JP5571593B2 - 調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 - Google Patents
調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5571593B2 JP5571593B2 JP2011011774A JP2011011774A JP5571593B2 JP 5571593 B2 JP5571593 B2 JP 5571593B2 JP 2011011774 A JP2011011774 A JP 2011011774A JP 2011011774 A JP2011011774 A JP 2011011774A JP 5571593 B2 JP5571593 B2 JP 5571593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boring
- core
- ground
- boring rod
- solidified material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
この調査ボーリング工法では、ボーリングロッドを回転させ、併せてポンプによりボーリングロッドを介して掘削水を供給しながら、このボーリングロッドを地中に貫入し、コアチューブにコアを収容する。そして、このコアチューブを巻上げ機により地上に引き上げて、コアチューブを回収し、コアを採取する。
このように掘削水循環設備により、コアチューブ及びビットの周囲において掘削水(泥水など)を循環させて、コアチューブ及びビットとこれらを貫入する地盤との摩擦を低減することにより、孔底の土層を乱さないように掘削を行っている。
この場合、固化材料を、ボーリングロッドにおいて掘削水と共通の供給経路により地中に送給してもよく、また、ボーリングロッドにおいて掘削水と異なる供給経路により地中に送給してもよい。さらに、固化材料を、ボーリングロッドを用いることなく、直接、地中に送給してもよい。また、この場合、固化材料は固化した後の当該固化材料が判別可能に色を有することが好ましい。
すなわち、まず、掘削水循環設備4を駆動する。ポンプ装置41により掘削水を汲み上げ、この掘削水に固化材料投入装置5により固化材料Mを送り込みながら、この掘削水をデリバリーホース45、ウォータースイベル42を介してボーリングロッド2に送り、このボーリングロッド2を介してコアチューブ3に供給して、この固化材料Mを地中の空洞部分内及び/又は未固結部分内に充填して固化させる。この空洞部分内及び/又は未固結部分内で固化材料Mの固化が進むにしたがい、ボーリング装置B1を掘削水循環設備4とともに駆動する。ポンプ装置41により掘削水をデリバリーホース44、45、ウォータースイベル42を介してボーリングロッド2に送り、このボーリングロッド2を介してコアチューブ3に供給しながら、ボーリングマシン本体1によりボーリングロッド2をコアチューブ3とともに回転させ、地中に回転するコアチューブ3のビット301を押圧して、コアチューブ3を地中に貫入し、コアチューブ3にコアを収容する。このようにしてコアチューブ3にコアを収容すると、ボーリングロッド2及びコアチューブ3の回転を停止し、ボーリングロッド2を櫓のホイスティングロープに吊り下げ、巻上げ装置の駆動により引き上げて、コアチューブ3を地上に回収し、コアを採取する。なお、掘削孔で循環され、固化材料Mの混じった掘削水は固化材料処理タンク6に排出され、処理される。以上の手順を地中の必要な深さまで繰り返し行う。
すなわち、まず、固化材料投入装置により、ボーリングロッド2を貫入する地中(掘削孔)に、直接、固化材料Mを送給し、この固化材料Mを掘削孔内の内壁とボーリングロッド2及びコアチューブ3の外周面との間を通して、地中の空洞部分及び/又は未固結部分内に充填し固化させる。この空洞部分内及び/又は未固結部分内で固化材料Mの固化が進むにしたがい、ボーリング装置を掘削水循環設備とともに駆動する。ポンプ装置により掘削水をデリバリーホース、ウォータースイベルを介してボーリングロッド2に送り、このボーリングロッド2を介してコアチューブ3のアウターチューブ33とサンプリングチューブ36との間に掘削水を流入させながら、アウターチューブ33を回転させて、メタルクラウン32により地盤を掘削する。この場合、アウターチューブ33が回転しても、サンプリングチューブヘッド34とサンプラーヘッド31との間のスイベル構造340により、サンプリングチューブ36はアウターチューブ33に連動せず、回転することがないので、サンプリングチューブ36のシュー35を回転することなく地盤に貫入して、サンプリングチューブ36内にコアCを取り込む。なお、このとき、サンプリングチューブ36内に取り込まれたコアCは逆流防止弁315の作用により脱落することがない。このようにしてコアチューブ3にコアCを取り込んだ後、既述のとおり、ボーリングロッド2の回転を停止し、ボーリングロッド2を櫓のホイスティングロープに吊り下げ、巻上げ装置の駆動により引き上げて、コアチューブ3を地上に回収し、コアCを採取する。採取されたコアCは、空洞部分や未固結部分Sがある場合に、空洞部分や未固結部分S内に固化材料Mが固化され、この固化材料Mにより空洞部分や未固結部分Sの可視化が可能となり、このようなコアCの取り出しにより地層の現状が現状のとおりに現出される。この場合、固化材料Mは着色されていることにより、コアCの空洞部分や未固結部分Sを明確に視認することが可能である。なお、掘削孔内に残された固定材料Mは掘削水とともに、掘削孔内で、コアチューブ3の各部の軸芯に形成された水抜き穴310を通じて循環され、掘削孔の外部、又は既述の固化材料処理タンクに排出される。以上の手順を地中の必要な深さまで繰り返し行う。
