JP5558978B2 - 発動装置及び膨張装置 - Google Patents

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Description

本発明は、膨張体を備えた膨張装置に取り付けられ、水等との接触により作動し、膨張体にガスを導くよう膨張装置を作動させる発動装置に関する。
海難事故の際に使用される救命胴衣には、圧縮ガスが導入されて膨張する膨張体が備えられている。この救命胴衣には、ガスボンベの封止部を撃針で破断することで膨張体にガスを導入する膨張装置が設けられる場合がある。そして、この膨張装置には、水と接触することで自動的に膨張装置を作動させ、圧縮ガスを膨張体に導く発動装置が取り付けられる。
この種の発動装置として、筐体内に、撃針を有する摺動体がばねで付勢されるとともに、水溶性のピンでガスボンベ側に移動しないように保持される発動装置が知られている。この発動装置は、ピンが水に溶解することにより、摺動体の保持が解除され、摺動体の撃針がガスボンベの封止部を破断するようになっている。しかし、この発動装置は、筐体内に配置された摺動体の位置を外部から見ることができないため、撃針の作動に伴う封止部の破断の有無を判別することができなかった。
これに対し、外部から封止部の破断の有無を判別可能とするために、撃針が作動する前では、押圧軸の上端が筐体上部と略面一とされ、発動装置が水と接触して撃針が作動した後では、押圧軸の上端が筐体の凹部内に落ち込むようにした発動装置が知られている。この発動装置には、発動装置の作動に伴い、押圧軸がレバーの一端を押圧し、てこの原理により、レバーの他端が撃針をガスボンベ方向に押圧する膨張装置が接続される(特許文献1を参照)。この発動装置は、撃針が作動すると、押圧部材の上端が筐体外部から見え難くなるので、外部から撃針が作動したか否かを判別することができる。また、この膨張装置は、てこの原理を用いて撃針を押圧しているので、押圧軸の押圧力が弱くても、強い押圧力で撃針を押圧することができる。
特開2001−213391号公報
しかしながら、特許文献1の発動装置は、押圧軸が筐体の凹部内を進退するため、膨張装置の封止部を破断する撃針の作動状態を視覚的に判別することが容易ではなかった。また、特許文献1の膨張装置は、撃針を押圧するためにレバーが用いられるなど、構造が複雑であった。
本発明はこれらの問題に着目してなされたもので、撃針の作動状態を筐体の外部から視覚により容易に判別できる発動装置を提供することを第1の目的とする。また、簡素な構造で確実に直動動作によって押圧対象物である作動部材を押圧しうる発動装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の観点に係る発動装置は、
筐体と、
前記筐体の内部を上下に仕切る仕切部を上下方向に挿通する押圧部材と、
前記筐体に外部から視認可能に配置されるとともに、前記押圧部材と係脱可能に係合し、前記筐体に圧接されることで当該押圧部材及び筐体から脱離する蓋部材と、
前記仕切部と前記押圧部材の上端部との間に介設され、前記押圧部材を定位置から上方に移動させるように付勢する付勢部材と、
前記仕切部の下方側で前記押圧部材に挿通されると共に、径方向に拡縮自在とされた筒状の拡径部材と、
前記拡径部材をその拡径を拘束することで縮径状態に保持するとともに、水濡れにより当該拘束状態を開放する拘束部材と、を備え、
前記拡径部材は、縮径状態では、前記仕切部に当接して前記押圧部材の上方への移動を阻止するとともに、前記押圧部材の上方への移動に伴って拡径するように当該押圧部材に摺接し、
前記蓋部材は、前記押圧部材の上方への移動に伴って前記筐体に圧接し、前記押圧部材及び筐体から脱離することを特徴とする。
上記発動装置において、前記蓋部材の周縁部には、前記筐体側に突出するように環状の突出部が設けられているとともに、前記筐体には、前記蓋部材と、その突出部にて接触する環状の解除部が設けられ、前記蓋部材は、前記押圧部材の上方への移動に伴って前記突出部が前記筐体の解除部に環状の領域にて圧接することで、当該押圧部材から脱離するようにしてもよい。
上記発動装置において、前記蓋部材は、前記筐体に配置されている旨を明示すべく、前記筐体の色とは異なる彩色に着色されていてもよい。
上記発動装置において、前記仕切部は平板状とされるとともに、前記押圧部材を案内する筒状の案内部が、前記押圧部材を挿通する孔の周縁部から上下方向に延びるように形成されていてもよい。
上記発動装置において、前記拘束部材は、前記押圧部材に挿通されるリング状に形成されるとともに、水濡れによって溶解又は変形し、前記拡径部材に対する拘束を解除する材料からなるようにしてもよい。
