JP5586515B2 - 作業機 - Google Patents

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本発明は、バックホー等の作業機に関するものである。
従来、作業機として、走行装置上に旋回台を上下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持し、この旋回台の後部にボンネットで覆われたエンジンを搭載し、該旋回台の前部側にキャビンを搭載すると共に該キャビンの前方に掘削作業装置を設けたバックホーがある(特許文献1参照)。
前記キャビンの室内後部には運転席が設けられ、キャビンの左側面の前部側には乗降口が形成されている。この乗降口はドアによって開閉自在に閉塞されている。
前記ドアは、その後縁側が乗降口の開口縁部を構成するドア枠の後枠部に上下一対のドアヒンジによって上下軸回りに回動自在に取り付けられていて、上下軸回りに回動させることにより、乗降口を開閉自在としている。
また、このドアは全開状態としたときには、キャビン本体の側面後部と左右方向で対向すると共に該位置でロック可能とされている。
また、ドアを全開状態としたときには、キャビン本体と干渉しないように、ドアとキャビン本体との間に隙間が確保されている。
特許第3652226号公報
近年、植栽等への配慮のため、エンジンの排気ガスの排気用テールパイプをボンネットの上面から突出させ、該排気用テールパイプの排気口を後方上向きとして設計する作業機が多い。この排気用テールパイプをボンネットの上面から突出させた作業機にあっては、キャビンのドアを全開状態としたときに、排気用テールパイプからの排気音がキャビン本体とドアとの隙間を通って乗降口の後縁に伝播し、該排気音が乗降口の後縁を回り込んでキャビン室内に侵入する。これがオペレータの耳元騒音を増大させているという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、全開状態のドアとキャビン本体との隙間を通ってキャビン室内に伝播する後方からの騒音を低減することができる作業機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、走行装置上に旋回自在に支持された旋回台の後部にエンジンを搭載すると共に該旋回台にエンジンの前側に位置するキャビンを搭載し、このキャビンの側面前部に乗降口を閉塞するドアを備え、該ドアはその後縁側が乗降口の後縁側に上下軸回りに回動自在に支持されることで開閉自在とされ、このドアは全開した状態でキャビンの側面後部と対向状とされる作業機において、
全開状態におけるドアとキャビンの側面との間に、後方からの騒音が該全開状態におけるドアとキャビンの側面後部との間を通ってキャビン室内に伝播するのを抑制する遮音部材を設け
この遮音部材の後面側を左右方向外方に行くに従って前方に移行する傾斜状としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、走行装置上に旋回自在に支持された旋回台の後部にエンジンを搭載すると共に該旋回台にエンジンの前側に位置するキャビンを搭載し、このキャビンの側面前部に乗降口を閉塞するドアを備え、該ドアはその後縁側が乗降口の後縁側に上下軸回りに回動自在に支持されることで開閉自在とされ、このドアは全開した状態でキャビンの側面後部と対向状とされる作業機において、
全開状態におけるドアとキャビンの側面との間に、後方からの騒音が該全開状態におけるドアとキャビンの側面後部との間を通ってキャビン室内に伝播するのを抑制する遮音部材を設け、
ドアは後縁側の上部及び下部がヒンジを介して乗降口の後縁に上下軸回りに回動自在に支持され、上側のヒンジから下側のヒンジにわたって前記遮音部材を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記遮音部材を乗降口の後縁側に、該乗降口後縁に沿って設
けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ドアは後縁側の上部及び下部がヒンジを介して乗降口の後縁に上下軸回りに回動自在に支持され、上側のヒンジから下側のヒンジにわたって前記遮音部材を設けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ヒンジはドアの後縁側に取り付けられる可動側の蝶番片と乗降口の後縁側に取り付けられる固定側の蝶番片とを上下軸回りに回動自在に連結してなり、前記遮音部材を前記固定側の蝶番片に取り付けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、遮音部材は、ドアを閉鎖した状態におけるヒンジの外面側の平面視形状に沿って形成された本体部材と、該本体部材に取り付けられていて乗降口の後縁に接当するフチゴムとを有することを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、遮音部材によって、後方からの騒音が全開状態のドアとキャビンの側面後部との間の隙間を通りキャビン室内に伝播するのを抑制することができ、オペレータの耳元騒音を低減することができる。
また、遮音部材の後面側を左右方向外方に行くに従って前方に移行する傾斜状とすることにより、後方からの騒音がキャビンから離れる方向に逃がすことができ、後方からの騒音のキャビン室内への伝播抑制の効果大である。
請求項2に係る発明によれば、遮音部材を上側のヒンジから下側のヒンジにわたって設けることにより、後方からの騒音がキャビン室内へ伝播するのを効率よく抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、遮音部材を乗降口の後縁に沿って設けることによって、後方からの騒音がキャビン室内へ伝播するのを効率よく抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、遮音部材を上側のヒンジから下側のヒンジにわたって設けることにより、後方からの騒音がキャビン室内へ伝播するのを効率よく抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、遮音部材をヒンジの固定側の蝶番片に取り付けることにより、遮音部材をキャビンに容易に取り付けることができる。
請求項6に係る発明によれば、遮音部材の本体部材をヒンジの外面側の平面視形状に沿って形成するこにより、ヒンジと一体感がありキャビンの外観を損ねないと共に、乗降口の後縁に接当するフチゴムによって遮音部材と乗降口の後縁との間を確実に塞ぐことができる。
バックホーの側面図である。 バックホーの平面図である。 ドアを全開した状態のキャビンの側面図である。 キャビンの斜視図である。 ドアを全開した状態の部分平面図である。 遮音部材の取付部分の斜視図である。 (a)は上側のヒンジ部分の斜視図、(b)は下側のヒンジ部分の斜視図である。 遮音部材の斜視図である。 (a)は遮音部材の側面図、(b)は遮音部材の取付部分の一部断面平面図、(c)は遮音部材の中間部分の平面図である。 (a)は遮音部材の中間部分で断面した平面図、(b)は遮音部材の取付状態を示す一部断面平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、符号1は作業機として例示するバックホーである。
該バックホー1は、走行装置2上に旋回台3を上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に搭載し、この旋回台3の後部にエンジン4を搭載すると共に該エンジン4を覆うボンネット5を設け、前記旋回台3の前部に(エンジン4の前側に)キャビン6を搭載すると共に該キャビン6の前方に掘削作業装置7を装備している。
走行装置2は、前部のアイドラ8と後部のスプロケット9と中間部の複数の転輪10とにわたってクローラベルト11を巻き掛け、前記スプロケット9を油圧モータMによって回転駆動することでクローラベルト11を循環回走するようにしたクローラ式走行機構2
Aをトラックフレーム2Bの左右両側に備えてなる。
掘削作業装置7は、旋回台3の前部に設けられた支持ブラケット13に上下軸回りに回動自在に支持されたスイングブラケット14と、該スイングブラケット14に上下揺動自在に支持されたブーム15と、該ブーム15の先端側に上下揺動自在に支持されたアーム16と、該アーム16の先端側に上下揺動自在に支持されたバケット17とを備えている。
スイングブラケット14はスイングシリンダ12によって揺動駆動され、ブーム15はブームシリンダ18によって揺動駆動され、アーム16はアームシリンダ19によって揺動駆動され、バケット17はバケットシリンダ20によって揺動駆動され、これらスイングシリンダ、ブームシリンダ18、アームシリンダ19、バケットシリンダ20は油圧シリンダによって構成されている。
ボンネット5の左側には、エンジン4の排気ガスの排気用テールパイプ21がボンネット5上面から上方突出状に設けられている。該排気用テールパイプ21の排気口は後方上向きに開口状とされている。
図1〜図4において、キャビン6は、オペレータが着座する運転席22と該運転席22の前方に設けられた操縦装置を覆うキャビン本体23を備えている。
運転席22はキャビン6室内の後部に配置されている。
キャビン本体23の上面側にはルーフ26が設けられ、前面側にはフロントガラスが設けられ、背面側にはリヤガラス28が設けられ、左側面後部にはサイドガラス29が設けられ、右側面には前部から後部にわたるサイドガラスが設けられている。
