JP5576231B2 - 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 - Google Patents
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Description
本発明に係る異方性導電材料は、上述した導電性粒子と、バインダー樹脂とを含む。
本発明に係る導電性粒子又は該導電性粒子とバインダー樹脂とを含む異方性導電材料を用いて、接続対象部材を接続することにより、接続構造体を得ることができる。
(1)樹脂粒子形成工程
ポリビニルアルコール(日本合成化学工業社製「GH−20」)を3重量%含む水溶液800重量部に、ジビニルベンゼン70重量部と、トリメチロールプロパントリメタクリレート30重量部と、過酸化ベンゾイル2重量部とを加え、攪拌し、混合した。窒素雰囲気下にて撹拌しながら80℃まで加熱し、15時間反応を行い、樹脂粒子を得た。
得られた樹脂粒子10gをエッチング処理した後、水洗した。次に、樹脂粒子に硫酸パラジウムを加え、パラジウムイオンを樹脂粒子に吸着させた。
得られた銅めっき粒子10gに、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−503、信越化学工業社製)の2重量%水溶液100gを添加し、常温で10分攪拌した後、100℃で24時間真空乾燥処理し、表面シランカップリング処理された粒子を得た。
(1)芯物質付着工程
実施例1で得られた樹脂粒子10gをエッチング処理した後、水洗した。次に、樹脂粒子に硫酸パラジウムを加え、パラジウムイオンを樹脂粒子に吸着させた。
芯物質が付着された樹脂粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして、無電解銅めっき工程及び表面処理工程を行い、樹脂粒子の表面上に銅層が設けられており、かつ該銅層が表面処理された導電性粒子を得た。
樹脂粒子を、1,4−ブタンジオールジアクリレートと、テトラメチロールメタンテトラアクリレートとの共重合樹脂粒子(1,4−ブタンジオールジアクリレート:テトラメチロールメタンテトラアクリレート=95重量%:5重量%)に変更したこと以外は、実施例2と同様にして導電性粒子を得た。得られた導電性粒子は、銅層の表面に突起を有していた。
(1)絶縁性樹脂粒子の作製
4ツ口セパラブルカバー、攪拌翼、三方コック、冷却管及び温度プローブが取り付けられた1000mLのセパラブルフラスコに、メタクリル酸メチル100mmolと、N,N,N−トリメチル−N−2−メタクリロイルオキシエチルアンモニウムクロライド1mmolと、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩1mmolとを含むモノマー組成物を固形分率が5重量%となるようにイオン交換水に秤取した後、200rpmで攪拌し、窒素雰囲気下70℃で24時間重合を行った。反応終了後、凍結乾燥して、表面にアンモニウム基を有し、平均粒子径220nm及びCV値10%の絶縁性樹脂粒子を得た。
樹脂粒子を、1,4−ブタンジオールジアクリレートと、テトラメチロールメタンテトラアクリレートとの共重合樹脂粒子(1,4−ブタンジオールジアクリレート:テトラメチロールメタンテトラアクリレート=95重量%:5重量%)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして導電性粒子を得た。
実施例3で得られた導電性粒子を実施例1で得られた導電性粒子に変更したこと以外は、実施例4と同様にして絶縁性樹脂粒子が付着された導電性粒子を得た。
実施例3で得られた導電性粒子を実施例2で得られた導電性粒子に変更したこと以外は、実施例4と同様にして絶縁性樹脂粒子が付着された導電性粒子を得た。
実施例3で得られた導電性粒子を実施例5で得られた導電性粒子に変更したこと以外は、実施例4と同様にして絶縁性樹脂粒子が付着された導電性粒子を得た。
上記ビニル基を有するシランカップリング剤の種類をアリルトリメトキシシラン(A1504、東京化成工業社製)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、導電性粒子を得た。
上記(メタ)アクリル化合物の種類をラウリルメタクリレート(LMA、昭和化学社製)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、導電性粒子を得た。
実施例1で得られた銅めっき粒子を導電性粒子とした。比較例1では、銅層を表面処理しなかった。
(1)酸化の状態
得られた直後の導電性粒子を、40℃及び相対湿度90%の条件で24時間保管した。保管後の銅層の酸化の状態を目視で確認した。酸化の状態を下記の判定基準で判定した。
○:変色なし
△:軽微に変色(もとのピンクより赤みを帯びる)
×:顕著に変色(褐色又は黒褐色)
光硬化性化合物であるネオペンチルグリコールジアクリレート(NPGDA、無錫カイフク化工有限公司製))95gと、光重合開始剤であるアセトフェノン系光ラジカル重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製「イルガキュア184」)5gとに、得られた導電性粒子10gを分散させ、異方性導電材料を得た。
○:初期の粘度に対して、保管後の粘度が1.1倍未満
×:初期の粘度に対して、保管後の粘度が1.1倍以上
2…基材粒子
2a…表面
3…銅層
3a…表面
11…導電性粒子
11a…表面
12…層
12a…表面
13…芯物質
14…突起
15…絶縁性樹脂粒子
21…接続構造体
22…第1の接続対象部材
22a…上面
22b…電極
23…第2の接続対象部材
23a…下面
23b…電極
24…接続部
Claims (7)
- 基材粒子と、該基材粒子の表面上に設けられた銅層とを備え、
前記銅層が、ビニル基を有するシランカップリング剤及び(メタ)アクリル化合物を用いて表面処理されている、導電性粒子。 - 前記銅層が、前記ビニル基を有するシランカップリング剤により表面処理された後、該ビニル基を有するシランカップリング剤に前記(メタ)アクリル化合物を反応させることにより表面処理されている、請求項1に記載の導電性粒子。
- 表面に突起を有する、請求項1又は2に記載の導電性粒子。
- 前記銅層の表面上に配置された絶縁性樹脂粒子を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の導電性粒子。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性粒子と、バインダー樹脂である熱硬化性樹脂とを含む、異方性導電材料。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性粒子と、バインダー樹脂である光硬化性樹脂とを含む、異方性導電材料。
- 第1の接続対象部材と、第2の接続対象部材と、該第1,第2の接続対象部材を接続している接続部とを備え、
前記接続部が、請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性粒子、又は該導電性粒子とバインダー樹脂とを含む異方性導電材料により形成されている、接続構造体。
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