上記発動装置において、前記蓋部材には、筐体の内部に水を導入するための透孔が形成されていてもよい。
上記目的を達成するための本発明の第2の観点に係る膨張装置は、
封止部により圧縮ガスが内部に封入されたガスボンベが接続される筐体と、
前記筐体内において、前記ガスボンベに近接する近接位置と、前記ガスボンベから離間した離間位置とを移動可能に収容され、前記近接位置に移動することにより、前記ガスボンベの封止部を破断して圧縮ガスを放出させる作動部材と、
本発明の第1の観点に係る発動装置と、を備え、
前記作動部材は、前記押圧部材が定位置から上方に移動することで、当該押圧部材に押圧され前記近接位置に移動することを特徴とする。
本発明により、撃針の作動状態を筐体の外部から視覚により容易に判別できる発動装置を提供することができる。また、簡素な構造で確実に直動動作によって押圧対象物である作動部材を押圧しうる発動装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置の断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置の外観正面図であり、(b)は、発動装置のみを示す外観底面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る膨張装置内に収容される摺動部材の分解斜視図であり、(b)は、(a)に示す摺動部材において、内側摺動部材が外側摺動部材内を摺動し、両部材が軸方向に離間した状態及び近接した状態を示す摺動部材の斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、摺動部材が膨張装置の筐体内に収容された状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態での膨張装置における外側摺動部材の位置を示す図であり、(c)は、(a)のBで示す領域のC方向から見た矢視平面図である。 本発明の実施形態に係る発動装置の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る発動装置に備えられた拡径部材の一部破断図である。 本発明の実施形態に係る発動装置の拘束部材が溶解し、押圧部材が上方へ移動した状態を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、ガスボンベが取り付けられていない状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が近接位置にあることを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、ガスボンベが取り付けられた状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が離間位置にあることを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、発動装置の作動によりガスボンベの封板が破断され、ガスが放出している状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が離間位置にあることを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、ガスボンベの封板が破断された後ガスの放出が終了した状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が近接位置にあることを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、レバーの使用によりガスボンベの封板が破断され、ガスが放出している状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が離間位置にあることを示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る発動装置を備えた膨張装置において、ガスボンベの封板が破断された後ガスの放出が終了した状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の状態において膨張装置の外側摺動部材が近接位置にあることを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。尚、以下に記載する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素又は全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。尚、以下の説明では、図1〜図13中に矢印で示すとおり、膨張装置100について、ガスボンベ80が位置する側を上方、発動装置10が位置する側を下方として説明する。
