JP5585996B2 - 信号発生装置及びシリアル・データ・パターン生成方法 - Google Patents

信号発生装置及びシリアル・データ・パターン生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、信号発生装置に関し、特にシルアル・データの伝送パスの特性を表すタッチストーン・ファイルの効果(影響)をスケーリングすることができる信号発生装置及び方法に関する。
高速シリアル・データの設計者は、特定の条件におけて要求されるビット・エラー・レート(BER)に適合するように耐性があり信頼性の高い受信機を設計することが求められている。回路基板、ケーブル、コネクタなどのシリアル・データの送信機及び受信機間の物理的なチャンネルでは、表皮効果や誘電損失などが原因で、高速シリアル・データ信号の高周波数成分が失われる。この影響は、最終的に符号間干渉(ISI)となる。物理チャンネルの伝送パスは、好ましくは、ベクトル・ネットワーク・アナライザ(Vector Network Analyzer:VNA)なども用いて得られるSパラメータ応答でその特性が示される。物理チャンネルの伝送パスのSパラメータ特性は、分離した周波数が連続するSパラメータの複数の組であり、タッチストーン(Touchstone)ファイルとして記録される。物理チャンネルの伝送パスを表すネットワーク中のポート数に基づき、種々の組み合わせのSパラメータが測定される。
物理チャンネル伝送パスの効果を生成するため、物理チャンネル伝送パスのタッチストーン・ファイル中のSパラメータから等化な応答フィルタが求められる。シリアル・データ受信機の性能を測定するため、このフィルタを用いてシリアル・データを生成しても良い。設計者は、シリアル・データ受信機の性能を向上させるため、物理チャンネルを変更するか、回路基板の配線長、ケーブル長、コネクタの種類などの物理チャンネルのパラメータを変更することが必要となることがある。この場合、設計者は、変更した伝送パスのSパラメータの特性を得るため、変更した物理チャンネルを測定することが必要となる。VNAを用いて物理チャンネル伝送パスのSパラメータ特性を得ることは、一般に時間のかかる作業である。更に、変更した物理チャンネル(例えば、新しい配線長の変更した回路基板)の構成では実現不能なことが原因で、所望の物理チャンネルが得られないかもしれない。
こうしたことから、本発明は、信号パスの変化する特性を表すシリアル・データ・パターンを生成するために、シリアル・データ・パターン・パラメータ及びタッチストーン・ファイル用符号間干渉スケーリング・パラメータを設定するための、シグナル・ジェネレータのような信号発生装置及び方法に関する。信号発生装置には、表示装置と中央処理装置とがあり、中央処理装置はシリアル・データ・パターンのパラメータを設定し、測定された信号パスを表すSパラメータ・ファイルを選択し、Sパラメータ・ファイル中のスケーリング強度値用の符号間干渉パラメータを設定するためのユーザ・インタフェースを表示装置上に発生させる。中央処理装置は、シリアル・データ・パターン・パラメータ及び符号間干渉スケーリング・パラメータで変更されたSパラメータ・ファイルを用いて波形記録ファイルを生成する。波形生成回路は、波形記録ファイルを受けて、符号間干渉スケーリング・パラメータでスケーリングされた(scaled)強度値を有するSパラメータ・ファイルで変更されたシリアル・データ・パターンを有するシリアル・データ・パターンのアナログ出力信号を生成する。
表示装置は、信号発生装置に結合された外部表示装置であっても良い。パソコンのような外部制御装置を信号発生装置に結合しても良く、外部制御装置は、シリアル・データ・パターンのパラメータを設定し、測定された信号パスを表すSパラメータ・ファイルを選択し、Sパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリングするための符号間干渉パラメータを設定し、シリアル・データ・パターン・パラメータ及び符号間干渉スケーリング・パラメータで変更されたSパラメータ・ファイルを用いて、波形生成回路で使用される波形記録ファイルを生成するためのユーザ・インタフェースを外部表示装置上に発生させる。
符号間干渉スケール係数は、0.0から10.0までの範囲を持ち、中央処理装置は符号間干渉スケール係数を0.001単位で変更する。Sパラメータ・ファイルは、好ましくはタッチストーン・ファイルである。Sパラメータ・ファイルは、1ポート、2ポート、4ポートのシングル・エンド又は4ポートの差動Sパラメータ・ファイルである。信号パスの変化する特性を表すシリアル・データ・パターンを生成する方法には、シリアル・データ・パターン・パラメータを設定すると共に、測定した信号パスを表すSパラメータ・ファイル及びこのSパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリング(scaling)するための符号間干渉パラメータを選択するためのユーザ・インタフェースを表示装置上に生成するステップと、シリアル・データ・パターン・パラメータを選択するステップと、測定した信号パスを表すSパラメータ・ファイル及びこのSパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリングするための符号間干渉パラメータを選択するステップとがある。波形記録ファイルが、シリアル・データ・パターン・パラメータ及び符号間干渉スケーリング・パラメータで変更されたSパラメータ・ファイルを用いて生成される。符号間干渉スケーリング・パラメータでスケーリングされた強度値を有するSパラメータ・ファイルで変更されたシリアル・データ・パターンを有する波形記録ファイルからシリアル・データ・パターン・アナログ出力信号が生成される。
