JP5577185B2 - 真空処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板やガラス基板等の被処理物を真空処理するために用いられる真空処理装置に関する。
従来から、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板等の被処理物に対して、成膜処理等の種々の基板処理を行う基板処理装置が知られている。そのような基板処理装置として、例えば搬送室の周囲にゲートバルブを介して複数の処理室を連結することで種々の基板処理を真空中で一貫して行うマルチチャンバ装置が知られている。搬送室及び処理室としては、内部を真空雰囲気に排気可能な真空チャンバを有する真空処理装置が用いられる。
例えば特許文献1には、上部壁に開口部とその開口部を開閉自在とする開閉蓋とが設けられた真空チャンバが記載されている。開閉蓋は、真空チャンバの上部壁に固定されたヒンジにより回動自在となるように設けられる。チャンバ内の機構が動作している間は、開閉蓋が閉じられ開口部は密閉される。チャンバ内の機構のメンテナンス作業や機構状態の確認作業が行われるときには、開閉蓋が持ち上げられ開口部は開放される(特許文献1の段落[0002]、[0003]、図8等参照)。
実登3133621号公報
真空チャンバ内の機構のメンテナンス作業等は、開閉蓋が持ち上げられた状態で行われる。このときに持ち上げられた開閉蓋が十分に保持されていないと、開閉蓋が不用意に落下してしまうおそれがある。例えばヒンジ部分の抵抗を大きくし開閉蓋の落下を防止することが考えられるが、そうすると開閉蓋を持ち上げるときに大きな力が必要となり、開閉蓋の開閉作業における作業性が低下してしまう。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、開閉蓋の不用意な落下を防止し、作業性よく開閉操作することが可能な真空処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る真空処理装置は、真空チャンバと、操作部と、開閉機構と、規制機構とを具備する。
前記真空チャンバは、開口部が設けられた外壁と、回動軸を有し前記回動軸を中心として重力に抗する向きの第1の回動方向と前記第1の回動方向と逆の第2の回動方向とにそれぞれ回動することで前記開口部を開閉する蓋とを有し、内部を真空雰囲気に排気可能である。
前記操作部は、入力軸を有し、前記入力軸を中心とする第1の方向と前記第1の方向とは逆の第2の方向に回動可能である。
前記開閉機構は、前記操作部に入力される前記第1の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第1の回動方向に回動させ、前記操作部に入力される前記第2の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第2の回動方向に回動させる。
前記規制機構は、前記入力軸から前記回動軸への前記回転操作力の伝達を規制する第1の状態と、前記回転操作力の伝達の規制を解除する第2の状態とを有し、前記操作部に前記第1の方向への回転操作力が入力されたときは前記第2の状態に切り替え、前記操作部に前記第2の方向への回転操作力が入力されたときは前記第1の状態に切り替える。
本発明の第1の実施形態に係る真空処理装置としての搬送処理装置を含む、基板処理装置の構成例を示す図である。 図1に示す搬送処理装置の真空チャンバの上面を示す模式的な斜視図である。 図2に示す真空チャンバの上面に配置された蓋と蓋開閉部とを示す模式的な側面図である。 図3に示す蓋が有するアーム部と蓋部との連結部分を拡大して示す側面図である。 図3に示す蓋開閉部の構成例を示す模式的な側面図である。 図5に示す規制機構の構成例を示す模式的な断面図である。 図3に示す蓋が開けられ、開口部が開放されている状態を示す模式的な側面図である。 図3に示す蓋が降ろされ、開口部が閉じられた状態を示す模式的な側面図であり、真空チャンバの内部が真空雰囲気に排気される前の状態を示す図である。 図8に示すアーム部と蓋部との連結部分を拡大して示す側面図である。 図8に示す状態から、真空チャンバの内部が真空雰囲気に排気された後の状態を示す図である。 図9に示すアーム部と蓋部との連結部分を拡大して示す側面図である。 図8〜図11に示すアーム部の連結用ピンと、蓋部の貫通孔との位置関係を示す模式的な図である。 本発明の第2の実施形態に係る真空処理装置が有する蓋と蓋開閉部とを示す模式的な側面図であり、真空チャンバの内部が真空雰囲気に排気される前の状態を示す図である。 図13に示す状態から、真空チャンバの内部が真空雰囲気に排気された後の状態を示す図である。 図2に示す操作部27の変形例を示した模式的な斜視図である。 図6に示す規制機構29の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る真空処理装置は、真空チャンバと、操作部と、開閉機構と、規制機構とを具備する。
