JP5576196B2 - 特殊シリカ、特殊シリカを含有するゴム組成物及びその部材を有する製品 - Google Patents
特殊シリカ、特殊シリカを含有するゴム組成物及びその部材を有する製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5576196B2 JP5576196B2 JP2010154863A JP2010154863A JP5576196B2 JP 5576196 B2 JP5576196 B2 JP 5576196B2 JP 2010154863 A JP2010154863 A JP 2010154863A JP 2010154863 A JP2010154863 A JP 2010154863A JP 5576196 B2 JP5576196 B2 JP 5576196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precipitated silica
- allyl
- silica
- range
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B33/00—Silicon; Compounds thereof
- C01B33/113—Silicon oxides; Hydrates thereof
- C01B33/12—Silica; Hydrates thereof, e.g. lepidoic silicic acid
- C01B33/18—Preparation of finely divided silica neither in sol nor in gel form; After-treatment thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
- B29D30/40—Chemical pretreatment of textile inserts before building the tyre
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K9/00—Use of pretreated ingredients
- C08K9/04—Ingredients treated with organic substances
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
- C08L9/06—Copolymers with styrene
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Silicon Compounds (AREA)
Description
本発明は、アリル官能化沈降シリカ、そのようなシリカを含有するゴム組成物、特に硫黄硬化ゴム組成物、及び該ゴム組成物の部材を有する製品、例えばタイヤに関する。本発明は特に、アリルシランで処理された合成アモルファスシリカ、特に沈降シリカ、特にアリル官能基を含有する沈降シリカに関する。
(A)120〜300m2/gの範囲のBET窒素表面積、
(B)100〜300m2/gの範囲のCTAB表面積、と共に
(C)0.8〜1.3の範囲の前記BET/CTAB表面積の比率
を有し、前記アリル官能化沈降シリカは、一般式(I):
−CH2−CH=CH2(アリル炭化水素基)、
−CH2−CH=CH−CH3(2−ブテン基)、
−CH2−CH=C−(CH3)2(ジメタリル炭化水素基)及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3(2−メチル−2−ブテン基)
の少なくとも一つを含み、
式中、aは0〜2の範囲の整数であり、bは0〜2の範囲の整数であり、そしてcは1〜3の範囲の整数である]によって表される。
(A)100〜240m2/gの範囲の表面積、及び
(B)20〜75nmの範囲の孔径分布最大値
という水銀ポロシメーターのパラメーターを有していてもよい。
式中、Xは、塩素、ヒドロキシ、又は水素であり;
式中、R1はアリル水素含有炭化水素基であり、望ましくは、前記アリル水素含有炭化水素基は、
−CH2−CH=CH2(アリル炭化水素基)、
−CH2−CH=CH−CH3(2−ブテン基)、
−CH2−CH=C−(CH3)2(ジメチルアリル炭化水素基)及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3(2−メチル−2−ブテン基)
の少なくとも一つを含み;
式中、aは0〜3の範囲の整数であり、bは0〜3の範囲の整数であり、cは1〜3の範囲の整数であり、そしてdは0〜3の範囲の整数であり、a、b、c及びdの合計は4であり;
前記X、R2及びR3の少なくとも一つは存在し;
前記d=0の場合、R2及びR3の少なくとも一つはアルコキシ基である]を有する。
(A)エトキシ又はメトキシ基を含むアルコキシ基、
(B)シクロアルコキシ基、
(C)メチル、エチル又はプロピル基を含むアルキル基、
(D)シクロアルキル基、
(E)フェニル基、及び
(F)アリル水素含有アルケン基
の少なくとも一つから選ばれうると考えられる。そのようなアルケン基は、望ましくは、アリル、2−ブテンジメチルアリル又は2−メチル−2−ブタン基を含む。
