JP5555301B2 - 可変速発電電動機システム - Google Patents

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本発明は、アレスタを備える可変速発電電動機システムに関する。
揚水発電所などに設けられ、電力需要の変化に対して系統の周波数を一定に保つように発電電動機を可変速運転する可変速発電電動機システムが知られている。前記した揚水発電とは、電力需要の少ない時間帯(夜間など)の余剰電力を使用して貯水池から水を汲み上げ、電力需要の大きい時間帯に前記水の位置エネルギを利用して発電を行う方式である。
ところで、可変速発電電動機システムにおいて異常(系統側の短絡事故など)が発生した場合、無効余剰電力などの影響によって発電電動機の励磁電流に脈動が生じる場合がある。その後、遮断器を開放して事故相を除去すると、前記した励磁電流がゼロになって過電圧が発生し、可変速発電電動機システムに不具合が生じる可能性がある。このような不具合を防止するために、過電圧を吸収するアレスタを備えた可変速発電電動機システムが提案されている。
すなわち、特許文献1には、誘導機の二次側に電力供給するサイリスタ電力変換装置に対して正逆切替信号を発生する極性切替装置と、サイリスタ電力変換装置の出力端電圧を検出する電圧検出装置と、この電圧検出装置に接続される極性反転指令装置と、を備えた誘導発電電動装置について記載されている。
なお、前記した極性反転指令装置は、電圧検出装置による検出値が設定範囲になった場合、極性切替装置の正逆切替信号を反転させる。
また、特許文献2には、交流励磁同期機側の中性点電流を検出する第1中性点電流検出手段と、交流励磁信号を出力する交流励磁手段側の中性点電流を検出する第2中性点電流検出手段と、位相判定手段と、を備えた交流励磁発電電動装置について記載されている。
なお、前記した位相判定手段は、第1中性点電流検出手段によって検出される中性点電流と、第2中性点電流検出手段によって検出される中性点電流との比較結果に応じて交流励磁手段を制御する。
特開昭62−71496号公報 特開2001−268993号公報
特許文献1,2に記載の技術において、サイリスタ電力変換装置(特許文献2では、周波数変換装置)で正逆切替の誤不動作が生じた場合、サイリスタ電力変換装置の出力側に設置されるアレスタの特性によっては、システム内の過電圧を適切に検出できない可能性がある。例えば、アレスタの電流−電圧特性として、電流値とともに電圧値が上昇しない場合、システム内で発生する過電圧を適切に検出できず、システムを適切に保護できない可能性がある。
そこで、本発明は、過電圧に対する保護を適切に行う可変速発電電動機システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、一次側巻線が三相交流電源に接続され、二次側巻線が星形結線される交流励磁同期機と、前記交流励磁同期機の前記二次側巻線の中性点電流を検出する中性点電流検出手段と、前記三相交流電源から入力される交流電力の周波数を変換し、各相に対応する二次側配線を介して前記二次側巻線に出力する複数の周波数変換手段と、前記二次側巻線の中性点と前記二次側配線とを接続するそれぞれの配線に設けられ、自身に印加される電圧が所定値以上になった場合に導通する複数のアレスタと、それぞれの前記二次側配線に設置され、それぞれの前記アレスタに流れるアレスタ電流を間接的に検出する複数のアレスタ電流検出手段と、複数の前記アレスタ電流検出手段によって検出されるそれぞれのアレスタ電流の和と、前記中性点電流検出手段によって検出される中性点電流と、の差を算出し、当該差の絶対値が所定の閾値を超える場合、異常ありと判定する異常判定手段と、を備えることを特徴とする。
なお、詳細については、発明を実施するための形態において説明する。
本発明によれば、過電圧に対する保護を適切に行う可変速発電電動機システムを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。 可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。 (a)はアレスタの電圧と電流(対数表示)との関係を示す特性図であり、(b)はアレスタに流入するアレスタ電流の時間的変化を示すグラフである。 (a)はアレスタ電流の絶対値の時間的変化を示すグラフであり、(b)は比較器から出力される信号の時間的変化を示すグラフであり、(c)は限時要素から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。 