JP5582937B2 - ロボット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リンクの先端におけるステフィネス特性を表す楕円の軸を任意に傾けるロボット装置に関するものである。
マニピュレータの制御方法において、リンクの先端に設けたエンドエフェクタ(例えばハンド)が対象物に柔軟に接触できることが重要になってきている。これを産業ロボットに応用すれば、ロボット装置と人間との共同作業が実現でき、ハンドの柔軟性の方向を制御することにより、部品の嵌め合い作業等が容易になる。また、これを脚式移動ロボットに応用すれば、地面に柔らかく接地することで胴体に対する衝撃を和らげることができ、段差を吸収することで不整地を安定して歩行することが可能となる。
ハンドの柔軟性の制御を実現するために、ハンドに力センサを装着するインピーダンス制御や、人工筋肉アクチュエータを用いる制御等が行われている。人間の筋はアクチュエータであると同時に、粘弾性可変の制御機構であることが知られている。人工筋肉の中でも、特にMcKibben型人工筋肉に代表される空気圧ゴム人工筋肉は、粘弾性特性が筋に類似している。
人工筋肉アクチュエータは、収縮方向のみに力が発生するため、拮抗配置する必要がある。第1のリンクと第2のリンクにそれぞれ人工筋肉アクチュエータを拮抗配置すると共に、二関節同時駆動アクチュエータを拮抗配置し、3対6筋を有する2リンクモデルが提案されている(非特許文献1参照)。二関節同時駆動アクチュエータとは、第1のリンクと第2のリンクを同時に駆動するように配置されているアクチュエータである。そして、第2のリンクの先端における剛性は、スティフネス特性(剛性の分布)を示す楕円(以下、「スティフネス楕円」という)で表される。
非特許文献1では、スティフネス楕円の長軸、短軸及び傾斜角度を任意に設定している。そして、スティフネス楕円の傾きを調整することで、ハンドに外力が加わった場合に、外力方向とハンドの移動方向とが一致する剛性特性とすることができる。つまり、2つのリンクの長さを同一とした条件の下で、人工筋肉アクチュエータの弾性を等しくし、第1のリンクの基端における関節と第2のリンクの先端とを結ぶ線上に、スティフネス楕円の長軸又は短軸が重なるように傾斜角度を設定すればよい。これにより、人工筋肉アクチュエータの弾性を制御することのみで、コンプライアンス制御が可能となる。
二関節筋機能を有するロボットアーム、大島徹、熊本水頼、機械学会論文集、C編、Vol61、1995、pp4696−4703
しかし、非特許文献1では、2つのリンクの長さが同一である場合を前提としており、2つのリンクの長さが異なる場合に3対6筋の人工筋肉アクチュエータの弾性を個別に設定し、任意のスティフネス楕円を実現する方法については述べられていない。
つまり、2つのリンクの長さを同一とした場合に、スティフネス楕円の軸が傾斜角度φ傾いた条件でヤコビ行列を導入して得られる微小手先変位と微小外力との関係式を、各アクチュエータ対による剛性について代数的に解くことは可能である。従って、2つのリンクの長さが異なる場合も、任意のスティフネス楕円を実現する方法として、傾斜角度φ傾いた条件でヤコビ行列を導入して得られる微小手先変位と微小外力との関係式を、各アクチュエータ対による剛性について解くことが考えられる。
しかし、関係式の解を代数的に導き出すのは困難であったため、収束計算を行う方法で任意のスティフネス楕円を得るのが現実的であった。ところが、収束計算の計算量は膨大であり、収束計算に時間を要し、スティフネス楕円を高速に求めることができなかった。従って、迅速に所望のスティフネス楕円を得ることができず、アクチュエータによる剛性の制御性が低いものであった。
そこで、本発明は、2つのリンクの長さが異なっても、迅速にスティフネス特性を示す楕円を求めることができるロボット装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、長手部材からなり、基端が固定部材に揺動可能に支持された第1のリンクと、長手部材からなり、前記第1のリンクが揺動する平面内で揺動可能に基端が前記第1のリンクの先端に支持された第2のリンクと、前記固定部材と前記第1のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第1のリンクを揺動させる一対の第1のアクチュエータと、前記第1のリンクと前記第2のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第2のリンクを揺動させる一対の第2のアクチュエータと、前記固定部材と前記第2のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第1のリンク及び前記第2のリンクを揺動させる一