JP5561033B2 - ガスクロマトグラフ - Google Patents
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Description
ガスクロマトグラフ101は、器壁を有する筐体20と、筐体20の内部に配置されるオーブン10と、試料ガスが通過するカラム31と、オーブン10の内部に配置される第一ハネ32と、第一モータ40と、第一ハネ32と第一モータ40とを連結する第一シャフト34と、オーブン10の外部に配置される第二ハネ33と、第二モータ41と、第二ハネ33と第二モータ41とを連結する第二シャフト35とを備える。
そして、背面壁12には円柱形状の貫通孔12aが形成されており、第一シャフト34が貫通孔12aを貫通することにより、オーブン10の内部の第一ハネ32と、オーブン10の外部の第一モータ40とを連結する。
第一シャフト34は、所定の耐熱性と所定の強度を有する金属(例えば、鉄等)で形成されており、例えば、直径10mm、長さ235mm等の円柱形状である。そして、第一シャフト34の一端部は、第一ハネ32の中央部に固定されている。そして、第一シャフト34の他端部は、第一モータ40に対して円柱形状の中心軸を回転軸として回転自在となるように支持されている。
第二シャフト35は、所定の耐熱性と所定の強度を有する金属(例えば、鉄等)で形成されており、例えば、直径10mm、長さ235mm等の円柱形状である。そして、第二シャフト35の一端部は、第二ハネ33の中央部に固定されている。そして、第二シャフト35の他端部は、第二モータ41に対して円柱形状の中心軸を回転軸として回転自在となるように支持されている。なお、第二モータ41が前方に配置され、第二ハネ33が後方に配置されている。
左側壁21の前部下部と中部下部とには、複数個の長穴の開口部21aが形成されるとともに、右側壁22の前部中部と前部下部とには、複数個の長穴の開口部22aが形成されている。
背面壁123の中央部には、直径L3(例えば、100〜130mm)の円形状の後側開口部123aが形成されている。後側開口部123aの前方5〜10mmの位置には、第二ハネ33が配置されている。なお、回転軸と垂直となる面において、後側開口部123aの面積は、第二ハネ33の回転面積(直径L1の円形状)の1.1倍となっている。
そこで、本発明は、モータと筐体とを適切に冷却することができるガスクロマトグラフを提供することを目的とする。
また、「回転面積」とは、第二ハネが回転してできる面積のことをいう。
また、上記の発明において、前記後側開口部は、四角形であるようにしてもよい。
また、上記の発明において、前記所定の方向と垂直となる面において、前記後側開口部の面積は、前記第二ハネの回転面積の1.2倍以上2.25倍以下であるようにしてもよい。
本発明のガスクロマトグラフによれば、後側開口部の面積は、第二ハネの回転面積の1.2倍以上2.25倍以下であるようにしているので、後側開口部の周縁部から空気を入れ、モータの周りに空気を流通させ、その後、後側開口部の中央部から排出させることが確実にできる。
ガスクロマトグラフ1は、器壁を有する筐体20と、筐体20の内部に配置されるオーブン10と、試料ガスが通過するカラム31と、オーブン10の内部に配置される第一ハネ32と、第一モータ40と、第一ハネ32と第一モータ40とを連結する第一シャフト34と、オーブン10の外部に配置される第二ハネ33と、第二モータ41と、第二ハネ33と第二モータ41とを連結する第二シャフト35とを備える。
左側壁21の前部下部と中部下部とには、複数個の長穴の開口部21aが形成されるとともに、右側壁22の前部中部と前部下部とには、複数個の長穴の開口部22aが形成されている。
背面壁23の中央部には、一辺L2(例えば、110mm)の四角形の後側開口部23aが形成されている。後側開口部23aの前方5〜10mmの位置には、第二ハネ33が配置されている。なお、回転軸と垂直となる面において、後側開口部23aの面積は、第二ハネ33の回転面積(直径L1の円形状)の1.5倍となっている。
さらに、後側開口部23aの周縁部には、四角筒形状(例えば、一辺110mm、高さ90mm)のダクト23bが形成されている。つまり、ダクト23bの内部に第二ハネ33と第二モータ41とが配置されている。
(1)上述したガスクロマトグラフ1において、ダクト23bの内部に第二ハネ33と第二モータ41とが配置されているような構成を示したが、ダクトの内部に第二ハネと第二モータと第一モータとが配置されているような構成としてもよい。
(2)上述したガスクロマトグラフ1において、第一モータ40と第二モータ41とが分離されて設けられているような構成を示したが、第一シャフトと第二シャフトとを連結させることにより、第一モータと第二モータとが一体的になるように1個のモータで設けられているような構成としてもよい。
10 オーブン
20 筐体
21a、22a 前側開口部
23a 後側開口部
23b ダクト
31 カラム
32 第一ハネ
33 第二ハネ
34 第一シャフト
35 第二シャフト
40 第一モータ
41 第二モータ
Claims (3)
- 外部と内部とを分離する器壁を有する筐体と、
前記筐体の内部に、前記器壁と空間を空けて配置されるオーブンと、
前記オーブンの内部に配置されるカラム及び第一ハネと、
前記筐体の内部であり、かつ、前記オーブンの外部である位置に配置される第二ハネ、第一モータ及び第二モータと、
所定の方向に伸びる棒状であり、一端部に第一ハネが接続され、前記第一モータによって所定の方向を中心軸として回転する第一シャフトと、
所定の方向に伸びる棒状であり、一端部に第二ハネが接続され、前記第二モータによって所定の方向を中心軸として回転する第二シャフトとを備え、
前記筐体とオーブンとの間を所定の方向に流通するように空気を通過させるために、前記筐体の前部には前側開口部が形成されるとともに、前記筐体の後部には後側開口部が形成されており、
前記第二ハネは、当該後側開口部の前方に配置されるガスクロマトグラフであって、
前記所定の方向と垂直となる面において、前記後側開口部の面積は、前記第二ハネの回転面積の1.2倍以上2.25倍以下であり、
前記後側開口部の周縁部から前記オーブンに向かって所定の方向に伸び、かつ、伸びた端面と前記オーブンとの間には隙間が形成された筒形状のダクトが形成されており、
前記ダクトの内部に、少なくとも第二ハネと第二モータとが配置されていることを特徴とするガスクロマトグラフ。 - 前記後側開口部は、四角形であることを特徴とする請求項1に記載のガスクロマトグラフ。
- 前記第一シャフトと第二シャフトとは、結合されて一本のシャフトとなるとともに、
前記第一モータと第二モータとは、一体的に機能するように一個のモータとなっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスクロマトグラフ。
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