JP5566821B2 - シート排出装置 - Google Patents

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本発明は、例えば枚葉印刷機のようなシートを取扱う装置に設けられ、積載板に排出されるシートを積載するシート排出装置に関する。
一般に、枚葉印刷機による印刷作業において、印刷後、走行する排紙チェーンに支持された爪でくわえられて搬送されるシートは、爪のくわえから解放されて積載板上に落下、積載される。このような排出作業においては、ひとつの積載板上にシートを大量に積む排出方法と、シートを少量ずつ複数の積載板に積載する方法があり、さらに、シートを少量ずつ複数の積載板に積載する方法には、シートを積載した積載板の4隅にコーナと呼ばれる支柱を載置してこのコーナの上に積載板を載置して積載板を積重ねる方法、積載板の外側四隅に無端チェーンを上下方向に走行するように配設し、これら4つの無端チェーンに積載板を支承させシートが所定量積載されたらこの積載板が下降するように無端チェーンを走行させ、シートが積載された積載板の上方に新たな積載板を支承させてシートを積載する方法がある。特に、無端チェーンを用いて少量のシートを複数の積載板に積載する排出装置は「循環式」と称され、以下、循環式の排出装置を例示して説明する。
循環式の排出装置を詳細に説明すると、積載板の外側四隅に配設された4つの無端チェーンは互いに同期して走行し、爪によるシート搬送方向でみて左右一対の無端チェーンには、ガイドレールがシート搬送方向に対し直行する方向に延設するように、そして左右一対の無端チェーンの走行方向に等間隔で複数個取付けられ、爪によるシート搬送方向でみて前後一対のガイドレールで板取り板と称される積載板を支承するのである。このように構成された循環式の排出装置は、前後一対のガイドレールに支承された積載板上にシートが所定量積載されると、4つの無端チェーンを同期走行させて積載板を下降させ、積載板を支承するガイドレールの上方のガイドレールが所定位置に位置付けられたら無端チェーンの走行を停止させ、この所定位置に位置付けられた前後一対のガイドレールに排出装置の側方から積載板を挿入し、この新たな積載板上にシートを積載していくのである。この新たな積載板を挿入する動作をガイドレールのピッチごとに繰り返してシートを複数段に積載していくのである(特許文献1参照)。
また、このようなシート排出装置として、紙積台を例えば紙の搬送方向に例えば三つ並べて設けたものがある。即ち、第1〜第3パイルを設け、紙の搬送方向上流側の2つのパイルである第1パイル及び第2パイルは正紙用として用い、これらの積載板上に交互に正紙を排紙して何段かに積載するとともに、紙の搬送方向最下流側の第3パイルはサンプル紙やヤレ紙用として用い、その積載板上にサンプル紙やヤレ紙を排紙して第1パイル及び第2パイルよりは少ない段数で積載されるようになっている(特許文献2参照)。
特開昭64−81762号公報 特開2000−127349号公報
ところで、前述したようなシート排出装置において、例えば第3パイルからサンプル紙を取り出す場合、従来は、印刷機の側方(作業側)から取り出していた。そして、この際、排紙チェーンの爪や横寄せ等が邪魔になって十分な作業スペースが得られないことから、その都度第3パイルを下げて十分な作業スペースを確保していた。
そのため、サンプル紙の取出し後、再度第3パイルを紙積載位置まで上げなければならないなど、パイル昇降操作が煩雑となって作業性が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、積載板の昇降操作を必要とせずにシートの取出しを可能にして作業性の向上が図れるシート排出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するためのシート排出装置は、
シートを保持して搬送する搬送装置と、
昇降可能に支持され前記搬送装置による保持から解放されたシートを積載する積載板と、