可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。 (a)は各電流検出器によって検出される電流値の和の時間的変化を示すグラフであり、(b)はアレスタ電流の絶対値の時間的変化を示すグラフであり、(c)は比較器から出力される信号の時間的変化を示すグラフであり、(d)は限時要素から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。 可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。 (a)は各電流検出器によって検出される電流値の和の時間的変化を示すグラフであり、(b)は各電流検出器によって検出される電流値の和と、中性点電流と、の差の時間的変化を示すグラフであり、(c)は前記差の絶対値の時間的変化を示すグラフであり、(d)は比較器から出力される信号の時間的変化を示すグラフであり、(e)は限時要素から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。
本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。可変速発電電動機システム100は、交流励磁同期機17(発電電動機)の回転速度を制御することによって、系統側の需給状況に合わせて入力電力を調整するシステムである。
可変速発電電動機システム100は、電流指令発生器11,12と、電流指令演算器13と、電流制御器14a,14b,14cと、周波数変換器15a,15b,15cと、二次電流検出器16a,16b,16cと、交流励磁同期機17と、位相検出器18a,18bと、アレスタ19a,19b,19cと、アレスタ電流検出器20a,20b,20cと、電流異常判定器21と、保護ロジック回路22と、を備えている。
図1に示す電流指令発生器11,12は、交流励磁同期機17を制御するための電流指令値を演算するものである。
電流指令発生器11は、交流励磁同期機17の二次側電流のうち一次側から見た三相交流系統31(三相交流電源)の電圧位相に等しいq軸成分の電流指令値Iq*を演算し、電流指令演算器13に出力する。なお、前記した電流指令値Iq*は、交流励磁同期機17の有効電力出力、トルク、回転速度、三相交流系統31の周波数設定値と周波数検出値との偏差などに基づいて設定される。
電流指令発生器12は、交流励磁同期機17の2次電流のうち一次側から見た三相交流系統31の電圧位相と電気角でπ/2だけ位相の異なるd軸成分の電流指令値Id*を演算し、電流指令演算器13に出力する。なお、前記した電流指令値Id*は、交流励磁同期機17の無効電力出力、三相交流系統31の電圧設定値と電圧検出値との偏差などに基づいて設定される。
電流指令演算器13は、電流指令発生器11,12から入力される電流指令値Iq*、Id*と、位相検出器18a、18bから入力される位相検出信号cosθ、sinθと、に基づいて、交流励磁同期機17の二次側に対応する電流指令値Ia*,Ib*,Ic*を演算する。なお、前記した位相検出信号cosθ、sinθは、交流励磁同期機17の回転軸の位相に対応している。
また、電流指令演算器13による電流指令値Ia*,Ib*,Ic*の演算は、以下に示す(数式1)を用いて実行される。ただし、Kは定数である。
Figure 0005555301
電流制御器14aには、電流指令演算器13から電流指令値Ia*が入力されるとともに、出力電流検出器16aから電流検出値Iaが入力される。電流制御器14aは、この電流指令値Ia*と電流検出値Iaとを比較し、両者の偏差を零とするように周波数変換器15aのサイリスタ点弧角を求める。そして、電流制御器14aは、このサイリスタ点弧角に対応するサイリスタ点弧角信号を周波数変換器15aに出力する。
なお、電流制御器14b,14cについては、前記した電流制御器14aと同様であるから説明を省略する。
周波数変換器15a(周波数変換手段)は、極性の異なる2組の電力変換器(図示せず)を備え、これらの電力変換器には、スイッチング素子である複数のサイリスタ(図示せず)が設けられている。また、周波数変換器15aは、電源入力側が受電変圧器32aを介して三相交流系統31に接続されている。
周波数変換器15aは、電流制御器14aから入力されるサイリスタ点弧角信号に従ってサイリスタをスイッチング動作させ、三相交流系統31から入力される交流電圧の周波数を変換し、二次側配線maを介して交流励磁同期機17の二次側巻線に出力する。