符号間干渉スケーリング・パラメータは、好ましくは、0.000から10.000の範囲で、0.001単位で変更可能である。波形記録ファイルを生成するステップには、符号間干渉スケーリング・パラメータで定まる強度値を有するSパラメータ・ファイルで変更されたシリアル・データ・パターン・デジタル・データを生成するため、シリアル・データ・パラメータをコンパイルするステップが含まれる。Sパラメータ・ファイルを選択するステップには、測定した信号パスに関する少なくとも最初のポート構成を選択するステップが更に含まれ、このとき、ポート構成は、1ポート、2ポート、4ポートのシングル・エンド又は4ポートの差動構成である。
本発明の目的、効果、その他新規な点は、以下の詳細な説明を特許請求の範囲及び図面と共に読むことによって明らかとなろう。
図1は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるシグナル・ジェネレータの前面を示す図である。 図2は、本発明によるシグナル・ジェネレータのブロック図である。 図3は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明による初期ユーザ・インタフェースを示す図である。 図4は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中のBase Pattern(基本パターン)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図5は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中のTransmitter(送信機)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図6は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中のChannel/Cable(チャンネル/ケーブル)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図7は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中の1ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイル用のChannel/Cable(チャンネル/ケーブル)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図8は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中の2ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイル用のChannel/Cable(チャンネル/ケーブル)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図9は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中のシングル・エンド4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイル用のChannel/Cable(チャンネル/ケーブル)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図10は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中の差動4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイル用のChannel/Cable(チャンネル/ケーブル)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図11は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中における異なるスケーリング係数値についての、周波数応答を示すグラフである。 図12は、タッチストーン・ファイルにISIスケーリングを施す本発明によるユーザ・インタフェース中のCompiles Setting(コンパイル設定)ポップアップ・ウィンドウを示す図である。 図13Aは、スケーリングしたISI効果を有するシリアル・データ・パターンの生成を表すフローチャートである。 図13Bは、スケーリングしたISI効果を有するシリアル・データ・パターンの生成を表すフローチャートである。
図1を参照すると、米国オレゴン州ビーバートンのテクトロニクス社が製造販売するAWG7102型のようなシグナル・ジェネレータ(信号発生装置)10が示されている。シグナル・ジェネレータ10には、ボタンやノブのようなコントローラ14のある前面パネル12と、液晶表示装置や陰極線管のような表示装置16がある。シグナル・ジェネレータ10には、また、波形データや実行可能なプログラム等を記憶するCD又はDVD/CDドライブがある。ユーザが定義した信号は、前面パネルのコントローラ14を表示装置16上の表示されるユーザ・インタフェースと共に用いることでシグナル・ジェネレータ10から出力される。
