JP5576735B2 - 有限系レンズの作動距離測定装置及び作動距離測定方法 - Google Patents

有限系レンズの作動距離測定装置及び作動距離測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信装置のカップリングレンズ等に使用される有限系レンズの作動距離を計測する作動距離測定装置及び作動距離測定方法に関する。
光ファイバを用いて通信を行う光通信装置は、特許文献1に記載の装置のように、レーザ光を出射するレーザダイオードと、レーザダイオードから出射されたレーザ光を集光して光ファイバの入射端に入射させるカップリングレンズとを有する。
上記通信を行うためには、搬送波であるレーザ光が確実に光ファイバの入射端で集光されるようにする必要がある。レーザ光を正確に光ファイバの入射端で集光させる為には、レーザ光の集光位置に光ファイバの入射端を正確に位置決めする必要がある。
特開平7−191237号公報
近年、光通信装置の小型化が進み、カップリングレンズと光ファイバの入射端との間隔の許容範囲は極めて狭いものとなっている。このため、光ファイバの入射端でレーザ光が集光できるようにするためには、カップリングレンズの作動距離(カップリングレンズからレーザ光の集光位置までの距離)が一定範囲内に収められる必要がある。
従って、カップリングレンズの作動距離をあらかじめ計測することは、光通信装置の生産上の歩留りを向上させるという観点から、極めて有用であるといえる。従来は、カップリングレンズのレンズ面の形状測定を行い、その測定結果に基づいて作動距離を演算していた。しかしながら、上記の測定方法による作動距離の推定には時間がかかり、また、作動距離の演算結果には、誤差が多く含まれていた。
本発明は、上記の問題に鑑み、簡便な作業で、且つ短時間で、カップリングレンズ等の有限系レンズの作動距離を正確に計測可能な作動距離測定装置及び作動距離測定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の有限系レンズの作動距離測定装置は、第1のレーザ光を集光点に集光するように出射する第1の光源と、第1のレーザ光の集光点を第1のレーザ光の光路に沿った方向に移動させる集光点移動手段と、集光点移動手段による集光点の移動距離を計測する第1の距離計測手段と、第1のレーザ光の光路と有限系レンズである被検レンズの光軸が一致するように該被検レンズを保持するレンズ保持部材と、レンズ保持部材を第1のレーザ光の光路に沿った方向に移動させるレンズ移動手段と、レンズ移動手段による被検レンズの移動距離を計測する第2の距離計測手段と、被検レンズに対して、第1の光源と反対側に配置され、第1のレーザ光の光路と光軸が一致するよう位置決めされており且つ第1の光源側に正のパワーを有するレンズユニットと、レンズユニットに対して、被検レンズと反対側から、該レンズユニットの光軸に沿った方向に平行光である第2のレーザ光を入射させる第2の光源と、レンズユニットの焦点位置にある第1又は第2のレーザ光による像を撮影する撮影手段とを有し、集光点移動手段は、レンズ保持部材に被検レンズが取り付けられていない状態で、撮像手段が第1のレーザ光による点像を得るような第1の位置に集光点を移動し、レンズ移動手段は、撮像手段が被検レンズの表面で反射してレンズユニットを通過する第2のレーザ光による点像を得るような第2の位置にレンズ保持部材を移動し、レンズ移動手段は、第2の位置から所定の距離だけ第1の光源に近い第3の位置にレンズ保持部材を移動し、集光点移動手段は、撮像手段が第1のレーザ光による点像を得るような第4の位置に集光点を移動し、第2の距離計測手段は、第2の位置から前記第3の位置までの距離を計測し、第1の距離計測手段は、第1の位置から第4の位置までの距離を計測することを特徴とする。
このような構成によって、第2の位置から前記第3の位置までの距離及び第1の位置から第4の位置までの距離を計測することにより、短時間で被検レンズの作動距離を求めることが可能となる。
また、第1のレーザ光と第2のレーザ光は、同一の波長を有するレーザ光であることが好ましい。
レンズを構成する材料の屈折率は、入射する光の波長に応じて変動するものであるため、第1のレーザ光と第2のレーザ光の波長を等しい構成とすれば、作動距離をより正確に求めることができる。
また、レンズ移動手段は、レンズ保持部材を、第1のレーザ光の光路に沿った方向を含む直交三軸方向に移動可能である構成としてもよい。
また、第1及び第2のレーザ光が赤外光であり、撮影手段は、可視光に対して高い感度を有する撮像素子と、赤外光を可視光に変換するフィルタとを有する構成としてもよい。