また、キャビン本体23の左側面の前部には乗降口30が形成され、この乗降口30はドア31によって開閉自在に閉塞されている。
乗降口30は、乗降口30の前縁を形成する前枠部32と、乗降口30の後縁を形成する後枠部33と、乗降口30の上縁を形成する上枠部34と、乗降口30の下縁を形成する下枠部35とからなるドア枠によって方形枠状に形成されている。
ドア31は、その後縁側の上部及び下部がドア枠の後枠部33にヒンジ37U,37Dを介して上下軸回りに回動自在に支持されていて、上下軸回りに回動させることにより、乗降口30を開閉自在としている。
したがって、ドア31を乗降口30を閉じる閉鎖状態から後方に向けて回動させることで乗降口30が開き、また、ドア31を全開した全開状態では、該ドア31は前縁31a(ドア31閉鎖状態における前縁)が後方側を向き、キャビン本体23の左側面の後部と左右方向で対向状とされる。
この全開状態において、ドア31の前縁31a側が排気用テールパイプ21の左側方に位置している。
また、該ドア31は、全開状態において、該ドア31の外面に設けたストライカ38がキャビン本体23内に設けられたドアキャッチに係合して全開状態でロックされる。
符号39はゴム製の接当部を有するドアストッパである。
全開状態のドア31とキャビン本体23の左側面後部との間には、これらの干渉を避けるための隙間が形成されている。また、ドア31を開閉する際に、ドア31の後縁31b側がドア枠の後枠部33に干渉しないように、ドア31の後縁31bとドア枠の後枠部33との間に隙間が確保されている。
前記ヒンジ37U,37Dは、図6、図7及び図10に示すように、一対の蝶番片41A,41Bを上下軸回りに回動自在に連結したものであって、各蝶番片41A,41Bの連結側には上下方向の軸心を有する筒部42A,42Bが上下方向に間隔をおいて設けられている。
一方の蝶番片41Aの筒部42Aと他方の蝶番片41Bの筒部42Bとは上下方向で交互に且つ同心状として配置され各筒部42A,42Bにわたって回動軸44を挿通することにより、一対の蝶番片41A,41Bが回動自在に連結されている。
一方の蝶番片41A(可動側の蝶番片41A)の取付部45Aはドア31の後縁31b側にボルト固定され、他方の蝶番片41B(固定側の蝶番片41B)の取付部45Bはド
ア枠の後枠部33にボルト固定されている。
各蝶番片41A,41Bの筒部42A,42Bはドア枠の後枠部33の左斜め前方に位置している。
固定側の蝶番片41Bの取付部45Bは、中途部で折曲されていて、筒部42Bから接線方向で且つドア枠の後枠部33に向けて右斜め後方に延びる基部側壁部46と、この基部側壁部46の先端部から左右方向内方に延びる先端側壁部47とからなり、該先端側壁部47がドア枠の後枠部33にボルト固定されている。
可動側の蝶番片41Aの取付部45Aも中途部で若干折曲されていて、基部側壁部48と先端側壁部49とからなり、先端側壁部49がドア枠の後枠部33にボルト固定されている。
可動側の蝶番片41Aの基部側壁部48は、ドア31の閉鎖状態において、筒部42Aから接線方向で且つ右斜め後方に延びていて、該可動側の蝶番片41Aの基部側壁部48はドア31の閉鎖状態で固定側の蝶番片41Bの基部側壁部46と対向状とされている。また、ドア31の閉鎖状態において、この可動側の蝶番片41Aの基部側壁部48は固定側の蝶番片41Bの基部側壁部46に対して基端側から先端に行くに従って対向間隔が漸次広がるように形成されている。
上側のヒンジ37Uの固定側の蝶番片41Bの基部側壁部46の下部、及び、下側のヒンジ37Dの固定側の蝶番片41Bの基部側壁部46の上部には、それぞれボルト挿通孔51(図10(b)参照)が貫通形成され、上下のヒンジ37U,37Dの固定側の蝶番片41Bの基部側壁部46の内面(前面)にはネジ孔が前記ボルト挿通孔51に連通するようにナット52が溶接固定されている。
図4及び図6〜10に示すように、前記キャビン6には、排気用テールパイプ21からの排気音(後方からの騒音)が、全開状態のドア31とキャビン本体23の左側面後部との間を通り、ドア枠の後枠部33を回り込んでキャビン6室内へと伝播するのを抑制する遮音部材53が設けられている。
本実施形態では、該遮音部材53は、ドア枠の後枠部33(乗降口30の後縁)と全開状態のドア31の後縁31bとの間に、ドア枠の後枠部33に沿って(乗降口30の後縁に沿って)上下方向に設けられている。具体的には遮音部材53は上下のヒンジ37U,37D間に設けられ、より具体的には上側のヒンジ37Uから下側のヒンジ37Dにわたって、これら上下ヒンジ37U,37D間の空間を埋めるように設けられている。
