JP5572486B2 - 情報表示装置および情報表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人目を引くためのアイキャッチ機能を有する情報表示装置および情報表示方法に関する。
電子看板システムなどの情報表示装置は、大きく分けて2つの目的で情報を表示する。第1の目的は、通行人に対して、通行人の目をその電子看板システムに向けさせて、その電子看板システムの存在を知らせ、かつその電子看板システムに表示される店舗の名称等によってその店舗の存在を知ってもらうことである。第2の目的は、店舗の内容、たとえば何屋さんであるのか、あるいは何を売っているか等の情報を知ってもらうことである。すなわち、第1の目的は、電子看板システムの前に顧客を集める集客のための表示が目的であり、第2の目的は、販売促進(以下「販促」という)のための表示が目的である。
複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下「LED」という)を用いる電子看板システムは、複数のLEDを、第1の目的のために用いられるLEDと第2の目的のために用いられるLEDとに別々に分けて構成している。
このような電子看板システムの従来技術として、特許文献1に記載される面発光型ディスプレイがある。この面発光型ディスプレイは、表示部の周囲に、人目を引くための複数のLEDが並べられたアイキャッチラインが配置されている。表示部は、LEDを縦横のマトリクス状に配列したものであり、アイキャッチラインは、複数個のLEDを適当な間隔をあけてほぼ矩形周回の1列のライン状に並べたものである。表示データを表示部に表示するとき、同時に、点滅パターンのデータに基づいてアイキャッチラインを点滅動作させる。アイキャッチラインを構成するすべてのLEDを同時に点灯、または同時に消灯して、点滅を繰り返すことによって、面発光型ディスプレイを目だ立たせて人目を引き、表示内容に着目させようとするものである。
特開平11−167359号公報
上述した従来技術による面発光型ディスプレイの場合、LEDが集客表示用(以下「アイキャッチ用」ともいう)LEDからなるアイキャッチラインと、販促表示用(以下「コンテンツ用」ともいう)LEDとからなる表示部に分けられ、表示部およびアイキャッチラインのいずれも、それぞれの目的の表示しかできないので、表示データは、コンテンツ用の表示部にのみ表示され、コンテンツ用の表示部の表示面積が、アイキャッチラインの領域分限定される。また、人が近くにいなくても、表示部に表示データが表示されおり、人に見られることのない無駄な表示が行われ、逆に、人が近くにいても、アイキャッチラインが点滅し、無駄な点滅が行われる。
本発明の目的は、表示領域を最大限に利用して集客表示および販促表示を行うことができる情報表示装置および情報表示方法を提供することである。
本発明は、情報を表示するための表示領域が形成される表示手段と、
人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出手段と、
検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、
検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示させる制御手段と
前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射するバックライト手段とを含み、
前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報であり、
前記制御手段は、前記バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させることを特徴とする情報表示装置である。
また本発明は、前記第2の領域は、前記表示領域の中央部付近に形成される矩形の領域であることを特徴とする。
また本発明は、前記第2の表示情報は、前記第3の表示情報が前記表示領域全体に表示されたときのサイズを縮小したサイズの情報または予め定める画像情報であることを特徴とする。
また本発明は、情報を表示するための表示領域が形成される表示手段と、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出手段と、前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射するバックライト手段とを含む情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
検出手段によって、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出工程と、
検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、
検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示する表示工程とを含み、
前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報であり、
前記バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させることを特徴とする情報表示方法である。
本発明によれば、表示手段は、情報を表示するための表示領域が形成される。検出手段は、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する。そして、制御手段は、検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示させる。したがって、人が離れているときは、第1の情報、つまり人目を引くための表示態様の情報を表示して集客し、人が接近したときは、人目を引くための表示態様の情報の第1の領域への表示をやめ、第1の領域も利用して、第3の情報、たとえば、販売促進のための情報を表示することができる。すなわち、表示領域を最大限に利用して集客表示および販売促進表示を行うことができる。
また、前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報である。バックライト手段は、前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射する。そして、前記制御手段は、バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させる。したがって、より明るい光でアイキャッチを行うことができ、より人の注意を引くことができる。
