JP5575888B2 - 椎弓形成術システムおよび椎弓板設定ツール - Google Patents

椎弓形成術システムおよび椎弓板設定ツール Download PDF

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    • A61B17/808Instruments for holding or positioning bone plates, or for adjusting screw-to-plate locking mechanisms

Description

(関連出願)
本出願は、2009年6月9日に出願された「Laminoplasty Plate and Method of Use」と題された米国出願第61/185,360号に対して優先権を主張する。
(発明の背景)
本発明は、概して外科手術処置に関し、さらに詳細には、脊椎における頸部狭窄症を治療するために椎弓形成術を行うことにおける使用に関する。さらに詳細には、本発明は、所望の頸椎の分離された椎弓板部分を解放位置に固定することによって脊椎管の領域を拡大するための方法に関する。
(発明の背景)
脊椎狭窄症は、脊椎管の狭窄を伴う脊椎の病気であり、脊髄および神経根は、脊椎管を通って伸びる。この狭窄化は先天性であり得、その結果、任意の年齢の患者が発症し得る。脊椎狭窄症は、脊椎靭帯の肥厚化および石灰化によってもたらされ得る。例えば、石灰化は、脊椎内のカルシウム塩の堆積によってもたらされ得る。その上、脊椎狭窄症は、骨および関節が肥大化されたときにもたらされ得、骨増殖体(骨棘)の形成につながる。骨増殖体の主たる原因は脊椎症であり、脊椎症において、椎間板は水分を失い密度が低下する。また、椎間板ヘルニアは、脊椎管の領域を縮小する脊髄または神経根に圧力をかけ得る。最後に、病気の骨または腫瘍が脊髄領域に延び得、脊椎管内で神経根が利用可能な空間を縮小する。
脊椎狭窄症によってもたらされる脊髄の圧迫は、患者に痛み、脱力、または感覚の喪失を生じさせる。その上、脊髄の圧迫は、神経損傷をもたらし、脊髄機能不全をもたらす脊髄症に繋がり得る。治療されずに放置された場合、圧迫は、最終的に脊髄内の循環系を損傷し得、さらに深刻な脊髄症に繋がる。
脊髄への圧力を低減するために2つの外科手術方法が従来的に使用されている。第一に、椎弓切除術は、脊髄を覆う硬膜を露出するために椎弓板および棘突起の除去を伴う。脊柱を整列するために使用される椎骨の後部での支持構造の一部分の除去により、椎弓切除術は患者に姿勢の変形を生じさせ得る。その上、処置は、患者の身体における有意な瘢痕の形成につながるリスクがある。これらの懸念に対処するために、融合を促進するために、関係する椎骨間にグラフトが設置され得る。しかし、これは脊椎の動作範囲の低減につながり得、また、修復された椎骨の上下の椎骨の加速された退化が起こり得る。
従来的に脊髄への圧力を低減するために使用される第二の方法は椎弓形成術である。椎弓形成術処置において、対象の椎骨は、切断され、開けられることによって椎弓板が硬膜から離昇され、脊椎管が従って拡大される。つぎに、プレートおよび/またはグラフトが脊椎管を恒久的に拡大するために挿入される。一般的に椎弓形成術を行うために使用される2の技法が存在する。第一に、片側性または「片開き式」椎弓形成術は、対象椎骨の中央線の第一の側における第一の部分を完全に切開し、中央線の第二の側における第二の部分は、ヒンジを生成するように途中までのみ切断される。次に、脊椎管の大きさを増大するために、第一の椎弓板部分がヒンジで開くように脊髄から離される。最後に、グラフトおよび/またはプレートが脊椎管を恒久的に拡大するために開口に挿入される。第二に、両側または「縦割り式」椎弓形成術は、棘突起の中央線を切開することを伴い、次に椎弓板部分の両側を途中まで切り込み、2つのヒンジを生成する。椎骨は、次に、二分された棘突起で開かれ、グラフトまたはプレートが脊椎管を恒久的に拡大するために開口に挿入され得る。
椎弓切除術とは異なり、椎弓形成術は、少しの骨材料の切除も伴わない。その上、椎弓切除術と比べた場合、椎弓形成術は、より高い安定性を提供する。融合と比べて、患者により広い動作範囲が維持される。椎弓形成術処置における椎弓板融合、および固定技法の使用を介して、達成された圧力の低減と、変位された椎弓板の位置がより効果的に維持され得る。
椎弓形成術処置において進化が達成されたにもかかわらず、特に頸椎において行われる場合に、処置の効果と、処置が完了される容易さになお制限がある。例えば、本技法は、外科医が脊椎に到達するために、大きな切開を生成することを必要とし、筋肉および靭帯の骨への付着部を剥ぎ取ることを含み、これは、有意な筋肉および組織損傷に繋がり得る。その上、頸椎外科手術において、対象椎骨のより小さい寸法が手術をより複雑にする。例えば、外科医は、手術空間内で正確な調節をすること、または椎弓板が適切な距離を変位されたかどうかを知ることが困難であり得る。さらに、一部の患者において、現在の技法によって達成され得る領域の拡大が脊髄圧迫からの完全な解放を提供するために不充分である。最後に、「片開き式」椎弓形成術の不均質な性質のため、患者は、処置後に脊椎においてわずかな不均衡を有し得、脊椎管における直径の拡大が非対称的であり得る。
同様に、現在使用されている椎弓形成術プレートも制限を有する。例えば、多くの現在の椎弓形成術プレートは、小さな切開への挿入に対して、または頸椎への効果的な取り付けに対して寸法が大きすぎる。その上、現在のプレートは、適切な位置において椎弓板を恒久的に配向するために必要とされる安定性をしばしば欠く。また、現存する椎弓形成術プレートの設計は、プレートを椎骨および椎弓板に取り付けるプロセスをしばしば困難にする。最後に、多くの現存する椎弓形成術プレートは、骨融合材料の結合的な使用を可能にするために充分に構成されていない。現存するプレートはまた、低侵襲外科手術処置との使用に対して厄介である。
従って、関連当該分野において、周知のプレートに関連する制限(上記のこれらの制限を含むが、これらに限定されない)に対処するために、椎弓形成術プレートを提供することが望まれ続けている。その上、関連する当該分野において、周知の方法およびシステムに関連する制限(上記のこれらの制限を含むが、これらに限定されない)に対処するために、当該椎弓形成術プレートを使用するための方法およびシステムを提供することが所望される。
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
脊髄圧迫を解放することによって患者の頸部狭窄症を治療する方法であって、該方法は、
該患者の所望の頸椎の後部側の少なくとも一部分を露出することであって、該所望の頸椎は、手術前断面積を有する脊椎管を規定する、ことと、
実質的に第一の椎弓板部分と第一の外側塊部分との間の接合点で該所望の頸椎の後部の第一の椎弓板部分を分離することと、
該第一の椎弓板部分を解放位置に所定の距離分、制御された態様において上昇させることであって、該所望の頸椎の脊椎管は、該解放位置において、該手術前断面積よりも大きい解放断面積を有する、ことと、
該第一の椎弓板部分を該解放位置において固定することと
を含む、方法。
(項目2)