前記真空チャンバは、開口部が設けられた外壁と、回動軸を有し前記回動軸を中心として重力に抗する向きの第1の回動方向と前記第1の回動方向と逆の第2の回動方向とにそれぞれ回動することで前記開口部を開閉する蓋とを有し、内部を真空雰囲気に排気可能である。
前記操作部は、入力軸を有し、前記入力軸を中心とする第1の方向と前記第1の方向とは逆の第2の方向に回動可能である。
前記開閉機構は、前記操作部に入力される前記第1の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第1の回動方向に回動させ、前記操作部に入力される前記第2の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第2の回動方向に回動させる。
前記規制機構は、前記入力軸から前記回動軸への前記回転操作力の伝達を規制する第1の状態と、前記回転操作力の伝達の規制を解除する第2の状態とを有し、前記操作部に前記第1の方向への回転操作力が入力されたときは前記第2の状態に切り替え、前記操作部に前記第2の方向への回転操作力が入力されたときは前記第1の状態に切り替える。
この真空処理装置は、操作部に入力された回転操作力の伝達を規制する第1の状態と規制を解除する第2の状態とを互いに切り替える規制機構を具備している。この規制機構により、第1の方向への回転操作力は規制されず回動軸に伝達され、第2の方向への回転操作力は規制されて回動軸に伝達される。従って規制機構による上記回転操作力の規制を適宜設定することで、例えば操作部に意図しない第2の方向への回転力が加えられたとしても、その回転力の回動軸への伝達を防ぐことができる。この結果、蓋が第2の回動方向へ回動すること、すなわち蓋が不用意に落下することを防止することができる。第1の方向の回転操作力は規制されないので、第1の回動方向に蓋を回動させるために必要な回転操作力が大きくなることはない。この結果、作業性よく開口部の開閉操作をすることが可能となる。
前記規制機構は、クラッチ部と、規制部とを有してもよい。前記クラッチ部は、前記入力軸に設けられ前記入力軸の前記第1の方向への回転を許容し、前記入力軸の前記第2の方向への回転に伴って前記第2の方向へ前記入力軸とともに回転する。前記規制部は、前記クラッチ部の前記第2の方向への回転を規制する。
このように規制機構が入力軸に設けられたクラッチ部と、クラッチ部の第2の方向への回転を規制する規制部とを有していてもよい。そしてこれらクラッチ部及び規制部により、操作部に入力された回転操作力の伝達を規制する第1の状態と規制を解除する第2の状態とが互いに切り替えられてもよい。
前記規制機構は、クラッチ部と、規制部とを有してもよい。前記クラッチ部は、前記回動軸に設けられ前記回動軸の前記第1の回動方向への回転を許容し、前記回動軸の前記第2の回動方向への回転に伴って前記第2の回動方向へ前記回動軸とともに回転する。前記規制部は、前記クラッチ部の前記第2の回動方向への回転を規制する。
このように規制機構が回動軸に設けられたクラッチ部と、クラッチ部の第2の回動方向への回転を規制する規制部とを有していてもよい。そしてこれらクラッチ部及び規制部により、操作部に入力された回転操作力の伝達を規制する第1の状態と規制を解除する第2の状態とが互いに切り替えられてもよい。
前記真空チャンバは、前記開口部の周縁に設けられたシール部材を有してもよい。この場合、前記蓋は、前記回動軸を有するアーム部と、前記アーム部に連結され前記開口部を開閉する蓋部とを有してもよい。前記蓋部は、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気される前の状態と、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気された後の状態とで、前記アーム部に対して移動可能であるように前記アーム部に連結される。
このように蓋部がアーム部に連結されることで、真空チャンバの内部が真空雰囲気に排気されるときに蓋部によりシール部材が十分に押圧される。これにより真空チャンバが十分に密閉される。
前記真空処理装置は、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気され前記シール部材が変形した後の状態を検出するセンサ機構をさらに具備してもよい。これにより、蓋部により開口部が適正に閉じられ真空チャンバが十分に密閉されたことを確認することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[基板処理装置]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る真空処理装置としての搬送処理装置を含む、基板処理装置の構成例を示す図である。