また本発明によれば、前記第2の領域は、前記表示領域の中央部付近に形成される矩形の領域であるので、人目を引くための表示態様の情報を目だ立させることができ、より人の注意を引くことができる。
また本発明によれば、前記第2の表示情報は、前記第3の表示情報が前記表示領域全体に表示されたときのサイズを縮小したサイズの情報または予め定める画像情報である。したがって、第1の領域に人目を引くための表示態様の情報を表示しているときに、第2の領域に、店舗の内容、たとえば何屋さんであるのか、あるいは何を売っているか等の情報を表示、または店舗の名称等によってその店舗の存在を知ってもらうための情報を表示することができる。
また本発明によれば、情報を表示するための表示領域が形成される表示手段と、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出手段とを含む情報表示装置で情報を表示するにあたって、検出工程では、検出手段によって、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する。そして、表示工程では、検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示する。したがって、人が離れているときは、第1の情報、つまり人目を引くための表示態様の情報を表示して集客し、人が接近したときは、人目を引くための表示態様の情報の第1の領域への表示をやめ、第1の領域も利用して、第3の情報、たとえば、販売促進のための情報を表示することができる。すなわち、表示領域を最大限に利用して集客表示および販売促進表示を行うことができる。
また、前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報である。バックライト手段は、前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射する。そして、前記バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させる。したがって、より明るい光でアイキャッチを行うことができ、より人の注意を引くことができる。
本発明の一実施形態である電子看板システム1の構成を示すブロック図である。 液晶表示器15およびバックライト17による表示を説明するための図である。 揮発性メモリ12に記憶される情報の一例を示す図である。 不揮発性メモリ13に記憶される情報の一例を示す図である。 電子看板システム1が表示する第1の表示例を示す図である。 電子看板システム1が表示する第2の表示例を示す図である。 電子看板システム1が実行する表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態である電子看板システム1の構成を示すブロック図である。電子看板システム1は、人目を引くためのアイキャッチ機能を有する情報表示装置である。本発明に係る情報表示方法は、電子看板システム1で実行される。
電子看板システム1は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:略称LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network:略称WAN)あるいはインターネットなどのネットワークを介してコントローラ2に接続され、コントローラ2と情報の送受信を行う。
コントローラ2は、たとえばパーソナルコンピュータによって構成され、電子看板システム1に表示させる映像のコンテンツを表す表示映像信号を、ネットワークを介して電子看板システム1に送信する。電子看板システム1に表示させる映像のコンテンツは、店舗の内容など販売促進のためのコンテンツであり、たとえば、何屋さんであるのか、あるいは何を売っているか等の情報からなるコンテンツである。
電子看板システム1は、制御部11、揮発性メモリ12、不揮発性メモリ13、受信部14、液晶表示器15、液晶コントローラ16、バックライト17、発光ダイオード(
Light Emitting Diode:以下「LED」という)コントローラ18、人感センサ19、人検出部20およびデータバス21を含んで構成される。
制御部11は、中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)111、画像縮小部112、アイキャッチモード選択部113、アイキャッチ画像モード選択部114および図示しない記憶部を含んで構成される。CPU111および図示しない記憶部は、ハードウエアである。画像縮小部112、アイキャッチモード選択部113およびアイキャッチ画像モード選択部114は、CPU111が図示しない記憶部に記憶されるプログラムを実行することによって実現される機能である。図示しない記憶部は、たとえば半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、CPU111で実行されるプログラムおよびCPU111がプログラムを実行する際に必要な情報を記憶する。
制御部11は、受信部14、液晶コントローラ16、LEDコントローラ18および人検出部20を制御する。制御部11は、データバス21を介して、受信部14、液晶コントローラ16、揮発性メモリ12および不揮発性メモリ13と情報を送受信する。制御部11は、揮発性メモリ12および不揮発性メモリ13への情報の書き込みおよび読み出しを行う。受信部14は、データバス21を介して、揮発性メモリ12への情報の書き込みを行う。液晶コントローラ16は、データバス21を介して、揮発性メモリ12および不揮発性メモリ13から情報の読み出しを行う。
揮発性メモリ12は、たとえばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の半導体メモリによって構成される。不揮発性メモリ13は、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリによって構成される。揮発性メモリ12および不揮発性メモリ13に記憶される情報については、後述する。