なお、周波数変換器15b,15cについては、前記した周波数変換器15aと同様であるから説明を省略する。
二次電流検出器16aは、周波数変換器15aと交流励磁同期機17の二次側巻線とを接続する二次側配線maに設けられている。二次電流検出器16aは、周波数変換器15aから交流励磁同期機17の二次側巻線に流入する励磁電流(二次電流)を検出し、電流制御器14aに出力する。
なお、二次電流検出器16b,16cについては、前記した二次電流検出器16aと同様であるから説明を省略する。
交流励磁同期機17は、一次側巻線が三相交流系統31に接続され、二次側巻線が星型結線された発電電動機である。交流励磁同期機17の二次側巻線には、周波数変換器15a,15b,15cから励磁電圧が入力され、これに伴って励磁電流が流れる。
なお、前記したように交流励磁同期機17の二次側巻線は星型結線されている。したがって、正常状態(つまり、短絡事故などの異常がない状態)において配線ma,mb,mcから流入する2次電流は中性点pにおいて打ち消し合い、中性点電流はゼロとなる。
可変速発電電動機システム100が揚水発電所(図示せず)に設けられる場合、交流励磁同期機17の回転子(図示せず)は、ポンプ水車(図示せず)に連結されている。
交流励磁同期機17の二次側巻線に交流電力が供給されると回転磁界が発生し、当該回転磁界との間に生じる吸引力によって交流励磁同期機17の回転子が回転する。この場合、交流励磁同期機17は電動機として機能する。これによって、回転子に連結されたポンプ水車をポンプとして機能させ、上部貯水池(図示せず)に水を汲み上げる。
また、前記した上部貯水池から落下する水の位置エネルギによってポンプ水車を回転させると、これに伴ってポンプ水車に連結された回転子が回転する。そうすると、励磁された回転子が磁界に抗して回転することで交流電力が発生する。この場合、交流励磁同期機17は発電機として機能する。
位相検出器18a,18bは、交流励磁同期機17の励磁磁極位置に連動する回転軸の位相(cosθ、sinθ)を検出する回転位相センサであり、位相検出信号を電流指令演算器13に出力する。
アレスタ19a(サージ防護素子)は、図1に示す二次側配線maと、星型結線された二次側巻線の中性点pとを接続する配線naに設けられている。なお、アレスタ19aとして、例えば、非線形の電圧−電流特性を有する半導体式アレスタを用いることができる。
アレスタ19aは高インピーダンスであるため、可変速発電電動機システム100の通常状態では、ほとんど電流が流れない。一方、可変速発電電動機システム100に異常が生じてアレスタ19aに高電圧がかかった場合、アレスタ19aは当該高電圧(又はその一部)を吸収する。これによって、配線naに大電流が流れることを防止できる。
なお、他のアレスタ19b,19cについては、前記したアレスタ19aと同様であるから説明を省略する。
アレスタ電流検出器20a(アレスタ電流検出手段)は、アレスタ19aに流入する電流(つまり、アレスタ電流)を検出するものであり、配線naに設置されている。アレスタ電流検出器20aは、検出した電流値I1を電流異常判定器21に出力するようになっている。
なお、他のアレスタ電流検出器20b,20cについては、前記したアレスタ電流検出器20aと同様であるから説明を省略する。
電流異常判定器21(異常判定手段)は、前記したアレスタ電流検出器20a,20b,20cから入力される電流値に基づいて、アレスタ19a,19b,19cのうち少なくとも一つに過電流が流れているか否か(つまり、過電圧がかかっているか否か)を判定し、判定結果を保護ロジック回路22に出力する。なお、電流異常判定器21の詳細な構成については後記する。
保護ロジック回路22(保護手段)は、電流異常判定器21から入力される信号に応じて周波数変換器15a,15b,15cの駆動を継続又は停止させるものである。
例えば、電流異常判定器21から「異常なし」に相当する信号“0”が入力された場合、保護ロジック回路22はそれぞれの周波数変換器15a,15b,15cに“0”を出力する。なお、保護ロジック回路22から“0”が入力されている限り、それぞれの周波数変換器15a,15b,15cは通常の駆動を継続するように設定されている。
一方、電流異常判定器21から「異常あり」に相当する信号“1”が入力された場合、保護ロジック回路22は、異常がある相に対応する周波数変換器に停止指令として“1”を出力する。
なお、保護ロジック回路22の詳細な構成については、説明を省略する。
<電流異常判定器の構成>