1 ボーリングマシン本体
2 ボーリングロッド
20 通水路
3 コアチューブ
301 ビット
30 通水口
31 サンプラーヘッド
310 水抜き孔
311 ヘッド部
312 雌ねじ部
313 連結部
314 雄ねじ部
315 逆流防止弁
316 調節ねじ
317 スプリング
318 固定部材
32 メタルクラウン(ビット)
33 アウターチューブ
34 サンプリングチューブヘッド
340 スイベル構造
341 小径部
341f フランジ
342 大径部
35 シュー
36 サンプリングチューブ
4 掘削水循環設備
40 掘削水溜り
41 ポンプ装置
42 ウォータースイベル
43 サクションホース
44、45 デリバリーホース
5 固化材料投入装置
6 固化材料処理タンク
C コア
S 空洞部分及び/又は未固結部分
M 固化材料
Claims (6)
- ボーリング装置のボーリングロッドを回転させ、併せて掘削水循環設備により前記ボーリングロッドを介して前記ボーリングロッド下部のコアチューブに掘削水を供給しながら、前記ボーリングロッドを地中に貫入し、前記コアチューブにコアを収容する調査ボーリング工法において、
前記ボーリングロッドを貫入する地中の空洞部分及び/又は未固結部分に、当該空洞部分内及び/又は未固結部分内に進入し固化可能な固化材料を送給し充填する、
ことを特徴とする調査ボーリング工法。 - 固化材料をボーリングロッドにおいて掘削水と共通の供給経路により地中に送給する請求項1に記載の調査ボーリング工法。
- 固化材料をボーリングロッドにおいて掘削水と異なる供給経路により地中に送給する請求項1に記載の調査ボーリング工法。
- 固化材料をボーリングロッドを用いることなく直接地中に送給する請求項1に記載の調査ボーリング工法。
- 固化材料は固化した後の当該固化材料が判別可能に色を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の調査ボーリング工法。
- ボーリングマシン本体と、前記ボーリングマシン本体に作動連結され、回転駆動されるボーリングロッド、及び前記ボーリングロッドの下部に設けられ、コアを収容するためのコアチューブと、前記ボーリングロッド及び前記コアチューブに掘削水を供給し循環させる掘削水循環設備とを備え、前記ボーリングロッドを回転させ、前記ボーリングロッド及び前記コアチューブに掘削水を供給しながら、前記ボーリングロッドを地中に貫入して、前記コアチューブにコアを収容するボーリング装置において、
地中の空洞部分及び/又は未固結部分に当該空洞部分内及び/又は未固結部分内に進入し固化可能な固化材料を送給するための固化材料送給装置を備える、
ことを特徴とするボーリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011011774A JP5571593B2 (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011011774A JP5571593B2 (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012154039A JP2012154039A (ja) | 2012-08-16 |
JP5571593B2 true JP5571593B2 (ja) | 2014-08-13 |
Family
ID=46836061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011011774A Active JP5571593B2 (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5571593B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017130557A1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | ハイテック株式会社 | 地下水の検出方法、ボーリング装置およびコア採取装置 |
JP7064832B2 (ja) * | 2017-06-19 | 2022-05-11 | フジモリ産業株式会社 | 地山安定化方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2036451A5 (ja) * | 1969-03-14 | 1970-12-24 | Swissboring | |