前記所望の頸椎の少なくとも一部分を露出するステップは、前記患者の頸部狭窄症領域にわたって該患者に後部切開を生成することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記所望の頸椎は、中央線を含み、前記所望の頸椎の椎弓板部分を分離するステップは、該中央線の第一の側において、該望ましい頸椎の外側から前記脊椎管に第一の矢状方向の分割を生成することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記所望の頸椎の後部側の第二の椎弓板部分を分離することをさらに含み、該分離することは、中央線の第二の側において、実質的に該第二の椎弓板部分と第二の外側塊部分との間の接合点で、該所望の頸椎の外側から第二の矢状方向の分割を生成することによる、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記第二の矢状方向の分割は、厚さの一部に対する矢状方向の分割である、項目4に記載の方法。
(項目6)
少なくとも1つの椎弓形成術プレートを提供することをさらに含み、該椎弓形成術プレートは、中間部分を有し、
第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と、
第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とは、互いに離間されている、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記第一の椎弓板部分を前記解放位置に固定するステップは、
前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端の少なくとも一部分を、前記第一の矢状方向の分割に隣接する前記所望の頸椎の外側塊の一部分に取り付けることと、該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの近位端部分を、該第一の矢状方向の分割に隣接する前記第一の椎弓板部分に取り付けることとを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端部分および近位端部分の少なくとも一部分に近接してグラフトを設置するステップをさらに含み、該グラフトは、前記頸椎の一部分に融合するように構成されている、項目6に記載の方法。
(項目9)
前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの中間部分は、前記遠位端部分および前記近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有し、前記グラフトを設置するステップは、前記グラフトが該中間部分の少なくとも一部分を囲むように構成することをさらに含む、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記グラフトは、自己移植骨、同種移植骨、骨代替品、および骨誘導性物質から成る群から選択された材料から構成されている、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して実質的に平行である、項目6に記載の方法。
(項目12)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して鋭角を形成する、項目6に記載の方法。
(項目13)
前記第二の椎弓板部分を制御された態様で所定の距離分、第二の解放位置に上昇させることと、
該第二の椎弓板部分を該第二の解放位置に固定することと
をさらに含む、項目4に記載の方法。
(項目14)
第一の椎弓形成術プレートと第二の椎弓形成術プレートとを提供することをさらに含み、各椎弓形成術プレートは中間部分を有し、
第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と、
第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とは、互いに離間されている、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第一の椎弓板部分を解放位置に固定するステップは、
前記第一の椎弓形成術プレートの遠位端部分の少なくとも一部分を前記第一の矢状方向の分割に隣接する前記所望の頸椎の第一の外側塊の一部分に取り付けることと、少なくとも1つの椎弓形成術プレートの近位端部分を該第一の矢状方向の分割に隣接する第一の椎弓板部分に取り付けることとを含み、前記第二の椎弓板部分を第二の解放位置に固定するステップは、
前記第二の椎弓形成術プレートの遠位端部分の少なくとも一部分を、前記第二の矢状方向の分割に隣接する前記所望の頸椎の第二の外側塊の一部分に取り付けることと、該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの近位端部分を該矢状方向の分割に隣接する該第二の椎弓板部分の一部に取り付けることとを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第一の椎弓板部分および前記第二の椎弓板部分を上昇させるステップは、漸次に交互に行われる、項目15に記載の方法。
(項目17)
脊髄圧迫を解放することによって患者の頸部狭窄症を治療する方法であって、該方法は、
該患者の所望の頸椎の後部側の少なくとも一部分を露出することであって、該頸椎は、中央線を有する、ことと
実質的に第一の椎弓板部分と第一の外側塊部分との間の接合点で該中央線の第一の側において、該所望の頸椎の後部側の該第一の椎弓板部分において部分的な第一の矢状方向の分割を生成することと、
該中央線の第二の側において、該所望の頸椎の後部の第二の椎弓板部分において第二の矢状方向の分割をつくることと、
少なくとも1つの椎弓形成術プレートを提供することであって、該少なくとも1つの椎弓形成術プレートは、中間部分を有し、
第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と、
第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とが互いに離間されている、ことと、
椎弓板設定ツールを提供することと、
該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端を該部分的な第一の矢状方向の分割に隣接する該第一の外側塊部分に固定することと、
該椎弓板設定ツールの一部分を該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端部分に接続することと、
該椎弓板設定ツールの一部分を該第一の椎弓板部分に取り付けることと、
該第一の矢状方向の分割を完了することによって該第一の椎弓板部分を分離することと、
該第一の椎弓板部分を該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの近位端部分の底面に隣接する解放位置に上昇させることと、
該少なくとも1つの椎弓形成術プレートの近位端を該解放位置において該第一の椎弓板部分の一部分に固定することと、
該椎弓板設定ツールを該少なくとも1つの椎弓形成術プレートと該第一の椎弓板部分とから取り除くことと
を含む、方法。
(項目18)
前記第二の矢状方向の分割は、厚さの一部に対する矢状方向の分割である、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記椎弓板設定ツールの一部分を少なくとも1つの椎弓形成プレートの遠位端部分に接続するステップは、前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端部分を部分的な第一の矢状方向の分割に隣接する第一の外側塊に固定するステップの前に起こり、前記椎弓板設定ツールは、前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートを前記頸椎の第一の外側塊部分に配置するために使用される、項目17に記載の方法。
(項目20)
前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの遠位端部分および近位端部分の少なくとも一部分の近くにグラフトを設置するステップをさらに含み、該グラフトは、前記頸椎の複数の部分に融合するように構成されている、項目17に記載の方法。
(項目21)
前記少なくとも1つの椎弓形成術プレートの中間部分は、前記遠位端部分および前記近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有し、前記グラフトを設置するステップは、前記グラフトが該中間部分の少なくとも一部分を囲むように構成することをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記グラフトは、自己移植骨、同種移植骨、骨代替品、および骨誘導性物質から成る群から選択された材料から構成されている、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二平面の少なくとも一部分に対して実質的に平行である、項目17に記載の方法。
(項目24)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して鋭角を形成する、項目17に記載の方法。
(項目25)
患者の頸部狭窄症を治療するために椎弓形成術を行うためのシステムであって、該システムは、
中間部分を有する椎弓形成術プレートであって、
第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と
第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とが互いに離間されている、椎弓形成術プレートと、
該椎弓形成術プレートの遠位端部分を該患者の所望の頸椎の外側塊部分に締め付ける手段と、
椎弓板設定ツールであって、
該椎弓形成術プレートの遠位端部分を解放可能に係合する手段と
該外側塊部分から分離された椎弓板部分を解放位置に制御可能に上昇させる手段と
を含む椎弓板設定ツールと、
該椎弓形成術プレートの近位端部分を該椎弓板部分に該解放位置において締め付ける手段と
を含む、システム。
(項目26)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して実質的に平行である、項目25に記載のシステム。
(項目27)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して鋭角を形成する、項目25に記載のシステム。
(項目28)
前記椎弓形成術プレートの中間部分は、前記遠位端部分および前記近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有する、項目25に記載のシステム。
(項目29)
中間部分を有する椎弓形成術プレートであって、該椎弓形成術プレートは、
第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と、
第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とが、所定の距離分、互いから離間されている、椎弓形成術プレート。
(項目30)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して実質的に平行である、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目31)
前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して鋭角を形成する、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目32)
前記所定の距離は、おおよそ1mmからおおよそ10mmの間である、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目33)
前記所定の距離は、おおよそ3mmからおおよそ7mmの間である、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目34)
前記椎弓形成術プレートの中間部分は、前記遠位端部分および前記近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有する、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目35)
前記中間部分は、前記第一の平面に対して鋭角を形成する、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目36)
前記中間部分は、前記第二の平面に対して鋭角を形成する、項目35に記載の椎弓形成術プレート。
(項目37)
前記遠位端部分は、少なくとも1つのネジ穴と少なくとも1つのツール穴とを規定する、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目38)
前記近位端部分は、少なくとも1つのネジ穴と少なくとも1つのツールネジ開口部とを規定する、項目29に記載の椎弓形成術プレート。
(項目39)
長手方向の軸、遠位端、および近位端を有する細長い誘導装置であって、該遠位端は、椎弓形成術プレートの一部分を係合するように構成され、該近位端は、少なくとも部分的にネジ式である、細長い誘導装置と、
長手方向のチャネルと内部チャンバとを規定する筐体と、
該内部チャンバに配置されたドライブナットであって、該ドライブナットは、該細長い誘導装置の近位端との同軸整列のために構成された内部ネジ山を有し、該ドライブナットは、該細長い誘導装置の近位端に配置されたネジ山の少なくとも一部分を選択的に係合するように構成され、第一の非係合位置において、該筐体は、該細長い誘導装置の近位端の長手方向の軸に沿って自由に移動することが可能であり、第二の係合位置において、該筐体は、該ドライブナットを時計回りまたは反時計回りのいずれかの態様において回転することによって該細長い誘導装置の近位端の長手方向の軸に沿って制御された態様で移動することが可能である、ドライブナットと、
該長手方向のチャネル内に部分的に維持された細長い骨ネジシャフトであって、該骨ネジシャフトは、該長手方向のチャネル内での回転のために構成され、該骨ネジシャフトの遠位端は、頸椎の椎弓板の一部分に穴をあけるためのネジ山を含む、骨ネジシャフトと
を含む、椎弓板設定ツール。
(項目40)
停止メカニズムをさらに含み、該停止メカニズムは、前記細長い誘導装置の近位端に実質的に隣接して該細長い誘導装置上に配置され、前記筐体の該細長い誘導装置の遠位端方向への長手方向の移動を制限する、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目41)
前記細長い誘導装置および前記細長い骨ネジシャフトは、実質的に平行である、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目42)