図2は、可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。図2に示すように、電流異常判定器21は、絶対値回路211a,211b,211cと、比較器212a,212b,212cと、限時要素213a,213b,213cと、論理和演算要素214と、を備えている。
絶対値回路211aは、電流検出器20aから入力される電流値I1(つまり、アレスタ19aに流れるアレスタ電流:図1参照)の絶対値を算出し、比較器212aに出力する。なお、絶対値回路211b,211cについては、前記した絶対値回路211aと同様であるから説明を省略する。
比較器212aは、絶対値回路211aから入力される値|I1|と、所定の閾値Irefとを比較し、比較結果を限時要素213aに出力する。すなわち、絶対値回路211aから入力される値|I1|が閾値Iref以下である場合、比較器212aは限時要素213aに“0”を出力する。一方、絶対値回路211aから入力される値|I1|が閾値Irefよりも大きい場合、比較器212aは限時要素213aに“1”を出力する。
ここで、閾値Irefは、可変速発電電動機システム100において過電圧(つまり、これに応じて流れる過電流)を適切に検出できるように予め設定された値である。
なお、比較器212b,212cについても前記と同様である。
限時要素213aは、比較器212aから入力される値が所定時間Δt以上継続して1である場合、論理和演算要素214に“1”を出力する。一方、比較器212aから入力される値が“0”であるか、又は、比較器212aから“1”が入力されたものの所定時間Δt以上継続することなく“0”に戻った場合、限時要素213aは論理和演算要素214に“0”を出力する。
例えば、比較器212aから入力される値が瞬間的に“1”となり、すぐに“0”に戻った場合、限時要素213aは論理和演算要素214に対し継続的に“0”を出力する。これによって、アレスタ電流が瞬間的に増減した場合に、不要な緊急停止を回避できる。なお、限時要素213b,213cについては、前記した限時要素213aと同様であるから説明を省略する。
論理和演算要素214には、限時要素213a,213b,213cそれぞれから“0”又は“1”が入力される。論理和演算要素214は、限時要素213a,213b,213cから入力される値の論理和を演算し、保護ロジック回路22に出力する。
このように、電流異常判定器21は、アレスタ電流検出器20a,20b,20cから入力される電流値I1,I1,I1のうち少なくとも1つ(の絶対値)が、所定時間Δt以上継続して閾値Irefを超えた場合に異常ありと判定し、保護ロジック回路22に“1”を出力するようになっている。
<アレスタの特性>
以下では、アレスタ19aの特性を例に説明するが、他のアレスタ19b,19cについても同様である。
図3(a)は、アレスタの電圧と電流(対数表示)との関係を示す特性図である。図3(a)に示す特性図の縦軸はアレスタ19aの両端にかかる電圧(以下、アレスタ電圧という。)であり、横軸はアレスタ19aに流れる電流(以下、アレスタ電流という。)を対数換算したものである。
また、図3(a)に示す範囲b(0≦V<V)は、可変速発電電動機システム100が正常に稼働している状態に対応している。また、範囲b((V≦V)は、可変速発電電動機システム100の異常によって周波数変換器15aの二次側で過電圧が発生した状態に対応している。
ちなみに、可変速発電電動機システム100における異常は、内部異常と外部異常とに大別される。内部異常として、例えば、周波数変換器15a,15b,15cの一次側、内部、又は二次側で生じる内部短絡がある。また、外部異常として、例えば、系統事故時に発生する脈動電流、交流励磁同期機17の固定子又は回転子で発生する脈動電流などがある。
図3(a)に示す範囲bでは、アレスタ19aが高インピーダンスであるため、アレスタ電流はほとんど流れない。これに対して過電圧の範囲bではアレスタ19aが導通するため、アレスタ電圧の上昇に伴ってアレスタ電流が増加する。なお、当該アレスタ電流の増加率は、アレスタ電圧が高くなるにつれて大きくなる。つまり、アレスタ19aの特性とし、周波数変換器15aの出力側で過電圧が発生すると、当該過電圧に応じたアレスタ電流が流れるようになっている。
<電流異常判定器の動作>
図3(b)は、アレスタに流入するアレスタ電流の時間的変化を示すグラフである。なお、図3(b)、図4(a)〜(c)のグラフにおいて、時間が経過するにつれてアレスタ電圧の振幅が大きくなり、時刻tにおいてアレスタ電圧が範囲bから範囲b(図3(a)参照)に移ったものとする。そうすると、図3(b)に示すように、時刻tからアレスタ電流I1の振幅が増大する。
図4(a)は、アレスタ電流の絶対値の時間的変化を示すグラフである。前記したように、絶対値回路211a(図2参照)では、アレスタ電流I1の絶対値が演算される。したがって、図3(b)で時刻tからアレスタ電流I1の振幅が徐々に大きくなると、これに伴って時刻tからアレスタ電流I1の絶対値|I1|も大きくなる(図4(a)参照)。ちなみに、図4(a)に示す例では、時刻tにおいてアレスタ電流の絶対値|I1|が閾値Irefよりも大きくなっている。
また、アレスタ電流の絶対値は時刻t以後において継続的に閾値Irefを超えているため(図4(a)参照)、比較器212aは時刻t以後において継続的に“1”を出力する(図4(b)参照)。
図4(b)は、比較器から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。前記したうように、アレスタ電流I1の絶対値|I1|が所定の閾値Iref(図4(a)参照)を超えた場合、比較器212aは“1”を出力する。したがって、図4(b)に示す時刻tにおいて、比較器212aの出力値は“0”から“1”に切り替わる。
なお、比較器212aから“1”が出力された場合(図1では、信号線の図示を省略した)、周波数変換器15aは、電流の脈動を打ち消すようにサイリスタ(図示せず)の正逆切替を行うことが好ましい。当該制御を行うことによって、所定時間Δt以内にアレスタ電流が閾値Iref以下になった場合(つまり、過電圧が解消された場合)、周波数変換器15aの駆動を継続できるからである。
なお、図3(b)、図4(a)〜(c)では、周波数変換器15aが前記した制御を行ったにもかかわらず、アレスタ電流が増加した例を示している。
図4(c)は、限時要素から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。前記したように、比較器212aから所定時間Δt以上継続して“1”が入力された場合、限時要素213aは論理和演算要素214(図2参照)に“1”を出力する。
なお、所定時間Δt(=t−t)は、周波数変換器15aが前記制御を開始した後、アレスタ電流が継続して閾値Irefを超える場合の許容時間であり、予め設定されている。
図4(c)に示す時刻tにおいて限時要素213aから“1”が出力されると、保護ロジック回路22(図1参照)は、周波数変換器15aに停止指令信号として“1”を出力し、周波数変換器15aの稼働を瞬時停止(緊急停止)させる。
なお、各相に対応するアレスタ電流I1,I1,I1うち一部(図3(b)に示すアレスタ電流I1)のみが異常であり、他は正常である場合、保護ロジック回路22は当該異常である相のみを瞬時停止させ、他の相は通常停止させることが好ましい。ここで、「瞬時停止」とは、運転状態の急変による他の機器への影響を考慮せず、異常である相の電圧をゼロにして停止させる場合に相当する。一方、「通常停止」とは、他の機器の影響を抑えるための所定の操作を順次実行した後、システムを停止させる場合に相当する。
周波数変換器15a,15b,15cのうち、電流異常判定器21によって異常ありと判定されたものを停止する場合、アレスタ電流が閾値を超えた相(つまり、過電圧となっている相)を特定する情報が保護ロジック回路22に入力される。このように、電流異常判定器21によって異常ありと判定された相のみを瞬時停止させることで、瞬時停止に伴う不具合を最小限に抑えることができる。
<効果>
本実施形態に係る可変速発電電動機システム100では、アレスタ電流検出器20a,20b,20cによってアレスタ電流を検出し、これに基づいて電流異常判定器21が異常の有無を判定することとした。
例えば、図3(a)に示す特性を有するアレスタを使用した場合、アレスタ電圧が所定電圧Vを超えると、これに伴ってアレスタ電流も増大する。したがって、アレスタ電流の値を所定の閾値Iref(図4(a)参照)と比較することで、過電圧の有無を適切に判定できる。
また、前記した閾値Irefや所定時間Δt(図4(c))の値を適宜設定することでアレスタ19a,19b,19cに必要な容量を低減できる。
また、本実施形態では、例えば、比較器212aによってアレスタ電流が閾値Irefを超えていると判定された後、当該状態が所定時間Δt以上継続する場合、過電流が流れている相を瞬時停止することとした。したがって、例えば、アレスタ電流が瞬間的に変化した場合(つまり、閾値Irefを超えたものの、すぐに通常の値に戻った場合)の誤判定を防止し、可変速発電電動機システム100の稼働を継続することができる。
