JP5570068B2 - L型端子の検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、L型端子の検査装置に係り、特に端子の内側部分の形状等を光学的に検査することができるL型端子の検査装置に関するものである。
一般に、雌側端子には、雄側端子に弾性接触可能なバネ片が設けられているが、このバネ片の変形等によって雄側端子に対する接触圧が減少すると、コネクタ結合時に接触不良の原因となることがある。そこで、雌側端子の接触圧を検査するために、端子検査装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、この端子検査装置は、例えば図8に示すように、雌側端子101に挿入可能な接触圧検査プローブ102が可動体103を挿通した状態で設けられている。この接触圧検査プローブ102のほぼ中央部には鍔部102Aが形成されており、可動体103を前方(図中右側)に変位させると可動体103に押されて接触圧検査プローブ102が前方に変位するようになっている。また、接触圧検査プローブ102の後端部にも鍔部102Bが形成されており、鍔部102Bと可動体103との間にバネ104が嵌合している。
そして、可動体103を後方(図中左側)に変位させると、バネ104を介して接触圧検査プローブ102も後方に変位するようになっている。さらに、接触圧検査プローブ102の後方には、センサ105が設けられており、接触圧検査プローブ102がこれに当接するとセンサ105が作動して図示しないランプが点灯するようになっている。
さて、雌側端子101の接触圧を検査するには、可動体103を前方に変位させて雌側端子101に接触圧検査プローブ102を挿入し、その後、可動体103を後方に変位させる。ここで、雌側端子101の接触圧検査プローブ102に対する接触圧が大きいと、可動体103を後方に変位してもバネ104が圧縮されるだけで接触圧検査プローブ102は雌側端子101から引き抜かれることはないが、接触圧が小さいと、接触圧検査プローブ102はすぐに雌側端子101から引き抜かれてしまう。そして、センサ105に当接してランプが点灯することになる。これによって、接触圧不足の雌側端子101を検出することができる。
ところが、上記構成の検査装置は、一時的に接触圧検査プローブ102を雌側端子101に挿入させなければならないため、たとえば、バネ104の接触圧が所定圧以上に高いと、接触圧検査プローブ102は強い力でバネ104をこじ開けながら挿入されることになり、バネ104が傷ついてしまうことがある。また、バネ104が接触圧検査プローブ102の挿入を妨げるように変形している場合には、接触圧検査プローブ102自体が変形してしまう。
そこで、雌側端子内への挿入を伴わずに雌側端子のバネ片の状態を検査することができるコネクタ端子検査装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。即ち、このコネクタ端子検査装置は、例えば図9に示すように、図示外の台上にコネクタホルダ201とヘッドホルダ202とを対向して設けるとともに、図示外のヘッド変位機構を設け、ヘッドホルダ202をコネクタホルダ201に対して接離する方向に移動可能とする。コネクタホルダ201には、コネクタ保持部203が形成されており、検査をする雌側端子金具Bが組み付けられたコネクタAが保持される。また、ヘッドホルダ202には、センサヘッド204が設けられており、ここには2本の光ファイバーケーブル205、206の端部が保持されている。そして、一方の光ファイバーケーブル205を介してセンサヘッド204から雌側端子金具Bの挿入窄み部207に光が照射されるとともに、その反射光が他方の光ファイバーケーブル206を介して図示外の受光素子によって受光され、その受光量に応じて挿入窄み部207の開閉状況が判断される。
このような構成のコネクタ端子検査装置によれば、雌側端子内へ検査治具等を挿入せずに雌側端子のバネ片の状態を検査することができるので、治具が不要である点では都合がよい。しかしながら、このような構成のコネクタ端子検査装置によれば、この検査の際には、センサ用の検査機器が搭載されたヘッドホルダ202のセンサヘッド204を、雌側端子金具Bの挿入窄み部207の先端側に挿入させ、押し当てて固定させる面倒な作業を、毎回、端子ごとに事前に行わなければならないので、煩雑なものであった。
そこで、特許文献3には、図10に示すように、検査すべき端子301の筒部301A両端に発光器310と受光器320とを備えた構成のものを用い、検査光を通過せしめることにより、舌片302と天井壁303との間のギャップを管理するようなものも知られている。
特開平1−150828号公報 特開平8−255663号公報 特開平9−102346号公報