少なくとも1つの付勢要素をさらに含み、該少なくとも1つの付勢要素は、前記筐体の内部チャンバ内に配置され、前記ドライブナットの外側部分を実質的に横断し、該外側部分の外部にあり、該少なくとも1つの付勢要素は、該ドライブナットを、前記細長い誘導装置の近位端に配置されたネジ山の少なくとも一部分との係合状態に付勢するように構成されている、請求39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目43)
前記筐体は、前記ドライブナットの外側部分に実質的に接するように配置されたロックスライド陥凹を規定し、該ロックスライド陥凹内に配置されたロックスライドを含み、該ロックスライドは、該ドライブナットの外側部分に対して押し込み、該ドライブナットを前記第一の非係合位置から前記第二の係合位置に移動させるように構成された傾斜表面を有する、項目42に記載の椎弓板設定ツール。
(項目44)
前記細長い骨ネジシャフトは、前記チャネルに対する長手方向の移動を実質的に制限されている、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目45)
前記ドライブナットは、該ドライブナットの外側表面において陥凹を規定する、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目46)
ロッカアームをさらに含み、該ロッカアームは、前記筐体の外側部分にヒンジ状に取り付けられた近位端と、該筐体において規定されたロッカアーム開口部を通して配置された遠位端とを有し、該ロッカアームの遠位端は、前記ドライブナットの外側表面における陥凹と長手方向に整列され、該陥凹に対して付勢されることによって、該ドライブナットの回転毎に少なくとも1回、該ロッカアームの遠位端が該陥凹内に配置される、項目45に記載の椎弓板設定ツール。
(項目47)
前記細長い誘導装置は、実質的に円筒状であり、内部長手方向シャフト空洞を規定し、該細長い誘導装置の遠位端は、内側に先細りする蹄鉄断面形状を有する先端部を含み、該断面形状は、2つのレッグ部分と座面開口部を規定する座面部分とを有する、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目48)
前記シャフト空洞内に配置された細長いロッドをさらに含み、該細長いロッドは、遠位端部分を有し、該遠位端部分は、前記開口部を通って長手方向に移動し、前記2つのレッグ部分を互いから選択的に広げて離すように構成されている、項目47に記載の椎弓板設定ツール。
(項目49)
前記細長いロッドの遠位端部分は、ネジ山がつけられ、前記座面開口部を係合するように構成され、該細長いロッドの回転は、該細長いロッドの遠位端部分が前記2つのレッグ部分に対して突出して係合状態になることと、引き戻されて係合状態を解くこととを行わせる、項目48に記載の椎弓板設定ツール。
(項目50)
前記細長い骨ネジシャフトの遠位端の頸椎の椎弓板の一部分内への穴掘りの深さを決定する手段をさらに含む、項目39に記載の椎弓板設定ツール。
(項目51)
前記細長い誘導装置に対する前記細長い骨ネジシャフトの相対的な長手方向の位置を決定する手段をさらに含む、項目50に記載の椎弓板設定ツール。
所望の頸椎の分離された椎弓板部分を解放位置に固定するための椎弓形成術プレートと、椎弓形成術を行うために椎弓形成術プレートを使用する方法とが本明細書において提供されている。1つの局面において、椎弓形成術プレートは、第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と、第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分とを含む。
1つの局面において、椎弓板設定ツールは、所望の頸椎の椎弓板部分を解放位置に配置するために提供される。1つの局面において、ツールは、調節可能止め具を含む回転可能ネジ式シャフトと、本体部分および第一の支持アームを有する誘導装置とを含む。この局面において、本体部分は、固定された長さを有し、回転可能ネジ式シャフトから離間されている。誘導装置は、第一の支持アームによって回転可能ネジ式シャフトに結合され、第一の支持アームは本体部分に結合されている。第一の支持アームの遠位端では、誘導装置が回転可能ネジ式シャフトに結合されている。この局面において、止め具は、所与の制限された深さに対応するように選択的に調節可能であり、ネジ山がつけられた部材の椎弓板の下を通った脊椎管内への過剰な貫通を防止する。
別の局面において、椎弓板部分は、解放位置に制御可能に上昇させられ、この位置において、所望の頸椎の脊椎管は、手術前の断面積より大きい解放断面積を有し、椎弓板部分は、続いて上昇させられた位置に固定される。
さらなる局面において、椎弓板部分を解放位置に制御可能に上昇させ固定するステップを補助するために、椎弓板設定ツールが提供され得る。この局面において、誘導装置は、椎弓形成術プレートの装着可能部分に取り外し可能に装着するように構成されている。
また、関連する動作の方法が提供されている。椎弓形成術プレートの他の装置、方法、システム、特徴、および利点と、これらの使用方法とが以下の図面および詳細な説明の精査後に当業者に明白であるか、または明白になる。このような追加的な装置、方法、システム、特徴、および利点の全てが本説明内に含まれること、椎弓形成術プレートとその使用方法との範囲内であること、および添付の特許請求範囲によって保護されることが意図される。
図1は、手術前の断面積を有する脊椎管を示す例示的な頸椎の上面図である。 図2は、解放位置における第一の椎弓板部分を示す、図1の頸椎の上面図である。 図3は、解放位置における第一および第二の椎弓板部分を示す、図1の頸椎の上面図である。 図4は、例示的な椎弓形成術プレートの上面図である。 図5Aは、平行な第一の平面および第二の平面を示す、図4の椎弓形成術プレートの側面図である。 図5Bは、互いに対して鋭角を形成する第一の平面および第二の平面を示す、図4の椎弓形成術プレートの側面図である。 図6は、椎弓板設定ツールの側面図である。 図7は、椎弓板設定ツールの部分分解斜視図である。 図8は、図7の椎弓板設定ツールの背面図である。 図9は、図7の椎弓板設定ツールの正面図である。 図10は、図7の椎弓板設定ツールの右側面図である。 図11は、図7の椎弓板設定ツールの左側面図である。 図12は、図7の椎弓板設定ツールの細長い誘導装置の遠位端の部分透視図である。 図13は、図7の椎弓板設定ツールの細長い誘導装置の遠位端の破断側面図である。 図14は、図7の椎弓板設定ツールの筐体の破断斜視図である。 図15は、図7の椎弓板設定ツールのドライブナットの破断側面図である。 (記載なし) (記載なし)
本発明は、以下の詳細な説明と、実施例と、特許請求範囲と、それらの前および以下の説明への参照によって、より容易に理解され得る。本システム、デバイス、および/または方法が開示され説明される前に、本発明は、これらがもちろん変化するため、そうでないと特定されない限り、開示されている特定のシステム、デバイス、および/または方法に限定されないことが理解される。また、本明細書において使用されている用語は、特定の局面を説明する目的のものであり、限定することが意図されないことが理解される。
