JP5554875B2 - マルチ・ユーザmimoシステムに対するフィードバック - Google Patents

マルチ・ユーザmimoシステムに対するフィードバック Download PDF

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Description

本発明は、遠隔通信の分野に関し、より具体的には、少なくとも1つの空間分割多重(SDMA)対応セルを含む無線通信ネットワークに関する。
本節は、本発明をより良く理解できるように支援しうる態様を紹介する。したがって、本節の記述はこの点に鑑みて読まれるべきであって、従来技術に含まれるもの、または従来技術に含まれないものに関する承認であると理解されるべきではない。
ダウンリンク・プリコーディングによる多入力多出力(MIMO)に対応した無線通信ネットワーク(例えば、ロング・ターム・エボリューション(LTE)タイプのシステムなど)では、既定の順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトル(コードブック)が、基地局と、基地局のサービスを受けるユーザ機器との両方において知られている。特定のユーザ機器へのダウンリンク伝送に関して最適なプリコーディング・ベクトル(またはプリコーディング行列)を見つけるために、好ましいプリコーディング・ベクトルが決定される。この好ましいプリコーディング・ベクトルは、通常は、特定のスケジューリング基準に従って、伝送スループットなど、ある一定の最適性測定基準を最適化する。次いで、一次プリコーディング・ベクトルを使用して特定の時間および周波数資源(ブロック)上でユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質を示すチャネル品質インジケーターと共に、コードブックの順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトルのうちの1つを示す指標となる好ましいプリコーディング・ベクトル・インデックス(PMI)が基地局にフィードバックされる。次いで、このチャネル品質情報は、好ましいプリコーディング・ベクトルを使用してユーザ機器へのダウンリンク伝送に適切なトランスポート・フォーマット(変調およびコーディング・スキーム)を選択するために使用することができる。
しかしながら、この方法では、ダウンリンク・プリコーディングによるMIMOは単一のユーザにしか提供されず、マルチ・ユーザMIMO、すなわち、2人以上のユーザが同じ資源上で同時にスケジューリングされる場合に対するソリューションは提供されない。マルチ・ユーザMIMOの場合、マルチ・ユーザ伝送に最適のユーザ機器の組み合わせの選択が行われる必要がある。この点で、好ましいマルチ・ユーザMIMOのペアリング・パートナーの追加インデックスを追加フィードバック情報として基地局に提供するために本発明が提案されている。このいわゆるベスト・コンパニオン・インデックス(BCI)には、共にスケジューリングされたペアリング・パートナーが同じ多重アクセス資源上でサービスを受けている場合のチャネル品質の(したがって、所望のトランスポート・フォーマットの)変化/劣化を示す、対応するチャネル品質劣化情報(デルタ−CQI)が添付されうる。場合により、マルチBCI + 複数のデルタ−CQIが報告されうる(その結果、フィードバック・オーバヘッドが上昇することになる)。
単一BCI(+ デルタ−CQI)だけがフィードバック情報として提供される場合の問題点は、コードブックのサイズに対するアクティブ・ユーザ数の比率が小さくなる(例えば、<1)場合に、適切なペアリングの組み合わせが見つかる可能性が低くなることである。これは、複数のベスト・コンパニオンとそれに対応する複数のデルタ−CQIとをフィードバックによって提案することで改善されうるが、要求されるフィードバックのシグナリング・オーバヘッドを増加させてしまう。
例えば、基地局に4つのアンテナがあるLTE Release 8は、4ビットのPMIと5ビットのCQIとを使用する。各ベスト・コンパニオンは、例えば、4ビットのBCIと3ビットのデルタ−CQIとを要求しうる。したがって、報告されるベスト・コンパニオンが1つ、2つ、3つ・・・となると、シグナリング・フィードバック・オーバヘッドは77%、155%、233%・・・と増加する。しかしながら、ユーザ数が少ない場合にこのような高いフィードバック率は望ましくなく、状況によっては達成不可能でさえありうる。
本発明は、上述の問題点のうちの1つまたは複数の問題点による影響に対処することを目的とする。以下では、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、簡略化した本発明の概要を提示する。この概要は、本発明の網羅的な概要ではない。この概要は、本発明の主要な要素または決定的な要素を特定したり、本発明の範囲を正確に叙述したりすることを意図したものではない。この概要の唯一の目的は、後述するさらに詳細な説明の序論として簡略化した形態でいくつかの概念を提示することである。
本発明の第1の態様は、順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトルのうちの一次プリコーディング・ベクトルを示すプリコーディング・ベクトル情報を受信し、一次プリコーディング・ベクトルを使用して第1のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質を示すチャネル品質情報を受信し、一次プリコーディング・ベクトルに応じて選択された既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのうちの二次プリコーディング・ベクトルを使用して同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質の劣化を示すチャネル品質劣化情報を受信するように構成された、無線通信システムのSDMA対応セルのための基地局において、チャネル品質劣化情報の受信の順序に基づいて、チャネル品質劣化情報を、選択された、順序付けられた一組のうちの対応する二次プリコーディング・ベクトルに相関させるようにさらに構成された基地局に関する。
