JP5555898B2 - シート検査装置 - Google Patents
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Description
カメラ方式としては、カメラ撮影してシート幅全体の検査を行う方式(特開平5−118996号公報)がある。
しかしながら、カメラ方式は画角に限界があるためトイレットペーパー用シート幅全体を検査しようとするとカメラを複数台使用する必要があり、検査装置のコストが高くなってしまう。
CCDラインカメラは、列状に並んだ多数のCCDセンサをカメラが有するクロック周波数(通常数MHz〜数十MHz)に応じて順次駆動していきながら撮影を行っていくため、シートの撮影情報を処理する画像データが大量になり、走行速度が高速になると処理が遅れてしまい、追従できないために検査漏れを生じる可能性が高くなる。また処理を間に合わせようとすればコストが高くなってしまう。
検出装置は、光源であるLED発光体とセンサーであるフォトトランジスタを被検査物(再生ロール紙等)の幅いっぱいに列設している。
そして特に各フォトトランジスタの出力を回路上ショートさせてセンサー出力電圧の判定回路を減少させている特徴がある。
既存のトイレットペーパー製造装置に後付で取付けられ、シートの破損が長手方向=縦方向30cm以上のトイレットペーパー特有の破れを検出するもので、一列に等間隔で設けたLED発光体3と、移動進行するトイレットペーパー用シート1を挟んで、対向して一列にフォトトランジスタ4とを設け、LED発光体3からトイレットペーパー用シート1を通過した光が、前記一列に設けたフォトトランジスタ4によって受光されて、光量によって反応する電圧変化計測によって電圧の大きさに応じたトイレットペーパー1の破損異常を検知するもので、シート2枚、シート1枚での適正な出力電圧値範囲を規定し、シートの厚みによる透過光量によってフォトトランジスタ4の出力電圧が変化することを利用して、シート2枚 シート1枚 シート0枚の段階的区別を行いかつ記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上ある状態の継続時間が、「30cm」に相応するある規定値以上の継続時間の場合の異常検出を設定電圧範囲にして、対応すべき破損があると判定し、設定電圧の大きさに応じた破れ態様を検出して、異常信号を送信し、ロール巻取りを停止指示することを特徴とするトイレットペーパーのシート検査装置である。
その異常検出を、トイレットペーパー特有な破れ(長手方向の破れで短いものは使用できるので異常とは判断しないが、長手方向でも長いものは異常とする。)に特定し、所定の範囲に設定したことも特徴のひとつである。
光量によって反応する電圧変化計測によって電圧の大きさに応じた破損異常を検知するときに、紙の厚みによる透過光量によって出力電圧が変化することを利用して、シート、2枚 1枚 0枚の段階的区別を行う機能もあるシート検査装置である。
検査での誤検査発生をなくし、無駄な停止をなくしている。
請求項3は、判定回路が、フォトトランジスタ4がダイオードを介してショートされていて、AD変換器と閾値設定回路に接続した判定回路とし、単純化減少した判定回路の特徴を示すものである。
本検査装置を付設したことで、紙粉塵が装置の金属製バーである基台やこれに取付けられる透明材等で作られたカバーに積もり、或はLED発光体とフォトトランジスタに付着して検知精度に影響しないように、かつ粉塵が紙に落下して粉塵が製品に付着しないように3個所に粉塵吹き飛ばし用のエアシャワーを設けある。
LED発光体とフォトトランジスタとは、それぞれ基台に取りけられた透明材等のカバーで粉塵が付着しにくいように覆われている。
しかし、カバーで覆っても、紙粉塵は付着する可能性があるので、LED発光体とフォトトランジスタの表面にエアシャワーを設け、付着するおそれのある粉塵を吹き飛ばしている。
さらに透明なカバーの上に粉塵が積もることもあるので、上方に位置するカバーの上部にエアを吹き出すエアシャワーを設けて、紙粉塵を装置自体に付着しないようにし、かつ万一にも積もって製品に落下しないようにしている。
次に、図示していないロール紙製造装置の走行手段を駆動させて、ロールを回転させ、検査対象としての再生ロール紙であるトイレットペーパー用シートを走行させる。
ロールの回転速度は、所定速度に設定され、シートの走行速度を把握することが可能である。