被検レンズが、赤外レーザ光を光ファイバに導くためのカップリングレンズのように、赤外光が入力されることを前提とするレンズである場合は、作動距離を測定するための第1及び第2のレーザ光を赤外光とすることによって、より正確に作動距離を求めることができる。シリコン系の撮像素子を内蔵した通常の(可視光用の安価な)撮影手段は、通常は赤外光による像を感度よく撮影することはできないが、本発明の上記構成のように、赤外光を可視光に変換するフィルタを設けることによって、赤外光による像を感度よく撮影することができる。
以上のように、本発明によれば、簡便且つ短時間で、カップリングレンズ等の有限系レンズの作動距離を正確に計測可能な有限系レンズの作動距離測定装置が実現される。
図1は、本発明の実施の形態の有限系レンズの作動距離測定装置のブロック図である。 図2は、光源部からレンズユニットに至る領域における本発明の実施の形態の作動距離測定装置の側面図である。 図3は、光源部からレンズユニットに至る領域における本発明の実施の形態の作動距離測定装置の側面図である。 図4は、光源部からレンズユニットに至る領域における本発明の実施の形態の作動距離測定装置の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態の作動距離測定装置のブロック図である。本実施形態の作動距離測定装置1は、主光源部10、光源移動用ステージ20、試料台30、試料台移動用ステージ40、レンズユニット50、落射光源部60、テレビジョンカメラ70及び点像表示手段90を有する。
主光源部10は、レーザダイオード11、コリメータレンズ12、絞り13及び集光レンズ14がこの順番で一列に並べられたものである。レーザダイオード11の仕様(レーザ光の波長)は、本実施形態の作動距離測定装置1によって作動距離が計測される被検レンズLが実際に使用される際に被検レンズLに入射される光の波長に応じて選択されるものである。例えば、被検レンズLが光通信のカップリングレンズとして使用されるものであるならば、レーザダイオード11は、光通信で使用される赤外レーザ光を出射するものが選択される。
レーザダイオード11から出射されるレーザ光は、コリメータレンズ12によって平行光となり、絞り13によって一定の径に整えられ、次いで集光レンズ14によって、被検レンズLの手前(すなわち、主光源部10と被検レンズLの間)に位置する集光点P1で集光される。
レーザ光が上記のように集光点P1で集光されるようにするため、レーザダイオード11から出射されるレーザ光の進行方向並びにコリメータレンズ12及び集光レンズ14の光軸は同一軸(以下、光軸OA1と称す)上に配置されている。そのため、主光源部10を出射するレーザ光の光路は光軸OA1に沿ったものとなる。また、集光点P1も光軸OA1上に位置することになる。
主光源部10は、光源移動用ステージ20によって、光軸OA1に沿った方向に移動可能となっている。光源移動用ステージ20を操作することによって、集光点P1の位置を光軸OA1上で移動させることができる。また、光源移動用ステージ20は、主光源部10の移動距離を求める距離測定手段としての機能をも有する。光源移動用ステージ20は、例えば、送りねじ機構によって主光源部10を移動させると共に、送りねじに取り付けられたロータリーエンコーダによって主光源部10の移動距離を求めるものである。
試料台30は、被検レンズLを、被検レンズLに入射するレーザ光を透過させるように保持するものである。試料台30は、試料台移動ステージ40によって、直交三軸方向に移動することができる。また、試料台30は、被検レンズLが保持された状態で被検レンズLの光軸OA2が主光源部10の光軸OA1に平行となるよう、被検レンズLを保持する。さらに、試料台移動用ステージ40は、光源移動用ステージ20と同様、試料台30の移動距離を求める距離測定手段としての機能をも有する。
レンズユニット50は、試料台30の下側(主光源部10に対して遠位となる側)に、試料台30に近接して配置されている。また、レンズユニット50は、複数のレンズを組み合わせた、所謂組レンズであり、全体としては正のパワーを有する。また、レンズユニット50は、その光軸OA3が光源部の光軸OA1に一致するように位置決めされている。
テレビジョンカメラ70は、レンズユニット50の下側(主光源部10に対して遠位となる位置)に配置されている。また、テレビジョンカメラ70の光学系の光軸OA4は、レンズユニット50の光軸OA3と平行であり、また、光軸OA3と略等しい。なお、本実施形態のテレビジョンカメラ70は、可視光による像を感度よく撮像可能な一般的な撮像素子を備えたものである。しかし、主光源部10又は落射光源部60から出射されるレーザ光が、赤外光のように上記一般的な撮像素子での感度が低いものであるならば、光軸OA4上に、赤外光を可視光に波長変換するフィルタを挿入することも可能である。このように、本実施形態においては、被検レンズLが赤外光用のレンズであっても、赤外光用の高価なカメラを使用することなく、安価な可視光用のテレビジョンカメラ70を用いて被検レンズLの作動距離を計測可能である。
