JP5565146B2 - 位置検出装置および位置検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、GPS衛星を利用した位置検出装置および位置検出方法に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星を利用した位置検出装置は、位置検出装置を構成するGPS受信部が、地球を周回する少なくとも3つのGPS衛星が送信するGPS信号をそれぞれ受信し、受信したGPS信号から測位に有効な情報を得られる場合(追尾に値する場合)、そのGPS信号を解析して、位置検出装置の地球上での平面における絶対位置(緯度、経度)を算出する。
このようなGPS衛星を利用した位置検出装置は、地下やビル等の影に位置すると、GPS信号が途切れてしまい、GPS受信部が3以上のGPS衛星を追尾できないことがあり、この場合、GPS受信部は自体の位置を測定(測位)することができない。このように測位できない状態、例えばGPS衛星を1つも追尾できない状態であっても、今後、位置検出装置が移動等して環境が変化しGPS受信部が3以上のGPS衛星を追尾できる時に備えて、GPS受信部には常に電源が供給されており、不要な電力が消費されていた。
そこで、定期的にGPS受信部の電源をオンにして測位を行い、一定時間内に測位できないときにはGPS受信部の電源をオフにして電力消費を抑える技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−20014号公報
しかし、上述した特許文献1の技術では、GPS受信部に供給される電力をオフにする時間が固定であるため、この電力をオフにする時間が短すぎると、電力消費の低減効果を大して期待することができない。また、この電力をオフにする時間を長くしすぎると、GPS受信部がGPS衛星を3以上追尾できる状態になっているにも拘わらず測位できない事態を招いてしまう。
そこで本発明は、このような課題に鑑み、GPS受信部による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することが可能な、位置検出装置および位置検出方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の位置検出装置は、GPS衛星からGPS信号を受信し、追尾できているGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて測位を行うGPS受信部と、GPS受信部に電力を供給するGPS電源部と、GPS受信部が、GPS衛星がGPS信号を送信した時刻およびGPS衛星の位置を含む測位に有効な情報は得られていないが所定の閾値以上の受信レベルを有している状態である捕捉の状態にあるGPS衛星の数に応じて停止時間を導出する停止時間導出部と、GPS受信部が、GPS信号から測位に有効な情報を得られる状態である追尾の状態にあるGPS衛星を個以上追尾できない期間が第1所定時間経過すると、導出された停止時間、GPS電源部に、GPS受信部への電力の供給を停止させる停止制御部とを備え、停止時間導出部は、追尾できない期間における、捕捉の状態にあるGPS衛星の数の平均値が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出することを特徴とする。
上記位置検出装置は、少なくとも受信回路を含んで構成され、外部機器と無線通信を行う無線通信部をさらに備え、停止制御部は、GPS受信部が受信したGPS信号に基づいて測位が可能な状態で、受信回路がオンの間、GPS受信部への電力の供給を停止させてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の位置検出方法は、GPS衛星からGPS信号を受信し、追尾できているGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて測位を行うGPS受信部と、GPS受信部に電力を供給するGPS電源部と、を備える位置検出装置を用いた、位置検出方法は、GPS受信部が、GPS衛星がGPS信号を送信した時刻およびGPS衛星の位置を含む測位に有効な情報は得られていないが所定の閾値以上の受信レベルを有している状態である捕捉の状態にあるGPS衛星の数に応じて停止時間を導出し、GPS受信部が、GPS信号から測位に有効な情報を得られる状態である追尾の状態にあるGPS衛星を個以上追尾できない期間が第1所定時間経過したか否かを判定し、GPS受信部がGPS衛星を追尾できない期間が第1所定時間経過すると、導出した停止時間、GPS電源部に、GPS受信部への電力の供給を停止させ、追尾できない期間における、捕捉の状態にあるGPS衛星の数の平均値が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出することを特徴とする。
上述した位置検出装置の技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該位置検出方法にも適用可能である。
以上説明したように本発明は、GPS受信部による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することが可能となる。