LED発光体とロール紙から出るシートとの距離は、検査装置が取付けられた位置で決定されるので、LED発光体の光のビーム径や数の選定でシート1の被照射範囲は横方向全長(検査幅全体)に渡って適正にできる。
LED発光体を隙間なく連接して帯状検査光とすることもでき、LED発光体から発せられてフォトトランジスタで受光されるまでの間に、検査幅全体を漏れなく照射することになる。
走行している再生ロール紙であるトイレットペーパー用シートが正常な状態であり、光の照射範囲内に破損や異物等がなければ、遮断されたり散乱したりすることなくフォトトランジスタに至り、所定の受光光量が検出されるので、シート、2枚 1枚 0枚の段階的区別を行うことができ、検出回路は検査状態を正常であると判断し、再生ロール紙であるトイレットペーパー用シートの走行は続けられる。
受光光量の減少は装置内部の検出回路にて検出され、検出回路は基準となる受光光量との比較を行い、検査状態が異常であると判断すれば異常を知らせる異常信号を送信する。
同時に、トイレットペーパー用シートの走行を停止させることになる。
又、本発明の主要課題である破損の検知においては、再生ロール紙であるトイレットペーパー用シートに破損等の異常部分があると、光が多く透過し、フォトトランジスタでの受光光量が増加する。
受光光量の増加は電圧変化として計測され、電圧が異常(規格値以外)であると判断すればロール紙走行停止信号を送信する。
検査幅の広い再生ロール紙であるトイレットペーパー用シートの検査においても、簡単な構成によって、安価にかつ高速応答性よく、検査幅全体に渡って漏れのない検査を行うことができる。
また、検査で所定範囲の破損である不良等が発生したときにその発生を即座に検知して、停止信号を送ることで、ある基準以上の不良品の発生を回避できる。
その異常形態検出を所定の範囲(例えば、ダブルロールで1枚のみに小さな穴や折れがあるときや、破れが小さなものは検出しないなど)に設定できる。
なお、停止の頻度や、停止に至る破損等のデータを用いて品質管理ができる。
図1は、検出原理の説明図で、LED発光体3からトイレットペーパー用シート1を通過した光が、フォトトランジスタ4によって受光されて、光量によって反応する電圧変動によってトイレットペーパー用シート1の異常を検知する実施の原理を説明している。
図に示す矢印は、LED発光体3の照射方向を示しており、中央の一番長い矢印はトイレットペーパー用シート1が異常(傷や破れ 孔)であるため、多く光が感受されフォトトランジスタ4で受光され異常を検知することができることの原理である。
異常検出時には警報アラームやローラの停止措置で対応する。
下側に設けた光源となるLED発光体3と、移動進行するトイレットペーパー用シート1(ワーク1)を挟んで対向してフォトトランジスタ4とを設ける構成で、シートが薄くなるほどフォトトランジスタ4の出力する電圧が低くなるので、例えば2枚合わせのロール紙の検査をする場合は、2枚重ねの正常時のロール紙の透過状態時の電圧から、1枚時、0枚時(孔状態)への変化をとらえることで、紙破れ等の異常を検知するものである。
光量によって反応するフォトトランジスタ4の電圧変化計測によって電圧の大きさに応じたトイレットペーパー用シート1の異常を検知するものであるので、光透過の変化がある各種の再生紙に適応できる。
各フォトトランジスタ4の出力を回路上短絡ショートさせてセンサー出力電圧の判定回路11を減少させている。
検出回路は、フォトトランジスタ4での受光光量からの電圧変化を常時又は一定時間毎に監視し、基準となる電圧との比較を行いながら、トイレットペーパー用シート1の異常破損部分を検出する。
フォトトランジスタ4での受光光量からの出力電圧をある時間間隔ごとに記憶し、記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上である場合、破損の候補とし、さらに規定値以上の差がある状態の継続時間がある規定値以上の場合、対応すべき破損があると判定する回路構成である。
異常を検出すると、製造装置の駆動部に停止信号を送信する。
いわゆるダブルといわれる2枚の構成に合わせて重ねた後に検査することを示している。
トイレットペーパーの製造において、光透過性を有するほどに薄い再生ロール紙であるトイレットペーパー用シート1は、当初は大きく太いロール状に巻かれていて、図3のような工程で、製造されてゆく。