レンズユニット50とテレビジョンカメラ70の間には、ハーフミラー81及び結像レンズ82が配置されている。なお、ハーフミラー81はレンズユニット50側に、また結像レンズ82はテレビジョンカメラ70側に位置している。結像レンズ82の光軸OA5は、テレビジョンカメラ70の光軸OA4に一致する。また、結像レンズ82は、レンズユニット50側から光軸OA4に平行な平行光が入射した時に、テレビジョンカメラ70が撮影した映像に点像が表示されるような位置に配置されている。
点像表示手段90は、画像処理装置91と、モニタ92を有する。テレビジョンカメラ70が撮影した映像の映像信号は、画像処理装置91に送られる。画素処理装置91は、テレビジョンカメラ70から送られた映像信号を処理(例えば輝度調整処理)してモニタ92に表示させる。この結果、モニタ92には、テレビジョンカメラ70が撮影した映像が表示される。
落射光源部60は、レーザダイオード61と、コリメータレンズ62を有する。レーザダイオード61は、主光源部10のレーザダイオード11が出射するレーザ光と同じ波長のレーザ光を出射する。レーザダイオード61によって出射されたレーザ光は、コリメータレンズ62によって平行光となる。落射光源部60から出射されるレーザ光は、ハーフミラー81に入射するようになっている。
ハーフミラー81は、落射光源部60から出射されたレーザ光をレンズユニット50の光軸OA3上を進むよう屈曲すると共に、レンズユニット50からテレビジョンカメラ70に向かって出射されたレーザ光を透過させて結像レンズ82の光軸OA5に沿った方向に進むレーザ光とするものである。
以上説明した本実施形態の作動距離測定装置1による、被検レンズLの作動距離の測定手順について、図2〜図4を参照して、以下に説明する。図2〜図4は共に、主光源部10からレンズユニット50に至る領域における、作動距離測定装置1の側面図を示したものである。
被検レンズLの作動距離の測定を行う前に、主光源部10の位置の原点が設定される。具体的には、図2に示されるように、作動距離測定装置1の使用者は、試料台30にレンズが取り付けられていない状態で主光源部10のレーザダイオード11(図1)を点灯し、次いで光源移動用ステージ20を操作して主光源部10からのレーザ光B1の集光レンズ14(図1)による集光点が、レンズユニット50の焦点P2に一致するような位置に主光源部10を移動する。より詳細には、モニタ92(図1)に、主光源部10からのレーザ光B1による像が点像として表示されるような位置に主光源部10を移動させる。レンズユニット50の焦点P2で焦点を結び且つ進行方向がレンズユニット50の光軸OA3に一致する光は、レンズユニット50を通過すると平行光となり、モニタ92上には点像が表示されることになる。この時の主光源部10の位置を、光源部原点Po0とする。
次に、作動距離測定装置1の使用者は、主光源部10のレーザダイオード11を消灯し、試料台30に被検レンズLを取り付け、落射光源部60のレーザダイオード61(図1)を点灯する。次いで、作動距離測定装置1の使用者は、試料台移動ステージ40を操作して、被検レンズLのレンズユニット50側のレンズ面R2が被検レンズLの光軸OA2と交差する点P3が、レンズユニット50の焦点P2と一致するように、試料台30を移動させる(図3)。具体的には、モニタ92上に点像が表示されるように、作動距離測定装置1の使用者は、試料台移動ステージ40を操作する。落射光源部60から出射されたレーザ光はハーフミラー81で反射され、レンズユニット50を通過して被検レンズLに入射する。ここで、被検レンズLに入射するレーザ光は焦点P2上で焦点を結ぶが、焦点P2上にレンズ面R2が位置し、レンズ面R2(点P3)によって入射光が反射された場合、この反射されたレーザ光B2は、入射光と同じ光路をとることとなる。すなわち、反射されたレーザ光B2は、レンズユニット50で平行光となり、ハーフミラー81を通過した後、結像レンズ82でテレビジョンカメラ70上に結像する。従って、被検レンズLのレンズユニット50側のレンズ面R2が被検レンズLの光軸OA2と交差する点P3が、レンズユニット50の焦点P2と一致した場合、モニタ92上には点像が表示されることになる。この時の試料台30の位置を、試料台原点Ps0とする。