図2は、タッチストーン(Touchstone(登録商標))ファイルに対して符号間干渉(ISI)をスケーリング(scaling:拡大縮小して反映させる)するAWG7102型シグナル・ジェネレータ10の一例のブロック図である。シグナル・ジェネレータ10には中央処理装置(CPU)20があり、これはコンパクト・ディスク(CD)やハードディスク・ドライブ(HDD)のような電子媒体上に記憶しておいたプログラムに従って装置の動作を制御する。RAMのようなメモリ22は、HDDのような記憶装置24からプログラムを読み出すためのCPU20のワーク・エリアとして利用される。ユーザは、装置の前面パネル12上のボタンやノブ等14を介して出力試験信号の生成をシグナル・ジェネレータ10に設定できる。表示装置16は、出力試験信号の種々のパラメータを設定し、パラメータ設定に応じた出力信号を視覚化するためのユーザ・インタフェースを表示しても良い。外部表示出力回路26は、シグナル・ジェネレータ10の内蔵表示装置16に加えて、より広い表示領域を提供するための外部表示装置28に供給する映像出力信号を生成する。波形生成回路30は、ユーザが定義したパラメータに基づく出力試験信号を生成する。この実施例では、波形生成回路30は、トリガ入力端子及びイベント入力端子と、2チャンネルの出力端子を有する。入力/出力ポート32は、外部キーボード34やマウス36のようなポインティング・デバイスをシグナル・ジェネレータに接続するために使用される。外部キーボード34又はマウス36は、パラメータを設定するシグナル・ジェネレータの前面パネル・コントローラの一部として含めても良い。これら回路は、信号及びデータ・バス38で互いに結合される。シグナル・ジェネレータ10のバス38には、シグナル・ジェネレータ10をパソコン(PC)42や他の試験装置のような外部制御装置に接続するために、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)インターフェース40を設けても良い。LANインターフェース40によって、ユーザ・インタフェースをPC42上で動作させ、出力信号データをシグナル・ジェネレータ10に渡すことが可能となり、また、PC42がネットワークを介してシグナル・ジェネレータ10を制御することが可能となる。別のやり方としては、GPIBインターフェースをLANインターフェース40の代わりに用いても良い。
図3を参照すると、タッチストーン・ファイルのISIスケーリングによって変更されるシリアル・データ・パターンのパラメータを設定するユーザ・インタフェース50の初期状態が示されている。初期状態のユーザ・インタフェース50及びこれに続くユーザ・インタフェースは、CPU20のプログラム制御の下で動作し、ユーザ・インタフェースのプログラムは記憶装置24に記憶されている。ユーザ・インタフェースは、表示装置16又は外部表示装置28上に表示すると良い。これに代わって、ユーザ・インタフェース・プログラムは、PC42に記憶しておき、PC42でアクセスしても良く、PC42がパラメータを処理し、出力ファイルを生成して、これをシグナル・ジェネレータ10に供給しても良い。シグナル・ジェネレータ10上の種々のインターフェースを制御するプログラムは、表示装置16上のアイコンを介してアクセスしても良いし、スタート・タブをクリックし、シグナル・ジェネレータ10中に記憶されたプログラムのリストから適切なプログラムをクリックすることでアクセスしても良い。初期インターフェース50には、多数のポップアップ・ウィンドウが含まれ、これらは初期インターフェース50中の種々のタブ52又はボタン53をクリックすることでアクティブになる。初期インターフェース50には、BASE PATTERN(基本パターン)タブ54があり、これはBASE PATTERN(基本パターン)ポップアップ・ウィンドウ56をアクティブにする。BASE PATTERNポップアップ・ウィンドウ56は、初期インターフェース50において、自動的にアクティブにされる。
図4は、BASE PATTERNポップアップ・ウィンドウ56をより詳細に示したもので、BASE PATTERNポップアップ・ウィンドウ56の4つの定義された領域「BASE PATTERN(基本パターン)58、SIGNAL(信号)60、ENCODING(エンコード)62及びRISE/FALL(立ち上がり/立ち下がり)64」を示す。BASE PATTERN(基本パターン)領域58には、ボタン66、68及び70があり、これらによってユーザはISI効果を発生させるシリアル・データ・パターンを選択できる。STANDARD(規格)ボタン66をクリックすると、STANDARD(規格)ボックス72及びPATTERN(パターン)ボックス74がアクティブになる。STANDARDボックス72をクリックすると、一般的なシリアル・データ・パターン及びコンプライアンス試験を必要とする種々のシリアル・データ規格が表示される。一旦特定のシリアル・データ規格が選択され、PATTERNボックス74をクリックすると、PRBS7のような選択されたシリアル・データ規格で定義される種々の波形パターンが表示される。FROM FILE(ファイルから)ボタン68をクリックすると、ファイル・ボックス76が強調表示され、ユーザはこの中に既に記憶してあるデータ・ファイルを入れることができる。USER PATTERN(ユーザ・パターン)ボタン70をクリックすると、パターン・ボックス78が強調表示され、ユーザはこの中に任意のシリアル・データ・パターンを入れることができる。このパターンは、適切なBINARY(2進)又はHEX(16進)ボタン80、82をクリックして、”0”及び”1”の2進データ又は16進データとして入力しても良い。
