JP5585191B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents
通信装置及び通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5585191B2 JP5585191B2 JP2010106243A JP2010106243A JP5585191B2 JP 5585191 B2 JP5585191 B2 JP 5585191B2 JP 2010106243 A JP2010106243 A JP 2010106243A JP 2010106243 A JP2010106243 A JP 2010106243A JP 5585191 B2 JP5585191 B2 JP 5585191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission signal
- transmission
- signal
- candidate
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J11/00—Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
- H04J11/0023—Interference mitigation or co-ordination
- H04J11/0026—Interference mitigation or co-ordination of multi-user interference
- H04J11/0036—Interference mitigation or co-ordination of multi-user interference at the receiver
- H04J11/004—Interference mitigation or co-ordination of multi-user interference at the receiver using regenerative subtractive interference cancellation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/0202—Channel estimation
- H04L25/0204—Channel estimation of multiple channels
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03178—Arrangements involving sequence estimation techniques
- H04L25/03184—Details concerning the metric
- H04L25/03197—Details concerning the metric methods of calculation involving metrics
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03178—Arrangements involving sequence estimation techniques
- H04L25/03203—Trellis search techniques
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03178—Arrangements involving sequence estimation techniques
- H04L25/03248—Arrangements for operating in conjunction with other apparatus
- H04L25/03292—Arrangements for operating in conjunction with other apparatus with channel estimation circuitry
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03178—Arrangements involving sequence estimation techniques
- H04L25/03312—Arrangements specific to the provision of output signals
- H04L25/03318—Provision of soft decisions
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03891—Spatial equalizers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0045—Arrangements at the receiver end
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/0202—Channel estimation
- H04L25/024—Channel estimation channel estimation algorithms
- H04L25/0242—Channel estimation channel estimation algorithms using matrix methods
- H04L25/0246—Channel estimation channel estimation algorithms using matrix methods with factorisation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Description
MIMO技術を採用した通信システムでは、複数のアンテナを有する送信装置が、1以上のデータストリームを複数の送信信号に分割する。そして送信装置は、各送信信号をそれぞれ別個のアンテナを介して送信する。一方、複数のアンテナを有する受信装置は、各アンテナにおいて送信装置からの送信信号を受信する。そして受信装置は、各アンテナで受信した信号から同時に送信された送信信号を分離する。この送信信号の分離方法として、例えば、最小二乗誤差法(Minimum Mean Square Error、MMSE)と最尤検出法(Maximum Likelihood Detection、MLD)が知られている。MLDを用いた受信装置は、実際に受信した受信信号の組と、送信される可能性のある送信信号候補の組から推定された受信信号の組とを比較し、その推定された組の中で最も確からしい組に対応する送信信号候補を、実際に送信された信号とする。MLDを用いた受信装置は、送信信号候補の組に対して推定された受信信号の組と実際の受信信号の組とを比較するために、それら二つの受信信号の組の間の二乗ユークリッド距離などのメトリックを計算する。
MLDは、MMSE等の線形分離法と比較して、優れた受信特性を得ることができる。しかし、MLDが受信信号から送信信号を分離するために行う演算量は、MMSE等の線形分離法が送信信号を分離するために行う演算量よりも多い。特に、同時に送信される送信信号の数と送信に利用される変調方式において取り得る値の数が増えるほど、MLDにおけるメトリックの計算回数は指数関数的に増大する。
そこで、演算量を削減させたMLDが提案されている(例えば、特許文献1、2及び非特許文献1〜3を参照)。
このように、QRM-MLDを用いた受信装置は、全てのシンボルレプリカの組についてメトリックを計算しなくてよいので、演算量を低減できる。