第1の実施形態にかかる位置検出システム100の概略的な位置関係を説明するための説明図である。 第1の実施形態にかかる位置検出装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 停止時間導出部と、停止制御部の処理を説明するための説明図である。 第1の実施形態にかかる位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態にかかる位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態にかかる位置検出装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態にかかる停止時間導出部の処理を説明するための説明図である。 第2の実施形態にかかる位置検出装置を用いた位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態にかかる位置検出装置を用いた位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態にかかる位置検出装置の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 第3の実施形態にかかる停止制御部の処理を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる位置検出システム100の概略的な位置関係を説明するための説明図である。図1に示すように、位置検出システム100は、複数のGPS衛星110と、位置検出装置120とを含んで構成される。
GPS衛星110は、原子や分子のスペクトル線を用いて時間を計る時計である原子時計を備え、原子時計が示す送信時刻や衛星の軌道(位置)を示すGPS信号を例えば、1.2/1.5GHz帯で送信している。
位置検出装置120は、少なくとも3つのGPS衛星110がそれぞれ送信するGPS信号を受信し、受信したGPS信号から測位に有効な情報を得られる場合(以下、測位に有効な情報を得られている状態を、GPS衛星を追尾しているという。)、その受信したGPS信号を解析して、位置検出装置120自体の地球上での絶対位置を算出する。例えば、位置検出装置120が3つの衛星110を追尾できれば、位置検出装置120自体の緯度、経度を算出(以下、単に2D測位と称する)し、4つの衛星110を追尾できれば、位置検出装置120自体の緯度、経度および高度を算出(以下、単に3D測位と称する)する。
ここで、受信したGPS信号から測位に有効な情報を得られる場合を「追尾」としたが、GPS信号から測位に有効な情報を得ることができなくとも、GPS信号によってそのGPS衛星の存在を確認できることを「捕捉」と表現する。したがって、追尾には値しないが、所定の閾値以上の受信レベルを有するGPS信号を受信している状態をそのGPS衛星を捕捉しているということとする。
位置検出装置120は、地下やビル102等の影に位置すると、GPS信号が途切れてしまい、3以上のGPS衛星110を追尾できないことがあり、この場合、GPS受信部は自体の位置を測定(測位)することができない。このように測位できない状態、例えばGPS衛星110を1つも追尾できない状態であっても、今後、位置検出装置120が移動等して環境が変化しGPS受信部が3以上のGPS衛星を追尾できる時に備えて、GPS受信部には電力を供給する必要がある。しかし位置検出装置120を携帯することを考えた場合、位置検出装置120に設けられた有限の二次電池等のバッテリから電力の供給を受けるため、商用電源から電力の供給を受ける場合と異なり、利用できる電力にも制限がある。
そこで本実施形態の位置検出装置120は、GPS受信部へ供給される電力の停止時間を工夫することで、GPS受信部による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することを目的とする。以下、位置検出装置120の具体的な構成について詳述し、その後、位置検出装置120を用いた位置検出方法について説明する。
(位置検出装置120)
図2は、第1の実施形態にかかる位置検出装置120の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図2に示すように、位置検出装置120は、GPS受信部150と、GPS電源部152と、中央制御部160とを含んで構成される。図2中、実線の矢印は、データや信号の流れを、破線の矢印は電力の流れを示す。
GPS受信部150は、1または複数のGPS衛星110からGPS信号を受信する。また、GPS受信部150は、追尾できているGPS衛星110から、受信したGPS信号に基づいて測位を行う。具体的にGPS受信部150は、追尾できている3以上のGPS衛星110から送信されたGPS信号をそれぞれ復調して、送信元のGPS衛星110がGPS信号を送信した時刻(以下、単に送信時刻と称する)と、それぞれのGPS衛星110の位置とを取得する。そしてGPS受信部150は、位置検出装置120が有するクロックに基づいて、GPS信号を受信した時刻(以下、単に受信時刻と称する)を抽出し、抽出した受信時刻と、取得した送信時刻とからそれぞれのGPS衛星110と位置検出装置120との距離を算出し、さらに、三点測位法に基づいて、GPS衛星110のそれぞれの位置から算出した距離にある当該位置検出装置120の位置を特定する。
GPS受信部150は、算出した、位置検出装置120の緯度、経度、進行方向、速度、高度、測位できたか否か(測位か非測位か)、捕捉できた衛星情報(衛星番号、仰角、方位角、SNR(Signal to Noise Ratio)、追尾の可否情報等)をNMEA(National Marine Electronics Association)データとして、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)を介して測位制御部170に出力する。GPS受信部150は、2Dおよび3D測位のいずれにも対応している場合、追尾できたGPS衛星110が3以上あれば2D測位ができ、4以上あれば3D測位ができる。
