JP5581664B2 - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、動画像を処理する画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
ワンセグ放送で用いられる映像符号化方式H.264は、定期的にイントラ予測符号化を行うよう、放送規格で定められている。イントラ予測符号化を行うことで、イントラ画像から再生をすることが可能となる。しかし、イントラ画像を含む復号化画像を動画像として見ると、イントラ画像前後での画質変動がフリッカ(イントラフリッカ)として確認でき、主観画質を低下させるという課題があった。
この課題に対して、符号化器側のアプローチと復号器側のアプローチとが知られている。例えば、符号化器側のアプローチの例として、イントラ予測を改良して符号化段階でイントラフリッカを低減することが開示されている。また、復号器側のアプローチの例として、映像符号化ストリームからイントラ予測情報を取り出し、取り出した情報に基づいて、時間・空間フィルタの特性を変化させてイントラフリッカを低減することが開示されている。
さらに、映像信号のみから画像の特性を判断する方法として、時間複雑度を用いる方法が開示されている。
特開2006−229411号公報 特開2008−177648号公報 特表2008−500935号公報
近年、標準規格に則った符号化器や復号器は部品化が進んでおり、汎用品として安く調達し、総部品費でコストダウンを図ることができる。従来技術のように、符号化、復号方式を改良するとなると、符号化器や復号器は汎用品ではなく改良可能なカスタム品が必要となる。カスタム品はコストが上がるだけでなく、周辺回路、制御ソフトの開発も必要となってしまう。
また、最近は、部品だけでなく機能ブロック全体でのコンポーネント化が進んでいる。例えば、ワンセグ復号器では、チューナー機能も併せて具備し、チューナーボックス汎用品として市場に存在する。このチューナーボックスは改変を加えることは困難であり、復号された映像信号のみ取り出すことができる。この映像信号に対して特許文献3で開示されているような時間複雑度を用いることで、シーンチェンジは検出可能であるが、定期的に挿入されたイントラ画像までは適切に検出できない。
開示の画像処理装置の一態様は、画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索手段と、前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出手段と、所定数のブロックに占める零ベクトル又は非零ベクトルの前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出手段と、各画像に対する前記画像間変化度及び前記画像間動き度を用いて前記画像がシーンチェンジ画像であるか又は前記画像の符号化モードがイントラ画像であるかを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記画像間変化度が第1閾値より大きく前記画像間動き度が第2閾値を基準として、前記画像間動き度が大きいと判断できる画像を前記シーンチェンジ画像であると判定し、前記画像間変化度が前記第1閾値より大きく前記画像間動き度が前記第2閾値を基準として、前記画像間動き度が小さいと判断できる画像を前記イントラ画像であると判定する。
また、他の態様の開示の画像処理方法は、画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索ステップと、前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出ステップと、所定数のブロックに占める零ベクトル又は非零ベクトルの前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出ステップと、各画像に対する前記画像間変化度及び前記画像間動き度を用いて前記画像がシーンチェンジ画像であるか又は前記画像の符号化モードがイントラ画像であるかを判定する判定ステップと、を有し、前記判定ステップは、前記画像間変化度が第1閾値より大きく前記画像間動き度が第2閾値を基準として、前記画像間動き度が大きいと判断できる画像を前記シーンチェンジ画像であると判定し、前記画像間変化度が前記第1閾値より大きく前記画像間動き度が前記第2閾値を基準として、前記画像間動き度が小さいと判断できる画像を前記イントラ画像であると判定する。
開示の画像処理装置及び画像処理方法によれば、復号された映像信号から適切にイントラ画像を検出することができる。
