JP5581581B2 - 通信端末装置、情報通信システム、情報通信方法および情報通信プログラム - Google Patents

通信端末装置、情報通信システム、情報通信方法および情報通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データの通信を行う通信端末装置、情報通信システム、情報通信方法および情報通信プログラムに関する。
電話による通話または電子メールによる通信では、対面して行われる会話と比較すると、送信側のユーザのその時点の状況を受信側のユーザに伝えることが難しい。
特許文献1には、音声データやテキストデータを送信する通信端末装置であって、受信側の通信端末装置に、音声データやテキストデータの他に、通信中に生じた通信者の感情変化を表す情報を送信する通信端末装置が記載されている。
特開2005−072743号公報(段落0004、段落0019−0020)
しかし、特許文献1に記載された通信端末装置では、音声データやテキストデータの他に送信される情報は、感情の変化だけである。送信側の通信端末装置から受信側の通信端末装置に対して感情の変化だけが伝達されるだけでは、受信側の通信端末装置のユーザが送信側の通信端末装置のユーザの状況を十分に把握することは難しいと考えられる。
そこで、本発明では、送信側の通信端末装置のユーザの状況を十分に把握することができる情報を受信側の通信端末装置のユーザに伝達することができる通信端末装置、情報通信システム、情報通信方法および情報通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明における通信端末装置は、ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置であって、他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する状況情報取得手段と、状況情報取得手段が取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定するユーザ状況推定手段と、ユーザ状況推定手段が推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信するユーザ状況情報送信手段とを備え、状況情報取得手段は、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得することを特徴とする。
本発明における情報通信システムは、送信側通信端末装置と受信側通信端末装置とがネットワークを介して通信を行う情報通信システムであって、送信側通信端末装置は、受信側通信端末装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する状況情報取得手段と、状況情報取得手段が取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定するユーザ状況推定手段と、ユーザ状況推定手段が推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信するユーザ状況情報送信手段とを備え、受信側通信端末装置は、送信側通信端末装置から受信したユーザの状況を示す情報に対応する情報出力を行う情報出力手段を備えたことを特徴とする。
本発明における情報通信方法は、ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置で実行される情報通信方法であって、他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得し、取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定し、推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信することを特徴とする。
本発明における情報通信プログラムは、ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置におけるコンピュータに、他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する処理と、取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する処理と、推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、送信側の通信端末装置のユーザの状況を十分に把握することができる情報を受信側の通信端末装置のユーザに伝達することができる通信端末装置、情報通信システム、情報通信方法および情報通信プログラムを提供することができる。
実施形態1.
図1および図2は、本発明による情報通信システムの第1の実施形態(実施形態1)の構成を示すブロック図である。図1には、通信端末Aの内部構造が示されている。図2には、通信端末Bの内部構造が示されている。
図1および図2に示されるように、情報通信システム100において、通信端末A11と通信端末B21とは、伝送路32を介する通信を中継するネットワーク31によって通信可能に接続される。
まず、図1を参照して、第1の実施形態の情報通信システムの通信端末Aの構成を説明する。通信端末A11は、アプリケーションCPU(アプリCPU)12、デバイス群13および通信部14を含む。通信端末A11は、ユーザAが使用する端末であり、通信端末A11に備えられたデバイス群13のデバイスがユーザAから直接または間接的に得た情報(ユーザの状況を推定可能な状況情報に相当するコンテキスト関連情報)を基に、ユーザAの精神的状況、身体的状況または周囲の状況等(コンテキスト)を判断し、コンテキストを示すコンテキスト情報を作成する機能を備えている。ユーザAのコンテキスト情報は、通信部14からネットワーク31を通じて通信端末B21に送信される。
アプリCPU12は、ドライバ群15およびコンテキスト検出部16を含み、通信端末A11に搭載されるアプリケーションプログラム(AP)およびデバイス等を制御する制御部である。
デバイス群13は、通信端末A11に搭載され、例えば、脈拍センサ、カメラまたは加速度センサ等のデバイスを含む。デバイス群13における各デバイスは、各デバイスに対応したドライバ群15のドライバによって制御され、ユーザAに係る情報を取得する。例えば、脈拍センサはユーザAの脈拍数を、カメラはユーザAの顔画像データを、加速度センサはユーザAの特定の部位の動作記録(加速度記録)を取得する。
ドライバ群15を構成する各ドライバは、各ドライバに対応するデバイス群13におけるデバイスを制御する。
コンテキスト検出部16は、アプリCPU12内で実現される。コンテキスト検出部16は、状況情報にもとづいてユーザの状況すなわちコンテキストを推定するユーザ状況推定手段に相当し、デバイス群13から取得されるユーザAに係る情報(例えば、脈拍数、顔画像データまたは加速度記録等)を基にユーザAのコンテキストを判断する。コンテキスト検出部16は、判断結果をユーザAのコンテキストを示すコンテキスト情報として作成する。なお、コンテキスト検出部16は、デバイス群13から取得した情報だけでなく、通信端末A11におけるAPの使用履歴および通信端末A11の通信履歴等も利用してコンテキスト情報を作成してもよい。
通信部14は、所定のプロトコルに従って通信端末B21にデータを送信したり通信端末B21からデータを受信したりする。通信部14は、音声データやテキストデータの他に、ユーザAのコンテキスト情報を通信端末B21の通信部24に送信する。
なお、デバイス群13における一部のデバイスまたは全てのデバイスは、通信端末A11に搭載されずに外部の機器等に搭載されていてもよく、その場合には、コンテキスト検出部16が通信手段を用いて当該デバイスから情報を取得する。
次に、図2を参照して、第1の実施形態の情報通信システムの通信端末Bの構成を説明する。通信端末B21は、アプリCPU22、デバイス群23および通信部24を含む。通信端末B21は、ユーザBが使用する端末であり、通信端末A11から送信されたユーザAのコンテキスト情報を受信する。そして、受信したコンテキスト情報が示すユーザAのコンテキストを表現する出力を、通信端末B21に備えられたデバイス群23におけるデバイスから出力する機能を備える。ユーザBは、通信端末B21における出力状況から、ユーザAのコンテキストを認識する。
アプリCPU22は、ドライバ群25およびコンテキスト処理部26を含み、通信端末B21に搭載されるAPおよびデバイス等を制御する集約的な制御部を示す。
デバイス群23は、通信端末B21に搭載され、例えば、表示デバイス、スピーカまたは発光デバイス等のデバイスを含む。デバイス群23における各デバイスは、各デバイスに対応したドライバ群25のドライバによって制御される。デバイス群23における各デバイスは、コンテキスト処理部26によってユーザAのコンテキスト情報に行われた情報処理の結果を出力する。
ドライバ群25を構成する各ドライバは、各ドライバに対応するデバイス群23におけるデバイスを制御する。
コンテキスト処理部26は、アプリCPU22で実現される。コンテキスト処理部26は、通信端末A11から受信したユーザAのコンテキスト情報に基づいて、ユーザAのコンテキスト情報が示すユーザAのコンテキストを、デバイス群23の各デバイスが表現するように、出力情報を作成する。例えば、ユーザAが緊張しているというコンテキストを含むコンテキスト情報を受信した場合には、コンテキスト処理部26は、予め緊張を示すマークとして設定されているマークを表示デバイスに表示させ、予め緊張を示す色として設定されている色を発光デバイスに発光させるための出力情報を作成する。
なお、デバイス群23の一部または全てのデバイスは、通信端末B21に搭載されずに外部の機器等に搭載されていてもよく、その場合には、コンテキスト処理部26が通信手段を用いて当該デバイスから情報を出力する。
図3は、第1の実施形態の情報通信システムにおいて、通信端末Aがコンテキスト情報を検出する際に行う処理を示すフローチャートである。図4は、第1の実施形態の情報通信システムにおいて通信端末Bがコンテキスト情報を処理する際に行う処理を示すフローチャートである。図3および図4を参照して、第1の実施形態の情報通信システムの動作を説明する。
まず、通信端末A11がユーザAのコンテキスト情報を作成する際の動作を説明する。通信端末A11において、コンテキスト情報を作成するAPが起動されると、アプリCPU12は、コンテキスト検出部16がユーザAのコンテキスト関連情報を取得するために必要なデバイス群13におけるデバイスを、ドライバ群15におけるドライバに起動させる(ステップS301)。
ドライバ群15における各ドライバは、起動されたデバイス群13における各デバイスからユーザAのコンテキスト関連情報を取得する。コンテキスト検出部16は、取得したコンテキスト関連情報を基にユーザAのコンテキストを判断し、コンテキスト情報を作成する。
図5は、コンテキスト情報を作成するための基準の具体例を示す説明図である。図5に示す情報処理基準は、テーブルとして、通信端末A11および通信端末B21のAPにあらかじめ設定されている。図5に示された基準を例にして、コンテキスト関連情報に行われる処理を説明する。
コンテキスト関連情報を取得するデバイスは、脈拍センサおよび加速度計であるとする。脈拍センサは、ユーザAの所定の場所に装着されてユーザAの脈拍数を計測する。加速度計は、ユーザAの所定の部位に装着されてユーザAの所定の部位の動きを検出する。脈拍センサによって計測された脈拍数は、図5の脈拍数の行に示すように、「緊張しているかどうか」に関するコンテキストに対応する。コンテキスト検出部16は、脈拍数が高すぎる数値または低すぎる数値を示す場合には、「非正常」を示すコンテキストを選択する。加速度計によって検出された加速度は、図5の加速度の行に示すように、「落ち着いているかどうか」に関するコンテキストに対応する。なお、実装時には、各項目の基準のレベルを、任意に変更/設定可能としてよい。
一例として、ユーザAからコンテキスト関連情報として、「脈拍数90・加速度有り」というデータを取得したとする。コンテキスト検出部16は、APに設定されているテーブルを参照して、ユーザAのコンテキストを「やや緊張、かつ落ち着かない」と判断する。コンテキスト検出部16は、判断したコンテキストを示すデータをコンテキスト情報として作成する。
次に、コンテキスト検出部16は、コンテキスト情報を通信部14に出力する(ステップS302)。通信部14は、入力したコンテキスト情報をネットワーク31を介して通信端末B21に送信する。
次いで、アプリCPU12は、コンテキスト情報の検出を終了するかどうか確認する(ステップS303)。コンテキスト情報の検出を終了する場合には、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキスト関連情報を取得するために起動させていたデバイス群13のデバイスの起動を終了し(ステップS304)、通信端末A11におけるコンテキスト情報の検出の動作は終了する。
ステップS303において、コンテキスト情報の検出を続行する場合には、コンテキスト検出部16は、起動させているデバイスから取得するユーザAのコンテキスト関連情報を基に、ユーザAのコンテキストに変化があるかどうか確認する(ステップS305)。ユーザAのコンテキストに変化があった場合には、ドライバ群15はデバイスからユーザAのコンテキスト関連情報を取得する。コンテキスト検出部16は、取得したコンテキスト関連情報を基に再度ユーザAのコンテキスト情報を作成し、前回検出したコンテキスト情報との差を変化情報として通信部14に出力する(ステップS306)。通信部14は、入力した変化情報をユーザAのコンテキスト情報としてネットワーク31を介して通信端末B21に送信する。
なお、通信端末A11から通信端末B21への通信量を軽減するために、コンテキスト検出部16は、前回検出したコンテキスト情報との差を通信部14に出力したが、検出したコンテキスト情報をそのまま出力してもよい。
ステップS305において、ユーザAのコンテキストに変化が見られなかった、またはステップS306において、変化情報を通信部14に渡した後は、ステップS303に戻り、アプリCPU12がコンテキスト情報の検出を終了するかどうか確認する。コンテキスト情報の検出を終了するまでステップS303およびステップS305に示された確認動作を続けることによって、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキストが変化するたびにユーザAのコンテキスト情報を検出して通信部14に渡すことができる。
次に、通信端末B21が通信端末A11から受信したユーザAのコンテキスト情報を処理する際の動作を説明する。図3におけるステップS302またはS306に示された処理において、通信端末A11の通信部14から通信端末B21に、ユーザAのコンテキスト情報が送信される。通信端末B21において、通信部24がコンテキスト情報を受信する。通信部24は、コンテキスト情報を受信すると、コンテキスト処理部26にコンテキスト情報を出力する。
コンテキスト処理部26は、入力したユーザAのコンテキスト情報を解析する(ステップS401)。すなわち、通信端末A11が検出したコンテキスト情報を処理するために通信端末B21のAPに組み込まれている処理方法に従って、コンテキスト処理部26は、ユーザAのコンテキストを取得し、出力先デバイスを選択し、各出力先デバイスにおける出力情報を決定する。
「脈拍数90・加速度有り」というコンテキスト関連情報を例にし、図5に示された基準の具体例を用いて、ステップS401における、通信端末B21のコンテキスト処理部26の処理を説明する。
「脈拍数90・加速度有り」というコンテキスト関連情報を基に、通信端末A11のコンテキスト検出部16は、「やや緊張、かつ落ち着かない」を示すコンテキスト情報を作成した。通信端末B21のコンテキスト処理部26は、この「やや緊張、かつ落ち着かない」を示すコンテキスト情報から、出力先デバイスに応じた出力情報を作成する。ここで、コンテキスト処理部26が、出力先デバイスとして、表示デバイスおよび発光デバイスを用意したとする。
コンテキスト処理部26は、図5の表示デバイスの列に示された基準を参照して、「やや緊張、かつ落ち着かない」に対応する表示デバイスおよび発光デバイスの出力情報を作成する。表示デバイスの出力情報は「Middle、かつ点滅」を示し、発光デバイスの出力情報は「緑かつ点滅」を示す。
アプリCPU22は、コンテキスト処理部26が決定した出力情報に従って、表示デバイスのドライバを制御して表示デバイスで「Middle」の文字を点滅させ、発光デバイスのドライバを制御して発光デバイスで「緑」色の光を点滅させる。ユーザBは表示デバイスの表示や発光デバイスの発光を見て、「ユーザAはやや緊張していて、かつ落ち着きがない状態である」というユーザAのコンテキストを認識する。
なお、ユーザAのコンテキストを表現するために必要な出力先デバイスは、通信端末B21のアプリCPU22によって自動的に選択されるようにしてもよいし、例えば、ユーザBが通信端末B21のAPに対して出力デバイスを指定した場合には、ユーザBによる指定を反映して選択されるようにしてもよい。
アプリCPU22は、ドライバ群25を制御して、デバイス群23におけるデバイスのうち、出力先デバイスとして選択したデバイスを起動させる(ステップS402)。ドライバ群25のドライバは、出力情報に従って、各出力先デバイスから出力を行う(ステップS403)。
予め定められている出力時間が終了すると、アプリCPU22はドライバ群25を制御して、出力先デバイスの起動を終了させる(ステップS404)。
このような情報通信システムでは、通信端末A11でAPが起動されると、ユーザBは、通信端末B21のデバイスの出力を通してユーザAのコンテキストを認識することができるので、通信端末を利用したユーザAとのコミュニケーションを円滑に行うことができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態(実施形態2)を説明する。第2の実施形態の情報通信システムの構成は、図1および図2に示された第1の実施形態の構成と同じである。第2の実施形態の情報通信システム100において、通信端末A11および通信端末B21は通話機能を備え、通信部14および通信部24は音声データの通信を行う機能を備えている。
図6は、第2の実施形態の情報通信システムにおいて、通話中にコンテキスト情報を送信する際に行われる処理を示すフローチャートである。図6を参照して、第2の実施形態の情報通信システムを説明する。ここでは、ユーザAのコンテキスト情報を通信端末A11から通信端末B21に送信され、ユーザBがユーザAのコンテキストを認識する場合を例にして説明する。図6に示された処理は、通信端末A11における処理である。
ユーザAが操作する通信端末A11と、ユーザBが操作する通信端末B21との間で、ユーザAとユーザBとの通話が開始されると、ユーザAのコンテキスト情報の検出が開始される(ステップS601)。
情報通信システム100において、通信端末A11でコンテキスト情報を検出するAPが起動されて、ドライバ群15がユーザAのコンテキスト関連情報を取得し、コンテキスト検出部16がコンテキスト情報を検出し、コンテキスト情報を通信部14に出力する処理(ステップS602〜S603)は、第1の実施形態における処理(図3に示すステップS301〜S302)と同じである。
ステップS603において、通信部14にコンテキスト情報が出力されると、通信部14は、入力したユーザAのコンテキスト情報をネットワーク31を介して通信端末B21の通信部24に送信する。
次いで、アプリCPU12は、通信端末B21との通話が終了したかどうか確認する(ステップS604)。通信端末B21との通話が終了した場合には、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキスト関連情報を取得するために起動させていたデバイス群13のデバイスの起動を終了し(ステップS605)、通信端末A11におけるコンテキスト情報の検出の動作は終了する。
ステップS604において、通信端末B21との通話が継続する場合には、コンテキスト検出部16は、起動させているデバイスから取得するユーザAのコンテキスト関連情報を基に、ユーザAのコンテキストに変化があるかどうか確認する(ステップS606)。ユーザAのコンテキストに変化があった場合には、ドライバ群15はデバイスからユーザAのコンテキスト関連情報を取得する。コンテキスト検出部16は、取得したコンテキスト関連情報を基にユーザAのコンテキスト情報を作成し、前回検出したコンテキスト情報との差を変化情報として通信部14に出力する(ステップS607)。通信部14は、入力した変化情報をユーザAのコンテキスト情報としてネットワーク31を通じて通信端末B21に送信する。
ステップS606において、ユーザAのコンテキストに変化がなかった場合、またはステップS607において、変化情報を通信部14に渡した後には、ステップS604に戻り、通信端末B21との通話が終了したかどうか確認する。通信端末B21との通話が終了するまでステップS604およびステップS606に示された確認処理を続けることによって、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキストが変化するたびにユーザAのコンテキスト情報を検出して通信部14に出力する。
図7は、音声データの送信とコンテキスト情報の送信との関係の一例を示す説明図である。通信端末A11から通信端末B21にコンテキスト情報が送信されるとき、通信端末A11の通信部14は即時性を要求される音声データの通信を妨げないようにしてコンテキスト情報を送信する必要がある。そのため、図7に示されたように、音声データの送信が行われていないタイミングで、検出したコンテキスト情報を送信する。
また、図8は、パケット通信による通話時にコンテキスト情報を送信する方法の一例を示す説明図である。図8に示されたように、通信端末A11と通信端末B21との間でのユーザ間の通話がパケット通信によって行われている場合には、通信部14は、音声データのパケットに空き部分ができたときに、空き部分においてコンテキスト情報を通信端末B21に送信する。パケットの空き部分を利用することによって、音声データのパケット送信を妨げずにコンテキスト情報を送信することができる。
ここで、図9に示された具体的なデータを利用して、コンテキスト情報の検出およびコンテキスト情報の出力処理を説明する。図9は、通話中に取得したコンテキスト関連情報およびコンテキスト対応関係の一例を示す説明図である。図9(A)に示す例では、通信端末Aが取得したコンテキスト関連情報がAPの使用履歴順に並べて示され、図9(B)に示す例では、図9(A)に示されたデータが通話相手ごとにまとめて示され、通話相手ごとの平均データが追加されている。
AP履歴は、APが起動してコンテキスト関連情報を取得した時刻を示すAPの使用履歴である。図9では、時刻が簡略化して番号で示されている。通話履歴は、ある通話の開始から終了までを1つの通話としてまとめた履歴である。通話相手は、通話を行った相手である。図9では、ユーザAは、P1、P2、P3およびユーザBと通話したことが示されている。脈拍数は脈拍センサによって計測され、加速度は加速度センサによって計測される。脈拍センサおよび加速度センサは、デバイス群13におけるデバイスの1つである。コンテキストは、図5に示されたコンテキスト情報に関する基準に従って作成されたコンテキストである。
図9(A)の各行に示されたように、コンテキスト検出部16は、デバイス群13から取得したコンテキスト関連情報(脈拍数および加速度に相当)を基に、緊張の度合いおよび落ち着きの度合いを示すコンテキストに相当するコンテキスト情報を作成する。同じ通話履歴で複数のAP履歴が残っている場合は、通話中に変化が見られたコンテキスト関連情報が変化情報として取得され、コンテキストが再度検出されたことを示している(ステップS607に相当)。アプリCPU12は、検出したコンテキスト情報を通信部14から通信端末B21に送信する。
通信端末A11からユーザAのコンテキスト情報を受信した通信端末B21におけるコンテキスト情報の処理は、第1の実施形態の通信端末Bにおける処理と同じである。通信端末B21において通信部24がコンテキスト情報を受信すると、コンテキスト処理部26は、図5の表示デバイスの列に示された基準を参照して、デバイス群23からの出力情報を決定する。
このような情報通信システムでは、ユーザBは、通信端末Bのデバイスの出力によって、通話中の通信相手であるユーザAのコンテキストを認識することができるので、通話相手の気持ちを考慮して会話を行う等、より円滑な通話を行うことができる。
なお、通信端末A11のコンテキスト検出部16は、ユーザBとの通話時に、APの使用履歴を加味してコンテキストを検出してもよい。脈拍数を例にとると、新たにユーザBと通話して取得したユーザAの脈拍数が、過去のユーザAの脈拍数の平均値とどのくらいの差があるかに基づいてコンテキストを検出する。すなわち、過去のユーザAの脈拍数の平均値(86.8回)と比較するか、または、これまでのユーザBとの通話時のユーザAの脈拍数の平均値(88回)と比較してコンテキストを検出する。例えば、88回を中心として「普通」の基準を79〜98回として、図9に示されたユーザBとの通信時(通話2、通話4および通話8)の脈拍数からコンテキストを再検出すると、全て「普通」になる。このコンテキストは、ユーザAにとって、ユーザBとの通話としては「普通」の通話が行われたことを示す。
このように、APの使用履歴を加味してコンテキストを検出する情報通信システムでは、ユーザAの平均的な状態を基準としたコンテキストの検出を行うことができる。
なお、本説明では、通信端末A11から通信端末B21にユーザAのコンテキスト情報が送信される場合について説明したが、通信端末A11が備えるコンテキスト情報検出の機能を通信端末B21に備え、通信端末B21が備えるコンテキスト情報の出力処理の機能を通信端末A11に備えることで、通信端末A11および通信端末B21が、双方向にコンテキスト情報の送受信をできるようにしてもよい。このような情報通信システムでは、各通信端末で各ユーザのコンテキスト情報を検出して通話相手の通信端末に送信しあうことで、両ユーザが通話相手のコンテキストを認識して通話を行うことが可能になる。両ユーザは、通話相手の反応を見ながら通話を進めることもでき、さらに円滑な通話を実現することができる。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態(実施形態3)を説明する。第3の実施形態の情報通信システムの構成は、図1および図2に示された第1の実施形態の構成と同じである。第3の実施形態の情報通信システム100において、通信端末A11は電子メールをメールサーバ(図示せず)から受信するメール受信機能を備えている。
図10は、第3の実施形態の情報通信システムにおいて、電子メール開封時のユーザのコンテキストを検出する際に行われる処理を示すフローチャートである。図10を参照して、第3の実施形態の情報通信システムを説明する。ここでは、通信端末B21から送信されて通信端末A11で受信した電子メールをユーザAが開封したときに、ユーザAのコンテキストを検出してユーザBが認識する場合を例にして説明する。
ユーザAが、通信端末A11において、電子メールを開封する操作に相当する入力操作を行うと、通信端末A11のアプリCPU12は、対象となる電子メールを開封する処理を行って電子メールの内容を表示部(図示せず)に表示させる(ステップS901)。
電子メールを開封すると、アプリCPU12は、ユーザAが開封したメールを読んだときのコンテキストを検出するために、APを起動してコンテキスト情報の検出を開始する(ステップS902)。
情報通信システム100において、通信端末A11でコンテキスト情報を検出するAPが起動されて、ドライバ群15がユーザAのコンテキスト関連情報を取得し、コンテキスト検出部16がコンテキスト情報を検出し、コンテキスト情報を通信部14に出力する処理(ステップS903〜S904)は、第1の実施形態における処理(図3に示すステップS301〜S302)と同じである。
ステップS904において、通信部14にコンテキスト情報が出力されると、通信部14は、入力したユーザAのコンテキスト情報をネットワーク31を介して、通信端末B21に送信する。
次いで、アプリCPU12は、ステップS901において電子メールを開封する処理を行った時間から現在までに経過した、開封後の経過時間を計算する。そして、アプリCPU12は、開封後の経過時間が、APに予め定められた時間Tを超えているかどうか確認する(ステップS905)。開封後の経過時間が時間Tを超えている場合には、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキスト関連情報を取得するために起動させていたデバイス群13のデバイスの起動を終了し(ステップS906)、通信端末A11におけるコンテキスト情報の検出の動作は終了する。
ステップS905において、開封後の経過時間が時間Tを超えていない場合には、コンテキスト検出部16は、起動させているデバイスから取得するユーザAのコンテキスト関連情報を基に、ユーザAのコンテキストに変化があるかどうか確認する(ステップS907)。ユーザAのコンテキストに変化があった場合には、ドライバ群15はデバイスからユーザAのコンテキスト関連情報を取得する。コンテキスト検出部16は、取得したコンテキスト関連情報を基にユーザAのコンテキスト情報を検出し、前回検出したコンテキスト情報との差を変化情報として通信部14に出力する(ステップS908)。通信部14は、入力した変化情報をユーザAのコンテキスト情報としてネットワーク31を介して通信端末B21に送信する。
ステップS907において、ユーザAのコンテキストに変化が見られなかった場合、またはステップS908において、変化情報を通信部14に渡した後には、ステップS905に戻り、開封後の経過時間が時間Tを超えているかどうか確認する。開封後の経過時間が時間Tを超えるまでステップS905およびステップS907に示された確認処理を続けることによって、アプリCPU12は、ユーザAのコンテキストが変化するたびにユーザAのコンテキスト情報を検出して通信部14に出力する。
ここで、時間Tは、固定値としてAPに予め決められていてもよいし、ユーザによって変更可能な値であってもよい。また、受信した電子メールのサイズや検出されたコンテキストの内容によってAPで自動的に決められる値であってもよい。例えば、怒りや驚きといった激しいコンテキストを検出した場合には、コンテキストの推移を窺うために、通常よりも大きめのTに設定する。
通信端末A11からユーザAのコンテキスト情報を受信した通信端末B21におけるコンテキスト情報の処理は、第1の実施形態の通信端末Bにおける処理と同じである。通信端末B21では、デバイスは、通信端末A11から受信したユーザAのコンテキスト情報を基にして、ユーザAのコンテキストを表現するような出力を行う。
このような情報通信システムでは、ユーザBは、通信端末Bから通信端末Aに電子メールが送信されたタイミングより後のタイミングにおけるユーザAのコンテキストを認識することができる。そして、ユーザBは、ユーザBが送信した電子メールがユーザAにどのように受け止められたかを知ることができ、その後のユーザAとのコミュニケーションを円滑に進める材料にすることができる。
また、通信端末A11は、通信端末B21に電子メールを送信する前に、コンテキスト情報を送信するようにしてもよい。その場合、コンテキスト検出部16は、通信部14から電子メールを送信することが通知された時にコンテキスト情報を作成して通信部14に出力する。
また、本実施形態の情報通信システムにおいては、ユーザBから送信された電子メールがユーザAによって開封された後に、通信端末A11がユーザAのコンテキスト情報を通信端末B21に送信するが、本実施形態は、電子メールに限定されない。例えば、ユーザA,Bがインターネットを介してチャットに参加しているときに、通信端末A11と通信端末B21とが、適宜、コンテキスト情報を相互に通信してもよい。その場合に、コンテキスト検出部16が、適宜コンテキスト情報を作成して、通信部14に出力する。また、ユーザAが、ユーザBがWebサイトに投稿した記事を読んだ場合に、ユーザAのコンテキストを通信端末A11から通信端末B21に通信するような情報通信システムであってもよい。そのような情報通信システムでは、記事の投稿者であるユーザBは読者であるユーザAのコンテキストから記事に対する反応を知ることができる。
本発明による情報通信システムにおいて、通信端末Aは、ユーザAが許可した場合にのみ、ユーザAのコンテキスト関連情報を取得してユーザAのコンテキスト情報を通信端末Bに送信することができる。
なお、上記の各実施形態では、コンテキスト関連情報を取得するデバイスとして、脈拍センサと加速度計とを例示したが、コンテキスト関連情報を取得するデバイスとして、ユーザの顔を撮像するカメラや、音声を入力するマイクロフォン等を用いてもよい。そして、カメラによって撮像された画像に基づいてユーザ自身やユーザの周囲のコンテキストを捻出したり、音声によってユーザ自身やユーザの周囲のコンテキストを検出したりしてもよい。
図11は、本発明による通信端末装置の主要部を示すブロック図である。図11に示すように、通信端末装置1(図1および図2に示す通信端末A11に相当)は、ネットワーク2を介して他の装置3と通信可能な通信端末装置であって、ユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する状況情報取得手段4(図1に示すアプリCPU12、デバイス群13およびドライバ群15に相当)と、状況情報取得手段が取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定するユーザ状況推定手段5(図1に示すコンテキスト検出部16に相当)と、ユーザ状況推定手段5が推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信するユーザ状況情報送信手段6(図1に示す通信部14に相当)とを備え、状況情報取得手段4は、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得することを特徴とする。このような通信端末装置では、音声や文章だけでは伝えにくい情報を通信相手に伝えることができるので、通信端末による円滑で豊かな意思疎通をもったコミュニケーションを行うことができる。
また、上記の各実施形態の情報通信システムには、以下の(1)〜(5)に示すような通信端末装置も示されている。
(1)ユーザ状況推定手段は、推定したユーザの状況が変化したときにのみ、ユーザの状況を示す情報をユーザ状況情報送信手段に出力し、ユーザ状況情報送信手段は、ユーザの状況を示す情報をユーザ状況推定手段から入力したときにのみユーザの状況を示す情報を送信する通信端末装置(例えば、実施形態1の情報通信システムの通信端末A11において、ステップS303〜S306の動作によって実現される。)。そのように構成された通信端末装置では、ユーザの状況が変化するたびに新しいユーザの状況を示す情報を取得することができるので、ユーザの現状を認識したコミュニケーションを行うことができる。
(2)音声データを送信する通信端末装置であって、ユーザ状況情報送信手段は、音声データが送信されているときに、音声データ未送信区間でユーザの状況を示す情報を送信する通信端末装置(例えば、実施形態2の情報システムの通信端末A11において、図7を用いた説明で示された音声データおよびコンテキスト情報の送信によって実現される。)。そのように構成された通信端末装置では、即時性を要求される音声データの通信を妨げずに、ユーザの状況を示す情報を送信することができる。
(3)音声データパケットを送信する通信端末装置であって、ユーザ状況情報送信手段は、音声データパケットが送信されているときに、音声データパケットにおける音声データ未設定箇所にユーザの状況を示す情報を設定する通信端末装置(例えば、実施形態2の情報システムの通信端末A11において、図8を用いた説明で示されたパケット通信による通話時におけるコンテキスト情報の送信によって実現される。)。そのように構成された通信端末装置では、即時性を要求される音声データパケットの音声データの通信を妨げずに、ユーザの状況を示す情報を送信することができる。
(4)ユーザ状況推定手段は、電子メールの送信前または電子メールの受信後に、状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する通信端末装置(例えば、第3の実施形態の情報システムの通信端末A11において、ステップS901〜S908の動作によって実現される。)。そのように構成された通信端末装置では、例えば、電子メールを開封した後のユーザの状況を知ることができ、その後のユーザとのコミュニケーションを円滑に進めることができる。
(5)ユーザ状況情報送信手段は、当該通信端末装置がインターネットを介してデータ通信を行っている場合に、状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する通信端末装置(例えば、第3の実施形態の情報システムの通信端末A11において、インターネットを介してチャットをしている時の動作によって実現される。)。そのように構成された通信端末装置では、今のユーザの状況をより詳しく知ることができるので、ユーザとの通信を円滑に行うことができる。
本発明による情報通信システムを示したブロック図である。 本発明による情報通信システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態の情報通信システムにおいて、通信端末Aがコンテキスト情報を検出する際に行う処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の情報通信システムにおいて、通信端末Bがコンテキスト情報を処理する際に行う処理を示すフローチャートである。 コンテキスト情報の検出基準および処理基準の具体例を示す説明図である。 第2の実施形態の情報通信システムにおいて、通話中にコンテキスト情報を送信する際に行われる処理を示すフローチャートである。 音声データの送信とコンテキスト情報の送信との関係の一例を示す説明図である。 パケット通信による通話時にコンテキスト情報を送信する方法の一例を示す説明図である。 通話中に取得したコンテキスト関連情報およびコンテキスト対応関係の一例を示す説明図である。 第3の実施形態の情報通信システムにおいて、電子メール開封時のユーザのコンテキストを検出する際に行われる処理を示すフローチャートである。 本発明による通信端末装置の主要部を示すブロック図である。
符号の説明
1 通信端末装置
2 ネットワーク
3 他の装置
4 状況情報取得手段
5 ユーザ状況推定手段
6 ユーザ状況情報送信手段
11 通信端末A
12、22 アプリCPU
13、23 デバイス群
14、24 通信部
15、25 ドライバ群
16 コンテキスト検出部
21 通信端末B
26 コンテキスト処理部
31 ネットワーク
32 伝送路
100 情報通信システム

Claims (10)

  1. ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置であって、
    他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記状況情報取得手段が取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定するユーザ状況推定手段と、
    前記ユーザ状況推定手段が推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信するユーザ状況情報送信手段とを備え、
    前記状況情報取得手段は、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. ユーザ状況推定手段は、推定したユーザの状況が変化したときにのみ、ユーザの状況を示す情報をユーザ状況情報送信手段に出力し、
    前記ユーザ状況情報送信手段は、ユーザの状況を示す情報を前記ユーザ状況推定手段から入力したときにのみユーザの状況を示す情報を送信する
    請求項1記載の通信端末装置。
  3. ユーザ状況推定手段は、他の装置から受信した電子メールに対する閲覧操作が行われ、状況情報取得手段が状況情報を取得したときに、前記状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する
    請求項1または請求項2記載の通信端末装置。
  4. ユーザ状況情報送信手段は、当該通信端末装置がインターネットを介してデータ通信を行っている場合に、状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する
    請求項1または請求項2記載の通信端末装置。
  5. 送信側通信端末装置と受信側通信端末装置とがネットワークを介して通信を行う情報通信システムであって、
    前記送信側通信端末装置は、
    前記受信側通信端末装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記状況情報取得手段が取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定するユーザ状況推定手段と、
    前記ユーザ状況推定手段が推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信するユーザ状況情報送信手段とを備え、
    前記受信側通信端末装置は、
    前記送信側通信端末装置から受信したユーザの状況を示す情報に対応する情報出力を行う情報出力手段を備えた
    ことを特徴とする情報通信システム。
  6. 送信側通信端末装置におけるユーザ状況推定手段は、推定したユーザの状況が変化したときにのみ、ユーザの状況を示す情報をユーザ状況情報送信手段に出力し、
    前記ユーザ状況情報送信手段は、ユーザの状況を示す情報を前記ユーザ状況推定手段から入力したときにのみユーザの状況を示す情報を送信する
    請求項5記載の情報通信システム。
  7. ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置で実行される情報通信方法であって、
    他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得し、
    取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定し、
    推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信する
    ことを特徴とする情報通信方法。
  8. 推定したユーザの状況が変化したときにのみ、ユーザの状況を示す情報を送信する
    請求項7記載の情報通信方法。
  9. ネットワークを介して他の装置と通信可能な通信端末装置におけるコンピュータに、
    他の装置から受信したデータに対する閲覧操作が行われた場合に、当該閲覧操作の開始時刻から所定時間が経過するまでの間、ユーザの身体的状況を含むユーザの状況を推定可能な状況情報を取得する処理と、
    取得した状況情報にもとづいてユーザの状況を推定する処理と、
    推定したユーザの状況を示す情報を、通信相手の装置に送信する処理とを実行させるための情報通信プログラム。
  10. コンピュータに、
    ユーザの状況を推定する処理で、推定したユーザの状況が変化したときにのみ、ユーザの状況を示す情報を送信させる
    請求項9記載の情報通信プログラム。
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