また特許文献1には、互いに異なる二つの順序に並べられた受信信号に対してそれぞれ別個にQRM-MLD法を適用することにより、複数の送信信号のシンボル候補を判定し、その判定結果に基づいて複数のシンボル候補及び尤度を出力する技術が開示されている。
上記の一般的な記述及び下記の詳細な記述の何れも、例示的かつ説明的なものであり、請求項のように、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
この受信装置は、MIMO技術を利用することにより、複数のアンテナを有する送信装置から送信された複数の送信信号を複数のアンテナを介して受信する。そしてこの受信装置は、複数のアンテナのそれぞれによって受信された受信信号から送信信号を分離する。送信信号を分離するために、この受信装置は、チャネルの順序を入れ替えた二つのチャネル行列を求める。そしてこの受信装置は、チャネル行列ごとに送信信号の候補の組を求める。その際、この受信装置は、複数の送信信号のうちの一つの候補を、全ての送信信号に関する成分を持つ受信信号のユニタリ変換信号から、他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした残留成分に最も近いシンボルレプリカとして決定する。そしてこの受信装置は、チャネル行列ごとに求めた送信信号の候補の組の二つの集合において共通する組についてのみメトリックを計算することで、1回の演算量が多いメトリック演算の回数を削減する。
なお、この実施形態において、送信装置2が有するアンテナの数は単なる例示にすぎず、送信装置2が有するアンテナの数は、送信装置2に対して物理的に実装可能な2以上の任意の数に設定することができる。同様に、受信装置3が有するアンテナの数は単なる例示にすぎず、受信装置3が有するアンテナの数は、受信装置3に対して物理的に実装可能な2以上の任意の数に設定することができる。さらに、送信装置2が有するアンテナの数は、受信装置3が有するアンテナの数と異なっていてもよい。
コードワード生成部22は、生成したコードワードを符号化部23へ渡す。
さらに、変調部24は、制御部26により決定されたプレコーディング行列に従って、各データストリームを送信部25−1及び25−2の何れかに出力する。
なお、フィードバック情報には、例えば、受信装置3において受信された信号の品質を表すCQI値などが含まれる。制御部26は、何れかのアンテナに接続された受信部(図示せず)から受け取った、受信装置3からの信号を復調及び復号し、その復号された信号からフィードバック情報を抽出できる。
また受信部32−1、32−2は、それぞれ、低ノイズアンプを有し、その低ノイズアンプにより、受信信号を増幅する。そして受信部32−1、32−2は、増幅した受信信号に中間周波数を持つ信号を重畳して受信信号の周波数をベースバンド周波数に変換した後、その受信信号を復調部33へ出力する。
チャネル推定部34は、送信信号と受信信号の関係を表すチャネル行列を求める。例えば、チャネル推定部34は、送信装置2の各アンテナから送信された信号に含まれるパイロット信号のような、送信装置2及び受信装置3が既知である信号のチャネルインパルス応答値を求める。そしてチャネル推定部34は、そのチャネルインパルス応答値をチャネル行列の各要素とする。この場合、送信信号と受信信号の関係は、チャネル行列を用いて次式で表される。
チャネル推定部34は、チャネル行列をストリーム分離部35に渡す。
ストリーム分離部35は、チャネル行列に基づいて、受信信号から送信信号を分離する。なお、ストリーム分離部35の詳細については後述する。
また復調部33は、送信装置2へフィードバックするためのCQI値などのフィードバック情報を算出し、そのフィードバック情報を図示しない送信部へ送る。送信部は、フィードバック情報を持つ信号を直交変調した後、無線周波数を持つ搬送波に重畳することにより無線信号を生成する。そして送信部は、フィードバック情報が搬送される無線信号を何れかのアンテナを介して放射する。
図2は、ストリーム分離部35の概略構成図である。ストリーム分離部35は、チャネル入替部41と、QR分解部42と、候補グループ設定部43と、共通グループ検索部44と、メトリック計算部45と、最小値検索部46と、追加メトリック計算部47と、対数尤度比算出部48とを有する。
ストリーム分離部35が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路であってもよい。あるいは、ストリーム分離部35が有するこれらの各部は、その各部の機能を実現する一つの演算回路であってもよい。
第1QR分解部421は、チャネル推定部35から受け取ったチャネル行列Hをユニタリ行列Qと上三角行列RにQR分解する。チャネル行列Hは、ユニタリ行列Qと上三角行列Rを用いて次式のように表される。
なお、第1QR分解部421及び第2QR分解部422は、QR分解を行うために、例えば、ギブンス回転、ハウスホルダー変換あるいはグラム・シュミット分解などを用いることができる。
QR分解部42は、ユニタリ変換ベクトルz、z'及び上三角行列R、R'を候補グループ設定部43へ渡す。
第1候補グループ設定部431は、チャネル行列Hに基づいて算出されたユニタリ変換ベクトルz及び上三角行列Rを用いて、送信信号の候補の組を求める。ここで(7)式を参照すると、ユニタリ変換信号z0は、送信信号x0及び送信信号x1の両方の成分を含んでいる。そこで、第1候補グループ設定部431は、(7)式における、ユニタリ変換信号z0に関する式に基づいて、ユニタリ変換信号z0から送信信号x1の候補に関する成分をキャンセルすることにより算出した残留成分を、送信信号x0の推定値として求める。そして第1候補グループ設定部431は、送信信号x1がある候補c1iである場合の送信信号x0の推定値に最も近い送信信号x0が取り得る値と、送信信号x1のその候補との組を、送信信号の候補の組とする。
図3(a)〜図3(c)を参照しつつ、象限判定処理について説明する。なお、一例として、送信信号x0に適用される変調方式は64QAMである。そして図3(a)〜図3(c)のそれぞれにおいて、横軸はI信号成分を表し、縦軸はQ信号成分を表す。また各点301は、それぞれ、送信信号x0が取り得る信号値に対応する信号点である。例えば、点301aはシンボル"101111"に対応する信号値を表す。また星印310は、(10)式にシンボルレプリカc1iを入力することにより得られた推定値u0iを表す。この例では、推定値u0iのI信号成分及びQ信号成分の何れも負の値である。
次に、第1候補グループ設定部431は、推定値u0iが属する第4象限の中心に相当する信号値(-4/√42, -4/√42)を原点O'としたときに、推定値u0iが属する象限を判定する。すなわち、第1候補グループ設定部431は、推定値u0iから第4象限の中心に相当する信号値(-4/√42, -4/√42)を減算することにより推定値u'0iを求め、その推定値u'0iのI信号成分及びQ信号成分がそれぞれ正か負かを判定する。図3(b)に示されるように、この例では、推定値u0iは、原点O'を基準とした第1象限330に属している。そのため、第1候補グループ設定部431は、送信信号x0が原点O'を基準とした第1象限330内に属する信号値の何れかであると推定する。
そこで、第1候補グループ設定部431は、送信信号x1がc1iであれば、送信信号x0の候補をシンボル"110001"に対応する信号値に設定する。なお、以下では、上記のようにして設定された、送信信号x1がc1iであるときの送信信号x0の候補をx0 (min)(c1i)と表す。
このように、第1候補グループ設定部431は、象限判定を用いることにより、乗算のような演算量の多い処理の実行回数を減らせるので、x0 (min)(c1i)を特定するための演算量を削減できる。
φ1={(x0 (min)(c10), c10), (x0 (min)(c11), c11),..., (x0 (min)(c1m1-1), c1m1-1)}
