JP5579804B2 - 負荷駆動装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷をオン/オフ駆動する負荷駆動装置に関する。
近年、情報の大容量化・処理速度の高速化に伴い、LED(Light Emitting Diode)やレーザダイオードを負荷とする負荷駆動装置は、これらの負荷を高速に駆動することが要求されている。特に、光通信の分野では、LEDやレーザダイオードなどの発光素子を負荷として、パルス駆動するデジタル光通信が普及している。光通信の通信量の増大に伴い、発光のオンとオフとを高速に行うことができる負荷駆動装置が求められている。
従来、発光素子を高速に点灯する方法、すなわち、短時間で発光素子をオフ状態からオン状態にする方法として、オフ期間中にも所定のバイアス電圧を印加しておく技術が開示されている。
特許文献1の課題には「大きな内部容量のLEDでも、消費電流増大を最小限に抑え、過渡応答時間を短く、高速に変調でき、パルス波形歪みの小さい出力光を得る。」と記載され、解決手段には「LEDは、電気等価モデルの真性ダイオードに印加される電圧パルスVdが尖頭値に極近傍に達した時点で電流が急激に流れ、その順方向電流に比例した光出力が得られる素子である性質を利用し、低出力インピーダンスで大電流駆動能力を持つ矩形電圧パルス、または、立ち上り直後が高い電圧をとり一定時間後は所期の電圧に戻すハイ・レベルが2値の電圧パルスを直結したLED負荷に供給する。またパルスのロー・レベルは、システム要求上必要なLED出力信号の消光比を保てる電圧の範囲でDCバイアスを懸ける。」と記載されている。
特開2001−326569号公報
特許文献1に記載の発明は、LEDの負荷にDCバイアス電圧を印加することで、高速駆動を可能としている。しかし、特許文献1に記載の発明は、負荷をオフ状態からオン状態に切り替える場合には、負荷に印加するパルス信号であるPWM(Pulse Width Modulation)信号を、常にDCバイアス電圧制御時のオンデューティとして、その後、徐々にオンデューティを拡大している。そのため、立ち上がり時間が長くなり、負荷をオフからオンに切り替える時間が長くなるという問題を有していた。
そこで、本発明は、負荷の駆動オンと駆動オフとの切り替えを高速に行える負荷駆動装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、電源から供給された電力を変換して直流電力を負荷に供給する電力変換回路と、前記負荷に流れる出力電流を検出する出力電流検出回路と、外部から入力された動作指示情報によって前記負荷の動作と動作停止の切り替えを行い、前記負荷の動作期間は、前記出力電流に基づき定電流制御を行い、前記定電流制御の開始時に、直前の前記負荷の動作期間と同じオンデューティの第1のパルス信号を前記電力変換回路に出力し、前記負荷の動作停止期間には、前記負荷に印加する出力電圧に基づき定電圧制御を行い、前記負荷に所定のバイアス電圧を印加する第2のパルス信号を前記電力変換回路に出力する制御回路部と、を備えることを特徴とする負荷駆動装置とした。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、負荷の駆動オンと駆動オフとの切り替えを高速に行える負荷駆動装置を提供することができる。
第1の実施形態に於ける負荷駆動装置を示す概略の構成図である。 第1の実施形態に於ける制御回路部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に於ける負荷駆動装置の要部の信号波形を示す模式図である。 第1の実施形態に於ける定電流制御開始時の立ち上がり電圧波形と電流波形を示す模式図である。 第1の実施形態に於けるPWM信号オフ期間の有無と定電流制御開始の立ち下がり波形を示す模式図である。 第1の実施形態に於けるPWM信号のリセットの有無と定電流制御開始の立ち上がり波形を示す模式図である。 第2の実施形態に於ける制御回路部の処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に於ける負荷駆動装置を示す概略の構成図である。
図1に示すように、負荷駆動装置1は、負荷30に直流電力を供給する電力変換回路2と、電力変換回路2が備えた図示しないスイッチ素子に駆動信号を出力するスイッチ素子駆動回路3と、スイッチ素子駆動回路3にパルス信号Paを出力して動作を制御する制御回路部(マイクロコンピュータ)4と、負荷30に流れる出力電流Ioを検出する出力電流検出回路5と、負荷30に印加される出力電圧Voを検出する出力電圧検出回路6と、を備えている。
負荷駆動装置1は、電力を供給する直流電源Vd(電源の一例)と、直流電力によって駆動される負荷30と、図示しない上位装置とに接続されている。負荷駆動装置1は、図示しない上位装置から入力された外部パルス信号Po(動作指示情報の一例)によって、直流電源Vdから供給された電力を直流電力に変換し、負荷30に供給するか否かを切り替えるものである。
