JP5586120B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

マトリクス状に配置された複数の画素を有し、当該複数の画素各々にビデオ信号(画像信号、映像信号ともいう)を入力して画像表示を行う半導体装置及びその駆動方法に関する。特に、各列の画素に欠陥が生じた場合に欠陥画素を検出し補正する機能を有する半導体装置及びその駆動方法に関する。
1つの画素に複数のサブ画素を有することで、表示可能な階調を高める駆動方法が考案されている(特許文献1参照)。例えば、1つの画素が複数のサブ画素によって構成されることで、特許文献1の画素は、1つのサブ画素の発光、非発光のみで表示可能な階調(以下、時間階調ともいう)と、複数のサブ画素の組み合わせのみで表示可能な階調(以下、面積階調ともいう)とを組み合わせている。したがって、特許文献1の画素は、この面積時間階調によって表示可能な階調を高めることができる。
また、1画素毎の発光素子特性を検出し、発光素子の劣化を補正する駆動法が考案されている。例えば、1画素毎の発光素子特性を検出し、劣化している発光画素があれば各画素に入力されるビデオ信号により、発光素子の発光輝度を補正し、発光素子特性の変化による焼き付き等を補正する表示装置、及び駆動方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−73158号公報 特開2003−195813号公報
従来の1つの画素に複数のサブ画素を有する画素構成による駆動方法では、劣化にかかわらず出荷前に画素に欠陥が生じた場合、特に対策が取れないため不良となり歩留まりを下げる原因となっていた。また、出荷後、表示装置が使用されてから画素に欠陥が生じ場合でも特に対策が取れなかった。
本発明では、画素に欠陥が生じた場合に、欠陥が生じた画素を正常な画素と同等に駆動することができる半導体装置、及び駆動方法を提供することを課題とする。
本発明は、複数のサブ画素で構成される複数画素と、複数の画素を動作させるための電源線、及び複数の信号線と、複数の信号線に信号を出力するためのドライバ回路と、ドライバ回路を制御するための信号入力回路と、検出した電流値が異常な値を示した場合(例えば輝点欠陥が発生した場合は変化量がない、発光素子の陽極と陰極がショートして発生するような点欠陥などは電流値が大きくなるなど)、画素が正常か、輝点欠陥か、点欠陥かを判断し、信号入力回路に補正信号を出力する補正回路と、サブ画素毎に発光させた場合の電源線に流れる電流値を検出する電流値検出回路とを有し、サブ画素を発光させた場合に異常な電流値を示すサブ画素を含む画素をドライバ回路から出力する信号によって補正することを特徴とする。また、ビデオ信号の補正方法として、例えば1つのサブ画素が点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。高階調は表現できないが低階調、及び中間階調は表現可能である。また、1つのサブ画素が輝点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。低い階調は表現できないが中間階調、及び高階調は表現可能である。こうして、上記示した駆動方法により、アクティブマトリクス表示装置に輝点欠陥、及び点欠陥などの欠陥が発生しても、複数のサブ画素と欠陥画素の検出手段と補正手段とを有していれば、ある程度の階調は表現でき、欠点画素を目立たなくすることができる。
本発明の一は、複数のサブ画素で構成される複数画素と、複数の画素を動作させるための電源線、及び複数の信号線と、複数の信号線に信号を出力するためのドライバ回路と、ドライバ回路を制御するための信号入力回路と、検出した電流値が異常な値を示した場合(例えば輝点欠陥が発生した場合は変化量がない、発光素子の陽極と陰極がショートして発生するような点欠陥などは電流値が大きくなるなど)、画素が正常か、輝点欠陥か、点欠陥かを判断し、信号入力回路に補正信号を出力する補正回路と、サブ画素毎に発光させた場合の電源線に流れる電流値を検出する電流値検出回路とを有し、サブ画素を発光させた場合に異常な電流値を示すサブ画素を含む画素をドライバ回路から出力する信号によって補正することを特徴とする。また、ビデオ信号の補正方法として、例えば1つのサブ画素が点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。高階調は表現できないが低階調、及び中間階調は表現可能である。また、1つのサブ画素が輝点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。低い階調は表現できないが中間階調、及び高階調は表現可能である。こうして、上記示した駆動方法により、アクティブマトリクス表示装置に輝点欠陥、及び点欠陥などの欠陥が発生しても、複数のサブ画素と欠陥画素の検出手段と補正手段とを有していれば、ある程度の階調は表現でき、欠点画素を目立たなくすることができることを特徴とする半導体装置である(半導体装置とはトランジスタや非線形素子を含んでいる装置のことをいう。また、全てのトランジスタや非線形素子を単結晶基板、SOI基板、石英基板、ガラス基板、樹脂基板などに形成される必要はない。以下、これを半導体装置という)。
本発明の一は、ソースドライバと、ゲートドライバと、第1のソース信号線と、第2のソース信号線と、ゲート信号線と、電源線と、画素と、第1のサブ画素と、第2のサブ画素と、第1のTFTと、第2のTFTと、第3のTFTと、第4のTFTと、一対の電極を持つ第1の容量素子と、一対の電極を持つ第2の容量素子と、一対の電極を持つ第1の発光素子と、一対の電極を持つ第2の発光素子と、一対の電極を持つ第1の発光素子の他方、及び一対の電極を持つ第2の発光素子の他方である対向電極とを有し、ソースドライバは第1のソース信号線、及び第2のソース信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバはゲート信号線を走査し、電源線は第1のTFTのソースとドレインのうち一方、及び第2のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第1のTFTのソースとドレインのうち他方は第1の発光素子の一方の電極と電気的に接続され、第2のTFTのソースとドレインのうち他方は第2の発光素子の一方の電極と電気的に接続され、第1のTFTのゲートは第1の容量素子の一方の電極、及び第3のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第2のTFTのゲートは第2の容量素子の一方の電極、及び第4のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第1の容量素子の他方、及び第2の容量素子の他方の電極は電源線と電気的に接続され、第3TFTのソースとドレインのうち他方は第1のソース信号線と電気的に接続され、第4のTFTのソースとドレインのうち他方は第2のソース信号線と電気的に接続され、第3のTFTのゲート、及び第4のTFTのゲートはゲート信号線と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
第3のTFT、及び第4のTFTはスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、トランジスタの他にダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、第1のTFT、及び第2のTFTもスイッチング素子として動作させても良い。その場合、第1のTFTと第1の発光素子、及び第2のTFTと第2の発光素子との動作点が線形領域となるようにすれば、第1のTFT、及び第2のTFTの閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
本発明の一は、ソースドライバと、ゲートドライバと、第1のソース信号線と、第2のソース信号線と、ゲート信号線と、電源線と、画素と、第1のサブ画素と、第2のサブ画素と、第1のTFTと、第2のTFTと、第3のTFTと、第4のTFTと、一対の電極を持つ第1の容量素子と、一対の電極を持つ第2の容量素子と、一対の電極を持つ第1の発光素子と、一対の電極を持つ第2の発光素子と、一対の電極を持つ第1の発光素子の他方、及び一対の電極を持つ第2の発光素子の他方である対向電極とを有し、ソースドライバは第1のソース信号線、及び第2のソース信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバはゲート信号線を走査し、電源線は第1のTFTのソースとドレインのうち一方、及び第2のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第1のTFTのソースとドレインのうち他方は第1の発光素子の一方の電極と電気的に接続され、第2のTFTのソースとドレインのうち他方は第2の発光素子の一方の電極と電気的に接続され、第1のTFTのゲートは第1の容量素子の一方の電極、及び第3のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第2のTFTのゲートは第2の容量素子の一方の電極、及び第4のTFTのソースとドレインのうち一方と電気的に接続され、第1の容量素子の他方の電極、及び第2の容量素子の他方は電源線と電気的に接続され、第3TFTのソースとドレインのうち他方は第1のソース信号線と電気的に接続され、第4のTFTのソースとドレインのうち他方は第2のソース信号線と電気的に接続され、第3のTFTのゲート、及び第4のTFTのゲートはゲート信号線と電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置である。
第3のTFT、及び第4のTFTはスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、第1のTFT、及び第2のTFTもスイッチング素子として動作させても良い。その場合、第1のTFTと第1の発光素子、及び第2のTFTと第2の発光素子との動作点が線形領域となるようにすれば、第1のTFT、及び第2のTFTの閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
本明細書において、「半導体装置」とは半導体特性を利用することで機能する装置全般を指し、本明細書で開示するトランジスタやダイオードなどの非線形素子を含んで構成される回路を備えた装置は全てその範疇に含まれている。
本発明において、表示装置とは、表示素子(液晶素子や発光素子など)を有する装置のことを言う。なお、液晶素子やEL素子などの表示素子を含む複数の画素やそれらの画素を駆動させる周辺駆動回路が基板上に形成された表示パネル本体のことでもよい。また、ワイヤボンディングやバンプなどによって基板上に配置された周辺駆動回路、いわゆるチップオングラス(COG)を含んでいても良い。さらに、フレキシブルプリントサーキット(FPC)やプリント配線基盤(PWB)が取り付けられたもの(ICや抵抗素子や容量素子やインダクタやトランジスタなど)も含んでもよい。さらに、偏光板や位相差板などの光学シートを含んでいても良い。さらに、バックライト(導光板やプリズムシートや拡散シートや反射シートや光源(LEDや冷陰極管など)を含んでいても良い)を含んでいても良い。
また、発光装置とは、特にEL素子やFEDで用いる素子などの自発光型の表示素子を有している表示装置をいう。液晶表示装置とは、液晶素子を有している表示装置をいう。
なお、表示素子や表示装置や発光素子や発光装置は、様々な形態を用いたり、様々な素子を有したりすることが出来る。例えば、EL素子(有機EL素子、無機EL素子又は有機物及び無機物を含むEL素子)、電子放出素子、液晶素子、電子インク、グレーティングライトバルブ(GLV)、プラズマディスプレイ(PDP)、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、圧電セラミックディスプレイ、カーボンナノチューブ、など、電気磁気的作用によりコントラストが変化する表示媒体を適用することができる。なお、EL素子を用いた表示装置としてはELディスプレイ、電子放出素子を用いた表示装置としてはフィールドエミッションディスプレイ(FED)やSED方式平面型ディスプレイ(SED:Surface−conduction Electron−emitter Disply)など、液晶素子を用いた表示装置としては液晶ディスプレイ、透過型液晶ディスプレイ、半透過型液晶ディスプレイ、反射型液晶ディスプレイ、電子インクを用いた表示装置としては電子ペーパーがある。
本発明において、スイッチは、様々な形態のものを用いることができ、一例として、電気的スイッチや機械的なスイッチなどがある。つまり、電流の流れを制御できるものであればよく、特定のものに限定されず、様々なものを用いることができる。例えば、トランジスタでもよいし、ダイオード(例えば、PNダイオード、PINダイオード、ショットキーダイオード、ダイオード接続のトランジスタなど)でもよいし、サイリスタでもよいし、それらを組み合わせた論理回路でもよい。よって、スイッチとしてトランジスタを用いる場合、そのトランジスタは、単なるスイッチとして動作するため、トランジスタの極性(導電型)は特に限定されない。ただし、オフ電流が少ない方が望ましい場合、オフ電流が少ない方の極性のトランジスタを用いることが望ましい。オフ電流が少ないトランジスタとしては、LDD領域を設けているものやマルチゲート構造にしているもの等がある。また、スイッチとして動作させるトランジスタのソース端子の電位が、低電位側電源(Vss、GND、0Vなど)に近い状態で動作する場合はNチャネル型を、反対に、ソース端子の電位が、高電位側電源(Vddなど)に近い状態で動作する場合はPチャネル型を用いることが望ましい。なぜなら、ゲートソース間電圧の絶対値を大きくできるため、スイッチとして、動作しやすいからである。
なお、Nチャネル型とPチャネル型の両方を用いて、CMOS型のスイッチにしてもよい。CMOS型のスイッチにすると、Pチャネル型かNチャネル型かのどちらかのスイッチが導通すれば電流を流すことができるため、スイッチとして機能しやすくなる。例えば、スイッチへの入力信号の電圧が高い場合でも、低い場合でも、適切に電圧を出力させることが出来る。また、スイッチをオン・オフさせるための信号の電圧振幅値を小さくすることが出来るので、消費電力を小さくすることも出来る。
なお、スイッチとしてトランジスタを用いる場合は、入力端子(ソース端子またはドレイン端子の一方)と、出力端子(ソース端子またはドレイン端子の他方)と、導通を制御する端子(ゲート端子)とを有している。一方、スイッチとしてダイオードを用いる場合は、導通を制御する端子を有していない場合がある。そのため、端子を制御するための配線を少なくすることが出来る。
本発明において、適用可能なトランジスタの種類に限定はなく、非晶質シリコンや多結晶シリコンに代表される非単結晶半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(TFT)、半導体基板やSOI基板を用いて形成されるMOS型トランジスタ、接合型トランジスタ、バイポーラトランジスタ、化合物半導体、有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジスタ、その他のトランジスタを適用することができる。なお、非単結晶半導体膜には水素またはハロゲンが含まれていてもよい。また、トランジスタが配置されている基板の種類に限定はなく、単結晶基板、SOI基板、ガラス基板、プラスチック基板、紙基板、セロファン基板、石材基板などに配置することが出来る。また、ある基板でトランジスタを形成し、その後、別の基板にトランジスタを移動させて、別の基板上に配置するようにしてもよい。
本発明において、トランジスタの構成は、様々な形態をとることができる。特定の構成に限定されない。例えば、ゲート電極が2個以上になっているマルチゲート構造を用いてもよい。マルチゲート構造にすると、チャネル領域が直列に接続されるような構成となるため、複数のトランジスタが直列に接続されたような構成となる。マルチゲート構造にすることにより、オフ電流を低減したり、トランジスタの耐圧を向上させて信頼性を良くしたり、飽和領域で動作する時に、ドレイン・ソース間電圧が変化しても、ドレイン・ソース間電流があまり変化せず、フラットな特性にすることなどができる。また、チャネルの上下にゲート電極が配置されている構造でもよい。チャネルの上下にゲート電極が配置されている構造にすることにより、チャネル領域が増えるため、電流値を大きくしたり、空乏層ができやすくなってS値をよくしたりすることができる。チャネルの上下にゲート電極が配置されると、複数のトランジスタが並列に接続されたような構成となる。
また、チャネルの上にゲート電極が配置されている構造でもよいし、チャネルの下にゲート電極が配置されている構造でもよいし、正スタガ構造であってもよいし、逆スタガ構造でもよいし、チャネル領域が複数の領域に分かれていてもよいし、並列に接続されていてもよいし、直列に接続されていてもよい。また、チャネル(もしくはその一部)にソース電極やドレイン電極が重なっていてもよい。チャネル(もしくはその一部)にソース電極やドレイン電極が重なってい構造にすることにより、チャネルの一部に電荷がたまって、動作が不安定になることを防ぐことができる。また、LDD領域があってもよい。LDD領域を設けることにより、オフ電流を低減したり、トランジスタの耐圧を向上させて信頼性を良くしたり、飽和領域で動作する時に、ドレイン・ソース間電圧が変化しても、ドレイン・ソース間電流があまり変化せず、フラットな特性にすることができる。
本発明において、トランジスタは、上述したように様々なタイプを用いることができ、また様々な基板上に形成させることができる。したがって、回路の全てが、ガラス基板上に形成されていてもよいし、プラスチック基板に形成されていてもよいし、単結晶基板に形成されていてもよいし、SOI基板上に形成されていてもよいし、どのような基板上に形成されていてもよい。回路の全てが形成されていることにより、部品点数を減らしてコストを低減したり、回路部品との接続点数を減らして信頼性を向上させたりすることができる。あるいは、回路の一部が、ある基板に形成されており、回路の別の一部が、別の基板に形成されていてもよい。つまり、回路の全てが同じ基板上に形成されていなくてもよい。例えば、回路の一部は、ガラス基板上にトランジスタを用いて形成し、回路の別の一部は、単結晶基板上に形成し、そのICチップをCOG(ChipOnGlass)で接続してガラス基板上に配置してもよい。あるいは、そのICチップをTAB(TapeAutomatedBonding)やプリント基板を用いてガラス基板と接続してもよい。このように、回路の一部が同じ基板に形成されていることにより、部品点数を減らしてコストを低減したり、回路部品との接続点数を減らして信頼性を向上させたりすることができる。また、駆動電圧が高い部分や駆動周波数が高い部分は、消費電力が大きくなってしまうので、そのような部分は同じ基板に形成しないようにすれば、消費電力の向上を防ぐことができる。
なお、トランジスタとは、それぞれ、ゲートと、ドレインと、ソースとを含む少なくとも三つの端子を有する素子であり、ドレイン領域とソース領域の間にチャネル領域を有しており、ドレイン領域とチャネル領域とソース領域とを介して電流を流すことが出来る。ここで、ソースとドレインとは、トランジスタの構造や動作条件等によって変わるため、いずれがソースまたはドレインであるかを限定することが困難である。そこで、本発明においては、ソース及びドレインとして機能する領域を、ソースもしくはドレインと呼ばない場合がある。その場合、一例としては、それぞれを第1端子、第2端子と表記する場合がある。
なお、トランジスタは、ベースとエミッタとコレクタとを含む少なくとも三つの端子を有する素子であってもよい。この場合も同様に、エミッタとコレクタとを、第1端子、第2端子と表記する場合がある。
なお、ゲートとは、ゲート電極とゲート配線(ゲート線またはゲート信号線等とも言う)とを含んだ全体、もしくは、それらの一部のことを言う。ゲート電極とは、チャネル領域やLDD(Lightly Doped Drain)領域などを形成する半導体と、ゲート絶縁膜を介してオーバーラップしている部分の導電膜のことを言う。ゲート配線とは、各画素のゲート電極の間を接続したり、ゲート電極と別の配線とを接続したりするための配線のことを言う。
ただし、ゲート電極としても機能し、ゲート配線としても機能するような部分も存在する。そのような領域は、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。つまり、ゲート電極とゲート配線とが、明確に区別できないような領域も存在する。例えば、延伸して配置されているゲート配線とオーバーラップしてチャネル領域がある場合、その領域はゲート配線として機能しているが、ゲート電極としても機能していることになる。よって、そのような領域は、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。
また、ゲート電極と同じ材料で形成され、ゲート電極とつながっている領域も、ゲート電極と呼んでも良い。同様に、ゲート配線と同じ材料で形成され、ゲート配線とつながっている領域も、ゲート配線と呼んでも良い。このような領域は、厳密な意味では、チャネル領域とオーバーラップしていなかったり、別のゲート電極と接続させる機能を有してなかったりする場合がある。しかし、製造マージンなどの関係で、ゲート電極やゲート配線と同じ材料で形成され、ゲート電極やゲート配線とつながっている領域がある。よって、そのような領域もゲート電極やゲート配線と呼んでも良い。
また、例えば、マルチゲートのトランジスタにおいて、1つのトランジスタのゲート電極と、別のトランジスタのゲート電極とは、ゲート電極と同じ材料で形成された導電膜で接続される場合が多い。そのような領域は、ゲート電極とゲート電極とを接続させるための領域であるため、ゲート配線と呼んでも良いが、マルチゲートのトランジスタを1つのトランジスタであると見なすことも出来るため、ゲート電極と呼んでも良い。つまり、ゲート電極やゲート配線と同じ材料で形成され、それらとつながって配置されているものは、ゲート電極やゲート配線と呼んでも良い。
また、例えば、ゲート電極とゲート配線とを接続してさせている部分の導電膜も、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。
なお、ゲート端子とは、ゲート電極の領域や、ゲート電極と電気的に接続されている領域について、その一部分のことを言う。
なお、ソースとは、ソース領域とソース電極とソース配線(ソース線またはソース信号線等とも言う)とを含んだ全体、もしくは、それらの一部のことを言う。ソース領域とは、P型不純物(ボロンやガリウムなど)やN型不純物(リンやヒ素など)が多く含まれる半導体領域のことを言う。従って、少しだけP型不純物やN型不純物が含まれる領域、いわゆる、LDD(Lightly Doped Drain)領域は、ソース領域には含まれない。ソース電極とは、ソース領域とは別の材料で形成され、ソース領域と電気的に接続されて配置されれいる部分の導電層のことを言う。ただし、ソース電極は、ソース領域も含んでソース電極と呼ぶこともある。ソース配線とは、各画素のソース電極の間を接続したり、ソース電極と別の配線とを接続したりするための配線のことを言う。
しかしながら、ソース電極としても機能し、ソース配線としても機能するような部分も存在する。そのような領域は、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。つまり、ソース電極とソース配線とが、明確に区別できないような領域も存在する。例えば、延伸して配置されているソース配線とオーバーラップしてソース領域がある場合、その領域はソース配線として機能しているが、ソース電極としても機能していることになる。よって、そのような領域は、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。
また、ソース電極と同じ材料で形成され、ソース電極とつながっている領域や、ソース電極とソース電極とを接続する部分も、ソース電極と呼んでも良い。また、ソース領域とオーバーラップしている部分も、ソース電極と呼んでも良い。同様に、ソース配線と同じ材料で形成され、ソース配線とつながっている領域も、ソース配線と呼んでも良い。このような領域は、厳密な意味では、別のソース電極と接続させる機能を有していたりすることがない場合がある。しかし、製造マージンなどの関係で、ソース電極やソース配線と同じ材料で形成され、ソース電極やソース配線とつながっている領域がある。よって、そのような領域もソース電極やソース配線と呼んでも良い。
また、例えば、ソース電極とソース配線とを接続してさせている部分の導電膜も、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。
なお、ソース端子とは、ソース領域の領域や、ソース電極や、ソース電極と電気的に接続されている領域について、その一部分のことを言う。
なお、ドレインについては、ソースと同様である。
本明細書において、「トランジスタ(TFT)がオンする」とは、トランジスタのゲートとソース間に閾値を超える電圧が印加され、ソースとドレイン間に電流が流れる状態になることをいう。また、「トランジスタ(TFT)がオフする」とは、トランジスタのゲートとソース間に閾値以下の電圧が印加され、ソースとドレイン間に電流が流れない状態になることをいう。
本明細書において、「接続されている」とは、電気的に接続されていることと同義である。従って、本明細書で開示する各種の構成において、所定の接続関係に加え、その間に電気的な接続を可能とする他の素子(例えば、スイッチや、トランジスタ、ダイオード、容量等の素子)が配置されていても、電気的に接続されているとみなすことができれば良い。もちろん、間に他の素子を介さずに配置されていてもよく、電気的に接続されているとは直接的に接続されている場合を含むものとする。
本明細書において、トランジスタが単なるスイッチング素子として動作すれば良く、極性(導電型)について特定しない場合には、nチャネル型トランジスタ及びpチャネル型トランジスタの選択は自由なものとする。
本明細書において、「ソース信号線」とは、画素の動作を制御するためのビデオ信号をソースドライバから伝達する手段としてソースドライバの出力に接続されている配線のことを指している。
本明細書において、「ゲート信号線」とは、画素へのビデオ信号の書込みを選択、非選択を制御するための走査信号をゲートドライバから伝達する手段としてゲートドライバの出力に接続されている配線のことを指している。
本明細書において、ビデオ信号の入力に関係なく発光素子が発光する状態を輝点欠陥、ビデオ信号の入力に関係なく発光素子が発光しない状態を点欠陥という。
本発明において、ある物の上に形成されている、あるいは、〜上に形成されている、というように、〜の上に、あるいは、〜上に、という記載については、ある物の上に直接接していることに限定されない。直接接してはいない場合、つまり、間に別のものが挟まっている場合も含むものとする。従って例えば、層Aの上に(もしくは層A上に)、層Bが形成されている、という場合は、層Aの上に直接接して層Bが形成されている場合と、層Aの上に直接接して別の層(例えば層Cや層Dなど)が形成されていて、その上に直接接して層Bが形成されている場合とを含むものとする。また、〜の上方に、という記載についても同様であり、ある物の上に直接接していることに限定されず、間に別のものが挟まっている場合も含むものとする。従って例えば、層Aの上方に、層Bが形成されている、という場合は、層Aの上に直接接して層Bが形成されている場合と、層Aの上に直接接して別の層(例えば層Cや層Dなど)が形成されていて、その上に直接接して層Bが形成されている場合とを含むものとする。なお、〜の下に、あるいは、〜の下方に、の場合についても、同様であり、直接接している場合と、接していない場合とを含むこととする。
本発明は、複数のサブ画素で構成される複数画素と、複数の画素を動作させるための電源線、及び複数の信号線と、複数の信号線に信号を出力するためのドライバ回路と、ドライバ回路を制御するための信号入力回路と、検出した電流値が異常な値を示した場合(例えば輝点欠陥が発生した場合は変化量がない、発光素子の陽極と陰極がショートして発生するような点欠陥などは電流値が大きくなるなど)、画素が正常か、輝点欠陥か、点欠陥かを判断し、信号入力回路に補正信号を出力する補正回路と、サブ画素毎に発光させた場合の電源線に流れる電流値を検出する電流値検出回路とを有し、サブ画素を発光させた場合に異常な電流値を示すサブ画素を含む画素をドライバ回路から出力する信号によって補正することを特徴とする。また、ビデオ信号の補正方法として、例えば1つのサブ画素が点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。このように補正することで、高階調の表現も可能となる。また、1つのサブ画素が輝点欠陥となった場合、残りのサブ画素で階調を表現するように補正する。このように補正することで、低階調の表現も可能となる。こうして、上記示した駆動方法により、アクティブマトリクス表示装置に輝点欠陥、及び点欠陥などの欠陥が発生しても、複数のサブ画素と欠陥画素の検出手段と補正手段とを有していれば、ある程度の階調は表現でき、欠点画素を目立たなくすることができる。
本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の主旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の構成の表示装置について、構成を図1を用いて説明する。図1において、101は電流値検出回路、102は電源、103は補正回路、104は信号入力回路、105は電源線、106は配線、107はパネル、108はドライバ回路、109は画素、110(a)、及び110(b)はサブ画素である。
電源線105は画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)と接続され、配線106は画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)と接続され、電源線105は電流値検出回路101を介して電源102の正側と接続され、電源102の負側は配線106と接続され、電流値検出回路101は検出した電流を補正回路103へ出力し、補正回路103は補正信号を信号入力回路104へ出力し、信号入力回路104はドライバ回路108へ制御信号を出力していることを特徴とする半導体装置である。
電流値検出回路101、補正回路103、信号入力回路104、ドライバ回路108の機能について説明する。
電流値検出回路101は画素109が有するサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)をいずれか1つ発光させた場合の電源線105の電流値を検出し補正回路103に出力する機能を持ち、補正回路103は電流値検出回路101から得られたデータをもとに信号入力回路104にビデオ信号、スタートパルス、クロック、反転クロック等の制御信号などを補正する補正信号を出力する機能を持ち、信号入力回路104はドライバ回路108を動作させるためのビデオ信号、スタートパルス、クロック、反転クロック等の制御信号などをドライバ回路108に出力する機能を持ち、ドライバ回路108は画素109、及び画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)を発光輝度を制御する信号を出力する機能を持ち、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)は一対の電極を持つ発光素子と発光素子を制御するための回路を含み、この回路はドライバ回路108から出力される信号により制御され、発光させるときは発光素子の一方の電極に電源線105の電位を入力し、発光させない場合は発光素子の一方の電極に電源線105の電位を入力しておらずフローティングとなっており、発光素子の他方の電極には配線106が接続されている。また、発光させるときに発光素子の一方の電極に電流を供給しても良い。