(A)100phrの少なくとも一つの共役ジエン系エラストマーと;
(B)約10〜約120、あるいは約40〜約100phrの補強充填剤、ここで前記補強充填剤は、
(1)約40〜約100、あるいは約50〜約80phrのアリル官能化沈降シリカ(アリルシラン処理沈降シリカ);
(2)0〜約60、あるいは約3〜約30phrのゴム補強カーボンブラック、及び
(3)所望により約70phrまでの沈降シリカ(アリル官能化沈降シリカ以外)
を含む補強充填剤と
を含むゴム組成物を提供する。
(A)少なくとも二つの無機材料を水の存在下で強塩基と反応させてその生成物の水溶液を形成し;
ここで前記無機材料は、その100重量部を基にして、
(1)60〜99.9部の二酸化ケイ素、及び
(2)0.1〜40部の、前記水溶液を形成することが可能な少なくとも一つの追加の無機材料を含み、前記無機材料は、
(a)アルミニウム、鉄、マグネシウム、ホウ素、チタン、ジルコニウム、亜鉛、バナジウム及びニオブの酸化物、
(b)アルミニウム、鉄、マグネシウム、ホウ素、チタン、ジルコニウム、亜鉛、バナジウム及びニオブのリン酸塩、硫酸塩及びハロゲン化物としての塩、及び
(c)天然及び合成ケイ酸アルミニウム
の少なくとも一つから選ばれ;
(B)前記生成物と反応させるために前記水溶液を鉱酸の添加によって処理してその反応生成物を形成させ、該溶液のpHを下げることによって前記反応生成物の沈殿粒子を沈殿物として生成させ;
(C)所望により、前記水溶液へのステップ(B)の前記酸添加を中断して、前記沈殿物をしばらくの間熟成させた後、酸の添加を再開し、次いで、所望pHに達するまで更なる酸を添加して前記反応及び反応生成物の沈殿を完了させ;
(D)所望により、ステップ(B)及び/又は使用した場合ステップ(C)の前記酸添加の完了後、沈殿物をしばらくの間熟成させ;
(E)沈殿物をろ過及び水洗し、該沈殿物を乾燥させて粒子をその凝集体の形態で回収し;
(F)炭酸塩、ケイ酸塩、アルミン酸塩、ホウ酸塩、アルミノケイ酸塩、リン酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、チタン酸塩及びジルコン酸塩の少なくとも一つから選ばれる、ステップ(B)、(C)及び(D)のいずれかにおけるアニオン、及びリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及び/又はカルシウムの少なくとも一つから選ばれるカチオンを有する少なくとも一つの電解質を添加し;
(G)前記沈殿物を少なくとも一つのイオン性及び/又は非イオン性界面活性剤で処理し;そして
(F)前記(本明細書の上文に記載した)アリルシランの少なくとも一つを(C)、(B)、(D)及び(E)のいずれかのステップの最中又は後に添加する
ことを含みうる。従って、望ましくは、前記アリルシランは、
CH2−CH=CH2(アリル炭化水素)、
CH2−CH=CH−CH3(2−ブテン)、
CH2−CH=C−(CH3)2(ジメチルアリル炭化水素)及び
CH2−C(CH3)=CH−CH3(2−メチル−2−ブテン)
の少なくとも一つを含む。
(A)イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーを含むカップリングさせたエラストマー、ここで前記カップリングさせたエラストマーは、スズ及びシリカでカップリングさせたエラストマーの少なくとも一つである、又は
(B)スチレン/ブタジエンコポリマーエラストマー(SBR)、シス1,4−ポリブタジエンエラストマー及びシス1,4−ポリイソプレンエラストマーの少なくとも一つの官能化エラストマー;ここで前記官能化エラストマーは、
(1)前記アリル官能化沈降シリカと反応するアミン官能基、又は
(2)前記アリル官能化沈降シリカ充填剤のゴム補強剤と反応するシロキシ官能基、又は
(3)前記アリル官能化シリカと反応するアミン及びシロキシ官能基の組合せ、又は
(4)前記アリル官能化シリカと反応するシラン/チオール官能基、又は
(5)前記アリル官能化沈降シリカと反応するヒドロキシル官能基、又は
(6)前記アリル官能化沈降シリカと反応するエポキシ基、又は
(7)前記アリル官能化沈降シリカと反応するカルボキシル基
を含む官能基を含有する、
を含みうる。
アリル官能化沈降シリカの製造
沈降シリカ(合成アモルファスシリカ凝集体がアグロメレーションしたもの)は、Rhodia社の製品であるZeosil(登録商標)1165MP(Micropearl)として入手した。
30グラムの沈降シリカ凝集体を、ディーン・ストークトラップを備えた丸底フラスコに乾燥トルエンと共に入れた。
30グラムの沈降シリカ凝集体を1.19グラムのアリルクロロジメチルシランを用いて同様に処理した。
30グラムの沈降シリカ凝集体を1.82グラムのアリルトリエトキシシランを用いて同様に処理した。
30グラムの沈降シリカ凝集体を1.83グラムのN−プロピルトリエトキシシランを用いて同様に処理した。
予備処理された沈降シリカの評価
実施例Iの沈降シリカの処理サンプルをゴム組成物中で評価した。以下の表Aに一般的なゴム配合表を示す。部及びパーセンテージは特に断りのない限り重量による。
その場で処理された沈降シリカの評価
沈降シリカ(合成アモルファスシリカ凝集体がアグロメレーションしたもの)は、Rhodia社の製品であるZeosil(登録商標)1165MP(Micropearl)として入手した。