電力変換回路2は、例えば昇圧回路や降圧回路などであり、図示しないスイッチ素子を備えている。電力変換回路2は、入力側の正極と負極とが直流電源Vdの正極と負極とに接続され、出力側の正極と負極とが負荷30の正極と負極とに接続され、更に制御入力側がスイッチ素子駆動回路3に接続されている。電力変換回路2は、スイッチ素子駆動回路3から入力された制御信号に基づいて、直流電源Vdから供給された電力を、所定の直流電力に変換し、負荷30に供給するものである。
スイッチ素子駆動回路3は、例えば、電圧レベル変換回路である。スイッチ素子駆動回路3は、入力側が制御回路部4に接続され、出力側が電力変換回路2に接続されている。スイッチ素子駆動回路3は、制御回路部4が出力した駆動信号の電圧レベルを変換し、電力変換回路2が有するFET(Field Effect Transistor)などのスイッチ素子のゲートに印加したときに、当該スイッチ素子を駆動可能な電圧レベルの駆動信号を出力するものである。スイッチ素子駆動回路3および電力変換回路2は、入力されたパルス信号Paのオンデューティの値に応じた出力電圧Voを負荷30に印加する。
負荷30は、光を出力するレーザダイオード素子である。負荷30は、供給された電力を光信号に変換するものである。負荷30のレーザダイオード素子は、当該素子が導通する向きに電圧を印加したとき、所定の電圧降下が発生する。
制御回路部4は、例えば、ワンチップのマイクロコンピュータである。制御回路部4は、第1のA/D(Analog to Digital)入力端子が出力電流検出回路5に接続され、第2のA/D入力端子が出力電圧検出回路6に接続され、デジタル入力端子が図示しない上位装置に接続され、更に出力端子にはスイッチ素子駆動回路3が接続されている。制御回路部4は、図示しない上位装置から入力された外部パルス信号Poによって、スイッチ素子駆動回路3にPWM信号であるパルス信号Paを出力して負荷30を駆動するか否かを切り替え、負荷30を駆動する場合には、負荷30に流れる出力電流Ioが所定目標値になるようにフィードバック制御するものであり、負荷30を駆動しない場合には、出力電圧Voが所定目標値になるようにフィードバック制御するものである。制御回路部4は、負荷30に流れる出力電流Ioを、パルス信号Paのオンデューティによって制御する。制御回路部4は、外部パルス信号Poを、負荷30に供給する電力に変換するものである。
制御回路部4を構成する各部の詳細は、後記する。
出力電流検出回路5は、例えばシャント抵抗、ホールセンサ、抵抗とオペアンプの組合せなどである。出力電流検出回路5は、負荷30の負極と電力変換回路2の出力側の負極との間に接続され、出力側が制御回路部4の第1のA/D入力端子に接続されている。出力電流検出回路5は、負荷30に流す出力電流Ioを電圧値に変換するものである。
出力電圧検出回路6は、例えば分圧抵抗などである。出力電圧検出回路6は、負荷30の正極側に接続され、出力側が制御回路部4の第2のA/D入力端子に接続されている。出力電圧検出回路6は、負荷30に印加される出力電圧Voを検出するものである。
《制御回路部4の構成》
制御回路部4(動作指示情報判定部の一例)は、外部パルス信号Po(動作指示情報の一例)を判定する外部パルス判定部7と、出力電流Ioのフィードバック制御を行う出力電流制御部8と、出力電圧Voのフィードバック制御を行う出力電圧制御部9と、出力電流制御部8による制御ループと出力電圧制御部9による制御ループのいずれを選択するかを切り替える制御ループ判定部10と、パルス信号Paのデューティを記憶するデューティ記憶部11(記憶部の一例)とを備えている。
外部パルス判定部7は、外部パルス信号Poが入力されたとき、外部パルス信号Poに含まれた負荷30のオン/オフ動作の指示情報であるパルス制御信号Spを、制御ループ判定部10に出力するものである。外部パルス信号Poは、例えばH(High)レベルとL(Low)レベルとで示された1ビットの信号である。しかし、これに限られず、外部パルス信号Poは、シリアル信号に含まれたオン/オフ動作の指示情報などであってもよい。
出力電流制御部8は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部81と、例えばPID(Proportional Integral Differential)演算などを行う出力電流演算部82とを備えている。出力電流制御部8の入力側は、第1のA/D入力端子に接続されている。出力電流制御部8の出力側は、制御ループ判定部10に接続されている。出力電流制御部8は、出力電流検出回路5にて検出された出力電流Ioが、たとえば、当該制御回路部4の図示しない記憶部に記憶されている基準電流値になるようにフィードバック制御し、制御ループ判定部10に出力電流制御信号Siを出力する。