受信部14は、ネットワークを介してコントローラ2から情報を受信する通信装置である。受信部14は、コントローラ2から受信した情報のうち、表示映像信号を除く情報を制御部11に送る。また、受信部14は、コントローラ2から受信した表示映像信号を表示映像のデータに変換して、揮発性メモリ12に記憶する。
表示手段である液晶表示器15は、たとえば液晶表示パネルによって構成され、情報を表示するための表示領域が形成される。表示領域は、液晶表示器15に形成される画素からなる領域である。液晶表示器15は、液晶コントローラ16から指示される液晶制御信号に基づいて、液晶コントローラ16から受け取る表示信号を映像として、表示領域に表示する。液晶コントローラ16は、制御部11からの指示に応じて、表示すべき情報、たとえば映像データを揮発性メモリ12から読み出し、あるいは画像データを不揮発性メモリ13から読み出し、読み出した映像データおよび画像データを表示信号に変換して液晶表示器15に送る。
バックライト手段であるバックライト17は、液晶表示器15を背面から照明する光源である。バックライト17は、たとえば複数のLEDによって構成される。複数のLEDは、赤、青および緑の3種類の色のLEDを含み、赤色の複数のLED、青色の複数のLEDおよび緑色の複数のLEDから構成される。隣接して配置される1つまたは2つの赤色のLED、1つまたは2つの青色のLEDおよび1つまたは2つの緑色のLEDが1組となって1つの画素を構成する。各LEDは、LEDコントローラ18から指示されるLED制御信号によって輝度が制御され、各画素の色が決定される。LEDコントローラ18は、制御部11から受け取るLED表示データに応じたLED制御信号をバックライト17に送る。
人感センサ19は、たとえば赤外線センサによって構成され、人が液晶表示器15から予め定める距離の範囲内に入ると、人が予め定める距離の範囲内に入ったことを示す信号を人検出部20に送る。予め定める距離は、たとえば液晶表示器15から5メートルの距離であるが、液晶表示器15の大きさ、および液晶表示器15が設けられる高さなどに応じて設定される。
人検出部20は、人感センサ19から人が予め定める距離の範囲内に入ったことを示す信号を受け取ると、近くに人がいることを検知したことを示す人検知信号を制御部11に送り、人感センサ19から人が予め定める距離の範囲内に入ったことを示す信号を受け取らないと、近くに人がいることを検知しなかったことを示す人検知信号を制御部11に送る。人検知信号が「1」を表す信号レベルのとき、人が近くにいることを示し、人検知信号が「0」を表す信号レベルのとき、人が近くにいないことを示す。人感センサ19および人検出部20は、検出手段である。
データバス21は、情報を送受信するためのバスであり、たとえば複数ビットからなる情報を並列に送受信することができる。制御部11、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18は、制御手段である。
図2は、液晶表示器15およびバックライト17による表示を説明するための図である。図2は、アイキャッチモードのときに、液晶表示器15およびバックライト17によって表示される表示例を示す。アイキャッチモードは、人目を引く表示態様で情報を表示するモードである。アイキャッチモードでは、液晶表示器15は、表示領域がアイキャッチ部151および固定部152の2つの領域に分割される。
第1の領域であるアイキャッチ部151は、表示領域の一部であり、たとえば中央部付近を除く周縁部の領域である。第2の領域である固定部152は、表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域であり、たとえば中央部付近の領域である。すなわち、アイキャッチ部151は、固定部152を囲う周縁部に形成される。図2に示した例では、固定部152は表示領域の中央部付近に形成される矩形の領域であり、アイキャッチ部151は、表示領域のうち中央部付近の固定部152つまり矩形の領域が除かれた枠型の領域である。アイキャッチ部151は、人目を引く映像を表示するための領域であり、固定部152は、知らせたい情報を表示するための領域である。
換言すれば、アイキャッチ部151に表示される人目を引く映像は、通行人の目をその電子看板システム1に向けさせて、電子看板システム1の存在を知らせるための情報である。固定部152に表示される情報は、電子看板システム1に表示される店舗の名称等によってその店舗の存在を知ってもらうための情報である。アイキャッチ部151に表示される情報および固定部152に表示される情報は、電子看板システムの前に顧客を集める集客のための情報である。人目を引く映像は、人目を引くための表示態様で表示される情報であり、以下、アイキャッチパターンという。
キャッチモードのとき、アイキャッチ部151の領域の液晶表示器15は、白色を表示し、背後にあるバックライト17のLEDによる色がそのまま表示される。アイキャッチ部151には、バックライト17のLEDによって、アイキャッチパターンが表示される。図2に示した例では、アイキャッチパターンは、アイキャッチ部151の領域に18個の円形の表示単位161が設けられる。各表示単位161は、点灯するLEDの位置を示しており、各表示単位161には、左上から反時計回りに「1」〜「18」までの番号162が割り当てられている。各表示単位161には、6種類の色のうちの1つの色が割り当てられ、予め定める時間間隔で、各色が隣の表示単位161に順次移動しているかのように表示される。また、図2に示した例では、固定部152は、「午後の喫茶店」という文字を含む映像を表示し、知らせたい情報として、喫茶店の名称を表示している。
図3は、揮発性メモリ12に記憶される情報の一例を示す図である。揮発性メモリ12は、たとえばコントローラ2から受信した表示映像のデータ(以下「非縮小データ」という)121、およびコントローラ2から受信した表示映像の縮小データ(以下「縮小データ」という)122などの情報を記憶する。以下、非縮小データ121および縮小データ122を総称して、「映像データ」という。
