JP6595694B2 - 下りプリコーディング方法および基地局 - Google Patents

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Description

本願は、2015年7月14日に中国特許庁に提出された、出願番号が201510412104.8であり、発明の名称が「下りプリコーディング方法および基地局」である中国特許出願に基づき優先権を主張し、その全ての内容は参照することにより本願に組み込まれる。
本発明は、移動通信技術に関し、特に下りプリコーディング方法および基地局に関する。
無線通信システムでは、基地局が下り伝送のためにスケジューリングを行う際に、ユーザ機器(UE)が、受信信号の信号対干渉雑音比(SINR)を推算し、チャネル品質指示(CQI)を決定し、上りリソースによってCQIを基地局にフィードバックする必要がある。基地局は、受信したCQIに基づいて、下り伝送に使用する無線リソース、変調符号化方式などのスケジューリング情報を決定する。
本発明の実施例は、上記に鑑みてなされたものであって、下りプリコーディング方法および基地局を提供しており、下りスケジューリングの正確さの向上を目的とする。これに応じて、システムスループットおよびユーザスループットも、ある程度で向上することができる。
具体的には、本発明の実施例は、下記のように実現される。
下りプリコーディング方法であって、
各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定し、
前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択し、
前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する、ことを含む。
基地局であって、
各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定する設定モジュールと、
前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択するスケジューリングモジュールと、
前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングするプリコーディングモジュールと、
プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する送信モジュールと、を含む。
基地局であって、
メモリと、
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行される1つまたは複数の指令ユニットと、を含み、
前記指令ユニットは、
各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定する設定モジュールと、
前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択するスケジューリングモジュールと、
前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングするプリコーディングモジュールと、
プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する送信モジュールと、を含む。
本発明の実施例では、各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定し、第1のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択し、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号とスケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータをスケジューリングユーザへ送信することにより、UEがPMIをフィードバックしないことが可能になり、フィードバックオーバヘッドを低減させる。また、基地局は、チャネル推定信号送信時および下りデータ送信時に、同一のプリコーディング行列を使用するため、UEがCQI推定時および下りデータ受信時に受ける隣接セルからのICIが一致であることを保証することができ、CQI推定の正確さが効果的に改善される。これにより、基地局は、該CQIに基づいて、もっと正確な変調符号化方式と、スケジューリングを必要とするリソースブロックの数とを決定することができるので、システムスループットおよびユーザスループットを向上させる。
本発明の一実施例における下りプリコーディング方法のフローの模式図である。 本発明の他の実施例における下りプリコーディング方法のフローの模式図である。 本発明の一実施例における基地局の構成の模式図である。 本発明の他の実施例における基地局の構成の模式図である。 本発明の一実施例の実施環境の模式図である。 本発明の一実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合とのSINR推定偏差の比較の模式図である。 本発明の一実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合とのユーザスループットの比較の模式図である。 本発明の他の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合との性能の比較の模式図である。 本発明の他の実施例における基地局の構成の模式図である。
本発明の目的、解決手段、およびメリットをさらに明確にするために、以下、図面を参照しながら、実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。
UEは、CQIを決定する際に、実際の下りデータ伝送時の他セルからのセル間干渉(ICI)を正確に知ることができない。このため、フィードバックされたCQIに基づいて基地局が行った下りスケジューリングは、正確さが高くない。例えば、UEからフィードバックされたCQIに基づいて推定された変調符号化方式は、実際の下りデータ伝送時のUEの採用可能な理想的な変調符号化方式との偏差が大きい。これにより、セルのスループットおよびユーザの周波数利用率が低下する。
図1は、本発明の一実施例における下りプリコーディング方法のフローの模式図である。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ101で、各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定する。