SIGNAL(信号)領域60には、Data Rate(データ・レート)ボックス84、AMPLITUDE(振幅)ボックス86、IDLE STATE(アイドリング状態)ボックス88がある。Data Rateボックス84をクリックすることで、ユーザはシリアル・データのデータ・レートを設定できる。データ・レートは、10メガ・ビット毎秒から20ギガ・ビット毎秒まで調整できるようにしても良い。STANDARD(規格)ボタン66がアクティブなときは、データ・レートは、選択したシリアル・データ規格に応じて自動的に選択される。AMPLITUDE(振幅)ボックス86をクリックすると、ユーザはシリアル・データ・パターンの電圧レベルを選択できる。ユーザが、250mVから1Vまで電圧レベルを変更できるようにしても良い。IDLE STATEボックス88は、STANDARDボックス72でSATAが選択されたときにアクティブになり、PATTERNボックス74中にアイドリング・パターンが選択される。アイドリング状態は、アイドリング状態パターン内の選択可能な期間が直流として観測される。
ENCODING(エンコード)領域62には、ENCODING SCHEME(エンコード方式)ボックス90があり、これによってユーザはシリアル・データ・パターンのエンコード方式の種別を設定できる。ユーザは、NRZ又はNONE NRZを選択しても良い。8B10Bボックス92をクリックすると、8ビット・シンボルを10ビット・シンボルにマッピングするアルゴリズムがアクティブになり、DCバランスと制限のある(bounded)ディスパリティを実現する。RISE/FALL(立ち上がり/立ち下がり)領域64には、10/90又は20/80パーセントの立ち上がり及び立ち下がり時間を選択するためのRISE/FALL TIME(立ち上がり/立ち下がり時間)ボタン96及び98がそれぞれある。RISE(立ち上がり)ボックス100によって、ユーザはシリアル・データ・パターンの立ち上がりエッジの立ち上がり時間を選択できる。FALL(立ち下がり)ボックス102によって、ユーザはシリアル・データ・パターンの立ち下がりエッジの立ち下がり時間を選択できる。DCDボックス104によって、ユーザはシリアル・データ・パターン中のデューティ・サイクル歪み(DCD:Duty Cycle Distortion)を変更できる。立ち上がり、立ち下がり及びDCD時間は、それぞれ設定ボックス106を用いて秒又はユニット・インターバル単位で定めるようにしても良い。
TRANSMITTER(送信機)タブ110をクリックすると、図5に示すTRANSMITTER(送信機)ポップアップ・ウィンドウ112がアクティブにある。TRANSMITTERポップアップ・ウィンドウ112には複数のボックス114があり、これらによりユーザは、周期ジッタのピーク・トゥ・ピーク及びRMSランダム・ジッタの可変量のパラメータを設定でき、また、スペクトラム拡散クロック(Spread Spectrum Clock:SSC)のパラメータ、ボルト(RMS)単位でのノイズ・パラメータ及びdB又はボルト単位でのプリ/デ・エンファシス・パラメータの設定ができる。ユーザには、シリアル・データ・パターンの端部付近又は端部にノイズをおくオプションもある。
CHANNEL/CABLE(チャンネル/ケーブル)タブ120をクリックすると、図6に示すCHANNEL/CABLEポップアップ・ウィンドウ122がアクティブにある。ユーザは、ISIボタン128をクリックすることで、ISIボックス 124及びSETTING(設定)ボックス126をアクティブにしても良い。本発明では、ユーザがS-PARAMETER FILTER(Sパラメータ・フィルタ)ボタン130をクリックすることで、種々のSパラメータ・フィルタ・ボックス及びボタンがアクティブになる。READ FROM FILE(ファイルから読み出し)ボックス 132及び関連するBROWSE(ブローズ:拾い出し)ボタン134によって、ユーザは予め記憶したSパラメータ・タッチストーン・ファイルを選択できる。INVERSE FILTER(逆フィルタ)ボタン136をクリックすることで、逆フィルタ・ボックス138及び関連するBROWSEボタン140がアクティブになり、ユーザは予め記憶したSパラメータ・タッチストーン・ファイルを選択できる。ISI SCALING(ISIスケーリング)ボックス142によって、ユーザはISIスケーリング係数値を選択できるが、好ましい実施形態では、この値は0.000から10.000まで0.001毎に変更できる。ISI SCALINGボックス142の下にあるのはSELECTION(選択)領域144で、これはSパラメータ・タッチストーン・ファイルで定義される種々のポートの選択可能なオプションを表示する。
図7は、1ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルの選択を説明するもので、このとき、ファイルの拡張子「s1p」は、タッチストーン・ファイルにおけるポート数の特性を特定するものである。本発明で定義する1ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルは、2ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルのS21伝達係数である。その変換は、EIA/IBISオープン・フォーラムのドラフトのタッチストーン・ファイル・フォーマット仕様Rev1.1とは異なっている。これは、1ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルは単一のSパラメータを有するが、SELECTION領域144が無いままだからである。
図8は、ファイルの拡張子が「s2p」の2ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルに関して説明するものである。タッチストーン・ファイル・フォーマットで定義される2ポートSパラメータ係数の選択のため、2ポートの表示146がSELECTION領域144に生成される。ポート表示146にはIDENTIFICATION HEADER(識別ヘッダ)148があり、これによって、ポート表示がタッチストーン2ポートSパラメータ選択用の表示であることを特定できる。ポート表示146内には、「タッチストーン・ファイル中のチャンネル伝達データの位置を選択するように」というチャンネル伝達データ・プロンプト(入力を促すメッセージ)150がある。プロンプト150の隣には、タッチストーン・ファイル中のSパラメータ係数が記載された2ポートSパラメータ行列152がある。各Sパラメータの隣には、Sパラメータを選択するためのボタン154がある。チャンネル伝達データのSパラメータ係数は、フォワード・チャンネル伝達(transmission)についてはSパラメータS21であり、リバース・チャンネル伝達(transmission)についてはSパラメータS12である。Sパラメータ係数S11及びS22は、反射係数である。一般に、Sパラメータ係数S21は、Sパラメータ伝達係数S21の隣のボタン154を選択することで選択される。
図9は、ファイルの拡張子が「s4p」の4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルに関して説明するものである。4ポート表示160は、4ポート・データ形式を選択するようにSELECTION領域144に生成される。ポート表示160には、IDENTIFICATION HEADER(識別ヘッダ)162があり、これによって、4ポート表示160がタッチストーン4ポートSパラメータ・データ形式用表示であることを特定できる。4ポート表示160内には、「SINGLE ENDED(シングル・エンド)」又は「DIFFERENTIAL(差動)」のデータ形式の表示があり、各データ形式には特定のデータ形式を選択するために関連するボタン164がある。シングル・エンドのデータ形式が選択されたときは、PORT ASSIGNMENT(ポート割り当て)表示166が更に生成される。PORT ASSIGNMENT表示166内には、ユーザ定義による被測定伝送線(transmission line)のポート割り当てを、ベクトル・ネットワーク・アナライザ(VNA)のような測定装置上のポートにリンクするようにというポート・リンク・プロンプト168がある。4ポート・ネットワークでは、それぞれ2つのポートを有する2つの伝送パスがある。ユーザは、ポート番号を各伝送線ポートに割り当てる。ユーザは、VNAの1つ以上のポートを被測定伝送線のポートのそれぞれに接続する。VNAは、各ポートに信号を送出し、Sパラメータを生成するためのデータを得て、タッチストーンSパラメータ・ファイル中に記録する。Sパラメータは、ユーザのポート割り当てとは関係なく、タッチストーンSパラメータ・ファイル中に特定の形式で記録される。ユーザは、タッチストーンSパラメータ・ファイル中のSパラメータを2つの伝送パスの正しいポートと関連づけるために、2つの伝送パス中の各ポートをVNAのポートに関連づけなければならない。ポート・リンク・プロンプト168の隣には、2つの伝送パス170であるTx+ 及びRx+と、TX-及びRx-を表したものがあり、各伝送パス170にはTx+、Rx+、TX-及びRx-のそれぞれ関連するポート割り当てボックス172がある。ユーザは、ポート割り当てボックス172中にユーザが各ポートに割り当てたポート番号を入力する。
図10は、4ポート表示160でDIFFERENTIAL(差動)データ形式が選択された場合に表示されるポート配置表示180を説明するものである。ポート配置表示180には、予め定義されたマッピングの頭字語182があり、各マッピング頭字語182には関連するボタン184がある。マッピング頭字語182の隣には、4ポート差動Sパラメータ行列186がある。行列186は、4つの2ポートSパラメータ行列を表示し、左上の行列は2ポート差動Sパラメータ行列188を表す。右下の行列は、2ポート・コモン・モードSパラメータ行列190を表す。左下及び右上の行列は、2ポート・ミックスド差動及びコモン・モードSパラメータ行列192及び194を表す。ユーザがマッピング頭字語182の1つを選択すると、2ポートSパラメータ行列188、190、192及び194がタッチストーンSパラメータ・ファイル中のフォーマットされたSパラメータにマッピングされる
上述のように、INVERSE FILTERボタン136(図6参照)をクリックすると、逆フィルタ・ボックス138及びBROWSEボタン140がアクティブになり、ユーザは予め記憶したSパラメータ・タッチストーン・ファイルを選択できるようになる。プリ・エンファシス・フィルタのような逆(Inverse)フィルタは、逆(inverse)FFTをSパラメータ・タッチストーン・ファイルに適用すれば得られる。プリ・エンファシス・フィルタは、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルで特性が示される物理チャンネルの伝送パスの影響を除去する。
好ましい実施形態では、タッチストーン・ファイルが周波数に応じたSパラメータ強度データを含んでいる。伝送パス(transmission path)は、一般にローパス・フィルタ応答の結果として、高い周波数ほど減衰する。タッチストーン・ファイル中にSパラメータによって記録された伝送パスの影響は、Sパラメータの周波数応答から求めるフィルタによって表される。ユーザは、ISI SCALING(ISIスケーリング)ボックス142を用いてISIスケーリングの量を選択し、これによって、以下のように、タッチストーンSパラメータ・ファイル中の変更されたSパラメータから求めた周波数応答フィルタの形状を変更する。ある複数の周波数それぞれについてのSパラメータ強度(magnitude)応答は、最初に線形なスケールに変換される。最小線形強度応答は、次の数式1で表されるように他の線形強度応答から引き算される。