第1候補グループφ1には、送信信号x1に対して適用された変調方式が取り得る値の数m1と等しい数の候補が含まれる。
φ2={(c00, x1 (min)(c00)), (c01, x1 (min)(c01)),..., (c0m0-1, x1 (min)(c0m0-1))}
候補グループ設定部43は、第1候補グループφ1及び第2候補グループφ2を共通グループ検索部44及び追加メトリック計算部47へ渡す。
図4において、第1候補グループφ1及び第2候補グループφ2には、それぞれ、m個の送信信号の候補の組が含まれている。
このうち、第1候補グループφ1における組401と、第2候補グループφ2における組411は、何れも送信信号x0として"010001"、送信信号x1として"010100"を含んでいる。そのため、共通グループ検索部44は、("010001", "010100")を送信信号(x0,x1)に対する送信信号候補の組として選択する。また、第1候補グループφ1における組402と、第2候補グループφ2における組412は、何れも送信信号x0として"111010"、送信信号x1として"000101"を含んでいる。そのため、共通グループ検索部44は、("111010", "000101")も送信信号(x0,x1)に対する送信信号候補の組として選択する。
共通グループ検索部44は、共通グループをメトリック計算部45へ渡す。
あるいは、メトリック計算部45は、メトリックdjとして、次式のように、ユニタリ変換信号z0、z1と、送信信号候補の組(c0j,c1j)を(7)式の右辺の第1項に入力することにより得られた推定受信信号とのマンハッタン距離を算出してもよい。
メトリック計算部45は、共通グループに含まれる各送信信号候補の組及び対応するメトリックdjを最小値検索部46へ渡す。
最小値検索部46は、最小値dmin及び最尤シンボルセット(c0min,c1min)を対数尤度比算出部48へ渡す。また最小値検索部46は、共通グループに含まれる各送信信号候補の組及び各組について算出したメトリックdjを追加メトリック計算部47へ渡す。
そのため、追加メトリック計算部47は、各反転ビットシンボルについて求めた追加メトリックを対数尤度比算出部48へ出力する。
なお、シンボルレプリカの組(x0 (min)(x1p), x1p)及び(x0p, x1 (min)(x0p))のうち、メトリック計算部45によって既にメトリックdが計算されている組については、追加メトリック計算部47はそのメトリックdを対数尤度比算出部48へ出力する。
なお、各シンボルに対応する信号点の位置は予め決まっているので、最尤シンボルごとの反転ビットシンボルは予め決定することができる。そこで、最尤シンボルごとに対応する反転ビットシンボルを表す参照テーブルが、予め追加メトリック計算部47が有するメモリ回路に記憶されていてもよい。この場合、追加メトリック計算部47は、参照テーブルを参照することにより、最尤シンボルに対応する反転ビットシンボルを特定できる。
また対数尤度比算出部48は、次式に従ってビットLLRr(n)を算出してもよい。
なお、復号部36により実行される誤り訂正復号処理が対数尤度比を用いない場合、追加メトリック計算部47及び対数尤度比算出部48は省略されてもよい。
QR分解部42の第1QR分解部421は、チャネル行列Hをユニタリ行列Qと上三角行列RにQR分解する(ステップS101)。そして第1QR分解部421は、受信信号ベクトルYにユニタリ行列Qのエルミート共役QHを乗じて受信信号ベクトルYのユニタリ変換ベクトルz(=(z0,z1))を生成する(ステップS102)。第1QR分解部421は、ユニタリ変換ベクトルZ及び上三角行列Rを候補グループ設定部43へ出力する。
QR分解部42の第2QR分解部422は、変換チャネル行列H'をユニタリ行列Q'と上三角行列R'にQR分解する(ステップS106)。そして第2QR分解部422は、受信信号ベクトルYにユニタリ行列Q'のエルミート共役Q'Hを乗じて受信信号ベクトルYのユニタリ変換ベクトルz'(=(z'0,z'1))を生成する(ステップS107)。第2QR分解部422は、ユニタリ変換ベクトルz'及び上三角行列R'を候補グループ設定部43へ出力する。
共通グループ検索部44は、第1候補グループと第2候補グループ間で共通する送信信号の候補の組を検索する(ステップS110)。そして共通グループ検索部44は、その共通する送信信号の候補の組を含む共通グループをメトリック計算部45へ出力する。
最小値検索部46は、メトリックの最小値に対応する組に含まれる送信信号の候補を実際に送信された送信信号と推定する(ステップS112)。最小値検索部46は、メトリックの最小値及び推定された送信信号を対数尤度比算出部48へ出力する。また最小値検索部46は、推定された送信信号を追加メトリック計算部47へ出力する。
対数尤度比算出部48は、各最尤シンボルの反転ビットのそれぞれについて、最小メトリックの2乗根と反転ビットシンボルに対応するメトリックの最小値の2乗根の差を対数尤度比として算出する(ステップS116)。そして対数尤度比算出部48は、推定された送信信号と、対数尤度比及びその対数尤度比の算出に用いられた反転ビットシンボルを復号部36へ出力する。
その後、ストリーム分離部35は、送信信号分離処理を終了する。
なお、ストリーム分離部35は、ステップS101〜S104の処理と、ステップS105〜S109の処理を並列に実行してもよい。
一方、第1候補グループと第2候補グループ間で共通する送信信号の候補の組が64個存在する場合、すなわち、両候補グループが等しい場合、メトリック計算回数は最大となる。この場合、共通する組について128(=2×64)回のメトリックが計算される。ただし、反転ビットシンボルを含む送信信号の組は共通グループに含まれるので、反転ビットシンボルに関するメトリック計算回数は0となる。
表1に示されるように、メトリック計算回数が最大となる場合でも、本実施形態による方式によるメトリック計算回数は、他の従来方式による送信信号分離方式によるメトリック計算回数よりも少ない。
第2の実施形態による受信装置は、送信信号分離処理を行う際、第1の候補グループと第2の候補グループ間で共通する送信信号の候補の組に優先順位を付け、優先順位が高い組についてのみメトリックを計算する。この第2の実施形態による受信装置は、第1の実施形態による受信装置と比較して、ストリーム分離部のみが異なる。そこで以下では、ストリーム分離部について説明する。
ストリーム分離部351が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路であってもよい。あるいは、ストリーム分離部351が有するこれらの各部は、その各部の機能を実現する一つの演算回路であってもよい。
なお、図9において、ストリーム分離部351の各部には、図2に示された第1の実施形態によるストリーム分離部35の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。ストリーム分離部351は、ランキング決定部51を有する点で、第1の実施形態によるストリーム分離部35と異なる。
第1信号ランキング決定部511は、第1候補グループに含まれる各送信信号候補の組に優先順位をつけるためのランキング値を算出する。ここで、ユニタリ変換ベクトルzと上三角行列R及び送信信号ベクトルXとの関係を表す(7)式に示されるように、送信信号x1は、ユニタリ変換信号z1を用いて次式のように表される。
そこで第1信号ランキング決定部511は、送信信号x1が取り得る信号値に対応するシンボルレプリカc1iのそれぞれに対して推定値v1に近い順に従ってランキング値を決定する。そして第1信号ランキング決定部511は、例えば、推定値v1に近い信号値ほど小さいランキング値を設定する。このランキング値は、各信号値が送信信号x1である確からしさを表す。この例では、ランキング値が小さいほど、その確からしさは高い。