本ステップにおいて、割当対象リソースは、1つの時間−周波数リソース単位、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システムにおけるリソースブロック(RB)またはサブバンド(subband)であってもよい。プリコーディング行列の情報は、予め設定されたコードブック内のプリコーディング行列のインデックスをPMIとしてもよい。ここで、各割当対象リソース毎において、シングルの候補ユーザに対してPMIを指定してもよい。例えば、第1のセルの基地局とユーザとの間で、シングルユーザ−マルチアンテナ(SU−MIMO)伝送を行う。或いは、各割当対象リソース毎において、複数の候補ユーザ(即ち、ユーザグループ)に対して複数のPMIを逐一指定してもよい。例えば、第1のセルの基地局と複数の候補ユーザとの間で、マルチユーザ−マルチアンテナ(MU−MIMO)伝送または非直交多元接続(NOMA)伝送を行う。
本発明の一実施例では、第1のプリコーディングモードは、PMIマッピング表を作成することによって表すことができる。表1は、各サブバンドにおいて1つまたは複数の候補ユーザに対してPMIを指定したPMIマッピング表を示している。表1に示すように、サブバンドインデックスは、1から8であり、候補ユーザ(グループ)は、ユーザ対のUE1およびUE2と、シングルユーザのUE1と、シングルユーザのUE2との3つを含む。プリコーディング行列の情報には、PMI1およびPMI2の2つのPMIが含まれ、第1のセルの基地局において予め設定されたコードブック内の2つのPMIの順番が指定される。
表1に示す第1のプリコーディングモードでは、サブバンド1において、UE1がPMI1を使用し、UE2がPMI2を使用するように予め設定し、或いは、UE2がPMI2を使用するように予め設定し、サブバンド2において、UE1およびUE2が共にPMI2を使用するように予め設定し、或いは、UE1がPMI2を使用するように予め設定し、或いは、UE2がPMI2を使用するように予め設定し、…以下同様。
ステップ102で、第1のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択する。
第1のプリコーディングモードは、各割当対象リソース毎における全ての可能なユーザまたはユーザグループを指定するものである。ある最適化基準に従ってスケジューリングユーザを決定してもよい。これと同時に、第1のプリコーディングモードによって、該スケジューリングユーザが使用するプリコーディング行列も決定される。
具体的な応用では、該最適化基準は、スケジューリングを完成させるために、ポーリング、最大キャリア対干渉比(C/I)、プロポーショナルフェアネス(PF)などのアルゴリズムを含んでもよい。
ステップ103で、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号とスケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータをスケジューリングユーザへ送信する。
本ステップにおいて、第1のセルの基地局は、プリコーディングされたチャネル推定信号をスケジューリングユーザへ送信し、スケジューリングユーザが受信したチャネル推定信号に基づいてフィードバックしたCQIを受信した後に、プリコーディングされた下りデータをスケジューリングユーザへ送信する。例えば、線形プリコーディングアルゴリズムを使用する場合、線形プリコーディングを経ると、MIMO信号モデルは、下記のように表すことができる。
本発明の一実施例では、基地局が、プリコーディングされた基準信号を第1の時刻にスケジューリングユーザへ送信した後に、UEが、受信した基準信号に基づいて、各リソースブロックにおけるSINRを算出し、CQIを基地局へフィードバックし、基地局が、UEからフィードバックされたCQIを受信した後に、下りデータ伝送を行い、即ち、プリコーディングされた下りデータを第2の時刻にスケジューリングユーザへ送信する。基地局は、UEからフィードバックされたCQIに基づいて、下りデータに使用する変調符号化方式を決定してもよい。また、UEからフィードバックされたCQIを、後続に第1のプリコーディングモードを更新する根拠としてもよい。
本発明の他の実施例では、基地局が、プリコーディングされた基準信号を第1の時刻にスケジューリングユーザへ送信した後に、UEが、受信した基準信号に基づいて、CQIをフィードバックすることに加えて、PMIおよび/またはRIを選択的にフィードバックしてもよい。例えば、コードブックに基づくプリコーディングの場合、ある最適化基準に従って、コードブックから、現在のチャネル条件に最もマッチングするPMIおよびRIを選択し、PMIおよび/またはRIを基地局へフィードバックするようにしてもよい。基地局は、UEからフィードバックされた情報(即ち、CQI、PMI/RI)を受信した後に、第1のプリコーディングモードにおける該スケジューリングユーザに対応するプリコーディング行列を使用して、下りデータをプリコーディングして第2の時刻に送信する。基地局は、UEからフィードバックされたCQIに基づいて、下りデータに使用する変調符号化方式を決定してもよい。また、UEからフィードバックされたPMI/RIに基づいて、後続に第1のプリコーディングモードを更新してもよい。
本発明の実施例では、各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定し、第1のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択し、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号とスケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータをスケジューリングユーザへ送信することにより、UEがPMIをフィードバックしないことが可能になり、フィードバックオーバヘッドを低減させる。また、基地局は、チャネル推定信号送信時および下りデータ送信時に、同一のプリコーディング行列を使用するため、UEがCQI推定時および下りデータ受信時に受ける隣接セルからのICIが一致であることを保証することができ、CQI推定の正確さが効果的に改善される。これにより、基地局は、該CQIに基づいて、もっと正確な変調符号化方式と、スケジューリングを必要とするリソースブロックの数を決定することができるので、システムスループットおよびユーザスループットを向上させる。
