JP4470050B2 - 膨脹式救命具の膨張装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスで膨脹させた膨脹体を浮体とする膨脹式救命具の膨脹装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水上での危急時に、ガスボンベからのガスを注入して膨脹させた膨脹体を浮体とする膨脹式救命具には、いくつかの型式があるが、その中の一つに、個人が身体に装着して水に浸ると、自動的に膨脹して浮遊する所謂膨脹型救命胴衣(以下PFDという)がある。
【0003】
上記PFDは、水に浸ってから、数秒で、PFDの構成部品の一つである膨脹装置が作動して浮体を形成しなければならないものであるのでガスボンベを開口する動力源として、水に浸ると応動する所謂水応動性発動装置を組み込んだ膨脹装置が用いられている。
【0004】
前記膨脹装置は、水に敏感に応動するようにしてあるので膨脹装置が水しぶきを被ったり、湿度の高い所に長期間保管されたり、また、長年月を経過すると、不慮の作動をしてしまう懸念があった。
【0005】
前記PFDの浮力を得る浮体は、ゴム引布や熱可塑性ポリウレタンコーテイング布のような気密布を構成材料として、気密布に積層されているゴム層、又は、熱可塑性ポリウレタン層を、注入されたガスのバリヤー層としている。
【0006】
前記したゴムや熱可塑性ポリウレタンのような高分子材料には、ガスを透過する属性が有り、広く一般の膨脹式救命具の膨脹材として最適なものとして汎用されている炭酸ガスに対しては、特に、透過率が高く、炭酸ガスで膨脹させた浮体の初期浮力は、24時間経過すると10%も低下するのが免れなかった。
【0007】
PFDには、浮体やその他の部品の摩耗や損傷を防止し、また、着用や保管をし易くするため小さく折り畳んで収納袋に入れ、面ファスナーやスナップボタンで止めて収納しておき、膨脹する時は、ガス圧で前記面ファスナーやスナップボタンを外して浮体が収納袋の外に膨脹しながら出るようにした型式のものもある。
【0008】
PFDに汎用ガスである炭酸ガスは、例えば、−30℃のような極低温の環境に長時間あると、膨脹装置が作動してガスボンベが開口しても、ガスは微細なドライアイスになって断続的に噴出する所謂アイシング現象を起こして、前記した収納袋を止めている面ファスナーやスナップボタンの全部を外すに足る圧力が得られなく、完全な形状の浮体が形成されないことがあり得る。従って、船舶の狭い格納庫の中に収納されている多数のPFDのあるものが、又は、個人が、他の物と一緒にいれておいたPFDが、不慮の作動をしてガスボンベが開口して前記のアイシング現象を起こした場合、長時間を経過すると、そのPFDは、単に、収納袋の閉じ具である面ファスナーやスナップボタンの一部が、何物かに引っ掛かり外れたかの如く、見誤られ易く、膨脹装置が作動したものであるのを収納状態の外観で判定するのが困難な場合があり得た。
【0009】
従来のPFDは、上記した材料、部品、構造でなり、かつ、性能をもつものであり、更に、上記した環境の中に保管されたり、一時的にしろ、置かれることがあり得ることを考慮して、PFDが、そのまま使用可か使用不可かを判定する種々の判別手段が構じられている。
以下、それらについて説明する。
【0010】
特開昭55−51696号、特開昭63−106199号及び米国特許第4,191.310号の各公報には、膨脹装置のハウジングに、それが内蔵する水応動性発動装置が作動すると、作動済であることを知らせる表示が出る膨脹装置が開示されている。
【0011】
即ち、特開昭55−51696号公報にある膨脹装置は、未作動の状態の時は、図13に示す状態にあるものが、作動すると、図17に示す状態になり、着色材料で成るスナップ嵌合部材174の位置で膨脹装置が作動済か未作動であるかを識別できるようにしてある。
【0012】
特開昭63−106199号公報に示される膨脹装置は、図10に示す駆動軸4の位置で、膨脹装置が作動済か未作動であるかが判定できるようになっている。
【0013】
米国特許第4,191,310号明細書に示される膨脹装置は、未作動の時は、着色されたスプリングボルト14が、ハウジング1内に入っているが、作動すると、図2に示す如く、ハウジング1の外に突き出るので、其れをもって未作動か作動済かを判別するようになっている。
【0014】
前述した各公報に開示されている各膨脹装置は、それが使用可か使用不可かを識別することはできるが、それは飽くまでも膨脹装置の一部である水応動性発動装置が作動済か未作動かを表示しているに過ぎなく、PFDの膨脹装置としては、なお改良されるべき問題を残している。
【0015】
即ち、前述した各膨脹装置を、再使用に備えて、作動済の水応動性発動装置を再生セットすると、空になったガスボンベの交換がなされる以前に、作動済の表示が、未作動の表示になってしまう。
【0016】
これが、再生セット作業を誤らせないため、最初にガスボンベを交換しようとしても水応動性発動装置が作動したままであると、ガスボンベの封板を突き破った撃針の先端は、ガスボンベ内の位置にあるので、新しいガスボンベをねじ込むと開封されてしまう。そのため、膨脹装置を再生セットする際は、作動済の水応動発動装置を最初にハウジングから取り外さざるを得なく、このことで、PFDの所有者やPFDを点検補修をするサービスステーションでの作業の誤りを惹起することになりかねない懸念がある。
【0017】
上述した三つの公知の膨脹装置とは別の構造のものとして、米国特許第3,090,979号明細書に開示されるものがある。
この膨脹装置は、撃針がガスボンベの封板を突き破っても、ガスボンベ内のガスの全量は噴出しないようにしておき、少量の噴出したガスが浮体に流れるようにして、その時発する音でもって、ガスボンベ内にガスがあることを確認できるようにしたものである。
【0018】
この膨脹装置は、上述したように、ガスボンベ内にガスが存在することを確認してから着用又は膨脹使用するものであるが、この膨脹装置で膨脹させた場合には、ガスボンベ内のガスは、その全量が、浮体に流れるのでPFDとしての効力は発揮されるが、もし着用するのみで使用されなかった場合でもガスボンベは開口されて、ガスボンベ内のガスは、ハウジング内の一部のコンパートメントに通じているので、この状態で長時間保管しておくとことは不可能であり、使用されなかったとは云え、即ち、浮体を膨脹させなかったとは云え、ガスの存在を確認したことは、結果的には、膨脹使用したことと同じことになり、再使用すべく備えるには、ガスボンベは、新規のものと交換しておかなければならない。
【0019】
更に、別の構造のものとして、米国特許第3,227,309号明細書に開示される膨脹装置がある。
この膨脹装置は、ガスボンベの封板を破り、噴出したガスでハウジング内の一部のコンパートメントを満たし、このような状態にしたままで、再度、レバーで撃針を動かしてみて、レバーが動かなかったならガスボンベ内にガスが存在するということを確認するものである。
【0020】
この膨脹装置も、前述した米国特許第3,090,979号明細書に示されるものと同じく、PFDを着用又は膨脹使用するに先立ってガスボンベ内にガスが存在するか否かを確認する機能をもつ膨脹装置であるが、ガスの存在を試験した後には、このまま保管することは不可能で、仮に、この救命胴衣が着用のみで膨脹使用されなかった場合でも、爾後の用意には、ガスボンベは、新規のものと交換しておかなければならないものである。
【0021】
上述したように、米国特許第3,090,979号及び米国特許第3,227,309号明細書に示される膨脹装置は、いずれも、ガスボンベの封板を開口してガスが存在するか否かを確かめてから、膨脹使用するのを前提とした膨脹装置であり、保管してある時や、常時、着用だけする時にガスの有無を確認するものではなく、況や、再生修復するための作業時における誤作業の防止には何の関係もないものである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ハウジング内に水応動性発動装置を内蔵した従来のPFD膨脹装置では、前記水応動性発動装置が作動すると作動済の表示が表われるが、水応動性発動装置を使用可能に再生セットしただけで、空のボンベが、新規のものと交換されなくても、未作動の表示が表れるものであるのが起因して発生し易い誤使用、誤作業をなくすために、作動済の水応動性発動装置を使用可能に再生セットすると水応動性発動装置は、未作動の表示を表わすが、膨脹装置のハウジングには、なおかつ、使用不可の表示が溜まっていて、水応動性発動装置を再生セットした後に、使用済、即ち、空のガスボンベを新規のものと交換する作業を完了させてから膨脹装置が使用可の表示を表わすようにした膨脹式救命具の膨脹装置であり、更に、膨脹装置を一見するだけで、その中の水応動性発動装置及びガスボンベが、共に、使用可のものであるのを判定できる膨脹式救命具の膨脹装置を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するべく為されたものであり、本発明は、ガスボンベの封板を突き破る撃針、前記封板を突き破るための動力源である水応動性発動装置及び膨脹式浮体に連結する連結管挿入口を有するハウジングに、ガスボンベ及び該ガスボンベと結合具によって結合し得て、かつ、前記ガスボンベからの分流ガス圧で、使用可を表わす表示体のある位置に、使用不可を表わす表示体を摺動して移動させて表示を変えるインジケーターを取り付けて膨脹式救命具の膨脹装置を構成することによって前記課題を解決した。
【0024】
また、本発明は、前記インジケーターが、該インジケーターの使用不可を表わす表示体が移動したとき、前記インジケーターと同ガスボンベとを結合する前記結合具に設けた窓を通して前記使用不可を表わす表示体が見える位置にあるインジケーターを取り付けて成る膨脹式救命具の膨脹装置とすることにより、前記課題を解決した。
【0025】
更に、本発明は、前記インジケーターが、該インジケーターの使用不可を表わす表示体が移動して使用可を表わす表示体を遮蔽するインジケーターを取り付けて成る膨脹式救命具の膨脹装置とすることにより前記課題を解決した。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図1乃至図19に基づいて本発明を説明する。
図1は、後述するガスボンベと結合具を取り除いた本発明の膨脹式救命具の膨脹装置(以下「膨脹装置」という)の正面図であり、膨脹装置は、ハウジング1に手動でもガスボンベを開口できるようにノブ2が付いた引紐3がL字形の手動用レバー4に取り付けられていて、引紐3を引くと、後述するシーソー形自動用レバーを介して、後述する水応動性発動装置とは係わりなく撃針を突き上げ、ガスボンベを開口できるようにしてある。
【0027】
ハウジング1は、ハウジング母体5及び水応動性発動装置を内蔵させるコンパートメントの一部を構成するスクリュウキャップ6を主要部として構成されている。
【0028】
符号7で示すものは、手動用レバー4が引かれると外れて、手動でガスボンベが開口されたことを表示すると共に、手動用レバー4の不慮の回転を防止するロッキングピンであり、符号8で示すものは手動用レバー4の回転軸、9は水応動性発動装置が作動した時、回転するシーソー形の自動用レバーの回転軸、10は膨脹式浮体の連結管にガスケットを介して螺合させたスクリュウナットで、膨脹装置を膨脹式浮体に機械的及び機能的に結合する固定具であり、11は膨脹装置が水浸した時、ハウジング1内の空気を逃がす空気抜き孔である。
【0029】
図2は、ノブ2、引紐3及び手動用レバー4を取り除いた図1の平面図であり、ハウジング1にはガスボンベ取付口12が設けてあり、ガスボンベ取付口12の中にはガスケット13及び撃針14の先端が見えている。
【0030】
図3は、ノブ2及び引紐3を取り除いた図1の底面図であり、ハウジング母体5には底蓋15が嵌合されている。
【0031】
図4は、図1のA−A線による部分断面図であり、ガスボンベ取付口12には雌ネジ16が刻設してある。
ハウジング1内には撃針用コンパートメント17が設けてあり、その中には、撃針用O−リング18を嵌合させた撃針14が内蔵されている。
撃針14は撃針戻し用スプリング19の中を挿通していて、撃針14がガスボンベの封板を突き破って、その先端がガスボンベ内に挿通された状態にあるものが、作動済の水応動性発動装置を、ハウジング1から取り出すと、撃針戻し用スプリング19によって作動前の状態に戻るようにしてある。
この撃針戻し用スプリング19は、水応動性発動装置が作動した時は、その動力を滅する方向に作用するが、撃針14がガスボンベの封板を突き破るのを妨げる力はもっていない。
尚、図中符号20で示すものは水応動性発動装置が作動した時、撃針14をガスボンベの封板に向けて突き上げるシーソー形をした自動用レバーである。
【0032】
図5は、図1のB―B線による部分的断面図であって、ハウジング1内には、水応動性発動装置21用コンパートメント22が設けてある。
水応動性発動装置21用コンパートメント22は、ハウジング母体5に設けたストッパー23を支承するストッパー用コンパートメント24と、ハウジング1の一部を構成するスクリュウキャップ6内に設けてある発動スプリング用コンパートメント25とから形成される。
【0033】
水応動性発動装置21は、ストッパー23並びにスプリング受フランジ26が設けられ、先端に、ストッパー23の中央部に形成されているテーパソケット27に嵌まる円錘面28が形成されている駆動杆29及び発動スプリング30とで構成される。
【0034】
ストッパー23は、図6に示す3個のスプールユニット31,31及び32を図7に示す如く、同心状に収束して、中心軸の周囲にテーパソケット27を形成させて、各スプールユニット31,31,32の胴体の周りに湿潤すると短時間で引張り強度を失う、例えばセルローズを主材とする紙を結束材33として巻いて止め具34で押さえて維持した結束スプール35を、図8に垂直断面で示す如く、底板の中央に、駆動杆29が貫通し得る孔36を穿った未37の中に入れ、中央に、駆動杆29が貫通し得る孔38を穿った蓋39を嵌めて成るものである。
【0035】
上記した構成のストッパー23は、駆動杆29に発動スプリング30で荷重をかけても駆動杆29の円錐面28は、テーパソケット27に係合して、結束スプール35の中心部を通さないように支えるが、ストッパー23は、一旦湿潤すると結束材33は、スプールユニット31,31間で切断され、結束スプリング35の結束は解かれて駆動材29の円錐面28は、結束スプール35のテーパソケット27から外れて、先端が、自動用レバー20を介して撃針14をガスボンベの封板に向けて動かす。
【0036】
ストッパー23は、上述したように、常時は、ガスボンベの封板を突き破る動力源となる発動スプリング30を圧縮した状態に維持し、一旦、湿潤すると、図5に示す如く、圧縮されている発動スプリング30を、図8に示す如く、一挙に解放する作用を為す所謂水応動性の作動機能を膨脹装置にもたせるものである。
【0037】
駆動杆29の一部は、図5に示す如く、フランジ40の付いたスクリュウキャップ6の中で、発動バネ30の中を通り、更に、スクリュウキャップ6をハウジング母体5に、それぞれの雄ネジ41及び雌ネジ42を螺合させて結合した時は、スクリュウキャップ6の頂壁43の中央に設けた落ち込み孔44の中を通って頂面方向に向かって移動するようにしてある。
【0038】
駆動杆29の端面には、図8に示す如く、丸リベット状表示体45が雄ネジ46及び雌ネジ47で結合してあり、丸リベット状表示体45の極点は、スクリュウキャップ6のフランジ40がハウジング母体5に接して発動スプリング30の圧縮が完了した時は、スクリュウキャップ6の頂壁43の面位置に達して水応動性発動装置21が使用可であることを表示する。
【0039】
また、丸リベット状表示体45の外径は、スクリュウキャップ6の落ち込み孔44の最深部に設けてある内向きフランジ48の内径よりも大きくしてあって、落ち込み孔44から抜け出ることはない。従って、発動スプリング30及び駆動杆29は、スクリュウキャップ6に対して、相対的に運動可能な状態で結合されている。
【0040】
以上に述べた水応動性発動装置21は、一例を示したものであって、本発明では、水応動性発動装置は、従来から公知のものが使用可能であり、本発明においては、水応動性発動装置の構成、構造を限定するものでない。
【0041】
図9は、図1の垂直方向の部分的断面平面図であり、ハウジング1には、駆動杆29の打撃を受けて回転駆動するシーソー形をした自動用レバー20が回転軸9で軸着されていて、駆動杆29で打たれた自動用レバー20は、点線で示す位置に動き、撃針14でガスボンベ(図示してない)の封板を突き破る。
【0042】
ハウジング1には、インジケーター49を螺合させるインジケーター螺合穴50が設けてあり、インジケーター螺合穴50は、底部に於いて、ハウジング母体5に穿設したガス通路51で連結管挿通孔52と連通している。
【0043】
インジケーター螺合穴50には、例えばアクリル樹脂又はポリカーボネートのような透明の材料で成り、一方に開口して他方に頂板53をもつ円筒のケーシング54の中の青色に着色されて使用可を表示する可表示体55及び赤色に着色されて使用不可を表示する不可表示体56が内蔵されて成るインジケータ49が螺合されている。
【0044】
インジケーター螺合穴50の底部には、ケーシング用O−リング57が嵌め込まれていて、ガス通路51を通って来たガスがインジケーター螺合穴50とケーシング54の間隙を通って外へ出るのを防止している。
【0045】
可表示体55と不可表示体56とは、図10に示す如く、可表示体55に穿った穴58に不可表示体56からの突出棒59を緊密に挿入嵌合させて両者が一体となってケーシング54内を摺動するようにしてあり、不可表示体56は、表示体用O−リング60の中に嵌め込まれていて、表示体用O−リング60をケーシング54の内壁に密接させ、ケーシング54の中を通ってガスが漏れないようにしてある。
【0046】
可表示体55と不可表示体56は、軽量のものであるので、強制的に荷重を加えない限り、表示体用O−リング60がケーシング54の内壁に押圧を加えて密接して静止した位置を保って留まる。
【0047】
図11は、膨脹装置61と膨脹式浮体62とを結合させた状態を示すもので、ハウジング1の連結管挿通孔52に膨脹式浮体62連結管固定座63を融着又は接着して取り付けた連結管64を挿通してガスケットを介してスクリュウナット10で締め付けると、膨脹装置61と膨脹式浮体62とは、機械的にも機能的にも連結される。
【0048】
ガスボンベ65が開口されると噴出ガスは、図9に示すように、撃針用コンパートメント17を通って連結管挿通孔52に達し、更に、図11に示す逆止弁になっている連結管64から膨脹式浮体62に入り、それを膨脹させるが、連結管64、連結管挿通孔52及びガスケットを介したスクリュウナット10で形成される連結管挿通孔52内の微少な間隙は、噴出ガスの流速が大きいので、一時的に、噴出ガスの溜場になり、噴出ガスの一部は、図9に示す、ガス通路51を通ってインジケータ49に達し、不可表示体56を加圧する。
【0049】
加圧されした不可表示体56は、ケーシング54内の空気を空気抜き孔66から外部に排出しつつ、頂板3方向へ摺動して、可表示体55を頂板53に迄押し上げ、ハウジング1内に埋没していた不可表示体56は、可表示体55があった位置迄移動する。
【0050】
図12は、本発明の膨脹装置の正面図であり、ハウジング1には、インジケーター49と結合具67で結合されたガスボンベ65が螺着されている。結合具67は、ゴム又は合成樹脂で成り、図13及び図14に示すように、ガスボンベ65とインジケーター49とを、それぞれ挿通するソケット68及び円筒69とを有する。
【0051】
ガスボンベ65を挿通するソケット68の裾部には、O−リング状の肉厚部70が設けてあり、裾部の補強をするとともに、結合具67がガスボンベ65から容易に外れないようにし、かつ、ハウジング1にガスボンベ65を螺着したとき、ガスボンベ取付口12のネジとガスボンベ65のネジの間を通って水が浸入し、金属を腐食するのを防止する役目を果たしている。
【0052】
結合具67の円筒69には、窓71が設けてあり、この窓71を通しては、可表示体55、又は、不可表示体56のいづれか一方しか見えないようにしてある。
【0053】
本発明の膨脹装置61の使用方法は、膨脹式浮体62に取り付けたハウジング1の水応動性発動装置用コンパートメント22内に、ストッパー23を嵌挿し、発動スプリング30の付いたスクリューキャップ6を螺合させて発動スプリング30を圧縮する。
【0054】
発動スプリング30が完全に圧縮されると丸リベット状表示体45は、スクリュウキャップ6の頂壁43の面位置迄達して水応動性発動装置21が使用可状態であることを示すが、仮に、使用済のストッパー23を誤って挿入した場合は、丸リベット状表示体45は、スクリューキャップ6の落ち込み穴44の底にあるので、ストッパー23が使用済のものであることが解り、誤ってセットすることが防止できる。
【0055】
次に、結合具67によってガスボンベ65と組みになっているインジケーター49をインジケーター螺合穴50に螺合させる。
インジケーター49は、一部を除いては、主体が結合具67の円筒69の中にあるが、インジケーター49は、円筒69の中で、中心軸の周りに回転出来るのでインジケーター49の頂板53を把手にして回転させて完全に螺合させることが出来る。
【0056】
次に、結合具67のソケット68に挿通されているガスボンベ65をガスボンベ取付口12に螺合させる。
ガスボンベ65の一部は、ソケット68の孔を通して結合具67の内壁に密接しているが、中心軸の周りに回転させることが出来るので、完全に螺合させ得る。
【0057】
未使用のガスボンベ65は、結合具67によってインジケーター49と結合されて組を成しているが、この時のインジケーター49内の不可表示体56の最下面は、ケーシング54の開口端の面位置にあって、表示体用O−リング60は、ケーシング54の内壁に密接しているので、強制的に荷重をかけない限り、動くことはないが、ハウジング1にインジケーター49を螺合させる迄は、図15に示す如く、ケーシング54の頂板53の中心部を貫通している空気抜き孔66の中に、可表示体55の頂面に達する図16に示す平リベット状ピン72を緊密に挿通しておき、一方ケイシング54の開口部には、保護キャップ73を螺合させておき、インジケーター49及びガスボンベ65をハウジング1に取り付けるに先立ち、平リベット状ピン72及び保護キャップ73を取り除いてから行う構造のものにしてある。
従って、ガスボンベ65が未使用のものである場合は、インジケーター49は、常に、結合具67の窓71を通して使用可を表示している。
【0058】
上述したように、水応動性発動装置21、インジケーター49及びガスボンベ65の取付けが完了した本発明の膨脹装置61が水に浸ると、ガスボンベ65は開口され膨脹式浮体62を膨脹させるとともに、噴出ガスの一部は、インジケーター49を使用可から使用不可の表示に変えて、ガスボンベ65を取り外して確認しなくても、インジケーター49で、ガスボンベ65が空であることが視覚で判定出来るようにしてある。
【0059】
以上本発明の膨脹装置61が水に浸って作動した場合について述べたが、引紐3を引いて手動で膨脹させた場合でもインジケーター49は、ガスボンベ65は、もはや空であることを表示する。
即ち、水に浸る前に、引紐3を引いて膨脹させて、水に浸らなくても済んだ場合は、水応動性発動装置61は、使用可を表示したままになっているが、インジケーター49は、使用不可も表示し、ガスボンベ65が空であることを表示するようにして、引紐3を引いて膨脹させたものを、引紐3を逆に引いて手動用レバー4を元の位置に戻しておいた場合に発生し易い誤りが防止できるようにしてある。
【0060】
本実施の形態において述べたガスボンベ65とインジケーター49とを結合する結合具67は、一つの形態を示すもので、インジケーター49の構成に応じて結合具67は設計変更をなし得る。要は、インジケーター49は、ガスボンベ65に結合し得る形態と構造で成り、かつ、インジケーター49のハウジング1に於ける位置は、ガスボンベ65に結合させ得る配置であることが必要である。
【0061】
【実施例1】
図17は、実施の形態に於いて述べたインジケーター49とは、構成を異にするインジケーター49であり、インジケーター49は、アクリル樹脂又はポリカーボネートのような透明な材料で成形され、一方に開口し、他方に頂壁53をもつ円筒で成り、かつ、頂壁53から円筒内に円柱状に伸びる可表示体止め具74を有するケーシング54内に、可表示体止め具74に円筒状の可表示体55を緊密に嵌合させ、表示体用O−リング60を嵌合させ、可表示体55の外径よりも大きい内径をもつ円筒状の不可表示体56を内蔵させ、不可表示体56が、噴出ガスの分流で加圧されたとき、ケーシング54内を摺動して可表示体55を不可表示体の内腔内に収めて、可表示体55を不可表示体56で覆うようにしたものである。
【0062】
インジケーター49には、図18及び図19に示すように、インジケーター挿通孔75とガスボンベ挿通孔76とを有する結合具67のインジケーター挿通孔75が挿通してあり、ガスボンベ挿通孔76にはガスボンベ(図示してない)が挿通してある。
【0063】
結合具67は、O−リングが2個連結された形状を有し、インジケーター挿通孔75に、インジケーター49の頂板53の周囲に穿った溝を嵌合してインジケーター49をその中心軸の周りに回転させてインジケーター螺合穴50に螺合し得るようにしてあるとともに、インジケーター49は、結合具67から、強制的に荷重をかけない限り、外れることがないようにしてある。
【0064】
結合具67のガスボンベ挿通孔76の中に挿通されたガスボンベは、緊密に嵌合しているが、ガスボンベを回転させて、ガスボンベ取付口に螺合させることが出来るようにしてある。
【0065】
ケーシング54の頂壁53及び可表示体止め具74には、貫通する空気抜き孔66を設けて、その中に、先端が不可表示体56の底に達する平リベット状ピン72を挿通し、インジケーター49がハウジング1に取り付けられる迄に、不可表示体56が障害物に当たるなどして動くのを防止し、インジケーター49をハウジング1に螺合させた場合は、取り抜くようにしてある。
【0066】
本実施例1のインジケーター49も、前記実施の形態に於けるインジケーター49と同じく、ハウジング1にガスボンベと共に螺合された後では、ハウジング1の撃針用コンパートメント17、連結管挿通孔52及びガス通路51は、外気と遮断されるので、不可表示体56が不慮の動きをすることなく、不可表示体56は、ガスボンベからのガス圧が加わらない限り、取り付けた時の位置、即ち、ハウジング1内に埋没した位置に留まり、噴出ガス圧を受けて、一旦、動いた不可表示体56は、ガスボンベを取り付けない中は、前記平リベット状ピン72を空気抜き孔66中に挿通しても動くことがない程、堅固に、摺動して止まった位置に留まる。
【0067】
【発明の効果】
本発明の膨脹装置は、水応動性発動装置が使用可か使用不可かを表示するのみでなく、ガスボンベが、一旦、開口されると、ガスボンベからのガスで、それまでガスボンベが使用可である表示が使用不可の表示に変わるインジケーターをハウジングに取り付けてガスボンベ中のガスの有無を、ガスボンベをハウジングから取り外さないでも判定出来るようにしてあるので、水応動性発動装置の点検や整備と併せて、ガスボンベの点検や整備を、過誤なく為し得るものである。
【0068】
本発明の膨脹装置は、ガスボンベと組みを構成するインジケーターをガスボンベとともにハウジングに取り付けて構成されるので、ガスボンベ中にガスがあるときは、必ず使用可を表示しており、ガスボンベからガスが出れば、必ず使用不可を表示し、決して誤った表示をすることがなく、インジケーターを見るだけの極めて短時間で、ガスボンベの使用の可否を確認出来るので、特に危急の時には、極めて有効である。
【0069】
本発明の膨脹装置のインジケーターは、一旦、それが、ガスボンベとともにハウジングに取り付けられると、ハウジング内の撃針用コンパートメント、連結管挿通孔、インジケーターに通じるガス通路及び連結管内の逆止弁迄のガス流路は、外気とは完全に遮断されているので、インジケーターの不可表示体は、ガスボンベからのガス圧が作用しない限り、動くことが出来ない。即ち、ガスボンベがハウジングに取り付けられている間は、ハウジング内の前記ガス流路は、不可表示体が動くと負圧になるので、不可表示体は、ガスボンベからのガス圧がかからない限り、決して、その初期の静止位置から移動できないし、また、ガスボンベが開口して不可表示体が移動した後にも、前記ガス流路は、微量の残留ガスで満たされているので、不可表示体は、移動した位置から動くことは出来ないので、インジケーターの表示は、径日で変わることなく、極めて信頼性が高いものである。
【0070】
本発明の膨脹装置を取り付けたPFDを、誤って、落としたり、不用意に放り投げたりして、撃針戻し用スプリングが撃針を、所定の位置に保持し得ない程の、著しく大きい衝撃力が加わった場合、慣性で撃針が単独で動いてガスボンベの封板に極微細なスリット状の傷をつけることがあり得る。
このような場合、流れ出る流量は、極めて微少であるので、浮体に外観状の変化を及ぼすことなく、長時間経過後に、ガスボンベは空になる。
このような傷をつけたガスボンベは、その封板を見るだけでは、判定が困難であり、水に浸漬するか、ガスボンベを秤量して判別するが、本発明の膨脹装置は、このような不慮の出来事で発生したガス漏れでも、インジケーターが使用不可を表示するので、ガスボンベの異常を知ることが出来る。
【0071】
本発明の膨脹装置の一部を構成するハウジングとインジケーターは、合成樹脂を成形して製作することが出来るので、膨脹装置がコスト高になるのが免れる。
【0072】
本発明の膨脹装置の一部を構成するガスボンベとインジケーターは、結合具で、ガスボンベ1本とインジケーター1個とが一組となるように構成できるので、ガスボンベ又はインジケーターの単独を取付け又は交換することによる作業ミスの発生を防止出来る。
【0073】
本発明の膨脹装置の一部を構成するガスボンベとインジケーターは、廉価で製作できる結合具で結合して構成し得る形状、構造をなし、かつ、ハウジング上の配置がされているので、ガスボンベに特殊な工作を施さなくて済み、従来から汎用である形状、構造のガスボンベを用いることが出来て、膨脹装置全体のコストも低く押さえることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスボンベと結合具を取り除いた本発明の膨脹装置の正面図である。
【図2】ノブ、引紐及び手動用レバーを取り除いた本発明の膨脹装置の図1の平面図である。
【図3】ノブ、引紐を取り除いて示す本発明の図1の底面図である。
【図4】図1のA−A線による部分的断面図である。
【図5】図1のB−B線による部分的断面図である。
【図6】ストッパーの構成部品であるスプールユニット。
【図7】結束スプール。
【図8】図5に示す水応動性発動装置が作動したときのハウジング母体を除いた部分的垂直断面図。
【図9】図1の垂直方向の部分的断面図である。
【図10】インジケーター内に内蔵させる可表示体と不可表示体を示す斜視図である。
【図11】本発明の膨脹装置と膨脹式浮体を結合させた膨脹式救命具の部分的断面側面図である。
【図12】図12の正面図である。
【図13】結合具の平面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】組を構成するガスボンベとインジケーター部分的断面正面図である。
【図16】平リベット状ピンを示す斜視図である。
【図17】実施例1に於けるハウジング母体に取り付けられたインジケータ及び結合具を示す部分的垂直断面正面図である。
【図18】実施例1に於ける結合具の正面図である。
【図19】図18の平面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
5 ハウジング母体
6 スクリューキャップ
10 スクリューナット
14 撃針
17 撃針用コンパートメント
19 撃針戻し用スプリング
21 水応動性発動装置
22 水応動性発動装置用コンパートメント
23 ストッパー
24 ストッパー用コンパートメント
25 発動スプリング用コンパートメント
27 テーパーソケット
28 円錐面
29 駆動杆
43 頂壁
44 落ち込み孔
45 丸リベット状表示体
48 内向きフランジ
49 インジケーター
50 インジケーター螺合穴
51 ガス通路
52 連結管挿通孔
53 頂板
54 ケーシング
55 可表示体
56 不可表示体
57 ケーシング用O−リング
58 穴
59 突出棒
60 表示体用O−リング
61 膨脹装置
62 膨脹式浮体
63 連結管固定座
64 連結管
65 ガスボンベ
66 空気抜き孔
67 結合具
68 ソケット
69 円筒
70 肉圧部
71 窓
72 平リベット状ピン
73 保護キャップ
74 可表示体止め具
75 インジケーター挿通孔
76 ガスボンベ挿通孔

Claims (3)

  1. ガスボンベの封板を突き破る撃針、前記封板を突き破るための動力源である水応動性発動装置及び膨脹式浮体に連結する連結管挿入口を有するハウジングに、ガスボンベ及び該ガスボンベと結合具よって結合し得て、かつ、前記ガスボンベからの分流ガス圧で、使用可を表わす表示体のある位置に、使用不可を表わす表示体を摺動して移動させて表示を変えるインジケータを取り付けてなる膨脹式救命具の膨張装置。
  2. 請求項1に記載のインジケーターが、該インジケーターの使用不可を表わす表示体が移動したとき、前記インジケーターと同ガスボンベとを結合する前記結合具に設けた窓を通して前記使用不可を表わす表示体が見える位置にあることを特徴とする請求項1に記載の膨脹式救命具の膨張装置。
  3. 請求項1に記載のインジケーターが該インジケーターの使用不可を表わす表示体が移動して使用可を表わす表示体を遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の膨脹式救命具の膨張装置。
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