基板処理装置100は、例えば半導体ウエハ等の基板1に対して所定の処理を行う複数の処理装置2と、各処理装置2に基板1を搬送することが可能な搬送処理装置3とを有する。また基板処理装置100は、搬送処理装置3との間で処理前及び処理後の基板1が搬送されるロードロックチャンバ4を有する。
図1に示すように、基板処理装置100は、搬送処理装置3の周囲に複数の処理装置2が配置される、いわゆるクラスタツール型の構成を有している。各処理装置2及びロードロックチャンバ4は、ゲートバルブ5を介して搬送処理装置3にそれぞれ接続されている。
搬送処理装置3は、真空チャンバ6と、真空チャンバ6内に配置された搬送装置8とを有する。真空チャンバ6は例えばステンレス、鉄、チタン等からなり、真空チャンバ6に接続された図示しない真空ポンプ等により内部を真空雰囲気に排気可能である。
搬送装置8は、多関節アーム9と、多関節アーム9の先端に連結されたエンドエフェクタ10を有している。多関節アーム9が回転及び伸縮するように駆動することで、エンドエフェクタ10に載置された基板1が搬送される。
各処理装置2は、真空チャンバ11と、搬送処理装置3により搬送された基板1が載置されるステージ12とをそれぞれ有している。各ステージ12に載置された基板1に、例えば成膜処理、エッチング処理、又は洗浄処理等の各種の処理が行われる。
ロードロックチャンバ4は、搬送処理装置3内を真空に保持し大気に開放しない状態で、搬送処理装置3への基板1の出し入れを行うために設置される真空チャンバである。このロードロックチャンバ4と搬送処理装置3とが一体となった構成を有する基板搬送プラットフォームが、本実施形態に係る真空処理装置として用いられてもよい。
本実施形態では、搬送処理装置3の真空チャンバ6、各処理装置2の真空チャンバ11、及びロードロックチャンバ4の平面形状は矩形であり、平面から見た各チャンバの寸法は約1m×1mである。しかしながら各チャンバの寸法は適宜設定可能である。また本実施形態では、搬送処理装置3に3つの処理装置2が接続されているが、搬送処理装置3に接続される処理装置2の数も、適宜設定可能である。また基板処理装置100の構成はクラスタツール型に限られず、例えば、直線状に並んで配置された複数の処理装置が搬送処理装置に接続され、搬送装置が直線運動して基板を搬送するような構成でもよい。
[搬送処理装置]
本実施形態に係る真空処理装置である搬送処理装置3について詳しく説明する。図2は、搬送処理装置3の真空チャンバ6の上面を示す模式的な斜視図である。図3は、真空チャンバ6の上面に配置された蓋と蓋開閉部とを示す模式的な側面図である。
本実施形態に係る搬送処理装置3の真空チャンバ6は、上面となる外壁13に円形状の開口部14が形成されている。この開口部14を介して、真空チャンバ6内に配置された搬送装置8のメンテナンス等が行われる。真空チャンバ6は、開口部14を開閉する蓋15を有しており、この蓋15により開口部14が密閉されることで、真空チャンバ6内を真空雰囲気に排気可能となる。図3に示すように、開口部14の周縁16には、例えばOリング等のシール部材17が設けられており、これにより真空チャンバ6内の密封性が向上される。
図2及び図3に示すように、蓋15は、回動軸18を有するアーム部19と、アーム部19に連結され開口部14を開閉する円形状の蓋部20とを有する。蓋部20の寸法は開口部14の寸法と略等しく、本実施形態では直径約1mである(図1の破線参照)。アーム部19及び蓋部20を含む蓋15の重量は、約70kgである。
蓋部20には、アーム部19と連結される連結部21が設けられており、連結部21には蓋部20の平面方向に延びる貫通孔22が形成されている。アーム部19は、回動軸18の両端18aにそれぞれ接続された2つのアーム部材23を有し、2つのアーム部材23は、各アーム部材23の先端付近に設けられた連結用ピン24を介して接続されている。図2及び図3に示すように、アーム部19の連結用ピン24が、蓋部20の連結部21に形成された貫通孔22に嵌められることで、アーム部19と蓋部20とが連結される。
図4は、蓋15が有するアーム部19と蓋部20との連結部分を拡大して示す側面図である。図4に示すように、連結部21に形成された貫通孔22の断面形状は、貫通孔22に嵌められる連結用ピン24の断面形状よりも大きくなっている。具体的には、貫通孔22の左右方向(図4のX方向)の大きさは、連結用ピン24の直径と略等しく、貫通孔22の上下方向(図4のY方向)の大きさは、連結用ピン24の直径よりも大きい。すなわち貫通孔22は、上下方向に長い長孔形状となっている。これにより、アーム部19及び蓋部20は、貫通孔22の長径方向(蓋15が閉じている状態であれば上下方向)において相対的に移動可能となる。