受信部14は、ネットワークを介してコントローラ2から受信した表示映像信号を非縮小データ121に変換し、変換した非縮小データ121を揮発性メモリ12に記憶する。すなわち、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121は、受信部14が記憶した映像データである。画像縮小部112は、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121を読み出し、読み出した非縮小データ121の映像サイズを縮小し、縮小した映像データを縮小データ122として揮発性メモリに記憶する。揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121および縮小データ122は、液晶コントローラ16によって読み出され、液晶表示信号に変換されて液晶表示器15に送られる。非縮小データ121は、第3の表示情報であり、縮小データ122は、第3の表示情報が表示領域全体に表示されたときのサイズを縮小したサイズの情報、つまり第2の表示情報である。
図4は、不揮発性メモリ13に記憶される情報の一例を示す図である。不揮発性メモリ13は、アイキャッチモード131、アイキャッチ画像モード132、アイキャッチモード時の画像データ(以下「画像データ」という)133、アイキャッチモード時の固定部のサイズデータ(以下「固定部サイズデータ」という)134、アイキャッチモード時の固定部の位置データ(以下「固定部位置データ」という)135、アイキャッチモード時のLED表示サイズデータ(以下「LED表示サイズデータ」という)136、アイキャッチモード時のバックライト位置データ(以下「バックライト位置データ」という)137、アイキャッチモード時のバックライト色データ(以下「バックライト色データ」という)138および図示しない液晶表示器15の解像度などの情報を記憶する。
アイキャッチモード131は、人が液晶表示器15に接近したときに、アイキャッチモードにするか否かを示す情報である。アイキャッチモード131には、「YES」または「NO」が設定される。アイキャッチモード131に「YES」が設定されていると、人が液晶表示器15の近くにいないときに、アイキャッチモードにすることを示し、アイキャッチモード131に「NO」が設定されていると、人が液晶表示器15の近くにいなくても、アイキャッチモードにしないことを示す。アイキャッチモード131は、アイキャッチモード選択部113によって設定される。
アイキャッチモード選択部113は、たとえばアイキャッチモードを設定するためのアイキャッチモード設定画面を、図示しない操作部、たとえばタッチパネルに表示し、管理者がタッチパネルに表示された操作ボタンを操作することによって設定する。具体的には、アイキャッチモード選択部113は、アイキャッチモード設定画面に、「人が近くにいないときにアイキャッチモードにする設定にしますか」という問い合わせのメッセージと、「YES」ボタンおよび「NO」ボタンとを表示し、「YES」ボタンが操作されると、アイキャッチモード131に「YES」を設定し、「NO」ボタンが操作されると、アイキャッチモード131に「NO」を設定する。
アイキャッチ画像モード132は、アイキャッチモード時に固定部152に表示するデータを、固定モードで表示するか縮小モードで表示するかを示す情報である。固定モードは、不揮発性メモリ13に記憶される画像データ133を表示する設定であることを示す。縮小モードは、揮発性メモリ12に記憶される縮小データ122を表示する設定であることを示す。アイキャッチ画像モード132は、アイキャッチ画像モード選択部114によって設定される。
アイキャッチ画像モード選択部114は、たとえばアイキャッチ画像モードを設定するためのアイキャッチ画像モード設定画面を、図示しない操作部、たとえばタッチパネルに表示し、管理者がタッチパネルに表示された操作ボタンを操作することによって設定する。具体的には、アイキャッチ画像モード選択部114は、アイキャッチ画像モード設定画面に、「アイキャッチ画像モードを、固定モードに設定しますか、縮小モードに設定しますか」という問い合わせのメッセージと、「固定モード」ボタンおよび「縮小モード」ボタンとを表示し、「固定モード」ボタンが操作されると、アイキャッチ画像モード132に「固定モード」を設定し、「縮小モード」ボタンが操作されると、アイキャッチ画像モード132に「縮小モード」を設定する。
画像データ133は、アイキャッチモード時に固定部152に表示する画像データである。画像データ133は、予め不揮発性メモリ13に記憶される。たとえば、予め受信部14によって、コントローラ2から画像データ133を受信し、受信した画像データ133を不揮発性メモリ13に記憶しておく。図3に示した例では、「午後の喫茶店」という文字を含む画像データ133が示されている。画像データ133は、予め定める画像情報、つまり第2の表示情報である。
固定部サイズデータ134は、アイキャッチモード時に固定部152とする領域の大きさを、X軸方向の画素数およびY軸方向の画素数で表わすデータである。X軸およびY軸は、液晶表示器15の表示画面に向かって、表示画面の左上の位置を原点とし、原点から右方向をX軸の正方向および原点から下方向をY軸の正方向とするXY座標におけるX軸およびY軸である。図4に示した例では、「X」が「1066」であり、「Y」が「600」である。すなわち、X軸方向に1066画素およびY軸方向に600画素の領域が固定部152の領域である。
固定部位置データ135は、固定部サイズデータ134が示す固定部152の領域の起点となる位置を、X軸方向の位置およびY軸方向の位置で示している。起点は、固定部152の領域の左上の位置を合わせる位置である。図4に示した例では、「X」が「427」であり、「Y」が「240」である。すなわち、固定部152の領域の起点は、X軸方向に「427」の位置およびY軸方向に「240」の位置である。
LED表示サイズデータ136は、表示単位161の半径を液晶表示器15の画素数で表わす情報である。図4に示した例では、「半径」が「50」であり、円形の表示単位161の半径が「50」であることを示している。
バックライト位置データ137は、18個の表示単位161のそれぞれの中心位置を示す情報である。「B」は、18個の表示単位161を識別するために、各表示単位161に割り当てられる番号を示す。アイキャッチ部151の左上の表示単位161に「0」を割り当て、反時計回りに「17」までの番号が割り当てられる。
図4に示した例では、番号「B」が「0」の「LED表示位置データ」は「125,125」であり、番号「B」が「1」の「LED表示位置データ」は「125,400」であり、番号「B」が「2」の「LED表示位置データ」は「125,675」であり、番号「B」が「16」の「LED表示位置データ」は「400,125」であり、番号「B」が「17」の「LED表示位置データ」は「675,125」である。