ところで、特許文献3に記載のような構成の端子検査装置によれば、例えばコンベアベルトなどでライン状に搬送されている端子を一時停止させることなく、搬送中の各端子を逐次連続的に検査させることが可能となる。即ち、このような端子は、通常、全体が直線状を呈するI字型の構造であるので、例えば図11に示すように、前述のようにコンベアベルト401などの上に搭載されて順次搬送されてくるI字型の通常端子402は、ラインを停止させることなく、光源403及びカメラ404からなる端子検査装置で1個ずつ検査することができる。
しかしながら、検査すべき端子の中には、全体が略L字型を呈する形状のもの(以下、「L型端子」とよぶ)も開発されている。このようなL型端子については、上述のような構成の(光源403及びカメラ404からなる)端子検査装置を使用しても、L型端子の一部(図12に示すL型端子405の、内部の切片状の電気接触部が設けられた筺体405Aの部分)が壁などで囲まれていると、その筺体405A部分の前後両端部分が開口された構成であったとしても、囲まれた壁が邪魔になってこのままでは筺体内部を検査することができない。
このような事情は、コンベアベルトの上に搭載されて搬送されてくるL型端子だけでなく、例えばキャリアと一体に形成されて搬送されてくる、連鎖端子の場合についても同様である。例えば図12に示すように、L字型の連鎖端子であって、L型端子405の周囲四面が壁で囲まれた筺体405A内部の切片状の電気接触部を検査する場合について説明する。尚、L字型の連鎖端子では、上述したように、通常、各L型端子405のY方向に沿った筺体405Aの部分が切片状の電気接触部になるが、X方向に沿った筺体405Bが切片状の電気接触部であっても同様である。
上述の場合には、図11に示す配置構造のものと同一配置の光源403A及びカメラ404Aからなる端子検査装置を用いるとすると、上述したように、壁が障害となって検査対象部位を撮影することができない。そこで、ライン状を搬送されるキャリアに対して、搬送ラインに沿って平行なY方向に沿って設けた光源403B及びカメラ404Bからなる端子検査装置を用いることも考えられる。このような配置構造の端子検査装置では、検査対象となるL型端子405に対して、前後に隣接して設置されているL型端子などが邪魔になって、やはり検査対象部位を撮影することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンベアベルトやキャリアなどの搬送手段によってライン状に搬送されてくるL型端子を、順次連続的に検査していくことができる、L型端子の検査装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るL型端子の検査装置は、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 平板状の搬送部材を長手方向に移動させるとともに、前記搬送部材の進行する搬送ラインに該搬送部材を案内する搬送手段と、
光源と、前記光源からの検査光を入射する検査カメラとを有する光学検査手段と、
を備え、
前記搬送部材に設けられたL型端子が前記光源から投光する検査光の光路上を通過する際に、該L型端子を個別に順次検査するL型端子の検査装置であって、
前記搬送手段は、前記搬送部材の進行する搬送ラインの一部が屈曲した検査部を通過するように構成され、
前記光学検査手段は、前記検査部を通過する、前記搬送部材に設けられた前記L型端子に前記光源からの検査光を投光するとともに、該L型端子を通過した該検査光を前記検査カメラに入射する、
こと。
(2) 上記(1)のL型端子の検査装置において、
前記搬送手段は、搬送台と、前記搬送台との間に前記搬送部材を支持しながら、該搬送部材を一定方向に送り出すローラと、前記搬送台から離間して配置され、前記搬送部材を屈曲した状態で保持する保持台とを有し、
前記光学検査手段は、前記保持台によって搬送ラインの一部が屈曲した前記検査部を通過する、前記搬送部材に設けられた前記L型端子に前記光源からの検査光を投光するとともに、該L型端子を通過した該検査光を前記検査カメラに入射する、
こと。
上記(1)の構成のL型端子の検査装置によれば、搬送部材が進行する搬送ラインの一部が屈曲した検査部に、光学検査手段が設置されているので、搬送部材とともに搬送されてくる検査すべき対象となるL型端子は、検査部に位置するときに他のL型端子に邪魔されることなく光学検査手段で撮影することができる。このため、搬送部材とともにライン状に搬送されてくる各L型端子を、ラインと停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
上記(2)の構成のL型端子の検査装置によれば、簡単な構成で搬送ラインの一部が屈曲した検査部を構成することができる。