なお、本実施形態では、上側のヒンジ37Uの上方及び下側のヒンジ37Dの下方には遮音部材53は設けられていないが、上側のヒンジ37Uの上方においては排気音は上方側に拡散し、下側のヒンジ37Dの下方においては排気音は下方側に拡散するので問題はない。
前記遮音部材53は本体部材54と取付部材55U,55Dとフチゴム56とから構成されている。
本体部材54は、上下方向に長い金属製帯板材を平面視で略U次状に折曲してなり、上下のヒンジ37U,37D間であって上側のヒンジ37Uから下側のヒンジ37Dにわたって設けられている(本体部材54の上端が上側のヒンジ37Uの下端に近接し、本体部材54の下端が下側のヒンジ37Dの上端に近接するように該本体部材54が形成されている)。
該本体部材54は、左斜め前方に向けて凸となる平面視円弧状の湾曲壁部57と、この湾曲壁部57の両端から接線方向に延びる前後壁部58,59とから構成されている。
湾曲壁部57の外径はヒンジ37U,37Dの筒部42A,42Bの外径と略同じ外径に形成されていて、湾曲壁部57は平面視で筒部42A,42Bに沿うように配置されている。
この本体部材54の前壁部58は平面視でドア31の閉鎖状態における可動側の蝶番片41Aの取付部45Bの基部側壁部48に沿うように配置されている。
また、本体部材54の後壁部59は平面視で固定側の蝶番片41Bの取付部45Bの基部側壁部46に沿うように配置されている。
したがって、本体部材54は、ドア31を閉鎖した状態におけるヒンジ37U,37Dの外面側の平面視形状に沿うように形成されている。
前記取付部材55U,55Dは上下一対設けられている。
上側の取付部材55Uは、本体部材54の後壁部59の後面上部に設けられ、下部が該後壁部59の後面に固着され、上部が該後壁部59から上方に突出し、該上部にボルト挿通孔60が形成されている。この上側の取付部材55Uは上側のヒンジ37Uの固定側蝶番片41Bの基部側壁部46に、前記ボルト挿通孔51,60を挿通してナット52に螺合されるボルト61によって取付固定されている。
下側の取付部材55Dは、本体部材54の後壁部59の後面下部に設けられ、上部が該後壁部59の後面に固着され、下部が該後壁部59から下方に突出し、該下部にボルト挿通孔60が形成されている。この下側の取付部材55Dは下側のヒンジ37Dの固定側蝶番片41Bの基部側壁部46に、前記ボルト挿通孔51,60を挿通してナット52に螺合されるボルト61によって取付固定されている。
なお、下側の取付部材55Dのボルト挿通孔60は上下方向に長い長円状に形成されている。
フチゴム56は、上下の取付部材55U,55Dの間に設けられ、上側の取付部材55Uから下側の取付部材55Dにわたって設けられている(フチゴム56の上端が上側の取付部材55Uの下端に近接し、フチゴム56の下端が下側の取付部材55Dの上端に近接するように該フチゴム56が形成されている)。
該フチゴム56は、本体部材54の後壁部59に嵌合する嵌着部62と、ドア枠の後枠部33のコーナー部分に弾接する接当部63と、嵌着部62と接当部63とを連結する連結部64とからなり、ゴムによって一体形成されている。
嵌着部62は、平断面U字状に形成され、本体部材54の後壁部59を挟み込むように該後壁部59に嵌合し、内面側に抜け止め抵抗の機能を有する保持リップを有する。
接当部63は上下方向の軸心を有する円筒状に形成されている。
連結部64は上下方向に長い帯板状であって上下方向にわたって嵌着部62と接当部63とを連結している。
前記遮音部材53によって、排気用テールパイプ21からの排気音が全開状態のドア31とキャビン本体23の左側面後部との間の隙間を通り、ドア枠の後枠部33を回り込んでキャビン6室内に伝播するのを抑制することができ、オペレータの耳元騒音を大幅に低減することができる。
また、遮音部材53は全開状態のドア31と該ドア31が設けられている側のキャビン本体23の側面(左側面)との間であればどこに設けてもよいが、遮音部材53をドア枠の後枠部33と全開状態におけるドア31の後縁31bとの間に設けることにより、また、遮音部材53を上側のヒンジ37Uから下側のヒンジ37Dにわたって設けることによって、排気用テールパイプ21からの排気音がキャビン6室内へ伝播するのを効率よく抑制することができる。
また、遮音部材53の後面側は、ドア枠の後枠部33から左右方向外方に行くに従って前方に移行する傾斜状(左斜め前方に向けて傾斜状)とされている。
本実施形態にあっては、全開状態におけるドア31の後縁31bと遮音部材53との間には隙間があるが、遮音部材53の後面側がドア枠の後枠部33から左右方向外方に行くに従って前方に移行する傾斜状とされていることから、後方からの排気音が遮音部材53の後面側によってキャビン本体23から離れる方向に逃げることとなり、後方からの排気音が全開状態におけるドア31の後縁31bと遮音部材53との間からキャビン6室内に伝播するのを効率よく抑制する。