フィードバック・オーバヘッドを低減するための基本的な考えは、第1のプリコーディング・ベクトル(PMI)に応じて変化する順序付けられた固定の(既定の)一組の(二次)プリコーディング・ベクトルに関するチャネル品質劣化情報(デルタ−CQI)を報告することである。別々の第1のプリコーディング・ベクトルに関連する二次プリコーディング・ベクトルは、リンクの両端(基地局とユーザ機器)にある表に記憶することができる。受信したチャネル品質劣化情報の順序は、所与の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのうちの二次プリコーディング・ベクトルへのチャネル品質劣化情報の暗黙裡の割り当てを可能にする。この方法では、潜在的な共にスケジューリングされたペアリング・パートナーに関する情報が、共にスケジューリングされたパートナーを示す指標となる追加インデックスを伝送することを必要とせずに提供されうる。すなわち、ベスト・コンパニオン・インデックスBCIに対するフィードバック・ビットが省略されうる。チャネル品質劣化情報の順序は対応する固定のコンパニオン・インデックスを規定するので、フィードバック・ビットはもはや必要とされず、フィードバック・オーバヘッドはかなり低減されうる。
上記の説明は単一コードブック・インデックス(PMI)に関してなされているが、マルチ・ステージのプリコーディング・フィードバックへの拡張は容易に達成されうることが理解されよう。マルチ・ステージ・プリコーディングでは、複数の(例えば2つの)コードブックから共通の複合プリコーディング・コードブックを形成することができ、その中では、第1のPMIが(例えば、長期にわたる変化を示す)第1のコードブック内のインデックスを記述し、第2のPMIが(例えば、短期的な変化のための)第2のコードブック内のインデックスを記述するなどが行われる。その結果生じる複合プリコーディング重みは、それらのコードブック・インデックス(PMI)に関連付けられた重みの組み合わせによって得られる。この組み合わせは、例えば、行列乗算またはクロネッカー積によって実行することができる。
これで、順序付けられた一組の固定のコンパニオン(二次プリコーディング・ベクトル)をマルチ・ステージ・プリコーディング・フィードバックと組み合わせることができる。その方法は、例えば次の通りである。チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI)を報告するために使用される二次プリコーディング・ベクトルは、総体的な複合コードブックの部分集合として選択することができる。あるいは、二次プリコーディング・ベクトルは複合コードブックの一部からのみ選択することができ、コードブックの他の部分のデルタ−CQIの平均化を実行することができる。例えば、第2のコードブックのすべての可能な項目に対する平均値を形成する一方で、第1のコードブックに関連付けられたデルタ−CQIのシグナリングを実行すること(またはこの逆)が可能である。あるいは、平均化は、Nを1からコードブックの項目数に及びうる整数とした場合の最良のNなどの部分集合に対して実行することもできる。
一実施形態では、基地局は、一次プリコーディング・ベクトルを使用して第1のユーザ機器にサービスを提供するように構成された送信ユニットであって、複数の二次プリコーディング・ベクトルのうちの1つを使用して同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器にサービスを提供するようにさらに構成された送信ユニットをさらに含む。第2のユーザ機器への伝送に使用される二次プリコーディング・ベクトルは、二次プリコーディング・ベクトルのそれぞれに応じて、通常、変化する、チャネル品質劣化情報の値と、他のスケジューリング制約とに基づいて選択することができる。この点で、上記のように、固定のコンパニオンのすべてまたは一部に対して平均化されたチャネル品質劣化情報/所与の一組のうちの二次プリコーディング・ベクトルを、要求されるフィードバック率をさらに低減するために報告することができる。
別の一実施形態では、基地局は、それぞれの一次プリコーディング・ベクトルに関連付けられた順序付けられた数組の二次プリコーディング・ベクトルに関する情報をセルのユーザ機器にシグナリングするようにさらに構成される。それぞれの一次プリコーディング・ベクトルに関連付けられた一組に含まれる二次プリコーディング・ベクトルは、例えばセルのセットアップ中にシミュレーションまたは測定によるなどして決定することができる。次いで、順序付けられた数組に関する情報は、リンクのセットアップ中などに、セル内に配置されたユーザ機器に伝送することができる。あるいは、所与の一次プリコーディング・ベクトルに対する二次プリコーディング・ベクトルの帰属は、実行時に、すなわち、リンクが既に確立して、そのリンク上でトラフィックが交換されている際に変更することができる。一次プリコーディング・ベクトルに対する二次プリコーディング・ベクトルの帰属の変更は、例えばセルのチャネルにおけるチャネル品質の変更を示す測定値によるなどして誘発されうる。
第2の態様は、無線通信システムのSDMA対応セルのためのユーザ機器において、セルが、順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトルのうちの一次プリコーディング・ベクトルを示す/示す指標となるためのプリコーディング・ベクトル情報を生成し、一次プリコーディング・ベクトルを使用して第1のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質を示すチャネル品質情報を生成し、一次プリコーディング・ベクトルに応じて選択された既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルからの二次プリコーディング・ベクトルを使用して同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質の劣化を示す順序付けられた一組のチャネル品質劣化情報を生成するように構成された、ユーザ機器に関する。
所与の一組の二次プリコーディング・ベクトル内の二次プリコーディング・ベクトルの順序に関する情報は、通常、基地局からシグナリングすることによってユーザ機器に入手可能となる。したがって、ユーザ機器は一連の(順序付けられた一組の)チャネル品質劣化情報を生成することができ、それはフィードバックとして基地局に伝送されるので、基地局は、その受信の順序を使用して、チャネル品質劣化情報のビット・シーケンスを対応する二次プリコーディング・ベクトルに相関させることができる。
一実施形態では、ユーザ機器は、チャネル品質劣化情報を、組み合わせ受信後にチャネル品質から、二次プリコーディング・ベクトルを使用した伝送によるセル内干渉を考慮して決定するようにさらに構成される。一旦、一次プリコーディング・ベクトル(PMI)が選択されると、選択された一次プリコーディング・ベクトルに関連付けられた、順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのそれぞれに関してチャネル品質劣化情報が計算される。すなわち、チャネル品質劣化情報が、潜在的なペアリング・パートナーのコードブック項目に関して決定される。