出力電圧制御部9は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部91と、例えばPID演算などを行う出力電圧演算部92とを備えている。出力電圧制御部9の入力側は、第2のA/D入力端子に接続されている。出力電圧制御部9の出力側は、制御ループ判定部10に接続されている。出力電圧制御部9は、出力電圧検出回路6にて検出された出力電圧Voが、たとえば、当該制御回路部4の図示しない記憶部に記憶されている基準電圧になるようにフィードバック制御し、制御ループ判定部10に出力電圧制御信号Svを出力する。
制御ループ判定部10の入力側は、外部パルス判定部7と、出力電流制御部8と、出力電圧制御部9とに接続されている。制御ループ判定部10の出力側は、スイッチ素子駆動回路3に接続されている。制御ループ判定部10は更に、デューティ記憶部11と読み書き可能に接続されている。制御ループ判定部10は、パルス制御信号Spによって、出力電流制御信号Siと出力電圧制御信号Svのいずれかを選択して、パルス信号Paをスイッチ素子駆動回路3に出力するものである。
デューティ記憶部11は、情報を記憶するものであり、制御ループ判定部10に接続されている。デューティ記憶部11は、負荷30の直前のオン動作期間に於けるPWM信号(第1のパルス信号Pa1)のオンデューティの値を記憶するものである。
(第1の実施形態の動作)
図2は、第1の実施形態に於ける制御回路部の処理を示すフローチャートである。
図2に示すように、処理を開始したのち、ステップS10に於いて、制御回路部4の制御ループ判定部10(図1参照)は、外部パルス判定部7から入力されるパルス制御信号Spに基づき、外部パルス信号Poを判定する。制御回路部4は、外部パルス信号Poがオンからオフに遷移したときには、ステップS11の処理を行い、外部パルス信号Poがオフからオンに遷移したときには、ステップS17の処理を行う。
ステップS11に於いて、制御ループ判定部10は、定電流制御期間(=負荷30のオン動作期間)のパルス信号(第1のパルス信号Pa1)のオンデューティ値(具体例としては、オン期間中のすべてのパルスのオンデューティの平均値)を、デューティ記憶部11に記憶する。
ステップS12に於いて、制御ループ判定部10は、第1のパルス信号Pa1の出力を停止する。
ステップS13に於いて、制御ループ判定部10は、所定の期間に亘って、PWM信号(第1のパルス信号Pa1、第2のパルス信号Pa2)の出力停止を保持する。当該所定の期間とは、PWM信号のオフ期間である。
ステップS14に於いて、制御ループ判定部10は、前記所定の期間が終了したタイミングから第2のパルス信号Pa2が出力されるように、PWM信号の周期をリセットする。
ステップS15に於いて、制御ループ判定部10は、予め設定された所定のオンデューティ値(固定値)で第2のパルス信号Pa2を出力するように出力電圧制御部9に指示して、定電圧制御(フィードバック制御)を開始し、ステップS10の処理に戻る。以降、ステップS10で制御ループ判定部10は、パルス制御信号Spに基づき外部パルス信号Poを判定する処理を行い、並行して出力電圧制御部9は、定電圧制御を行い、第1のパルス信号Pa1よりもオンデューティ値の小さいパルス信号Paにより、負荷30に所定のバイアス電圧Vb(負荷30がオンしない範囲の電圧値)を印加する。なお、定電圧制御期間の開始時に於いて、出力電圧制御部9は、第2のパルス信号Pa2を常に所定の同じオンデューティ値とし、その後は出力電圧制御信号Svに応じてパルス信号Paのオンデューティ値を調整する。
ステップS17に於いて、制御ループ判定部10は、デューティ記憶部11で記憶していた定電流制御時のオンデューティ値(負荷30の直前のオン動作期間の平均オンデューティ値)である第1のパルス信号Pa1を出力して、定電流制御を開始し、ステップS10の処理に戻る。以降、制御ループ判定部10は、パルス制御信号Spに基づき外部パルス信号Poを判定する処理を行い、並行して出力電流制御部8は、定電流制御を行って負荷30を駆動する。
定電流制御期間(=負荷30のオン動作期間)の開始時に於いて、出力電流制御部8は、第1のパルス信号Pa1を常に記憶されたオンデューティ値とし、その後は出力電流制御信号Siに応じてパルス信号Paのオンデューティ値を調整する。
(具体的な動作説明)
図3は、第1の実施形態に於ける負荷駆動装置の要部の信号波形を示す模式図である。
時刻T0〜T1は、負荷30のオン動作期間(定電流制御期間)である。このとき、外部パルス信号Poは、Hレベルであり、負荷30のオン動作指示となる。第1のパルス信号Pa1は、制御回路部4から出力される。出力電流Ioは、所定の定電流Icに制御されている。出力電圧Voは、レーザダイオードの電流−電圧特性に応じた値である所定の電圧Vcの近傍の値となる。
時刻T1〜T2は、負荷30のオフ動作期間であると共に、PWM信号オフ期間である。このとき外部パルス信号Poは、Lレベルとなり、負荷30のオフ動作指示となる。出力電流Ioは、0[A]となる。出力電圧Voは、時間と共に徐々に低下する。