追加の処理沈降シリカを実施例Iのように製造し、本明細書ではシリカX及びシリカYとして識別された。
本実施例IVで示した本発明をさらに図示するために図1(FIG1)として図面を提供する。この図面は、分で表した時間(x軸)対150℃の定温におけるトルクをプロットしたグラフである。トルク(y軸)はdNmで報告されている。
図1から、非処理シリカを使用した対照ゴムサンプルHの場合、トルクは直ちに増加し始めていることが分かる。この現象は、高温でのゴム組成物の混合中、シリカと結合したカップリング剤とゴムとの間の反応を示している。
アリル処理沈降シリカ及びアリル処理シリカゲルのゴム補強効果を評価する。
1 少なくとも一つのアリル基の置換基を含有する沈降シリカを含むアリル官能化沈降シリカであって、
前記アリル官能化沈降シリカは、一般式(I):
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり、
式中、aは0〜2の範囲の整数であり、bは0〜2の範囲の整数であり、そしてcは1〜3の範囲の整数である]によって表されるアリル官能化沈降シリカ。
前記アリルシランは、一般構造式(II):
式中、Xは、塩素、ヒドロキシ、又は水素であり;
式中、R1は、
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり;
式中、aは0〜3の範囲の整数であり、bは0〜3の範囲の整数であり、cは1〜3の範囲の整数であり、そしてdは0〜3の範囲の整数であり、a、b、c及びdの合計は4であり;
前記X、R2及びR3の少なくとも一つは存在し;
前記d=0の場合、R2及びR3の少なくとも一つはアルコキシ基である]を有するアリル官能化沈降シリカ。
前記沈降シリカは、
(A)120〜300m2/gの範囲のBET窒素表面積、
(B)100〜300m2/gの範囲のCTAB表面積、及び
(C)0.8〜1.3の範囲の前記BET/CTAB表面積の比率
を有し、
前記アリルシラン化合物は、一般構造式(II):
式中、Xは、塩素、ヒドロキシ、又は水素であり;
式中、R1は、
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり;
式中、aは0〜3の範囲の整数であり、bは0〜3の範囲の整数であり、cは1〜3の範囲の整数であり、そしてdは0〜3の範囲の整数であり、a、b、c及びdの合計は4であり;
前記X、R2及びR3の少なくとも一つは存在し;
前記d=0の場合、R2及びR3の少なくとも一つはアルコキシ基である]を有する方法。
(A)イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマー、
(B)イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーを含むカップリング化エラストマー、ここで前記カップリング化エラストマーは、スズ及びシリカでカップリングされたエラストマーの少なくとも一つである、及び
(C)スチレン/ブタジエンコポリマーエラストマー(SBR)、シス1,4−ポリブタジエンエラストマー及びシス1,4−ポリイソプレンエラストマーの少なくとも一つの官能化エラストマー、ここで前記官能化エラストマーは、
(1)前記アリル官能化沈降シリカと反応するアミン官能基、又は
(2)前記アリル官能化沈降シリカ充填剤のゴム補強剤と反応するシロキシ官能基、又は
(3)前記アリル官能化シリカと反応するアミン及びシロキシ官能基の組合せ、又は
(4)前記アリル官能化シリカと反応するシラン/チオール官能基、又は
(5)前記アリル官能化沈降シリカと反応するヒドロキシル官能基、又は
(6)前記アリル官能化沈降シリカと反応するエポキシ基、又は
(7)前記アリル官能化沈降シリカと反応するカルボキシル基
を含む官能基を含有する、
の少なくとも一つを含む、13に記載のゴム組成物。
(A)前記沈降シリカを前記ゴム組成物に添加する前に前記アリルシランで処理する、又は
(B)前記沈降シリカをゴム組成物内でその場で前記アリルシランで処理する
ことによってアリル官能化される、13に記載のゴム組成物。
Claims (20)
- 少なくとも一つのアリル基の置換基を含有する沈降シリカを含むことを特徴とするアリル官能化沈降シリカであって、
前記沈降シリカは、
(A)120〜300m2/gの範囲のBET窒素表面積、
(B)100〜300m2/gの範囲のCTAB表面積、及び
(C)0.8〜1.3の範囲の前記BET/CTAB表面積の比率
を有し;
前記アリル官能化沈降シリカは、一般式(I):
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり、
式中、aは0〜2の範囲の整数であり、bは0〜2の範囲の整数であり、そしてcは1〜3の範囲の整数である]によって表されるアリル官能化沈降シリカ。 - 前記R2及びR3が、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を含む同じ又は異なる基である、請求項1に記載のアリル官能化沈降シリカ。
- R1が、−CH2−CH=CH2として表されるアリル水素含有基である、請求項1及び2のいずれかに記載のアリル官能化沈降シリカ。
- R1が、−CH2−CH=CH−CH3として表されるアリル水素含有基である、請求項1及び2のいずれかに記載のアリル官能化沈降シリカ。
