JP5560351B1 - 理化学装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、個別独立に切り替えることができる理化学装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】オン/オフ切替可能なボタンの操作により、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、個別独立に切り替える。これにより、採否に拘わらずオブジェクトを強調表示する状態、採用とされたオブジェクトのみを強調表示する状態、非採用とされたオブジェクトのみを強調表示する状態、および、採否に拘わらずオブジェクトを強調表示しない状態を、任意に切り替えることができる。ユーザは、これらの表示を切り替えながら、採否処理の結果が適正であるか否かを、容易に目視判断できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、細胞を撮影して得られた画像を処理する理化学装置および画像処理方法に関する。
医薬品を研究・開発する過程では、医薬品の候補となる化合物を絞り込むスクリーニングが行われる。スクリーニングにおいては、例えば、細胞を投入した培養液を複数用意し、各培養液に、種々の条件を変更しつつ化合物を添加して、細胞を培養する。そして、細胞の培養状態に基づいて、医薬品の候補となる化合物を絞り込む。
このようなスクリーニングにおいては、従来、試薬を用いて細胞の培養状態を評価していた。具体的には、細胞に試薬をかけて、細胞内の特定の分子を蛍光反応させ、その蛍光の強さを測定することにより、細胞の培養状態を判定していた。しかしながら、この方法には、高価な試薬が必要となる上、蛍光反応に時間が掛かっていた。また、試薬により細胞壁が破壊されるため、同一の細胞について径時的な変化を観察することができなかった。
また、近年では、より生体内に近い環境における医薬品の効用を調べるために、細胞を立体的に培養する三次元培養が行われている。このような三次元培養においては、立体的に集合した細胞集塊(スフェロイド)の状態が、重要な観察対象となる。しかしながら、上記の蛍光を測定する方法は、細胞集塊の観察には適していない。
このため、近年では、試薬を用いることなく、細胞を高解像度で撮影することによって、細胞の培養状態を観察する装置の開発が試みられている。当該装置では、培養用の複数の窪部を有するウェルプレートを、所定時間おきに撮影し、得られた撮影画像から窪部ごとの画像を切り出す。そして、切り出された画像を表示デバイス上に表示して、当該画像を比較・分析することにより、各窪部における細胞の培養状態を評価する。
細胞の画像を表示する従来の装置については、例えば、特許文献1および特許文献2に記載されている。
特開2010−151647号公報 特開2011−64602号公報
ここで、得られた画像から細胞の培養状態を評価する作業は、原則として人の目視判断により行われる。しかしながら、装置内のソフトウエアにより、ある程度の分類ができれば、人の目視判断の負担が軽減される。このため、近年では、画像から細胞と推定されるオブジェクトを抽出し、抽出された複数のオブジェクトを採用/非採用に分類する技術の開発が、進められている。
オブジェクトを採用/非採用に分類するときには、画像中の各オブジェクトの面積や濃度などのパラメータを測定する。そして、当該測定値が、許容範囲内にあるか否かに基づいて、各オブジェクトを採用または非採用に分類する。このようなソフトウエアによる採用/非採用の判定精度を高めるためには、パラメータの許容範囲を適切に設定することが重要である。
しかしながら、オブジェクトの採用/非採用の判定には、多数のパラメータが用いられる。画面に表示された採用/非採用の判定結果を確認しながら、これらの多数のパラメータの許容範囲を適切に調整することは、画像処理に不慣れなユーザにとっては困難な作業となる。このため、オブジェクトを採用/非採用に分類した後、採用とされたオブジェクトと、非採用とされたオブジェクトとを、容易に区別しながら表示できる技術が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、個別独立に切り替えることができる理化学装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、細胞を撮影して得られた画像を処理する理化学装置であって、前記画像から、複数のオブジェクトを抽出する抽出部と、前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて採用または非採用に分類する採否処理部と、前記採否処理の結果を表示する表示部と、を備え、前記表示部は、前記画像において採用とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第1切替部と、前記画像において非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第2切替部と、を有し、前記第1切替部および前記第2切替部は、互いに独立してオブジェクトの強調表示の有無を切り替える。