また、従来は、少なくとも一つの相で過電圧が検出されると、システム全体を瞬時停止させていた。これに対して本実施形態では、過電流が流れている相のみを瞬時停止し、その他の相については通常停止する。したがって、瞬時停止の影響を最小限に抑え、可変速発電電動機システム100の信頼性を向上させることができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、第1実施形態と比較して、次のような点で異なっている。すなわち、第1実施形態では、アレスタ電流の検出する専用の電流検出器20a,20b,20cを設置する構成であったが、第2実施形態では電流検出器16a,16b,16cがアレスタ電流の検出機能を兼ねる(アレスタ電流を間接的に検出する)点が異なっている。したがって、当該異なる部分について説明し、第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。図5に示すように、周波数変換器15aの二次側配線maに設置された二次電流検出器16aから、電流制御器14a及び電流異常判定器21Aに検出信号が入力されるようになっている。
なお、他の二次電流検出器16b,16cについても同様である。また、アレスタ19a,19b,19cが設置された配線na,nb,ncには、アレスタ電流検出器が設置されていない。
周波数変換器15aの二次電流が二次側配線maと、配線naとに分流する際の分流比は、アレスタ19aの抵抗値と交流励磁同期機17の二次側の抵抗値との比によって決まる。したがって、二次側電流検出器16aを用いて周波数変換器15aの二次電流を検出することで、アレスタ19aに流入するアレスタ電流を間接的に検出できる。
なお、他の二次側電流検出器16b,16cについても同様である。
図6は、可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。図6に示す加算器215は、二次側電流検出器16a,16b,16cによって検出される電流値I2,I2,I2の和を演算し、絶対値回路216に出力する。
絶対値回路216は、加算器215から入力される値(I2+I2+I2)の絶対値を演算し、比較器217に出力する。
比較器217は、絶対値回路216から入力される値|I2+I2+I2|を所定の閾値Irefと比較し、その比較結果を限時要素218に出力する。
限時要素218は、比較器217から入力される値が所定時間Δt以上継続して“1”である場合、保護ロジック回路22に“1”を出力し、それ以外の場合には“0”を出力する。
すなわち、電流異常判定器21Aは、電流検出器16a,16b,16cから入力される電流検出値の和(I2+I2+I2)の絶対値が、所定時間Δt以上継続して閾値Irefを超えた場合、保護ロジック回路22に“1”を出力するようになっている。
図7(a)は、各電流検出器によって検出される電流値の和の時間的変化を示すグラフである。なお、図7(a)〜(d)では、周波数変換器15a,15b、15cのうち少なくとも一つの二次側電圧を上昇させた場合を示している。また、図7(a)では、(I2+I2+I2)が常に正の値となっているが、実際には負の値となる場合もある。
図7(a)に示すように、時刻tにおいて電流値(I2+I2+I2)が増加し始め、図7(b)に示すように、時刻tにおいて絶対値|I2+I2+I2|が閾値Irefを超えている。そうすると、時刻tにおいて比較器217からの出力が“0”から“1”に切り替わり(図7(c)参照)、さらに所定時間Δtが経過した時刻tにおいて限時要素218の出力が“0”から“1”に切り替わる(図7(d)参照)。これによって、周波数変換器15a,15b,15cは、保護ロジック回路22からの指令に従って瞬時停止する。
<効果>
本実施形態によれば、周波数変換器15a,15b,15cの二次電流を検出する電流検出器16a,16b,16cが、当該電流値を電流制御器14a,14b,14cに出力するとともに、間接的にアレスタ電流を検出する機能も果たしている。