GPS電源部152は、例えば、位置検出装置120に設けられた二次電池から電力を受電してGPS受信部150に供給する。
中央制御部160は、中央処理装置(CPU)や信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)、プログラム等が格納されたROMやメモリ、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、位置検出装置120全体を管理および制御する。
中央制御部160は、測位制御部170、停止時間導出部172、停止制御部174としても機能する。
測位制御部170は、シリアルデータであるNMEAデータを解析して、位置検出装置120の緯度、経度、進行方向、速度、高度、測位できたか否か(測位か非測位か)や衛星情報(衛星番号、仰角、方位角、SNR等)を含むGPS情報を取得する。
停止時間導出部172は、GPS受信部150が捕捉したGPS衛星110(以下、単に捕捉衛星と称する)の数または受信レベル(SNR)に応じて、停止時間を導出する。停止時間の導出については、後に詳述する。
停止制御部174は、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できない、すなわち、いずれのGPS信号からも測位に有効な情報を得られない期間が第1所定時間経過すると、停止時間導出部172が導出した停止時間、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させる。
図3は、停止時間導出部172と、停止制御部174の処理を説明するための説明図である。まず、停止時間導出部172は、測位制御部170が取得したGPS情報が示す、GPS受信部150が受信したGPS信号の追尾の可否情報に基づいて、GPS衛星110を1つでも追尾できたか否かを判定する。GPS衛星110を1つも追尾できていないと判定すると、停止時間導出部172は、GPS情報が示す捕捉できた衛星情報に基づいて、捕捉衛星の数の計数を開始する。ここで、停止時間導出部172は、所定時間(例えば、10秒)ごとに捕捉衛星の数を抽出し、その抽出結果を加算(積分)する。
そして、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾するために必要な時間(追尾不能を判断する時間)である第1所定時間(例えば5分)が経過するまでに、GPS衛星110を1つ以上追尾できたか否かを判定し、追尾できない場合、停止時間導出部172は、第1所定時間の経過を契機に捕捉衛星の数の計数を終了する。このとき、停止時間導出部172は、計数した値の平均値を算出する。
本実施形態において、停止時間導出部172は、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できない期間における、捕捉衛星の数の平均値が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出する。
捕捉衛星の数が少ない場合、その後、位置検出装置120が移動等しなければ、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できる可能性は低いとみなすことができる。それに対し、捕捉衛星の数が多い場合、今後GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できる可能性は高いとみなすことができる。
そこで、停止時間導出部172は、今後GPS衛星110を追尾できる可能性が低いとみなすことのできる、捕捉衛星の数が少ない場合は、停止時間を長くし、今後GPS衛星110を追尾できる可能性が高いとみなすことのできる、捕捉衛星の数が多い場合には、停止時間を短くする。例えば、停止時間導出部172は、停止時間を、GPS衛星110を1つも追尾できなくなってから第1所定時間が経過するまでに計数した捕捉衛星の数の平均値が3以上の場合1分、2以上3未満の場合2分、1以上2未満の場合4分、1未満の場合8分と導出する。
そして、図3(a)に示すように、停止制御部174は、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できなくなってから第1所定時間経過まで、GPS衛星110を追尾できない状態が継続されると、停止時間導出部172が導出した停止時間、すなわち、GPS衛星110の受信状況に応じた可変時間、GPS電源部152によるGPS受信部150への電力の供給を停止する。
仮に、捕捉衛星の数に拘わらず、停止時間が、例えば8分に固定されているとすると、8分の間、GPS衛星110を追尾できる機会を強制的に排除することとなり、また、停止時間が、例えば1分に固定されているとすると、周囲の状況が変化していない状況下であっても、GPS受信部150が無駄に電力を費やしてしまう。
そこで、停止時間導出部172は、それ以降、GPS衛星110を追尾できる可能性が高い程、換言すれば捕捉衛星の数が多い程、停止時間を短くする。かかる構成により、GPS衛星110の追尾を試みる機会を増やすことができる。また、停止時間導出部172は、GPS衛星110を追尾できる可能性が低い程、換言すれば、捕捉衛星の数が少ない程、停止時間を長くする。かかる構成により、GPS衛星110の追尾を試みる機会を削減する分、電力の消費を抑えることが可能となる。