本願の第2発明は、第1発明の理化学装置であって、前記強調表示は、オブジェクトの輪郭に沿った閉曲線を、前記オブジェクトに重ねて表示する輪郭強調表示である。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の理化学装置であって、前記採否処理部は、前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて、採用、非採用、または採否対象外に分類し、前記表示部は、前記画像において採否対象外とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第3切替部をさらに有し、前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部が、互いに独立してオブジェクトの強調表示の有無を切り替える。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれかの理化学装置であって、前記表示部は、前記画像において全てのオブジェクトを強調表示させる全選択部をさらに有する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれかの理化学装置であって、前記表示部は、前記画像において全てのオブジェクトの強調表示を解除する全解除部をさらに有する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの理化学装置であって、前記画像は、複数の窪部を有する試料容器の各窪部の画像である。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれかの理化学装置であって、前記画像は、複数の細胞が立体的に集合した細胞集塊の画像である。
本願の第8発明は、細胞を撮影して得られた画像を処理する画像処理方法であって、a)前記画像から、複数のオブジェクトを抽出する工程と、b)前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて採用または非採用に分類する工程と、c)前記採否処理の結果を表示する工程と、を備え、前記工程c)では、オン/オフ切替可能なボタンの操作により、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、互いに独立して切り替える。
本願の第9発明は、第8発明の画像処理方法であって、前記強調表示は、オブジェクトの輪郭に沿った閉曲線を、前記オブジェクトに重ねて表示する輪郭強調表示である。
本願の第10発明は、第8発明または第9発明の画像処理方法であって、前記工程b)では、前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて、採用、非採用、または採否対象外に分類し、前記工程c)では、オン/オフ切替可能なボタンの操作により、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、採否対象外とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、互いに独立して切り替える。
本願の第11発明は、第8発明から第10発明までのいずれかの画像処理方法であって、前記工程c)では、前記オン/オフ切替可能なボタンとは別の全選択ボタンを操作することにより、前記画像内の全てのオブジェクトを強調表示させる。
本願の第12発明は、第8発明から第11発明までのいずれかの画像処理方法であって、前記工程c)では、前記オン/オフ切替可能なボタンとは別の全解除ボタンを操作することにより、前記画像内の全てのオブジェクトの強調表示を解除する。
本願の第13発明は、第8発明から第12発明までのいずれかの画像処理方法であって、前記画像は、複数の窪部を有する試料容器の各窪部の画像である。
本願の第14発明は、第8発明から第13発明までのいずれかの画像処理方法であって、前記画像は、複数の細胞が立体的に集合した細胞集塊の画像である。
本願の第1発明〜第14発明によれば、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、個別独立に切り替えることができる。すなわち、採否に拘わらずオブジェクトを強調表示する状態、採用とされたオブジェクトのみを強調表示する状態、非採用とされたオブジェクトのみを強調表示する状態、および、採否に拘わらずオブジェクトを強調表示しない状態を、任意に切り替えることができる。ユーザは、これらの表示を切り替えながら、採否処理の結果が適正であるか否かを、容易に目視判断できる。
特に、本願の第2発明または第9発明によれば、オブジェクトの大きさや形を、視覚的に認識しやすい。したがって、採否処理の結果が適正であるか否かの判断が、より容易となる。
特に、本願の第3発明または第10発明によれば、採用、非採用、および採否対象外のそれぞれのオブジェクトについて、強調表示の有無を個別独立に切り替えることができる。
特に、本願の第4発明または第11発明によれば、全てのオブジェクトを容易に強調表示させることができる。
特に、本願の第5発明または第12発明によれば、全てのオブジェクトの強調表示を容易に解除できる。
ウェルプレートの一例を示す斜視図である。 画像取得装置の構成を概念的に示した図である。 画像処理の流れを示したフローチャートである。 画像処理ウインドウの例を示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。 画像表示領域、3つのトグルボタン、全選択ボタン、および全解除ボタンを示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像取得装置の構成>
図1は、画像取得装置1にセットされるウェルプレート9の一例を示す斜視図である。ウェルプレート9は、複数の窪部91を有する略板状の試料容器である。ウェルプレート9の材料には、例えば、光を透過する透明な樹脂が使用される。図1に示すように、複数の窪部91は、ウェルプレート9の上面に、規則的に配列されている。各窪部91内には、培養液92とともに、観察対象となる細胞93が保持される。また、各窪部91内の培養液92には、濃度や組成の異なる化合物が、それぞれ添加される。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像取得装置1の構成を、概念的に示した図である。この画像取得装置1は、ウェルプレート9を撮影し、得られた画像データを処理する理化学装置である。画像取得装置1は、例えば、医薬品の研究開発分野において、医薬品の候補となる化合物を絞り込むスクリーニング工程に、使用される。スクリーニング工程の担当者は、この画像取得装置1を用いて、各ウェルプレート9の画像データを取得する。そして、取得された画像データに基づいて、各窪部91内における細胞93の培養状態を比較・分析することにより、培養液92に添加された化合物の効用を検証する。
図2に示すように、本実施形態の画像取得装置1は、プレート保持部10、投光部20、撮像部30、表示デバイス40、入力デバイス50、およびコンピュータ60を備えている。プレート保持部10、投光部20、撮像部30、表示デバイス40、および入力デバイス50は、それぞれ、コンピュータ60と電気的に接続されている。
プレート保持部10は、ウェルプレート9を保持する載置台である。ウェルプレート9は、底部が下側となる水平姿勢で、プレート保持部10にセットされる。また、プレート保持部10は、ウェルプレート9を横方向に移動させる駆動機構(図示省略)を有している。駆動機構は、例えば、モータと、モータの駆動力を伝達するボールねじ等の動力伝達機構とで、構成される。駆動機構を動作させると、撮像部30に対してウェルプレート9が相対移動し、撮像部30の視野に複数の窪部91が順次に入る。
投光部20および撮像部30は、プレート保持部10に保持されたウェルプレート9の上方および下方に、それぞれ配置されている。撮像部30は、例えば、レンズ等の光学系と、CCDやCMOS等の撮像素子とを有するラインセンサまたはエリアセンサにより実現される。ウェルプレート9を撮影するときには、投光部20からウェルプレート9の一部分へ向けて白色光を照射しつつ、撮像部30が、ウェルプレート9の当該一部分を撮影する。そして、ウェルプレート9を横方向に移動させて、同様の撮影を繰り返す。その結果、ウェルプレート9全体の撮影画像データD1が取得される。
なお、投光部20は、ウェルプレート9に対して光を照射するものであればよい。したがって、投光部20の光源自体は、ウェルプレート9の上方から外れた位置に配置され、ミラー等の光学系を介して、ウェルプレート9に光が照射される構成であってもよい。また、投光部20がウェルプレート9の下方に配置され、撮像部30が、ウェルプレート9の上方に配置されていてもよい。また、ウェルプレート9において反射された光が、撮像部30に入射する構成となっていてもよい。
表示デバイス40は、画像取得装置1の画像処理に関わる種々の情報(後述する画像処理ウインドウ41など)を表示するための部位である。表示デバイス40には、例えば、液晶ディスプレイが使用される。入力デバイス50は、コンピュータ60に対して種々のコマンドを入力するための部位である。入力デバイス50には、例えば、キーボードやマウスが使用される。画像取得装置1のユーザは、表示デバイス40を確認しながら、入力デバイス50を操作して、種々のコマンドをコンピュータ60に入力できる。
なお、表示デバイス40の機能と、入力デバイス50の機能との双方が、タッチパネル式のディスプレイなどの単一のデバイスにより、実現されていてもよい。
コンピュータ60は、画像取得装置1の上記各部を動作制御する制御装置としての機能と、取得された画像データ内の複数のオブジェクトを採用/非採用に分類する画像処理装置としての機能と、の双方を有する。コンピュータ60は、CPUやメモリを有し、予め設定されたコンピュータプログラム、入力信号、および種々のデータに従って、CPUが動作することにより、上述した駆動機構、投光部20、および撮像部30の動作を制御する。これにより、画像取得装置1におけるウェルプレート9の撮影が実行される。
また、図2において概念的に示したように、本実施形態のコンピュータ60は、記憶部61、画像切り出し部62、オブジェクト抽出部63、採否処理部64、表示出力部65、および入力指示部66を有している。画像切り出し部62、オブジェクト抽出部63、採否処理部64、表示出力部65、および入力指示部66の各機能は、コンピュータ60のCPUが、記憶部61に記憶されたコンピュータプログラムを参照しつつ演算処理を行うことにより、実現される。
記憶部61は、画像取得装置1において取り扱われる種々のデータを記憶する部位である。記憶部61は、例えば、ハードディスクドライブやRAM等の記憶装置により実現される。記憶部61は、図2のように、コンピュータ60を構成するハードウエアの一部であってもよく、あるいは、コンピュータ60に接続された外付けの記憶装置であってもよい。
図2に示すように、本実施形態の記憶部61には、後述する画像処理に用いられるオブジェクト抽出プログラムP1、採否処理プログラムP2、およびパラメータファイルF1が、記憶されている。パラメータファイルF1は、採否処理プログラムP2の実行時に参照されるパラメータの第1許容範囲R1および第2許容範囲R2を、書き換え可能なデータとして保持している。
<2.画像処理について>
<2−1.画像の切り出し〜ウインドウの表示>
図3は、画像取得装置1において、撮影画像データD1の取得後に実行される画像処理の流れを示したフローチャートである。図3の画像処理は、コンピュータ60が、入力デバイス50からの入力信号、オブジェクト抽出プログラムP1、採否処理プログラムP2、およびパラメータファイルF1を参照しながら、画像切り出し部62、オブジェクト抽出部63、採否処理部64、表示出力部65、および入力指示部66を動作させることにより、実行される。以下、図2と図3のフローチャートとを参照しつつ、当該画像処理の流れについて、説明する。
撮像部30において撮影画像データD1が取得されると、当該撮影画像データD1は、コンピュータ60内の画像切り出し部62に入力される。画像切り出し部62は、撮影画像データD1から、窪部91ごとの画像データ(以下、「窪部画像データD2」と称する)を切り出す(ステップS1)。各窪部画像データD2には、複数の細胞93が立体的に集合した細胞集塊の画像が含まれている。
次に、表示出力部65が、表示デバイス40にユーザインターフェースとなる画像処理ウインドウ41を表示させる。図4は、画像処理ウインドウ41の例を示した図である。図4の例では、画像処理ウインドウ41内に、3つの画像表示領域A1〜A3が配置されている。最上段の画像表示領域A1には、ステップS1において切り出された複数の窪部画像データD2のうちの1つが、表示される(ステップS2)。
また、図4の例では、画像処理ウインドウ41内に、オブジェクト抽出ボタンB1および採否処理ボタンB2が、配置されている。オブジェクト抽出ボタンB1および採否処理ボタンB2は、上述したオブジェクト抽出部63および採否処理部64を、それぞれ動作させるためのボタンである。画像取得装置1のユーザは、入力デバイス50を操作して、これらの2つのボタンB1,B2を、個別独立に選択することができる。すなわち、オブジェクト抽出部63の動作および採否処理部64の動作を、個別独立に実行させることができる。
また、図4の例では、採否処理ボタンB2の下に、パラメータの第2許容範囲R2を設定するパラメータ設定部A4が配置されている。パラメータ設定部A4は、複数のパラメータ(図4の例では「面積(直径)」「濃度」「疑似体積」「真円度」の各パラメータ)についての上限値と下限値とが、リニアゲージ上のツマミの位置で示されている。パラメータ設定部A4に表示されるパラメータの上限値および下限値は、パラメータファイルF1から読み出される各パラメータの第2許容範囲R2に基づいている。また、画像取得装置1のユーザは、入力デバイス50を操作して、ツマミを左右にスライド移動させることにより、各パラメータの第2許容範囲R2の上限値および下限値を、変更することができる。
なお、パラメータ設定部A4の表示態様は、図4のようなリニアゲージ式でなくてもよい。例えば、第2許容範囲R2の上限値および下限値を、テキストボックスに表示し、それを変更入力できるようになっていてもよい。
<2−2.オブジェクトの抽出>
画像処理ウインドウ41が表示されると、画像取得装置1のユーザは、まず、入力デバイス50を操作して、画像処理ウインドウ41内のオブジェクト抽出ボタンB1を選択する。すると、オブジェクト抽出部63が、窪部画像データD2から複数のオブジェクト930を抽出する処理を行う(ステップS3)。
オブジェクト930を抽出する処理は、例えば、窪部画像データD2から、予め設定された範囲内の画素レベル値を有する画素を、抽出することにより行われる。オブジェクト930の抽出に用いられる画素レベル値の上限値は、例えば、画素レベル値の入力上の上限値に、所定の係数(例えば0.8)を掛けた値とすればよい。また、オブジェクト930の抽出に用いられる画素レベル値の下限値は、例えば、画素レベル値の入力上の下限値に、所定の係数(例えば1.2)を掛けた値とすればよい。また、オブジェクト930の抽出に用いられる上限値および下限値は、抽出結果の適否に応じて、変更入力できるようになっていてもよい。
オブジェクト抽出後の窪部画像データD2は、画像処理ウインドウ41内の中段の画像表示領域A2に表示される。例えば、図4のように、抽出されたオブジェクトのみが、実線で表示される。
また、オブジェクト抽出部63は、抽出された各オブジェクト930について、複数種類のパラメータを測定する。本実施形態では、面積(直径)、濃度、疑似体積、および真円度の各パラメータを、画像処理により測定する。面積については、オブジェクトに近似する円の直径を、面積の代用値としてもよい。また、疑似体積については、オブジェクトを構成する各ピクセルの濃度を高さの代用値として使用し、複数のピクセルの濃度の合計値を、当該オブジェクトから推定される細胞の疑似体積としてもよい。
<2−3.採否処理>
次に、画像取得装置1のユーザは、入力デバイス50を操作して、画像処理ウインドウ41内の採否処理ボタンB2を選択する。すると、採否処理部64が、窪部画像データD2に含まれる複数のオブジェクト930を、「採用」、「非採用」、または「採否対象外」の3つのカテゴリに分類する採否処理を行う(ステップS4)。本実施形態では、所定の条件に応じて、生存細胞と推定されるオブジェクト930aを「採用」とし、死亡細胞と推定されるオブジェクト930bを「非採用」とし、細胞以外の異物または気泡と推定されるオブジェクト930cを第3のカテゴリである「採否対象外」とする。
ステップS4の処理を詳しく説明すると、まず、採否処理部64が、記憶部61に記憶されたパラメータファイルF1から、各パラメータについての第1許容範囲R1を読み出す。そして、窪部画像データD2から抽出されたオブジェクト930について、各パラメータの測定値を順次に調べ、第1許容範囲R1内に無いパラメータが1つでもあれば、当該オブジェクト930cを「採否対象外」とする。また、オブジェクト930の全てのパラメータが第1許容範囲R1内であれば、当該オブジェクト930を「採否対象」とする。
次に、採否処理部64が、記憶部61に記憶されたパラメータファイルF1から、各パラメータについての第2許容範囲R2を読み出す。そして、「採否対象」とされたオブジェクト930について、各パラメータの測定値を順次に調べ、第2許容範囲R2内に無いパラメータが1つでもあれば、当該オブジェクト930をb「非採用」とする。また、オブジェクト930の全てのパラメータが許容範囲内であれば、当該オブジェクト930aを「採用」とする。
<2−4.採否結果の表示〜採否結果の適正化>
採否処理が完了すると、表示出力部65は、各オブジェクト930についての採否処理の結果を、画像処理ウインドウ41内の下段の画像表示領域A3に表示する(ステップS5)。画像表示領域A3では、窪部画像データD2内の一部または全部のオブジェクト930を、着色された輪郭により強調表示することができる。例えば、採否処理において「採用」とされたオブジェクト930aのみを、着色された輪郭により強調表示することができる。これにより、強調表示されたオブジェクト930と、強調表示されていないオブジェクト930とを、視覚的に区別することが可能となっている。
強調表示は、例えば、オブジェクト930の輪郭に沿った閉曲線を作成し、当該閉曲線を、オブジェクト930に重ねて表示することにより、実現される。このように、オブジェクト930の輪郭を強調すれば、当該オブジェクトの大きさや形を、視覚的に認識しやすくなる。したがって、後述するステップS7において、採否処理の結果が適正か否かを、より容易に判断することができる。
図4に示すように、画像処理ウインドウ41の画像表示領域A3の近傍には、第1トグルボタンT1、第2トグルボタンT2、および第3トグルボタンT3が配置されている。画像取得装置1のユーザは、入力デバイス50を操作して、これらのトグルボタンT1〜T3を選択することにより、各トグルボタンT1〜T3のオン/オフを、個別独立に切り替えることができる。
第1トグルボタンT1は、ステップS4において「採用」とされたオブジェクト930aの強調表示の有無を切り替えるボタンである。第1トグルボタンT1をオンとすると、画像表示領域A3において、「採用」とされたオブジェクト930aが、着色された輪郭により強調表示される。一方、第1トグルボタンT1をオフとすると、「採用」とされたオブジェクト930aの強調表示が解除される。すなわち、本実施形態では、第1トグルボタンT1が、第1切替部を構成している。
第2トグルボタンT2は、ステップS4において「非採用」とされたオブジェクト930bの強調表示の有無を切り替えるボタンである。第2トグルボタンT2をオンとすると、画像表示領域A3において、「非採用」とされたオブジェクト930bが、着色された輪郭により強調表示される。一方、第2トグルボタンT2をオフとすると、「非採用」とされたオブジェクト930bの強調表示が解除される。すなわち、本実施形態では、第2トグルボタンT2が、第2切替部を構成している。
第3トグルボタンT3は、ステップS4において「採否対象外」とされたオブジェクト930cの強調表示の有無を切り替えるボタンである。第3トグルボタンT3をオンとすると、画像表示領域A3において、「採否対象外」とされたオブジェクト930cが、着色された輪郭により強調表示される。一方、第3トグルボタンT3をオフとすると、「採否対象外」とされたオブジェクト930cの強調表示が解除される。すなわち、本実施形態では、第3トグルボタンT3が、第3切替部を構成している。
上述の通り、第1トグルボタンT1、第2トグルボタンT2、および第3トグルボタンT3は、互いに独立してオン/オフを切り替えることができる。したがって、画像取得装置1のユーザは、画像表示領域A3に表示された窪部画像データD2において、「採用」、「非採用」、および「採否対象外」の各オブジェクト930の強調表示の有無を、個別独立に切り替えることができる。
図5〜図14は、種々の操作状態における画像表示領域A3、3つのトグルボタンT1〜T3、後述する全選択ボタンB3、および後述する全解除ボタンB4の例を示した図である。
第1トグルボタンT1をオン、第2トグルボタンT2をオン、第3トグルボタンT3をオンとすると、図5のように、「採用」とされたオブジェクト930a、「非採用」とされたオブジェクト930b、および「採否対象外」とされたオブジェクト930cが、いずれも、着色された輪郭により強調表示される。すなわち、窪部画像データD2内の全てのオブジェクト930が、強調表示される。
第1トグルボタンT1をオン、第2トグルボタンT2をオン、第3トグルボタンT3をオフとすると、図6のように、「採用」とされたオブジェクト930aおよび「非採用」とされたオブジェクト930bが、着色された輪郭により強調表示される。すなわち、採否に拘わらず、細胞と推定されたオブジェクト930が、着色された輪郭により強調表示される。そして、「採否対象外」とされたオブジェクト930cのみの強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオン、第2トグルボタンT2をオフ、第3トグルボタンT3をオンとすると、図7のように、「採用」とされたオブジェクト930aおよび「採否対象外」とされたオブジェクト930cが、着色された輪郭により強調表示される。そして、「非採用」とされたオブジェクト930bのみの強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオフ、第2トグルボタンT2をオン、第3トグルボタンT3をオンとすると、図8のように、「非採用」とされたオブジェクト930bおよび「採否対象外」とされたオブジェクト930cが、着色された輪郭により強調表示される。そして、「採用」とされたオブジェクト930aのみの強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオン、第2トグルボタンT2をオフ、第3トグルボタンT3をオフとすると、図9のように、「採用」とされたオブジェクト930aのみが、着色された輪郭により強調表示される。そして、「非採用」とされたオブジェクト930bおよび「採否対象外」とされたオブジェクト930cについては、強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオフ、第2トグルボタンT2をオン、第3トグルボタンT3をオフとすると、図10のように、「非採用」とされたオブジェクト930bのみが、着色された輪郭により強調表示される。そして、「採用」とされたオブジェクト930aおよび「採否対象外」とされたオブジェクト930cについては、強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオフ、第2トグルボタンT2をオフ、第3トグルボタンT3をオンとすると、図11のように、「採否対象外」とされたオブジェクト930cのみが、着色された輪郭により強調表示される。そして、「採用」とされたオブジェクト930aおよび「非採用」とされたオブジェクト930bについては、強調表示が解除される。すなわち、採否に拘わらず、細胞と推定されたオブジェクト930の強調表示が解除される。
第1トグルボタンT1をオフ、第2トグルボタンT2をオフ、第3トグルボタンT3をオフとすると、図12のように、「採用」とされたオブジェクト930a、「非採用」とされたオブジェクト930b、および「採否対象外」とされたオブジェクト930cのいずれについても、強調表示が解除される。すなわち、窪部画像データD2内の全てのオブジェクト930について、強調表示が解除される。
また、図4〜図14に示すように、本実施形態では、画像処理ウインドウ41内の3つのトグルボタンT1〜T3の隣に、全選択ボタンB3および全解除ボタンB4が、配置されている。全選択ボタンB3をオンとすると、図13のように、第1トグルボタンT1、第2トグルボタンT2、および第3トグルボタンT3が、いずれもオンとなる。したがって、画像表示領域A3に表示された全てのオブジェクト930が、強調表示される。このため、全選択ボタンB3を利用すれば、少ない操作で、全てのオブジェクト930を容易に強調表示させることができる。
また、全解除ボタンB4をオンとすると、図14のように、第1トグルボタンT1、第2トグルボタンT2、および第3トグルボタンT3が、いずれもオフとなる。したがって、画像表示領域A3に表示された全てのオブジェクト930について、強調表示が解除される。このため、全解除ボタンB4を利用すれば、少ない操作で、全てのオブジェクト930の強調表示を容易に解除できる。
画像取得装置1のユーザは、これらの第1トグルボタンT1、第2トグルボタンT2、第3トグルボタンT3、全選択ボタンB3、および全解除ボタンB4を操作することによって、図5〜図14の状態を、任意に切り替える(ステップS6)。そして、画像取得装置1のユーザは、表示デバイス40に表示されたこれらの画面を確認しながら、ステップS4の採否処理の結果が適正であるか否かを判断する(ステップS7)。
ステップS7では、画像表示領域A3に表示された複数のオブジェクト930の中で、「採用」、「非採用」、「採否対象外」のカテゴリを変更したいオブジェクトがあるかどうかを判断する。そして、カテゴリを変更したいオブジェクト930がある場合(ステップS7においてNoの場合)には、画像取得装置1のユーザが、入力デバイス50を操作して、パラメータファイルF1を書き換える(ステップS8)。具体的には、オブジェクト930のカテゴリが、適切に変更されるように、パラメータファイルF1内の第1許容範囲R1および第2許容範囲R2を変更する。例えば、画像処理ウインドウ41内のパラメータ設定部A4において、ツマミをスライド移動させることにより、第2許容範囲R2の上限値または下限値を変更する。
その後、ステップS4に戻り、ステップS4〜S7の処理を再度実行する。ステップS4では、採否処理部64が、変更後の第1許容範囲R1および第2許容範囲R2に基づいて、複数のオブジェクト930の採否処理を行う。また、ステップS7では、画像取得装置1のユーザが、画像表示領域A3を参照しつつ、新たな採否処理の結果が適正であるか否かを判断する。
以上のように、本実施形態の画像取得装置1では、「採用」、「非採用」、および「採否対象外」のそれぞれのオブジェクトについて、強調表示の有無を個別独立に切り替えることができる。このため、画像取得装置1のユーザは、これらの表示を切り替えながら、採否処理の結果が適正であるか否かを、容易に目視判断できる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、3つのトグルボタンT1〜T3のオン/オフを切り替えていたが、トグルボタンに代えて、チェックボックスやラジオボタン等のオン/オフ切替可能な他のボタンを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、全選択ボタンB3と全解除ボタンB4とが別々のボタンであったが、全選択ボタンB3の機能と、全解除ボタンB4の機能とを、1つのトグルボタンにより実現してもよい。例えば、トグルボタンをオンとすると、画像表示領域A3に表示された全てのオブジェクトが強調表示され、当該トグルボタンをオフとすると、画像表示領域A3に表示された全てのオブジェクトの強調表示が解除されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、着色された輪郭によりオブジェクト930を強調表示していたが、他の表示態様によって、オブジェクト930を強調表示してもよい。例えば、オブジェクトの輪郭および輪郭の内側全体を着色することにより、オブジェクト930を強調表示してもよい。
また、強調表示の際に、「採用」、「非採用」、および「採否対象外」の各オブジェクト930の輪郭の色を、互いに相違させてもよい。そのようにすれば、図5〜図8または図13のように、2つ以上のカテゴリについて強調表示する場合に、強調表示されたオブジェクト930を、カテゴリ毎に区別することができる。また、同一のカテゴリにおいても、パラメータの測定値に応じて、オブジェクト930の輪郭の色を相違させてもよい。
また、ウェルプレート9に含まれる窪部91の数は、図1の例と相違していてもよい。また、各窪部91の形状は、図1のように上面視において円形であってもよく、矩形等の他の形状であってもよい。
また、表示デバイス40に表示される画像処理ウインドウ41は、同等の内容を表示するものであれば、他の表示態様であってもよい。また、上述した実施形態では、「採用」、「非採用」、「採否対象外」の3つのカテゴリにオブジェクトを分類したが、採否処理により分類されるカテゴリは、「採用」、「非採用」の2つのみであってもよい。また、「採用」、「非採用」、「採否対象外」以外に、分類可能な他のカテゴリが用意されていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 画像取得装置
9 ウェルプレート
10 プレート保持部
20 投光部
30 撮像部
40 表示デバイス
41 画像処理ウインドウ
50 入力デバイス
60 コンピュータ
61 記憶部
62 画像切り出し部
63 オブジェクト抽出部
64 採否処理部
65 表示出力部
66 入力指示部
91 窪部
92 培養液
93 細胞
930 オブジェクト
A1〜A3 画像表示領域
A4 パラメータ設定部
B1 オブジェクト抽出ボタン
B2 採否処理ボタン
B3 全選択ボタン
B4 全解除ボタン
D1 撮影画像データ
D2 窪部画像データ
F1 パラメータファイル
P1 オブジェクト抽出プログラム
P2 採否処理プログラム
R1 第1許容範囲
R2 第2許容範囲
T1 第1トグルボタン
T2 第2トグルボタン
T3 第3トグルボタン

Claims (14)

  1. 細胞を撮影して得られた画像を処理する理化学装置であって、
    前記画像から、複数のオブジェクトを抽出する抽出部と、
    前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて採用または非採用に分類する採否処理部と、
    前記採否処理の結果を表示する表示部と、
    を備え、
    前記表示部は、
    前記画像において採用とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第1切替部と、
    前記画像において非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第2切替部と、
    を有し、
    前記第1切替部および前記第2切替部は、互いに独立してオブジェクトの強調表示の有無を切り替える理化学装置。
  2. 請求項1に記載の理化学装置であって、
    前記強調表示は、オブジェクトの輪郭に沿った閉曲線を、前記オブジェクトに重ねて表示する輪郭強調表示である理化学装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の理化学装置であって、
    前記採否処理部は、前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて、採用、非採用、または採否対象外に分類し、
    前記表示部は、
    前記画像において採否対象外とされたオブジェクトの強調表示の有無を切り替える第3切替部
    をさらに有し、
    前記第1切替部、前記第2切替部、および前記第3切替部が、互いに独立してオブジェクトの強調表示の有無を切り替える理化学装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の理化学装置であって、
    前記表示部は、
    前記画像において全てのオブジェクトを強調表示させる全選択部
    をさらに有する理化学装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の理化学装置であって、
    前記表示部は、
    前記画像において全てのオブジェクトの強調表示を解除する全解除部
    をさらに有する理化学装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の理化学装置であって、
    前記画像は、複数の窪部を有する試料容器の各窪部の画像である理化学装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の理化学装置であって、
    前記画像は、複数の細胞が立体的に集合した細胞集塊の画像である理化学装置。
  8. 細胞を撮影して得られた画像を処理する画像処理方法であって、
    a)前記画像から、複数のオブジェクトを抽出する工程と、
    b)前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて採用または非採用に分類する工程と、
    c)前記採否処理の結果を表示する工程と、
    を備え、
    前記工程c)では、オン/オフ切替可能なボタンの操作により、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、互いに独立して切り替える画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法であって、
    前記強調表示は、オブジェクトの輪郭に沿った閉曲線を、前記オブジェクトに重ねて表示する輪郭強調表示である画像処理方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の画像処理方法であって、
    前記工程b)では、前記複数のオブジェクトを、所定の条件に応じて、採用、非採用、または採否対象外に分類し、
    前記工程c)では、オン/オフ切替可能なボタンの操作により、採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、非採用とされたオブジェクトの強調表示の有無と、採否対象外とされたオブジェクトの強調表示の有無とを、互いに独立して切り替える画像処理方法。
  11. 請求項8から請求項10までのいずれかに記載の画像処理方法であって、
    前記工程c)では、前記オン/オフ切替可能なボタンとは別の全選択ボタンを操作することにより、前記画像内の全てのオブジェクトを強調表示させる画像処理方法。
  12. 請求項8から請求項11までのいずれかに記載の画像処理方法であって、
    前記工程c)では、前記オン/オフ切替可能なボタンとは別の全解除ボタンを操作することにより、前記画像内の全てのオブジェクトの強調表示を解除する画像処理方法。
  13. 請求項8から請求項12までのいずれかに記載の画像処理方法であって、
    前記画像は、複数の窪部を有する試料容器の各窪部の画像である画像処理方法。
  14. 請求項8から請求項13までのいずれかに記載の画像処理方法であって、
    前記画像は、複数の細胞が立体的に集合した細胞集塊の画像である画像処理方法。
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