<膨張装置100の全体構成>
図1に示すように、膨張装置100は、膨張装置本体110と、膨張装置本体110の下方に形成された発動装置取付口124に取り付けられる発動装置10と、を備えている。
膨張装置本体110は、略筒状の筐体121と、筐体121内に収容され、筐体121の内部に設けられた断面円形の収容部123内を摺動する円柱状の摺動部材30と、を備えている。尚、筐体121には、回動ピン128cで軸支されたレバー128が設けられている。レバー128は、短アーム128bと長アーム128dとから略L字状に形成されており、短アーム128bが、摺動部材30の係合凹部51aに係合している。また、長アーム128dには、他端に摘み部129bが設けられた引き紐129aの一端が結束されている。
また、発動装置10は、円筒状の筐体11と、該筐体11内に収容され、ばねによって付勢されて摺動部材30を押圧するための押圧部材15と、押圧部材15の移動に伴い押圧部材15から脱離する蓋部材17と、を備えている。尚、押圧部材15の上押圧部15a1は、内側摺動部材50の下面と接近した状態で対峙している。
<膨張装置本体110について>
膨張装置本体110の筐体121は、その上面にて円形に開口するガスボンベ取付口122と、筐体121の下面にて開口する円筒状の発動装置取付口124と、を備えている。ガスボンベ取付口122には、炭酸ガス、酸素、空気などが圧縮状態で封入されたガスボンベ80が接続される。発動装置取付口124には、外壁面にねじ124aが形成され、発動装置10が螺合接続される。そして、収容部123は、筐体121の内部にて、ガスボンベ取付口122と発動装置取付口124とを連通している。また、発動装置取付口124の基端部には、相対向する壁面を貫通する一対の貫通孔124bが形成されている。
収容部123は、次第に内径が大きくなるように、第1収容部123a、第2収容部123b及び第3収容部123cから形成されている。そして、第2収容部123bから、膨張体の空気導入口(図示せず)が接続される膨張体接続部126に繋がるように、筐体121内に、第2収容部123bと膨張体接続部126とを連通し、ガスの通路となる貫通孔125が形成されている。
また、図2(a)に示すように、筐体121の前面には、外部から筐体121の収容部123内の摺動部材30の側面を外部から視認しうる矩形状の視認用開口127が形成されている。また、筐体121の背面にも、視認用開口127と同形状とされ、摺動部材30の側面を外部から視認しうる視認用開口(図示せず)が形成されている。なお、図2(a)及び図2(b)に示すように、膨張装置本体110に下方側で接続された発動装置10の底面には、蓋部材17が配置されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、摺動部材30は、収容部123の内壁面と摺接する円筒状の外側摺動部材40と、外側摺動部材40内に進退自在に挿入される内側摺動部材50と、外側摺動部材40と内側摺動部材50との間に介設されるコイルばね60と、からなる。
外側摺動部材40は、円筒状の本体部41と、本体部41の上部開口に嵌着されるヘッド部42と、を備えている。ヘッド部42は、有底円筒状の台座部42aと、台座部42aの中央部から立設され、ガスボンベ80(図1参照)の封板81(図8(a)参照)に当接する検知部としての検知棒42bと、本体部41の上部に嵌合可能な嵌合片42dと、からなる。そして、台座部42aの底部には、検知棒42bを囲むように、略C字状の挿通孔42cが形成されている。
本体部41は、所定位置にてOリング45が外嵌された上円筒部411と、上円筒部411より大径の下円筒部412とが上下方向に一体的に接続されてなる。外側摺動部材40が収容部123内を移動するときには、上円筒部411は、Oリング45が第2収容部123bの内壁面に摺接しながら当該第2収容部123b内を移動するとともに、下円筒部412は、第3収容部123c内を移動する。
内側摺動部材50は、所定位置にてOリング55が外嵌され、外側摺動部材40の内壁面に摺接する上円筒部511、及び、上円筒部511より大径の下円筒部512が上下方向に一体的に接続されてなる本体部51と、上円筒部511に、上方を向くように固定された撃針52と、からなる。
撃針52は、先端が斜めに切断された裁頭円筒状の金属部材の側面に、その軸方向に沿ってスリットが形成され、断面略C字状とされた長尺状の部材である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、外側摺動部材40の本体部41には、略T字状のスリット部47(47a、47b、47c)が形成されている。内側摺動部材50の本体部51の側面には、円柱状の規制片51bが設けられ、内側摺動部材50は、この規制片51bをスリット47a〜47cに挿通させることにより、外側摺動部材40と連結されるとともに、摺動部材30が組み立てられる。
このとき、撃針52は、ヘッド部42に形成された検知棒42bを囲繞した状態で、ヘッド部42の挿通孔42cに挿通される。
このように組み立てられた摺動部材30の外側摺動部材40と内側摺動部材50は、その間に介設されたコイルばね60の付勢力により互いに軸方向に離間し、最も離間した状態で規制片51bがスリット47cの下端に当接するとともに、コイルばね60の付勢力に抗しつつ互いに軸方向に接近し、最も近接した状態で規制片51bがスリット47cの上端に当接する(図3(b)の破線部を参照)。
また、撃針52の先端は、両部材40、50が軸方向に離間するに伴って検知棒42bの先端より下方に位置するとともに、両部材が接近するに伴って検知棒42bの先端より上方に位置する(図3(b)の矢印Aを参照)。
図4(a)に示すように、摺動部材30が筐体121の収容部123内に収容された状態では、検知棒42bは筐体121に形成された第1収容部123aを挿通する。このとき、検知棒42bと第1収容部123aとの間には略円筒状の空間Sが形成される。詳しくは、図4(c)に示すように、この空間Sは、検知棒42b及び撃針52を囲むとともに上下方向に延び、ガスボンベ取付口122にてそれぞれ開口する複数の小空間からなる。そのため、ガスボンベ80から放出したガスは、この空間S及び貫通孔125を通り、膨張体(図示せず)内へ流入するようになる。
図4(b)に示すように、摺動部材30が筐体121の収容部123内に配設されると、外部から、筐体121の視認用開口127を通して外側摺動部材40の側面に設けられた表示部を視認することができる。詳しくは、図3(b)を参照して、表示部43は、外側摺動部材40の上円筒部411の前後の側面において、上側には青色部(第2彩色部)43a、下側には赤色部(第1彩色部)43bが設けられることで構成されている。青色部43a及び赤色部43bは、いずれも筐体121の視認用開口127と略同じ又は僅かに大きく形成されている。この表示部43は、摺動部材30が筐体121の収容部123内に収容されたとき、筐体121の視認用開口127に対応する位置に設けられている。
また、前述したように、外側摺動部材40は、収容部123内で、貫通孔125を遮断するガスボンベ80側の近接位置と、貫通孔125を開放するガスボンベ80から離間した離間位置とを摺動する。そして、外側摺動部材40が近接位置にあるときには、視認用開口127から、赤色部43bを視認することができ、離間位置にあるときには、視認用開口127から、青色部43aを視認することができる。
<発動装置10について>
図5に示すように、発動装置10は、円筒状の筐体11と、筐体11の内部を上下に仕切る平板状の仕切板12を上下方向に挿通する押圧部材15と、仕切板12と押圧部材15の上端部との間に介設されるコイルばね20と、を備えている。また、押圧部材15の下端には、該下端部と係脱可能に係合する蓋部材17が設けられている。この押圧部材15は、膨張装置本体110の内側摺動部材50を押圧するための部材である。
詳しくは、図5に示すように、筐体11は、その上面にて円形に開口する膨張装置取付口11aと、筐体11の下面にて開口する下方開口部11cと、を備えている。膨張装置取付口11aには、内壁面に雌ねじ11bが形成され、膨張装置本体110が螺合接続される。また、下方開口部11cには、蓋部材17が圧接することにより当該蓋部材17と押圧部材15との係合を解除させるための環状の解除部11dが形成されている。また、仕切板12は、筐体11の内部にて、その上下方向の略中間位置に設けられ、仕切板12の中央には押圧部材15を挿通するための挿通孔12aが形成されている。そして、挿通孔12aの周縁部から上下方向に延びるように、押圧部材15を案内するための円筒状の案内部12bが設けられている。
押圧部材15は、仕切板12の挿通孔12aよりそれぞれ大径に形成された押圧部15aと、係合部15bとを備えている。係合部15bには、上方に向けて縮径する円錐面15cが形成されている。そして、押圧部15aと係合部15bとは、挿通孔12aに上下に移動可能に挿通される長尺円柱状の連結軸15dによって連結されている。
詳しくは、押圧部15aは、円盤状の上押圧部15a1と、円柱状の下押圧部15a2と、から構成されている。また、係合部15bは、連結軸15dとは別部材から構成され、分離可能な状態で連結軸15dと一体化されている。即ち、連結軸15dが筐体11の上方から挿通孔12aに挿通された状態で、筐体11の下方から連結軸15dに係合部15bが接着又は螺合されている。この状態で、押圧部15aは仕切板12の上方側に、係合部15bは仕切板12の下方側に配置される。なお、係合部15bの下面中央には、蓋部材17を係合するための凹部15eが形成されている。
図5に示すように、蓋部材17は、円形の平板部18と、平板部18の中央に形成され、押圧部材15の凹部15eと係脱自在に係合する凸部19と、を備えている。また、平板部18の上面周縁部には、環状の突出部18bが上方に突設されている。蓋部材17は、凸部19が押圧部材15の凹部15eに係合された状態で、下方開口部11c内に収容され、筐体11の外部から視認可能に配設される(図2(b)参照)。このとき、平板部18の突出部18bは、筐体11に形成された解除部11dと当接又は近接して配置される。なお、蓋部材17は、蓋部材17が筐体11に配置されていることを判別しやすくするため、筐体11の色とはコントラストが明瞭な色で形成されている。具体的には、ここでは、筺体11は、黒色で形成されており、蓋部材17は白色で形成されている。
コイルばね20は、筐体11の仕切板12の上面と、押圧部材15の円盤状の上押圧部15a1の下面(上端部)との間に介設され、押圧部15aを定位置から上方に仕切板12から離間する方向に付勢している。
図5に示すように、発動装置10は、さらに、筒状の拡径部材22と、拡径部材22の周囲に外嵌されたリング状の拘束部材28と、を備えている。拡径部材22は、筺体11の仕切板12の下方側で押圧部材15に径方向外方へ拡径可能な状態で挿通されている。そして、拘束部材28は、拡径部材22の径方向外方への拡径を拘束している。
拡径部材22は、図6に示すように、中央に挿通孔23aが形成された円形の天板23と、挿通孔23aを囲む天板23の周縁部から下方に延びた複数の係止片24と、を備えている。複数の係止片24は、天板23の周縁部に円形且つ等角度間隔で配置されている。各係止片24には、押圧部材15の円錐面15cに対応する角度で形成されたテーパー部24aが内方に突設されている。ここで、拡径部材22は、弾性を有する樹脂、例えばポリプロピレンで形成され、これにより、各係止片24が径方向外方へ広がるようになっている。
拘束部材28は、綿繊維からなる水溶性の濾紙を用いて形成されたテープ状体が、更に、リング状に巻回されてなるものである。
図5に戻り、筐体11の上方には、発動装置取付口124の基端部に設けられた一対の貫通孔124bに対応する位置に空気抜き開口11eが形成されている。また、筐体11の仕切板12の周縁部には一対の空気抜き孔12cが形成され、拡径部材22の天板23の周縁部には一対の空気抜き孔23bが形成されている。さらに、蓋部材17には筐体11の外部からの水を通過させるための透孔18aが形成されている。この状態で、空気抜き開口11e、空気抜き孔12c、空気抜き孔23b、透孔18aが連通することで、空気の通路が形成されている(図5矢印D参照)。
このように構成された発動装置10では、押圧部材15は、押圧部材15の円錐面15cが拡径部材22のテーパー部24aに当接するように配置される。そして、押圧部材15が図5に示す定位置の状態から上昇すると、拡径部材22のテーパー部24aは、押圧部材15の円錐面15cから斜め上方への押圧力を受ける。そして、係止部24は、テーパー部24aを円錐面15cに摺接させた状態で拡径される方向に力を受ける。一方、係止片24には、拘束部材28が外嵌されることで、拡径が阻止されるように拘束されている。また、拡径部材22の天板23は、筐体11の仕切板12の下面と当接している。これにより、押圧部材15の上方への移動が制止されている。
この発動装置10を水中に浸漬すると、水が蓋部材17の透孔18aを通過する。この際、筐体11内の空間に貯留された空気が、当該水と置換され、筐体11の内部に水が浸水する。そして、拘束部材28が水濡れし、水溶性の拘束部材28が溶解する。
そして、図7に示すように、拘束部材28の溶解に伴い、係止片24の拘束状態が開放される。ここで、押圧部材15の係止部15bからの上方への押圧力によって、係止片24のテーパー部24aが径方向外方に押圧されているので、係合部15bはテーパー部24aと摺接しながら上昇する。これにより、係止片24が拡径し、押圧部材15が係止片24による移動制止状態を解除される。そして、押圧部材15は、係止片24の中をコイルばね20で付勢されつつ、内側摺動部材50に向けて上昇する。
この押圧部材15の上方への移動にともない、押圧部材15の下端に係脱自在に係合されている蓋部材17は、その突出部18bが筐体11の解除部11dに圧接し、押圧部材15との係合が解除され、筐体11から脱離する。このとき、蓋部材17は、上述したように、筐体11の黒色とはコントラストが明瞭な白色で形成されているため、筐体11から蓋部材17が脱離したことを視覚的に容易に判別することができる。
以上のように構成された発動装置10を膨張装置本体110に接続した状態では、膨張装置本体110は、以下の如く自動的に作動する。まず、膨張装置本体110のガスボンベ取付口122に、ガスボンベ80を取り付けられていない図8(a)に示す状態では、外側摺動部材40の検知棒42bが封板81で押圧されない。このため、外側摺動部材40は、コイルばね60の付勢力により内側摺動部材50から上方に押圧され、ガスボンベ80側(ガスボンベ取付口122側)の近接位置にある。このとき、貫通孔125は、外側摺動部材40のヘッド部42により中途で遮断され、ガスが通過しない状態になっている。上述したように、外側摺動部材40の検知棒42bは、ガスボンベ取付口122側に突出しているので、図8(b)を参照して、筐体121の視認用開口127を通して、外側摺動部材40の赤色部43bが視認される。これにより、ガスボンベ80が膨張装置本体110に取り付けられていないことが認識される。
そして、図8(a)及び図8(b)に示す状態から、図9(a)に示すように、膨張装置本体110のガスボンベ取付口122に、ガスボンベ80を取り付けると、外側摺動部材40の検知棒42bが、ガスボンベ80の封板81により下方に押圧される。これにより、外側摺動部材40は、コイルばね60の付勢力に抗しつつ近接位置から下方に押し下げられ、ガスボンベ80から離間した離間位置に位置するようになる。このとき、図9(b)に示すように、筐体121の視認用開口127を通して青色部43aが視認される。これにより、ガスボンベ80が膨張装置本体110に適正に取り付けられていることが確認できる。
そして、図10(a)を参照して、発動装置10を水に浸漬すると、上述したように、拘束部材28が溶解し、押圧部材15の円錐面15cが、拡径部材22のテーパー部24aと摺接しながら上昇して、係止片24を拡径させるので、押圧部材15が係止部24の中をコイルばね20に付勢されつつ上昇するようになる。そして、押圧部材15の押圧部15aと近接対峙している内側摺動部材50は、当該押圧部15aにより押圧されてガスボンベ80側に移動し、撃針52がガスボンベ80の封板81を破断する。このとき、撃針52は、外側摺動部材40の検知棒42bより上方に位置している(図3(b)参照)。
これにより、ガスボンベ80内の圧縮ガスが、ガスボンベ80の封板81の破断部分(破断孔)から放出される。そして、その気圧で、第1収容部123aと撃針52及び検知棒42bとの間に形成される空間Sを通して(図4(b)参照)、ヘッド部42の台座部42aが押圧され、外側摺動部材40は離間位置に位置する状態が維持される。このとき、筐体121の貫通孔125は開放されたままである。そして、ガスボンベ80からのガスは、貫通孔125、膨張体接続部126を経由して、膨張体(図示せず)内に流入する(矢印B参照)。
また、上述したように、押圧部材15の上昇に伴い、押圧部材15の係合部15bに係脱自在に係合した蓋部材17は、その突出部18bが筐体11の解除部11dに圧接されるため、押圧部材15及び筐体11から脱離する。ここで、蓋部材17は、筐体11の黒色とはコントラストが明瞭な白色で形成されているため、筐体11から蓋部材17が脱離したことを視覚的に容易に判別することができる。そのため、発動装置10が作動済みであることが確実に認識される。このとき、図10(b)に示すように、筐体121の視認用開口127を通して青色部43aが視認される。
そして、ガスボンベ80のガスの放出が終了すると、外側摺動部材40は、コイルばね60の付勢力により上方に押され、図11(a)に示すように、その検知棒42bが破断孔を通してガスボンベ80内に進入し、ガスボンベ80側の近接位置に復帰する。このとき、図11(b)に示すように、筐体121の視認用開口127を通して、赤色部43bが視認される。これにより、ガスボンベ80の封板81が破断され、内部の圧縮ガスが消費されていることが認識される。一方、発動装置10の押圧部材15は、コイルばね20により上方へ押圧されたままであるため、内側摺動部材50は、押圧部材15により上方に押圧され、上方に移動したままである。このとき、外側摺動部材40は、コイルばね60により内側摺動部材50から離間するように上方の近接位置にある状態で維持される。
なお、本実施形態では、発動装置10を作動してガスボンベ80の封板81を破断させた場合だけでなく、膨張装置本体110のガスボンベ取付口122に、既に封板81が破断し、内部に圧縮ガスがないガスボンベ80を接続した場合でも、図11(a)及び図11(b)に示す状態と同様に、筐体121の視認用開口127を通して赤色部43bが視認される。これにより、ガスボンベ80の封板81が破断され、内部の圧縮ガスが消費されていること、即ち、ガスボンベ80が使用済みであることが認識される。
また、図12に示すように、膨張装置本体110には、筐体121に設けられた回動ピン128cでレバー128が軸支されており、このレバー128を使用して手動でガスボンベ80の封板81を破断させることもできる。
詳しくは、レバー128の先端に取り付けられた引き紐129aの摘み部129bを摘んで下方に引くことにより、長アーム128dが回動ピン128cを回転軸として回動し、短アーム128bが内側摺動部材50の係合凹部51a内を押圧し、内側摺動部材50をコイルばね60に抗しつつ外側摺動部材40側(上方)に移動させる。そして、内側摺動部材50に固定された撃針52がガスボンベ80の封板81を破断する。このとき、図10(a)の状態と同様に、ガスボンベ80内の圧縮ガスが、ガスボンベ80の封板81の破断部分(破断孔)から放出され、外側摺動部材40は離間位置に位置する状態が維持される。そして、ガスボンベ80からのガスは、貫通孔125、膨張体接続部126を経由して、膨張体(図示せず)内に流入する(矢印B参照)。このとき、図12(b)に示すように、筐体121の視認用開口127を通して青色部43aが視認される。
そして、ガスボンベ80のガスの放出が終了すると、外側摺動部材40は、コイルばね60の付勢力により上方に押され、図13(a)に示すように、その検知棒42bが破断孔を通してガスボンベ80内に進入し、ガスボンベ80側の近接位置に復帰する。このとき、図13(b)に示すように、筐体121の視認用開口127を通して、赤色部43bが視認される。これにより、ガスボンベ80の封板81が破断され、内部の圧縮ガスが消費されていることが認識される。
以上説明したように、本実施形態に係る発動装置10によれば、発動装置10を水に浸漬すると、拘束部材28が溶解し、拡径部材22の径方向外方への拘束が解除され、押圧部材15の係止部15bが拡径部材22のテーパー部24aと摺接しながら上昇する。そして、係止片24が径方向外方向へ拡径し、押圧部材15は、上方への制止状態が解除され、上方へ移動する。そして、押圧部材15の下端に係合されていた蓋部材17は、押圧部材15と共に上方へ移動しようとする際に、筐体11の解除部11dと圧接することで、押圧部材15及び筐体11から脱離する。これにより、筐体11の外部から、発動装置10の使用状態を容易に判別することができる。
また、本実施形態に係る膨張装置100によれば、発動装置10が接続されると、押圧部材15が、内側摺動部材50の下方側で接近した状態で配置される。そして、発動装置10が上述したように作動すると、押圧部材15が内側摺動部材50の下面を直接押圧する。このように、簡素な構造で、直動動作によって押圧対象物である内側摺動部材50が押圧される。
また、本実施形態に係る発動装置10が接続された膨張装置100によれば、ガスボンベ80が膨張装置10に適正に接続されると、視認用開口27を通して青色部43aを視認することができるため、ガスボンベ80が膨張装置100に適正に接続されたことを確実に報知することができる。また、ガスボンベ80の封板81を破断させ、ガスボンベ80のガスの放出が終了すると、視認用開口127を通して赤色部43bを視認することができるため、ガスボンベ80の封板81が破断していることを確実に報知することができる。また、既に封板81が破断しているガスボンベ80を誤って接続した場合にも、視認用開口127を通して赤色部43bを視認することができるため、ガスボンベ80の封板81が破断していることを確実に報知することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、蓋部材17は、その上面周縁部に設けた環状の突出部18bで筐体11の解除部に圧接させるようにしたが、当該脱離には、環状の突出部18bに代えて、別個独立した複数の半球状又は板状の凸部を用いてもよい。これにより、強度的には若干劣るようになるが、蓋部材17の軽量化が図られる。
また、上記実施形態では、拘束部材28に水溶性の部材を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、水濡れによって柔軟化するポリビニルアルコールからなるフィルムをリング状に巻回し、係止片24を拘束してもよい。また、温度変化によって形状を変化させる合金を用いてもよい。具体的には、予めC字型に形成した合金で係止片24を拘束し、水濡れにより拡径するようにしてもよい。拘束部材28がこれらの材料から形成されていても、水濡れにより、拡径部材22の係止片24が拘束部材28による拘束から開放される。
また、上記実施形態では、拡径部材22の係止片24は、樹脂で形成し、天板23の挿通孔23aから円筒形状になるように下方に垂下させたが、これに限定されるものではない。例えば、係止片24は、ゴムなどの弾性材用いて、径方向外方に広がるように形成してもよい。この場合、係止片24は、拘束部材28により径方向外方への付勢が拘束される。そして、拘束部材28が溶解することにより、係止片24は、径方向外方へ自ら勢いよく広がるので、押圧部材15の上方への移動がさらにスムーズになる。
10 発動装置
11 筐体
15 押圧部材
17 蓋部材
20 コイルばね
22 拡径部材
28 拘束部材
30 摺動部材
40 外側摺動部材
41 本体部
42 ヘッド部
43 表示部
50 内側摺動部材
51 本体部
52 撃針
60 コイルばね
80 ガスボンベ
110 膨張装置本体
121 筐体
122 ガスボンベ取付口
123 収容部
124 発動装置取付口
127 視認用開口





Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部を上下に仕切る仕切部を上下方向に挿通する押圧部材と、
    前記筐体に外部から視認可能に配置されるとともに、前記押圧部材と係脱可能に係合し、前記筐体に圧接されることで当該押圧部材及び筐体から脱離する蓋部材と、
    前記仕切部と前記押圧部材の上端部との間に介設され、前記押圧部材を定位置から上方に移動させるように付勢する付勢部材と、
    前記仕切部の下方側で前記押圧部材に挿通されると共に、径方向に拡縮自在とされた筒状の拡径部材と、
    前記拡径部材をその拡径を拘束することで縮径状態に保持するとともに、水濡れにより当該拘束状態を開放する拘束部材と、を備え、
    前記拡径部材は、縮径状態では、前記仕切部に当接して前記押圧部材の上方への移動を阻止するとともに、前記押圧部材の上方への移動に伴って拡径するように当該押圧部材に摺接し、
    前記蓋部材は、前記押圧部材の上方への移動に伴って前記筐体に圧接し、前記押圧部材及び筐体から脱離することを特徴とする発動装置。
  2. 前記蓋部材の周縁部には、前記筐体側に突出するように環状の突出部が設けられているとともに、前記筐体には、前記蓋部材と、その突出部にて接触する環状の解除部が設けられ、前記蓋部材は、前記押圧部材の上方への移動に伴って前記突出部が前記筐体の解除部に環状の領域にて圧接することで、当該押圧部材から脱離することを特徴とする請求項1に記載の発動装置。
  3. 前記蓋部材は、前記筐体に配置されている旨を明示すべく、前記筐体の色とは異なる彩色に着色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発動装置。
  4. 前記仕切部は平板状とされるとともに、前記押圧部材を案内する筒状の案内部が、前記押圧部材を挿通する孔の周縁部から上下方向に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発動装置。
  5. 前記拘束部材は、前記押圧部材に挿通されるリング状に形成されるとともに、水濡れによって溶解又は変形し、前記拡径部材に対する拘束を解除する材料からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発動装置。
  6. 前記蓋部材には、筐体の内部に水を導入するための透孔が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の発動装置。
  7. 封止部により圧縮ガスが内部に封入されたガスボンベが接続される筐体と、
    前記筐体内において、前記ガスボンベに近接する近接位置と、前記ガスボンベから離間した離間位置とを移動可能に収容され、前記近接位置に移動することにより、前記ガスボンベの封止部を破断して圧縮ガスを放出させる作動部材と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発動装置と、を備え、
    前記作動部材は、前記押圧部材が定位置から上方に移動することで、当該押圧部材に押圧され前記近接位置に移動することを特徴とする膨張装置。
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