JP5561860B2 - 広告配信装置及び方法、ならびに、プログラム - Google Patents

広告配信装置及び方法、ならびに、プログラム Download PDF

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本発明は、広告配信装置及び方法、ならびに、プログラムに関する。
インターネットに接続しているユーザの端末に、ユーザの嗜好に適した広告を提供する技術がある。例えば、特許文献1の技術では、通信端末の所有者の行動を履歴として蓄積しておき、該通信端末から受信した所有者の位置情報と、蓄積している行動の履歴とから、最適な時間に最適な広告を選択して配信している。また、特許文献2の技術では、広告配信時刻に、ユーザの行動履歴に基づいて選択した広告配信ターゲットのユーザに広告を配信している。
特開2006−99722号公報 特開2009−134361号公報
一般的に広告主は、広告配信業者に対して広告の配信を依頼し、広告の配信数に応じて料金を支払う。そのため、広告主からは、予算から決められる配信数だけ、最も広告の効果が高いユーザに広告を配信したいという要望があった。上述した従来の技術では、インターネットに接続しているユーザに広告を配信する際、ユーザの行動の履歴や位置情報などを利用し、ユーザ個別に広告配信先として適したユーザを選定しているが、広告配信先として選定されるユーザがどのくらいの数になるかを事前に予測するのは非常に困難であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ネットワークに接続しているユーザの中から指定された数だけ広告の効果が高いユーザを選定して広告を配信することができる広告配信装置及び方法、ならびに、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報を記憶するカテゴリ記憶部と、各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部と、配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定部と、前記配信ターゲット選定部が特定したユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信部と、を備えることを特徴とする広告配信装置である。
なお、上述する広告配信装置において、前記配信ターゲット選定部は、配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、ユーザ端末によりネットワークに接続しているユーザのうち、前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、ユーザ端末によりネットワークに接続している前記ユーザのうち、前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返すようにしてもよい。
また、本発明は、上述する広告配信装置であって、前記カテゴリ記憶部は、前記広告が閲覧された状況をさらに記憶し、前記ユーザの端末において前記広告配信部が配信した広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、受信した前記通知に基づいて前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況を前記カテゴリ記憶部に書き込む広告閲覧履歴更新部と、前記カテゴリ記憶部から前記カテゴリに属する前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況が示す傾向の類似性に基づいて前記カテゴリ間の関連性を取得し、前記カテゴリ記憶部内の前記カテゴリ情報を更新するカテゴリ階層最適化部とをさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する広告配信装置であって、ユーザが配信を要求したコンテンツの情報、または、前記ユーザの端末において前記広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、配信を要求した前記コンテンツが属するカテゴリ、または、閲覧された前記広告が属するカテゴリに基づいて前記ユーザが属するカテゴリを更新するユーザ所属カテゴリ最適化部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する広告配信装置であって、前記広告が閲覧されたときの状況は、前記広告が閲覧されたときの時間的傾向、または、前記広告を閲覧したユーザの属性の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
また、本発明は、広告配信装置が実行する広告配信方法であって、前記広告配信装置は、複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報を記憶するカテゴリ記憶部と、各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部とを備えており、前記広告配信装置の配信ターゲット選定部が、配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定過程と、前記広告配信装置の広告配信部が、前記配信ターゲット選定過程において特定されたユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信過程と、を有することを特徴とする広告配信方法である。
また、本発明は、コンピュータを、複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報を記憶するカテゴリ記憶部、各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部、配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定部、前記配信ターゲット選定部が特定したユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信部、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、ユーザ端末によりネットワークに接続しているユーザの中から広告の配信対象を選定する際に、広告と同じカテゴリに属するユーザから、そのカテゴリに関連性が高いカテゴリに属するユーザへと、決められた広告配信ユーザ数に至るまで広告配信範囲となるカテゴリを拡大していくため、指定された広告配信ユーザ数に応じて最も広告の効果が高いと期待できるユーザを選定し、広告を配信することができる。
本発明の一実施形態によるに本発明の一実施形態による広告配信システムの全体構成を示す図である。 同実施形態による広告配信システムの処理タイミングを示す図である。 同実施形態による配信装置の機能ブロック図である。 同実施形態によるカテゴリデータのデータ構成例を示す図である。 同実施形態によるカテゴリ特徴量データのデータ構成例を示す図である。 同実施形態による番組データのデータ構成例を示す図である。 同実施形態による広告データのデータ構成例を示す図である。 同実施形態によるユーザデータのデータ構成例を示す図である。 同実施形態による広告閲覧履歴データのデータ構成例を示す図である。 同実施形態による番組視聴履歴データのデータ構成例を示す図である。 同実施形態による広告配信システムにおける前処理のシーケンス図である。 同実施形態による初期カテゴリ階層の例を示す図である。 同実施形態による広告配信システムにおける広告配信処理のシーケンス図である。 同実施形態による広告配信ターゲットの選定の例を示す図である。 同実施形態による広告配信ターゲット選定処理の処理フローを示す図である。 同実施形態による広告配信システムにおける定期情報更新処理のシーケンス図である。 同実施形態によるカテゴリ階層の最適化の例を示す図である。 同実施形態によるカテゴリ階層最適化処理の処理フローを示す図である。 同実施形態によるユーザカテゴリ最適化の例を示す図である。 同実施形態によるユーザカテゴリ最適化処理の処理フローを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による広告配信システムの全体構成を示す図である。同図に示すように、広告配信システムは、IPTV(Internet Protocol Television)事業者の保有する配信装置1及びIPTV事業者端末3と、コンテンツ事業者の保有するコンテンツ事業者端末4と、広告事業者の保有する広告事業者端末6と、ユーザの保有するユーザ端末5とをインターネットなどのネットワークNを介して接続して構成される。なお、同図において、コンテンツ事業者端末4、ユーザ端末5、広告事業者端末6はそれぞれ1台のみを記載しているが、それぞれ複数台がネットワークNに接続されうる。配信装置1は、コンテンツの配信を行なうコンテンツ配信装置と、広告の配信を行なう広告配信装置を兼ねており、コンテンツとしてIPTVの番組を配信する。
上記の広告配信システムは、IPTVにおいて、一部のユーザを選定して広告を配信するターゲッティング広告配信を行う際、広告事業者が設定する予算の範囲内で広告配信の効果を最適化するため、IPTV事業者の配信装置1において、広告する商品のカテゴリをベースとしたマーケット動向を収集して分析し、その分析に基づく最適な広告配信範囲に広告を配信する。広告配信の効果が高いとは、ある広告配信数だけ広告を配信した場合に、その配信された広告のクリック数が多いことをいう。また、広告のクリック状況からマーケット動向を得ることができる。
コンテンツ事業者は、IPTV業者に番組の配信を委託する。コンテンツ事業者は、コンテンツ事業者端末4から配信装置1に、番組の配信データである番組配信データを登録するとともに、番組が属するカテゴリを登録する。
一方、広告事業者は、IPTV業者に、予算の範囲内での広告の配信を委託する。広告事業者は、広告事業者端末6から配信装置1に、広告の配信データである広告配信データと、広告の属するカテゴリを登録する。広告が属するカテゴリは、その広告により宣伝する商品等のカテゴリでもある。IPTV事業者は、配信装置1からの広告配信数に応じて広告事業者に課金する。
ユーザは、IPTV事業者の配信装置1から配信される番組配信データをユーザ端末5に表示させることにより、番組を視聴する。番組の視聴中、配信装置1から広告配信データがユーザ端末5に配信され、表示される。ユーザは、ユーザ端末5に表示された広告をクリックし、広告の詳細を閲覧したり、商品を購入したりする。配信装置1は、ユーザが視聴したIPTVの番組や、閲覧した広告、商品の購入に至った広告の履歴を収集してユーザが属するカテゴリを判断する。ユーザが属するカテゴリは、配信装置1が広告を配信する際に、広告事業者の予算に従った広告配信ユーザ数となるように、広告の配信ターゲットとなるユーザを決定するために用いる。配信装置1は、広告が属するカテゴリと同じカテゴリに属するユーザを配信ターゲットとして選択するが、この選択したユーザの数が広告事業者の指定した広告配信ユーザ数に満たないときには、広告配信ユーザ数に達するまで、広告が属するカテゴリと関連性が高いカテゴリに属するユーザを配信ターゲットに加えていく。
図2は、広告配信システムの処理タイミングを示す図である。配信装置1は、接続中のユーザ端末5に、ユーザが所望する番組の番組配信データを配信している。そして、同図に示すように、配信装置1は、広告事業者端末6から受信した広告配信要求をトリガとし、リアルタイムに、予算に従った広告配信ユーザ数のユーザを選定し、選定したユーザのユーザ端末5に広告配信データを配信する。また、配信装置1は、1日1回など定期的に、定期情報更新を行なう。定期情報更新において、配信装置1は、各カテゴリの広告をクリックしたユーザの属性や、広告がクリックされた時刻等の状況に等に基づいて、カテゴリを関連性の高いものがより近くとなるように並べたカテゴリ配列を更新する。このカテゴリ配列に基づいて、広告のカテゴリに関連性が高いカテゴリを特定することができる。また、各ユーザの番組視聴履歴や広告閲覧履歴に基づいて、ユーザが属するカテゴリも更新する。
図3は、配信装置1の機能ブロック図である。
同図に示すように、配信装置1は、1台または複数台のサーバ等のコンピュータ装置により実現することができ、番組データベース11(以下、「データベース」を「DB」と記載する。)、広告配信用DB群12、IPTV事業者インタフェース部13、コンテンツ事業者インタフェース部14、ユーザインタフェース部15、広告事業者インタフェース部16、及び、配信ターゲット演算部17を備えて構成される。
番組DB11は、番組データを記憶する。番組データは、番組配信データの記憶領域や、番組が属するカテゴリを示す。
広告配信用DB群12は、カテゴリDB121、ユーザDB122、広告DB123を備える。
カテゴリDB121は、カテゴリデータと、カテゴリ特徴量データを記憶する。カテゴリデータは、カテゴリを階層構造により表したカテゴリ階層を示す。カテゴリ階層においては、下位の階層になるほどカテゴリは細分化される。カテゴリ階層の最下層は、最下層のカテゴリを関連性の高いものほど距離が近くなるように並べたカテゴリ配列となる。カテゴリ特徴量データは、カテゴリ階層における最下層のカテゴリの特徴量を示す。以下、最下層のカテゴリを「最下層カテゴリ」、最上位の階層から最下層より1つ上の階層のカテゴリを「上位層カテゴリ」とも記載する。
ユーザDB122は、ユーザデータ、番組視聴履歴データ、広告閲覧履歴データを記憶する。ユーザデータは、ユーザが属するカテゴリや、ユーザの年齢や性別、居住地域等の属性を示す。番組視聴履歴データは、各カテゴリに属する番組をユーザが視聴した回数を示す。広告閲覧履歴データは、各広告の閲覧回数を示す。
広告DB123は、広告データを記憶する。広告データは、広告配信データの記憶領域や、広告が属するカテゴリを示す。
IPTV事業者インタフェース部13は、ネットワークNを介してIPTV事業者端末3との間でデータを送受信し、カテゴリ階層定義部131を備える。カテゴリ階層定義部131は、IPTV事業者端末3から受信したカテゴリ階層を示すカテゴリデータをカテゴリDB121に書き込む。
コンテンツ事業者インタフェース部14は、ネットワークNを介してコンテンツ事業者端末4との間でデータを送受信し、番組入力部141を備える。番組入力部141は、コンテンツ事業者端末4から番組配信データと番組のカテゴリとを受信し、番組DB11に番組配信データを書き込むとともに、番組データを書き込む。なお、番組配信データは、配信装置1に接続される他の記憶装置(図示せず)に書き込んでもよい。
ユーザインタフェース部15は、ネットワークNを介してユーザ端末5との間でデータを送受信し、初期配信希望入力部151、番組配信部152、広告配信部153、ユーザアクション収集部154を備える。
初期配信希望入力部151は、ユーザ端末5からユーザが属するカテゴリや、ユーザ属性を受信し、ユーザデータをユーザDB122に登録する。番組配信部152は、ユーザ端末5から要求された番組の番組配信データを配信する。広告配信部153は、配信ターゲット選定部171により選択されたユーザに広告配信データを配信する。
ユーザアクション収集部154は、番組視聴履歴更新部155、及び、広告閲覧履歴更新部156を備える。番組視聴履歴更新部155は、番組配信部152からユーザが視聴している番組の情報を受信して番組視聴履歴データを更新する。広告閲覧履歴更新部156は、ユーザ端末5においてクリックされた広告の情報を受信し、広告閲覧履歴データや、カテゴリ特徴量データを更新する。
広告事業者インタフェース部16は、ネットワークNを介して広告事業者端末6との間でデータを送受信し、広告入力部161、初期広告配信ルール定義部162、及び、ターゲット情報表示部163を備える。
広告入力部161は、広告事業者端末6から広告配信データを受信し、広告DB123に書き込む。広告配信データは、配信装置1に接続される他の記憶装置(図示せず)に書き込んでもよい。初期広告配信ルール定義部162は、広告事業者端末6から広告の属するカテゴリを受信し、広告DB123に広告データを書き込む。ターゲット情報表示部163は、広告を配信対象となったカテゴリを広告事業者端末6に表示させる。
配信ターゲット演算部17は、配信ターゲット選定部171、カテゴリ階層最適化部172、ユーザ所属カテゴリ最適化部173を備える。
配信ターゲット選定部171は、配信が要求された広告が属するカテゴリと、カテゴリデータが示す最下層カテゴリのカテゴリ配列と、各ユーザが属するカテゴリとに基づいて、広告配信ターゲットとなるユーザを決定する。カテゴリ階層最適化部172は、カテゴリ特徴量データに基づいてカテゴリ配列を決定し、カテゴリデータを更新する。ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、各ユーザの広告閲覧履歴データや番組視聴履歴データに基づいて、ユーザが属するカテゴリを判断し、ユーザデータを更新する。
なお、配信装置1をコンテンツ配信装置及び広告配信装置により構成してもよい。この場合、例えば、コンテンツ配信装置は、番組DB11、コンテンツ事業者インタフェース部14及び番組配信部152を備え、広告配信装置は、それ以外の機能部を備える。このとき、配信装置1をIPTV事業者とは異なる広告配信事業者が保有してもよい。
図4は、カテゴリDB121に記憶されるカテゴリデータのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、カテゴリデータは、カテゴリ階層におけるカテゴリを一意に識別するカテゴリIDと、カテゴリの名前を示すカテゴリ名と、カテゴリの1つ上位のカテゴリのカテゴリIDを示す親カテゴリIDと、最下層カテゴリであるか否かを示す最下層フラグと、カテゴリ配列における位置を示すカテゴリ配列位置とを対応付けた情報である。カテゴリ配列位置は、最下層フラグが最下層カテゴリであることを示している場合のみ設定される。以下では、カテゴリ名「A」のカテゴリをカテゴリ「A」と記載する。
図5は、カテゴリDB121に記憶されるカテゴリ特徴量データのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、カテゴリ特徴量データは、カテゴリIDと、カテゴリIDにより特定されるカテゴリに属する広告のクリック状況の種類を一意に識別する広告クリック状況IDと、広告クリック状況の名前を示す広告クリック状況名と、広告クリック状況の値を示す広告クリック状況値とを対応付けた情報である。広告クリック状況とは、広告が閲覧のため、あるいは、商品の購入のためにクリックされたときの状況を統計的に表す情報であり、例えば、広告がクリックされたときの時間的傾向や、広告をクリックしたユーザの傾向についての統計情報である。
具体的には、時間的傾向を表す広告クリック状況としては、季節、月、曜日、時間帯別の広告のクリック回数がある。また、ユーザの傾向を表す広告クリック状況としては、広告をクリックしたユーザの年代毎、性別毎、居住地域毎のユーザ数などがある。
図6は、番組DB11に記憶される番組データのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、番組データは、番組を一意に識別する番組IDと、番組配信データの格納領域へのリンクを示す番組格納場所と、番組が属するカテゴリを示す番組カテゴリとを対応付けた情報である。なお、番組格納場所に代えて、番組配信データ自体を含んでもよい。番組カテゴリは、カテゴリIDにより示される。
図7は、広告DB123に記憶される広告データのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、広告データは、広告を一意に識別するIDである広告IDと、広告配信データの格納領域へのリンクを示す広告格納場所と、広告が属するカテゴリを示す広告カテゴリとを対応付けた情報である。なお、広告格納場所に代えて、広告配信データ自体を含んでもよい。広告カテゴリは、カテゴリIDにより示される。
図8は、ユーザDB122に記憶されるユーザデータのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、ユーザデータは、ユーザを一意に識別するユーザIDと、ユーザが属するカテゴリを示すユーザカテゴリと、ユーザの性別、年齢などのユーザ属性とを対応付けた情報である。ユーザカテゴリは、カテゴリIDにより示される。
図9は、ユーザDB122に記憶される広告閲覧履歴データのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、広告閲覧履歴データは、ユーザIDと、ユーザが閲覧した広告の広告IDと、広告IDにより特定される広告を前回のユーザカテゴリの更新処理時以降にクリックした回数を示す差分クリック数と、これまでに該広告をクリックした総数を示す総クリック数とを対応付けた情報である。
図10は、ユーザDB122に記憶される番組視聴履歴データのデータ構成例を示す図である。同図に示すように、番組視聴履歴データは、ユーザIDと、ユーザが視聴した番組のカテゴリを示すカテゴリIDと、カテゴリIDにより特定されるカテゴリの番組を前回のユーザカテゴリの更新処理時以降に視聴した回数を示す差分視聴回数と、これまでに該カテゴリに属する番組を視聴した総回数を示す総視聴回数とを対応付けた情報である。
続いて、広告配信システムの処理について説明する。
図11は、広告配信システムにおける前処理のシーケンス図である。
まず、IPTV事業者は、IPTV事業者端末3に最初の定期情報更新までに用いるカテゴリ階層である初期カテゴリ階層を入力すると、定義した初期カテゴリ階層を配信装置1に送信する。配信装置1のカテゴリ階層定義部131は、受信した初期カテゴリ階層を表すカテゴリデータを生成し、カテゴリDB121に書き込む(ステップS11)。
続いて、番組の配信を依頼するコンテンツ事業者が、コンテンツ事業者端末4から配信装置1にアクセスする。配信装置1のコンテンツ事業者インタフェース部14は、カテゴリDB121からカテゴリデータを読み出し、読み出したカテゴリデータに基づくカテゴリ階層を表示する画面データを生成してコンテンツ事業者端末4に送信する。コンテンツ事業者は、コンテンツ事業者端末4に、配信を依頼する番組の番組配信データと、表示されているカテゴリ階層の最下層カテゴリの中から選択した番組のカテゴリとの送信指示を入力する。配信装置1の番組入力部141は、コンテンツ事業者端末4から番組配信データ及び番組のカテゴリを受信すると、番組DB11に番組配信データを書き込むとともに、番組に割り当てた番組IDと、番組配信データを書き込んだ記憶領域を設定した番組格納場所と、受信した番組のカテゴリを特定するカテゴリIDを設定した番組カテゴリとからなる番組データを書き込む(ステップS12)。なお、番組IDは、コンテンツ事業者端末4から受信してもよい。
また、IPTVサービスへの加入を希望するユーザは、ユーザ端末5から配信装置1にアクセスする。配信装置1の初期配信希望入力部151は、カテゴリDB121からカテゴリデータを読み出し、読み出したカテゴリデータに基づくカテゴリ階層を表示する画面データを生成してユーザ端末5に送信する。ユーザは、ユーザ端末5に、性別や年齢などのユーザ属性と、表示されているカテゴリ階層の最下層カテゴリの中から選択したユーザのカテゴリとの登録指示を入力する。配信装置1の初期配信希望入力部151は、ユーザ端末5からユーザ属性及びユーザが属するカテゴリを受信すると、ユーザに割り当てたユーザIDと、ユーザの属性と、ユーザのカテゴリを特定するカテゴリIDを設定したユーザカテゴリとからなるユーザデータを生成し、ユーザDB122に書き込む(ステップS13)。なお、ユーザIDは、ユーザ端末5から受信してもよい。
図12は、初期カテゴリ階層の例を示す図である。同図では、カテゴリ階層は3階層となっており、第1階層である最上位階層にはカテゴリ「音楽」があり、その配下には第2階層のカテゴリ「クラシック」、「ジャズ」がある。さらに、第2階層のカテゴリ「ジャズ」の配下には、第3階層、すなわち、最下層のカテゴリ「クラブ」、「ビックバンド」、「モダン」、「フュージョン」がある。このとき、カテゴリ配列は、初期カテゴリ階層の最下層のカテゴリを左から右(あるいは、右から左でもよい)に並べた、…、「クラブ」、「ビックバンド」、「モダン」、「フュージョン」となる。
このように、カテゴリを階層化して表すことで、番組、ユーザ、広告を分類するために用いる最下層のカテゴリを抜けがないように挙げるとともに、その粒度を揃えることができ、また、関連性が高いと想定される最下層のカテゴリ同士の距離が近くなるように並べやすくすることができる。
図11のステップS11において、カテゴリ階層定義部131は、初期カテゴリ階層を構成する各カテゴリにカテゴリIDを割り当てると、各最下層カテゴリについては、カテゴリID、カテゴリ名、親カテゴリID、最下層であることを示す最下層フラグ、カテゴリ配列位置とを設定したカテゴリデータを生成する。また、各上位層カテゴリについては、カテゴリID、カテゴリ名、親カテゴリID、最下層ではないことを示す値の最下層フラグを設定してカテゴリデータを生成する。カテゴリ階層定義部131は、最下層及び上位層のカテゴリについて生成したカテゴリデータをカテゴリDB121に書き込む。
そして図11のステップS12において、コンテンツ事業者は、コンテンツ事業者端末4が表示させている初期カテゴリ階層の最下層カテゴリの中から番組が属するカテゴリを選択する。例えば、配信する番組がクラブジャズのライブ番組である場合、カテゴリ「クラブ」を番組が属するカテゴリとして選択する。
また、図11のステップS13において、ユーザは、ユーザ端末5が表示させている図12に示す初期カテゴリ階層の最下層カテゴリの中からユーザが属するカテゴリを選択する。例えば、ユーザは、自身の趣向と一致するカテゴリ「フュージョン」を選択する。このように、IPTVサービスへの入会時にユーザが選択したカテゴリが、ユーザ属性とともにユーザデータとして配信装置1へ登録される。
各ユーザは、上記のようにIPTVサービスへユーザデータの登録を行なった後、コンテンツ事業者が配信を委託した番組を視聴する。
具体的には、ユーザは、ユーザ端末5から配信装置1にアクセスし、ユーザIDと、視聴したい番組の番組ID、または、番組IDと対応づけられる番組特定情報を送信する。配信装置1の番組配信部152は、受信した番組ID、または、受信した番組特定情報に対応した番組IDをキーにして番組DB11に記憶されている番組データを特定し、特定した番組データ内の番組格納場所により示される記憶領域から番組配信データを読み出してユーザ端末5に配信する。ユーザ端末5は、受信した番組配信データを再生し、映像及び音声を出力する。
番組配信部152は、ユーザ端末5に番組配信データの配信を開始してから所定時間が経過したことを検出すると、上記で特定した番組データから番組カテゴリを読み出し、ユーザID及び番組カテゴリを番組視聴履歴更新部155に通知する。番組視聴履歴更新部155は、ユーザID及び番組カテゴリをキーにしてユーザDB122に記憶されている番組視聴履歴データを特定し、特定した番組視聴履歴データの差分視聴回数、総視聴回数のそれぞれを、1を加算した値に更新する。番組視聴履歴データが未登録の場合は、ユーザID及びカテゴリIDと、「1」回を示す差分視聴回数及び視聴回数とを設定した番組視聴履歴データをユーザDB122に書き込む。
図13は、広告配信システムにおける広告配信処理のシーケンス図である。広告配信処置シーケンスは、上記のように各ユーザが配信装置1から配信されている番組の視聴中、リアルタイムに実行される。
広告の配信を依頼する広告事業者は、広告の配信指示に先立ち、広告データを登録する。広告事業者端末6から配信装置1にアクセスし、広告配信データの送信指示を広告事業者端末6に入力する。配信装置1の広告入力部161は、広告事業者端末6から受信した広告配信データを広告DB123に書き込む。初期広告配信ルール定義部162は、カテゴリDB121からカテゴリデータを読み出し、読み出したカテゴリ階層を表示する画面データを生成して広告事業者端末6に送信する。広告事業者は、広告事業者端末6に表示されているカテゴリ階層の最下層カテゴリの中から広告が属するカテゴリを選択し、登録指示を入力する。配信装置1の初期広告配信ルール定義部162は、広告事業者端末6から広告の属するカテゴリを受信すると、割り当てた広告IDと、広告配信データを書き込んだ記憶領域を設定した広告格納場所と、広告が属するカテゴリのカテゴリIDを設定した広告カテゴリとからなる広告データを広告DB123に書き込む。なお、広告IDは、広告事業者端末6から受信してもよい。
上記により広告データを登録した後、広告事業者は、広告ID及び広告配信ユーザ数と、広告配信要求の送信指示を広告事業者端末6に入力する。広告事業者端末6は、入力された広告ID及び広告配信ユーザ数を設定した広告配信要求を配信装置1に送信する(ステップS21)。
配信装置1の配信ターゲット選定部171は、広告配信要求内の広告IDにより特定される広告データから広告カテゴリを読み出し、広告配信範囲とする。さらに、ユーザデータを参照して、現在広告が配信可能なユーザのうち、広告配信範囲のカテゴリ、すなわち、広告と同じカテゴリに属するユーザを配信ターゲットとして選定する。配信ターゲットのユーザの数が広告配信要求内の広告配信ユーザ数に満たない場合、カテゴリデータが示すカテゴリ配列を参照し、広告配信範囲のカテゴリに属するユーザである配信ターゲットが広告配信ユーザ数に達するまで、広告配信範囲を、すでに広告配信範囲に含まれるカテゴリと関連性の高いカテゴリまで拡張する(ステップS22)。広告配信部153は、広告データで示される広告格納場所から読み出した広告配信データを、広告配信ターゲットとして特定されたユーザのユーザ端末5へ配信する(ステップS23)。広告配信データを受信したユーザ端末5は、広告配信データを再生し、出力する。
ユーザは、ユーザ端末5に表示される広告に興味を持った場合、画面に表示されている広告をマウスによりクリックする。広告のクリックは、ユーザIDとともに配信装置1の広告閲覧履歴更新部156に通知される(ステップS24)。広告閲覧履歴更新部156は、受信したユーザIDと、クリックされた広告の広告IDをキーとしてユーザDB122に記憶されている広告閲覧履歴データを特定する。広告閲覧履歴更新部156は、特定した広告閲覧履歴データの差分クリック回数、総クリック回数のそれぞれを、1を加算した値に更新する。なお、広告閲覧履歴データが未登録の場合は、ユーザIDと、クリックされた広告の広告IDと、「1」回を示す差分クリック回数及び総クリック回数とを設定した広告閲覧履歴データを生成してユーザDB122に書き込む。
さらに、広告閲覧履歴更新部156は、クリックされた広告の広告IDをキーとして広告DB123に記憶されている広告データを特定し、カテゴリIDを読み出す。そして、読み出したカテゴリIDをキーにしてカテゴリDB121に記憶されているカテゴリ特徴量データを特定すると、広告クリック状況値を更新する。
例えば、特定したカテゴリ特徴量データのうち、広告クリック状況ID「1」が設定されているカテゴリ特徴量データの広告クリック状況名が「販売季節」であり、広告クリック状況値が(春,夏,秋,冬)それぞれに対応したクリック回数であるとする。広告閲覧履歴更新部156は、広告がクリックされた日時が「春」に対応する期間に含まれていると判断した場合、カテゴリ特徴量データ内の広告クリック状況値を、「春」のクリック回数に1が加算された設定内容に更新する。
また、例えば、特定したカテゴリ特徴量データのうち、広告クリック状況ID「2」が設定されているカテゴリ特徴量データの広告クリック状況名が「性別」であり、広告クリック状況値が(男,女)それぞれに対応したクリック回数であるとする。広告閲覧履歴更新部156は、受信したユーザIDをキーにしてユーザDB122に記憶されているユーザデータを特定して性別を読み出すと、カテゴリ特徴量データ内のクリック状況値を、読み出した性別に対応したクリック回数に1が加算された設定内容に更新する。
なお、上記においては、広告がクリックされた場合に、広告閲覧履歴データ、カテゴリ特徴量データを更新しているが、ユーザ端末5に商品の購入指示が入力された場合に、ユーザIDと、商品の購入に至った広告とを配信装置1に通知し、上述と同様に広告閲覧履歴データ、カテゴリ特徴量データを更新してもよい。
図14は、配信ターゲットの選定の例を示す図である。
例えば、図14(a)に示すように、カテゴリ配列が、カテゴリデータにより示されるカテゴリ階層の最下層カテゴリ「近代」、「古代」、「モダン」、「フュージョン」であるとする。また、広告配信要求内の広告IDにより特定される広告が属するカテゴリが「フュージョン」であるとする。この場合、まず、広告配信範囲をカテゴリ「フュージョン」とし、ユーザ端末5から配信装置1に現在接続しているユーザのうち、カテゴリ「フュージョン」に属するユーザを配信ターゲットとして選定する。ここで、広告配信要求で指定された広告配信ユーザ数が、選定した配信ターゲットのユーザ数よりも多い場合、カテゴリ配列においてカテゴリ「フュージョン」と隣接している、すなわち、カテゴリ「フュージョン」と最も関連性が高いカテゴリ「モダン」を広告配信範囲に加え、カテゴリ「モダン」に属するユーザをさらに広告配信ターゲットとして選定する。
広告配信範囲のカテゴリを拡張した際、広告配信ターゲットとして選定されたユーザ数が広告配信ユーザ数を超えてしまう場合には、最後に拡張したカテゴリに属するユーザの中で、配信ターゲットとなるユーザをランダムに選定したり、過去に受け取った広告数が少ないユーザを優先して選択したりすることによって、広告配信ユーザ数まで制限する。
例えば、広告が属するカテゴリが「フュージョン」、広告配信ユーザ数「50」であり、現在、ユーザ端末5から配信装置1に接続しているユーザ、つまり、広告を受信可能なユーザのうち、カテゴリ「フュージョン」に属するユーザが40ユーザ、カテゴリ「モダン」に属するユーザが30ユーザであるとする。この場合、カテゴリ「フュージョン」に属する40ユーザ全てと、拡張したカテゴリ「モダン」に属するユーザのうち10ユーザを配信ターゲットとして選択し、広告を配信する。配信された広告のクリック状況は履歴として収集され、ユーザが属するカテゴリの更新に用いられる。
また、図14(b)に示すように、広告配信ユーザ数と、広告の配信コストには相関関係がある。そこで、上述したように、広告事業者において、広告配信コストに応じた広告配信ユーザ数を指定する代わりに、広告配信コストを指定してもよい。この場合、配信装置1は、広告事業者端末6から広告配信コストを受信し、受信した広告配信コストから広告配信ユーザ数を決定する。
図15は、図13のステップS22における広告配信ターゲット選定処理の詳細な処理フローを示す図である。
配信装置1の広告事業者インタフェース部16は、広告事業者端末6から広告配信要求を受信すると、配信ターゲット演算部17に受信した広告配信要求を出力する(ステップS31)。配信ターゲット演算部17の配信ターゲット選定部171は、広告配信要求から広告ID及び広告配信ユーザ数Uを取得すると、広告IDをキーとして広告DB123に記憶されている広告データを特定し、特定した広告データから広告格納場所と広告カテゴリを読み出す。配信ターゲット選定部171は、現在配信装置1に接続しているユーザ端末5から受信したユーザIDをキーとしてユーザDB122に記憶されているユーザデータを特定する。この特定したユーザデータを接続中ユーザデータと記載する。配信ターゲット選定部171は、接続中ユーザデータから、広告カテゴリと同一のカテゴリIDがユーザカテゴリに設定されている接続中ユーザデータを選択する。この選択したユーザデータを、ターゲットユーザデータと記載する。配信ターゲット選定部171は、選択したターゲットユーザデータの数をカウントして、広告配信が可能なユーザ数nを得る(ステップS32)。
配信ターゲット選定部171は、ユーザ数nが、広告配信ユーザ数U未満であると判断した場合(ステップS33:NO)、広告配信範囲のカテゴリを1つ拡張する。具体的には、配信ターゲット選定部171は、広告カテゴリをキーとしてカテゴリDB121に記憶されているカテゴリデータを特定し、特定したカテゴリデータから読み出したカテゴリ配列位置に基づいてカテゴリ範囲を拡張する方向を決定する。このとき、カテゴリ配列位置が上位の方向または下位の方向のうち、よりカテゴリ数が多い方向を拡張する方向として決定する。つまり、最下層カテゴリがz個ある場合、読み出したカテゴリ配列位置が1〜z/2であれば下位の方向を、読み出したカテゴリ配列位置がz/2〜zであれば上位の方向を拡張方向とする。
配信ターゲット選定部171は、拡張方向が上位の方向の方向であれば、読み出したカテゴリ配列位置から1を減算した値がカテゴリ配列位置に設定されているカテゴリデータを特定し、拡張方向が下位の方向の方向であれば、読み出したカテゴリ配列位置に1を加算した値がカテゴリ配列位置に設定されているカテゴリデータを特定する。この特定したカテゴリデータが示すカテゴリが、広告配信範囲として拡張したカテゴリとなる(ステップS34)。
配信ターゲット選定部171は、すでにターゲットユーザとして選択されている接続中ユーザデータを除いた中から、ステップS34において特定したカテゴリデータ内のカテゴリIDがユーザカテゴリとして設定されている接続中ユーザデータを選択し、追加するターゲットユーザデータとする。配信ターゲット選定部171は、追加するターゲットユーザデータの数をカウントし、現在のユーザ数nに加算する(ステップS35)。配信ターゲット選定部171は、更新されたユーザ数nが、広告配信ユーザ数U以上であるか否かを判断する(ステップS33)。
配信ターゲット選定部171は、ユーザ数nが広告配信ユーザ数U未満であると判断した場合(ステップS33:NO)、再びステップS34及びS35の処理を行なう。ステップS34では、広告が属するカテゴリのカテゴリ配列位置に基づいて決定したカテゴリ範囲の拡張方向に従って、最後に拡張されたカテゴリのカテゴリ配列位置からさらに1を減算するか、最後に拡張された拡張されたカテゴリのカテゴリ配列位置にさらに1を加算して、新たに拡張するカテゴリのカテゴリ配列位置を得る。そして、新たに拡張したカテゴリのカテゴリ配列位置が設定されているカテゴリデータを特定し、カテゴリIDを読み出す。ステップS35では、すでにターゲットユーザデータとして選択されている接続中ユーザデータを除いた中から、読み出したカテゴリIDがユーザカテゴリに設定されている接続中ユーザデータを、追加対象のターゲットユーザデータとして選択してその数をユーザ数nに加算すると、ステップS33の処理を行なう。
そして、ステップS33において、ユーザ数nが、広告配信ユーザ数U以上であると判断した場合(ステップS33:YES)、さらに、配信ターゲット選定部171は、ユーザ数nが、広告配信ユーザ数Uと等しいか否かを判断する(ステップS36)。
ユーザ数nが、広告配信ユーザ数Uよりも大きい場合(ステップS36:NO)、最後に実施したステップS35(ステップS35を実行しなかった場合は、ステップS32)において選択されたターゲットユーザデータのうち、(ユーザ数n)−(広告配信ユーザ数U)だけ、つまり、広告配信ユーザ数Uから超過している数だけターゲットユーザデータから除外する(ステップS37)。除外するターゲットユーザデータは、ランダムに選択してもよく、配信した広告が多いユーザの順に選択してもよい。配信ターゲット選定部171は、残ったターゲットユーザデータそれぞれについて、ターゲットユーザデータ内のユーザIDにより特定されるユーザのユーザ端末5へ広告を配信するよう、広告配信部153へ指示する(ステップS38)。
一方、ユーザ数nが、広告配信ユーザ数Uと等しい場合(ステップS36:YES)、配信ターゲット選定部171は、特定した全てのターゲットユーザデータそれぞれについて、ターゲットユーザデータ内のユーザIDにより特定されるユーザのユーザ端末5へ広告を配信するよう、広告配信部153へ指示する(ステップS38)。
広告配信部153は、ステップS38において指示されたユーザのユーザ端末5へ広告配信データを配信する。ターゲット情報表示部163は、カテゴリDB121内のカテゴリデータにより示されるカテゴリ階層と、そのカテゴリ階層の中で広告配信範囲に含まれるカテゴリを表示する画面データを生成して広告事業者端末6に出力する。広告事業者端末6は受信した画面データを表示する。
なお、上記においては、広告配信範囲を拡張する際に、カテゴリ配列位置が上位の方向または下位の方向のうち、カテゴリ数が多い方向へと広げたが、広告が属するカテゴリを中心としてカテゴリ配列位置が上位及び下位の両方向へ広告配信範囲を広げてもよい。また、広告配信ユーザ数に達しないうちにカテゴリ配列の先頭または最後の配列位置のカテゴリに至った場合は、逆の方向のカテゴリへと広告配信範囲を広げる。
図16は、広告配信システムにおける定期情報更新処理のシーケンス図である。定期情報更新処置シーケンスは、1日1回など定期的に、バッチ処理により実行される。
配信装置1のカテゴリ階層最適化部172は、ユーザDB122に記憶されている広告閲覧履歴データからカテゴリ毎の広告クリック状況値を取得し、広告クリック状況を表すベクトルである広告クリック状況ベクトルを生成する。そして、生成した各カテゴリの広告クリック状況ベクトルに基づいてカテゴリ間の関連度を算出し、算出した関連度に従ってカテゴリ配列を決定すると、カテゴリ階層を更新する。カテゴリ階層最適化部172は、更新したカテゴリ階層を表すカテゴリデータを生成してカテゴリDB121を更新する(ステップS41)。
続いて、ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、各ユーザについて、ユーザDB122に記憶されている広告閲覧履歴データに基づいて差分クリック数、総クリック数の多い広告が属するカテゴリを取得し、番組視聴履歴データに基づいて、番組が属するカテゴリのうち差分視聴回数、総視聴回数の多いカテゴリを取得する。ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、各ユーザについて取得したカテゴリを、そのユーザが属するカテゴリの変更候補とする(ステップS42)。ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ユーザ端末5に変更候補のカテゴリを表示させ、カテゴリ変更の承認を要求する(ステップS43)。ユーザが、カテゴリ変更を承認するか否認するかの回答と、回答の送信指示をユーザ端末5に入力すると、ユーザ端末5は、入力された回答を配信装置1に送信する(ステップS44)。配信装置1のユーザ所属カテゴリ最適化部173は、受信した回答が承認を示している場合、変更候補のカテゴリのカテゴリIDにより、ユーザデータ内のユーザカテゴリを更新する。
上記の定期情報更新処理の後、広告配信処理を行なう場合、定期情報更新処理により更新されたユーザデータ、カテゴリデータを用いる。
また、上記の定期情報更新処理の後、コンテンツ事業者から新たな番組の番組コンテンツ及び番組カテゴリの登録を行なう際や、新たなユーザが加入する際は、配信装置1は、更新後のカテゴリデータが示すカテゴリ階層をコンテンツ事業者端末4、ユーザ端末5に表示させ、カテゴリを選択させる。
図17は、カテゴリ階層の最適化の例を示す図である。
図17(a)に示すように、カテゴリ階層において、最上位階層のカテゴリ「アウトドア」の配下にはカテゴリ「用品」、「ウェア」があり、カテゴリ「用品」の配下には最下層カテゴリ「サッカーボール」、「歩数系」、「テニスラケット」があり、カテゴリ「ウェア」の配下には、最下層カテゴリ「シューズ」があるとする。
カテゴリ階層最適化部172は、カテゴリ特徴量データを参照し、各最下層カテゴリの広告クリック状況ベクトルを生成する。例えば、広告クリック状況ベクトルが、「販売季節」、「性別」、…の要素ベクトルにより構成されるベクトル(販売季節,性別,…)であり、「販売季節」の要素ベクトルが(春,夏,秋,冬)、「性別」の要素ベクトルが(男,女)、…により表されるとする。
このとき、カテゴリ階層最適化部172は、最下層カテゴリそれぞれについて以下を行なう。
すなわち、カテゴリ階層最適化部172は、広告クリック状況名「販売季節」の広告クリック状況IDを含むカテゴリ特徴量データから(春,夏,秋,冬)それぞれのクリック数を示す広告クリック状況値を読み出し、読み出した広告クリック状況値を正規化して、「販売季節」の要素ベクトルを生成する。
さらに、カテゴリ階層最適化部172は、広告クリック状況名「性別」の広告クリック状況IDを含むカテゴリ特徴量データから(男、女)それぞれのクリック数を示す広告クリック状況値を読み出し、読み出した広告クリック状況値を正規化して、「性別」の要素ベクトルを生成する。
上記を繰り返し、広告クリック状況ベクトルの要素ベクトルを全て生成すると、これら要素ベクトルを要素とする広告クリック状況ベクトルを生成する。
上記により、各最下層カテゴリについて広告クリック状況ベクトル(販売季節,性別,…)=((春,夏,秋,冬),(男,女),…)を生成した結果、以下が得られたとする。
最下層カテゴリ「サッカーボール」の広告クリック状況ベクトルa
=((0,0.8,0.2,0),(0.7,0,3),…)、
最下層カテゴリ「シューズ」の広告クリック状況ベクトルb
=((0.6,0,0,0.4),(0.5,0,5),…)、
最下層カテゴリ「歩数系」の広告クリック状況ベクトルc
=((0.5,0,0.2,0.3),(0.1,0,9),…)、
最下層カテゴリ「テニスラケット」の広告クリック状況ベクトルd
=((0,0.1,0.2,0.7),(0.8,0,2),…)
カテゴリ階層最適化部172は、各カテゴリの広告クリック状況ベクトルの関連度を算出する。この関連度は、2つの広告クリック状況ベクトルをベクトルx(「x→」と記載)、ベクトルy(「y→」と記載)としたときに、以下の式(1)のように、x→とy→の正規化した内積により求められる。但し、x→・y→は、x→とy→の内積であり、|x→|はx→のノルム、|y→|はy→のノルムである。式(1)により求められる関連度は、2つのベクトルのなす角度の余弦であり、より角度が近い、つまり、2つのベクトルの方向が近いほど1に近い大きな値となる。
Figure 0005561860
カテゴリ階層最適化部172は、関連度が高い順、つまり、カテゴリに属する広告がクリック(閲覧)されたときの状況が示す傾向が類似している順に広告クリック状況ベクトルを並べ、配列vを生成する。そこで、カテゴリ階層最適化部172は、まず、算出した関連度が最大の広告クリック状況ベクトルの組み合わせのペアを、配列位置1、2として選択する。そして、配列位置が2番目の広告クリック状況ベクトルと関連度が最も高い他の広告クリック状況ベクトルを配列位置が3番目として選択し、さらに、配列位置が3番目の広告クリック状況ベクトルと関連度が最も高いさらに他の広告クリック状況ベクトルを配列位置が4番目として選択する。これを繰り返すことにより、関連度が高い順に広告クリック状況ベクトルを並べた配列vが生成される。
例えば、以下のように、広告クリック状況ベクトルa、b、c、dの全組み合わせのペアについて、以下の関連度が得られたとする。
Figure 0005561860
この場合、以下の手順で階層化ベクトルを生成する。
(1)カテゴリ階層最適化部172は、最も関連度が高いベクトルの組み合わせを選択する。最も関連度が高いベクトルの組み合わせは、関連度「0.83」の広告クリック状況ベクトルbとcであるため、配列vは(b→,c→)または(c→,b→)となる。
(2)カテゴリ階層最適化部172は、3番目の配列位置のベクトルを選択し、同時に、広告クリック状況ベクトルb、cのうちどちらを先頭とするかを決定する。広告クリック状況ベクトルcとの組み合わせ以外で、広告クリック状況ベクトルbとの関連度が高いのは、関連度「0.70」の広告クリック状況ベクトルdであり、広告クリック状況ベクトルbとの組み合わせ以外で、広告クリック状況ベクトルcとの関連度が高いのは、関連度「0.42」の広告クリック状況ベクトルdである。よって、カテゴリ階層最適化部172は、関連度がより高い広告クリック状況ベクトルbとdが隣接するように並べる。よって、配列v=(c→,b→,d→)となる。
(3)カテゴリ階層最適化部172は、最後の配列位置の広告クリック状況ベクトルdと関連度が最も高い広告クリック状況ベクトルを選択し、現在の最後の配列位置の後ろに加える。上記の場合、選択されていない広告クリック状況ベクトルは広告クリック状況ベクトルaのみであるので、これを最も後ろの配列位置に加え、配列v=(c→,b→,d→,a→)が生成される。
(4)カテゴリ階層最適化部172は、配列vの生成が終了すると、配列vが示す広告クリック状況ベクトルの順に、広告クリック状況ベクトルに対応した最下層カテゴリを並べ、これを新たなカテゴリ階層の最下層とする。上記の場合、配列v=(c→,b→,d→,a→)であるため、最下層カテゴリ「歩数系」、「シューズ」、「テニスラケット」、「サッカーボール」の順となる。カテゴリ階層最適化部172は、最下層カテゴリを先頭から順に所定数毎に区切り、区切った単位毎に最下層の1つ上位の階層のカテゴリを生成する。そして、この生成した階層を先頭から所定数毎に区切り、区切った単位毎にさらに1つ上位の階層のカテゴリを生成する。これを繰り返し、新たなカテゴリ階層を生成する。
例えば、2分木によりカテゴリ階層を生成する場合、カテゴリ「歩数系」及び「シューズ」が配下となる上位のカテゴリαを生成し、カテゴリ「テニスラケット」及び「サッカーボール」が配下となる上位のカテゴリβを生成する。さらに、カテゴリα及びβが配下となるカテゴリγを生成する。
以上の手順により、図17(b)に示す階層化ベクトルが生成される。
なお、広告クリック状況ベクトルの要素ベクトルとして、時間帯、月、曜日や、ユーザの年代、居住地域などを要素とするなど、任意の要素を用いることができる。
また、広告クリック状況ベクトル内において各要素ベクトルを重み付けしてもよい。
図18は、図16のステップS41におけるカテゴリ階層最適化処理の詳細な処理フローを示す図である。
配信装置1のカテゴリ階層最適化部172は、カテゴリDB121から最下層フラグに最下層であることを示す値が設定されているカテゴリデータを特定し、カテゴリIDを読み出すと、さらに、この読み出したカテゴリIDをキーとしてカテゴリDB121に記憶されているカテゴリ特徴量データを特定する。カテゴリ階層最適化部172は、各カテゴリIDについて特定されたカテゴリ特徴量データを用い、各カテゴリの広告クリック状況ベクトルを生成する。つまり、カテゴリ階層最適化部172は、広告クリック状況ベクトルの要素に対応した広告クリック状況IDが設定されているカテゴリ特徴量データから、広告クリック状況値を読み出し、読み出した広告クリック状況値を正規化して要素ベクトルを生成する。カテゴリ階層最適化部172は、広告クリック状況について正規化した要素ベクトルからなる広告クリック状況ベクトルを生成する(ステップS52)。
カテゴリ階層最適化部172は、広告クリック状況ベクトルを組み合わせて生成しうる全てのペアのうち、まだ未選択のペアを選択し、上述した式(1)により関連度を算出する(ステップS53)。まだ未選択のペアがある場合には(ステップS54:NO)、再びステップS53の処理を行う。
カテゴリの広告クリック状況ベクトルの全てのペアについて関連度を算出すると(ステップS54:YES)、カテゴリ階層最適化部172は、関連度が最大の組み合わせの広告クリック状況ベクトルを配列vとする(ステップS55)。続いて、配列vに含まれていない広告クリック状況ベクトルと、配列vの最後尾の広告クリック状況ベクトルとの内積が最大となるベクトルを配列vの最後尾に追加する(ステップS56)。なお、ここで配列位置が3番目の広告クリック状況ベクトルを追加する場合は、ステップS55において選択した2つの広告クリック状況ベクトルのいずれが1番目、あるいは、2番目の配列位置であるかも決定される。
カテゴリ階層最適化部172は、配列vに含まれていない広告クリック状況ベクトルがある場合(ステップS57:YES)、再びステップS56の処理を行なう。
全ての広告クリック状況ベクトルが配列vに含まれた場合(ステップS57:NO)、カテゴリ階層最適化部172は、配列vで示される広告クリック状況ベクトルを対応する最下層カテゴリに置き換え、新たなカテゴリ階層における最下層カテゴリのカテゴリ配列とする。カテゴリ階層最適化部172は、最初の配列位置から最下層カテゴリを2つずつペアとした2分木を生成し、カテゴリ階層を生成する(ステップS58)。カテゴリ階層最適化部172は、生成したカテゴリ階層を表すカテゴリデータにより、カテゴリDB121に記憶されているカテゴリデータを更新する(ステップS59)。
なお、上記処理において生成される上位層カテゴリのカテゴリデータには、カテゴリ名が設定されないため、上位層カテゴリのカテゴリ名は、IP事業者端末3によりカテゴリデータに登録する。
図19は、ユーザカテゴリ最適化の例を示す図である。配信装置1は、各ユーザが視聴した番組や、閲覧した広告の履歴を蓄積しており、これらの番組や広告のカテゴリによってユーザが属するカテゴリを更新する。
例えば、ユーザが入会時に、自身が属するカテゴリとして「フュージョン」を登録したが、最近はモダンジャズの番組を多く視聴している場合、ユーザが属するカテゴリを「モダン」に更新する。
図20は、図16のステップS42におけるユーザカテゴリ最適化処理の詳細な処理フローを示す図である。
まず、ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ユーザIDを1つ選択する(ステップS61)。ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、選択したユーザIDをキーにしてユーザDB122に記憶されている広告閲覧履歴データを特定し、各広告IDに対応した差分クリック数及び総クリック数を読み出す(ステップS62)。
続いて、ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、選択したユーザIDをキーにしてユーザDB122に記憶されている番組視聴履歴データを特定し、各カテゴリIDに対応した差分視聴回数及び総視聴回数を読み出す(ステップS63)。
ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ステップS62において読み出した広告IDをキーにして広告DB123に記憶されている広告データを特定し、広告カテゴリを読み出す。そして、同じ広告カテゴリが読み出された広告IDについて差分クリック数の合計、総クリック数の合計を算出する。これにより、各広告カテゴリにより示されるカテゴリの差分クリック数、総クリック数が算出される。ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、差分クリック数が多い順から所定数n1のカテゴリ、総クリック数が多い順から所定数n2のカテゴリを、ユーザが属するカテゴリの候補とする(ステップS64)。
また、ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ステップS63において読み出した差分視聴回数が多い順から所定数n3のカテゴリ、総視聴回数が多い順から所定数n4のカテゴリを変更候補のカテゴリとする(ステップS65)。
なお、所定数n1,n2、n3、n4は任意の整数とすることができる。
ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ステップS62において特定した広告閲覧履歴データの差分クリック数に0を設定するとともに、ステップS63において特定した番組視聴履歴データの差分視聴回数に0を設定する(ステップS66)。
ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、ステップS64及びS65において選択した変更候補のカテゴリのカテゴリ名を、ステップS61において選択したユーザIDの送信元のユーザ端末5に送信し、カテゴリ変更を許可するか否かを問い合わせる。ユーザ端末5からカテゴリ変更許可を受信した場合(ステップS67:YES)、ユーザIDをキーにしてユーザDB122に記憶されているユーザデータを特定し、ステップS64及びS65において選択した変更候補のカテゴリのカテゴリIDをユーザカテゴリに書き込む(ステップS68)。
ユーザ端末5からカテゴリ変更を否認する旨を受信した場合(ステップS67:NO)、ステップS68の処理はスキップする。
ユーザ所属カテゴリ最適化部173は、未選択のユーザIDがある場合(ステップS69:NO)、ステップS61からの処理を繰り返す。そして、全てのユーザIDについて上記処理を終了したと判断した場合(ステップS69:YES)、処理を終了する。
なお、問合せ対象のユーザ端末5が配信装置1に接続されていない場合、ステップS67、S68の処理はスキップし、ユーザ端末5が接続されたときに実行する。
なお、上記実施形態では、カテゴリ配列を得るためにカテゴリ階層を用いているが、カテゴリ階層の最下層カテゴリに相当するカテゴリ配列のみを用いることもできる。この場合、図11のステップS11において、カテゴリDB121には、カテゴリ配列を構成するカテゴリのカテゴリデータのみが登録され、カテゴリデータに最下層フラグは不要となる。そして、図18のステップS58において、配列vを構成する広告クリック状況ベクトルを対応するカテゴリに置き換え、新たなカテゴリ配列を生成すると、ステップS59においては、生成したカテゴリ配列を表すカテゴリデータにより、カテゴリDB121に記憶されているカテゴリデータを更新する。
また、上記のように最下層カテゴリのカテゴリ配列を更新したのち、その上位層カテゴリについては、IPTV事業者等において定義してもよい。これにより、最下層カテゴリ間の関連について把握が容易となる。
上記実施形態においては、ユーザが視聴しているコンテンツをIPTVの番組としたが、任意のコンテンツとしてもよい。また、上記実施形態においては、広告配信ターゲットとするユーザを、ユーザ端末5から配信装置1に接続中のユーザとしているが、広告を電子メールなどにより送信する場合など、現在ネットワークに接続されていないユーザを対象としてもよい。
従来の技術では、属性情報から商品に興味あがると判断されたユーザ全てに対して広告を配信していたため、広告配信数を考慮することができなかった。本実施形態では、予算に応じた配信数だけ広告を配信することができ、また、カテゴリ間の関連性に基づいて配信対象を決定するため、最も効果が高いユーザに広告を配信することができる。
また、カテゴリ間の関連性は、市場動向によっても変化していく。本実施の形態では、ユーザがクリックしたときの広告の状況や、クリックしたユーザの属性等に基づいて、カテゴリ間の関連性を更新することができ、この更新されたカテゴリ間の関連性に基づいて広告配信範囲を決定しているため、広告を配信するその時々で、最も広告の効果が高いユーザを常に選択することができる。
また、従来の技術では、ユーザと他のユーザとの関係、ユーザが買った商品、また、その商品間の関係性により属性を判断し、その属性に基づいて各ユーザに合った商品を推薦するための広告を提供している。よって、ある程度の履歴が蓄積されないと、属性が推測できない。本実施の形態では、入会時に登録されたユーザのカテゴリに基づいて、入会当初からユーザに合った広告を配信することができ、また、時間の趣向の変化に合わせてユーザの属するカテゴリを適切なカテゴリに変更していくことも可能である。
また、市場動向によって決定されるカテゴリ間の関連性と、広告事業者が指定した広告のカテゴリにより広告配信範囲を決定しているため、新たな商品について広告を配信する際にも市場動向を踏まえた広告配信を行なうことができる。
なお、配信装置1、IPTV事業者端末3、コンテンツ事業者端末4、ユーザ端末5、及び、広告事業者端末6は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した配信装置1、IPTV事業者端末3、コンテンツ事業者端末4、ユーザ端末5、及び、広告事業者端末6の各部の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPUや各種メモリ、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
1…配信装置
11…番組DB
12…広告配信用DB群
121…カテゴリDB
122…ユーザDB
123…広告DB
13…IPTV事業者インタフェース部
131…カテゴリ階層定義部
14…コンテンツ事業者インタフェース部
141…番組入力部
15…ユーザインタフェース部
151…初期配信希望入力部
152…番組配信部
153…広告配信部
154…ユーザアクション収集部
155…番組視聴履歴更新部
156…広告閲覧履歴更新部
16…広告事業者インタフェース部
161…広告入力部
162…初期広告配信ルール定義部
163…ターゲット情報表示部
17…配信ターゲット演算部
171…配信ターゲット選定部
172…カテゴリ階層最適化部
173…ユーザ所属カテゴリ最適化部
3…IPTV事業者端末
4…コンテンツ事業者端末
5…ユーザ端末
6…広告事業者端末

Claims (5)

  1. 複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報と、前記カテゴリに属する広告が閲覧された状況とを記憶するカテゴリ記憶部と、
    各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部と、
    配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定部と、
    前記配信ターゲット選定部が特定したユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信部と、
    前記ユーザの端末において前記広告配信部が配信した広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、受信した前記通知に基づいて前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況を前記カテゴリ記憶部に書き込む広告閲覧履歴更新部と、
    前記カテゴリ記憶部から前記カテゴリに属する前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況が示す傾向の類似性に基づいて前記カテゴリ間の関連性を取得し、前記カテゴリ記憶部内の前記カテゴリ情報を更新するカテゴリ階層最適化部と、
    を備えることを特徴とする広告配信装置。
  2. 前記広告が閲覧されたときの状況は、前記広告が閲覧されたときの時間的傾向、または、前記広告を閲覧したユーザの属性の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. ユーザが配信を要求したコンテンツの情報、または、前記ユーザの端末において前記広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、配信を要求した前記コンテンツが属するカテゴリ、または、閲覧された前記広告が属するカテゴリに基づいて前記ユーザが属するカテゴリを更新するユーザ所属カテゴリ最適化部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  4. 広告配信装置が実行する広告配信方法であって、
    前記広告配信装置は、
    複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報と、前記カテゴリに属する広告が閲覧された状況とを記憶するカテゴリ記憶部と、
    各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部とを備えており、
    前記広告配信装置の配信ターゲット選定部が、配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定過程と、
    前記広告配信装置の広告配信部が、前記配信ターゲット選定過程において特定されたユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信過程と、
    前記ユーザの端末において前記広告配信過程で配信された広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、受信した前記通知に基づいて前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況を前記カテゴリ記憶部に書き込む広告閲覧履歴更新過程と、
    前記カテゴリ記憶部から前記カテゴリに属する前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況が示す傾向の類似性に基づいて前記カテゴリ間の関連性を取得し、前記カテゴリ記憶部内の前記カテゴリ情報を更新するカテゴリ階層最適化過程と、
    を有することを特徴とする広告配信方法。
  5. コンピュータを、
    複数のカテゴリの関連性を示すカテゴリ情報と、前記カテゴリに属する広告が閲覧された状況とを記憶するカテゴリ記憶部、
    各ユーザが属する前記カテゴリを記憶するユーザ記憶部、
    配信する広告が属するカテゴリを広告配信範囲とし、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリに属するユーザを特定し、特定したユーザの数が前記広告の配信対象のユーザ数である広告配信ユーザ数に満たない場合は、前記カテゴリ記憶部を参照して前記広告配信範囲の前記カテゴリと関連性の高い他の前記カテゴリを選択して前記広告配信範囲に追加し、前記ユーザ記憶部を参照して前記広告配信範囲に追加した前記カテゴリに属するユーザをさらに特定する処理を、特定したユーザの数が前記広告配信ユーザ数に達するまで繰り返す配信ターゲット選定部、
    前記配信ターゲット選定部が特定したユーザのユーザ端末に前記広告を配信する広告配信部、
    前記ユーザの端末において前記広告配信部が配信した広告が閲覧されたことを示す通知を受信し、受信した前記通知に基づいて前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況を前記カテゴリ記憶部に書き込む広告閲覧履歴更新部、
    前記カテゴリ記憶部から前記カテゴリに属する前記広告が閲覧された状況を取得し、取得した状況が示す傾向の類似性に基づいて前記カテゴリ間の関連性を取得し、前記カテゴリ記憶部内の前記カテゴリ情報を更新するカテゴリ階層最適化部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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