ランキング値を決定するために、第1信号ランキング決定部511は、送信信号x1が取り得る信号値を表すI信号とQ信号の座標系において、送信信号x1の推定値v1(=z1/r11)が属する象限を判定する。そして第1信号ランキング決定部511は、推定値v1が属する象限の中心位置を原点として、((1/2)log2m1)回の象限判定を行うことにより、各信号値に対して推定値v1に近い順序を決定する。なお、m1は、送信信号x1に対して適用される変調方式が取り得る値の数であり、例えば、変調方式がQPSKであれば、m1=2である。
例えば、図10(b)に示されるように、推定値v1に対して2回目の象限判定処理を行うことにより、推定値v1が16個の領域のうちの領域1020に属していることが分かる。そして領域1020は、シンボル"10"に対応する信号値よりもシンボル"01"に対応する信号値に近い。そのため、第1信号ランキング決定部511は、シンボル"01"に対応する信号値の方がシンボル"10"に対応する信号値よりも推定値v1に近いと判定できる。そこで第1信号ランキング決定部511は、各シンボル"00"、"01"、"10"、"11"に対応するシンボルレプリカに対して、それぞれ、ランキング値"1"、"2"、"3"、"4"を設定する。
ランキング決定部51は、送信信号x0が取り得る信号値に対応する各シンボルレプリカc0iに設定されたランキング値R0i及び送信信号x1が取り得る信号値に対応する各シンボルレプリカc1iに設定されたランキング値R1iを候補グループ設定部43へ渡す。
その際、第1候補グループ設定部431は、第1候補グループに含まれるそれぞれの送信信号候補の組に含まれるシンボルレプリカc1iに設定されたランキング値R1iを、その組が実際に送信された送信信号である確からしさを表すランキング値とする。同様に、第2候補グループ設定部432は、第2候補グループに含まれるそれぞれの送信信号候補の組に含まれるシンボルレプリカc0iに設定されたランキング値R0iを、その組が実際に送信された送信信号である確からしさを表すランキング値とする。
候補グループ設定部43は、第1候補グループ、第2候補グループ及びそれら候補グループに含まれるそれぞれの組のランキング値を共通グループ検索部44及び追加メトリック計算部47へ出力する。
例えば、共通グループ検索部44は、共通する送信信号候補の各組について、ランキング値の和Rsum(=R0i+R1i)を優先順位としてそれぞれ算出する。そして共通グループ検索部44は、優先順位の高い方から順に、すなわち、ランキング値の和Rsumが小さい方から順にS個の組を選択する。
あるいは、共通グループ検索部44は、共通する送信信号候補の各組について、ランキング値の積Rpro(=R0i*R1i)を優先順位として算出する。そして共通グループ検索部44は、ランキング値の積Rproが小さい方から順にS個の組を選択してもよい。
ただし、共通グループに含まれる送信信号候補の組の数がS未満である場合には、共通グループ検索部44は、共通グループに含まれる送信信号候補の組の全てを選択する。なお、Sは、1以上の整数であり、かつ、例えば、送信信号x0、x1に対して適用される変調方式が取り得る値の数m0、m1のうちの小さい方の値よりも小さい値に設定される。例えば、送信信号x0、x1に対して適用される変調方式が64QAMである場合、Sは16に設定される。
共通グループ検索部44は、選択した送信信号候補の組をメトリック計算部45へ出力する。そしてメトリック計算部45は、共通グループ検索部44により選択された送信信号候補の組についてのみ、メトリックを計算する。
候補グループ設定部43の第1候補グループ設定部431は、着目する送信信号x0について、ユニタリ変換信号z0から他の送信信号x1のシンボルレプリカc1iによる成分をキャンセルした残留成分を着目送信信号x0の推定値u0iとして算出する(ステップS204)。その際、第1候補グループ設定部431は、各シンボルレプリカc1i(i=0,1,2,...,m1-1)についてそれぞれ推定値u0iを算出する。そして第1候補グループ設定部431は、各推定値u0iに最も近いシンボルレプリカx0 (min)(c1i)と対応する他の送信信号x1のシンボルレプリカc1iとの組(x0 (min)(c1i), c1i)を一つの送信信号の候補の組とする第1候補グループを生成する(ステップS205)。第1候補グループ設定部431は、第1候補グループに含まれるそれぞれの送信信号候補の組に含まれるシンボルレプリカc1iに設定されたランキング値R1iを、その組に対するランキング値とする。そして第1候補グループ設定部431は、第1候補グループ及びそのグループに含まれるそれぞれの組のランキング値を共通グループ検索部44及び追加メトリック計算部47へ出力する。
QR分解部42の第2QR分解部422は、変換チャネル行列H'をユニタリ行列Q'と上三角行列R'にQR分解する(ステップS207)。そして第2QR分解部422は、受信信号ベクトルYにユニタリ行列Q'のエルミート共役Q'Hを乗じてユニタリ変換ベクトルz'(=(z'0,z'1))を生成する(ステップS208)。第2QR分解部422は、ユニタリ変換ベクトルz'及び上三角行列R'をランキング決定部51及び候補グループ設定部43へ出力する。
その後、ストリーム分離部351は、図8に示されたステップS111以降の処理を実行する。なお、ストリーム分離部351は、ステップS201〜S205の処理と、ステップS206〜S211の処理を並列に実行してもよい。
このように、第2の実施形態による受信装置は、メトリック計算回数の最大値を第1の実施形態による受信装置よりも小さくできる。
そこで第1候補グループ設定部431は、第1ランキング決定部51により算出されたランキング値が上位のΣ1個に含まれるシンボルレプリカc1iについてのみ、象限判定を行って送信信号候補の組を設定してもよい。同様に、第2候補グループ設定部432は、第2ランキング決定部52により算出されたランキング値が上位のΣ0個に含まれるシンボルレプリカc0iについてのみ、象限判定を行って送信信号候補の組を設定してもよい。
これにより、ストリーム分離部351は、象限判定を行う回数を減らすことができるので、送信信号分離処理全体の演算量をさらに削減できる。例えば、送信信号x0、x1に対して適用される変調方式が64QAMであり、かつΣ0=Σ1=32である場合、第1及び第2の実施形態と比較して、候補グループ設定部43の象限判定処理の演算量は1/2となる。
第3の実施形態による受信装置は、送信信号分離処理を行う際、一方の候補グループ設定部が、他方の候補グループ設定部により設定された候補グループを参照する。そしてその一方の候補グループ設定部が、参照された候補グループに含まれる送信信号の候補に対応するシンボルレプリカについてのみ、送信信号の候補の組を求める。
ストリーム分離部352が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路であってもよい。あるいは、ストリーム分離部352が有するこれらの各部は、その各部の機能を実現する一つの演算回路であってもよい。
なお、図12において、ストリーム分離部352の各部には、図2に示された第1の実施形態によるストリーム分離部35の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。ストリーム分離部352は、候補グループ設定部43の第2候補グループ設定部432が、第1候補グループ設定部431により設定された第1候補グループを参照する点で、第1の実施形態によるストリーム分離部35と異なる。