したがって、アレスタ電流を検出する専用の電流検出器を設置することなく、過電圧(つまり、これに伴う過電流)の有無を適切に判定できる。すなわち、本実施形態によれば、アレスタ電流検出器に要するコストを低減しつつ、可変速発電電動機システム100Aの信頼性を向上させることができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、前記した第2実施形態と比較して、交流励磁同期機17の二次側の中性点電流を検出する中性点電流検出器23を追加し、中性点電流検出器23による検出結果を異常有無の判定に用いる点が異なる。したがって、当該異なる部分について説明し、第2実施形態と重複する部分については説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る可変速発電電動機システムの構成図である。図8に示すように、星型結線された交流励磁同期機17の二次側の中性点pから流出する電流(以下、中性点電流という。)を検出する中性点電流検出器23が配線qに設けられ、その検出値を電流異常判定器21に出力するようになっている。また、第2実施形態と同様に、出力電流検出器16a,16b,16cを用いてアレスタ電流を間接的に検出し、電流異常判定器21に入力する構成とした。
図9は、可変速発電電動機システムが備える電流異常判定器の構成図である。加減算器219は、加算器215から入力される電流値(I2+I2+I2)から中性点電流I3を減算し、絶対値回路216に出力する。なお、絶対値回路216、比較器217、及び限時要素218については、第2実施形態と同様であるから説明を省略する。
ちなみに、可変速発電電動機システム100Bが正常である場合、中性点電流はほとんど流れないため、I2+I2+I2=I3≒0となる。一方、系統事故など異常発生時の初期では、アレスタ19a,19b,19cによってサージ電圧が吸収されるため、I2+I2+I2=I3の関係が保たれる。ただし、このときアレスタ電圧のアンバランスによってI3≠0となる。その後、過電圧によって少なくとも一つのアレスタが導通すると、当該過電圧に応じたアレスタ電流に流れる。つまり、I2+I2+I2≠I3(つまり、I2+I2+I2−I3≠0)となる。
本実施形態では、電流異常判定器21Bが、電流値(I2+I2+I2−I3)の絶対値と、所定の閾値Irefとを比較することで、異常の有無を判定することとした。
図10(a)に示すように、時刻tにおいて電流値(I2+I2+I2)が増加し始め、過電圧によるアレスタの導通(アレスタ19a,19b,19cのうち少なくとも一つ)によって中性点電流が流れた場合(つまり、I3≠0)を考える。なお、図10(a)では、電流値(I2+I2+I2)が常に正となっているが、実際には負となる場合もある。
図10(b)に示すように、時刻tにおいて電流(I2+I2+I2−I3(=I2−I3))の値が増加し始める。
また、図10(c)に示すように、時刻tにおいて絶対値|I2+I2+I2−I3|(=|I2−I3|)が閾値Irefを超える。
そうすると、時刻tにおいて比較器217の出力が“0”から“1”に切り替わり(図10(d)参照)、さらに所定時間Δt後である時刻tにおいて限時要素218の出力が“0”から“1”に切り替わる(図10(e)参照)。そうすると、周波数変換器15a,15b,15cは、保護ロジック回路22からの指令に従って瞬時停止する。
<効果>
本実施形態では、出力電流検出器16a,16b,16cの検出値と、中性点電流検出器23の検出値と、に基づいて絶対値|I2+I2+I2−I3|を算出し、この値が所定時間Δt以上継続して閾値Irefを超える場合、異常ありと判定することとした。
前記したように、過電圧によって少なくとも一つのアレスタが導通すると、この過電圧に応じた電流がアレスタに流れてI2+I2+I2≠I3となる。したがって、電流値(I2+I2+I2)と中性点電流I3との差に基づいて異常の有無を判定することで、異常の有無の判定精度を高めることができる。
また、前記判定結果に応じて可変速発電電動機システム100Bを停止させるため、その信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態は、第2実施形態と同様に、アレスタ電流を検出する専用の電流検出器を追加することなく、過電流の有無を適切に判定できる。つまり、電流検出器に要するコストを低減しつつ、可変速発電電動機システム100Bの信頼性を向上させることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る故障検出装置について各実施形態により説明したが、本発明の実施態様はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記各実施形態に係る可変速発電電動機システム100,100A,100Bでは、アレスタ電圧が高くなるにつれてアレスタ電流の増加率が大きくなる特性のアレスタ19a、19b,19cを用いる場合について説明したが(図3(a)参照)、他の特性を有するアレスタを用いる場合にも適用できる。