開示の画像処理装置を用いるシステム例を示す図。 実施例1における画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 valsum値の履歴に対する判定1の閾値を示す図。 stillcnt値の履歴に対する判定1の閾値を示す図。 判定1におけるモード判定方法の一例を示すフローチャート。 valsum値の履歴に対する判定2の閾値を示す図。 stillcnt値の履歴に対する判定2の閾値を示す図。 判定2におけるモード判定方法の一例を示すフローチャート。 判定3におけるモード判定方法の一例を示すフローチャート。 実施例2に係る画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 実施例2における画像処理の一例を示すフローチャート。 実施例3に係る画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 実施例4に係る画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図
以下、添付図面を参照しながら実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
まず、開示の画像処理装置の適用例について説明する。図1は、開示の画像処理装置を用いるシステム例を示す図である。図1に示すように、外付けチューナーボックス1には、復調器2と復号器3を含む。
復調器2は、受信した符号化信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調して、復調された信号を復号器3に出力する。復号器3は、取得した信号を例えばH.264方式で復号する。また、復号器3は、復号して生成された映像信号を出力する。なお、復号器3は、H.264方式に限らず、受信する信号に沿った動画像復号化方式で復号すればよい。図1に示す外付けチューナーボックス1は、ボックス内の部品に改変を加えるのは困難である。よって、画質を低下させるイントラフリッカなどを低減させるための手段を復号器3で行うことができない。
そこで、メインコントローラボックス5内の画像処理装置6により、復号された映像信号から適切にイントラ画像を検出することで、イントラフリッカを低減させることが可能になる。ここでいう画像は、フレームとフィールドを含む。以下、イントラ画像を検出する機能を有する画像処理装置6について説明する。なお、外付けチューナーボックス1とメインコントローラボックス5とを1つの装置としてもよい。
図2は、実施例1における画像処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置10は、動きベクトル探索部101、画像間変化度算出部102、画像間動き度算出部103、モード判定部104を含む。
動きベクトル探索部101は、復号された映像信号が入力されると、まず、映像を構成する画像を複数のブロックに分割する。例えば、ブロックはマクロブロックである。次に、動きベクトル探索部101は、ブロック毎に、動きベクトルMV(i,j)と、動きベクトルが示す参照ブロック(動きベクトルを求めるための参照画像内のブロックであり、現在ブロックと差分をとるブロック)との差分絶対値和SAD(i,j)とを求める。なお、SAD(i,j)は、動きベクトルMVを求める際に算出される。以上の処理を所定数のブロックに対して行う。所定数とは、例えば1画像分のブロック数や外部の表示装置の1画面分のブロック数などである。
動きベクトル探索部101は、差分絶対値和SADを画像間変化度算出部102に出力し、動きベクトルMVを画像間動き度算出部103に出力する。
画像間変化度算出部102は、ブロックごとに取得したSADを所定数のブロック分加算した値を示すvalsum値(画像間変化度)を算出する。なお、valsumは、valueとsumとを連結して簡略化した単語である。valsum値は以下の式で求められる。
valsum=ΣSAD(i,j) 式(1)
例えば、1画像内ブロック数(又は1画面内ブロック数)が横38、縦21の場合、0≦i<38,0≦j<21の範囲内のブロック数のSADをすべて加算する。画像間変化度算出部102は、算出したvalsum値をモード判定部104に出力する。
なお、valsum値は、以下のように正規化してもよい。差分絶対値和の正規化後の値を信頼度とする。例えば、8×8のブロックでブロックマッチングを行った場合の範囲は、0〜16384(256×64)である。これを、0〜256の範囲に変換する。例えば、差分絶対値和0で256、一画素当たりの輝度差が30で(差分絶対値和が1920で)0になる傾きで信頼度を落とす。この信頼度をRとする。
次に、ブロック毎に得られる信頼度R(i,j)(i,jはブロック位置を表す画像内の座標)を、画像全体で加算し、valsum値を求める。よって、valsum値の範囲は、0〜204288(256×798)である。これを、0〜256に正規化する。以下、valsum値を0〜256の値に正規化して用いるが、必ずしも正規化する必要はない。
画像間動き度算出部103は、止まったものは止まったまま、動いているものは動き続けているという尺度を数値化する。例えば、画像間動き度算出部103は、止まったものに着目すれば、以下の計算式で、零ベクトルの動きベクトルが得られたブロック数を算出する。
stillcnt=Σδ(i,j) 式(2)
δ(i,j)=1 ifブロック(i,j)における動きベクトルが零
δ(i,j)=0 ifブロック(i,j)における動きベクトルが非零
式(2)により、画像内で動きベクトルが零ベクトルのブロック数をカウントすることができる。画像間動き度算出部103は、算出したstillcnt値(画像間動き度)をモード判定部104に出力する。stillcntは、stillとcountとを連結して簡略化した単語である。画像間動き度算出部103は、零ベクトルではない動きベクトルを有するブロックの数をカウントしてもよい。よって、画像間動き度算出部103は、所定数のブロックに占める所定の動きベクトル(例えば零ベクトル)をカウントする。
モード判定部104は、画像間変化度算出部102から取得したvalsum値と、画像間動き度算出部103から取得したstillcnt値とに基づいて、画像の符号化モードを判定する。具体的には、モード判定部104は、例えば以下の3つの判定方法のいずれかを用いてモード判定を行う。
(判定1)
判定1は、簡易なモード判定方法である。モード判定部104は、valsum値が閾値1より大きいか否かを判定する。図3は、valsum値の履歴に対する判定1の閾値を示す図である。図3は、実際の実験データである。図3に示す大きな山はシーンチェンジを示す画像である。シーンチェンジは、他の画像とは大きく異なる画像であるため、差分絶対値和が大きくなり、差分絶対値和の累積値であるvalsum値も大きくなる。
また、図3に示す小さな山がイントラ画像を示す画像である。valsum値がわずかに大きくなる理由は、イントラ画像は、ビット数の割当が足りないことにより、わずかに画質が劣ることに起因する。
つまり、図3に示すように、画像間変化度は、シーンチェンジの際には大きくなり、その後小幅な変化が観測される。これは、映像の情報を表現するに足る符号化の情報量が割り当てられている状態から、イントラ画像が挿入されることで、一時的に符号化の情報量が不足し画質が変化するからである。イントラ画像が挿入された後は、時間が経つにつれて符号化の情報量が割り当てられ画質が上がっていく。この画質変化がブロックマッチングの差分絶対値和に影響し、画像間変化度は、微小な差分として現れる。
よって、モード判定部104は、valsum値が閾値1よりも大きい画像を検出する。これにより、イントラ画像及びシーンチェンジ画像を検出することが可能になる。また、閾値1は、例えば、図3に示した実験では17(正規化後の閾値)とする。
また、モード判定部104は、stillcnt値が閾値2より大きいか否かを判定する。図4は、stillcnt値の履歴に対する判定1の閾値を示す図である。図4は、図3に示した実験と同じ画像を用いた実験データである。図4に示す大きな谷は、シーンチェンジを示す画像である。この谷は、シーンチェンジでは、画像が今までの画像と異なることにより、ブロックの動きベクトルが今までとは大きく変化することに起因する。よって、零ベクトルではない動きベクトルが増えることで、stillcnt値が大幅に小さくなる。
よって、モード判定部104は、stillcnt値が閾値2よりも大きい画像を検出する。これにより、モード判定部104は、シーンチェンジ以外の画像を検出することができる。また、閾値2は、例えば500である。
以上のことから、モード判定部104は、判定1によれば、valsum値が閾値1よりも大きい画像、かつ、stillcnt値が閾値2よりも大きい画像を検出することで、イントラ画像のみを検出することができる。
図5は、判定1におけるモード判定方法の一例を示すフローチャートである。図5に示す判定は、画像毎に行われる。図5に示すステップS101で、モード判定部104は、valsum値が閾値1よりも大きく、かつ、stillcnt値が閾値2以下であるか判定する。ステップS101の判定結果がYESであればステップS102に進み、判定結果がNOであればステップS103に進む。
ステップS102で、モード判定部104は、ステップS101の条件を満たす画像をシーンチェンジ画像であると判定する。これより、画像処理装置10は、シーンチェンジ画像を検出することができる。
ステップS103で、モード判定部104は、valsum値が閾値1よりも大きく、かつ、stillcnt値が閾値2より大きいかを判定する。ステップS103の判定結果がYESであればステップS104に進み、判定結果がNOであれば次の画像の判定を行う。
ステップS104で、モード判定部104は、ステップS103の条件を満たす画像をイントラ画像であると判定する。これよりイントラ画像を検出することができる。以上の処理によれば、画像間変化度と画像間動き度とを用いて簡易にシーンチェンジ画像とイントラ画像とを検出することができる。なお、閾値1及び閾値2は、実験により適切な値に設定すればよい。
(判定2)
次に、判定2のモード判定について説明する。判定2では、判定1に比べてより正確にモード判定を行うことができる。ここで、図6を用いて判定2の判定条件について説明する。図6は、valsum値の履歴に対する判定2の閾値を示す図である。図6に示す実験データは、図3,4と同じデータである。
図6に示す例では、モード判定部104は、valsum値が閾値4よりも大きい場合に、シーンチェンジを検出可能である。閾値4は、例えば128(正規化後の閾値)とする。
また、モード判定部104は、valsum_old値が閾値3よりも小さく、かつ、valsum−valsum_oldが閾値5よりも大きい場合に、イントラ画像を検出することが可能である。
ここで、valsum_old値とは、valsumを求めた画像(現画像ともいう)の直前の画像のvalsum値を示す。また、閾値3は例えば17(正規化後の閾値)であり、閾値5は例えば17(正規化後の閾値)である。これにより、モード判定部104は、シーンチェンジ画像とイントラ画像とを区別して判定することが可能となる。
図7は、stillcnt値の履歴に対する判定2の閾値を示す図である。図7に示す実験データは、図3,4,6に示す実験データと同じである。図7に示すように、モード判定部104は、stillcnt値が閾値6よりも小さいか否かを判定する。モード判定部104は、stillcnt値が閾値6よりも小さければシーンチェンジを検出することが可能となる。また、閾値6は、例えば400である。
また、モード判定部104は、
|stillcnt−stillcnt_old|<閾値7
を満たせばシーンチェンジではなくイントラ画像を含む画像であると判定可能である。イントラ画像では、動きベクトルの変化はシーンチェンジと比べてそれほど大きくないからである。よって、また、閾値7は、例えば40である。
以上のことから、モード判定部104は、判定2において、valsum値が閾値4よりも大きく、かつ、stillcnt値が閾値6よりも小さい場合は、シーンチェンジであると判定する。これより、画像処理装置10は、シーンチェンジ画像を検出することができる。
また、モード判定部104は、判定2において、valsum_old値が閾値3よりも小さく、かつ、valsum−valsum_oldが閾値5よりも大きく、かつ、|stillcnt−stillcnt_old|が閾値7よりも小さい場合に、イントラ画像であると判定する。これより、イントラ画像を検出することができる。
図8は、判定2におけるモード判定方法の一例を示すフローチャートである。図8に示す判定は、画像毎に行われる。図8に示すステップS201で、モード判定部104は、valsum値が閾値4よりも大きく、かつ、stillcnt値が閾値6より小さいかを判定する。ステップS101の判定結果がYESであればステップS202に進み、判定結果がNOであればステップS203に進む。
ステップS202で、モード判定部104は、ステップS201の条件を満たす画像をシーンチェンジ画像であると判定する。これより、画像処理装置10は、シーンチェンジ画像を検出することができる。
ステップS203で、モード判定部104は、valsum_old値が閾値3よりも小さく、かつ、valsum−valsum_oldが閾値5よりも大きく、かつ、|stillcnt−stillcnt_old|値が閾値7より小さいかを判定する。ステップS203の判定結果がYESであればステップS204に進み、判定結果がNOであればステップS205に進む。
ステップS204で、モード判定部104は、ステップS203の条件を満たす画像をイントラ画像であると判定する。これよりイントラ画像を検出することができる。
ステップS205で、モード判定部104は、現在のvalsum値をvalsum_old値に代入し、また、現在のstillcnt値をstillcnt_old値に代入する。ステップS205が終了すると、次の画像において、図8に示す処理が行われる。
上記各判定によれば、特に静止時に顕著に判定できるが、静止時に限ったことではない。動領域では、静領域と比較してvalsum値は若干上がることから、判定2において、閾値3と閾値5との設定により動部分についてもイントラ画像を検出することが可能になる。つまり、モード判定部104は、モード判定を行う際に、別途動静判定を行う必要がない。
また、動きベクトルを利用して、画像内の動部分は、イントラ画像の判定に用いず、静止部分についてのみイントラ画像の判定に用いることや、動きが一律のスクロールシーンにおいては動領域でもイントラ画像判定に用いるなどの運用も可能である。
以上の処理によれば、画像間変化度と画像間動き度とを用いて精度よくシーンチェンジ画像とイントラ画像とを検出することができる。なお、閾値3〜7は、実験により適切な値に設定すればよい。
(判定3)
次に、判定3のモード判定について説明する。判定3では、放送の規格でイントラ画像の最大の間隔(例えば2秒)が決められていることを利用してモード判定を行う。つまり、判定2の方法に周期カウンタを用いることで、さらに堅牢にイントラ画像を検出する。
図9は、判定3におけるモード判定方法の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理において、図8に示す処理と同様の処理を行うものは同じ符号を付し、その説明を省略する。
ステップS201で、判定結果がYESであればステップS302に進み、判定結果がNOであればステップS301に進む。
ステップS301で、画像のカウント(Piccnt)を1追加する。Pictureとcountとを連結して簡略化した単語である。
ステップS302において、モード判定部104は、シーンチェンジを検出するとともに、Piccntを0にリセットする。
ステップS303で、Piccntが所定数以下であるかを判定する。所定数は、イントラ画像から次のイントラ画像が挿入されるまでの画像数を示す。所定数は、例えば120や60などである。ステップS303の判定結果がYESであればステップS203に進み、判定結果がNOであればステップS204に進む。Piccntが所定数を超えれば、定期的にイントラ画像が挿入されるはずであるので、イントラ画像を検出する処理に進む。
ステップS204でイントラ画像を検出した後に、モード判定部104は、Piccntを0にリセットする。Piccntを0にリセットした後は、ステップS205の処理に進む。
以上の処理により、例えば、放送規格のように定期的にイントラ画像が挿入される場合には、イントラ画像の周期性を利用して適切にイントラ画像を検出することも可能になる。なお、判定3は、定期的にイントラ画像が挿入される符号化方式で符号化されたデータを復号した映像に対して有効である。
以上、実施例1によれば、復号された映像信号から適切にイントラ画像を検出することができる。イントラ画像を適切に検出することで後処理にこのイントラ画像を有効活用することができる。なお、モード判定部104は、イントラ画像、シーンチェンジ画像以外の画像をインター画像として判定してもよい。また、実施例1によれば、符号化のモード判定を適切にすることができるため、イントラフリッカを低減したり、ランダム再生、早送り再生などを行ったりするのに用いることができる。
[実施例2]
次に、実施例2の画像処理装置について説明する。実施例2では、画像処理装置20は、イントラフリッカを低減することが可能な構成になっている。
図10は、実施例2に係る画像処理装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。図10に示す機能において、図2に示す機能と同様の機能を示すものは同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10に示す画像処理装置20は、動きベクトル探索部201、画像間変化度算出部102、画像間動き度算出部103、モード判定部104、動き補償画像生成部202、重み制御部203、重み付け算出部204、画像メモリ205を含む。
動きベクトル探索部201は、基本的には実施例1の動きベクトル探索部101と同様であるが、さらに、分割したブロックを重み制御部203及び重み付け算出部204に出力し、求めた動きベクトルMVを動き補償画像生成部202に出力する。
動き補償画像生成部202は、動きベクトル探索部201から動きベクトルMVを取得し、また、画像メモリ205から1時刻前の出力画像を取得し、動き補償された画像である動き補償画像を生成する。動き補償画像生成部202は、動き補償画像を重み制御部203、重み付け算出部204に出力する。
重み制御部203は、入力画像Pinと、動き補償画像(出力予測画像)PMCと、判定された符号化モードに基づいて、重みとなる回帰係数αを制御する。具体的には、重み制御部203は、まず、動きベクトル探索部201から入力画像Pinを、動き補償画像生成部202から動き補償画像PMCを、モード判定部104から符号化モードを取得する。
動き補償画像PMCの時刻n、座標(x,y)における画素値P'(n,x,y)を、以下の式で求められる。
P'(n,x,y)=Pout(n−1,x−mvx,y−mvy) 式(3)
Poutは、画像メモリ205に記憶してある1時刻前の画像に対して動き補償を行った画像の画素を示す。
重み制御部203は、入力画像Pinと動き補償画像PMCとの画素毎に差分を取り、差分に応じて第1の回帰係数α1を以下の式により求める。
|P(n,x,y)−P'(n,x,y)|<閾値8
then α1=k×|P(n,x,y)−P'(n,x,y)|
else α1=0 式(4)
なお、P(n,x,y)は入力画像Pinの時刻nの座標(x,y)における画素値を示す。
次に、重み制御部203は、モード判定部104から取得した符号化モードがシーンチェンジ画像及びイントラ画像の場合には、第1の回帰係数に対して以下の式により第2の回帰係数を求める。
if シーンチェンジ画像 α2=0
elseif イントラ画像 α2=α1+offset(ただし、α2は1以下)
else α2=α1 式(5)
重み制御部203は、求めた第2の回帰係数α2を重み付け算出部204に出力する。
重み付け算出部204は、入力画像Pinと動き補償画像PMCと第2の回帰係数α2とに基づいて、出力画像を生成する。具体的には、重み付け算出部204は、以下の式により出力画像の画素Poutを求める。
Pout(n,x,y)=(1−α2)×P(n,x,y)+α2×P'(n,x,y) 式(6)
重み付け算出部204は、求めた出力画像の画素Poutを画像毎に画像メモリ205に記憶し、出力画像を外部の表示装置に出力する。画像メモリ205は、出力画像を所定枚数記憶する。
以上の機能を有することにより、画像処理装置20は、復号された映像信号を入力して、イントラフリッカを低減した出力画像を生成することができる。
次に、実施例2の画像処理装置20における動作について説明する。図11は、実施例2における画像処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示すS301で、動きベクトル探索部201は、画像のブロック毎に動きベクトルMVと、差分絶対値和SADを算出する。また、動きベクトル探索部201は、動きベクトルMVを画像間動き度算出部103及び動き補償画像生成部202に出力し、差分絶対値和SADを画像間変化度算出部102に出力する。また、動きベクトル探索部201は、入力画像を重み制御部203及び重み付け算出部204に出力する。
ステップS302で、画像間動き度算出部103は、取得した動きベクトルに基づいて、画像間動き度stillcnt値を求める。画像間動き度は前述した式(2)により求める。
ステップS303で、画像間変化度算出部102は、取得した差分絶対値和に基づいて、画像間変化度valsum値を求める。画像間変化度は前述した式(1)により求める。なお、ステップS302とS303は順不同である。
ステップS304で、モード判定部104は、画像間変化度算出部102により求められた画像間変化度と、画像間動き度算出部103により求められた画像間動き度とに基づいて、符号化モードの判定を行う。符号化モードの判定については前述した判定1〜3のいずれの判定を用いても良い。
ステップS305で、動き補償画像生成部202は、画像メモリ205から取得した1時刻前の出力画像と動きベクトルMVとに基づいて、動き補償画像を生成する。なお、ステップS304とS305は順不同である。
ステップS306で、重み制御部203は、入力画像と、動き補償画像と、符号化モードとに基づいて、回帰係数α2を求める。具体的な求め方は前述した式(4)(5)の通りである。
ステップS307で、重み付け算出部204は、入力画像と、動き補償画像と、回帰係数α2とに基づいて、出力画像を生成する。出力画像については前述した式(6)により求められる。
以上、実施例2によれば、復号された映像信号から、イントラフリッカを低減した映像信号を生成することができる。
[実施例3]
次に、実施例3の画像処理装置について説明する。実施例3では、重み付け算出部304の前に、動きベクトルMVを用いて動き補償生成される補間フレーム生成部302が新たに備えられる。
図12は、実施例3に係る画像処理装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。実施例3における基本的な機能は実施例2と同様であるため、以下では、補間フレーム生成部302を主に説明する。
補間フレーム生成部302は、動きベクトル探索部301から入力される映像フレーム間に、動きを補間した中間フレーム(補間フレーム)を生成する。生成した補間フレームを映像フレーム間に挿入することにより、動画のボケ改善や低フレームレート映像の画質向上が図れる。
補間フレーム生成部302は、映像フレーム及び動きベクトル等に基づいて、補間フレームの各画素の画素値を算出して、補間フレームを生成する。補間フレームの生成の方法の一つとして、補間フレームの画素の画素値を、動きベクトルに基づく映像フレームの参照画素の画素値と、停止ベクトルに基づく映像フレームの参照画素値とから算出する方法がある。
また、他の補間フレーム生成方法について説明する。補間フレーム生成部302は、入力された連続する2つの映像フレームの間を補間する補間フレームの画素(補間画素)の画素値を算出する。補間フレーム生成部302は、連続する2つの映像フレームから、2つの映像フレームの間を補間する補間フレーム上の補間画素の補間画素動きベクトルを算出する。補間画素動きベクトルは、例えば、ブロックマッチングにより算出される。補間フレーム生成部302は、補間画素動きベクトルmvx,mvyから以下のように求める。
補間フレーム画像PMCの時刻n−1/2、座標(x,y)における画素値P'(n−1/2,x,y)を、以下の式で求められる。
P'(n−1/2,x,y)=P(n−1,x−mvx/2,y−mvy/2)
もしくは、P(n,x+mvx/2,y+mvy/2) 式(7)
なお、補間フレーム生成部302で説明した動きベクトルの算出は、動きベクトル探索部301が行ってもよい。これにより、イントラフリッカを低減するために算出する動きベクトルを補間フレームの生成に用いることができる。
重み制御部303は、補間フレーム生成部302により生成されたフレームを、インターフレームであるとして回帰係数を算出してもよい。重み付け算出部304は、補間フレームに対しても前述した通りに重み付けを行う。
以上、実施例3によれば、復号された映像信号から、イントラフリッカを低減しつつ、補間フレームを生成して画質を向上させた映像信号を生成することができる。
[実施例4]
次に、実施例4の画像処理装置について説明する。実施例4では、入力映像信号はインタレース映像であり、間の走査線にあたる映像成分をフィールド補間部402により生成してプログレッシブ映像にする。
図13は、実施例4に係る画像処理装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。実施例4における基本的な機能は実施例2と同様であるため、以下では、フィールド補間部402について説明する。
フィールド補間部402は、動きベクトル探索部401からフィールド画像を取得し、飛び越し走査で抜けた走査線の信号を補間処理して、順次走査の信号に変換する。補間信号の生成については、動き補償型走査変換や、動静判定結果を用いて動き適応型走査変換などの従来技術を用いることにより生成できる。
例えば、フィールド補間部402は、静止画像に適したフィールド間の信号処理による第1の補間信号と、ゆっくりした動きの画像に適した動き補正の信号処理による第2の補間信号と、動画像に適した垂直・時間フィルタ(以下、VTフィルタともいう)若しくはフィールド内の信号処理による第3の補間信号とを生成する。
また、他の例では、フィールド補間部402は、画像の静止領域では、フィールド間補間処理で生成する垂直解像度特性の優れた静止補間信号、動画領域では垂直・時間領域で上下方向の動きの速度に応じてそのインパルス応答を適応的に変化させるVTフィルタで生成する信号を補間信号として生成する。
重み制御部403は、変換されたプログレッシブ画像の符号化モードを、変換前のフィールドの符号化モードとすればよい。
重み付け算出部404は、フィールド補間部402によって変換されたプログレッシブ画像に対してイントラフリッカを低減した出力画像を生成することが可能になる。
以上、実施例4によれば、復号されたインタレース映像からプログレッシブ映像に変換し、イントラフリッカを低減したプログレッシブ画像の出力画像を生成することができる。
次に、上述した各実施例における変形例について説明する。上述した各実施例で説明した画像処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムとし、このプログラムをインストールして、コンピュータに実行させることにより上述した画像処理を実現させることも可能である。
また、このプログラムを記録媒体(CD−ROMやSDカード等)に記録し、このプログラムが記録された記録媒体をコンピュータや携帯端末などに読み取らせて、前述した画像処理を実現させることも可能である。なお、記録媒体は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、上記変形例以外にも種々の変形及び変更が可能である。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索手段と、
前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出手段と、
所定数のブロックに占める所定の前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出手段と、
前記画像間変化度及び前記画像間動き度に基づいて前記画像の符号化モードを判定する判定手段と、
を備える画像処理装置。
(付記2)
前記変化度算出手段は、
1画像に占めるブロック数の差分絶対値和を累積し、累積した値を前記画像間変化度とし、
前記動き度算出手段は、
1画像に占めるブロックのうち、前記ブロックの動きベクトルが零ベクトルであるブロックの数をカウントし、カウントした値を前記画像間動き度とする付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記判定手段は、
現画像の直前の画像の画像間変化度が第1閾値より小さい、前記現画像の画像間変化度と前記直前の画像の画像間変化度との差分値が第2閾値より大きい、及び前記現画像の画像間動き度と前記直前の画像の画像間動き度との差分値が第3閾値より小さいの全ての条件を満たすとき、前記現画像をイントラ画像であると判定する付記2記載の画像処理装置。
(付記4)
前記動きベクトルと過去の復号画像とに基づいて動き補償画像を生成する動き補償手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき、重み付け値を決定する重み制御手段と、
前記現画像と前記動き補償画像とに対し、前記重み付け値を用いて重み付け加算を行うことで画像を生成する重み付け手段とをさらに備える付記3に記載の画像処理装置。
(付記5)
前記探索手段により探索された動きベクトルに基づいて、入力画像間に補間画像を生成する補間画像を生成する画像生成手段をさらに備える付記4記載の画像処理装置。
(付記6)
前記探索手段により探索された動きベクトルに基づいてフィールドを補間し、飛び越し走査画像から順次走査画像に変換する画像補間手段をさらに備える付記4記載の画像処理装置。
(付記7)
画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索ステップと、
前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出ステップと、
所定数のブロックに占める所定の前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出ステップと、
前記画像間変化度及び前記画像間動き度に基づいて前記画像の符号化モードを判定する判定ステップと、
を有する画像処理方法。
10、20、30、40 画像処理装置
101、201、301、401 動きベクトル探索部
102 画像間変化度算出部
103 画像間動き度算出部
104 モード判定部
202 動き補償画像生成部
203、303、403 重み制御部
204、304、404 重み付け算出部
205 画像メモリ
302 補間フレーム生成部
402 フィールド補間部

Claims (5)

  1. 画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索手段と、
    前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出手段と、
    所定数のブロックに占める零ベクトル又は非零ベクトルの前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出手段と、
    各画像に対する前記画像間変化度及び前記画像間動き度を用いて前記画像がシーンチェンジ画像であるか又は前記画像の符号化モードがイントラ画像であるかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記画像間変化度が第1閾値より大きく前記画像間動き度が第2閾値を基準として、前記画像間動き度が大きいと判断できる画像を前記シーンチェンジ画像であると判定し、前記画像間変化度が前記第1閾値より大きく前記画像間動き度が前記第2閾値を基準として、前記画像間動き度が小さいと判断できる画像を前記イントラ画像であると判定する画像処理装置。
  2. 画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索手段と、
    前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出手段と、
    所定数のブロックに占める零ベクトル又は非零ベクトルの前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出手段と、
    各画像に対する前記画像間変化度及び前記画像間動き度を用いて前記画像の符号化モードがイントラ画像であるかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、現画像の直前の画像の画像間変化度が第1閾値より小さい、前記現画像の画像間変化度と前記直前の画像の画像間変化度との差分値が第閾値より大きい、及び前記現画像の画像間動き度と前記直前の画像の画像間動き度との差分値が第閾値より小さいの全ての条件を満たすとき、前記現画像を前記イントラ画像であると判定する画像処理装置。
  3. 前記変化度算出手段は、
    1画像に占めるブロック数の差分絶対値和を累積し、累積した値を前記画像間変化度とし、
    前記動き度算出手段は、
    1画像に占めるブロックのうち、前記ブロックの動きベクトルが前記零ベクトル又は前記非零ベクトルであるブロックの数をカウントし、カウントした値を前記画像間動き度とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記動きベクトルと過去の復号画像とに基づいて動き補償画像を生成する動き補償手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、重み付け値を決定する重み制御手段と、
    現画像と前記動き補償画像とに対し、前記重み付け値を用いて重み付け加算を行うことで画像を生成する重み付け手段とをさらに備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 画像をブロックに分割し、ブロック単位で動きベクトルを探索する探索ステップと、
    前記動きベクトルが示す参照ブロックと前記ブロックとの差分絶対値和を所定数のブロック分累積した値を示す画像間変化度を算出する変化度算出ステップと、
    所定数のブロックに占める零ベクトル又は非零ベクトルの前記動きベクトルをカウントした値を示す画像間動き度を算出する動き度算出ステップと、
    各画像に対する前記画像間変化度及び前記画像間動き度を用いて前記画像がシーンチェンジ画像であるか又は前記画像の符号化モードがイントラ画像であるかを判定する判定ステップと、
    を有し、
    前記判定ステップは、前記画像間変化度が第1閾値より大きく前記画像間動き度が第2閾値を基準として、前記画像間動き度が大きいと判断できる画像を前記シーンチェンジ画像であると判定し、前記画像間変化度が前記第1閾値より大きく前記画像間動き度が前記第2閾値を基準として、前記画像間動き度が小さいと判断できる画像を前記イントラ画像であると判定する画像処理方法。
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