時刻T2〜T3は、負荷30のオフ動作期間であると共に、定電圧制御期間である。時刻T2に於いて、制御回路部4は、予め設定された所定のオンデューティ値で第2のパルス信号Pa2を出力して、定電圧制御を開始する。出力電流Ioは、約0[A]となる。出力電圧Voは、所定のバイアス電圧Vbとなる。時刻T2の定電圧制御の開始と同時に、制御回路部4は、第2のパルス信号Pa2のパルスがオンするように制御し、PWM信号の周期をリセットする。なお、出力電圧Voがバイアス電圧Vbに近接したタイミングで、出力電圧制御部9が定電圧制御を開始するように、PWM信号オフ期間である時刻T1〜T2の長さが設定されている。
時刻T3〜T4は、負荷30のオン動作期間であると共に、定電流制御期間である。時刻T3に於いて、制御回路部4は、デューティ記憶部11で記憶したオンデューティ値(負荷30の直前のオン動作期間の平均のオンデューティ値)で第1のパルス信号Pa1の出力を開始して、定電流制御を開始する。出力電流Ioは、定電流Icになるように定電流制御される。出力電圧Voは、レーザダイオードの電流−電圧特性に応じた値である電圧Vcの近傍の値となる。
《定電流制御開始時に、記憶していたオンデューティ値のPWM信号を出力する効果》
図4(a)〜(c)は、第1の実施形態に於ける定電流制御開始時の立ち上がり電圧波形と電流波形を示す模式図である。
図4(a)は、バイアス電圧Vbの有無による出力電圧Voの波形を比較した模式図を示している。図の縦軸は、出力電圧Voを示している。図の横軸は、図4(b)と共通する時刻tを示している。図の破線A0は、バイアス電圧Vbを印加しない場合の出力電圧Voの波形を示している。図の実線A1は、バイアス電圧Vbを印加した場合の出力電圧Voの波形を示している。
図4(b)は、バイアス電圧Vbの有無による出力電流Ioの波形を比較した模式図を示している。図の縦軸は、出力電流Ioを示している。図の横軸は、図4(a)と共通する時刻tを示している。図の破線B0は、バイアス電圧Vbを印加しない場合の出力電流Ioの波形を示している。図の実線B1は、バイアス電圧Vbを印加した場合の出力電流Ioの波形を示している。
《負荷30のオフ動作期間にバイアス電圧Vbを印加しない場合》
図4(a)に示すように、出力電圧Vo(破線A0)は、時刻Taに於いて0[V]から立ち上がり、時刻Tbに於いて順方向電圧Vfに到達し、オーバシュートによる振動を繰り返したのち、時刻Teに於いてレーザダイオードの電流−電圧特性に応じた値である電圧Vcの近傍に収束する。出力電流Io(破線B0)は、時刻Tbから流れ始め、オーバシュートによる振動を繰り返したのち、時刻Tfに於いて定電流Icに収束する。出力電圧Voの過渡応答時間は、時刻Ta〜Teである。出力電流Ioの過渡応答時間は、時刻Ta〜Tfである。
これは、次のように説明できる。つまり、LEDやレーザダイオードなどの素子は、当該素子が導通する向きに電圧を掛けたとき、当該素子に於いて所定の電圧降下が発生する。この電圧降下を、当該素子の順方向電圧Vfという。このような素子を負荷30として、ステップ応答の電力を加えたとき、供給された電力に対する負荷30の駆動は、原理的にタイムラグ(遅延)を生じる。例えば、順方向電圧Vfが1.5Vであるレーザダイオード素子を5個直列にした負荷30を考える。この負荷30を駆動する場合、順方向電圧Vfは、合計で7.5Vとなる。この負荷30に電流を流すためには、順方向電圧Vf=7.5Vを超える電圧が必要になる。この負荷30に印加する出力電圧Voが立ち上がり始めても、出力電流Ioは立ち上がらず、出力電圧Voが順方向電圧Vfの7.5Vを超えたのちに出力電流Ioが立ち上がる。
《負荷30のオフ動作期間にバイアス電圧Vbを印加した場合》
出力電圧Vo(破線A0)は、時刻Taに於いてバイアス電圧Vbから立ち上がり、順方向電圧Vfをすぐさま超えると共に、時刻Tcに於いて、レーザダイオードの電流−電圧特性に応じた値である電圧Vcの近傍に収束する。
出力電流Io(破線B0)は、時刻Taの直後から流れ始め、オーバシュートによる振動を繰り返したのち、時刻Tdに於いて定電流Icに収束する。出力電圧Voの過渡応答時間は、時刻Ta〜Tcである。出力電流Ioの過渡応答時間は、時刻Ta〜Tdである。
このように、負荷30のオフ動作期間に、負荷30にバイアス電圧Vbを印加した場合は、出力電圧Voが立ち上がると、すぐに出力電流Ioが流れ始める。この場合、出力電圧Voと出力電流Ioのオーバシュートも小さくなり、過渡応答時間も短くなる。
制御回路部4は、バイアス電圧Vbを印加する定電圧制御期間と、負荷30を駆動する定電流制御期間とで、制御するPWM信号のオンデューティ値が異なる。そのため、比較例の制御回路部4は、定電圧制御から定電流制御への切り替わりの際に、ステップ応答するように制御している。つまり、負荷30のオン動作期間の開始時に於いて、制御回路部4は、オンデューティが小さい値のPWM信号を出力し、オンデューティを徐々に拡大している。そのため、出力電流Ioの立ち上がりは遅くなってしまう。
