JP2018121967A - 医療システム - Google Patents

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Abstract

【課題】せん妄等の患者との対話等を行う医療従事者の負担を軽減する医療システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る医療システム100は、患者Pに対向して設置され音声を発し得る生き物を現実又は仮想的に表示した画像出力部10と、画像出力部10に表示された生き物から発せられる音声を出力する音声出力部20と、音声出力部20から発せられる音声に連動して患者Pに照射され患者Pの皮膚感覚に刺激を与える刺激部40と、音声出力部30から発せられる音声に連動して患者Pの皮膚感覚に刺激を与える媒体を照射する制御を行なう制御部46と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療システムに関する。
医療分野において意識障害等、特定の症状を自覚した者は病院で診断を受け、症状に応じて処方箋や入院の要否について判断され、入院が必要な場合には病室が割り当てられると共に患者に定期的に対応する看護師等の医療従事者が必要となる。一方、日本における高齢化は著しく、全人口に占める高齢者の割合が増えることに伴い医療従事者への負担は増えることが懸念される。医療従事者への負担軽減の対応として、特許文献1には入力された情報に対して記憶領域に設けられたテーブル上に関連づけられた検索対象の医療情報の種類を特定し、医療情報の検索を行い、検索結果を表示する技術がある。
特開2008−299518号公報
医療従事者の負担としては、上記のような患者の医療情報を入力、保存等する場合に限られない。上記以外にも例えばせん妄等の症状の予防のために患者とのコミュニケーションを随時取ることが必要な場合がある。ここで、せん妄とは、意識障害が起こり、頭が混乱した状態になることをいう。せん妄の発生機序は具体的に特定されていないが、周囲の者との対話等のコミュニケーションが症状発生の予防・抑制に関連すると言われている。しかしながら、上記のように高齢化に伴い患者が増加するにつれ、医療従事者の応対の負担は増える可能性が高い。また、せん妄等の患者の世話をする者は医師や看護師等の医療従事者だけでなく家族やボランティア等もいる。しかし、家族やボランティアを考慮しても患者とのコミュニケーションに対応できる人的資源(リソース)には限界がある。また、せん妄になることは予後が悪く、入院期間の増大等に繋がり、医療資源(人、医療費、薬品)の増大に繋がりかねない。さらに、せん妄になり、重篤な状態になると、医療従事者はその患者への対応を迫られ、その分、他の患者に割くことができる処置時間が低下してしまう。そうなると、処置時間が低下した患者の病状が悪化し、また重篤な病態に遷移するといった、いわゆる負のスパイラルに繋がるおそれがある。
そこで本発明は、せん妄等のように患者との対話等を行う者の負担を軽減する医療システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る医療システムは、患者に対向して設置され音声を発し得る生き物を現実又は仮想的に表示する画像出力部と、前記画像出力部に表示された前記生き物から発せられる前記音声を出力する音声出力部と、前記患者の皮膚感覚を刺激する媒体を前記患者の皮膚に照射することにより前記患者に触覚を与える刺激部と、前記刺激部による前記媒体の照射を前記音声出力部から発せられる前記音声に連動させる制御部と、を有する。
本発明に係る医療システムは、上記のように構成しているため、その場に看護師等が存在していなくても患者とのコミュニケーションを行なうことができ、患者との対話等を行なう者の負担を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る医療システムを示す概略図である。 第1実施形態に係る医療システムを示すブロック図である。 医療システムを用いた患者との対話について説明する図である。 医療システムを用いた患者との対話について説明する図である。 第1実施形態に係る医療システムにおける情報のやりとりについて説明するシーケンス図である。 第1実施形態に係る医療システムにおける患者との対話について示すフローチャートである。 第2実施形態に係る医療システムを示すブロック図である。 第2実施形態に係る医療システムの画像出力部に記憶される顔画像データを示すイメージ図である。 第2実施形態に係る医療システムの画像出力部に記憶される顔画像データを示すイメージ図である。 第2実施形態に係る医療システムの画像出力部に記憶される顔画像データを示すイメージ図である。 第2実施形態に係る医療システムの情報のやりとりについて説明するシーケンス図である。 第2実施形態に係る医療システムにおける患者との対話について示すフローチャートである。 医療システムによって患者が視覚として認知するイメージの変形例である。 医療システムによって患者が視覚として認知するイメージの変形例である。