対の第3のアクチュエータと、を備えたロボット装置において、前記平面内に直交座標系を定義し、前記第2のリンクの先端におけるスティフネス特性が前記直交座標系に前記第2のリンクの先端を中心とする楕円で表されるときの前記楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸が、前記直交座標系における基準軸に対して平行となる条件で導かれた演算式であって、前記基準軸を基準とする前記第1のリンクの第1の揺動角度、及び前記第1のリンクの長手方向に延びる軸線を基準とする前記第2のリンクの第2の揺動角度を変数とし、前記第1のリンクの長さ及び前記第2のリンクの長さを定数として、前記一対の第1のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第1の剛性指令値を求める第1の演算式、前記一対の第2のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第2の剛性指令値を求める第2の演算式、及び前記一対の第3のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第3の剛性指令値を求める第3の演算式を予め記憶する記憶部と、前記第1のリンクの第1の揺動角度の値を示す信号と、前記基準軸を基準とする前記一方の軸の目標傾斜角度の値を示す信号とを取得し、第1の揺動角度の値から目標傾斜角度の値を減算した結果を新たな第1の揺動角度の値として、新たな第1の揺動角度の値を示す信号を出力する減算部と、前記減算部が出力した第1の揺動角度の値を示す信号と、前記第2のリンクの第2の揺動角度の値を示す信号とを取得し、前記記憶部に記憶された前記第1の演算式、前記第2の演算式及び前記第3の演算式から、前記第1の剛性指令値、前記第2の剛性指令値及び前記第3の剛性指令値を算出する演算部と、前記演算部により算出された前記各剛性指令値から、前記一対の第1のアクチュエータ、前記一対の第2のアクチュエータ及び前記一対の第3のアクチュエータのそれぞれのアクチュエータの収縮力指令値を生成する収縮力指令値生成部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、減算部は、第1のリンクの第1の揺動角度の値からスティフネス特性を示す楕円の目標傾斜角度の値を減算することで、新たな第1の揺動角度の値を得ている。記憶部には、スティフネス特性を示す楕円の軸が直交座標系の基準軸と平行な条件で第1、第2及び第3の剛性指令値を求める各演算式が記憶されている。従って、減算部から第1の揺動角度の値を示す信号を取得した演算部は、記憶部に記憶された各演算式を用いて、スティフネス特性を示す楕円の軸を、直交座標系の基準軸から目標傾斜角度の値傾斜させた場合の各剛性指令値を求めることとなる。このように、演算部は、2つのリンクの長さが異なる場合であっても、収束計算によらず代数的に求められた演算式を用いて各剛性指令値を求めることができるので、計算負荷が軽減し、迅速にスティフネス特性を示す楕円を求めることができる。
本発明の実施の形態に係るロボット装置の概略構成を示す説明図である。 ロボット装置のアクチュエータの粘弾性モデルを示す図である。 第2のリンクの先端におけるスティフネス楕円を説明するための図である。 スティフネス楕円の設定法を説明するための図である。 ロボット装置の制御装置を示すブロック線図である。 制御装置の制御部を示すブロック線図である。 スティフネス楕円の傾斜角度を変化させたシミュレーション結果を示す図であり、(a)は目標剛性係数の値をα=30,β=100と設定した場合を示す図、(b)は目標剛性係数の値をα=10,β=100と設定した場合を示す図である。 各リンクの揺動角度の値を変化させたときのシミュレーション結果を示す図であり、(a)はスティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{0.62,2,−20}とした場合の図である。(b)はスティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{0.2,2,40}とした場合の図である。(c)はスティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{2,2,0}とした場合の図である。 第2のリンクの先端に外力を作用させたときのスティフネス楕円のシミュレーション条件を示す図である。 図9のスティフネス楕円の条件で第2のリンクの先端に外力を作用させたときの第2のリンクの先端の軌跡を示すシミュレーション結果の図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るロボット装置の概略構成を示す説明図である。本実施の形態では、人工筋肉アクチュエータを用いた3対6筋を有する2リンクマニピュレータとしてのロボット装置の手先剛性の制御を例として説明する。
(1)モデリング
本実施の形態で扱う3対6筋を有する2リンクマニピュレータとしてのロボット装置を図1に示す。ロボット装置100は、第1のリンク101と、第2のリンク102と、固定部材であるプーリ103とを備えている。
第1のリンク101は、長手部材からなり、その基端101aがプーリ103にx−y直交座標系の平面(以下、「作業平面」という)内で揺動可能に支持されている。第2のリンク102は、長手部材からなり、その基端102aが第1のリンク101の先端101bに作業平面内で揺動可能に支持されている。この第2のリンク102の先端102bには、不図示のエンドエフェクタ(例えばハンド)が設けられている。つまり、第1のリンク101は、第1の関節と第2の関節との間に配置され、第1の関節で揺動可能に支持されており、第2のリンク102は、第2の関節で揺動可能に支持されている。
また、ロボット装置100は、一対の第1のアクチュエータe,fと、一対の第2のアクチュエータe,fと、一対の第3のアクチュエータe,fとを備えている。各第1のアクチュエータe,fは、一端がプーリ103に接続され、他端が第1のリンク101の長手方向中央部に接続され、収縮力の差により第1のリンク101を揺動させるように拮抗配置されている。
また、各第2のアクチュエータe,fは、一端が第1のリンク101の長手方向中央部に接続され、他端が第2のリンク102の基端102aに接続され、収縮力の差により第2のリンク102を揺動させるように拮抗配置されている。また、各第3のアクチュエータe,fは、一端がプーリ103に接続され、他端が第2のリンク102の基端102aに接続され、収縮力の差により第1のリンク101及び第2のリンク102を揺動させるように拮抗配置されている。
また、ロボット装置100は、各アクチュエータe,f,e,f,e,fの収縮力を各収縮力指令値により調整して、リンク101,102の動作を制御する制御装置150を備えている。
第1のアクチュエータe,fは、第1のリンク101を駆動する一関節駆動アクチュエータである。第2のアクチュエータe,fは、第2のリンク102を駆動する一関節駆動アクチュエータである。また、第3のアクチュエータe,fは、第1のリンク101と第2のリンク102を同時に駆動する二関節同時駆動アクチュエータである。人の上腕上腕部や下肢大腿部には、二関節筋とよばれる二関節同時駆動アクチュエータが存在することが知られている。人の四肢の筋配列は複雑だが、非特許文献1によって実効筋概念が導入され、3対6筋を有する2リンクモデルが提示されている。
各アクチュエータe,f,e,f,e,fは、図2に示す筋の粘弾性特性を有する空気圧式の人工筋肉アクチュエータである。人工筋肉アクチュエータは、筋の粘弾性と呼ばれる特性と類似する特性を有するアクチュエータである。筋は図2に示すように、力発生要素と弾性要素と粘性要素を用いてモデル化される。ここで、uを力発生要素の収縮力、xを収縮方向を正とする筋の収縮量とする。収縮速度は、以下の式となる。
Figure 0005582937
また、k弾性力定数、bを粘性力定数、Fを筋収縮力とする。このとき、筋の粘弾性特性は、
Figure 0005582937
とモデル化され、筋収縮力の弾性力、粘性力は、力発生要素の収縮力uに比例するという非線形要素を有する点が特徴的である。
図1のアクチュエータe,f,e,f,e,fについて、uen,ufn(n=1,2,3)を力発生要素の収縮力を発生させる収縮力指令値とする。また、ken,kfn,ben,bfn(n=1,2,3)を人工筋肉アクチュエータの弾性力定数、粘性力定数とする。第1,第2のリンク101,102の揺動角度をθ,θ、第1,第2のリンク101,102の慣性モーメントをI,I、第1,第2のリンク101,102の長さをl,l、第1,第2のリンク101,102の質量をm,mとする。
ここで、第1の揺動角度θは、基準軸であるx軸を基準とする第1のリンク101の揺動角度であり、第2の揺動角度θは、第1のリンク101の長手方向に延びる軸線を基準とする第2のリンク102の揺動角度である。
モーメントアームの長さ、つまり第1のリンク101の揺動中心点とプーリ103におけるアクチュエータe,fの接続点との長さ、及び第2のリンク102の揺動中心点と第2のリンク102におけるアクチュエータe,fの接続点との長さをrとする。
本実施の形態では、各筋の弾性力定数,粘性力定数をいずれもk,bとすると、2リンクマニピュレータの運動方程式は、以下の式(2)及び式(3)となる。
Figure 0005582937
Figure 0005582937
(2)制御系設計
2リンクマニピュレータであるロボット装置100では、手先(ハンド)が外界と直に接触するので、手先剛性、即ち第2のリンク102の先端102bの剛性を制御することが重要である。手先剛性は、図3に示すような剛性の大きさを示すスティフネス特性を示す楕円(スティフネス楕円)によって表される。
本実施の形態では、作業平面内にx−y軸直交座標系を定義し、第2のリンク102の先端102bにおけるスティフネス特性がx−y軸直交座標系に第2のリンク102の先端102bを中心とするスティフネス楕円で表される。このスティフネス楕円は、各方向に対する剛性の分布を示し、第2のリンク102の先端102bとスティフネス楕円の距離が離れるほど剛性が高いことを表している。
ここで、スティフネス楕円の短半径(短軸方向の剛性係数)をα、スティフネス楕円の長半径(長軸方向の剛性係数)をβ、x−y軸直交座標系における基準軸をx軸とする。また、基準軸であるx軸に対するスティフネス楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸(図3では短軸)の傾斜角度をφとする。つまり、楕円の短半径αは傾斜角度φを0とするときのx軸方向の第2のリンク102の先端102bの作業平面における剛性係数を表し、長半径βは傾斜角度φを0とするときのy軸方向の第2のリンク102の先端102bの作業平面における剛性係数を表す。
x−y軸に平行な微小な外力ΔF,ΔFによるリンク先端の微小な変位をΔx,Δyとする。このとき、スティフネス楕円がx−y軸に平行であり、手先の作業平面において、x,y軸方向の剛性係数がそれぞれα,βであるという条件は、
Figure 0005582937
である。
人工筋肉アクチュエータは収縮力指令が与えられると、力を発生すると同時に、それに比例して弾性力が高まる。一対の人工筋肉アクチュエータが拮抗して配置されると、拮抗している筋の弾性力の和が関節周りの剛性係数を変動させる。式(2)より、例えば一対の第1のアクチュエータe,fの拮抗対による第1関節周りの剛性係数は、(uf1+ue1)×k×rとなる。
これより、3対6筋を有する2リンクマニュピレータのロボット装置100では、各アクチュエータに収縮力指令を与えて弾性力を変動させることにより手先の剛性を可変にすることができる。そこで、本実施の形態では、一対のアクチュエータ{e,f}(n=1,2,3)による収縮力指令値uen,ufnの和である剛性指令値をUとおき、
Figure 0005582937
と表す。つまり、各一対のアクチュエータ{e,f}(n=1,2,3)によりリンク101,102を引っ張る収縮力が、第2のリンク102の先端102bにおける剛性(スティフネス楕円)を規定する。
ここで、3対6筋を有する2リンクマニピュレータにおいて、各リンク長が等しい場合、収縮力指令値の和である剛性指令値U,U,U
Figure 0005582937
と制御すると、スティフネス楕円の軸は、マニピュレータの姿勢に関わらず第1の関節と手先を結ぶ方向を向くことを示している。しかし、リンク長が異なる場合に、任意のスティフネス楕円を設定する方法は明らかではなかった。
本実施の形態では、第1のリンク101の長手方向の長さをl、第2のリンク102の長手方向の長さをlとする。また、第2のリンク102の先端102bにおけるスティフネス楕円の短半径をα,長半径をβとし、傾斜角度をφとするための収縮力指令値の和である第1の剛性指令値U、第2の剛性指令値U及び第3の剛性指令値Uを導出する。この場合、剛性指令値U,U,Uを求めるには数式が複雑になり、直接的に剛性指令値U,U,Uを求めることは難しい。
そこで、まず、スティフネス楕円の短半径がα,長半径がβとなり、傾斜角度が0で条件(つまり、短軸及び長軸のうちのいずれか一方の軸が、基準軸であるx軸と平行になる条件)における剛性指令値U,U,Uを求める演算式を導く。演算式の導出方法を以下に示す。
微小な外力ΔF,ΔFによる、関節の微小な回転角度をΔθ,Δθとする。微小な回転が起こると、筋の粘弾性を有するアクチュエータは、筋の弾性力によりリンク101,102に微小なトルクΔTp1,ΔTp2を発生させ、以下のような式(7),(8)で表せる。
Figure 0005582937
これを行列で表記し、微小な角度とトルクの関係を剛性行列Kで表すと、以下の式(9)となる。
Figure 0005582937
ここで、ヤコビ行列Jを導入するが、ヤコビ行列Jは、以下の式(10)で表される。
Figure 0005582937
これより、微小手先変位と微小外力との関係をコンプライアンス行列Jで表すと、以下の式(11)となる。
Figure 0005582937
この式(11)と式(4)と比較すると、J(1,2)=J(2,1)であるため、以下の連立方程式(11)〜(14)が求まる。
Figure 0005582937
式(12)〜(14)は、剛性指令値U,U,Uについて解くことができ、以下のように求まる。
Figure 0005582937
各リンク101,102の揺動角度θ,θの値と剛性係数α,βの値を、これらの式(15)〜式(17)に代入することにより、スティフネス楕円の一方の軸(短軸)をx−y直交座標系のx軸に平行となる剛性指令値U,U,Uが求まる。つまり、式(15)により第1の剛性指令値Uが求まり、式(16)により第2の剛性指令値Uが求まり、式(17)により第3の剛性指令値Uが求まる。
次に、楕円の短半径をα,長半径をβにする条件に、楕円をφ回転させる条件を加える方法を示す。ここで、図4に示すように、x−y座標をφ回転したx−y座標系を導入する。スティフネス楕円がx−y座標系に平行となる剛性指令値U,U,Uを求めれば、元のx−y座標から見ればスティフネス楕円はφの傾きを持つことになる。
本実施の形態では、第2の揺動角度θを第1のリンク101に対する第2のリンク102の相対角度としている。従って、スティフネス楕円がx−y座標系に平行となる剛性指令値U,U,Uを求めるには、式(15)〜式(17)における第1の揺動角度θを、第1の揺動角度θから傾きφを差分した値、
Figure 0005582937
に置き換え、式(15)〜式(17)に代入すればよい。
以下、本実施の形態のロボット装置100の制御装置150について説明する。図5に、本実施形態のスティフネス楕円を導出する制御装置150をブロック線図で示す。
制御装置150は、基準軸であるx軸を基準とする第1のリンク101の第1の揺動角度を検出し、第1の揺動角度の値θ を示す信号を出力する第1の揺動角度検知センサ11を備えている。また、制御装置150は、第1のリンク101の長手方向に延びる軸線を基準とする第2のリンク102の第2の揺動角度を検知し、第2の揺動角度の値θ を示す信号を出力する第2の揺動角度検知センサ12を備えている。
各揺動角度検知センサ11,12は、ポテンショメータ又はエンコーダ等のセンサである。第1の揺動角度検知センサ11は、図1において図示は省略しているが、プーリ103とリンク101との第1の関節に設けられており、第1の関節の角度を検知する。また、第2の揺動角度検知センサ12は、図1において図示は省略しているが、第1のリンク101と第2のリンク102との第2の関節に設けられたおり、第2の関節の角度を検知する。
また、制御装置150は、オペレータの操作により、スティフネス楕円の目標短半径である短軸方向の目標剛性係数の値αを示す信号、スティフネス楕円の目標長半径である長軸方向の目標剛性係数の値βを示す信号を出力する端末13を備えている。この端末13は、オペレータの操作により、更に目標傾斜角度の値φを示す信号を出力する。ここで、目標傾斜角度の値φとは、x−y軸直交座標系における基準軸であるx軸を基準とした、スティフネス楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸(例えば短軸)の目標の傾斜角度の値である。
また、制御装置150は、揺動角度の値θ ,θ を示す信号を揺動角度検知センサ11,12から取得し、目標剛性係数の値α,βを示す信号及び目標傾斜角度の値φを示す信号を端末13から取得する制御部1を備えている。制御部1は、CPU及びメモリ等を有しており、取得した各値から演算により剛性指令値U,U,Uを算出する。
また、制御装置150は、制御部1により算出された各剛性指令値U,U,Uから、各一対のアクチュエータのそれぞれアクチュエータe,f,e,f,e,fの収縮力指令値uen,ufnを生成する収縮力指令値生成部14を備えている。そして、各剛性指令値U(n=1,2,3)となるように、各アクチュエータの収縮力指令値uen,ufn(n=1,2,3)を設定することで、短半径αが値αとなり、長半径βが値βとなり、傾斜角度φが値φとなるスティフネス楕円が得られる。
ここで、制御部1は、図6に示すように、演算部2と、減算部3と、記憶部4と、を有して構成されている。記憶部4は、例えばROMやEEPROM等の不揮発性メモリで構成され、記憶部4には、式(15)に示す第1の演算式、式(16)に示す第2の演算式及び式(17)に示す第3の演算式が予め記憶されている。また、記憶部4には、演算部2としてCPUを動作させる制御プログラムが記憶されている。なお、第1の演算式、第2の演算式及び第3の演算式は、制御プログラムに組み込まれていてもよいし、制御プログラムにより動作するCPUが、各演算式を参照するようにしてもよい。
第1、第2及び第3の演算式のそれぞれは、スティフネス楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸(例えば短軸)が、x−y軸直交座標系における基準軸としてのx軸に対して平行となる条件で導かれた、剛性指令値U,U,Uをそれぞれ算出する演算式である。
本実施の形態において、式(15)〜式(17)に示す各演算式における第1の揺動角度θ、第2の揺動角度θ、スティフネス楕円の短半径である剛性係数α、及びスティフネス楕円の長半径である剛性係数βは変数である。また、第1のリンク101の長さl、第2のリンク102の長さlは、一定の定数である。また、弾性力定数k、モーメントアームの長さrも一定の定数である。なお、目標剛性係数α,βは、定数として設定されていてもよい。この場合には、端末13は、目標傾斜角度φのみ出力することとなる。
減算部3は、第1の揺動角度検知センサ11から第1の揺動角度の値θ を示す信号と、端末13から目標傾斜角度の値φを示す信号とを取得し、第1の揺動角度の値θ から目標傾斜角度の値φを減算する。そして、減算部3は、減算結果を新たな第1の揺動角度の値θ ’(=θ −φ)として、新たな第1の揺動角度の値θ ’を示す信号を出力する。
このように、第1の揺動角度検知センサ11から第1の揺動角度の値θ から目標傾斜角度の値φを減算する補正を行うことで、スティフネス楕円の基準となる直交座標系を角度φ回転させたこととなる。つまり、第1の演算式、第2の演算式及び第3の演算式は、図4に示すxo−yo軸直交座標系を基準としたものであり、減算部3がθ −φの減算演算を行うことで、元のx−y軸直交座標系に変換していることとなる。なお、第2のリンク102の第2の揺動角度の値θ は、第1のリンク101を基準としているので、座標系が回転しても値は変わらないので、補正の必要はない。
演算部2は、減算部3から補正後の第1の揺動角度の値θ ’を示す信号を取得し、第2の揺動角度検知センサ12から第2の揺動角度の値θ を示す信号を取得し、端末13から目標剛性係数及び目標傾斜角度の値α,β,φを示す信号を取得する。
そして、演算部2は、記憶部4に記憶された式(15)〜式(17)に示した各演算式に、これら取得した各値を代入(θ=θ ’、θ=θ 、α=α、β=β)して、剛性指令値U,U,Uを演算する。
この演算部2は、減算部3から第1の揺動角度の値θ ’(=θ −φ)を示す信号を取得しているので、各演算式を用いて目標傾斜角度の値φだけ軸を傾けたスティフネス楕円となる各剛性指令値U,U,Uを求めていることとなる。つまり、演算部2は、目標傾斜角度の値φが0の場合(楕円の短軸がx軸に平行な場合)の演算と同等の計算量で、楕円の短軸をx軸から目標傾斜角度φ傾斜させた場合の剛性指令値U,U,Uを演算する。
このように、演算部2は、2つのリンク101,102の長さl,lが異なる場合であっても、収束計算によらず代数的に求められた演算式(15)〜(17)を用いて各剛性指令値U,U,Uを求めることができる。したがって、計算負荷が軽減し、迅速にスティフネス楕円を求めることができる。
本実施の形態では、収縮力指令値生成部14は、導出された剛性指令値U,U,Uから、式(5)を満たす以下の式(19)から各収縮力指令値uen,ufnを求める。
Figure 0005582937
ここで、パラメータpは拮抗対に対する収縮力を配分する0以上1以下の実数である。演算部2で演算した剛性指令値U,U,Uを満たすように、各収縮力指令値uen,ufnを設定すれば、所望のスティフネス楕円を得ることができる。したがって、pの値は、0以上1以下の範囲内で任意に設定することができるので、各リンク101,102を揺動させるトルク指令値に応じて設定することができる。
また、ロボット装置100は、画像を表示する表示部15を備えている。演算部2は、端末13により取得した目標傾斜角度の値φに対して、各演算式に代入する第1の揺動角度の値θ ’(=θ −φ)、つまり、第1の揺動角度の値θ と、第2の揺動角度の値θ とを変化させる。このとき、演算部2は、各演算式から算出した各剛性指令値U,U,Uが正の値となる場合の領域を示す画像を表示部15に表示させる。これにより、オペレータは、目標傾斜角度の値φに対して実現可能な各リンク101,102の姿勢を目視により把握することができる。
(3)シミュレーション
まず、本発明の実施の形態による導出方法により、任意のスティフネス楕円が実現できることを示す。リンク姿勢、即ちリンク101,102の揺動角度の値をθ =35[deg],θ =80[deg]とし、リンク101,102の長さをl=0.5[m],l=0.7[m]とする。
そして、作業平面内での目標剛性係数の値を、α=30,β=100と設定し、目標傾斜角度の値φを30[deg]毎に変化させて、式(15)〜(17)及び式(18)に代入し、剛性指令値U,U,Uを求める。これを、式(11)に代入し、作業平面でのスティフネス楕円をプロットする。その結果を図7(a)に示す。また、別の一例として、目標剛性係数の値をα=10,β=100とするときのスティフネス楕円を図7(b)に示す。
図7(a)及び図7(b)により、スティフネス楕円の軸長はα,βによって変化し、傾きは30[deg]ごとに変化していることがわかる。これより、2つのリンクの長さが異なっていても、スティフネス楕円を任意の長短半径(剛性係数)と傾きに設定する剛性指令値U,U,Uが導出されていることがわかる。
図7(a)及び図7(b)では、剛性指令値U,U,Uの符号に制約を設けていない。しかし、McKibben型の人工筋肉アクチュエータなどでは、負の弾性力を実現することは難しい。これより、スティフネス楕円の設定によっては、それを実現不可能なマニピュレータの姿勢角が存在する。実現可能な姿勢角を調べるには、あらゆる揺動角度の値θ ,θ を式(15)〜(17)及び式(18)に代入し、剛性指令値U,U,Uが全て正となる揺動角度の値θ ,θ を抽出すればよい。
図8に、スティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}に対し、揺動角度の値θ ,θ をそれぞれ0度から5度おきに180度まで変化させ、式(15)〜式(17)及び式(18)に代入したときの、実現可能な揺動角度の範囲を示す。図8(a)は、スティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{0.62,2,−20}とした場合の図である。図8(b)は、スティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{0.2,2,40}とした場合の図である。図8(c)は、スティフネス楕円の設定パラメータ{α,β,φ}を{2,2,0}とした場合の図である。
図8中、各リンク101,102の実現可能な揺動角度の範囲をo印で示す。第2のリンク102の先端102b(手先)が図中o印の範囲にあれば、設定したスティフネス楕円が人工筋肉アクチュエータの弾性力のみで実現可能であることを示している。図8(a)及び図8(b)より、スティフネス楕円を細長く設定し、特定の方向に手先剛性を持たせると、それを実現可能な範囲は減少することがわかる。
また、あらゆる方向の外乱に対してコンプライアンス制御行うには、図8(c)のようにスティフネス楕円を正円とすればよいが、筋の弾性の設定のみではそれを実現可能な姿勢角の範囲は限られることがわかる。
次に、式(2)及び式(3)の運動方程式を用いてシミュレーションを行い、設定したスティフネス楕円の動的な実現性を検証する。図9に示すように、マニピュレータの姿勢をθ=45[deg],θ=90[deg]とし、矢印の方向から第2のリンク102の先端102b(つまり手先)に外力を与える。このとき、スティフネス楕円の軸(図9では長軸)が外乱の方向と同一になるようにスティフネス楕円を設定すれば、手先は外乱と同じ方向に柔らかさを持つコンプライアンス制御が実現する。
そこで、図9のようなスティフネス楕円を設定する。設定パラメータ{α,β,φ}は、{75,250,−45}とする。式(15)〜式(17)及び式(18)により剛性指令値U,U,Uを求めると、U=3.0,U=0,U=19.6となる。これを、p=0.5(n=1,2,3)として、式(19)により配分し、各アクチュエータe,f,e,f,e,fに収縮力を与える。
図10に第2のリンク102の先端102bに外力を与えるときの先端102bの軌跡を破線で示す。2つのリンク101,102の長さが異なっていても、先端102b(手先)は外力と同じ方向に柔らかさを有し、外乱に対して柔軟な接触ができるコンプライアンス制御が実現していることがわかる。
以上、上記実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施の形態では、作業ロボット等のマニピュレータの場合について説明したが、脚式移動ロボットの場合であってもよい。
また、上記実施の形態では、揺動角度検知センサ11,12により各リンク101,102の揺動角度θ,θを検知し、この検知結果を第1,第2の揺動角度の値として剛性指令値の演算に用いる場合について説明したが、これに限定するものではない。これら第1,第2の揺動角度の値は、検知結果の代わりに目標揺動角度の値であってもよく、この場合、揺動角度検知センサ11,12は省略可能である。
このフィードフォワード制御の場合、電気的なフィードバック制御を行わずに、第2のリンク102の先端102bのスティフネス楕円を維持することが可能となり、省エネルギ化を実現するという効果が得られる。
また、上記実施の形態では、スティフネス楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸が、短軸である場合について説明したが、長軸である場合であってもよい。そして、上記実施の形態では、x−y軸直交座標系のx軸が基準軸である場合について説明したが、y軸が基準軸である場合であってもよい。
2…演算部、3…減算部、4…記憶部、11…第1の揺動角度検知センサ、12…第2の揺動角度検知センサ、13…端末、14…収縮力指令値生成部、15…表示部、100…ロボット装置、101…第1のリンク、102…第2のリンク、103…プーリ(固定部材)、e,f…第1のアクチュエータ、e,f…第2のアクチュエータ、e,f…第3のアクチュエータ

Claims (4)

  1. 長手部材からなり、基端が固定部材に揺動可能に支持された第1のリンクと、長手部材からなり、前記第1のリンクが揺動する平面内で揺動可能に基端が前記第1のリンクの先端に支持された第2のリンクと、前記固定部材と前記第1のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第1のリンクを揺動させる一対の第1のアクチュエータと、前記第1のリンクと前記第2のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第2のリンクを揺動させる一対の第2のアクチュエータと、前記固定部材と前記第2のリンクとに接続され、収縮力の差により前記第1のリンク及び前記第2のリンクを揺動させる一対の第3のアクチュエータと、を備えたロボット装置において、
    前記平面内に直交座標系を定義し、前記第2のリンクの先端におけるスティフネス特性が前記直交座標系に前記第2のリンクの先端を中心とする楕円で表されるときの前記楕円の長軸及び短軸のうちの一方の軸が、前記直交座標系における基準軸に対して平行となる条件で導かれた演算式であって、前記基準軸を基準とする前記第1のリンクの第1の揺動角度、及び前記第1のリンクの長手方向に延びる軸線を基準とする前記第2のリンクの第2の揺動角度を変数とし、前記第1のリンクの長さ及び前記第2のリンクの長さを定数として、前記一対の第1のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第1の剛性指令値を求める第1の演算式、前記一対の第2のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第2の剛性指令値を求める第2の演算式、及び前記一対の第3のアクチュエータの各収縮力指令値の和を示す第3の剛性指令値を求める第3の演算式を予め記憶する記憶部と、
    前記第1のリンクの第1の揺動角度の値を示す信号と、前記基準軸を基準とする前記一方の軸の目標傾斜角度の値を示す信号とを取得し、第1の揺動角度の値から目標傾斜角度の値を減算した結果を新たな第1の揺動角度の値として、新たな第1の揺動角度の値を示す信号を出力する減算部と、
    前記減算部が出力した第1の揺動角度の値を示す信号と、前記第2のリンクの第2の揺動角度の値を示す信号とを取得し、前記記憶部に記憶された前記第1の演算式、前記第2の演算式及び前記第3の演算式から、前記第1の剛性指令値、前記第2の剛性指令値及び前記第3の剛性指令値を算出する演算部と、
    前記演算部により算出された前記各剛性指令値から、前記一対の第1のアクチュエータ、前記一対の第2のアクチュエータ及び前記一対の第3のアクチュエータのそれぞれのアクチュエータの収縮力指令値を生成する収縮力指令値生成部と、を備えたことを特徴とするロボット装置。
  2. 前記基準軸を基準とする前記第1のリンクの第1の揺動角度を検出する第1の揺動角度検知センサと、
    前記第1のリンクの長手方向に延びる軸線を基準とする前記第2のリンクの第2の揺動角度を検知する第2の揺動角度検知センサと、を備え、
    前記減算部は、前記第1の揺動角度検知センサから前記第1のリンクの第1の揺動角度の値を示す信号を取得し、
    前記演算部は、前記第2の揺動角度検知センサから前記第2のリンクの第2の揺動角度の値を示す信号を取得することを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. オペレータの操作により、前記一方の軸の目標傾斜角度の値を示す信号を出力する端末を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット装置。
  4. 画像を表示する表示部を備え、
    前記演算部は、前記端末により取得した前記一方の軸の目標傾斜角度の値に対して、前記第1のリンクの第1の揺動角度の値と前記第2のリンクの第2の揺動角度の値とを変化させたときに、前記各演算式から算出した前記各剛性指令値が正の値となる場合の領域を示す画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3に記載のロボット装置。
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