図4(c)は、記憶したオンデューティ値の第1のパルス信号Pa1による電流制御開始の有無による出力電流Ioの波形を比較した模式図である。図の縦軸は、出力電流Ioを示している。図の横軸は、図4(a)と共通する時刻tを示している。図の破線B0は、バイアス電圧Vbを印加しない場合の出力電流Ioの波形を示している。図の細い実線B1は、バイアス電圧Vbを印加した場合の出力電流Ioの波形を示している。図の実線B2は、バイアス電圧Vbを印加し、かつ、記憶したオンデューティ値の第1のパルス信号Pa1で電流制御を開始した場合の出力電流Ioの波形を示している。
本実施形態では、記憶した所定のオンデューティ値(直前のオン動作期間のオンデューティ値)の第1のパルス信号Pa1で電流制御を開始した場合、実線B2のように、すみやかに所定の大きさの出力電流Ioが流れる。そのため、出力電流Ioの立ち上がり時間は、実線B1で示す比較例のバイアス電圧Vbの印加した場合よりも更に短縮され、時刻Tgに定電流Icに収束して安定する。このとき、出力電流Ioの過渡応答時間は、時刻Ta〜Tgである。
《PWM信号のオフ期間の効果》
図5(a),(b)は、第1の実施形態に於けるPWM信号オフ期間の有無と定電流制御開始の立ち下がり波形を示す模式図である。
図5(a)は、PWM信号オフ期間の有無による出力電圧Voの波形を比較した図を示している。図の縦軸は、出力電圧Voを示している。図の横軸は、図5(b)と共通する時刻tを示している。図の破線C1は、PWM信号のオフ期間が無い場合の出力電圧Voの波形を示している。図の実線C2は、PWM信号のオフ期間が有る場合の出力電圧Voの波形を示している。
図5(b)は、PWM信号オフ期間の有無による出力電流Ioの波形を比較した図を示している。図の縦軸は、出力電流Ioを示している。図の横軸は、図5(a)と共通する時刻tを示している。図の破線D1は、PWM信号のオフ期間が無い場合の出力電流Ioの波形を示している。図の実線D2は、PWM信号のオフ期間が有る場合の出力電流Ioの波形を示している。
《PWM信号のオフ期間が無い場合》
時刻Thに於いて、制御回路部4は、負荷30のオフ動作を開始する。時刻Th以降に於いて、制御回路部4は、定電流制御から定電圧制御に切り替えるが、オンデューティ値が大きい状態からバイアス電圧Vbに達するまで徐々にオンデューティ値を小さくするような制御になるため、破線C1に示すように、緩やかに出力電圧Voは減少する。時刻Tmに於いて、出力電圧Voは、バイアス電圧Vbに到達する。その結果、出力電流Ioは破線D1に示すように、緩やかに減少し、時刻Tjに於いて、出力電流Ioは、0[A]に達する。
《PWM信号のオフ期間が有る場合》
時刻Thに於いて、制御回路部4は、負荷30のオフ動作を開始する。時刻Th以降に於いて、制御回路部4は、定電流制御から定電圧制御に切り替えるが、オンデューティ値が大きい状態からバイアス電圧Vbに達するまで急速にオンデューティ値を小さくするような制御になるため、実線C2に示すように、急速に出力電圧Voを減少させる。時刻Tkに於いて、出力電圧Voは、バイアス電圧Vbに到達する。その結果、出力電流Ioは実線D2に示すように、急速に減少し、時刻Tiに於いて、出力電流Ioは、0[A]に達する。
PWM信号のオフ期間が無い場合は、破線D1に示すように、比較的長い時間(時刻Th〜Tj)に亘って出力電流Ioが流れる。それに対し、PWM信号オフ期間が有る場合は、実線D2に示すように、出力電流Ioは短時間(時刻Th〜Ti)でゼロとなる。
これにより、外部パルス信号Poがオンからオフに切り替わったときに、すぐさま負荷30の駆動をオフすることができるので、負荷駆動装置1は、正確なタイミングで負荷30を駆動することができる。更に、負荷30が光信号を出力する発光素子の場合、負荷駆動装置1は、外部パルス信号Poがオンからオフに切り替わるタイミングに対する最小限の遅延で、光信号をオフすることができる。
更に負荷駆動装置1は、負荷30のオフ動作期間が短い場合でも、負荷30の駆動を確実にオフすることが可能となる。
なお、PWM信号オフ期間が長すぎると、出力電圧Voがバイアス電圧Vbよりも下がってしまい、負荷駆動装置1は、出力電圧Voをバイアス電圧Vbに収束させるまでの時間が掛かってしまう。PWM信号オフ期間が短すぎると、出力電圧Voがバイアス電圧Vbに達する前に定電圧制御が開始してしまい、負荷駆動装置1は、出力電圧Voをバイアス電圧Vbに収束させるまでの時間が掛かってしまう。よって、PWM信号オフ期間は、出力電圧Voがバイアス電圧Vbに近似した値になる期間に設定される。
《定電圧制御開始時に第2のパルス信号Pa2の周期をリセットすることによる効果》
図6は、第1の実施形態に於けるPWM信号のリセットの有無と定電流制御開始の立ち上がり波形を示す模式図である。
ここでは、定電圧制御開始時に、制御ループ判定部10が、第2のパルス信号Pa2の周期をリセットすることの有無と、それぞれの場合に於ける定電流制御開始時の出力電流Ioの立ち上がり波形の比較を行っている。
本実施形態の外部パルス信号Poは、電気信号を光信号に変換して通信するものなので、光通信のプロトコルに準拠した外部パルス周期でオンとオフとが切り替わる。つまり、外部パルス信号Poは、一定の幅の周期をもった信号として入力されるのに対して、PWM信号の周期は一定であるため、外部パルス信号Poのパルス周期が必ずしもPWM信号の周期の整数倍とはならない。ここで、当該外部パルス周期が、PWM信号の周期の整数倍でない場合を考える。
《定電圧制御開始時に第2のパルス信号Pa2の周期をリセットしない場合》
第2のパルス信号Pa2のパルス周期をリセットしないと、外部パルス信号Poがオンからオフになったタイミングに対する、第2のパルス信号Pa2の最初の立ち上がりパルスのタイミングは、PWM信号の周期でばらつく。
例えば、外部パルス信号Poが、外部パルス周期でオンとオフとを繰り返しているとき、出力電流Ioの立ち上がり時の定電流制御開始ごとに、外部パルス信号Poがオフからオンになったタイミングに対する、第2のパルス信号Pa2の立ち上がりパルスのタイミングは、相対的なばらつきが発生する。これにより、破線B2a,B2bに示すように、出力電流Ioの立ち上がりタイミングのばらつきが発生する。これにより、出力電流Ioは、PWM信号の周期のジッタが生じる。
《定電圧制御開始時に第2のパルス信号Pa2の周期をリセットした場合》
第2のパルス信号Pa2のパルス周期をリセットすることにより、外部パルス信号Poがオンからオフになったタイミングに対する、第2のパルス信号Pa2の最初の立ち上がりパルスのタイミングは、常に同じとなる。
例えば、外部パルス信号Poが、外部パルス周期でオンとオフとを繰り返しているとき、出力電流Ioの立ち上がり時の定電流制御開始ごとに、外部パルス信号Poがオフからオンになったタイミングに対する、第2のパルス信号Pa2の立ち上がりパルスのタイミングは同一である。これにより、実線B2に示すように、出力電流Ioの立ち上がりタイミングのばらつきが無くなり、常に、安定した同一の遅延時間の後に立ち上がるため、ジッタが生じない。
負荷30は、外部パルス信号Poがオフからオンになったタイミングに対して、常に安定した同一の遅延時間の後に駆動を開始する。これにより、光通信のパルスのジッタを減らして、光通信の品質を向上させることができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(D)のような効果がある。
(A) 負荷駆動装置1は、外部パルス信号Poの動作指示がオフの期間に、負荷30に対して所定のバイアス電圧Vbを印加している。負荷駆動装置1は更に、外部パルス信号Poの動作指示がオフからオンに切り替わったときに、直前のオン動作期間のオンデューティ値を、スイッチ素子駆動回路3および電力変換回路2に出力している。これらの処理により、負荷駆動装置1は、負荷30を高速にオフからオンに切り替えると共に、負荷30に印加する出力電圧Voの立ち上がりを安定にすることができる。
(B) 負荷駆動装置1は、外部パルス信号Poの動作指示がオンからオフに切り替わったときに、所定期間に亘って、パルス信号Paを停止している。これにより、負荷駆動装置1は、急速に出力電圧Voと出力電流Ioとを減少させ、負荷30を高速にオンからオフに切り替えることができる。
(C) 負荷駆動装置1は更に、外部パルス信号Poの動作指示がオンからオフに切り替わり、所定の期間に亘ってパルス信号Paを停止したのちに、予め設定された所定のオンデューティ値(固定値)で第2のパルス信号Pa2を出力するように出力電圧制御部9に指示して、定電圧制御(フィードバック制御)を開始している。これにより、負荷駆動装置1は、出力電圧Voをバイアス電圧Vbに収束させることができるので、外部パルス信号Poの動作指示がオフからオンに切り替わったときに、負荷30を高速にオフからオンに切り替えることができる。
(D) 負荷駆動装置1は更に、パルス信号Paを停止した後に、予め設定された所定のオンデューティ値(固定値)で第2のパルス信号Pa2を出力するとき、パルス周期をリセットしている。これにより、負荷駆動装置1は、外部パルス信号Poの動作指示がオフからオンに切り替わったときに、出力電流Ioの立ち上がりのジッタを抑止して、常に同じタイミングで、負荷30の駆動を開始することができる。
(第2の実施形態の構成)
第2の実施形態の負荷駆動装置1は、第1の実施形態の負荷駆動装置1(図1)と同様に構成されている。
第2の実施形態の負荷駆動装置1は、外部パルス信号Poがオフからオンに遷移したときに、直前の定電圧制御期間に於けるオンデューティ値を記憶し、外部パルス信号Poがオンからオフに遷移したときに、パルス信号Paを所定期間に亘ってオフし、記憶していた当該オンデューティ値から定電圧制御を開始するものである。
(第2の実施形態の動作)
図7は、第2の実施形態に於ける制御回路部の処理を示すフローチャートである。第1の実施形態に於ける制御回路部4の処理を示すフローチャート(図2)と同一の要素には同一の符号を付与している。
処理を開始したのち、ステップS10に於いて、制御回路部4の制御ループ判定部10は、外部パルス判定部7から入力されるパルス制御信号Spに基づき、外部パルス信号Poを判定する。制御回路部4は、外部パルス信号Poがオンからオフに遷移したときには、ステップS11の処理を行い、外部パルス信号Poがオフからオンに遷移したときには、ステップS16の処理を行う。
ステップS11〜S14の処理は、図2に示す第1の実施形態に於けるフローチャートと同様であるため、重複する説明は省略する。
ステップS15Aに於いて、制御ループ判定部10は、デューティ記憶部11に記憶していた定電圧制御時のオンデューティ値でパルス信号Paを出力するように出力電圧制御部9に指示して、定電圧制御(フィードバック制御)を開始し、ステップS10の処理に戻る。以降、ステップS10で制御ループ判定部10は、パルス制御信号Spに基づき外部パルス信号Poを判定する処理を行い、並行して出力電圧制御部9は、定電圧制御を行い、第1のパルス信号Pa1よりもオンデューティ値の小さいパルス信号Paにより、負荷30に所定のバイアス電圧Vb(負荷30がオンしない範囲の電圧値)を印加する。
ステップS16に於いて、制御ループ判定部10は、デューティ記憶部11に定電圧制御時のオンデューティ値を記憶し、ステップS17の処理を行う。
ステップS17の処理は、図2に示す第1の実施形態に於けるフローチャートと同様である。
(第2の実施形態の効果)
以上説明した第2の実施形態では、次の(E)のような効果がある。
(E) 負荷駆動装置1は、定電圧制御を早期に収束させると共に、定電圧制御の開始時に於けるオーバシュートやアンダーシュートを防ぐことができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(g)のようなものがある。
(a) デューティ記憶部11で記憶する第1のパルス信号Pa1のオンデューティ値は、必ずしも、直前の負荷30のオン動作期間に於けるすべての第1のパルス信号Pa1のオンデューティの平均値でなくてもよい。デューティ記憶部11で記憶する第1のパルス信号Pa1のオンデューティ値は、例えば、オン動作期間内の決められた任意の範囲の期間に於ける複数の第1のパルス信号Pa1のオンデューティの平均値、オン動作期間の最後の第1のパルス信号Pa1のオンデューティ値などであってもよい。ここで、複数のパルスの平均値を利用するほど、立ち上がり動作を安定にすることができる。
(b) 第1の実施形態に於ける第2のパルス信号Pa2は、定電圧制御開始時にPWM周期がリセットされ、パルス出力が開始されている。しかし、これに限られず、第2のパルス信号Pa2は、定電圧制御の開始タイミングに対して常に同じタイミングで、PWM周期がリセットされ、パルス出力が開始されてもよい。すなわち、第2のパルス信号Pa2は、定電圧制御の開始と同時にオンしてもよく、更に所定の遅延時間の後にオンしてもよい。
(c) 負荷30は、LEDやレーザダイオードなどの発光素子に限定されず、素子が導通する向きに電圧を掛けたとき、所定の電圧降下が発生する素子、例えば、LED、フォトカプラ、有機EL(Organic Electro-Luminescence)素子、無機EL(Inorganic Electro-Luminescence)素子、トランジスタ、FET,IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などであってもよい。
(d) 制御ループ判定部10が出力するパルス信号Paは、必ずしもPWM信号でなくてもよく、PDM(Pulse Density Modulation:パルス密度変調)信号、PPM(Pulse Position Modulation:パルス位置変調)信号、PFM(Pulse Frequency Modulation:パルス周波数変調)信号であってもよい。
(e) 制御ループ判定部10は、外部パルス信号Poがオフからオンに切り替わったとき、予め決められた期間に亘って、Hレベルの信号をスイッチ素子駆動回路3に出力したのち、パルス信号Paの周期をリセットして、デューティ記憶部11で記憶していた定電流制御時のオンデューティ値である第1のパルス信号Pa1を出力してもよい。これにより、制御ループ判定部10は、高速に出力電流Ioを立ち上げて負荷30を駆動することができる。制御ループ判定部10は更に、外部パルス信号Poのオン・オフ周期によらず、外部パルス信号Poがオフからオンに遷移したタイミングに対して、常に安定した同一の遅延時間の後に出力電流Ioを立ち上げることができる。
(f) 制御ループ判定部10は、外部パルス信号Poがオフからオンに切り替わったとき、パルス信号Paの周期をリセットして、デューティ記憶部11で記憶していた定電流制御時のオンデューティ値である第1のパルス信号Pa1を出力してもよい。これにより、制御ループ判定部10は、外部パルス信号Poのオン・オフ周期によらず、外部パルス信号Poがオフからオンに遷移したタイミングと同一のタイミングで出力電流Ioを立ち上げることができる。
(g) 第1の実施形態の出力電流制御部8および出力電圧制御部9は、PID制御を行っている。しかし、これに限られず、出力電流制御部8および出力電圧制御部9は、PI制御、PD制御などに代表される他の古典制御や、いわゆる現代制御理論に基づく他の制御を行ってもよい。
1 負荷駆動装置
2 電力変換回路
3 スイッチ素子駆動回路
4 制御回路部
5 出力電流検出回路
6 出力電圧検出回路
7 外部パルス判定部 (動作指示情報判定部の一例)
8 出力電流制御部
9 出力電圧制御部
10 制御ループ判定部
11 デューティ記憶部 (記憶部の一例)
30 負荷
81 A/D変換部
82 出力電流演算部
91 A/D変換部
92 出力電圧演算部
Vd 直流電源 (電源の一例)
Po 外部パルス信号 (動作指示情報の一例)

Claims (8)

  1. 電源から供給された電力を変換して直流電力を負荷に供給する電力変換回路と、
    前記負荷に流れる出力電流を検出する出力電流検出回路と、
    外部から入力された動作指示情報によって前記負荷の動作と動作停止の切り替えを行い、前記負荷の動作期間は、前記出力電流に基づき定電流制御を行い、前記定電流制御の開始時に、直前の前記負荷の動作期間と同じオンデューティの第1のパルス信号を前記電力変換回路に出力し、前記負荷の動作停止期間には、前記負荷に印加する出力電圧に基づき定電圧制御を行い、前記負荷に所定のバイアス電圧を印加する第2のパルス信号を前記電力変換回路に出力する制御回路部と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 前記制御回路部が、前記定電流制御の開始時に出力する前記第1のパルス信号のオンデューティは、直前の前記負荷の動作期間の定常状態に於ける前記第1のパルス信号のオンデューティの平均値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 前記制御回路部が、前記定電圧制御の開始時に出力する前記第2のパルス信号のオンデューティは、直前の前記定電圧制御の期間の定常状態に於ける前記第2のパルス信号のオンデューティの平均値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動装置。
  4. 前記制御回路部は、
    前記負荷のオフ期間の開始時から前記定電圧制御の開始までの所定の期間、前記第1のパルス信号および前記第2のパルス信号の出力を停止するオフ期間を設ける、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  5. 前記制御回路部は、
    前記負荷のオフ期間の終了後の前記定電圧制御の開始時には、前記第2のパルス信号の出力を常に同じタイミングで開始する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記制御回路部は、
    前記負荷の動作期間に於ける前記第1のパルス信号のオンデューティの値を記憶する記憶部を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の負荷駆動装置。
  7. 前記制御回路部は、
    前記出力電流検出回路にて検出された前記出力電流と基準電流をもとに出力電流制御信号を出力する出力電流制御部と、
    前記負荷に印加された前記出力電圧と基準電圧をもとに出力電圧制御信号を出力する出力電圧制御部と、
    前記動作指示情報をもとに前記負荷のオン/オフ動作を判定しパルス制御信号を出力する動作指示情報判定部と、
    前記出力電流制御信号と前記出力電圧制御信号と前記パルス制御信号をもとに前記負荷の制御ループを判定して前記電力変換回路に出力するパルス信号を制御する制御ループ判定部とを備える、
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の負荷駆動装置。
  8. 電力の供給を受けて負荷を駆動する負荷駆動部の制御動作を行う負荷駆動装置の制御方法であって、
    制御回路部が、前記負荷の動作期間に、出力電流をもとに定電流制御を行うと共に、該定電流制御の開始時に、直前の前記負荷の動作期間と同じオンデューティの第1のパルス信号を前記負荷駆動部に出力する定電流制御ステップと、
    前記制御回路部が、前記負荷の動作停止期間に、出力電圧をもとに定電圧制御を行うと共に、前記負荷に所定値のバイアス電圧を印加するための第2のパルス信号を前記負荷駆動部に出力する定電圧制御ステップと、
    を実行することを特徴とする負荷駆動装置の制御方法。
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