チャネル品質劣化の量子化には、ペアリングされていないチャネル品質とペアリングされているチャネル品質の間の差の(対数の)測定を選択することができる。どちらの状態でも、それぞれのチャネル品質は、例えば最小二乗平均誤差(MMSE)計算に基づくなどして、受信用コンバイナ(receive combiner)の出力での、例えば信号対干渉雑音比(SINR)などとして決定することができる。この具体的な例では、チャネル品質劣化情報の値は、セル内干渉と2つのユーザ機器への基地局の送信電力の分割とによってもたらされる、ペアリングに起因する損失を示すので、負である。
さらなる一実施形態では、チャネル品質劣化に及ぼす、ユーザ機器への既定の電力分割の影響は、フィードバックとして提供されるチャネル品質劣化情報から除去される。電力分割が周知の場合(例えば、両方のユーザ機器に均等な電力分割がなされる場合)、SINR差で表されるチャネル品質劣化は少なくとも3dBである。したがって、フィードバック用に使用される限定されたビット数のダイナミック・レンジを広げるために、上記の貢献を、基地局に報告されるチャネル品質劣化情報の値から差し引くことができる。電力分割に起因するチャネル品質劣化は基地局で知られており、スケジューリング・プロセスのために考慮されることになる。
本発明のさらなるいくつかの態様は、無線通信システムのためのSDMA対応セル、例えばLTEまたはLTE−advanced規格に準拠しており、上述のような基地局と上述のようなユーザ機器を少なくとも1つ含む無線通信システムのためのSDMA対応セル、ならびに少なくとも1つのそのようなSDMA対応セルを含む無線通信システムに関する。
よく知られているように、SDMA機能を提供するセルは、通常、(アクティブな)アンテナ・アレイにN個(例えば、N = 4)の送信アンテナが配列された基地局を有する。アレイのそれぞれのアンテナは、プリコーディング情報(本例ではプリコーディング・ベクトル)を使用してアドレス指定され、各プリコーディング・ベクトルは、送信アンテナ数に対応した複数の項目(アンテナ・ウェイト)を有する。本例では、伝送ランクRを1、すなわち、空間領域内の多重化されるデータ層の数を1と想定している。さらに高い伝送ランクRが使用される場合、プリコーディング・ベクトルは、プリコーディング・ベクトルの数Rを含んでいるプリコーディング行列(N×R)で置き換えられることになる。しかしながら、当業者には、さらに高い伝送ランクR = 2、3・・・を使用することによって本明細書に記載のアプローチが影響されることはなく、唯一の相違点は、プリコーディング・ベクトルがプリコーディング行列に置き換えられることだけであることが容易に理解されよう。また、上述のように、本明細書に記載のアプローチは、2つ以上のコードブック・インデックス(PMI)を使用する複合プリコーディング・コードブックの事例に容易に拡張することができる。
本発明のさらなる一態様は、無線通信システムのSDMA対応セルの同じ資源上で少なくとも2つのユーザ機器をスケジューリングするための情報を提供するための方法において、順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトルのうちの一次プリコーディング・ベクトルを示すプリコーディング・ベクトル情報を提供するステップと、一次プリコーディング・ベクトルを使用して第1のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質を示すチャネル品質情報を提供するステップと、一次プリコーディング・ベクトルに応じて選択された規定の順序付けられた組である、既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのうちの二次プリコーディング・ベクトルを使用して同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器をスケジューリングする場合にチャネル品質の劣化を示す順序付けられた一組のチャネル品質劣化情報を提供するステップとを含む方法に関する。
上述したように、(暗黙裡に)順序付けられた一組の固定のコンパニオン(二次プリコーディング・ベクトル)は、コードブックの各項目(一次プリコーディング・ベクトル)に関連付けられている。二次プリコーディング・ベクトルの特定の順序はリンクの両端(1つまたは複数のユーザ機器と基地局)で知られているので、チャネル品質劣化情報だけを二次プリコーディング・ベクトルの順序に対応した順序でフィードバックすれば十分である。当業者には、リンクの両端で置換(行列)が周知の場合は、基地局が正確な方法で割り当てが実行できるように、チャネル品質劣化情報を、選択された一組の中のプリコーディング・ベクトルの順序の置換である順序で伝送することも可能でありうることが容易に理解されよう。
一変形例では、既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルに対するプリコーディング・ベクトルの帰属は、一次プリコーディング・ベクトルに対するプリコーディング・ベクトルの関係、具体的には一次プリコーディング・ベクトルに対する計測距離と、セル内のチャネル品質統計の少なくとも1つに基づいて実行される。一次プリコーディング・ベクトルと二次プリコーディング・ベクトルはどちらも、セルに規定された同じ一組のプリコーディング・ベクトル(コードブック)に属す。コードブックのそれぞれの一次プリコーディング・ベクトルに対して、固定数の二次プリコーディング・ベクトルがコードブックのプリコーディング・ベクトルの残りから選択される必要がある。一組の固定のコンパニオンに含まれるべきプリコーディング・ベクトルの選択のための一般的な設計原則は、ユーザ・ペアリングのために理想的な重みの組み合わせを予想することである。これは、例えば以下の基準に基づくことができる。プリコーディング・ベクトルの角度特性(例えば、アンテナ・パターンの計算上最大の発射角)と、例えばプリコーディング/重みベクトルの直交性などを示す計測距離。例えば、重みベクトルの擬似直交性は、プリコーディング・ベクトルのスカラー積(または他の適切な計測距離)をチェックし、スカラー積がゼロに近くなるような一次プリコーディング・ベクトルと二次プリコーディング・ベクトルの組み合わせを選択することによって決定することができる。上記に替えて、または上記に加えて、二次プリコーディング・ベクトルの選択は、シミュレーションまたは測定から得られたSINR統計、例えばアンテナ構成、コードブック、および伝搬シナリオに適合するように調整されたチャネル品質統計に基づくことができる。