- R1が、−CH2−CH=C−(CH3)2として表されるアリル水素含有基である、請求項1及び2のいずれかに記載のアリル官能化沈降シリカ。
- R1が、−CH2−C(CH3)=CH−CH3として表されるアリル水素含有基である、請求項1及び2のいずれかに記載のアリル官能化沈降シリカ。
- 少なくとも一つのアリルシランで処理された沈降シリカを含むアリル官能化沈降シリカであって、
(A)前記沈降シリカは、
(B)120〜300m2/gの範囲のBET窒素表面積、
(C)100〜300m2/gの範囲のCTAB表面積、及び
(D)0.8〜1.3の範囲の前記BET/CTAB表面積の比率
を有し;そして
前記アリルシランは、一般構造式(II):
式中、Xは、塩素、ヒドロキシ、又は水素であり;
式中、R1は、
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり;
式中、aは0〜3の範囲の整数であり、bは0〜3の範囲の整数であり、cは1〜3の範囲の整数であり、そしてdは0〜3の範囲の整数であり、a、b、c及びdの合計は4であり;
前記X、R2及びR3の少なくとも一つは存在し;
前記d=0の場合、R2及びR3の少なくとも一つはアルコキシ基である]を有するアリル官能化沈降シリカ。 - 前記アリルシランが、アリルアルコキシシラン又はアリルクロロシランである、請求項7に記載のアリル官能化沈降シリカ。
- 前記アリルシランが、アリルジメチルクロロシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチルジクロロシラン、ジアリルクロロメチルシラン、ジアリルジクロロシラン及びトリアリルクロロシランの少なくとも一つを含む、請求項7に記載のアリル官能化沈降シリカ。
- アリル官能化沈降シリカの製造法であって、前記方法は、ヒドロキシル基をその上に有する沈降シリカを少なくとも一つのアリルシラン化合物で処理することを含み、
前記沈降シリカは、
(A)120〜300m2/gの範囲のBET窒素表面積、
(B)100〜300m 2 /gの範囲のCTAB表面積、及び
(C)0.8〜1.3の範囲の前記BET/CTAB表面積の比率
を有し;
前記アリルシラン化合物は、一般構造式(II):
式中、Xは、塩素、ヒドロキシ、又は水素であり;
式中、R1は、
−CH2−CH=CH2、
−CH2−CH=CH−CH3、
−CH2−CH=C−(CH3)2及び
−CH2−C(CH3)=CH−CH3
の少なくとも一つを含むアリル水素含有基であり;
式中、aは0〜3の範囲の整数であり、bは0〜3の範囲の整数であり、cは1〜3の範囲の整数であり、そしてdは0〜3の範囲の整数であり、a、b、c及びdの合計は4であり;
前記X、R2及びR3の少なくとも一つは存在し;
前記d=0の場合、R2及びR3の少なくとも一つはアルコキシ基である]を有する方法。 - 前記アリルシランが、アリルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチルジクロロシラン、ジアリルクロロメチルシラン、ジアリルジクロロシラン及びトリアリルクロロシランの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の方法。
- 請求項10及び11のいずれかの方法によって製造されるアリル官能化沈降シリカ。
- 請求項1〜9及び12のいずれかの前記アリル官能化沈降シリカを含む少なくとも一つの補強充填剤を含有する少なくとも一つの硫黄硬化硫黄加硫性エラストマーを含むことを特徴とするゴム組成物。
- 前記補強充填剤が、カーボンブラック及びアリル置換基のない前記沈降シリカの少なくとも一つを含む、請求項13に記載のゴム組成物。
- 前記沈降シリカ上に含有されるヒドロキシル基と反応する部分及び前記硫黄加硫性エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有するシリカカップリング剤を含有する、請求項13及び14のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記硫黄加硫性エラストマーが、
(A)イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマー、
(B)イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーを含むカップリング化エラストマー、ここで前記カップリング化エラストマーは、スズ及びシリカでカップリングされたエラストマーの少なくとも一つである、及び
(C)スチレン/ブタジエンコポリマーエラストマー(SBR)、シス1,4−ポリブタジエンエラストマー及びシス1,4−ポリイソプレンエラストマーの少なくとも一つの官能化エラストマー、ここで前記官能化エラストマーは、
(1)前記アリル官能化沈降シリカと反応するアミン官能基、又は
(2)前記アリル官能化沈降シリカ充填剤のゴム補強剤と反応するシロキシ官能基、又は
(3)前記アリル官能化沈降シリカと反応するアミン及びシロキシ官能基の組合せ、又は
(4)前記アリル官能化沈降シリカと反応するシラン/チオール官能基、又は
(5)前記アリル官能化沈降シリカと反応するヒドロキシル官能基、又は
