JP4568211B2 - 感覚通信装置及び感覚通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、通信ネットワークを介して感覚情報を伝達する感覚通信装置及び感覚通信方法に関する。
人と人とがコミュニケーションを行うときにやりとりする情報は、音声だけにとどまらない。すでに、通信を人間の生のコミュニケーションの感覚により近づけるために、音声に動画像を追加したテレビ電話が実現されている(例えば、特許文献1を参照。)。さらに、通信に触覚を追加することができれば、通信はより生のコミュニケーションに近づく。例えば、温もりや鼓動、手触りを感じながら、遠く離れた人同士があたかも近くにいるように通信することが可能となる。
ぬいぐるみ、クッション、枕は、日常品の中でもやわらかいものである。人はこれらのクッションといった日常品を抱きしめたりすると、その触覚からやわらかさや温もりを感じることができる。このクッションによりやわらかさを伝えることができるようにし、その触覚を通信に応用することで、映像や音声だけのメディアでは伝えにくい感情を通信できる装置を構築できる可能性がある。
すでに触覚を実現するテバイスがいくつか開発されている。例えば、仮想的な物体を掴んでいる感触を与えるデバイスや布の感触を仮想的に実現するデバイスがある。これらを応用し、通信している人同士が同じ物体の感触を共有できるシステム、テレオペレーション時に遠隔地のロボットが実際に掴んでいる物体の感覚を操作者に与えるシステムなどがある。これらのシステムを利用することで、人は実際に目の前にない事物の触覚を感じ取ったり、手元で再現される遠隔地からの触覚情報を感じ取ったりすることができる(例えば、非特許文献1を参照。)。
しかし、こういったデバイスは、日常的な人の通信に利用することが難しく、また人がやわらかさを感じるものであるとは言い難い。なぜなら、その装置のサイズが大きく、その形状も一般の電子機器とは異なる。例えば、人と事物の触覚を共有するデバイスは、巨大なアクチュエータとセンサを備えた装置構成となっている。その装置上に常に手を置いてコミュニケーションを取るといった環境は、従来の通信環境とはあまりにも異なっている。このため、一般的な携帯電話機、電話機、コンピュータといった通信機器と共にこれらのテバイスを利用することは難しい。さらに、その無機質な外見は、やわらかさを伝えるデバイスとは言い難いものである。
特開平5−265639号公報
「マウス型多指ハプティックデバイスの開発」日本機械学会・ロボティクス・メカトロニクス講演会’04 講演論文集
通信システムにおけるコミュニケーションにやわらかさといった感覚を付加するデバイスには、視覚的にもやわらかさを伝達することができる必要がある。また、現在日常的に利用されている電話機や携帯電話機と共にそのデバイスが利用されるためには、その形状、雰囲気、伝える感覚が日常的に人に違和感なく受け入れられる必要性がある。
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、感覚情報を触覚及び視覚的に伝達することを可能とする感覚通信装置及び感覚通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に関わる感覚通信装置及び感覚通信方法は、物理パラメータを指定することで感覚伝達のための形態を変更可能とする袋状感覚デバイスと、前記物理パラメータの値を通信回線を介して受信する受信手段と、前記物理パラメータの値に基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を制御する形態制御手段と、前記袋状感覚デバイスの形態の変化を検出し、物理パラメータの値に変換する物理パラメータ取得手段と前記取得された物理パラメータを通信回線を介して送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
したがってこの発明によれば、袋状感覚デバイスの形態を変化させることで人同士の抱きしめあう感覚や、鼓動といった感覚をコミュニケーションに加える、さらに、本発明は、袋形状のテバイスをぬいぐるみ、枕カバー、クッションカバーなどで覆うことによって、日常生活にとけ込んだ装置構成を実現することができる。これにより、従来の通信装置では不可能であった音声や画像以外の触覚や圧力を通信に付加し、より多くの感覚を相手に伝えたり、相手から受け取ったりすることが可能となる。
また、この発明は次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、前記袋状感覚デバイスが、硬度パラメータを指定することで内部の圧力を調節することが可能な場合に、前記物理パラメータとして硬度パラメータを用いるようにする。
物理パラメータとして、すなわち袋状感覚デバイスの硬度を利用することで、袋状感覚デバイスの触覚によりやわらかさといった感覚を直感的に提供することができる。
第2の構成は、前記袋状感覚デバイスが、形状パラメータを指定することで変形可能な場合に、前記物理パラメータとして形状パラメータを用いるようにする。
このように、袋状感覚デバイスの形状を変化させることで、触覚だけでなく視覚的にも感覚情報を伝達することが可能となる。
第3の構成は、感情を表す感情パラメータに対応する物理パラメータがそれぞれ記憶される感情変換データベースをさらに備え、前記受信手段は、前記通信回線を介して送られてくる感情パラメータの値を受信し、前記形態制御手段は、前記感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換する変換手段を備え、前記形態制御手段は、前記変換された物理パラメータに基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を変更し、前記送信手段は、前記物理パラメータ取得手段により検出された物理パラメータを前記感情変換データベースにより感情パラメータに変換して前記通信回線を介して送信することを特徴とする。
上記構成によれば、触覚や圧力などの数値パラメータを感情パラメータとして、人間の感情を示す簡単な指標に置き換え、文字情報による通信などに触覚や圧カなどの感覚を伝える機能を付加することができる。また、触覚や圧力の数値パラメータを感情パラメータとして、人間の感情を示す簡単な指標に置き換えるときに、ユーザがあらかじめ設定した関連づけや、ユーザの行動履歴からなる数値パラメータと感情パラメータを対応づけたデータベースを用いることで、その変換を容易に実現することができる。
第4の構成は、ユーザを識別するユーザ識別情報の入力を受け付けるユーザ情報入力手段と、時刻情報を取得する時刻取得手段と、前記取得された物理パラメータを前記ユーザ識別情報及び前記時刻情報に対応付けて感覚情報として記憶する感覚情報記憶手段とをさらに備え、前記送信手段は、前記通信回線を介して送られてくる感覚情報取得要求に応じて前記感覚情報を前記通信回線を介して送信するものである。
このようにすると、該感覚通信装置を利用するユーザの行動を触覚や圧力の数値パラメータを通して、収集、配信することができ、健康管理や安全管理などに応用することができる。
第5の構成は、音声を出力する外部音声出力装置と接続される場合に、前記外部音声出力装置から出力される音声から感情を感情パラメータとして抽出する感情パラメータ抽出手段をさらに具備し、前記変換手段は、前記感情パラメータ抽出手段により抽出された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする。
上記構成によれば、該感覚通信装置と外部のメディア装置を連携させて使用することで、DVD、テレビ電話、テレビ電話チャット、インターネット上で提供される情報などの汎用的なメディアから提供される音声や映像、文章に反応して、従来のメディアに触覚や圧力を付加した新しいメディアを実現することができる。
第6の構成は、記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生時刻に対応付けて前記感情パラメータが記憶される連携感覚情報データテーブルと、前記外部再生装置における前記コンテンツの再生に同期して前記連携感覚情報データテーブルから前記再生時刻に対応する感情パラメータを取得する同期手段とをさらに備え、前記変換手段は、前記同期手段により取得された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする。
このように構成することにより、映画、音楽、テレビと言った時間軸を持つメディアに再生時刻に沿った感覚情報を付加することで、映画や音楽のシーンに合った触覚や圧力を付加し、表現力を高めることができる。
第7の構成は、記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生中に再生時刻を取得する再生時刻取得手段と、ユーザを識別するユーザ識別情報の入力を受け付けるユーザ情報入力手段と、前記取得された感情パラメータを前記コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と前記ユーザ識別情報と前記再生時刻とに対応付けてリアクション情報として記憶するリアクション情報記憶手段とをさらに備え、前記送信手段は、前記通信回線を介して送られてくるリアクション情報取得要求があった場合に、前記リアクション情報を前記通信回線を介して送信することを特徴とする。
上記構成によれば、映画音楽、テレビといった時間軸を持つメディアに再生時刻に沿ったユーザの反応を該感覚通信装置を通じてユーザの反応を読み取り、収集配信することで、メディアを楽しむユーザ間で感覚情報を共有したり、メディア配信者はユーザの反応を直接把握することが可能となる。
要するにこの発明によれば、感覚情報を触覚及び視覚的に伝達することを可能とする感覚通信装置及び感覚通信方法をすることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、形状及び硬度を制御/検出することが可能な袋状感覚デバイスを有する、複数の感覚通信装置が通信ネットワークに接続され、各袋状感覚デバイスから検出される硬度情報及び形状情報を送受信することで、それぞれの感覚通信装置が双方に触覚を伝達し合うものである。
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。このシステムは、複数の感覚通信装置101〜10nをそれぞれ通信ネットワークNWを介して接続したものである。通信ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネットを含むWAN(Wide Area Network)により構成される。また、感覚通信装置101〜10nは同一構成であるため、ここでは感覚通信装置101について説明し、感覚通信装置102〜10nについては構成の説明を省略する。
感覚通信装置101は、袋状感覚デバイス1と、コントロールボックス2とを備える。また、コントロールボックス2と上記袋状感覚デバイス1との間は、空気用パイプ及び信号伝達用ケーブルで接続される。袋状感覚デバイス1は、ユーザに触覚及び視覚的に感覚を提示するもので、例えば、ビニール素材で形成される中袋11と、上記中袋11の形状を変形させるために取着されたベルト12とを備える。さらに、袋状感覚デバイス1には、このベルト12の長さを調整するモータ131を有する形状制御部13と、ベルト12の長さを検出するベルト長センサ141を有する形状検出部14とを備える。また、袋状感覚デバイス1は、その周囲をクッションで包まれ、ユーザは、この袋状感覚デバイス1を膝の上に置いたり、胸に抱え込んだり、または枕のように頭を乗せたりすることができる。
コントロールボックス2は、硬度制御部21と、硬度検出部22と、処理部23と、通信部24とを備える。硬度制御部21は、袋形状感覚デバイス1の中袋11に空気を送り込むポンプ211、空気を一時的に蓄積するタンク212、空気の送り込みを調節するバルブ213、空気を外部に排出するレギュレータ214を備える。硬度検出部22は、空気圧センサ221を備え、中袋11内の空気圧を計測する。通信部24は、他の感覚通信装置102〜10nとの間で通信ネットワークNWを介してデータの送受信を行う。
処理部23は、硬度処理部231と、形状処理部232とを備える。硬度処理部231は、硬度検出部22により検出された硬度情報(硬度計測パラメータ値)を通信部24により通信ネットワークNWを介して他の感覚通信装置102〜10nに送信する。また、他の感覚通信装置102〜10nから送信される外部硬度計測パラメータ値を受信して、硬度制御部21に供給し、袋状感覚デバイス1の硬度(圧力)を制御する。
形状処理部232は、形状検出部14により検出された形状情報(形状計測パラメータ値)を通信部24により通信ネットワークNWを介して他の感覚通信装置102〜10nに送信する。また、他の感覚通信装置102〜10nから送信される外部形状計測パラメータ値を受信して、形状制御部13に供給し、袋状感覚デバイス1の形状を制御する。なお、本実施形態では、硬度計測パラメータは空気圧であり、形状計測パラメータはベルト長である。また、硬度計測パラメータと形状計測パラメータとを合わせて物理パラメータと称する。
次に、以上のように構成された感覚通信装置101の動作について説明する。図2は、この感覚通信装置101の処理部23における動作手順とその内容を示すフローチャートである。
S21において、感覚通信装置101の通信部24は、例えば、他の感覚通信装置102から送信される外部物理パラメータを受信する。これを受けて、処理部23は、受信した外部物理パラメータのうち形状計測パラメータを形状処理部232に供給し、硬度計測パラメータを硬度処理部231に供給してそれぞれ処理を行う。
S22において、形状処理部232は、通信部24により受信した外部形状計測パラメータの値を形状制御部13に供給する。そうすると、形状制御部13は、外部形状計測パラメータの値に基づいてモータ131を回転させてベルト12を巻き取り、ベルト12の長さを調節する(S22a)。また、形状処理部232は、形状計測検出部14によりベルト長センサ141で現状のベルト長を計測する(S22b)。そして、外部形状計測パラメータの値と上記ベルト長センサ141で計測される現状のベルト長とを比較し(S22c)、フィードバックしながら、ベルトテンションを調節する(S22d)。これによって、他の感覚通信装置102から送信された形状情報をこの袋状感覚デバイス1で再現することができる。
S23において、硬度処理部231は、通信部24により受信した外部硬度計測パラメータの値を、硬度制御部21に供給する。硬度制御部21は、この硬度計測パラメータの値に基づいて、バルブ213を開き、レギュレータ214で減圧、又はポンプ211によって加圧し、中袋11内の空気圧を調整する(S23a)。そして、硬度処理部231は、硬度検出部22により空気圧センサ221で中袋11内の空気圧の値を計測する(S23b)。そして、外部硬度計測パラメータの値と上記空気圧センサ141で計測される現状の空気圧とを比較し(S23c)、フィードバックしながら、中袋11内の空気圧を調節する(S23d)。これによって、他の感覚通信装置102から送信された硬度情報を袋状感覚テバイス1で再現することができる。
また、S24において、形状処理部232は、ベルト長センサ141によって、現状の中袋11内の空気圧を検出した値を硬度計測パラメータとして形状検出部14から取得し、通信部24を通じて、例えば、他の感覚通信装置102へ送信する。これによって、通信ネットワークNWで接続された相手側の感覚通信装置102に硬度情報を送信することができる。
また、硬度処理部231は、空気圧センサ221によって、現状の中袋11内の空気圧を検出した値を硬度計測パラメータとして硬度検出部22から取得し、通信部24を通じて、例えば、他の感覚通信装置102へ送信する。これによって、通信ネットワークNWで接続された相手側の感覚通信装置102に硬度情報を送信することができる。
そして、S26において、上記計測された硬度計測パラメータ及び形状計測パラメータを含む物理パラメータを他の感覚通信装置102に向けて送信する。これにより、他の感覚通信装置102は、受信した硬度計測パラメータ及び形状計測パラメータに基づいて袋状感覚デバイス1を制御することで、感覚通信装置101の硬度及び形状を他の感覚通信装置102〜10nに伝達することが可能となる。
以上述べたように上記第1の実施形態では、感覚通信装置101は、通信ネットワークNWに接続され、袋状感覚デバイス1とコントロールボックス2とを備える。袋状感覚デバイス1は、形状及び硬度を制御/検出することが可能である。通信ネットワークNWから到来する外部物理パラメータを通信部24により受信し、硬度処理部231は、外部物理パラメータのうち硬度計測パラメータを硬度制御部21に供給し、中袋11の圧力を制御する。また、形状処理部232は、形状計測パラメータを形状制御部13に供給し、モータ131によりベルト12の長さを調整して、中袋11の形状を制御する。また、処理部23は、硬度検出検部22及び形状制御部14によりそれぞれ検出される硬度計測パラメータ及び形状計測パラメータを通信部24から他の感覚通信装置102に送信することで、感覚通信装置101の袋状感覚デバイス1により得られた硬度及び形状の変化を伝達する。
したがって上記第1の実施形態によれば、袋状感覚デバイス101の形状及び硬度を変化させることで人同士の抱きしめあう感覚や、鼓動といった感覚を伝達することが可能となる。これにより、従来の通信装置で行われていた音声や画像による情報伝達に加え、さらに、触覚や圧力を伝達することが可能となり、より多くの感覚を相手に伝えたり、相手から受け取ったりすることができる通信システムを構築することができる。さらに、本発明は、袋状感覚デバイス101をぬいぐるみ、枕カバー、クッションカバーなどで覆うことによって、日常生活にとけ込んだ装置構成を実現することができる。
なお、上記第1の実施形態では、感覚通信装置101を袋状感覚デバイス1とコントロールボックス2とに分けて構成するようにしたが、例えば、袋状感覚デバイス1がコントロールボックス2の機能を併せ持つようにして一体化することも可能である。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、上記第1の実施形態で述べた感覚通信装置に、さらに感情パラメータ変換部と、物理パラメータ変換部と、感情物理パラメータ変換データベースを備えることで、入力された感情パラメータを触覚により伝達することを可能とするものである。
図3は、この発明の第2の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態の図1と同一構成の部分には同一符号を付し、詳細な説明については省略する。
感覚通信装置201は、上述した袋状感覚デバイス1と、コントロールボックス2Aとを備える。コントロールボックス2Aは、硬度制御部21と、硬度検出部22と、通信部24と、処理部23Aと、データメモリ25に格納される感情物理パラメータ変換テーブル251とを備える。処理部23Aには、硬度処理部231及び形状処理部232に加え、さらに、感情パラメータ変換部233と、物理パラメータ変換部234と感情情報配信部235とを備える。
感情パラメータ変換部233は、通信部24により受信される感情パラメータを感情物理パラメータ変換テーブル251に入力し、この感情パラメータに対応する物理パラメータ(硬度パラメータ及び形状パラメータ)に変換する。これに対し、物理パラメータ変換部234は、硬度検出部22及び形状検出部14により検出された物理パラメータ(硬度パラメータ及び形状パラメータ)を感情物理パラメータ変換テーブル251により、感情パラメータに変換する。感情情報配信部235は、この物理パラメータ変換部234において変換された感情パラメータを通信部24により他の感覚通信装置202に送信する。
感情物理パラメータ変換テーブル251は、物理パラメータと喜怒哀楽などの感情パラメータとを相互に変換するために用いられる。図3に示すように、例えば、「笑」、「悲」、「怒」などの感情パラメータに対応する物理パラメータとして、硬度パラメータ及び形状パラメータが格納されている。
次に、このように構成された感覚通信装置201の動作について説明する。図4は、上記感覚通信装置201の処理部23Aにおける動作手順とその内容を示すフローチャートである。
図4において、通信ネットワークNWを通じて接続された感覚通信装置202、あるいはコンピュータ30から送られてくる感情パラメータを通信部24により受信する(S41)。感情パラメータ変換部25は、受信した感情パラメータをもとに感情物理パラメータ変換テーブル251を参照し(S42a)、対応する物理パラメータに変換する(S42b)。これに基づき、硬度処理部231及び形状処理部232は、上記得られた物理パラメータを用いて、前記第1の実施形態の手法に基づき、中袋12を制御し、触覚を再現する(S43,S44)。
また、感覚通信装置201を通じて、硬度検出部22及び形状検出部14においてそれぞれ袋状感覚デバイス1の硬度及び形状を示す物理パラメータを検出する(S45,S46)。さらに、物理パラメータ変換部234において、上記検出された物理パラメータを感情物理パラメータ変換テーブル251により感情パラメータに変換する(S47)。そして、感情情報配信部235は、物理パラメータ変換部234から得られる感情パラメータを通信部24により他の感覚通信装置202又はコンピュータ30に送信する。
このように構成することで、袋状感覚デバイス1を用いることで、喜怒哀楽などの感情を触覚により伝達することができる。上記第2の実施形態の応用事例として、例えば、チャット通信に「笑」などの感情パラメータを選択する機能を追加することで、チャット通信における表現に触覚を加えたシステムを実現することができる。また、感覚通信装置101Aを強く押しながら、文字を入力するとチャット通信でのフォントが太文字になる等の入カシステムを実現することができる。
なお、上記第2の実施形態では、感情物理パラメータ変換テーブル251を感覚通信装置201の内部に設けるように構成したが、通信ネットワークNW上のデータベースサーバ等に感情物理パラメータ変換テーブル251を備え、複数の感覚通信装置で共有するように構成することも可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、感覚通信装置が備える外部機器通信部を通じて、携帯電話と連携し、携帯電話機での通話音声から会話の盛り上がり等のメディア情報を抽出し、抽出されたメディア情報を感覚通信装置の袋状感覚デバイスによりユーザに伝達するシステムである。
図5は、この発明の第3の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態の図3と同一構成の部分には同一符号を付し、詳細な説明については省略する。
感覚通信装置301は、上述した袋状感覚デバイス1と、コントロールボックス2Bとを備える。コントロールボックス2Bは、硬度制御部21と、硬度検出部22と、通信部24と、処理部23Bと、感情物理パラメータ変換テーブル251と、外部機器通信部26とを備える。外部機器通信部26は、携帯電話機50との接続インタフェースであり、携帯電話機50から発話音声を取得する。外部機器通信部26と携帯電話機50との接続は、例えば、携帯電話機50が備えるBluetooth(登録商標)、あるいは他の無線通信回線、または専用の接続ケーブルなどが用いられる。
一方、処理部23Bは、硬度処理部231と、形状処理部232と、感情パラメータ変換部233と、物理パラメータ変換部234とに加え、さらに、メディア情報抽出部236を備える。メディア情報抽出部236は、外部機器通信部26により得られる上記携帯電話機50での発話音声から会話の盛り上がり等のメディア情報を抽出する。抽出されたメディア情報は、対応する感情パラメータに変換されたのち、さらに、感情物理パラメータ変換テーブル251により物理パラメータに変換される。
次に、このように構成された感覚通信装置301の動作について説明する。図6は、上記感覚通信装置301の処理部23Bにおける動作手順とその内容を示すフローチャートである。
図6において、感覚通信装置301が外部機器通信部26を通じて携帯電話機50と接続され(S61)、発話音声情報を取得する(S62)。発話音声情報は、一定時間、メディア情報抽出部236に蓄積され、盛り上がり情報が抽出される(S64,S65)。例えば、上記発話音声情報から基本周波数、パワー、動的特徴量の時間変化特性などを音声特徴量として用い、この音声特徴量が強調状態にあると判定される場合を盛り上がりタイミングとして抽出する。
そして、盛り上がっているタイミング中では、袋状感覚デバイス1の形状を大きく変化させる感情パラメータ、すなわち「笑」や「怒」等を対応付ける(S66)。つまり、盛り上がるタイミングには、感情が高ぶっていると判断し、通常よりも大きく袋状感覚デバイス1の形状を変化させる物理パラメータを持つ「笑」「怒」といった感情パラメータに対応づける(S66)。そして、感情パラメータ変換部233は、感情物理パラメータ変換テーブル251にアクセスして上記感情パラメータに対応する物理パラメータを取得し、形状制御部13及び硬度制御部21は、取得された物理パラメータに基づいて袋状感覚デバイス1を制御する(S67,S68)。
このように構成することで、ユーザは、袋状感覚デバイス1から発話内容に合った触覚が得られる。図7に、第3の実施形態における感覚通信装置301の使用イメージを示す。また、S66において、盛り上がり情報を感情パラメータに変換することによって、盛り上がるタイミングに「笑」「怒」等の感情パラメータを通話先の感覚通信装置に送信することで、触覚を感覚情報として通話先のユーザに伝達すること可能となる。
上記第3の実施形態において、携帯電話機を用いたが、音声を持つメディアであれば電話、テレビ電話、チャット、文章、インターネット上で提供される情報、DVD、ラジオ、テレビジョンなどのメディアに幅広く応用することができる。これによって、メディアの音声情報に基づいて、その盛り上がりのタイミングで、振動、形状などを感覚情報として伝え、メディアの表現の幅を大きくすることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、感覚情報収集データベースが設けられ、感覚通信装置が、ユーザにより袋状感覚デバイスに対して行われた操作履歴をこの感覚情報収集データベースに蓄積するものである。本実施形態では、通信ネットワーク上に感覚情報収集データベースを設置した例であるが、各感覚通信装置に備えるデータメモリに感覚情報を記憶するようにしてもよい。
図8は、この発明の第4の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第2の実施形態の図3と同一構成の部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
感覚通信装置401は、上述した袋状感覚デバイス1と、コントロールボックス2Cとを備え、コントロールボックス2Cには、硬度制御部21と、硬度検出部22と、通信部24と、処理部23Cと、感情物理パラメータ変換テーブル251とが設けられる。処理部23Cは、硬度処理部231と、形状処理部232と、感情パラメータ変換部233と、物理パラメータ変換部234とメディア情報抽出部236とに加え、さらに、感覚情報登録部236を備える。
感覚情報収集データベース60は、感覚情報テーブル61に感覚通信装置401のユーザの識別番号と操作の検出時刻に対応付けて物理パラメータ及び感情パラメータを感覚情報として記憶するものである。また、上記記憶された感覚情報を通信ネットワークNW上のコンピュータや他の感覚通信装置401〜40n等の要求に応じて配信することができる。
感覚情報登録部236は、ユーザによる袋状感覚デバイス1に対する操作を、上述した形状検出部14及び硬度検出部22により、物理パラメータを構成する形状パラメータ及び硬度パラメータとしてそれぞれ検出する。さらに、上記検出された物理パラメータを物理パラメータ変換部234により感情パラメータに変換し、検出時の時刻、感覚通信装置401のユーザの識別番号、上記物理パラメータ、及び感情パラメータを感覚情報として、通信部24により感覚情報収集データベース60に送信して感覚情報テーブル61に記憶する。
このように構成される感覚通信装置401の動作について説明する。図9は、感覚通信装置401の処理部23Cの動作手順とその内容を示すフローチャートである。
例えば、一定時間ごとに、形状検出部14及び硬度検出部22は、袋状感覚デバイス1に行われる操作から形状パラメータ及び硬度パラメータを検出する(S91,S92)。次に、物理パラメータ変換部234により上記検出された物理パラメータに対応する感情パラメータを取得する。そして、検出時の時刻情報とこの感覚通信装置401のユーザ識別番号と物理パラメータ及び感情パラメータとから感情情報を生成する(S93)。
感覚情報登録部236は、生成した感情情報を通信部24により通信ネットワークNWを介して感覚情報収集データベース60に向け送信し、感覚情報テーブル61に登録する(S94)。そして、感覚情報収集データベース60は、感覚情報テーブル61に登録された感覚情報を通信ネットワークNW上のコンピュータや感覚通信装置401〜40n等の要求に応じて配信する(S95)。
上記第4の実施形態によって、例えば、ユーザは、感覚情報収集データベース60から該ユーザ自身が感覚通信装置401に対して行った操作を参照することで、過去に他の感覚通信装置402〜40nを利用する通信相手に対してどのような態度で通信を行ったのかを確認することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、感覚通信装置が備える外部機器通信部を通じて、DVDプレーヤ等の外部メディア装置とメディア連携感覚情報データベースとに接続され、DVD等の記録媒体(メディア)から再生されるコンテンツに連携して、再生内容に応じた触覚等の感覚が袋状感覚デバイスにより提示されるものである。
図10は、この発明の第5の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第3の実施形態の図5と同一構成の部分には同一符号を付し、詳細な説明については省略する。感覚通信装置501は、袋状感覚デバイス1とコントロールボックス2Dとを備え、処理部23Dには、感覚情報取得部237が設けられる。また、外部機器通信部26には、DVDプレーヤ等の外部メディア装置70とメディア連携感覚情報データベース71とが接続される。図11に、本実施形態の感覚通信装置501の使用イメージを示す。このように、ユーザは、袋状感覚デバイス1を膝に置いたり、抱えたりしながら、DVDにより再生されるコンテンツを鑑賞するものとする。
メディア連携感覚情報データベース71には、メディア連携感覚情報テーブル72が保持され、実際のメディアのタイムスケジュールにあわせて、感覚情報を提供する。メディア連携感覚情報テーブル72は、図10に示すように、DVDの種類を保持するメディア種類情報と、再生時刻と、物理パラメータ及び感情パラメータとから構成される。
また、感覚情報取得部237は、外部機器通信部26を通じて、ユーザが鑑賞しているDVDの現在の再生時刻およびDVDの種類を示すメディア種類情報から構成される連携メディア情報を取得する。そして、メディア連携感覚情報データベース71にアクセスして、メディア連携感覚情報テーブル72から、上記取得された連携メディア情報をもとに対応する物理パラメータ及び感情パラメータを取得する。
以上のように構成される感覚通信装置501の動作について説明する。図12は、この感覚通信装置501の処理部23Dの動作手順とその内容を示すフローチャートである。
図12において、処理部23Dの感覚情報取得部237は、外部機器通信部26を通じて、外部メディア装置70から外部メディア情報取得ステップ(S122)として、ユーザが鑑賞しているDVDの種類及びこのDVDの現在の再生時刻を取得し(S123,S124)、連携メディア情報を生成する(S125)。
次に、メディア連携感覚情報取得ステップ(S126)に移行して、感覚情報取得部237は、メディア連携感覚情報データベース71にアクセスし、メディア連携感覚情報テーブル72を参照して上記生成された連携メディア情報に対応する感覚情報として感情パラメータを取得する(S128)。そして、感情パラメータ変換部233は、感情物理パラメータ変換テーブル251を参照して上記感情パラメータに対応する物理パラメータを取得し、形状制御部13及び硬度制御部21は、取得された物理パラメータに基づいて袋状感覚デバイス1を制御する(S130,S131)。
上記第5の実施形態によれば、映画、音楽、テレビジョンの放送番組のような時間軸を持つメディアに再生時刻に沿った感覚情報を付加することで、映画や音楽のシーンに合った触覚や圧力を付加し、表現力を高めることができる。
なお、上記第5の実施形態では、メディアの1つとしてDVDを例に挙げて説明したが、もちろんビデオテープやCD等にも適用可能であり、他にも、テレビジョンの放送番組等にも連携することが可能である。また、メディア連携感覚情報テーブル72に示したような再生時刻に対応付けられた物理パラメータ又は感情パラメータを上記メディアにコンテンツと共に記録するようにしてもよい。このようにすると、メディア連携感覚情報データベース71を設けることなく、メディアをセットするだけで、感覚情報取得部237は、外部メディア装置70から再生時刻に対応する感覚情報を得ることができ、システム構成を容易にすることができる。
(第6の実施形態)
上記第3の実施形態及び第5の実施形態を合わせることで、DVDやテレビジョンのコンテンツの再生時刻に応じたユーザのリアクションを感覚通信装置を通じて把握することができるシステムを構築できる。本実施形態は、DVD等のメディアに対するユーザのリアクションを収集するシステムであり、感覚通信装置がメディアと連携するための外部機器通信部を備え、リアクション収集手段であるメディアリアクションデータベースを通信ネットワーク上に備えるものである。
図12は、この発明の第6の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図である。なお、上記第5の実施形態の図10と同一構成の部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。感覚通信装置601は、袋状感覚デバイス1とコントロールボックス2Dとを備え、処理部23Eには、リアクション情報生成部238とリアクション情報登録部239とが設けられる。また、外部機器通信部26には、上記第5の実施形態と同様にDVDプレーヤ等の外部メディア装置70が接続され、さらに、メディアリアクションデータベース80が接続される。
メディアリアクションデータベース80は、ユーザリアクションデータテーブル81を保持する。ユーザリアクションテータテーブル81は、再生するDVDの種類を示すメディア種類情報、鑑賞しているユーザの識別番号を示すユーザ識別番号、再生しているDVDの再生時刻情報、及びこれらに対応付けられた感情パラメータとから構成される。
処理部23Eのリアクション情報生成部238は、外部機器通信部26を通じて、ユーザが鑑賞しているDVDの識別番号、DVDの再生時刻を取得する。同時に、該瞬間における物理パラメータを形状検出部14及び硬度検出部22から取得し、物理パラメータ変換部234により感情パラメータに変換し、リアクション情報を生成する。そしてリアクション情報登録部239により、通信部24を通じてメディアリアクションデータベース80に送信し、該リアクション情報をユーザリアクションデータテーブル81に登録する。
このように構成された感覚通信装置601の動作について説明する。図14は、この感覚通信装置601の処理部23Eの動作手順とその内容を示すフローチャートである。
図14において、リアクション情報生成部238は、外部機器通信部26により外部メディア装置70からメディア種類情報及び再生時刻を取得する(S143,144)。さらに、ユーザ識別番号と、形状検出部14及び硬度検出部22により形状パラメータ及び硬度パラメータを取得する。ここで、形状パラメータ及び硬度パラメータは、物理パラメータ変換部234により感情パラメータに変換され、上記メディア種類情報及び再生時刻と、ユーザ識別番号と感情パラメータとからなるリアクション情報が生成される(S145)。
そして、リアクション情報登録部239により上記生成されたリアクション情報が外部機器通信部26を介してメディアリアクションデータベース80に送信され、ユーザリアクションデータテーブル81に登録される(S146)。そして、メディアリアクションデータベース80は、ユーザリアクションデータテーブル81に登録されたリアクション情報を通信ネットワークNW上のコンピュータや感覚通信装置601〜60n等の要求に応じて配信する(S147)。
上記第6の実施形態によれば、DVDなどのコンテンツ提供者は、ユーザ(鑑賞者、消費者)のメディアに対する反応を再生時刻に合わせて収集できるため、コンテンツに対するユーザの動向、感想を具体的に知ることができる。また、ユーザは同じコンテンツを鑑賞したもの同士のリアクション情報を共有することで、同じコンテンツを嗜好するユーザ同士のコミュニティの構築の手助けを得たりすることができる。また、ここで収集したリアクション情報を前記第5の実施形態の前記メディア連携感覚情報データベース手段に登録することで、ユーザは、他人のリアクション情報でDVDを閲覧すると行った鑑賞も可能となる。
なお、この発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、感覚通信装置の構成、各種データテーブルに記憶される項目、また処理部に設けられる各部の動作手順及びその内容についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図1に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図3に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図5に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。 図5に示す感覚通信装置の使用イメージを示す図。 この発明の第4の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図8に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第5の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図10に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。 図10に示す感覚通信装置の使用イメージを示す図。 この発明の第6の実施形態に係わる感覚通信システムの構成を示すブロック図。 図13に示す感覚通信装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。
符号の説明
101〜10n…感覚通信装置、1…袋状感覚デバイス、2…コントロールボックス、NW…通信ネットワーク、11…中袋、12…ベルト、13…形状制御部、131…モータ、14…形状検出部、141…ベルト長センサ、21…硬度制御部、211…ポンプ、212…タンク、213…バルブ、214…レギュレータ、22…硬度検出部、221…空気圧センサ、23…処理部、231…硬度処理部、232…形状処理部、24…通信部、25…データメモリ、251…感情物理パラメータ変換テーブル、233…感情パラメータ変換部、234…物理パラメータ変換部、50…携帯電話機、235…メディア情報抽出部、60…感覚情報収集データベース、61…感覚情報テーブル、236…感覚情報登録部、70…外部メディア装置、71…メディア連携感覚情報データベース、72…メディア連携感覚情報テーブル、80…メディアリアクションデータベース、81…ユーザリアクションデータテーブル。

Claims (8)

  1. 物理パラメータを指定することで感覚伝達のための形態を変更可能とする袋状感覚デバイスと、
    前記物理パラメータの値を通信回線を介して受信する受信手段と、
    前記物理パラメータの値に基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を制御する形態制御手段と、
    前記袋状感覚デバイスの形態の変化を検出し、物理パラメータの値に変換する物理パラメータ取得手段と
    前記取得された物理パラメータを通信回線を介して送信する送信手段と
    感情を表す感情パラメータに対応する物理パラメータがそれぞれ記憶される感情変換データベースと
    を具備し、
    前記受信手段は、前記通信回線を介して送られてくる感情パラメータの値を受信し、
    前記形態制御手段は、前記感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換する変換手段を備え、
    前記形態制御手段は、前記変換された物理パラメータに基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を変更し、
    前記送信手段は、前記物理パラメータ取得手段により検出された物理パラメータを前記感情変換データベースにより感情パラメータに変換して前記通信回線を介して送信することを特徴とする感覚通信装置。
  2. 音声を出力する外部音声出力装置と接続される場合に、前記外部音声出力装置から出力される音声から感情を感情パラメータとして抽出する感情パラメータ抽出手段をさらに具備し、
    前記変換手段は、前記感情パラメータ抽出手段により抽出された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする請求項1記載の感覚通信装置。
  3. 記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生時刻に対応付けて前記感情パラメータが記憶される連携感覚情報データテーブルと、
    前記外部再生装置における前記コンテンツの再生に同期して前記連携感覚情報データテーブルから前記再生時刻に対応する感情パラメータを取得する同期手段とをさらに備え、
    前記変換手段は、前記同期手段により取得された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする請求項1記載の感覚通信装置。
  4. 記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生中に再生時刻を取得する再生時刻取得手段と、
    ユーザを識別するユーザ識別情報の入力を受け付けるユーザ情報入力手段と、
    前記取得された感情パラメータを前記コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と前記ユーザ識別情報と前記再生時刻とに対応付けてリアクション情報として記憶するリアクション情報記憶手段とをさらに備え、
    前記送信手段は、前記通信回線を介して送られてくるリアクション情報取得要求があった場合に、前記リアクション情報を前記通信回線を介して送信することを特徴とする請求項1記載の感覚通信装置。
  5. 物理パラメータを指定することで感覚伝達のための形態を変更可能とする袋状感覚デバイスを具備する感覚通信装置に用いられ、
    前記物理パラメータの値を通信回線を介して受信する受信ステップと、
    前記物理パラメータの値に基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を制御する形態制御ステップと、
    前記袋状感覚デバイスの形態の変化を検出し、物理パラメータの値に変換する物理パラメータ取得ステップと、
    前記取得された物理パラメータを通信回線を介して送信する送信ステップと
    を有し、
    前記感覚通信装置が感情を表す感情パラメータに対応する物理パラメータがそれぞれ記憶される感情変換データベースをさらに備える場合に、
    前記受信ステップは、前記通信回線を介して送られてくる感情パラメータの値を受信し、
    前記形態制御ステップは、前記感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換する変換ステップを有し、
    前記形態制御ステップは、前記変換された物理パラメータに基づいて前記袋状感覚デバイスの形態を変更し、
    前記送信ステップは、前記物理パラメータ取得手段により検出された物理パラメータを前記感情変換データベースにより感情パラメータに変換して前記通信回線を介して送信することを特徴とする感覚通信方法。
  6. 前記感覚通信装置が音声を出力する外部音声出力装置と接続される場合に、前記外部音声出力装置から出力される音声から感情を感情パラメータとして抽出する感情パラメータ抽出ステップをさらに有し、
    前記変換ステップは、前記感情パラメータ抽出手段により抽出された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする請求項5記載の感覚通信方法。
  7. 前記感覚通信装置が記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生時刻に対応付けて前記感情パラメータが記憶される連携感覚情報データテーブルと、
    前記外部再生装置における前記コンテンツの再生に同期して前記連携感覚情報データテーブルから前記再生時刻に対応する感情パラメータを取得する同期ステップとをさらに有し、
    前記変換ステップは、前記同期手段により取得された感情パラメータを前記感情変換データベースにより物理パラメータに変換することを特徴とする請求項5記載の感覚通信方法。
  8. 前記感覚通信装置が記録媒体からコンテンツを再生する外部再生装置と接続される場合に、前記コンテンツの再生中に再生時刻を取得する再生時刻取得ステップと、
    ユーザを識別するユーザ識別情報の入力を受け付けるユーザ情報入力ステップと、
    前記取得された感情パラメータを前記コンテンツを識別するコンテンツ識別情報と前記ユーザ識別情報と前記再生時刻とに対応付けてリアクション情報として記憶するリアクション情報記憶ステップとをさらに有し、
    前記送信ステップは、前記通信回線を介して送られてくるリアクション情報取得要求があった場合に、前記リアクション情報を前記通信回線を介して送信することを特徴とする請求項5記載の感覚通信方法。
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