本発明は、欠陥画素を検出し、補正回路103で信号入力回路104から出力される制御信号を補正することで、欠陥画素を目立たなくする。これらの動作について、いくつかの動作期間に分けて説明する。
欠陥画素を検出する動作について説明する。欠陥画素の検出方法として、サブ画素毎に発光素子を発光させ、電源線105の電流値を電流値検出回路101で検出し、サブ画素毎の電流値を比較することで欠陥画素を検出している。例えば、点欠陥(ドライバ回路で発光させる制御信号を入力してもサブ画素の発光素子が発光しない状態)の場合は正常な画素に比べ電流値が大きくなる。その理由として、発光素子の点欠陥は、発光素子の一方の電極と他方の電極とがショートしている場合に発生するため、点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子に電源線105の電位が入力されると点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子の抵抗値は点欠陥が発生していないサブ画素の発光素子の抵抗値に比べ小さくなっているため、電源線105の電流値が点欠陥が発生していないサブ画素に比べ大きくなる。また、輝点欠陥(ドライバ回路から出力される制御信号に関係なくサブ画素の発光素子が常に発光している状態)の場合は正常な画素に比べ電流値が小さくなる。より詳細には全画素を非発光としたときの電源線105の電流値と正常な画素の電流値の差が小さい。その理由として、発光素子の輝点欠陥は、発光素子の一方の電極に他方の電極が接続された配線106よりも高い電位が印加されている場合に発生するため、輝点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子に電源線105の電位が入力されても電源線105の電流値の変化量は小さい。
欠陥画素の補正方法について説明する。また、欠陥画素が点欠陥の場合と輝点欠陥の場合とに分けて説明する。
点欠陥の場合は、例えば画素108のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)のうちサブ画素110(a)が点欠陥となると、サブ画素110(a)は発光しないため、サブ画素110(b)のみで階調を表現する。ただし、サブ画素110(a)はドライバ回路108からの制御信号に関わらず非発光状態となっており、サブ画素110(b)のみで階調を表現する必要があるので、低階調は表現できるが高階調は表現することはできない。
輝点欠陥の場合は、例えば画素108のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)のうちサブ画素110(a)が輝点欠陥となると、サブ画素110(a)はドライバ回路108からの制御信号に関わらず常に発光し続けているため、サブ画素110(b)のみで階調を表現する。ただし、サブ画素110(a)が発光状態となっており、サブ画素110(b)のみで階調を表現する必要があるので、高階調は表現できるが低階調は表現することはできない。
これらの欠陥を電源線105の電流値から電流値検出回路101を用いて検出し、その電流値をもとに補正回路103で欠陥画素を判断し、その判断に基づき補正信号を信号入力回路104に出力する。そして、信号入力回路104は補正回路103から入力された補正信号をもとにドライバ回路108に制御信号を出力し、欠陥画素を目立たなくするように駆動をする。すなわち、異常な電流値を示す画素に対しては、欠陥が目立たないように補正した信号を入力することにより駆動する。
1つのサブ画素が点欠陥となった場合、例えばドライバ回路108から出力される信号(ビデオ信号)の補正には、残りのサブ画素で階調を表現するように補正すれば良い。このように補正することで、高階調の表現も可能となる。
また、1つのサブ画素が輝点欠陥となった場合においても、残りのサブ画素で階調を表現するように補正することで低階調も表現可能になる。
このようにして、欠陥画素が発生しても欠陥画素を目立たなくすることができるため、欠陥画素が発生しても不良とはなりにくい。
また、サブ画素が2つの場合について説明したが、サブ画素が3つでも良い。サブ画素が3つあると、それぞれの面積比を1:2:4としておけば、1つのサブ画素で表示可能な階調の8倍の階調を表示可能である。また、面積比を1:1:1としても良い。1:1:1とすることで、それぞれのサブ画素の劣化を同じにすることができる。サブ画素の数を増やすことで、ドライバ回路の規模をサブ画素を設けない場合に比べ小さくでき、消費電力も小さくすることができることを特徴とする。
また、2つの場合でもそれぞれの面積比を1:2としておけば、1つのサブ画素で表示可能な階調の4倍の階調を表示可能である。また、面積比を1:1としても良い。1:1とすることで、それぞれのサブ画素の劣化を同じにすることができる。
上述したように本実施の形態は、電源線105の電流値を検出することを特徴とする。電源線105の電流値を検出することで、電源線が複数ある場合、例えば、Rと、Gと、Bとに分ける場合やサブ画素で異なる電源線を接続する場合など、複数のサブ画素の電流値を同時に検出することができる。これにより、サブ画素の電流値検出期間を短くすることができる。
本実施の形態は、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)に点欠陥、又は輝点欠陥が発生しているかをサブ画素毎の発光素子の電流値を検出することで調べる。
以上のことから、本発明では輝点欠陥、及び点欠陥などの欠陥が発生しても、複数のサブ画素と、欠陥画素の検出手段と、補正手段とを有していれば、欠陥面積に応じた階調の減少を抑制することができ、欠陥画素を目立たなくすることができる。
(第2の実施形態)
第2の構成の表示装置について、構成を図2を参照して説明する。図2において、201は電流値検出回路、102は電源、103は補正回路、104は信号入力回路、105は電源線、106は配線、107はパネル、108はドライバ回路、109は画素、110(a)、及び110(b)はサブ画素である。
電源102は画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)と接続され、配線106は画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)と接続され、電源線105は電源102の正側と接続され、電源102の負側は電流値検出回路201を介して配線106と接続され、電流値検出回路201は検出した電流を補正回路103へ出力し、補正回路103は補正信号を信号入力回路104へ出力し、信号入力回路104はドライバ回路108へ制御信号を出力していることを特徴とする半導体装置である。
電流値検出回路201、補正回路103、信号入力回路104、ドライバ回路108の機能について説明する。
電流値検出回路201は画素109を構成するサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)をいずれか1つ発光させた場合の対向電極に接続された配線106の電流値を検出し補正回路103に出力する機能を持ち、補正回路103は電流値検出回路201から得られたデータをもとに信号入力回路104にビデオ信号、スタートパルス、クロック、反転クロック等の制御信号などを補正する補正信号を出力する機能を持ち、信号入力回路104はドライバ回路108を動作させるためのビデオ信号、スタートパルス、クロック、反転クロック等の制御信号などをドライバ回路108に出力する機能を持ち、ドライバ回路108は画素109、及び画素109のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)を発光輝度を制御する信号を出力する機能を持ち、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)は一対の電極を持つ発光素子と発光素子を制御するための回路を含み、この回路はドライバ回路108から出力される信号により制御され、発光させるときは発光素子の一方の電極に電源線105の電位を入力し、発光させない場合は発光素子の一方の電極に電源線105の電位を入力しておらずフローティングとなっており、発光素子の他方の電極には対向電極が接続された配線106が接続されている。また、発光させるときに発光素子の一方の電極に電流を供給しても良い。
本実施の形態は、欠陥画素を検出し、補正回路103で信号入力回路104から出力される制御信号を補正することで、欠陥画素を目立たなくする。これらの動作について、いくつかの動作期間に分けて説明する。
欠陥画素を検出する動作について説明する。欠陥画素の検出方法として、サブ画素毎に発光素子を発光させ、対向電極に接続された配線106の電流値を電流値検出回路201で検出し、サブ画素毎の電流値を比較することで欠陥画素を検出している。例えば、点欠陥(ドライバ回路で発光させる制御信号を入力してもサブ画素の発光素子が発光しない状態)の場合は正常な画素に比べ電流値が大きくなる。その理由として、発光素子の点欠陥は、発光素子の一方の電極と他方の電極とがショートしている場合に発生するため、点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子に電源線105の電位が入力されると点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子の抵抗値は点欠陥が発生していないサブ画素の発光素子の抵抗値に比べ小さくなっているため、対向電極に接続された配線106の電流値が点欠陥が発生していないサブ画素に比べ大きくなる。また、輝点欠陥(ドライバ回路から出力される制御信号に関係なくサブ画素の発光素子が常に発光している状態)の場合は正常な画素に比べ電流値が小さくなる。より詳細には全画素を非発光としたときの対向電極に接続された配線106の電流値と正常な画素の電流値の差が小さい。その理由として、発光素子の輝点欠陥は、発光素子の一方の電極に他方の電極が接続された配線106よりも高い電位が印加されている場合に発生するため、輝点欠陥が発生しているサブ画素の発光素子に電源線105の電位が入力されても配線106の電流値の変化量は小さい。
欠陥画素の補正方法について説明する。また、欠陥画素が点欠陥の場合と輝点欠陥の場合とに分けて説明する。
点欠陥の場合は、例えば画素108のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)のうちサブ画素110(a)が点欠陥となると、サブ画素110(a)は発光しないため、サブ画素110(b)のみで階調を表現する。ただし、サブ画素110(a)はドライバ回路108からの制御信号に関わらず非発光状態となっており、サブ画素110(b)のみで階調を表現する必要があるので、低階調は表現できるが高階調は表現することはできない。
輝点欠陥の場合は、例えば画素108のサブ画素であるサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)のうちサブ画素110(a)が輝点欠陥となると、サブ画素110(a)はドライバ回路108からの制御信号に関わらず常に発光し続けているため、サブ画素110(b)のみで階調を表現する。ただし、サブ画素110(a)が発光状態となっており、サブ画素110(b)のみで階調を表現する必要があるので、高階調は表現できるが低階調は表現することはできない。
これらの欠陥を有する画素を電流値検出回路201で検出した電流値をもとに補正回路103で判断し、その判断に基づき補正回路103は補正信号を信号入力回路104に出力する。信号入力回路104は入力された補正信号をもとにドライバ回路108に制御信号を出力し、欠点画素を目立たなくするような駆動をする。
このようにして、欠陥画素が発生しても欠陥画素を目立たなくすることができるため、欠陥画素が発生しても不良とはなりにくい。
また、サブ画素が2つの場合について説明したが、サブ画素が3つでも良い。サブ画素が3つあると、それぞれの面積比を1:2:4としておけば、1つのサブ画素で表示可能な階調の8倍の階調を表示可能である。また、面積比を1:1:1としても良い。1:1:1とすることで、それぞれのサブ画素の劣化を同じにすることができる。サブ画素の数を増やすことで、ドライバ回路の規模をサブ画素を設けない場合に比べ小さくでき、消費電力も小さくすることができることを特徴とする。
また、2つの場合でもそれぞれの面積比を1:2としておけば、1つのサブ画素で表示可能な階調の4倍の階調を表示可能である。また、面積比を1:1としても良い。1:1とすることで、それぞれのサブ画素の劣化を同じにすることができる。
本実施の形態は、配線106の電流値を検出することを特徴とする。配線106の電流値を検出することで、電源線が複数ある場合などでも配線106は全画素に共通となっているので、回路規模を増やすことなく発光素子の電流値を検出できる。
本実施の形態は、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)に点欠陥、又は輝点欠陥が発生しているかをサブ画素毎の発光素子の電流値を検出することで調べる。また、本発明では、回路規模を小さくできる。特に、補正回路103の回路規模は小さくすることができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図3を参照して説明する。
図3において、301、及び302は電源線、303は抵抗素子、304はスイッチング素子、305はアナログデジタル変換回路である。
電源線301は抵抗素子303の一方の端子、及びスイッチング素子304の一方の端子と接続され、電源線302は抵抗素子303の他方の端子、スイッチング素子304の他方の端子、及びアナログデジタル変換回路305の入力と接続されている。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子303は抵抗成分を持つ抵抗素子であり、スイッチング素子304はスイッチング特性を持つスイッチング素子であり、アナログデジタル変換回路305は抵抗素子303の他方の端子の電位をデジタル値に変換する回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合の電流値を検出する。発光素子を発光させると、その発光素子の特性に応じた電流が電源線302から抵抗素子303を介して電源線301へ流れる。電源線301は電源102と接続されているため、抵抗素子303の他方の端子の電位は、第1の実施形態の場合では抵抗素子303の一方の端子から抵抗素子303の電圧降下した電圧分引いた値となり、第2の実施形態の場合では電圧降下した電圧分足した値となる。こうして、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合に電源線302に流れる電流値を電圧に変換して、アナログデジタル変換回路305へ入力される。また、このときスイッチング素子304はOFFとする。
また、スイッチング素子304が抵抗素子303と並列に接続されている。これは、通常状態において、複数のサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させ、表示画像を表示している場合、電源線302に流れる電流値はサブ画素毎の発光素子を発光させた場合の電流値に比べ極端に大きくなる。そのため、抵抗素子303による電圧降下が大きくなり、電源線105、及び対向電極に接続された配線106に印加される電圧が小さくなってしまう。そのため、通常駆動時は、スイッチング素子304をONとし、抵抗素子303の影響をなくす必要がある。
抵抗素子303の抵抗値の値は、電圧降下した後の電源線302の電位が、電源102の正側の電位と負側の電位との間となるように設定する。それにより、電圧降下の影響を小さくすることができ、より正確な発光素子の特性を検出することができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図4を用いて説明する。
図4において、301、及び302は電源線、303は抵抗素子、304はスイッチング素子、305はアナログデジタル変換回路、306はノイズ低減回路である。
電源線301は抵抗素子303の一方の端子、及びスイッチング素子304の一方の端子と接続され、電源線302は抵抗素子303の他方の端子、スイッチング素子304の他方の端子、及びノイズ低減回路306の入力と接続され、ノイズ低減回路306の出力はアナログデジタル変換回路305の入力と接続されている。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側と接続され(第2の実施形態)、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子303は抵抗成分を持つ抵抗素子であり、スイッチング素子304はスイッチング特性を持つスイッチング素子であり、アナログデジタル変換回路305は抵抗素子303の他方の端子の電位をデジタル値に変換する回路であり、ノイズ低減回路306は抵抗素子303の他方の端子の電位に発生しているノイズを低減する回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であれば何を用いても良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合の電流値を検出する。発光素子を発光させると、その発光素子の特性に応じた電流が電源線302から抵抗素子303を介して電源線301へ流れる。電源線301は電源102と接続されているため、抵抗素子303の他方の端子の電位は、第1の実施形態の場合では抵抗素子303の一方の端子から、抵抗素子303の電圧降下した電圧分引いた値となり、第2の実施形態の場合では電圧降下した電圧分足した値となる。こうして、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合に電源線302に流れる電流値を電圧に変換して、ノイズ低減回路306へ入力し、ノイズを低減してからアナログデジタル変換回路305の入力へ出力される。また、このときスイッチング素子304はOFFとする。
また、スイッチング素子304が抵抗素子303と並列に接続されている。これは、通常状態において、複数のサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させ、表示画像を表示している場合、電源線302に流れる電流値はサブ画素毎の発光素子を発光させた場合の電流値に比べ極端に大きくなる。そのため、抵抗素子303による電圧降下が大きくなり、電源線105、及び対向電極に接続された配線106に印加される電圧が小さくなってしまう。そのため、通常駆動時は、スイッチング素子304をONとし、抵抗素子303の影響をなくす必要がある。
抵抗素子303の抵抗値の値は、電圧降下した後の電源線302の電位が、電源102の正側の電位と負側の電位との間となることを特徴とする。電源102の正側の電位と負側の電位間のとにすることで、電圧降下の影響を小さくすることができ、より正確な発光素子の特性を検出することができる。
(第5の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図5を用いて説明する。
図5において、301、及び302は電源線、303は抵抗素子、304はスイッチング素子、305はアナログデジタル変換回路、307は増幅回路である。
電源線301は抵抗素子303の一方の端子、及びスイッチング素子304の一方の端子と接続され、電源線302は抵抗素子303の他方の端子、スイッチング素子304の他方の端子、及び増幅回路307の入力と接続され、増幅回路307の出力はアナログデジタル変換回路305の入力と接続されている。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子303は抵抗成分を持つ抵抗素子であり、スイッチング素子304はスイッチング特性を持つスイッチング素子であり、アナログデジタル変換回路305は抵抗素子303の他方の端子の電位をデジタル値に変換する回路であり、増幅回路307は抵抗素子303の他方の端子の電位を増幅するための回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合の電流値を検出する。発光素子を発光させると、その発光素子の特性に応じた電流が電源線302から抵抗素子303を介して電源線301へ流れる。電源線301は電源102と接続されているため、抵抗素子303の他方の端子の電位は、第1の実施形態の場合では抵抗素子303の一方の端子から抵抗素子303の電圧降下した電圧分引いた値となり、第2の実施形態の場合では電圧降下した電圧分足した値となる。こうして、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合に電源線302に流れる電流値を電圧に変換して、増幅回路307へ入力し、増幅してからアナログデジタル変換回路305の入力へ出力される。また、このときスイッチング素子304はOFFとする。
また、スイッチング素子304が抵抗素子303と並列に接続されている。これは、通常状態において、複数のサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させ、表示画像を表示している場合、電源線302に流れる電流値はサブ画素毎の発光素子を発光させた場合の電流値に比べ極端に大きくなる。そのため、抵抗素子303による電圧降下が大きくなり、電源線105、及び対向電極に接続された配線106に印加される電圧が小さくなってしまう。そのため、通常駆動時は、スイッチング素子304をONとし、抵抗素子303の影響をなくす必要がある。
抵抗素子303の抵抗値の値は、電圧降下した後の電源線302の電位が、電源102の正側の電位と負側の電位との間となるように設定する。それにより、電圧降下の影響を小さくすることができ、より正確な発光素子の特性を検出することができる。
(第6の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図6を用いて説明する。
図6において、301、及び302は電源線、303は抵抗素子、304はスイッチング素子、305はアナログデジタル変換回路、306はノイズ低減回路、307は増幅回路である。
電源線301は抵抗素子303の一方の端子、及びスイッチング素子304の一方の端子と接続され、電源線302は抵抗素子303の他方の端子、スイッチング素子304の他方の端子、及びノイズ低減回路306の入力と接続され、ノイズ低減回路の出力は増幅回路307の入力と接続され、増幅回路307の出力はアナログデジタル変換回路305の入力と接続されている。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子303は抵抗成分を持つ抵抗素子であり、スイッチング素子304はスイッチング特性を持つスイッチング素子であり、アナログデジタル変換回路305は抵抗素子303の他方の端子の電位をデジタル値に変換する回路であり、ノイズ低減回路306は抵抗素子303の他方の端子の電位に発生しているノイズを低減する回路であり、増幅回路307は抵抗素子303の他方の端子の電位を増幅するための回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合の電流値を検出する。発光素子を発光させると、その発光素子の特性に応じた電流が電源線302から抵抗素子303を介して電源線301へ流れる。電源線301は電源102と接続されているため、抵抗素子303の他方の端子の電位は、第1の実施形態の場合では抵抗素子303の一方の端子から抵抗素子303の電圧降下した電圧分引いた値となり、第2の実施形態の場合では電圧降下した電圧分足した値となる。こうして、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させた場合に電源線302に流れる電流値を電圧に変換して、ノイズ低減回路306へ入力してノイズを低減してから、増幅回路307の入力へ出力し、増幅してからアナログデジタル変換回路305の入力へ出力される。また、このときスイッチング素子304はOFFとする。
また、スイッチング素子304が抵抗素子303と並列に接続されている。これは、通常状態において、複数のサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させ、表示画像を表示している場合、電源線302に流れる電流値はサブ画素毎の発光素子を発光させた場合の電流値に比べ極端に大きくなる。そのため、抵抗素子303による電圧降下が大きくなり、電源線105、及び対向電極に接続された配線106に印加される電圧が小さくなってしまう。そのため、通常駆動時は、スイッチング素子304をONとし、抵抗素子303の影響をなくす必要がある。
抵抗素子303の抵抗値の値は、電圧降下した後の電源線302の電位が、電源102の正側の電位と負側の電位との間となることを特徴とする。電源102の正側の電位と負側の間の電位とにすることで、電圧降下の影響を小さくすることができ、より正確な発光素子の特性を検出することができる。
(第7の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図7を用いて説明する。
図7において、301、及び302は電源線、703は定電流源、704はセレクト回路、305はアナログデジタル変換回路であることを特徴とする半導体装置である。
電源線301はセレクト回路704の第1の端子と接続され、電源線302はセレクト回路704の第2の端子、及びアナログデジタル変換回路305の入力と接続され、定電流源703はセレクト回路704の第3の端子と接続されている。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されている。
定電流源703は一定の電流を流す回路であり、セレクト回路704は第2の端子を第1の端子、及び第3の端子のいずれかに接続するかを選択する回路であり、アナログデジタル変換回路305は電源線302の電位をデジタル値に変換する回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させる場合に、通常駆動では、セレクト回路704の第1の端子と第2の端子とが接続されている。すなわち電源線301と電源線302とが接続されている。本実施形態では、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子の点欠陥、輝点欠陥、又は正常かを判断するために、定電流源703を用いる。セレクト回路704の第2の端子と第3の端子とを接続することで、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子に定電流を流し、それによる電源線302の電位の変化を調べる。こうして、電源線302の電位をアナログデジタル変換回路305へ入力する。
本実施形態では、アナログデジタル変換回路305の入力からサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子までに、通常駆動と同様に回路群、抵抗素子、及び容量素子といったものがないため、ノイズが少なく、通常駆動と同じ条件でサブ画素毎の発光素子特性を調べることができる。
(第8の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図8を用いて説明する。
図8において、301、及び302は電源線、703は定電流源、704はセレクト回路、305はアナログデジタル変換回路、306はノイズ低減回路である。
電源線301はセレクト回路704の第1の端子と接続され、電源線302はセレクト回路704の第2の端子、及びノイズ低減回路306の入力と接続され、定電流源703はセレクト回路704の第3の端子と接続され、ノイズ低減回路306の出力はアナログデジタル変換回路305の入力と接続している。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
定電流源703は一定の電流を流す回路であり、セレクト回路704は第2の端子を第1の端子、及び第3の端子のいずれかに接続するかを選択する回路であり、アナログデジタル変換回路305は電源線302の電位をデジタル値に変換する回路であり、ノイズ低減回路306は電源線302の電位に発生しているノイズを低減する回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させる場合に、通常駆動では、セレクト回路704の第1の端子と第2の端子とが接続されている。すなわち電源線301と電源線302とが接続されている。本実施形態では、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子の点欠陥、輝点欠陥、又は正常かを判断するために、定電流源703を用いる。セレクト回路704の第2の端子と第3の端子とを接続することで、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子に定電流を流し、それによる電源線302の電位の変化を調べる。こうして、電源線302の電位をノイズ低減回路306の入力に出力しノイズを低減してから、アナログデジタル変換回路305へ入力する。
本実施形態では、アナログデジタル変換回路305の入力からサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子までに、通常駆動同様に回路群、抵抗素子、及び容量素子といったものがないため、ノイズが少なく、通常駆動と同じ条件でサブ画素毎の発光素子特性を調べることができる。
(第9の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図9を用いて説明する。
図29において、301、及び302は電源線、703は定電流源、704はセレクト回路、305はアナログデジタル変換回路、307は増幅回路である。
電源線301はセレクト回路704の第1の端子と接続され、電源線302はセレクト回路704の第2の端子、及び増幅回路307の入力と接続され、定電流源703はセレクト回路704の第3の端子と接続され、増幅回路307の出力はアナログデジタル変換回路305の入力と接続している。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
定電流源703は一定の電流を流す回路であり、セレクト回路704は第2の端子を第1の端子、及び第3の端子のいずれかに接続するかを選択する回路であり、アナログデジタル変換回路305は電源線302の電位をデジタル値に変換する回路であり、増幅回路307は電源線302の電位を増幅するための回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させる場合に、通常駆動では、セレクト回路704の第1の端子と第2の端子とが接続されている。すなわち電源線301と電源線302とが接続されている。本実施形態では、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子の点欠陥、輝点欠陥、又は正常かを判断するために、定電流源703を用いる。セレクト回路704の第2の端子と第3の端子とを接続することで、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子に定電流を流し、それによる電源線302の電位の変化を調べる。こうして、電源線302の電位を増幅回路307の入力に出力し電位を増幅してから、アナログデジタル変換回路305へ入力する。
本実施形態では、アナログデジタル変換回路305の入力からサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子までに、通常駆動と異なるような回路群、抵抗素子、及び容量素子といったものがないため、ノイズが少なく、通常駆動と同じ条件でサブ画素毎の発光素子特性を調べることができる。
(第10の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明した電流値検出回路101、及び電流値検出回路201の一例の構成を図10を用いて説明する。
図10において、301、及び302は電源線、703は定電流源、704はセレクト回路、305はアナログデジタル変換回路、306はノイズ低減回路、307は増幅回路である。
電源線301はセレクト回路704の第1の端子と接続され、電源線302はセレクト回路704の第2の端子、及びノイズ低減回路306の入力と接続され、定電流源703はセレクト回路704の第3の端子と接続され、ノイズ低減回路306の出力は増幅回路307の入力と接続され、増幅回路307の出力は、アナログデジタル変換回路305の入力と接続している。また、電源線301は電源102の正側(第1の実施形態)、及び負側(第2の実施形態)と接続され、電源線302は電源線105(第1の実施形態)、及び配線106(第2の実施形態)と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
定電流源703は一定の電流を流す回路であり、セレクト回路704は第2の端子を第1の端子、及び第3の端子のいずれかに接続するかを選択する回路であり、アナログデジタル変換回路305は電源線302の電位をデジタル値に変換する回路であり、ノイズ低減回路306は電源線302の電位に発生しているノイズを低減する回路であり、増幅回路307は電源線302の電位を増幅するための回路である。また、デジタル値でなくても補正回路103で認識できる値であればなんでも良い。
サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子を発光させる場合に、通常駆動では、セレクト回路704の第1の端子と第2の端子とが接続されている。すなわち電源線301と電源線302とが接続されている。本実施形態では、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子の点欠陥、輝点欠陥、又は正常かを判断するために、定電流源703を用いる。セレクト回路704の第2の端子と第3の端子とを接続することで、サブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子に定電流を流し、それによる電源線302の電位の変化を調べる。こうして、電源線302の電位をノイズ低減回路306の入力に出力してノイズを低減し、さらにそれを増幅回路307の入力に出力し電位を増幅してから、アナログデジタル変換回路305へ入力する。
本実施形態では、アナログデジタル変換回路305の入力からサブ画素110(a)、及びサブ画素110(b)の発光素子までに、通常駆動と異なるような回路群、抵抗素子、及び容量素子といったものがないため、ノイズが少なく、通常駆動と同じ条件でサブ画素毎の発光素子特性を調べることができる。
(第11の実施形態)
第3の実施形態乃至第10の実施形態において説明したアナログデジタル変換回路305の一例の構成を図11を用いて説明する。
図11において、1101はデータ信号入力線、1102は電源、1103はオペアンプ、1104(a)、及び1104(b)は抵抗素子、1105は比較電位(1行目)、1106は比較電位(2行目)、1107は比較電位(n−1行目)、1108は比較電位(n行目)、1109はオペアンプ出力であることを特徴とする半導体装置である。
オペアンプ1103の第1の入力端子には、データ入力線1101が入力され、電源1102は抵抗素子1104(a)、及び複数の抵抗素子1104(b)を介して基準電位(グランド電位)と接続され、抵抗素子1104(b)に発生する電位を比較電位とし、オペアンプ1103の第2の入力端子へ入力されている。
データ入力線1101は電源線302の電位、又は増幅された電源線302の電位であり、オペアンプ1103は第1の入力端子と第2の入力端子の電位を比較し、どちらが大きいか判断する回路であり、電源1102から抵抗素子1104(a)、及び複数の抵抗素子1104(b)を介して基準電位に接続されている回路群はオペアンプ1103の第2の入力端子にそれぞれ異なる電位を入力するための回路である。抵抗素子1104(a)、及び複数の抵抗素子1104(b)の両端の電位は電源1102と基準電圧との電位を抵抗分割した電位を出力する。こうして、データ入力線1101の電位と比較電位1105、比較電位1106、比較電位1107、及び比較電位1108の電位とをオペアンプ1103により比較することでデータ入力線1101の電位を検出することができる。
また、本実施形態ではデータ入力線1101の電位をデジタルへ変換していないが、ある程度の電位の値を調べることができる。そのため、必ずしもアナログ値をデジタル値に変換しなくても、このようなコンパレータ回路を使っても良い。
また、オペアンプ1103でなくても、第1の入力端子と第2の入力端子の電位を比較できる回路であれば良い。さらに、オペアンプ1103の数はいくつでも良いが、2個にすると望ましい。理由として、2つのオペアンプ1103の第2の入力端子に接続する電位をそれぞれ最大時の電位と最小時の電位としておけば第1の入力端子に入力される電位が最大時の電位以上、又は最小時の電位以下となれば画素に欠陥があると判断する。最大時の電位、及び最小時の電位はデータ入力線1101の電位のばらつきを考慮して決定される。
(第12の実施形態)
第3の実施形態乃至第10の実施形態において説明したノイズ低減回路306の一例の構成を図12を用いて説明する。
図12において、1201はデータ入力線、1202はデータ出力線、1203は抵抗素子、1204は容量素子である。
データ入力線1201は抵抗素子1203の一方、及び容量素子1204の一方の電極と接続され、容量素子1204の他方の電極は基準電位と接続され、抵抗素子1203の他方はデータ出力線1202と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子1203の抵抗値をR[Ω]とし、容量素子1204の容量値をC[μF]とすると、ノイズ周波数が1/2πRCよりも高い周波数のノイズをカットする。そのため、高周波のノイズを低減することができる。
(第13の実施形態)
第3の実施形態乃至第10の実施形態において説明した増幅回路307の一例の構成を図13を用いて説明する。
図13において、1301はデータ入力線、1302はデータ出力線、1303はオペアンプ、1304、1305は抵抗素子である。
データ入力線1301はオペアンプ1303の第1の入力端子に入力され、オペアンプ1303の第2の入力端子は抵抗素子1304の一方の端子、及び抵抗素子1305の一方の端子と接続され、抵抗素子1305の他方の端子は基準電位と接続され、抵抗素子1304の他方の端子はオペアンプ1303の出力であるデータ出力線1302と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
抵抗素子1304の抵抗値をR(4)[Ω]とし、抵抗素子1305の抵抗値をR(5)[Ω]とし、データ入力線1301から入力される電位をVsinとすると、データ出力線1302の電位Vout=Vin・{[R(4)+R(5)]/R(5)}となる。こうして、電源線302から得られる電位を増幅することができ、アナログデジタル変換回路305でアナログ値からデジタル値へ変換するときに変換しやすくなる。
(第14の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図14を用いて説明する。
図14において、1401はソースドライバ、1402はゲートドライバ、1404、及び1405はソース信号線、1406はゲート信号線、1409は電源線、1411は画素、1412及び1413はサブ画素、1414、1415、1416及び1417はTFT、1420及び1421は一対の電極を持つ容量素子、1422及び1423は一対の電極を持つ発光素子、1424は発光素子1422の他方の電極、及び発光素子1423の他方の電極である対向電極である。なお、本実施形態において、TFT1414及びTFT1415はP型薄膜トランジスタであり、TFT1416及びTFT1417はN型の薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1401はソース信号線1404及びソース信号線1405と接続され、これら信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバ1402はゲート信号線1406と接続され、走査し、電源線1409はTFT1414のソースとドレインうち一方、及びTFT1415のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1414のソースとドレインのうち他方は発光素子1422の一方の電極と接続されTFT1415のソースとドレインのうち他方は発光素子1423の一方の電極と接続され、TFT1414のゲートは容量素子1420の一方の電極及びTFT1416のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1415のゲートは容量素子1421の一方の電極及びTFT1417のソースとドレインのうち一方と接続され、容量素子1420の他方の電極及び容量素子1421の他方の電極は電源線1409と接続され、TFT1416のソースとドレインのうち他方はソース信号線1404と接続され、TFT1417のソースとドレインのうち他方はソース信号線1405と接続され、TFT1416のゲート及びTFT1417のゲートはゲート信号線1406と接続されている。
TFT1416がONとなったときソース信号線1404からTFT1414のゲート及び容量素子1420の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1417がONとなったときソース信号線1405からTFT1415のゲート及び容量素子1421の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1416のゲート及びTFT1417のゲートは共通のゲート信号線1406と接続されているため、同時にONする。TFT1414及びTFT1415はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1409の電位の関係で流れる電流値が決まり、それに従い発光素子1422及び発光素子1423に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。このようにサブ画素において、発光素子に流れる電流を制御するTFT等を発光素子の発光階調を決定する回路とも言う。ビデオ信号はサブ画素1412及びサブ画素1413で別々に入力するため、サブ画素1412とサブ画素1413で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば発光素子1422と発光素子1423の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。
上記の駆動方法では、発光素子1422、及び発光素子1423に流れる電流値により発光輝度を決定したが、発光時間により発光輝度を決定することもできる。これについて、以下に説明する。
本発明は、ソース信号線1404、及びソース信号線1405から入力されるビデオ信号をTFT1414、及びTFT1415をON、又はOFFする電位の2値とする。こうすることで、発光、又は非発光のいずれかの状態を選択することができる。また、この場合1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割することで、発光階調を表現する。例えば、1フレームを6つのサブフレームに分割し、それぞれの発光時間を1:2:4:8:16:32とし、それぞれをサブフレームを組み合わせることで64階調の発光階調を表現することができる。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、1:2:4:8:8:8:8:8:8:8としも良い。この場合、16と32をそれぞれ2つの8と4つの8に分割したのと同様となる。
上記の発光時間により発光階調を表現す方法において、消去期間を設けても良い。消去期間とは1フレーム期間を複数のサブフレームに分け、ある発光素子を発光させた場合に、次のサブフレームまで、発光し続けるのではなくサブフレーム期間の途中で発光を止めることである。その方法として、TFT1414、及びTFT1415をOFFすると良い。これを実現するために、サブフレーム期間を2つに分割し、一方の期間では書込み動作、他方の期間では消去動作をすると良い。消去動作ではソース信号線1404、及びソース信号線1405からTFT1414、及びTFT1415をOFFするようなビデオ信号が出力される。
本実施形態では、ソース信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
TFT1416、及びTFT1417はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1414、及びTFT1415もスイッチング素子として動作させても良い。また、TFT1414及びTFT1415の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1414、及びTFT1415の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第15の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図15を用いて説明する。
図15において、1501はソースドライバ、1502はゲートドライバ、1504はソース信号線、1506及び1507はゲート信号線、1509は電源線、1511は画素、1512及び1513はサブ画素、1514、1515、1516及び1517はTFT、1520及び1521は一対の電極を持つ容量素子、1522及び1523は一対の電極を持つ発光素子、1524は発光素子1522の他方の電極、及び発光素子1523の他方の電極である対向電極であることを特徴とする。なお、本実施形態において、TFT1514及びTFT1515はP型薄膜トランジスタであり、TFT1516及びTFT1517はN型の薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1501はソース信号線1504と接続され、ビデオ信号をソース信号線1504に出力し、ゲートドライバ1502はゲート信号線1506及びゲート信号線1507と接続され、走査し、電源線1509はTFT1514のソースとドレインうち一方、及びTFT1515のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1514のソースとドレインのうち他方は発光素子1522の一方の電極と接続されTFT1515のソースとドレインのうち他方は発光素子1523の一方の電極と接続され、TFT1514のゲートは容量素子1520の一方の電極、及びTFT1516のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1515のゲートは容量素子1521の一方の電極、及びTFT1517のソースとドレインのうち一方と接続され、容量素子1520の他方の電極、及び容量素子1521の他方の電極は電源線1509と接続され、TFT1516のソースとドレインのうち他方、及びTFT1517のソースとドレインのうち他方はソース信号線1504と接続され、TFT1516のゲートはゲート信号線1506と接続され、TFT1517のゲートはゲート信号線1507と接続されている。
TFT1516、がONとなったときソース信号線1504からTFT1514のゲート、及び容量素子1520の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1517がONとなったときソース信号線1504からTFT1515のゲート、及び容量素子1521の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1516のゲートはゲート信号線1506と接続され、TFT1517のゲートはゲート信号線1507と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線1504は共通とすることができる。TFT1514、及びTFT1515はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1509の電位の関係で流れる電流値が決まり、それに従い発光素子1522及び発光素子1523に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素1512、及びサブ画素1513で別々に入力するため、サブ画素1512とサブ画素1513で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子1522と発光素子1523の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。
上記の駆動方法では、発光素子1522、及び発光素子1523に流れる電流値により発光輝度を決定したが、発光時間により発光輝度を決定することもできる。これについて、以下に説明する。
本発明は、ソース信号線1504から入力されるビデオ信号をTFT1514、及びTFT1515をON、又はOFFする電位の2値とする。こうすることで、発光、又は非発光のいずれかの状態を選択することができる。また、この場合1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割することで、発光階調を表現する。例えば、1フレームを6つのサブフレームに分割し、それぞれの発光時間を1:2:4:8:16:32とし、それぞれをサブフレームを組み合わせることで64階調の発光階調を表現することができる。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、1:2:4:8:8:8:8:8:8:8としも良い。この場合、16と32をそれぞれ2つの8と4つの8に分割したのと同様となる。
上記の発光時間により発光階調を表現す方法において、消去期間を設けても良い。消去期間とは1フレーム期間を複数のサブフレームに分け、ある発光素子を発光させた場合に、次のサブフレームまで、発光し続けるのではなくサブフレーム期間の途中で発光を止めることである。その方法として、TFT1514、及びTFT1515をOFFすると良い。これを実現するために、サブフレーム期間を2つに分割し、一方の期間では書込み動作、他方の期間では消去動作をすると良い。消去動作ではソース信号線1504からTFT1514、及びTFT1515をOFFするようなビデオ信号が出力される。
本実施形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
TFT1516、及びTFT1517はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1514、及びTFT1515もスイッチング素子として動作させても良い。また、TFT1514及びTFT1515の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1514、及びTFT1515の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第16の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図16を用いて説明する。
図16において、1601はソースドライバ、1602はゲートドライバ、1604、及び1605はソース信号線、1606はゲート信号線、1609は電源線、1611は画素、1612及び1613はサブ画素、1614、1615、1616及び1617はTFT、1620、及び1621は一対の電極を持つ容量素子、1622、及び1623は一対の電極を持つ発光素子、1624は発光素子1622の他方の電極、及び発光素子1623の他方の電極である対向電極である。なお、本実施形態において、TFT1614、TFT1615、TFT1616及びTFT1617はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1601はソース信号線1604、及びソース信号線1605と接続され、これら信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバ1602はゲート信号線1606と接続され、走査し、電源線1609はTFT1614のソースとドレインうち一方、及びTFT1615のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1614のソースとドレインのうち他方は発光素子1622の一方の電極と接続されTFT1615のソースとドレインのうち他方は発光素子1623の一方の電極と接続され、TFT1614のゲートは容量素子1620の一方の電極、及びTFT1616のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1615のゲートは容量素子1621の一方の電極及びTFT1617のソースとドレインのうち一方と接続され、容量素子1620の他方の電極及び容量素子1621の他方の電極は電源線1609と接続され、TFT1616のソースとドレインのうち他方はソース信号線1604と接続され、TFT1617のソースとドレインのうち他方はソース信号線1605と接続され、TFT1616のゲート、及びTFT1616のゲートはゲート信号線1606と接続されている。
TFT1616がONとなったときソース信号線1604からTFT1614のゲート及び容量素子1620の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1617がONとなったときソース信号線1605からTFT1615のゲート、及び容量素子1621の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1616のゲート、及びTFT1617のゲートは共通のゲート信号線1606と接続されているため、同時にONする。TFT1614及びTFT1615はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1609の電位の関係で流れる電流値が決まり、それに従い発光素子1622、及び発光素子1623に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素1612及びサブ画素1613で別々に入力するため、サブ画素1612とサブ画素1613で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子1622と発光素子1623の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。
上記の駆動方法では、発光素子1622、及び発光素子1623に流れる電流値により発光輝度を決定したが、発光時間により発光輝度を決定することもできる。これについて、以下に説明する。
本実施の形態は、ソース信号線1604、及びソース信号線1605から入力されるビデオ信号をTFT1614、及びTFT1615をON、又はOFFする電位の2値とする。こうすることで、発光、又は非発光のいずれかの状態を選択することができる。また、この場合1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割することで、発光階調を表現する。例えば、1フレームを6つのサブフレームに分割し、それぞれの発光時間を1:2:4:8:16:32とし、それぞれをサブフレームを組み合わせることで64階調の発光階調を表現することができる。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、1:2:4:8:8:8:8:8:8:8としも良い。この場合、16と32をそれぞれ2つの8と4つの8に分割したのと同様となる。
上記の発光時間により発光階調を表現す方法において、消去期間を設けても良い。消去期間とは1フレーム期間を複数のサブフレームに分け、ある発光素子を発光させた場合に、次のサブフレームまで、発光し続けるのではなくサブフレーム期間の途中で発光を止めることである。その方法として、TFT1614、及びTFT1615をOFFすると良い。これを実現するために、サブフレーム期間を2つに分割し、一方の期間では書込み動作、他方の期間では消去動作をすると良い。消去動作ではソース信号線1604、及びソース信号線1605からTFT1614、及びTFT1615をOFFするようなビデオ信号が出力される。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ソース信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いソース信号線も複数にしも良い。
本実施の形態では画素1611が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでの作製が可能であることを特徴とする。
TFT1616、及びTFT1617はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1614、及びTFT1615もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT1614及びTFT1615の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1614、及びTFT1615の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第17の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図17を用いて説明する。
図17において、1701はソースドライバ、1702はゲートドライバ、1704はソース信号線、1706、及び1707はゲート信号線、1709は電源線、1711は画素、1712、及び1713はサブ画素、1714、1715、1716、及び1717はTFT、1720及び1721は一対の電極を持つ容量素子、1722及び1723は一対の電極を持つ発光素子、1724は発光素子1722の他方の電極、及び発光素子1723の他方の電極である対向電極である。なお、本実施形態において、TFT1714、TFT1715、TFT1716及びTFT1717はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1701はソース信号線1704と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ1702はゲート信号線1706、及びゲート信号線1707と接続され、走査し、電源線1709はTFT1714のソースとドレインうち一方、及びTFT1715のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1714のソースとドレインのうち他方は発光素子1722の一方の電極と接続されTFT1715のソースとドレインのうち他方は発光素子1723の一方の電極と接続され、TFT1714のゲートは容量素子1720の一方の電極、及びTFT1716のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1517のゲートは容量素子1721の一方の電極、及びTFT1717のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子1720の他方の電極、及び容量素子1721の他方の電極は電源線1709と接続され、TFT1716のソースとドレインのうち他方、及びTFT1717のソースとドレインのうち他方はソース信号線1704と接続され、TFT1716のゲートはゲート信号線1706と接続され、TFT1717のゲートはゲート信号線1707と接続されている。
TFT1716、がONとなったときソース信号線1704からTFT1714のゲート、及び容量素子1720の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1717がONとなったときソース信号線1704からTFT1715のゲート、及び容量素子1721の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1716のゲートはゲート信号線1706と接続され、TFT1717のゲートはゲート信号線1707と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線1704は共通とすることができる。TFT1714、及びTFT1715はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1709の電位の関係で流れる電流値が決まり、それに従い発光素子1722及び発光素子1723に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素1712及びサブ画素1713で別々に入力するため、サブ画素1712とサブ画素1713で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子1722と発光素子1723の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。
上記の駆動方法では、発光素子1722、及び発光素子1723に流れる電流値により発光輝度を決定したが、発光時間により発光輝度を決定することもできる。これについて、以下に説明する。
本発明は、ソース信号線1704から入力されるビデオ信号をTFT1714、及びTFT1715をON、又はOFFする電位の2値とする。こうすることで、発光、又は非発光のいずれかの状態を選択することができる。また、この場合1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割することで、発光階調を表現する。例えば、1フレームを6つのサブフレームに分割し、それぞれの発光時間を1:2:4:8:16:32とし、それぞれをサブフレームを組み合わせることで64階調の発光階調を表現することができる。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、1:2:4:8:8:8:8:8:8:8としも良い。この場合、16と32をそれぞれ2つの8と4つの8に分割したのと同様となる。
上記の発光時間により発光階調を表現す方法において、消去期間を設けても良い。消去期間とは1フレーム期間を複数のサブフレームに分け、ある発光素子を発光させた場合に、次のサブフレームまで、発光し続けるのではなくサブフレーム期間の途中で発光を止めることである。その方法として、TFT1714、及びTFT1715をOFFすると良い。これを実現するために、サブフレーム期間を2つに分割し、一方の期間では書込み動作、他方の期間では消去動作をすると良い。消去動作ではソース信号線1704からTFT1714、及びTFT1715をOFFするようなビデオ信号が出力される。
本実施形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
本実施形態では画素1711が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでのTFT作製が可能であることを特徴とする。
TFT1716、及びTFT1717はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1714、及びTFT1715もスイッチング素子として動作させても良い。また、TFT1514及びTFT1715の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1714、及びTFT1715の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第18の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図18を用いて説明する。
図18において、1801はソースドライバ、1802及び1803はゲートドライバ、1804、及び1805はソース信号線、1806及び1808はゲート信号線、1809は電源線、1811は画素、1812及び1813はサブ画素、1814、1815、1816、1817、1818及び1819はTFT、1820、及び1821は一対の電極を持つ容量素子、1822、及び1823は一対の電極を持つ発光素子、1824は発光素子1822の他方の電極、及び発光素子1823の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT1814、TFT1815はP型薄膜トランジスタであり、TFT1816、TFT1817、TFT1818及びTFT1819はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1801はソース信号線1804、及びソース信号線1805と接続され、これら信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバ1802はゲート信号線1806と接続され、走査し、ゲートドライバ1803はゲート信号線1808と接続され、走査し、電源線1809はTFT1814のソースとドレインうち一方、TFT1815のソースとドレインのうち一方、TFT1818のソースとドレインのうち一方、及びTFT1819のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1814のソースとドレインのうち他方は発光素子1822の一方の電極と接続されTFT1815のソースとドレインのうち他方は発光素子1823の一方の電極と接続され、TFT1814のゲートは容量素子1820の一方の電極、TFT1818のソースとドレインのうち他方、及びTFT1816のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1815のゲートは容量素子1821の一方の電極、TFT1819のソースとドレインのうち他方、及びTFT1817のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子1820の他方の電極、及び容量素子1821の他方の電極は電源線1809と接続され、TFT1816のソースとドレインのうち他方はソース信号線1804と接続され、TFT1817のソースとドレインのうち他方はソース信号線1805と接続され、TFT1816のゲート、及びTFT1816のゲートはゲート信号線1806と接続され、TFT1818のゲート、及びTFT1819のゲートはゲート信号線1808と接続されている。
TFT1816がONとなったときソース信号線1804からTFT1814のゲート、及び容量素子1820の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1817がONとなったときソース信号線1805からTFT1815のゲート、及び容量素子1821の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1816のゲート、及びTFT1817のゲートは共通のゲート信号線1806と接続されているため、同時にONする。TFT1814、及びTFT1815はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1809の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子1822、及び発光素子1823に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素1812、及びサブ画素1813で別々に入力するため、サブ画素1812とサブ画素1813で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子1822と発光素子1823の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで18階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、TFT1818、及びTFT1819がONとなると、TFT1814のゲート、及びTFT1815のゲートに電源線1809の電位が印加されるため、TFT1814、及びTFT1815のゲートとソースの間の電位は0[V]となり、これらトランジスタはOFFとなる。よって、発光素子1822及び発光素子1823は非発光となり、消去期間を設けることができる。
本実施形態では、ソース信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
TFT1816、及びTFT1817はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1814及びTFT1815もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT1814及びTFT1815の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1814及びTFT1815の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第19の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図19を用いて説明する。
図19において、1901はソースドライバ、1902及び1903はゲートドライバ、1904はソース信号線、1906、1907及び1908はゲート信号線、1909は電源線、1911は画素、1912及び1913はサブ画素、1914、1915、1916及び1917はTFT、1920、及び1921は一対の電極を持つ容量素子、1922、及び1923は発光素子、1924は発光素子1922の他方の電極及び発光素子1923の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT1914、TFT1915はP型薄膜トランジスタであり、TFT1916、TFT1917、TFT1918及びTFT1919はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ1901はソース信号線1904と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ1902はゲート信号線1906、及びゲート信号線1907と接続され、走査し、ゲートドライバ1903はゲート信号線1908と接続され、電源線1909はTFT1914のソースとドレインうち一方、TFT1915のソースとドレインのうち一方、TFT1918のソースとドレインのうち一方、及びTFT1919のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1914のソースとドレインのうち他方は発光素子1922の一方の電極と接続されTFT1915のソースとドレインのうち他方は発光素子1923の一方の電極と接続され、TFT1914のゲートは容量素子1920の一方の電極、TFT1918のソースとドレインのうち他方、及びTFT1916のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT1915のゲートは容量素子1921の一方の電極、TFT1919のソースとドレインのうち他方、及びTFT1917のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子1920の他方の電極、及び容量素子1921の他方の電極は電源線1909と接続され、TFT1916のソースとドレインのうち他方、及びTFT1917のソースとドレインのうち他方はソース信号線1904と接続され、TFT1916のゲートはゲート信号線1906と接続され、TFT1917のゲートはゲート信号線1907と接続され、TFT1918のゲート、及びTFT1919のゲートはゲート信号線1908と接続されている。
TFT1916、がONとなったときソース信号線1904からTFT1914のゲート、及び容量素子1920の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT1917がONとなったときソース信号線1904からTFT1915のゲート、及び容量素子1921の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT1916のゲートはゲート信号線1906と接続され、TFT1917のゲートはゲート信号線1907と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線1904は共通とすることができる。TFT1914及びTFT1915はゲートに入力されたビデオ信号と電源線1909の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子1922及び発光素子1923に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素1912、及びサブ画素1913で別々に入力するため、サブ画素1912とサブ画素1913で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子1922と発光素子1923の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、TFT1918、及びTFT1919がONとなると、TFT1914のゲート、及びTFT1915のゲートに電源線1909の電位が印加され、TFT1914、及びTFT1915のゲートとソースの間の電位は0[V]となり、これらトランジスタはOFFとなる。よって、ため発光素子1922及び発光素子1823は非発光となり、消去期間を設けることができる。
本実施形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
TFT1916、及びTFT1917はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT1914、及びTFT1915もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT1914及びTFT1915の動作が線形領域となるようにすれば、TFT1914、及びTFT1915の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第20の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図20を用いて説明する。
図20において、2001はソースドライバ、2002、び2003はゲートドライバ、2004、及び2005はソース信号線、2006及び2008はゲート信号線、2009は電源線、2011は画素、2012及び2013はサブ画素、2014、2015、2016、2017、2018及び2019はTFT、2020、及び2021は一対の電極を持つ容量素子、2022、及び2023は一対の電極を持つ発光素子、2024は発光素子2022の他方の電極、及び発光素子2023の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT2014、TFT2015、TFT2016、TFT2017、TFT2018及びTFT2019はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ2001はソース信号線2004、及びソース信号線2005と接続され、これら信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバ2002はゲート信号線2006と接続され、走査し、ゲートドライバ2003はゲート信号線2008と接続され、走査し、電源線2009はTFT2014のソースとドレインうち一方、TFT2015のソースとドレインのうち一方、TFT2018のソースとドレインのうち一方、及びTFT2019のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2014のソースとドレインのうち他方は発光素子2022の一方の電極と接続されTFT2015のソースとドレインのうち他方は発光素子2023の一方の電極と接続され、TFT2014のゲートは容量素子2020の一方の電極、TFT2018のソースとドレインのうち他方、及びTFT2016のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2015のゲートは容量素子2021の一方の電極、TFT2019のソースとドレインのうち他方、及びTFT2017のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子2020の他方の電極、及び容量素子2021の他方の電極は電源線2009と接続され、TFT2016のソースとドレインのうち他方はソース信号線2004と接続され、TFT2017のソースとドレインのうち他方はソース信号線2005と接続され、TFT2016のゲート、及びTFT2016のゲートはゲート信号線2006と接続され、TFT2018のゲート、及びTFT2019のゲートはゲート信号線2008と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
TFT2016がONとなったときソース信号線2004からTFT2014のゲート、及び容量素子2020の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT2017がONとなったときソース信号線2005からTFT2015のゲート、及び容量素子2021の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT2016のゲート、及びTFT2017のゲートは共通のゲート信号線2006と接続されているため、同時にONする。TFT2014、及びTFT2015はゲートに入力されたビデオ信号と電源線2009の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子2022及び発光素子2023に流れる電流が決定される。すなわち発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素2012、及びサブ画素2013で別々に入力するため、サブ画素2012とサブ画素2013で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子2022と発光素子2023の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで20階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、TFT2018、及びTFT2019がONとなると、TFT2014のゲート、及びTFT2015のゲートに電源線2009の電位が印加さるため、TFT2014、及びTFT2015のゲートとソースの間の電位は0[V]となり、これらトランジスタはOFFとなる。よって、ため発光素子2022及び発光素子2023は非発光となり、消去期間を設けることができる。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いゲート信号線も複数にしも良い。
本実施の形態では画素2011が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでのTFT作製が可能であることを特徴とする。
TFT2016、及びTFT2017はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT2014、及びTFT2015もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT2014及びTFT2015の動作が線形領域となるようにすれば、TFT2014、及びTFT2015の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第21の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図21を用いて説明する。
図21において、2101はソースドライバ、2102及び2103はゲートドライバ、2104はソース信号線、2106、2107及び2108はゲート信号線、2109は電源線、2111は画素、2112及び2113はサブ画素、2114、2115、2116及び2117はTFT、2120及び2121は一対の電極を持つ容量素子、2122、及び2123は一対の電極を持つ発光素子、2124は発光素子2122の他方の電極、及び発光素子2123の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT2114、TFT2115はP型薄膜トランジスタであり、TFT2116、TFT2117、TFT2118及びTFT2119はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ2101はソース信号線2104と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ2102はゲート信号線2106、及びゲート信号線2107と接続され、走査し、ゲートドライバ2103はゲート信号線2108と接続され、電源線2109はTFT2114のソースとドレインうち一方、TFT2115のソースとドレインのうち一方、TFT2118のソースとドレインのうち一方、及びTFT2119のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2114のソースとドレインのうち他方は発光素子2122の一方の電極と接続されTFT2115のソースとドレインのうち他方は発光素子2123の一方の電極と接続され、TFT2114のゲートは容量素子2120の一方の電極、TFT2118のソースとドレインのうち他方、及びTFT2116のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2115のゲートは容量素子2121の一方の電極、TFT2119のソースとドレインのうち他方、及びTFT2117のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子2120の他方の電極、及び容量素子2121の他方の電極は電源線2109と接続され、TFT2116のソースとドレインのうち他方、及びTFT2117のソースとドレインのうち他方はソース信号線2104と接続され、TFT2116のゲートはゲート信号線2106と接続され、TFT2117のゲートはゲート信号線2107と接続され、TFT2118のゲート、及びTFT2119のゲートはゲート信号線2108と接続されている。
TFT2116、がONとなったときソース信号線2104からTFT2114のゲート、及び容量素子2120の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT2117がONとなったときソース信号線2104からTFT2115のゲート、及び容量素子2121の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT2116のゲートはゲート信号線2106と接続され、TFT2117のゲートはゲート信号線2107と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線2104は共通とすることができる。TFT2114、及びTFT2115はゲートに入力されたビデオ信号と電源線2109の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子2122、及び発光素子2123に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決される。ビデオ信号はサブ画素2112、及びサブ画素2113で別々に入力するため、サブ画素2112とサブ画素2113で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子2122と発光素子2123の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、TFT2118、及びTFT2119がONとなると、TFT2114のゲート、及びTFT2115のゲートに電源線2109の電位が印加さるため、TFT2114、及びTFT2115のゲートとソースの間の電位は0[V]となり、これらトランジスタはOFFとなる。よって、ため発光素子2122及び発光素子2123は非発光となり、消去期間を設けることができる。
本実施の形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
本実施の形態では画素2111が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでのTFT作製が可能であることを特徴とする。
TFT2116、及びTFT2117はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT2114、及びTFT2115もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT2115及びTFT2116の動作が線形領域となるようにすれば、TFT2114、及びTFT2115の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第22の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図22を用いて説明する。
図22において、2201はソースドライバ、2202及び2203はゲートドライバ、2204、及び2205はソース信号線、2206及び2208はゲート信号線、2209は電源線、2211は画素、2212及び2213はサブ画素、2214、2215、2216、及び2217はTFT、2218、及び2219はダイオード、2220、及び2221は一対の電極を持つ容量素子、2222、及び2223は一対の電極を持つ発光素子、2224は発光素子2222の他方の電極、及び発光素子2223の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT2214、TFT2215はP型薄膜トランジスタであり、TFT2216及びTFT2217はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ2201はソース信号線2204、及びソース信号線2205と接続され、これら信号線にビデオ信号を出力し、ゲートドライバ2202はゲート信号線2206と接続され、走査し、ゲートドライバ2203はゲート信号線2208と接続され、走査し電源線2209はTFT2214のソースとドレインうち一方、及びTFT2215のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2214のソースとドレインのうち他方は発光素子2222の一方の電極と接続されTFT2215のソースとドレインのうち他方は発光素子2223の一方の電極と接続され、TFT2214のゲートは容量素子2220の一方の電極、ダイオード2218の出力、及びTFT2216のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2215のゲートは容量素子2221の一方の電極、ダイオード2219の出力、及びTFT2217のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子2220の他方の電極、及び容量素子2221の他方の電極は電源線2209と接続され、TFT2216のソースとドレインのうち他方はソース信号線2204と接続され、TFT2217のソースとドレインのうち他方はソース信号線2205と接続され、TFT2216のゲート、及びTFT2217のゲートはゲート信号線2206と接続され、ダイオード2218の入力、及びダイオード2219の入力はゲート信号線2208と接続されている。
TFT2216がONとなったときソース信号線2204からTFT2214のゲート、及び容量素子2220の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT2217がONとなったときソース信号線2205からTFT2215のゲート、及び容量素子2221の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT2216のゲート、及びTFT2217のゲートは共通のゲート信号線2206と接続されているため、同時にONする。TFT2214、及びTFT2215はゲートに入力されたビデオ信号と電源線2209の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子2222、及び発光素子2223に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素2212、及びサブ画素2213で別々に入力するため、サブ画素2212とサブ画素2213で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子2222と発光素子2223の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はゲート信号線2208は容量素子2220、及び容量素子2221に保持される電位よりも低い電位となっており、ゲート信号線2208の電位を容量素子2220、及び容量素子2221に保持される電位よりも高い電位とする(TFT2214、及びTFT2215をOFFとする電位)ことで、発光素子2222、及び発光素子2223を非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を得ることができる。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いゲート信号線も複数にしも良い。
TFT2216、及びTFT2217はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT2214、及びTFT2215もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT2214及びTFT2215の動作が線形領域となるようにすれば、TFT2214、及びTFT2215の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第23の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図23を用いて説明する。
図23において、2301はソースドライバ、2302及び2303はゲートドライバ、2304はソース信号線、2306、2307及び2308はゲート信号線、2309は電源線、2311は画素、2312及び2313はサブ画素、2314、2315、2316、及び2317はTFT、2318、及び2319はダイオード、2320、及び2321は一対の電極を持つ容量素子、2322、及び2323は一対の電極を持つ発光素子、2324は発光素子2322の他方の電極、及び発光素子2323の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT2314、TFT2315はP型薄膜トランジスタであり、TFT2316及びTFT2317はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ2301はソース信号線2304と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ2302はゲート信号線2306、及びゲート信号線2307と接続され、走査し、ゲートドライバ2303はゲート信号線2308と接続され、走査し電源線2309はTFT2314のソースとドレインうち一方、及びTFT2315のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2314のソースとドレインのうち他方は発光素子2322の一方の電極と接続されTFT2315のソースとドレインのうち他方は発光素子2323の一方の電極と接続され、TFT2314のゲートは容量素子2320の一方の電極、ダイオード2318の出力、及びTFT2316のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT2315のゲートは容量素子2321の一方の電極、ダイオード2319の出力、及びTFT2317のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子2320の他方の電極、及び容量素子2321の他方の電極は電源線2309と接続され、TFT2316のソースとドレインのうち他方、及びTFT2317のソースとドレインのうち他方はソース信号線2304と接続され、TFT2316のゲートはゲート信号線2306と接続され、TFT2317のゲートはゲート信号線2307と接続され、ダイオード2318の入力、及びダイオード2319の入力はゲート信号線2308と接続されている。
TFT2316、がONとなったときソース信号線2304からTFT2314のゲート、及び容量素子2320の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT2317がONとなったときソース信号線2304からTFT2315のゲート、及び容量素子2321の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT2316のゲートはゲート信号線2306と接続され、TFT2317のゲートはゲート信号線2307と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線2304は共通とすることができる。TFT2314、及びTFT2315はゲートに入力されたビデオ信号と電源線2309の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子2322、及び発光素子2323に流れる電流が決定される。すなわち、発光輝度がビデオ信号により決定される。ビデオ信号はサブ画素2312、及びサブ画素2313で別々に入力するため、サブ画素2312とサブ画素2313で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子2322と発光素子2323の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はゲート信号線2308は容量素子2320、及び容量素子2321に保持される電位よりも低い電位となっており、ゲート信号線2308の電位を容量素子2320、及び容量素子2321に保持される電位よりも高い電位とする(TFT2314、及びTFT2315をOFFとする電位)ことで、発光素子2322、及び発光素子2323を非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を得ることができる。
本実施の形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
TFT2316、及びTFT2317はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT2314、及びTFT2315もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT2314及びTFT2315の動作が線形領域となるようにすれば、TFT2314、及びTFT2315の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第24の実施形態)
第1の実施形態、及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図31を用いて説明する。