バックライト色データ138は、18個の表示単位161に表示する色の配置パターンを示す情報である。「A」は、配置パターンを識別するための番号であり、6個の配置パターンに「1」から「6」までの番号が割り当てられる。「バックライトデータ」は、若い番号の表示単位161から割り当てられる色を示している。「R」は、赤色であり、「O」は、橙色であり、「Y」は、黄色であり、「G」は、緑色であり、「S」は、青空色であり、「B」は、青色である。配置パターンに用いられる色が6色であるので、18個の表示単位161の最初の6個に6色を割り当てたとき、続く7番目からの6個の表示単位161に6色を割り当て、さらに続く13番目からの6個の表示単位161に6色を割り当てる。配置パターンは、予め定める模様パターンである。
図4に示した例では、番号「A」が「1」の「バックライトデータ」は「R,O,Y,G,S,B」であり、番号「A」が「2」の「バックライトデータ」は「O,Y,G,S,B,R」であり、番号「A」が「3」の「バックライトデータ」は「Y,G,S,B,R,O」であり、番号「A」が「4」の「バックライトデータ」は「G,S,B,R,O,Y」であり、番号「A」が「5」の「バックライトデータ」は「S,B,R,O,Y,G」であり、番号「A」が「6」の「バックライトデータ」は「B,R,O,Y,G,S」である。
図5は、電子看板システム1が表示する第1の表示例を示す図である。図5(a)は、コンテンツモードでの表示例15aであり、図5(b)は、アイキャッチモードでの表示例15bである。コンテンツモードは、不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチモード131が「NO」に設定されているとき、およびアイキャッチモード131が「YES」に設定され、かつ人が液晶表示器15の近くにいるときに表示されるモードであり、コントローラ2から受信した表示映像信号の映像を表示する。アイキャッチモードは、アイキャッチモード131が「YES」に設定され、かつ人が近くにいないときに表示されるモードであり、人目を引く表示態様で情報を表示する。
制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチモード131が「NO」に設定されているときは、コンテンツモードで表示する。また、制御部11は、アイキャッチモード131が「NO」に設定されているときは、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいることが知られるか否かを確認し、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいることを知らされると、コンテンツモードで表示し、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいないことを知らされると、アイキャッチモードで表示する。
コンテンツモードでは、制御部11は、液晶コントローラ16に、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121を液晶表示器15に表示するように指示する。液晶コントローラ16は、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121を読み出し、読み出した非縮小データ121を表示信号に変換して、液晶表示器15に送り、たとえば図5(a)に示した表示例15aのように表示領域全体に表示させる。
アイキャッチモードは、固定モードと縮小モードとがある。図5(a)に示した表示例15bは、図2に示した表示例と同じであり、固定モードでの表示例である。固定モードでは、固定部152に表示される情報は、不揮発性メモリ13に予め記憶される画像データ133である。アイキャッチ部151に表示される情報は、人目を引くための表示態様のアイキャッチパターンであり、たとえば18個の表示単位161に6色の色を割り当て、時計回りに回転しているように見せるパターン(以下、このパターンを「6色回転パターン」という)である。アイキャッチパターンは、第1の表示情報、すなわち予め定める模様パターンが変化する態様の情報である。
アイキャッチモードでは、制御部11は、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18に、固定モードでのアイキャッチパターンの表示を指示する。液晶コントローラ16は、固定モードでのアイキャッチパターンの表示を指示されると、不揮発性メモリ13に記憶される画像データ133を読み出し、読み出した画像データ133を固定部152に表示させる表示信号に変換するとともに、アイキャッチ部151に白色を表示させる表示信号を生成し、変換した表示信号および生成した表示信号を液晶表示器15に送り表示させる。液晶コントローラ16は、不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135を参照して、アイキャッチ部151および固定部152の領域を決定する。液晶表示器15に白色を表示すると、バックライト17のLEDの表示がそのまま見える状態になる。
さらに、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135に基づいて、アイキャッチ部151および固定部152の領域を決定する。また、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるLED表示サイズデータ136、バックライト位置データ137およびバックライト色データ138に基づいて、アイキャッチパターンを表すLED表示データを生成し、LEDコントローラ18に送る。LEDコントローラ18は、制御部11から受け取るLED表示データに従って、バックライト17の各LEDの輝度をLED制御信号に従って制御する。
図4に示した不揮発性メモリ13に記憶されるLED表示サイズデータ136、バックライト位置データ137およびバックライト色データ138によるアイキャッチパターンは、6色回転パターンである。すなわち、アイキャッチ部151には、18個の表示単位161に6色の色が割り当てられ、割り当てられた各色が時計回りに順次移動するアイキャッチパターンが表示される。このとき、アイキャッチ部151の領域にあるLEDのうち、表示単位161の領域以外の残余の領域にあるLEDは消灯している。また、LEDコントローラ18は、LED制御信号によって、バックライト17に固定部152の領域にあるLEDを白色で点灯するように指示する。このときの表示例が図5(b)に示される表示例15bである。
図6は、電子看板システム1が表示する第2の表示例を示す図である。図6(a)は、コンテンツモードでの表示例15cであり、図6(b)は、アイキャッチモードでの表示例15dである。図6(a)に示した表示例15cは、図5(a)に示した表示例15aと同じであり、重複を避けるために説明は省略する。図6(b)に示した表示例15dは、縮小モードでの表示例である。縮小モードでは、固定部152に表示される情報は、揮発性メモリ12に記憶される縮小データ122である。
縮小モードでは、制御部11は、液晶コントローラ16に、縮小モードでの固定部152への表示を指示する。液晶コントローラ16は、縮小モードでの固定部152への表示を指示されると、揮発性メモリ12に記憶される縮小データ122を読み出し、読み出した縮小データ122を固定部152に表示させる表示信号に変換するとともに、アイキャッチ部151に白色を表示させる表示信号を生成し、変換した表示信号および生成した表示信号を液晶表示器15に送り表示させる。
液晶コントローラ16は、不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135を参照して、アイキャッチ部151および固定部152の領域を決定する。液晶表示器15に白色を表示すると、バックライト17のLEDの表示がそのまま見える状態になる。制御部11からLEDコントローラ18への指示は、図5(b)に示した表示例bの場合と同じであり、重複を避けるために説明は省略する。図6(b)に示した表示例15dの固定部152dには、図6(a)に示した表示例15cに表示される映像を縮小した映像が表示されている。
図7は、電子看板システム1が実行する表示処理の処理手順を示すフローチャートである。この表示処理は、電子看板システム1が実行する本発明に係る情報表示方法による処理である。電子看板システム1の電源が投入され、動作可能になるとステップA1に進む。
ステップA1では、制御部11は、変数「A」に「0」を代入し、変数「B」に「0」を代入する。変数「A」,「B」は、制御部11に含まれる図示しない記憶部に記憶される。ステップA2では、制御部11は、コントローラ2からの表示映像信号を表示映像データとして揮発性メモリ12に格納する。具体的には、制御部11は、受信部14に、コントローラ2の表示映像信号を表示映像のデータとして揮発性メモリ12に格納するように指示する。受信部14は、コントローラ2からの表示映像信号を表示映像のデータとして揮発性メモリ12に格納するように指示されると、コントローラ2から受信した表示映像信号を表示映像のデータに変換し、変換した表示映像のデータを非縮小データ121として揮発性メモリ12に記憶する。
ステップA3では、制御部11は、アイキャッチモードにする設定であるか否かを判定する。制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチモード131が「YES」に設定されているとき、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいることを知らされなかった場合にアイキャッチモードにする設定であると判定し、ステップA4に進む。不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチモード131が「NO」に設定されているとき、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいることを知らされた場合でもアイキャッチモードにしない設定であると判定し、ステップA21に進む。
ステップA4では、制御部11は、人を検知したか否かを判定する。制御部11は、人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいることを知らされたとき、人を検知したと判定し、ステップA21に進む。人検出部20から人検知信号によって、人が近くにいなかったことを知らされると、人を検知しなかったと判定し、ステップA5に進む。
ステップA5では、制御部11は、アイキャッチ画像モードは縮小モードであるか否かを判定する。制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチ画像モード132が「縮小モード」に設定されていると、縮小モードであると判定し、ステップA22に進む。不揮発性メモリ13に記憶されるアイキャッチ画像モード132が「固定モード」に設定されていると、縮小モードでないと判定し、ステップA6に進む。
ステップA6では、制御部11は、固定部のサイズ/位置データ、すなわち不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135を読み出す。具体的には、制御部11は、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18に、固定モードでのアイキャッチパターンの表示を指示する。液晶コントローラ16は、制御部11から固定モードでのアイキャッチパターンの表示を指示されると、不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135を読み出す。
ステップA7では、液晶コントローラ16は、メモリのアイキャッチ表示の画像データを読み出す。メモリのアイキャッチ表示の画像データは、不揮発性メモリ13に記憶される画像データ133である。すなわち、液晶コントローラ16は、不揮発性メモリ13に記憶される画像データ133を読み出す。ステップA8では、液晶コントローラ16は、画像データ133を固定部152に表示する。具体的には、液晶コントローラ16は、ステップA7で不揮発性メモリ13から読み出した画像データ133を表示信号に変換し、変換した表示信号を液晶表示器15に送って表示する。
ステップA9では、LEDコントローラ18は、制御部11から固定モードまたは縮小モードでのアイキャッチパターンの表示を指示されると、固定部152のLEDバックライトを点灯(図では「ON」と記す)する。LEDバックライトは、バックライト17のLEDである。具体的には、LEDコントローラ18は、LED制御信号によって、バックライト17に固定部152の領域にあるLEDを白色で点灯するように指示する。
ステップA10では、制御部11は、変数「A」の値に「1」を加算し、「1」が加算された値を変数「A」に代入する。ステップA11では、制御部11は、変数「A」の値が「7」に等しいか否かを判定する。変数「A」の値が「7」に等しいとき、ステップA12に進み、変数「A」の値が「7」に等しくないとき、ステップA13に進む。ステップA12では、制御部11は、変数「A」に「0」を代入する。
ステップA13では、制御部11は、LED表示サイズデータ136を読み出す。すなわち、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるLED表示サイズデータ136を読み出す。ステップA14では、制御部11は、変数「A」の番号でLED表示色データを読み出す。すなわち、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるバックライト色データ138のうち変数「A」の値に対応する「バックライトデータ」を読み出す。ステップA15では、制御部11は、変数「B」の番号でLED表示位置データを読み出す。すなわち、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるバックライト位置データ137を読み出す。
ステップA16では、制御部11は、LED表示サイズデータとLED表示色データとLED表示位置データとを基に、アイキャッチ部のバックライトを点灯とする。具体的には、制御部11は、不揮発性メモリ13に記憶されるLED表示サイズデータ136、バックライト色データ138およびバックライト位置データ137に基づくアイキャッチパターンを表示するためのLED表示データを生成し、生成したLED表示データをLEDコントローラ18に送り、アイキャッチパターンを表示するようにLEDコントローラ18に指示する。LEDコントローラ18は、制御部11から受け取るLED表示データに基づいて、LED制御信号を生成し、生成したLED制御信号をバックライト17に送る。
たとえば、不揮発性メモリ13に記憶されるLED表示サイズデータ136、バックライト色データ138およびバックライト位置データ137が図4に示したLED表示サイズデータ136、バックライト色データ138およびバックライト位置データ137である場合、図5(b)または図6(b)に示したアイキャッチ部151に表示される6色回転パターンのアイキャッチパターンが表示される。
ステップA17では、制御部11は、変数「B」の値に「1」を加算し、「1」が加算された値を変数「B」に代入する。ステップA18では、制御部11は、変数「B」の値が「18」に等しいか否かを判定する。変数「B」の値が「18」に等しいとき、ステップA19に進み、変数「B」の値が「18」に等しくないとき、ステップA15に戻る。ステップA19では、制御部11は、変数「B」に「0」を代入する。ステップA20では、制御部11は、0.5秒処理待ちの後、ステップA2に戻る。0.5秒処理待ちは、制御部11が図示しない計時部によって0.5秒経過するのを待つ処理である。0.5秒は、例示であり、最低限人間が変化を認識できる時間が確保される時間であればよい。図示しない計時部は、タイマなどによって構成される。
ステップA21では、制御部11は、メモリ内の表示映像データ、つまり非縮小データを液晶表示器15の全面に表示する。具体手には、制御部11は、液晶コントローラ16に、コンテンツモードで表示を指示する。液晶コントローラ16は、コンテンツモードで表示を指示されると、液晶コントローラ16は、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121を読み出し、読み出した非縮小データ121を表示信号に変換し、変換した表示信号を液晶表示器15に送って、表示領域全体に表示し、ステップA1に戻る。
ステップA22では、制御部11は、メモリの表示映像データ、つまり非縮小データ121を縮小してメモリに格納する。具体的には、制御部11の画像縮小部112は、揮発性メモリ12に記憶される非縮小データ121を読み出し、読み出した非縮小データ121を固定部152のサイズに縮小して縮小データ122とし、縮小データ122を揮発性メモリ12に記憶する。
ステップA23では、制御部11は、固定部のサイズ/位置データを読み出す。具体的には、制御部11は、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18に、縮小モードでのアイキャッチパターンの表示を指示する。液晶コントローラ16は、縮小モードでのアイキャッチパターンの表示を指示されると、不揮発性メモリ13に記憶される固定部サイズデータ134および固定部位置データ135を読み出す。
ステップA24では、液晶コントローラ16は、メモリの表示映像の縮小データ、つまり縮小データ122を読み出す。すなわち、液晶コントローラ16は、揮発性メモリ12に記憶される縮小データ122を読み出す。ステップA25では、液晶コントローラ16は、縮小データ122を固定部152に表示して、ステップA9に進む。具体的には、液晶コントローラ16は、ステップA23で揮発性メモリ12から読み出した縮小データ122を表示信号に変換し、変換した表示信号を液晶表示器15に送って表示し、ステップA9に進む。
図7に示したフローチャートのステップA4は、検出工程であり、ステップA6〜A24は、表示工程である。
このように、液晶表示器15は、情報を表示するための表示領域が形成される。人感センサ19および人検出部20は、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する。そして、制御部11、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18は、人感センサ19および人検出部20によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部であるアイキャッチ部151に、人目を引くための表示態様のアイキャッチパターンを表示させるとともに、前記表示領域のうちアイキャッチ部151を除く残余の領域である固定部152に、第2の表示情報を表示させ、人感センサ19および人検出部20によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に非縮小データ121を表示させる。したがって、人が離れているときは、第1の表示情報、つまり人目を引くための表示態様の情報を表示して集客し、人が接近したときは、人目を引くための表示態様の情報のアイキャッチ部151への表示をやめ、アイキャッチ部151も利用して、第3の表示情報、たとえば、販売促進のための情報を表示することができる。すなわち、表示領域を最大限に利用して集客表示および販売促進表示を行うことができる。
さらに、固定部152は、前記表示領域の中央部付近に形成される矩形の領域であるので、人目を引くための表示態様の情報を目だ立させることができ、より人の注意を引くことができる。
さらに、前記第2の表示情報は、縮小データ122または画像データ133である。したがって、アイキャッチ部151に人目を引くための表示態様の情報を表示しているときに、固定部152に、店舗の内容、たとえば何屋さんであるのか、あるいは何を売っているか等の情報を表示、または店舗の名称等によってその店舗の存在を知ってもらうための情報を表示することができる。
さらに、アイキャッチパターンは、配置パターンが変化する態様の情報であるので、より人の注意を引くことができる。
さらに、バックライト17は、液晶表示器15の表示領域の背面側から光を照射する。そして、制御部11、液晶コントローラ16およびLEDコントローラ18は、バックライト17を点灯および消灯させることによって、配置パターンを変化させる。したがって、より明るい光でアイキャッチを行うことができ、より人の注意を引くことができる。
さらに、情報を表示するための表示領域が形成される液晶表示器15と、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する人感センサ19および人検出部20とを含む電子看板システム1で情報を表示するにあたって、図7に示したフローチャートのステップA4では、人感センサ19および人検出部20によって、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する。そして、図7に示したフローチャートのステップA6〜A24では、図7に示したフローチャートのステップA4で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部であるアイキャッチ部151に、人目を引くための表示態様のアイキャッチパターンを表示させるとともに、前記表示領域のうちアイキャッチ部151を除く残余の領域である固定部152に、第2の表示情報を表示させ、図7に示したフローチャートのステップA4で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域に非縮小データ121を表示する。したがって、人が離れているときは、第1の表示情報、つまり人目を引くための表示態様の情報を表示して集客し、人が接近したときは、人目を引くための表示態様の情報のアイキャッチ部151への表示をやめ、アイキャッチ部151も利用して、第3の表示情報、たとえば、販売促進のための情報を表示することができる。すなわち、表示領域を最大限に利用して集客表示および販売促進表示を行うことができる。
1 電子看板システム
2 コントローラ
11 制御部
12 揮発性メモリ
13 不揮発性メモリ
14 受信部
15 液晶表示器
16 液晶コントローラ
17 バックライト
18 LEDコントローラ
19 人感センサ
20 人検出部
21 データバス
111 CPU
112 画像縮小部
113 アイキャッチモード選択部
114 アイキャッチ画像モード選択部

Claims (4)

  1. 情報を表示するための表示領域が形成される表示手段と、
    人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出手段と、
    検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、
    検出手段によって予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示させる制御手段と
    前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射するバックライト手段とを含み、
    前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報であり、
    前記制御手段は、前記バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記第2の領域は、前記表示領域の中央部付近に形成される矩形の領域であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記第2の表示情報は、前記第3の表示情報が前記表示領域全体に表示されたときのサイズを縮小したサイズの情報または予め定める画像情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示装置。
  4. 情報を表示するための表示領域が形成される表示手段と、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出手段と、前記表示手段の表示領域の背面側から光を照射するバックライト手段とを含む情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
    検出手段によって、人が予め定める距離以内に接近したことを検出する検出工程と、
    検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されなかったとき、前記表示領域の一部である第1の領域に、人目を引くための表示態様の第1の表示情報を表示させるとともに、前記表示領域のうち第1の領域を除く残余の領域である第2の領域に、第2の表示情報を表示させ、
    検出工程で予め定める距離以内に人が接近したことが検出されたとき、前記表示領域全体に第3の表示情報を表示する表示工程とを含み、
    前記第1の表示情報は、予め定める模様パターンが変化する態様の情報であり、
    前記バックライト手段を点灯および消灯させることによって、前記予め定める模様パターンを変化させることを特徴とする情報表示方法。
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