別の一変形例では、ユーザ機器に対する既定の電力分割が実行され、伝送前にチャネル品質劣化に対する既定の電力分割の貢献がチャネル品質劣化情報から除去され、したがって、フィードバックに使用されるビット数が限定されているので、セル内干渉に起因するチャネル品質劣化情報のダイナミック・レンジが広がることになる。
さらに別の一変形例では、方法は、チャネル品質劣化情報を、組み合わせ受信後にチャネル品質から、二次プリコーディング・ベクトルを使用した伝送によるセル内干渉を考慮して決定するステップをさらに含む。上述のように、チャネル品質劣化情報は、単一ユーザ伝送のSINRとマルチ・ユーザ伝送のSINRとの間の差で表すことができる。これで、この差異は直接的に報告するか、または、例えばLTEの場合などは、報告を実行する前に(適応変調およびコーディングを使用して)所望のトランスポート・フォーマット・インデックスの変化にマッピングすることができる。例えば、一組のデータ・シンボル(例えば、直交周波数分割多重化(OFDM)資源要素)に関してコンバイナの出力でSINRを推定した後、マッピング機能を使用して別々の代替のトランスポート・フォーマットに関して推定されたブロック・エラーレート(BLER)が得られる。次いで、チャネル品質情報は、ある一定のBLERを超えないトランスポート・フォーマットまたはある一定のBLERに最も接近したトランスポート・フォーマットに対応させることができる。OFDMのためのマッピング機能は、いわゆる相互情報有効SINRマッピングに基づくことができる。
別の一変形例では、情報を提供するステップは、セルの基地局内のプリコーディング・ベクトル情報、チャネル品質情報、およびチャネル品質劣化情報を受信するステップと、チャネル品質劣化情報の受信の順序に基づいて、チャネル品質劣化情報を、選択された、順序付けられた一組のうちの対応する二次プリコーディング・ベクトルに相関させるステップとを含む。この方法では、フィードバックに要求されるビット数がかなり低減されうる。
本変形例の一つの改善では、方法は、一次プリコーディング・ベクトルを使用して第1のユーザ機器にサービスを提供するステップと、複数の二次プリコーディング・ベクトルのうちの1つを使用して同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器にサービスを提供するステップとをさらに含む。マルチ・ユーザ伝送に使用される二次プリコーディング・ベクトルの選択は、チャネル品質劣化情報の対応する値と、可能ならばさらなるスケジューリング制約とに基づくことになる。
さらなる一変形例では、方法は、それぞれの一次プリコーディング・ベクトルに関連付けられた、順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルに関する情報を基地局からセルのユーザ機器にシグナリングするステップをさらに含む。二次プリコーディング・ベクトル(固定のコンパニオン)は、基地局と、1つまたは複数のユーザ機器の両方に静的な方法により記憶しても、動的に帰属させてもよい。すなわち、固定のコンパニオンを、基地局から1つまたは複数のユーザ機器に対してフォワード・リンク上でシグナリングしてもよい。固定のコンパニオンの選択は、コードブック・プロパティ、アンテナ構成、および伝搬環境に基づいて最適化することができる。通常、固定のコンパニオンは、潜在的に最も理想的な1つまたは複数のペアリングの組み合わせをもたらす重みである。
さらなる特徴および利点は、有意の詳細を示す図面を参照しながら以下の例示の実施形態の説明に記述されており、特許請求の範囲によって規定される。個々の特徴はそれら自体によって個別に実施されうるか、またはそれら特徴の一部はいずれかの所望の組み合わせで実施することができる。
例示の実施形態は線図で示され、以下の記述で説明される。次のものが示される。
本発明によるSDMA対応セルの一実施形態の概略図を示す唯一の図である。
「プロセッサ」と表示されたいかなる機能ブロックをも含めて、図面に示した様々な要素の機能は、専用ハードウェア、ならびに適切なソフトウェアと共同してソフトウェアを実行することのできるハードウェアを使用することによって提供することができる。プロセッサによって提供される場合、これらの機能は、単一の専用プロセッサによって、または単一の共用プロセッサによって、または一部を共用することのできる複数の個別のプロセッサによって提供されてよい。さらに、用語「プロセッサ」または「制御装置」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアを排他的に示すものと解釈されるべきではなく、限定はしないが、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、利用者書き込み可能ゲート配列(FPGA)、ソフトウェアを記憶するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、および不揮発性記憶装置を暗示的に含みうる。従来型の、かつ/または注文によるこの他のハードウェアも含まれうる。同様に、図示されるいずれのスイッチも、単に概念的なものにすぎない。これらの機能は、プログラム論理の動作によって、または専用論理によって、またはプログラム制御および専用論理のインタラクションによって、または手動でさえ実行可能であり、特定の技法は、より具体的には前後関係から理解されるように、実施者によって選択可能である。
図1は無線通信システム1のセルCを示す。無線通信システム1のセルCは、本実施例では、LTE−advanced規格に準拠しており、基地局BSと、基地局BSがサービスを提供する2つのユーザ機器UE1、UE2とを含んでいる。基地局BS(eNodeB)は、近接した間隔で構成された4つのアンテナA1からA4によるアレイを含み、セルC内に配置されたユーザ機器UE1、UE2に対して空間分割多重アクセスを実行することをセルCに可能としている。すなわち、別々のプリコーディング・ベクトルwによるダウンリンク・プリコーディングを使用してユーザ機器UE1、UE2にサービスを提供している。本例では、各プリコーディング・ベクトルwは4つの項目を有しており、各項目は、4つのアンテナA1からA4のうちの1つに対する(通常は複素数値の)伝送重み係数を表している。
セルC内では、それぞれに別々のアンテナ・ウェイトを含んでいる既定数8つのプリコーディング・ベクトルwが定義されており、基地局BSとユーザ機器UE1、UE2の両方で表(コードブック)に記憶されている。いわゆるコードブック・インデックスが表の各プリコーディング・ベクトルwに割り当てられて、コードブックの対応するプリコーディング・ベクトルwを示す指標となっており、コードブックのプリコーディング・ベクトルは、例えば結果的に生じたアンテナA1からA4のアンテナ・パターンの角度に従うなどして順序付けられている。
例えば第1のユーザ機器UE1などへのダウンリンク伝送のために適切な伝送フォーマット(変調およびコーディング・スキーム)を選択するために、第1のユーザ機器UE1は、単一ユーザMIMOチャネル行列Hを(例えば、アンテナA1からA4に直交するセル特有の参照符号から)推定する。次いで、第1のユーザ機器UE1へのダウンリンク伝送のための最適なプリコーディング・ベクトルwPMI(一次プリコーディング・ベクトル)が、チャネル推定に基づいてコードブックの8つのプリコーディング・ベクトルwから選択される。一次プリコーディング・ベクトルwPMIは、通常は、特定のスケジューリング基準に従った伝送スループットや第1のユーザ機器UE1での最大受信電力など、ある一定の最適性測定基準を最適化する。一旦、一次プリコーディング・ベクトルwPMIが決定されると、一次プリコーディング・ベクトルwPMIを使用して特定の時間および周波数資源(ブロック)上で第1のユーザ機器UE1をスケジューリングする場合にチャネル品質を示すチャネル品質インジケーターCQIと共に、コードブック内の一次プリコーディング・ベクトルwPMIを示す指標となる3ビットのプリコーディング・ベクトル・インデックス(PMI)が第1のユーザ機器UE1から基地局BSにフィードバックされる。次いで、このチャネル品質インジケーターCQIは、特定の資源上で第1のユーザ機器UE1へのダウンリンク伝送に適切なトランスポート・フォーマット(変調およびコーディング・スキーム)を選択するために基地局BSで使用することができる。
上述の方法では、第1のユーザ機器UE1へのダウンリンク・プリコーディングによる単一ユーザMIMOを提供することができる。しかしながら、マルチ・ユーザMIMO、すなわち、2つ以上のユーザ機器UE1、UE2が同じ(時間および周波数)資源上で同時にスケジューリングされる場合には、このアプローチを修正する必要がある。マルチ・ユーザMIMOの場合、マルチ・ユーザ伝送に最適のプリコーディング・ベクトルのそれらの組み合わせの選択が行われる必要がある。すなわち、それぞれの一次プリコーディング・ベクトルwPMIに対して、ペアリングする複数の二次プリコーディング・ベクトルwFCIを決定する必要がある。
それぞれの一次プリコーディング・ベクトルwPMIに関連付けられるべき二次プリコーディング・ベクトルwFCIは、ペアリングのために理想的な重みの組み合わせを予想する一般的な設計原則に基づいて選択することができる。この一般的な設計原則は次の基準に基づくことができる。
− 重みベクトルの角度特性(例えば、アンテナ・パターンの計算上最大の発射角);
− 重みベクトルの直交性;
− 重みベクトルの擬似直交性:計測距離(例えば、ベクトルのスカラー積)をチェックし、スカラー積がゼロに近くなるような組み合わせを選択する;
− シミュレーションまたは測定から得られて、アンテナ構成、コードブック、および伝搬シナリオに適合するように調整されたSINR統計。
ビーム成形によってセクタの角度をカバーするように設計されたコードブックと関連して、基地局の4つの間隔の近接した相関送信アンテナの例では、通常、(固定のコンパニオン・インデックスFCIによって示される)二次プリコーディング・ベクトルwFCIは、近隣にないビームの部分集合から取られる(MU−MIMOのための近隣にあるビームは高クロストークをもたらすことになり、したがって、ペアリングには理想的ではないので)。コードブックのプリコーディング・ベクトルwをそれぞれの一次プリコーディング・ベクトルwPMIとペアリングし、最低の平均チャネル品質劣化デルタ−CQIをもたらす二次プリコーディング・ベクトルwFCIを(最も理想的なペアリングの選択肢であるプリコーディング・ベクトルwだという理由で)選択する場合に、チャネル品質の劣化に関する統計を使用することも可能である。それぞれのコードブック・インデックスPMIに関連付けられる固定のコンパニオンFCIの数は、チャネルに関する理解と要求されるフィードバック率との間のトレードオフとして選択することができる。
一旦、二次プリコーディング・ベクトルwFCIが見つかると、(暗黙裡に)順序付けられた一組の固定のコンパニオン・インデックスFCIが、例えば次の方法で各コードブック・インデックスPMIに帰属する。
Figure 0005554875
各コードブック・インデックスPMIに関連付けられた順序付けられた一組の4つの固定のコンパニオン・インデックスFCIは、伝送リンクの両端、すなわち、基地局BSとユーザ機器UE1、UE2の両方で知られている。固定のコンパニオン・インデックスFCIによって示されたプリコーディング・ベクトルwは、順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルwFCIを形成する。
固定のコンパニオンは、基地局BSとユーザ機器UE1、UE2の両方に静的な方法により記憶しても、動的に帰属させてもよい。すなわち、各コードブック・インデックスPMIに帰属する固定のコンパニオンFCIを、基地局BSから第1および第2のユーザ機器UE1、UE2に対してフォワード・リンクFL1、FL2上でシグナリングしてもよい。
一旦、第1のユーザ機器UE1がコードブック・インデックスPMIによって一次プリコーディング・ベクトルwPMIを決定すると、チャネル品質情報CQIが一次プリコーディング・ベクトルwPMIに対して計算されるのと類似の方法で、チャネル品質劣化情報デルタ−CQI1からデルタ−CQI4が4つの二次プリコーディング・ベクトルwFCIのそれぞれに対して計算される。チャネル品質劣化情報の明示的計算の一例を、以下でさらに示すことにする。
二次プリコーディング・ベクトルwFCIのそれぞれに関して、チャネル品質劣化情報値デルタ−CQI1からデルタ−CQI4が基地局BSに対してリバース・リンクRL上でフィードバックされ、それぞれの値は一連の3ビットの形式などで表される。次いで、基地局BSで、チャネル品質劣化情報は、順序付けられた一組のうちの対応する固定のコンパニオン・インデックスFCIに帰属するので、対応する二次プリコーディング・ベクトルwFCIが特定できる。チャネル品質劣化情報デルタ−CQI1からデルタ−CQI4の受信の順序に基づいて、すなわち、第1、第2、・・・のチャネル品質劣化情報デルタ−CQI1、デルタ−CQI2、・・・を、順序付けられた一組の第1、第2、・・・の固定のコンパニオン・インデックスFCIに帰属させることにより、相関が行われる。