太いロール状から引き出されるシートは、数個のロールを介してエンボス加工され、ふんわり感や好感触を創出されて、トイレットペーパーのシート検査装置を走行し通過して、その後、芯付きや芯なしのロールとして巻き取られる。
トイレットペーパーの場合の柔軟加工或はエンボス加工は、弾力性や柔軟性が補強され、商品としての付加価値向上とともに、吸水性の向上や、紙破れの低下やロールで巻き取られた形状の異常率(不良品発生率)の低下にもなっている。
このような工程で、ロール状に巻き取られた後に、所定規格幅に裁断されてトイレットペーパーロールが作成される。
所定寸法に裁断され、市販のトイレットペーパーとして製品化されて、個別に或は数個が包装紙で被覆されてゆく。
ただ、トイレットペーパーの太いロール状の原紙には、エンボス等の加工が工程中途にあり、柔軟化されロール紙が走行してゆくので、おのずと剥離する微細な塵が生じ、紙粉塵が飛散するという特有の環境がある。
空中に飛散する粉塵は、工場内の空気清浄装置で吸引されているものの検出装置のLED発光体3側,センサ4側にも相当の紙粉塵が付着するおそれがあるため、この対策や検出器の清掃は重要な課題である。
取付位置は、最終完成段階付近の工程にあたる位置に設けられる。
製造装置のローラ他既存の各種装置には接触することなく、影響なく設置できる。
トイレットペーパーのシート検査装置2は、ロール紙を上下から小間隔をおいて挟む位置で所定幅の金属製基台に設けられ、下方の基台に一列に設けたLED発光体3と、移動進行するトイレットペーパー用シート1を挟んで対向して上方の基台に一列にフォトトランジスタ4とを設け、LED発光体3からトイレットペーパー用シート1を通過した光が、フォトトランジスタ4によって受光されて、光量によって反応する電圧変化計測によって電圧の大きさに応じたトイレットペーパー用シート1の異常を検知するものである。
その異常検出の範囲は、破損が「長手方向=紙の流れ方向30cm以上」であるときに検出停止するのが好ましく、「長手方向=紙の流れ方向30cm以上」のときだけ停止する。
記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上ある状態の継続時間が、「30cm」に相応するある規定値以上の継続時間の場合、対応すべき破損があると判定する。
またダブル(2枚)のトイレットペーパーでは、一方に異常がなく一方に孔が大きくあるときも検出できる。
つまり、1枚の30cmの破損、2枚とも30cmの破損とも検出する。
シングル・ダブルに対応する破損の検出に設定できる特徴がある。
検査装置には、トイレットペーパー用シートの走行速度を検出するエンコーダ等の手段、発光手段としてのLED発光体3、受光手段としてのフォトトランジスタ4が設けられる。
エンコーダ等の手段により、シートの走行速度の変化に対応して破損距離を検出可能である
装置には、検出回路、ローラ停止信号回路が備えられていて、電気的に接続されている。
LED発光体3とフォトトランジスタ4は、一列に所定間隔で列設され、LED発光体3から発せられた光が、所定スポット面積でシート1に照射するようになっている。
実施例には記載してはいないが、一端部近傍に設けられるLED発光体3と受光手段としてのフォトトランジスタ4は、シート1の存否判定のみに用いるように設計することもできる。
シート検査装置は、走行方向と直角方向に配置される側面視でL状で細長いカバー6の内側に一列に等間隔に設けたLED発光体3と、移動進行するトイレットペーパー用シート1を挟んで配置された側面視で細長いL状のカバー6に前記LED発光体3と対向する内側の位置にフォトトランジスタ4を設けた構成である。
カバー6は、細長い金属製基台に取付けて設けてもよく、カバー6自体を基台としてもよい。
上方に位置するカバー6は、フォトトランジスタ4を支持しカバーするもので、フォトトランジスタ4の上方側とロール紙の進行側を被覆している。
紙粉塵の侵入を防止し、かつ降り積もる粉塵から防御するためである。
下方に位置するカバー6は、LED発光体3への紙粉塵の侵入付着を防御するためのものである。
カバー6で被覆された一列の多数のLED発光体3とカバー6で被覆された一列の多数のフォトトランジスタ4が、所定の間隙をもって対向した装置となっている。
下方に位置するカバー6には、LED発光体3の表面に吹き付けるエアが噴出するエアシャワー5が設けられる。
3個所にエアシャワー5を設けている。