次に、作動距離測定装置1の使用者は、落射光源部60のレーザダイオード61を消灯し、主光源部10のレーザダイオード11を点灯する。次いで、作動距離測定装置1の使用者は、試料台移動用ステージ40を操作して、被検レンズLを設計位置(レンズユニット50の焦点P2から被検レンズLの点P3迄の距離が所定距離d1となる位置)に移動させる(図4)。本実施形態では、被検レンズLの点P3は、被検レンズLが試料台30に当接する面と同一平面上に位置するように設計されている。従って、試料台30の試料台原点Ps0からの距離がd1となるように試料台30を主光源部10側に移動させることによって、レンズユニット50の焦点P2から被検レンズLの点P3迄の距離を所定距離d1に設定している。そして、この時の試料台の位置をPs1とする。なお、もし、被検レンズLの点P3が、被検レンズLが試料台30に当接する面と同一平面上に位置しない場合には、点P3と被検レンズLが試料台30に当接する面との距離をオフセットして被検レンズLを移動させればよい。
さらに、作動距離測定装置1の使用者は、光源移動用ステージ20を操作して、主光源部10からのレーザ光B1の被検レンズLによる集点が、レンズユニット50の焦点P2に一致するような位置に主光源部10を移動する。より詳細には、モニタ92(図1)に、主光源部10からのレーザ光B1による像が点像として表示されるような位置に主光源部10を移動させる。この時の主光源部10の位置をPo1とする。
前述のように、光源移動用ステージ20は、光源部原点Po0からの主光源部10の移動距離を計測可能である。すなわち、位置Po1とPo0の間隔d2を計測可能である。この間隔d2は、この状態での主光源部10からのレーザ光B1の焦点P4からレンズユニット50の焦点までの間隔(物像間距離)に等しい。
被検レンズLの作動距離Wdは、レンズユニット50の焦点P2にて集光されるような光が被検レンズLのレンズユニット50側のレンズ面R2に入射した時に、被検レンズLを通過した光の集光位置と被検レンズLのレンズ面R2の周囲のフランジ部Lfとの間隔である。ここで、フランジ部Lfの主光源部10側の面Ltは平面であり、面Ltから点P3迄の間隔d3は、あらかじめ3次元形状計測装置等を用いて計測されている。そのため、被検レンズLの作動距離Wdは、下記の数1から算出される。
Figure 0005576735
以上のように、本実施形態の作動距離測定装置1を使用することによって、被検レンズLの作動距離Wdを計測することかできる。
なお、上記数1の演算は、図示しないCPU又はパーソナルコンピュータで自動的に行われる構成とするのが好ましい。
1 作動距離測定装置
10 主光源部
20 光源移動用ステージ
30 試料台
40 試料台移動用ステージ
50 レンズユニット
60 落射光源部
70 テレビジョンカメラ

Claims (7)

  1. 第1のレーザ光を射出して集光させる第1の光源と、
    前記第1のレーザ光の集光点を前記第1のレーザ光の光路に沿った方向に移動させる集光点移動手段と、
    前記集光点移動手段による前記集光点の移動距離を計測する第1の距離計測手段と、
    前記第1のレーザ光の光路と有限系レンズである被検レンズの光軸が一致するように該被検レンズを保持するレンズ保持部材と、
    前記レンズ保持部材を前記第1のレーザ光の光路に沿った方向に移動させるレンズ移動手段と、
    前記レンズ移動手段による前記被検レンズの移動距離を計測する第2の距離計測手段と、
    前記被検レンズに対して、前記第1の光源と反対側に配置され、前記第1のレーザ光の光路と光軸が一致するよう位置決めされており且つ前記第1の光源側に正のパワーを有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットに対して、前記被検レンズと反対側から、該レンズユニットの光軸に沿った方向に平行光である第2のレーザ光を入射させる第2の光源と、
    前記レンズユニットの焦点位置にある前記第1又は第2のレーザ光による像を撮影する撮像手段と、
    前記被検レンズの作動距離を測定する作動距離測定手段と、
    を有し、
    前記集光点移動手段は、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられていない状態で、前記撮像手段が前記第1のレーザ光による点像を得る第1の位置に前記集光点を移動させ
    前記レンズ移動手段は、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記撮像手段が被検レンズの表面で反射して前記レンズユニットを通過する前記第2のレーザ光による点像を得る第2の位置に前記レンズ保持部材を移動させ
    前記レンズ移動手段は、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記第2の位置から所定の距離だけ前記第1の光源に近い第3の位置に前記レンズ保持部材を移動させ
    前記集光点移動手段は、
    前記第3の位置に移動されたレンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記撮像手段が前記第1のレーザ光による点像を得る第4の位置に前記集光点を移動させ