次いで、基地局BSは、それ自体の送信ユニット(TU)を使用して一次プリコーディング・ベクトルwPMIにより第1のユーザ機器UE1にサービスを提供することができ、また、二次プリコーディング・ベクトルwFCIのうちの1つを選択して、同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器UE2にサービスを提供することができる。伝送に使用される特定の二次プリコーディング・ベクトルwFCIは、対応する品質劣化値とさらなるスケジューリング制約とに応じて選択することができる。例えば、最小のチャネル品質劣化値デルタ−CQIを有する二次プリコーディング・ベクトルwFCIを選択することができる。
あるいは、要求されるフィードバック率をさらに低減するために、二次プリコーディング・ベクトルのそれぞれに関するチャネル劣化情報を提供する代わりに、すべての固定のコンパニオンFCIに対して平均化された単一の値である、単一のチャネル劣化情報値をフィードバックとして基地局に提供できることを理解されたい。固定のコンパニオンの少なくとも一部に対する平均化は、(上述のように)単一のコードブックを使用する代わりに、複合コードブック(2つ以上のコードブックとそれぞれのコードブックのインデックスから構成される)が使用される場合は特に有利である。この場合、第2のコードブックのすべての可能な項目に対する平均値を形成する一方で、第1のコードブックに関連付けられた(個別の)デルタ−CQIのシグナリングを実行すること(またはこの逆)が可能である。あるいは、平均化は、Nを1からコードブックの項目数に及びうる整数とした場合の最良のNなどの部分集合に対して実行することができる。
以下に、ユーザ機器UE1、UE2におけるチャネル品質劣化情報デルタ−CQIの決定についての詳細な一例を示す。上記で指摘したように、ユーザ機器UE1、UE2は、MIMOチャネル行列Hを(例えば、アンテナに直交するセル特有の参照符号から)推定し、第1のユーザ機器UE1に対する伝送に使用される一次プリコーディング・ベクトルwPMIのコードブック・インデックスPMIを決定する。
その結果生じる単一ストリーム伝送の場合の線形SINRは、次の方法で計算することができる。
Figure 0005554875
式中、PTxは送信電力を示し、wRx,rank1 は送信PMI重みの受信用コンバイナ(例えば、最大比コンバイナ(MRC:maximum ratio combiner))を示し、HはMIMOチャネル行列を示し、wPMIは一次プリコーディング・ベクトル、Iはセル間干渉電力、Nは雑音電力を示す。セル間干渉電力Iと雑音電力Nは受信用コンバイナの出力で測定される。MとKをそれぞれ受信アンテナ数、送信アンテナ数とすると、Hの次元はM×Kであり、wPMIはK×1ベクトル、wRx,rank1 は1×Mベクトルである。
二次プリコーディング・ベクトルwFCIの(対応する表の項目を読み出すことによって得られる)周知の重みそれぞれについて、受信用コンバイナの出力におけるSINR(例えば、最小平均二乗誤差コンバイナMMSE)は、固定のコンパニオン重みから、セル内干渉の結果的に生じる部分を考慮して計算される。固定のコンパニオン・インデックスFCIによるペアリング・パートナーを有する場合の結果的に生じるセル内干渉Iint,raは以下の通りである(送信電力が2人のユーザ間で均等に分割された場合)。
intra = 0.5・PTx|wRx,MU HwFCI
上記で指摘したように、固定のコンパニオン・インデックスFCIの二次プリコーディング・ベクトルwFCIは、記憶された表から周知である。受信重みwRx,MU はwRx,rank1 と等しく設定しても(例えば、MRCレシーバの場合)、マルチ・ユーザ干渉を抑えるために、例えばMMSEレシーバなどを使用して設計してもよい。
次いで、その結果もたらされる、固定のコンパニオン・インデックスFCIによる線形SINRは次のように与えられる。
Figure 0005554875
別の電力ローディングは、係数0.5を別の値で置き換えることによって容易に達成されうることが理解されよう。
これで、チャネル品質劣化値デルタ−CQIは、次のようにランク1と対の伝送との間のSINR差に基づくことができる。
Δγ = 10log10(γRank1)− 10log10(γpairing
これで、この差異はフィードバック情報として直接的に報告するか、または、例えばLTEの場合などは、適応変調およびコーディングを使用して所望のトランスポート・フォーマット・インデックスの変化にマッピングすることができる。
2つのマルチ・ユーザ・ストリームがあり、等価の電力分割がある場合、SINR差Δγは少なくとも3dBであることは明らかである。したがって、リバース・リンクRLを介して提供される報告値からこの値を差し引くことによって(かつ、基地局BSでそれを考慮することによって)、チャネル品質劣化情報デルタ−CQIの量子化に使用される限定数、例えば3ビットなどでダイナミック・レンジを広げることができる。例えばトランスポート・フォーマットがSINRの1dBステップ・サイズに適合するように調整される場合、リンク・アダプテーションのために3つのトランスポート・フォーマットを暗黙裡に減じる。これで、この結果生じるチャネル品質劣化値デルタ−CQIは、セル内干渉を正確に考慮するために差し引かれるべきトランスポート・フォーマットの追加数、例えば0〜7を8ビットと一様量子化によって示す。当然ながら、非一様量子化を使用することも可能である。本例では、チャネル品質劣化値デルタ−CQIは、セル内干渉と送信電力の分割とによってもたらされる、ペアリングに起因する損失を示すので、負である。
要約すれば、通常のLTEシステムで提供されるCQI情報フィードバックは、単一ユーザMIMOに関する情報を提供するだけである。上述の方法では、マルチ・ユーザMIMOに関する情報が提供される。この情報は、MU−MIMOセル内干渉、ユーザの選択およびスケジューリング(例えば、加重和レート・スケジューリング)、およびリンク・アダプテーション(変調およびコーディングの適切な選択)に関する理解をサポートするために使用することができる。上記のすべての態様は非常に低いフィードバック率を伴うので、マルチ・ユーザMIMOのスループット、したがって、周波数利用効率は、上記の提案を使用して高められうる。
さらに、上記の説明ではフィードバックが2つのユーザ機器(すなわち、MU−MIMO伝送の2つのストリーム)をペアリングするように設計されているが、上記のアプローチは3人以上のユーザに同時に送信するために使用することもできることが当業者には理解されよう。その場合、スケジューリングとリンク・アダプテーションのために、3つ以上のMU−MIMOストリームに関するデルタ−CQI情報を、例えばペアリングのための既存の入手可能なデルタ−CQI情報に基づくなどの適切な方法で推定することができる。
当業者には、本明細書におけるいずれのブロック図も、本発明の原理を実施する例示的回線の概念図を表すことを理解されたい。同様に、いずれのフローチャート、流れ図、状態遷移図、疑似コードなども、コンピュータ可読媒体において事実上表すことができ、したがって、コンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているといないとに関わらず、コンピュータまたはプロセッサによって実行することのできる様々なプロセスを表すことが理解されよう。
また、記述および図面は、単に本発明の原理を説明するにすぎない。したがって、本明細書に明示的には記載も図示もされていないが、本発明の原理を実施し本発明の範囲に含まれる様々な構成を当業者が考案できるようになるであろうことが理解されよう。さらに、本明細書で詳述したすべての実施例は、主として本発明の原理と当技術分野を発展させるために本発明者(1人または複数人)によって提供された概念とを読者が理解するのを助けるための教示のみを目的とすることが明示的に企図されており、そのような具体的に詳述された例および条件に限定されないものと解釈されるべきである。また、本発明の原理、態様、および実施形態、ならびに本発明の特定の実施例を詳述した本明細書のすべての記述は、それらの等価物を包含することが企図される。

Claims (15)

  1. 無線通信システム(1)のSDMA対応セル(C)のための基地局(BS)であって、該基地局(BS)は、
    順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトル(w)のうちの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を示すプリコーディング・ベクトル情報(PMI)を受信し、
    第1のユーザ機器(UE1)をスケジューリングするために前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を使用する場合に、チャネル品質を示すチャネル品質情報(CQI)を受信し、
    二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)を使用して前記第1のユーザ機器(UE1)と同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器(UE2)をスケジューリングする場合に、チャネル品質の劣化を示す順序付けられた一組のチャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を受信する
    ように構成され、
    前記二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)は、既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのうちの1つであり、且つ、前記既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルは、前記プリコーディング・ベクトル情報(PMI)が受信されたときの前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に関連付けられており、
    前記基地局(BS)は更に、
    前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)の受信の順序に基づいて、前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)の各々を、前記関連付けられ順序付けられた一組のうちの対応する二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)のそれぞれに相関させるようにさらに構成される、基地局(BS)。
  2. 前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を使用して、前記第1のユーザ機器(UE1)にサービスを提供するように構成された送信ユニット(TU)であって、複数の二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)のうちの1つを使用して同じ時間および周波数資源上で前記第2のユーザ機器(UE2)にサービスを提供するようにさらに構成された送信ユニット(TU)をさらに含む請求項1に記載の基地局。
  3. それぞれの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に関連付けられた順序付けられた数組の二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)に関する情報を前記セル(C)の前記ユーザ機器(UE1、UE2)にシグナリングするようにさらに構成された請求項1または2に記載の基地局。
  4. 無線通信システム(1)のSDMA対応セル(C)のためのユーザ機器(UE1、UE2)であって、該ユーザ機器(UE1、UE2)は、
    順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトル(w)のうちの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を示すためのプリコーディング・ベクトル情報(PMI)を生成し、
    第1のユーザ機器(UE1)をスケジューリングするために前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を使用する場合に、チャネル品質を示すチャネル品質情報(CQI)を生成し、
    二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)を使用して前記第1のユーザ機器(UE1)と同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器(UE2)をスケジューリングする場合に、チャネル品質の劣化を示す順序付けられた一組のチャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を、前記プリコーディング・ベクトル情報(PMI)が生成されたときの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に関連付けられている既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルから生成する
    ように構成された、ユーザ機器。
  5. 前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を、組み合わせ受信後にチャネル品質から、前記二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)を使用した伝送によるセル内干渉を考慮して決定するようにさらに構成された請求項4に記載のユーザ機器。
  6. チャネル品質劣化に及ぼす、前記ユーザ機器(UE1、UE2)への既定の電力分割の影響が、前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)から除去される、請求項4または5に記載のユーザ機器。
  7. 無線通信システム(1)のSDMA対応セル(C)であって、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局(BS)および請求項4乃至6のいずれか1項に記載のユーザ機器(UE1、UE2)の少なくとも1つを含むセル。
  8. 請求項7に記載のSDMA対応セル(C)を少なくとも1つ含む無線通信システム(1)。
  9. 無線通信システム(1)のSDMA対応セル(C)の同じ資源上で少なくとも2つのユーザ機器(UE1、UE2)をスケジューリングするための情報を提供するための方法において、
    順序付けられた一組のプリコーディング・ベクトル(w)のうちの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を示すプリコーディング・ベクトル情報(PMI)を提供するステップと、
    第1のユーザ機器(UE1)をスケジューリングするために前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を使用する場合に、チャネル品質を示すチャネル品質情報(CQI)を提供するステップと、
    前記プリコーディング・ベクトル情報(PMI)が生成されたときの前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に関連付けられている既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルのうちの1つの二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)を使用して前記第1のユーザ機器(UE1)と同じ時間および周波数資源上で第2のユーザ機器(UE2)をスケジューリングする場合に、チャネル品質の劣化を示す順序付けられた一組のチャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を提供するステップと、
    を含む、方法。
  10. 前記既定の順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトルに対するプリコーディング・ベクトル(w)の帰属が、前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に対する前記プリコーディング・ベクトル(w)の関係、具体的には前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に対する計測距離と、前記セル(C)内のチャネル品質統計の少なくとも1つに基づいて実行される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ユーザ機器(UE1、UE2)に対する既定の電力分割が実行され、前記チャネル品質劣化に対する既定の電力分割の貢献が、前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)から除去される、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を、組み合わせ受信後にチャネル品質から、前記二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)を使用した伝送によるセル内干渉を考慮して決定するステップをさらに含む請求項9乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 情報を提供するステップは、前記セル(C)の基地局(BS)内の前記プリコーディング・ベクトル情報(PMI)、前記チャネル品質情報(CQI)、および前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を受信するステップと、前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)の受信の順序に基づいて、前記チャネル品質劣化情報(デルタ−CQI1からデルタ−CQI4)を、選択され順序付けられた一組のうちの対応する二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)に相関させるステップとを含む、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)を使用して前記第1のユーザ機器(UE1)にサービスを提供するステップと、複数の二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)のうちの1つを使用して同じ時間および周波数資源上で前記第2のユーザ機器(UE2)にサービスを提供するステップとをさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. それぞれの一次プリコーディング・ベクトル(wPMI)に関連付けられた前記順序付けられた一組の二次プリコーディング・ベクトル(wFCI)に関する情報を、前記基地局(BS)から前記セル(C)の前記ユーザ機器(UE1、UE2)にシグナリングするステップをさらに含む請求項13または14に記載の方法。
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