図31において、3101はソースドライバ、3102、及び3103はゲートドライバ、3104、及び3105はソース信号線、3106、及び3108はゲート信号線、3109は電源線、3111は画素、3112、3113はサブ画素、3114、3115、3116、3117、3118、及び3119はTFT、3120、及び3121は一対の電極を持つ容量素子、3122、及び3123は一対の電極を持つ発光素子、3124は一対の電極を持つ発光素子3122の他方の電極、及び一対の電極を持つ発光素子3123の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT3114、TFT3115はP型薄膜トランジスタであり、TFT3116、TFT3117、TFT3118及びTFT3119はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ3101はソース信号線3104、及びソース信号線3105と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ3102はゲート信号線3106と接続され、走査し、ゲートドライバ3103はゲート信号線3108と接続され、走査し電源線3109はTFT3114のソースとドレインうち一方、及びTFT3115のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3114のソースとドレインのうち他方はTFT3118のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3118のソースとドレインのうち他方は発光素子3122の一方の電極と接続され、TFT3115のソースとドレインのうち他方はTFT3119のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3119のソースとドレインのうち他方は発光素子3123の一方の電極と接続され、TFT3114のゲートは容量素子3120の一方の電極、及びTFT3116のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3115のゲートは容量素子3121の一方の電極、及びTFT3117のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子3120の他方の電極、及び容量素子3121の他方の電極は電源線3109と接続され、TFT3116のソースとドレインのうち他方はソース信号線3104と接続され、TFT3117のソースとドレインのうち他方はソース信号線3105と接続され、TFT3116のゲート、及びTFT3117のゲートはゲート信号線3106と接続され、TFT3118のゲート、及びTFT3119のゲートはゲート信号線3108と接続されている。
TFT3116がONとなったときソース信号線3104からTFT3114のゲート、及び容量素子3120の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT3117がONとなったときソース信号線3105からTFT3115のゲート、及び容量素子3121の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT3116のゲート、及びTFT3117のゲートは共通のゲート信号線3106と接続されているため、同時にONする。TFT3114、及びTFT3115はゲートに入力されたビデオ信号と電源線3109の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子3122、及び発光素子3123に流れる電流が決まるため、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素3112、及びサブ画素3113で別々に入力するため、サブ画素3112とサブ画素3113で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子3122と発光素子3123の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はTFT3118、及びTFT3119はONしており、TFT3118、及びTFT3119がOFFとなると発光素子3122の一方の電極、及び発光素子3123の一方の電極はフローティングとなるため非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を設ける。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いゲート信号線も複数にしも良い。
TFT3116、TFT3117、TFT3118、及びTFT3119はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT3114、及びTFT3115もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT3114及びTFT3115の動作が線形領域となるようにすれば、TFT3114、及びTFT3115の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第25の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図32を用いて説明する。
図32において、3201はソースドライバ、3202、及び3203はゲートドライバ、3204はソース信号線、3206、3207、及び3208はゲート信号線、3209は電源線、3211は画素、3212、3213はサブ画素、3214、3215、3216、3217、3218、及び3219はTFT、3220、及び3221は一対の電極を持つ容量素子、3222、及び3223は一対の電極を持つ発光素子、3224は一対の電極を持つ発光素子3222の他方の電極、及び一対の電極を持つ発光素子3223の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT3214、TFT3215はP型薄膜トランジスタであり、TFT3216、TFT3217、TFT3218及びTFT3219はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ3201はソース信号線3204と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ3202はゲート信号線3206、及びゲート信号線3207と接続され、走査し、ゲートドライバ3203はゲート信号線3208と接続され、走査し電源線3209はTFT3214のソースとドレインうち一方、及びTFT3215のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3214のソースとドレインのうち他方はTFT3218のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3218のソースとドレインのうち他方は発光素子3222の一方の電極と接続され、TFT3215のソースとドレインのうち他方はTFT3219のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3219のソースとドレインのうち他方は発光素子3223の一方の電極と接続され、TFT3214のゲートは容量素子3220の一方の電極、及びTFT3216のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3215のゲートは容量素子3221の一方の電極、及びTFT3217のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子3220の他方の電極、及び容量素子3221の他方の電極は電源線3209と接続され、TFT3216のソースとドレインのうち他方、及びTFT3217のソースとドレインのうち他方はソース信号線3204と接続され、TFT3216のゲートはゲート信号線3206と接続され、TFT3217のゲートはゲート信号線3207と接続され、TFT3218のゲート、及びTFT3219のゲートはゲート信号線3208と接続されている。
TFT3216、がONとなったときソース信号線3204からTFT3214のゲート、及び容量素子3220の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT3217がONとなったときソース信号線3204からTFT3215のゲート、及び容量素子3221の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT3216のゲートはゲート信号線3206と接続され、TFT3217のゲートはゲート信号線3207と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線3204は共通とすることができる。TFT3214、及びTFT3215はゲートに入力されたビデオ信号と電源線3209の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子3222、及び発光素子3224に流れる電流が決まるため、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素3212、及びサブ画素3213で別々に入力するため、サブ画素3212とサブ画素3213で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子3224と発光素子3215の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はTFT3218、及びTFT3219はONしており、TFT3218、及びTFT3219がOFFとなると発光素子3122の一方の電極、及び発光素子3223の一方の電極にフローティングとなるため非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を設ける。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いゲート信号線も複数にしも良い。
TFT3216、TFT3217、TFT3218、及びTFT3219はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT3214、及びTFT3215もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT3215と発光素子3222、及びTFT3216と発光素子3222との動作点が線形領域となるようにすれば、TFT3214、及びTFT3215の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第26の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図33を用いて説明する。
図33において、3301はソースドライバ、3302、及び3303はゲートドライバ、3304、及び3305はソース信号線、3306、及び3308はゲート信号線、3309は電源線、3311は画素、33133213はサブ画素、3314、3315、3316、3317、3318、及び3319はTFT、3320、及び3321は一対の電極を持つ容量素子、3322、及び3323は一対の電極を持つ発光素子、3324は一対の電極を持つ発光素子3322の他方の電極、及び一対の電極を持つ発光素子3323の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT3314、TFT3315、TFT3316、TFT3317、TFT3318及びTFT3319はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ3301はソース信号線3304、及びソース信号線3305と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ3302はゲート信号線3306と接続され、走査し、ゲートドライバ3303はゲート信号線3308と接続され、走査し電源線3309はTFT3314のソースとドレインうち一方、及びTFT3315のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3314のソースとドレインのうち他方はTFT3318のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3318のソースとドレインのうち他方は発光素子3322の一方の電極と接続され、TFT3315のソースとドレインのうち他方はTFT3319のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3319のソースとドレインのうち他方は発光素子3323の一方の電極と接続され、TFT3314のゲートは容量素子3320の一方の電極、及びTFT3316のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3315のゲートは容量素子3321の一方の電極、及びTFT3317のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子3320の他方の電極、及び容量素子3321の他方の電極は電源線3309と接続され、TFT3316のソースとドレインのうち他方はソース信号線3304と接続され、TFT3317のソースとドレインのうち他方はソース信号線3305と接続され、TFT3316のゲート、及びTFT3316のゲートはゲート信号線3306と接続され、TFT3318のゲート、及びTFT3319のゲートはゲート信号線3308と接続されていることを特徴とする半導体装置である。
TFT3316がONとなったときソース信号線3304からTFT3314のゲート、及び容量素子3320の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT3317がONとなったときソース信号線3305からTFT3315のゲート、及び容量素子3321の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT3316のゲート、及びTFT3317のゲートは共通のゲート信号線3306と接続されているため、同時にONする。TFT3314、及びTFT3315はゲートに入力されたビデオ信号と電源線3309の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子3322、及び発光素子3324に流れる電流が決まるため、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素3312、及びサブ画素3313で別々に入力するため、サブ画素3312とサブ画素3313で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子3324と発光素子3323の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はTFT3318、及びTFT3319はONしており、TFT3318、及びTFT3319がOFFとなると発光素子3322の一方の電極、及び発光素子3323の一方の電極にフローティングとなるため非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を設ける。
本実施形態では、サブ画素が2つの場合について説明したが、これ以上であっても良い。また、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素の増加に伴いゲート信号線も複数にしも良い。
本実施の形態では画素2011が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでのTFT作製が可能であることを特徴とする。
TFT3316、TFT3317、TFT3318、及びTFT3319はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT3314、及びTFT3315もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT1515及びTFT3316の動作が線形領域となるようにすれば、TFT3314、及びTFT3315の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第27の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態において説明したパネル107の一例の構成を図34を用いて説明する。
図34において、3401はソースドライバ、3402、及び3403はゲートドライバ、3404はソース信号線、3406、3407、及び3408はゲート信号線、3409は電源線、3411は画素、3412、3413はサブ画素、3414、3415、3416、3417、3418、及び3419はTFT、3420、及び3421は一対の電極を持つ容量素子、3422、及び3423は一対の電極を持つ発光素子、3424は一対の電極を持つ発光素子3422の他方の電極、及び一対の電極を持つ発光素子3415の他方の電極である対向電極である。なお、ここでは、TFT3414、TFT3415、TFT3416、TFT3417、TFT3418及びTFT3419はN型薄膜トランジスタである。
ソースドライバ3401はソース信号線3404と接続され、ビデオ信号を出力し、ゲートドライバ3402はゲート信号線3406、及びゲート信号線3407と接続され、走査し、ゲートドライバ3403はゲート信号線3408と接続され、走査し電源線3409はTFT3414のソースとドレインうち一方、及びTFT3415のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3414のソースとドレインのうち他方はTFT3418のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3418のソースとドレインのうち他方は発光素子3422の一方の電極と接続され、TFT3415のソースとドレインのうち他方はTFT3419のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3419のソースとドレインのうち他方は発光素子3423の一方の電極と接続され、TFT3414のゲートは容量素子3420の一方の電極、及びTFT3416のソースとドレインのうち一方と接続され、TFT3415のゲートは容量素子3421の一方の電極、及びTFT3417のソースとドレインのうち他方と接続され、容量素子3420の他方の電極、及び容量素子3421の他方の電極は電源線3409と接続され、TFT3416のソースとドレインのうち他方、及びTFT3417のソースとドレインのうち他方はソース信号線3404と接続され、TFT3416のゲートはゲート信号線3406と接続され、TFT3417のゲートはゲート信号線3407と接続され、TFT3418のゲート、及びTFT3419のゲートはゲート信号線3408と接続されている。
TFT3416、がONとなったときソース信号線3404からTFT3414のゲート、及び容量素子3420の一方の電極へビデオ信号が書き込まれ、TFT3417がONとなったときソース信号線3404からTFT3415のゲート、及び容量素子3421の一方の電極へビデオ信号が書き込まれる。また、TFT3416のゲートはゲート信号線3406と接続され、TFT3417のゲートはゲート信号線3407と接続されているため、別々にONするため、ソース信号線3404は共通とすることができる。TFT3414、及びTFT3415はゲートに入力されたビデオ信号と電源線3409の電位の関係で流れる電流値が決まり、発光素子3422、及び発光素子3423に流れる電流が決まるため、発光輝度がビデオ信号により決定する。ビデオ信号はサブ画素3412、及びサブ画素3413で別々に入力するため、サブ画素3412とサブ画素3413で発光輝度を変えることが可能である。そのため、例えば、発光素子3422と発光素子3423の面積比を1:2としておけば、サブ画素1つで16階調表示可能であれば64階調表示可能である。このようにして、より高階調な表示をすることができる。また、通常はTFT3418、及びTFT3419はONしており、TFT3418、及びTFT3419がOFFとなると発光素子3422の一方の電極、及び発光素子3423の一方の電極にフローティングとなるため非発光状態とすることができる。このようにして消去期間を設ける。
本実施の形態では、ゲート信号線を2本としたがこれに限定されるものではなく、サブ画素が増えれば複数にしても良い。
本実施の形態では画素3411が全てNチャネル型TFTで構成されている。そのため、アモルファスシリコンンでのTFT作製が可能であることを特徴とする。
TFT3416、TFT3417、TFT3418、及びTFT3419はスイッチング素子として動作するので、電流の流れを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。また、TFT3414、及びTFT3415もスイッチング素子として動作させても良い。その場合、TFT3414及びTFT3415の動作点が線形領域となるようにすれば、TFT3414、及びTFT3415の閾値電圧のばらつきが表示に影響しなくなるため、より高画質な表示装置を提供することができる。
(第28の実施形態)
第14の実施形態乃至第27の実施形態において説明した構成における階調の表示方法の一例を図40を用いて説明する。
本実施形態では、1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割し、発光素子の発光時間により発光輝度を表現する方法を説明する。また、図40では1フレーム期間を3つのサブフレーム期間に分割した場合のタイミングチャートの一例を示す。このような駆動方法をデジタル時間階調駆動と呼ばれている。
図40(A)において、1フレーム期間を3つのサブフレーム期間に分割し、第1のサブフレーム期間をSF1とし、第2のサブフレーム期間をSF2とし、第3のサブフレーム期間をSF3とし、SF1の発光期間をTs1とし、SF2の発光期間をTs2とし、SF3の発光期間をTs3とし、SF1の書込み期間をTa1とし、SF2の書込み期間をTa2とし、SF3の書込み期間をTa3としている。また、書込み期間には消去期間も含まれても良い。
図40(B)は、あるi行目に注目した場合の1フレーム期間中における各サブフレーム期間が有する発光期間と書込み期間を表している。
例えば、Ts1とTs2とTs3の発光期間の比を1:2:4とし、どのサブフレームを発光させるによって、8階調の表示が可能である。また、1フレーム期間の分割数に限定はなく、何分割でも良い。例えば、6つに分割しTs1とTs2とTs3とTs4とTs5とTs6の比を1:2:4:8:16:32としても良い。また、Ta5とTa6をさらに分割し、1:2:4:8:8:8:8:8:8:8としても良い。
また、サブフレーム期間を短くすると同じフレーム期間でも多くのサブフレーム期間を設けることができる。また、全行の書き込みに要する期間より短いサブフレーム期間にした際には、消去期間を設ける方法を利用すれば良い。書込み期間で1行目からゲート信号線を走査する場合に、ゲート信号線の走査が最後まで終わらなくても書込まれたデータを消去することによって、サブフレームの発光期間を短くできる。
この消去期間を設けるために、第14の実施形態、第15の実施形態、第16の実施形態、及び第17の実施形態では、1ゲート選択期間を複数に分け、同じソース信号線を使い消去期間を設ける方法がある。第18の実施形態、第19の実施形態、第20の実施形態、第21の実施形態、第22の実施形態、及び第23の実施形態では、ゲート信号線を書込み以外にもう1本設け、このゲート信号線で選択すると、駆動TFTがOFFする構成となっている。また、第31の実施形態、第32の実施形態、第33の実施形態、及び第34の実施形態では、発光素子と電源線との間にTFTを設け、これをOFFすることで、消去期間を設けている。
(第29の実施形態)
第14の実施形態乃至第27の実施形態において説明した構成におけるゲートドライバ1402、ゲートドライバ1502、ゲートドライバ1602、ゲートドライバ1702、ゲートドライバ1802、ゲートドライバ1803、ゲートドライバ1902、ゲートドライバ1903、ゲートドライバ2002、ゲートドライバ2003、ゲートドライバ2102、ゲートドライバ2103、ゲートドライバ2202、ゲートドライバ2203、ゲートドライバ2302、ゲートドライバ2303、ゲートドライバ3102、ゲートドライバ3103、ゲートドライバ3202、ゲートドライバ3203、ゲートドライバ3302、ゲートドライバ3303、ゲートドライバ3402、ゲートドライバ3403の一例を図35、図36、図37を用いて説明する。
図35を用いてゲートドライバ1402、ゲートドライバ1502、ゲートドライバ1602、ゲートドライバ1702の一例を説明する。
第1のシフトレジスタ6101と、第2のシフトレジスタ6102と、第3のシフトレジスタ6103と、AND回路6104と、AND回路6105と、AND回路6106と、OR回路6107とを有し、第1のシフトレジスタ6101はGCK、GCKB、G1SPが入力され、第2のシフトレジスタ6102はGCK、GCKB、G2SPが入力され、第3のシフトレジスタ6103はGCK、GCKB、G3SPが入力され、第1のシフトレジスタ6101の出力、及びG_CP1はAND回路6104の入力と接続され、第2のシフトレジスタ6102の出力、及びG_CP2はAND回路6105の入力と接続され、第3のシフトレジスタ6103の出力、及びG_CP3はAND回路6106の入力と接続され、AND回路6104、AND回路6105、及びAND回路6106の出力はOR回路6107と接続され、第1のシフトレジスタ6101と、第2のシフトレジスタ6102と、第3のシフトレジスタ6103との出力と、G_CP1、G_CP2、G_CP3の信号との組み合わせによりどの段のゲート線Gyに出力するかを決定する。図35の構成によれば、3つのサブゲート選択期間を有することができる。また、シフトレジスタの数は特に限定しないし、サブゲート選択期間の数も限定しない。
図36を用いてゲートドライバ1402、ゲートドライバ1502、ゲートドライバ1602、ゲートドライバ1702、ゲートドライバ1802、ゲートドライバ1803、ゲートドライバ1902、ゲートドライバ1903、ゲートドライバ2002、ゲートドライバ2003、ゲートドライバ2102、ゲートドライバ2103、ゲートドライバ2202、ゲートドライバ2203、ゲートドライバ2302、ゲートドライバ2303、ゲートドライバ3102、ゲートドライバ3103、ゲートドライバ3202、ゲートドライバ3203、ゲートドライバ3302、ゲートドライバ3303、ゲートドライバ3402、ゲートドライバ3403をデコーダ回路を用いた場合の一例を説明する。
入力端子と、NAND回路と、インバータ回路とレベルシフタ5805と、バッファ回路5806とを有し、4入力端子NAND回路の入力に第1入力端子5801、第2入力端子5802、第3入力端子5803、第4入力端子5804、第1入力端子5801の反転信号、第2入力端子5802の反転信号、第3入力端子5803の反転信号、及び第4入力端子5804の反転信号のうちいずれか4個の入力端子が接続され、4入力端子NAND回路の出力とインバータ回路の入力が接続され、インバータ回路の出力とレベルシフタ5805の入力が接続され、レベルシフタ5805の出力とバッファ回路5806の入力が接続され、バッファ回路5806の出力がゲート信号線を通して画素に出力されている。4入力端子NAND回路への入力は、全て別の組み合わせとなっており、図36の場合は16通りの出力を制御できる。
図37を用いてゲートドライバ1902、ゲートドライバ1903、ゲートドライバ2002、ゲートドライバ2003、ゲートドライバ2102、ゲートドライバ2103、ゲートドライバ2202、ゲートドライバ2203、ゲートドライバ2302、ゲートドライバ2303、ゲートドライバ3102、ゲートドライバ3103、ゲートドライバ3202、ゲートドライバ3203、ゲートドライバ3302、ゲートドライバ3303、ゲートドライバ3402、ゲートドライバ3403を説明する。
シフトレジスタ3701は1行目から順にゲート信号線を走査し、レベルシフタ3702、及びシフトレジスタ3703を介して、ゲート信号線G1、ゲート信号線G2、及びゲート信号線Gyへ出力される。また、シフトレジスタ3701の構成は特に限定しない。走査する動作をすれば、何でも良い。例えばフリップフロックを使っても良いし、非同期式のシフトレジスタでも良い。また、ゲートドライバ1902、ゲートドライバ1903、ゲートドライバ2002、ゲートドライバ2003、ゲートドライバ2102、ゲートドライバ2103、ゲートドライバ2202、ゲートドライバ2203、ゲートドライバ2302、ゲートドライバ2303、ゲートドライバ3102、ゲートドライバ3103、ゲートドライバ3202、ゲートドライバ3203、ゲートドライバ3302、ゲートドライバ3303、ゲートドライバ3402、ゲートドライバ3403はそれぞれの第28の実施形態を実現するように動作する。
(第30の実施形態)
第14の実施形態、乃至第27の実施形態において説明した構成におけるソースドライバ1401、ソースドライバ1501、ソースドライバ1601、ソースドライバ1701、ソースドライバ1801、ソースドライバ1901、ソースドライバ2001、ソースドライバ2101、ソースドライバ2201、ソースドライバ2301、ソースドライバ3101、ソースドライバ3201、ソースドライバ3301、ソースドライバ3401の一例を図38、図39を用いて説明する。
図38を用いて、ソースドライバ1801、ソースドライバ1901、ソースドライバ2001、ソースドライバ2101、ソースドライバ2201、ソースドライバ2301、ソースドライバ3101、ソースドライバ3201、ソースドライバ3301、ソースドライバ3401の一例を説明する。
3801はシフトレジスタ、3802、3803はLAT回路、3804はレベルシフト回路、3805はバッファ回路、3806はビデオ信号、3807はLAT回路3802のラッチパルス、3808はLAT回路3803のラッチパルスである。シフトレジスタ3801の出力はラッチ回路3802へ順に出力され、ビデオ信号3806を保持していく。また、全行のLAT回路3802でビデオ信号3806の保持が終了するとラッチパルス3807により、LAT回路3803へ出力されて保持され、ラッチパルス3808が出力されるとLAT回路3803からレベルシフト回路3804、及びバッファ回路3805を介してビデオ信号3806がソース信号線へ出力される。
図39を用いて、ソースドライバ1501、ソースドライバ1601、ソースドライバ1701の一例を説明する。
3901はシフトレジスタ、3902、3903はLAT回路、3904はレベルシフト回路、3905はバッファ回路、3906はビデオ信号、3907はLAT回路3902のラッチパルス、3908はLAT回路3903のラッチパルス、3909はトライステートバッファ回路、3910はトライステートバッファ回路3909の制御信号である。シフトレジスタ3901の出力はラッチ回路3902へ順に出力され、ビデオ信号3906を保持していく。また、全行のLAT回路3902でビデオ信号3906の保持が終了するとラッチパルス3907により、LAT回路3903へ出力されて保持され、ラッチパルス3908が出力されるとLAT回路3903からレベルシフト回路3904、及びバッファ回路3905を介してトライステートバッファ回路3909へ出力される。トライステートバッファ回路3909は制御信号3910で入力された信号を出力するか、否かを制御する。入力された信号を出力しない場合は、全行同時に駆動TFTをOFFするような信号を出力する。
(第31の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した欠点画素の検出方法とは別の手法で欠点画素を検出する手法を図41を用いて説明する。また、説明の都合上、画素は複数のサブ画素を持つ構成にしていないが、複数のサブ画素を持つことが望ましい。
図41において、4101、及び4108はソースドライバ、4102はゲートドライバ、4103はソース信号線、4104はゲート信号線、4105は電源線、4106、4107、4111は電源、4109、4110、4114、及び4115はTFT、4112、及び4113はセンス回路、4116は容量素子、4117は発光素子の一方の電極に接続される配線である。
ソースドライバ4101は、ソースドライバ4108、TFT4109、及びTFT4110により構成され、ソースドライバ4108の出力はTFT4109のゲート、及びTFT4110のゲートと接続され、TFT4109のソースとドレインのうち一方はセンス回路4112を介して電源4106と接続され、TFT4110のソースとドレインのうち一方はセンス回路4113を介して電源4107と接続され、TFT4109のソースとドレインのうち他方、及びTFT4110のソースとドレインのうち他方はソース信号線4103と接続され、ゲートドライバ4102の出力はゲート信号線4104と接続され、TFT4114のソースとドレインのうち一方は電源線4105と接続され、TFT4114のソースとドレインのうち他方は配線4117と接続され、TFT4114のゲートは容量素子4116の一方の電極、及びTFT4115のソースとドレインのうち一方と接続され、容量素子4116の他方の電極は電源線4105と接続され、TFT4115のソースとドレインのうち他方は、ソース信号線4103と接続され、TFT4115のゲートはゲート信号線4104と接続されている。
欠陥画素を検出する動作について説明する。まず、本実施形態では、容量素子4116、及びTFT4114のゲートに保持されたソース信号線から伝達されるビデオ信号の値を保持できているかどうかで欠点画素を検出する。そのため、発光素子は配線4117に接続されていても良いし、されていなくても良い。本実施形態では発光素子が配線4117に接続されていない場合における欠陥画素の検出する方法を説明する。また、ソースドライバ4101からは2値の値の信号を出力する構成の場合について説明するが、これに限定されるものではない。
まず、ゲート信号線4104により、ある1行のTFT4115をON状態とし、ソース信号線4103からビデオ信号を出力する。ここで、ある1列のみTFT4109をON、TFT4110をOFFし、その他の列はTFT4109をOFF、4110をONするような信号をソースドライバ4108から出力する。これにより、電源4106の電位が、ソース信号線4103、及びTFT4115を介してある1画素の容量素子4116、及びTFT4114のゲートに出力された後にゲートドライバ4102でTFT4115をOFFすることによって、全画素の中で、ある1画素のみ電源4106の電位が保持されていることになる。その後、ソース信号線4103から電源4107の電位が出力されている状態として、電源線4106の電位が保持されている画素のTFT4115をONすると、容量素子4116からソース信号線4103を介して、容量素子4116の一方の電極の電位が電源4107の電位となるまで電流が流れる。この変化を検出すことで、ビデオ信号が保持できているかどうかを判断し、欠陥画素を検出することができる。
この方法によれば、発光素子が配線4117に接続される前に、欠陥画素を検出することができる。そのため、検出結果をフラッシュメモリなどに保存しておけば、工場出荷前にあらかじめ、ビデオ信号を補正することができる。こうすることで、歩留まりを上げ、生産性を高めることができる。
(第32の実施形態)
本発明は、第1の実施形態、及び第2の実施形態で説明した通り、複数のサブ画素を持つ画素を含み、複数のサブ画素の欠陥を検出し、ビデオ信号を補正できるものであれば、同様に適用することができる。また、複数のサブ画素の欠陥検出方法は、複数のサブ画素が点欠陥か輝点欠陥かを判断できるものであれば、同様に適用できる。また、液晶ディスプレー、FED、SED、PDPなどのディスプレーでも複数のサブ画素を持っていれば適用可能である。
スイッチング素子の一例としてトランジスタを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。スイッチング素子としては、電流のながれを制御できる素子であれば、電気的スイッチでも機械的スイッチでも良い。スイッチング素子として、ダイオードを用いても良いし、ダイオードとトランジスタを組み合わせた論理回路を用いても良い。
また、本実施の形態において、スイッチング素子として適用可能なトランジスタの種類に限定はなく、非晶質シリコンや多結晶シリコンに代表される非単結晶半導体膜を用いたTFT、半導体基板やSOI基板を用いて形成されるMOS型トランジスタ、接合型トランジスタ、バイポーラトランジスタ、有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジスタ、その他のトランジスタを適用することができる。また、トランジスタが形成される基板の種類に限定はなく、単結晶基板、SOI基板、石英基板、ガラス基板、樹脂基板などを自由に用いることができる。
トランジスタは単なるスイッチング素子として動作させるため、極性(導電型)は特に限定されず、N型トランジスタでもP型トランジスタでもどちらでも良い。ただし、オフ電流が少ない方が望ましい場合、オフ電流が少ない特性のトランジスタを用いることが望ましい。オフ電流が少ないトランジスタとしては、チャネル形成領域とソース又はドレイン領域との間に低濃度で導電型を付与する不純物元素が添加された領域(LDD領域という。)が設けられたトランジスタがある。
また、トランジスタのソースの電位が低電位側電源に近い状態で動作する場合には、当該トランジスタはN型とするのが望ましい。反対に、トランジスタのソースの電位が高電位側電源に近い状態で動作する場合には、当該トランジスタはP型とするのが望ましい。このような構成とすることによって、トランジスタのゲートとソース間の電圧の絶対値を大きくできるので、当該トランジスタをスイッチとして動作させやすい。なお、N型トランジスタとP型トランジスタとの両方を用いて、CMOS型のスイッチング素子としても良い。
また、第1の実施形態乃至第10の実施形態、及び第14の実施形態乃至第31の実施形態において、ブロック図の中の回路構成は、本文中で説明した駆動ができさえすれば、どのような回路構成でも可能である。
本実施の形態では、画素に信号を入力する駆動回路として公知なものを用いることができる。例えば、走査する駆動回路でも良いし、コンバータのように任意の行を選択できるような駆動回路でも良い。
本実施例では、画素の構成例について説明する。図24(A)及び図24(B)は、第1の実施形態乃至第24の実施形態で説明したパネルの画素の断面図である。画素に配置されるスイッチング素子としてTFTを用い、画素に配置される表示媒体として発光素子を用いた例を示す。
図24(A)及び図24(B)において、2400は基板、2401は下地膜、2402は半導体層、2412は半導体層、2403は第1の絶縁膜、2404はゲート電極、2414は電極、2405は第2の絶縁膜、2406は電極、2407は第1の電極、2408は第3の絶縁膜、2409は発光層、2420は第2の電極である。2410はTFT、2415は発光素子、2411は容量素子である。図24では、画素を構成する素子として、TFT2410と、容量素子2411とを代表で示した。図24(A)の構成について説明する。
基板2400としては、例えばバリウムホウケイ酸ガラスや、アルミノホウケイ酸ガラスなどのガラス基板、石英基板、セラミック基板等を用いることができる。また、ステンレスを含む金属基板又は半導体基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。プラスチック等の可撓性を有する合成樹脂からなる基板を用いても良い。基板2400の表面を、CMP法などの研磨により平坦化しておいても良い。
下地膜2401としては、酸化シリコンや、窒化シリコン又は窒化酸化シリコンなどの絶縁膜を用いることができる。下地膜2401によって、基板2400に含まれるNaなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属が半導体層2402に拡散しTFT2410の特性に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。図24(A)では、下地膜2401を単層の構造としているが、2層あるいはそれ以上の複数層で形成しても良い。なお、石英基板など不純物の拡散がさして問題とならない場合は、下地膜2401を必ずしも設ける必要はない。
半導体層2402及び半導体層2412としては、パターニングされた結晶性半導体膜や非晶質半導体膜を用いることができる。結晶性半導体膜は非晶質半導体膜を結晶化して得ることができる。結晶化方法としては、レーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法等を用いることができる。半導体層2402は、チャネル形成領域と、導電型を付与する不純物元素が添加された一対の不純物領域とを有する。なお、チャネル形成領域と一対の不純物領域との間に、前記不純物元素が低濃度で添加された不純物領域を有していても良い。半導体層2412には、全体に導電型を付与する不純物元素が添加された構成とすることができる。
第1の絶縁膜2403としては、酸化シリコン、窒化シリコン又は窒化酸化シリコン等を用い、単層又は複数の膜を積層させて形成することができる。なお、第1の絶縁膜2403として水素を含む膜を用い、半導体層2402を水素化しても良い。
ゲート電極2404及び電極2414としては、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた一種の元素又は該元素を複数含む合金若しくは化合物からなる単層又は積層構造を用いることができる。
TFT2410は、半導体層2402と、ゲート電極2404と、半導体層2402とゲート電極2404との間の第1の絶縁膜2403とによって構成される。図24(A)では、画素を構成するTFTとして、発光素子2415の第1の電極2407に接続されたTFT2410のみを示したが、複数のTFTを有する構成としても良い。また、本実施例では、TFT2410をトップゲート型のトランジスタとして示したが、半導体層の下方にゲート電極を有するボトムゲート型のトランジスタであっても良いし、半導体層の上下にゲート電極を有するデュアルゲート型のトランジスタであっても良い。
容量素子2411は、第1の絶縁膜2403を誘電体とし、第1の絶縁膜2403を挟んで対向する半導体層2412と電極2414とを一対の電極として構成される。なお、図24(A)では、画素の有する容量素子として、一対の電極の一方をTFT2410の半導体層2402と同時に形成される半導体層2412とし、他方の電極をTFT2410のゲート電極2404と同時に形成される電極2414とした例を示したが、この構成に限定されない。
第2の絶縁膜2405としては、無機絶縁膜や有機絶縁膜の単層又は積層を用いることができる。無機絶縁膜としては、CVD法により形成された酸化シリコン膜や、SOG(Spin On Glass)法により塗布された酸化シリコン膜などを用いることができ、有機絶縁膜としてはポリイミド、ポリアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)、アクリル又はポジ型感光性有機樹脂、ネガ型感光性有機樹脂等の膜を用いることができる。
また、第2の絶縁膜2405として、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される材料を用いることができる。この材料の置換基として、少なくとも水素を含む有機基(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)が用いられる。置換基として、フルオロ基を用いても良い。又は置換基として、少なくとも水素を含む有機基と、フルオロ基とを用いても良い。
なお、第2の絶縁膜2405の表面を高密度プラズマによって処理し、窒化させても良い。高密度プラズマは、高い周波数のマイクロ波、例えば2.45GHzを使うことによって生成される。なお、高密度プラズマとしては電子密度が1×1011cm−3以上かつ電子温度が0.2eV以上2.0eV以下(より好ましくは0.5eV以上1.5eV以下)であるものを用いる。このように低電子温度が特徴である高密度プラズマは、活性種の運動エネルギーが低いため、従来のプラズマ処理に比べプラズマダメージが少なく欠陥が少ない膜を形成することができる。高密度プラズマ処理の際、基板2400は350℃から450℃の温度とする。また、高密度プラズマを発生させる装置において、マイクロ波を発生するアンテナから基板2400までの距離を20〜80mm(好ましくは20〜60mm)とする。
窒素(N)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを含む)雰囲気下、又は窒素と水素(H)と希ガス雰囲気下、又はNHと希ガス雰囲気下において、上記高密度プラズマ処理を行い第2の絶縁膜2405表面を窒化する。高密度プラズマにより窒化処理により形成された第2の絶縁膜2405表面にはHや、He、Ne、Ar、Kr、Xeの元素が混入している。例えば、第2の絶縁膜2405として酸化シリコン膜や酸化窒化シリコン膜を用い、当該膜の表面を高密度プラズマで処理することによって窒化シリコン膜を形成する。こうして形成した窒化シリコン膜に含まれる水素を用いて、TFT2410の半導体層2402の水素化を行っても良い。なお当該水素化処理は、前述した第1の絶縁膜2403中の水素を用いた水素化処理と組み合わせても良い。
なお、上記高密度プラズマ処理によって形成された窒化膜の上にさらに絶縁膜を形成して、第2の絶縁膜2405としても良い。
電極2406としては、Al、Ni、C、W、Mo、Ti、Pt、Cu、Ta、Au、Mnから選ばれた一種の元素又は該元素を複数含む合金からなる単層又は積層構造を用いることができる。
第1の電極2407及び第2の電極2420の一方若しくは両方を透明電極とすることができる。透明電極としては、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物などを用いることができる。勿論、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物なども用いることができる。
発光層は、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層など、機能の異なる複数の層を用いて構成することが好ましい。
正孔注入輸送層は、ホール輸送性の有機化合物材料と、その有機化合物材料に対して電子受容性を示す無機化合物材料とを含む複合材料で形成することが好ましい。このような構成とすることで、本来内在的なキャリアをほとんど有さない有機化合物に多くのホールキャリアが発生し、極めて優れたホール注入性・輸送性が得られる。この効果により、従来よりも駆動電圧を低くすることができる。また、駆動電圧の上昇を招くことなく正孔注入輸送層を厚くすることができるため、ゴミ等に起因する発光素子の短絡も抑制することができる。
ホール輸送性の有機化合物材料としては、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:MTDATA)、1,3,5−トリス[N,N−ジ(m−トリル)アミノ]ベンゼン(略称:m−MTDAB)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(略称:TPD)、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)などが挙げられるが、これらに限定されることはない。
電子受容性を示す無機化合物材料としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化レニウム、酸化ルテニウム、酸化亜鉛などが挙げられる。特に酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化レニウムは真空蒸着が可能で扱いやすいため、好適である。
電子注入輸送層は、電子輸送性の有機化合物材料を用いて形成する。具体的には、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq3)などが挙げられるが、これらに限定されることはない。
発光層は、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:DNA)、9,10−ジ(2−ナフチル)−2−tert−ブチルアントラセン(略称:t−BuDNA)、4,4’−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル(略称:DPVBi)、クマリン30、クマリン6、クマリン545、クマリン545T、ペリレン、ルブレン、ペリフランテン、2,5,8,11−テトラ(tert−ブチル)ペリレン(略称:TBP)、9,10−ジフェニルアントラセン(略称:DPA)、5,12−ジフェニルテトラセン、4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−[p−(ジメチルアミノ)スチリル]−4H−ピラン(略称:DCM1)、4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−[2−(ジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(略称:DCM2)、4−(ジシアノメチレン)−2,6−ビス[p−(ジメチルアミノ)スチリル]−4H−ピラン(略称:BisDCM)等が挙げられる。また、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(ピコリナート)(略称:FIrpic)、ビス{2−[3’,5’−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジナト−N,C2’}イリジウム(ピコリナート)(略称:Ir(CF3ppy)2(pic))、トリス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(略称:Ir(ppy)3)、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(アセチルアセトナート)(略称:Ir(ppy)2(acac))、ビス[2−(2’−チエニル)ピリジナト−N,C3’]イリジウム(アセチルアセトナート)(略称:Ir(thp)2(acac))、ビス(2−フェニルキノリナト−N,C2’)イリジウム(アセチルアセトナート)(略称:Ir(pq)2(acac))、ビス[2−(2’−ベンゾチエニル)ピリジナト−N,C3’]イリジウム(アセチルアセトナート)(略称:Ir(btp)2(acac))などの燐光を放出できる化合物用いることもできる。
その他に、発光層の形成に用いることができる高分子系の電界発光材料は、ポリパラフェニレンビニレン系、ポリパラフェニレン系、ポリチオフェン系、ポリフルオレン系が挙げられる。
いずれにしても、発光層の層構造は変化しうるものであり、特定の正孔又は電子注入輸送層や発光層を備えていない代わりに、もっぱらこの目的用の電極層を備えたり、発光性の材料を分散させて備えたりする変形は、発光素子としての目的を達成し得る範囲において許容されうるものである。
第1の電極2407及び第2の電極2420の他方は、透光性を有さない材料で形成されていても良い。例えば、LiやCs等のアルカリ金属、及びMg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属、これらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li、Mg:Inなど)、及びこれらの化合物(CaF、Ca)の他、YbやEr等の希土類金属を用いることができる。
第3の絶縁膜2408としては、第2の絶縁膜2405と同様の材料を用いて形成することができる。第3の絶縁膜2408は、第1の電極2407の端部を覆うように第1の電極2407の周辺に形成され、隣り合う画素において発光層2409を分離する機能を有する。
発光層2409は、単数又は複数の層で構成されている。複数の層で構成されている場合、これらの層は、キャリア輸送特性の観点から正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などに分類することができる。なお各層の境目は必ずしも明確である必要はなく、互いの層を構成している材料が一部混合し、界面が不明瞭になっている場合もある。各層には、有機系の材料、無機系の材料を用いることが可能である。有機系の材料として、高分子系、中分子系、低分子系のいずれの材料も用いることが可能である。
発光素子2415は、発光層2409と、発光層2409を介して重なる第1の電極2407及び第2の電極2420とによって構成される。第1の電極2407及び第2の電極2420の一方が陽極に相当し、他方が陰極に相当する。発光素子2415は、陽極と陰極の間に閾値電圧より大きい電圧が順バイアスで印加されると、陽極から陰極に電流が流れて発光する。
図24(B)の構成について説明する。なお、図24(A)と同じ部分は同じ符号を用いて示し、説明は省略する。
図24(B)は、図24(A)において、第2の絶縁膜2405と第3の絶縁膜2408の間に絶縁膜2418を有する構成である。電極2416と第1の電極2407とは、絶縁膜2418に設けられたコンタクトホールにおいて、電極2406によって接続されている。
絶縁膜2418は、第2の絶縁膜2405と同様の構成とすることができる。電極2406は、電極2416と同様の構成とすることができる。
本実施例は、トランジスタの半導体層にアモルファスシリコン(a−Si:H)膜を用いた場合について説明する。図28にはトップゲートのトランジスタ、図29及び図30にはボトムゲートのトランジスタの場合について示す。
アモルファスシリコンを半導体層に用いたトップゲート構造のトランジスタの断面を図28(a)に示す。図に示すように、基板2801上に下地膜2802が形成されている。さらに下地膜2802上に画素電極2803が形成されている。また、画素電極2803と同層に同じ材料からなる第1の電極2804が形成されている。
基板はガラス基板、石英基板、セラミック基板などを用いることができる。また、下地膜2802としては、窒化アルミニウム(AlN)や酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコン(SiOxNy)などの単層やこれらの積層を用いることができる。
また、下地膜2802上に配線2805及び配線2806が形成され、画素電極2803の端部が配線2805で覆われている。配線2805及び配線2806の上部にN型の導電型を有するN型半導体層2807及びN型半導体層2808が形成されている。また、配線2805と配線2806の間であって、下地膜2802上に半導体層2809が形成されている。そして、半導体層2809の一部はN型半導体層2807及びN型半導体層2808上にまで延長されている。なお、この半導体層はアモルファスシリコン(a−Si:H)、微結晶半導体(μ−Si:H)等の非結晶性を有する半導体膜で形成されている。また、半導体層2809上にゲート絶縁膜2810が形成されている。また、ゲート絶縁膜2810と同層の同じ材料からなる絶縁膜2811が第1の電極2804上にも形成されている。なお、ゲート絶縁膜2810としては酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などが用いられる。
また、ゲート絶縁膜2810上に、ゲート電極2812が形成されている。また、ゲート電極と同層に同じ材料でなる第2の電極2813が第1の電極2811上に絶縁膜2811を介して形成されている。第1の電極2804及び第2の電極2813で絶縁膜2811を挟まれた容量素子2819が形成されている。また、画素電極2803の端部、駆動トランジスタ2818及び容量素子2819を覆い、層間絶縁膜2814が形成されている。
層間絶縁膜2814及びその開口部に位置する画素電極2803上に有機化合物を含む層2815及び対向電極2816が形成され、画素電極2803と対向電極2816とで有機化合物を含む層2815が挟まれた領域では発光素子2817が形成されている。
また、図28(a)に示す第1の電極2804を図28(b)に示すように第1の電極2820で形成しても良い。第1の電極2820は配線2805及び2806と同層の同一材料で形成されている。
また、アモルファスシリコンを半導体層に用いたボトムゲート構造のトランジスタを用いた半導体装置のパネルの部分断面を図29に示す。
基板2901上にゲート電極2903が形成されている。また、ゲート電極と同層に同じ材料からなる第1の電極2904が形成されている。ゲート電極2903の材料にはリンが添加された多結晶シリコンを用いることができる。多結晶シリコンの他に、金属とシリコンの化合物であるシリサイドでも良い。
また、ゲート電極2903及び第1の電極2904を覆うようにゲート絶縁膜2905が形成されている。ゲート絶縁膜2905としては酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などが用いられる。また、ゲート絶縁膜2905上に、半導体層2906が形成されている。また、半導体層2906と同層に同じ材料からなる半導体層2907が形成されている。
基板はガラス基板、石英基板、セラミック基板などを用いることができる。また、下地膜を設けた場合には、窒化アルミニウム(AlN)や酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコン(SiOxNy)などの単層やこれらの積層を用いることができる。
半導体層2906上にはN型の導電性を有するN型半導体層2908、2909が形成され、半導体層2907上にはN型半導体層2910が形成されている。
N型半導体層2908、2909、2910上にはそれぞれ配線2911、2912、2913が形成され、N型半導体層2910上には配線2911及び2912と同層の同一材料からなる導電層2913が形成されている。
半導体層2907、N型半導体層2910及び導電層2913からなる第2の電極が構成される。なお、この第2の電極と第1の電極2904でゲート絶縁膜2905を挟み込んだ構造の容量素子2920が形成されている。
また、配線2911の一方の端部は延在し、その延在した配線2911上部に接して画素電極2914が形成されている。画素電極2914の端部、駆動トランジスタ2919及び容量素子2920を覆うように絶縁物2915が形成されている。
画素電極2914及び絶縁物2915上には有機化合物を含む層2916及び対向電極2917が形成され、画素電極2914と対向電極2917とで有機化合物を含む層2916が挟まれた領域では発光素子2918が形成されている。
容量素子の第2の電極の一部となる半導体層2907及びN型半導体層2910は設けなくても良い。つまり第2の電極は導電層2913とし、第1の電極2904と導電層2913でゲート絶縁膜が挟まれた構造の容量素子としても良い。
なお、図29(a)において、配線2911を形成する前に画素電極2914を形成することで、図29(b)に示すような、画素電極2914と同層で同じ材料からなる第2の電極2921と第1の電極2904でゲート絶縁膜2905が挟まれた構造の容量素子2922を形成することができる。
なお、図29では、逆スタガ型のチャネルエッチ構造のトランジスタについて示したが、もちろんチャネル保護構造のトランジスタでも良い。チャネル保護構造のトランジスタの場合について、図30(a)、(b)を用いて説明する。
図30(a)に示すチャネル保護型構造のトランジスタは図29(a)に示したチャネルエッチ構造の駆動トランジスタ2919の半導体層2906のチャネルが形成される領域上にエッチングのマスクとなる絶縁物3001が設けられている点が異なり、他の共通しているところは共通の符号を用いている。
また、同様に、図30(b)に示すチャネル保護型構造のトランジスタは図29(b)に示したチャネルエッチ構造の駆動トランジスタ2919の半導体層2906のチャネルが形成される領域上にエッチングのマスクとなる絶縁物3001が設けられている点が異なり、他の共通しているところは共通の符号を用いている。
本発明の画素を構成するトランジスタの半導体層(チャネル形成領域やソース領域やドレイン領域など)に非晶質半導体膜を用いることで、製造コストを削減することができる。例えば、図28〜図30に示す画素構成を用いることで非晶質半導体膜を適用することが可能である。
なお、本発明の画素構成の適用することができるトランジスタの構造や、容量素子の構造は上述した構成に限られず、様々な構成のトランジスタの構造や、容量素子の構造のものを用いることができる。
本実施例では、トランジスタを始めとする半導体装置を作製する方法として、プラズマ処理を用いて半導体装置を作製する方法について説明する。
図42は、トランジスタを含む半導体装置の構造例を示した図である。なお、図42において、図42(B)は図42(A)のa−b間の断面図に相当し、図42(C)は図42(A)のc−d間の断面図に相当する。
図42に示す半導体装置は、基板4601上に絶縁膜4602を介して設けられた半導体膜4603a、4603bと、当該半導体膜4603a、4603b上にゲート絶縁膜4604を介して設けられたゲート電極4605と、ゲート電極を覆って設けられた絶縁膜4606、4607と、半導体膜4603a、4603bのソース領域又はドレイン領域と電気的に接続し且つ絶縁膜4607上に設けられた導電膜4608とを有している。なお、図42においては、半導体膜4603aの一部をチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610aと半導体膜4603bの一部をチャネル領域として用いたPチャネル型トランジスタ4610bとを設けた場合を示しているが、この構成に限られない。例えば、図42では、Nチャネル型トランジスタ4610aにLDD領域を設け、Pチャネル型トランジスタ4610bにはLDD領域を設けていないが、両方に設けた構成としても良いし両方に設けない構成とすることも可能である。
なお、本実施例では、上記基板4601、絶縁膜4602、半導体膜4603a及び4603b、ゲート絶縁膜4604、絶縁膜4606又は絶縁膜4607のうち少なくともいずれか一層に、プラズマ処理を用いて酸化又は窒化を行うことにより半導体膜又は絶縁膜を酸化又は窒かすることによって、図42に示した半導体装置を作製する。このように、プラズマ処理を用いて半導体膜又は絶縁膜を酸化又は窒化することによって、当該半導体膜又は絶縁膜の表面を改質し、CVD法やスパッタ法により形成した絶縁膜と比較してより緻密な絶縁膜を形成することができるため、ピンホール等の欠陥を抑制し半導体装置の特性等を向上させることが可能となる。
なお、本実施例では、上記図42における半導体膜4603a及び4603b又はゲート絶縁膜4604にプラズマ処理を行い、当該半導体膜4603a及び4603b又はゲート絶縁膜4604を酸化又は窒化することによって半導体装置を作製する方法について図面を参照して説明する。
まず、基板4601上に島状の半導体膜4603a、4603bを形成する(図43(A))。島状の半導体膜4603a、4603bは、基板4601上にあらかじめ形成された絶縁膜4602上に公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)を用いてシリコン(Si)を主成分とする材料(例えばSixGe1−x等)等を用いて非晶質半導体膜を形成し、当該非晶質半導体膜を結晶化させ、半導体膜を選択的にエッチングすることにより設けることができる。なお、非晶質半導体膜の結晶化は、レーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法又はこれら方法を組み合わせた方法等の公知の結晶化法により行うことができる。なお、図43(A)では、島状の半導体膜の端部4603a、4603bを直角に近い形状(θ=85〜100°)で設ける。
次に、プラズマ処理を行い半導体膜4603a、4603bを酸化又は窒化することによって、当該半導体膜4603a、4603bの表面にそれぞれ酸化膜又は窒化膜4621a、4621b(以下、絶縁膜4621a、絶縁膜4621bとも記す)を形成する(図43(B))。例えば、半導体膜4603a、4603bとしてSiを用いた場合、絶縁膜4621a及び絶縁膜4621bとして、酸化シリコン(SiOx)又は窒化シリコン(SiNx)が形成される。また、プラズマ処理により半導体膜4603a、4603bを酸化させた後に、再度プラズマ処理を行うことによって窒化させても良い。この場合、半導体膜4603a、4603bに接して酸化シリコン(SiOx)が形成され、当該酸化シリコンの表面に窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)が形成される。なお、プラズマ処理により半導体膜を酸化する場合には、酸素雰囲気下(例えば、酸素(O)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを含む)雰囲気下又は酸素と水素(H2)と希ガス雰囲気下又は一酸化二窒素と希ガス雰囲気下)でプラズマ処理を行う。一方、プラズマ処理により半導体膜を窒化する場合には、窒素雰囲気下(例えば、窒素(N)と希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを含む)雰囲気下又は窒素と水素と希ガス雰囲気下又はNHと希ガス雰囲気下)でプラズマ処理を行う。希ガスとしては、例えばArを用いることができる。また、ArとKrを混合したガスを用いても良い。そのため、絶縁膜4621a、4621bは、プラズマ処理に用いた希ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xeの少なくとも一つを含む)を含んでおり、Arを用いた場合には絶縁膜4621a、4621bにArが含まれている。
また、プラズマ処理は、上記ガスの雰囲気中において、電子密度が1×1011cm−3以上1×1013cm−3以下であり、プラズマの電子温度が0.5eV以上1.5eV以下で行う。プラズマの電子密度が高密度であり、基板4601上に形成された被処理物(ここでは、半導体膜4603a、4603b)付近での電子温度が低いため、被処理物に対するプラズマによる損傷を防止することができる。また、プラズマの電子密度が1×1011cm−3以上と高密度であるため、プラズマ処理を用いて、被処理物を酸化又は窒化することよって形成される酸化物又は窒化膜は、CVD法やスパッタ法等により形成された膜と比較して膜厚等が均一性に優れ、且つ緻密な膜を形成することができる。また、プラズマの電子温度が1eV以下と低いため、従来のプラズマ処理や熱酸化法と比較して低温度で酸化又は窒化処理を行うことができる。たとえば、ガラス基板の歪点温度よりも100度以上低い温度でプラズマ処理を行っても十分に酸化又は窒化処理を行うことができる。なお、プラズマを形成するための周波数としては、マイクロ波(2.45GHz)等の高周波を用いることができる。なお、以下に特に断らない場合は、プラズマ処理として上記条件を用いて行うものとする。
次に、絶縁膜4621a、4621bを覆うようにゲート絶縁膜4604を形成する(図43(C))。ゲート絶縁膜4604は、公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)を用いて、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(SiNx)、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)等の酸素又は窒素を有する絶縁膜の単層構造、又はこれらの積層構造で設けることができる。例えば、半導体膜4603a、4603bとしてSiを用い、プラズマ処理により当該Siを酸化させることによって当該半導体膜4603a、4603bの表面に絶縁膜4621a、4621bとして酸化シリコンを形成した場合、当該絶縁膜4621a、4621b上にゲート絶縁膜として酸化シリコン(SiOx)を形成する。また、上記図43(B)において、プラズマ処理により半導体膜4603a、4603bを酸化又は窒化することによって形成された絶縁膜4621a、4621bの膜厚が十分である場合には、当該絶縁膜4621a、4621bをゲート絶縁膜として用いることも可能である。
次に、ゲート絶縁膜4604上にゲート電極4605等を形成することによって、島状の半導体膜4603a、4603bをチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610a、Pチャネル型トランジスタ4610bを有する半導体装置を作製することができる(図43(D))。
このように、半導体膜4603a、4603b上にゲート絶縁膜4604を設ける前に、プラズマ処理により半導体膜4603a、4603bの表面を酸化又は窒化することによって、チャネル領域の端部4651a、4651b等におけるゲート絶縁膜4604の被覆不良に起因するゲート電極と半導体膜のショート等を防止することができる。つまり、島状の半導体膜の端部が直角に近い形状(θ=85〜100°)を有する場合には、CVD法やスパッタ法等により半導体膜を覆うようにゲート絶縁膜を形成した際に、半導体膜の端部においてゲート絶縁膜の段切れ等による被覆不良の問題が生じる恐れがあるが、あらかじめ半導体膜の表面にプラズマ処理を用いて酸化又は窒化しておくことによって、半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆不良等を防止することが可能となる。
また、上記図43(C)において、ゲート絶縁膜4604を形成した後にプラズマ処理を行うことによって、ゲート絶縁膜4604を酸化又は窒化させても良い。この場合、半導体膜4603a、4603bを覆うように形成されたゲート絶縁膜4604(図44(A))にプラズマ処理を行い、ゲート絶縁膜4604を酸化又は窒化することによって、ゲート絶縁膜4604の表面に酸化膜又は窒化膜4623(以下、絶縁膜4623とも記す)を形成する(図44(B))。プラズマ処理の条件は、上記図43(B)と同様に行うことができる。また、絶縁膜4623は、プラズマ処理に用いた希ガスを含んでおり、例えばArを用いた場合には絶縁膜4623にArが含まれている。
また、図44(B)において、一旦酸素雰囲気下でプラズマ処理を行うことによりゲート絶縁膜4604を酸化させた後に、再度窒素雰囲気下でプラズマ処理を行うことにより窒化させても良い。この場合、半導体膜4603a、4603b上に酸化シリコン(SiOx)又は酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)が形成され、ゲート電極4605に接して窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)が形成される。その後、絶縁膜4623上にゲート電極4605等を形成することによって、島状の半導体膜4603a、4603bをチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610a、Pチャネル型トランジスタ4610bを有する半導体装置を作製することができる(図44(C))。このように、ゲート絶縁膜にプラズマ処理を行うことにより、当該ゲート絶縁膜の表面を酸化又は窒化することによって、ゲート絶縁膜の表面を改質し緻密な膜を形成することができる。プラズマ処理を行うことによって得られた絶縁膜は、CVD法やスパッタ法で形成された絶縁膜と比較して緻密でピンホール等の欠陥も少ないため、トランジスタの特性を向上させることができる。
なお、図44においては、あらかじめ半導体膜4603a、4603bにプラズマ処理を行うことによって、当該半導体膜4603a、4603bの表面を酸化又は窒化させた場合を示したが、半導体膜4603a、4603bにプラズマ処理を行わずにゲート絶縁膜4604を形成した後にプラズマ処理を行う方法を用いても良い。このように、ゲート電極を形成する前にプラズマ処理を行うことによって、半導体膜の端部においてゲート絶縁膜の段切れ等による被覆不良が生じた場合であっても、被覆不良により露出した半導体膜を酸化又は窒化することができるため、半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆不良に起因するゲート電極と半導体膜のショート等を防止することができる。
このように、島状の半導体膜の端部を直角に近い形状で設けた場合であっても、半導体膜又はゲート絶縁膜にプラズマ処理を行い、当該半導体膜又はゲート絶縁膜を酸化又は窒化することによって、半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆不良に起因するゲート電極と半導体膜のショート等を防止することができる。
次に、基板上に設けられた島状の半導体膜において、当該島状の半導体膜の端部をテーパー形状(θ=30〜85°)で設ける場合について示す。
まず、基板4601上に島状の半導体膜4603a、4603bを形成する(図45(A))。島状の半導体膜4603a、4603bは、基板4601上にあらかじめ形成された絶縁膜4602上にスパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等を用いてシリコン(Si)を主成分とする材料を用いて非晶質半導体膜を形成し、当該非晶質半導体膜をレーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法などの公知の結晶化法により結晶化させ、選択的に半導体膜をエッチングして除去することにより設けることができる。なお、図45(A)では、島状の半導体膜の端部をテーパー形状(θ=30〜85°)で設ける。
次に、半導体膜4603a、4603bを覆うようにゲート絶縁膜4604を形成する(図45(B))。ゲート絶縁膜4604は、公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)を用いて、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(SiNx)、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)等の酸素又は窒素を有する絶縁膜の単層構造、又はこれらの積層構造で設けることができる。
次に、プラズマ処理を行いゲート絶縁膜4604を酸化又は窒化することによって、当該ゲート絶縁膜4604の表面にそれぞれ酸化膜又は窒化膜4624(以下、絶縁膜4624とも記す)を形成する(図45(C))。なお、プラズマ処理の条件は上記と同様に行うことができる。例えば、ゲート絶縁膜4604として酸化シリコン(SiOx)又は酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)を用いた場合、酸素雰囲気下でプラズマ処理を行いゲート絶縁膜4604を酸化することによって、ゲート絶縁膜の表面にはCVD法やスパッタ法等により形成されたゲート絶縁膜と比較してピンホール等の欠陥の少ない緻密な膜を形成することができる。一方、窒素雰囲気下でプラズマ処理を行いゲート絶縁膜4604を窒化することによって、ゲート絶縁膜4604の表面に絶縁膜4624として窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)を設けることができる。また、一旦酸素雰囲気下でプラズマ処理を行うことによりゲート絶縁膜4604を酸化させた後に、再度窒素雰囲気下でプラズマ処理を行うことにより窒化させても良い。また、絶縁膜4624は、プラズマ処理に用いた希ガスを含んでおり、例えばArを用いた場合には絶縁膜4624中にArが含まれている。
次に、ゲート絶縁膜4604上にゲート電極4605等を形成することによって、島状の半導体膜4603a、4603bをチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610a、Pチャネル型トランジスタ4610bを有する半導体装置を作製することができる(図45(D))。
このように、ゲート絶縁膜にプラズマ処理を行うことにより、ゲート絶縁膜の表面に酸化膜又は窒化膜からなる絶縁膜を設け、ゲート絶縁膜の表面の改質をすることができる。プラズマ処理を行うことによって酸化又は窒化された絶縁膜は、CVD方やスパッタ法で形成されたゲート絶縁膜と比較して緻密でピンホール等の欠陥も少ないため、トランジスタの特性を向上させることができる。また、半導体膜の端部をテーパー形状とすることによって、半導体膜の端部におけるゲート絶縁膜の被覆不良に起因するゲート電極と半導体膜のショート等を抑制することができるが、ゲート絶縁膜を形成した後にプラズマ処理を行うことによって、より一層ゲート電極と半導体膜のショート等を防止することができる。
次に、図45とは、異なる半導体装置の作製方法に関して図面を参照して説明する。具体的には、テーパー形状を有する半導体膜の端部に選択的にプラズマ処理を行う場合に関して示す。
まず、基板4601上に島状の半導体膜4603a、4603bを形成する(図46(A))。島状の半導体膜4603a、4603bは、基板4601上にあらかじめ形成された絶縁膜4602上に公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)を用いてシリコン(Si)を主成分とする材料(例えばSixGe1−x等)等を用いて非晶質半導体膜を形成し、当該非晶質半導体膜を結晶化させ、レジスト4625a、4625bをマスクとして半導体膜を選択的にエッチングすることにより設けることができる。なお、非晶質半導体膜の結晶化は、レーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法又はこれら方法を組み合わせた方法等の公知の結晶化法により行うことができる。
次に、半導体膜のエッチングのために使用したレジスト4625a、4625bを除去する前に、プラズマ処理を行い島状の半導体膜4603a、4603bの端部を選択的に酸化又は窒化することによって、当該半導体膜4603a、4603bの端部にそれぞれ酸化膜又は窒化膜4626(以下、絶縁膜4626とも記す)を形成する(図46(B))。プラズマ処理は、上述した条件下で行う。また、絶縁膜4626は、プラズマ処理に用いた希ガスを含んでいる。
次に、半導体膜4603a、4603bを覆うようにゲート絶縁膜4604を形成する(図46(C))。ゲート絶縁膜4604は、上記と同様に設けることができる。
次に、ゲート絶縁膜4604上にゲート電極4605等を形成することによって、島状の半導体膜4603a、4603bをチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610a、Pチャネル型トランジスタ4610bを有する半導体装置を作製することができる(図46(D))。
半導体膜4603a、4603bの端部をテーパー形状に設けた場合、半導体膜4603a、4603bの一部に形成されるチャネル領域の端部4652a、4652bもテーパー形状となり半導体膜の膜厚やゲート絶縁膜の膜厚が中央部分と比較して変化するため、トランジスタの特性に影響を及ぼす場合がある。そのため、ここではプラズマ処理によりチャネル領域の端部を選択的に酸化又は窒化して、当該チャネル領域の端部となる半導体膜に絶縁膜を形成することによって、チャネル領域の端部に起因するトランジスタへの影響を低減することができる。
なお、図46では、半導体膜4603a、4603bの端部に限ってプラズマ処理により酸化又は窒化を行った例を示したが、もちろん上記図45(C)で示したようにゲート絶縁膜4604にもプラズマ処理を行って酸化又は窒化させることも可能である(図48(A))。
次に、上記とは異なる半導体装置の作製方法に関して図面を参照して説明する。具体的には、テーパー形状を有する半導体膜にプラズマ処理を行う場合に関して示す。
まず、基板4601上に上記と同様に島状の半導体膜4603a、4603bを形成する(図47(A))。
次に、プラズマ処理を行い半導体膜4603a、4603bを酸化又は窒化することによって、当該半導体膜4603a、4603bの表面にそれぞれ酸化膜又は窒化膜4627a、4627b(以下、絶縁膜4627a、絶縁膜4627bとも記す)を形成する(図47(B))。プラズマ処理は上述した条件下で同様に行うことができる。例えば、半導体膜4603a、4603bとしてSiを用いた場合、絶縁膜4627a及び絶縁膜4627bとして、酸化シリコン(SiOx)又は窒化シリコン(SiNx)が形成される。また、プラズマ処理により半導体膜4603a、4603bを酸化させた後に、再度プラズマ処理を行うことによって窒化させても良い。この場合、半導体膜4603a、4603bに接して酸化シリコン(SiOx)又は酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)が形成され、当該酸化シリコンの表面に窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)が形成される。そのため、絶縁膜4627a、4627bは、プラズマ処理に用いた希ガスを含んでいる。なお、プラズマ処理を行うことにより半導体膜4603a、4603bの端部も同時に酸化又は窒化される。
次に、絶縁膜4627a、4627bを覆うようにゲート絶縁膜4604を形成する(図47(C))。ゲート絶縁膜4604は、公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)を用いて、酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(SiNx)、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)等の酸素又は窒素を有する絶縁膜の単層構造、又はこれらの積層構造で設けることができる。例えば、半導体膜4603a、4603bとしてSiを用いてプラズマ処理により酸化させることによって、当該半導体膜4603a、4603b表面に絶縁膜4627a、4627bとして酸化シリコンを形成した場合、当該絶縁膜4627a、4627b上にゲート絶縁膜として酸化シリコン(SiOx)を形成する。
次に、ゲート絶縁膜4604上にゲート電極4605等を形成することによって、島状の半導体膜4603a、4603bをチャネル領域として用いたNチャネル型トランジスタ4610a、Pチャネル型トランジスタ4610bを有する半導体装置を作製することができる(図47(D))。
半導体膜の端部をテーパー形状に設けた場合、半導体膜の一部に形成されるチャネル領域の端部4653a、4653bもテーパー形状となるため、半導体素子の特性に影響を及ぼす場合がある。そのため、プラズマ処理により半導体膜を酸化又は窒化することによって、結果的にチャネル領域の端部も酸化又は窒化されるため半導体素子への影響を低減することができる。
なお、図47では、半導体膜4603a、4603bに限ってプラズマ処理により酸化又は窒化を行った例を示したが、もちろん上記図45(B)で示したようにゲート絶縁膜4604にプラズマ処理を行って酸化又は窒化させることも可能である(図48(B))。この場合、一旦酸素雰囲気下でプラズマ処理を行うことによりゲート絶縁膜4604を酸化させた後に、再度窒素雰囲気下でプラズマ処理を行うことにより窒化させても良い。この場合、半導体膜4603a、4603b上に酸化シリコン(SiOx)又は酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y)が形成され、ゲート電極4605に接して窒化酸化シリコン(SiNxOy)(x>y)が形成される。
また、上述したようにプラズマ処理を行うことによって、半導体膜や絶縁膜に付着したゴミ等の不純物の除去を容易に行うことができる。一般的に、CVD法やスパッタ法等により形成された膜にはゴミ(パーティクルともいう)が付着していることがある。例えば、図49(A)に示すように、絶縁膜又は導電膜又は半導体膜等の膜4671上にCVD法やスパッタ法等により形成された絶縁膜4672上にゴミ4673が形成される場合がある。このような場合であっても、プラズマ処理を行い絶縁膜4672を酸化又は窒化することによって、絶縁膜4672の表面に酸化膜又は窒化膜4674(以下、絶縁膜4674ともいう)が形成される。絶縁膜4674は、ゴミ4673が存在しない部分のみならず、ゴミ4673の下側の部分にも回り込むように酸化又は窒化されることによって、絶縁膜4674の体積が増加する。一方、ゴミ4673の表面もプラズマ処理によって酸化又は窒化され絶縁膜4675が形成され、その結果ゴミ4673の体積も増加する図49(B)。
このとき、ゴミ4673は、ブラシ洗浄等の簡単な洗浄により、絶縁膜4674の表面から容易に除去される状態になる。このように、プラズマ処理を行うことによって、当該絶縁膜又は半導体膜に付着した微細なゴミであっても当該ゴミの除去が容易になる。なお、これはプラズマ処理を行うことによって得られる効果であり、本実施形態のみならず、他の実施形態においても同様のことがいえる。
このように、プラズマ処理を行い半導体膜又はゲート絶縁膜を酸化又は窒化して表面を改質することにより、緻密で膜質の良い絶縁膜を形成することができる。また、絶縁膜の表面に付着したゴミ等を洗浄によって、容易に除去することが可能となる。その結果、絶縁膜を薄く形成する場合であってもピンホール等の欠陥を防止し、トランジスタ等の半導体素子の微細化及び高性能化を実現することが達成できる。
なお、本実施例では、上記半導体膜4603a及び4603b又はゲート絶縁膜4604にプラズマ処理を行い、当該半導体膜4603a及び4603b又はゲート絶縁膜4604を酸化又は窒化を行ったが、プラズマ処理を用いて酸化又は窒化を行う層は、これに限定されない。例えば、基板4601又は絶縁膜4602にプラズマ処理を行っても良いし、絶縁膜4607にプラズマ処理を行っても良い。
なお、本実施例で述べた内容は、実施例1又は実施例2で述べた内容と自由に組み合わせて実施することができる。
本実施例では、トランジスタを始めとする半導体装置を作製するプロセスとして、ハーフトーン方式について説明する。
図50はトランジスタ、容量素子、抵抗素子を含む半導体装置の断面構造を示す図である。図50は、Nチャネル型トランジスタ5401、Nチャネル型トランジスタ5402、容量素子5404、抵抗素子5405、Pチャネル型トランジスタ5403が示されている。各トランジスタは半導体層5505、絶縁層5508、ゲート電極5509を備えている。ゲート電極5509は、第1導電層5503と第2導電層5502の積層構造で形成されている。また、図51(A)〜(E)は、図50で示すトランジスタ、容量素子、抵抗素子に対応する上面図であり、合わせて参照することができる。
図50において、Nチャネル型トランジスタ5401は、チャネル長方向(キャリアの流れる方向)において、ゲート電極の両側に低濃度ドレイン(LDD)領域とも呼ばれ、配線5504とコンタクトを形成するソース及びドレイン領域を形成する不純物領域5506の不純物濃度よりも低濃度にドープされた不純物領域5507が半導体層5505に形成されている。不純物領域5506と不純物領域5507には、Nチャネル型トランジスタ5401を構成する場合、N型を付与する不純物としてリンなどが添加されている。LDD領域はホットエレクトロン劣化や短チャネル効果を抑制する手段として形成される。
図51(A)で示すように、Nチャネル型トランジスタ5401のゲート電極5509において、第1導電層5503は、第2導電層5502の両側に広がって形成されている。この場合において、第1導電層5503の膜厚は、第2導電層5502の膜厚よりも薄く形成されている。第1導電層5503の厚さは、10〜100kVの電界で加速されたイオン種を通過させることが可能な厚さに形成されている。不純物領域5507はゲート電極5509の第1導電層5503と重なるように形成されている。すなわち、ゲート電極5509とオーバーラップするLDD領域を形成している。この構造は、ゲート電極5509において、第2導電層5502をマスクとして、第1導電層5503を通して一導電型の不純物を添加することにより、自己整合的に不純物領域5507を形成している。すなわち、ゲート電極とオーバーラップするLDD領域を自己整合的に形成している。
図50において、Nチャネル型トランジスタ5402は、チャネル領域の片側に不純物領域5506の不純物濃度よりも低濃度にドープされた不純物領域5507が半導体層5505に形成されている。図51(B)で示すように、Nチャネル型トランジスタ5402のゲート電極5509において、第1導電層5503は、第2導電層5502の片側に広がって形成されている。この場合も同様に、第2導電層5502をマスクとして、第1導電層5503を通して一導電型の不純物を添加することにより、自己整合的にLDD領域を形成することができる。
チャネル領域の片側にLDD領域を有するトランジスタは、ソース及びドレイン電極間に正電圧のみ、若しくは負電圧のみが印加されるトランジスタに適用すれば良い。具体的には、インバータ回路、NAND回路、NOR回路、ラッチ回路といった論理ゲートを構成するトランジスタや、センスアンプ、定電圧発生回路、VCOといったアナログ回路を構成するトランジスタに適用すれば良い。
図50において、容量素子5404は、第1導電層5503と半導体層5505とで絶縁層5508を挟んで形成されている。容量素子5404を形成する半導体層5505には、不純物領域5510と不純物領域5511を備えている。不純物領域5511は、半導体層5505において第1導電層5503と重なる位置に形成される。また、不純物領域5510は配線5504とコンタクトを形成する。不純物領域5511は、第1導電層5503を通して一導電型の不純物を添加することができるので、不純物領域5510と不純物領域5511に含まれる不純物濃度は同じにすることもできるし、異ならせることも可能である。いずれにしても、容量素子5404において、半導体層5505は電極として機能させるので、一導電型の不純物を添加して低抵抗化しておくことが好ましい。また、第1導電層5503は、図51(C)に示すように、第2導電層5502を補助的な電極として利用することにより、電極として十分に機能させることができる。このように、第1導電層5503と第2導電層5502を組み合わせた複合的な電極構造とすることにより、容量素子5404を自己整合的に形成することができる。
図50において、抵抗素子5405は、第1導電層5503によって形成されている。第1導電層5503は30〜150nm程度の厚さに形成されるので、その幅や長さを適宜設定して抵抗素子を構成することができる。
抵抗素子は、高濃度に不純物元素を含む半導体層や、膜厚の薄い金属層によって構成すれば良い。抵抗値が膜厚、膜質、不純物濃度、活性化率などに依存する半導体層に対して、金属層は、膜厚、膜質で抵抗値が決定するため、ばらつきが小さく好ましい。抵抗素子5405の上面図を図51(D)に示す。
図50において、Pチャネル型トランジスタ5403は、半導体層5505に不純物領域5512を備えている。この不純物領域5512は、配線5504とコンタクトを形成するソース及びドレイン領域を形成する。ゲート電極5509の構成は第1導電層5503と第2導電層5502が重畳した構成となっている。Pチャネル型トランジスタ5403はLDD領域を設けないシングルドレイン構造のトランジスタである。Pチャネル型トランジスタ5403を形成する場合、不純物領域5512にはP型を付与する不純物として硼素などが添加される。一方、不純物領域5512にリンを添加すればシングルドレイン構造のNチャネル型トランジスタとすることもできる。Pチャネル型トランジスタ5403の上面図を図51(E)に示す。
半導体層5505及びゲート絶縁層5508の一方若しくは双方に対してマイクロ波で励起され、電子温度が2eV以下、イオンエネルギーが5eV以下、電子密度が1×1011〜1×1013cm−3程度である高密度プラズマ処理によって酸化又は窒化処理しても良い。このとき、基板温度を300〜450℃とし、酸化雰囲気(O、NOなど)又は窒化雰囲気(N、NHなど)で処理することにより、半導体層5505とゲート絶縁層5508の界面の欠陥準位を低減することができる。ゲート絶縁層5508対してこの処理を行うことにより、この絶縁層の緻密化を図ることができる。すなわち、荷電欠陥の生成を抑えトランジスタの閾値電圧の変動を抑えることができる。また、トランジスタを3V以下の電圧で駆動させる場合には、このプラズマ処理により酸化若しくは窒化された絶縁層をゲート絶縁層5508として適用することができる。また、トランジスタの駆動電圧が3V以上の場合には、このプラズマ処理で半導体層5505の表面に形成した絶縁層とCVD法(プラズマCVD法若しくは熱CVD法)で堆積した絶縁層とを組み合わせてゲート絶縁層5508を形成することができる。また、同様にこの絶縁層は、容量素子5404の誘電体層としても利用することができる。この場合、このプラズマ処理で形成された絶縁層は、1〜10nmの厚さで形成され、緻密な膜であるので、大きな電荷容量を持つ容量素子を形成することができる。
図50及び図51を参照して説明したように、膜厚の異なる導電層を組み合わせることにより、様々な構成の素子を形成することができる。第1導電層のみが形成される領域と、第1導電層と第2導電層が積層されている領域は、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスク又はレチクルを用いて形成することができる。すなわち、フォトリソグラフィー工程において、フォトレジストを露光する際に、フォトマスクの透過光量を調節して、現像されるレジストマスクの厚さを異ならせる。この場合、フォトマスク又はレチクルに解像度限界以下のスリットを設けて上記複雑な形状を有するレジストを形成しても良い。また、現像後に約200℃のベークを行ってフォトレジスト材料で形成されるマスクパターンを変形させても良い。
また、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスク又はレチクルを用いることにより、第1導電層のみが形成される領域と、第1導電層と第2導電層が積層されている領域を連続して形成することができる。図51(A)に示すように、第1導電層のみが形成される領域を半導体層上に選択的に形成することができる。このような領域は、半導体層上において有効であるが、それ以外の領域(ゲート電極と連続する配線領域)では必要がない。このフォトマスク若しくはレチクルを用いることにより、配線部分は、第1導電層のみの領域を作らないで済むので、配線密度を実質的に高めることができる。
図50及び図51の場合には、第1導電層はタングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)又はモリブデン(Mo)などの高融点金属、又は高融点金属を主成分とする合金若しくは化合物を30〜50nmの厚さで形成する。また、第2導電層はタングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)又はモリブデン(Mo)などの高融点金属、又は高融点金属を主成分とする合金若しくは化合物で300〜600nmの厚さに形成する。例えば、第1導電層と第2導電層をそれぞれ異なる導電材料を用い、後に行うエッチング工程でエッチングレートの差が生じるようにする。一例として、第1導電層をTaNを用い、第2導電層としてタングステン膜を用いることができる。
本実施例では、回折格子パターン或いは半透膜からなる光強度低減機能を有する補助パターンを設置したフォトマスク又はレチクルを用いて、電極構造の異なるトランジスタ、容量素子、抵抗素子を、同じパターニング工程によって作り分けることができることを示している。これにより、回路の特性に応じて、形態の異なる素子を、工程を増やすことなく作り込み、集積化することができる。
なお、本実施例で述べた内容は、実施例1〜実施例3で述べた内容と自由に組み合わせて実施することができる。
本実施例では、トランジスタを始めとする半導体装置を作製する際のマスクパターンの例について、図52〜図54を参照して説明する。
図52(A)で示す半導体層5610、5611はシリコン若しくはシリコンを成分とする結晶性の半導体で形成することが好ましい。例えば、シリコン膜をレーザアニールなどによって結晶化された多結晶シリコン、単結晶シリコンなどが適用される。その他にも半導体特性を示す、金属酸化物半導体、アモルファスシリコン、有機半導体を適用することも可能である。
いずれにしても、最初に形成する半導体層は絶縁表面を有する基板の全面若しくは一部(トランジスタの半導体領域として確定されるよりも広い面積を有する領域)に形成する。そして、フォトリソグラフィー技術によって、半導体層上にマスクパターンを形成する。そのマスクパターンを利用して半導体層をエッチング処理することにより、トランジスタのソース及びドレイン領域及びチャネル形成領域を含む特定形状の島状の半導体層5610、5611を形成する。その半導体層5610、5611はレイアウトの適切さを考慮して決められる。
図52(A)で示す半導体層5610、5611を形成するためのフォトマスクは、図52(B)に示すマスクパターン5630を備えている。このマスクパターン5630は、フォトリソグラフィー工程で用いるレジストがポジ型かネガ型かで異なる。ポジ型レジストを用いる場合には、図52(B)で示すマスクパターン5630は、遮光部として作製される。マスクパターン5630は、多角形の頂部Aを削除した形状となっている。また、屈曲部Bにおいては、その角部が直角とならないように複数段に渡って屈曲する形状となっている。このフォトマスクのパターンは、例えば、パターンの角部であって(直角三角形)の一辺が10μm以下の大きさに角部を削除している。
図52(B)で示すマスクパターン5630は、その形状が、図52(A)で示す半導体層5610、5611に反映される。その場合、マスクパターン5630と相似の形状が転写されても良いが、マスクパターン5630の角部がさらに丸みを帯びるように転写されていても良い。すなわち、マスクパターン5630よりもさらにパターン形状をなめらかにした、丸め部を設けても良い。
半導体層5610、5611の上には、酸化シリコン若しくは窒化シリコンを少なくとも一部に含む絶縁層が形成される。この絶縁層を形成する目的の一つはゲート絶縁層である。そして、図53(A)で示すように、半導体層と一部が重なるようにゲート配線5712、5713、5714を形成する。ゲート配線5712は半導体層5610に対応して形成される。ゲート配線5713は半導体層5610、5611に対応して形成される。また、ゲート配線5714は半導体層5610、5611に対応して形成される。ゲート配線は、金属層又は導電性の高い半導体層を成膜し、フォトリソグラフィー技術によってその形状を絶縁層上に作り込む。
このゲート配線を形成するためのフォトマスクは、図53(B)に示すマスクパターン5731を備えている。このマスクパターン5731は、角部であって、(直角三角形)の一辺が10μm以下、又は、配線の線幅の1/2以下で、線幅の1/5以上の大きさに角部を削除している。図53(B)で示すマスクパターン5731は、その形状が、図53(A)で示すゲート配線5712、5713、5714に反映される。その場合、マスクパターン5731と相似の形状が転写されても良いが、マスクパターン5731の角部がさらに丸みを帯びるように転写されていても良い。すなわち、マスクパターン5731よりもさらにパターン形状をなめらかにした、丸め部を設けても良い。すなわち、ゲート配線5712、5713、5714の角部は、10μm以下、又は配線の線幅の1/2以下であって1/5以上にコーナー部に丸みをおびさせる。凸部に丸みをもたせるとプラズマによるドライエッチの際、異常放電による微粉の発生を抑え、凹部に丸みをもたせると洗浄のときに、たとえできた微粉であっても、それが角に集まりやすいのを洗い流す結果として歩留まり向上が甚だしく期待できるという効果を有する。
層間絶縁層はゲート配線5712、5713、5714の次に形成される層である。層間絶縁層は酸化シリコンなどの無機絶縁材料若しくポリイミドやアクリル樹脂などを使った有機絶縁材料を使って形成する。この層間絶縁層とゲート配線5712、5713、5714の間には窒化シリコン若しくは窒化酸化シリコンなどの絶縁層を介在させても良い。また、層間絶縁層上にも窒化シリコン若しくは窒化酸化シリコンなどの絶縁層を設けても良い。この絶縁層は、外因性の金属イオンや水分などトランジスタにとっては良くない不純物により半導体層やゲート絶縁層を汚染するのを防ぐことができる。
層間絶縁層には所定の位置に開孔が形成されている。例えば、下層にあるゲート配線や半導体層に対応して設けられる。金属若しくは金属化合物の一層若しくは複数層で形成される配線層は、フォトリソグラフィー技術によってマスクパターンが形成され、エッチング加工により所定のパターンに形成される。そして、図54(A)で示すように、半導体層と一部が重なるように配線5815〜5820を形成する。配線はある特定の素子間を連結する。配線は特定の素子と素子の間を直線で結ぶのではなく、レイアウトの制約上屈曲部が含まれる。また、コンタクト部やその他の領域において配線幅が変化する。コンタクト部では、コンタクトホールが配線幅と同等若しくは大きい場合には、その部分で配線幅が広がるように変化する。
この配線5815〜5820を形成するためのフォトマスクは、図54(B)に示すマスクパターン5832を備えている。この場合においても、配線は、L字形に折れ曲がった各コーナー部であって(直角三角形)の一辺が10μm以下、又は、配線の線幅の1/2以下で、線幅の1/5以上の長さに角部を削除し、コーナー部を丸みをおびるパターンを有せしめる。即ち、上面からみたコーナー部における配線層の外周は曲線を形成するようにする。具体的には、コーナー部の外周縁に丸みを帯びさせるため、コーナー部を挟む互いに垂直 な2つの第1直線と、これら2つの第1直線と約45度の角度をなす一つの第2直線と、で形成される直角 2等辺三角形の部分に相当する配線層の一部を除去する。除去すると新たに2つの鈍 角の部分が配線層に形成されるが、マスク設計や、エッチング条件を適宜設定することにより、各鈍角部分に第1直線と第2直線との両方に接する曲線が形成されるように配線層をエッチングすることが好ましい。なお、前記直角2等辺三角形の互いに等しい2辺の長さは、配線幅の1/5以上1/2以下とする。またコーナー部の内周についても、コーナー部の外周に沿って内周が丸みを帯びるよう形成する。このような配線は、凸部に丸みをもたせるとプラズマによるドライエッチの際、異常放電による微粉の発生を抑え、凹部に丸みをもたせると洗浄のときに、たとえできた微粉であっても、それが角に集まりやすいのを洗い流す結果として歩留まり向上が甚だしく期待できるという効果を有する。配線の角部がラウンドをとることにより、電気的にも伝導させることが期待できる。また、多数の平行配線では、ゴミを洗い流すのにはきわめて好都合である。
図54(A)には、Nチャネル型トランジスタ5821〜5824、Pチャネル型トランジスタ5825、5826が形成されている。Nチャネル型トランジスタ5823とPチャネル型トランジスタ5825及びNチャネル型トランジスタ5824とPチャネル型トランジスタ5826はインバータ5827、5828を構成している。なお、この6つのトランジスタを含む回路はSRAMを形成している。これらのトランジスタの上層には、窒化シリコンや酸化シリコンなどの絶縁層が形成されていても良い。
なお、本実施形態で述べた内容は、実施例1〜実施例4で述べた内容と自由に組み合わせて実施することができる。
本実施例は、エレクトロルミネセンス素子(EL素子)を画素に用いた表示装置を製造するときに用いる蒸着装置について図面を参照して説明する。
表示パネルは、トランジスタによって画素回路及び/又は駆動回路が形成された素子基板に、EL層を形成して製造される。EL層はエレクトロルミネセンスを発現する材料を少なくとも一部に含んで形成される。EL層は機能の異なる複数の層で構成されても良い。その場合、EL層は、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層などとも呼ばれる機能の異なる層を組み合わせて構成する場合がある。
トランジスタが形成された素子基板に、EL層を形成するための蒸着装置の構成を図55に示す。この蒸着装置は、搬送室60、61に複数の処理室を連結している。処理室には、基板を供給するロード室62、基板を回収するアンロード室63、その他、加熱処理室68、プラズマ処理室72、EL材料を蒸着する成膜処理室69〜75、EL素子の一方の電極として、アルミニウム若しくはアルミニウムを主成分とする導電膜を形成する成膜処理室76を含んでいる。また、搬送室と各処理室の間にはゲートバルブ77a〜77mが設けられていて、各処理室の圧力は独立して制御可能とされており、処理室間の相互汚染を防いでいる。
ロード室62から搬送室60に導入された基板は、回転自在に設けられたアーム方式の搬送手段66により、所定の処理室へ搬入される。また、基板は搬送手段66により、ある処理室から他の処理室へ搬送される。搬送室60と搬送室61とは成膜処理室70で連結され、ここで搬送手段66と搬送手段67により基板の受け渡しが行う。
搬送室60及び搬送室61に連結する各処理室は減圧状態に保持されている。従って、この蒸着装置では、基板は大気に触れることなく連続してEL層の成膜処理が行われる。EL層の成膜処理が終わった表示パネルは、水蒸気などにより劣化する場合があるので、この蒸着装置では、品質を保持するために大気に触れさせる前に封止処理を行うための封止処理室65が搬送室61に連結されている。封止処理室65は大気圧若しくはそれに近い減圧下におかれているので、搬送室61と封止処理室65の間にも中間室64が備えられている。中間室64は基板の受け渡しと、室間の圧力を緩衝するために設けられている。
ロード室、アンロード室、搬送室及び成膜処理室には室内を減圧に保持するための排気手段が備えられている。排気手段としては、ドライポンプ、ターボ分子ポンプ、拡散ポンプなど各種の真空ポンプを用いることができる。
図55の蒸着装置において、搬送室60及び搬送室61に連結される処理室の数やその構成は、EL素子の積層構造に応じて適宜変えることができる。以下に、その組み合わせの一例を示す。
加熱処理室68は、最初に下部電極や絶縁隔壁等が形成された基板を加熱して脱ガス処理を行う。プラズマ処理室72は、下地電極表面を希ガスや酸素プラズマ処理を行う。このプラズマ処理は、表面を清浄化、表面状態の安定化、表面の物理的若しくは化学的状態(例えば、仕事関数など)を安定化させるために行う。
成膜処理室69は、EL素子の一方の電極と接触する電極バッファ層を形成する処理室である。電極バッファ層はキャリア注入性(正孔注入若しくは電子注入)があり、EL素子の短絡や暗点欠陥の発生を抑制する層である。代表的には、電極バッファ層は、有機無機混合材料であって、抵抗率が5×10〜1×10Ωcmであり、30〜300nmの厚さに形成される。また、成膜室71は正孔輸送層を成膜する処理室である。
EL素子における発光層は、単色発光をする場合と白色発光をする場合とで、その構成が異なる。蒸着装置において成膜処理室もそれに応じて配置することが好ましい。例えば、表示パネルに発光色が異なる三種類のEL素子を形成する場合には、各発光色に対応した発光層を成膜する必要がある。この場合、成膜処理室70を第1の発光層の成膜用として、成膜処理室73を第2の発光層の成膜用として、成膜処理室74を第3の発光層の成膜用として用いることができる。発光層毎に成膜処理室を分けることで、異なる発光材料による相互汚染を防止することが出来、成膜処理のスループットを向上させることが出来る。
また、成膜処理室70、成膜処理室73、成膜処理室74のそれそれで、発光色が異なる三種類のEL材料を順次蒸着しても良い。この場合、シャドーマスクを使い、蒸着する領域に応じて当該マスクをずらして蒸着を行うことになる。
白色発光するEL素子を形成する場合には、異なる発光色の発光層を縦積みにして形成する。その場合にも、素子基板が成膜処理室を順次移動して、発光層毎に成膜することができる。また、同じ成膜処理室で異なる発光層を連続して成膜することもできる。
成膜処理室76では、EL層の上に電極を成膜する。電極の形成は、電子ビーム蒸着法やスパッタリング法を適用することもできるが、好ましくは抵抗加熱蒸着法を用いることが好ましい。
電極の形成まで終了した素子基板は、中間処理室64を経て封止処理室65に搬入される。封止処理室65は、ヘリウム、アルゴン、ネオン、若しくは窒素などの不活性な気体が充填されており、その雰囲気下で素子基板のEL層が形成された側に封止板を貼り付けて封止する。封止された状態において、素子基板と封止板との間には、不活性気体が充填されていても良いし、樹脂材料を充填しておいても良い。封止処理室65には、シール材を描画するディスペンサーや、素子基板に対向して封止板を固定する固定ステージやアームなどの機械的要素、樹脂材料を充填するディスペンサー若しくはスピンコーターなどが備えられている。
図56は、成膜処理室の内部構成を示す。成膜処理室は減圧下に保たれていて、図56では天板91と底板92で挟まれる内側が室内であり、減圧状態に保たれる室内を示している。
処理室内には、一つ又は複数個の蒸発源が備えられている。組成の異なる複数の層を成膜する場合や、異なる材料を共蒸着する場合は、複数個の蒸発源を設けることが好ましいからである。図56では、蒸発源81a、81b、81cが蒸発源ホルダ80に装着されている。蒸発源ホルダ80は多関節アーム83によって保持されている。多関節アーム83は関節の伸縮によって、蒸発源ホルダ80の位置をその可動範囲内で自在に移動可能としている。また、蒸発源ホルダ80に距離センサー82を設け、蒸発源81a〜81cと基板89との間隔をモニターして、蒸着時における最適な間隔を制御しても良い。その場合には、多関節アームに上下方向(Z方向)にも変位する多関節アームとしても良い。
基板ステージ86と基板チャック87は一対となって基板89を固定する。基板ステージ86はヒータを内蔵させて基板89を加熱できるように構成しても良い。基板89は、基板チャック87の禁緩により、基板ステージ86に固定されまた搬出入される。蒸着に際しては、必要に応じて蒸着するパターンに対応して開口部を備えたシャドーマスク90を用いることもできる。その場合、シャドーマスク90は、基板89と蒸発源81a〜81cの間に配置されるようにする。シャドーマスク90はマスクチャック88により、基板89と密着若しくは一定の間隔を持って固定される。シャドーマスク90のアライメントが必要な場合には、処理室内にカメラを配置し、マスクチャック88にX−Y−θ方向に微動する位置決め手段を備えることで、その位置合わせを行う。
蒸発源81a〜81cには、蒸着材料を蒸発源に連続して供給する蒸着材料供給手段が付加されている。蒸着材料供給手段は、蒸発源81と離れた位置に配置される蒸着材料供給源85a、85b、85cと、その両者の間を繋ぐ材料供給管84を有している。典型的には、材料供給源85a、85b、85cは蒸発源81a〜81cに対応して設けられている。図56の場合は、材料供給源85aと蒸発源81aが対応している。材料供給源85bと蒸発源81b、材料供給源85cと蒸発源81cについても同様である。
蒸着材料の供給方式には、気流搬送方式、エアロゾル方式などが適用できる。気流搬送方式は、蒸着材料の微粉末を気流に乗せて搬送するもので、不活性ガスなどを用いて蒸発源a〜81cに搬送する。エアロゾル方式は、蒸着材料を溶剤中に溶解又は分散させた原料液を搬送し、噴霧器によりエアロゾル化し、エアロゾル中の溶媒を気化させながら行う蒸着である。いずれの場合にも、蒸発源81a〜81cには加熱手段が設けられ、搬送された蒸着材料を蒸発させて基板89に成膜する。図56の場合、材料供給管84は柔軟に曲げることができ、減圧状態下においても変形しない程度の剛性を持った細管で構成されている。
気流搬送方式やエアロゾル方式を適用する場合には、成膜処理室内を大気圧若しくはそれ以下であって、好ましくは133Pa〜13300Paの減圧下で成膜を行えば良い。成膜処理室内にはヘリウム、アルゴン、ネオン、クリプトン、キセノン、若しくは窒素などの不活性気体を充填し、又は当該気体を供給しながら(同時に排気しながら)、圧力の調節を行うことができる。また、酸化膜を形成する成膜処理室では、酸素、亜酸化窒素などの気体を導入して酸化雰囲気としておいても良い。また、有機材料を蒸着する成膜処理室内には水素などの気体を導入して還元雰囲気にしておいても良い。
その他の蒸着材料の供給方法として、材料供給管84の中にスクリューを設け蒸着材料を蒸発源に向けて連続的に押し出す構成としても良い。
本実施例の蒸着装置によれば、大画面の表示パネルであっても、均一性良く、連続して成膜することができる。また、蒸発源に蒸着材料が無くなる度に、その都度蒸着材料を補給する必要がないので、スループットを向上することができる。
本実施例では、画素の形成された基板の封止を行った構成について、図25を用いて説明する。図25(A)は、画素の形成された基板を封止することによって形成されたパネルの上面図であり、図25(B)、図25(C)はそれぞれ図25(A)のA−A’における断面図である。図25(B)と図25(C)とは、異なる方法で封止を行った例である。
図25(A)乃至図25(C)において、基板2501上には、複数の画素を有する画素部2502が配置され、画素部2502を囲むようにしてシール材2506が設けられシーリング材2507が貼り付けられている。画素の構造については、上述の発明を実施するための最良に形態や、実施例1で示した構成を用いることができる。
図25(B)の表示パネルでは、図25(A)のシーリング材2507は、対向基板2521に相当する。シール材2506を接着層として用いて透明な対向基板2521が貼り付けられ、基板2501、対向基板2521及びシール材2506によって密閉空間2522が形成される。対向基板2521には、カラーフィルタ2520と該カラーフィルタを保護する保護膜2523が設けられる。画素部2502に配置された発光素子から発せられる光は、該カラーフィルタ2520を介して外部に放出される。密閉空間2522は、不活性な樹脂若しくは液体などで充填される。なお、密閉空間2522に充填する樹脂として、吸湿材を分散させた透光性を有する樹脂を用いても良い。また、シール材2506と密閉空間2522に充填される材料とを同一の材料として、対向基板2521の接着と画素部2502の封止とを同時に行っても良い。
図25(C)に示した表示パネルでは、図25(A)のシーリング材2507は、シーリング材2524に相当する。シール材2506を接着層として用いてシーリング材2524が貼り付けられ、基板2501、シール材2506及びシーリング材2524によって密閉空間2508が形成される。シーリング材2524にはあらかじめ凹部の中に吸湿剤2509が設けられ、上記密閉空間2508の内部において、水分や酸素等を吸着して清浄な雰囲気に保ち、発光素子の劣化を抑制する役割を果たす。この凹部は目の細かいメッシュ状のカバー材2510で覆われている。カバー材2510は空気や水分は通すが、吸湿剤2509は通さない。なお、密閉空間2508は、窒素若しくはアルゴン等の希ガスで充填しておけばよく、不活性であれば樹脂若しくは液体で充填することも可能である。
基板2501上には、画素部2502等に信号を伝達するための入力端子部2511が設けられ、該入力端子部2511へはFPC(フレキシブルプリントサーキット)2512を介して映像信号等の信号が伝達される。入力端子部2511では、基板2501上に形成された配線とFPC2512に設けられた配線とを、導電体を分散させた樹脂(異方性導電樹脂:ACF)を用いて電気的に接続してある。
画素部2502が形成された基板2501上に、画素部2502に信号を入力する駆動回路が一体形成されていても良い。画素部2502に信号を入力する駆動回路をICチップで形成し、基板2501上にCOG(Chip On Glass)で接続しても良いし、ICチップをTAB(Tape Automated Bonding)やプリント基板を用いて基板2501上に配置しても良い。
本実施例は、実施例1〜実施例6と自由に組み合わせて実施することができる。
本発明は、パネルに、パネルに信号を入力する回路を実装した表示モジュールに適用することができる。
図26はパネル2600と回路基板2604を組み合わせた表示モジュールを示している。図26では、回路基板2604上にコントローラ2605や信号分割回路2606などが形成されている例を示した。回路基板2604上に形成される回路はこれに限定されない。パネルを制御する信号を生成する回路であればどのような回路が形成されていても良い。
回路基板2604上に形成されたこれらの回路から出力された信号は、接続配線2607によってパネル2600に入力される。
パネル2600は、画素部2601と、ソースドライバ2602と、ゲートドライバ2603とを有する。パネル2600の構成は、実施例1や実施例2等で示した構成と同様とすることができる。図26では、画素部2601が形成された基板と同一基板上に、ソースドライバ2602及びゲートドライバ2603が形成されている例を示した。しかし、本発明の表示モジュールはこれに限定されない。画素部2601が形成された基板と同一基板上にゲートドライバ2603のみが形成され、ソースドライバは回路基板上に形成されていても良い。ソースドライバ及びゲートドライバの両方が回路基板上に形成されていても良い。
このパネル2600について、大画面のモジュールに適した一構成例を図57に示す。図57のパネルは基板20上に、サブ画素30が複数配列された画素部21、走査線33の信号を制御する走査線駆動回路22、データ線31の信号を制御するデータ線駆動回路23を有している。また、サブ画素30に含まれる発光素子37の輝度変化を補正するためのモニタ回路24が設けられていても良い。発光素子37とモニタ回路24に含まれる発光素子は同じ構造を有している。発光素子37の構造は一対の電極間にエレクトロルミネセンスを発現する材料を含む層を挟んだ形となっている。
基板20の周辺部には、走査線駆動回路22に外部回路から信号を入力する入力端子25、データ線駆動回路23に外部回路から信号を入力する入力端子26、モニタ回路24に信号を入力する入力端子29を有している。
サブ画素30には、データ線31に接続するトランジスタ34と、電源線32と発光素子37との間に直列に挿入されて接続するトランジスタ35を含んでいる。トランジスタ34のゲートは走査線33の接続し、走査信号で選択されたとき、データ線31の信号をサブ画素30に入力する。入力された信号はトランジスタ35のゲートに与えられ、また、保持容量部36を充電する。この信号に応じて、電源線32と発光素子37は導通状態となり、発光素子37が発光する。
サブ画素30に設けた発光素子37を発光させるためには外部回路から電力を供給する必要がある。画素部21に設けられる電源線32は、入力端子27で外部回路と接続される。電源線32は引き回す配線の長さにより抵抗損失が生じるので、入力端子27は基板20の周辺部に複数箇所設けることが好ましい。入力端子27は基板20の両端部に設け、画素部21の面内で輝度ムラが目立たないように配置されている。すなわち、画面の中で片側が明るく、反対側が暗くなってしまうことを防いでいる。また、一対の電極を備えた発光素子37であって、電源線32と接続する電極とは反対側の電極は、複数のサブ画素30で共有する共通電極として形成されるが、この電極の抵抗損失も低くするために、端子28を複数個備えている。
このようなパネルは、電源線がCuなどの低抵抗材料で形成されているので、特に画面サイズが大型化したときに有効である。例えば、画面サイズが13インチクラスの場合対角線の長さは340mmであるが、60インチクラスの場合には1500mm以上となる。このような場合には、配線抵抗を無視することが出来ないので、Cuなどの低抵抗材料を配線んい用いることが好ましい。また、配線遅延を考慮すると、同様にしてデータ線や走査線を形成しても良い。
このような表示モジュールを組み込んで、様々な電子機器の表示部を形成することができる。
本実施例は、実施例1〜実施例7と自由に組み合わせて実施することができる。
本発明は、様々な電子機器に適用することができる。電子機器としては、カメラ(ビデオカメラ、デジタルカメラ等)、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレー(ゴーグル型ディスプレー)、ナビゲーションシステム、カーステレオ、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレーを備えた装置)などが挙げられる。電子機器の例を図27に示す。
図27(A)は、コンピュータであり、本体2711、筐体2712、表示部2713、キーボード2714、外部接続ポート2715、ポインティングマウス2716等を含む。本発明は、表示部2713に適用される。本発明を用いることによって、表示部の消費電力を低減することができる。
図27(B)は記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2721、筐体2722、第1の表示部2723、第2の表示部2724、記録媒体(DVD等)読み込み部2725、操作キー2726、スピーカー部2727等を含む。第1の表示部2723は主として画像情報を表示し、第2の表示部2724は主として文字情報を表示する。本発明は、第1の表示部2723、第2の表示部2724に適用される。本発明を用いることによって、表示部の消費電力を低減することができる。
図27(C)は携帯電話であり、本体2731、音声出力部2732、音声入力部2733、表示部2734、操作スイッチ2735、アンテナ2736等を含む。本発明は、表示部2734に適用される。本発明を用いることによって、表示部の消費電力を低減することができる。
図27(D)はカメラであり、本体2741、表示部2742、筐体2743、外部接続ポート2744、リモコン受信部2745、受像部2746、バッテリー2747、音声入力部2748、操作キー2749等を含む。本発明は、表示部2742に適用される。本発明を用いることによって、表示部の消費電力を低減することができる。
本実施例は、実施例1乃至実施例7と自由に組み合わせて実施することができる。
第1の実施の形態を示す図。 第2の実施の形態を示す図。 第3の実施の形態を示す図。 第4の実施の形態を示す図。 第5の実施の形態を示す図。 第6の実施の形態を示す図。 第7の実施の形態を示す図。 第8の実施の形態を示す図。 第9の実施の形態を示す図。 第10の実施の形態を示す図。 第11の実施の形態を示す図。 第12の実施の形態を示す図。 第13の実施の形態を示す図。 第14の実施の形態を示す図。 第15の実施の形態を示す図。 第16の実施の形態を示す図。 第17の実施の形態を示す図。 第18の実施の形態を示す図。 第19の実施の形態を示す図。 第20の実施の形態を示す図。 第21の実施の形態を示す図。 第22の実施の形態を示す図。 第23の実施の形態を示す図。 実施例1を示す図。 実施例7を示す図。 実施例8を示す図。 実施例9を示す図。 実施例2を示す図。 実施例2を示す図。 実施例2を示す図。 第24の実施の形態を示す図。 第25の実施の形態を示す図。 第26の実施の形態を示す図。 第27の実施の形態を示す図。 第29の実施の形態を示す図。 第29の実施の形態を示す図。 第29の実施の形態を示す図。 第30の実施の形態を示す図。 第30の実施の形態を示す図。 第28の実施の形態を示す図。 第31の実施の形態を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例3を示す図。 実施例4を示す図。 実施例5を示す図。 実施例5を示す図。 実施例5を示す図。 実施例5を示す図。 EL層を形成するための蒸着装置の構成を示す図。 EL層を形成するための蒸着装置の構成を示す図。 表示パネルの構成例を示す図。
符号の説明
101 電流値検出回路
102 電源
103 補正回路
104 信号入力回路
105 電源線
106 配線
107 パネル
108 ドライバ回路
109 画素
110(a) サブ画素
110(b) サブ画素
201 電流値検出回路
207 半導体層
210 画素
301 電源線
302 電源線
303 抵抗素子
304 スイッチング素子
305 アナログデジタル変換回路
306 ノイズ低減回路
307 増幅回路
350 アナログデジタル変換回路
703 定電流源
704 セレクト回路
1101 データ入力線
1102 電源
1103 オペアンプ
1104 抵抗素子
1105 比較電位
1106 比較電位
1107 比較電位
1108 比較電位
1201 データ入力線
1202 データ出力線
1203 抵抗素子
1204 容量素子
1301 データ入力線
1302 データ出力線
1303 オペアンプ
1304 抵抗素子
1305 抵抗素子

Claims (2)

  1. 画素と、第1の回路と、第2の回路と、第3の回路と、第4の回路と、を有し、
    前記画素は、第1のサブ画素と、第2のサブ画素と、を有し、
    前記第1のサブ画素は、第1の発光素子を有し、
    前記第2のサブ画素は、第2の発光素子を有し、
    前記第1のサブ画素及び前記第2のサブ画素のそれぞれは、第1の配線と電気的に接続され、
    前記第1のサブ画素及び前記第2のサブ画素のそれぞれは、第2の配線と電気的に接続され、
    前記第1の回路は、前記第1の配線の電流値を検出することができる機能を有し、
    前記第2の回路は、前記第1の回路の検出結果に基づいて第1の信号を出力することができる機能を有し、
    前記第3の回路は、前記第1の信号に基づいて前記第4の回路を制御するための信号を有する第2の信号を出力することができる機能を有し、
    前記第1の信号は、前記第2の信号を補正するための信号を有し、
    前記第4の回路は、前記第2の信号に基づいて、前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子の輝度を制御することができる機能を有し、
    前記第1のサブ画素に前記第2の配線を介して発光させるための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値が正常なサブ画素に前記第2の配線を介して発光させるための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値よりも大きいとき、前記第1のサブ画素に前記第2の配線を介して発光させる信号を入力しても、前記第1の発光素子が発光しない状態であると前記第2の回路によって判断された場合、前記第2の発光素子の輝度が高くなるように補正するための前記第1の信号が前記第2の回路から前記第3の回路に出力され、
    前記第1のサブ画素に前記第2の配線を介して発光させるための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値と前記第1のサブ画素及び前記第2のサブ画素に前記第2の配線を介して非発光とするための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値との差が前記正常なサブ画素に前記第2の配線を介して発光させるための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値と前記第1のサブ画素及び前記第2のサブ画素に前記第2の配線を介して非発光とするための信号を入力した場合の前記第1の配線の電流値との差よりも小さいとき、前記第1のサブ画素に前記第2の配線を介して入力される信号によらず、前記第1の発光素子が発光している状態であると前記第2の回路によって判断された場合、前記第2の発光素子の輝度が低くなるように補正するための前記第1の信号が前記第2の回路から前記第3の回路に出力されることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の回路は、スイッチと、抵抗素子と、アナログデジタル変換回路と、を有し、
    前記スイッチの第1の端子は、前記第1の配線と電気的に接続され、
    前記スイッチの第2の端子は、電源と電気的に接続され、
    前記抵抗素子の第1の端子は、前記スイッチの第1の端子と電気的に接続され、
    前記抵抗素子の第2の端子は、前記スイッチの第2の端子と電気的に接続され、
    前記アナログデジタル変換回路の入力端子は、前記第1の配線と電気的に接続され、
    前記アナログデジタル変換回路の出力端子から前記第1の信号が出力されることを特徴とする表示装置。
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