図2は、本発明の他の実施例における下りプリコーディング方法のフローの模式図である。この方法は、以下のステップを含む。
ステップ201で、各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定する。
本発明の一実施例では、第1のセルはサービングセルであり、第1のプリコーディングモードを、該第1のセルに対して予め設定することは、各割当対象リソース毎における各候補ユーザ毎の統計的チャネル特性を決定し、統計的チャネル特性に基づいて、各候補ユーザ毎にプリコーディング行列を指定し、プリコーディング行列の情報を第1のプリコーディングモードに記録する、ことを含む。ここで、統計的チャネル特性は、所定の時間帯におけるUEと第1のセルの基地局との間の瞬間CSIの平均値であってもよい。
具体的には、LTEシステムでは、基地局は、各候補ユーザ毎に、以前のタイムスロットでフィードバックされたチャネル状態情報の平均を取って統計的チャネル特性を得、次に、予め設定されたコードブックから、各候補ユーザ毎の統計的チャネル特性に基づいて、マッチングするPMIを1つ選択するようにしてもよい。マッチングの基準は、チャネル容量最大化基準であってもよい。また、基地局は、所定の時間帯を周期として、統計的チャネル特性を改めて算出してから、第1のプリコーディングモードを更新するようにしてもよい。
ステップ202で、隣接セルから送信された、各割当対象リソース毎において隣接セルが使用するプリコーディング行列の情報が記録された第2のプリコーディングモードを受信する。
本発明の一実施例では、複数のセルが協調伝送に参加し、セルの基地局同士が、共通の周波数リソースにおいて予め設定されたプリコーディングモードおよび使用するコードブックを共有する。第1のセルの基地局は、隣接セルの基地局から送信された第2のプリコーディングモードを受信すると、その中から、各リソース毎において使用するPMIを知ることができる。基地局間の情報やり取りは、有線伝送によって実現してもよい。
本発明の一実施例では、第2のプリコーディングモードは、表1に示すPMIマッピング表を採用してもよい。即ち、各割当対象リソース毎において隣接セルの候補ユーザ(グループ)が使用するPMIの情報を指定する。同様に、第1のセルの基地局は、第1のプリコーディングモードを他の隣接セルの基地局に送信するので、隣接セルの基地局は、第1のプリコーディングモードを受信すると、サブバンド1、3、5、および7においてPMI1およびPMI2を使用し、サブバンド2および4においてPMI2を使用し、サブバンド6および8においてPMI1を使用することを知る。
本発明の他の実施例では、第2のプリコーディングモードは、簡略化されたPMIマッピング表を採用してもよい。即ち、各割当対象リソース毎において使用するPMIの情報のみを指定する。表1に対応して、簡略化されたPMIマッピング表は、表2に示す通りである。ここで、各サブバンド毎に、使用するPMIインデックスが示されている。
また、セル協調に参加する複数の基地局は、プリコーディングモードを更新した後に、更新されたプリコーディングモードを、セル協調に参加する他の基地局に送信して、後続のスケジューリングに使用させる。
ステップ203で、第1のプリコーディングモードおよび第2のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択する。
本ステップにおいて、各割当対象リソース毎に、第1のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおける候補ユーザと、各候補ユーザ毎に指定された第1のプリコーディング行列とを決定し、第2のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおいて隣接セルが使用する第2のプリコーディング行列を決定し、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出し、スループットが最大となる候補ユーザを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する。
ここで、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおいて予め設定されたユーザのSINRを算出し、該SINRでスループットを表すようにしてもよい。具体的には、第1のプリコーディング行列に基づいて、各候補ユーザ毎の受信信号電力を算出し、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、第1のセルと隣接セルとのセル間干渉電力を算出し、受信信号電力およびセル間干渉電力に基づいて、信号対干渉雑音比を算出する。
例えば、線形プリコーディングを経ると、SINRは下記のように算出される。
本発明の一実施例では、第1のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して指定された候補ユーザを、複数のユーザグループに分け、各ユーザグループ毎に1つまたは複数のユーザを含むことができ、各ユーザグループ毎に、第1のプリコーディングモードに記録された該ユーザグループの各候補ユーザ毎の第1のプリコーディング行列を決定し、即ち、各ユーザグループ毎に1つまたは複数の第1のプリコーディング行列が対応することができ、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列を使用して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループの各候補ユーザのスループットを算出し、該ユーザグループ内の全ての候補ユーザのスループットを加算して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループのスループットとし、スループットが最大となるユーザグループを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する。
表1に示す第1のプリコーディングモードを参照すると、各サブバンドにおいて、候補ユーザが3つのユーザグループに分けられている。ユーザグループが1つのユーザを含み、1つの第1のプリコーディング行列に対応する場合、上記数式2に示すSINRの算出は、さらに下記のように表すことができる。
本発明の一実施例では、第2のプリコーディング行列が下記のように決定される。即ち、第2のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して予め設定された少なくとも1つのプリコーディング行列を検索し、少なくとも1つのプリコーディング行列を重み付け加算して、第2のプリコーディング行列を得る。例えば、表2に示す第2のプリコーディングモードを参照すると、サブバンド1において、PMI1で表されるプリコーディング行列ωと、PMI2で表されるプリコーディング行列ωとを使用するため、第2のプリコーディング行列w(t)k,i=βω+βωであり、ここで、βおよびβはそれぞれ2つの所定の重みを表し、かつβ+β=1である。ここで、βおよびβの具体的な値は、第1のセルの基地局で予め設定されたものであってもよく、本発明では具体的に限定しない。
表1に示す第1のプリコーディングモードを参照すると、ユーザグループが2つのユーザを含み、2つの第1のプリコーディング行列に対応する場合、数式3を参照して、ユーザグループ内の各ユーザjのSINRk、j(t)を算出してもよい。次に、第k個のサブバンドにおける総SINRは、ユーザグループ内の全ての候補ユーザのSINRの和であり、下記のように表される。
ステップ204で、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号をプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号を第1の時刻にスケジューリングユーザへ送信する。
該チャネル推定信号は、基準信号であってもよい。スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、基準信号をプリコーディングする。
ステップ205で、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、スケジューリングユーザの下りデータをプリコーディングし、プリコーディングされた下りデータを第2の時刻にスケジューリングユーザへ送信する。ここで、第2の時刻は、第1の時刻に遅れる。
例えば、LTEシステムでは、第1の時刻および第2の時刻は、下りサブフレームの順番で表され、それぞれn1およびn2である。時分割多重化(TDD)システムでは、n2=n1+4である。第1の時刻および第2の時刻の具体的な値について、本発明の実施例では、具体的に限定しない。
また、基地局が下りデータ伝送に使用するPMIは、UEから報告されたPMIと一致しない恐れがあることを考慮すると、UEがプリコーディングされた等価チャネルを知り、下りデータをコヒーレント復調することができるということを保証するために、基地局は、下り制御シグナリングにおいて、自局が使用するPMIの情報、例えば、PMIのインデックスを明確に指示し、或いは、基地局は、専用パイロットをUEへ送信することにより、使用するPMI、例えば、上記数式1のw(t)をUEに知らせ、或いは、基地局は、専用パイロットをUEへ送信することにより、等価なチャネル情報、即ち、プリコーディングされたチャネル状態情報、例えば、上記数式1のH(t)w(t)をUEに知らせるようにしてもよい。
上記の実施例では、隣接セルから送信された第2のプリコーディングモードを受信し、第1のプリコーディングモードおよび第2のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択することにより、複数の協調セル間のプリコーディングモードの共有が実現され、第1のセルの基地局が、基準信号送信時および下りデータ伝送時の2つの時刻に使用する第2のプリコーディング行列を知り、スケジューリング時のSINR推定の正確さをさらに向上させ、システムスループットおよびユーザスループットを向上させる。
図3は、本発明の一実施例における基地局300の構成の模式図である。基地局300は、
各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定する設定モジュール310と、
設定モジュール310で設定された第1のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択するスケジューリングモジュール320と、
スケジューリングモジュール320で選択されたスケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と、スケジューリングモジュール320で選択されたスケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングするプリコーディングモジュール330と、
プリコーディングモジュール330でプリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータをスケジューリングユーザへ送信する送信モジュール340と、を含む。
図4は、本発明の一実施例における基地局400の構成の模式図である。図3に示す基地局300に加えて、基地局400は、
隣接セルから送信された、各割当対象リソース毎において隣接セルが使用するプリコーディング行列の情報が記録された第2のプリコーディングモードを受信する受信モジュール350をさらに含む。
これに応じて、スケジューリングモジュール320は、
各割当対象リソース毎に、設定モジュール310で設定された第1のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおける候補ユーザと、各候補ユーザ毎に指定された第1のプリコーディング行列とを決定し、受信モジュール350で受信された第2のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおいて隣接セルが使用する第2のプリコーディング行列を決定する決定手段321と、
決定手段321で決定された第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出する算出手段322と、
算出手段322で算出されたスループットが最大となる候補ユーザを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定するスケジューリング手段323と、を含む。
本発明の一実施例では、決定手段321は、第1のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して指定された候補ユーザを、複数のユーザグループに分け、各ユーザグループ毎に、第1のプリコーディングモードに記録された該ユーザグループの各候補ユーザ毎の第1のプリコーディング行列を決定する。
算出手段322は、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列を使用して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループの各候補ユーザのスループットを算出し、該ユーザグループ内の全ての候補ユーザのスループットを加算して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループのスループットとする。
スケジューリング手段323は、スループットが最大となるユーザグループを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する。
本発明の一実施例では、決定手段321は、第2のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して予め設定された少なくとも1つのプリコーディング行列を検索し、少なくとも1つのプリコーディング行列を重み付け加算して、第2のプリコーディング行列を得る。
本発明の一実施例では、算出手段322は、第1のプリコーディング行列に基づいて、各候補ユーザ毎の受信信号電力を算出し、第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、第1のセルと隣接セルとのセル間干渉電力を算出し、受信信号電力およびセル間干渉電力に基づいて、信号対干渉雑音比(SINR)を算出する。
本発明の一実施例では、設定モジュール310は、各割当対象リソース毎における各候補ユーザ毎の統計的チャネル特性を決定し、統計的チャネル特性に基づいて、各候補ユーザ毎にプリコーディング行列を指定し、プリコーディング行列の情報を第1のプリコーディングモードに記録する。
本発明の一実施例では、送信モジュール340は、プリコーディングされたチャネル推定信号をスケジューリングユーザへ送信し、スケジューリングユーザが受信したチャネル推定信号に基づいてフィードバックしたチャネル品質指示(CQI)を受信した後に、プリコーディングされた下りデータをスケジューリングユーザへ送信する。
図5は、本発明の一実施例の実施環境の模式図である。ここで、基地局は、UE#1およびUE#2とそれぞれSU−MIMO伝送を行うための2本のアンテナを有する。UE#1とUE#2とのチャネル品質の差異が大きいため、基地局は、下りスケジューリング時にNOMA伝送を採用してもよい。即ち、UE#1およびUE#2の送信信号を重ね合わせることにより、両者のチャネル品質の差異を多重化利得に変換することができる。UEは、逐次干渉除去技術を採用してデマルチプレクスする。NOMA伝送では、2つのリンクにおけるSU−MIMO伝送に使用する電力が異なり、UE#1は、電力レベル1で限定された電力を使用し、UE#2は、電力レベル2で限定された電力を使用する。
LTE規格には、プリコーディングに関する伝送モード(TM)が複数種類含まれている。例えば、第3種の伝送モード(TM3)では、UEは、PMIを報告する必要がなく、CQIおよびチャネルのランク(RI)のみを報告する必要があり、プリコーディング行列の選択は、予め設定されたものであり、ブラインドプリコーディング方式と理解してもよい。この伝送モードでは、表1に示す第1のプリコーディングモードを使用して、各サブバンドにおける可能なユーザまたはユーザグループが使用するPMIを決定してもよい。
シミュレーションによって、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用しない場合との性能を比較する。表3A及び表3Bには、シミュレーションに使用するシステムレベルのパラメータが示されている。ここで、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用しない場合、従来のLTEシステムにおける、ユーザからフィードバックされたPMIに基づいて下りデータ伝送時のプリコーディング行列を決定するような、「フィードバックに基づく方法」と略称される方法を採用する

図6は、本発明の一実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合とのSINR推定偏差の比較の模式図である。ここで、SINR推定偏差とは、プリコーディングされたチャネル推定信号をスケジューリングユーザへ送信することにより推定されたSINRと、下りデータ伝送時の実際なSINRとの差である。SINR推定偏差の累積分布関数(CDF)曲線から分かるように、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を使用する場合、SINR推定偏差は、効果的に低減されている。
図7は、本発明の一実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合とのユーザスループットの比較の模式図である。ここで、ユーザスループットのCDF曲線から分かるように、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を使用する場合、ユーザスループットは、明らかに向上している。
図8は、本発明の他の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合と採用しない場合との性能の比較の模式図である。性能は、セル平均スループットおよびセル端ユーザスループットを含む。ここから分かるように、本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法を採用する場合、この2つのパラメータには、いずれも、約10%のスループット利得がある。
図9は、本発明の他の実施例における基地局の構成の模式図である。図9に示すように、この基地局は、1つまたは複数のプロセッサ901と、メモリ902と、メモリ902に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ901によって実行される1つまたは複数の指令ユニット903と、を含む。指令ユニット903は、設定モジュール310と、スケジューリングモジュール320と、プリコーディングモジュール330と、送信モジュール340と、受信モジュール350と、を含んでもよい。これらの仮想モジュールは、それぞれの機能を実現するための指令を含む。このように、プロセッサ901がメモリ902と通信し、指令を読み取って実行すると、基地局は、相応の機能を実現することができる。
本発明の実施例で提供された下りプリコーディング方法によれば、各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、第1のセルに対して予め設定することにより、UEがPMIをフィードバックしないことが可能になり、フィードバックオーバヘッドを低減させる。さらに、隣接セルから送信された第2のプリコーディングモードを受信し、第1のプリコーディングモードおよび第2のプリコーディングモードに基づいて、候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択することにより、基地局は、セル間協調伝送によって、隣接セルが使用するプリコーディング行列を知ることができるため、ユーザスケジューリング時のSINR算出がもっと正確になる。また、基地局は、スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号とスケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングすることにより、UEがCQI推定時および下りデータ受信時に受ける隣接セルからのICIは一致であり、CQI推定の正確さは効果的に改善される。これにより、基地局は、該CQIに基づいて、もっと正確な変調符号化方式と、スケジューリングを必要とするリソースブロックの数を決定することができるので、下りスケジューリングの正確さを向上させる。シミュレーション結果には、システムスループットおよびユーザスループットがある程度で向上していることが示されている。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
300、400 基地局
310 設定モジュール
320 スケジューリングモジュール
321 決定手段
322 算出手段
323 スケジューリング手段
330 プリコーディングモジュール
340 送信モジュール
350 受信モジュール
901 プロセッサ
902 メモリ
903 指令ユニット


Claims (15)

  1. 下りプリコーディング方法であって、
    各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定し、
    前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択し、
    前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングし、プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 隣接セルから送信された、各割当対象リソース毎において前記隣接セルが使用するプリコーディング行列の情報が記録された第2のプリコーディングモードを受信することをさらに含み、
    前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択することは、
    各割当対象リソース毎に、前記第1のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおける候補ユーザと、各候補ユーザ毎に指定された第1のプリコーディング行列とを決定し、
    前記第2のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおいて前記隣接セルが使用する第2のプリコーディング行列を決定し、
    前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出し、
    スループットが最大となる候補ユーザを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出し、スループットが最大となる候補ユーザを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定することは、
    前記第1のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して指定された候補ユーザを、複数のユーザグループに分け、
    各ユーザグループ毎に、前記第1のプリコーディングモードに記録された該ユーザグループの各候補ユーザ毎の第1のプリコーディング行列を決定し、
    前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列を使用して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループの各候補ユーザ毎のスループットを算出し、
    該ユーザグループにおける全ての候補ユーザのスループットを加算して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループのスループットとし、
    スループットが最大となるユーザグループを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおいて前記隣接セルが使用する第2のプリコーディング行列を決定することは、
    前記第2のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して予め設定された少なくとも1つのプリコーディング行列を検索し、複数のプリコーディング行列が検索された場合、前記複数のプリコーディング行列を重み付け加算して、前記第2のプリコーディング行列を得る、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1のプリコーディング行列および第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出することは、
    前記第1のプリコーディング行列に基づいて、各候補ユーザ毎の受信信号電力を算出し、
    前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列に基づいて、前記第1のセルと前記隣接セルとのセル間干渉電力を算出し、
    前記受信信号電力および前記セル間干渉電力に基づいて、信号対干渉雑音比を算出する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定することは、
    各割当対象リソース毎における各候補ユーザ毎の統計的チャネル特性を決定し、
    前記統計的チャネル特性に基づいて、各候補ユーザ毎にプリコーディング行列を指定し、
    前記プリコーディング行列の情報を前記第1のプリコーディングモードに記録する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信することは、
    プリコーディングされたチャネル推定信号を前記スケジューリングユーザへ送信し、
    前記スケジューリングユーザが受信したチャネル推定信号に基づいてフィードバックしたチャネル品質指示を受信した後に、プリコーディングされた下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 基地局であって、
    各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定する設定モジュールと、
    前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択するスケジューリングモジュールと、
    前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングするプリコーディングモジュールと、
    プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する送信モジュールと、
    を含むことを特徴とする基地局。
  9. 隣接セルから送信された、各割当対象リソース毎において前記隣接セルが使用するプリコーディング行列の情報が記録された第2のプリコーディングモードを受信する受信モジュールをさらに含み、
    前記スケジューリングモジュールは、
    各割当対象リソース毎に、前記第1のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおける候補ユーザと、各候補ユーザ毎に指定された第1のプリコーディング行列とを決定し、前記第2のプリコーディングモードに基づいて、該割当対象リソースにおいて前記隣接セルが使用する第2のプリコーディング行列を決定する決定手段と、
    前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列に基づいて、該割当対象リソースにおける各候補ユーザ毎のスループットを算出する算出手段と、
    スループットが最大となる候補ユーザを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定するスケジューリング手段と、を含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載の基地局。
  10. 前記決定手段は、前記第1のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して指定された候補ユーザを、複数のユーザグループに分け、各ユーザグループ毎に、前記第1のプリコーディングモードに記録された該ユーザグループの各候補ユーザ毎の第1のプリコーディング行列を決定し、
    前記算出手段は、前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列を使用して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループの各候補ユーザ毎のスループットを算出し、該ユーザグループ内の全ての候補ユーザのスループットを加算して、該割当対象リソースにおける該ユーザグループのスループットとし、
    前記スケジューリング手段は、スループットが最大となるユーザグループを、該割当対象リソースにおけるスケジューリングユーザとして決定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  11. 前記決定手段は、前記第2のプリコーディングモードにおける該割当対象リソースに対して予め設定された少なくとも1つのプリコーディング行列を検索し、複数のプリコーディング行列が検索された場合、前記複数のプリコーディング行列を重み付け加算して、前記第2のプリコーディング行列を得る、
    ことを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  12. 前記算出手段は、前記第1のプリコーディング行列に基づいて、各候補ユーザ毎の受信信号電力を算出し、前記第1のプリコーディング行列および前記第2のプリコーディング行列に基づいて、前記第1のセルと前記隣接セルとのセル間干渉電力を算出し、前記受信信号電力および前記セル間干渉電力に基づいて、信号対干渉雑音比を算出する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  13. 前記設定モジュールは、各割当対象リソース毎における各候補ユーザ毎の統計的チャネル特性を決定し、前記統計的チャネル特性に基づいて、各候補ユーザ毎にプリコーディング行列を指定し、前記プリコーディング行列の情報を前記第1のプリコーディングモードに記録する、
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  14. 前記送信モジュールは、プリコーディングされたチャネル推定信号を前記スケジューリングユーザへ送信し、前記スケジューリングユーザが受信したチャネル推定信号に基づいてフィードバックしたチャネル品質指示を受信した後に、プリコーディングされた下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する、
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  15. 基地局であって、
    メモリと、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行される1つまたは複数の指令ユニットと、を含み、
    前記指令ユニットは、
    各割当対象リソース毎において第1のセルの各候補ユーザ毎に指定されたプリコーディング行列の情報が記録された第1のプリコーディングモードを、前記第1のセルに対して予め設定する設定モジュールと、
    前記第1のプリコーディングモードに基づいて、前記候補ユーザの中から、各割当対象リソース毎にスケジューリングユーザを選択するスケジューリングモジュールと、
    前記スケジューリングユーザのプリコーディング行列を使用して、チャネル推定信号と前記スケジューリングユーザの下りデータとをプリコーディングするプリコーディングモジュールと、
    プリコーディングされたチャネル推定信号および下りデータを前記スケジューリングユーザへ送信する送信モジュールと、を含む、
    ことを特徴とする基地局。
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