JP5572558B2 - 自動車用バンパービーム - Google Patents

Description

本発明は、車両に向かって開いた、Ｕ字状断面をしている、２つの取り付け部分を有する、バンパービームに関する。

この種のバンパービームは、縦方向において、中心を外れた衝突のときに、バンパービームの取り付け部分において、ねじれる傾向を有する。この挙動は、取り付け部分が縦方向に狭く、水平方向に幅広く、一体化されたクラッシュボックスとしての役割を果たすときに、特に顕著となる。

本発明の目的は、良好なクラッシュ特性を有する取り付け部分を提供することである。この課題は、本発明に記載のバンパー・バーによって解決される。

本発明に記載の、バンパービームの実施例の、Ｘ線写真上面図である。 図１の矢印２に従って、車両の内側から見た、同じバンパービームを示す。 取り付け部分を貫く拡大水平断面図である。 図１の矢印４−４に沿った断面図である。 図１及び図３の矢印５−５に沿った断面図である。 バンパービームの一部を形成する、補強材の斜視図である。

図面は、基本的にＵ字状の断面をしている、即ち、中央フランジ１２、及び、２つのウェブ１３，１４を有する、バー１１で構成されているバンパービームを示している。バー１１は、バーの幅がより広く、かつ、帽子の形状をしている、即ち、サイドフランジ１７，１８を有し、これらのサイドフランジが、さらに上方に曲がった端部２０、２１を有する、バーの中心に向かって小さくなっている、大きなウェブ高さを持つ、２つの取り付け部分１５，１６を有する。バーの中央フランジには、その全長にわたって、中心溝２２が設けられている。

図６は、帽子の輪郭形状をした、即ち、中央フランジ３０、２つのウェブ３１，３１、及び、２つのサイドフランジ３３，３４を有している、補強材／取り付け部材２９を示す。各サイドフランジは２つの取り付け孔３５，３６を有す。中央フランジも孔３７を有す。補強部材は、補強部材がバーに押し込まれ、バーと交差して取り付けけられた時、ウェブ３１，３２の側面端部３８がバー１１のウェブと、ぴったりと合う様に設計されている。側面端部３８は、熔接ビード３９，４０によって、バーのウェブ１３，１４に熔接され、取り付け部材のウェブ３１，３２は、図３及び５から明らかなように、バーにおける横隔壁を形成する。

バー１１の中央フランジ１２は、バンパービームを車両に固定する為に、孔４１を通して、ボルトとソケットレンチを通せるように、４つの取り付け孔３５，３６のすぐ前部に４つの孔４１を有す。あるいは、孔４１を通してナットをボルトにネジ止め出来る様に、車両に、ボルトを熔接付けさせてもよい。あるいは、補強部材２９の２つのサイドフランジ３３，３４は、別の方法で、車両に取り付けられてもよい。

取り付け部分１５，１６は、一体化されたクラッシュボックスとしての役割を果たし、それ以上のクラッシュボックスは、一般には必要でない。

Claims (3)

1. 車両に向かって開いた、Ｕ字状断面をしている２つの取り付け部分（１５，１６）を有し、各取り付け部分が一体化されたクラッシュボックスとして役割を果たす、車両用バンパービームであって、
   各取り付け部分が、取り付け部分の内に交差して位置しており、取り付け部分のウェブ（１３，１４）に熔接される側面端部（３８）を有するウェブ（３１，３２）と、車両の構造部に取り付ける為に設計されている、帽子の輪郭形状をしたサイドフランジ（３３，３４）とを持つ、帽子の輪郭形状をした補強部材（２９）を有し、補強部材（２９）のウェブ（３１，３２）が取り付け部分（１５，１６）のウェブ（１３，１４）に嵌り、溶接され、クラッシュボックスを形成することを特徴とするバンパービーム。
2. 帽子の輪郭形状をしたサイドフランジ（３３，３４）が、サイドフランジ、ひいては、バンパービームを車両に取り付けることができる固定要素の為の孔（３５，３６）を有することを特徴とする、請求項１に記載のバンパービーム。
3. 取り付け部分が、バンパービームの取り付けの為に、孔を通して、工具を入れることを可能にする為の孔（４１）を有することを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のバンパービーム。

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