このように、第3の実施形態による受信装置では、第2候補グループ設定部432が象限判定を行う回数が減るので、送信信号分離処理における演算量を削減できる。
なお、第2候補グループ設定部432が第2候補グループを設定した後に、第1候補グループ設定部431がその第2候補グループに含まれる送信信号x1の候補についてのみ、対応する送信信号x0の候補を求めてもよい。
第4の実施形態による受信装置は、3本以上のアンテナ及び各アンテナに接続された受信部を有し、そしてその受信装置が有する復調部は、各アンテナで受信した受信信号から送信信号を分離する。なお、以下では、一例として、受信装置は3本のアンテナ及び各アンテナに接続された受信部を有するものとして説明する。
ストリーム分離部353が有するこれらの各部は、それぞれ別個の演算回路であってもよい。あるいは、ストリーム分離部353が有するこれらの各部は、その各部の機能を実現する一つの演算回路であってもよい。
なお、図14において、ストリーム分離部353の各部には、図2に示された第1の実施形態によるストリーム分離部35の対応する構成要素の参照番号と同じ参照番号を付した。
ここで、送信信号と受信信号の関係は、チャネル行列を用いて次式で表される。
QR分解部42’は、ユニタリ変換ベクトルz、z(abc)上三角行列R、R(abc)などを候補グループ設定部43’へ渡す。
候補グループ設定部43’は、シンボルレプリカc1i及びc2jの全ての組を(22)式に入力することにより、シンボルレプリカc1i及びc2jのそれぞれの組に対する送信信号x0の推定値u0ijを求める。そして候補グループ設定部43’は、各推定値u0ijについて上記の処理を行うことにより、送信信号の候補の組の集合である第1候補グループを求める。
候補グループ設定部43’は、候補グループを求める度に、その候補グループを共通グループ検索部44へ出力する。
チャネル入替部41は、変換チャネル行列H(abc)を作成する度に、作成した変換チャネル行列H(abc)をQR分解部42’へ出力する。またチャネル入替部41は、作成した変換チャネル行列H(abc)の列の順序をチャネル入替部41が有するバッファメモリに記憶する。そしてチャネル入替部41は、バッファメモリに記憶された列の順序を参照して、まだ記憶されていない列の順序を選択し、選択した列の順序に従ってチャネル行列の列を入れ替える。これにより、チャネル入替部41は、新たに作成する変換チャネル行列をそれまでに作成した変換チャネル行列H(abc)と異ならせることができる。
共通グループ検索部44は、3個目以降の候補グループを受け取る度に、その候補グループと共通グループ間で共通する送信信号候補の組を検索し、その共通する送信信号候補の組の集合を新たな共通グループとしてバッファメモリに記憶する。そして共通グループ検索部44は、全ての候補グループ間で共通する送信信号候補の組を抽出すると、その抽出された組をメトリック計算部45へ出力する。そしてメトリック計算部45は、抽出された送信信号候補の組についてメトリックを計算する。最小値検索部46は、メトリックの最小値を求め、その最小値に対応する送信信号候補の組を、実際に送信された送信信号の組として推定する。
ストリーム分離部353は、ステップS105〜S110の処理を予め設定された回数だけ繰り返してもよい。あるいは、ストリーム分離部353は、共通グループに含まれる送信信号候補の組の数が所定数以下となった時点で、ステップS105〜S110の処理を停止してもよい。
あるいは、候補グループ設定部は、(4)式に基づいて、受信信号y1から送信信号x0の信号レプリカc0iに関する成分をキャンセルすることにより、送信信号x1の推定値u1iを求めてもよい。このように、候補グループ設定部が異なる受信信号に着目し、受信信号ごとに異なる送信信号の推定値を求める場合には、チャネル入替部も省略されてもよい。
また、メトリック計算部及び追加メトリック計算部は、その送信信号候補の組を、例えば(4)式の右辺の第1項に入力することにより、推定受信信号の組を算出できる。
またベースバンド処理部102は、移動局装置へ通知するCQI値、RANK値、プレコーディングベクトルなどのフィードバック情報を算出し、そのフィードバック情報を、通信部104−1〜104−nのうちの何れか一つを介して移動局装置へ送信する。
また通信部104−1〜104−nは、移動局装置から発信されたアップリンク信号をアンテナ105−1〜105−nを介して受信する。そして通信部104−1〜104−nは、受信したアップリンク信号を増幅し、ベースバンド処理部102に渡す。
またベースバンド処理部202は、基地局装置へ通知するCQI値、RANK値、プレコーディングベクトルなどのフィードバック情報を算出し、そのフィードバック情報を、アンテナ205−1〜205−nのうちの何れか一つを介して基地局装置へ送信する。
また通信部204−1〜204−nは、基地局装置から発信されたダウンリンク信号をアンテナ205−1〜205−nを介して受信する。そして通信部204−1〜204−nは、受信したダウンリンク信号を増幅し、ベースバンド処理部202に渡す。
(付記1)
複数のアンテナと、
前記複数のアンテナの何れか一つと接続され、当該接続されたアンテナを介して複数のアンテナを有する送信装置から送信された複数の送信信号を受信することにより、それぞれ受信信号を取得する複数の受信部と、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第1の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第1のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第1の送信信号を除いた第1の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第1の残留成分を求め、前記第1の送信信号が取り得る値のうち当該第1の残留成分に最も近い値を前記第1の送信信号の候補として求め、当該第1の送信信号の候補と前記第1の他の送信信号の候補との組の集合を第1候補グループとして求め、かつ、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第2の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第2のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第2の送信信号を除いた第2の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第2の残留成分を求め、前記第2の送信信号が取り得る値のうち当該第2の残留成分に最も近い値を前記第2の送信信号の候補として求め、当該第2の送信信号の候補と前記第2の他の送信信号の候補との組の集合を第2候補グループとして求める候補グループ設定部と、
前記第1候補グループと前記第2候補グループ間で共通する前記送信信号の候補の組の集合を共通グループとして選択する共通グループ検索部と、
前記共通グループに含まれる送信信号の候補の組のそれぞれについて、当該送信信号の候補の組に対応する推定受信信号の組を算出し、当該推定受信信号の組と前記複数の受信信号との距離を計算するメトリック計算部と、
前記距離が最小となる前記送信信号の候補の組を、前記複数の送信信号の組と推定する送信信号推定部と、
を有する通信装置。
(付記2)
前記第1のチャネル行列に含まれる列の順序を入れ替えることにより前記第2のチャネル行列を作成するチャネル入替部をさらに有する、付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記第1のチャネル行列と前記第2のチャネル行列は同一のチャネル行列である、付記1に記載の通信装置。
(付記4)