また、遮音部材53は、本実施形態では、シンプルな構造であり、また、ヒンジ37U,37Dと一体感がありキャビン6の外観を損ねないよう考慮されている。
前記遮音部材53の取付部材55U,55Dを、ヒンジ37U,37Dの固定側蝶番片41Bと供締めによって取付固定することもできる。また、遮音部材53は、ドア枠の後枠部33にボルト固定するようにしてもよし、また、遮音部材53の本体部材54をドア
枠の後枠部33に溶接固定するようにしてもよい(この場合は、前記フチゴム56は不要である)。
本実施形態では、ヒンジ37U,37Dの固定側蝶番片41Bに取付固定しているので、遮音部材53を既存のキャビン6に取り付ける場合でも乗降口30に対するドア31の位置がずれることがなくなり、安価な改造で既存のキャビン6に後付で容易に取り付けることができる。
また、遮音部材53は、全開状態におけるドア31とキャビン本体23との間の隙間を完全に埋める構造が理想的であるが、排気音の後方から前方への音の流れを乱す形状であれば隙間があっても効果的である。
2 走行装置
3 旋回台
4 エンジン
6 キャビン
30 乗降口
31 ドア
31b ドアの後縁
37U 上側のヒンジ
37D 下側のヒンジ
41A 可動側の蝶番片
41B 固定側の蝶番片
53 遮音部材
54 本体部材
56 フチゴム

Claims (6)

  1. 走行装置(2)上に旋回自在に支持された旋回台(3)の後部にエンジン(4)を搭載すると共に該旋回台(3)にエンジン(4)の前側に位置するキャビン(6)を搭載し、このキャビン(6)の側面前部に乗降口(30)を閉塞するドア(31)を備え、該ドア(31)はその後縁(31b)側が乗降口(30)の後縁側に上下軸回りに回動自在に支持されることで開閉自在とされ、このドア(31)は全開した状態でキャビン(6)の側面後部と対向状とされる作業機において、
    全開状態におけるドア(31)とキャビン(6)の側面との間に、後方からの騒音が該全開状態におけるドア(31)とキャビン(6)の側面後部との間を通ってキャビン(6)室内に伝播するのを抑制する遮音部材(53)を設け、
    この遮音部材(53)の後面側を左右方向外方に行くに従って前方に移行する傾斜状としたことを特徴とする作業機。
  2. 走行装置(2)上に旋回自在に支持された旋回台(3)の後部にエンジン(4)を搭載すると共に該旋回台(3)にエンジン(4)の前側に位置するキャビン(6)を搭載し、このキャビン(6)の側面前部に乗降口(30)を閉塞するドア(31)を備え、該ドア(31)はその後縁(31b)側が乗降口(30)の後縁側に上下軸回りに回動自在に支持されることで開閉自在とされ、このドア(31)は全開した状態でキャビン(6)の側面後部と対向状とされる作業機において、
    全開状態におけるドア(31)とキャビン(6)の側面との間に、後方からの騒音が該全開状態におけるドア(31)とキャビン(6)の側面後部との間を通ってキャビン(6)室内に伝播するのを抑制する遮音部材(53)を設け、
    ドア(31)は後縁(31b)側の上部及び下部がヒンジ(37U,37D)を介して乗降口(30)の後縁に上下軸回りに回動自在に支持され、上側のヒンジ(37U)から下側のヒンジ(37D)にわたって前記遮音部材(53)を設けたことを特徴とする作業機。
  3. 前記遮音部材(53)を乗降口(30)の後縁側に、該乗降口(30)後縁に沿って設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
  4. ドア(31)は後縁(31b)側の上部及び下部がヒンジ(37U,37D)を介して乗降口(30)の後縁に上下軸回りに回動自在に支持され、上側のヒンジ(37U)から下側のヒンジ(37D)にわたって前記遮音部材(53)を設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載の作業機。
  5. ヒンジ(37U,37D)はドア(31)の後縁(31b)側に取り付けられる可動側の蝶番片(41A)と乗降口(30)の後縁側に取り付けられる固定側の蝶番片(41B)とを上下軸回りに回動自在に連結してなり、前記遮音部材(53)を前記固定側の蝶番片(41B)に取り付けたことを特徴とする請求項2又は4に記載の作業機。
  6. 遮音部材(53)は、ドア(31)を閉鎖した状態におけるヒジ(37U,37D)の外面側の平面視形状に沿って形成された本体部材(54)と、該本体部材(54)に取り付けられていて乗降口(30)の後縁に接当するフチゴム(56)とを有することを特徴とする請求項2,4又は5に記載の作業機。
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