従って、本発明によれば、コンベアベルトやキャリアなどの搬送部材が進行する搬送ラインの一部が屈曲した検査部に、光学検査手段が設置されているので、搬送部材とともに搬送されてくる検査すべき対象となるL型端子は、検査部に位置するときに他のL型端子に邪魔されることなく光学検査手段で撮影することができる。このため、搬送部材とともにライン状に搬送されてくる各L型端子を、ラインと停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1の実施形態に係るL型端子の検査装置を示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るL型端子の検査装置の要部を示す図であって、(A)はその平面図、(B)はその側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るL型端子の検査装置で検査するL型端子を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るL型端子の検査装置を示す概略側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るL型端子の検査装置を示す概略側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るL型端子の検査装置を示す概略側面図である。 本発明の第5の実施形態に係るL型端子の検査装置を示す概略側面図である。 通常のI型端子に対する従来の検査装置を示す断面図である。 通常のI型端子に対する従来の他の検査装置を示す断面図である。 通常のI型端子に対するさらに従来の他の検査装置を示す断面図である。 搬送ベルトなどに通常のI型端子を取り付けて検査を行う際の検査装置を示す説明図である。 搬送ベルトなどにL型端子を取り付けて検査を行う際に用いることが考えられる、検査装置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係るL型端子の検査装置10Aを示すものであって、L型端子20の内部に設けたバネ片(図2(B)参照)を含む所定の被検査部位を検査するように設定されており、搬送手段30と、光学検査手段40とを備えている。
L型端子20は、後述する光学検査手段40に備えた光源41から検査カメラ42に向けて直進する検査光の光路上を通過する際に、必要な検査項目を光学的に検査するようになっている。このL型端子20は、図2及び図3に示すように、バネ片状の電線加締め部21と、切片状の電気接触部22とを備えている。
電線加締め部21は、接続すべき電線の一方側の終端部と接続させるものであって、図示外の電線の芯線を外側から加締めることで電気的な接続を行う。
電気接触部22は、両側が開口された略角筒状の筺体22Aの内部に切片状のバネ片22Bが設けられており、接続すべき図示外の相手側の端子が筺体22A内部のバネ片22Bに接触するところまで挿入されて挟持されることで、電気的な接続を行う。
なお、本実施形態で行う検査の対象項目は、図3に示すように3点であって、第1、第2検査項目である筺体22Aの開口部の幅A及び高さB(これらの面形状の状態等も検査に含む)と、第3検査項目である筺体22A内部のバネ片22Bの間のギャップ幅C(このバネ片22Bの形状の状態等も含む)と、であるが、特にこれに限定されるものではない。
本実施形態のL型端子20は、複数の端子で構成される連鎖端子であって、キャリア32の側面から突出する連結片32Aを介してキャリア32と一体に形成されており、検査工程を終了後に専用の図示外の切断機でL型端子20が順次個別に切り落とされていく。なお、キャリア32についての詳細は、例えば特開平5−326055号公報等を参照されたい。
搬送手段30は、水平ライン状に配置された搬送台31と、この搬送台31に支持されながら走行する搬送部材を構成する帯状のキャリア32を一定方向に送り出す複数個所に設置したローラ33と、キャリア32の進行する搬送ラインの一部を屈曲させる検査部αを搬送台31から離間した位置に設置する水平保持台34とを備えている。
キャリア32は、L型端子20の形成材料を形成するのに適した適宜の板状の導電性材料を用いて、具体的には、可撓性を有する薄い平板材料を使用して長尺帯状で一定幅に形成されている。特に、本実施形態のキャリア32は、搬送台31から離間した水平保持台34に向かい、水平保持台34を折り返すように進行する。この結果、キャリア32が略三角形状を成す走行ルートを通過するように構成されている。
ローラ33は、予め設定された所定のルートに沿ってキャリア32を一定速度で走行させるための、例えば図示しない歯を有するスプロケットで構成されている(勿論、特にスプロケットに限定されるものではない。)。一方、キャリア32には、図2(A)に示すように、スプロケットの歯が係合する孔32Bを設けている。
また、このローラ33には、キャリア32の走行ルート(搬送ライン)の一部を屈曲させて検査部αを形成するため、一定距離離間して設けた一対のローラ(第1ローラ33A及び第2ローラ33B)を備えている。そして、これら2個のローラ33A、33Bと、これらのローラの中間であって、かつ、搬送台31の直上の所定高さ離間して設けた水平保持台34との3点によって、二等辺三角形が形成されている。尚、本発明はこの二等辺三角形に限定されるものではなく、検査に適したいずれかの三角形であればよい。
水平保持台34は、断面が等脚台形(勿論、これに限定されるものではない)を有するものであって、この水平な上面部分にキャリア32が位置したときに、これと一体のL型端子20が最上位置で水平姿勢を所定の時間だけ保持された状態を設定できるようにするため、上面が所定長さ、例えばL型端子20のバネ片状の電線加締め部21での端子幅(W)程度、若しくはこれを若干上回る程度の長さL(L≧W)に形成されている。
また、この水平保持台34の上面は、キャリア32がスムースに登り上がって微少時間だけ滑らかに水平移動を行えるようにするため、換言すれば、キャリア32の微小な上下振動までも制振させるため、上面部分が平滑な形状に形成されており、キャリア32に対する摩擦係数をできるだけ下げるような構成となっている。また、同様な理由から、キャリア32の少なくとも水平保持台34に接触する下面部分も、できる限り平滑な面加工処理が施されていることが好ましい。
光学検査手段40は、光源41と、これに対向するように配置された検査カメラ42と、を有する通過方式のものを採用しており、光源41からは、正対する検査カメラ42に向けて検査光を投光する。この通過方式の光学検査手段のものは、光源41からの検査光がL型端子20の被検査部位を含む領域を通過した後の通過光を検査カメラ42に入射させる構成となっている。なお、本発明では、検査対象となるL型端子20の被検査部位によっては、これ以外に、光源からの検査光がL型端子の被検査部位を含む領域で反射して戻る反射光を検査カメラに入射させる反射方式を適宜採用させることもできる。
また、光源41及び検査カメラ42は、L型端子20が検査部に達して水平姿勢に転換したときに、電気接触部22の前後両側が開口された略角筒状の筺体22Aの内部を、検査光が通過するような配置状態に設置されており、これによって筺体22Aの内部切片状のバネ片22Bの配置状態が撮影可能となっている。
なお、この光学検査手段40には、光源41からの検査光を適宜のタイミングで出射させるために、例えば、L型端子20を連結する連結片32Aが水平保持台34に達したところで、これを検出するセンサを設け、このセンサからの検出信号に同期して光源41を点灯動作させるように構成するなどの適宜のタイミング手段などを付設させることもできる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
水平状態に設置されている搬送台31の上面に沿って配置され、ローラ33によって送り出されるキャリア32は、一定速さの等速度運動を行いながら検査部αに向けて送り出されて来る。そして、第1ローラ33Aのところで、キャリア32の搬送ラインが斜め上方に変化し、水平保持台34にちょうど達したところで、キャリア32の搬送行ラインが水平(Y)方向に変化する。
そして、このキャリア32が水平方向に姿勢転換するのと同時に、キャリア32の側面から突出する連結片32Aを介してキャリア32と一体に形成されているL型端子20もその姿勢を水平方向に転換する。すると、ちょうどその水平位置に合わせた高さに設置された光学検査手段40の光源41から、光源と検査カメラとの中間位置、つまり所定の検査位置にある水平姿勢のL型端子20の電気接触部22、及びこの電気接触部22の背後に配置された状態にある検査カメラ42に向けて検査光が投光される。
この場合、キャリア32の進行方向について上流側にて連結された図示しない全てのL型端子は検査位置から下方に位置しているとともに、キャリア32の進行方向について下流側にて連結された図示しない全てのL型端子も検査位置から下方に位置しているので、水平姿勢にあるL型端子20の撮影の障害となることがない。
この光源41から投光された検査光は、L型端子20の電気接触部22の前後両側が開口された略角筒状の筺体22Aの内部を検査光が通過するような配置状態に設置されているので、筺体22Aの開口部の幅A及び高さBと、バネ片22Bの間のギャップ幅C、つまり検査項目の3点が正確に、かつ、確実に撮影される。
これにより、各L型端子20の撮影された検査項目についてのデータを所定の記憶部等に逐次格納させていくことが可能となっている。なお、ここまでの一連の撮影検査動作は、各L型端子20が所定の検査部を通過するたびに行うことで、キャリア32に連結片32Aを介して連結された多数のL型端子20の品質検査、及びL型端子20の計数を、ラインを停止させることなく、スムースに行うことができる。
従って、本実施形態によれば、搬送部材であるキャリア32が進行する搬送ラインの一部が屈曲した検査部αに、光学検査手段40が設置されているので、キャリア32とともに搬送されてくる検査すべき対象となるL型端子20は、屈曲した箇所の山の頂に相当する検査部αに位置するときに他のL型端子に邪魔されることなく光学検査手段40で撮影して光学的な検査を行うことができる。
即ち、本実施形態によれば、L型端子20が検査部αの二等辺三角形の頂部である最上部に達すると、検査対象となるL型端子20の前後のL型端子が配置的に下方を進行している間に、これにタイミングを合わせて光学検査手段40が作動し、光源41から投光する検査光がL型端子20の内部の被検査部位を通過して検査カメラ42に入射するように構成されている。このため、他のL型端子に邪魔されることなく光学検査手段40で撮影して光学的な検査を行うことができる。その結果、キャリア32とともに搬送されてくる各L型端子20を、ラインを停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るL型端子の検査装置について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るL型端子の検査装置10Bを示すものである。検査装置10Bが第1の実施形態の検査装置10Aと異なるのは、略等脚台形状の水平保持台34の替わりに、水平保持台34の設置されていた部分に、第1ローラ33A及び第2ローラ33Bと同一構成の第3ローラ33Cが設置されている点である。
また、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、検査部αに設置する光学検査手段40は、水平方向に対して角度δだけキャリア32の進行方向について下方へ傾斜させて配置してある。即ち、本実施形態の光学検査手段40は、各L型端子の進行の邪魔にならないだけでなく、検査対象となるL型端子20に対してその前後に設けた図示外のL型端子が撮影の邪魔にならない状態に配置させてある。
なお、本実施形態では、上記のような検査部αでの光学検査手段40の設置態様の他に、検査部α´において、水平方向に対して角度δ´だけキャリア32の進行方向について上方へ傾斜させて配置する態様であってもよい。但し、ここで、キャリア32は、検査部α又は検査部α´において、水平ライン状に配置された搬送台31に対して角度θだけ斜め上方に搬送されていくライン構成であって、その角度θの大きさは角度δや角度δ´に比べて大きい(θ>δ、θ>δ´)ものとする。
従って、本実施形態によれば、検査部αでの光学検査手段40の設置態様が、水平方向に対して角度δだけキャリア32の進行方向について下方へ傾斜させて配置してあるので、検査対象となるL型端子に対してその前後に設けた図示外のL型端子が撮影の邪魔にならずに済む。
また、本実施形態では、第1の実施形態の場合とは異なり、L型端子20が水平姿勢を保持する時間が非常に短時間であるといった事情を考慮して、その直前、直後の比較的長く一定姿勢を保持している間に検査を行うようになっている。従って、特にL型端子20の第3検査項目について確実な検査を行うことができるようになっている。同時に、キャリア32とともに搬送されてくる各L型端子を、ラインを停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るL型端子の検査装置について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図5は、本発明の第3の実施形態に係るL型端子の検査装置10Cを示すものである。検査装置10Cが第1の実施形態の検査装置10Aと異なるのは、第4ローラ33D及び第5ローラ33Eを用いることで、搬送台31から一定距離離間した台形形状を搬送ラインが呈するとともに、その台形形状の始端部に位置する検査部に、光学検査手段40が水平方向に対して角度ε(但し、ε<θ)だけ上方に傾斜した状態で設置されている点である。
また、本実施形態では、光学検査手段40を構成する光源41及び検査カメラ42を通過方式のもので構成することにより、L型端子20の特に第1、第2検査項目を撮影して検査するのに好都合な構成となっている。
従って、本実施形態によれば、上述したように、搬送ラインの台形形状の始端部に位置する検査部に、光学検査手段40が水平方向に対して角度εだけ上方に傾斜した状態で設置されているので、検査対象となるL型端子20に対してその前後に設けた図示外のL型端子20が撮影の邪魔にならずに済む。従って、光源41からの検査光をL型端子20の第1、第2検査項目に対応する各面で反射させることにより、確実な検査を行うことができるようになっている。同時に、キャリア32とともに搬送されてくる各L型端子を、ラインを停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係るL型端子の検査装置について説明する。なお、本実施形態において、第1、第3の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図6は、本発明の第4の実施形態に係るL型端子の検査装置10Dを示すものであり、この検査装置10Dが第3の実施形態の検査装置10Cと異なるのは、第6ローラ33F及び第7ローラ33Gを用いることで、搬送台31から一定距離離間した台形形状を搬送ラインが呈するとともに、その台形形状の終端部に位置する検査部に、光学検査手段40が水平方向に対して角度ε´(但し、ε´<θ)だけ下方に傾斜した状態で設置されている点である。
従って、本実施形態によれば、上述したように、搬送ラインの終端部に位置する検査部に、光学検査手段40が水平方向に対して角度ε´だけ下方に傾斜した状態で設置されているので、検査対象となるL型端子に対してその前後に設けた図示外のL型端子が撮影の邪魔にならずに済む。従って、第3の実施形態と同様、第1、第2検査項目の確実な検査を行うことができるようになっている。同時に、キャリア32とともに搬送されてくる各L型端子20を、ラインを停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係るL型端子の検査装置について説明する。なお、本実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図7は、本発明の第5の実施形態に係るL型端子の検査装置10Eを示すものであり、この検査装置10Eが第1の実施形態の検査装置10Aと異なるのは、搬送台31に対して、キャリア32及び3個のローラ33H〜33Jが上下逆さまに設置されている点と、光学検査手段40を構成する光源41及び検査カメラ42が水平状態に設置されている点である。
従って、本実施形態によれば、検査部の最下部に光学検査手段40が設置されているので、検査対象となるL型端子20に対してその前後に設けた図示外のL型端子が撮影の邪魔にならずに済む。従って、本実施形態でも、第1の実施形態と同じく第3検査項目の確実な検査を行うことができるようになるのと同時に、キャリア32とともに搬送されてくる各L型端子20を、ラインを停止させることなく、順次連続的に検査していくことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
例えば、第1の実施形態では、搬送部材として金属製(で平滑な材質)のものからなるキャリア32に対して空滑りしないようにして等速搬送させるために、スプロケットで構成されたローラを用いたが、このスプロケット方式のものがキャリアに適合させることが困難な場合は、同様の効果を奏することができる別の手段、例えば摩擦抵抗の大きなゴム製のローラ等で対応させることも可能である。
10A〜10E 検査装置
20 L型端子
21 電線加締め部
22 電気接触部
22A 筺体
22B バネ片
30 搬送手段
31 搬送台
32 キャリア
32A 連結片
32B 孔
33 ローラ
33A 第1ローラ
33B 第2ローラ
33C 第3ローラ
33D 第4ローラ
33E 第5ローラ
33F 第6ローラ
33G 第7ローラ
33H〜33J ローラ
34 水平保持台
40 光学検査手段
41 光源
42 検査カメラ
A 筺体の開口部の幅(第1検査項目)
B 筺体の開口部の高さ(第2検査項目)
C バネ片の間のギャップ幅(第3検査項目)
L 水平保持台の上面長さ
W 端子幅
α、α、α´ 検査部
θ、δ、δ´、ε、ε´ 傾斜角度

Claims (2)

  1. 平板状の搬送部材を長手方向に移動させるとともに、前記搬送部材の進行する搬送ラインに該搬送部材を案内する搬送手段と、
    光源と、前記光源からの検査光を入射する検査カメラとを有する光学検査手段と、
    を備え、
    前記搬送部材に設けられたL型端子が前記光源から投光する検査光の光路上を通過する際に、該L型端子を個別に順次検査するL型端子の検査装置であって、
    前記搬送手段は、前記搬送部材の進行する搬送ラインの一部が屈曲した検査部を通過するように構成され、
    前記光学検査手段は、前記検査部を通過する、前記搬送部材に設けられた前記L型端子に前記光源からの検査光を投光するとともに、該L型端子を通過した該検査光を前記検査カメラに入射する、
    ことを特徴とするL型端子の検査装置。
  2. 前記搬送手段は、搬送台と、前記搬送台との間に前記搬送部材を支持しながら、該搬送部材を一定方向に送り出すローラと、前記搬送台から離間して配置され、前記搬送部材を屈曲した状態で保持する保持台とを有し、
    前記光学検査手段は、前記保持台によって搬送ラインの一部が屈曲した前記検査部を通過する、前記搬送部材に設けられた前記L型端子に前記光源からの検査光を投光するとともに、該L型端子を通過した該検査光を前記検査カメラに入射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のL型端子の検査装置。
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