JPS61251743A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-08 | Tokyo Soiru Res:Kk | 深層土質試料の凍結サンプリング方法 |
JP3456637B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2003-10-14 | 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 | 粒状体地盤コアバーレル |
JP3434800B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2003-08-11 | 海洋科学技術センター | 地殻コア試料の採取方法、並びにこれに用いる抗菌性高分子ゲルおよびゲル材料 |
JP4041288B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2008-01-30 | 中央開発株式会社 | コア採取方法及びコア採取装置 |
JP2005060955A (ja) * | 2003-08-08 | 2005-03-10 | Ohbayashi Corp | 地盤内試料の採取装置及びそれを用いた汚染調査方法 |
-
2011
- 2011-01-24 JP JP2011011774A patent/JP5571593B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012154039A (ja) | 2012-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104864177B (zh) | 一种非开挖钻顶结合管道穿越方法 | |
JP5658988B2 (ja) | ソイルセメント鋼管複合杭およびその施工方法 | |
US3732143A (en) | Method and apparatus for drilling offshore wells | |
US11286720B2 (en) | Systems using continuous pipe for deviated wellbore operations | |
TR201807098T4 (tr) | Borulanmış bir deliğin üretilmesi için sondaj aygıtı ve bir sondaj aygıtının işletimi için yöntem. | |
KR101527723B1 (ko) | 복합형 지반개량장치 및 이를 이용한 지반개량공법 | |
JP5571593B2 (ja) | 調査ボーリング工法、及びこれに用いるボーリング装置 | |
CN102587855A (zh) | 一种适用于极破碎、软弱地层的取心钻具 | |
CN205713996U (zh) | 用于大漂石地层钻孔灌注桩成孔的旋挖钻机钻头 | |
Popp et al. | Deep ice-core drilling performance and experience at NEEM, Greenland | |
EP2581498B1 (en) | Method of making large diameter piles in a ground and tool for carrying out said operation | |
JP2009068229A (ja) | 吊構造物用アンカーの埋設方法 | |
CN103939020B (zh) | 一种防缠绕的深层搅拌桩钻头 | |
NO324448B1 (no) | Anordning ved borehullsarrangement | |
JP2007146514A (ja) | 掘削機 | |
CN202500513U (zh) | 一种适用于极破碎、软弱地层的取心钻具 | |
JP5853032B2 (ja) | ダウンザホール工法による掘削時に、ドリルストリングの空隙と周囲の素材との間に連通を形成するための方法及び装置 | |
JP3184034U (ja) | 高レベル放射性廃棄物を深海底下に埋設するための掘削ビット付容器 | |
JP6035355B2 (ja) | 低強度管の埋設工法およびそれに使用する掘削ヘッド | |
JP6039499B2 (ja) | 掘削ロッド | |
JP2020193534A (ja) | 鋼管杭の撤去方法 | |
JP3488887B2 (ja) | 井戸の掘削方法 | |
JP4346002B2 (ja) | 杭の埋設工法及びその装置 | |
JP2009097285A (ja) | ボーリング装置 | |
JP6521311B2 (ja) | 被圧水下における薬液注入工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140603 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140626 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5571593 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |