JP5581755B2 - 鋼材の冷却装置および冷却方法 - Google Patents

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本発明は、厚鋼板、薄鋼板、形鋼等の鋼材の冷却装置および冷却方法に関し、特に鋼材の制御圧延に用いるのに好適な鋼材の冷却装置および冷却方法に関するものである。
熱間圧延工程において制御圧延を行う場合、必要に応じて、圧延途中の段階で水冷の冷却装置で所定温度まで圧延材を冷却することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
その際に、冷却装置で所定温度まで圧延材を冷却したら、ノズルヘッダに冷却水を供給する冷却水供給管に設けられている遮断弁を閉鎖して、ノズルヘッダへの冷却水の供給を停止するが、遮断弁以降の配管およびノズルヘッダ内に残存している冷却水(残存冷却水)が冷却ノズルから流出するため、残存冷却水が冷却ノズルから流出し終わるまで圧延を続行することができない。例えば、次材として水冷しない圧延材が冷却装置を通過する場合、残存冷却水が冷却ノズルから流出し終わるまで、冷却装置の前で待機することになる。その結果、圧延ラインにアイドルタイムが発生してしまう。
そこで、圧延ラインにおけるアイドルタイムの発生を抑止するために、冷却装置の水切り性能を向上させる技術がいろいろ提案されている。
例えば、特許文献2では、スリットタイプの冷却ノズルから残存冷却水が流出することを防止するために、スリットタイプの冷却ノズルにシャッターを設置することが提案されている。
また、特許文献3では、冷却ノズルから残存冷却水が流出している時間(残存冷却水流出時間)を短縮するために、ノズルヘッダに吸気管を設置することが提案されている。
特開2007−203370号公報 特開平10−296320号公報 特開平10−277624号公報
しかし、特許文献2に記載の技術は、スリットタイプの冷却ノズルには有効であるが、例えば特許文献1に記載のように、1本のノズルヘッダに多数の冷却ノズル(例えば、数百本の棒状冷却水噴射ノズル)が取り付けられている場合は、それぞれの冷却ノズル毎にシャッターを設置することは困難である。
また、特許文献3に記載の技術は、残存冷却水流出時間の短縮化は図れるが、それでも、冷却ノズルからの残留冷却水の流出が終了するまでには相当な時間が掛かってしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼材の制御圧延等に用いる冷却装置および冷却方法として、良好な水切り性能を有する冷却装置および冷却方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]冷却水供給源に冷却水供給管を介して接続されたノズルヘッダと、冷却水供給管に設けられた冷却水供給制御手段と、前記ノズルヘッダに取り付けられた冷却ノズル群とを備えて、鋼材上面に冷却水を供給する鋼材の冷却装置において、
鋼材上面への冷却水の供給を停止する際に、待機位置から旋回して、前記冷却ノズル群から流出する残留冷却水を受け止める位置に移動し、受け止めた残留冷却水を鋼材の通過領域外に排出する樋状の旋回式シャッターを備えていることを特徴とする鋼材の冷却装置。
[2]前記ノズルヘッダに、冷却ノズル群から流出する前の残留冷却水を鋼材の通過領域外に排出するための排水弁を備えていることを特徴とする前記[1]に記載の鋼材の冷却装置。
[3]前記[1]または[2]に記載の鋼材の冷却装置による鋼材の冷却方法であって、鋼材上面への冷却水の供給を停止する場合は、冷却水供給制御手段によってノズルヘッダへの冷却水の供給を停止すると同時に、樋状の旋回式シャッターを待機位置から旋回させて、冷却ノズル群から流出する残留冷却水を受け止める位置に移動することを特徴とする鋼材の冷却方法。
本発明においては、鋼材の制御圧延等に用いる冷却装置として、良好な水切り性能を備えた冷却装置および冷却方法を提供することができる。その結果、例えば、次材として水冷しない圧延材が冷却装置を通過する場合でも、冷却装置の前で待機する必要がなくなり、操業を継続することができる。
本発明の一実施形態における冷却装置の基本的構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態において冷却装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態における冷却中の状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態における水切り状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態における冷却装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態における旋回機構を示す側面図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、鋼板を対象にして述べるが、形鋼等の他の鋼材についても同様に適用することができる。
まず、図1、図2は、本発明の一実施形態における冷却装置10の基本的構成を示す図であり、図1は鋼板の長手方向(搬送方向)から見た図(正面図)、図2は鋼板の幅方向から見た図(側面図)である。
図1、図2に示すように、本発明の一実施形態における冷却装置10は、搬送テーブル5上の鋼板1の上面に冷却水を噴射するようになっており、冷却水供給源に冷却水供給管11を介して接続されたノズルヘッダ12と、冷却水供給管11に設けられた冷却水供給制御手段(電気信号によって開閉動作を行う開閉弁)16と、ノズルヘッダ12に取り付けられた冷却ノズル群(例えば、数百本の棒状冷却水噴射ノズル)13とからなる基本的構成になっている。
そして、ノズルヘッダ12は、内管12aと外管12bからなる2重管構造になっており、内管12aに冷却水供給管11が接続している。
これによって、電気信号を送って、冷却水供給用開閉弁16を開放すれば、冷却水供給源からの冷却水が冷却水供給管11を通ってノズルヘッダ12の内管12aに供給される。内管12a内に供給された冷却水は、その上方部分に形成された貫通孔12cを通って、ノズルヘッダ12の外管12b内に供給され、均一な圧力でノズル群13から噴出し、鋼板1の上面に冷却水が供給される。そして、冷却水供給用開閉弁16を閉鎖すれば、ノズルヘッダ12内への冷却水の供給は遮断される。
しかし、上記の基本的構成だけの場合には、鋼板1上面への冷却水の供給を停止する際に、冷却水供給用開閉弁16を閉じて、冷却水供給源からノズルヘッダ12への冷却水の供給を停止しても、冷却水供給用開閉弁16以降の冷却水供給管11内やノズルヘッダ12内に残留している冷却水(残留冷却水)が重力によって下方に移動し、冷却ノズル13を通って鋼板1上面に流出してしまう。
そこで、この実施形態における冷却装置10では、上記のような冷却ノズル13から流出する残留冷却水を鋼板1の通過領域外(鋼板1が通過する板道の外側)に排出できるようにした樋状の旋回式シャッターを備えている。
図3、図4は、その樋状旋回式シャッター21を示す側面図である。図3は、冷却装置10が鋼板1の冷却を行っている状態を示し、図4は、冷却装置10が鋼板1の冷却を終了して水切りを行っている状態を示している。
樋状旋回式シャッター21は、ノズルヘッダ12と冷却ノズル群13を取り囲むように設置されており、図3に示すように、冷却装置10が鋼板1の冷却を行っている時は、鋼板1への冷却水の噴射に支障のない位置に待機しており、開状態である。
そして、鋼板1の上面への冷却水の供給を停止する際には、図4に示すように、樋状旋回式シャッター21が待機位置から旋回して、冷却ノズル群13から流出する残留冷却水を受け止める位置に移動し、閉状態になって、水切りを行う。
具体的には、冷却水供給用開閉弁16が閉鎖すると、樋状旋回式シャッター21が図3に示す待機位置(開状態)から、ほぼノズルヘッダ12の中心位置を旋回中心(回転中心)として、ノズルヘッダ12と冷却ノズル群13の周りを旋回して、図4に示すように、冷却ノズル群13から流出する残留冷却水を受け止める位置(閉状態)に移動し、受け止めた残留冷却水を両サイドから鋼板1の通過領域外に排出するようになっている。
ここで、図5に、この実施形態における冷却装置10の全体構成図(正面図)を示すが、図1に示した基本的構成に加えて、前述した樋状旋回式シャッター21と、その樋状旋回式シャッター21を旋回させる機構(開閉する機構)としてのエアシリンダ22が設置されている。
図6に側面図を示すように、エアシリンダ22が収縮すると、樋状旋回式シャッター21は、ノズルヘッダ12と冷却ノズル群13の周りを反時計回りに旋回して、開状態(図6中の実線で示す状態)になる。一方、エアシリンダ22が延伸すると、樋状旋回式シャッター21は、ノズルヘッダ12と冷却ノズル群13の周りを時計回りに旋回して、閉状態(図6中の破線で示す状態)になる。
このように、この実施形態では、水切り用のシャッターを、ノズルヘッダ12と冷却ノズル群13を取り囲むように設置された樋状の旋回式シャッター21とすることによって、狭隘な場所に設置することができるとともに、冷却ノズル群13から流出する大容量の水を受けることができる。また、短時間で開閉して、水切り時間を短縮することが可能になる。
そして、上記に加えて、この実施形態においては、図5に示すように、冷却ノズル群13から流出する前の残留冷却水を鋼板1の通過領域外に排出するための排水弁25が冷却水供給管11に設置されている。
すなわち、この排水弁25は、鋼板1の冷却中(すなわち、冷却水供給用開閉弁16が開放状態)では閉鎖状態であり、鋼板1の冷却終了(すなわち、冷却水供給用開閉弁16が閉鎖状態)で開放状態になる。
これによって、残留冷却水の一部が排水弁25から排出されるので、冷却ノズル群13から流出する残留冷却水の量が減少することになり、樋状旋回式シャッター21が受け止めた残留冷却水がオーバーフローして鋼板1の通過領域内に落下することを防止することができる。
なお、排水弁25の設置個数は、残留冷却水の量に基づいて適宜定めればよく、場合によっては設置しなくともよい。
以上のようにして、この実施形態における冷却装置10は、樋状旋回式シャッター21等を備えていることによって、良好な水切り性能を備えた冷却装置となっている。したがって、例えば、次材として水冷しない圧延材が冷却装置を通過する場合でも、冷却装置10の前で待機する必要がなくなり、操業を継続することができる。
1 鋼板
5 搬送テーブル
10 冷却装置
11 冷却水供給管
12 ノズルヘッダ
12a ノズルヘッダ内管
12b ノズルヘッダ外管
12c 貫通孔
13 冷却ノズル群
16 冷却水給水制御手段(冷却水供給用開閉弁)
21 樋状旋回式シャッター
22 エアシリンダ
25 排水弁

Claims (2)

  1. 冷却水供給源に冷却水供給管を介して接続されたノズルヘッダと、冷却水供給管に設けられた冷却水供給制御手段と、前記ノズルヘッダに取り付けられた冷却ノズル群とを備えて、鋼材上面に冷却水を供給する鋼材の冷却装置において、
    鋼材上面への冷却水の供給を停止する際に、待機位置から旋回して、前記冷却ノズル群から流出する残留冷却水を受け止める位置に移動し、受け止めた残留冷却水を鋼材の通過領域外に排出する樋状の旋回式シャッターを備えているとともに、
    前記ノズルヘッダに、冷却ノズル群から流出する前の残留冷却水を鋼材の通過領域外に排出するための排水弁を備えていることを特徴とする鋼材の冷却装置。
  2. 請求項1に記載の鋼材の冷却装置による鋼材の冷却方法であって、鋼材上面への冷却水の供給を停止する場合は、冷却水供給制御手段によってノズルヘッダへの冷却水の供給を停止すると同時に、樋状の旋回式シャッターを待機位置から旋回させて、冷却ノズル群から流出する残留冷却水を受け止める位置に移動するとともに、排水弁を開放状態にすることを特徴とする鋼材の冷却方法。
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