エアシャワー5は、エア圧縮ポンプからチューブで接続され、角パイプに接続される。角パイプは金属製基台と同等の長さを有し、側面に直径約 0.3mmのエア放出口がLED発光体3、フォトトランジスタ4と略等間隔で設けられており、間欠的にエア噴出して、LED発光体3、フォトトランジスタ4のすべてが清掃される。
又、フォトトランジスタ4の上方側(庇)に位置するカバー6の上面にも間欠的にエア噴出して、カバー6の表面に付着する紙粉塵を吹き飛ばす。
紙粉塵の付着で、光量の検査精度が影響されないようにしている。
再生トイレットペーパー1などシートの厚さ(2枚:ダブル、1枚:シングル、0枚:穴空き)によって、薄いほどLED発光体3からの光の透過量が増加するので、フォトトランジスタ4の出力電圧を計測することで、シートの2枚、1枚、0枚を区別することが可能となる。
「紙破れ」の状態とは、紙のシート2枚(ダブルのトイレットペーパー)の製造の場合、シート1枚状態、シート0枚状態を紙破れとし、シート1枚(シングルのトイレットペーパー)の製造の場合、シート0枚状態が紙破れとなる。
全ての出力をショートさせると、紙破れの場所はわからなくなるが、紙破れであるかどうかの出力は1本になり、少なくとも正常か異常状態の区別は可能であり、計測本数も1本であるので、判定回路11もシンプルになる。
フォトトランジスタ4の出力を何本かごとにショートさせると紙破れ場所をブロックごとに分割することが可能であるが、計測本数が増えるため、判定回路11が複雑になる。
差分方式は、フォトトランジスタ4出力電圧をある時間間隔ごとに記憶し、記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上である場合、破損の候補とし、さらに規定値以上の差がある状態の継続時間がある規定値以上の場合、対応すべき破損があると判定する方式である。
また絶対値方式は、差分方式の欠点を補うために使用される。
生産されるトイレットペーパーが例えば紙2枚(ダブル)の場合、検査開始時から不良である紙1枚の状態であった場合には、差分方式では紙1枚の状態が記憶されるため紙2枚に復帰した時点で検出されるので遅れて検出されることになる。
絶対値方式では、シート(紙)2枚、シート(紙)1枚での適正な出力電圧値範囲を規定しているため、シート1枚の状態を即座に検出することが可能である。
そして、差分方式、絶対値方式とも破損の候補の閾値よりも低い電圧の継続時間を計測し、ある長さ(30Cm)以上の紙破れ状態でなければ検出しない方式としている。
LED発光体3は、定電流方式で駆動し、温度、経時変化による光量の変化を最小限にしている。
フォトトランジスタ4出力電圧は、図のように紙が薄くなるほど電圧が低くなる。したがって、正常時のシート2枚時電圧から1枚時、0枚時への変化を捉えることで、紙破れを検出する。
制御部にシーケンサを使用しているのでパソコン等を接続することにより検査データの管理は容易であり、停止回数や電圧の変化データで解析等ができる。
シート2枚時電圧値は規定時間(例:0.4秒)ごとに更新され、常にシートの電圧を監視している。
その状態からの規定変化量(例:0.41V降下)以上の状態が規定時間(例:0.5秒)以上継続した際に検出する。
したがって、紙厚みのばらつきなどによるシート2枚時の電圧の変動に追従する。さらに、差分方式とは独立して、シート2枚電圧が適正電圧(2.5V〜4.5V)以内であるかどうかも常に監視している。
また異常状態を検出フォトトランジスタ4とは別に光量変化を捉えるモニタ専用のモニタフォトトランジスタを備えており、規定電圧値になる様にモニタフォトトランジスタの出力電圧に応じてLED電流値をセットすることにより、LED光量を一定化させ、LED経時変化の光量減少に対応する。
エアシャワーは、エア圧縮ポンプからチューブで接続され、中空の角パイプに接続される。
角パイプは金属製基台と同等の長さを有し、側面に、直径約 0.3mmエア放出口がLED発光体3、フォトトランジスタ4と同様の略等間隔で設けられている。
制御はシーケンサで行う手段をとる。
実施例では実際に吹いている時間は、3秒間/18〜19秒間(全体)となるが間隔や吹き付け時間は、適宜変更可能である。
本実施例ではエアータンクの容量は22リットルのものを使用した。
表中のOUTは現状結果電圧を示し、STDは現在のシート2枚時の基準値を示し、モニタフォトトランジスタはモニタの電圧値(LED光量値)を示し、MODEは現在のモード状態を示している。
STDは内部の設定時間ごとに更新され、この値から規定の電圧降下があった場合に「紙破れ有り」を検出する。
このときアラームメッセージが表示される。
紙破れ検出時の値は、リセットスイッチを押すと現状の値に戻る構成としている。
スイッチを「入り」に切り替えた瞬間に検出する。
モニタフォトトランジスタのアラームNo.03、02、04はスイッチ「入り」に切り替えた瞬間のみ検出し、検査中は行わない。
LED発光体3群、センサ4群、AD変換器10、判定回路11、出力回路12、閾値設定回路13から構成されていることを示している。
図で示している矢印は照射方向を示している。
穴の検出の幅寸法などは、フォトトランジスタ4の配列ピッチと取付高さで変更可能である。
本発明の発光側にLED発光体3を用いた場合、穴の検出に感度は高く安定しており、寿命は数年単位となった。
仮に蛍光灯を用いた場合は、穴の検出に感度は中程度、寿命は数ヶ月単位となる。蛍光灯は様々な波長の光が混じっているが、LED発光体3は波長が1種類のため、受光側は安定的な感度を維持できる。
紙厚さの検出の結果、装置への設置台数削減とスペースの問題から、シート2枚(正常)で1枚が破れた状態(紙1枚:異常)が検出可能かどうか実験した。
感度調整用ボリウムを調整することにより、シート2枚、シート1枚、シート0枚の状態をフォトトランジスタ電圧によって区別することが可能となっている。
前記巻取り装置がシート2枚(ダブル)、シート1枚(シングル)の兼用装置であった場合、本検出器では、シート2枚、シート1枚で生産を行うかどうかの情報のみで品種変更が容易となる利点が生じる。
出力の回路はこの電圧を読めることが必要であり、本発明における技術的特徴の1つである。
LED発光体3に流れる電流と光量は、比例関係である。
LED発光体3は、温度に対し1℃変化ごとに1%光量が変化することを認知した。
紙の検査計測枚数の変更や計測機器に用いる同様の効果を奏する部品の変更などは、本発明者が予想する設計変更事項である。
2 シート検査装置
3 LED発光体
4 フォトトランジスタ(センサー)
5 エアシャワー
6 カバー
10 AD変換器
11 判定回路
12 出力回路
13 閾値設定回路
Claims (3)
- 光透過性を有するトイレットペーパーのシート検査装置であって、既存のトイレットペーパー製造装置に後付で取付けられ、シートの破損が縦方向30cm以上のトイレットペーパー特有の破れを検出するもので、一列に等間隔で設けたLED発光体3と、移動進行するトイレットペーパー1を挟んで、対向して一列にフォトトランジスタ4とを検査幅全体に設け、LED発光体3からトイレットペーパー用シート1を通過した光が、前記一列に設けたフォトトランジスタ4によって受光されて、光量によって反応する電圧変化計測によって電圧の大きさに応じたトイレットペーパー1の破損異常を検知するもので、シート2枚、シート1枚での適正な出力電圧値範囲を規定し、シートの厚みによる透過光量によってフォトトランジスタ4の出力電圧が変化することを利用して、シート2枚 シート1枚 シート0枚の段階的区別を行いかつ記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上ある状態の継続時間が、「30cm」に相応するある規定値以上の継続時間の場合の異常検出を設定電圧範囲にして、対応すべき破損があると判定し、設定電圧の大きさに応じた破れ態様を検出して、異常信号を送信し、ロール巻取りを停止指示することを特徴とするトイレットペーパーのシート検査装置。
- 光量によって反応する電圧変化計測によって電圧の大きさに応じたトイレットペーパー用シート1の破損異常を検知するときに、フォトトランジスタ出力電圧をある時間間隔ごとに記憶し、記憶された値と検知出力電圧との差が規定値以上である場合、破損の候補とし、さらにその破損の候補の閾値よりも低い電圧の継続時間を計測し、規定値以上の差がある状態の継続時間がある規定値以上の場合、対応すべき破損があると判定する判定回路構成であることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパーのシート検査装置。
- 前記判定回路は、フォトトランジスタ4をすべてダイオードでショートして、AD変換器と閾値設定回路に接続した判定回路としている請求項2に記載のトイレットペーパーのシート検査装置。
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