図2及び図3に示すように、回動軸18は、外壁13の平面方向(図4のX方向)に平行となるように設けられ、後に説明する蓋開閉部に回動自在に接続される。従って回動軸18が回転することにより、回動軸18を中心としてアーム部19及び蓋部20が重力に抗する向きの第1の回動方向Oと、その逆方向である第2の回動方向Pにそれぞれ回動可能となる。
図5は、蓋開閉部25の構成例を示す模式的な側面図である。図5には、蓋開閉部25の内部の構成例が示されており、蓋開閉部25内部の一部の部品はその断面図が図示されている。
蓋開閉部25は、真空チャンバ6の上面となる外壁13に固定された筐体26と、筐体26に回転自在に設けられた操作部27と、蓋15を第1及び第2の回動方向O及びPに回動させるための開閉機構28とを有する。また蓋開閉部25は、操作部27に設けられた規制機構29とを有する。
操作部27は、筐体26の上面30に回転自在に設けられた入力軸31と、入力軸31に接続されたハンドル32とを有する。図5に示すように、入力軸31は筐体26の内部まで延在しており、筐体26内部にて軸受け部33により回転自在に支持されている。本実施形態では軸受け部33としてボールベアリングが用いられるが、入力軸31を回転可能に支持できるのであれば軸受け部33の構造はどのようなものでもよい。
ハンドル32は入力軸31を中心として筐体26の上面30の平面方向に回動可能である。ハンドル32が第1の方向Qで回動すると、同じ第1の方向Qで入力軸31は回転する。同様にハンドル32が第1の方向Qとは逆の第2の方向Rで回動すると、入力軸31は第2の方向Rで回転する。すなわちハンドル32に回転操作力が入力されると、その回転操作力に応じて入力軸31も回転することになる。
開閉機構28は、操作部27に入力された回転操作力を、入力軸31から回動軸18に所定の減速比で伝達する機構である。図5に示すように開閉機構28は、入力軸31に設けられたウォームギア34と、ウォームギア34の回転力を、回転方向を変換して伝達する第1のギア35と、第1のギアの回転力を伝達する第2及び第3のギア36及び37とを有する。第3のギア37の軸部に蓋15のアーム部19が有する回動軸18が配置される。第1〜第3のギア35〜37は、外周ギア35a〜37aと、内周ギア35b〜37bとをそれぞれ有しており、これらが係合することで入力軸31から回動軸18に回転操作力が伝達される。
本実施形態では、ハンドル32に第1の方向Qへの回転操作力が入力されると、開閉機構28により回転操作力が伝達され、回動軸18が第1の回動方向Oに回転する。従って蓋15が第1の回動方向Oに回動し開口部14が開放される。ハンドル32に第2の方向Rへの回転操作力が入力されると、開閉機構28により回転操作力が伝達され、回動軸18が第2の回動方向Pに回転する。従って蓋15が第2の回動方向Pに回動し開口部14が閉じられる。
本実施形態では、回動軸18が固定される第3のギア37の回転位置を検出することが可能なセンサ機構38が設けられる。センサ機構38は、磁気を検出するセンサ部38aと、第3のギア37の内周ギア37bの周と略等しい位置を回動する磁性部材38bとを有する。センサ部38aは、磁性部材38bが最も近づいた状態(図5に示す状態)を磁気により検出し、その検出結果を信号として図示しない制御部等に出力する。第3のギア37のいずれの回転位置がセンサ機構38により検出されるかについては、後述する。
なお第3のギア37の回転位置を検出する方法及びセンサ機構38の構成は上記のものに限られない。例えば光学的な方法により回転位置が検出されてもよいし、センサ機構38としてエンコーダが用いられてもよい。また接触式あるいは非接触式のセンサ機構38のいずれもが採用可能である。
図5に示すように、本実施形態では開閉機構28として、ウォームギア34、第1〜第3のギア35〜37を有するギア機構が用いられた。しかしがらギアの種類、数あるいは大きさは適宜設定されてよい。また開閉機構28はギア機構に限られず、操作部27に入力された回転操作力を入力軸31から回動軸18に所定の減速比で伝達することが可能であれば、どうのような構成を有していてもよい。例えばチェーンやベルト等の駆動機構を有する開閉機構が用いられてもよい。
図6は、図5に示す規制機構29の構成例を示す模式的な断面図である。図6では、軸受け部33と規制機構29とが断面図として図示されている。
規制機構29は、入力軸31から回動軸18への回転操作力の伝達を規制する第1の状態と、その規制を解除する第2の状態とを相互に切り替えることが可能である。本実施形態では、第1の状態において、規制機構29によりハンドル32及び入力軸31の回転が規制される。これにより入力軸31から回動軸18への回転操作力の伝達が規制される。一方、第2の状態においては、ハンドル32及び入力軸31の回転は規制されない。従って回転操作力は規制されずに入力軸31から回動軸18に伝達される。
図6に示すように、規制機構29は、入力軸31に接続されたクラッチ部39と、軸受け部33に固定された規制部40とを有する。クラッチ部39は、入力軸31に接続され入力軸31と一体となって回転可能な内輪39aを有する。従って第1の方向Qに入力軸31が回転すると内輪39aも第1の方向Qへ回転し、第2の方向Rに入力軸31が回転すると内輪39aも第2の方向Rへ回転する。
またクラッチ部39は、内輪39aの第1の方向Qへの回転を許容し、第2の方向Rへの回転を許容しない外輪39bを有する。外輪39bにより内輪39aの回転が許容される場合は、内輪39aが外輪39bに対して自由に規制なく回転可能である。外輪39bにより内輪39aの回転が許容されない場合は、内輪39aと外輪39bとが係合し、内輪39aが外輪39bに対して自由に回転できない。この場合、内輪39aから外輪39bに回転力(回転トルク)が伝達され、外輪39bは内輪39a及び入力軸31とともに回転する。
クラッチ部39として、典型的には、ワンウェイクラッチが用いられる。例えばローラ式のワンウェイクラッチや、スプラグ式のワンウェイクラッチ等、どのようなワンウェイクラッチが用いられてもよい。またワンウェイクラッチに限られず、他の構造を有するものが用いられてもよい。
規制部40は、クラッチ部39の外輪39bの周囲に外輪39bと接触するように設けられる。外輪39bが回転するときには、外輪39bと規制部40との接触面41(外輪39の摺動面)に摩擦力が生じ、これにより外輪39bの回転が規制される。従って外輪39bとともに回転する内輪39a、入力軸31、及びハンドル32の回転が規制される。
従って本実施形態に係る規制機構29により、ハンドル32に第2の方向Rへの回転操作力が入力されるときには、入力軸31から回動軸18への回転操作力の伝達が規制される。(第1の状態)。一方、ハンドル32に第1の方向Qへの回転操作力が入力されるときには、回転操作力は規制されず回動軸18に伝達される(第2の状態)。第1の状態における回転操作力の規制は、規制部40と外輪39bとの接触面41の面積の大きさや、規制部40の材料等により適宜設定可能である。
規制部40の材料としては、例えばセラミックス材料、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)や液晶ポリマー(LCP樹脂)などのエンジニアリングプラスチック、あるいはカーボン強化樹脂およびガラス繊維強化樹脂等が用いられる。
[蓋の開閉動作]
本実施形態に係る搬送処理装置3に設けられた蓋15の開閉動作を説明する。図7は、蓋15が開けられ、開口部14が開放されている状態を示す模式的な側面図である。
操作部27のハンドル32に第1の方向Qへの回転操作力が入力される。そうすると入力軸31と入力軸31に接続された内輪39aとがともに第1の方向へ回転する。入力軸31に設けられたウォームギア34、及び第1〜第3のギア35〜37により回転操作力が回動軸18に伝達され、回動軸18が第1の回動方向Oへ回転する。これにより蓋15が第1の回動方向Oへ回動し、開口部14が開放される。
上記したように、ハンドル32に入力された第1の方向Qへの回転操作力は規制されず回動軸18へ伝達される。従って規制機構29を設けることにより、第1の回動方向Oに蓋15を回動させるために必要な回転操作力が大きくなることはない。これにより蓋15を開けるために費やされる作業時間を短縮することができ、作業性よく蓋15を開けることができる。
図7に示す状態では、開けられた蓋15の自重により、回動軸18に第2の回動方向Pの回転力が発生する。この回転力は開閉機構28を介して入力軸31に伝達され、入力軸31には第2の方向Rへの回転力が加えられる。しかしながら図6に示すクラッチ部39の外輪39bと、規制部40との摩擦力により入力軸31の回転は規制される。従って自重により蓋15が落下することはなく、任意の回動位置で蓋15を停止させることができる。
また図7に示す状態において、ハンドル32に意図しない第2の方向Rへの回転力が加えられたとする。この場合でも、上記したように第2の方向Rへの回転操作力の規制を適宜設定することで、その回転力が回動軸18へ伝達することを防ぐことができる。この結果、蓋15が第2の回動方向Pへ回動すること、すなわち蓋15が不用意に落下することを防止することができる。これにより開口部14の開閉操作の作業性が向上し、例えば搬送処理装置3内の搬送装置8のメンテナンス作業を適正に行うことができる。また蓋15が不用意に落下することで、搬送処理装置3が損傷してしまうことを防止することができる。
図8〜図11は、蓋15が降ろされ、開口部14が閉じられた状態を示す模式的な側面図である。図12は、アーム部19の連結用ピン24と、蓋部20の貫通孔22との位置関係を示す模式的な図である。
図7に示す状態から、ハンドル32に第2の方向Rへの回転操作力が入力されると、入力軸31及びクラッチ部39の内輪39aとが第2の方向Rに回転する。内輪39aの第2の方向Rへの回転力がクラッチ部39の外輪39bに伝達され、内輪39aと外輪39bとがともに第2の方向Rへ回転する。外輪39bの第2の方向Rへの回転は規制部40により規制されるので、ハンドル32に入力された回転操作力は規制されて、開閉機構28により回動軸18に伝達される。この結果、図8に示すように、回動軸18が第2の回動方向Pに回動し、蓋15により開口部14が閉じられる。
操作部27に入力される第2の方向Rへの回転操作力が規制されて回動軸18に伝達されるので、蓋15を閉じるのに所定の大きさ以上の回転操作力が必要となる。仮に蓋15を閉じるのに必要な回転操作力が、蓋15を開けるのに必要な回転操作力と略等しい場合、上記したような重量を有する蓋15が急激に落下することを防ぎつつ蓋15を閉じなければならない。しかしながら本実施形態では、規制機構29により蓋15の急激な落下も防止することができ、上記所定の大きさ以上の回転操作力でハンドル32を回動させ、確実に蓋15を閉じることができる。蓋15を閉じるのに必要な回転操作力は、規制部40によるクラッチ部39の外輪39bの回転の規制を適宜設定することで調節可能である。
図8に示す状態は、真空チャンバ6の内部が真空雰囲気に排気される前の状態であり、図9は、その状態におけるアーム部19と蓋部20との連結部分を拡大して示す側面図である。
図9に示すようにアーム部19の連結用ピン24の位置が、蓋部20の貫通孔22に対して最下部Lに位置している。このことを図12を参照して詳しく説明する。図12(A)は、第2の回動方向Pへ回動した蓋部20の先端が、開口部14の周縁16に配置されたシール部材17に接触したときを示す図である。このときには、連結用ピン24の位置が、貫通孔22の最下部L及び最上部Hの間に位置している。
蓋部20により開口部14が確実に閉じられるために、図12(A)に示す状態から蓋部20がさらに第2の回動方向Pへ回動される。これにより、アーム部19が蓋部20に対して相対的に下降し、アーム部19の連結用ピン24が貫通孔22の最下部Lに位置する。この状態が図8に示す状態である。
アーム部19及び蓋部20が図8及び図12(B)の状態になったときに、図5で示したセンサ機構38により、第3のギア37の回転位置が検出される。これにより、蓋15により開口部14が確実に閉じられたことを確認することができる。
図10は、真空チャンバ6の内部が真空雰囲気に排気された後の状態を示す図である。図11は、その状態におけるアーム部19と蓋部20との連結部分を拡大して示す側面図である。
開口部14が閉じられた後に、真空チャンバ6内が真空雰囲気に排気される。そうすると真空チャンバ6の内部圧力と外部圧力との圧力差により、蓋部20が開口部14の方へ引っ張られる。図10及び図12(C)に示すように、蓋部20がアーム部19に対して下降することで、シール部材17が変形し、開口部14は十分に密閉される。アーム部19の連結用ピン24は貫通孔22の最上部Hに移動する。このように真空チャンバ6内が真空雰囲気に排気される前と、排気される後とで、蓋部20がアーム部19に対して相対的に移動可能である。これにより蓋部20によりシール部材17が十分に押圧され、真空チャンバ6が十分に密閉される。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る真空処理装置について説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明した真空処理装置である搬送処理装置3における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
図13及び図14は、本実施形態に係る真空処理装置が有する蓋215と蓋開閉部225とを示す模式的な側面図である。図13は、真空チャンバ206の内部が真空雰囲気に排気される前の状態を示す図である。図14は、真空チャンバ206の内部が真空雰囲気に排気された後の状態を示す図である。
本実施形態に係る真空処理装置は、図14に示す状態、すなわち真空チャンバ206の内部が真空雰囲気に排気されシール部材217が変形した後の状態を検出するセンサ機構242を有する。センサ機構242は、蓋部220の周辺243に固定される押圧部244と、真空チャンバ206の上面となる外壁213に設けられるセンサ部245とを有する。本実施形態では、押圧部244は、蓋開閉部225と相対する位置に設けられ、蓋部220とともに回動する。センサ部245は、蓋部220が閉じられたときの押圧部244の位置に対応する位置に設けられる。しかしながら、押圧部244及びセンサ部245の位置及び大きさは適宜設定されてよい。
図13に示す真空排気前の状態では、押圧部244とセンサ部245との間に隙間がある。従って押圧部244によりセンサ部245が押圧されることはなく、センサ部245はOFF状態である。
図14に示す真空排気によりシール部材217が変形した後の状態では、蓋部220の移動にともないセンサ部245が押圧部244により押圧され、センサ部245がON状態となる。これにより蓋部220により開口部214が適正に閉じられ、真空チャンバ206が十分に密閉されたことを確認することができる。
真空排気前と真空排気後との蓋部220の位置の変位に基づいて、真空チャンバ206の密閉状態を検出する方法及びセンサ機構242の構造は、本実施形態で説明したものに限られず適宜設定可能である。
<変形例>
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、種々変更され得る。
例えば図15は、図2に示す操作部27の変形例を示した模式的な斜視図である。この操作部327は、蓋開閉部325の筐体326の側面346に回転自在に設けられた入力軸331と、入力軸331に接続されたハンドル332とを有する。すなわち入力軸331及びハンドル332の回転方向は、図5に示す第1〜第3のギア35〜37の回転方向と等しくなる。このように、ハンドル332に入力された回転操作力が回動軸318に伝達されるのであれば、操作部327が設けられる位置や構造は適宜設定可能である。
図16は、図6に示す規制機構29の変形例を示す図である。この規制機構429は、入力軸431に接続された内輪439a及び外輪439bを有するクラッチ部439と、固定部材447を介して例えば蓋開閉部の筐体の内面に固定される規制部440とを有する。クラッチ部439の外輪439bの下面448には、外輪439bの回転中心となる位置に突起部449が形成されている。この突起部449の周囲に突起部449と接触するように規制部440が設けられる。これにより外輪439bの第2の方向Rでの回転が、規制部440により規制される。
入力軸431の第1の方向Qへの回転は規制せず、第2の方向Rへの回転は規制する規制機構の構造は、上記で説明したものに限られない。例えば磁気や流体圧を利用した規制機構が用いられてもよい。
上記各実施形態では、入力軸に規制機構が設けられた。しかしながら図5に示す回動軸318にクラッチ部と規制部とを有する規制機構が設けられてもよい。この場合クラッチ部は、回動軸318に接続された内輪と、内輪の第1の回動方向Oへの回転は許容し、回動軸の第2の回動方向Pへの回転にともない回動軸とともに回転する外輪とを有する。そしてクラッチ部の外輪の周囲には、外輪の第2の回動方向Pへの回転を規制する規制部が設けられる。規制部は例えば蓋開閉部の筐体の内面に固定される。
あるいは図5に示す第1又は第2のギア36又は37の軸部に規制機構が設けられてもよい。また規制機構は、蓋開閉部の外部側に筐体に固定されて設けられてもよい。
上記各実施形態では、蓋及び蓋開閉部が真空チャンバの上面に配置された。しかしながら、真空チャンバの下面に開口部が形成され、その開口部を開閉する蓋及び蓋開閉部が真空チャンバの下面に配置されてもよい。この場合、蓋が重力に抗する向きの第1の回動方向に回動することで開口部が閉じられ、第2の回動方向に蓋が回動することで開口部が開放される。これにより、蓋が自重により不用意に開いてしまうこと、あるいは蓋を開けるときに蓋が急激に落下してしまうことを防止することができる。開口部を閉じる際には、回転操作力が規制されずに入力軸から回動軸に伝達されるので、大きな力を必要とせず容易に蓋を閉じることができる。従って蓋が下面に設けられたときでも、開口部の開閉操作を作業性よく行うことができる。
真空チャンバの側面に開口部が形成され、その側面に蓋と蓋開閉部が配置されてもよい。また傾斜した面に蓋と蓋開閉部が配置されてもよい。いずれにしても、蓋が自重により不用意にあるいは急激に動作することを防止することができる。また重力に抗する方向で蓋を回動させるときに、大きな力を必要とせず容易に蓋を回動させることができる。
図2で示す複数の処理装置2がそれぞれ有する真空チャンバ11に開口部が設けられ、上記で説明した蓋と蓋開閉部とが当該真空チャンバ11にそれぞれ配置されてもよい。すなわち各処理装置2が、本発明の実施形態係る真空処理装置として用いられてもよい。
O…第1の回動方向
P…第2の回動方向
Q…第1の方向
R…第2の方向
2…処理装置
3…搬送処理装置
6、206…搬送処理装置の真空チャンバ
11…処理装置の真空チャンバ
13、213…外壁
14、214…開口部
15、215…蓋
17、217…シール部材
18、318…回動軸
19…アーム部
20、220…蓋部
27、327…操作部
28…開閉機構
29、429…規制機構
31、331、431…入力軸
32、332…ハンドル
38…センサ機構
39、439…クラッチ部
40、440…規制部
100…基板処理装置
242…センサ機構

Claims (5)

  1. 開口部が設けられた外壁と、回動軸を有し前記回動軸を中心として重力に抗する向きの第1の回動方向と前記第1の回動方向と逆の第2の回動方向とにそれぞれ回動することで前記開口部を開閉する蓋とを有し、内部を真空雰囲気に排気可能な真空チャンバと、
    入力軸を有し、前記入力軸を中心とする第1の方向と前記第1の方向とは逆の第2の方向に回動可能な操作部と、
    前記操作部に入力される前記第1の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第1の回動方向に回動させ、前記操作部に入力される前記第2の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第2の回動方向に回動させる開閉機構と、
    前記入力軸から前記回動軸への前記回転操作力の伝達を規制する第1の状態と、前記回転操作力の伝達の規制を解除する第2の状態とを有し、前記操作部に前記第1の方向への回転操作力が入力されたときは前記第2の状態に切り替え、前記操作部に前記第2の方向への回転操作力が入力されたときは前記第1の状態に切り替える規制機構と
    を具備し、
    前記規制機構は、
    前記入力軸に設けられたクラッチ部であって、前記クラッチ部に対する前記入力軸の前記第1の方向への回転を許容し、前記クラッチ部に対する前記入力軸の前記第2の方向への回転を許容せず、前記操作部に前記第2の方向への回転操作力が入力されたときは前記第2の方向へ前記入力軸とともに回転するクラッチ部と、
    前記クラッチ部の前記第2の方向への回転を規制する規制部とを有する
    真空処理装置。
  2. 開口部が設けられた外壁と、回動軸を有し前記回動軸を中心として重力に抗する向きの第1の回動方向と前記第1の回動方向と逆の第2の回動方向とにそれぞれ回動することで前記開口部を開閉する蓋とを有し、内部を真空雰囲気に排気可能な真空チャンバと、
    入力軸を有し、前記入力軸を中心とする第1の方向と前記第1の方向とは逆の第2の方向に回動可能な操作部と、
    前記操作部に入力される前記第1の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第1の回動方向に回動させ、前記操作部に入力される前記第2の方向への回転操作力を前記入力軸から前記回動軸に伝達することで前記蓋を前記第2の回動方向に回動させる開閉機構と、
    前記入力軸から前記回動軸への前記回転操作力の伝達を規制する第1の状態と、前記回転操作力の伝達の規制を解除する第2の状態とを有し、前記操作部に前記第1の方向への回転操作力が入力されたときは前記第2の状態に切り替え、前記操作部に前記第2の方向への回転操作力が入力されたときは前記第1の状態に切り替える規制機構と
    を具備し、
    前記規制機構は、
    前記回動軸に設けられたクラッチ部であって、前記クラッチ部に対する前記回動軸の前記第1の回動方向への回転を許容し、前記クラッチ部に対する前記回動軸の前記第2の回動方向への回転を許容せず、前記入力軸から前記回動軸に前記第2の方向への回転操作力が伝達されたときは前記第2の回動方向へ前記回動軸とともに回転するクラッチ部と、
    前記クラッチ部の前記第2の回動方向への回転を規制する規制部とを有する
    真空処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の真空処理装置であって、
    前記開閉機構は、前記入力軸に設けられたウォームギアと、前記ウォームギアの回転力を、回転方向を変換して伝達可能なギア機構とを有する
    真空処理装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の真空処理装置であって、
    前記真空チャンバは、前記開口部の周縁に設けられたシール部材を有し、
    前記蓋は、前記回動軸を有するアーム部と、前記アーム部に連結され前記開口部を開閉する蓋部とを有し、
    前記蓋部は、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気される前の状態と、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気された後の状態とで、前記アーム部に対して移動可能であるように前記アーム部に連結される
    真空処理装置。
  5. 請求項4に記載の真空処理装置であって、
    前記真空処理装置は、前記真空チャンバの内部が前記真空雰囲気に排気され前記シール部材が変形した後の状態を検出するセンサ機構をさらに具備する
    真空処理装置。
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