本発明の以下の説明は、現在知られている最良の局面における本発明の教示の有効化として提供されている。当業者は、本発明の有益的な結果を受け取る状態を保ちながら、多くの変更が、記述されている局面に対してなされ得ることを認識する。また、本発明の所望の利点の一部が、他の特徴を使用することなく本発明の特徴の一部を選択することによって取得され得ることが明白になる。従って、当業者は、本発明への多くの改変および適合が可能であり、特定の状況においては、望ましいことさえあり、本発明の一部であることを認識する。従って、以下の説明は、本発明の原理の例示として提供され、以下の説明に限定されない。
本明細書において、単数形「a」、「an」、「the」は、文脈上異なる指示が明示されない限り複数の指示対象を含む。従って、例えば、「プレート(単数)」への言及は、文脈上異なる指示が明示されない限り、2つ以上のプレートを有する局面を含む。
範囲は、本明細書において、「おおよそ」1つの特定の値から、および/または「おおよそ」別の特定の値までとして表現され得る。このような範囲が表現された場合、別の局面は、1つの特定の値から、および/または他の特定の値までを含む。同様に、値が近似値として表現される場合、先行詞「おおよそ」の使用によって、特定の値が別の局面を形成することが理解される。範囲のそれぞれの端点は、他方の端点に関係した状態、および他方の端点から独立した状態の両状態において重要であることがさらに理解される。
本明細書において使用される場合、「随意の」または「随意に」という用語は、続いて説明されるイベントまたは状況が起こり得るか、または起こらない場合があること、説明は当該イベントまたは状況が起こる場面と、それが起こらない場面とを含むことを意味する。
1つの局面において、図2および3に示されるように、所望の頸椎200の分離された椎弓板部分210を解放位置に固定するための椎弓形成術プレート100が本明細書において提供されている。1つの局面において、椎弓形成プレート100は、第一の平面Pにおいて規定された底面120を有する近位端部分110と、第二の平面Pにおいて規定された底面120を有する遠位端部分105とを含む。この局面において、第一の平面および第二の平面は、中間部分130で互いから離間され、近位端部分110の底面は、遠位端部分105の底面から離間されている。1つの例示的な局面において、第一の平面は、おおよそ1mmからおおよそ10mmの間の所定の距離で離間されている。別の実施例において、第一の平面および第二の平面は、おおよそ3mmからおおよそ7mmの間で離間されている。1つの局面において、椎弓形成術プレートは、チタン、チタン合金、サージカルスチール、重合体材料、セラミック材料、炭素繊維複合体、吸収性材料、ポリグリコネート、自己移植骨、同種移植骨、異種移植骨、およびヒドロキシアパタイトのような生物適合材料から成り得る(がこれらに限定することが意図されていない)。
1つの例示的な局面において、第一の平面Pは、第二の平面Pに対して実質的に平行であり得る。あるいは、第一の平面は、第二の平面に対して鋭角αを形成し得る。好ましくは、鋭角は、おおよそ0度と89度との間であり、さらに好ましくは、おおよそ0度と30度との間である。別の局面において、椎弓形成術プレートは、近位端部分と遠位端部分とに接続された中間部分130を含み得る。1つの例示的な局面において、中間部分130は、弓形の形状であり得る。別の実施例において、中間部分は、遠位端部分および近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有し得る。当業者が認識するように、このより小さい断面積は、中間部分が骨融合材料によってより完全に囲まれることを可能にする。さらなる実施例において、中間部分は、実質的に硬質の材料から成り得、遠位端部分および近位端部分の断面積に対してより大きい断面積を有し得る。当業者が認識するように、この硬度および断面積の増大は、椎弓形成術プレート100を引張荷重、圧縮荷重、またはせん断荷重に対してより高い耐性があること、かつ、遠位端部分および近位端部分が実質的に平坦であり続けることを可能にする。
1つの局面において、椎弓形成術プレートは、所定の直径の複数の穴140を規定する。1つの例示的な局面において、近位端部分110は、2つの対をなす対向するネジ穴140を規定し、ネジ穴140は、近位端部分を、近位端部分の上面と底面との間を、実質的に横断して延び、動作的にネジを受け取るように構成されている。別の局面において、近位端部分はまた、ツールネジ開口部150を規定し、ツールネジ開口部150は、近位端部分を、近位端部分の上面と底面との間を、実質的に横断して延び、椎弓板設定ツール300の一部分を動作的に受け取るように構成されている。別の局面において、ツールネジ開口部は、近位端部分の1対のネジ穴の間に配置され得る。この局面において、ツールネジ開口部が各ネジ穴に隣接してネジ穴から等距離に配置され得ることが企図される。さらなる局面において、遠位端部分は、2つの対をなす対向する穴を規定し、これらの穴は、遠位端部分を、遠位端部分の上面と底面との間を、実質的に横断して延び、動作的にネジを受け取るように構成されている。異なる量および位置の椎弓形成術プレートの穴が本発明において使用され得ることが企図される。
1つの局面において、遠位端部分は、誘導装置330を取り外し可能に装着するために構成された装着可能部分160を含む。1つの例示的な局面において、装着可能部分160は、誘導装置330が装着され得る突出した円錐部分を含み得る。別の実施例において、装着可能部分は、ガイドが装着され得る空洞を規定し得る。別の局面において、装着可能部分は、椎弓板設定ツールの一部分の受け取りのためのツール穴170を規定し得る。別の局面において、装着可能部分は、遠位端部分105の1対のネジ穴140の間に配置され得る。この局面において、装着可能部分は、各ネジ穴に隣接して等距離に配置され得ることが企図される。さらに、椎弓形成術プレート100の装着可能部分の異なる配置および構成が本発明において使用され得ることが企図される。
1つの局面において、椎弓板設定ツール300は、所望の頸椎200の椎弓板部分210を解放位置に配置するために提供される。1つの局面において、ツールは、調節可能止め具320を含む回転可能ネジ式シャフト310と、本体部分332および第一の支持アーム334を有する誘導装置とを含む。この局面において、本体部分332は、固定された長さを有し、回転可能ネジ式シャフトから離間されている。誘導装置は、第一の支持アーム334によって回転可能ネジ式シャフト310に結合され、第一の支持アーム334は本体部分に結合されている。第一の支持アームの遠位端では、誘導装置が回転可能ネジ式シャフトに結合されている。さらに、誘導装置の本体部分は、安定性のある構造に固定されている。1つの例示的な局面において、本体部分は、実質的に外側塊220上に、または外側塊220の近隣で、所望の頸椎に固定される。別の実施例において、本体部分は、手術台のような手術室内に位置する安定性のある構造に固定される。別の局面において、回転可能ネジ式シャフトと、誘導装置330の本体部分とが、実質的に互いに対して平行である。さらなる局面において、椎弓板設定ツールは、チタン、チタン合金、サージカルスチール、重合体材料、セラミック材料、炭素繊維複合体、吸収性材料、ポリグリコネート、自己移植骨、同種移植骨、異種移植骨、およびヒドロキシアパタイトのような生物適合材料から成り得る(がこれらに限定されることが意図されていない)。
この局面において、止め具320は、所与の制限された深さに対応するために選択的に調節可能であり、椎弓板の下側を通った脊椎管240内へのネジ式部材の過剰な貫通を防止する。1つの局面において、止め具は、回転可能ネジ式シャフトの長さに沿って調節可能である。別の局面において、回転可能ネジ式シャフトは、取り付け地点230で椎弓板部分に取り付けられる。1つの例示的な局面において、誘導装置は、第二の支持アーム(図示なし)を含み得、第二の支持アームは、第一の支持アームと取付け地点230との間の位置で回転可能ネジ式シャフト310に結合される。また、第一の支持アームの遠位端部分に結合された小さな円柱340があり得る。この局面において、ネジ式シャフトは、小さな円柱340を通り、小さな円柱340によって横方向に支持されるように構成される。別の実施例において、回転可能ネジ式シャフトは、ハンドル部分350を含み得る。この例において、ハンドル部分350は、回転可能ネジ式シャフトの容易な回転を可能にするために回転可能シャフトの上部に配置され得る。さらに別の実施例において、椎弓板設定ツールは、上昇距離を測定するために、較正されたゲージ(図示なし)を含む。この例において、ゲージは、椎弓板設定ツールの使用者が特定の上昇距離を達成するために必要な回転数をモニターすることを可能にし得ることが企図される。特に、ゲージは、回転可能ネジ式シャフトの完全な回転の数を追跡するための手段を含み得、回転可能ネジ式シャフトの1つの完全な回転は、特定の上昇距離に対応することが企図される。
さらに別の局面において、椎弓板設定ツール500は、図Xに示されるように、細長い誘導装置510を含み、遠位端512は椎弓形成術プレート100の装着可能部分で(またはその近隣で)椎弓形成術プレート100の複数の部分を係合するように構成された遠位端512を有する。描写されているように、この局面における椎弓板設定ツールは、長手方向のチャネル522と内部チャンバ524とを規定する筐体520を含む。細長い誘導装置の近位端514は、少なくとも部分的にネジ式である。ドライブナット530は、内部チャンバ524に配置され、細長い誘導装置510の近位端514と同軸に整列するように構成されている。ドライブナット530は、細長い誘導装置の近位端514に配置されたネジ山の少なくとも一部分を選択的に係合するために内部ネジ山532を有する。ドライブナット530の穴534は、細長い誘導装置510の近位端に配置されたネジ山を係合し、係合を解くように横方向に移動され得るように寸法付けされている。ドライブナット530は、筐体が細長い誘導装置の長手方向の軸Lに沿って自由に移動し得る第一の非係合位置から、時計回りまたは反時計回りのいずれかの態様においてドライブナットを回転することによって筐体が細長い誘導装置の長手方向の軸に沿って制御された態様において移動し得る第二の係合位置まで移動するように構成されている。
1つの局面において、椎弓板設定ツール500は、筐体の長手方向のチャネル522内に部分的に維持される細長い骨ネジシャフト540を含む。骨ネジシャフト540は、長手方向のチャネル内での回転に対して構成されている。図Yにみられるように、骨ネジシャフト540の遠位端542は、所望の頸椎の椎弓板の一部分を突き通るためのネジ山544を含む。別の局面において、細長い誘導装置510と細長い骨ネジシャフト540とは、実質的に平行である。
1つの局面において、言及されたように、筐体は非係合位置において、細長い誘導装置510の長手方向の軸に沿って自由に移動し得る。このため、1つの局面において、細長い誘導装置の遠位端512の方向への筐体の長手方向の移動を制限するために、細長い誘導装置の近位端514に実質的に隣接する、細長い誘導装置510に配置された停止メカニズム527がある。
なお別の局面において、椎弓板設定ツールはまた、少なくとも1つの付勢要素550を有し得、付勢要素550は、筐体の内部チャンバ524内に配置され、ドライブナット530の外側部分536を実質的に横断し、外側部分の外部にある。付勢要素は、例えばバネであり得るがこれに限定することが意図されていない。付勢要素は、この局面において、ドライブナットを、細長い誘導装置510の近位端に配置されたネジ山の少なくとも一部分との係合に付勢するように設計されている。従って、通常の位置において、ドライブナットは、係合位置にある。
付勢要素550と協働するために、1つの局面において、筐体は、ドライブナットの外側部分に実質的に接して配置されたロックスライド陥凹560を規定し得る。ロックスライド565は、ロックスライド陥凹560内に配置され、ロックスライド565は、ドライブナットの外側部分536に対して押し止めるように構成された傾斜表面567を有し、ドライブナットを第一の非係合位置から第二の係合位置に移動させる。傾斜表面は、例えばドライブナットの外側部分の一部に一致するように複数の湾曲された傾斜表面を有し得る。
1つの例示的な局面において、細長い骨ネジシャフト540は、チャネルに対しての長手方向の移動を実質的に制限されている。従って、細長い骨ネジシャフト540は、細長い誘導装置510に対して長手方向に筐体と移動する。
別の実施例において、ドライブナットは、その外側表面536において陥凹538を規定し得る。筐体は、この局面において、筐体内に規定されたロッカアーム開口部526を有し得、ロッカアーム開口部526は、ドライブナットの陥凹538と長手方向に整列する。このため、筐体520の外側部分529にヒンジ状に取り付けられた近位端572と、ロッカアーム開口部526を通って配置された遠位端574とを有するロッカアーム570が存在し得る。ロッカアームの遠位端は、陥凹がドライブナットと共に回転するにつれ、陥凹を係合し、係合を解き得る。この態様において、ロッカアームの遠位端は、ドライブナットの回転毎に少なくとも一度陥凹内に配置される。この構成は、ロックナットの各回転が細長い誘導装置に対する筐体の移動の差を表すため、ユーザに筐体(従って細長い骨ネジシャフト)の細長い誘導装置への相対的な移動の触知感を与え、移動の差は、細長い誘導装置の遠位端におけるネジ山と、ドライブナットの内部ネジ山とのネジピッチに依存する。
1つの局面において、細長い誘導装置510は、実質的に円筒状であり、内部の長手方向のシャフト空洞518を規定する。この局面において、細長い誘導装置の遠位端512は、図Xに示されるように、内側に先細りする蹄鉄型の断面形状を有する先端部580を含み、蹄鉄断面形状は、2つのレッグ部分582と座面開口部586を規定する座面部584とを有する。先端部588の外側部分は、椎弓形成術プレートのツール穴170の内側部分175と嵌合するように構成されている。この局面において、細長いロッド590は、シャフト空洞518内に配置される。細長いロッドは、遠位部分592を有し、遠位部分592は、2つのレッグ部分582を互いから選択的に外に広げるために、座面開口部586を通って長手方向に移動するように構成されている。誘導装置の先端部の外側直径が増大されるにつれ、先端部の外側部分588がツール穴170と摩擦係合することをもたらす。1つの局面において、先端部の外側部分はまた、円周縁589を有し、円周縁589内でツール穴の内側部分が嵌合し得る。描写されたように、1つの局面において、細長いロッドの遠位端部分592は、ネジ式であり、座面開口部を係合するように構成され、細長いロッド590の回転は、細長いロッドの遠位端部分が2つのレッグ部分に対して突出して係合状態になること、または引き戻されて係合状態を解くことをもたらし、1つの方向にレッグ部分を広げ、他の方向に通常の位置に引き戻されることを可能にする。
図Xにみられるように、この局面における椎弓板設定ツール500は、細長い誘導装置510の外側部分および筐体上に目盛り付けされたマーキング594を含み得、マーキング594は、細長い骨ネジシャフト540の遠位端542の頸椎の椎弓板の一部分への突き通りの深さを視覚的に表示し、細長い誘導装置510に対する細長い骨ネジシャフトの相対的な長手方向の位置を決定することにおいて補助する。
また、本明細書において提供されているのは、脊髄圧迫を解放することによって患者における頸部狭窄症を治療する方法である。1つの局面において、手術前の断面積を有する脊椎管240を規定する所望の頸椎の少なくとも一部分が露出される。このようにするために、1つの局面において、所望の頸椎の後部を露出するために、患者の頸部狭窄症の領域にわたって患者の後部に切開が生成される。この局面において、おおよそ14mmから18mmの範囲の小さな通路が、所望の頸椎200に到達するために軟組織を通して広げられ得、この結果筋肉および組織損傷が最低限に抑えられる。別の局面において、脊椎は、従来的な開放アプローチにおいてより広範に露出され得る。
別の局面において、所望の頸椎の第一の椎弓板部分が分離される。1つの例示的な局面において、所望の頸椎の第一の椎弓板部分210を分離するステップは、椎骨の中央線の第一の側において、所望の頸椎の外側から脊椎管に第一の矢状方向の分割225を生成し、中央線260の第二の側において、所望の頸椎の外側から脊椎管に第二の矢状方向の分割227を生成することを含む。従って、所望の頸椎200の椎弓板部分210および棘突起270は、所望の頸椎の残りの部分のどの地点にももう付属していない。1つの局面において、第一および第二の矢状方向の分割は、椎弓板部分と外側塊部分との間の接合点で生成される。
別の局面において、第一の椎弓板部分は、制御可能に解放位置に上昇され、所望の頸椎の脊椎管は、手術前の断面積より大きい解放断面積を有し、第一の椎弓板部分は、上昇させられた位置において続いて固定される。この局面において、少なくとも1つの椎弓形成術プレートを提供した後、第一の椎弓板部分210を解放位置に制御可能に上昇させるステップは、第一の椎弓形成術プレートの遠位端部分の少なくとも一部分を、第一の矢状方向の分割225に隣接する、所望の頸椎の第一の外側塊部分の一部分に取り付けることと、第一の椎弓形成術プレートの近位端部分の少なくとも一部分を、第一の矢状方向の分割に隣接する第一の椎弓板部分に取り付けることとを最初に含む。この局面において、椎弓形成術プレート100の中間部分130の所定の長さは、椎弓板部分と所望の頸椎との間に必要とされる分離の幅に対応し得る。第二の椎弓板部分215を解放位置に制御可能に上昇させるステップは、次に、第二の椎弓形成術プレートの遠位端部分の少なくとも一部分を第二矢状方向の分割227に隣接する、所望の頸椎の第二の外側塊部分に取り付けることと、第二の椎弓形成術プレートの近位端部分110の少なくとも一部分を第二の矢状方向の分割に隣接する第二の椎弓板部分に取り付けることとを含む。1つの例示的な局面において、椎弓形成術プレートは、所望の外側塊部分と椎弓板部分とにネジで取付けられ得る。この実施例において、ネジは、一般的なセルフタッピング骨ネジであり得る。本発明の方法において、一般的なセルフタッピング骨ネジでない骨ネジが使用され得ることも企図される。1つの局面において、椎弓形成術プレートの遠位端部分105を所望の頸椎に取り付けるステップは、椎弓形成術プレートの遠位端部分をそれぞれの頸椎の外側塊に取り付けることを含む。本明細書において説明される方法のステップは、中央線の第一の側および中央線の第二の側で同時に、順番に、または交互の様式で完了され得ることも企図される。
さらなる局面において、椎弓板設定ツール300は、椎弓板部分を解放位置において制御可能に上昇させ固定するステップを補助するために提供され得る。この局面において、誘導装置は、椎弓形成術プレート100の装着可能部分160を取り外し可能に装着するように構成されている。1つの例示的な局面において、誘導装置は、椎弓形成術プレートの遠位端部分の突出した円錐部分と連結するように構成された中空のシャンク部分を含む。別の実施例において、誘導装置は、遠位端部分の空洞内に固定されるように適合された装着縁を含み得る。本発明は、誘導装置を椎弓形成術プレートの装着可能部分に装着するための代替の手段を含むことが企図される。
上述されたように、椎弓形成術プレートは、椎弓板設定ツールの動作的な受け取りに対して構成されたツールネジ開口部150を規定し得る近位端部分を含む。1つの局面において、椎弓板設定ツールの回転可能ネジ式シャフト310は、ツールネジ開口部内への挿入に対して構成されている。この局面において、回転可能ネジ式シャフトと誘導装置330の本体部分332との間の距離は、ツールネジ開口部と、遠位端部分の装着可能部分との間の距離に等しくあり得る。
1つの例示的な局面において、所望の頸椎の椎弓板部分210は、棘突起270の中央線の第一の側において、所望の頸椎200の外側から脊椎管に第一の矢状方向の分割を生成し、中央線の第二の側において、所望の頸椎の外側から脊椎管に第二の矢状方向の分割を生成することによって分離され得る。1つの局面において、第二の矢状方向の分割は、部分的な厚さの分割であり得、椎弓板の第二の部分の一部を部分的につながった状態のままに保つ。この局面において、第一の椎弓形成術プレートのみが使用され、第二の矢状方向の分割227は実質的にヒンジのように機能し、第一の椎弓板部分210の移動を可能にする。
椎弓板部分の分離に続いて、第一の椎弓形成術プレートの遠位端部分が第一の矢状方向の分割に隣接する所望の頸椎の一部分に固定される。誘導装置は、第一の椎弓形成術プレートの装着可能部分160を取り外し可能に装着する。この局面において、外科医は、回転可能ネジ式シャフトを、第一の椎弓形成術プレートの近位端部分のツールネジ開口部と整列し得る。外科医は、止め具が衝突点で誘導装置の第一の支持アームに触れるまでツールネジ開口部を通し、椎弓板部分を通して回転ネジ式シャフトを回転させる。この時点で回転可能ネジ式シャフトのさらなる回転は、第一の椎弓板部分の高度を制御する。従って、このプロセス中は、止め具が回転可能ネジ式シャフトにしっかりと取り付けられなければならず、これによって回転可能ネジ式シャフトのさらなる椎弓板部分への挿入を防止する。この局面において、外科医は、椎弓板部分の上面が第一の椎弓形成術プレートの近位端部分の底面120と実質的に接するまで回転可能ネジ式シャフトを回転する。第一の椎弓形成術プレートの近位端部分は、次に、椎弓板部分に固定され、ここで椎弓板部分は、解放位置において固定される。椎弓板の完全な分割が両側で行われた場合、この処置は、次に、第二の椎弓形成術プレートの使用を介して第二の矢状方向の分割の周りで中央線260の第二の側において完了されることが企図される。
別の局面において、回転可能ネジ式シャフトは、外側直径および内側直径とを有し、外側直径は、椎弓板設定ツールの動作的受け取りに対して構成された穴の所定の直径よりも小さい。この局面において、回転可能ネジ式シャフトは、シャフトに沿ったネジ山の間の距離に等しいネジピッチを有する。ネジピッチは、回転可能ネジ式シャフトの外側および内側直径が知られると決定され得、外側直径の範囲は、好ましくは0から16mmの間にあり、さらの好ましくは1から4mmの間にあり、内側直径の範囲は好ましくは0と14mmとの間にあり、さらに好ましくは0.5から3.5mmの間にある。これらの制限の下、ネジピッチは、好ましくは0から4mmの間にあり、さらに好ましくは0.25から2mmの間にある。ネジピッチは、所与の上昇距離を達成するために必要とされる回転可能ネジ式シャフト310の回転回数を決定するために使用され得ることが認識される。従って、椎弓板設定ツール300のゲージは、回転可能ネジ式シャフトのネジピッチに基づいて較正され得る。