    前記第2の距離計測手段は、
    前記第2の位置から前記第3の位置までの第1の距離を計測し、
    前記第1の距離計測手段は、
    前記第1の位置から前記第4の位置までの第2の距離を計測し、
    前記作動距離測定手段は、
    前記第1の距離、前記第2の距離及び前記被検レンズの前記レンズユニット側の表面と前記第1の光源に最も近い面との間隔に基づいて該被検レンズの作動距離を測定する、
    有限系レンズの作動距離測定装置。
  2. 前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光は、
    同一の波長を有するレーザ光である
    請求項1に記載の有限系レンズの作動距離測定装置。
  3. 前記レンズ移動手段は、
    前記レンズ保持部材を、前記第1のレーザ光の光路に沿った方向を含む直交三軸方向に移動可能である
    請求項1又は請求項2に記載の有限系レンズの作動距離測定装置。
  4. 前記第1及び第2のレーザ光が赤外光であり、
    前記撮像手段は、
    可視光に対して高い感度を有する撮像素子と、
    前記赤外光を可視光に変換するフィルタと
    を有するものである
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の有限系レンズの作動距離測定装置。
  5. 前記第1の距離をd1と定義し、前記第2の距離をd2と定義し、前記被検レンズの前記レンズユニット側の表面と前記第1の光源に最も近い面との間隔をd3と定義し、前記被検レンズの作動距離をWdと定義した場合に、次式
    Wd=d2-d1-d3
    が満たされる、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の有限系レンズの作動距離測定装置。
  6. 前記被検レンズの前記レンズユニット側の表面と前記第1の光源に最も近い面との間隔は、予め計測された値である、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の有限系レンズの作動距離測定装置。
  7. 第1のレーザ光を射出して集光させる第1の光源と、
    前記第1のレーザ光の光路と有限系レンズである被検レンズの光軸が一致するように該被検レンズを保持するレンズ保持部材と、
    前記被検レンズに対して、前記第1の光源と反対側に配置され、前記第1のレーザ光の光路と光軸が一致するよう位置決めされており且つ前記第1の光源側に正のパワーを有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットに対して、前記被検レンズと反対側から、該レンズユニットの光軸に沿った方向に平行光である第2のレーザ光を入射させる第2の光源と、
    前記レンズユニットの焦点位置にある前記第1又は第2のレーザ光による像を撮影する撮像手段と、
    前記被検レンズの作動距離を測定する作動距離測定手段と、
    を有する有限系レンズの作動距離測定装置を用いた有限系レンズの作動距離測定方法であって、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられていない状態で、前記撮像手段が前記第1のレーザ光による点像を得る第1の位置に前記第1のレーザ光の集光点を移動させるステップと、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記撮像手段が被検レンズの表面で反射して前記レンズユニットを通過する前記第2のレーザ光による点像を得る第2の位置に前記レンズ保持部材を移動させるステップと、
    前記レンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記第2の位置から所定の距離だけ前記第1の光源に近い第3の位置に前記レンズ保持部材を移動させるステップと、
    前記第3の位置に移動されたレンズ保持部材に前記被検レンズが取り付けられている状態で、前記撮像手段が前記第1のレーザ光による点像を得る第4の位置に前記集光点を移動させるステップと、
    前記第2の位置から前記第3の位置までの第1の距離を計測するステップと、
    前記第1の位置から前記第4の位置までの第2の距離を計測するステップと、
    前記第1の距離、前記第2の距離及び前記被検レンズの前記レンズユニット側の表面と前記第1の光源に最も近い面との間隔に基づいて該被検レンズの作動距離を測定するステップと、
    含む、
    有限系レンズの作動距離測定方法。
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