前記第1候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して前記複数の送信信号である確からしさを表す第1のランキング値を設定し、かつ前記第2候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して前記複数の送信信号である確からしさを表す第2のランキング値を設定するランキング決定部をさらに有し、
前記共通グループ検索部は、前記第1のランキング値及び前記第2のランキング値に基づいて前記共通グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して、前記複数の送信信号である確からしさが高いほど高くなる優先順位を付与し、
前記メトリック計算部は、前記優先順位が高い方から順に所定数の組について前記距離を計算する、付記1または2に記載の通信装置。
(付記5)
前記第1のチャネル行列をユニタリ行列と三角行列に分解し、該ユニタリ行列のエルミート共役を前記複数の受信信号を要素とする受信信号ベクトルに乗じることにより複数のユニタリ変換信号を求める分解部をさらに有し、
前記候補グループ設定部は、前記複数の送信信号のうちの前記第1の送信信号と異なる第3の送信信号の推定値を、前記三角行列及び前記複数のユニタリ変換信号のうちの該第3の送信信号の成分のみを持つユニタリ変換信号に基づいて算出し、前記第1候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組に対する前記第1のランキング値を、前記送信信号の候補の組に含まれる前記第3の送信信号の候補が前記推定値に近いほど前記確からしさが高いことを示す値に設定する、付記4に記載の通信装置。
(付記6)
前記候補グループ設定部は、前記第3の送信信号の候補のうち、前記第3の送信信号の推定値に近い方から順に所定個数の当該第3の送信信号の候補のみを用いて前記第1候補グループを求める、付記5に記載の通信装置。
(付記7)
前記候補グループ設定部は、前記第1の送信信号が取り得る値のうち、前記第1候補グループに含まれる前記第1の送信信号の候補となった値のみを前記第2の他の送信信号の候補に含めることにより、前記第2候補グループを求める、付記1〜3の何れか一項に記載の通信装置。
(付記8)
前記候補グループ設定部は、前記第1の残留成分の実数成分の符号及び虚数成分の符号に基づいて前記第1の残留成分が属する象限を判定し、前記第1の送信信号が取り得る値のうち、当該象限に属する値が当該象限に属さない値よりも前記第1の残留成分に近いと判定することにより、前記第1の残留成分に最も近い値を決定する、付記1〜7の何れか一項に記載の通信装置。
(付記9)
前記推定された送信信号の組に含まれる何れかの送信信号に対して一つのビット値が反転された送信信号を含む送信信号の候補の組についての前記距離を第2の距離として算出する追加メトリック計算部と、
前記第1の距離と前記第2の距離の差を対数尤度比として算出する対数尤度比算出部とをさらに有する、付記1〜8の何れか一項に記載の通信装置。
(付記10)
更に、
前記複数の送信信号を復号してアップリンク信号を再生する復号部と、
前記アップリンク信号をコアネットワークへ出力する回線終端部と、
を有する基地局装置である付記1に記載の通信装置。
(付記11)
更に、
前記複数の送信信号を復号してダウンリンク信号を再生する復号部を有する移動局装置である付記1に記載の通信装置。
(付記12)
複数のアンテナを有する送信装置から送信された複数の送信信号を受信装置が有する複数のアンテナのそれぞれによって受信することにより得られた複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第1の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第1のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第1の送信信号を除いた第1の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第1の残留成分を求め、前記第1の送信信号が取り得る値のうち当該第1の残留成分に最も近い値を前記第1の送信信号の候補として求め、当該第1の送信信号の候補と前記第1の他の送信信号の候補との組の集合を第1候補グループとして求め、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第2の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第2のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第2の送信信号を除いた第2の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第2の残留成分を求め、前記第2の送信信号が取り得る値のうち当該第2の残留成分に最も近い値を前記第2の送信信号の候補として求め、当該第2の送信信号の候補と前記第2の他の送信信号の候補との組の集合を第2候補グループとして求め、
前記第1候補グループと前記第2候補グループ間で共通する前記送信信号の候補の組の集合を共通グループとして選択し、
前記共通グループに含まれる送信信号の候補の組のそれぞれについて、当該送信信号の候補の組に対応する推定受信信号の組を算出し、当該推定受信信号の組と前記複数の受信信号との距離を計算し、
前記距離が最小となる前記送信信号の候補の組を、前記複数の送信信号の組と推定する、ことを含む通信方法。
2 送信装置
21−1、21−2 アンテナ
22 コードワード生成部
23 符号化部
24 変調部
25−1、25−2 送信部
26 制御部
3 受信装置
31−1、31−2 アンテナ
32−1、32−2 受信部
33 復調部
34 チャネル推定部
35 ストリーム分離部
36 復号部
37 データ統合部
35 送信部
41 チャネル入替部
42、42’ QR分解部
43、43’ 候補グループ設定部
44 共通グループ検索部
45 メトリック計算部
46 最小値検索部
47 追加メトリック計算部
48 対数尤度比算出部
51 ランキング決定部
511 第1信号ランキング決定部
512 第2信号ランキング決定部
100 基地局装置
101 回線終端部
102 ベースバンド処理部
103 呼制御部
104−1〜104−n 通信部
105−1〜105−n アンテナ
200 移動局装置
201 制御部
202 ベースバンド処理部
203 呼制御部
204−1〜204−n 通信部
205−1〜205−n アンテナ
Claims (8)
- 複数のアンテナと、
前記複数のアンテナの何れか一つと接続され、当該接続されたアンテナを介して複数のアンテナを有する送信装置から送信された複数の送信信号を受信することにより、それぞれ受信信号を取得する複数の受信部と、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第1の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第1のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第1の送信信号を除いた第1の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第1の残留成分を求め、前記第1の送信信号が取り得る値のうち当該第1の残留成分に最も近い値を前記第1の送信信号の候補として求め、当該第1の送信信号の候補と前記第1の他の送信信号の候補との組の集合を第1候補グループとして求め、かつ、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第2の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第2のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第2の送信信号を除いた第2の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第2の残留成分を求め、前記第2の送信信号が取り得る値のうち当該第2の残留成分に最も近い値を前記第2の送信信号の候補として求め、当該第2の送信信号の候補と前記第2の他の送信信号の候補との組の集合を第2候補グループとして求める候補グループ設定部と、