積載板を昇降させる駆動手段と、
を備えたシート排出装置において、
前記積載板に積載されたシートの前記搬送装置によるシート搬送方向の先端または後端の一方の端部側に配設され、積載されたシートの一方の端部を規制する規制位置と、積載されたシートの上面より上方の退避位置との間で移動可能な規制部材と、
前記規制部材を前記規制位置と前記退避位置との間で移動させる規制部材移動手段と、
前記積載板に積載されたシートの前記搬送装置によるシート搬送方向の先端または後端の一方の端部側に設けられかつ前記積載されたシートとの間に前記規制部材が位置付けられるよう配設された開口部と、
前記開口部を開閉する扉と、
前記扉の開閉状態を検出する扉開閉状態検出手段と、
前記扉開閉状態検出手段からの検出信号に基づき、扉が開状態の時に前記積載板が昇降しないように前記駆動手段を制御する制御装置と、
をさらに備え、
前記扉の開状態下において前記開口部から前記積載板上に積載されたシートを取出し可能としたことを特徴とする。
また、
積載されるシートの4隅に配設され前記駆動手段により互いに同期して上下方向に走行する無端体と、
前記搬送装置によるシート搬送方向に対して直交する方向に延設され、前記搬送装置によるシート搬送方向でみて左右一対の前記無端体に支承されるとともに、前記無端体の長手方向に等間隔で配設され前記無端体の走行により内側で下降するように周回する複数の支持部材と、
前記積載板は前記搬送装置によるシート搬送方向でみて前後一対の支持部材に支承され、
前記開口部は、積載されたシートと前記開口部との間に前記規制部材および左右一対の前記無端体が位置付けられるよう配設され、
前記扉の開状態下において前記開口部から左右の無端体間を通じて前記積載板上に積載されたシートを取出し可能としたことを特徴とする。
また、
前記積載板がシート積載位置に位置していることを検出する積載板検出手段をさらに備え、
前記制御装置は、前記扉開閉状態検出手段および前記積載板検出手段からの検出信号に基づき、前記扉が開状態の時で、前記積載板が前記シート積載位置に位置していない時に、前記規制部材を前記退避位置へ移動させないように駆動手段を制御することを特徴とする。
上述した本発明に係るシート排出装置によれば、積載板に積載されているシートを当該シートの天地方向から取り出すようにしたことにより、積載板の昇降を行わずにシートの取り出しが可能となり、作業性が向上される。
本発明の一実施例を示す凹版印刷機の概略構成図である。 排紙装置の要部拡大側面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2のB矢視図である。 制御ブロック図である。
以下、本発明に係るシート排出装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す凹版印刷機の概略構成図、図2は排紙装置の要部拡大側面図、図3は図2のA−A矢視図、図4は図2のB矢視図、図5は制御ブロック図である。
図1に示すように、紙(シート)Wの積載された給紙装置10には、当該給紙装置10のサッカ機構で上層から一枚ずつ送り出された紙Wを受けて印刷見当を合わせる差板11が連絡している。差板11には、当該差板11上の紙Wをくわえて揺動するスイング装置12が配設されている。
前記スイング装置12には、くわえ爪を周方向に沿って等間隔で3つ配設されて3枚のゴム製のブランケットを取り付けできる、いわゆる3倍胴の圧胴14が渡胴13を介して連絡しており、当該圧胴14は、フレーム23に支持されている。渡胴13には、上記圧胴14の上記くわえ爪と同様なくわえ爪が設けられており、スイング装置12からくわえ替えた紙100を圧胴14のくわえ爪にくわえ替えさせることができるようになっている。
前記圧胴14には、周方向に沿って3枚の凹版を取り付けできる、いわゆる3倍胴の版胴15が対接しており、当該版胴15は、フレーム23に支持されている。版胴15の上記凹版には、周方向に沿って4枚のゴム製のブランケットを取り付けできる、いわゆる4倍胴のインキ集合胴16が対接しており、当該インキ集合胴16は、フレーム24に支持されている。このインキ集合胴16には、圧胴14のブランケットや版胴15の凹版の長さに対応した周面長をなす、いわゆる単一胴のシャブロン胴17が周方向にわたって5つ対接しており、当該シャブロン胴17は、フレーム24にそれぞれ支持されている。これらシャブロン胴17には、インキを供給するインキ装置18がそれぞれ対接しており、当該インキ装置18は、フレーム25にそれぞれ支持されている。これらインキ装置18内には、互いに異なる色のインキが各々充填されている。
つまり、インキ集合胴16を4倍胴として、シャブロン胴17およびインキ装置18を5つ配設すると共に、インキ集合胴16およびシャブロン胴17を独立したフレーム24で支持して、大型のインキ集合胴16でも十分に支持できるようにしたのである。
また、前記版胴15の上記凹版には、ワイピングローラ19が対接している。このワイピングローラ19は、洗浄液を貯えたワイピングタンク20内に浸漬している。
また、前記圧胴14には、排紙胴21が対接している。排紙胴21には、排紙装置22の図示しないスプロケットが同軸をなして設けられている。排紙装置22の上記スプロケットとスプロケット22aには、一対の排紙チェーン22bが張架されている。排紙チェーン22bには、図示しない排紙爪が設けられている。排紙チェーン22bの走行方向下流側には、シート排出装置としての第1〜第3のパイル26a〜26cが紙搬送方向に並設されている。
前,中段の第1パイル26a及び第2パイル26bは正紙用として用い、これらの積載板27a,27b上に交互に正紙を排紙して複数段(例えば10段)に積載するとともに、後段の第3パイル26cはサンプル紙やヤレ紙用として用い、その積載板34上にサンプル紙やヤレ紙を排紙して複数段(例えば5段)に積載するようになっている。
一方、前記フレーム24のフレーム23側には、窓24aが形成されており、当該窓24aから作業者が出入りできるようになっている。
このような凹版印刷機においては、給紙装置10から差板11上へ一枚ずつ送り出された紙Wがスイング装置12から渡胴13を経て圧胴14のくわえ爪にくわえ替えられて搬送される一方、各インキ装置18のインキがシャブロン胴17を介してインキ集合胴16に転写されて版胴15の前記凹版面上に供給され、当該インキの余剰分がワイピングローラ19で取り除かれる。そして、上記紙Wが圧胴14と凹版胴15との間を通過することにより、紙Wに上記インキが転写されて印刷され、当該紙Wが排紙胴21を介して排紙装置22の排紙チェーン22bで搬送されて第1〜第3のパイル26a〜26cに選択的に排紙される。
そして、本実施例では、第3パイル26cの積載板34上からオペレータが紙(サンプル紙やヤレ紙)Wを取り出す時は、従来における印刷機の側方(作業側)からではなく、印刷機の前後方向(第3パイル26cの左右方向ではなく前後方向)から取り出すようになっている。
即ち、第3パイル26cは、図2に示すように、紙積載位置の4隅で互いに同期して垂直状に走行する無端チェーン(無端体)30と、これらの無端チェーン30を、駆動軸3
1a及び図示しない駆動力伝達手段により連動して走行させるチェーンモータ(駆動手段)31(図5参照)と、左右一対の無端チェーン30間に係止部材32を介して支承されるとともに無端チェーン30の長手方向に等間隔に配設され無端チェーン30の走行により内側で下降するように周回する複数の支持バー(支持部材)33と、内側で下降する同一高さの前後一対の支持バー33間に支承される積載板34と、を備える。
前記紙積載位置に位置する積載板34は、リミットスイッチ等の積載板センサ(積載板検出手段)35でその有無が検出されるとともに、当該位置に在る積載板34の上方には、図3にも示すように、排紙装置22のフレーム36に支持されてガイド板37aと前後一対の寄せ板37bとからなる横寄せ37が紙幅寸法に応じて紙幅方向に移動・調整可能に配設されるとともに、ガイド板37aの片側には光電スイッチ等の紙面高さ検知センサ38が紙面高さ方向に位置調整可能に支持される。
また、紙積載位置に位置する積載板34の上方には、排紙装置22のフレーム36に支持されて当て39が紙幅方向に所定間隔離間して複数本(図示例では4本)配設されるとともに、その内の内側の2本の当て39の下端部にはベロ(規制部材)40がピン41により結合される。ベロ40は、それぞれ流体圧シリンダ等のベロ用アクチュエータ(規制部材移動手段)42の伸縮作動により、積載板34に積載された紙Wの先端部に当接し、積載された紙Wを規制する規制位置(図3中実線位置)と当該紙Wの紙面より上方の退避位置(図3中鎖線位置)との間で揺動(移動)可能になっている。
そして、図4にも示すように、前記ベロ40よりも紙搬送方向下流側に位置した左右一対の無端チェーン30間に、前,後端開放で紙幅方向(左右方向)に長い断面矩形状のガイド筒43が配設される。このガイド筒43は、その下面の左,右両端部においてブラケット44を介して無端チェーン30のチェーンガイド46にそれぞれボルト47で結合される。チェーンガイド46は、排紙装置22のフレーム36に六角ピン48でそれぞれ固定されている。
また、前記ガイド筒43は積載板34側に開口する後端開口部43bと、この後端開口部43bの反対側に開口する前端開口部43aを備えている。排紙装置22の左,右両フレーム36間に固設された安全カバー50のガイド筒43に対向する箇所には、積載板34側に向けてくぼんだ凹陥部51が設けられており、この凹陥部51の縦壁51aにはガイド筒43の前端開口部43aと対向する位置に当該前端開口部43aと略同形状で略同一大きさの窓孔(開口部)52が設けられている。一方、凹陥部51の左,右両側壁51bには枢軸53を介して取手付きの扉49が回動自在に支持されており(図2の枢支部h参照)、この扉49により窓孔52が開閉されるのである。
前記左方の枢軸53には、凹陥部51の外側に位置して、扉49の開閉作動状態を検出するために、枢軸53に固設されたカム54aとこのカム54aに球54bを介して転接する接点機構を内蔵したスイッチ本体54c等を有したリミットスイッチである扉センサ(扉開閉状態検出手段)54が組み付けられる。
図5に示すように、前記扉センサ54をはじめ積載板センサ35及び紙面高さ検知センサ38の検出信号は、CPU、ROM及びRAM、入出力装置及びインタフェースからなるマイクロコンピュータ等の制御装置60に入力されるとともに、この制御装置60は、前記検出信号に応じて前述したチェーンモータ31とベロ用アクチュエータ42を駆動制御するようになっている。
即ち、制御装置60は、扉センサ54により扉49の開状態(扉49が閉状態でない状態)を検出した時に無端チェーン30が走行しないようチェーンモータ31を制御するとともにベロ40を退避位置へ移動させるようベロ用アクチュエータ42を制御するのである。また、扉センサ54により扉49の開作動状態を検出した時であっても、積載板センサ35により積載板34が紙積載位置に位置していないことを検出した時は、前記ベロ40を退避位置へ移動させないようベロ用アクチュエータ42を駆動制御するようにもなっている。また、扉49が閉状態のときに紙面高さ検知センサ38により積載板34上に紙(サンプル紙やヤレ紙)Wが満載されたのを検出した時は、当該積載板34を下降させて次段の積載板34上に紙Wを積載すべく、無端チェーン30を走行させるようチェーンモータ31を制御するようにもなっている。
このように構成されるため、第3パイル26cにおいて、排紙チェーン22bの排紙爪に解放された紙(サンプル紙やヤレ紙)Wは、当て39及びベロ40と横寄せ37に移動及び位置を規制されて積載板34上に積載される。
そして、オペレータが、紙Wの積載途中において、第3パイル26cの積載板34上の紙Wを一枚宛て取り出す際に、第3パイル26cの前方に配置された凹陥部51内の扉49を手動で開くと、この扉49の開状態を扉センサ54が検出する。
これにより、制御装置60は、無端チェーン30の走行を不能にすべくチェーンモータ31を駆動停止(ロック)するとともに、積載板34が紙積載位置(上昇限)に位置していることを積載板センサ35により検出している条件下で、ベロ40を退避位置に移動させるべくベロ用アクチュエータ42を収縮作動させる。逆に、前記積載板34が紙積載位置(上昇限)に位置していることを積載板センサ35により検出されない時は、ベロ40を規制位置に保持させるべくベロ用アクチュエータ42の伸長状態を維持する。
この結果、積載板34が紙積載位置に位置している時は、オペレータは凹陥部51よりガイド筒43内に手を差し伸べて積載板34上の紙Wを、無端チェーン30の支持バー33やベロ40に邪魔されることなく容易に取り出せる一方、積載板34が紙積載位置に位置していない時は、無端チェーン30の支持バー33やベロ40が邪魔になって、例え扉49を開いたとしても積載板34上の紙Wは取り出せない。
一方、扉49を閉じると、この扉49の閉状態を扉センサ54が検出する。これにより、制御装置60は、無端チェーン30の走行を可能にすべくチェーンモータ31の駆動停止(ロック)状態を解除するとともに、積載板34が紙積載位置に位置していることを積載板センサ35により検出している条件下であるか否かを問わず、ベロ40を規制位置に移動させるべくベロ用アクチュエータ42を伸長作動させる。
この結果、チェーンモータ31は、積載板センサ35や紙面高さ検知センサ38の検出信号に応じて、積載板34の取り替えのための通常の駆動制御が行われる。
このようにして、本実施例では、第3パイル26cの前方から、単に扉49を開くことで、従来のように、積載板34上の紙(サンプル紙やヤレ紙)Wを取り出すだけのための、積載板34の昇降操作を伴わずに、左右の無端チェーン30間に介装したガイド筒43を通じて円滑かつ容易に積載板34上の紙Wを取り出すことができるので、作業性が頗る向上する。
また、第3パイル26cの前方から紙(サンプル紙やヤレ紙)Wを取り出すので、オペレータが右手又は左手の何れかで取り出しても紙Wの天地が逆になることがないという利点もある。即ち、従来のように第3パイル26cの左右方向(側方)から紙Wを取り出す場合、作業者の左側に紙Wがあるときの紙Wの取り出しを考えると、左手で紙Wの一端側をつかんで紙Wを取り出して右手で紙Wの他端側をつかむときには、左手でつかんだ紙Wを180度回転させて(天地をひっくり返して)右手でつかむことになり、右手で紙Wの一端側をつかんで紙Wを取り出して左手で紙Wの他端側をつかむときには、右手でつかんだ紙Wを回転させずにそのままスライドさせて左手でつかむことになるので、右手で取り出す場合と左手で取り出す場合とでは紙Wの天地が逆になってしまうのである。紙Wを取り出した後、検査のためにテーブルに置く場合、両手に持ったときの紙Wの天地が定まらないと、テーブルに置く前に天地を逆にする作業が入る場合が出てくるので、作業者にとって面倒な作業となってしまうが、本実施例のように天地方向の一端側から取り出す場合は、右手で取り出しても左手で取り出しても両手で持ったときの天地の方向は変わらないので、場合によっては紙Wをひっくり返すという面倒な作業が無くなり、作業者の負担が軽減されるのである。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、ガイド筒43は特に設けないで左右の無端チェーン30間の空間を利用しても良いし、取出し位置も第3パイル26cの前方から後方に変更しても良い。また、ベロ40の形状や数も適宜変更しても良いし、各種センサやアクチュエータも他の構造のものを用いても良い。また、本実施例では、「循環式」と称される無端チェーンを用いて少量のシートを複数の積載板に積載する排出装置に本発明を適用した例を示したが、本発明はこの形式の排出装置に限定されるのではなく、一つの積載板上にシートを大量に積む形式の排出装置や、それぞれシートが積載された複数の積載板を当該積載板の4隅に設置したコーナを介して積重ねる方式の排出装置にも適用できるのである。
本発明は、紙幣や有価証券等を印刷する所謂特殊な凹版印刷機に適用可能である。
10 給紙装置
11 差板
12 スイング装置
13 渡胴
14 圧胴
15 版胴
16 インキ集合胴
17 シャブロン胴
18 インキ装置
19 ワイピングローラ
20 ワイピングタンク
21 排紙胴
22 排紙装置
23,24,25 フレーム
24a 窓
26a〜26c 第1〜第3のパイル
27a,27b 積載板
30 無端チェーン
31 チェーンモータ
32 係止部材
33 支持バー
34 積載板
35 積載板センサ
36 排紙装置のフレーム
37 横寄せ
38 紙面高さ検知センサ
39 当て
40 ベロ
41 ピン
42 ベロ用アクチュエータ
43 ガイド筒
43a 前端開口部
44 ブラケット
46 チェーンガイド
47 ボルト
48 六角ピン
49 取手付きの扉
50 安全カバー
51 凹陥部
52 窓孔
53 枢軸
54 扉センサ
60 制御装置
W 紙

Claims (3)

  1. シートを保持して搬送する搬送装置と、
    昇降可能に支持され前記搬送装置による保持から解放されたシートを積載する積載板と、
    積載板を昇降させる駆動手段と、
    を備えたシート排出装置において、
    前記積載板に積載されたシートの前記搬送装置によるシート搬送方向の先端または後端の一方の端部側に配設され、積載されたシートの一方の端部を規制する規制位置と、積載されたシートの上面より上方の退避位置との間で移動可能な規制部材と、
    前記規制部材を前記規制位置と前記退避位置との間で移動させる規制部材移動手段と、
    前記積載板に積載されたシートの前記搬送装置によるシート搬送方向の先端または後端の一方の端部側に設けられかつ前記積載されたシートとの間に前記規制部材が位置付けられるよう配設された開口部と、
    前記開口部を開閉する扉と、
    前記扉の開閉状態を検出する扉開閉状態検出手段と、
    前記扉開閉状態検出手段からの検出信号に基づき、扉が開状態の時に前記積載板が昇降しないように前記駆動手段を制御する制御装置と、
    をさらに備え、
    前記扉の開状態下において前記開口部から前記積載板上に積載されたシートを取出し可能としたことを特徴とするシート排出装置。
  2. 積載されるシートの4隅に配設され前記駆動手段により互いに同期して上下方向に走行する無端体と、
    前記搬送装置によるシート搬送方向に対して直交する方向に延設され、前記搬送装置によるシート搬送方向でみて左右一対の前記無端体に支承されるとともに、前記無端体の長手方向に等間隔で配設され前記無端体の走行により内側で下降するように周回する複数の支持部材と、
    前記積載板は前記搬送装置によるシート搬送方向でみて前後一対の支持部材に支承され、
    前記開口部は、積載されたシートと前記開口部との間に前記規制部材および左右一対の前記無端体が位置付けられるよう配設され、
    前記扉の開状態下において前記開口部から左右の無端体間を通じて前記積載板上に積載されたシートを取出し可能としたことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記積載板がシート積載位置に位置していることを検出する積載板検出手段をさらに備え、
    前記制御装置は、前記扉開閉状態検出手段および前記積載板検出手段からの検出信号に基づき、前記扉が開状態の時で、前記積載板が前記シート積載位置に位置していない時に、前記規制部材を前記退避位置へ移動させないように駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のシート排出装置。
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