なお、本実施形態の停止時間導出部172は、GPS衛星110を1つも追尾できていないと判定すると捕捉衛星の計数を開始するが、これに限定されず、GPS衛星110を1つも追尾できていないと判定してから、第1所定時間より短い第2所定時間(例えば、第1所定時間が5分である場合、第2所定時間は4分40秒)経過後から捕捉衛星の計数を開始したり(この場合、計数時間は20秒)、捕捉衛星の数として、直近の所定時間分に関する捕捉衛星の数の平均値である移動平均値を用いたりしてもよい。こうすることで、停止時間導出部172は、直近の捕捉衛星の数に基づいて停止時間を導出することになり、位置検出装置120が高速で移動したりして、位置検出装置120のGPS衛星110に対する環境がめまぐるしく変化する場合、将来の環境により近いGPS衛星110の状況を停止時間に反映することができる。この際、停止時間導出部172は、10秒よりさらに短い、例えば2秒ごとに捕捉衛星の数を計数するとしてもよい。
また、停止時間導出部172が、捕捉衛星の数の平均値に基づいて、停止時間を導出する構成により、突発的に捕捉衛星の数が増えたり減ったりするイレギュラーなGPS衛星110の捕捉を排除することで、安定した捕捉衛星の数を取得することができる。したがって、将来、GPS衛星110が追尾できるか否かの予測(測位できるか否かの予測)の精度を向上することが可能となる。
本実施形態では、停止時間導出部172が、捕捉衛星の数の平均値に基づいて、停止時間を導出するが、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できない期間における、捕捉衛星の数に増加の傾向があると判断できる場合は、時間長が短くなるように停止時間を導出してもよい。
さらに、停止時間導出部172は、GPS受信部150がGPS衛星110を追尾できない期間(GPS衛星110を追尾できなくなってから第1所定時間が経過するまで)における、少なくとも1の捕捉衛星の受信レベルの瞬時の値(ピーク値)が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出してもよい。ここで、ピーク値は、GPS衛星110を追尾できなくなってから第1所定時間が経過するまでに、1の捕捉衛星の受信レベル野値が変動したときのピークとなる受信レベルの値である。例えば、停止時間導出部172は、捕捉衛星の受信レベル(SNR)のピーク値が20dB/Hz以上の場合1分、15dB/Hz以上20dB/Hz未満の場合2分、10dB/Hz以上15dB/Hz未満の場合4分、10dB/Hz未満の場合8分と導出する。
受信レベルのピーク値が大きい場合、GPS衛星110を追尾できる可能性が高いとみなすことができる。そこで、停止時間導出部172は、それ以降、GPS衛星110を追尾できる可能性が高い程、換言すれば受信レベルのピーク値が大きい程、停止時間を短くする。かかる構成により、GPS衛星110の追尾を試みる機会を増やすことができる。また、停止時間導出部172は、GPS衛星110を追尾できる可能性が低い程、換言すれば、受信レベルのピーク値が小さい程、停止時間を長くする。かかる構成により、GPS衛星110の追尾を試みる機会を削減する分、電力の消費を抑えることが可能となる。
なお、停止時間導出部172が、GPS衛星110を1つも追尾できなくなってから、第1所定時間が経過するまでに、GPS衛星110を1以上追尾できたと判定すると、停止時間導出部172は、停止時間を0と導出し、停止時間導出部172は、再度、捕捉衛星の数の計数を開始する。
すなわち、GPS受信部150が測位できなくなってから第1所定時間が経過するまでの間に、1以上3未満のGPS衛星110を追尾できた場合は、今後、GPS受信部150は、3以上のGPS衛星110を追尾できる可能性が高いとみなすことができる。したがって、図3(b)に示すように、停止時間導出部172は、GPS受信部150がGPS衛星110を1以上追尾できる場合、次に測位できるときに備えて、停止時間を0とする、すなわち、停止制御部174は、GPS電源部152によるGPS受信部150への電力の供給を停止しない。
一方、GPS衛星110を1つも追尾できなくなってから、第1所定時間が経過するまでに、GPS受信部150が、3以上のGPS衛星110を追尾できた場合、GPS受信部150は、測位を行う。この場合、停止時間導出部172は、予め定められたデューティ比に基づいて停止時間を導出する。図3(c)は、測位時間と停止時間とのデューティ比が1:1(例えば、測位時間と停止時間とを10秒とする)の場合について示す。
以上説明したように、本実施形態の位置検出装置120は、GPS受信部150へ供給される電力の停止時間を工夫することで、GPS受信部150による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することを可能にする。
(位置検出方法)
図4および図5は、第1の実施形態にかかる位置検出装置120を用いた位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図4に示すように、まず、GPS電源部152は、GPS受信部150への電力の供給を開始する(S200)。そして、停止時間導出部172は、第1タイマを用いて第1所定時間の計時を開始するとともに、捕捉衛星の数の計数を開始する(S202)。そして、測位制御部170が取得したGPS情報が示す、GPS受信部150が受信したGPS信号の追尾の可否情報に基づいて、GPS衛星110を1つでも追尾できたか否かを判定する(S204)。
停止時間導出部172は、追尾できたGPS衛星110が1つもないと判定すると(S204におけるNO)、停止時間導出部172は、第1所定時間が経過するまで(S206におけるNO)、捕捉衛星の数の計数を行い、第1所定時間が経過すると(S206におけるYES)、第1タイマをリセットするとともに、捕捉衛星の数の計数を終了する(S208)。そして、停止時間導出部172は、GPS電源部152によるGPS受信部150への電力の供給を停止する停止時間を導出する(S210)。
図5に示すように、まず、停止時間導出部172は、計数した捕捉衛星の数の平均値Pが3以上であるか否か、または、計測した捕捉衛星のうち1の捕捉衛星の受信レベルのピーク値Qが20dB/Hz以上であるか否かを判定し(S230)、平均値Pが3以上であるか、またはピーク値Qが20dB/Hz以上であれば(S230におけるYES)、停止時間を1分と導出する(S232)。
平均値Pが3以上ではなく、ピーク値Qが20dB/Hz以上ではない場合(S230におけるNO)、停止時間導出部172は、平均値Pが2以上3未満であるか否か、またはピーク値Qが15dB/Hz以上20dB/Hz未満であるか否かを判定し(S234)、平均値Pが2以上3未満である、またはピーク値Qが15dB/Hz以上20dB/Hz未満である場合(S234におけるYES)、停止時間を2分と導出する(S236)。
平均値Pが2以上3未満ではなく、ピーク値Qが15dB/Hz以上20dB/Hz未満ではない場合(S234におけるNO)、停止時間導出部172は、平均値Pが1以上2未満であるか否か、またはピーク値Qが10dB/Hz以上15dB/Hz未満であるか否かを判定し(S238)、平均値Pが1以上2未満である、またはピーク値Qが10dB/Hz以上15dB/Hz未満である場合(S238におけるYES)、停止時間を4分と導出する(S240)。平均値Pが1以上2未満ではなく、ピーク値Qが10dB/Hz以上15dB/Hz未満ではない場合(S238におけるNO)、停止時間導出部172は、停止時間を8分と導出する(S242)。
図4に戻って、停止制御部174は、停止時間導出ステップS210において停止時間導出部172が導出した停止時間、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させる(S212)。そして、停止制御部174は、停止時間が経過すると(S214におけるYES)、電力供給ステップS200に戻り、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を再開させる。
一方、追尾判定ステップS204において、停止時間導出部172が、追尾できたGPS衛星110があると判定した場合(S204におけるYES)、停止時間導出部172は、不要な第1タイマをリセットするとともに、捕捉衛星の数の計数を終了する(S216)。そして、停止時間導出部172は、追尾できたGPS衛星110が3以上であるか否かを判定する(S218)。追尾できたGPS衛星110が3以上である場合(S218におけるYES)、GPS受信部150は、測位を行う(S220)。
そして、停止時間導出部172は、測位を行っている間に、追尾できたGPS衛星110が3未満であるか否かを判定する(S222)。追尾できたGPS衛星110が3未満ではない場合(S222におけるNO)、停止時間導出部172は、測位が完了したか否かを判定し(S224)、測位が完了していれば(S224のYES)、停止時間を測位時間とほぼ等しい10秒とし(S226)、停止制御部174は、停止ステップS212以降の処理を遂行する。
測位判定ステップS218において、追尾できたGPS衛星110が3以上でない場合(S218におけるNO)、または、追尾判定ステップS222において、追尾できたGPS衛星110が3未満である場合(S222におけるYES)、停止制御部174は、GPS電源部152にGPS受信部150への電力の供給を停止させることなく、電源供給ステップS200へ戻る。
以上説明したように、本実施形態の位置検出方法においても、GPS受信部150へ供給される電力の停止時間を工夫することで、GPS受信部150による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することを可能にする。
(第2の実施形態:位置検出装置320)
図6は、第2の実施形態にかかる位置検出装置320の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図6に示すように、位置検出装置320は、GPS受信部150と、GPS電源部152と、中央制御部360とを含んで構成され、中央制御部360は、測位制御部170、停止時間導出部372、停止制御部174として機能する。図6中、実線の矢印は、データや信号の流れを、破線の矢印は電力の流れを示す。第1の実施形態における構成要素として既に述べたGPS受信部150、GPS電源部152、測位制御部170、停止制御部174は、実質的に機能が等しいので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する停止時間導出部372を主に説明する。
停止時間導出部372は、GPS受信部150がGPS衛星を追尾できずに所定の時間(第1所定時間)を経過する度に、時間長が長くなるように停止時間を導出する。
図7は、第2の実施形態にかかる停止時間導出部372の処理を説明するための説明図である。図7に示すように、停止時間導出部372は、GPS受信部150が前回測位を行った後、測位ができなくなり(3以上のGPS衛星110を追尾できなくなり)第1所定時間経過すると、停止時間として1分を導出する。停止制御部174は、1分間、GPS電源部152にGPS受信部150への電力の供給を停止させる。1分経過後、停止制御部174は、GPS電源部152にGPS受信部150への電力の供給を再開させる。それでも、なおGPS受信部150が測位できない場合、さらに第1所定時間経過すると、停止時間導出部372は、停止時間として2分を導出する。2分経過後、さらに第1所定時間経過し、まだ、GPS受信部150が測位できない場合、停止時間導出部372は、停止時間として4分を導出し、4分経過後、さらに第1所定時間経過し、まだ、GPS受信部150が測位できない場合、停止時間導出部372は、停止時間として8分を導出する。8分経過後、さらに第1所定時間経過し、まだ、GPS受信部150が測位できない場合、停止時間導出部372は、停止時間として8分を導出し、その後、停止時間導出部372は、第1所定時間経過ごとに停止時間を8分として停止時間の導出を繰り返す。
今までできていた測位が何らかの理由で、できなくなった場合、GPS衛星110と位置検出装置320の位置関係や、ビル102やトンネル等の障害物の有無といった、位置検出装置320に対するGPS衛星110に関する環境がどのようになったか不明である。そこで、停止時間導出部372は、まず、停止時間を短く設定し、とりあえずGPS受信部150による測位を試みる機会を多くとる。短く設定した停止時間経過後、第1所定時間が経過してもなお、GPS受信部150が測位できなかった場合、すぐに位置検出装置320に対するGPS衛星110に関する環境が変化する可能性は低いとみなし、停止時間導出部372は、徐々に停止時間を長く導出して、GPS受信部150による測位を試みる機会を減らし、GPS電源部152によるGPS受信部150への電力の供給を抑え、省電力化を図る。こうして、位置検出装置320は、省電力化を図りつつ、適切に測位を開始することが可能となる。
(位置検出方法)
図8および図9は、第2の実施形態にかかる位置検出装置320を用いた位置検出方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。なお、上述した第1の実施形態における位置検出方法で既に説明した、電力供給ステップS200、追尾判定ステップS204、第1所定時間経過判定ステップS206、停止ステップS212、停止時間経過判定ステップS214、測位判定ステップS218、測位ステップS220、追尾判定ステップS222、測位時間経過判定ステップS224、停止時間入力ステップS226は、実質的に処理が等しいので重複説明を省略し、ここでは、処理が相違する第1所定時間計時開始ステップS400、カウンタインクリメントステップS402、第1タイマリセットステップS404、停止時間導出ステップS406、リセットステップS408を主に説明する。
電源供給ステップS200において、GPS電源部152が、GPS受信部150への電力の供給を開始する(S200)と、停止時間導出部372は、第1タイマを用いて第1所定時間の計時を開始する(S400)。そして、停止時間導出部372は、前回GPS受信部150が測位を行ってから何回第1所定時間を経過したかをカウントするカウンタをインクリメントする(S402)。
そして、第1所定時間が経過すると(S206におけるYES)、停止時間導出部372は第1タイマをリセットし(S404)、GPS電源部152によるGPS受信部150への電力の供給を停止する停止時間を導出する(S406)。
図9に示すように、まず、停止時間導出部372は、カウンタが4以上であるか否かを判定する(S430)。4以上であれば(S430におけるYES)、停止時間を8分と導出する(S432)。
カウンタが4以上でない場合(S430におけるNO)、停止時間導出部372は、カウンタが3であるか否かを判定し(S434)、3である場合(S434におけるYES)、停止時間を4分と導出する(S436)。カウンタが3でない場合(S434におけるNO)、停止時間導出部372は、カウンタが2であるか否かを判定し(S438)、2である場合(S438におけるYES)、停止時間を2分と導出する(S440)。カウンタが2でない場合(S438におけるNO)、停止時間導出部372は、停止時間を1分と導出する(S442)。
図8に戻って、停止制御部174は、停止時間導出ステップS406において停止時間導出部372が導出した停止時間、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させ(S212)、以降の処理を遂行する。
一方、追尾判定ステップS204において、停止時間導出部372が、追尾できたGPS衛星110が1以上あると判定すると(S204におけるYES)、停止時間導出部372は、第1タイマおよびカウンタをリセットし、測位判定ステップS218以降の処理を遂行する。
以上説明したように、本実施形態の位置検出装置320を用いた位置検出方法においても、GPS受信部150へ供給される電力の停止時間を工夫することで、GPS受信部150による測位を適切に遂行しつつ、電力消費を効率的に抑制することを可能にする。
(第3実施形態:位置検出装置520)
図10は、第3の実施形態にかかる位置検出装置520の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図10に示すように、位置検出装置520は、GPS受信部150と、GPS電源部152と、操作部522と、無線通信部524と、音声出力部526と、音声入力部528と、中央制御部560とを含んで構成され、中央制御部560は、測位制御部170、停止時間導出部172、音声制御部562、無線制御部564、停止制御部574として機能する。図10中、実線の矢印は、データや信号の流れを、破線の矢印は電力の流れを示す。第1の実施形態における構成要素として既に述べたGPS受信部150、GPS電源部152、測位制御部170、停止時間導出部172は、実質的に機能が等しいので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する、操作部522、無線通信部524、音声出力部526、音声入力部528、音声制御部562、無線制御部564、停止制御部574を主に説明する。
本実施形態において、位置検出装置520は、ポータブル型のトランシーバを例に挙げて説明するが、これに限定されず、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、通話機能や、ネットワーク通信機能、スケジュール管理等の情報処理機能等を備えたスマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)等、外部機器と無線通信を行う機能と、GPS衛星110が送信するGPS信号を利用して、自体の地球上での絶対位置を算出する機能を備えた電子機器を位置検出装置520とすることもできる。
操作部522は、操作キー、十字キー、ジョイスティック等で構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
無線通信部524は、送信回路524aと、受信回路524bとを含んで構成され、アンテナ502を通じて、外部機器である他の位置検出装置520(図10中、520aで示す)と無線通信を行う。例えば、ユーザが操作部522の所定のボタンを押止しながら、音声入力部528に向かって音声を入力すると、音声入力部528は、ユーザが入力した音声を電気的な音声信号に変換して、後述する音声制御部562に出力する。すると音声制御部562は、取得した音声信号を無線通信部524の送信回路524aに出力する。音声信号を取得した無線通信部524の送信回路524aは、この音声信号を符号化し、予め定められた周波数帯域の搬送波に重畳して、アンテナ502を通じて送信する。送信された電波を受信した、他の位置検出装置520aを通じて、他のユーザは、この電波を復調して音声を聴くことができるので、位置検出装置520のユーザが発した音声を、他の位置検出装置520aを有する他のユーザに伝達することが可能となる。
一方、無線通信部524の受信回路524bは、他の位置検出装置520aが送信する、予め定められた周波数帯域を搬送波とする電波を、アンテナ502を通じて取得すると、この電波を復調し、得られた音声信号を音声制御部562に出力する。そして音声制御部562は、得られた音声信号に基づいた音声を音声出力部526に出力させる。こうして、位置検出装置520を有するユーザは、他の位置検出装置520aを有するユーザが発した音声等を、位置検出装置520を通じて聴くことができる。
音声出力部526は、スピーカ等で構成され、音声制御部562の制御指令に応じて、受信回路524bが復調した音声信号に基づく音声を出力する。
音声入力部528は、マイクロホン等で構成され、音声を電気的な音声信号に変換して、音声制御部562に出力する。
音声制御部562は、無線通信部524の受信回路524bが復調した音声信号に基づく音声を音声出力部526に出力させたり、音声入力部528から出力された音声信号を無線通信部524の送信回路524aに出力したりする。
無線制御部564は、通信状況に基づいて、無線通信部524の送信回路524aをオンオフしたり、受信回路524bをオンオフしたりする。例えば、無線制御部564は、ユーザによる所定のボタンへの押止入力があった場合、送信回路524aをオンにし、所定のボタンへの押止入力が検出されない間、送信回路524aをオフにする。一方、無線制御部564は、第3所定時間(例えば、100m秒)受信回路524bをオンにし、受信回路524bが受信信号の有無を判定し、受信信号がない場合、無線制御部564は第4所定時間(例えば、5秒)受信回路524bをオフにする。また、受信回路524bをオンにしている間に受信信号を受信した場合、無線制御部564は、受信回路524bのオン状態を維持する。
停止制御部574は、GPS受信部150が、受信したGPS信号に基づいた測位が可能な状態で、無線制御部564が受信回路524bをオンにしている間、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させる。具体的に、GPS受信部150が測位を行うことができる(3つ以上のGPS衛星110を追尾できる)間、停止制御部574は、無線通信部524の受信回路524bがオンであるときには、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させ、受信回路524bがオフであるときは、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を行わせ、測位を実行させる。
図11は、第3の実施形態にかかる停止制御部574の処理を説明するための説明図である。特に、図11(a)は、受信回路524bのオンオフを、図11(b)は、GPS受信部150が測位可能である場合のGPS受信部150への電力のオンオフを、図11(c)は、GPS受信部150が測位不可能である場合のGPS受信部150への電力のオンオフをそれぞれ示す。
図11(a)に示すように、無線制御部564は、第3所定時間(例えば、100m秒)受信回路524bをオンにし、この間に受信回路524bが受信信号の有無を判定し、受信信号がない場合、無線制御部564は、第4所定時間(例えば、5秒)受信回路524bをオフにする。
一方、図11(b)に示すように、停止制御部574は、GPS受信部150が、受信したGPS信号に基づいた測位が可能であるか否かを判定する。そして、停止制御部574は、測位可能であり、無線制御部564が受信回路524bをオフにしていることを検知すると、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を開始させる。そして、GPS受信部150は、所定時間ごと(例えば2秒ごと)に測位を行う。停止制御部574は、2秒ごとに、無線制御部564が、次に受信回路524bをオンにするまでの残り時間が2秒を切ったか否かを判定し、2秒を切っていなければ、測位を継続し、2秒を切っていれば、受信回路524bを優先して、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を一旦停止させる。そして、受信回路524bがオフになり次第、GPS受信部150は、測位を再開する。
無線通信部524の受信回路524bとGPS受信部150とは位置検出装置520内で干渉する。ここでは、停止制御部574が、無線通信部524の受信回路524bをオンにしている間、GPS受信部150への電力の供給を停止することで、受信回路524bとGPS受信部150との干渉を削減することができる。
なお、図11(c)に示すように、停止制御部574は、GPS受信部150が、受信したGPS信号に基づいた測位が不可能であると判定した場合、無線制御部564の処理に拘わらず、第1所定時間経過後、停止時間導出部172、372が導出した停止時間に基づいて、GPS電源部152に、GPS受信部150への電力の供給を停止させる。
以上説明したように、本実施形態にかかる位置検出装置520によれば、無線通信部524の受信回路524bとの干渉を低減させつつ、GPS衛星110を通じた測位を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の位置検出方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、GPS衛星を利用した位置検出装置および位置検出方法に利用することができる。
120、320、520 …位置検出装置
150 …GPS受信部
152 …GPS電源部
160、360、560 …中央制御部
170 …測位制御部
172、372 …停止時間導出部
174、574 …停止制御部
524 …無線通信部
524a …受信回路

Claims (3)

  1. GPS衛星からGPS信号を受信し、追尾できているGPS衛星から受信した前記GPS信号に基づいて測位を行うGPS受信部と、
    前記GPS受信部に電力を供給するGPS電源部と、
    前記GPS受信部が、前記GPS衛星が前記GPS信号を送信した時刻および前記GPS衛星の位置を含む測位に有効な情報は得られていないが所定の閾値以上の受信レベルを有している状態である捕捉の状態にあるGPS衛星の数に応じて停止時間を導出する停止時間導出部と、
    前記GPS受信部が、GPS信号から測位に有効な情報を得られる状態である追尾の状態にあるGPS衛星を個以上追尾できない期間が第1所定時間経過すると、導出された前記停止時間、前記GPS電源部に、前記GPS受信部への電力の供給を停止させる停止制御部と、
    を備え、
    前記停止時間導出部は、前記追尾できない期間における、前記捕捉の状態にあるGPS衛星の数の平均値が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出することを特徴とする位置検出装置。
  2. 少なくとも受信回路を含んで構成され、外部機器と無線通信を行う無線通信部をさらに備え、
    前記停止制御部は、前記GPS受信部が受信したGPS信号に基づいて測位が可能な状態で、前記受信回路がオンの間、前記GPS受信部への電力の供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. GPS衛星からGPS信号を受信し、追尾できているGPS衛星から受信した前記GPS信号に基づいて測位を行うGPS受信部と、前記GPS受信部に電力を供給するGPS電源部と、を備える位置検出装置を用いた、位置検出方法であって、
    前記GPS受信部が、前記GPS衛星が前記GPS信号を送信した時刻および前記GPS衛星の位置を含む測位に有効な情報は得られていないが所定の閾値以上の受信レベルを有している状態である捕捉の状態にあるGPS衛星の数に応じて停止時間を導出し、
    前記GPS受信部が、GPS信号から測位に有効な情報を得られる状態である追尾の状態にあるGPS衛星を個以上追尾できない期間が第1所定時間経過したか否かを判定し、
    前記GPS受信部がGPS衛星を追尾できない期間が第1所定時間経過すると、導出した前記停止時間、前記GPS電源部に、前記GPS受信部への電力の供給を停止させ、
    前記追尾できない期間における、前記捕捉の状態にあるGPS衛星の数の平均値が大きいほど時間長が短くなるように停止時間を導出することを特徴とする位置検出方法。
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