<第1実施形態>
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図6は本発明の第1実施形態に係る医療システムの説明に供する図である。本実施形態に係る医療システム100は、一例としてせん妄等のように一時的な意識障害を発症する可能性のある患者に対して会話等を行なう際に使用される。なお、以下では患者Pが病院の一室にいて、親族等が家等の病院とは別の建物にいる場合について説明する。しかし、以下に説明する医療システム100を設置できる環境であれば、患者Pのいる空間は病院に限定されず、親族等のいる場所も家に限定されない。
図1に示すように、医療システム100は、遠隔撮影部10と、画像出力部20と、音声出力部30と、刺激部40と、を有する。遠隔撮影部10は本明細書において撮像部に相当する。画像出力部20は患者Pに対向して設置され音声を発し得る実在する生き物を表示する。音声出力部30は画像出力部20に表示された生き物から発せられる音声を出力する。刺激部40は、患者Pの皮膚感覚を刺激する媒体を患者Pの皮膚に照射することにより患者Pに触覚を与える。また、医療システム100は制御部46を有し、制御部46は、刺激部40による媒体の照射を音声出力部から発せられる音声に連動させる。以下、詳述する。
(遠隔撮影部)
遠隔撮影部10は、患者と異なる空間に存在する看護師や親族等の医療従事者の映像を撮影し、音声を取得する。遠隔撮影部10は、図2に示すようにセンサ11と、カメラ12と、マイク13と、スピーカー14と、通信部15と、制御部16と、を有する。
センサ11は、遠隔撮影部10の撮影領域に人間等が存在しているか検知する。センサ11は、例えば赤外線等を検知するセンサ等で構成し、制御部16と協働して、カメラ12、マイク13、及びスピーカー14等を起動させる。
カメラ12は、患者Pのいる空間と異なる遠隔撮影部10の撮影領域に人間等が進入したことがセンサ11によって検知された際に起動し、撮影領域の映像を撮像する。また、カメラ12にはディスプレイが設けられ、後述する画像出力部20のカメラ22によって撮影された患者Pの映像を遠隔撮影部10の撮影領域内にいる人間等に表示できるように構成している。
マイク13は、撮影領域内の音声を取得するように配置され、撮影領域内の人間等の音声を取得する。スピーカー14は、通信部15により送信される患者Pの音声を遠隔撮影部10の撮影領域に存在する人間等に対して出力する。通信部15は、無線通信に用いられるハードウェア等によって構成され、インターネット回線等を用いて患者Pと遠隔地にいる看護師等との会話を行なうためのデータの送受信を行なう。制御部16は、CPU、RAM、ROM等から構成し、センサ11から通信部15までの制御を行なう。
(画像出力部)
画像出力部20は、図2に示すように設置台21と、カメラ22と、画像生成部23と、通信部24と、制御部25と、を有する。設置台21は、患者Pのいる空間において特にカメラ22や画像生成部23の撮影領域範囲内に設置された金属等からなる土台であり、本実施形態では患者Pのいる空間の地面に設置される。また、設置台21は、カメラ22や画像生成部23等の電子機器を設置する。設置台21は本明細書において設置部に相当する。
カメラ22は、患者Pに対向して設置され、図1に示すように患者Pのいる空間である撮影領域内において患者Pを含む映像を撮像する。画像生成部23は、患者Pに対向して設置され、半導体レーザー等を照射する照射装置や照射されたレーザーを患者Pの網膜に向けて反射させるガルバノミラー等を含む。
画像生成部23は、上記構成により遠隔撮影部10において撮影された看護師や親族等の映像信号となるようにレーザーを変調し、患者Pの網膜において走査させながら出射することによって患者Pの網膜で映像を生成する。画像出力部20と後述する音声出力部30によって、患者Pには独自の映像や音声等を患者Pにのみ出力することができる。よって、患者Pは病院の相部屋にいるような場合においても、プライベートな空間にいるかのような感覚を味わうことができる。
ここで、カメラ22及び画像生成部23における「対向して」とは、カメラ22及び画像生成部23が患者Pにおいて目的とする対象部位が撮影できるように位置及び/又は向きが調整されることを意味する。
通信部24は、通信部15と同様に構成し、通信部15と撮影したデータの送受信を行なう。また、画像出力部20、音声出力部30、及び刺激部40は同一構内に設置されているため、後述する音声出力部30の通信部34、及び刺激部40の通信部45とは無線LANにて通信することができる。制御部25は、上記と同様CPU、RAM、ROM等によって構成し、カメラ22から通信部24までの制御を行なう。
画像出力部20は、上記のようにカメラ22や画像生成部23等の構成が設置台21に設置され、遠隔撮影部10が撮像した看護師等の映像を画像生成部23により患者の網膜において生成する。そのため、メガネ型の医療器具であってレンズ面に映像を出力するような医療器具の装着を不要にできる。このように画像出力部20は、メガネ型の医療器具のように、耳等の身体の一部に常時接触する部分がない非接触型で構成している。医療現場では装着型の医療器具を患者に装着させた場合、装着箇所において血行が悪くなり、赤味、傷等が現れることがある。また、病院において装着型の医療器具を装着した場合には感染症を発症する場合があり、病院にいる患者は一般人よりも抵抗力が低下しているため、感染症を発症した患者が一人いるとその症状は周囲の患者にも容易に拡大するおそれがある。これに対し、画像出力部20は上記のように装着型でない非接触型にて構成しているため、メガネ型の医療器具の長時間の装着によって患者Pの耳の部分等の血行が悪化し、褥瘡のような症状が発症することを防止し、感染症の拡大についても防止できる。また、メガネ型の医療器具を使用する場合、医療従事者は医療器具を消毒する必要がある。これに対し、本実施形態では装着型ではない画像生成部23により患者Pに画像(映像)を提供しているため、医療従事者が対応するはずの器具の消毒等の手間を不要にできる。さらに、カメラ22や画像生成部23は装着型の医療器具に搭載せず、設置台21に設置しているため、患者Pにとっては仮想と現実との区別がつきやすく、実際の処置が行われている際に医師や看護師等と支障なく意思疎通を行なうことができる。
(音声出力部)
音声出力部30は、図2に示すようにマイク31と、スピーカー32、33と、通信部34と、制御部35と、を有する。マイク31はカメラ22が設置されている空間と同じ空間に設置され、カメラ22が撮像する患者Pの音声を取得する。スピーカー32は、遠隔撮影部10のマイク13から出力された音声を受信して患者Pのいる空間に出力する。スピーカー33は、マイク31によって取得された患者Pのいる空間の音声と逆位相の音声信号を出力する。これにより、患者は周囲の雑音をより認識せずにすみ、その分、遠隔撮影部10からの看護師や親族等の音声に集中でき、当該音声をより良好に聞き取ることができる。なお、スピーカー33は、本明細書において消音部に相当する。
(刺激部)
刺激部40は、図2に示すようにカメラ41と、照射部42と、増幅部43と、レンズ44と、通信部45と、制御部46と、を有する。刺激部40は、患者Pに対して周囲の人間等が触れている際と同様の皮膚感覚を再現するために用いられ、カメラ41は、患者Pに皮膚感覚を与える部位を撮像する。カメラ41は、本実施形態において患者Pに触れる部位として患者Pの手や肩等を含む領域を特に撮影する。
照射部42は、患者に対する皮膚感覚を与える手段として超音波領域において周波数を変化させたものを対象部位に照射する。増幅部43は、照射部42から出射された超音波の出力を増幅させる。レンズ44は、照射部42から出射された超音波の経路上に設置され、照射部42から出射された超音波を収束させて対象部位に変位させる。
刺激部40によって照射される超音波の領域は例えば手や肩等に設定されており、カメラ41により検知された手や肩等の部位には音声出力部30の音声に連動して照射部42から超音波が照射される。超音波は一定以上のエネルギーで照射されることで、人に触れられている時のような触覚を再現することができる。
通信部45は、音声出力部30の通信部34と通信を行い、音声出力部30から出力された音声データ等を受信する。制御部46は、上記と同様にCPU、RAM、ROM等によって構成している。本実施形態においてROMには皮膚感覚の再現として患者Pに超音波を再現する際のプログラム等が記憶されている。
次に、患者Pと遠隔地にいる看護師M等との対話について説明する。図5は医療システム100の各構成間でのデータのやりとりについて示すシーケンス図である。図6は患者Pと看護師M等との対話について説明するフローチャートである。
本実施形態では遠隔撮影部10を介して患者Pが看護師Mや親族等、実在する人物と対話する場合について説明する。
遠隔撮影部10において撮影領域内に看護師M等が立ち入り、カメラ12やマイク13を利用して対話してきた場合、カメラ12により看護師M等の映像が撮影され、マイク13によって看護師M等からの音声が取得される。当該映像と音声のデータは通信部15を介して画像出力部20の通信部24や音声出力部30の通信部34に送信される(図5、6のST1)。
画像出力部20は通信部15から画像データを受信すると、制御部25により画像データを再現する映像信号を生成し、画像生成部23により患者Pの網膜に映像信号を含むレーザーを照射する。音声出力部30は、スピーカー33によって周囲の雑音を除去する音波と共に通信部15から受信した音声データをスピーカー32より放射する(図5、6のST2)。
次に、画像出力部20の制御部25は、通信部24を操作して現時点で映像が出力されていることを知らせる信号を通信部34に送信させる(図5、6のST3)。そして、音声出力部30の制御部35は、通信部34が受信した信号により、画像出力部20から映像信号が出力されていることをRAM等に記憶する(図5、6のST4)。
せん妄等の患者の場合、患者は突然イライラしたような興奮状態になったり、現在の時間や自分のいる場所が突然わからなくなるといった症状に陥る場合がある。このような症状の発生機序については具体的に解明されていないが、症状の予防として患者との対話や触覚を通じたふれあいが有効であると言われている。
触覚を通じた患者Pへの接触を実現するために本実施形態では患者Pに遠隔撮影部10から看護師Mや親族等の人物の映像が映し出され、かつ、患者Pが看護師M等と会話を行なっている際に患者Pに対して超音波を照射するようにする。以上の動作を実現するために具体的には以下の動作を行う。
通信部34が通信部24から映像データを出力中であることを受信した場合、音声出力部30の制御部35は音声データを患者Pに出力してから所定時間以内であるか判断する(図6のST5)。音声データの出力から所定時間以内である場合(ST5:YES)、患者Pは看護師M等と会話中又は会話して時間が経っていないと考え、制御部35は通信部34から刺激部40の通信部45に信号を送信する。
刺激部40の通信部45が通信部34から上記信号を受信すると、制御部46は患者Pが看護師M等と会話中又は会話して時間が経っていないと判断する。そして、制御部46は照射部42から超音波を出射させ、増幅部43及びレンズ44を通じて患者Pの所定部位、例えば手等の所定範囲に照射させる(図5、6のST6)。
これにより、患者Pは図3に示すように実際には患者Pのいる空間に看護師M等がいない場合であっても、医療システム100の上記動作により、図4に示すように目の前に看護師M等が患者Pに話しかけ、手等に触れられていることを体感できる。超音波の照射は患者Pとの最後の対話から所定時間以内であれば、一定出力の超音波を定期的に患者の手等に照射する。看護師M等からの話し掛けが最後に行なわれてから所定時間が経過した場合(ST5:NO)、制御部46は照射部42からの超音波の照射を停止させる(図6のST11)。
また、超音波を照射した後に看護師M等が遠隔撮影部10の撮影領域内から外れた場合(図6のST7:YES)、遠隔撮影部10はセンサ11により当該状態を検知し、通信部15を通じて通信部24に信号を出力する。通信部24は通信部15から信号を受け取った場合、画像出力部20からの画像データの出力を停止する(図5、6のST8)。そして、映像データの出力を停止していることを音声出力部30の通信部34に送信する(図5、6のST9)。通信部34は通信部24から映像データ出力停止の信号を受信すると、記憶領域において映像出力が停止していることを記憶する(図5、6のST10)。
次に通信部34は映像と音声の出力が停止していることを刺激部40の通信部45に送信する。通信部45が通信部34から映像と音声の出力が停止している信号を受け取ると、制御部46は遠隔撮影部10の撮影領域内に看護師M等がいなくなったと判断して照射部42に超音波の出力を停止させる(図5、6のST11)。
以上説明したように、第1実施形態では医療システム100が画像出力部20と、音声出力部30と、刺激部40と、制御部46と、を備えるように構成している。画像出力部20は患者に対向して設置され音声を発し得る人間等の生き物を表示する。音声出力部30は、画像出力部20に表示された生き物から発せられる音声を出力する。刺激部40は患者Pの皮膚感覚に刺激を与える媒体の照射を患者Pの皮膚に照射することにより患者Pに触覚を与える。制御部46は刺激部40による媒体の照射を音声出力部30から発せられる音声に連動させる。
このように構成することによって、患者Pは画像出力部20から映し出され音声出力部30から話しかけられた看護師M等があたかも自分の近くにいるかのように認識でき、患者と同じ空間に看護師M等の医療従事者を拘束する必要性を減少させることができる。これにより、看護師M等の医療従事者の負担を軽減することができる。また、刺激部40からは音声出力部30の動作に連動して患者Pの皮膚感覚に刺激を与える超音波が照射されるため、せん妄等の患者の症状の予防に役立てることができる。また、患者のいる病院のいる治療室は朝夕の区別がなく、季節感もない場合がある。これに対し、医療システム100の画像出力部20や音声出力部30を使用することで、時間間隔や季節感を再現し、せん妄等の予防を図ることができる。また、場合によっては患者Pに生きる希望を持たせ、早期離床を促すことで、予後の改善が期待できる。
また、刺激部40は、照射部42等により患者Pの皮膚の体表面に超音波を照射し、これにより患者Pに触覚を与えるように構成している。そのため、患者Pに対して看護師Mや親族等が直接接触しなくても患者Pに触覚を与えることができ、せん妄等の症状の予防に役立てることができる。
また、画像出力部20は、患者Pのいる空間と同じ空間に設置された設置台21と、設置台21に設置され患者Pの網膜において像を生成するレーザーを照射する画像生成部23と、を備えるように構成している。そのため、患者Pは遠隔地からの映像を認識するためにメガネ型等の医療器具を装着する必要がない。よって、メガネ型の医療器具の長時間の装着によって装着部位である耳等に痛み等の褥瘡のような症状が発症することを防止でき、病院等では感染症の拡大を防止することができる。
また、音声出力部30は、患者Pの周囲において取得された音声と逆位相の音声を発するスピーカー33を備えるように構成している。そのため、患者Pは周囲の雑音をより認識しなくてすむようになり、音声出力部30のスピーカー32からの音声をより集中して認識することができる。これにより、集中治療室等においてアラーム音等が鳴り響く特殊な環境から患者Pを隔離することができる。
また、医療システム100は、患者Pのいる空間とは遠隔地に設置され画像出力部20に表示される実在する看護師Mや親族等を撮影する遠隔撮影部10を有するように構成している。そのため、看護師M等が患者のいる病室等の場所を直接訪れなくても患者Pとコミュニケーションしたり、患者Pの容態を頻回に確認したりすることができ、結果としてせん妄の予防を図ることができる。また、遠隔撮影部10により、親族等は死に瀕した患者Pを見届ける可能性を増やすことができ、親族等の情操教育に寄与しうる。
<第2実施形態>
図7は第2実施形態に係る医療システムを示すブロック図である。第1実施形態では遠隔撮影部10において看護師Mや親族等、実在する人物を撮影して患者Pとコミュニケーションさせる実施形態について説明したが、以下のような構成を採用することもできる。
第2実施形態に係る医療システム100aは、図7に示すように画像出力部20aと、音声出力部30aと、刺激部40と、を有する。刺激部40は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
画像出力部20aは、設置台21と、カメラ22と、画像生成部23aと、通信部24と、制御部25aと、を有する。設置台21は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。カメラ22は、患者Pとの対話を行なうにあたり、患者Pの様子を認識するために患者Pの様子を撮像する。
図8〜図10は画像生成部により表示される人型ロボット等のイメージを示す図である。画像生成部23aは、第1実施形態と異なり、制御部25aに予め登録された人型ロボット等の画像A〜Cを表示する。なお、画像生成部23aは、図8〜図10に基づいてアニメーション等を使用して患者Pからの話しかけに対して一定時間映像を表示するように構成してもよい。通信部24はハードウェアの構成としては第1実施形態と同様であるが、医療システム100aが遠隔撮影部10を有さない分、主に無線LANにより音声出力部30a及び刺激部40と通信を行なう。
制御部25aは、CPU、RAM、ROM等によって構成している。ROMには、例えば画像生成部23から出力する画像として人型ロボットのような画像として、図8〜図10に示すように嬉しい顔をした画像A、平常時の画像B、及び悲しい際の画像C等を記憶している。
音声出力部30aは、マイク31と、スピーカー32、33と、通信部34と、制御部35aと、を有する。マイク31及びスピーカー32、33は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。通信部34は、通信部24と同様に無線LANにより通信部24及び刺激部40の通信部45と通信を行なう。
制御部35aは、上記と同様にCPU、RAM、ROMによって構成している。第2実施形態ではロボットのような仮想のキャラクターによって患者Pとの対話を行なう。そのため、ROMには患者Pに話しかける例文として「おはようございます。」、「こんにちは。」、「こんばんは。」、「今日は暑いですね。」、「今日は寒いですね。」等のような例文のセットが記憶されている。また、ROMには患者Pが話しかけた際の返答として「そうですね。」といった同意する返答や「ちょっとそれはわからないです。」といった具体的な返答ができない場合の返答のセット等が記憶されている。さらに、制御部35aのROMには音響モデルや言語モデルが記憶されると共に、上記音響モデルや言語モデルにより患者Pから発せられた音声の音声認識を行なうことができるプログラムが記憶されている。
次に医療システム100aを用いた患者Pとの対話について説明する。図11は第2実施形態に係る医療システムの情報のやりとりについて示すシーケンス図、図12は第2実施形態に係る医療システムにおける患者との対話について示すフローチャートである。
まず、音声出力部30の制御部35aは、患者Pとの対話から所定時間経過していないか判断する(図12のST1)。患者Pとの対話を適度な時間間隔において実施するためである。患者Pとの対話から所定時間経過している場合(ST1:YES)、制御部35aは、通信部34から画像出力部20aの通信部24に図8〜図10に示す人型ロボットの画像A〜Cの一つを表示させるように要求する信号を送信させる(図11、12のST2)。
画像出力部20aは、通信部24が上記画像出力要求の信号を受信すると、図8〜図10のうちのいずれかの画像を患者Pの網膜にて形成するレーザー光を照射する。また、音声出力部30aは上記にて説明したデータセットから患者へ話しかける文章として「おはようございます。」等の音声データを出力する(図11、12のST3)。
次に、通信部24は、音声出力部30aの通信部34に画像を出力したことを通知する信号を送信する(図11、12のST4)。音声出力部30aの制御部34aは、画像が出力されたことをRAM等に記録する(図11、12のST5)。そして、通信部34は、刺激部40の通信部45に画像と音声が出力されていることを通知する信号を送信する。
刺激部40は、通信部34から上記信号を受信すると、カメラ41にて撮像した映像から手等に向けて超音波を照射する(図11、12のST6)。これにより、患者Pに皮膚感覚を再現する触覚が与えられる。
次に音声出力部30aの制御部35aは、ステップST3からステップST6の出力に対して患者Pから返答があったか否か判断する(図12のST7)。患者Pから音声により返答があった場合(ST7:YES)、ステップST2からステップST6までの動作を繰り返す。この際にステップST3の音声出力については、制御部35aは、患者Pからの返答の文章を解析し、ふさわしいと思われる返答の音声データを出力する。
患者Pからの返事がなかった場合(ST7:NO)、制御部35aは患者Pとの最後の会話から所定時間が経過しているか判断する(図12のST8)。所定時間が経過していない場合(ST8:NO)、ST2からST6までの動作を繰り返す。
患者Pとの対話から所定時間が経過した場合(ST8:YES)、患者Pはこれ以上の会話を必要としていないものと判断し、画像出力部20aの通信部24に出力停止要求の信号を送信する(図11、12のST9)。通信部24が上記信号を受け取ると、制御部25aは画像生成部23を制御して画像出力の停止を行なわせる(図11、12のST10)。そして、制御部25aは、通信部24に画像出力を停止したことを知らせる信号を送信させる(図11、12のST11)。
通信部34が画像出力停止の信号を受信すると、制御部35aは、RAMに画像出力が停止していることを記憶する(図11、12のST12)。次に、制御部35aは、通信部34に画像と音声が停止していることを通知する信号を刺激部40の通信部45に送信させる。通信部45が上記信号を受信すると、制御部46は照射部42などを制御して超音波の出力を停止させる(図11、12のST13)。
なお、ステップST1において医療システム100aにおける患者Pとの対話から初手時間が経過していなければ(図12のST1:NO)、患者Pとの対話は不要であると判断し、ステップST2からステップST13までの処理は行なわないようにする。
上記のように、第2実施形態の医療システム100aでは第1実施形態のように看護師M等の実際の人間が患者Pに会話する代わりに、人型ロボットの表情や音声等を仮想的に再現して患者Pとコミュニケーションを行なうように構成している。そのため、第1実施形態よりもさらに患者Pとのコミュニケーションに対応する看護師M等の医療従事者の負担を緩和することができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されることなく、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。第1実施形態や第2実施形態では実在する人間又は当該人間を仮想的に模擬した人型ロボットを画像出力部20、20aに出力する実施形態について説明したが、これに限定されない。
上記以外にも画像出力部によって生成するのは実在する人間や人型ロボットに限定されず、実在する人間や人型ロボット等の周囲の背景を再現するように構成してもよい。図3、4では患者Pが病院の一室にいる場合を想定していたが、このような場合であっても画像出力部を利用して図13のように患者Pがリゾート地にいるようなイメージを患者Pに提示してもよい。また、図13とは異なり、患者Pが病院ではなく、親族等と自宅にいるような背景を患者Pに提示してもよい。この際には図13、14に示すように人間だけでなく犬等の動物を表示するように構成してもよい。なお、図13、14における背景の選択は、患者Pにリモコン等を持たせ、リモコンからのボタンの押下等による入力信号を画像出力部の通信部によって受信させる等によって構成してもよい。
また、本明細書において設置部にあたる構成は設置台21として地面等に設置する実施形態について説明したが、これに限定されない。上記以外にも例えば部屋内の上面や側面の壁にカメラ22や画像生成部23を設置するように構成してもよい。
10 遠隔撮影部(撮像部)、
100、100a 医療システム、
20、20a 画像出力部、
21 設置台(設置部)、
23 画像生成部、
30 音声出力部、
33 スピーカー(消音部)、
40 刺激部、
46 制御部。

Claims (5)

  1. 患者に対向して設置され音声を発し得る生き物を現実又は仮想的に表示する画像出力部と、
    前記画像出力部に表示された前記生き物から発せられる前記音声を出力する音声出力部と、
    前記患者の皮膚感覚を刺激する媒体を前記患者の皮膚に照射することにより前記患者に触覚を与える刺激部と、
    前記刺激部による前記媒体の照射を前記音声出力部から発せられる前記音声に連動させる制御部と、を有する医療システム。
  2. 前記刺激部は、超音波を前記患者の皮膚の体表面に照射することによって前記患者に触覚を与える、請求項1に記載の医療システム。
  3. 前記画像出力部は、前記患者のいる空間と同じ空間に設置された設置部と、前記設置部に設置され前記患者の網膜において像を生成するレーザーを照射する画像生成部と、を有する請求項1又は2に記載の医療システム。
  4. 前記患者の周囲において取得された音声と逆位相の音声を発する消音部をさらに有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療システム。
  5. 前記患者のいる空間とは遠隔地に設置され、前記画像出力部に表示される実在する前記生き物を撮像する撮像部をさらに有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療システム。
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