方向へ隣接して複数形成されている、ことを特徴とする光学レンズである。
このような特徴によれば、出射する光がY軸方向へ拡散する形状の出射面部を備える光学レンズを容易に量産することができる。
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第1〜第4の態様のいずれかに記載の光学レンズと、前記第1反射面部及び前記第2反射面部に対向して配置される光源と、を備える発光装置である。
本発明の第5の態様によれば、この発光装置を用いたエッジライト方式の照明装置において、前述した本発明の第1〜第4の態様のいずれかによる作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第5の態様において、光透過性を有する材料で形成され、底面が開口した箱形状の上カバーと、前記上カバーの底面の開口を覆う下カバーと、前記光源となる発光ダイオードが実装され、前記上カバーと前記下カバーとにより構成される内部空間に配設される回路基板と、をさらに備え、前記光学レンズは、前記上カバーと一体に形成されている、ことを特徴とする発光装置である。
本発明の第7の態様は、前述した本発明の第5の態様又は第6の態様において、前記光源は、前記Y軸方向に沿って複数配置されている、ことを特徴とする発光装置である。
このような特徴によれば、エッジライト方式の照明装置において、被照射面の照度ムラが生ずる虞を低減しつつ、さらに照度を向上させることができる。
尚、本発明は、以下説明する実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
エッジライト方式の照明装置の一例としての内照式両面看板10の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、内照式両面看板10の正面図である。図2は、内照式両面看板10の要部側断面図である。
発光装置20の構成について、図3〜図8を参照しながら説明する。
図3は、発光装置20の外観斜視図である。図4は、発光装置20の平面図である。図5は、発光装置20の断面図であり、図4のI−I断面を図示したものである。
「光学レンズ」としてのレンズ30は、X軸方向へ曲率を有しY軸方向へ曲率を有しない片凸形状のシリンドリカル形状をなしている。それによって発光ダイオード25が発する光をY軸方向へは集光せずにX軸方向にのみ集光することができるので、第1看板面部11及び第2看板面部12に対して効率的に光を照射してその照度ムラを低減することができる。
レンズ本体31は、上カバー21と同様に光透過性を有する材料で形成されており、上カバー21のレンズ支持部211に一体に形成されている。このようにレンズ30が上カバー21と一体に形成されていることによって、発光装置20の部品点数を削減することができるので、発光装置20をより低コストで量産することができる。またレンズ30が上カバー21と一体に形成されていることによって、例えば振動や衝撃等によって発光ダイオード25に対するレンズ30の位置が適切な位置からずれてしまう虞を低減することができる。
凹溝33はY軸方向に沿って形成されている。嵌合凸部34は、凹溝33の底面に、Y軸方向に沿って形成された突条である。第1入射面部311は、凹溝33のX軸方向の一方側の内側面であり、Y軸方向に平行な平坦面である。第2入射面部312は、凹溝33のX軸方向の他方側の内側面であり、Y軸方向に平行な平坦面である。第3反射面部313は、レンズ本体31のX軸方向の一方側の外周面である。第4反射面部314は、レンズ本体31のX軸方向の他方側の外周面である。出射面部315は、レンズ本体31の上側の平坦面であり、Z軸方向に直交する面部であり、上カバー21の上面部を構成している。
第1反射面部321は、レンズ本体31の第1入射面部311に対し、一定の角度をもって対向する斜面である。第2反射面部322は、レンズ本体31の第2入射面部312に対し、一定の角度をもって対向する斜面である。つまり第1反射面部321及び第2反射面部322は、Y軸方向から視たときに略V字形状となる反射面を形成する。嵌合凹部323は、反射部材32の上面に、Y軸方向に沿って形成されている。反射部材32は、嵌合凹部323がレンズ本体31の嵌合凸部34に嵌合した状態でレンズ本体31に固定されている。
出射面部315は、出射する光がY軸方向へ拡散する形状をなしているのが好ましい。より具体的には出射面部315は、出射する光がY軸方向へ屈折する形状の凸条がY軸方向へ隣接して複数形成されているのが好ましい。例えば当該実施例の出射面部315は、X軸方向から視た断面形状が三角形の凸条が多数隣接して形成されている。出射面部315から出射する光がさらにY軸方向へ拡散することによって、内照式両面看板10において第1看板面部11及び第2看板面部12の照度ムラが生ずる虞をさらに低減することができる。
本発明に係る発光装置20の変形例について、図9を参照しながら説明する。
図9は、発光装置20の変形例の要部平面図である。
20 発光装置
21 上カバー
22 下カバー
23 雄ネジ
24 回路基板
25 発光ダイオード
30 レンズ
31 レンズ本体
32 反射部材
311 第1入射面部
312 第2入射面部
313 第3反射面部
314 第4反射面部
315 出射面部
321 第1反射面部
322 第2反射面部
Claims (7)
- エッジライト方式の内照式両面看板の看板面に直交する方向となるX軸方向へ曲率を有し前記X軸方向に直交するY軸方向へ曲率を有しないシリンドリカル形状の光学レンズであって、
光源が発する光を前記X軸方向の一方側へ反射する第1反射面部と、
前記光源が発する光を前記X軸方向の他方側へ反射する第2反射面部と、
前記第1反射面部で反射した光が入射する第1入射面部と、
前記第2反射面部で反射した光が入射する第2入射面部と、
光を出射する出射面部と、
前記第1入射面部から入射した光を前記出射面部へ反射する第3反射面部と、
前記第2入射面部から入射した光を前記出射面部へ反射する第4反射面部と、を含む、ことを特徴とする光学レンズ。 - 請求項1に記載の光学レンズにおいて、光透過性を有する材料で形成されたレンズ本体と、前記第1反射面部及び前記第2反射面部を形成する反射部材とで構成される、ことを特徴とする光学レンズ。
- 請求項1又は2に記載の光学レンズにおいて、前記出射面部は、出射する光が前記Y軸方向へ拡散する形状をなしている、ことを特徴とする光学レンズ。
- 請求項3に記載の光学レンズにおいて、前記出射面部は、出射する光が前記Y軸方向へ屈折する形状の凸条が前記Y軸方向へ隣接して複数形成されている、ことを特徴とする光学レンズ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学レンズと、
前記第1反射面部及び前記第2反射面部に対向して配置される光源と、を備える発光装置。 - 請求項5に記載の発光装置において、光透過性を有する材料で形成され、底面が開口した箱形状の上カバーと、
前記上カバーの底面の開口を覆う下カバーと、
前記光源となる発光ダイオードが実装され、前記上カバーと前記下カバーとにより構成される内部空間に配設される回路基板と、をさらに備え、
前記光学レンズは、前記上カバーと一体に形成されている、ことを特徴とする発光装置。 - 請求項5又は6に記載の発光装置において、前記光源は、前記Y軸方向に沿って複数配置されている、ことを特徴とする発光装置。
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