JP2003110703A - 情報通信システム、および情報通信方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報通信システム、および情報通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

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JP2003110703A
JP2003110703A JP2001306070A JP2001306070A JP2003110703A JP 2003110703 A JP2003110703 A JP 2003110703A JP 2001306070 A JP2001306070 A JP 2001306070A JP 2001306070 A JP2001306070 A JP 2001306070A JP 2003110703 A JP2003110703 A JP 2003110703A
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JP2001306070A
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Takashi Nozaki
隆志 野崎
Yasunori Oto
康紀 大戸
Kazuki Sakamoto
一樹 坂本
Yoichiro Serita
陽一郎 芹田
Masamichi Asukai
正道 飛鳥井
Yuichi Ueda
裕一 上田
Naosuke Asari
直介 浅利
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末を介する他ユーザの感情等の非言語
情報を様々なタイミングで取得することを可能とする情
報通信システムを提供する。 【解決手段】 携帯通信端末を有するユーザの感情等の
非言語情報をネットワーク上に接続された非言語情報管
理サーバのデータベースに蓄積し、携帯通信端末からの
アクセスによって、各ユーザの感情等の非言語情報を取
得することを可能とした。例えばこれから通信を開始し
ようとする携帯通信端末ユーザが、通話予定相手の感情
状態を把握したり、あるいは通信途中、または通信終了
後の通信相手ユーザの感情等の非言語情報を取得するこ
とが可能となる。また、非言語情報管理サーバのデータ
ベースに携帯通信端末の位置情報を記録することによ
り、様々な地理的位置の近傍にある通信端末を持つユー
ザの感情等を知ることを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信システ
ム、および情報通信方法、並びにコンピュータ・プログ
ラムに関する。詳しくは、感情情報等の非言語情報を通
信者間で送受信し、例えば、通信開始前の通信相手の情
報等を取得して円滑なコミュニケーションを可能とする
情報通信システム、および情報通信方法、並びにコンピ
ュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の無線通信市場、インターネット市
場の急激な拡大によって、ネットワークを用いた様々な
サービスが提供されている。これらのサービスの中で、
電子メールは、携帯通信端末でも行えるようになり、多
くのユーザの情報交換手段として普及している。この電
子メールでは、文字情報のみを送るため、電子メール発
信者の非言語情報としての感情情報が伝わりにくい。
【0003】昨今では、電子メール等における感情表現
手法として、感情情報をあらわす顔文字、グラフィッ
ク、アニメーション等を使用し、これらの情報伝達手法
を用いることにより、メール通信などにおいて通信者の
感情情報を表現して通信相手に伝えることが行われてい
る。このような、感情情報をあらわす顔文字、グラフィ
ック、アニメーション等を電子メールに適用した構成と
して、例えば、特開2001−34280、特開200
0−207304、特開2000−122941があ
る。
【0004】特開2001−34280には、電子メー
ルを合成音声で読み上げるシステムを開示しており、音
質パラメータの設定により、メールデータ送信者の感情
を表現する構成を示している。また、特開2000−2
07304は、キュラクタ画像を用いて、キャラクタが
会話する形態でメールを表示し、キャラクタの表示形態
を変更するなどしてメールデータ送信者の感情を表現す
る構成を示している。特開2000−122941は、
文字情報を音声情報に変換して、かつ音声情報への変換
時にメール送信者の感情等を反映した属性情報に従って
変換してメール送信者の感情を表現する構成を示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
は、いずれも、メール送信者側の感情等をメールに付随
して、例えば属性情報としてメール受信者に送信して、
メール送信者の環状をメールとともに表現するに過ぎな
いものである。これは、電子メール等の送信前に送信相
手の感情情報を考慮できずに、一方的に送信者の送信時
の感情情報を表明していることになる。
【0006】また、電子メール等の送信後に、通信相手
の感情情報を知るためには、送信した電子メール等の返
信電子メール等に通信相手の感情情報が添付されている
場合か、直接通信相手の感情情報を第三者を通じて、あ
るいは、直接本人との接触して察知する場合しかない。
従って、相手の感情情報を事前に知り、相手の感情情報
に応じて電子メール等の内容を変えることや、通信相手
との通信後に通信中の内容によって引き起こされた通信
相手の感情情報の変化を知ることができない。
【0007】このように、従来の構成は、メール発信者
の感情等の非言語情報をメールに付随する属性情報とし
てメールとともに、メール受信者に対して一方的に送付
することは可能となるが、メール等の送信前に、事前
に、メール送信予定者がメール受信予定者の感情情報を
取得したり、あるいは、メール等の送信後に、メール受
信者である相手の感情情報をメール送信者が取得するこ
とは不可能である。
【0008】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてな
されたものであり、通信端末を利用した、メール等の送
受信等、データ通信において、メール送信予定者が、メ
ール送信前に、メール宛先となる相手の感情情報を取得
することを可能とし、また、メール等の送信後に、メー
ル宛先とした相手の感情情報をメール送信者が取得する
こと可能とする情報通信システム、および情報通信方
法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
ユーザの感情を反映したデータを取得する非言語情報取
得手段と、前記非言語情報取得手段によって取得された
データに基づく感情情報を非言語情報管理サーバに対し
て送信する第1の通信端末と、前記第1の通信端末から
送信される感情情報を通信端末識別子に対応付けて非言
語情報データベースに格納する非言語情報管理サーバ
と、を有し、前記非言語情報管理サーバは、前記非言語
情報データベースに格納された非言語情報を第2の通信
端末に対して送信する処理を実行する構成を有すること
を特徴とする情報通信システムにある。
【0010】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報取得手段は、前記第1
の通信端末のユーザの生体情報を取得する構成を有し、
前記第1の通信端末は、前記生体情報に基づく感情情報
を非言語情報管理サーバに対して送信する構成を有する
ことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報取得手段は、前記第1
の通信端末のユーザからの入力による非言語情報取得構
成を有し、前記第1の通信端末は、該入力情報に基づく
感情情報を非言語情報管理サーバに対して送信する構成
を有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納し
た構成であることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報管理サーバは、前記第
1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、前記非言
語情報データベースに格納されたデータの更新処理を実
行する構成であることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記情報通信システムは、さらに、通
信端末の位置情報を取得する位置情報管理手段を有し、
前記非言語情報管理サーバは、前記第1の通信端末から
の感情情報の受信に応じて、該第1の通信端末の位置情
報を前記位置情報管理手段から取得し、前記非言語情報
データベースに、通信端末識別子に対応付けて格納する
処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報管理サーバは、前記第
2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前記
非言語情報データベースに格納された非言語情報を第2
の通信端末に対して送信する処理を実行する構成を有す
ることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報管理サーバは、前記非
言語情報データベースに対する検索の結果抽出された通
信端末を前記第2の通信端末として、該第2の通信端末
に対して、前記非言語情報データベースに格納された非
言語情報を送信する処理を実行する構成を有することを
特徴とする。
【0017】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報管理サーバは、地図情
報を格納した地図情報データベースを有し、前記非言語
情報データベースは、通信端末の識別子に対応付けて通
信端末の位置情報を格納した構成であり、前記非言語情
報管理サーバは、前記非言語情報データベースに格納さ
れた位置情報に基づいて、前記地図情報データベースか
ら該位置情報に対応した位置の地図データを取得し、該
取得地図データとともに、前記非言語情報データベース
に格納された非言語情報を送信する処理を実行する構成
を有することを特徴とする。
【0018】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定
されたグループIDを格納した構成であることを特徴と
する。
【0019】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定
されたグループIDを格納した構成であり、前記非言語
情報管理サーバは、前記非言語情報データベースに格納
された共通のグループIDを持つ通信端末に対応して格
納された1以上の非言語情報を前記第2の通信端末に対
して送信する処理を実行する構成を有することを特徴と
する。
【0020】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記第2の通信端末は、前記非言語情
報管理サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語
情報取得要求を送信し、前記非言語情報管理サーバは、
前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
て、前記非言語情報データベースに格納された指定通信
端末識別子に対応する非言語情報を前記第2の通信端末
に対して送信する処理を実行する構成を有することを特
徴とする。
【0021】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定
されたグループIDを格納した構成であり、前記第2の
通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対するグルー
プIDを指定した非言語情報取得要求を送信し、前記非
言語情報管理サーバは、前記非言語情報データベースに
格納された指定グループIDを持つ通信端末に対応する
非言語情報を前記第2の通信端末に対して送信する処理
を実行する構成を有することを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納し
た構成であり、前記第2の通信端末は、前記非言語情報
管理サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語情
報取得要求を送信し、前記非言語情報管理サーバは、前
記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、
前記非言語情報データベースに格納された指定通信端末
識別子の位置情報の近傍の位置情報を持つ通信端末装置
の非言語情報を前記第2の通信端末に対して送信する処
理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明の情報通信システムの一実
施態様において、前記非言語情報データベースは、通信
端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納し
た構成であり、前記第2の通信端末は、前記非言語情報
管理サーバに対する位置情報を指定した非言語情報取得
要求を送信し、前記非言語情報管理サーバは、前記第2
の通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前記非
言語情報データベースに格納された指定位置情報の近傍
の位置情報を持つ通信端末装置の非言語情報を前記第2
の通信端末に対して送信する処理を実行する構成を有す
ることを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の第2の側面は、ユーザの
感情を反映したデータを取得する非言語情報取得ステッ
プと、前記非言語情報取得ステップによって取得された
データに基づく感情情報を第1の通信端末から非言語情
報管理サーバに対して送信するステップと、前記第1の
通信端末から送信される感情情報を通信端末識別子に対
応付けて非言語情報管理サーバ内の非言語情報データベ
ースに格納するステップと、前記非言語情報データベー
スに格納された非言語情報を前記非言語情報管理サーバ
から第2の通信端末に対して送信するステップと、を有
することを特徴とする情報通信方法にある。
【0025】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報取得ステップは、前記第1
の通信端末のユーザの生体情報を取得するステップであ
り、前記第1の通信端末は、前記生体情報に基づく感情
情報を非言語情報管理サーバに対して送信することを特
徴とする。
【0026】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報取得ステップは、前記第1
の通信端末のユーザからの入力による非言語情報取得ス
テップであり、前記第1の通信端末は、該入力情報に基
づく感情情報を非言語情報管理サーバに対して送信する
ことを特徴とする。
【0027】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納した構
成であることを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記情報通信方法において、さらに、前記
非言語情報管理サーバは、前記第1の通信端末からの感
情情報の受信に応じて、前記非言語情報データベースに
格納されたデータの更新処理を実行するステップを含む
ことを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記情報通信方法は、さらに、通信端末の
位置情報を取得する位置情報管理手段による位置情報取
得ステップを有し、前記非言語情報管理サーバは、前記
第1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、該第1
の通信端末の位置情報を前記位置情報管理手段から取得
し、前記非言語情報データベースに、通信端末識別子に
対応付けて格納する処理を実行することを特徴とする。
【0030】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報管理サーバは、前記第2の
通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前記非言
語情報データベースに格納された非言語情報を第2の通
信端末に対して送信する処理を実行することを特徴とす
る。
【0031】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報管理サーバは、前記非言語
情報データベースに対する検索の結果抽出された通信端
末を前記第2の通信端末として、該第2の通信端末に対
して、前記非言語情報データベースに格納された非言語
情報を送信する処理を実行することを特徴とする。
【0032】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報管理サーバは、地図情報を
格納した地図情報データベースを有し、前記非言語情報
データベースは、通信端末の識別子に対応付けて通信端
末の位置情報を格納した構成であり、前記非言語情報管
理サーバは、前記非言語情報データベースに格納された
位置情報に基づいて、前記地図情報データベースから該
位置情報に対応した位置の地図データを取得し、該取得
地図データとともに、前記非言語情報データベースに格
納された非言語情報を送信する処理を実行することを特
徴とする。
【0033】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定され
たグループIDを格納した構成であることを特徴とす
る。
【0034】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定され
たグループIDを格納した構成であり、前記非言語情報
管理サーバは、前記非言語情報データベースに格納され
た共通のグループIDを持つ通信端末に対応して格納さ
れた1以上の非言語情報を前記第2の通信端末に対して
送信する処理を実行することを特徴とする。
【0035】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記第2の通信端末は、前記非言語情報管
理サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語情報
取得要求を送信し、前記非言語情報管理サーバは、前記
第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前
記非言語情報データベースに格納された指定通信端末識
別子に対応する非言語情報を前記第2の通信端末に対し
て送信する処理を実行することを特徴とする。
【0036】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に設定され
たグループIDを格納した構成であり、前記第2の通信
端末は、前記非言語情報管理サーバに対するグループI
Dを指定した非言語情報取得要求を送信し、前記非言語
情報管理サーバは、前記非言語情報データベースに格納
された指定グループIDを持つ通信端末に対応する非言
語情報を前記第2の通信端末に対して送信する処理を実
行することを特徴とする。
【0037】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納した構
成であり、前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理
サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語情報取
得要求を送信し、前記非言語情報管理サーバは、前記第
2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前記
非言語情報データベースに格納された指定通信端末識別
子の位置情報の近傍の位置情報を持つ通信端末装置の非
言語情報を前記第2の通信端末に対して送信する処理を
実行することを特徴とする。
【0038】さらに、本発明の情報通信方法の一実施態
様において、前記非言語情報データベースは、通信端末
の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格納した構
成であり、前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理
サーバに対する位置情報を指定した非言語情報取得要求
を送信し、前記非言語情報管理サーバは、前記第2の通
信端末からの非言語情報取得要求に応じて、前記非言語
情報データベースに格納された指定位置情報の近傍の位
置情報を持つ通信端末装置の非言語情報を前記第2の通
信端末に対して送信する処理を実行することを特徴とす
る。
【0039】さらに、本発明の第3の側面は、情報通信
処理をコンピュータ・システム上で実行せしめるコンピ
ュータ・プログラムであって、ユーザの感情を反映した
データを取得する非言語情報取得ステップと、前記非言
語情報取得ステップによって取得されたデータに基づく
感情情報を第1の通信端末から非言語情報管理サーバに
対して送信するステップと、前記第1の通信端末から送
信される感情情報を通信端末識別子に対応付けて非言語
情報管理サーバ内の非言語情報データベースに格納する
ステップと、前記非言語情報データベースに格納された
非言語情報を前記非言語情報管理サーバから第2の通信
端末に対して送信するステップと、を具備することを特
徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0040】なお、本発明のコンピュータ・プログラム
は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎
用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読
な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDや
FD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークな
どの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログ
ラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読
な形式で提供することにより、コンピュータ・システム
上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0041】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より
詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明
細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構
成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限
らない。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報通信システ
ム、および情報通信方法について、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0043】[本発明の概要]まず、本発明の情報通信
システムの概要について説明する。通信サービスの提供
を受けるユーザ(以下ユーザとする)は、ユーザの持つ
感情情報等の非言語情報の取得処理を実行可能な非言語
情報の取得処理手段を持つ通信携帯通信端末を所持す
る。非言語情報の取得処理手段と通信携帯通信端末とは
一体となった構成であってもまた有線、あるいはワイヤ
レスによる通信可能な別構成としてもよい。
【0044】ここで、非言語情報の取得処理手段の取得
する非言語情報とは、音声やテキスト等の言語情報以外
のもので、生体情報、例えば、音声データ、心拍デー
タ、皮膚状態データなどの情報であり、これらからユー
ザの感情情報を取得する。非言語情報の取得処理手段
は、ユーザが非言語情報の取得処理手段を持つ携帯通信
端末を所持している間、継続的、あるいは定期的にユー
ザの非言語情報を取得する処理を行なう。
【0045】例えば、非言語情報としてユーザの感情情
報を取得する方法には、様々な態様があり、例えば、ユ
ーザが音声で電話をかける、あるいは会話をするなどの
事象の発生時に、ユーザの音声を取得して、取得した音
声情報に基づいて、ユーザの感情を取得することができ
る。音声に基づいてユーザの感情を解析する手法として
は、例えば、文献(Rosalind Picard: Affective Compu
ting、pp.178-184、The MIT Press)等に記載の手法が
適用可能である。具体的手法については後述する。
【0046】この他にも、ユーザの感情情報を取得する
方法として、例えば、ユーザが手に非言語情報の取得処
理手段を備えた携帯通信端末を握っているときは、皮膚
の抵抗値を測るセンサーから感情情報を取得する方法、
心拍数を計測し、心拍数に基づいて感情を取得する方
法、携帯通信端末に付設されたマイクを介してユーザの
心拍を取得して、心拍数の変化を解析することによって
感情情報を取得する方法、あるいは、携帯通信端末に感
情状態を明示的に入力指示する入力手段としての例えば
キーボード、ボタンを付設し、ユーザが適宜、入力手段
を操作することによって、ユーザの感情状態を入力して
記憶するなどの方法が適用できる。
【0047】各ユーザの携帯通信端末は、ネットワーク
を通じて、通信サービスの提供を行う者(以下通信サー
ビス提供者とする)に対して、ユーザから取得した感情
情報等の非言語情報を随時送信する。通信サービス提供
者のコンピュータ(以下非言語情報管理コンピュータと
する)は、各ユーザの携帯通信端末から受信したユーザ
の非言語情報を非言語情報データベースに記録する。
【0048】ユーザは、これから電話をかけようとする
相手またはメールを送ろうとする相手(以下通信相手と
する)の感情等の非言語情報を確認するため、または、
既に電話をかけ終わった相手またはメール等を送った後
における相手の感情等の非言語情報を確認するため、も
しくは、電話をかけている最中の相手の非言語情報を確
認するため、ネットワークを通じて、非言語情報管理コ
ンピュータに対して、通信相手の非言語情報提供要求を
行う。
【0049】非言語情報提供要求を受け取った非言語情
報管理コンピュータは、要求を発信したユーザに対し
て、要求された通信相手の非言語情報をネットワークを
通じて送信する。通信相手の非言語情報を受け取ったユ
ーザの携帯通信端末は、非言語情報を携帯通信端末上の
表示部に表示する。通信相手との通信前に、通信相手の
非言語情報の表示をみたユーザは、通信相手と通信を行
なうかどうかを判断することができ、通信内容を吟味す
ることもできる。通信相手との通信後に、通信相手の非
言語情報の表示をみたユーザは、通信の結果、通信相手
の非言語情報にどのような非言語情報の変化(例えば、
感情の変化)を生じさせたかを知ることができ、通信内
容について吟味することができる。通信相手との通信の
最中に、通信相手の非言語情報の表示をみたユーザは、
逐次通信内容に応じた通信相手の非言語情報の変化を確
認することができ、通信相手の非言語情報の変化に応じ
て通信内容を変更することができる。
【0050】また、非言語情報管理コンピュータは、予
め登録されたユーザグループ内の非言語情報データベー
スから同じ非言語情報を持つユーザグループ内のユーザ
を抽出し、同じ非言語情報を持つユーザに対して、同じ
非言語情報を持つユーザなどの情報を送信する。これに
より、ユーザは、グループ内の誰と非言語情報が同じで
あるか知ることができ、例えば、グループで映画を見た
際の相手の反応を知ることができる。
【0051】更に、非言語情報管理コンピュータは、ユ
ーザの携帯通信端末の位置情報を利用して、非言語情報
分布図を作成し、ユーザの利用に供する。これによっ
て、ユーザは、例えば、コンサート等のイベント会場や
映画館等で自分と同じ非言語情報を持つ人(自分と同じ
ように公演や上映を感じた人)の存在を知り、新たな出
会いのきっかけを作ることができる。また、例えば、遊
園地等において、どの遊戯施設が一番好評なのかを非言
語情報分布図によって知ることができる。これによっ
て、ユーザにとっては、どの遊戯施設等に足を運ぶかの
目安になり、遊園地等の経営者にとっては、どの遊戯施
設が客の反応がいいのかを知ることができ、今後の設備
投資の参考になる。
【0052】[本発明の実施例1]次に本発明の実施例
1について説明する。図1は、本実施例に係る情報通信
システムの概要図である。携帯通信端末100は、ユー
ザの非言語情報をセンサー等の非言語情報取得手段10
1を用いて取得する。携帯通信端末100は、ユーザか
ら非言語情報取得手段101を介して取得した非言語情
報、および外部から受信した非言語情報を表示する表示
部を有する。
【0053】携帯通信端末100は、無線あるいは有線
でネットワーク102に接続され、ユーザの携帯通信端
末100から非言語情報管理コンピュータ103に対し
て、携帯通信端末100が非言語情報取得手段101を
介して取得した非言語情報を送信する。
【0054】センサー等の非言語情報取得手段101
は、人の生理情報を利用する皮膚センサーや心拍センサ
ーを利用して非言語情報としての感情情報を取得するも
の、画像から人の表情を認識し、感情情報を推定するも
の、音声から感情情報を推定するもの等によって構成さ
れる。これらの感情情報取得処理手法については、例え
ば「Rosalind Picard: Affective Computing、The MIT
Press、井口征士:感性情報処理、オーム社等」に記載
されている。
【0055】一例として、例えば、文献(Rosalind Pic
ard: Affective Computing、pp.178-184、The MIT Pres
s)に記載の音声から感情情報を推定する構成について
説明する。図2に示すようにユーザの音声の、発声速
度、平均ピッチ、ピッチ範囲、声の強さ、声質、ピッチ
変化、発声の明瞭性、をそれぞれデータとして取得し、
これらの各データの組合わせに応じて、ユーザの感情と
しての「恐れ」、「怒り」、「悲しみ」、「幸福」、
「嫌悪」の5種類の感情が推定できる。
【0056】非言語情報取得手段101は、ユーザの音
声を取得して、ユーザの音声から発声速度、平均ピッ
チ、ピッチ範囲、声の強さ、声質、ピッチ変化、発声の
明瞭性を解析し、これらに基づいて、ユーザの感情とし
ての「恐れ」、「怒り」、「悲しみ」、「幸福」、「嫌
悪」の5種類のいずれにあるかを判定する。この解析に
より取得された感情情報は例えばコード化された情報と
して、一旦、非言語情報取得手段101または、携帯通
信端末100内の記憶手段に記憶され、その後、ネット
ワーク102を介して非言語情報管理コンピュータ10
3に対して送信される。例えば上記5種類の感情情報を
識別するためのコード化データとしては3ビットのデー
タが適用可能である。
【0057】非言語情報データベース104は、非言語
情報管理コンピュータ103に接続され、ネットワーク
接続可能な多数の携帯通信端末100に対応する非言語
情報を記録したデータベースである。非言語情報データ
ベース104は、携帯通信端末100から携帯通信端末
識別子(ID)とともに送られてくるユーザの非言語情
報(感情情報等)を記録する。非言語情報データベース
104には、携帯通信端末識別子(ID)と非言語情報
(感情情報等)とが対応付けられて登録され、携帯通信
端末100からの新たなデータ受信に基づいてデータベ
ースは逐次更新される。また、携帯通信端末100か
ら、非言語情報管理コンピュータ103に対する要求に
より、非言語情報管理コンピュータ103は、非言語情
報データベース104に格納された例えば通信(予定)
相手の登録非言語情報(感情情報)を提供する。
【0058】図3に、非言語情報データベース104の
格納データ構成例を示す。データベースには、携帯通信
端末ID、ユーザ名、グループID、非言語情報、取得
時刻が対応付けられて格納される。この格納データに基
づいて、どのユーザグループの、どのユーザの携帯通信
端末によって、どのような非言語情報が、いつ取得され
たのかを把握することが可能となる。
【0059】携帯通信端末IDとは、ユーザの携帯通信
端末を特定するためのIDであり、例えば、電話番号な
どが適用可能である。「ユーザ名」とは、ユーザの名前
である。「グループID」とは、ユーザ同士が定めたグ
ループを特定するためのIDである。同一のグループI
Dを持つ携帯通信端末は同一のグループに属すると判定
される。
【0060】「公開」とは、ユーザが自分の非言語情報
を他者のユーザに対して公開してもいいかどうかの可否
を表すものである。「非言語情報」とは、携帯通信端末
がユーザから取得した非言語情報であり、例えば、非言
語情報として感情情報を用いると、怒り、悲しみ、恐
怖、驚き、幸福、嫌悪、中立などや、緊張、不安、弛緩
などである。「取得時刻」とは、非言語情報を受信した
際の時刻である。携帯通信端末においてユーザの非言語
情報を取得した時刻とすると、各携帯通信端末に設定さ
れた時刻が各携帯通信端末間でそろっていないためであ
る。
【0061】ネットワーク102は、有線、無線等、各
種の通信ネットワークが適用可能であり、例えばインタ
ーネットを介する通信が実行される場合には、インター
ネットプロトコル(IP)や、VoIP(Voice over I
P)を用いて、音声情報、非言語情報等のやり取りがな
される。例えば、プロトコルとして、TCP/IPを用
いる場合は、図4の(a)に示すようにTCPのデータ
の中に実際の送受信ヘッダとデータを記述する。
【0062】IPヘッダには、送信元IPアドレス、宛
先IPアドレス、パケット長等の各種情報が含まれ、I
Pデータ部には、TCPヘッダおよびTCPデータが含
まれる。TCPヘッダは、送信元ポート番号、宛先ポー
ト番号、シーケンス番号等が含まれる。TCPデータ中
のヘッダ部構成例を図4の(b)に示す。図4(b)に
示す例は、要求種別、要求種別ごとに想定されるデータ
のブロック数と各ブロックの長さ(長さの単位として
は、例えば、バイト数等)を記述した例である。また、
TCPデータ中のデータ部構成例を図4の(c)に示
す。図4(c)に示す例は、複数のデータブロック1〜
nを有する構成となっている。
【0063】TCPデータの具体例について図5を参照
して説明する。例えば、図1に示す携帯通信端末100
から非言語情報管理コンピュータ103に対する非言語
情報記録要求パケットである場合は、図5(a)に示す
ように、要求種別として、「非言語情報記録要求」であ
ることが、ヘッダ部に記録され、データ部には、パケッ
ト送信者である携帯通信端末100の識別子(ID)、
携帯通信端末100が非言語情報取得手段101を介し
て取得した非言語情報、具体的には、例えば前述の「恐
れ」、「怒り」、「悲しみ」、「幸福」、「嫌悪」等を
示すコードデータを格納する。各データブロック数は、
図に示す例では、ヘッダのブロック数が2、携帯通信端
末IDのブロック数が2、非言語情報のブロック数が6
としてある。これらのデータ長は、送信データ量に応じ
て変更し得る。
【0064】また、携帯通信端末100が、非言語情報
管理コンピュータ103に対して、非言語情報データベ
ース104に格納された通信(予定)相手の非言語情報
(感情情報)の提供を要求する場合の非言語情報取得要
求である場合には、図5(b)に示すように、要求種別
として、「非言語情報取得要求」であることを、ヘッダ
部に記録し、データ部には、非言語情報の取得処理対象
となる通信(予定)相手の携帯通信端末識別子(ID)
またはグループIDを格納したパケットとなる。グルー
プIDを指定した場合は、同一グループIDを持つ携帯
通信端末に対応するユーザの非言語情報を取得可能とな
る。各データブロック数は、図に示す例では、ヘッダの
ブロック数が1、携帯通信端末IDのブロック数が2と
してある。これらのデータ長は、送信データ量に応じて
変更し得る。
【0065】また、上述した図5(b)の「非言語情報
取得要求」パケットを受信した非言語情報管理コンピュ
ータ103は、非言語情報データベース104に格納さ
れた通信(予定)相手の非言語情報(感情情報)を取得
して、要求通信端末に対して応答送信を行なう。この応
答パケットの構成例を図5(c)に示す。
【0066】図5(c)に示すように、要求種別とし
て、「非言語情報取得要求応答」であることが、ヘッダ
部に記録され、データ部には、要求のあった、通信(予
定)相手の携帯通信端末IDまたはグループID、およ
び、非言語情報データベース104から取得した通信
(予定)相手の非言語情報(感情情報)を格納する。非
言語情報は、例えば前述の「恐れ」、「怒り」、「悲し
み」、「幸福」、「嫌悪」等を示すコードデータを格納
する。各データブロック数は、図に示す例では、ヘッダ
のブロック数が2、通信相手の携帯通信端末IDのブロ
ック数が2、非言語情報のブロック数が6としてある。
これらのデータ長は、送信データ量に応じて変更し得
る。
【0067】このような、様々のデータ送受信が携帯通
信端末100と非言語情報管理コンピュータ103との
間で実行され、非言語情報管理コンピュータ103の管
理する非言語情報データベース104への非言語情報の
データ格納、データ更新、およびデータ取得が逐次実行
されることになる。
【0068】以下、携帯通信端末100と、非言語情報
管理コンピュータ103との間で実行される各処理の詳
細について説明する。なお、非言語情報管理コンピュー
タ103と非言語情報データベース104とを併せて非
言語情報管理サーバとする。処理は、(1)携帯通信端
末から非言語情報管理サーバに対する非言語情報を送信
する処理、(2)携帯通信端末が非言語情報管理サーバ
から非言語情報を受信する処理、の2つの処理について
それぞれ説明する。
【0069】(1)携帯通信端末から非言語情報管理サ
ーバに対する非言語情報を送信する処理 まず、携帯通信端末が、センサー等の非言語情報取得手
段を介して取得した非言語情報を非言語情報管理サーバ
に送信する処理について説明する。図6に処理シーケン
ス図、図7に携帯通信端末、非言語情報管理サーバにお
いて実行される処理についての処理フローを示す。図6
では、左側からそれぞれ、携帯通信端末、非言語情報管
理コンピュータ、非言語情報データベースを示し、非言
語情報管理コンピュータおよび非言語情報データベース
を併せて非言語情報管理サーバとする。
【0070】まず、各ユーザの携帯通信端末は、一定時
間ごと又は非定期的な要求に応じて非言語情報を取得す
るタイミングで、ユーザから携帯通信端末の非言語情報
取得センサー等で非言語情報を取得し、非言語情報管理
コンピュータに携帯通信端末IDと共に非言語情報を送
信する(図6ステップ)。この送信データは、例えば
先に説明した図5(a)のデータ構成を持つパケットを
有する。
【0071】次に、非言語情報管理サーバの非言語情報
管理コンピュータは、受け取ったユーザの非言語情報
を、データ受信時刻と共に、非言語情報データベースに
対して、記録するように要求する(図6ステップ)。
記録要求を受けた非言語情報データベースは、携帯ID
を検索キーとして、ユーザの非言語情報及び受信時刻を
記録する。
【0072】図7を参照して、携帯通信端末側の処理
と、非言語情報管理サーバ側の処理の詳細について説明
する。
【0073】まず、携帯通信端末側の処理について説明
する。ステップS101において、センサー等の非言語
情報取得手段が、非言語情報の元データを取得したか否
かを判定する。非言語情報取得手段は、前述したよう
に、ユーザの音声を取得する音声センサー、皮膚センサ
ー、心拍センサー等であり、非言語情報に変換可能な情
報を取得する。ステップS101で非言語情報取得手段
によるデータ取得ありと判定されるとステップS102
に進む。
【0074】ステップS102では、非言語情報取得手
段により取得されたデータに基づいて非言語情報への変
換処理を実行する。この変換処理は、例えば先に説明し
た図2の変換テーブルなどに基づいて実行され、図2に
示すユーザの音声における発声速度、平均ピッチ、ピッ
チ範囲、声の強さ、声質、ピッチ変化、発声の明瞭性等
に基づいて、各データの特徴の組合わせに応じて、ユー
ザの感情としての「恐れ」、「怒り」、「悲しみ」、
「幸福」、「嫌悪」等の非言語情報、この場合は感情情
報を取得する。
【0075】ステップS103では、取得した非言語情
報を携帯通信端末の記憶部に記憶する。ステップS10
4では、記憶された非言語情報を非言語情報管理サーバ
に携帯通信端末IDと共に送信する。この送信データ
は、例えば先に説明した図5(a)のデータ構成を持つ
パケットを有する。
【0076】次に、非言語管理サーバ側での処理につい
て説明する。ステップS201において、携帯通信端末
から非言語情報記録要求パケット(図5(a)参照)を
受信すると、ステップS202において、非言語管理サ
ーバ側の非言語情報管理コンピュータは、非言語情報記
録要求パケット(図5(a)参照)内の携帯通信端末I
Dに基づいて非言語情報データベースの検索を実行し、
ステップS203において、検索された携帯通信端末I
Dの対応フィールドに、受信した非言語情報記録要求パ
ケット(図5(a)参照)内に格納されたユーザの非言
語情報を、データ受信時刻と共に記録する。
【0077】このように、非言語管理サーバは、携帯通
信端末から最新の非言語情報を受信する毎にデータベー
スの更新処理を実行する。従って、非言語管理サーバに
アクセスして取得する非言語情報を常に最新の更新デー
タとすることが可能となる。
【0078】(2)携帯通信端末が非言語情報管理サー
バから非言語情報を受信する処理 次に、携帯通信端末が非言語情報管理サーバから、例え
ば通信予定相手の非言語情報を受信する処理について説
明する。図8に処理シーケンス図、図9に携帯通信端
末、非言語情報管理サーバにおいて実行される処理につ
いての処理フローを示す。図8では、左側からそれぞ
れ、携帯通信端末、非言語情報管理コンピュータ、非言
語情報データベースを示し、非言語情報管理コンピュー
タおよび非言語情報データベースを併せて非言語情報管
理サーバとする。
【0079】携帯通信端末が非言語情報管理サーバから
非言語情報を取得する場合には、取得対象の識別子(I
D)を指定することが必要となる。この識別子として
は、各携帯通信端末に固有の携帯通信端末IDを用いる
か、あるいは複数の携帯通信端末に共通に設定されたグ
ループIDのいずれかを指定することが可能である。以
下、それぞれのシーケンスについて説明する。
【0080】(2−1)携帯通信端末IDを指定 まず、ユーザは、通信(予定)相手の非言語情報を知る
ために、非言語情報管理サーバの非言語情報管理コンピ
ュータに対して、通信相手の携帯通信端末IDを指定し
て、非言語情報取得要求を行う(図8ステップ)。こ
の時の送信データは、図5(b)に示すパケットデータ
を含み、データ内に情報取得対象の携帯通信端末IDが
格納されている。
【0081】非言語情報取得要求を受信した非言語情報
管理コンピュータは、受信パケット内に含まれる通信相
手の携帯通信端末IDを取り出して、非言語情報データ
ベースに対して、取り出した携帯通信端末IDに基づい
て該IDに対応する非言語情報を取得するように要求を
行う(図8ステップ)。非言語情報提供要求を受けた
非言語情報データベースは、通信相手の携帯通信端末I
Dを検索キーとして、非言語情報を検索し、取得した通
信相手の非言語情報を非言語情報管理コンピュータに提
供する(図8ステップ)。
【0082】通信相手の非言語情報の提供を受けた非言
語情報管理コンピュータは、ユーザに対して、通信相手
の非言語情報を送信する(図8ステップ)。この時の
送信データは、図5(c)に示す非言語情報取得要求応
答パケットデータを含み、データ内に情報取得対象の携
帯通信端末ID、およびデータベースから取得した非言
語情報が格納される。なお、先に図3を参照したデータ
ベースの説明中で述べたように、各登録データには、ユ
ーザが自分の非言語情報を他者のユーザに対して公開し
てもいいかどうかの可否を表す「公開」データが格納さ
れており、非言語情報管理コンピュータは、「公開」デ
ータの設定を参照して、公開が許可されたデータのみを
ユーザに対して送信する。
【0083】なお、ここで、ユーザが通信相手との持続
的な通信のため、通信相手と接続中の場合は、図8のス
テップからを繰り返して、ユーザに対して、常にあ
るいは一定間隔で、通信相手の非言語情報を送信する構
成としてもよい。本構成とすることにより、通信過程に
おける通信相手の感情変化を知ることが可能となる。通
信相手の非言語情報を受信した携帯通信端末は、通信相
手の非言語情報を、通信端末の表示装置に表示する。
【0084】表示例を図10に示す。端末での表示例と
しては、図10(a)のような文字による表示例、通信
先の電話番号、ユーザ名、日付、時間、非言語情報とし
ての感情情報を列挙して表示する形態や、図10(b)
のように、非言語情報に応じたキャラクタ等を表示する
表示例が可能である。
【0085】(2−2)グループIDを指定 次に情報提供要求をグループIDを指定して実行する場
合のシーケンスについて、同様に図8を参照して説明す
る。
【0086】まず、ユーザは、グループ中の各ユーザの
非言語情報を知るために、非言語情報管理サーバの非言
語情報管理コンピュータに対して、グループIDを指定
して、非言語情報取得要求を行う(図8ステップ)。
この時の送信データは、図5(b)に示すパケットデー
タを含み、データ内に情報取得対象のグループIDが格
納されている。
【0087】非言語情報取得要求を受けた非言語情報管
理コンピュータは、受信パケット内に含まれるグループ
IDを取り出して、非言語情報データベースに対して、
取り出したグループIDに基づいて該IDに対応する非
言語情報を取得するように要求を行う(図8ステップ
)。非言語情報提供要求を受けた非言語情報データベ
ースは、グループIDを検索キーとして、非言語情報を
検索し、取得した非言語情報を非言語情報管理コンピュ
ータに提供する(図8ステップ)。共通のグループI
Dを持つユーザが複数ある場合は、非言語情報データベ
ースに対して、グループ内の各ユーザの非言語情報を順
次提供するように要求を行い、非言語情報管理コンピュ
ータは、複数の非言語情報をデータベースから受信す
る。グループ内の各ユーザの非言語情報の提供を受けた
非言語情報管理コンピュータは、非言語情報取得要求を
行ったユーザに対して、グループ内の各ユーザの非言語
情報を送信する(図8ステップ)。この時の送信デー
タは、図5(c)に示す非言語情報取得要求応答パケッ
トデータを含み、データ内に情報取得対象の携帯通信端
末IDまたはグループID、およびデータベースから取
得した非言語情報が格納される。
【0088】指定グループIDに対応するユーザの非言
語情報を受信した携帯通信端末は、通信相手の非言語情
報を、通信端末の表示装置に表示する。(図8ステップ
)。表示例は、先の図10と同様、文字表示あるいは
キャラクタ表示が可能であり、同一グループIDに属す
る通信端末が複数である場合は、複数分の文字表示を行
なう、あるいは複数人数分のキャラクタ表示を行なう。
このような処理によって同一グループに属するユーザの
感情状態等の非言語情報を一括して取得し把握すること
が可能となる。
【0089】次に、図9を参照して、非言語情報取得処
理における、携帯通信端末側の処理と、非言語情報管理
サーバ側の処理の詳細について説明する。
【0090】まず、携帯通信端末側の処理について説明
する。ステップS301において、携帯通信端末は、非
言語情報取得処理対象の通信端末ID、または、グルー
プIDを指定データとして格納したパケットを生成して
非言語情報管理サーバに送信することによって非言語情
報取得要求を行う。この時の送信データは、図5(b)
に示すパケットデータを含み、データ内に情報取得対象
の携帯通信端末IDまたはグループIDが格納されてい
る。
【0091】ステップS302において、携帯通信端末
は、非言語情報管理サーバから非言語情報を受信する。
この時の受信データは、図5(c)に示す非言語情報取
得要求応答パケットデータを含み、データ内に情報取得
対象の携帯通信端末IDまたはグループIDを含み、お
よびデータベースから取得した非言語情報が格納され
る。
【0092】ステップS303において、携帯通信端末
は、非言語情報管理サーバから受信した非言語情報を表
示手段に表示する。この時の表示データは、先に説明し
たように、図10(a)のような文字による表示、すな
わち、通信先の電話番号、ユーザ名、日付、時間、非言
語情報としての感情情報を列挙して表示する形態や、図
10(b)のように、非言語情報に応じたキャラクタ等
を表示する表示となる。キャラクタデータは、サーバか
ら送信する構成としても、携帯通信端末において、受信
データに基づいて通信端末の記憶手段格納した複数のキ
ャラクタデータから選択して表示する構成としてもよ
い。
【0093】次に、非言語管理サーバ側での処理につい
て説明する。ステップS401において、携帯通信端末
から非言語情報取得要求パケット(図5(b)参照)を
受信すると、ステップS402において、受信パケット
内に含まれる通信相手の携帯通信端末IDまたはグルー
プIDを取り出して、取り出したIDに基づいて、非言
語情報データベースの検索を実行する。
【0094】非言語管理サーバは、ステップS403
で、非言語情報データベースから、IDに対応する非言
語情報を取得し、ステップS404で、携帯通信端末に
対して、通信相手の非言語情報を送信する。この時の送
信データは、図5(c)に示す非言語情報取得要求応答
パケットデータを含み、データ内に情報取得対象の携帯
通信端末IDまたはグループID、およびデータベース
から取得した非言語情報が格納される。
【0095】[本発明の実施例2]次に本発明の実施例
2について説明する。図11は、本実施例2に係る情報
通信システムの概要図である。本実施例では、ネットワ
ーク102に位置情報管理コンピュータ105が接続さ
れており、ユーザの携帯通信端末の非言語情報とともに
位置情報を取得できるようになっている。すなわち、非
言語情報分布データの取得が可能となる。
【0096】ここで、位置情報管理コンピュータ105
とは、通信サービス提供者が位置情報提供サービスを行
うコンピュータのことである。非言語情報管理コンピュ
ータ103がユーザの非言語情報を受け取ると、非言語
情報管理コンピュータ103が、位置情報管理コンピュ
ータ105に対して、ユーザの携帯通信端末の位置情報
を提供するように、ネットワークを通じて要求する。位
置情報管理コンピュータ105は定期的に携帯通信端末
との間で位置確認のためのデータを送受信し、各形態通
信端末からの受信データに基づいて、各通信端末の識別
子に対応付けて位置情報を記憶手段に格納保持する。
【0097】位置情報管理コンピュータ105は、非言
語情報管理コンピュータ103に要求に応じて、ユーザ
の位置情報を、非言語情報管理コンピュータ103へ、
ネットワーク102を通じて提供する。地図データベー
ス106は、非言語情報管理コンピュータ103に接続
され、地図情報を記録してあり、非言語情報管理コンピ
ュータ103からの要求により、地図情報を提供できる
ようになっている。これにより、非言語情報管理コンピ
ュータ103は、ユーザに対して、同じ非言語情報を持
つ人の位置までも提供でき、更に、ある地域での非言語
情報分布等も提供できるようになる。なお、図11に示
す例では、地図データベース106は、非言語情報管理
コンピュータ103に接続されているが、地図データベ
ース106をネットワークに接続する構成として、各接
続コンピュータあるいは通信端末からの要求に応じてデ
ータを提供する構成としても構わない。
【0098】携帯通信端末100は、ユーザの非言語情
報をセンサー等の非言語情報取得手段101を用いて取
得する。携帯通信端末100は、ユーザから非言語情報
取得手段101を介して取得した非言語情報、および外
部から受信した非言語情報を表示する表示部を有する。
携帯通信端末100は、無線あるいは有線でネットワー
ク102に接続され、ユーザの携帯通信端末100から
非言語情報管理コンピュータ103に対して、携帯通信
端末100が非言語情報取得手段101を介して取得し
た非言語情報を送信する。
【0099】非言語情報データベース104は、非言語
情報管理コンピュータ103に接続され、ネットワーク
接続可能な多数の携帯通信端末100に対応する非言語
情報を記録したデータベースである。非言語情報データ
ベース104は、携帯通信端末100から携帯通信端末
識別子(ID)とともに送られてくるユーザの非言語情
報(感情情報等)を記録する。非言語情報データベース
104には、携帯通信端末識別子(ID)と非言語情報
(感情情報等)とが対応付けられて登録され、携帯通信
端末100からの新たなデータ受信に基づいてデータベ
ースは逐次更新される。また、携帯通信端末100か
ら、非言語情報管理コンピュータ103に対する要求に
より、非言語情報管理コンピュータ103は、非言語情
報データベース104に格納された例えば通信(予定)
相手の登録非言語情報(感情情報)を提供する。
【0100】非言語情報データベース104の格納デー
タ構成例を図12に示す。データベースには、携帯通信
端末ID、ユーザ名、グループID、非言語情報、取得
時刻、位置が対応付けられて格納される。この格納デー
タに基づいて、どのユーザグループの、どのユーザの携
帯通信端末によって、どのような非言語情報が、いつ、
どこで取得されたのかを把握することが可能となる。
【0101】携帯通信端末IDとは、ユーザの携帯通信
端末を特定するためのIDであり、例えば、電話番号な
どが適用可能である。「ユーザ名」とは、ユーザの名前
である。「グループID」とは、ユーザ同士が定めたグ
ループを特定するためのIDである。同一のグループI
Dを持つ携帯通信端末は同一のグループに属すると判定
される。
【0102】「公開」とは、ユーザが自分の非言語情報
を他者のユーザに対して公開してもいいかどうかの可否
を表すものである。「非言語情報」とは、携帯通信端末
がユーザから取得した非言語情報であり、例えば、非言
語情報として感情情報を用いると、怒り、悲しみ、恐
怖、驚き、幸福、嫌悪、中立などや、緊張、不安、弛緩
などである。「取得時刻」とは、非言語情報を受信した
際の時刻である。携帯通信端末においてユーザの非言語
情報を取得した時刻とすると、各携帯通信端末に設定さ
れた時刻が各携帯通信端末間でそろっていないためであ
る。「位置」とは、ユーザの携帯通信端末が、ユーザの
非言語情報を取得し、非言語情報管理コンピュータ10
3にデータ送信を実行した場所である。非言語情報管理
コンピュータ103は、携帯通信端末から非言語情報記
録要求を受信すると、位置情報管理コンピュータ105
に問い合わせを実行して、携帯通信端末の位置情報を取
得し、これをデータベースに格納する。
【0103】以下、携帯通信端末100と、非言語情報
管理コンピュータ103との間で実行される各処理の詳
細について説明する。なお、非言語情報管理コンピュー
タ103と非言語情報データベース104とを併せて非
言語情報管理サーバとする。処理は、(1)携帯通信端
末から非言語情報管理サーバに対する非言語情報を送信
する処理、(2)携帯通信端末が非言語情報管理サーバ
から非言語情報分布データを受信する処理、の2つの処
理についてそれぞれ説明する。
【0104】(1)携帯通信端末から非言語情報管理サ
ーバに対する非言語情報を送信する処理 まず、携帯通信端末が、センサー等の非言語情報取得手
段を介して取得した非言語情報を非言語情報管理サーバ
に送信する処理について説明する。図13に処理シーケ
ンス図、図14に携帯通信端末、非言語情報管理サー
バ、位置情報管理コンピュータにおいて実行される処理
についての処理フローを示す。図13では、左側からそ
れぞれ、携帯通信端末、非言語情報管理コンピュータ、
非言語情報データベース、位置情報管理コンピュータを
示し、非言語情報管理コンピュータおよび非言語情報デ
ータベースを併せて非言語情報管理サーバとする。
【0105】まず、各ユーザの携帯通信端末は、一定時
間ごと又は非定期的な要求に応じて非言語情報を取得す
るタイミングで、ユーザから携帯通信端末の非言語情報
取得センサー等で非言語情報を取得し、非言語情報管理
コンピュータに携帯通信端末IDと共に非言語情報を送
信する(図13ステップ)。この送信データは、例え
ば先に説明した図5(a)のデータ構成を持つパケット
を有する。
【0106】次に、非言語情報管理サーバの非言語情報
管理コンピュータは、携帯通信端末から受信したデータ
中の携帯通信端末IDと共に位置情報管理コンピュータ
に対する位置情報取得要求を送信する。
【0107】位置情報を要求された位置情報管理コンピ
ュータは、携帯通信端末IDを検索キーとして、ユーザ
の携帯通信端末の位置情報を取得し、取得した位置情報
を非言語情報管理コンピュータに提供する(図13ステ
ップ)。位置情報管理コンピュータは、前述したよう
に定期的に携帯通信端末との間で位置確認のためのデー
タを送受信し、各形態通信端末からの受信データに基づ
いて取得した最新の位置情報を、各通信端末の識別子に
対応付けて保持しており、この保持データを非言語情報
管理サーバから受信した携帯通信端末IDに基づいて抽
出して、非言語情報管理サーバに送信する。
【0108】ユーザの携帯通信端末の位置情報を取得し
た非言語情報管理コンピュータは、ユーザの非言語情報
を受信時刻と共に、非言語情報データベースに対して、
記録するように要求する(図13ステップ)。記録要
求を受けた非言語情報データベースは、携帯IDを検索
キーとして、ユーザの非言語情報及び受信時刻、ユーザ
の携帯通信端末の位置を記録する。
【0109】次に、図14を参照して、携帯通信端末側
の処理と、非言語情報管理サーバ側の処理、および位置
情報管理コンピュータ側の処理の詳細について説明す
る。
【0110】まず、携帯通信端末側の処理について説明
する。ステップS501において、センサー等の非言語
情報取得手段が、非言語情報の元データを取得したか否
かを判定する。非言語情報取得手段は、前述したよう
に、ユーザの音声を取得する音声センサー、皮膚センサ
ー、心拍センサー等であり、非言語情報に変換可能な情
報を取得する。ステップS501で非言語情報取得手段
によるデータ取得ありと判定されるとステップS502
に進む。
【0111】ステップS502では、非言語情報取得手
段により取得されたデータに基づいて非言語情報への変
換処理を実行する。この変換処理は、例えば先に説明し
た図2の変換テーブルなどに基づいて実行され、図2に
示すユーザの音声における発声速度、平均ピッチ、ピッ
チ範囲、声の強さ、声質、ピッチ変化、発声の明瞭性等
に基づいて、各データの特徴の組合わせに応じて、ユー
ザの感情としての「恐れ」、「怒り」、「悲しみ」、
「幸福」、「嫌悪」等の非言語情報、この場合は感情情
報を取得する。
【0112】ステップS503では、取得した非言語情
報を携帯通信端末の記憶部に記憶する。ステップS50
4では、記憶された非言語情報を非言語情報管理サーバ
に携帯通信端末IDと共に送信する。この送信データ
は、例えば先に説明した図5(a)のデータ構成を持つ
パケットを有する。
【0113】次に、非言語管理サーバ側での処理につい
て説明する。ステップS601において、携帯通信端末
から非言語情報記録要求パケット(図5(a)参照)を
受信すると、ステップS602において、非言語情報管
理サーバは、携帯通信端末から受信したデータ中の携帯
通信端末IDと共に位置情報管理コンピュータに対して
位置情報取得要求を送信する。
【0114】ステップS603において、非言語情報管
理サーバは、ユーザの携帯通信端末の位置情報を位置情
報管理コンピュータから取得する。ステップS604に
おいて、非言語管理サーバは、非言語情報記録要求パケ
ット(図5(a)参照)内の携帯通信端末IDに基づい
て非言語情報データベースの検索を実行し、ステップS
605において、検索された携帯通信端末IDの対応フ
ィールドに、受信した非言語情報記録要求パケット(図
5(a)参照)内に格納されたユーザの非言語情報を、
データ受信時刻と共に記録し、さらに、位置情報管理コ
ンピュータから取得したユーザの携帯通信端末の位置情
報を記録する。
【0115】次に、位置情報管理コンピュータ側の処理
について説明する。ステップS701において、位置情
報管理コンピュータは、非言語情報管理サーバから、携
帯通信端末IDを指定した位置情報取得要求を受信す
る。
【0116】ステップS702において、位置情報管理
コンピュータは、携帯通信端末IDを検索キーとして、
ユーザの携帯通信端末の位置情報を取得し、ステップS
703において、取得した位置情報を非言語情報管理コ
ンピュータに送信する。
【0117】上述したように、非言語管理サーバは、携
帯通信端末から最新の非言語情報を受信する毎にデータ
ベースに格納された携帯通信端末の位置情報の更新処理
を実行する。従って、非言語管理サーバにアクセスする
ことにより、各通信端末装置の最新の位置情報と非言語
情報を取得することが可能となる。
【0118】(2)携帯通信端末が非言語情報管理サー
バから非言語情報分布データを受信する処理 次に、携帯通信端末が非言語情報管理サーバから、非言
語情報分布データを受信する処理について説明する。図
15に処理シーケンス図、図16に携帯通信端末、非言
語情報管理サーバにおいて実行される処理についての処
理フローを示す。図15では、左側からそれぞれ、携帯
通信端末、非言語情報管理コンピュータ、非言語情報デ
ータベース、地図データベースを示し、非言語情報管理
コンピュータ、非言語情報データベース、および地図デ
ータベースを併せて非言語情報管理サーバとする。
【0119】携帯通信端末が非言語情報管理サーバから
非言語情報分布データを取得する場合には、取得を希望
する分布データの位置を指定することが必要となる。指
定データとしては、(1)自己または他の携帯端末の識
別子を指定して、非言語情報管理サーバにおいて携帯端
末識別子に対応してデータベースに設定された位置情報
を取得し、取得たした位置情報の近傍にある携帯通信端
末の非言語情報分布データを取得するか、あるいは、
(2)携帯通信端末から直接非言語情報分布データを取
得したい位置情報を指定する方法の2つの方法がある。
以下、それぞれのシーケンスについて説明する。
【0120】(2−1)携帯通信端末IDを指定 まず、ユーザは、通信(予定)相手の非言語情報を知る
ために、非言語情報管理サーバの非言語情報管理コンピ
ュータに対して、自己のあるいは他の携帯通信端末ID
を指定して、非言語情報分布データ取得要求を行う(図
15ステップ)。この時の送信データは、図5(b)
に示すパケットデータを含み、データ内に自己または他
の携帯通信端末IDが格納されている。
【0121】非言語情報分布データの取得要求を受信し
た非言語情報管理コンピュータは、受信パケット内に含
まれる携帯通信端末IDを取り出して、非言語情報デー
タベースに対して、取り出した携帯通信端末IDに基づ
いて該IDに対応する位置情報を取得し、さらに取得し
た位置情報の近傍の位置情報を持つ携帯端末の位置情
報、およびその携帯端末に対応する非言語情報を取得す
るように要求を行う(図15ステップ)。
【0122】非言語情報分布データとしての位置情報お
よび非言語情報提供要求を受けた非言語情報データベー
スは、まず、指定された携帯通信端末IDを検索キーと
して、該IDに対応する位置情報を取得し、さらに取得
した位置情報の近傍の位置情報を持つ携帯端末の位置情
報、およびその携帯端末に対応する非言語情報を検索し
て取得し、取得した指定された携帯通信端末の近傍にあ
る通信端末の位置情報と、その携帯端末に対応する非言
語情報を非言語情報管理コンピュータに提供する(図1
5ステップ)。
【0123】次に、非言語情報管理コンピュータは、非
言語情報データベースから取得した指定された携帯通信
端末の近傍にある通信端末の位置情報を含む領域の地図
情報を地図データベースに対して要求する(図15ステ
ップ)。この際、非言語情報データベースから取得し
た携帯通信端末の位置情報をキーとした地図データベー
ス検索を要求する。
【0124】地図情報提供を要求された地図データベー
スは、要求された携帯通信端末の位置情報を用いて、要
求された携帯通信端末まわりの地図を、非言語情報管理
コンピュータに提供する(図15ステップ)。地図情
報の提供を受けた非言語情報管理コンピュータは、先
に、非言語情報データベースから取得した非言語情報と
位置情報と共に、地図情報をユーザの携帯通信端末に送
信する(図15ステップ)。この時の送信データは、
図5(c)に示す非言語情報取得要求応答パケットデー
タを含み、データ内にデータベースから取得した非言語
情報と位置情報、および地図データベースから取得した
携帯通信端末まわりの地図が格納される。
【0125】非言語情報データベースから取得した非言
語情報と位置情報、および地図データベースから取得し
た携帯通信端末まわりの地図を受信した携帯通信端末
は、地図情報上に携帯通信端末の位置情報を元にして非
言語情報の分布データを表示する。
【0126】表示例を図17に示す。端末での表示例と
しては、図17(a)のような文字による表示例、施設
名等の位置を示す情報、日付、時間、非言語情報として
の感情情報を列挙して表示する形態や、図17(b)の
ように、地図情報上に画く通信端末の位置情報を反映さ
せた位置に、非言語情報の文字情報を表示する構成が可
能である。また文字情報の代わりにキャラクタを表示す
る構成としてもよい。
【0127】(2−2)位置情報を指定 次に、携帯通信端末から直接非言語情報分布データを取
得したい位置情報を指定することにより指定位置情報の
近傍の非言語情報分布データを取得する処理シーケンス
について、同様の図15のシーケンス図を参照して説明
する。
【0128】まず、管理サーバの非言語情報管理コンピ
ュータに対して、直接位置情報を指定して、非言語情報
分布データ取得要求を行う(図15ステップ)。この
時の送信データは、図5(b)に示すパケットデータを
含み、データ内に指定位置情報が格納される。
【0129】非言語情報分布データの取得要求を受信し
た非言語情報管理コンピュータは、受信パケット内に含
まれる位置情報を取り出して、非言語情報データベース
に対して、取り出した位置情報の近傍の位置情報を持つ
携帯端末の位置情報、およびその携帯端末に対応する非
言語情報を取得するように要求を行う(図15ステップ
)。
【0130】非言語情報分布データとしての位置情報お
よび非言語情報提供要求を受けた非言語情報データベー
スは、指定された位置情報の近傍の位置情報を持つ携帯
端末の位置情報、およびその携帯端末に対応する非言語
情報を検索して取得し、取得した指定された携帯通信端
末の近傍にある通信端末の位置情報と、その携帯端末に
対応する非言語情報を非言語情報管理コンピュータに提
供する(図15ステップ)。
【0131】次に、非言語情報管理コンピュータは、非
言語情報データベースから取得した指定された携帯通信
端末の近傍にある通信端末の位置情報を含む領域の地図
情報を地図データベースに対して要求する(図15ステ
ップ)。この際、非言語情報データベースから取得し
た携帯通信端末の位置情報をキーとした地図データベー
ス検索を要求する。
【0132】地図情報提供を要求された地図データベー
スは、要求された携帯通信端末の位置情報を用いて、要
求された携帯通信端末まわりの地図を、非言語情報管理
コンピュータに提供する(図15ステップ)。地図情
報の提供を受けた非言語情報管理コンピュータは、先
に、非言語情報データベースから取得した非言語情報と
位置情報と共に、地図情報をユーザの携帯通信端末に送
信する(図15ステップ)。この時の送信データは、
図5(c)に示す非言語情報取得要求応答パケットデー
タを含み、データ内にデータベースから取得した非言語
情報と位置情報、および地図データベースから取得した
携帯通信端末まわりの地図が格納される。
【0133】非言語情報データベースから取得した非言
語情報と位置情報、および地図データベースから取得し
た携帯通信端末まわりの地図を受信した携帯通信端末
は、地図情報上に携帯通信端末の位置情報を元にして非
言語情報の分布データを表示する。
【0134】次に、図16を参照して、非言語情報分布
データ取得処理における、携帯通信端末側の処理と、非
言語情報管理サーバ側の処理の詳細について説明する。
【0135】まず、携帯通信端末側の処理について説明
する。ステップS801において、携帯通信端末は、非
言語情報管理サーバに対して、自己のあるいは他の携帯
通信端末ID、または位置情報を直接指定して、非言語
情報分布データ取得要求を行う。
【0136】ステップS802において、携帯通信端末
は、非言語情報管理サーバから、非言語情報データベー
スから取得した非言語情報と位置情報、および地図デー
タベースから取得した携帯通信端末まわりの地図を受信
する。
【0137】ステップS803において、携帯通信端末
は、非言語情報データベースから取得した非言語情報と
位置情報、および地図データベースから取得した携帯通
信端末まわりの地図に基づいて、例えば図17の表示例
のような非言語情報分布データを携帯通信端末の表示部
に表示する。
【0138】次に、非言語情報管理サーバにおける処理
を説明する。ステップS901において、携帯通信端末
から、非言語情報分布データの取得要求を受信すると、
ステップS902において、受信パケット内に含まれる
携帯通信端末ID、または位置情報を取り出して、非言
語情報データベースの検索を実行する。ステップS90
3では、携帯通信端末IDに基づいて検索した位置情
報、あるいは指定された位置情報に基づいて、該位置情
報の近傍の位置情報を持つ携帯端末の位置情報、および
その携帯端末に対応する非言語情報を取得する。
【0139】次に、ステップS904において、非言語
情報管理サーバは、非言語情報データベースから取得し
た指定された携帯通信端末の近傍にある通信端末の位置
情報を含む領域の地図情報を地図データベースから取得
する。
【0140】さらに、ステップS905において、非言
語情報管理サーバは、非言語情報データベースから取得
した非言語情報と位置情報と、地図データベースから取
得した地図情報をユーザの携帯通信端末に送信する。
【0141】本実施例の構成によれば、様々な地理的位
置の近傍にある通信端末を持つユーザの感情等を知るこ
とが可能となる。これによって、ユーザは、例えば、コ
ンサート等のイベント会場や映画館等で自分と同じ非言
語情報を持つ人(自分と同じように公演や上映を感じた
人)の存在を知り、新たな出会いのきっかけを作ること
ができる。また、例えば、遊園地等において、どの遊戯
施設が一番好評なのかを非言語情報分布図によって知る
ことができる。これによって、ユーザにとっては、どの
遊戯施設等に足を運ぶかの目安になり、遊園地等の経営
者にとっては、どの遊戯施設が客の反応がいいのかを知
ることができ、今後の設備投資の参考になる。
【0142】[本発明の実施例3]上述した実施例にお
いて、非言語情報管理サーバから非言語情報を取得する
手続きは、携帯通信端末からの要求に基づく処理として
説明した。次に本発明の実施例3として、携帯通信端末
からの要求に基づく非言語情報の提供構成ではなく、非
言語情報が一方的に携帯痛心端末に対して非言語情報を
提供する構成について説明する。
【0143】図18に処理シーケンス図を示す。図18
では、左側からそれぞれ、携帯通信端末、非言語情報管
理コンピュータ、非言語情報データベースを示し、非言
語情報管理コンピュータおよび非言語情報データベース
を併せて非言語情報管理サーバとする。
【0144】本実施例は、ユーザからの明示的非言語情
報取得要求がなくても、非言語情報管理コンピュータが
ユーザへ非言語情報を提供する。まず、非言語情報管理
コンピュータは、所定の検索、例えば所定の領域内の位
置情報を持つ携帯通信端末およびその非言語情報の検
索、あるいは、ある共通カテゴリの非言語情報、例えば
「幸福」といった感情に設定されているユーザに対応す
る携帯通信端末の検索等を実行するため、非言語情報デ
ータベースに対して、データベース検索要求を行う(図
18ステップ)。検索条件は、この他にも様々な設定
が可能である。
【0145】検索を要求された非言語情報データベース
は、与えられた検索条件に基づいて検索を実行する。検
索して得られた結果、例えば所定の領域内の位置情報を
持つ携帯通信端末の位置情報および非言語情報、あるい
は、「幸福」といった感情に設定されているユーザに対
応する携帯通信端末、「怒り」といった感情に設定され
ているユーザに対応する携帯通信端末など、様々な検索
条件に一致するデータを抽出して、非言語情報管理コン
ピュータに提供する(図18ステップ)。
【0146】次に、非言語情報管理コンピュータは、こ
れらの検索に基づいて得られた結果の携帯通信端末に対
して、情報を発信する。情報は、例えば、例えば所定の
領域内の位置情報を持つ携帯通信端末の位置情報および
非言語情報をその所定領域内の全携帯通信端末に対して
発信する。情報を受信したユーザは、自分の回りの携帯
通信端末を有するユーザの感情の分布を知ることが可能
となる。また、「幸福」といった感情に設定されている
全ユーザに対して、同じ感情(非言語情報)となってい
るユーザが何人いるのかなどの情報を提供することが可
能となる(図18ステップ)。非言語情報等を受信し
た携帯通信端末は、受信した情報を表示する。
【0147】本実施例の構成によれば、ユーザは、みず
から情報の取得要求を行なうことなく、例えば、コンサ
ート等のイベント会場や映画館等で自分と同じ非言語情
報を持つ人(自分と同じように公演や上映を感じた人)
の存在を知り、新たな出会いのきっかけを作ることがで
きる。また、例えば、遊園地等において、どの遊戯施設
が一番好評なのかを非言語情報分布図によって知ること
ができる。これによって、ユーザにとっては、どの遊戯
施設等に足を運ぶかの目安になり、遊園地等の経営者に
とっては、どの遊戯施設が客の反応がいいのかを知るこ
とができ、今後の設備投資の参考になる。
【0148】[通信端末および各管理コンピュータ構
成]次に本システムを構成する携帯通信端末、および非
言語情報管理コンピュータ、位置情報管理コンピュータ
の構成例について図19、図20を用いて説明する。図
19には、携帯通信端末装置の構成例を示す。
【0149】CPU(Central processing Unit)501
は、各種アプリケーションプログラム等を実行する演算
ユニットである。ROM(Read-Only-Memory)502
は、CPU501が実行するプログラム、あるいは演算
パラメータとしての固定データを格納する。RAM(Ra
ndom Access Memory)503は、CPU501の処理に
おいて実行されるプログラム、およびプログラム処理に
おいて適宜変化するパラメータの格納エリア、ワーク領
域として使用される。
【0150】ホストバス504はブリッジ505を介し
てPCI(Peripheral Component Internet/Interfac
e)バスなどの外部バス506に接続されている。
【0151】入力部508はCPU501に各種の指令
を入力するためにユーザにより操作される。ディスプレ
イ510は例えばCRT、液晶ディスプレイ等であり、
各種情報をテキストまたはイメージ等により表示する。
記憶部511は、情報記憶媒体としての例えばフラッシ
ュメモリ、ハードディスクを有し、記憶部511からの
プログラム、データの読み取りまたは記憶部511に対
するプログラム、データの書き込みを実行する。
【0152】ドライブ512は、フロッピーディスク、
CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO
(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatil
e Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバ
ブル記録媒体513の記録再生を実行するドライブであ
り、各リムーバブル記録媒体513からのプログラムま
たはデータ再生、リムーバブル記録媒体513に対する
プログラムまたはデータ格納を実行する。
【0153】各記憶媒体に記録されたプログラムまたは
データを読み出してCPU501において実行または処
理を行なう場合は、読み出したプログラム、データはイ
ンタフェース507、外部バス506、ブリッジ50
5、ホストバス504を介して例えば接続されているR
AM503に供給する。
【0154】入力部508乃至ドライブ512はインタ
フェース507に接続されており、インタフェース50
7は外部バス506、ブリッジ505、およびホストバ
ス504を介してCPU501に接続されている。
【0155】通信部514は通信端末の接続された例え
ばルータ等を介して非言語情報管理サーバ等と通信し、
CPU501、記憶部511等から供給されたデータを
パケット化して送信したり、ルータを介してパケットを
受信する処理を実行する。通信部514は外部バス50
6、ブリッジ505、およびホストバス504を介して
CPU501に接続されている。
【0156】次に、非言語情報管理コンピュータ、位置
情報管理コンピュータの構成について図20を参照して
説明する。
【0157】CPU(Central processing Unit)701
は、各種アプリケーションプログラムや、OS(Operat
ing System)を実行する演算ユニットである。ROM
(Read-Only-Memory)702は、CPU701が実行す
るプログラム、あるいは演算パラメータとしての固定デ
ータを格納する。RAM(Random Access Memory)70
3は、CPU701の処理において実行されるプログラ
ム、およびプログラム処理において適宜変化するパラメ
ータの格納エリア、ワーク領域として使用される。
【0158】ドライブ705は、フロッピーディスク、
CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO
(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatil
e Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバ
ブル記録媒体706の記録再生を実行するドライブであ
り、各リムーバブル記録媒体706からのプログラムま
たはデータ再生、リムーバブル記録媒体706に対する
プログラムまたはデータ格納を実行する。各記憶媒体に
記録されたプログラムまたはデータを読み出してCPU
701において実行または処理を行なう場合は、読み出
したプログラム、データはバス704を介して例えば接
続されているRAM703に供給される。
【0159】通信部707はルータまたはインターネッ
ト接続通信部であり、CPU701のデータ処理によっ
て生成したパケットを送信したり、インターネット、ル
ータを介してパケットを受信する処理を実行する。
【0160】CPU701乃至通信部707はバス70
4によって相互接続され、データの転送が可能な構成と
なっている。
【0161】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0162】なお、明細書中において説明した一連の処
理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者
の複合構成によって実行することが可能である。ソフト
ウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを
記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込ま
れたコンピュータ内のメモリにインストールして実行さ
せるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュ
ータにプログラムをインストールして実行させることが
可能である。
【0163】例えば、プログラムは記録媒体としてのハ
ードディスクやROM(Read OnlyMemory)に予め記録し
ておくことができる。あるいは、プログラムはフロッピ
ーディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Me
mory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digit
al Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなど
のリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格
納(記録)しておくことができる。このようなリムーバ
ブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとし
て提供することができる。
【0164】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする
他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送
したり、LAN(Local Area Network)、インターネット
といったネットワークを介して、コンピュータに有線で
転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されて
くるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の
記録媒体にインストールすることができる。
【0165】なお、明細書に記載された各種の処理は、
記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実
行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあ
るいは個別に実行されてもよい。また、本明細書におい
てシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、
各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【0166】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の構成
によれば、携帯通信端末を有するユーザの感情等の非言
語情報をネットワーク上に接続された非言語情報管理サ
ーバのデータベースに蓄積し、携帯通信端末からのアク
セスによって、様々なユーザの感情等の非言語情報を取
得することが可能となり、例えばこれから通信を開始し
ようとする携帯通信端末ユーザが、通話予定相手の感情
状態を把握したり、あるいは通信途中、または通信終了
後の通信相手ユーザの感情等の非言語情報を取得するこ
とが可能となる。
【0167】さらに、本発明の構成によれば、非言語情
報管理サーバのデータベースに携帯通信端末の位置情報
を記録することにより、様々な地理的位置の近傍にある
通信端末を持つユーザの感情等を知ることを可能とし
た。これによって、ユーザは、例えば、コンサート等の
イベント会場や映画館等で自分と同じ感情(非言語情
報)を持つ人、具体的には例えば自分と同じように公演
や上映を感じた人の存在を知り、新たな出会いのきっか
けを作ることができる。また、例えば、遊園地等におい
て、どの遊戯施設が一番好評なのかを非言語情報分布図
によって知ることができる。これによって、ユーザにと
っては、どの遊戯施設等に足を運ぶかの目安になり、遊
園地等の経営者にとっては、どの遊戯施設が客の反応が
いいのかを知ることができ、今後の設備投資の参考とす
ることなどが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の情報通信システムにおいて非言語情報
としての感情情報を取得する処理例を説明する図であ
る。
【図3】本発明の情報通信システムにおける非言語情報
データベースのデータ構成例を示す図である。
【図4】本発明の情報通信システムにおける転送データ
構成例を示す図である。
【図5】本発明の情報通信システムにおける転送データ
構成例を示す図である。
【図6】本発明の情報通信システムにおける非言語情報
記録処理シーケンスを示す図である。
【図7】本発明の情報通信システムにおける非言語情報
記録処理フローを示す図である。
【図8】本発明の情報通信システムにおける非言語情報
取得処理シーケンスを示す図である。
【図9】本発明の情報通信システムにおける非言語情報
取得処理フローを示す図である。
【図10】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報表示例を示す図である。
【図11】本発明の情報通信システムの構成(実施例
2)を示すブロック図である。
【図12】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報データベースのデータ構成例(実施例2)を示す図で
ある。
【図13】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報記録処理シーケンス(実施例2)を示す図である。
【図14】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報記録処理フロー(実施例2)を示す図である。
【図15】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報取得処理シーケンス(実施例2)を示す図である。
【図16】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報取得処理フロー(実施例2)を示す図である。
【図17】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報表示例(実施例2)を示す図である。
【図18】本発明の情報通信システムにおける非言語情
報取得処理シーケンス(実施例3)を示す図である。
【図19】本発明の情報通信システムにおける通信端末
装置の構成を説明する図である。
【図20】本発明の情報通信システムにおける各官吏コ
ンピュータの構成を説明する図である。
【符号の説明】
100 携帯通信端末 101 非言語情報取得装置 102 ネットワーク 103 非言語情報管理コンピュータ 104 非言語情報データベース 105 位置情報管理コンピュータ 106 地図情報データベース 501 CPU 502 ROM 503 RAM 505 ブリッジ 508 入力部 510 ディスプレイ 511 記憶部 512 ドライブ 513 リムーバブル記憶媒体 514 通信部 701 CPU 702 ROM 703 RAM 705 ドライブ 706 リムーバブル記憶媒体 707 通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/20 H04B 7/26 M 7/34 H04Q 7/04 Z (72)発明者 坂本 一樹 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 芹田 陽一郎 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 飛鳥井 正道 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 上田 裕一 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 浅利 直介 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 Fターム(参考) 5K015 AA00 AB01 GA01 5K024 AA71 BB04 CC11 FF01 GG05 GG10 5K067 AA21 BB02 BB21 DD11 DD17 DD18 DD19 DD20 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 FF28 FF32 HH22 HH23 HH24 5K101 KK15 KK16 LL01 LL12 MM07 NN01 NN14 NN21

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの感情を反映したデータを取得する
    非言語情報取得手段と、 前記非言語情報取得手段によって取得されたデータに基
    づく感情情報を非言語情報管理サーバに対して送信する
    第1の通信端末と、 前記第1の通信端末から送信される感情情報を通信端末
    識別子に対応付けて非言語情報データベースに格納する
    非言語情報管理サーバと、を有し、 前記非言語情報管理サーバは、前記非言語情報データベ
    ースに格納された非言語情報を第2の通信端末に対して
    送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする
    情報通信システム。
  2. 【請求項2】前記非言語情報取得手段は、前記第1の通
    信端末のユーザの生体情報を取得する構成を有し、前記
    第1の通信端末は、前記生体情報に基づく感情情報を非
    言語情報管理サーバに対して送信する構成を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】前記非言語情報取得手段は、前記第1の通
    信端末のユーザからの入力による非言語情報取得構成を
    有し、前記第1の通信端末は、該入力情報に基づく感情
    情報を非言語情報管理サーバに対して送信する構成を有
    することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であることを特徴とする請求項1に記載の情
    報通信システム。
  5. 【請求項5】前記非言語情報管理サーバは、 前記第1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、前
    記非言語情報データベースに格納されたデータの更新処
    理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記
    載の情報通信システム。
  6. 【請求項6】前記情報通信システムは、さらに、 通信端末の位置情報を取得する位置情報管理手段を有
    し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、該
    第1の通信端末の位置情報を前記位置情報管理手段から
    取得し、前記非言語情報データベースに、通信端末識別
    子に対応付けて格納する処理を実行する構成であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  7. 【請求項7】前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された非言語情
    報を第2の通信端末に対して送信する処理を実行する構
    成を有することを特徴とする請求項1に記載の情報通信
    システム。
  8. 【請求項8】前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに対する検索の結果抽出さ
    れた通信端末を前記第2の通信端末として、該第2の通
    信端末に対して、前記非言語情報データベースに格納さ
    れた非言語情報を送信する処理を実行する構成を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  9. 【請求項9】前記非言語情報管理サーバは、 地図情報を格納した地図情報データベースを有し、 前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに格納された位置情報に基
    づいて、前記地図情報データベースから該位置情報に対
    応した位置の地図データを取得し、該取得地図データと
    ともに、前記非言語情報データベースに格納された非言
    語情報を送信する処理を実行する構成を有することを特
    徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  10. 【請求項10】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であることを特
    徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  11. 【請求項11】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であり、 前記非言語情報管理サーバは、前記非言語情報データベ
    ースに格納された共通のグループIDを持つ通信端末に
    対応して格納された1以上の非言語情報を前記第2の通
    信端末に対して送信する処理を実行する構成を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  12. 【請求項12】前記第2の通信端末は、前記非言語情報
    管理サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語情
    報取得要求を送信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定通信
    端末識別子に対応する非言語情報を前記第2の通信端末
    に対して送信する処理を実行する構成を有することを特
    徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  13. 【請求項13】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    するグループIDを指定した非言語情報取得要求を送信
    し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに格納された指定グループ
    IDを持つ通信端末に対応する非言語情報を前記第2の
    通信端末に対して送信する処理を実行する構成を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  14. 【請求項14】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    する通信端末識別子を指定した非言語情報取得要求を送
    信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定通信
    端末識別子の位置情報の近傍の位置情報を持つ通信端末
    装置の非言語情報を前記第2の通信端末に対して送信す
    る処理を実行する構成を有することを特徴とする請求項
    1に記載の情報通信システム。
  15. 【請求項15】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    する位置情報を指定した非言語情報取得要求を送信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定位置
    情報の近傍の位置情報を持つ通信端末装置の非言語情報
    を前記第2の通信端末に対して送信する処理を実行する
    構成を有することを特徴とする請求項1に記載の情報通
    信システム。
  16. 【請求項16】ユーザの感情を反映したデータを取得す
    る非言語情報取得ステップと、 前記非言語情報取得ステップによって取得されたデータ
    に基づく感情情報を第1の通信端末から非言語情報管理
    サーバに対して送信するステップと、 前記第1の通信端末から送信される感情情報を通信端末
    識別子に対応付けて非言語情報管理サーバ内の非言語情
    報データベースに格納するステップと、 前記非言語情報データベースに格納された非言語情報を
    前記非言語情報管理サーバから第2の通信端末に対して
    送信するステップと、 を有することを特徴とする情報通信方法。
  17. 【請求項17】前記非言語情報取得ステップは、前記第
    1の通信端末のユーザの生体情報を取得するステップで
    あり、 前記第1の通信端末は、前記生体情報に基づく感情情報
    を非言語情報管理サーバに対して送信することを特徴と
    する請求項16に記載の情報通信方法。
  18. 【請求項18】前記非言語情報取得ステップは、前記第
    1の通信端末のユーザからの入力による非言語情報取得
    ステップであり、 前記第1の通信端末は、該入力情報に基づく感情情報を
    非言語情報管理サーバに対して送信することを特徴とす
    る請求項16に記載の情報通信方法。
  19. 【請求項19】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であることを特徴とする請求項16に記載の
    情報通信方法。
  20. 【請求項20】前記情報通信方法において、さらに、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、前
    記非言語情報データベースに格納されたデータの更新処
    理を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1
    6に記載の情報通信方法。
  21. 【請求項21】前記情報通信方法は、さらに、 通信端末の位置情報を取得する位置情報管理手段による
    位置情報取得ステップを有し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第1の通信端末からの感情情報の受信に応じて、該
    第1の通信端末の位置情報を前記位置情報管理手段から
    取得し、前記非言語情報データベースに、通信端末識別
    子に対応付けて格納する処理を実行することを特徴とす
    る請求項16に記載の情報通信方法。
  22. 【請求項22】前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された非言語情
    報を第2の通信端末に対して送信する処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の情報通信方法。
  23. 【請求項23】前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに対する検索の結果抽出さ
    れた通信端末を前記第2の通信端末として、該第2の通
    信端末に対して、前記非言語情報データベースに格納さ
    れた非言語情報を送信する処理を実行することを特徴と
    する請求項16に記載の情報通信方法。
  24. 【請求項24】前記非言語情報管理サーバは、 地図情報を格納した地図情報データベースを有し、 前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに格納された位置情報に基
    づいて、前記地図情報データベースから該位置情報に対
    応した位置の地図データを取得し、該取得地図データと
    ともに、前記非言語情報データベースに格納された非言
    語情報を送信する処理を実行することを特徴とする請求
    項16に記載の情報通信方法。
  25. 【請求項25】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であることを特
    徴とする請求項16に記載の情報通信方法。
  26. 【請求項26】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であり、 前記非言語情報管理サーバは、前記非言語情報データベ
    ースに格納された共通のグループIDを持つ通信端末に
    対応して格納された1以上の非言語情報を前記第2の通
    信端末に対して送信する処理を実行することを特徴とす
    る請求項16に記載の情報通信方法。
  27. 【請求項27】前記第2の通信端末は、前記非言語情報
    管理サーバに対する通信端末識別子を指定した非言語情
    報取得要求を送信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定通信
    端末識別子に対応する非言語情報を前記第2の通信端末
    に対して送信する処理を実行することを特徴とする請求
    項16に記載の情報通信方法。
  28. 【請求項28】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて複数の通信端末に共通に
    設定されたグループIDを格納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    するグループIDを指定した非言語情報取得要求を送信
    し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記非言語情報データベースに格納された指定グループ
    IDを持つ通信端末に対応する非言語情報を前記第2の
    通信端末に対して送信する処理を実行することを特徴と
    する請求項16に記載の情報通信方法。
  29. 【請求項29】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    する通信端末識別子を指定した非言語情報取得要求を送
    信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定通信
    端末識別子の位置情報の近傍の位置情報を持つ通信端末
    装置の非言語情報を前記第2の通信端末に対して送信す
    る処理を実行することを特徴とする請求項16に記載の
    情報通信方法。
  30. 【請求項30】前記非言語情報データベースは、 通信端末の識別子に対応付けて通信端末の位置情報を格
    納した構成であり、 前記第2の通信端末は、前記非言語情報管理サーバに対
    する位置情報を指定した非言語情報取得要求を送信し、 前記非言語情報管理サーバは、 前記第2の通信端末からの非言語情報取得要求に応じ
    て、前記非言語情報データベースに格納された指定位置
    情報の近傍の位置情報を持つ通信端末装置の非言語情報
    を前記第2の通信端末に対して送信する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報通信方法。
  31. 【請求項31】情報通信処理をコンピュータ・システム
    上で実行せしめるコンピュータ・プログラムであって、 ユーザの感情を反映したデータを取得する非言語情報取
    得ステップと、 前記非言語情報取得ステップによって取得されたデータ
    に基づく感情情報を第1の通信端末から非言語情報管理
    サーバに対して送信するステップと、 前記第1の通信端末から送信される感情情報を通信端末
    識別子に対応付けて非言語情報管理サーバ内の非言語情
    報データベースに格納するステップと、 前記非言語情報データベースに格納された非言語情報を
    前記非言語情報管理サーバから第2の通信端末に対して
    送信するステップと、 を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラ
    ム。
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