別の局面において、回転可能ネジ式シャフトを椎弓板部分へ取り付けるステップは、第一および第二矢状方向の分割に隣接する中央線の第一および第二の側において穴をあけることと、回転可能ネジ式シャフトを中央線の第一および第二の側によって規定された穴にネジ止めすることとを含む。当業者が認識するように、あけられた穴の直径は、回転可能ネジ式シャフトの挿入を可能にするために充分大きくなければならない。
さらなる局面において、椎弓板設定ツール500は、椎弓板部分を解放位置に制御可能に上昇させ固定するステップを補助するために提供され得る。この局面において、細長い誘導装置510の先端部が椎弓形成術プレートのツール穴170に設置され、先端部のレッグがツール穴170の内側部分175と摩擦係合するように広げられ、この結果椎弓形成術プレートは、細長い誘導装置510の先端部に固定され得る。誘導装置を使用して、椎弓形成術プレートは、所望の頸椎の外側塊部分に配置され得、椎弓形成術プレートは、実質的に外側塊と椎弓板との間の接合点ですでに行われた部分的矢状方向の分割に隣接する。椎弓形成術プレートを所定の位置に維持することを補助するために、椎弓形成プレートは、プレートの遠位端部分の底面から突出する1つ以上のスパイク178を含み得る。椎弓形成術プレートは、次に、ネジを使用して外側塊に固定され得る。
別の局面において、筐体は、ロックナットを非係合位置に設置し、細長い誘導装置の近位端の上をスライドすることによって細長い誘導装置に設置され、細長い骨ネジシャフトがツールネジ開口部150と同軸であることを確実にし得る。ロックナットを非係合位置に維持し、細長い骨ネジシャフトは、次に、椎弓板内の所望の深さに押し進められ得る。椎弓形成術プレートの第一の平面と第二の平面との間の距離(筐体および細長い誘導装置510の外側部分の上のマーキング)を知ることによって、外科医は、細長い骨ネジシャフトの遠位端の深さを決定し得る。
この局面において、椎弓板は、外側塊から矢状方向の分割で完全に分離され得る。この時点で、ドライブナットが係合位置に設置され得る。1つの局面において、これは、付勢要素の力を克服するためにロックスライドを再配置することによって完了され得る。椎弓板はここで、ドライブナットを回転し、細長い誘導装置に対して細長い骨ネジシャフトを上昇させることによって制御可能に上昇させられ得る。
筐体上のマーキング528と、細長い誘導装置の外側部分上のマーキング594とによって示されるように、椎弓板が解放位置に上昇させられると、椎弓板は、椎弓形成プレートの近位端部分のネジ穴にネジを設置することによって所定の位置に固定され得る。固定されると、細長い骨ネジシャフト、および細長い誘導装置が取り除かれ得る。当業者が認識し得るように、これらのステップは、外科医によって必要に応じて順番が変更され得る。方法はまた、両側性処置、または前述の片開き式処置を使用して行われ得る。
1つの例示的な局面において、グラフト(図示なし)が解放位置において椎弓板部分の融合を可能にするために、複数の椎弓形成術プレートの遠位端部分および近位端部分の少なくとも一部分の近くに設置される。この実施例において、グラフトは、椎弓形成術プレートの中間部分の少なくとも一部分を囲むように構成され得る。特定の実施例において、椎弓形成術の中間部分は、遠位端部分および近位端部分に対してより小さい断面積を有し得、グラフトは、椎弓形成術プレートの中間部分を実質的に囲むように実質的にU字型であり得る。さらに、グラフトは、自己移植骨、同種移植骨、人工骨代替品、および骨誘導性媒体から成り得る。
本発明のいくつかの局面が前の明細書において開示されているが、本発明に関連し、前の説明および関連する図面において提供されている教示の利益を有する本発明の多くの改変および他の局面が想起されることが当業者によって理解される。従って、本発明は、本明細書の前の部分に開示されている特定の局面に限定されず、多くの改変および他の局面が添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることが理解される。さらに、特定の用語が本明細書、ならびに以下に続く特許請求において使用されているが、これらの用語は一般的で説明的な趣旨でのみ使用されており、説明されている発明を限定する目的のためではない。

Claims (5)

  1. 患者の頸部狭窄症を治療するために椎弓形成術を行うためのシステムであって、該システムは、
    中間部分を有する椎弓形成術プレートであって、
    第一の平面において規定された底面を有する近位端部分と
    第二の平面において規定された底面を有する遠位端部分と
    を含み、該中間部分において、該第一の平面と該第二の平面とが互いに離間されている、椎弓形成術プレートと、
    該椎弓形成術プレートの遠位端部分を該患者の所望の頸椎の外側塊部分に締め付ける手段と、
    椎弓板設定ツールであって、
    該椎弓形成術プレートの遠位端部分を解放可能に係合する手段と
    該外側塊部分から分離された椎弓板部分を解放位置に制御可能に上昇させる手段と
    を含む椎弓板設定ツールと、
    該椎弓形成術プレートの近位端部分を該椎弓板部分に該解放位置において締め付ける手段と
    を含む、システム。
  2. 前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して実質的に平行である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第一の平面の少なくとも一部分は、前記第二の平面の少なくとも一部分に対して鋭角を形成する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記椎弓形成術プレートの中間部分は、前記遠位端部分および前記近位端部分の断面積に対してより小さい断面積を有する、請求項1に記載のシステム。
  5. 長手方向の軸、遠位端、および近位端を有する細長い誘導装置であって、該遠位端は、椎弓形成術プレートの一部分を係合するように構成され、該近位端は、少なくとも部分的にネジ式である、細長い誘導装置と、
    長手方向のチャネルと内部チャンバとを規定する筐体と、
    該内部チャンバに配置されたドライブナットであって、該ドライブナットは、該細長い誘導装置の近位端との同軸整列のために構成された内部ネジ山を有し、該ドライブナットは、該細長い誘導装置の近位端に配置されたネジ山の少なくとも一部分を選択的に係合するように構成され、第一の非係合位置において、該筐体は、該細長い誘導装置の近位端の長手方向の軸に沿って自由に移動することが可能であり、第二の係合位置において、該筐体は、該ドライブナットを時計回りまたは反時計回りのいずれかの態様において回転することによって該細長い誘導装置の近位端の長手方向の軸に沿って制御された態様で移動することが可能である、ドライブナットと、
    該長手方向のチャネル内に部分的に維持された細長い骨ネジシャフトであって、該骨ネジシャフトは、該長手方向のチャネル内での回転のために構成され、該骨ネジシャフトの遠位端は、頸椎の椎弓板の一部分に穴をあけるためのネジ山を含む、骨ネジシャフトと
    を含む、椎弓板設定ツールであって、該細長い骨ネジシャフトは、チャネルに対する長手方向の移動を実質的に制限されている、椎弓板設定ツール。
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