(6)前記アリル官能化沈降シリカと反応するエポキシ基、又は
(7)前記アリル官能化沈降シリカと反応するカルボキシル基
を含む官能基を含有する、
の少なくとも一つを含む、請求項13〜15のいずれかに記載のゴム組成物。 - 前記沈降シリカが、
(A)前記沈降シリカを前記ゴム組成物に添加する前に前記アリルシランで処理する、又は
(B)前記沈降シリカをゴム組成物内でその場で前記アリルシランで処理する
ことによってアリル官能化される、請求項13〜16のいずれかに記載のゴム組成物。 - 請求項13〜17のいずれかのゴム組成物を含む少なくとも一つの部材を有する製品。
- 請求項13〜17のいずれかのゴム組成物を含む少なくとも一つの部材を有するタイヤ。
- 請求項13〜17のいずれかのゴム組成物を含むトレッドを有するタイヤ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US22343409P | 2009-07-07 | 2009-07-07 | |
US61/223,434 | 2009-07-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011016715A JP2011016715A (ja) | 2011-01-27 |
JP5576196B2 true JP5576196B2 (ja) | 2014-08-20 |
Family
ID=43434327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010154863A Expired - Fee Related JP5576196B2 (ja) | 2009-07-07 | 2010-07-07 | 特殊シリカ、特殊シリカを含有するゴム組成物及びその部材を有する製品 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5576196B2 (ja) |
KR (1) | KR101747428B1 (ja) |
CN (1) | CN101942109B (ja) |
BR (1) | BRPI1002041A2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5689730B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-03-25 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物の製造方法、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
EP3475357B1 (en) * | 2016-06-28 | 2020-12-30 | Basf Se | Rubber composition, its manufacture and use |
WO2018079800A1 (en) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | A tire comprising a tread |
DE102017221232A1 (de) * | 2017-11-28 | 2019-05-29 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Schwefelvernetzbare Kautschukmischung, Vulkanisat der Kautschukmischung und Fahrzeugreifen |
US20230002595A1 (en) * | 2021-06-28 | 2023-01-05 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Functionalized elastomer blend for tire tread |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6517653B2 (en) * | 1997-08-20 | 2003-02-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Process for improving the cured adhesion of a precured rubber compound to an uncured rubber compound |
US5908660A (en) * | 1997-09-03 | 1999-06-01 | Dow Corning Corporation | Method of preparing hydrophobic precipitated silica |
DE19740440A1 (de) * | 1997-09-15 | 1999-03-18 | Degussa | Leicht dispergierbare Fällungskieselsäure |
WO2004014796A1 (de) * | 2002-08-03 | 2004-02-19 | Degussa Ag | Hochdispersible fällungskieselsäure mit hoher oberfläche |
DE10330222A1 (de) * | 2002-08-03 | 2004-02-12 | Degussa Ag | Hochdispersible Fällungskieselsäure mit hoher Oberfläche |
DE10358449A1 (de) * | 2003-01-22 | 2004-08-05 | Degussa Ag | Höchstdispergierbare Silicas für Gummianwendungen |
ES2693982T3 (es) * | 2005-04-11 | 2018-12-17 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Carga tratada y proceso para su producción |
-
2010
- 2010-06-29 BR BRPI1002041-1A patent/BRPI1002041A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2010-07-06 KR KR1020100064935A patent/KR101747428B1/ko active IP Right Grant
- 2010-07-07 JP JP2010154863A patent/JP5576196B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2010-07-07 CN CN201010233617XA patent/CN101942109B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101942109B (zh) | 2012-09-19 |
JP2011016715A (ja) | 2011-01-27 |
KR101747428B1 (ko) | 2017-06-14 |
BRPI1002041A2 (pt) | 2011-07-05 |
KR20110004325A (ko) | 2011-01-13 |
CN101942109A (zh) | 2011-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2461592C2 (ru) | Резиновая смесь и шина | |
EP2758476B1 (en) | Treated fillers, compositions containing same, and articles prepared therefrom | |
JP5576196B2 (ja) | 特殊シリカ、特殊シリカを含有するゴム組成物及びその部材を有する製品 | |
US8003724B2 (en) | Specialized silica, rubber composition containing specialized silica and products with component thereof | |
JP7502442B2 (ja) | 改質充填材を調製するための方法、それを含有する組成物および物品 | |
KR102405234B1 (ko) | 고무 보강 충전용 함수 규산 | |
US20020091190A1 (en) | Modified rubber powders comprising silicatic fillers prepared from precipitation suspensions, process for their preparation and their use | |
JP4741054B2 (ja) | ゴム粉末ならびに微粉状充填剤含有ゴムおよび加硫性ゴム混合物の製造法 | |
US8536261B2 (en) | Rubber composition containing treated silica and products with component thereof | |
US8440750B2 (en) | Specialized silica, rubber composition containing specialized silica and products with component thereof | |
JP6862016B2 (ja) | アルミノシリケート粒子を含むゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物 | |
KR20200018571A (ko) | 고무 보강 충전용 함수 규산 및 이의 제조 방법 | |
JPS61215638A (ja) | シリカ配合ゴム組成物 | |
Zaeimoedin | Development of ENR-based compounds for green tyre tread applications with improved performance, processing characteristics and sustainability | |
JP5570150B2 (ja) | タイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5576196 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |