JP5561677B2 - 内視鏡 - Google Patents

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本発明は、被験者の体腔内に挿入され体腔内の観察対象を撮像する内視鏡に関するものである。
内視鏡を使用する手術の場合、開腹手術とは異なり、術者が得られる視野は、内視鏡によって限定される。したがって、体腔内の状況を把握するため、手術中に内視鏡を動かし、常に術者の望む視野を確保する必要がある。この役割は、通常、術者と異なるカメラ助手が担当する。カメラ助手には術者の意志をよく汲み取り、術者の望む場所を内視鏡を通じて素早く映し出すことが求められる。そのためにはカメラ助手にも豊富な手術経験、手術内容や臓器配置など解剖学的な知識が必要になる。さらに、手術中、常に安定な画面を提示するには、カメラを保持した状態で長時間の姿勢保持が求められるため、カメラ助手の肉体的・精神的負担が大きくなる。
これに対し、ビームスプリッタを用いて簡易に視野を変更することができる内視鏡が開示されている(例えば、非特許文献1)。この内視鏡は、縦方向の偏光板と観察窓のついた外側スリーブと、ならびに横方向の偏光板と観察窓のついた内側スリーブとで構成されている。側視のみを観察する場合、観察窓の方向を揃えることにより正面からの光を直交する偏光板により遮断する。また、直視のみを観察する場合、偏光板の向きを揃えると、内側スリーブの観察窓が閉じることにより側面からの光が遮断される。このように、上記非特許文献1に係る内視鏡は、スリーブの回転という簡易な操作のみで視野変更ができる。
金 季利、松宮 潔、正宗 賢、土肥 健純、「ビームスプリッタを用いた視野可変内視鏡における基礎研究」、日本コンピュータ外科学会大会、2006年10月、06(II)-11、p.53-p.54
上記非特許文献1に係る内視鏡は、簡易とはいえ視野を変更する作業が必要なので2視野を同時に得ることができない。
本発明は上記した問題点に鑑み、2視野の画像を同時に得ることができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、体腔内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端部分に設けられた対物光学部と、前記対物光学部により結像された光束を前記挿入部の基端へ伝達する光学系とを備える内視鏡において、前記対物光学部は、前記挿入部の前方から入射する直視光束を前記光学系に結像する直視部と、前記挿入部の側方から入射する側視光束を前記光学系に結像する側視部とを有し、前記光学系は、前記直視光束を互いに直交する第1の偏光成分と第2の偏光成分とに分離し前記第1の偏光成分を抽出すると共に、前記側視光束を互いに直交する第3の偏光成分と第4の偏光成分とに分離し前記第1の偏光成分と振動方向が異なる第4の偏光成分を抽出する抽出部と、前記抽出部で抽出された前記第1の偏光成分および前記第4の偏光成分からなる透過光を前記挿入部の基端へ伝達する伝達部と、伝達された前記透過光を前記第1の偏光成分と第4の偏光成分とに分離する分離部とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、前記抽出部と前記分離部とが偏光ビームスプリッタであることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、前記伝達部は前記挿入部の先端部分から基端へ前記透過光を伝達するリレーレンズであり、前記光学系は、前記透過光を補正するレクティファイアをさらに有することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、前記分離部において分離された前記第1の偏光成分と前記第4の偏光成分を撮像するカメラを備えることを特徴とする。
本発明によれば、直視光束と側視光束から第1の偏光成分と第4の偏光成分とを抽出し、抽出された第1の偏光成分と第4の偏光成分とを透過光として一体的に伝達すると共に、伝達された透過光を第1の偏光成分と第4の偏光成分とに分離することにより、2視野の画像を同時に得ることができる。
本実施形態に係る内視鏡の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る内視鏡の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示す内視鏡1は、挿入部2と、当該挿入部2の先端部分2Aに設けられ挿入部2の前方および側方の撮像対象を視野に含めることができる対物光学部3と、光学系6と、接眼光学部7と、カメラ8とを備える。この内視鏡1は、対物光学部3、光学系6、接眼光学部7、カメラ8の順で配置され、体腔内に挿入部2を挿入して対物光学部3で結像された光束が光学系6によって接眼光学部7へ伝達され、カメラ8で撮像する。
挿入部2は、筒状体で構成されている。対物光学部3は、直視部4と側視部5とを含む。本実施形態の場合、直視部4と側視部5とは、凹レンズ型のアクロマートレンズで構成されている。なお、アクロマートレンズとは、屈折率の異なる二つのレンズを貼り合わせることで色収差、球面収差、コマ収差などを抑制したレンズである。なお、以下の説明において、直視部4の光軸を第1の光軸10といい、側視部5の光軸を第2の光軸11という。
直視部4は、先端部分2Aの前面に配置されており、挿入部2の前方から入射する直視光束12を光学系6に結像する。側視部5は、先端部分2Aの側面に配置されており、挿入部2の側方から入射する側視光束13を光学系6に結像する。
光学系6は、対物光学部3で結像された直視光束12および側視光束13から所定の偏光成分を抽出する抽出部と、抽出された偏光成分を透過光(本図には図示しない)として一体的に挿入部2の基端へ伝達する伝達部と、伝達された透過光を直視成分と側視成分とに分離する分離部とを有する。
本実施形態の場合、光学系6は、図2に示すように、対物光学部3と接眼光学部7との間に設けられており、抽出部としての第1の偏光ビームスプリッタ20、伝達部としてのリレーレンズ21、分離部としての第2の偏光ビームスプリッタ22とを有し、第1の偏光ビームスプリッタ20、リレーレンズ21、第2の偏光ビームスプリッタ22の順に第1の光軸10上に配置されている。
本図に示すように、以下の説明では、直視光束12のP偏光成分を直視P偏光成分12P、直視光束12のS偏光成分を直視S偏光成分12S、側視光束13のP偏光成分を側視P偏光成分13P、側視光束13のS偏光成分を側視S偏光成分13Sという。
本実施形態の場合、第1の偏光ビームスプリッタ20と第2の偏光ビームスプリッタ22は、入射した光束のうちP偏光成分を透過すると共に、S偏光成分を90度回転させる。本実施形態に係る内視鏡では、この機能を利用して、第1の偏光ビームスプリッタ20によって直視P偏光成分と側視S偏光成分を抽出すると共に、第2の偏光ビームスプリッタ22によって透過光28を直視P偏光成分と側視S偏光成分に分離する。
第1の偏光ビームスプリッタ20は、立方体で構成され、一面に設けられ直視光束12が入射する直視入射面25と、当該直視入射面25に直交する面に設けられ側視光束13が入射する側視入射面26とを備える。また、第1の偏光ビームスプリッタ20は、直視入射面25に対向する面に、透過光28を出射する透過光出射面27が設けられている。さらに、第1の偏光ビームスプリッタ20は、側視入射面に対向する面に、導かれた光を吸収する吸収面29が設けられている。第1の偏光ビームスプリッタ20は、直視入射面25および透過光出射面27が第1の光軸10に対し垂直となるように、かつ、側視入射面26が第2の光軸11に対し垂直となるように固定される。
第1の偏光ビームスプリッタ20は、直視入射面25に入射した直視光束12のうち第1の偏光成分としての直視P偏光成分12Pを透過して透過光出射面27から出射すると共に、第2の偏光成分としての直視S偏光成分12Sを90度回転させ吸収面29に導光する。
また、第1の偏光ビームスプリッタ20は、側視入射面26に入射した側視光束13のうち第3の偏光成分としての側視P偏光成分13Pを透過して吸収面29に導光すると共に、第4の偏光成分としての側視S偏光成分13Sを90度回転させて透過光出射面27から出射する。
第2の偏光ビームスプリッタ22は、第1の偏光ビームスプリッタ20と同様に立方体で構成され、一面に透過光28が入射する透過光入射面30が設けられている。また、第2の偏光ビームスプリッタ22は、当該透過光入射面30に対向する面に設けられた直視出射面31と、前記透過光入射面30に直交する面に設けられた側視出射面32とを備える。第2の偏光ビームスプリッタ22は、透過光入射面30および直視出射面31が第1の光軸10に対し垂直となるように固定される。
第2の偏光ビームスプリッタ22は、透過光入射面30に入射した透過光28のうち直視P偏光成分12Pを透過して直視出射面31から出射すると共に、側視S偏光成分13Sを90度回転させて側視出射面32から出射する。
リレーレンズ21は、第1の光軸10上に複数のレンズを配置してなる単一のレンズ系で構成される。リレーレンズ21は、反射防止膜をコーティングすることにより、透過光28の偏光成分の変化を抑えることができる。本実施形態の場合、リレーレンズ21には反射防止膜としてMGF2の単層コーティングを施したレンズを使用する。
因みに、偏光成分が変化すると、第1の偏光ビームスプリッタ20から出射された直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとが互いに重複してしまう。一般にP偏光成分とS偏光成分では物体に入射する際の透過率が異なるため、第1の偏光ビームスプリッタ20から出射された直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとの比率は等しくならない。つまり第1の偏光ビームスプリッタ20から出射された直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとが一体となった透過光28は、ある方向の振動成分が弱まった状態になる。その結果、第1の偏光ビームスプリッタ20と第2の偏光ビームスプリッタ22の間で偏光の状態が維持されず、出力された直視P偏光成分12Pの画像と側視S偏光成分13Sの画像が互いに重複することになる。以下の説明では、この現象をオーバーラップという。
内視鏡1は、光学系6にレクティファイア36をさらに備えることとしてもよい。光学系6は、レクティファイア36を備えることにより、リレーレンズ21において偏光成分を伝達する際にオーバーラップが発生したとしても、前記透過光28を補正して前記オーバーラップをより確実に解消することができる。
レクティファイア36は、リレーレンズ21と第2の偏光ビームスプリッタ22の間に設けられ、図示しないが半波長板と屈折力のないレンズ系によって構成される。波長板とは直線偏光の光に所定の位相差を与える光学素子である。半波長板は、入射光の偏光面にπ[rad]の位相差を与える。これにより入射光の偏光面は半波長板の高速軸に対して反転する。屈折力のないレンズ系とは、例えば同じ曲率半径を持つ凹レンズと凸レンズの組み合わせによって実現され、入射光の偏光面を再び回転させる。これらの光学素子を組み合わせて偏光の乱れを補正する。レクティファイア36を通ることにより、偏光成分は、元の偏光面からθ傾いた光を半波長板により−θ傾いた状態となる。これをθの傾きを生むように設計された屈折力のないレンズ系に通すことで、偏光成分は元の状態に戻る。
接眼光学部7は、挿入部2の基端部分に設けられた本体40(図1)に固定されており、直視出射面31の光軸上に設けられた直視用接眼部41と、側視出射面32の光軸上に設けられた側視用接眼部42とを有する。本実施形態の場合、直視用接眼部41と側視用接眼部42とは、凸型のアクロマートレンズで構成されている。直視用接眼部41は、第1の光軸10上に配置されている。側視用接眼部42は、前記第1の光軸10に直交する方向に配置されている。
カメラ8は、直視用接眼部41に連結された直視用カメラ43と、側視用接眼部42に連結された側視用カメラ44とを有する。直視用カメラ43および側視用カメラ44は特に限定されるものではないが、例えば、3CCD(CCD; Charge Coupled Devices)などの撮像素子を備えたカメラを用いることができる。直視用カメラ43および側視用カメラ44は、図示しないがキャプチャーボードを介してパーソナルコンピュータに接続されている。直視用カメラ43は、直視P偏光成分12Pを撮像して直視画像を出力する。側視用カメラ44は、側視S偏光成分13Sを撮像して側視画像を出力する。
本実施形態の場合、第1の偏光ビームスプリッタ20、リレーレンズ21は、挿入部2の筒状体内に設けられている。第2の偏光ビームスプリッタ22は接眼光学部7が固定されている本体40に設けられている。レクティファイア36を設ける場合は、前記本体に設けることができる。内視鏡1は、挿入部2の先端部分2Aに周囲を照明する光源(図示しない)が設けられている。
(作用および効果)
次に上記のように構成された内視鏡1の作用および効果について説明する。内視鏡1は、挿入部2が被検者の体腔内に挿入され、観察対象を視野に含む位置に保持される。
直視部4は入射した直視光束12を第1の偏光ビームスプリッタ20に結像する。この場合、直視光束12は、直視入射面25から第1の偏光ビームスプリッタ20内に入射する。同時に側視部5は入射した側視光束13を側視入射面26を介して第1の偏光ビームスプリッタ20に結像する。この場合、側視光束13は、側視入射面26から第1の偏光ビームスプリッタ20内に入射する。
第1の偏光ビームスプリッタ20は、直視光束12から直視P偏光成分12Pを抽出すると共に、側視光束13から側視S偏光成分13Sを抽出する。すなわち、第1の偏光ビームスプリッタ20は、直視入射面25から入射した直視光束12のうち、直視P偏光成分12Pを透過して透過光出射面27から出射すると共に、直視S偏光成分12Sを吸収する。一方、第1の偏光ビームスプリッタ20は、側視入射面26から入射した側視光束13のうち、側視P偏光成分13Pを吸収すると共に、側視S偏光成分13Sを90度回転させ透過光出射面27から出射する。
上記のようにして第1の偏光ビームスプリッタ20において抽出された直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sは、透過光28として一体的に透過光出射面27から出射され、リレーレンズ21によって第2の偏光ビームスプリッタ22へ伝達される。
第2の偏光ビームスプリッタ22は、一体的に伝達された透過光28を再び直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとに分離する。すなわち、第2の偏光ビームスプリッタ22は、透過光入射面30から入射してきた直視P偏光成分12Pをそのまま直視出射面31から出射すると共に、側視S偏光成分13Sを90度回転させ側視出射面32から出射する。
直視用接眼部41は、透過光28から分離された直視P偏光成分12Pを直視用カメラ43の撮像素子上に結像する。これにより直視P偏光成分12Pは、パーソナルコンピュータの表示画面に直視画像として出力される。
側視用接眼部42は、透過光28から分離された側視S偏光成分13Sを側視用カメラ44の撮像素子上に結像する。これにより側視S偏光成分13Sは、パーソナルコンピュータの表示画面に側視画像として出力される。
このように、本実施形態に係る内視鏡1は、直視光束12と側視光束13から直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとを抽出し、抽出された直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとを透過光28として一体的に伝達すると共に、伝達された透過光28を直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sとに分離することにより、視野を変更することなく2視野の画像を同時に得ることができる。
特に、内視鏡1は、第1の偏光ビームスプリッタ20において直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sを抽出し、それらを一体的にリレーレンズ21によって伝達すると共に、一体的に伝達された偏光成分を第2の偏光ビームスプリッタ22において再び直視P偏光成分12Pと側視S偏光成分13Sに分離する構成としたことにより、前記リレーレンズ21を単一の構成とすることができ、部品点数を低減し、小型化を実現することができる。
また、観察対象を照明する光源の光量を制御することにより、偏光成分のオーバーラップを軽減することができる。すなわち、観察対象の反射が強い場合は光量を減少させ、観察対象の反射が弱い場合は光量を増大させるとよい。なお、光量は、得られた画像から取得した輝度値をフィードバックすることにより制御することができる。
内視鏡1は、レクティファイア36を設けることにより、偏光成分がリレーレンズ21によって変化した場合、偏光成分を補正して伝達の際に発生するオーバーラップをより確実に解消することができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。例えば、伝達部がリレーレンズ21で構成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、光ファイバーなどでもよい。
対物光学部3および接眼光学部7がアクロマートレンズで構成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、通常の凸レンズでもよい。
第1の偏光ビームスプリッタ20と第2の偏光ビームスプリッタ22は、入射した光束のうちP偏光成分を透過すると共に、S偏光成分を90度回転させる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、入射した光束のうちS偏光成分を透過すると共に、P偏光成分を90度回転させることとしてもよい。
抽出部は、偏光ビームスプリッタである場合について説明したが、本発明はこれに限らず、入射した光束から一方向に振動する光を取り出すことができる光学素子であればよい。例えば、抽出部は、偏光子、波長板などを用いることができる。偏光子は、偏光ビームスプリッタなどの偏光プリズムのほかに、2色性を利用した偏光板などがある。
1 内視鏡
2 挿入部
2A 先端部分
3 対物光学部
4 直視部
5 側視部
6 光学系
12 直視光束
12P 直視P偏光成分(第1の偏光成分)
12S 直視S偏光成分(第2の偏光成分)
13 側視光束
13P 側視P偏光成分(第3の偏光成分)
13S 側視S偏光成分(第4の偏光成分)
20 第1の偏光ビームスプリッタ(抽出部)
21 リレーレンズ(伝達部)
22 第2の偏光ビームスプリッタ(分離部)
28 透過光
36 レクティファイア
43 直視用カメラ(カメラ)
44 側視用カメラ(カメラ)

Claims (4)

  1. 体腔内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の先端部分に設けられた対物光学部と、
    前記対物光学部により結像された光束を前記挿入部の基端へ伝達する光学系と
    を備える内視鏡において、
    前記対物光学部は、
    前記挿入部の前方から入射する直視光束を前記光学系に結像する直視部と、
    前記挿入部の側方から入射する側視光束を前記光学系に結像する側視部と
    を有し、
    前記光学系は、
    前記直視光束を互いに直交する第1の偏光成分と第2の偏光成分とに分離し前記第1の偏光成分を抽出すると共に、前記側視光束を互いに直交する第3の偏光成分と第4の偏光成分とに分離し前記第1の偏光成分と振動方向が異なる前記第4の偏光成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出された前記第1の偏光成分および前記第4の偏光成分からなる透過光を前記挿入部の基端へ伝達する伝達部と、
    伝達された前記透過光を前記第1の偏光成分と前記第4の偏光成分とに分離する分離部と
    を有することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記抽出部と前記分離部とは偏光ビームスプリッタであることを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. 前記伝達部は前記挿入部の先端部分から基端へ前記透過光を伝達するリレーレンズであり、
    前記光学系は、前記透過光を補正するレクティファイアをさらに有することを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡。
  4. 前記分離部において分離された前記第1の偏光成分と前記第4の偏光成分を撮像するカメラを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡。
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