前記第1候補グループと前記第2候補グループ間で共通する前記送信信号の候補の組の集合を共通グループとして選択する共通グループ検索部と、
前記共通グループに含まれる送信信号の候補の組のそれぞれについて、当該送信信号の候補の組に対応する推定受信信号の組を算出し、当該推定受信信号の組と前記複数の受信信号との距離を計算するメトリック計算部と、
前記距離が最小となる前記送信信号の候補の組を、前記複数の送信信号の組と推定する送信信号推定部と、
を有する通信装置。 - 前記第1候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して前記複数の送信信号である確からしさを表す第1のランキング値を設定し、かつ前記第2候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して前記複数の送信信号である確からしさを表す第2のランキング値を設定するランキング決定部をさらに有し、
前記共通グループ検索部は、前記第1のランキング値及び前記第2のランキング値に基づいて前記共通グループに含まれる前記送信信号の候補の組のそれぞれに対して、前記複数の送信信号である確からしさが高いほど高くなる優先順位を付与し、
前記メトリック計算部は、前記優先順位が高い方から順に、前記複数の送信信号のそれぞれに対して適用される変調方式が取り得る値の数の最小値よりも小さい所定数の組について前記距離を計算する、請求項1に記載の通信装置。 - 前記第1のチャネル行列をユニタリ行列と三角行列に分解し、該ユニタリ行列のエルミート共役を前記複数の受信信号を要素とする受信信号ベクトルに乗じることにより複数のユニタリ変換信号を求める分解部をさらに有し、
前記候補グループ設定部は、前記複数の送信信号のうちの前記第1の送信信号と異なる第3の送信信号の近似値を、前記三角行列及び前記複数のユニタリ変換信号のうちの該第3の送信信号の成分のみを持つユニタリ変換信号に基づいて算出し、前記第1候補グループに含まれる前記送信信号の候補の組に対する前記第1のランキング値を、前記送信信号の候補の組に含まれる前記第3の送信信号の候補が前記近似値に近いほど前記確からしさが高いことを示す値に設定する、請求項2に記載の通信装置。 - 前記候補グループ設定部は、前記第3の送信信号の候補のうち、前記第3の送信信号の近似値に近い方から順に所定個数の当該第3の送信信号の候補のみを用いて前記第1候補グループを求める、請求項3に記載の通信装置。
- 前記候補グループ設定部は、前記第1の送信信号が取り得る値のうち、前記第1候補グループに含まれる前記第1の送信信号の候補となった値のみを前記第2の他の送信信号の候補に含めることにより、前記第2候補グループを求める、請求項1に記載の通信装置。
- 更に、
前記複数の送信信号を復号してアップリンク信号を再生する復号部と、
前記アップリンク信号をコアネットワークへ出力する回線終端部と、
を有する基地局装置である請求項1に記載の通信装置。 - 更に、
前記複数の送信信号を復号してダウンリンク信号を再生する復号部を有する移動局装置である請求項1に記載の通信装置。 - 複数のアンテナを有する送信装置から送信された複数の送信信号を受信装置が有する複数のアンテナのそれぞれによって受信することにより得られた複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第1の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第1のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第1の送信信号を除いた第1の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第1の残留成分を求め、前記第1の送信信号が取り得る値のうち当該第1の残留成分に最も近い値を前記第1の送信信号の候補として求め、当該第1の送信信号の候補と前記第1の他の送信信号の候補との組の集合を第1候補グループとして求め、
前記複数の受信信号の少なくとも何れかに対応し、かつ前記複数の送信信号の全てに相当する成分を持つ第2の信号から、前記複数の送信信号と前記複数の受信信号間の通信チャネルを表す第2のチャネル行列に基づいて前記複数の送信信号のうちの第2の送信信号を除いた第2の他の送信信号の候補に相当する成分をキャンセルした第2の残留成分を求め、前記第2の送信信号が取り得る値のうち当該第2の残留成分に最も近い値を前記第2の送信信号の候補として求め、当該第2の送信信号の候補と前記第2の他の送信信号の候補との組の集合を第2候補グループとして求め、
前記第1候補グループと前記第2候補グループ間で共通する前記送信信号の候補の組の集合を共通グループとして選択し、
前記共通グループに含まれる送信信号の候補の組のそれぞれについて、当該送信信号の候補の組に対応する推定受信信号の組を算出し、当該推定受信信号の組と前記複数の受信信号との距離を計算し、
前記距離が最小となる前記送信信号の候補の組を、前記複数の送信信号の組と推定する、ことを含む通信方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010106243A JP5585191B2 (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 通信装置及び通信方法 |
US13/070,687 US8179992B2 (en) | 2010-05-06 | 2011-03-24 | Communication apparatus and communication method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010106243A JP5585191B2 (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 通信装置及び通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011239017A JP2011239017A (ja) | 2011-11-24 |
JP5585191B2 true JP5585191B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=44901901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010106243A Expired - Fee Related JP5585191B2 (ja) | 2010-05-06 | 2010-05-06 | 通信装置及び通信方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8179992B2 (ja) |
JP (1) | JP5585191B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2458747A1 (en) * | 2010-11-30 | 2012-05-30 | ST-Ericsson SA | Detection process for a receiver of a wireless MIMO communication system |