また、第1実施形態では、電流異常判定器21(図2参照)が限時要素213a,213b,213cを備える場合について説明したが、これに限らない。すなわち、電流異常判定器21から限時要素213a,213b,213cを省略し、比較器212a,212b,212cからの信号を論理和演算要素214に直接的に入力してもよい。この場合において、比較処理で用いる閾値Irefの値を適宜設定(高めに設定)することで、システム停止までのタイミングを遅らせることが好ましい。これによって、アレスタ電流が瞬間的に増減しても、周波数変換器15a,15b,15cを継続して駆動できる。
同様に、第2、第3実施形態で説明した限時要素218(図6、図9参照)を省略してもよい。
また、第3実施形態では、間接的に検出されるアレスタ電流の和(I2+I2+I2)と、中性点電流I3との差の絶対値と閾値Irefとを比較することによって異常の有無を判定する場合について説明したが、これに限らない。
例えば、直接又は間接に検出されるアレスタ電流の和と、中性点電流との比をとり、当該比と所定閾値とを比較することによって異常の有無を判定してもよい。
また、前記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせ、アレスタ電流検出器20a,20b,20cによってアレスタ電流を直接的に検出するとともに(図1参照)、中性点電流検出器23(図8参照)によって二次側巻線の中性点電流を検出してもよい。この場合において、電流異常判定器21は、それぞれのアレスタ電流の和と、中性点電流と、の差の絶対値を所定の閾値Irefと比較することによって異常の有無を判定する。
また、保護ロジック回路22を省略し、電流異常判定器21による検出結果を見た管理者が手動でシステム停止処理を行ってもよい。
100,100A,100B 可変速発電電動機システム
11,12 電流指令発生器
13 電流指令演算器
14a,14b,14c 電流制御器
15a,15b,15c 周波数変換器(周波数変換手段)
16a,16b,16c 二次側電流検出器(アレスタ電流検出手段)
17 交流励磁同期機
18a,18b 位相検出器
19a,19b,19c アレスタ
20a,20b,20c アレスタ電流検出器(アレスタ電流検出手段)
21,21A,21B 電流異常判定器(異常判定手段)
211a,211b,211c,216 絶対値回路
212a,212b,212c,217 比較器
213a,213b,213c,218 限時要素
214 論理和演算要素
215 加算器
219 加減算器
22 保護ロジック回路(保護手段)
23 中性点電流検出器(中性点電流検出手段)
31 三相交流系統(三相交流電源)

Claims (3)

  1. 一次側巻線が三相交流電源に接続され、二次側巻線が星形結線される交流励磁同期機と、
    前記交流励磁同期機の前記二次側巻線の中性点電流を検出する中性点電流検出手段と、
    前記三相交流電源から入力される交流電力の周波数を変換し、各相に対応する二次側配線を介して前記二次側巻線に出力する複数の周波数変換手段と、
    前記二次側巻線の中性点と前記二次側配線とを接続するそれぞれの配線に設けられ、自身に印加される電圧が所定値以上になった場合に導通する複数のアレスタと、
    それぞれの前記二次側配線に設置され、それぞれの前記アレスタに流れるアレスタ電流を間接的に検出する複数のアレスタ電流検出手段と、
    複数の前記アレスタ電流検出手段によって検出されるそれぞれのアレスタ電流の和と、前記中性点電流検出手段によって検出される中性点電流と、の差を算出し、当該差の絶対値が所定の閾値を超える場合、異常ありと判定する異常判定手段と、を備えること
    を特徴とする可変速発電電動機システム。
  2. 前記異常判定手段は、
    前記差の絶対値が前記閾値を超える状態が所定時間以上継続する場合、異常ありと判定すること
    を特徴とする請求項に記載の可変速発電電動機システム。
  3. 前記異常判定手段によって異常ありと判定された場合、
    それぞれの前記周波数変換手段を瞬時停止させる保護手段を備えること
    を特徴とする請求項又は請求項に記載の可変速発電電動機システム。
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