数式1:M1(f)=M(f)−min[M(f)]

ここでM(f)は、周波数の関数となる強度応答であり、min[M(f)]は最小強度値の強度値であり、一般にSパラメータS21及びS12の最後の周波数点である。複数の線形強度値M1(f)は、ISIスケーリング値と掛け算され、その結果は、次の数式2で示されるように、最小線形強度応答min[M(f)]に加えられる。

数式2:M2(f)=a×M1(f)+min[M(f)]

ここで「a」は、ISIスケーリング値である。スケーリングされた線形強度値M2(f)は、次の数式3に示すように、スケーリングされた線形強度値M2(f)の最大線形強度応答で割り算される。

数式3:M3(f)=M2(f)/max[M2(f)]

ここでM3(f)は、スケーリングされた周波数応答である。
図11は、スケーリング係数値aが異なるときの周波数応答を示している。a=0は、全パス・フィルタに対応し、これは伝送パスの影響を全て取り除く。a=1は、タッチストーン・ファイルの周波数応答に対応する。aが0から1まで増加すると、伝送パスの影響が徐々にシリアル・データ・パターン中に取り込まれる。1よりも大きい場合では、伝送パスの影響がシリアル・データ・パターンでも増大する。
図3に戻ると、ユーザがリアル・データ・パターン、選択したSパラメータ・タッチストーン・ファイル、タッチストーン・ファイルに適用するISIスケーリングの量のパラメータを一旦設定すると、ユーザは初期ユーザ・インタフェース50のツール・バー204上のCOMPILE SETTINGS(コンパイル設定)ボタン202をクリックして、図12に示すCOMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200をアクティブにする。COMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200には、ユーザ定義によるシリアル・データ・パターン用のパラメータ及び選択したSパラメータ・タッチストーン・ファイル用のISIスケーリング値を用いてシグナル・ジェネレータ10で生成された波形ファイルのユーザ定義名を提供するWAVEFORM NAME(波形名)ボックス206がある。BASE PATTERN ポップアップ・ウィンドウ56を用いて入力されたシリアル・データ・パターンのデータ・レートは、「Data Rate」の隣に表示される。ユーザは、SAMPLE RATE(サンプル・レート)ボタン208又はSAMPLES PER UI(UI当たりのサンプル数)ボタン210をクリックして、SAMPLE RATE又はSAMPLES PER UIボックス212、214をそれぞれアクティブにできる。ユーザは、シリアル・データ・パターン及びデータ・レートに基づいて、適当な値を入力することにより、手動でサンプリング・レート又はUI当たりのサンプル数を設定しても良い。サンプリング・レート又はUI当たりのサンプル数は、AUTOMATIC(自動)ボックス216をクリックすることで、データ・レート及びシリアル・データ・パターンに基づいて、自動的に設定されるようにしても良い。BANDWIDTH EXPANSION FILTER(帯域幅拡張フィルタ)領域218は、BANDWIDTH EXPANSION FILTERボタン220をクリックすることで、アクティブにできる。BANDWIDTH EXPANSION FILTER領域218により、ユーザは各種インターリーブ・パラメータを選択又はオフにすることができる。COMPILE BUTTON PREFERENCES(コンパイル・ボタン設定)領域222により、ユーザは、シリアル・データ・パターン・パラメータ及びISIスケーリング値パラメータで定義されコンパイルした波形記録について、COMPILE ONLY(コンパイルのみ)又はCOMPILE AND SENT TOパラメータ(コンパイルし、(パラメータ)へ送る)を選択できる。COMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200の下の方に行くと、付加的なパラメータがあり、これらは対応する複数のボックス224をクリックすることで設定しても良い。パラメータの1つであるSHOW GRAPH AFTER COMPILE(コンパイル後にグラフ表示)の場合では、初期ユーザ・インタフェース50の下部にある2つのグラフ領域226中に様々の形式でシリアル・パターン・データを表示する。COMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200の下部には、COMPLE(コンパイル)、OK、CANCEL(キャンセル)及びHELP(ヘルプ)ボタン228、230、232及び234があり、これらによりユーザはCOMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200に関係する種々のオプションを選択できる。1つのオプションとしては、COMPILEボタン228をクリックすることで、シリアル・データ・パターン・パラメータ及びSパラメータ・タッチストーン・ファイルに適用するISIスケーリング値のコンパイルを開始し、シグナル・ジェネレータ10からアナログのシリアル・データ・パターンを生成するためのデジタル・データを含む波形記録ファイルを生成する。他のオプションとしては、OKボタン230をクリックすることで、COMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200内で選択されたパラメータが保存され、ウィンドウ200が閉じる。更に別のオプションとしては、CANCELボタン23をクリックすることで、COMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200内で選択されたパラメータを保存することなく、ウィンドウ200が閉じる。HELPボタン234をクリックすると、HELPポップアップ・ウィンドウがアクティブになり、ここからユーザはヘルプを探すことができる。
初期ユーザ・インタフェースのツール・バー204には、COMPILE(コンパイル)ボタン240(図3参照)があり、これはCOMPILE SETTINGSポップアップ・ウィンドウ200内のCOMPILEボタン228(図12参照)と同様の機能を果たし、これによって、シリアル・データ・パターン・パラメータ及びSパラメータ・タッチストーン・ファイルに適用するISIスケーリング値のコンパイルを開始し、シグナル・ジェネレータ10からアナログのシリアル・データ・パターンを生成するためのデジタル・データを含む波形記録ファイルを生成する。
Sパラメータ・タッチストーン・ファイルのISIスケーリングは、選択したシリアル・データ・パターンと共に、シグナル・ジェネレータ10からアナログ・シリアル・データ・パターン出力信号を生成するのに用いられる。図13A及びBは、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルのISIスケーリングを伴うアナログ・シリアル・データ・パターンを生成するステップを説明するフローチャートである。ステップ300において、シリアル・データ・パターン及びISIスケーリング・プログラムがアクティブにされる。ステップ302において、シリアル・データ・パターン・パラメータが設定されるが、これは例えば、PRBS7のパターンを有し、データ・レートが3GB/s、電圧振幅が1V、エンコード方式がNRZ(ノット・リターン・トゥ・ゼロ)、シリアル・データ・パターンの立ち上がり及び立ち下がりエッジの立ち上がり及び立ち下がり時間が10から90パーセント・レベル間で120ピコ秒、サンプル・レートが18GS/s(ギガ・サンプル毎秒)の一般的な規格として設定される。TRANSMITTERポップアップ・ウィンドウ112において、ジッタ、SSC(スペクトル拡散クロック)、ノイズ及びプリ/デ・エンファシスのパラメータは、ゼロに設定される。
ステップ304に示すように、ユーザは、CHANNEL/CABLEタブ120をクリックしてCHANNEL/CABLEポップアップ・ウィンドウ122をアクティブにし、S-PARAMETER FILTERボタン130をクリックして種々のSパラメータ・フィルタ・ボックス及びボタンをアクティブにし、READ FROM FILEボックス132及び関連するBROWSEボタン134を用いて、予め記憶したSパラメータ・タッチストーン・ファイルを選択する。ステップ306において、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルが1ポート・ファイルか否か判断する。もしSパラメータ・タッチストーン・ファイルが1ポート・ファイルならば、プログラムはISIスケーリングを選択するステップ326に進む。もしSパラメータ・タッチストーン・ファイルが1ポート・ファイルでなければ、ステップ308でそのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが2ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルか否か判断する。もしそのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが2ポート・ファイルならば、ステップ310において、ポート表示146中の2ポートSパラメータ行列152を用いて、Sパラメータ伝達係数が選択される。もしそのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが2ポート・ファイルでなければ、ステップ312において、そのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルか否か判断される。もしそのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルならば、ステップ314において、そのSパラメータ・タッチストーン・ファイルのデータ形式がシングル・エンドか否か判断される。もしデータ形式がシングル・エンドならば、ステップ316において、ポート割り当て表示166及びポート割り当て表示ボックス172を用いて、ポートの割り当てが選択される。もしSパラメータ・タッチストーン・ファイルのデータ形式がシングル・エンドでないと判断されたら、ステップ318において、データ形式が差動か否か判断される。もしデータ形式が差動なら、ステップ320において、2ポートSパラメータ行列188、190、192及び194が、ポート配置表示180及びマッピング頭字語182を用いて、タッチストーンSパラメータ・ファイル中のSパラメータにフォーマットされる。もしそのSパラメータ・タッチストーン・ファイルが4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルでなければ、ステップ322において、INVERSE FILTER(逆フィルタ)ボタン136が選択されているか否か判断される。もしINVERSE FILTERボタン136が選択されている場合、ステップ324において、逆フィルタ・ボックス138及び関連するBROWSEボタン140を用いて、予め記憶されたSパラメータ・タッチストーン・ファイルが選択される。
ユーザは、ステップ326において、ISIスケーリングボックス142をもちいて、ISIスケーリング値を選択する。ISIスケーリング値の選択は、タッチストーン・ファイルが1ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルであるか、2ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイル用の伝達係数が選択されているか、シングル・エンドの4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルについてタッチストーン・ポート割り当てが選択されているか、4ポートSパラメータ・タッチストーン・ファイルについて、4ポート配置Sパラメータ・マッピングが設定されているか、又は逆フィルタ・タッチストーンSパラメータ・ファイルが選択されている場合に起こりえる。この他、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルの選択前又は選択中と、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルについて種々の選択の前又は選択中に、ISIスケーリング値を選択しても良い。
ステップ328において、選択したSパラメータ・タッチストーン・ファイルと共に使用されるシリアル・データ・パターン・パラメータ及びISIスケーリング値はコンパイルされ、Sパラメータ・タッチストーン・ファイルで定義される伝送パス上にISIスケーリング効果を伴うアナログ・シリアル・データ・パターンを生成するためのデジタル・データを含む波形記録ファイルが生成される。ステップ330において、波形記録ファイルは、波形生成回路30で処理されて、波形記録ファイル中のデジタル・データがISIスケーリング効果を有するアナログ・シリアル・データ・パターンに変換され、シグナル・ジェネレータ10がISIスケーリング効果を有するアナログ・シリアル・データ・パターン出力信号を生成する。
以上、本発明を好ましいいくつかの実施形態に基づいて説明してきたが、当業者であれば、本発明の要旨を離れることなく種々の変更及び改良可能なことは明らかであろう。

Claims (2)

  1. 表示装置と
    シリアル・データ・パターンパラメータを設定すると共に、測定した信号パスを表すSパラメータ・ファイル上記Sパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリングするための符号間干渉スケーリング値とを選択するためのユーザ・インタフェースを上記表示装置上に生成し、上記シリアル・データ・パターン・パラメータと上記符号間干渉スケーリングで変更された上記Sパラメータ・ファイルを用いて波形記録ファイルを生成する中央処理装置と、
    上記波形記録ファイルを受け、上記符号間干渉スケーリングでスケーリングされた強度値を有する上記Sパラメータ・ファイルで変更されたシリアル・データ・パターン・アナログ出力信号を生成する波形生成回路と
    を具え
    上記符号間干渉スケーリング値による上記Sパラメータ・ファイルの変更は、上記中央処理装置が、上記Sパラメータ・ファイル中の複数の周波数それぞれについての強度応答を複数の線形強度応答へと変換し、複数の上記線形強度応答の中の最小線形強度応答をその他の上記線形強度応答から引き算し、上記引き算の結果得られる複数の線形強度応答を上記符号間干渉スケーリング値で掛け算して上記最小線形強度応答をそれぞれ加算し、その結果得られる複数のスケーリングされた線形強度応答の中の最大線形強度応答で上記スケーリングされた線形強度応答を割り算することによって行うことを特徴とする信号発生装置。
  2. 信号パスの変化する特性を表すシリアル・データ・パターンを生成する方法であって、
    シリアル・データ・パターンパラメータを設定すると共に、測定した信号パスを表すSパラメータ・ファイル上記Sパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリングするための符号間干渉スケーリング値とを選択するためのユーザ・インタフェースを上記表示装置上に生成するステップ(a)と、
    シリアル・データ・パターン用のパラメータを選択するステップ(b)と、
    測定した信号パスを表すSパラメータ・ファイルを選択するステップ(c)と、
    上記Sパラメータ・ファイル中の強度値をスケーリングするための符号間干渉スケーリング値を選択するステップ(d)と、
    上記Sパラメータ・ファイル中の複数の周波数それぞれについての強度応答を複数の線形強度応答へと変換するステップ(e)と、
    複数の上記線形強度応答の中の最小線形強度応答をその他の上記線形強度応答から引き算するステップ(f)と、
    上記引き算の結果得られる複数の線形強度応答を上記符号間干渉スケーリング値で掛け算して上記最小線形強度応答をそれぞれ加算するステップ(g)と、
    上記ステップ(g)で得られる複数のスケーリングされた線形強度応答の中の最大線形強度応答で上記スケーリングされた線形強度応答を割り算することによって、上記符号間干渉スケーリング値で変更された上記Sパラメータ・ファイルを得るステップ(h)と、
    上記シリアル・データ・パターン・パラメータ上記符号間干渉スケーリングで変更された上記Sパラメータ・ファイルを用いて波形記録ファイルを生成するステップ()と、
    上記波形記録ファイルから、波形生成回路を用いて上記符号間干渉スケーリング値でスケーリングされた強度値を有する上記Sパラメータ・ファイルで変更されたシリアル・データ・パターン・アナログ出力信号を生成するステップ()と
    を具えるシリアル・データ・パターン生成方法。
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