US8553800B1 (en) * | 2012-05-09 | 2013-10-08 | Metanoia Communications Inc. | LTE-advanced transmit diversity decoders |
US9072116B2 (en) * | 2013-03-06 | 2015-06-30 | Futurewei Technologies, Inc. | Systems and methods for reducing complexity in modulation coding scheme (MCS) adaptation |
JP6151074B2 (ja) * | 2013-04-15 | 2017-06-21 | 京セラ株式会社 | 通信システムおよび通信制御方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002071770A1 (en) * | 2001-03-06 | 2002-09-12 | Beamreach Networks, Inc. | Adaptive communications methods for multiple user packet radio wireless networks |
US7386057B2 (en) * | 2003-02-20 | 2008-06-10 | Nec Corporation | Iterative soft interference cancellation and filtering for spectrally efficient high-speed transmission in MIMO systems |
JP4387282B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2009-12-16 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 信号分離装置及び信号分離方法 |
JP2006203782A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Nec Corp | 無線通信システム、受信装置、それらに用いる復調方法、及びそのプログラム |
WO2006099267A2 (en) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Telcordia Technologies, Inc. | Iterative mimo receiver using group-wise demapping |
JP4429945B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-03-10 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | Mimo多重通信装置および信号分離方法 |
CN101517921B (zh) * | 2006-09-25 | 2013-07-03 | 松下电器产业株式会社 | 信号分离装置以及信号分离方法 |
JP4943263B2 (ja) | 2007-07-30 | 2012-05-30 | 株式会社日立国際電気 | 最尤復号方法及び受信機 |
-
2010
- 2010-05-06 JP JP2010106243A patent/JP5585191B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-03-24 US US13/070,687 patent/US8179992B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011239017A (ja) | 2011-11-24 |
US8179992B2 (en) | 2012-05-15 |
US20110274152A1 (en) | 2011-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4503629B2 (ja) | 多重アンテナ通信システムでの対数尤度比の生成装置及びその方法 | |
CN103685101A (zh) | 具有多层干扰抵消的接收器 | |
CN108234072B (zh) | 用于对数据信号进行子块解码的方法和设备 | |
CN107040341B (zh) | 用于重排序子块解码的设备和方法 | |
US9634879B2 (en) | Demodulator apparatus and demodulation method | |
CN107276716B (zh) | 用于解码数据信号的方法和设备 | |
CN107094063B (zh) | 半穷举迭代块解码方法和设备 | |
CN107276935B (zh) | 用于顺序球形解码的方法和设备 | |
JP6212574B2 (ja) | 基地局装置、無線通信システム、および通信方法 | |
CN106982106B (zh) | 递归子块解码 | |
JP5585191B2 (ja) | 通信装置及び通信方法 | |
CN108365916B (zh) | 子块解码数据信号的方法和设备 | |
JP6212575B2 (ja) | 基地局装置、無線通信システム、および通信方法 | |
JP5288622B2 (ja) | 無線通信装置、無線通信システムおよび通信方法 | |
WO2014187356A1 (zh) | 发射信号的多输入多输出mimo检测方法、装置及系统 | |
JP5697088B2 (ja) | 無線受信装置およびその軟判定値生成方法 | |
US9118373B1 (en) | Low latency spatial multiplexing MIMO decoder | |
WO2021068007A2 (en) | Apparatus and method of multiple-input multiple-output detection with successive transmission layer detection and soft interference cancellation | |
JP5765105B2 (ja) | 受信装置および受信方法 | |
US9225468B1 (en) | Systems and methods for detecting data in a received multiple-input-multiple-output (MIMO) signal | |
JP5121752B2 (ja) | 空間多重マルチキャリア受信装置、及び空間多重マルチキャリア受信方法 | |
Yang et al. | Fixed-complexity LLL-based signal detection for MIMO systems | |
JP5633271B2 (ja) | 通信装置、通信方法及び通信システム | |
CN115023924B (zh) | 用于接收器的软判决信息生成 | |
KR20100039169A (ko) | 다중 입력 다중 출력 시스템의 신호 검출 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140624 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5585191 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |