JP5558777B2 - 管状医療器具の洗浄方法 - Google Patents

管状医療器具の洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5558777B2
JP5558777B2 JP2009243086A JP2009243086A JP5558777B2 JP 5558777 B2 JP5558777 B2 JP 5558777B2 JP 2009243086 A JP2009243086 A JP 2009243086A JP 2009243086 A JP2009243086 A JP 2009243086A JP 5558777 B2 JP5558777 B2 JP 5558777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
tubular
mounting ring
tubular medical
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009243086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011087737A (ja
Inventor
敏 藤田
恭治 栗木
Original Assignee
クリーンケミカル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリーンケミカル株式会社 filed Critical クリーンケミカル株式会社
Priority to JP2009243086A priority Critical patent/JP5558777B2/ja
Publication of JP2011087737A publication Critical patent/JP2011087737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5558777B2 publication Critical patent/JP5558777B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、使用後の洗浄・滅菌によって繰返し使用される各種の管状医療器具について、その多数本の洗浄(除染・水洗)を一括して行うための洗浄方法に関する。
使用後に洗浄・滅菌して繰返し使用する管状医療器具として、例えば、耳鼻咽喉科や脳神経外科で使用される各種吸引管、眼科や口腔外科で使用される洗浄管、カテーテル類、外科手術器具、一部の医療用チューブ類等がある。しかして、これら管状医療器具の洗浄は、シリンジ等で各管状医療器具の内部に洗浄液を注入してブラッシングするのが普通であったが、一本ずつ手で洗浄するので多大な手間及び時間を要する上に、個人差があって信頼性に乏しいという欠点があった。このために近年では、噴射洗浄、超音波洗浄、吸引洗浄等による自動洗浄方式が多用されている。
この自動洗浄方式として、鉗子やメス等の一般的な医療器具の洗浄と同様に、噴射洗浄機や超音波洗浄機のバスケットに管状医療器具を収容し、該バスケットを洗浄槽に浸漬して洗浄する方法があるが、バスケット内の管状医療器具が横向きで積載されることから、各管状医療器具の内腔に洗浄液が充満しにくく、内部に気泡が残留して洗浄不良を生じ易いという問題があった。そこで、改良方式として、洗浄機の洗浄槽内に配置する洗浄液噴射管の噴射口や吸引配管の吸引口に、アダプターを介して管状医療器具の一端側を接続することにより、管状医療器具の内腔を通して、噴射口からの洗浄液を洗浄槽内に噴出させたり、逆に洗浄槽内の洗浄液を吸引したりする方法が普及しつつある。そして、このようなアダプターによる管状医療器具の管路接続は、一本単位で行う方式(特許文献1)に加え、分岐流路を有するアダプターによって同時に複数本を接続する方式(特許文献1,2)も登場している。
特開2006−81829号公報 特開2005−13511号公報 特開2008−104720号公報
しかしながら、前記従来のように洗浄槽の洗浄液噴射管の噴射口や吸引配管の吸引口にアダプターを介して管状医療器具を接続する方式では、洗浄液を管状医療器具の内腔に通して確実に洗浄できるものの、管状医療器具の種類によって端部形状及び口径が異なることから、その種類毎に専用のアダプターが必要になり、多種類の管状医療器具を洗浄対象とする場合に多種のアダプターを製作するのにコストが嵩む上、一本ずつ接続するのに手間と時間を要して能率が悪く、また接続本数もせいぜい10数本程度に限られるため、処理効率面でも充分ではなかった。
本発明は、上述の事情に鑑みて、極めて簡便な操作により、数十本もの多量の管状医療器具を洗浄対象として、しかも種類の異なる管状医療器具でも一括して、同時に各管状医療器具の内腔を確実に洗浄可能にする洗浄用ホルダーと、この洗浄用ホルダーを用いた洗浄方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る管状医療器具の洗浄方法は、同軸上で相対回転可能に保持された一対の取付リング体1,2と、これら両取付リング体1,2の内側に配置した可撓性材料からなる筒状シート3とを備え、該筒状シート3の一端部3aが一方の取付リング体1に、同他端部3bが他方の取付リング体2に、それぞれ全周にわたって止着され、筒状シート3、略円筒状をなす非拘束状態から両取付リング体1,2を相対回転させることにより、捩られて中間部30が窄まる拘束状態に転換可能である洗浄ホルダーH1,H2を用い、
洗浄用ホルダーH1,H2を非拘束状態の筒状シート3の一端側を上向きにして器具受け部材8A,8B上に配置し、該筒状シート3の内側に両端が開口した管状医療器具T1,T2の複数本を下端が当該器具受け部材8A,8Bに支承される形で立て置きしたのち、両取付リング体1,2の相対回転によって筒状シート3を拘束状態に転換することにより、これら管状医療器具T1,T2を該筒状シート3の窄まる中間部30によって束ねて密接状態に拘束保持し、この拘束保持姿勢で該筒状シート3の一端側から洗浄液Lを各管状医療器具T1,T2の一方の開口端e1が液中浸漬する形で供給するとにより、該洗浄液Lを各管状医療器具T1,T2の内部に通過させて他方の開口端e2から流出させることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の管状医療器具の洗浄方法において、洗浄用ホルダーH1,H2として筒状シート3がゴム弾性を有する可撓性材料からなるものを用いる構成としている。
請求項3の発明は、上記請求項2の管状医療器具の洗浄方法において、洗浄用ホルダーH1,H2の両リング体1,2が軸方向に相対変位可能に構成されてなるものとしている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3の何れかの管状医療器具の洗浄方法において、洗浄用ホルダーH1,H2として、洗浄液Lの導入側の取付リング体1に、筒状シート3の端縁よりも軸方向外側へ立ち上がる環状周壁部41,42を構成する液溜め用筒枠4A,4Bが、液密に外嵌して装着されてなるものを用いる構成としている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜の何れかの管状医療器具の洗浄方法において、洗浄用ホルダーH2として、両取付リング体1,2は外周に環状溝11a,11b及び雄ねじ部12a,12bを備えた筒状をなし、筒状シート3の各端部3a,3bが各取付リング体1,2の環状溝11a,11bを覆うように外側へ折り返され、その上からOリング5が該環状溝11a,11bに嵌装されると共に、内周に雌ねじ部13a,13bを有する止着筒6,7が各取付リング体1,2に外嵌螺合し、各止着筒6,7の内周6a,7aにOリング5が密接してなるものを用いる構成としている。
請求項の発明は、上記請求項1〜5のいずれかの管状医療器具の洗浄方法において、への字形に曲折した管状医療器具T1は、その曲折部cが筒状シート3の中間部30よりも上位になるように立て置きする構成としている。
以下に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係る管状医療器具の洗浄方法では、洗浄用ホルダーH1,H2として、筒状シート3が略円筒状をなす非拘束状態から両取付リング体1,2を相対回転させることにより、該筒状シート3が捩られて中間部30の窄まる拘束状態に転換可能なものを用いる。そして、該洗浄用ホルダーH1,H2の下方に器具受け部材8A,8Bを配置し、非拘束状態の筒状シート3の内側に立て置きする管状医療器具T1,T2の下端を器具受け部材8A,8Bで支承するようにしているから、この洗浄用ホルダーH1,H2を使用済みの管状医療器具T1,T2の便利な受け入れ容器として、使用し終わった管状医療器具T1,T2を順次に投入するのに利用できる。そして、貯まった管状医療器具T1,T2がある程度の本数になれば、筒状シート3を拘束状態に転換することにより、これら管状医療器具T1,T2が該筒状シート3の窄まる中間部30によって自動的に束ねられて密接状態に拘束保持される。次に、この拘束保持姿勢で筒状シート3の一端側から洗浄液Lを各管状医療器具T1,T2の一方の開口端e1が液中浸漬する形で供給すれば、筒状シート3の窄まった中間部30では束められた管状医療器具T1,T2の相互間の隙間が非常に小さくなっているから、該洗浄液Lの大部分が各管状医療器具T1,T2の内部を通過して他方の開口端e2から導出することになり、もって各管状医療器具T1,T2の内腔が確実に洗浄される。
しかして、この洗浄用ホルダーH1,H2によれば、管状医療器具T1,T2は、筒状シート3の内側に立て置きされた本数の多少に拘らず、該筒状シート3を非拘束状態から拘束状態へ転換するだけで、その中央部30において密に束められて拘束保持されるから、数十本といった多量でも支障なく同時に洗浄でき、簡便な操作で高い処理効率が得られる上、種類の異なるものでも一括して洗浄を行える。なお、この管状医療器具T1,T2の種類の違いには、端部形状及び口径の差異の他、外径の差、曲がりの有無、曲がりの位置と度合、多少の長さの違い等も包含する。また、この洗浄用ホルダーH1,H2は構造的に極めて簡素で安価に製造できる上、従来のような管状医療器具T1,T2の種類に対応したアダプターも不要であるから、この洗浄用ホルダーH1,H2の利用により、洗浄装置としての設備コスト及び部材コストを従来に比して大きく低減できる。
請求項2の発明によれば、筒状シート3がゴム弾性を有する可撓性材料からなるため、該筒状シート3の拘束姿勢において、弾性収縮力によって管状医療器具T1,T2の束を強く緊締して拘束できる。
請求項3の発明によれば、筒状シート3がゴム弾性を有する可撓性材料からなる構成において、両取付リング体1,2の軸方向の相対変位によって該筒状シート3が伸縮し、その伸縮度合によって拘束状態における緊締力が増減するから、管状医療器具T1,T2の束縛本数に応じて緊締力を適度に調整できる。
請求項4の発明によれば、洗浄液Lの導入側の取付リング体1に液密に外嵌した液溜め用筒枠4A,4Bにより、洗浄時に筒状シート3の端縁よりも軸方向外側へ立ち上がる環状周壁部41,42を形成できるから、拘束された管状医療器具T1,T2の洗浄液L導入側の開口端が筒状シート3の端縁を越える位置にあっても洗浄可能になり、それだけ洗浄対象とする管状医療器具T1,T2の長さの許容範囲が大きくなる。
請求項5の発明によれば、筒状シート3の両端部3a,3bが各取付リング体1,2の外周の環状溝11a,11bを覆うように外側へ折り返され、その上からOリング5が該環状溝11a,11bに嵌装され、両取付リング体1,2に外嵌螺合する止着筒6,7の内周6a,7aにOリング5が密接するようにしているから、筒状シート3の破損や寿命による新品との交換作業を容易に行える上、両取付リング体1,2に対する筒状シート3の両端部3a,3bの止着が確実であると共に、その止着部分での液密封止によって洗浄液Lの外部への漏出が防止されるという利点がある。
請求項の発明によれば、上記の洗浄方法において、への字形に曲折した管状医療器具T1については、その曲折部cが筒状シート3の中間部30よりも上位になるように立て置きするから、該曲折部cが筒状シート3の中間部30に位置することによる相互間の隙間の増大を回避でき、もって管状医療器具T1,T2の内腔の洗浄性を向上できる。
本発明に係る第一実施形態の洗浄用ホルダーによる管状医療器具の受け入れ状態を例示し、(a)は縦断側面図、(b)は平面図である。 同洗浄用ホルダーによる管状医療器具の拘束状態を例示し、(a)は縦断側面図、(b)は平面図である。 同洗浄用ホルダーにおける上方からの洗浄液供給による洗浄方法を示す縦断側面図である。 同洗浄用ホルダーにおける下方からの洗浄液供給による洗浄方法を示す縦断側面図である。 本発明に係る第二実施形態の洗浄用ホルダーによる管状医療器具の受け入れ状態を例示する半縦断側面図である。 同洗浄用ホルダーによる洗浄状態を例示する半縦断側面図である。 本発明方法及び通常浸漬法にて洗浄した吸引嘴管と未洗浄の吸引嘴管の残留蛋白質量を示す棒グラフである。 本発明方法及び通常浸漬法にて洗浄した各吸引嘴管ごとの残留蛋白質量を示す棒グラフである。
図1及び図2に示す第一実施形態の洗浄用ホルダーH1は、本発明の洗浄用ホルダーの最も基本的な形態であり、硬質合成樹脂成形物からなる上下一対の取付リング体1,2と、その内側に配置したゴム製の筒状シート3とで構成されている。そして、両取付リング体1,2は、主要部が同じ内外径の短円筒状をなし、上部取付リング体1の拡径内周部1aに下部取付リング体2の上部の縮径外周部2aを嵌入することにより、同軸上で相対回転自在に配置している。また、筒状シート3は、開放した上端側3aが上部取付リング体1の上縁部を、同じく開放した下端側3bが下部取付リング体2の下縁部を、それぞれ包み込むように外側へ折り返され、その外側から締付バンド9を巻き掛けて緊締することにより、全周にわたって両取付リング体1,2に止着されている。
このような洗浄用ホルダーH1は、例えば図1(a)で示すように、下方に配置した円形容器状の器具受け部材8Aの上端周縁に、下部取付リング体2の下部外周に設けたフランジ部2bを載せることにより、全体を有底縦円筒形態にして使用済みの管状医療器具の受け入れ容器として用いる。すなわち、手術、治療、検査等に供した曲管状の管状医療器具T1や直管状の管状医療器具T2等を、その下端が器具受け部材8Aに支承されるように、順次に洗浄用ホルダーH1の内側に立て置きする。
そして、該洗浄用ホルダーH1に貯まった管状医療器具T1,T2がある程度の本数になった段階で、洗浄を行うための前操作として、両取付リング体1,2を相対回転させる。この回転操作により、図2(a)(b)で示すように、筒状シート3が捩られ、その中間部30が窄まるように変形するから、立て置きされていた管状医療器具T1,T2の全部が自然に束められ、中間部30の内側で密接状態の束になって拘束保持される。かくして拘束保持された管状医療器具T1,T2は、その拘束保持姿勢のままで上方もしくは下方から洗浄液を供給することにより、同時に一括して洗浄できる。
まず、上方から洗浄液を供給する方式では、図3に示すように、洗浄用ホルダーH1の上部側において、筒状シート3の上縁よりも高い環状周壁部41を構成する液溜め用筒枠4Aを上部取付リング体1に液密に外嵌して装着すると共に、下部側に網籠型の器具受け部材8Bを配置する。そして、液溜め用筒枠4Aの頂部開口40に洗浄液噴流管(図示省略)を接続して洗浄液Lを導入すると、筒状シート3の中間部30の内側では密に拘束保持されている管状医療器具T1,T2の相互間の隙間が非常に小さく、その隙間を通って流下する液量がごく僅かに制限されるため、該液溜め用筒枠4A内に液溜まりL1が生成して拡大してゆくが、上昇する液面が管状医療器具T1,T2の上端開口e1を超えた段階で、洗浄液Lが該管状医療器具T1,T2の内部を通って流下し、その下端開口e2から器具受け部材8Bの多孔状の底壁81を透過して下方へ排出される。従って、供給される洗浄液Lの大部分が管状医療器具T1,T2の内部を通過して上下他方側へ導出することになり、もって各管状医療器具T1,T2の内腔が確実に洗浄される。また、器具受け部材8Bの配置により、洗浄液Lの圧力による管状医療器具T1,T2の下方移動が阻止される。
なお、図3では洗浄用ホルダーH1の全体を垂直に配置しているが、該洗浄用ホルダーH1を頂部開口40が高位となる傾斜状態に配置してもよい。この傾斜配置の場合、洗浄の初期段階では束ねられた管状医療器具T1,T2の内、傾斜状態で上位になった一部の上端開口e1が液溜め用筒枠4A内の空気層中に位置することになるが、管内流通抵抗は洗浄液よりも空気の方が小さいため、上端開口e1が空気層中に位置した管状医療器具T1,T2を通して液溜め用筒枠4A内の空気が排出され、これに伴って空気層が縮小してゆき、やがて全ての管状医療器具T1,T2の上端開口e1が洗浄液Lに浸った状態になって正常な内腔洗浄を行える。
一方、下方から洗浄液を供給する方式では、図4に示すように、洗浄用ホルダーH1の上部側において、前記同様の液溜め用筒枠4Aを上部取付リング体1に液密に外嵌して装着すると共に、下部側に液槽10を配置する。そして、液槽10内に導入口10aから洗浄液Lを導入し、その液層L2に管状医療器具T1,T2の下端開口e2が浸った状態で、液溜め用筒枠4Aの頂部開口40に吸引管(図示省略)を接続して真空吸引すると、やはり筒状シート3の中間部30の内側では密に拘束保持されている管状医療器具T1,T2の相互間の隙間が非常に小さく、その隙間による圧損が僅かであるため、液槽10内の洗浄液Lが管状医療器具T1,T2の内部を通って液溜め用筒枠4A内へ吸引され、液溜め用筒枠4A内を満たした状態で頂部開口40から上方へ排出され、もって各管状医療器具T1,T2の内腔が確実に洗浄される。
また、下方から洗浄液を供給する方式として、上方からの真空吸引を行わずに、下方からの洗浄液Lの供給圧力によって内腔洗浄を行う方法もある。この場合、洗浄用ホルダーH1の下部取付リング体2と液槽10との間を密封した状態で、導入口10aより洗液Lを所定以上の圧力で供給すればよく、その圧力によって液槽10内の洗浄液Lが管状医療器具T1,T2の内部を通って上端開口e1から液溜め用筒枠4A内へ放出され,液溜め用筒枠4A内を満たした状態で頂部開口40から上方へ排出される。
ここでいう洗浄液Lは、界面活性剤や蛋白分解酵素、殺菌剤等の薬剤成分を含む除染用の洗浄液と、除染後の水洗用の水(通常は水道水)とを含む。そして、水道水による水洗では、液溜め用筒枠4Aの頂部開口40に洗浄液噴流管として水道蛇口に繋がるホースを接続すればよい。なお、管状医療器具T1,T2の外面側の洗浄については、上述した筒状シート3の拘束状態における内腔の洗浄の前又は後に、該筒状シート3の非拘束状態で洗浄液Lの噴流を浴びせるようにすればよい。
図5及び図6に示す第二実施形態の洗浄用ホルダーH2は、前記第一実施形態に対して操作性や洗浄性の面で高性能化したものであるが、第一実施形態と共通部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この洗浄用ホルダーH2では、前記第一実施形態と同様に、同軸上に配置した短円筒状の上下部の取付リング体1,2の内側に、両端が開放したゴム製の筒状シート3を配設している。しかるに、上部取付リング体1の外周上縁部と下部取付リング体2の外周下縁部には、それぞれ環状溝11a,11bが設けてあり、筒状シート3の上縁部3a及び下端部3bが該環状溝11a,11bを各々覆うように外側へ折り返され、その上からOリング5を該環状溝11a,11bに嵌装することにより、該筒状シート3の上下端部3a,3bが全周にわたって両取付リング体1,2に止着されている。
また、両取付リング体1,2の外周中間部には雄ねじ部12a,12bが形成されており、内周に雌ねじ部13a,13bを有する上下の止着筒6,7が各取付リング体1,2に外嵌螺合され、両止着筒6,7の内周6a,7aがOリング5に密接することにより、各取付リング体1,2と各止着筒6,7との間が液密封止されると共に、Oリング5が抜け止めされて筒状シート3の上下端部3a,3bの止着を強固にしている。しかして、上側の止着筒6には、その上部全周から外側へ拡径して立ち上がる環状周壁部42を構成する液溜め用筒枠4Bが一体形成されている。
更に、洗浄用ホルダーH2の上下方向中間部には、上部取付リング体1の下部寄り位置から下部取付リング体2の上部寄り位置にわたる外周を覆う外筒体14が周方向回転自在に嵌装されており、この外筒体14の内周と両取付リング体1,2の外周との間には、各取付リング体1,2側に嵌装されたOリング15が介在している。この外筒体14は、上端14aが上部取付リング体1の外周に一体形成された下向き環状段部16に対接すると共に、下端14bが下部止着筒7の上端7bに対接している。また、該外筒体14の下縁部の周方向複数箇所(図では4カ所)には、下端14bから上方へ凹入する溝状の切欠部17が形成され、下部取付リング体2側に止着された回り止めピン18が各切欠部17に嵌合している。この切欠部17への回り止めピン18の嵌合により、下部取付リング体2と外筒体14とが相対回転不能に保持されると共に、下部取付リング体2は切欠部17の範囲で上下動可能になっている。
しかして、この洗浄用ホルダーH2では、図5で示すように、筒状シート3の非拘束状態において、下部取付リング体2が上端を上部取付リング体1の下端に当接する上限位置にあるように設定している。しかるに、この状態から下側の止着筒7を下部取付リング体2に対する螺合を深める方向に回転させると、該止着筒7と外筒体14及び上部取付リング体1の当接状態が変わらず、且つ外筒体14と下部取付リング体2とが相対回転不能であるから、下部取付リング体2のみが下降して上部取付リング体1から離れると共に、その離れた分だけ筒状シート3が上下方向に伸張することになる。
このような洗浄用ホルダーH2は、前記第一実施形態と同様に、筒状シート3の非拘束状態において、使用済みの管状医療器具の受け入れ容器として用いる。図示の例では、器具受け部材としての網籠8B上に、環状受け枠19を介して該洗浄用ホルダーH2を載置することで受け入れ容器を構成しており、手術、治療、検査等に供した曲管状の管状医療器具T1や直管状の管状医療器具T2等を、その下端が網籠8Bで支承されるように、順次に洗浄用ホルダーH2の内側に立て置きする。
そして、該洗浄用ホルダーH2に貯まった管状医療器具T1,T2がある程度の本数になった段階で、洗浄を行うための前操作として、外筒体14を回転させて筒状シート3を拘束状態に転換する。すなわち、外筒体14の回転により、切欠部17と回り止めピン18との係嵌を介して下部取付リング体2も一体に回転するが、上部取付リング体1は回転しないため、図6で示すように筒状シート3が捩られ、その中間部30が窄まるように変形するから、立て置きされていた管状医療器具T1,T2の全部が自然に束められ、中間部30の内側で密接状態の束になって拘束保持される。
かくして洗浄用ホルダーH2で管状医療器具T1,T2を拘束保持したのち、図6で示すように、液溜め用筒枠4Bに蓋板20を被せ、該蓋板20の下縁から切込む逆L字溝20aに、液溜め用筒枠4Bの上部外面に突設した係止ピン43を嵌合させて蓋板20を固定すると共に、蓋板20の中央の接続用ねじ孔20bに洗浄液噴流管21の噴射口21aを螺入接続する。そして、該噴射口21aより液溜め用筒枠4B内に洗浄液Lを導入すると、前記第一実施形態の場合と同様に、筒状シート3の中間部30の内側では密に拘束保持されている管状医療器具T1,T2の相互間の隙間が非常に小さく、その隙間を通って流下する液量がごく僅かに制限されるため、液溜め用筒枠4B内に液溜まりL1が生成して拡大してゆき、その上昇する液面が管状医療器具T1,T2の上端開口e1を超えた段階で、洗浄液Lが該管状医療器具T1,T2の内部を通って流下し、その下端開口e2から網籠8Bの多孔状の底壁81を透過して下方へ排出される。従って、供給される洗浄液Lの殆どが管状医療器具T1,T2の内部を通過して上下他方側へ導出することになり、各管状医療器具T1,T2の内腔が確実に洗浄されると共に、網籠8Bによって洗浄液Lの圧力による管状医療器具T1,T2の下方移動が阻止される。
また、この洗浄用ホルダーH2では、筒状シート3の両端部3a,3bが各取付リング体1,2の外周の環状溝11a,11bを覆うように外側へ折り返され、その上からOリング5が該環状溝11a,11bに嵌装され、両取付リング体1,2に外嵌螺合する止着筒6,7の内周6a,7aにOリング5が密接するようにしているから、破損や寿命による新品との交換作業を容易に行える上、両取付リング体1,2に対する筒状シート3の両端部3a,3bの止着が確実であると共に、その止着部分での液密封止によって洗浄液Lの外部への漏出が防止されるという利点がある。
なお、図6の図示例で両取付リング体1,2が上下方向に離間しているのは、筒状シート3の中間部30による緊締力を高めるために、該筒状シート3の非拘束状態において、下側の止着筒7を回転操作することにより、該筒状シート3を予め伸張させたことによる。すなわち、このように非拘束状態の筒状シート3を予め伸張させると、拘束状態に転換した際の弾性復元力が強まって緊締力が増すと共に、管状医療器具T1,T2の束を拘束する中間部30の上下幅も拡大するから、管状医療器具T1,T2をより強く拘束保持できる。しかして、管状医療器具T1,T2の束縛本数によって拘束に必要な緊締力も変化するから、該束縛本数に応じて該筒状シート3の伸縮度合を適度に調整すればよい。
この第二実施形態の洗浄用ホルダーH2でも、前記第一実施形態と同様に、洗浄液Lを下方から供給する方式において洗浄時の当該洗浄用ホルダーH2を傾斜配置してもよいし、洗浄液Lを下方から供給する方式を採用することも可能である。ただし、管状医療器具は概して基端側(操作側)よりも先端側の細いものが多いため、先端側を下にする通常の立て置き姿勢では、洗浄液Lを下方から供給する場合、該洗浄液Lが口径の小さい側から内腔に入って流路拡大で減圧して口径の大きい側から流出する形になって内腔の洗浄力が弱くなる。従って、前記第一実施形態の場合を含めて、立て置き状態で上端側が径大になるような管状医療器具を洗浄対象とする場合は、洗浄液Lを上方から供給する方式が推奨される。
なお、洗浄用ホルダーへの洗浄液Lの供給は、導出ポンプ付きの洗浄液タンクからチューブやパイプを通して行う方法の他、管状洗浄器やウオッシャーディスインフェクタを始めとする既存の医療器具洗浄装置における洗浄液の噴流口もしくは噴射ノズル口に接続して行う方法、洗浄液を収容した液循環式恒温槽の噴流口に接続して行う方法等も採用できる。
本発明を適用する管状医療器具としては、図面では動作を判り易くするために曲管状及び直管状の管状医療器具T1,T2を共に単純なパイプ形態で示しているが、端部形状、口径、曲がり度合、長さ等が異なる多種多様なものがある。その具体例としては、耳鼻咽喉科や脳神経外科で使用される各種吸引管、撒粉器や噴霧注入器の嘴管部、眼科や口腔外科で使用される洗浄嘴管、カテーテル類、外科手術器具、シリコンチューブや呼吸器用蛇管の如き一部の医療用チューブ類等が挙げられる。
しかして、本発明によれば、上述した第一及び第二実施形態から示唆されるように、管状医療器具は、筒状シート3の内側に立て置きされた本数の多少に拘らず、該筒状シート3を非拘束状態から拘束状態へ転換するだけで、その中央部30において密に束められて拘束保持されるから、数十本といった多量でも支障なく同時に洗浄でき、簡便な操作で高い処理効率が得られる上、種類の異なるものでも一括して洗浄を行える。なお、この管状医療器具の種類の違いには、端部形状及び口径の差異の他、外径の差、曲がりの有無、曲がりの位置と度合、多少の長さの違い等も包含する。また、本発明の洗浄用ホルダーは構造的に極めて簡素で安価に製造できる上、従来のような管状医療器具の種類に対応したアダプターも不要であるから、この洗浄用ホルダーの利用によって洗浄装置としての設備コスト及び部材コストを従来に比して大きく低減できる。
なお、本発明による管状医療器具の洗浄方法において、洗浄対象に例示した曲管状の管状医療器具T1の如くへの字形に曲折したものが含まれる場合、その曲折部cが筒状シート3の中間部30よりも上位になるように立て置きするのがよい。これは、該曲折部cが筒状シート3の中間部30に位置すると、拘束保持した際の管状医療器具の相互間の隙間が増大し易く、それによって管状医療器具の内腔を通過する洗浄液Lの割合が減って洗浄性の低下を招くことによる。
また、例示した第一及び第二実施形態の洗浄用ホルダーH1,H2では上下の取付リング体1,2を相対回転させて筒状シート3を拘束状態にしたとき、該筒状シート3のゴム弾性の復元力で両取付リング体1,2が固定状態に置かれるが、本発明においては、該拘束状態で両取付リング体1,2を固定するためのロック機構や、該拘束状態で両取付リング体1,2を相対回転しにくくするための凹凸係合部を設けてもよい。更に、前記第二実施形態では下部取付リング体2と下部側の止着筒7との螺合部分により、上下の両取付リング体1,2を軸方向に離接変位する構造になっているが、この離接手段として、第一実施形態における両取付リング体1,2の直接嵌合部を螺合構造としたり、ねじ部に代えて傾斜ガイド溝とピンとの係合構造を採用してもよい。その他、本発明の洗浄用ホルダーの細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
〔洗浄試験〕
15本の吸引嘴管〔第一医科社製の径ごとに色分け表示された4種の吸引管・・・黄(外径2.3mm)4本、緑(外径2.6mm)4本、赤(外径2.9mm)3本、青(外径3.4mm)4本〕の各々に10%人血清1mlを通過させたのち、常温で12時間乾燥させ、更に120℃で1時間の加熱乾燥によって熱変性させたものを試料とした。そして、液循環式恒温槽(クリーンケミカル社製の恒温器CCS-099、同コンテナーCCS-001)に洗浄液(クリーンケミカル社製のプロテアーゼ配合中性洗浄剤:商品名S CLEAN EMの1%希釈液)を収容して40℃に保温し、前記試料の吸引嘴管15本を前記第二実施形態の洗浄用ホルダーH2(筒状シート3の取付状態での内径64mm、長さ92mm)で密接状態に拘束保持させ、この洗浄用ホルダーH2の蓋板20の接続用ねじ孔20bに該恒温槽の噴流管21の噴射口21aを接続し(図6参照)し、60分間の洗浄を行ったのち、流水下で充分にすすぎを行った。また、通常の浸漬洗浄として、同様試料の吸引嘴管15本を該恒温槽の洗浄液中に60分間浸漬後、同様にすすぎを行った。
〔洗浄性評価1〕
上記した本発明の洗浄用ホルダーによる洗浄試験と通常の浸漬洗浄による洗浄試験とを各々3回ずつ行い、試験後の各吸引嘴管について、特許第3165668号公報に開示された検出キット(酸性色素としてアミドブラック10B使用)による蛋白固着物の検出方法に準じて残留蛋白質量を定量した。その結果を図7に示す。また、本発明の洗浄用ホルダーによる洗浄試験と通常の浸漬洗浄による残留蛋白質量の平均値を、未処理(ブランク)の場合の残留(付着)蛋白質量の平均値と共に図8に示す。
図7及び図8の結果から、多数本の管状医療器具を洗浄対象として、それらの内腔に付着した蛋白質を同時に洗浄除去する場合に、本発明の洗浄用ホルダーを用いた洗浄によれば、通常の浸漬洗浄に比較して格段に高い洗浄除去効果が得られることが判る。また、図7より、本発明の洗浄用ホルダーを用いれば、管状医療器具の違いによる洗浄除去作用の差が極めて小さく、高い信頼性が得られることが明らかである。
1 上部取付リング体
2 下部取付リング体
3 筒状シート
3a 上端部
3b 下端部
30 中間部
4A,4B 液溜め用筒形枠
41,42 環状周壁部
5 Oリング
6,7 止着筒
8A 器具受け部材
8B 網籠(器具受け部材)
81 底壁
11a,11b 環状溝
12a,12b 雄ねじ部
13a,13b 雌ねじ部
H1,H2 洗浄用ホルダー
L 洗浄液
L1 液溜まり
T1 曲管状の管状医療器具
T2 直管状の管状医療器具
c 曲折部
e1 上部開口端
e2 下部開口端

Claims (6)

  1. 同軸上で相対回転可能に保持された一対の取付リング体と、これら両取付リング体の内側に配置した可撓性材料からなる筒状シートとを備え、該筒状シートの一端部が前記一方の取付リング体に、同他端部が他方の取付リング体に、それぞれ全周にわたって止着され、前記筒状シートが、略円筒状をなす非拘束状態から前記両取付リング体を相対回転させることにより、捩られて中間部が窄まる拘束状態に転換可能である洗浄用ホルダーを用い、
    前記洗浄用ホルダーを非拘束状態の前記筒状シートの一端側を上向きにして器具受け部材上に配置し、該筒状シートの内側に両端が開口した管状医療器具の複数本を下端が当該器具受け部材に支承される形で立て置きしたのち、前記両取付リング体の相対回転によって筒状シートを拘束状態に転換することにより、これら管状医療器具を該筒状シートの窄まる中間部によって束ねて密接状態に拘束保持し、この拘束保持姿勢で該筒状シートの一端側から洗浄液を各管状医療器具の一方の開口端が液中浸漬する形で供給することにより、該洗浄液を各管状医療器具の内部に通過させて他方の開口端から流出させることを特徴とする管状医療器具の洗浄方法。
  2. 前記洗浄用ホルダーとして前記筒状シートがゴム弾性を有する可撓性材料からなるものを用いる請求項1に記載の管状医療器具の洗浄方法
  3. 前記洗浄用ホルダーの両取付リング体が軸方向に相対変位可能に構成されてなる請求項2に記載の管状医療器具の洗浄方法
  4. 前記洗浄用ホルダーとして、前記洗浄液の導入側の取付リング体に、筒状シートの端縁よりも軸方向外側へ立ち上がる環状周壁部を構成する液溜め用筒枠が、液密に外嵌して装着されてなるものを用いる請求項1〜3の何れかに記載の管状医療器具の洗浄方法
  5. 前記洗浄用ホルダーとして、前記両取付リング体は外周に環状溝及び雄ねじ部を備えた筒状をなし、前記筒状シートの各端部が各取付リング体の環状溝を覆うように外側へ折り返され、その上からOリングが該環状溝に嵌装されると共に、内周に雌ねじ部を有する止着筒が各取付リング体に外嵌螺合し、各止着筒の内周に前記Oリングが密接してなるものを用いる請求項1〜4の何れかに記載の管状医療器具の洗浄方法
  6. への字形に曲折した管状医療器具は、その曲折部が前記筒状シートの中間部よりも上位になるように立て置きする請求項1〜5のいずれかに記載の管状医療器具の洗浄方法。
JP2009243086A 2009-10-22 2009-10-22 管状医療器具の洗浄方法 Active JP5558777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009243086A JP5558777B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 管状医療器具の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009243086A JP5558777B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 管状医療器具の洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011087737A JP2011087737A (ja) 2011-05-06
JP5558777B2 true JP5558777B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=44106601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009243086A Active JP5558777B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 管状医療器具の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5558777B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5938240B2 (ja) * 2012-03-14 2016-06-22 シャープ株式会社 洗浄装置および洗浄方法
JP6880097B2 (ja) * 2019-03-29 2021-06-02 三菱電機株式会社 チューブ洗浄装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5158553A (en) * 1990-12-26 1992-10-27 Cardiopulmonics Rotatably actuated constricting catheter valve
JP4528956B2 (ja) * 1998-12-01 2010-08-25 アトロポス・リミテッド 腹腔鏡検査用密封式アクセスデバイス
JP2005013511A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Miwa Iryo Denki Kk 医療用チューブ洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011087737A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2664788C (en) Fluid connection system for endoscope reprocessing with controlled leakage
US5795404A (en) Method and apparatus for cleaning channels of an endoscope
KR101498842B1 (ko) 세정 처리 장치 및 세정 처리 방법
JP2720022B2 (ja) 体腔を最小侵襲手術又は最小侵襲検査する器械を検査洗浄する方法
JP6472532B2 (ja) 手術器具を洗浄するための装置
US8065772B2 (en) Scrubbing element with welded wire leader
AU2001236742A1 (en) Fluid connection system for endoscope reprocessing with controlled leakage
US5749385A (en) Method and apparatus for loosely retaining instruments in a washing system rack assembly
JPH10305011A (ja) 内視鏡処置具とそれを用いた内視鏡の洗浄・消毒・乾燥方法
JP2000175993A (ja) 医療器具用洗滌機
AU2018221080A1 (en) Preconditioning apparatus and process for endoscope reprocessing
US20040187893A1 (en) Scrubbing element with enzyme/hydrophilic
JP5558777B2 (ja) 管状医療器具の洗浄方法
JP2018531091A6 (ja) 水道水供給ユニットのための処理方法
JP2017185222A (ja) 医療用コネクタ及びチューブセット
US20130192647A1 (en) Endoscopic component cleaning system and method
JP2017509436A (ja) 接続装置、洗浄および/あるいは消毒装置およびその操作方法
US20130019910A1 (en) Endoscopic component cleaning system and method
JP2003111725A (ja) 内視鏡洗滌消毒装置
CN211303938U (zh) 一种心内科治疗用清洗装置
WO2017214120A1 (en) Cleaning apparatus for cleaning medical channel, and cleaning method
KR102026105B1 (ko) 반자동 내시경 세척 시스템
JP4531521B2 (ja) 内視鏡用給水ボトル装置
EP2802359B1 (en) Machine for cold sanitation treatment of medical devices
WO2000056203A1 (en) Decontamination system for flexible endoscopes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20131202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5558777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250